2023年4月30日日曜日

国体準優勝、ガンバユースの大物CB西野貴治などのその後…

■2020/05/06 国体準優勝、ガンバユースの大物CB西野貴治などのその後…



■2020/05/06 国体準優勝、ガンバユースの大物CB西野貴治などのその後…

 昔、神奈川県と大阪府の国体を見たんですよね。私は神奈川県代表の熊谷アンドリューに夢中でしたが、大阪代表にも注目選手がいました。個人的には、正直その試合は全くよく見えなかった記憶。ただ、確かガンバユースで、プロ確定の大物CBみたいな感じで紹介されていた気がします。
 で、検索するとこれは西野貴治っぽいです。1993年生まれ、センターバック、187cm。私の記憶していたイメージと合致しています。
 大阪代表ではそれよりも、GKが良かった覚え。当時はプロ昇格と言っていたかどうかは覚えていないのですけど、いっしょに昇格していますし、たぶん田尻健がそうですね。やはり大阪府出身。同じくガンバユースで大阪府出身の稲森克尚を含めて、国体準優勝の経歴でプロに昇格しているようです。

  西野貴治は結構長くガンバに在籍していたものの、現在ではJ3のカマタマーレ讃岐へ。ガンバでは2年目のJ2時代になんとレギュラーというすごい感じでしたが、その後むしろ試合に出れなくなりました。こういう若いときの方がむしろ試合に出れるパターンは結構ありますね。
 一番イメージが良かった田尻健ですが、ガンバではほぼ出れず。やはりかなり長く在籍したものの、J3のガイナーレ鳥取に移籍しています。
 全く記憶になかった稲森克尚はセンターバックとMF両方こなせた選手の模様。3年目にJ3のガイナーレ鳥取に移籍し、2018年にはJ3のグルージャ盛岡に移籍。どちらのチームでも結構試合に出ていたものの、2018年中に引退したとのことでした。

2023年4月29日土曜日

ロナウドやメッシは欠場の方が強い 守備をしないせい?レアル・マドリーとバルセロナの勝率

■2017/02/07 メッシとCロナウドの影に隠れて、世界一になれないネイマール
■2017/03/06 メッシの分までネイマールが守備 Cロナウドも守備をしない
■2017/03/06  Cロナウド欠場の方が強いレアル・マドリー 守備をしないせいか?
■2018/10/24 やはり理由は同じ?バルセロナもメッシ不在の方が勝率が高い!
■2020/07/17 脱ロナウドで守備が強いチームに変化のレアル・マドリーが優勝




■2017/02/07 メッシとCロナウドの影に隠れて、世界一になれないネイマール

 ネイマールは間違いなく良い選手なのですが、生まれてきた時代が悪かったですね。
 バルセロナのチームメイトであるメッシやライバルクラブのレアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウドの同じ年齢だったときの成績と比べている記事がありました。
 元ネタは、2月5日付のスペイン紙『マルカ』の記事です。2月5日は、ネイマールの25歳の誕生日だったための記事ですね。そして、2月5日は、クリスティアーノ・ロナウドの誕生日でもあるようです。
 実は、単純にゴールなどの成績なら、大きく見劣りしているわけではありません。

25歳になったネイマール。同年齢時のメッシやCロナと比較すると? フットボールチャンネル | 2017年02月06日
 これまで所属したクラブであるサントスとバルサ、およびブラジル代表を合計して、ネイマールは通算468試合に出場し280ゴールを記録している。メッシが25歳の誕生日を迎えた時点では279ゴールでネイマールより1点少ないが、試合数も405試合と大幅に少ない。得点率ではネイマールを上回っていたことになる。一方、キャリア初期にはそれほど得点の多い選手ではなかったC・ロナウドは410試合に出場して162得点と、バルサの2人より100ゴール以上も少なかった。
しかし、差がついたのは、バロンドールです。まさしくこの2人に阻まれている形。最近はメッシとロナウドしかもらっていません。
 個人賞に関しては、メッシは22歳の年から4年連続でバロンドール(FIFAバロンドール)を受賞。C・ロナウドも23歳でFIFAバロンドールを初受賞したが、両者の厚い壁に阻まれるネイマールはまだ受賞を経験していない。
ゴールなどの成績、また所属クラブでの成績を考えると素晴らしいだけに、つくづく生まれてきた時代が悪かったと感じます。


■2017/03/06 メッシの分までネイマールが守備 Cロナウドも守備をしない

 ネイマールの苦悩を理解する上で、守備への貢献という見方があります。

レアルとバルサが採用、4-4-2という解決策。ロナウド・メッシの破壊力を最大化する守備陣形【西部の4-4-2戦術アナライズ】 フットボールチャンネル1月10日(火)11時58分 (文:西部謙司)

 レアル・マドリーは、1950年代から、攻撃のスターを集めることに精を出しすぎているようです。同じようなタイプまで入れてしまって、使い道に困るなどもありますが、何と言っても困るのが、守備に課題が出てくることです。
 ところが厄介なことに、守備に力を入れすぎてもダメなのだと、西部謙司は指摘します。例えば、カペッロ監督はレアルの監督を二度やり、二度ともリーグ優勝と結果を残しているのに、どちらも1シーズンで退任。守備的でレアルらしくないと批判されていたためかもしれません。
 実際は守備的というには当たらず、少し攻守のバランスを整えた程度なのだが、このクラブにおいて堅実は臆病という評価にしかならないそうです。


 この解決策を見つけたのが、アンチェロッティ監督だと言います。基本は4-3-3だが、相手と状況によっては4-4-2に変えます。当時、FWまたはMFとしてスイッチ役を担ったのがディ・マリアでした。
 このアンチェロッティが「絶対に放出するな」と、唯一注文をつけていたディ・マリアをクラブはあっさり手放してしまったものの、コーチとして一部始終を見てきたジダンが、このスタイルを継承します。4-3-3とともに4-4-2も採り入れ、さらに3-5-2も使い、レアルの守備を改善しました。

 で、この投稿のテーマとしてポイントとなるのが、伝統的にレアルの守備に問題があるのは、必ず守らない選手がいるからだ、という話。

 現在のチームで守らない選手というのは、当然、クリスティアーノ・ロナウドです。レアルが押し込まれる状況ではロナウドの左サイドは必ず穴になってしまうため、アンチェロッティはロナウドをトップに残す4-4-2を採り入れました。
 ジダン体制でのディ・マリアの役回りは、ルーカス・バスケスまたはベイルがこなしているとのこと。

 また、アンカーに守備力の高いカゼミーロを起用することで、4-3-3から4-4-2へのシフトも手の内に入れた。この場合はBBCのうち、ベイルが下がって4-4-2になる。さらにカゼミーロをDFに下げた3-5-2も使っている。
 カゼミーロはよく言われるように、ジダン監督が現役だったときのマケレレですね。

 一方のバルセロナ。表向きはMSN(メッシ、スアレス、ネイマール)の3トップだが、メッシとスアレスによる2トップになっているケースが多いと指摘されています。
 これはメッシを下げさせないためとのこと。通常ならメッシは相手の左SBをマークするはずだが、そうすると高いポジションをとる左SBをマークするためにかなりメッシのポジションを下げなくてはならなく、それはもったいないという話。
 そして、レアル・マドリーのルーカス・バスケスまたはベイルに相当するのが、小見出しにしたネイマール。ロナウドの上下動を抑えるために逆側のウイングの運動量が多くなっているように、ネイマールもかなりの上下動を要求されています。 他のチームなら守備を軽減されて前線に残るはずのネイマールだが、バルセロナではメッシが最優先なので、この仕事を引き受けるしかないのです。




■2017/03/06  Cロナウド欠場の方が強いレアル・マドリー 守備をしないせいか?

 ところで、クリスティアーノ・ロナウドですが、実際に「守備をしない」と公言されているわけではありません。
 スペインTV『ラ・ セクスタ』は、ラモス、C・ロナウド、MFルカ・モドリッチの“重鎮“3人が練習前に選手たちに向けて話をしたと報じていました。以下のような内容です。

"「全員で走って、全員で守らなければならない」という意志を確認し合ったマドリーの選手たちだが、「クリスティアーノだけは例外」だとラモスは述べ、その理由について「年間60ゴール」で貢献しているためだと話したとされてい"

 しかし、セルヒオ・ラモスは、これを以下のように否定。守備免除と明言されているわけではないのですね。
「それは全くの嘘だ。本当のことを言いたいと思う。クリスティアーノは走る必要がないなんて言っていない。ここでは全員が走っている」
レアル主将ラモス、Cロナへの"守備免除"発言を否定。「全員が走っている」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月05日


 ただ、実際問題、ロナウドの守備の運動量が少なめなのは事実でしょう。そして、すごくおもしろいと思うのが、ロナウドがいないときのレアル・マドリーの方が、戦績が良いという事実です。
エース不在の方が好調? レアル、Cロナを欠いたリーガの試合で"9連勝" フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月05日

 C・ロナウド不在で敗戦を喫した最後の試合は2014/15シーズン第2節のレアル・ソシエダ戦。それ以降は彼が欠場した9試合全てに勝利という、すごいことになっています。
 当然、過去4シーズンの合計成績でも、明らかに差があります。


・C・ロナウドの欠場した18試合で16勝2敗。勝率は88.9%、1試合あたりの平均勝ち点は2.67
・C・ロナウドの出場した121試合は87勝19分け15敗であり、勝率71.9%、平均勝ち点2.31

 記事では触れていなかったものの、これは守備への貢献の差が出たのではないか?と感じる話でした。


■2018/10/24 やはり理由は同じ?バルセロナもメッシ不在の方が勝率が高い!

 メッシについてもやはり不在の方がバルセロナの戦績が良いという話がありました。

・8年間で公式戦合計61試合を欠場。49勝6分け6敗で、勝率約80%。 
・バルサの通算成績は483試合で353勝79分け51敗であり、勝率は約73%。
(バルサ、メッシ負傷離脱も心配不要? 不在時の勝率は意外にも… フットボールチャンネル |  2018年10月22日より)
https://pex.jp/point_news/24c454b195a7c3188caec1603a302745

 ただ、こちらの記事では私が気づかなった「からくり」について言及。それは、「格下相手のカップ戦などでメッシが温存されるケースもある」ということ。
 そうでした、怪我での欠場しか考えていませんでしたけど、温存されるときがありますものね。ロナウドが移籍した今のレアル・マドリーもボロクソであり、やはり普通にスター選手がいた方が良い…というおもしろくないところに落ち着くのかもしれません。


■2020/07/17 脱ロナウドで守備が強いチームに変化のレアル・マドリーが優勝

 前回書いたように、単にクリスティアーノ・ロナウドを温存した格下相手だから勝率が高いだけ…というのが本当だった感じです。ただ、そのロナウドのいないレアル・マドリーが驚異の10連勝で復活優勝。その後レアル・マドリーはアザールという世界最高クラスの選手も獲得しているのですけど、クリスティアーノ・ロナウドがいなくなっても強いところを見せました。
 また、クリスティアーノ・ロナウド不在の方が強い説で、ポイントだった守備という面で言うと、大きく変化があったみたいですね。優勝が決まる前の時点で書かれた“脱C・ロナウド”から変貌の歴史…優勝王手のレアル・マドリード、決戦のビジャレアル戦前に知っておきたいこと | サッカーキング(2020/07/16)という記事では、1点差での接戦勝利が多かったレアル・マドリーについて、「今のレアルは本当によく働く選手たちばかり」「全員守備」と書いていました。アタッカーらもボールロスト時には即座にプレス、自陣ペナルティエリア内まで戻って守備といったところを見せるそうです。
 
 データ的には点を取りまくるロナウドが抜けたことが大きく、得点が大きく減少。2016-17シーズンは38試合を戦って106得点から、36試合を戦い終えて66得点となっています。一方で、やはり失点は激減。41失点から22失点とほぼ半減しました。
 得点力は見劣りするものの、“どこからでも点が取れること” は特徴であり、強み。同一シーズンでの記録としてはラ・リーガ歴代最多となる21人がゴール。DFによる得点数は16ゴールとリーガでは唯一の二ケタとなっています。
 <センターラインを形成するメンバーの顔触れはジダン一次政権からほとんど変わっていない。にも関わらず、攻撃のチームから守備のチームへ、そして全員で粘り強く戦う集団へと見事な変貌を遂げた>と記事ではまとめていました。


2023年4月28日金曜日

監督解任の理由は大量得点差勝利 相手への敬意に欠ける?

■2019/11/20 大量得点差は相手に失礼?勝利チーム監督を批判して解任
■2017/06/18 監督解任の理由は大量得点差勝利 相手への敬意に欠ける?



■2019/11/20 大量得点差は相手に失礼?勝利チーム監督を批判して解任

 以前もどこかで紹介したと思ったのですけど、得点差をつけすぎて勝って監督解任というのがまたありました。
 イタリア中部トスカーナ州のクラブであるインヴィクタサウロのジュニアチームは、マリーナ・カルチョとの試合に27-0という記録的スコアで大勝た。7得点が1人、6得点が2人もいたそうです。
 しかし、チームを率いていたマッシミリアーノ・リッチーニ監督は称賛を受けるどころか、クラブ運営陣が満場一致で解任…ということになりました。クラブのパオロ・ブロジェッリ会長は以下のように言っています。
「試合のスコアには驚きと遺憾の意を抱いた。ユースサッカーの前提と価値観はこういったものとは正反対に位置する。対戦相手を常に尊重すべきだが、今日はそれが行われなかった」
  会長は「監督は子供たちを指導し、そして何より教育する責務を負わねばならない」とも言っていました。大量得点差で相手を侮辱しないような行いを監督が子どもたちに教えなくてはいけなかったってことなのでしょう。
 ただ、どうもスッキリしない考え方なんですよね、これ…。


■2017/06/18 監督解任の理由は大量得点差勝利 相手への敬意に欠ける?

(2020/04/22追記:以前書いていた話が出てきたのでまとめました)


 プロではなく、スペインの少年チームの話。ただ、日本だと「これだからゆとりは…」という偏見あるレッテル貼りで批判されそうな話が、欧米でもあるんだと思って興味深く思いました。
  スペインの少年クラブの一部は、対戦相手への配慮から、10点を越える大量得点差の試合の場合には結果の公表を控えるなどの対応を取っているそうです。

 この「事件」が起きたのは、 バレンシアを拠点とするクラブ、CDセラーノスの10歳から11歳の年代のチーム。3日に行われたベニカラプCとの試合に25-0という大差のスコアで大勝していました。
 そして、このときの監督は、 「相手チームへの敬意を欠く行為」と判断され、 クラブから解任されたそうです。

 これに対し、解任された監督は弁護士を介して反論しています。ただ、内容はやはり敬意の有無であり、大量得点して何が悪い!?ってものではありませんね。
「選手に対してリードを広げるよう要求はしなかった。むしろ相手陣内でボールを追わないよう伝えていたが、相手は攻め続けて大きなスペースを空けていた」
 (25-0で「勝った」チームの監督が解任。スペインで起きた珍事の理由とは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月16日 より)

 ここらへん研究ではどうなっているんでしょうね? 大量得点で負けたチームの選手に悪い影響が残るというのは、証明されているのでしょうか? また、勝った方の選手への影響はどうなのでしょう?
 個人的には、プロの試合でも大量得点は、危ういところを感じます。ただし、これは相手への敬意というところではなく、怪我の問題。負けているチームの集中力が切れたり、やけっぱちになったりすることで、まれにラフプレーが多くなることがあるためです。
 ここらへんについてもデータがあれば、見たいなぁと思います。


2023年4月27日木曜日

中国のサッカー選手爆買いに批判 大物外国人選手揃えたかつてのJリーグとの比較も

(2020/05/19:中国の年俸が異常に高かった頃の話をまとめて再投稿しました)
■2016/12/25:移籍金87億円だとされる大型取引が成立したブラジル代表オスカル
■2016/12/30:テベスが2年で94億円という世界最高年俸で中国の上海申花移籍へ
■2017/01/03:ユベントスが狙ったベルギー代表MFヴィツェルも、年俸20億円で中国へ
■2017/01/13:世界年俸トップ10のうち半分が中国に
■2017/01/13:なぜ精神論でビジネスの常識を否定するのか?
■2017/01/13:中国だけでなくロシアへの移籍もカネ目当てという批判



■2016/12/25:移籍金87億円だとされる大型取引が成立したブラジル代表オスカル

 別にいいじゃん!と思うのですが、批判が出ています。

-----引用 ここから-----
中国の猛威に眉をひそめるクロップ。「選手を引きつける魅力は金だけ」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月24日

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、巨額の報酬を提示されて中国行きを選ぶ大物選手や監督らが多いサッカー界の現状に眉をひそめている。23日付の英紙『テレグラフ』など複数メディアが伝えた。(中略)
 他にも過去数年で多くのスター選手らが中国へ渡り、世界トップクラスの報酬を得ている。だがクロップ監督は「なぜ彼らがそういう決断を下すのかは分からないね。私にとっては選択肢ではないよ」とコメント。自身の中国行きの可能性はきっぱりと否定した。

「今の時点では、(中国は)本当にプレーしたいと思うようなリーグではない。選手たちを連れてくる唯一の手段は金だけだ」とクロップ監督。中国行きを選ぶ選手たちはスポーツ面以外の理由のみで決断を下しているという考えを述べた。
http://pex.jp/point_news/0020179b926af6b1da265b5536b0fe80
-----引用 ここまで-----

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督も同様に批判的でした。

-----引用 ここから-----
ヴェンゲル、中国の現状をかつての日本とも比較。「ブラジル代表が大勢いたが…」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月24日

 オスカルの移籍について見解を求められたヴェンゲル監督は、「確かにサプライズだ。歪んでいることだ」とコメント。「基本的にはサッカー選手であれば、リーグのクオリティーと報酬額の両方を求めるものだ」と述べ、中国への移籍は前者をないがしろにしているという否定的な考えを口にした。
http://pex.jp/point_news/0aab116ef5229ef7bb28dbc3b5490a51
-----引用 ここまで-----

 それを言うのなら、ヴェンゲル監督のいたJリーグだって似たようなものだったでしょ?と思いました。で、ヴェンゲル監督は実際比較しているのですが、こちらはレベルが高かったとおっしゃっていました。 
 …うーん、自己正当化しているだけじゃないかなぁ? 鹿島アントラーズがクラブワールドカップで準優勝した現在でもそれは言いすぎなのに、当時の日本のリーグが世界トップクラスだったというのはあまりにも無理があります。

-----引用 ここから-----
 かつて日本の名古屋グランパスエイトを率いたこともあるフランス人指揮官は、現役ブラジル代表選手などが数多く在籍していた当時のJリーグの状況も振り返った。「(オスカルの移籍は)驚きだが、私が日本にいた時には、レオナルドやジョルジーニョ、ドゥンガなどのブラジル人選手が大勢いた。当時の彼らはビッグな選手たちであり、日本へと渡った。リーグはよく運営されており、トップクオリティーだった」とポジティブな評価を述べている。
-----引用 ここまで-----

 良い選手がレベルの低いところでプレーするのはもったいないですし、自身のレベル向上のためにもマイナスだというのは確かにわかります。
 ただ、そこらへんは個人の自由でしょ?という話。よく野球のメジャーリーグと比較されますが、サッカーはここらへんの選手の移動はかなり自由であり、それがサッカーらしさでもあると思います。




■2016/12/30:テベスが2年で94億円という世界最高年俸で中国の上海申花移籍へ

 個別事例を追加。94億円って移籍金かと思ったら、2年分の給料。とんでもないですね。

-----引用 ここから-----
 2年で94億円! テベス、世界最高年俸で中国へ。上海申花移籍が確実に フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月29日

 ボカ・ジュニオルスは現地時間28日、FWカルロス・テベスが中国スーパーリーグの上海申花へ移籍することで合意に達したことを発表した。上海申花も同選手の加入を明かしている。
 32歳のテベスは、この数日中国移籍が話題になっていた。ボカは同選手の残留を望んでいたが、上海申花は2年間で約94億円という大金を用意して交渉にあたっていた。
http://pex.jp/point_news/a2080a60c9e77673b2a664bb34788d7f
-----引用 ここまで-----

■2017/01/03:ユベントスが狙ったベルギー代表MFヴィツェルも、年俸20億円で中国へ

 中国の勢いが止まりません。
-----引用 ここから-----
ユーベ行き消滅。ヴィツェルは中国・天津権健と3年契約へ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月02日

 ヴィツェルは昨夏、ユベントスに加入する寸前だった。しかし、ゼニトとの交渉が最終段階でまとまらず、取引は実現していない。それでも、ヴィツェルとゼニトの契約が最終年のため、将来はユベントスにあるものと思われていた。

 しかし、昨年末に状況が一変。中国から巨額オファーが届き、中国移籍へ向かっていることを各メディアが伝えた。そして現在、元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が指揮する天津権健との3年契約が濃厚になったようだ。

 27歳のヴィツェルは、中国で年俸20億円を超えるサラリーを受け取ることになると言われている。
http://pex.jp/point_news/94ddab4e288672a173c2bdaf57d3721a
-----引用 ここまで-----

■2017/01/13:世界年俸トップ10のうち半分が中国に

 現在のトップ10は中国5人、スペイン4人、イングランド1人になっています。

-----引用 ここから-----
中国登場で一変したサッカー界。世界年俸トップ10の5選手がCSL所属に
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月12日
http://pex.jp/point_news/7e5641ea1d0a294c41276273946b8f98

2日には実に世界の年俸トップ10のうち5選手が中国スーパーリーグの選手が占める結果となったと英紙『ザ・サン』が報じている。

1.カルロス・テベス(上海申花):3198万ポンド
2.クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー):2728万ポンド
3.エセキエル・ラベッシ:(華夏幸福):2080万ポンド
4.オスカール(上海申花):2080万ポンド
5.リオネル・メッシ(バルセロナ):1885万ポンド
6.ガレス・ベイル(レアル・マドリー):1800万ポンド
7.フッキ(上海申花):1664万ポンド
8.アクセル・ヴィツェル(天津権健):1532万ポンド
9.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド):1508万ポンド
10.ネイマール(バルセロナ):1360万ポンド
-----引用 ここまで-----



■2017/01/13:なぜ精神論でビジネスの常識を否定するのか?
 
 サッカーはもともとアメリカの野球みたいなものと違って、自由競争で資本主義的です。選手獲得で歪みを生じるようなビッククラブの存在も許容されています。獲得競争が自由という方がむしろサッカーらしいです。
 また、ビジネスの世界で言えば、優秀な人材の高額報酬での引き抜きなんてのは常識です。それを精神論で否定するってのは、おかしいと思うんですよね。高額報酬で移籍したビジネスマンを金の亡者のように批判するというのは、前時代的でしょう。

-----引用 ここから-----
「金のために移籍するのは普通。欧州行きもそうだった」。中国移籍のオスカルが語る
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月12日
http://pex.jp/point_news/0094250a50bcd9ca8ca9d404d10c1697

中国から提示された巨額の報酬に魅力を感じたことは認めながらも、金銭面の条件を判断材料とするのはごく普通のことだという考えを述べた。「こういうことは全ての選手に起こるものだ。金のためという目的がないのなら、ブラジルを離れることもなかっただろう」
「欧州へ移籍するのは金のためでもあるし、良いクラブでプレーするためでもある。上海にも、世界最高のリーグのひとつになりたいというプロジェクトがある。オファーに応じるのに時間はかからなかった。家族も代理人も、全員がすぐに受け入れたよ」

 MFパウリーニョ(広州恒大)やレナト・アウグスト(北京国安)などの例もあり、中国移籍がブラジル代表でのキャリアに影響するとも考えていないようだ。「問題だとは思わない。自分のチームで良いプレーができていれば、問題なく代表チームに入ることができるだろう」
-----引用 ここまで-----

■2017/01/13:中国だけでなくロシアへの移籍もカネ目当てという批判

 前述のトップ10に入ったヴィツェルに関しては、ロシア行きのときにも批判があったそうです。

-----引用 ここから-----
ユーベでなく中国を選んだMFが理由を語る。「人生を豊かにする選択だった」  
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月12日
http://pex.jp/point_news/2e2d27c172594b9d6d37f8ae9cdde3f5

 ヴィツェルも含め、中国への移籍を決めた選手たちの選択に対しては、スポーツ面より金銭面を重視しているとして疑問や批判の声もある。だがヴィツェルは「ゼニト行きを選んだ時にも今と同じような論争が起きていた。書きたいことを書けばいい。もう注目を集めるのは慣れているよ」と気に留めていない様子。

「人生の選択でもあった。この経験は、僕にとっても家族にとっても、人生をすごく豊かにするものだと確信している。子供たちはいつか、『中国にもロシアにも住んだことがある』と言うことができるだろう」とヴィツェルは中国移籍を選んだ理由について語った。

 ポルトガルのベンフィカにかつて所属していたヴィツェルは、レアル・マドリーなどへの移籍が噂されながらも、2012年夏にゼニトへの移籍が決定。ゼニトはほぼ同時にブラジル代表FWフッキの獲得も決め、巨額の移籍金での大型補強でメディアを騒がせることになった。そのフッキも現在は中国でプレーしている。
-----引用 ここまで-----

2023年4月26日水曜日

長崎県出身のサッカー選手、国見があるのに少ない?

■2019/07/09 長崎県出身のサッカー選手、国見があるのに少ない?
■2019/07/09 懐かしの勝矢寿延など…その他の長崎県出身のサッカー選手
■2016/5/12  「天才」「怪物」と称され史上初の新人で背番号9 の渡邉千真



■2019/07/09 長崎県出身のサッカー選手、国見があるのに少ない?

 国見高校関係だけで豪華メンバーになるんじゃないかと思いましたけど、長崎県出身ということでひとつ。Wikipedia見ると、思ったより数いませんね。だいぶ省略されているのかも。
 また、国見は「国見でやりたい!」という選手が集まってきたところなので、地元出身じゃない選手が結構いたという可能性もありますね。小嶺忠敏監督はスカウトしていないとおっしゃっていましたけど…。
 あっ、やっぱりウィキペディアの漏れが単に多いのかも。もともと書こうと思っていた、渡辺三兄弟の渡邉千真が載っていませんでしたわ。代表歴のある彼が書かれていないというのはあり得ませんし、だいぶ古いんでしょうね。
 ただ、個人的にはちょっとびっくりするほど好みの選手がいなくて想定外。もともと国見に関して言えばチームとしては魅力でも、選手としてはそうでもという印象があったものの、長崎県全体でここまで好きな選手がいないというのは意外でした。旅行に行った長崎市の印象は非常に良く、長崎嫌いってことはないんですけど…。

 <ベスト11選定中>
CB 吉田麻也 代表126 J1    71 プレミア    154 セリエA    72 名古屋グランパスエイトU-18 長崎市出身
  抜けが多かったウィキペディア。2023/05/07、久しぶりに確かめてみると、吉田麻也が追加されていました。どうも本来ならナンバーワン級という、めちゃくちゃ有名な選手が抜けていたようです。

CB、RSB、LSB 勝矢寿延 代表27 J     138 JSL1部     160      島原商業高校 長崎県
 サイドバックだった記憶だったのですけど、ウィキペディア見てみるとCBの方がより本職な感じ。代表の出場数も私の記憶より多いですね。Jリーグ以前の時代にも代表だったようです。

SB、WB、SH、DH 中村北斗J1     115 J2     134 国見高校 西彼杵郡多良見町(現・諫早市)
 びっくりするほど好みの選手がいないって書いたのですが、彼は結構好きかも。国見らしく良く走る選手という印象。
 2004年SBSカップではRWB。技術が高いわけではないものの、日本で一番良かったかもという選手。序盤はここを経由するとチャンスに。中に入るプレーも良いですし、パスも通っていました。

MF 兵藤慎剛 J1     315 長崎市 国見高校
 この世代の中盤では最高評価だった記憶。 良い選手だと私も思うものの、なぜか好きではなく、世間の評価は高すぎると思っていた選手。
 2004年SBSカップのメモもまさにそんな感じ。やはりチームの中心で、技術が高く、動きもある選手。良いんだけど何か一つ物足りない…とメモしていました。

OH、LSH 梅崎司 代表1 J1    307 大分トリニータU-18:諫早市
  見たことあるかもしれませんけど、覚えていない選手。ただ、代表経験者ということで、自動的にベスト11候補です。

FW  渡邉千真  代表1、J1 381 国見高校 国見町(現・雲仙市)
 渡辺三兄弟の真ん中。2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のときのメモが出てきました。途中交代で出場。不在メンバー多いということもあり、高校3年生ながらU-19に選出。その後も国見の先輩の平山とポジションを争ったものの、ワールドユースでは落選したそうです。
 平山が五輪で不在、リーグ戦のためか、森本・高柳・高萩・梶山(ちょっと誰?と思ったが、たぶん東京の梶山陽平)が不参加と特に攻撃陣が少なかったゲームです。このゲームの攻撃陣は物足りなく思っていたのですけど、不在組含めて伸びませんでしたね。驚きですわ。
 さて、メモの話ですが、短いです。ポストプレーで止めることができず、相手に取られてしまうプレーがあるなど、もたついたプレーが目立ったとのこと。その後、大学でブレイクして卒業後は史上最高クラスの獲得合戦となったのですけど、代表1試合のみということで代表レベルではいまいち。300試合以上J1で出ているので十分すぎるほど立派ですけどね。



■2019/07/09 懐かしの勝矢寿延など…その他の長崎県出身のサッカー選手

2023/05/07にウィキペディアの追加分を反映。

<現役>
DF 池松大騎 JFL    83

<引退>
MF 岩本文昭:香焼町(現長崎市) プロ入りはせず。V・ファーレン長崎監督など。

<未分類>
江川湧清:南島原市
大久保誠
斧澤隼輝
圍謙太朗
沖野将基:大村市
鏑木亮吾
久保田駿斗
小林伸二
坂井大将:長崎市
鹿山拓真:長崎市
茂平:大村市
柴崎晃誠
芝田貴臣
柴田隆太朗:長崎市
高木琢也:南高来郡北有馬町(現・南島原市)
田川亨介:諫早市
塚本秀樹
徳永悠平:南高来郡国見町(現・雲仙市)
飛石孝行
浜田幸織
百武義成
本多琢人
毎熊晟矢
前川和也:平戸市
松田浩:長崎市
松橋章太:諫早市
松橋優:諫早市
路木龍次
三好洋央
村田一弘
渡邉大剛
森保一:長崎市
矢野由治:長崎市
山口哲治:諫早市
吉岡雅和:南高来郡布津町(現・南島原市)
小島光顕:南島原市


■2016/5/12  「天才」「怪物」と称され史上初の新人で背番号9 の渡邉千真

(上記でも渡邉千真の話をやっていたのですけど、前やっていたサイトでの渡邉千真の話が出てきたので再掲載します)

 城後寿選手の方でも書いていたように、小粒な印象を受けた当時の国見。実際、ベスト4止まりで優勝できなかったものの、城後選手よりさらに渡邉千真選手は活躍している感じですね。
 当時は渡邉大剛の弟とメモしただけで特に良いとは思わなかったにも関わらず、以下のように高評価でした。代表も入ったみたい。
 私の見る目のなさが炸裂しています。

-----引用 ここから-----
渡邉千真 - Wikipedia

生年月日     1986年8月10日(29歳)
出身地     長崎県
身長     182cm
体重     77kg

渡邉 千真(わたなべ かずま、1986年8月10日 - )は、長崎県南高来郡国見町[2](現・雲仙市)出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴィッセル神戸所属。ポジションはフォワード(FW)。元日本代表。

兄の渡邉大剛[3]、弟の渡邉三城[3]もサッカー選手。(中略)

2005年、早稲田大学に進学。蹴球部に入ると、1年時から出場を重ね、2年時からはレギュラーに定着し[11]、2006年、2007年と2年連続で関東大学サッカーリーグ得点王を獲得。関東大学リーグ戦では当時のリーグ記録となる通算62試合で37得点を挙げた[12]。大学サッカー界では「天才」「怪物」とも称され[4][5]、4年時には複数のJリーグクラブによる争奪戦となった[13][14][15]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A1%E9%82%89%E5%8D%83%E7%9C%9F
-----引用 ここまで-----

 デビューした年にマリノスでも何試合か見たものの、強い印象はありません。しいて言えば、得点感覚がありそうだという印象でした。
 この年が一番すごかったみたいです。

-----引用 ここから-----
木村浩吉監督の「ポジションを空けて待っている」という口説き文句もあり、卒業後は横浜F・マリノスへ入団[16]。兵藤とは高校・大学に続きプロでもチームメイトとなった。

2009年、新人ながら背番号「9」を与えられ[7][注 1]開幕戦でスタメン起用されると前半3分に初得点を決める[注 2]。4月14日にはこの年のJリーグ新人選手の中では最速で[20]プロA契約を締結した[21]。チームの得点源として[22]活躍し、城彰二以来、史上2人目となる新人でのリーグ戦二桁得点を達成。またJ1第32節神戸戦でシーズン13点目を挙げ[23]、城が記録した新人最多得点記録を更新した[24]。

[注 1]^ 新人に9番を与えるのは固定背番号制になってからは横浜FM史上初[17]。

同年12月21日、アジアカップ最終予選を戦うA代表に初招集され、翌年1月6日のイエメン戦で先発出場し、国際Aマッチ初出場を記録[25]。平山相太の得点をアシストし[26]ハットトリックをお膳立てした。
-----引用 ここまで-----

 ただ、その後は不振があって東京に移籍、活躍もまた不振で神戸に移籍という形。この神戸ではまず活躍があり、2016年はキャプテンだそうな。まだ29歳ですので、もう一花咲かす機会はありそうです。

2023年4月25日火曜日

弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収

■2022/01/18 弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収
■2022/08/12 心配をよそに好調スタートの新生鹿島だが、一時不調ですぐ監督交代

■2022/02/03 終盤にJリーグ月間優秀監督賞で高順位の相馬直樹監督を変える謎
■2018/11/28 控え2軍以下でキルギス代表に勝利、もう鹿島が日本代表でいいのでは?
■2019/01/06 レオ・シルバ不在の影響の大きさを感じた鹿島のスコアレスドロー
■2019/01/06 2年でレギュラーがガラリと変わった鹿島、クラブW杯に戻ってくる
■2019/01/06  鹿島の2年ぶりのレアル・マドリー戦は全く違う試合展開に… 



■2022/01/18 弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収

 ここ数年鹿島アントラーズはパッとせず、何度も降格争いに巻き込まれています。とはいえ、途中で立て直して終わってみるとむしろ上位…というのがパターン。「強い鹿島」は戻ってきていませんが、「弱い鹿島」ではありません。とはいえ、鹿島ファン的には、弱くなりそうな予兆的なものは感じており、心配なところです。
 とりあえず、現在、鹿島アントラーズは変革の時期にあたるのは確か。企業でも変革が必要な時期というのはあり、それ自体は悪くありません。世代交代的なものは絶対に必要であり、むしろ遅らせるとダメなこともあります。ただし、手段が目的化して変革ありきとなって失敗…ということもよくある話。ちょっと鹿島はこの悪いパターンくささがあって、心配なんですよね。

 変革のキーワードとしては3つ。直近のキーワードである「脱ブラジル」と「鈴木満氏退任」でふたつ。そして、ちょっと古い話になりますが、「メルカリ買収」というのも私は当時から不安だったものでした。

 このうち「脱ブラジル」ですが、ネットの反応を見ると好意的。そもそもブラジルが今最高のサッカーじゃないのだからブラジルを目指しても仕方ない…というコメントには、私も納得してしまいました。一理あります。
 ただ、鹿島が強かった理由の大きな一つが、ブラジルカラーがはっきりしていたことだったんですよね。どういうことか?と言のは、チームカラーのはっきりしないチームを思い浮かべると良いでしょう。こうしたチームは、監督交代などでガラッと変わってしまうことがるため、主力メンバーが突如変わるなどしてしまいます。
 これの何が悪いか?と言うと、選手としても不安定なので魅力あるチームだと思われないということ。海外の日本人選手でも移籍したら監督交代で条件が全く変わり合わなくなる…というのはあるあるでしょう。継続性があるということは、それだけで魅力があるのです。
 そういう意味では、近年の鹿島は主力メンバーが安定していないですし、以前うまく行っていた移籍選手も使いこなせずに放出…という失敗例が多くなっています。大量補強した時期もあり、この大量補強のデメリットももろに出た感じ。選手層を厚くしてアジアでも勝つ…という目標があったので仕方ないところがあり、私も理解できたやり方だったのですが、こういうリスクがあるんですよね。海外のビッグクラブですら失敗することがあります。

 上記らへんは鈴木満さんの責任も大きいところですが、強化責任者である鈴木満フットボールダイレクター(64)が退任というのもキーポイント。鹿島が強かった理由のひとつは、強化担当者が長年変わらなかったというのも言われています。これも結局さっきのと同じで、継続性・安定性の問題ですね。
 いつかは変わらなくてはいけませんし、年齢的にも良いところではあります。企業のカリスマ経営者なんかは後継者を作るのがむしろ下手で80歳とか90歳とかになってから「良い後継者がいない」なんてアホ丸出しなこと言っているので、鈴木満さんの引き際は素晴らしいですね。
 ただ、やはりリスクであることは間違いないですし、担当者が変わると前述したような「手段が目的化して変革ありきとなって失敗」が起きがち。「何か新しいことをしなくちゃいけない」とか「自分の権力を示すために前任者のカラーを消さなきゃいけない」とか思っちゃう人が、社長や上司でもよくいますよね。良い後任を選べていると良いんですけど…。

 あと、これらよりは古い話である「メルカリ買収」もやはり「変化」という共通点がありますね。資金力があるクラブの方が普通に強いため、メルカリ買収そのものはプラス面も大きいです。ただ、お金があってもあまり強くないクラブやお金がなくてもかなり強いクラブがあり、その原因はクラブ運営者の安定性だと指摘されていたんですよ。鹿島はむしろ買収前にうまくいっていたところなので、この変化そのものがリスクになります。
 メルカリはあまり口出さないみたいなことを言っていたので、私は安心したのですが、下手にお金があったせいで失敗…ってこともありますからね。前述した大量補強による失敗がまさにそのパターン。資金力が増してしまうのはデメリットもあるな…と心配だったのですが、今のところあまりうまく行っているようには見えませんね…。

 以上のようにキーワードの「脱ブラジル」「鈴木満氏退任」「メルカリ買収」はすべて変化するというもの。途中でも書いたように変わらなくちゃいけない時期ではあるものの、鹿島が強かった理由がことごとく変わってしまうため、後から見ると「弱い鹿島へ変化するキーポイントだった」なんてことになりかねません。
 鹿島ファンとしてはもちろん、そうならないことを願っています。



■2022/08/12 心配をよそに好調スタートの新生鹿島だが、一時不調ですぐ監督交代

 初のヨーロッパ人監督を迎えるなど、変化の見られた2022年の鹿島アントラーズは、私の心配をよそに一時は首位になるなど好調スタート。しかし、その勢いがかげると早くも監督交代。以下の記事の解説によれば、「好転の兆しが見えないため」という説得力ある理由です。
 ただ、監督交代が多い・やることを次々変えて安定しないというのは、不調に陥るクラブの黄金パターンであり、心配ですね。ファンとしては、やはり弱くなる予兆ではないか?と心配になります。

・鹿島ヴァイラー監督の更迭はなぜ起きた? 広島スキッベ体制と“共通項”も、「好転のきっかけ」を掴めなかった訳(2022/8/8(月) 12:40配信 FOOTBALL ZONE)

<鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が解任された。一時は首位だったのが第24節では5位まで後退してしまっている。
 鹿島では初のヨーロッパ人監督ということで注目されていた。今季のJ1はサンフレッチェ広島がミヒャエル・スキッベ監督、FC東京はアルベル監督を招聘して、ちょっとしたヨーロッパ人監督ブームだったわけだが、シーズン初めから指揮を執っていな中ではヴァイラー監督が解任第1号となったわけだ。
 ヨーロッパの監督といっても三人三様。ただ、ヴァイラー監督とスキッベ監督はハイプレスと縦に速い攻撃を掲げていた点で共通している。ドイツを中心に流行しているプレースタイルだ。
 スキッベ監督の広島は開幕から躓いていた。ビルドアップの上手いチームとの対戦が続いたこともあり、ハイプレスが空回りしていたのだ。しかし、その後は持ち直して第24節時点では6位。好転のきっかけになったのはボールポゼッションだった。
 後方からしっかりボールをつないで押し込むことで、その後の敵陣でのプレスが効くようになり、奪ったら速く攻め込むこともできるようになった。本来はあまり後方のパスワークに時間をかけたくないはずなのだが、そこである種の妥協をしたことでやりたいプレースタイルを実現できている。
 鹿島の場合は、プレースタイルを実現するためのカギが見つからないままだった気がする。もともと球際に強く、シンプルな攻め込みにも迫力があり、新監督の戦術的な指向性は相性が良さそうだった。ところが、飛躍的に好転するきっかけは遂に掴めないままヴァイラー監督解任となっている。特に夏場で気温と湿度が上がってくると、強度を重視したプレースタイルは厳しいものがある。ヨーロッパで70~80分ぐらいまで維持できる強度が、Jリーグだと15分ぐらいしかもたない。体力差もあるかもしれないが、気候の問題が大きいのではないかと思う>
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9918ba7d9e6088b64938a15b48ad858a94d727e

 ヤフーニュースのコメント欄では、選手からの手腕への信頼が失われたためでは?というのが一番人気でした。たしかに不可解な監督交代であり、可能性を感じるものです。

<鈴木優磨の試合後コメントとか、ヴァイラーの鹿島は好んで住みたい街ではない発言とか、噂話の類まで含めると、広島のスキッベが見せてる求心力の様なものは出せてないと感じてはいた。
 順位や成績は悪くないし、チーム状況がいいのならば、信じて任せられる段階だったはず。なのに解任したのは、戦術とか結果とか、そう言う話以前にチーム状況の悪化があったのでは?と想像してる>

 2番人気以降は本題から外れた話もちらほら。ただ、私の心配と似たフロントにも問題あり…というものもありました。その他の方向性のコメントを含めて、人気ベスト10の中から、いくつか気になったところを引用しておきます。

<新監督を連れて来て、1年で優勝出来る算段でいた。まず、そこを思い違い。鹿島はもう5年間リーグ優勝から遠ざかっている。それだけ力が落ちているクラブをチームの基盤を1年で突貫工事して優勝させるのは簡単では無い。
 1年目は土台作り、2年目にはあわよくば優勝を狙い、3年目は勝負のシーズン。そんな風にフロントが考えていれば、こんな失敗は無かった。半年でヴァイラーを解任したのは、あまりにも我慢が足りないと言わざるを得ない。
 欧州のトレンドというか常識を持ち込んで、鹿島のサッカーを世界基準に新しく作り変えてくれる折角の機会を、ヴァイラーを招聘したフロントが自ら台無しにした。岩政監督に代えて今シーズンの結果が6位より下だった場合、辞めるのは岩政監督ではなく、フットボールディレクターの吉岡宗重さん、あなた達です>

<解任にはビックリはしたけど、決して良い状況には見えなかった。(中略)
 ただ、公認が岩政の内部昇格ってのは短絡的すぎる気がする。ヨーロッパ化するんじゃなかったの? ってか、クラブにとっての「ヨーロッパ化」とは何なのだろうか?>

<そもそもヴァイラーの合流が遅れている間の岩政体制が調子良かったから「このままで良くね?」という風潮はあったよね。通常今の順位であればシーズン後の解任でも不思議ではないけど、比較的早めに切れたのは序盤の岩政アントラーズがあったからだね>

<1シーズン通して好調を維持するのは難しい
だからといって一ヶ月勝ててないから解任というのは元々クラブも監督を信用していない証だろうし、監督も途中でCFいなくなるようなクラブに愛想が尽きたのかもね
鹿島にはドイツ語の通訳もいないらしいし…>



■2023/04/25 「メルカリになってから弱くなった」 不当な安値で買って売却か?

 以前書いた「弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収」の最後、メルカリに関連する記事を発見。<J1鹿島また敗戦でファンから痛烈ツッコミ「メルカリになってから弱くなってるな」>(23/4/19(水) 22:31配信 東スポWEB)という記事が出ていたんですよ。
 鹿島アントラーズが序盤につまずくのはこのところ恒例行事であり、メルカリ買収以前ですらちらほらあったので、挽回は十分あり得るのですけど、2023年も猛烈にコケました。リーグ戦では4連敗で15位と低迷した上に、ルヴァンカップでも敗戦しています。

<ネット上では「この30年間で、これ程迄に弱い鹿島は初めて見るぞ。したたかさ、勝負強さは何処に行った? 今の鹿島にジーコ御大何を想う」「鹿島はメルカリになってから弱くなってるな」と悲痛な声が出ている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fc6c5c731a289ba11e989544484a87e0bc10f66

 もう一つメルカリがタイトルに入った記事を見かけたのでアクセス。アクセスするまで全体タイトルは見えなかったのですけど、<神様ジーコが激怒した!メルカリが鹿島アントラーズを「買い値の3倍超」で売却情報 | アサ芸プラス>(2023年4月23日 09:58)という記事でした。ただ、タイトルは「釣り」っぽく、ジーコが売却に怒ったわけではないようです。

<鹿島の小泉文明社長は、メルカリの会長でもある。(中略)クラブの成績低迷については具体的な改善策を示さず、試合後に自身のツイッターで「申し訳ない」と配信するばかり。チーム強化より「いかに稼ぐか」に心血を注ぐ日々のようだ。
 コーチやテクニカルディレクターとしてチーム強化を支えきたジーコとはコミュケーションが上手くいかず、ジーコは「もう鹿島から離れる」と激怒。慌てたクラブ側が「アドバイザー」という名誉職のオファーを出す形で、なんとか引き留めている。
 そんな鹿島には、水面下で「クラブ売却」の噂が絶えない。多くのJリーグ関係者が「耳にしている」と話すのだ。
 メルカリは16億円で鹿島を購入しているが、Jクラブの売値は少なくとも40~50億円が相場。元日本代表監督の岡田武史氏などは「あまりに不可解な値段」と首をひねっていた。しかし今、その売値については「50億円」との情報が。「16億円で買っておいて、なぜそんな金額が出てくるのか」と、ファンのみならず、サッカー関係者の間でも、鹿島に対する不信感は募っている>
https://www.asagei.com/excerpt/257106

 私はメルカリ買収は資金的にはプラスに一方、他の面ではマイナスの可能性あり…と私は書いていました。が、そもそも激安の価格で買っていたというのは知らなかったので驚き。こうなると、金儲けありきだった可能性があり、豊富な資金力うんぬんという話になりません。
 また、不正があったとは断定しないものの、適正な価格での売買ではなかったとなると、少なくともコンプライアンスの面でも問題があった可能性は出てくるでしょう。こうしたクラブの不安定さは、以前も書いたように、失敗するクラブの特徴です。
 うーん、鹿島の強さの秘訣はクラブの安定感だったのですが、それが失われてしまっていたのかもしれません。



■2022/02/03 終盤にJリーグ月間優秀監督賞で高順位の相馬直樹監督を変える謎

 私は他のクラブでも「監督変えすぎ」「結果出している監督を変えるのはおかしい」といった話を繰り返し書いています。そういう意味でも鹿島アントラーズの相馬直樹監督退任も違和感がありました。
 正直過去はそれほど実績なかったので期待していなかったのですが、鹿島での成績はめちゃくちゃ良かったですからね。降格の可能性があったチームを立て直して、上位争いの4位まで持ってきました。

<20年から鹿島のトップチームのコーチに就任。今年4月に前監督のザーゴ氏が解任され、相馬氏が監督に昇格していた。(中略)
 一方、Jリーグは同日、11月・12月の月間優秀監督賞を発表。相馬監督は5月に一度受賞しており、今月2度目の受賞となった>
(鹿島が相馬直樹監督の退任を発表、11月・12月はJリーグ月間優秀監督賞を受賞も…今季は無冠で終了 2021/12/5(日) 17:47配信 ゲキサカより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7007caeb6586a2f559fae93ca3161c84090eae5c

 ここらへんは<弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収>のところで書いた変革ありき…ってところがあるのかもしれません。
 同じ記事によると、鹿島はトップチームの奥野僚右コーチ、パシェココーチ、テクニカルスタッフのウェリントン氏の契約満了も発表しているということでした。とにかくメンバーを変えようって感じですね。社長が変わった途端に旧幹部を排除する…みたいな感じで、感じ悪いんですけど…。

 ただし、ヤフーニュースコメント欄での反応は好意的なものもあるようで、<4位に上げてもタイトルをとれなかったらダメというのが鹿島らしいプライドだろう。他の記事でも相馬退任を支持しタイトルを獲れる新監督を望むサポが意外なほど多い>というコメントもありました。
 この記事そのものではあまりそういったものがなく、<こんな名将を切る鹿島が理解できない…>といったものや、感謝や手腕を褒めるものばかり。ただ、私も消えちゃった別記事では「退任で当然」みたいな反応をかなり見たんですよね。
 うろ覚えですが、「メンバー固定しすぎ」とか「攻撃の形が見えない」とかだったような気がします。だからと言って結果出している監督を変える理由にはなりませんけどね。とりあえず、終盤5試合でスタメン出場数が多かったメンバーを載せておきます。

GK 1 クォン スンテ
DF 32 常本 佳吾
DF 33 関川 郁万
DF 28 町田 浩樹
DF 2 安西 幸輝
MF 20 三竿 健斗
MF 21 ディエゴ ピトゥカ
MF 7 ファン アラーノ
MF 11 和泉 竜司  (アルトゥール カイキ)
FW 18 上田 綺世
FW 13 荒木 遼太郎 (土居 聖真)



■2018/11/28 控え2軍以下でキルギス代表に勝利、もう鹿島が日本代表でいいのでは?

 スタメン全員日本人でレアル・マドリーを追い詰めたときにも言われていましたが、鹿島が日本代表でいいのでは?とまた言われそうな試合が。
 国際親善試合で日本代表と対戦する予定だったキルギス代表が、控え組中心の鹿島と練習試合を行い、0―2で敗れたとのこと。ただ、内容的に「控え組中心」というレベルですらないのです。

 まず、前半は、ACL決勝・ペルセポリス戦に先発出場したメンバーを全員ベンチ外。これは「控え組中心」というレベルでした。しかし、キルギス代表はボールをはね返すことで精いっぱい。前半だけで13本のシュートを浴び、セットプレーから失点。DFの小田逸稀がゴールしています。

▽鹿島前半 GK川俣慎一郎、DF小田逸稀、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝(C)、MF永木亮太、久保田和音、遠藤康、田中稔也、山口一真、FW金森健志

 問題は後半。鹿島は、ユース所属の高校生5人が出場。実質“2・5軍”だったにも関わらず、得点を奪えず、逆に追加点を取られてしまいました。しかも、鹿島ユースのMF前田泰良に決められています。

▽鹿島後半 GK沖悠哉、DF小田逸稀、MF久保田和音、田中稔也、前田泰良、ユース所属5人
(キルギス、鹿島控え組に完敗…組織的な攻めなく実力に疑問符 : スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/soccer/world/20181117-OHT1T50265.html
、【鹿島】キルギス代表に容赦なき完勝!DF安西「鹿島が強くなるためには若手が頑張らないと」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181118-00000074-sph-socc
より)

 これで日本代表が苦戦したらおもしろかったのですけど、結果4-0で控え組の鹿島より良いスコアでした。鹿島アントラーズとの直接対決が望まれますね。




■2019/01/06 レオ・シルバ不在の影響の大きさを感じた鹿島のスコアレスドロー

明治安田生命J1リーグ 第34節 2018年12月1日 鹿島 0-0 鳥栖
    GK 1 クォン スンテ 34歳
前半良い位置のFKで、日光で見づらいところをよく反応。このプレーでポストに激突してしばらくその後気にしている。また、直後のCKは出ていって触れない危ういプレーに。ヘディングが高く浮いてバー。危なかった。
 検索しても褒められていないが、バックパスからのダイレクトキック含めてキックミスがあまりなく、しっかりしている印象。今日の解説では、攻撃に繋がっていると少し褒められていた。
    DF 22 西 大伍
    DF 5 チョン スンヒョン
    DF 3 昌子 源
    DF 16 山本 脩斗
    MF 6 永木 亮太
    MF 40 小笠原 満男 90+4' 39歳
久々に見ました。レオ・シルバ・三竿健斗ともに怪我のために出たみたい。立ち上がりにファール気味にガツンと行くというらしいプレーあり。さらにフェルナンド・トーレスからうまく奪い取るプレーをして、イラッとしたのかトーレスが後ろから行くプレーも。
 鹿島の20冠のうち、17冠に関与しているとのこと。すごすぎますね。そんなに早くからいたという覚えはありませんでした。
 後半、低いところからやわらかく浮かせてサイドに出したボールが通って、前へと繋げていきました。しびれるボール。
 ただ、ミスも多かったですね。もともとミスのないタイプではないものの、チャレンジするパス以外でもミスが多くありました。さすがに年齢を感じさせます。
 また、レオ・シルバ不在は痛いなぁというところを感じました。レオ・シルバは守備で良いところに顔を出しますし、奪うプレーがうまく、さらに攻撃も得意。キープ力があり、前への推進力があり、良い仕事もできます。また、ファールのもらい方がうまく、流れの悪いときなどは痛がって時間を稼ぐこともよくやってくれていました。
 今日の鹿島は、カウンターが出ず、パスがとにかく繋がらずで、長く押し込まれる時間帯があり、流れを全然変えられず。レオ・シルバの存在の大きさを思わせる試合になりました。
    MF 25 遠藤 康 65'
    MF 32 安西 幸輝 82'
    FW 18 セルジーニョ
    FW 9 鈴木 優磨
    交代
    MF 11 レアンドロ 82'
    MF 30 安部 裕葵 90+4'
    MF 8 土居 聖真 65'



■2019/01/06 2年でレギュラーがガラリと変わった鹿島、クラブW杯に戻ってくる

  2018/12/15 クラブワールドカップ準々決勝 鹿島アントラーズ(日本)3 - 2グアダラハラ(メキシコ)
    【49分】MF 6 永木 亮太    【69分】MF 18 セルジーニョ    【84分】FW 30 安部 裕葵
    【3分】FW 14 サルディバル    【94分】MF 4 レオ シルバ(オウンゴール)

 グアダラハラはメキシコにしては、守備に重きがあるチームとのこと。前半は囲まれて取られるところが多く、ほとんど良い形が作れず。また攻撃陣に代表選手が多く、ドリブルも効いていました。鹿島がプレスをかけるものの、かいくぐられて崩されるという形が何度も。前半開始3分の早々の失点もそういった形。
 鹿島はリーグ最終戦勝てずに3位でフィニッシュ、天皇杯も準決勝敗退と冴えない中でしたが、グアダラハラは前期後期制の前期を11位で終えており、鹿島の方がマシだと思ったのが予想外。
 ただ、後半選手交代で鹿島がやり方に対応。交代で入った安部は個人としてもドリブルが効いていました。グアダラハラは浮足立ち崩壊し、さらに2点。最後に1点返されて1点差ですけど、スコア以上に差がありました。
 あと、鹿島は2年前のクラブワールドカップとはガラッとメンバーが変わりましたね。同じスタメンは、昌子・山本・永木・土居・遠藤のみ。本来は西や鈴木がレギュラーなので2人増えますが、それを言い出すと永木・遠藤のところは、本来三竿健斗と安部が入ります。鈴木も2年前は確かサブでしたよね。安西も非常に良い選手ですし、獲得した選手がうまく機能しています。

    GK1クォン スンテ
 前回キックを褒めたら、今日はキックミスがいくつか。ただ、全体としてはむしろ素晴らしかったですね。テレビやメディアが言うビッグセーブ連発とは思わなかったものの、ビッグセーブと言えるものがあった他、枠へのシュートによく対応していました。弾いたボールを詰められて味方が触ってオウンゴールとなったものの、2失点目のPKも反応しています。見事でした。
 私が一番良いと思ったのは、キックミスもあったというキックのところ。FWまで一気に渡す素晴らしいフィードでカウンターに。これだけで賞賛に値するのですけど、このカウンターから同点ゴール。マン・オブ・ザ・マッチ級でした。
    DF2内田 篤人
 好きな選手でしたが、長い怪我が痛かったですね。鹿島復帰後私が見た試合はいつもイマイチです。立ち上がりの失点は鹿島の上がった左サイドを完全に崩されており、サイドバックの彼がFWに対応しなくちゃいけない状況となったわけで、彼だけの責任ではありません。ただ、ファーに流れた相手FWとは対照的に、前に進んでいってジャンプ。おそらくボールの高さを見誤ったのでしょう。届かなかったのと逆方向に動いたせいで、どフリーにしてしまい失点します。
 一度中に入ってから開いて裏を狙う攻撃も見せたのは良かったです。ただ、攻撃でも物足りなさを感じました。やはり怪我と年齢の問題でしょう。仕方ないですね。
     3昌子 源
     16山本 脩斗
     35チョン スンヒョン 24歳
 今日もよくヘディングで跳ね返していました。危ないところで足を出すプレーも。特に後半アディショナルタイムに見せたスライディングは素晴らしかったもの。彼も最も良かった選手の1人です。
    MF4レオ シルバ
     6永木 亮太
     11レアンドロ
→FW 30 安部 裕葵 19歳
 ドリブルに良いもの感じますが、そこまですごいとは思っていなかった選手。しかし、今日は後半開始に入ってからいきなり良いドリブルを見せてチームのリズムを変えました。その後も良いドリブルを見せていた他、守備でも貢献。中へ入ったり、右まで流れるプレーなどもありました。1点目には直接関わっていないものの、この時点で最高クラスの活躍をしていました。
 さらに土居が下がってFWへ。FWでは初めて見たのですけど、素晴らしいポストプレーでカウンターにつなぐところ。さらに左サイドで安西とともにパス交換しながら上がっていき、2人だけで完全に崩した上、右上狙いすまして完璧なゴールで3点目をゲット。他の選手も良かったのですけど、普通に選ぶと彼がマン・オブ・ザ・マッチでしょうか。
     25遠藤 康
→DF 22 西 大伍
FW 8土居 聖真
 あと一歩なにかほしいなと思っていた選手ですけど、代表入り。ただ、最近は若い選手が出てきてうかうかしていられない感じですね。守備ができるので、使いやすい選手ではあります。
 後半、左の裏カウンターで受けてから少し迷ってしまい、シュートチャンスをふいに。ただ、これが結果的に良い方に転びます。結果的に2人をひきつけて、逆サイド長く走った永木に合わせてアシスト。さらにペナルティーエリア内で足がかかったプレーでPKももらい、2点目にも絡みました。
→DF 32 安西 幸輝 23歳
 ユーティリティなプレーヤーでいろんなポジションをこなせるためか、私が見た試合では、便利屋的な感じで途中出場が多いです。ただ、ドリブルは安部とともに非常に良いものを持っているように見えて、個人的にはすごく期待している選手です。
 今日はLSHに入り、その安部と2人だけでパス交換で上がりながら、左サイドを完全に崩して3点目に。アシストを記録しています。またあわや4点目というシュートも見せていました。
     18セルジーニョ 23歳
 彼はCKがいつもイマイチなのが気になってしまいます。テクニックは感じるものの、ずば抜けたものでもありません。ただ、結果的には仕事をすることが多い不思議な選手。今日も非常に重要な仕事をしました。
 GKからの素晴らしいフィードを、相手をひきつけて、振り返りながら出した裏へのボールが素晴らしかったです。同点ゴールのアシストの1つ前のプレーになりました。また、PKもきっちり決めて逆転に成功しています。



■2019/01/06  鹿島の2年ぶりのレアル・マドリー戦は全く違う試合展開に…

FIFAクラブワールドカップ UAE 2018 準決勝 2018年12月19日(水)
鹿島アントラーズ 1-3 レアル・マドリード
78分     土居 聖真 44分     53分     55分     ガレス ベイル

 だいぶ日にち経ってうろ覚え…。スロースターターのレアル・マドリーは相変わらずゆるいスタート。ミスパスも取れているし、やらせてもらっている。この時間帯に1点ほしいと思ったが取り切れず。特にコーナーキックでのビッグチャンスは決めておきたかった…。
 逆に凌ぎきったレアル・マドリーは、30分すぎからワンタッチプレーが出てきて良くなってきた。さらに前半の終盤に先制点まで。1-0スタートは確か2年前と同じですが、2年前はすぐに点が入りだらけてしまった形。今回は悪い時間帯を耐えてからのペースアップでゴールまで。全く意味合いの違う1-0。鹿島にとっては苦しい形に。
 そして、後半は精神的に影響が大きいバックパスのミスからの失点。その後追加点を取られたあとやっと1点返したものの、2点目の時点で勝負がありました。
GK     1     クォン スンテ
DF     22     西 大伍
56分     → 安西 幸輝
DF     35     チョン スンヒョン
 裏の危ないところ。間に合わないかと思ったが、ギリギリのところスライディングで素晴らしい守備。昌子がワールドカップの後怪我をしてパフォーマンス戻らない中、守備ではずっと彼の頑張りが効いている感じです。
DF     3     昌子 源
DF     16     山本 脩斗
 決定的なところカバーに入って、失点を防ぐ場面あり。ただ、その後すぐイエローカードをもらってしまう。さらにDFライン裏への素晴らしいパスのような質のバックパスを出してしまって失点。ミスからの失点であり、チームにとっては精神的にきついもの。これで試合が決まってしまった。
MF     4     レオ シルバ
MF     6     永木 亮太
46分      → 内田 篤人
MF     25     遠藤 康
81分     → レアンドロ
MF     30     安部 裕葵
 ジョーカーとしての使い方と迷うかと思ったが先発。レアル・マドリーがゆるかったせいもあり、今日も最初はいい感じ。落ち着いていて堂々とプレーして、ドリブルが通用していた。ただ、流れが悪くなった中では、それを覆すところまでの個の力はなかった。
FW     8     土居 聖真 26歳
 ヘディングでの折返しに飛び込んでドリブルしながらシュート。やっと1点返したと思ったらまさかのオフサイド判定。だが、VARでゴール認められる。パスを出したところではなく、どうも最後に逆サイドにいた選手をプレーに関与したと誤解したっぽい感じ。最後に旗が上がっていた。
 守備ができて運動量が多くポジショニングが良くて、戦術理解度が高そうな選手。攻撃も水準以上。監督に重宝されそうなタイプ。一方、爆発的な良さは感じなく、個人的には物足りなく思っていた。でも、今日のゴールは低くてGK取りづらい良いものだった。コンスタントにこれを出せるとありがたいんだけど…。
FW     18     セルジーニョ

インドネシア・タイ・カンボジアのメッシが日本へ 本家獲得も狙うコンサドーレ札幌

2020/05/14 再投稿
■2017/01/02 インドネシアとタイのメッシ在籍の札幌、本家獲得も狙う?
■2017/01/02 インドネシアのメッシことイルファンとは?
■2017/01/02 タイのメッシことチャナティップ
■2017/01/10 J3にタイ人初のJリーガー 17歳で世界のベスト若手タレント60人」の1人
■2017/01/14 カンボジアのメッシ・ワタナカは、J3の藤枝MYFCへ



■2017/01/02 インドネシアとタイのメッシ在籍の札幌、本家獲得も狙う?

 関係者って誰よ?という怪しい記事ですが、こんなことが書かれていました。

-----引用 ここから-----
札幌、初夢は本家メッシ獲り 実現なるか - J2 : 日刊スポーツ [2017年1月1日12時15分 紙面から]

今季J1昇格するクラブが長期的視野に立って、メッシどりを目指すプランが浮上した。関係者は「各国でメッシと呼ばれるプレーヤーが札幌に来ている。今すぐはないと思うが、本家を獲得する可能性があるのでは」と、将来的な案として予測した。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1759742.html
-----引用 ここまで-----

 「各国でメッシと呼ばれるプレーヤーが札幌に来ている」というのは、以下のようなことを踏まえています。

-----引用 ここから-----
15年から2季は「インドネシアのメッシ」ことMFイルファン(28)が在籍、17年7月からは「タイのメッシ」ことMFチャナティップ(23)が加入する。
-----引用 ここまで-----

 実際、コンサドーレ札幌はミーハーなところはありますね。それは私も思っていました。ただ、まあ、今のところは金額的に無理ですし、一度引退するくらいまで年老いてからでしょうね。

-----引用 ここから-----
 クラブでは既に、世界的スターを数億円で獲得できれば、興行収入増でカバーできることを試算済み。過去にはブラジルのスターFWロビーニョやMFカカ、元コートジボワール代表のFWドログバにアプローチをかけた。積極的な補強姿勢から世界市場で「コンサドーレ」の認知度は上がっており、14年には元イタリア代表MFデルピエロから逆オファーが届いた。その際はインドのクラブが破格のオファーを出したため実現しなかったが、大スター補強の素地は、十分ある。

 札幌は補強の際、実力に加え名前も大事にする。野々村社長もクラブ力を強めるために13年の就任時から「ディープではないファンを増やすことも大事」と口にしてきた。日本人でも、これまでゴン中山、天才小野や稲本ら、誰もが知るスターを獲得してきた。実際に練習や試合で見せる質の高いプレーはファン層開拓のきっかけになっており、メッシ獲得となれば、その速度は一気に加速する。
-----引用 ここまで-----

■2017/01/02 インドネシアのメッシことイルファンとは?

 ところで、インドネシアとタイのメッシとはどういう選手でしょう? まず、既にいた「インドネシアのメッシ」ことMFイルファン(28)について。
 インドネシアでの人気は絶大のようですが、戦績を見るとリーグ戦の活躍はインドネシア時代の僅かな期間だけのように見えます。甲府でも札幌でもほとんど試合に出られませんでした。

-----引用 ここから-----
国籍     インドネシアの旗 インドネシア
オランダの旗 オランダ
生年月日     1988年8月11日(28歳)
出身地     北ホラント州の旗 北ホラント州アムステルダム
身長     172cm
体重     66kg

 来歴

アラブ系インドネシア人の父とオランダ人の母を持つ[1]。オランダ・アムステルダムで生まれ、アヤックスやFCユトレヒトなどのユースチームに在籍した。2007年にユトレヒトのトップチームへ昇格。2008年2月17日のVVVフェンロー戦で初出場し、90分間プレーした(この時対戦相手のVVVフェンローには本田圭佑が在籍し、試合に出場している[2])。2009年に移籍したHFCハールレムでプロ初ゴールを決めるが、チームは財政破綻により2010年に消滅。その後はユース時代も在籍したSVアルゴン(en)へ移籍するも、出場機会に恵まれなかった。

2010年8月、父の母国であるインドネシアへ渡り、インドネシア・プレミアリーグのプルセマ・マランに入団。ここで2シーズン51試合に出場し28得点と大活躍する。同時期インドネシア代表にも選出され、2010 AFFスズキカップでは2得点を挙げている。2012年途中にアレマ・インドネシアFCへ期限付き移籍をするも、その年限りで退団。2013年はタイ・プレミアリーグのチョンブリーFCで、シーズン途中からはタイ・ディヴィジョン1リーグのシーラーチャーFCでプレーした。

2014年にJリーグ・ヴァンフォーレ甲府へ移籍。インドネシア国籍の選手としては初のJリーガーとなった[3]。2014年5月21日、ナビスコ杯の徳島ヴォルティス戦でデビューした[4] が、リーグ戦での出場はなかった。

2015年にコンサドーレ札幌へ移籍[5]。同年5月3日に行われたジュビロ磐田戦でインドネシア人初のJリーグデビューを果たした[6]。2016年シーズン終了後に契約満了により退団[7]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%95%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%A0
-----引用 ここまで-----

■2017/01/02 タイのメッシことチャナティップ

 「タイのメッシ」ことMFチャナティップ(23)はレンタル移籍みたいですね。

-----引用 ここから-----
国籍     タイ王国の旗 タイ
生年月日     1993年10月5日(23歳)
出身地     ナコーンパトム県
身長     158cm
体重     56kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%B3
-----引用 ここまで-----

 2014年に東南アジアサッカー選手権で優勝し、大会選定の最優秀選手賞を史上最年少受賞した選手。タイ・プレミアリーグでは、BECテロ・サーサナFCで4年間で86試合に出場12ゴールとコンスタントに出場していた感じです。
 ただ、同じタイ・プレミアリーグでレンタル移籍で所属した2016年のムアントン・ユナイテッドFCの記録がないこと。まさか1試合も出なかったってことはないと思うので、まだ書かれていないだけですかね?
 ああ、検索してみると、やはりムアントン・ユナイテッドでも大事な選手でした。

-----引用 ここから-----
“タイのメッシ”の札幌移籍が決定。来年7月に合流。AFFスズキ杯でも大活躍 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年12月19日(Mon)19時50分配信

 ムアントン・ユナイテッドのポンサック・フォル・アナン会長は記者会見で「今日はタイサッカーの真の夢が叶った。かなり前から日本側(札幌)と交渉してきたが、これまでタイ人選手が日本へ移籍したことがなかったため時間がかかってしまった」と、長年夢見てきたチャナティップのJリーグ挑戦が実現した喜びを語っている。

 一方で交渉が長引いた理由として「当初は札幌がJ2のクラブであることを憂慮していた。チャナティップはJ2でプレーしたがらなかった」と明かした。結局は札幌がJ2優勝を果たしてJ1昇格を決めたことで移籍合意に至った。

 また来年7月からの移籍という変則的な形になったことについては「いまの日本はとても寒く、大雪が降る。それは彼が順応しプレーすることを妨げる。7月であれば順応はより容易になるだろう。そしてムアントン・ユナイテッドはACLに出場する」と説明した。

 1年を通して温暖なタイからシーズン開幕時には冬の日本へ、特に寒い時期の長い札幌への移籍は気候面でリスクになると考えているようだ。そして今季タイプレミアリーグを制したムアントン・ユナイテッドはACLのグループステージを突破するためにチャナティップの力を必要としている事情もある。

 チャナティップはムアントン・ユナイテッドのリーグ優勝だけでなく、タイ代表のAFFスズキカップ連覇にも大きく貢献した。2大会連続でAFFスズキカップの大会MVPにも輝いている。名実ともに東南アジアNo.1プレイヤーが満を持してJリーグにやってくる。
https://www.footballchannel.jp/2016/12/19/post190756/
-----引用 ここまで-----

 タイ代表のプレースタイルを見ていると、日本と合うんじゃないかという印象。なかなか楽しみな選手です。

■2017/01/10 J3にタイ人初のJリーガー 17歳で世界のベスト若手タレント60人」の1人
 変則的な契約だったせいで、タイ人初のJリーガーは別の人になりました。こちらも楽しみな選手です。

-----引用 ここから-----
タイ人初のJリーガーはJ3に。チョンブリが17歳FWの鹿児島移籍を発表
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月09日
http://pex.jp/point_news/34ac278d92b017968e8b4898f13b3bad

 タイ・プレミアリーグのチョンブリFCは9日、クラブ公式フェイスブック上で同国U-19代表FWシティチョーク・ファソがJ3の鹿児島ユナイテッドFCに期限付き移籍すると発表した。

 今月28日に18歳の誕生日を迎えるシティチョークは、2015年にチョンブリのトップチームでデビューを果たし昨季は9試合に出場した。鹿児島との契約は1年間の期限付き移籍で、24日からトレーニングキャンプに合流する予定となっている。

 (中略)シティチョークは英紙『ガーディアン』の「世界のベスト若手タレント60人」の2016年版にも選出されている。世界中の有望な若手選手が各国1人ずつ選ばれる毎年恒例で、寸評では「東南アジアからヨーロッパへ進出することができる。両足で蹴ることができ、素早く、どこからもシュートを狙うことができる。この17歳はアジアで最も熱狂的な地域で、最高に輝いている才能である」と絶賛されている。
-----引用 ここまで-----

■2017/01/14 カンボジアのメッシ・ワタナカは、J3の藤枝MYFCへ
 メッシの大安売りに。

-----引用 ここから-----
J3藤枝が"カンボジアのメッシ"ことワタナカを獲得。同国初のJリーガーに
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月13日
http://pex.jp/point_news/4107b07ab6adb46cf3a832f729e89bb6

 J3の藤枝MYFCは13日、カンボジア1部のボンケット・アンコールからカンボジア代表FWチャン・ワタナカが期限付き移籍で加入することが決定したと発表した。(中略)

 ワタナカはカンボジア国内で非常に高い評価を得ている若手選手で、「カンボジアのメッシ」「カンボジアの至宝」とも称されている。(中略)

 13日にカンボジアのプノンペンで開かれた会見で、藤枝の小山淳代表は(中略)「他国のトップリーグクラブとの獲得合戦」を制して契約に成功したとのことだ。
-----引用 ここまで-----


2023年4月24日月曜日

スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に

■2017/11/06 ネイマール2世ガビゴル(ガブリエウ)が伸び悩み
■2020/05/03 スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に
■2017/03/20 16歳デビューのニュー・アンリことキリアン・ムバッペ、次々と最年少記録を塗り替える
■2017/10/24  97%支持で票を独占!ムバッペが新人賞であるゴールデンボーイ賞に
■2017/05/09 南米で屈指の有望株!ウルグアイのロドリゴ・ベンタンクール
■2017/05/10 フランスではムバッペ、デンベレ、マキシム・ロペス、テオ・エルナンデスが招集外
■2017/05/28 イタリアもロカテッリ、メレト、キエーザらが招集外
■2017/10/12  14歳のファンジェ・トゥーレ、イシアガ・カマラらがU-17W杯で活躍


■2017/11/06 ネイマール2世ガビゴル(ガブリエウ)が伸び悩み

 以前書いたと思ったらどこにも書いていなかったブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(愛称:ガビゴル)。かつて“ネイマール2世”とも言われて期待された若手の注目株です。
 しかし、 現在は大苦戦しているようです。
 昨年8月にブラジル1部のサントスからインテルに移籍し、公式戦10試合に出場したものの、ほとんどベンチスタート。出場機会を求めてベンフィカに移籍。ところが、公式戦4試合にしか出場できていないということで、さらに苦しい感じに。2018年6月までのレンタル期間を短縮してベンフィカを退団するのでは?と見られています。
(“ネイマール2世”がレンタル先で構想外。半年で契約打ち切りか…来年1月に復帰も フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月02日 )


■2020/05/03 スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に

 同じページの紹介選手ではその後活躍している選手が多かったのですけど、ここでの紹介の時点で伸び悩みという内容だったガビゴル。ただ、彼もついにブレイクしました。とは言っても、ヨーロッパでは結局成功できません。「ガビゴル」という愛称はたくさんゴールを決める選手という意味でつけられたそうですが、「ガビ・ノー・ゴール」のまま、今度はブラジルのサントスにレンタル移籍。ここで復活します。
 さらにレンタル先を変えたフラメンゴでさらに大活躍。カンピオナート・ブラジレイロ2019で優勝に貢献しただけでなく、2019シーズンにカップ戦も含めると40得点と名前の通りにゴールを量産。これで終わりではなく、コパ・リベルタドーレス2019でも12試合9ゴール2アシストで優勝に貢献しました。
 そもそも2019年の南米年間最優秀選手にまでなりましたので、23歳の若手としては活躍というレベルではない活躍。ヨーロッパに適応できなかったのは残念ですが、大活躍と言って良いでしょう。


■2017/03/20 16歳デビューのニュー・アンリことキリアン・ムバッペ、次々と最年少記録を塗り替える

  モナコのFWキリアン・ムバッペが、3月19日にフランス・リーグアン史上最年少で13得点を記録しました。彼はニュー・アンリと呼ばれますが、その元フランス代表のティエリ・アンリが持っていたリーグアン13ゴールの史上最年少記録19歳3ヶ月を更新する18歳3ヶ月でのゴールでした。

 18歳だけですと、そこまで若いわけではないのですが、彼のデビューは16歳347日。これもやはり、モナコの最年少出場記録でアンリを抜いていました。
  さらに17歳62日でのプロ初ゴールも、モナコの史上最年少得点記録でもアンリを抜いたものでした。

“ニュー・アンリ”がまた本家超え。モナコ新星が史上最年少でリーグ13得点 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月20日

 モナコが、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アウェイでドルトムントと対戦し3-2の勝利しています。この試合でムバッペが2ゴールも奪って活躍したとのことで、その話を2017/04/13に追加。
 18歳113日での1試合2得点は、CL最年少。リーグの方でも、今季は公式戦34試合出場で21得点を記録しており、今乗りに乗っている感じですね。

CL史上最年少の”18歳113日”で1試合2ゴール! ドルトムントを苦しめた若手とは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月13日

2017/04/21追記:さらに活躍。 ドルトムントとの2ndレグでも先制点を決めて、ホームでの3-1の勝利に貢献。3分に左サイドバックのバンジャマン・メンディが放った強烈なミドルシュートをGKがはじくと、こぼれ球に素早く反応して押し込みました。

 データ情報サイト『opta』によれば、ムバッペはCL通算5得点に達成した史上最年少になりました。これまでは元レアル・マドリーのレジェンド・ラウールが記録保持者で、18歳3か月30日のムバッペはこれを41日更新。

 また、グループステージでは無得点だったが、決勝トーナメント1回戦から4試合連続ゴールを決めた史上初の選手となったとのこと。

サッカー界に18歳の“超新星”現る! ドルト戦で「CL史上最年少記録」を樹立 ットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月20


■2017/10/24  97%支持で票を独占!ムバッペが新人賞であるゴールデンボーイ賞に

 欧州でプレーする若手選手の中から年間を通して最も印象的な活躍を見せた選手に贈られる“ゴールデンボーイ賞”2017の受賞者として、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが選出されました。
 ムバッペは全300票のうち291票という圧倒的な得票数を獲得。文句なし!という感じです。
  バルセロナの同じフランス代表FWウスマン・デンベレと、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが2位と3位に続いたとあるものの、残りは9票しかないのですから、数票のみでした。

 記事によると、過去には、 ウェイン・ルーニー(2004年)やリオネル・メッシ(2005年)、セルヒオ・アグエロ(2007年)、マリオ・ゲッツェ(2011年)、ポール・ポグバ(2013年)などといった人が選ばれています。
 そうそうたる顔ぶれ…と言いたいところですが、あの選手の名前がない!というのがあるので、第選手となるとは限らないのかも。あまり当てにならないかもしれません。

18歳ムバッペ、圧倒的得票数で“ゴールデンボーイ”受賞。欧州最高の若手選手に
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月23日
https://pex.jp/point_news/d00be21029463d8527a1ee42d0478a3a


■2017/05/09 南米で屈指の有望株!ウルグアイのロドリゴ・ベンタンクール

 日本の感覚だとちょっと理解しづらそうなU-20W杯で日本と対戦へ。ユーベ入り決定済みのウルグアイ新星、大会出場が決定 フットボールチャンネル | 2017年05月08日というニュースがありました。

 南米屈指の有望株として高く評価されるMFロドリゴ・ベンタンクール。国籍はウルグアイで、クラブの所属は南米の名門ボカ・ジュニオルスです。ユベントスへの移籍も既に決まっていると言います。

 であるのなら、今月20日から開催されるU-20ワールドカップにU-20ウルグアイ代表として出場することがニュースになる…というのはおかしな話だと思う人もいるかもしれません。むしろ出場して当然だろう!という話です。

 ただ、海外では、若手選手の代表試合への出場を拒むということがよくあります。試合に出て活躍しすぎてしまう選手だと、チームに欠かせないがために、代表招集を快く思わないのです。

 ボカも当初、チームにとって重要な戦力である同選手のU-20W杯出場に難色を示していた。U-20ウルグアイ代表は大会に向けた準備のため先週中国へと出発したが、ベンタンクールは帯同せずボカに残っていた状態でした。

 しかし、ついにボカもU-20W杯出場を了承。そのためにこのようなニュースとなりました。

 ちなみに、U-20W杯出場では、ウルグアイは5大会ぶりにこの大会に出場するU-20日本代表と同じグループDに入っているそうです。


■2017/05/10 フランスではムバッペ、デンベレ、マキシム・ロペス、テオ・エルナンデスが招集外

 上記のロドリゴ・ベンタンクールに関連して、フランスでは、ユースの大会に出ない選手が多いことがわかる良い記事がありました。それによると、以下の選手らが出場しないことがわかっています。

キリアン・ムバッペ 18歳 モナコ フランスA代表でも活躍、A代表のデシャン監督の意向
ウスマン・デンベレ ボルシア・ドルトムント フランスA代表でもプレー
マキシム・ロペス マルセイユ クラブの意向
テオ・エルナンデス アラベス クラブの意向

フランスの超新星ムバッペ、U-20W杯には出場せず。A代表監督が要請 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月09より



■2017/05/28 イタリアもロカテッリ、メレト、キエーザらが招集外

 海外では、有望若手選手をユースに出さないことが多いとわかる話がまたありました。

 昨年に行われたU-19欧州選手権で、準優勝だったイタリア。当然ここにもタレントが…となるはずなのですが、そうはなりませんでした。
 イタリアのサッカー界は、U-20W杯をタイトルの獲得の場というよりあくまで育成の大会だと考えているそうです。
(【U20】イタリア"主役"不在の理由。要警戒の2トップ、経験では日本有利 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月27日 より)

 まず、以下のようなクラブで活躍した中心選手が、招集されていません。6月に行われるU-21欧州選手権の方に回されるとのこと。

マヌエル・ロカテッリ 一度ミランでレジスタのポジションを確保
アレックス・メレト ウディネーゼからレンタルで回されたSPALでセリエA昇格に貢献したGK
フェデリコ・キエーザ U-19の欧州選手権には招集されていなかったが、フィオレンティーナでブレイク。

 また、シーズン中ということもあり、他にも来ていない選手がいます。

フェデリコ・ディマルコ 左サイドバック。エンポリの残留がもつれたためにシーズン終了後の合流。
アンドレア・ピナモンティ インテルがヨーロッパリーグ出場権を懸けて戦っていたため招集は拒否。

 数少ない大物選手としては、以下が挙げられていました。

ニコロ・バレッラ セリエAでレギュラーだが、カリアリは残留を余裕で決めていた。
ロランド・マンドラゴラ 長期故障の後で試合勘を取り戻させる意味から、ユベントスが許可。

 ウルグアイのベンタンクールは例外的というわけなのですが、この記事でも以下のようにありました。

"ニコラス・スキヤパカッセやロドリゴ・ベンタンクールらを呼んで勝ちに来ているウルグアイには0-1で敗れた"

 そのイタリアに怪我人以外はベストの日本が、2ー2で引き分け。世界のレベルからすると、物足りない感じです。


■2017/10/12  14歳のファンジェ・トゥーレ、イシアガ・カマラらがU-17W杯で活躍

 インドで開催中のU-17ワールドカップで、14歳のギニア代表のFWファンジェ・トゥーレが2試合連続ゴールを記録と、活躍を見せています。2002年11月1日生まれとめちゃくちゃ若いです。
 トゥーレは今年5月に行われた、今大会の予選を兼ねたU-17アフリカ選手権でも得点王に輝いた選手ということで、予選から主力だったっぽいです。すごいぞ、こいつ!

 ただ、 トゥーレは今大会の最年少選手ではありません。同じギニア代表には14歳の選手がトゥーレも含めて5人も招集されていて、うち3人はトゥーレより誕生日が遅いそうです。
 また、トゥーレより約2ヶ月若い大会最年少選手であるDFイシアガ・カマラもこれまで2試合に先発出場ということで、レギュラークラスのようです。恐ろしいですね。

 あと、 チームは2試合で勝ち点1と苦しい状況で、残念ながら、これ以上の活躍は期待できそうにありませんでした。
(U-17W杯で驚異の“14歳”が活躍中。2試合連続ゴールを記録 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月11日より)



2023年4月23日日曜日

ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…

■2020/06/22 ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…



■2020/06/22 ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…

 私がリーガ・エスパニョーラを見ていた頃強かったデポルティーボ・ラ・コルーニャ。私は「ラ・コルーニャ」という名前のイメージが強かったのですけど、確か映像で使われている現地映像では、「デポルティーボ」を略称に使っていた気がするんですよね。
  本拠地は、スペイン・ガリシア州・ア・コルーニャであり、「Deportivo(デポルティーボ)」はスペイン語で「スポーツの」という意味を持つため、Deportivoの名を冠したスポーツクラブは世界各地に多数存在するということで、やはり略称は「ラ・コルーニャ」の方が良さそうな感じ。
 ただ、ウィキペディアによると、 一般的にこのクラブが「デポル」、「デポルティーボ」の略称で呼ばれるとされていました。やっぱり「デポルティーボ」の方が使われる感じです。

 世界各地の「デポルティーボ」が列記されているデポルティーボ - Wikipediaでは、スペインが特に数が多く、17クラブもありました。有名クラブも多数ありますね。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ
CDアルコヤーノ - Club Deportivo Alcoyano
デポルティーボ・アラベス
RCDエスパニョール - Reial Club Deportiu Espanyol de Barcelona
レバンテUD - Levante Unión Deportiva
RCDマヨルカ - Real Club Deportivo Mallorca
ヘレスCD - Xerez Club Deportivo
CDヌマンシア - Club Deportivo Numancia de Soria
UDラス・パルマス - Unión Deportiva Las Palmas
ロルカ・デポルティーバCF
UDサラマンカ - Unión Deportiva Salamanca
CDテネリフェ - Club Deportivo Tenerife
UDベシンダリオ - Unión Deportiva Vecindario
SDポンフェラディーナ - Sociedad Deportiva Ponferradina
UDアルメリア - Unión Deportiva Almería
CDカステリョン - Club Deportivo Castellón
CDクエンカ (スペイン) - Club Deportivo Cuenca

 ただ、こちらでは、先程以上に明確にデポルティーボ・ラ・コルーニャが「デポルティーボ」と呼ばれるという話を明記していました。

<これら全てのスペインのチームはデポルティーボ(あるいはデポルティーバ)の名が付けられているが、レアル・クルブ・デポルティーボ・ラ・コルーニャのみがデポルティーボの略称で知られており、愛称のデポル (Depor) やスーペルデポル (SuperDepor) でも呼ばれている>


2023年4月22日土曜日

ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?

■2017/11/19 36年ぶりW杯出場決定でペルー、全国民休日にしちゃう
■2017/11/19 ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?
■2023/04/22 ペルー好きな選手ベスト11 英雄ゲレーロよりカリージョやクエバ
■2018/06/17 ペルーは実は強い!と思っていたらそうでもなく
■2018/06/17 ペルーは英雄ゲレーロよりカリージョとクエバが良い
■2018/06/22 フランスに対しかなり攻めていたペルー
■2018/06/22 ペルーはとにかく右サイド、カリージョは良い選手だった




■2017/11/19 36年ぶりW杯出場決定でペルー、全国民休日にしちゃう

 11月25日に、ロシアW杯大陸間プレーオフ2ndレグの試合が行われ、FIFAランキング10位のペルー代表はFIFAランキング122位のニュージーランド代表を2-0で破りました。というか、ペルーのランキング高いですね!
  1stレグは0-0でしたので、ペルーが1982年のスペイン大会以来、36年ぶりとなる5回目のW杯出場を決めています。

 これだけだとなんてことないのですが、なんとペルー労働省が発表していた通り、現地時間の11月16日はペルー全国民休日となったとのこと。ワールドカップ出場で休みになるってのは、すごいです!
(ペルー、36年ぶり5回目のW杯出場! NZ代表に2-0完勝。16日は全国民休日に フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月16日より)
https://pex.jp/point_news/a63eed08cedbb63845995b8fa09da24e


■2017/11/19 ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?

 上記は、国がワールドカップに力入れすぎ!というものですが、これだけだと悪い話じゃありません。ところが、悪い意味で力入れすぎという疑惑もあるのです。

 前述の2-0で決まったペルーでの一戦。その前に、ニュージーランド代表がホテルに宿泊していた時、3つの軍用機が超低空飛行でホテル上空を飛び轟音を轟かせていたというのです。睡眠妨害の他、安全面も脅かされたとしています。
 また、軍用機の飛行には政府の承認が必要なものなので、国の関与が疑われます。普段は飛んでいるはずのグライダーやパラセーリングの姿が全くなかったため、事前に計画されていた可能性があるという指摘もあるようです。

 この問題についてはペルー在住のニュージーランド大使が苦情。ニュージーランドフットボールのCEOを務めるアンディ・マーティンも以下のように批判していました。
「これは明らかに認可された行動であることは事実だ。確かにそれははっきりとしているが、ステップとしては遠すぎる。我々にいくつかの混乱やハプニングが起きることは予想していた。しかし、これは如何なものか。軍隊が関与するとなると別次元の話だ」

(W杯出場にペルー政府が関与? ホテル上空に軍用機…NZ側が非難「これは如何なものか」    フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月17日 より)
https://pex.jp/point_news/7ce5437373b7b9d7bb2da4ca8166766b

 国民の休日だけだとこぼれ話だったのですが、これのせいで汚い話になってしまいました。




■2023/04/22 ペルー好きな選手ベスト11 英雄ゲレーロよりカリージョやクエバ

 ペルーで無理やり好きな選手ベスト11。2018年しか見ていませんので、そのメンバーですね。英雄と呼ばれるFWゲレーロが有名ですが、それより中盤のカリージョやクエバの方が好きでした。

    ゲレーロ

フローレス クエバ カリージョ

  ジョトゥン アキーノ

トラウコ     アドビンクラ

  ラモス ロドリゲス

    ガジェセ

GK ペドロ・ガジェセ 1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/2/23 188cm

CB クリスティアン・ラモス 1 29歳(2018年ワールドカップ) 1988/11/4  182cm

CB アルベルト・ロドリゲス 1 34歳(2018年ワールドカップ) 1984/3/31 179cm

RSB ルイス・アドビンクラ 3 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/3/2 177cm
 ヒールで切り返してシュートまで行くプレーあり。RSHのカリージョとともにスピードのある右サイドはペルーの武器になっており、攻め上がる場面多数。

LSB ミゲル・トラウコ 2 25歳(2018年ワールドカップ)  1992/8/25 175cm
 左でこぼれをもらって、長身のDFが陣を越えた1番外にクロス。その折り返しはチャンスになっていた。

CH ペドロ アキーノ 23 23歳(2018年ワールドカップ) 1995/4/13 174cm
  ペルーは2人変えてきましたが、ともに前回途中交代で出てきた選手。アキーノは守備的な中盤の2枚でスタメン。そして、後半開始で1枚減らされた場面でも残りました。信頼されたんでしょうね。
 そのアキーノが魅せます。かなり長いシュート、枠に行かないかとも思ったものの、軽く右に回転していて、左のゴールの角に当たる素晴らしいシュートでした。

CH ジョシマール・ジョトゥン  1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/4/7 170cm

RSH、LSH アンドレ・カリージョ  4 27歳(2018年ワールドカップ) 1991/6/14 180cm
  ドリブラーということで見たかった選手。実際、ドリブルが切れていました。なかなか取られません。結構好きな選手ですね。次の試合ももドリブルとスピードが効いています。2人を抜いてマイナスのボール入れるプレーなんかは特に良かったです。
 ただし、相手もこちらサイドがペルーのストロングポイントと理解していたようで、ケアするような起用をしてきました。完全に優勢であっても決定的な場面までは作れず。それを気にしたのか、左右入れ替えていて、どうかと思いました。実際、左だと完全に沈黙。後半再び右にして悪くなくなりました。右の方が 良いんでしょうね。

OH、LSH クリスティアン・クエバ  4 26歳(2018年ワールドカップ) 1991/11/23 168cm
 26歳。 トップ下みたいな感じ。残り足引っかかってしまい、ラッキーな感じでPK。自らキッカーになったのですけど、1回フェイク入れてから蹴ったのが失敗。浮かしてしまいます。大体こういう余計なことすると外しますよね。このPK失敗が最後まで尾を引いて敗戦となりました。戦犯といえば戦犯です。
 ということで、イメージは悪かったのですけど、良い選手ではありますね。後半良い裏へのスルーパスを見せていました。
 また、左でフリーでもらうと、ドリブルで中に入りながら 今度は右のフリーの選手にちょっと浮かせてのパス。少し合わなかったですけど、右のアウトサイドで切り返してからのパスであり、テクニックを感じさせるプレー。
 その後も右のアウトで左からふわっと入れる技術の高いボール。ドリブルも効いていましたが、テクニックがあります。特に右のアウトを多用する感じでおもしろい選手ではありました。

LSH エディソン・フローレス 1 24歳(2018年ワールドカップ)  1994/5/14 170cm

FW9 パオロ・ゲレーロ 1 34歳(2018年ワールドカップ) 1984/1/1 185cm



■2018/06/17 ペルーは実は強い!と思っていたらそうでもなく

2018W杯グループリーグ1試合目 ペルー 0-1 デンマーク
 ペルーは前述の軍用機の件があったので応援はせず。相手のデンマークがもともと好きな国ってのもあります。
 ペルーはもっと守備が固いチームなんじゃないかと思ったのですけど、 デンマークとともに後半は結構攻撃の選手を開けてしまう場面が目立ちました。特にサイドですね。それほど守備は堅固ではない感じ。もっと強いチームだと予想していたので予想外でした。
 GK
1 ペドロ・ガジェセ 6
DF
17 ルイス・アドビンクラ 6
15 クリスティアン・ラモス 6
2 アルベルト・ロドリゲス 6
6 ミゲル・トラウコ 5.5
MF
13 レナト・タピア 6(87分OUT)
19 ジョシマール・ジョトゥン 6
18 アンドレ・カリージョ 6.5
8 クリスティアン・クエバ 6
20 エディソン・フローレス 5.5(62分OUT)
 FW
10 ジェフェルソン・ファルファン 6(85分OUT)
 交代選手
FW9 パオロ・ゲレーロ 6(62分IN)
 FW11 ラウール・ルイディアス ―(85分IN)
 MF23 ペドロ・アキーノ ―(87分IN)
(【ペルー 0-1 デンマーク|W杯選手採点】1点をめぐる攻防、MOMは攻守連発のデンマーク守護神に! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/17 ペルーは英雄ゲレーロよりカリージョとクエバが良い

 2018W杯グループリーグ1試合目 ペルー 0-1 デンマーク
GK
1 ペドロ・ガジェセ 6
DF
17 ルイス・アドビンクラ 6
  28歳。 右サイドバック。後半ドリブルからヒールで切り返してシュートまで行くプレーあり。
15 クリスティアン・ラモス 6
2 アルベルト・ロドリゲス 6
6 ミゲル・トラウコ 5.5
 25歳。左でこぼれをもらって、長身のDFが陣を越えた1番外にクロス。その折り返しはチャンス になっていた。
MF
13 レナト・タピア 6(87分OUT)
19 ジョシマール・ジョトゥン 6
18 アンドレ・カリージョ 6.5
  27歳。右のSHかな? ドリブラーということで見たかった選手。実際、ドリブルが切れていました。なかなか取られません。結構好きな選手ですね。
 ドリブルで中に入って好シュートまで行くプレー。さらに意外なことに良いスルーパスでチャンスも演出。
 後半も相手をかわして右サイド縦にスピードで一気に前へ行くプレー。また右から崩して中への折返しという1点もののチャンスメイクもありました。
8 クリスティアン・クエバ 6
 26歳。 トップ下みたいな感じ。残り足引っかかってしまい、ラッキーな感じでPK。自らキッカーになったのですけど、1回フェイク入れてから蹴ったのが失敗。浮かしてしまいます。大体こういう余計なことすると外しますよね。このPK失敗が最後まで尾を引いて敗戦となりました。戦犯といえば戦犯です。
 ということで、イメージは悪かったのですけど、良い選手ではありますね。後半良い裏へのスルーパスを見せていました。
 また、左でフリーでもらうと、ドリブルで中に入りながら 今度は右のフリーの選手にちょっと浮かせてのパス。少し合わなかったですけど、右のアウトサイドで切り返してからのパスであり、テクニックを感じさせるプレー。ただ、フリーの選手だらけでわかるように、相手がだいぶ崩れていたためというのもあります。守備レベルはちょっと物足りなさを感じました。
 その後も右のアウトで左からふわっと入れる技術の高いボール。ドリブルも効いていましたが、テクニックがあります。特に右のアウトを多用する感じでおもしろい選手ではありました。
20 エディソン・フローレス 5.5(62分OUT)
 FW
10 ジェフェルソン・ファルファン 6(85分OUT)
 交代選手
FW9 パオロ・ゲレーロ 6(62分IN)
 34歳。ペルーの英雄でドーピング疑惑で一時出場停止だった選手。よくわからないんですけど、出場停止の一時停止(?)で出場できることに。 ただ、意外なことに先発ではありませんでした。
 ゴール前でうまいところに入っていくなど存在感あるプレーは見せたものの、そこまですごいといったプレーは見せられずに終わりました。
 FW11 ラウール・ルイディアス ―(85分IN)
 MF23 ペドロ・アキーノ ―(87分IN)




■2018/06/22 フランスに対しかなり攻めていたペルー

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー

 破れたものの、初戦では良い攻撃を見せたペルー。フランスは豪華な攻撃陣を揃えたチームですけど、立ち上がりがらガツンと行ってむしろペルーペース。しかし、徐々にペースをつかまれて、その時間帯に失点。逆に言うと、フランスは良い時間帯にきちんと決めました。
 後半は受けに回ったフランスに対し、かなり攻めていました。ただ、フランスもチャンスと見れば狙っており、一方的とまでは行けず。また、決定的な場面もほとんど作ることができず、うまく守られてしまいました。
GK
1 ガジェセ 5.5
DF
17 アドビンクラ 6.5
15 ラモス 5.5
2 A・ロドリゲス 5.0
(→サンタマリア 5.5)
6 トラウコ 5.5
MF
18 カリージョ 6.0
23 アキーノ 6.0
8 クエバ 5.5
(→ルイディアス -)
19 ジョトゥン 5.5
(→ファルファン 6.0)
20 フローレス 5.5
FW
9 ゲレーロ 5.5
(メンバー・採点は、レーティング:フランス 1-0 ペルー《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)




■2018/06/22 ペルーはとにかく右サイド、カリージョは良い選手だった

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー
GK
1 ガジェセ 5.5
DF
17 アドビンクラ 6.5
 28歳。 右サイドバック。カリージョとともにスピードのある右サイドはペルーの武器になっており、この試合でも攻め上がる場面多数。こちらサイドではフランスに勝っていました。ただ、フランスも意識してケアしていたようで、優勢であっても決定的な場面までは言えず。
15 ラモス 5.5
2 A・ロドリゲス 5.0
(→サンタマリア 5.5)
6 トラウコ 5.5
MF
18 カリージョ 6.0
 27歳。右SH。今日もドリブルとスピードが効いています。2人を抜いてマイナスのボール入れるプレーなんかは特に良かったです。
 ただし、フランスもこちらサイドがペルーのストロングポイントと理解していたようで、ケアするような起用をしてきました。完全に優勢であっても決定的な場面までは作れず。それを気にしたのか、左右入れ替えていて、どうかと思いました。実際、左だと完全に沈黙。後半再び右にして悪くなくなりました。右の方が 良いんでしょうね。
23 ペドロ アキーノ 6.0
  23歳。ペルーは2人変えてきましたが、ともに前回途中交代で出てきた選手。アキーノは守備的な中盤の2枚でスタメン。そして、後半開始で1枚減らされた場面でも残りました。信頼されたんでしょうね。
 そのアキーノが魅せます。かなり長いシュート、枠に行かないかとも思ったものの、軽く右に回転していて、左のゴールの角に当たる素晴らしいシュートでした。
8 クエバ 5.5
 26歳。 前の試合はPK失敗がありつつも目立った選手。 ところが、今日は逆に目立った失敗がない一方で、見せ場もありません。真ん中にカンテとポール・ポグバがいましたからね。抑えられてしまったのかもしれません。後半はポジション変更により、トップ下から左サイドに回ったものの、やはり躍動しませんでした。
(→ルイディアス -)
19 ジョトゥン 5.5
(→ファルファン 6.0)
20 フローレス 5.5
FW
9 ゲレーロ 5.5
 34歳。ペルーの英雄でドーピング疑惑で一時出場停止だった選手。前回は途中交代でしたが、今日は最初から出てきます。ただ、出場停止期間もありましたし、コンディションがベストではないのかもしれませんね。前回スタメンでなかったのもそういうところなのかも。
 唯一の見せ場は、前半サイドからのボールですーっと出てきてDFにの前に入ってのシュート。動きが素晴らしかったです。ゴールはほぼ正面でしたが、股下を抜けそうな低いシュートであり、GKはやや取りづらいもの。こちらも悪くなかったです。



2023年4月21日金曜日

優勝争いした翌年に、なぜ柏レイソルは崩壊して降格したのか?

■2018/12/02 アカデミー出身者がスタメンを占める柏レイソルはすごい?
■2018/12/02 優勝争いした翌年に、なぜ柏レイソルは崩壊して降格したのか?
■2020/05/26 クラブがおかしい・大量補強…ダメパターンが両方当てはまる



■2018/12/02 アカデミー出身者がスタメンを占める柏レイソルはすごい?

 2017年には一時首位に立つ など、優勝争いを繰り広げた柏レイソル。外国籍選手を除けば、柏レイソルU-18以下のアカデミー出身の選手がスタメンであることで注目されて、すごく褒められていたクラブです。
 ところが、そのわずか1年後には17位で降格。最近の実力差のないJリーグを象徴するような結果であり、仕方ないとは言うものの、あれだけ褒めていたのは何だったのか?という虚しさも感じます。まず、今日はその褒められていた頃の記事の話から紹介します。

  柏レイソルが掲げてきた「8+3」というのは、先発メンバー11人のうち、3人の外国人選手を除く8人を、柏レイソルU-18以下のアカデミー出身の選手で占めるということ。
 U-15およびU-18のコーチや監督を歴任してきた吉田達磨(現ヴァンフォーレ甲府監督)が、アカデミーダイレクターに就任した2010シーズンの後半に、はっきりとした目標として掲げられました。
 それまでは各カテゴリーを率いる指導者によって異なっていたコンセプトを、吉田監督が標榜してきた「自分たちがボールを保持する攻撃的なサッカー」で統一。これが功を奏し、無謀とも思える「8+3」をほぼ達成(3に日本人が入ることも)しつつ、優勝を争うという結果を出しました。
(柏を変えた育成哲学。アカデミー育ちが台頭…ようやく見出した「8+3」の最適なバランス | フットボールチャンネル 2017年06月20日(Tue)12時50分配信text by 藤江直人より)


■2018/12/02 優勝争いした翌年に、なぜ柏レイソルは崩壊して降格したのか?

 記事では、"レイソルは「8+3」の最適なバランスを見つけた"、"長い歳月が費やされた末に、理想の戦い方を手にしたレイソルの快進撃は本物だろう"としていました。
 ところが、翌年に崩壊して、下平監督も退任することに。この分析についてはまた記事を探してみたいですね。

 とりあえず、今日は私の思うところを。
 ユース出身の選手でレギュラーを揃えるというのは理想的で、好感を持ちます。また、非常に重要なのは、 各カテゴリーを率いる指導者によって異なっていたコンセプトを統一したということ。
 鹿島は茨城県でなおかつJリーグで最も小さいホームタウンということで、ユース人材の確保が難しく柏と全く違うのですが、コンセプトの統一ということでは似た良さがあります。 鹿島はJリーグ開始以来、4-4-2で、若手を育てて若がりさせる、という一貫性があり、それが唯一長いスランプなく優勝争いを続けて、圧倒的なタイトル数になったと言われていました。

 一方で私が気になったのは、柏レイソルの場合、あまりにも平均年齢が若すぎること。私自身は若い選手の方が好きなのですけど、急激に若返りしたチームはうまくいかないことが多いので、良くないというのが私の持論。なので、2017年の柏レイソルの躍進は予想外でした。
 ただ、結局、その快進撃が続かないどころか降格となってしまったというのは、やはり「本物」ではなかったのでは?ということ。若いチームは乗っているときは強いものの、苦しくなったときにガタガタっと崩れてしまいがちです。
 ここらへんは鹿島アントラーズとの違いでもあるでしょう。鹿島は意識して良いベテランスタメンクラスを放出して若手を育てることがあるものの、急激に極端に若くするといったことはしていない印象。
 また記事を探してみたいですけど、私が思ったのはこんなところです。

 今度記事を探すと言いつつ今検索かけてみると、補強してだいぶスタメン入れ替えちゃったみたいですね。ユース出身が全然いなくなった模様。
 これはユース出身うんぬんに関係なくて駄目パターン。たとえ豪華メンバーであったとしても大量に入れ替えるチームはうまくいかないことが多いです。順位が良くて急にお金が入ったので、余計な補強しちゃいましたかね? とりあえず、こっちの理由の方が大きそうでした。
 あと、監督人事で揉めるクラブという噂も。クラブの運営が安定しないというのも研究によると、駄目なクラブの典型的なパターンだそうな。


■2020/05/26 クラブがおかしい・大量補強…ダメパターンが両方当てはまる

 柏レイソルはその後J2で優勝して、J1に戻ってきました。ということで、非常に今さらなんですけど、今回は降格したときの分析記事について見てみます。 非は現場か、自滅感の否めない柏のJ2降格/編集部コラム【超ワールドサッカー】という記事をブックマークしていました。
 記事ではまず、前回書いたうちの「クラブの問題」を指摘しています。「一体感やビジョンを欠いた上層部にあるように感じてならない」として、以下のように書いていました。

<プロで指導者経験なしだった加藤望ヘッドコーチの監督昇格による(引用者注:成績不振で解任された)下平隆宏監督の強化チームダイレクター就任。そこまでして下平氏をクラブに留めておく理由はなんだったのか。疑問しかない。ことが終わったあとだけに、全てがたらればになるが、加藤監督の就任以降はチーム状態がより悪化>

 なお、私が持論としている「大量補強はダメ」もやっていたみたいですね。前回書いたスタメンの変更もこれに絡むものかもしれません。ただ、大量補強の方は2020年の鹿島がJリーグ開幕前に苦労(新型コロナウイルスでリーグは延期)したのと同様に、ACLを戦わなくてはいけないため…というやむを得ない事情もあります。各チーム、ACLの扱いは難しいですね。

 <柏は今冬、J1とACLの二兎を追うべく、FW江坂任やFW瀬川祐輔、MF小泉慶ら実力者を積極補強。強化部の見事な立ち回りにより、2チーム分の戦力を整備した>

2023年4月20日木曜日

アビスパ一筋で「キング城後」と讃えられる城後寿 国見時代含めれば九州一筋にも

■2016/4/27 アビスパ一筋で「キング城後」と讃えられる城後寿 国見時代含めれば九州一筋にも



■2016/4/27 アビスパ一筋で「キング城後」と讃えられる城後寿 国見時代含めれば九州一筋にも

 2005年の高校選手権のメモが出てきました。ベスト4で敗れた国見の試合。1年前の経験者は4人で1人が怪我。小粒な印象でしたが、城後選手はWikipedia見るとその後活躍している感じ。
 城後選手に関する私のメモは長身と、肩幅大きくごついという身体的特徴のみ。Wikipediaを見ると、183cmでした。

-----引用 ここから-----
城後寿 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%BE%8C%E5%AF%BF

城後 寿(じょうご ひさし、1986年4月16日 - )は福岡県久留米市出身でアビスパ福岡所属のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー、フォワード。

生年月日     1986年4月16日(30歳)
出身地     福岡県久留米市
身長     183cm
体重     77kg
-----引用 ここまで-----

 アビスパ一筋で、なぜかキングと言われているとのこと。国見" 卒業後、Jリーグの複数クラブからオファーが届いたが、地元アビスパ福岡に入団した"ともあったものの、国見は長崎県です。九州一筋くらいな感じでしょうか。ただ、福岡県出身だから「地元」って意味ですね。

-----引用 ここから-----
2011年、アビスパは僅か1年でJ2に降格。この時もJ1のクラブからのオファーがありながらも、城後は2012年もアビスパ福岡でプレーする事を選び、福岡の選手の中で1番に契約更新をした。(中略)

長くアビスパに在籍し、背番号10番、エース、キャプテンという福岡の象徴であることから、サポーターからは『キング城後』と称えられている。 スタメン発表でもスタジアムDJから「城後"キング"寿」とコールされ、一番の盛り上がりを見せる。 サポーター席の目立つ位置に張られた横断幕にも本人の象徴画の物と『KING・JOGO』と記した物が掲げられている。
-----引用 ここまで-----

 また、子供の頃の話が印象に残りました。

-----引用 ここから-----
久留米市で生まれ育ち、出身校の久留米市立南小学校の生徒(同級生・同校生徒)の中では、城後=サッカーが上手くズバ抜けているという認識で、将来のプロサッカー選手になるだろうと誰もが思っていた。

さらに身体能力の高さは小学校の頃から有名で、久留米市立牟田山中学校時代は同校の陸上部に所属。陸上部での練習を終えた後、当時所属するサッカークラブの練習に参加していた。中学生の陸上競技(やり投げ)でジュニアオリンピック4位の記録を持つ。
-----引用 ここまで-----

 あと、小粒な印象とメモしていたんですが、一つ上が目立っていたせいかもしれません。Wikipediaには、"1学年上に平山相太、中村北斗、兵藤慎剛、関憲太郎がいる"とありました。この世代の国見は反則ってくらい、めちゃくちゃ強かった気がします。


2023年4月19日水曜日

中国人がオーナーになり、グラナダがリーガエスパニョーラ首位に

■2018/12/09 ワールドカップのスポンサー、15社中7社が中国企業だったのはなぜ?
■2019/11/01 中国人がオーナーになり、グラナダがリーガエスパニョーラ首位に
■2017/07/14 中国サッカーの交渉は犯罪に近い、ポドルスキが痛烈に批判
■2015/11/28 採算度外視で中国サッカーに貢献する広州恒大のオーナー恒大地産集団




■2018/12/09 ワールドカップのスポンサー、15社中7社が中国企業だったのはなぜ?

 他のところでも紹介されていたのを読んだことがあり、結構有名なんじゃないかと思いますが、習近平・中国国家主席は熱烈なサッカーファン。国家副主席だった2011年7月、北京を訪れていた韓国民主党党首との面談終了後に、韓国のサッカー選手“朴智星(パク・チソン)”のサイン入りサッカーボールを贈られてサッカー談義をしています。
 さらに習近平国家主席は、中国がFIFAワールドカップに出場する、FIFAワールドカップを開催する、FIFAワールドカップで優勝する、これが私の三つの夢だといったそうです。

チーム未出場の中国企業がW杯に意欲的な理由:日経ビジネスオンライン 2018年6月29日 北村 豊
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/101059/062700163/?n_cid=nbpnbo_ml

 記事では誤解した感じで書いていましたが、実を言うと、この面談の時点で1つ目の夢はすでに叶えられています。中国は2002年の日韓ワールドカップに出場しているためです。アジアの強豪2国が開催国で予選不参加の大会でちょっと特別ですけどね。

 趣味と政治をごっちゃにしてはいけないというのは日本の政治家にも言いたいのですけど、習近平国家主席もそんな感じでサッカー政策も作成。単一のスポーツに限定した全体計画は前代未聞といわれる「中国サッカー改革発展全体計画」を、2015年2月27日、“中央全面深化改革委員会”第10回会議で可決。
 FIFAワールドカップの開催国となり、FIFAワールドカップに参加し、2050年までにFIFAワールドカップで優勝することを目標に掲げたとのこと。「参加」ってのは初出場ではなく、再びワールドカップに出るってことですかね?
 また、2025年までに中国国内に5万カ所の“足球院校(サッカースクール)”を開設して若手選手の育成に励み、2030年FIFAワールドカップの開催国に立候補しようと考えていると言われているそうです。

 なお、ご存知の通り、高額移籍金の外国人選手が次々と中国スーパーリーグにやってきましたが、中国サッカー協会はこれに規制をかけました外国人助っ人の移籍金が4500万元(約7.65億円)以上となった場合には、その同額を中国サッカー協会へ支払うことを義務付けたものです。
 私はこの話を聞いて、習近平主席のサッカー好きが冷めたのかと思っていました。しかし、実はこれが逆。習近平主席が述べた「外国人のサッカースターが溢れている中国スーパーリーグより強大な国家チームの方がより重要だ」と述べていたため、忖度したのではないか?と言われているそうな。

 また、習近平主席の「中国サッカーの夢」に呼応する形で中国企業が積極的に取り組んだのが「2018 FIFAワールドカップ・ロシア」のスポンサー。なんと、FIFAパートナー(7社)とロシアW杯スポンサー(5社)および地域スポンサー(3社)の合計15社のうち、7社が中国企業だったとのこと。多いなぁと思って試合を見てはいたものの、マジで多いですね。
 ただ、記事ではなかったものの、これはビジネス的にもアリな選択の可能性があります。中国はご存知の通り、世界一の人口を有しており、ワールドカップの観戦者も多いはずです。ハリウッドも今は中国人を強く意識して映画を作るほどであり、単純に市場が大きいのです。
 また、スマホなど、日本企業以上に世界で売れているという企業もあります。今回のスポンサーには入っていませんが、HuaweiやXiaomiはヨーロッパのスマホシェアでの3位と4位であり、中国以外でも売れています。なので、海外での売上を含めて、普通に採算が合う企業もあるかもしれません。




■2019/11/01 中国人がオーナーになり、グラナダがリーガエスパニョーラ首位に

  バルセロナ対レアル・マドリーという2つの上位チームの試合が延期という特殊事情があるものの、リーガエスパニョーラ第10節が終了した時点でグラナダが暫定首位。1部復帰したばかりのチームで、しかも、これまで1部にいたシーズンはいずれも下位争い。全くの予想外です。
 "バルセロナ&レアル退け…“昇格組”グラナダが暫定首位。その躍進の裏に中国資本あり"(フットボールチャンネル | 2019年10月29日)では、「その躍進を支えているのが中国人実業家の存在だ」としていました。
 ただし、具体的にどのように良かったのかという話はほとんどなく、本当に中国人オーナーのおかげかどうかは不明でした。
https://pex.jp/point_news/f563987009b307466e0a81f79f133634

 とりあえず、記事によると、 オーナーは、38歳の中国人実業家であるのチャン・リーチャンさん。セリエAのパルマや中国の重慶当代力帆、NBAのミネソタ・ティンバーウルヴズを買収しています。
 パルマなど他のクラブでも大成功しているというわけではなく、パルマは 記事時点で8位。グラナダも最初は失敗で、買収した2016/17シーズンは20位に終わり2部降格。ただ、2018年6月にまだ監督経験の浅かった38歳のディエゴ・マルティネス監督を招聘したことで成功。経験のない監督の謙虚さがチームに団結力を生み、就任1年目でチームを1部昇格に導き、その流れが続いているといった感じ。オーナーの良さと言えるのは、この1点だけみたいですね。

 なお、以前よりもさらに中国勢は目立っている模様。2016年6月には中国の蘇寧グループがインテルの株式の約70%を取得してクラブを買収。2017年8月には吉田麻也が所属するサウサンプトンを中国人実業家のガオ・ジーシェン氏が買収しているそうです。


■2017/07/14 中国サッカーの交渉は犯罪に近い、ポドルスキが痛烈に批判

 中国サッカーは実際あまりうまいお金の使い方をしていない気がしています。もっと堅実にリーグレベルの向上やファン育成を目指した方が良さそうです。
  ただ、中国批判もまた過剰な気がします。Jリーグに来たポドルスキが中国批判をしていたのですが、これも発言の根拠に欠けていて、差別的なものを感じました。

 J1のヴィッセル神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキには中国からもオファーがありました。
 神戸での年俸は6億円前後とも報じられていますが、「中国で1500万から2000万ユーロ(約19億5000万~26億円)を受け取ることができるというのはとても魅力的に聞こえる話だ」とポドルスキは語っていました。

 ただ、彼は中国の交渉は犯罪に近いと言いました。どういう理由か?というと、単に以下のような話。なぜ犯罪なのかよくわかりません。

「8人や9人もの代理人が間に入ってくるような交渉のやり方は、犯罪にも近いものだ」

 また、 実際に手元に支払われる金額については、「間に絡んでくる黒いルートを経て、大幅に少なくなる可能性が高い」としているものの、これも根拠が不明でした。
(日本を選んだポドルスキ、中国サッカーを痛烈批判。「交渉のやり方は犯罪に近い フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月13日より)

 日本人向けのリップ・サービス的なところもあるのかもしれません。





■2015/11/28 採算度外視で中国サッカーに貢献する広州恒大のオーナー恒大地産集団

  ごく一部のクラブの選手の年俸が高騰するというのは、問題なわけですが、採算度外視で中国サッカーに貢献しようという姿勢には、驚かされました。


-----引用 ここから-----
 広州恒大は2007年まで中国の2部リーグにいて、1部の超級リーグに昇格した後も八百長問題を起こすなど褒められたクラブではなかった。しかし2010年、年間売上8000億元超(約14兆円)、利益は200億元(約3200億円)という巨大不動産会社・恒大地産集団に買収されると、その豊富な資金力で外国の一流選手を獲得するなどし、一気に中国を代表する強豪にのし上がった。

ACLでガンバに勝った中国・広州恒大、巨額報奨金の威力は絶大か?|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター]【第366回】 2015年10月6日
http://diamond.jp/articles/-/79474
-----引用 ここまで-----

 お金のかけ方はすごいです。

-----引用 ここから-----
 オーナー企業の恒大地産は広州恒大を世界でもトップクラスのビッグクラブに育て、それをベースに中国をアジアナンバー1のサッカー強国にするという野望を持っているようだ。スペインの名門レアル・マドリードと提携し、その指導のもとサッカースクールを開校。広大な敷地に40面以上のピッチがあり、2500人もの生徒が技術を磨いているという。

 広州恒大でプレーするのは他のクラブから引き抜いたトップクラスの選手とスクールから育ったエリート。そして攻撃の切り札として約21億円もの移籍金で獲得したリカルド・グラルをはじめパウリーニョ、ロビーニョといった現役のブラジル代表が顔を揃える。
-----引用 ここまで-----

 ただ、理解できなかったのは、ACLにもお金をものすごいつぎ込んでいることです。

-----引用 ここから-----
ガンバ大阪との準決勝の直前の会見で広州恒大サイドは驚くべき事実を公表した。この2試合に対し勝利給として600万元(約1億1500万円)、得失点差1につき500万元(約9600万円)、決勝進出のボーナスとして600万元を支給するとしたのだ。
-----引用 ここまで-----

 "ACLで優勝した場合、AFC(アジアサッカー連盟)から出る賞金は150万ドル。約1億8000万円だから、完全に足が出てしまう"とのこと。つまり、採算は考えていないのです。
 では、"どうしてここまでACLでの優勝に執着する"のでしょう? 作者は以下のように想像していました。

-----引用 ここから-----
 ACLの優勝クラブはFIFAクラブワールドカップの出場権を得られる。そこには各大陸のクラブ選手権覇者が出場。とくに欧州からはUEFAチャンピオンズリーグを制した世界的ビッグクラブがやってくることになる(昨年はレアル・マドリード、一昨年はバイエルン・ミュンヘンなど)。もし、クラブワールドカップで勝ち進めば、そうしたビッグクラブ(今年はバルセロナが決定)と対戦することになる。そうなれば、中国全土が盛り上がるし、サッカー熱も上がると見込んでいるのではないだろうか。また、そこでいい試合をすれば広州恒大は世界的にもビッグクラブとして認められる。そのための投資なのだろう。
-----引用 ここまで-----

 ちなみに広州恒大は2013年にも優勝しているので、初優勝ではありません。でも、これだけ力入れているんですね。
 私はサッカーに関わるお金が採算に合わないほど高額化するのをあまり望ましいと思っていませんけど、この恒大地産集団の姿勢は、ある意味社会貢献じゃないかと、ちょっと感心してしまいました。



2023年4月18日火曜日

中国人審判は低レベル?肩タックルで選手を倒しピッチ外に…

■2020/03/27 中国人審判は低レベル?肩タックルで選手を倒しピッチ外に…



■2020/03/27 中国人審判は低レベル?肩タックルで選手を倒しピッチ外に…

 2019年の中国1部スーパーリーグ第11節で上海上港と対戦した北京国安の元ブラジル代表MFレナト・アウグストが試合中、主審からまさかの“肩タックル”を受けてピッチに倒れ、治療を受けるというハプニングが発生しています。
 進行方向にたまたま立っていた主審が立ちふさがる形となったのですけど、主審は自分の身を守ろうとしたのか、肩と肘を突き出したところ、ちょうどいい感じでこれが決まりました! 一撃を受けたレナト・アウグストは顔と首付近を抑えながらピッチに倒れこみ、加害者の主審自身がすぐさま試合を止めて一時中断することになっています。
 マスコミはこれを「レナト・アウグストが、中国で主審にノックアウト」「前代未聞の一撃で倒れ、ピッチで治療を受けた」などと報じていました。
(「前代未聞の一撃」 主審の強烈"肩タックル"で選手ノックダウンの珍事反響「ひどい」 | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブより)

 で、さすが 中国人審判はレベルが低い…と思ったかもしれませんけど、報じられている審判の名前を見ると中国風の名前じゃないんですよね。マシュー・コンガーさんというお名前でした。
 検索してみると、ニュージーランド人みたいですね。レナト・アウグストの母国ブラジル代表の試合で、ブラジル代表監督にキレられている記事が出てきました。また、日本では、2018年のスルガ銀行チャンピオンシップでセレッソ大阪が、インデペンディエンテに0-1で破れた試合などで、笛を吹いていたようです。



2023年4月17日月曜日

マルカはレアル・マドリー…スペインのスポーツ紙は必ずひいきチームがある

■2020/03/08 マルカはレアル・マドリー…スペインのスポーツ紙は必ずひいきチームがある
■2020/03/08 バルセロナのスポーツ紙はサポーター同様に過激?



■2020/03/08 マルカはレアル・マドリー…スペインのスポーツ紙は必ずひいきチームがある 

 愛情と敵意に満ちたスペインのスポーツ新聞事情― スポニチ [ 2012年1月18日 06:00 ](江間慎一郎=バルセロナ通信員) によると、スペインでは、すべてのスポーツ新聞が、特定のクラブに肩入れをする報道スタンスを取っているとのこと。ヨーロッパではこれが普通というわけではなく、スペインだけだそうです。
 日本でも名前をよく聞くマルカ。ここはバルセロナびいきでレアル・マドリーに厳しいと友人が言っていたので調べ始めて見つけた記事なのですが全く逆でレアル・マドリーびいきでした。
 同紙の一面はほぼ毎日がレアルであり、余程大きなニュースじゃなければ、ほかのクラブやスポーツが一面を飾ることはないほど。もちろんマドリードに拠点をおいていて、ダントツの業界トップだそうです。

<発行部数が約270万部と、一般紙も差し置いてスペインで最も読者を抱えている新聞である。リーガ得点王に与えられるピチチ賞、1試合当たりの平均失点が最も少ないGKに与えられるサモラ賞を創設したのも同紙で、毎年10月にはスペインサッカー界の重鎮から現在のスター選手までが一堂に会す授与式を開く。また新聞だけでなく、マルカテレビやラジオ・マルカなども保持する複合メディアで、スペインサッカー、ひいてはスポーツ全体の報道を牛耳る存在だ>

 ほかは1人なのに、レアル・マドリー担当記者は9人。 もう一つのひいきクラブであるアトレティコは4人だそうで、明らかに差があります。また、新聞社の上層部にはクラブと深い関係を築いている人間がおり、インサイダー情報を流してる模様です。


■2020/03/08 バルセロナのスポーツ紙はサポーター同様に過激?

 約130万部の業界2位アスもマドリード。となると、こっちはアトレティコか?と言うとそうなんですね。
  <レアル、アトレティコを中心に報道するスタンスもマルカと変わらないが、アトレティコファンの間では「アスの方がアトレティコ寄り」との意見もある(反対の意見はまず聞かない)>とのこと。
  ただ、 レアルファンの間でも、マルカよりもアスの報道の方が正確と言われるとのことで、嫌いではなさげ。明記されていませんでしたが、マルカがレアル・マドリーびいきすぎて不正確という意味かもしれません。今だと久保建英に関するマルカ情報は注意した方が良いかもしれませんね。大げさに美化されていそうです。
 ちなみに、アスの裏表紙では水着姿の女性モデルを採用しているそうで、古いタイプのスポーツ紙っぽいですね。

 これらの次は、 60万部でムンド・デポルティボ、スポルトで、どちらもバルセロナです。マルカやアスと同様の方法で肩入れするバルセロナについて報じ、さらにはレアルへの敵意を剥き出しにもしているとのこと。敵意を剥き出し具合はバルセロナ側の方が激しく、サポーターのイメージとも一致しますね。
 ただ、スポルトはバルセロナの地元クラブであるエスパニョールにも比較的力を入れているとのこと。
  また、ムンド・デポルティボは、マドリード版であればアトレティコのムンド・アトレティコ、バスク版であればアスレチック・ビルバオのムンド・ビスカヤ、レアル・ソシエダのムンド・ギプスコアという特集ページをつけており、八方美人なところもあります。


2023年4月16日日曜日

松橋章太と似るが、速さではない松村優太の本当の魅力は?

■2020/03/18 単に速いだけではない松村優太、本当の魅力は?
■2020/03/18 技術の高さが重要な理由、 松村優太とそっくりの松橋章太は?



■2020/03/18 単に速いだけではない松村優太、本当の魅力は?

 私の持論だと、あまりに多すぎる大量補強はマイナス 。2020年の鹿島アントラーズはそういう失敗パターンになります。前年は過密スケジュールとけが人続出と代表クラスを次々奪われた…ということで、大量補強せざるを得なかった…というのはありますけどね。とにかく苦しい1年になりそうです。
 ただ、補強した中にはおもしろい人材もいます。小笠原満男、中田浩二、曽ヶ端準、本山雅志の黄金世代以来となる鹿島の高卒当たり年の可能性があり、今はむしろ別の選手が注目されているようですが、 私は静岡学園の松村優太に興味を持ちました。

 松村優太は、マリノスでMVPにもなった仲川輝人と似たところがあるといいます。松村の170cm/60kgは、161cmの仲川よりひと回り大きいとはいえ、小柄。そしてふたりとも50mを5秒台で走る快足の持ち主だそうです。
 ただ、おもしろいと私が思ったのは、彼らの特徴の違いの方。広いスペースにボールを持ち出し、スピードを活かして前進する仲川に対し、松村は狭いスペースでも、相手のマーカーとの距離が近くても、それを苦にせず持ち味を発揮するとのこと。高校選手権レベルでは5バック相手でも能力を発揮していました。珍しいタイプですね。
 ボールが身体に磁石のように吸い付いて見えるタッチの細かいドリブルがあり、狭い中でも縦方向にハイスピードで前進することができるそうです。しかも、その状態を長く維持しながら加速。スペースがあって一気にドーンと30m、40m突き進むスタイルではなく、スイスイと抜いているうちにいつの間にかロングドリブルしているタイプだといいます。
(仲川輝人、伊東純也と共通点も異なる魅力。静岡学園の松村優太に注目だ|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportivaより)


■2020/03/18 技術の高さが重要な理由、 松村優太とそっくりの松橋章太は?


 ボール操作術に難を抱えるスピードスターが多い中で、こうした技術は重要だとのこと。もうひとり名前が出ていた日本代表の右ウイング、伊東純也(ゲンク)はその点若い頃から良かったってことみたいですね。ボール操作術は簡単に上達しないため、若い時点で高い技術を持っていることが重要だとされていました。

 そういや名前の字面がすごく似ているので、以前好きだった松橋章太のことを思い出しました。成績は大分時代が良かったし長かったんですけど、私はなぜか、なかなか試合に出られなかった神戸にいた期間が長かったと誤解して覚えていました。
 松橋章太も171cm 65kgと小さくて、スピードが武器というタイプ。ただ、代表の予備登録メンバーまでは行ったものの、代表キャップを刻むまでには至りませんでした。彼はこの見方で言う技術は足りなかったかもしれないな…と思います。前述の通り、好きだったんですけどね。



2023年4月15日土曜日

大学サッカーが強かったという共通点を持つ日本と韓国

■2019/10/17 大学サッカーが強かったという共通点を持つ日本と韓国
■2020/02/29 かつての韓国サッカーは実業団と大学が中心だった…



■2019/10/17 大学サッカーが強かったという共通点を持つ日本と韓国

 日韓大学選抜の試合メモが出てきました。たぶんデンソーカップでしょうね。今はだいぶ違うでしょうが、日本と韓国って大学サッカーが強いという世界では珍しい特徴を持っていた国。共通点がありますね。
 Wikipediaによると、国内大学の地域対抗戦であるデンソーチャレンジカップ終了直後に開催していた学生東西対抗戦を1996年で発展解消して、1997年から2002年ワールドカップ・日韓大会の開催を記念して開催されるようになったのが「日韓大学対抗戦」だとのこと。東西対抗戦も見た覚えあるのですけど、結構前になくなっていたんですね。現在は日韓大学定期戦というそうです。

 私が見た当時のメンバーとメモ。1999年か2000年じゃないかと。メンバー見ると、プロ入りした覚えのある選手が多数。ただ、日本代表レベルがほとんど出てこなかった世代ですね。この頃でも世界的に見て日本の大学サッカーレベルは高かったのですけど、やはりJリーグ発足後は、ほとんどの選手をプロに取られるようになりました。
GK 鏑木
CB 小林大 △
CB 河口
LSB 金沢 △
RSB 川瀬
(交代 小林稔)
DH 小林慶 △
LSH 宮沢 〇 技術派
(交代 谷地)
RSH 戸田
OH 樹森大介 ✗(悪いという意味ではなく△の下) メモは「まずまずスピードある」のみ。ただ、好きなタイプだった記憶。検索すると、ベルマーレ入り。レギュラーを取れずともかなり試合に出ていた時期があったのですが、3年で戦力外通告。その後J2の水戸で主力としてプレーするもなぜか戦力外通告。不遇な感じですね。その後短期間の無所属から草津に行ってレギュラーになるもプロ引退。ここだけは戦力外通告ではなく、大学院受験のためでした。
FW 黒部 プロ入りしてからは好みだった気がするのですけど、ここでは無印でメモもありませんでした。
(交代 岡村) FWではなく中盤だったかも?
FW 盛田 〇 「長身・いい体格」とのメモ。全く好きなタイプではなかったはずなのですけど、評価はしていたみたいですね。


■2020/02/29 かつての韓国サッカーは実業団と大学が中心だった…

 大学サッカーについての補足。 Kリーグ1 - Wikipediaによると、現在のKリーグは1983年にスーパーリーグの名称で開始。れまでの大韓民国では1982年までは実業団リーグと実業団や大学連盟のトーナメント大会が主流だったといいます。
 要出典つきになっている部分ですが、大学関係ではさらに以下のような話もありました。これは大学が強かったという話ではなく、クラブ育成が弱いって話ですけどね。
< 過去において、Kリーグではヨーロッパのような育成組職は多くなく、優秀な人材は高校や大学、実業団に所属する選手からセレクトしてきた。大抵の選手は大学卒業後、Kリーグのクラブ入りする。高校卒業後、大学1年生在学中に、いきなりJリーグの京都パープルサンガ入りした朴智星のような例は、当地では異例中の異例であった。しかし、Jリーグを背景に長足の進化を遂げた日本に刺激を受け、近年ではサッカー協会がKリーグのクラブにユース組織結成を促すなど、選手育成システムの改善に力を入れている>


2023年4月14日金曜日

前代未聞?観客水増しで奈良クラブ、Jリーグの準加盟失格

■2020/02/15 前代未聞?観客水増しで奈良クラブ、Jリーグの準加盟失格
■2020/02/15 日本では前代未聞の出来事…ではなかった、以前は?



■2020/02/15 前代未聞?観客水増しで奈良クラブ、Jリーグの準加盟失格

 そんなことがあったのか!と思ったのが、"奈良ク、Jリーグの準加盟失格 観客水増しで | 共同通信"(2020/1/30 18:54 (JST)1/30 19:07 (JST)updated)というニュースでした。
https://this.kiji.is/595553013282047073?c=44341039600582657

  奈良クラブは、2015年からの5シーズンで、入場者数を意図的に水増ししていたといいます。魔が差して…とは言えない長期間やっていますね。目的は、J3昇格基準を満たすためだったと説明されています。
 このため、 Jリーグはの理事会で、リーグ準加盟に相当する「百年構想クラブ」の資格を有していた奈良クラブの失格を決めたそうです。

 見出しで「前代未聞?」と書いたのですけど、過去にもありましたよね、こういうの。私が覚えていたのは、V・ファーレン長崎ですね。




■2020/02/15 日本では前代未聞の出来事…ではなかった、以前は?

 検索してみると、このときは資格消失ではなく、制裁金という 形。どっちが厳しいかはなんとも言えませんが、制裁金としては軽めだと、長崎が観客水増し2万人 制裁金は少なめ300万円 - J2 : 日刊スポーツ[2017年7月26日7時35分 紙面から]では、書いていました。
 長崎は経営悪化によって役員が相次いで辞任しており、筆頭株主の通信販売大手ジャパネットホールディングスの高田明さんが社長就任後、観客数の詳細を調査して報告したものだそうです。

・Jリーグは、ホーム戦の入場者数を水増ししていたJ2のV・ファーレン長崎に制裁金300万円とけん責の処分を科した。
・15年シーズン開幕から、今季第6節までのホームゲーム全46試合中45試合での上乗せが判明。合計21万1285人が入場したが、発表された入場者は合計23万5518人で、2万4233人=約11・5%を上乗せしていた。
・過去には10年にJ1大宮アルディージャが約3季にわたって入場者数約11万人を水増ししていたことが発覚し、2000万円の制裁金を科されている。
・Jリーグ鈴木経営本部長は「大宮は外部からの指摘や報道が先行。組織的不正だったが、長崎は分かった時点ですぐに是正して、最終的には自主的な申告だった。実数が5分の1だったということも1つ」と説明。


2023年4月13日木曜日

実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった
■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?



■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

 代表監督は、クラブの監督とは違う戦い方をしなくてはならず、同じ能力ではいけないとの指摘があります。
  ただ、一般論で言えば、代表監督は通常のクラブでの監督よりレベルが高くなるでしょう。ビッグクラブの監督であれば、代表監督以上のレベルということはよくあるものの、クラブでは実績のない監督も多数います。全体で見ると、代表監督の方が高くなり、代表監督はおろかクラブレベルで実績のない人が選ばれるということは珍しいと思われます。そういった監督が選ばれるのは、不可解なところがあります。
 ただ、そういった不可解なケースというのはいくつかあり、日本で言えばザッケローニ監督、イングランド代表監督の ロイ・ホジソンやサム・アラダイスがそうじゃないかと思っています。失敗すべくして失敗した感じですね。
 以下、ザッケローニさんに関しては他のページでも載せているものですけど、話の流れこちらも載せておきます。


■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督

  前回のワールドカップ以来見ていなかった日本代表。2014年のブラジルワールドカップがザッケローニになって初めてのゲームです。
 前回大会は本番になってしぶとく守るサッカーに切り替えて成功。今まで通りパスサッカーで行くのか、我慢強く守るチームで行くのか?と楽しみにしていましたが、攻撃的なパスサッカーとのことで期待が高まりました。
 しかし、先発メンバーを見た瞬間から違和感を覚えました。

6月15日(日) グループC
キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス

コートジボワール     2-1     日本
 得点
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)  

日本
GK    1    川島 永嗣
RSB    2    内田 篤人  
RCB    6    森重 真人  
LCB    22    吉田 麻也  
LSB    5    長友 佑都  
RDH    17    長谷部 誠    後半9分
LDH    16    山口 蛍    
RSH    9    岡崎 慎司
OH    4    本田 圭佑  
LSH    10    香川 真司    後半41分
FW    18    大迫 勇也    後半22分
 交代
MF    7    遠藤 保仁    後半9分
FW    13    大久保 嘉人    後半22分
FW    11    柿谷 曜一朗    後半41分

グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
 ポジションはテレビ由来。

 どうもあまり使われていなかったらしい森重、山口、大迫というところをスタメンに起用。私は世代交代できないチームは苦しむというのが持論なんですけど、それは長いスパンをかけて世代交代という意味で。本番前にいきなり変更という意味ではありません。誰が入っても大丈夫なチーム作りというのもあるんですが、ザッケローニさんはそういうやり方でもしてこなかったと聞いています。
 この試合以降の選手起用、選手交代を見ても、ことごとく違和感がありました。数人変わった選手を入れた以外は、むしろ不調でも使い続けて「レギュラー選手との心中」といった批判もありました。続けるべきところをいじって壊して、変えるべきところを変えられずに泥沼にハマった感じ。
 典型的だったのが、3戦目のコロンビア戦で抜擢したボランチ青山敏弘。攻撃ではある程度見るところがあったのに交代。守備が崩れてそちらを気にしたのでは?と言われていましたが、やることなすこと裏目に。自分の采配に自身が持てない印象を受けました。


■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問

 不思議だったのは私はザッケローニ監督が代表監督に選ばれたときに、セリエAで優勝経験のある実績ある監督だと聞いていたため。にもかかわらず、あまりにも未熟に見えます。で、Wikipediaで経歴を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B

 "1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任。その後、指導者として経験を積み、ウディネーゼ"の監督になります。

●1995年 ウディネーゼ
 "1995年から1998年まで率いたウディネーゼでは、大胆な攻撃サッカーを展開。得点王となったビアホフやアモローゾを擁して1997-1998シーズンを3位という好成績で終え、UEFAカップ出場権を獲得した。この実績が認められ、翌シーズンからACミランの監督に就任することになった"

●1999年 ACミラン
 "ウディネーゼから移籍させた教え子のビアホフやヘルヴェグに加え、ズボニミール・ボバンらを中核として優勝争いを展開。終盤に失速したラツィオを逆転しスクデットを獲得する"

 Wikipediaを読むと、確かにここまでは素晴らしいです。しかし、この後がひどいのです。

 "しかし、翌1999-2000シーズンのCLでは最終節でガラタサライに逆転負けを喫し1次リーグで敗退。選手層の薄さもあってリーグ戦も3位に終わる。翌シーズンは自らのシステム3-4-3を貫こうとしたことで、4バックを標榜するベルルスコーニ会長と対立。チームも低迷(CL2次リーグ敗退)したことにより、シーズン途中で更迭され、後任にチェーザレ・マルディーニが就任した"

●2001年 SSラツィオ
 "2001-2002シーズン序盤にCLでの敗戦により解任されたディノ・ゾフの後任としてSSラツィオの監督に就任。ミラン時代とは異なり4バックも用いる柔軟な采配を見せたものの、CLではグループリーグの突破に失敗。ローマダービーで1-5の惨敗を喫するなどリーグ戦も6位と低迷。最終節にインテルの優勝を阻止する勝利(4-2)を挙げ意地を見せたが、シーズン終了後に解任された"

●2003年 インテル
 "2003-2004シーズンの途中、エクトル・ラウル・クーペルの解任を受けてインテルの監督に就任。当初は無敗で快進撃を続けたが、CLはグループステージで早々に敗退。ホームのアーセナル戦では1-5の大敗を喫した。リーグ戦も4位に終わり、翌シーズンのCL出場権は確保したものの、モラッティ会長の信頼を得られずシーズン終了後に辞任。後任候補にロベルト・マンチーニが浮上していた中での実質的な解任であった"

●2006年 トリノFC
 "2006年9月、セリエAに昇格したシーズン開幕3日前にカイロ会長と対立したジャンニ・デ・ビアージが退任したトリノFCの監督に急遽就任する。
チームは下位に低迷、2007年2月のACキエーヴォ・ヴェローナ戦では、エースのアレッサンドロ・ロジーナを外して惨敗するなどリーグ6連敗し、途中解任された"

●2009年 ユヴェントス
"2009-2010シーズン途中より、成績不振で解任されたチーロ・フェラーラの後任としてユヴェントスの監督に就任した。契約期間はシーズン終了までの4ヶ月。しかし、チーム状態の改善に失敗し、ELでは、決勝トーナメント2回戦の第2戦でフラムFCに1-4と大敗を喫して敗退。また、リーグ戦は7位に終り、CL出場権も逃した。率いたリーグ戦17試合の成績は6勝4分7敗と負け越しであった"

 優勝した後は全く結果を残していないんですよね。優勝どころか、好成績すらありません。きつい言い方してしまうと、過去の栄光にすがっているような戦績です。
 日本代表監督就任後は結果を出していたようですけど、そもそもなぜ日本サッカー協会がザッケローニさんを選んだのか?というのは不思議になる経歴でした。




■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった

 懲りませんね…。
 ロイ・ホジソン監督が史上最低のイングランド代表監督と言われて、過去の戦績を見たものの、そもそもこれといった実績がなく、驚きました。
 日本代表監督のザッケローニもセリエAで大昔に一度成功した程度で、過去の実績はひどかったので、なぜ?と思ったのでよく似ています。

 で、イングランドは今度はビッグサムことサム・アラダイス監督にしたらしいのですが、これまたこれといってぱっとしないんですよ。
 イングランド人どうのこうのと言っていたので、国籍を重視したのかもしれません。EU離脱の国民投票同様に、民族意識重視で理性を欠いた決定です。

 以下は紹介ですけど、長く監督をやっているというだけ。降格ギリギリといった戦いをしています。以前のウェスト・ハムでも二桁順位でした。

-----引用 ここから-----
次期英代指揮官は“ビッグ・サム”へ。英メディア、24時間以内に正式発表と報道 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年07月21日(Thu)8時11分配信
http://www.footballchannel.jp/2016/07/21/post164879/

 かつてボルトンやニューカッスル、ウェスト・ハムなどのクラブを率いた経験があるアラダイス監督は、昨季に指揮官へ就任したサンダーランドで残留争いに巻き込まれながらも残留圏内となる17位に導いた。同クラブは先週、公式サイトでFAとの交渉の場を設けることを許可している。(中略)
 現在61歳のアラダイス監督は、これまでプレミアリーグでアレックス・ファーガソン氏、アーセン・ヴェンゲル監督、ハリー・レドナップ監督に次ぐ4番目に多い試合数となる467試合で指揮を執って来た監督だ。
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 ウェスト・ハムなんかはアライダス監督が退任した途端に活躍していますからね。

 最近では2015-2016のプレミア7位が最高ですが、アライダス監督が退任した後の話。理解できない人選です。


■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?

 アライダス監督は、戦績以外の理由で解任されてしまい、良し悪しはよくわからないことに。ロイ・ホジソン前監督やイギリス王室を侮辱したこと、加えて選手の移籍で架空契約を結ぼうとしていた事などが明るみに出て、わずか2か月で解任されています。
 その後、 U-21代表監督だったガレス・サウスゲート監督に。クラブ監督と代表監督では求められるものが異なるということを考えると、こうした人事は悪くない人選でしょう。日本でも森保一監督が近いパターンです。
 そして、サウスゲート監督の場合、結果的には大成功。期待が高くなかった若手中心のチームを、組み合わせに恵まれたとはいえ、ワールドカップベスト4に導いています。

 ユース代表経験のある代表監督としては、アルゼンチンU-20で3度優勝しているホセ・ペケルマン監督を思い出します。アルゼンチン代表監督としては2006年のワールドカップ準々決勝敗退で批判されたものの、死の組を1位突破し、最終的に3位となったドイツにPKで敗退というもので悪い内容ではないでしょう。協会側も留任を説得していました。
 さらに、その後のコロンビア代表監督ではブラジル大会でチーム初のベスト8、ロシア大会でも連続でベスト8に導いています。