2023年2月28日火曜日

批判もある消えるスプレー、味気ない・フットボールの魅力を損なう

■2017/02/15 消えるスプレー(バニシングスプレー)、開発者はブラジル人でブラジルW杯でデビュー
■2017/02/15 Jリーグで一時消えていた消えるスプレーが復活 使用中止の理由は?
■2019/01/10 批判もある消えるスプレー、味気ない・フットボールの魅力を損なう




■2017/02/15 消えるスプレー(バニシングスプレー)、開発者はブラジル人でブラジルW杯でデビュー

 ブラジルワールドカップで最も印象に残ったものの一つが、消えるスプレーでした。
(消えるスプレー「夢かなった」 失敗重ねて世界の舞台に - 2014ワールドカップ:朝日新聞デジタル 河野正樹 2014年7月15日13時26分より)

 記事によると、この大会でデビューとなった消える「バニシング・スプレー(消えるスプレー)」は、開発者もブラジル人で、ヘイン・アレマーニさん(43)という方。彼の会社の消えるスプレーが、大会でも実際に使われたそうです。

 使い方としては、例えば、壁の位置にマークをつけ、その後ろに下げさせるというもの。選手は少しでも前に詰めようとするが、一目瞭然なので従わざるを得ないのです。

 4年ぶりくらいにサッカーを見たので以前の記憶が不確かでしたが、主審が目を離した隙にジリジリと前へ出る壁…という光景は以前は風物詩だったと思います。アマチュア選手だったアレマーニさんも「少しずつ前に出てくる壁に我慢ならなかった」としていました。
 また、壁の動きに比べると少ないですが、プレースキックのキッカーもボールをセットし直すときに、ドサクサに紛れて前に出す…といったこともありました。

 しかし、今大会はこの消えるスプレーのおかげでそういったシーンは皆無に。ひと目でバレてしまうからというのもありますが、ここまで見事にうまく行くとは思いませんでした。個人的には今大会のMVPでも良いくらいです。
 このスプレーがすごいのは、"1缶当たり約5米ドル(500円)と安い"ってのもありますね。本当に素晴らしかったと思います。


■2017/02/15 Jリーグで一時消えていた消えるスプレーが復活 使用中止の理由は?

 で、すごく良いように思えた消えるスプレーなのですが、数年後に久しぶりにサッカーを見たら全然使われていませんでした。普及しなかったのかと、残念に思いました。
 しかし、Jリーグでは使われていた時期があったんですね。「復活」という記事を見て、初めて知りました。
 Jリーグ、今季全試合でバニシングスプレー導入を発表。使用中止から約1年半ぶりに登場 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月14日という記事です。

 日本では、ブラジルワールドカップと同年の2014年のヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)決勝で試験導入したのが最初。その後、15年に正式導入されていたものの、使用中止になっていました。
   ただ、 評判が悪かったから使用中止した…といった理由ではなく、同年10月に一部製品で液漏れが発覚してから使用が中止されていたというものだったそうです。
  「一時的な境界線やマークを視覚化することで、リスタートの短縮化等、スピーディーかつエキサイティングな試合展開の実現」を目的として、再導入ですのでJリーグとしての評価は良さそうです。

 なお、2015シーズンは株式会社モルテンのバニシングスプレーが使用されていたのですが、2017シーズンは株式会社クイックレスポンスが製造販売元の「FKマジックライン」を使用するとのことで会社が変更されています。
 最初に開発したというヘイン・アレマーニさんの会社の名前は?と検索したものの、わかりませんでした。実はいろいろなところで作られているみたいで、ブラジルのものとは異なるのかもしれません。 





■2019/01/10 批判もある消えるスプレー、味気ない・フットボールの魅力を損なう

 検索タイトルを見ていると、消えるスプレーにはちょこちょこ批判があるようです。で、その一つ消えるスプレー"バニシングスプレー"の味気なさ | ハフポスト(2014年06月14日 00時13分 JST)を読んでみました。作者の平床 大輔さんは、J SPORTSにプレミアリーグ関連のコラムを寄稿している方だそうです。

 記事では、最初なぜか「電動アシスト自転車を駆るポリスマン」の話がありました。"電動アシスト自転車と「テクノロジーの導入」という言葉はどうにも結びつかず、ぼくにはあれは単なる怠惰に思えた"、"電動アシスト自転車を駆るポリスマンとは、一種の味気なさである"、といったものでした。
 これ、精神論みたなものですよね。嫌な予感がして、消えるスプレーの話も見たらやはり、 精神論系のものでした。

"自転車を駆るポリスマンと同種の味気なさを覚える"
"ぼくはあのスプレー線の導入により、競技がより杓子定規になり、人間が本来的に抱え込んでいるセコさがゲームのなかで顔を覗かせる機会が減ってしまうことが惜しいと思う"
"人は時にセコく、時にズルく生きる。そんな人間の矮小さをも抱擁するところにフットボールの魅力がある"

 FIFAも以前は誤審を含めて人間がやるのが良いことだと言って、 テクノロジーの導入に対し、否定的でした。しかし、今やすっかり宗旨変え。VARなどは、その象徴でしょう。
 一方で、作者の気持ちがわからなかったのが、当時同時に導入されたゴールラインテクノロジーは歓迎していたこと。「ゴールラインを割っていないようにボールをかきだすGKの技術が失われる」とかなんとか屁理屈こねそうなものなんですが…。
 なお、ズルも魅力…的な話では、バレないようにファールをやる技術もいる、的なものもあります。ただ、ズルなんですから、的確にファールを審判が取れた方が良いでしょう。審判の技術の差による不公平さも減ります。
 多くのファンは、ズルが見たいのではなく、サッカーのプレイが見たいんだと思うのですが、違うのでしょうか?

2023年2月27日月曜日

バルセロナ審判買収疑惑のネグレイラ事件、レアル・マドリーだけスルー

■2023/02/27 バルセロナ審判買収疑惑のネグレイラ事件、レアル・マドリーだけスルー
■2021/04/02 バルセロナの懐かしいスターティングイレブン



■2023/02/27 バルセロナ審判買収疑惑のネグレイラ事件、レアル・マドリーだけスルー

 バルセロナが長年に渡り、1994年から2018年までスペインサッカー連盟の審判技術委員会の副会長を務めたホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラさんの所有する企業「DASNIL95 SL」に、コンサルタント料として多額の金銭を支払っていたことが判明。スキャンダルとなっています。ネグレイラさんは、スペイン1部リーグで13シーズン主審を務めていました。
 ネグレイラさんは検察の調べに対し、判定に関してバルセロナを優遇したことは一度もなく、これらの金銭は全てコンサルタント業務による費用であることを主張。バルセロナも声明を出し、何ら問題ないものであることを伝えています。

 ただし、この説明は納得しづらいもの。というのも、なんと支払われた金額は10億円という考えられないデカさでした。日本の東京オリンピック賄賂問題もそうですけど、「金額からしたらあり得ないよね?」という話です。スペインの検察も捜査を行っており、極めて怪しいものであることは間違いありません。

<この問題は、「DASNIL95 SL」が2016年から2018年にかけてバルセロナから約140万ユーロ(約1億9600万円)を受け取ったことで、検察が贈収賄疑惑で捜査を開始。世間に明るみになった。その後、バルセロナは2001年から2018年にかけて合計で約700万ユーロ(約9億8000万円)もの大金を「DASNIL95 SL」に支払っていたとさまざまなスペインメディアが報じた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fe8839ae12e2b5e30942195bc58fcf22e71f5e9

 これを伝えた記事は、<スペイン1、2部リーグ40クラブがバルセロナ「ネグレイラ事件」審判買収疑惑に対する声明発表>(22/2/22(水) 1:24配信 日刊スポーツ)というもの。スペイン1、2部リーグのほぼ全部である40クラブの支持を得て「ネグレイラ事件」に対する声明を発表。この問題を深く憂慮していること、これに関連して不正があったかどうかを明らかにするため、真相究明に積極的に取り組んでいくことなどを宣言していました。

 ところが、この声明に2チームだけ不参加。1つは容疑者であるバルセロナですが、もう一つがライバルであるレアル・マドリーです。
 レアル・マドリーはバルセロナと犬猿の仲のように言われますが、サポーター同士はともかく、首脳陣同士は仲が良いですね。以前も協力関係を築いていた記憶があります。

 なお、40クラブ声明の前には、まずセビリアとエスパニョールが全ての事実を調査し、責任の所在を明らかにするように求める内容の声明を発表していました。ここで、お!と思ったが、エスパニョールです。
 エスパニョールは、FCバルセロナと同じバルセロナに本拠地を置くプロサッカークラブ。つまり、同じ地元のチームです。ライバルということもあるのかもしれません。
 一方で、バルセロナがあるカタルーニャは未だに独立問題で揉めている特殊な州で、その意味ではカタルーニャ同士で団結してもおかしくなさそうでした。そういうエスパニョールが真っ先にバルセロナの行為を咎めたということは、興味深かった点です。



■2021/04/02 バルセロナの懐かしいスターティングイレブン

 2000年1月10日、たぶんセルタ戦で見たバルセロナのメモが出てきました。これをベースに他の試合で見た選手の名前も出ていますね。セルタ戦では4-3-3。ただ、スタメンを見ると、ベストメンバーではないような感じもしました。

CF クライファート (ダニ)
 1トップに近いCF。セルタ戦ではスペイン代表のダニが先発だった模様。ただ、クライファートがレギュラーだった記憶。ほぼ100%の確率でピタリと合わせるボールがフィーゴから来るのですが、バンバン外していた記憶があります。
LWG フィーゴ
 レアル・マドリーの印象が強いフィーゴですが、私はバルセロナ時代がベスト。CFのところで書いたように、どんな厳しい体勢からでも、ほぼ100%の確率でピタリと合わせるボールを入れていて感動的でした。
RWG シモン
 大好きだった選手ですが、ポルトガル代表でもクラブでもフィーゴとポジションが重なるという不運。監督としても使いづらすぎだったでしょう。ただ、フィーゴの移籍後も重用されなかった記憶。この日はフィーゴ様に左に回ってもらって、珍しいスタメンでした。私はサイドアタッカーが大好きで、フィーゴ以上にサイドの選手…って感じの選手で好みでしたね。フィーゴも好きですけど、フィーゴより好きでした。
(OH リバウド ロナルド・デ・ブール ルイス・エンリケ)
 トップ下みたいな位置にリバウドがいた印象あるのですが、この日はスタメンじゃありませんし、フォーメーションとも合いません。じゃあ、リバウドはLWGだったのかなぁ…?忘れちゃいました。そして、ロナルド・デ・ブール、ルイス・エンリケと、他に出てくるメンバーもさすがに豪華ですね。
LOH コク(コクー)
 この日のスタメンは便利屋のコク。マジでどこでもプレーできる選手でサイドも得意ですが、サイドバックとウイングがいるフォーメーションからすると、この日は中寄りのプレーを期待されたのだと思われます。
DH シャビ (グアルディオラ)
 中盤の真ん中にシャビ。まだユース年代でしたから恐ろしいこと。シャビも好きですが、同じポジションの控えがそれ以上に好きなグアルディオラという超大物だったというのがこれまた恐ろしいです。シャビは本当とんでもない選手でしたね。
ROH リトマネン
 フィンランドの伝説的な英雄。名前しか覚えていないなと検索してみると、中盤もやるものの、本来はストライカー。バルセロナでは、トップの更に下のポジションを任されたため、自ら最前線へ飛び出してゴールに絡むプレーが特徴のリトマネンは全くフィットしなくて、1年で退団したとのこと。ということで、この日見た3トップ自体は変則ではなかったようです。
LSB ゼンデン (セルジ)
 攻撃な得意なLSBで好きでしたね。監督がファン・ハール監督でここらへんの過剰なほどのサイド攻撃重視はオランダ代表とも合います。バルセロナではなく、オランダ代表で見たんだと思いますが、厚いサイド攻撃には衝撃を受けました。
RSB プジョル
 当時21歳。CBの印象しかないでしょうが、私はこのRSB時代に好きになった選手。守備、特に1VS1に強かったですし、力強い上がりで攻撃力も申し分なく魅力的でした。
LCB ライジハー (フランク・デ・ブール ボハルデ(LSBも) デウー)
 本来はRSBなんですが、この日はCB。プジョルが後にCBとして大成したことを知っている今から見ると、逆の方がいいなって気になりますね。
RCB アベラルド
 この日ではなく、2000年1月21日に見た試合ですごい良かったとメモされていますが、全く名前が聞き覚えない選手でびっくり。名前すら記憶ないの彼だけですわ。プレー良かったらしいのに記憶にありません。検索してみたのですが、メモが間違っているのか出てこないというひどいことに…。ただ、「アバラルド」と見間違っていただけでした。自然な名前としては「アベラルドだろう」と検索すると出ましたし、メモもよく見ると正しく書いていて、見間違いしていました。アベラルドならかろうじて聞いた覚えあり。スペイン代表ですね。
GK アルナウ (ヘスプ)
 この日は若い21歳のアルナウがスタメン。オランダのルート・ヘスプが出ることもあったようですが、どちらもよく覚えていません。検索してみると、アルナウはルート・ヘスプやさらに若いホセ・マヌエル・レイナの控えが多かったそう。ただ、ヘスプはアルナウとの併用を嫌って退団。レイナも正GKとはなれませんでした。じゃあ、正GKって誰よ?という話。また別の若い選手がレギュラーだった覚えあるんですが、誰だったかなぁ…? 検索してみると、ビクトル・バルデスが私の思っていた選手ですが、2002年からでちょっと後。その前は正GK不在で常に争っている状態だったのかもしれません。バルデスは評価高かったものの、私はそれほど好きじゃなかったですね。

2023年2月26日日曜日

Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?

■2018/11/26 Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?



■2018/11/26 Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?

 アディショナルタイムが19分もあったと聞いて、すぐに審判が八百長やったのでは?と思いました。確か過去のアフリカで不可解な長いアディショナルタイムがあり、非常に怪しい感じだったためです。
 ただ、今回のJリーグのケースは一応理由がありそうな長いアディショナルタイムでしたわ。

 まず、アディショナルタイムに負傷者が出たことで大幅に遅延。アディショナルタイムの10分以上を過ぎてようやく試合が再開されたとのことで、この時間もすべてロスタイムだと考えられます。
 さらに、清水が最後の攻撃を繰り出すためCKの場面でGK六反勇治もゴール前に上げると、白崎凌兵からのボールにヘディングで合わせたその六反が劇的な同点ゴールで3-3に。この時点で、すでに104分となっていました。
 ただ、「それでもまだ試合は終わらず、最後は両チームの選手たちがエキサイトして激しく衝突」。退場となった神戸のウェリントンは、その後相手選手を投げ飛ばすなどして大もめ。この衝突の間もロスタイムとなったのでしょう。このように理解できるアディショナルタイムの長さです。
 (GKが104分に劇的同点弾、後半ATは記録的な19分…清水対神戸がとんでもない試合に フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年11月24日 より)
 https://pex.jp/point_news/320fceddfd0a41d73443275e8e3a18aa

 とはいえ、「それでもまだ試合は終わらず」という書き方は、ちょっと怪しいところがありますね。 検索してみると、問題視するツイートがちらほら。(主審は柿沼亨とのこと)

 あと、以下のツイートだと負傷者は1人じゃなくて、何人もいた模様。だとすると、一応わからないのでもないんですけど…。(ウェリントンは退場後に投げ飛ばし)

 ああ、検索してみると、普通に審判批判の記事多数ありましたわ。得した方の清水の監督ですら苦言を呈しており、だいぶヤバイですね。
 また、Jリーグの審判のレベルが低すぎるという話をしているサイトも。過去にそれを理由に日本を去った選手もおり、Jリーグはかなりひどいリーグのようです。



2023年2月25日土曜日

V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと

■2018/11/23 V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?
■2018/11/23  高田明社長「大赤字はなんとかなると考えてた」
■2018/11/23 クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと


■2018/11/23 V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?

 1年でのJ2降格が決まってしまったのであれですけど、V・ファーレン長崎の 奇跡のJ1昇格のときの「ジャパネット流改革」で苦境のJクラブが激変:日経ビジネスオンライン(2018年2月14日)という記事を読みました。
  J1でも一時4連勝で9位とすごかったんですけどね。結局、長い期間最下位で降格が決定してしまいました。

 さて、記事の方へ。なぜ奇跡だったのか?というのは以下のような理由。

・長年にわたって経営危機がささやかれ、前年の16年シーズンはJ2で15位に低迷。
・1試合当たりの観客動員数は数千人規模に落ち込み、累積損失は3億円以上に膨れ上がっていた。
・17年に入ってからはこれらの問題が表面化し、J1昇格どころかクラブの存続すら危ぶまれる状況だった。
・監督も選手も同じチームであり、変わっていなかった。


■2018/11/23  高田明社長「大赤字はなんとかなると考えてた」

 記事を読んでまず驚いたのは、ジャパネットHDが100%子会社化していたこと。"村井チェアマンにも「100%にこだわりたいんです」という話をして、「地域に貢献するという方向性が合致していれば、それは大丈夫だ」という理解もいただきました"とのことですけど、本来、Jリーグの理念に合わないでしょう。どうかと思いますね。

 さて、再建の話。「従来はスポンサーに無料のチケットをばらまいていたから、チケット単価が600円に届かず、経済的な観点からは大赤字」という状態だった長崎。
 ただ、驚いたことに、前ジャパネットたかた社長で、V・ファーレン長崎・高田明社長は、「収支の問題は僕自身の経験からなんとかなると考えていました」とのこと。
 そして、試合などで結果を出す上で、「私の役割はむしろ関係者やファンの人たちと向き合い、色々な話をして雰囲気を変えてきたということ」としていました。
 この時点でもやっとした話ですけど、その後は理念や理想的な話で、具体的な話はなし。うーん、期待と違う話でした。もっと具体的に何をしたか?というところが知りたかったです。

 後半のJクラブ変えたジャパネット、「長崎の夢」創る:日経ビジネスオンラインも読みました。こちらで何をやったか?的なところも以下くらいでした。

・「スポンサーを獲得するためのトップセールスでは、私が就任してから従前の3倍ぐらいスポンサーを増やすことができました」


■2018/11/23 クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと

 なぜ長崎が成功したか?といった話でおもしろかったのは、 Jリーグ・村井満チェアマンの方の話ですね。以下のようなものでした。

・一般的にはチームの人件費が高いクラブが安定的に結果を出すという正の相関がある。
・しかし、中には、お金をかけてないのに勝ち点1あたりの投資コストがすごく低いクラブや、逆に非常に高コストな金満クラブがある。
・スター選手や監督やコーチに投資をしっかりすれば生産性が高くなると思いがちだが、分析によるとそうではない。
・実はフロントの経営レベルがすごく現場の士気に影響を与えている。

「例えば、社長と副社長がけんかをしているといったことについて、選手はすごく敏感なんだそうです。選手というのは個人事業主ですから、経営者や監督が代わってしまうと、自分の人生も変わる可能性がある。あのオーナーは今の監督をどう見ている、こう評価しているといった情報を頻繁に交換していて影響を受けてしまう。そんな心配から解放されて、とにかく結果を出すことに向かっていける鉄板のチームワークを持っているチームは、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる」(村井満チェアマン)

 なお、「長崎が降格したからこれは嘘だ!」ってのは誤解ですよ。
 まず個別事例では、全体の傾向を否定することはできません。
 そして、この分析はそもそも、勝ち点1あたりの投資コストを比較したものであり、コストを多くかけることで、強いクラブを作ることは否定していません。経営レベルが低くても、そのデメリットを覆すほどのお金をかけられれば勝てるという話です。


2023年2月24日金曜日

アマチュアからプロサッカー選手へ ブラモール、ヴァーディー、クローゼ、橋口拓哉

■2019/02/05 アマチュアからプロサッカー選手へ ブラモール、ヴァーディー、クローゼ、橋口拓哉
■2017/01/05:アマチュアからプロに成り上がり コーエン・ブラモール
■2017/01/05:成り上がりの代表格、ドイツ代表だったクローゼ
■2017/01/08:最近の成功例はジェイミー・ヴァーディー、やはり7部から
■2017/01/27:大学サッカーのトップはわずか4試合で柏入りした橋口拓哉



■2019/02/05 アマチュアからプロサッカー選手へ ブラモール、ヴァーディー、クローゼ、橋口拓哉

 過去に書いていたアマチュアからスカウトされてプロサッカー選手になった…などといったシンデレラストーリーの話をまとめています。

■2017/01/05:アマチュアからプロに成り上がり コーエン・ブラモール
 若い頃から将来を嘱望されていた選手というのも好きですが、こういう成り上がりの話もわくわくします。

-----引用 ここから-----
アーセナル、7部から補強! アマチュアリーグで活躍する若手選手と2年半契約へ
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月04
http://pex.jp/point_news/dfab3baf33e06525389f4042b9f3dc17/

 アーセナルがイングランド7部相当(ノーザン・プレミアリーグ)のヘドネスフォード・タウンに所属する20歳のDFコーエン・ブラモール獲得に近づいているようだ。3日に英紙『スカイスポーツ』など複数のメディアが報じている。(中略)

 ブラモールは左サイドバックや左ウィングのポジションでプレーしている選手で巧みなドリブル技術を持っている。ただ、現所属クラブはアマチュアリーグのため、プロリーグで通用するかは不明だ。最初のうちはレンタルの形で別のクラブに移籍するかもしれない。
-----引用 ここまで-----

■2017/01/05:成り上がりの代表格、ドイツ代表だったクローゼ
 正直言うと好きな選手ではないものの、こうしたアマチュアリーグから成り上がった代表格としてはクローゼがいます。素晴らしいシンデレラストーリーです。

-----引用 ここから-----
国籍     ドイツの旗 ドイツ
ポーランドの旗 ポーランド
生年月日     1978年6月9日(38歳)
出身地     ポーランドの旗 ポーランド
POL województwo opolskie flag.svg オポーレ県オポーレ
身長     182cm[1]
体重     83kg[1]

ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose, 1978年6月9日 - )は、ポーランド・オポーレ出身の元サッカー選手。ポジションはFW。ポーランド語の表記法ではミロスワフ・クローゼ (Mirosław Kloze) 。

ドイツ代表での出場は歴代2位、得点数は歴代最多。FIFAワールドカップでの通算得点数16は歴代最多の記録である。(中略)

 経歴

9歳でドイツに移住し、7部リーグに所属する小さなクラブ、ブラウバッハ=ディーデルコップフやFCホンブルクでアマチュア時代を過ごす。1999年にはブンデスリーガ・1.FCカイザースラウテルンのサテライトチームに移籍し、2000年にプロデビュー。翌シーズンにはUEFAカップ準決勝まで進出し、ポーランドとドイツ両代表から招集を受けるが、クローゼはドイツ代表を選択。2001年3月24日のアルバニア戦で代表デビューを果たした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC
-----引用 ここまで-----

 すごいですね。素直に讃えたいと思います。




■2017/01/08:最近の成功例はジェイミー・ヴァーディー、やはり7部から
 別記事。どうも会社をクビになったところだったようです。ナイスタイミングでした。

-----引用 ここから-----
7部からのアーセナル入りに驚く20歳DF。「自動車工場をクビになったところだった」
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年01月07日
http://pex.jp/point_news/4ab987303f90cb02d181986d3f61ec5c

 これまでは仕事をしながらアマチュア選手としてプレーしていた。「クルー(地名)のベントレー自動車で働いていた。生産ラインにいて、車にガスやブレーキオイル、ウォッシャー液を詰めていたんだ」と自身の状況を振り返っている。

「月曜日から金曜日まで、午前6時半から午後5時15分までの仕事だった。火曜日と木曜日にはクルーからバーミンガムへ行って練習をして、土曜日に試合をするのを楽しんでいたよ」

 だが、昨年末の12月20日にはベントレーから解雇を告げられ、途方に暮れていたという。「クレイジーなことだった。どうすればいいか分からなくなった。ヘドネスフォードから受け取るパートタイムの給料ではなくフルタイムの給料が必要だったから、新しい仕事を見つけようと考え始めていた」

 だが、その翌日には代理人から電話が入り、アーセナルでのトライアル参加を告げられたとのことだ。
-----引用 ここまで-----

 最近の選手なので知りませんでしたが、ヴァーディーも7部出身とのこと。同じプレミアリーグでもありますし、今例を上げるなら彼がパーフェクトでしたね。

-----引用 ここから-----
 ブラモールの夢物語は、同じく7部リーグからスターダムに上り詰めたレスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディーを彷彿とさせるものだとも捉えられている。あとはピッチ上で実際に力を見せられるかどうかだ。
-----引用 ここまで-----

■2017/01/27:大学サッカーのトップはわずか4試合で柏入りした橋口拓哉
 ちょっと違う話なのですけど、セットでここに入れました。柏に今季加入したセンターバックの橋口拓哉(22)=流通経大4年=の話。
 流通経済大学の1軍は、関東大学1部リーグだったようですが、ピッチに立ったのは4年間で4試合だけだと言います。かなり少ないです。
  注目選手だったのに怪我に泣かされたというわけでもありません。下記を読んでわかるように無名の選手でした。

-----引用 ここから-----
[大学サッカー]柏大型CB橋口のシンデレラ物語 関東1部出場わずか4試合:首都スポ:中日スポーツ(CHUNICHI Web)(取材・構成、関孝伸)

「1年生のときは全然通用しなかったというのが正直な感想ですけど、それは予想していたことでした。でも、2年生のときはつらさがありました。あとから入ってきた同じポジションの1年生がすぐに試合に出るようになったからです。1年生がプレーするのを観客席から見て、悔しく思っていました」
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/shutospo/news/CK2017012702000143.html?ref=rank
-----引用 ここまで-----

 4年生になってやっとJFLで試合に出たものの、実はこれは2軍相当。4年生で急に変わったわけでもありません。まだ、苦しんでいました。

-----引用 ここから-----
 -3年生のときも出番はなく、4年生になっても、シーズンの前半はトップチームに加われませんでした。JFL(日本フットボールリーグ)に参戦している流通経大ドラゴンズ龍ケ崎での登録でした。ドラゴンズは大学のセカンドチームです
-----引用 ここまで-----

 転機はさらに後、4年生の9月という非常に遅い時期でした。やっとトップに転向したと思ったら、いきなり柏レイソルに目をつけられたのです。すごい成り上がり方。

-----引用 ここから-----
 「トップチームに高さがないということで、中野監督が190センチの僕をトップの方に引き上げてくれました。去年の9月のことです。そのあと、10月にトップのサブ組がレイソルと練習試合をやって、そこで90分間プレーしました。チャンスだと思って臨みました。高さでは負けなかったと思いますし、守備だけではなくて、左足でのつなぎやロングフィードの部分もある程度できた感じでした。それで、試合後すぐにレイソルから練習参加を要請されました」



 -高さだけが特長ではないところを柏にアピールすることができました

 「ドラゴンズのサッカーがつなぐスタイルだったんです。もともとの僕はつなぐタイプではなかったんですけど、ドラゴンズで試合に出るにはつなぎもできるようにならなきゃダメだと思って、その部分をすごく意識して練習するようになっていました。つなぐためにはポジショニングも大事で、そこについてもこだわって、それまでよりも頭で考えてプレーするようになりました」

 -話はそこからトントン拍子に進みました。柏の練習でも、上々の出来だったわけですね?

 「その直前に関東大学リーグで初めて先発させてもらって、早稲田に3-0で勝ったんです。完封できたということで、自信をもってレイソルの練習に行けました。調子が良かったからかもしれないですけど、レイソルの練習でもうまくプレーできて、手応えを感じました。その週末に正式にオファーをいただきました。苦しくてもコツコツとやり続けてきたことが報われました。うれしかったです。でも、大事なのはプロになってから結果を残すことなので、割と冷静にオファーを受け止めました」
-----引用 ここまで-----

 下平監督は左右2枚のセンターバックのうち、左には左利きの選手を使いたいという意向で、該当するのは2人だけ。2016年U-19日本代表の中山雄太の控えで使いたいとのこと。いきなりプロデビューまでありそうです。
 なお、出番を得た後に、すぐに右膝内側付近を故障してしまったため、4試合とのこと。順調であれば、もう少し試合に出られたのでしょう。とはいえ、十分に驚き。珍しい話であり、まさにシンデレラストーリーでした。

2023年2月23日木曜日

ガクポはデパイ以上?注目すべき若手オランダ代表選手

■2022/06/22 オランダ代表の注目選手はデパイ、デ・ヨング、デ・リフトの3人
■2022/11/26 ガクポはデパイ以上?注目すべき若手オランダ代表選手
■2022/12/04 注目の若手シャビ・シモンズが登場 スペインではなくオランダ選択
■2022/12/10 オランダ代表ナタン・アケ、ファンダイク以上の守備の良さ見せる



■2022/06/22 オランダ代表の注目選手はデパイ、デ・ヨング、デ・リフトの3人

 オランダ代表の注目選手を検索。3選手に絞ったおかげで特徴説明が豊富な、<ユーロ2020オランダ代表の注目選手は?最新フォーメーションと戦術・監督もご紹介! | CENTER CIRCLE>が良さそうなページでした。まず、筆頭として出ていのは、FWNのメンフィス・デパイです。

FW メンフィス・デパイ
<プレースタイルは足元の技術を武器にドリブルを仕掛けたり、フェイントで相手のマークを剥がしたり、トリッキーなプレーを混ぜながらシュートやラストパスでチャンスメイクをします。
 シュート精度、シュートレンジも広く、FKのキッカーとしても高い精度を見せています。
 リヨン移籍以降はゲームメイクにも積極的に顔を出し、味方と連携しながらリズムを作っていきます>
https://tech-career.net/euro-netherlands-formation-tactics/

 私はオランダに限らず普通なら人気のあるCFが好きじゃない…という困った特徴があります。ただ、デパイは技術があってトリッキーなプレーもあり、アシストも得意でゲームメイクもやる…ということでわりと好きそう。
 というか、見たことあるな?と同じページのメモを見ると、やはり見ています。当時は出場時間が短かったのですが、ドリブルの良さが印象の残った模様。ただ、絶対見たい!というタイプではなさそうですね。

MF フレンキー・デ・ヨング
<プレースタイルは中盤からのゲームメイクで、精度の高いパスと的確にポジションを取り、ゲームのリズムを作ります。
 視野も広く、相手からのプレスも冷静に対処し、次のプレーへと移行できます。また、ドリブルスキルもあり、前線へと運ぶ役割もこなします。
 アヤックス時代の(引用者注:リベロへの)コンバートが活き、インサイドハーフは勿論、中盤の底でもプレー出来ることから、流動的にポジションを入れ替えるオランダのシステムに活きています>

 デ・ヨングという名前の選手が多くてあれですが、フレンキー・デ・ヨングは見たことない感じ。ただ、ニュースでは良く名前を聞きましたね。わりと好きそうな感じです。最後も名前だけは知っているデ・リフトでした。私がオランダで好きになることが多いウインガータイプで注目選手はいないようです。

CB マタイス・デ・リフト
<足元の技術に優れ、後方からのビルドアップやフィードを得意としています。
また対人守備にも強く、予測と的確な判断でボールを奪ったり、掻き出したりして、ピンチの芽を摘み取ります。
さらに、セットプレーにも強く、ボールの落下点を早くに予測し、相手よりも先に触ることで、ボールを跳ね返したり、攻撃時にはヘディングでのシュートを放つなど武器の一つとなっています>



■2022/11/26 ガクポはデパイ以上?注目すべき若手オランダ代表選手

オランダ 1-1 エクアドル

 1試合目見れなかったので、これがオランダの最初の試合。オランダが早々に先制するが、その後、スコアの関係もあるのか、エクアドルが攻める時間長くなる。エクアドルの守備早くてオランダ攻めあぐねいている感じもあり、これがエクアドルの攻撃にも繋がっている。ただ、この時間帯でとれないとエクアドルも苦しくなりそう。前半のうちに決められたがオフサイドで結局、決められず。
 後半そのままの流れで同点。オランダは悪い流れのまま。攻守に足が止まっている感じ。そもそもシュートがほとんど打てていない。ポゼッションはオランダが上という意外な数字、エクアドルが相手に持たせていて、効果的に攻撃する…といった感じなのかも。
 オランダはパスミス連発。前後半シュート1本のみ。「良い時間帯でとれないとエクアドルも苦しくなりそう」と書いていたが、なんとエクアドルが最初以外ずっと圧倒的で追いつけた。勝てそうな内容だったが、引き分けでも後味が良くて前向きになれそうなゲームだった。オランダは悪すぎてこちらも引き分けで上々。ファン・ハール監督は選手交代などでも全く修正できなかった。
 全然応援していなかったんだけど、そういやWINNERでオランダ買ったんだよな。組み合わせが楽だと思ったのだけど、この苦戦ぶり。うーん、これはちょっと無理かなぁ…。

3-4-1-2

GK 23    A.ノパート
 ワールドカップ初戦がなんと代表デビューだそう。ミドルシュートに良い対応。クロスも読むプレー。
 後半、ちょっとトラップが長くて少し危ないところ。終盤もキックが相手に当たってヒヤリとするプレー。

LCB 5    N.アケ

SW 4    V.ファンダイク
 ファーへの早いクロスによく対応。良いところはあったが、チームが悪かったし、世界最高のCBとまでの良さはわからなかったゲーム。

RCB 2    J.ティンベル
LWB 17    D.ブリント
RWB 22    D.ドゥムフリース (デンゼル・ダンフリース) 26歳
LCH 21    F.デヨング
RCH 20    T.コープマイナース
(15    M.デローン)
OH 14    D.クラーセン
(11    S.ベルフハウス)
FW 7    S.ベルフワイン
(10    M.デパイ)

FW 8    コディ・ガクポ 23歳 
 ミスパス出た流れの中から強烈シュートで左ギリギリに…早々に先制点。その後も良さ感じるプレーしている。最終ラインに戻って良い守備もあった。チームはひどかったが、彼は良いもの感じた。初戦もゴールしていたらしい。

(19    W.ウェフホルスト)



■2022/12/04 注目の若手シャビ・シモンズが登場 スペインではなくオランダ選択

オランダ 1-3 アメリカ

 アメリカのハイプレスでアメリカペース。が、最初のダイレクトプレー連発で一気にスピードアップしたプレーでオランダがあっさり先制。その後、アメリカが持つ時間帯が長く、オランダは守り中心。ただ、危ない場面ないし、カウンター効いている。
 前半終盤まではオランダは相手にチャンス作らせていなかった。さらにアディショナルタイムで2点目。枠内シュート2本で2点という効率の良さ。
 後半どちらも少しチャンスありつつ、オランダには上々の流れだったが、偶然アメリカに1点入る。しかし、その後アメリカが勢いづいたところでまた失点してしまい、大勢決す。
 オランダ優勝に賭けているんだけど、アメリカ応援していて、応援チームは5勝8敗8引き分け。ボロクソ。今大会好きなチームがあまりなくて、その好きだったエクアドルに続いてアメリカが敗退。この先何を楽しみにすればいいのか…。

3-4-1-2

GK 23    A.ノパート
 初っ端からプレッシャーかけられてロングボール長くなるところ。しかし、その後すぐ1対1で好セーブ。足に当てた。
 後半ミスパスからのピンチ、素早く反応してシュート打たせずその後の動きにもついていった。裏へのスルーパス読んで、エリア外素晴らしいプレー。全体としては良かった。

LCB 5    ナタン・アケ 27歳
 後半最初スピードによく対応。守備よく効いている。こぼれ球、相手より早く対応。今日はすごく良い。DFみんな良かったが、特に良かった。

(3    M.デリフト)

SW 4    V.ファンダイク
 後半パスコース読むプレー。高さも効いている。その他の守備も良い。

RCB 2    J.ティンベル (ユリエン・ティンバー) 21歳
 後半うまく対応して奪うプレー。DFは今日みんな良かった。

LWB 17    D.ブリント
 良いインターセプトでチャンス。前半アディショナルタイム、マイナスのボール、フリーで入ってきてゴール。後半フリーになって、逆サイドのフリーのドゥムフリースに落ち着いて入れてアシスト。守備も良いところ。今日はすごく良かった。

RWB 22    D.ドゥムフリース (デンゼル・ダンフリース) 26歳
 マイナスのクロス、フリーの選手に入れてアシスト。前半アディショナルタイム、今度は押し込んだ状態からマイナスのボールで再びアシスト。
 後半最初、また右からのクロスでチャンス。低いボールだった。その後もまた良いクロス。フリーになって逆サイドからのWBからのボール決めてチーム3点目。今日は良い選手多かったが、中でもベストの働き。

CH 21    F.デヨング
 しつこく守備して奪うプレー。後半かわそうとして失ってカウンター。評価高い選手だが、今大会いまいち良さわからない。

CH 15    M.デローン   

(20    T.コープマイナース)
 相手の良い位置で完全に遅れて足に行ってイエロー。それほど危ない場面じゃなかったのでもったいない。

OH 14    D.クラーセン
 オランダはマンマークやっているらしく、アダムスを見ていて効いている。一方で、危ないパスミスあったの彼じゃないかなというところがあったんだけど、前半アディショナルタイム、アシストの一つ前の裏へのスルーパス出していたのもたぶん彼じゃないかな。

(FW 7    S.ベルフワイン)

FW 10    M.デパイ   
 遅れて入ってきてマイナスのボール、フリーだったとはいえ、きれいにミートして早い低い良いシュートで先制点。守備にまで戻ってヒールかな、うまく出して一気にカウンターまで。
 後半最初、左右でちょんちょんと持ち替えて交わすプレー。タイプがよくわからなかったが、足元もうまそうなプレーが前半からある。ルーズなボール粘った上に巧みなタッチで持ち直してパス出してカウンターチャンス、これも彼じゃないかな。今日のパフォーマンスはいい。試合感戻ってきたか。
 自陣でのパス回しで戻ってきて受けたのはいいが、DFラインに絶好のスルーパスのように相手に出してしまい1点もののピンチ。ゴール決まらず命拾い。

(FW 25    シャビ・シモンズ 19歳)
 19歳、注目の選手だが、パスがズレたり失ったり。ちょっと良さわからなかったが、ヒールでチャンスになるところはあった。とはいえ、良さが出きらなかった感じ。若い頃にVTR見たときは、ワンタッチでターンしてかわすプレーが激うまだったが、そういうところは見られず。当時心配だったスピードは上がった感じ。てっきりスペイン国籍選択すると思っていたのでオランダにいてびっくりした。

FW 8    C.ガクポ
 今日もドリブル効いている。他の選手と違って持つタイプで、現代サッカーの指導者には嫌われるか可能性も。ただ、早いドリブルで仕掛けて怖い。ドリブルからパスしてチャンス。後半フォーメーションチェンジ後も、相変わらずドリブルうまくて抜いてくる。

(19    W.ウェフホルスト)



■2022/12/10 オランダ代表ナタン・アケ、ファンダイク以上の守備の良さ見せる

オランダ 2-2(PK3-4) アルゼンチン

 やはりアルゼンチンが持ち気味だが、両チーム穴がなくてチャンスない。が、その中でメッシのすごいパスでアルゼンチン先制。こうなるとチャンス作れていなかったオランダは苦しい。前半はシュート1本。可能性ありそうなのはセットプレーくらいだったが、ボールは良いものの中はいまいち合わない。
 後半もオランダ攻め手なく、シュート0本が続く。逆にPKで失点。アルゼンチンがメッシ以外はよく守備しており、意外に守備がすごい。プレス早くてオランダはカウンターもできない。

 スペインの主審だというマテウ・ラオス主審は、カードが多い主審だなと思って見ていた。カードはゲームをコントロールするために出すものではあるが、カードをポンポン出すと荒れる試合になりやすいイメージ。危ないプレーがあると「カード出すぞ!」という勢いで注意を与えながらコミュニケーションとる主審の方が良いイメージがある。
 すると、アルゼンチンも相手もイライラさせるプレーを繰り返して荒れる試合になって、カードがさらに出まくる流れに。アルゼンチンはずるいところがあるので、作戦としてやっているのかと思ったら、実際にイライラしていたのか、余計なカードやファールもらい、そこから失点で自滅してまさかの同点に。
 一方、主審のカードの出し方は、一貫性がなかったのも問題。オランダでイエローになったプレーでアルゼンチンでイエローとならなかったプレー(ハンドリング)があった他、悪質なファールをした上に相手ベンチ脇に勢いよく蹴り込んだせいで、ベンチの選手がなだれこんでしまい、危うく大乱闘となりそうだったプレーはレッドカードがふさわしかった。今大会最悪のジャッジ。オランダ7人(1人は退場)、アルゼンチンに8人のカードを出して、カードに関するワールドカップ新記録も作ったそうだ。

PK戦でも2人にカード…荒れに荒れたオランダvsアルゼンチンのイエローカード15人はW杯本大会で史上最多に SOCCERKING SOCCERKING
<FIFAワールドカップカタール2022の準々決勝「オランダvsアルゼンチン」にて、マテウ・ラオス主審が記録を作った>
<試合は荒れに荒れまくり、最後も勝利したアルゼンチンの選手が、わざわざオランダ陣営の前で勝利アピールを行うシーンも見られるなど、後味の悪い結末に。同試合を裁いたラオス主審は、両チーム合わせて15人にイエローカードを提示(引用者注:イエロー2枚、レッドカードを考慮してカード17枚との報道もある)したそうで、これはワールドカップ本大会では史上最多となった模様。中にはPK戦の最中にカードを頂戴した選手もいた(引用者注:2人イエローカード3枚で、1人はPK戦の中で退場まで。ただ、どこで出たのか全く気づかなかった。見直してもわからん)>

 試合の話の続き。オランダが土壇場で追いついたので延長はオランダが引き続き攻めるのかなと思ったら、終盤の激しい試合と一転して両チームともに落ち着きチャンスもできず。延長後半、選手交代から一気にアルゼンチンペース。が、決めきれず。こうなると、オランダの流れかなと思ったが、アルゼンチンが勝つ。
 オランダの方が相対的に好きかな…とオランダを応援していたので、応援チームは6勝11敗8引き分けでボロクソ。オランダ優勝に賭けていたのに相手チームばっかり応援していて、やっと応援したと思ったら途端に負けた。

3-4-1-2

GK 23    A.ノパート
 パスちょっと危ないところ。試合内のPKはタイミング合わず動けず。PK戦1人目は先に動いて決められる。PKうまいGKという話もあったらしいけど、別にうまくはない。全体としてもそれほど良いGKとは思えなかったので、今大会の抜擢は個人的には微妙だった。

LCB 5    ナタン・アケ 27歳
 今日も良い守備。本当いい選手だと見ていて思う。パスコースふさいでミスパス誘うプレー。延長でもメッシについて中までは入っていき良い守備。

SW 4    V.ファンダイク
 今日も良い守備だと思っていたが、後半手を出してしまいいい位置でFK。PK戦最初のキッカーだったが、短い助走でタイミングピタリあって止められてしまう。

RCB 2    J.ティンベル
 少し上がったところ持ち方悪くて奪われる。チームがファールもらえたプレーで熱くなり、もったいないイエロー。延長でメッシに当たられて走るコースを邪魔した形になってしまい、2枚目のカードの可能性もあるひやっとしたプレー。

LWB 17    D.ブリント
 最初に失点の場面、相手に先に入られちゃったの、ポジション的に彼じゃないかと思う。後半もチャンスなりそうな流れで誰もいないところにパスするなど今日は冴えなかった。

(CF 9    L.デヨング)
 CF入って4-3-3にしたとの説明。

RWB 22    D.ドゥムフリース
 後半エリア内ギリギリで切り返しに対応できず足に行ってしまいPKとられる。前回見たとき良かったWBのふたりが今日はダメだった。

CH 21    F.デヨング
 後半CKの後のサイドのプレー、うまく対応。一方、ロングボール出そうとしたら近くの選手にひっかかってピンチになりかけたの、彼じゃないかと思う。どの試合見てもどうも良さわからなかった。

CH 15    M.デローン
 中盤相手に持たれそうなところ戻ってきてうばう良い守備。中盤の3人はどの試合見ても攻撃で目立たないが、どの試合でも守備は頑張っていた。

(20    T.コープマイナース)
 近いところのFK。ここは近すぎて入らないんだよな…と思っていたら、なんと低いパスを味方に出す意表を突くプレーでアシスト。この絶体絶命のところでトリックプレー使ってくるとは。全く想定外で、見ている方も見事に騙された。

OH 8    C.ガクポ
 ワンタッチ目からターンを計算した持ち方で低い位置だがうまいプレー。自分でとったFKをいいクロス。もう1本先程より遠いが、右から右足でややカーブかけて、GKが出れない良いボール。その後逆サイドのFKも彼かな、今度はGKに向かっていくボールで良かったが誰も飛び込まず。オランダは高さが一番可能性あると思うのに、どうもうまく行っていない。
 後半左WGに。ドリブルたまに見せてファールもらうところも。ドリブルないとチャンスにならず、彼のところはまだ可能性あるかな…と思っていたが、交代になる。

(12    N.ラング)

FW 10    M.デパイ
 今日もうまさあるプレーは見せていた一方で失うところも。怪我明けで万全になる前に、ワールドカップが終わってしまった感じ。

(FW 19    W.ウェフホルスト(ボウト・ベグホルスト) 30歳)
 DFの前でうまい動きで入ったが、後ろからのボールで、ボールスピードもなくて、ゴールに繋がるようなボールと思わなかった。ただ、角度を変えて後ろに流し、なおかつGKの横でバウンドするすごいヘディングで1点返す。k全然に予想外だった。
 197cmと特に長身の彼が入ることで、中でターゲットにもなってチャンスになってきた。背の高さ生かして簡単に入れるボール全然なかったが、1点入って変わってきた。どうもパス回しにこだわっていた感じだが、オランダはもっと高さを素直に活かした方が良いと思う。
 さらに、FKからサインプレーでもらったボールをきちんと決めてみせて同点に。



2023年2月22日水曜日

イングランド代表若手注目選手にベリンガム、フォーデン、ライス、サカ

■2022/06/26 イングランド若手注目選手はメイソン・マウントとフィル・フォーデン
■2022/11/03 イングランド代表若手注目選手にベリンガム、フォーデン、ライス、サカ
■2022/11/22 タレントが多すぎて誰を注目にして良いかわからないイングランド
■2022/11/26 攻守に高さが効いている長身センターバックのハリー・マグワイア
■2022/12/05 若手注目ベリンガム、身体能力・ドリブル・キック・運動量すべて良い
■2022/12/11 イングランド若手注目選手ブカヨ・サカ、ドリブルがキレて活躍
■2023/02/16 イングランド好きな選手ベスト11 オーウェン・ベッカムより…
■2018/07/01 英BCC、オカルトデータ揃えてイングランド優勝予想
■2018/06/25 前半だけで5点、合計6点を決めて大勝したイングランド
■2018/06/25 ストーンズ、トリッピアー、リンガード、ジョー・ハートと20代の選手が躍動
■2018/06/29 19歳アレクサンダー・アーノルドのキックはいいぞ!
■2018/07/03、04 若さあふれるイングランド、世代交代失敗のコロンビアを破る
■2018/07/04 イングランドのキッカーは皆良い トリッピアー、ヤング、アレクサンダー=アーノルド
■2018/07/08 年寄りより若い方が良い?イングランドとフランスがそろってベスト4
■2018/07/12 若さ・経験不足がやや悪い方向に出たイングランドが敗退
■2018/07/15 延長戦の疲れあったとはいえ、4位の実力はなかったイングランド
■2020/03/12 16歳で代表デビューしワールドカップ!しかしその後は…



■2022/06/26 イングランド若手注目選手はメイソン・マウントとフィル・フォーデン

 イングランドは2020年ワールドカップで4位でしたが、組み合わせが楽だっただけ…のような感じ。ただ、若手選手が多かったので、今回の方が楽しみかもしれません。
 その今大会では、さらに若い注目選手たちが登場。<【イングランド代表】最新情報・注目選手・選手一覧・試合日程|カタールW杯欧州予選 | DAZN News 日本>では、まず、多くのポジションで、綺羅星のごときタレントが定位置争いを繰り広げていることを指摘。以下のような例を挙げています。

<例えば左サイドバックは、ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)とベン・チルウェル(チェルシー)の闘いだ。ともにボールコントロール、ポジショニングにすぐれ、近代サイドバックに求められるビルドアップ能力も申し分ない。
 さらに中盤はメイソン・マウント(チェルシー)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、ジェイムズ・マディソン(レスター)、ジャック・グリーリッシュ(アストンヴィラ)、ジェイムズ・ウォード=プラウズ(サウサンプトン)など、異なるタイプのクリエイターが揃っている>

 中でも注目選手とされていたのが、22歳のメイソン・マウントと20歳のフィル・フォーデンは、柔軟、かつ大胆なアレンジが高く評価されるスーパースター候補生だとされていました。この説明を見ると、私が好きなタイプっぽいですね。イングランドは伝統的にそれほど好きなチームではないものの、今回は好きかもしれません。

 若い方なのにフィル・フォーデンは、<ユーロ2020に出場するイングランド代表注目選手5人 - Kitakyushu Fc>の時点でもすでに注目選手でも筆頭に入っていました。マンチェスター・シティの司令塔だそうですが、自身を左ウィングにふさわしいと主張しているとのことです。
 他は、DFのカイル・ウォーカー、GKジョーダン・ピックフォード、MFジュード・ベリンガム、FWハリー・ケインと言ったメンツ。ただ、ベリンガムは代表にすべり込んだ形で絶対的ではない模様です。

 あまり詳しい説明がなかったのでもう少し検索。フィル・フォーデンは、主に左インサイドハーフでプレーしており、ポジショニングの良さが最大の武器。キープ力もあり、スピードもあるようです。しかも、171cmと小柄。やはり好きなタイプな感じ。パスセンスもあるようですが、ゴール数も多いため、シュートでも正確なキックができそうです。

 もう一人の若手メイソン・マウントも検索。攻撃的なのポジションであれば、どこでもこなせるユーティリティタイプである模様。器用貧乏…というわけじゃないですが、どれということなくすべてに高水準なタイプだともされています。身長を見てみると、185cmと大きめでランパードに似ているとの評も。ランパードは良い選手でしたが、私の好きなタイプではありません。

 ということで、フィル・フォーデンの方が好みど真ん中くさかったです。この選手のためだけに見たいと思えそうなほど好みど真ん中。今大会のイングランドは楽しみです



■2022/11/03 イングランド代表若手注目選手にベリンガム、フォーデン、ライス、サカ

 イングランドの U-17、U-19、U-20 代表は近年、ヨーロッパと世界で数々のタイトルを獲得し、フル代表がUEFA EURO 準優勝。にも関わらず、<2022 W杯で注目すべきイングランド人選手5選>(FIFA)によると、イングランドサポーターは黄金世代には懐疑的だといいます。
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/england-five-players-to-watch-fifa-world-cup-qatar-2022-kane-saka-foden-rice-bellingham-ja

 ただ、前回大会でも期待されずにベスト4。期待されていない方がむしろ良いかもしれません。また、私は「世代交代が進まない国は苦戦する」という持論なので、若手が次々と育っている今のイングランド代表には可能性を感じてしまいます。スリーライオンズ(イングランド)の注目すべき5人の選手にもやはり若い選手が多いですね。

MF ジュード・ベリンガム 年齢:19歳

<2020年にイングランド代表史上3番目となる若さで代表デビューを果たし、大きな期待が寄せられている。スタメンが確約されているわけではないが、ベリンガムはボールキャリー能力、身体能力、成熟度(すでにドルトムントでリーダー的役割を担っている)によって、サッカー界の最もエキサイティングな若手の一人とみなされている>

MF、FW フィル・フォーデン 年齢:22歳

<かつてペップ・グアルディオラが 「これまで見た中で最も才能のある選手」 と評したこの神童は、現在はクラブと代表の主力選手として定着している。イングランドが5年前に優勝したFIFA U-17ワールドカップで最優秀選手賞を獲得したフォーデンは、チームにスキル、ビジョン、創造性をもたらし、カタールでのA代表の成功に欠かせない存在である>

FW ハリー・ケイン 年齢:29歳

<世界屈指の9番であるケインは、すでにイングランド代表史上、どの選手よりも試合や主要大会で多くのゴールを決めており、ウェイン・ルーニーの代表通算53得点に急追している。ロシア2018でアディダスゴールデンブーツを獲得したこのスパーズのスター選手は、カタールでも得点王の本命と目されている。ワールドカップ史上、2大会で得点王となった選手はいないものの、スリーライオンズの点取り屋の主将を上回る選手はそうはいないだろう>

MF/FW デクラン・ライス 年齢:23歳

<ライスが所属するクラブの監督によると、ヨーロッパで最高のミッドフィルダーであり、EUROではイングランドで最も優れたプレーを見せていた。(中略)サウスゲートは、ライスの身体能力や卓越したボール奪取能力を称賛し、このパワフルなアンカーがケインの後任としてスリーライオンズの主将になる可能性さえ示唆している>

FW ブカヨ・サカ 年齢:20歳

<サウスゲートはサカがあまり評価されておらず、他の攻撃陣の選手と同じレベルとみなされていないのを認めているが、この謙虚でハードワークを厭わないアタッカーが、黙々と仕事をこなす姿勢を称賛している。(中略)スキル、スピード、インテリジェンスでカタールでの先発入りをほぼ確実にしている>



■2022/11/22 タレントが多すぎて誰を注目にして良いかわからないイングランド

 イングランド 6-2 イラン

 イングランドはいい選手多すぎて、誰が注目と言えそうにないなほどタレント多いチーム。その日によって活躍する選手が変わりそう。セットプレー一辺倒ではなく、前回大会より良さ感じる。前回大会もうまい選手多かったが、基本的にはセットプレーでの得点でケインに偏っていた。今回は全く違うスタートに。
 イランは、イングランド相手ということもあり、守備固める。試合前のフォーメーションと違い、慣れない5-4-1を採用した模様。もともと守備的なチームであり、それ自体はプラン通りではありそう。イングランドが前回大会のイメージと違い守備的なチームではなく、守備が安定しないらしいので、簡単な相手ではないものの、やり方ははっきりわかりやすい感じに。
 ただ、1トップに対して5バックで逆に他の選手があいたのではないかと解説の佐藤寿人さんが指摘。これだけ守備固めたのに、流れの中から最初に失点してしまって裏目に出た感じ。名将カルロス・ケイロス監督の采配でしたが、これは外れでしたね。

イングランド 4-2-3-1

GK 1    J.ピックフォード
 後半最初余裕持ってボール過ぎてちょっと危ないプレー。好セーブもあり、悪いGKじゃないんですけどね。

LCB 6    H.マグワイア
 CKでクロスに当たるヘディング。さらにその後もCKでヘディングの強さ見せて折り返してアシスト。守備するところは少ないが良いところある。ベスト11候補だな…と思っていたら、ピッチに座り込んでしまう状態にそのまま交代することに。
(15    E.ダイアー)

RCB 5    J.ストーンズ
 アズムンに裏入られて大ピンチになる場面。さらに、シャツ引っ張ってしまってPK献上するところもあり、今日はイマイチ。

LSB 3    L.ショー
 左からのクロスでアシスト。これは良かった。一方、胸トラップ大きくなってとられてしまうところも。CKファーに大きく上げてそこから追加点につながる。マークを外してフリーでシュートを打たれる場面も。いいプレーがある一方で、ちょこちょこと気になるところもある選手。

RSB 12    K.トリッピアー
 どうも同じ右のポジションの有力選手2人怪我して使われたみたい。フォーメーションも3バックから4バックに変更。
 序列が下というのは伸びなかったことなので、、前回大会良かったので意外だった。ただ、今日もキックいいなという感じはある。いい選手なんだけどな。
 ジャンプしながらで難しいところだったが、ダイレクトで当てて落とすようなキックで弾ませてチャンスになるようなボール。直後の右CKがピタリでやはりキック良い。時折雑なプレーはある。後半相手に渡してしまい、下手すればピンチというところも。

CH 4    D.ライス
CH 22    ジュード・ベリンガム 19歳
 同じCHのライスに比べると攻撃的で自由に動いている感じ。
 ゴール前に入っていきフリーになり、ヘディングで先制点。動き修正して立ち止まり少し戻るようなヘディングだった。
 後半右サイドまで流れてきて、ドリブルしながら深いところ入り込んでパス。良いプレー。守備も良いところ見せている。
 ルーズなボール、ギリギリで触ってクリアというところだったが、これが単なるクリアではなく裏への良いパスになってゴールまでつながる。本当いい選手。

LSH 10    R.スターリング
 速攻で中央に入っていき、ピタリのボールである一方で、ギリギリのところで難しいボールをアウトサイドで合わせて見事なゴール。チーム3点目。

(7    J.グリーリッシュ)
 速攻の場面、どフリーで落ち着いて決める。

OH 19    メイソン・マウント 23歳
 自由に動いていて良いところ見せている。動きながらボールを触って球離れ早いプレーが多い一方で、ゴール前、方向を変えながらマークを外して、自分でもシュートまで行く良いプレーも。
    
(OH 20    フィル・フォーデン 22歳)
 彼も動き回ってよくボールに絡んでいくプレーが多い。
 ワンタッチでヒールかな、おもしろいところでチャンスになりかける。3人囲まれたところでボールを受けたものの、体うまく使いながらかわしてとられないというプレーも。
 後ろから直線的なクリアみたいなボール。これをトラップせずにワンタッチで後ろに流してつなぐ。特に触れられていなかったプレーだけど、レベル高いプレー。このプレーも彼だったと思う。   

RSH 17    ブカヨ・サカ 21歳
 引っかかり気味だったが、細かい良いドリブル見せた。この引っかかったところがファールという判定。抜ききるまで行かないこと多いが、ドリブル効いている。
 CK折り返しでややフリーになったところをヘディングで決めて追加点。
 後半、人数いたが、人数いた分受け渡しのせいかゆるい守備だな…と思っていたところ、中に入りながらドリブルで見事なゴール。チーム4点目。

(11    M.ラッシュフォード)
    交代してすぐ速攻でゴール。切り替えしてDFをやり過ごしてのゴールだった。利き足の右足をおとりにしての左足でのシュートといった感じ。その後も2度の素晴らしい切り返しから、左足のシュート。何度も抜いてくるプレーを見せていて、状態良さそうだった。

FW 9     ハリー・ケイン 29歳
 それほど目立たなかったが、速攻で右に流れて抜ききらないところ素晴らしいクロス。プレーの素晴らしさに思わずうなったらこれでゴール決まる。
 後半少し下がってからのところでドリブルで仕掛けていき、抜いた相手に後ろから倒される。
 後ろ向いた状態でワンタッチで自分の後ろに、前に走るスターリングに出す見事なワンツー。いい選手だな。さらに速攻でポストプレーからアシストも決める。大柄で好きなタイプではないが、大きいだけでなくいろいろすごい選手だと認めざるをえない。4年前より良くなっている感じ。

(24    C.ウィルソン)
 速攻で右から行ってシュートできる状態でひきつけておき、空いている選手にきちんと出してアシストするプレー。



■2022/11/26 攻守に高さが効いている長身センターバックのハリー・マグワイア

イングランド 0-0 アメリカ

 前半は一進一退。ともにカウンターもあるが、基本はしっかりと繋いで押し込んで…という感じ。両チームいい選手多いし、締まったいいゲーム。
 このゲームとは関係ない話だが、今大会ゴールキックをエリア内で受けていてあれ?と思っていたので、ハーフタイムを利用して今頃になって確認。2019年シーズンにルールが変わった模様。やはり4年前までとは違ったんだ。勘違いじゃなくて、良かった。
 後半はアメリカペース。ただ、イングランドも選手交代で修正してきて押し返して、まだ一進一退といった感じ。
 終盤まで高い位置からプレス効いていてアメリカらしさ。今回のアメリカは好きじゃないかと思っていたけど、やはり結構好き。
 今回のイングランド好きで、今回のアメリカはちょっといつもほど好きじゃないかなと戦前に思いつつも、結局、アメリカを応援。結果、引き分けだったので、これで応援チームは4勝1敗6引き分け。引き分けだらけ。

4-2-3-1

GK 1    J.ピックフォード
 CKでちょっとかぶり気味になってひやっとするプレー。

LCB 6    ハリー・マグワイア 29歳
 怪我でダメだと思ったら出てきた。序盤パスミス。序盤、CKの後ドリブルで抜いてきてからのパスでチャンスという珍しいプレー。守備も基本的にはいい。高さもセットプレーの守備でフリーでポジションとっており、効いている。

RCB 5    J.ストーンズ

LSB 3    L.ショー
 左から深いところまで抜いてきて斜めに戻るパスでチャンス。後半もDFがウラへの良い質のFK。アディショナルタイムにも同じようないいボール、タイミング合っていて決まるかと思った。

RSB 12    キーラン・トリッピアー 32歳
 序盤カウンター、スペースに出してチャンス。ただ、今日はほとんど攻撃していなかった。

LCH 4    D.ライス

RCH 22    ジュード・ベリンガム
 序盤カウンター、ひきつけて縦に出してその次の中へのパスでチャンス。ただ、今日は全体としては苦戦しており、最初の交代のひとつに。

(8    J.ヘンダーソン)

OH 19    M.マウント
 ケインが下がったところちゃんと入ってきてシュートまで。今日も動いてはいたが、初戦ほど目立てなかった。

LSH 10    R.スターリング
 良いドリブルもあるが、このサイドが劣勢で、守備面でちょっと足りない感じがあった。
 後半右に来て何度か。右よりですっと自分エリアに出して一気にすごいペースアップしてチャンスにしかける。ただ、やはり守備面で劣っていたため、最初の交代のひとつで修正してきた。

(7    J.グリーリッシュ)
 3人相手に細かいドリブルでのらりくらりと抜いていこうというところ。

RSH 17    B.サカ
 序盤カウンター、縦に抜けてそこから中へのパスでチャンス。その後もウラ狙ってチャンス作る。

(11    M.ラッシュフォード)
 3人相手にひょいひょいっと抜いていこうというプレー。

FW 9    H.ケイン
 今日もポストプレー良い。CKの守備でも良いプレー。



■2022/12/05 若手注目ベリンガム、身体能力・ドリブル・キック・運動量すべて良い

イングランド 3-0 セネガル

 序盤はイングランドペース。セネガルはなんかあまりやる気のない感じ。ただ、イングランドもガンガン行かないでゆっくり攻めているし、ペースが上がらない静かな展開。
 セネガルが1回決定的なチャンスを作ってから、セネガルに良さ出てくるがそこからのカウンターでイングランド先制。アディショナルタイムでさらに1点。
 セネガルは後半一気に3人選手交代してくるが、3点目入って万事休す。ゴールシーンはいずれもきれいだったものの、試合としては退屈だった。
 初戦の時点で<タレントが多すぎて誰を注目にして良いかわからないイングランド>というタイトルで書いていたのでそのときに気づくべきだったが、いろんな選手が活躍するというのはフランスの初優勝の雰囲気に似ている。イングランド優勝にWINNERでかければよかった。
 この試合は格上のイングランドを普通に応援していて、応援チームは6勝8敗8引き分け。ここは勝って当然…というところで、今大会、格上応援チームでも取りこぼしあるし、全体としてはボロクソ。

4-3-3

GK 1    J.ピックフォード
 サイド簿ボールエリア外でヘディング、良い対応。その後好セーブも。いいロングキックもあった。後半もいいキック。基本的にはキックがうまいのかもしれない。

CB 6    H.マグワイア
 奪われたプレーからのスルーパス戻って対応。後半ちょっと奪われそうになるところ。クラブでは最近試合に出ていないらしい。

CB 5    J.ストーンズ
 パスミスからピンチになりかけ。メモ見直すと前回大会で3バックでは一番良かった印象なんだけど、今大会はミスが多めな感じ。

(CB 15    E.ダイアー)

LSB 3    L.ショー
 ダイレクトではないワンツーのような形で戻されたパスのときにトラップ流れしまったが、良いインターセプトからそのまま上がりチャンスになりかけ。

RSB 2    カイル・ウォーカー 32歳
 DFラインから縦に相手サイドラインの裏までいいボール。一方、守備ではサールに入れ替わられて手を出した、イエロー相当だがなぜか出ず。
 後半、自分でスペースに出してスピードで…というところだったが、相手もスピードあるアフリカには無理なプレーだった。後で調べると、本来彼もめちゃくちゃスピードある選手として知られている模様。自信があったからこそのプレーみたい。その他、GKへのバックパスのヘディング、ややそれてCKになるプレーも。
 本来レギュラーで、怪我の後戻ってきて2試合目。サイドバックとしては初めて見た。が、まだ復調途上なのかむしろDFラインでの一番穴っぽい感じになっていた。

CH 4    D.ライス
 FKのプレーでゴールライン間際のボール、焦りそうなところ落ち着いて胸トラップからボレーで丁寧にクロス。後半相手のパス回し狙っていってとってチャンスに。

Lインサイドハーフ 22    ジュード・ベリンガム
 カウンターで裏でスルーパスもらい中にマイナスのパス入れてアシスト。さらにアディショナルタイム、クリアボールが相手が処理しきれず跳ねたボールを見て、走って奪ってそのままの勢いで上がりドリブルでかわしながらパス出してアシストの一つ前に。
 後半も足に吸い付くようなボールタッチ。松木安太郎さん柔からさがあると言っていたが、独特の持ち方。イングランド、切り替え早く、彼も速い守備でいいところがあった。攻守に運動量ある。ムラあるが、良いときはすごく良い選手。

(19    M.マウント)

Rインサイドハーフ 8    J.ヘンダーソン
 後ろから狙って奪うプレー。カウンター、長く走っていき、フリーだったとは言え、マイナスのボールをきれいにパスするようなシュートで先制点。後半、守備でも奪ってチャンスになるところ。

(14    K.フィリップス)

LWG 20    P.フォーデン
 スターリングが家族の事情でベンチ入りすらしなかったということでスタメン。
 右のCK、左足で速いいいボール。左サイドで戻りながら足裏かな?後ろに出して、そこからのカウンターで先制。再びカウンターの場面、2対1になっており、ダイレクトで出してDFに当たったかもしれないがアシスト。
 後半左でルーズなボール拾ってそのまま縦に行って、速いけど低くて丁寧なボール入れてまたアシスト。常時目立つわけではないが、要所要所でいいプレーする。

(7    J.グリーリッシュ)

RWG 17    B.サカ
 右から仕掛けて低い速いいいボール入れる。後半、左の攻撃、絞ってきてDFの前に入って合わせてゴール。

(11    M.ラッシュフォード)

FW 9    H.ケイン
 2人相手によく粘ってポストするプレー。その後も低い位置だが納めるプレーでチーム助かっている。カウンター、彼だと思うけど、裏へのスルーパスでアシストのひとつ前。ただ、相変わらず今大会ゴール決められず、シュートをふかすところ。直後に浮き球をダイレクトで出してチャンスになりかけ。ここらへんはいいんだけど、ゴールがない。
 と書いていたら、カウンターで今度は2対1になって、決めてくださいという感じでもらって強烈シュートでやっと初ゴール。
 後半も中央で受けて右に出す良いボール、プレッシャー来ていてもよく見ているし、ちゃんとパス通す。スライディング来たところをすっと避けてパス出してチャンスになりかけ。今大会はゴール以外の方で素晴らしいプレー連発。



■2022/12/11 イングランド若手注目選手ブカヨ・サカ、ドリブルがキレて活躍

イングランド1-2フランス

 イングランドは前回大会より良いと思っていたので、ベスト8なのに決勝戦みたいな好カード。ベスト4に片方行けないのがもったいない…という両チームと。
 フランスは前回大会もそうだったが、強いチームばかり当たる印象。前回大会のノックアウトステージの相手を確認すると、アルゼンチン、ウルグアイ、ベルギーで決勝戦のクロアチアが一番弱かった感じする。クロアチアブロックは決勝のクロアチアが2-4で完敗した他、イングランドも3位決定戦でベルギーに0-2で完敗。ブロックに偏りがあった。
 今大会はどうだったっけ?と見ると、フランスはベスト16ではポーランドが相手だった。ここはそう強くないし、前回ほど偏っていないみたい。

 試合は一進一退で、どっちも大きなチャンスなかったが、スーパーゴールでフランス先制。その後ややイングランド攻めるも落ち着く。フランスはむしろカウンター効くので良いんじゃないかなと思ったが、PKでイングランドが同点。しかし、再び攻撃に出たフランスが再度勝ち越し。なのに、フランスはまたしてもPK献上。ただ、2度目のPKは決まらず大勢決した。2つ目のPKは全くやらんでいいプレーだったので、本当ならもっと楽に勝てた。

 イングランドは今回好きな選手が多い代表で、フランスで好きなのはエムバペくらい。にも関わらず、対戦カードを見た時点でフランスの方が好きだな…と迷いなく思った。自分でも不思議。
 …ということで、フランスを応援して、応援チームが久しぶりに勝利。これで応援チームは7勝11敗8引き分け。もう残り試合少ないので負け越しは確定な感じ。

4-3-3

GK 1    J.ピックフォード
 後半立ち上がり、ラビオのシュート、コース甘かったとはいえ反応。ジルーのダイレクトボレー、ややコース甘かったが素晴らしい反応。

CB 6    H.マグワイア
 後半FKからポスト当たるかかすめるようなヘディング。CKからの流れニアにボール、一度跳ね返したあとで気持ち緩んだのか、ジルーをやや開けていて先に入られて失点。最後はマグワイアに当ってオウンゴール気味かな。
 手をかけてイエローもらうところも。別にそんなに危ないところではなく焦り感じるプレー。
 後半アディショナルタイム、前に残っていてもらったボール、攻撃の選手のように中にドリブルしてミドルシュート狙おうというところで倒されてFKもらう。

CB 5    J.ストーンズ
 右からのクロス、深く戻りすぎてFWにヘディングまでさせてしまうところ。

(7    J.グリーリッシュ)

LSB 3    L.ショー
 目立たなかったが、後半、タイミング的には入ったかと思うような、左から低い良いボールで入れていた。

RSB 2    K.ウォーカー
 エムバペに良い守備するところもあった。中盤で一人抜いてもう一人というところでファールもらい、相手にイエロー出させる。
 後半立ち上がり、エムバペがサイドでウォーカーとスピード勝負、ウォーカーもスピードあるところ見せたが、エムバペの方が早くピンチに。相手が悪かったので、彼のせいとは言えないけど…。

CH 4    D.ライス
 相手のパス回し、中盤でうまく奪ってチャンスになりかける。

インサイドハーフ 22    ベリンガム
 パスミスで相手渡してピンチになりかけ。その後、サイドでは1対1であっさり奪う良いプレーはあった。
 押し込んでいる流れで、長く斜めに走って右ペナルティーエリア内まで入ってきて受けるプレー。こういう動きが大事で、今大会攻めあぐねるチームでは出ない動き。
 左では目立たなかったが、後半こちらでも攻撃できてくる。相変わらず独特の良い持ち方する。

インサイドハーフ 8    J.ヘンダーソン
 中盤で横パスとられてピンチ招くところ。悪くないミドルシュートはあった。

(19    M.マウント)
 入ってすぐ裏へ走ったところ、そこまでチャンスじゃなかったが、後ろからタックルされてVARでPKをとる良い仕事をした。

LWG 20    P.フォーデン
 右からのボール左足のワンタッチ目で弾ませて後ろに流しながら体はターンしてシュートまで行くプレー。シュートは引っかかったが鮮やかだった。後半低めのところで数人引き連れるドリブルでファールをもらう。こういうドリブルは少なかった選手けど、ドリブルも良いみたい。

(11    M.ラッシュフォード)

RWG 17    B.サカ
 立ち上がり、うまく追いかけて奪うプレー。良いドリブルで中に入り、いい位置でFK。その後も右から持って中見ながらFWに出してチャンス。後半立ち上がりエリア内でドリブル、足出してきたところパッと避けてPKとる。
 最後のシュートは弱かったが、今度は中央でゴールに向かってドリブルしてシュートまで持っていくところ。今日イングランドで一番良かったと思うのだが、最初の交代カードのひとつに。

(10    R.スターリング)

FW 9    H.ケイン
 体預けてうまく入れ替わってシュートはGKに当たるがチャンスに。高い位置でプレスでとって、後ろ足に当てられたがVARでファールなしの判断。
 後半立ち上がりにPK。ボール直すなど神経質になっていて、助走も短くて外すパターンだと思ったがいいキックで決めた。
 さらに2本目のPK、同じように助走短く、なおかつ神経質さも感じた。外すパターンだったが、1本目これで決めてるし…と思ったら、助走が短いパターンの典型でふかして外す。2本目は難しいとは思うし、PKはもともと偶然性があるので致し方ないところではある。GKと方向が同じになってしまったのが目に入って、とっさに高さを変えようとした分浮いてしまったのかもしれない。いずれにせよ、試合の結果を分けるPK失敗だった。



■2023/02/16 イングランド好きな選手ベスト11 オーウェン・ベッカムより…

2020/03/12:メモを見ながら無理くり好きな選手ベスト11を作ってみました。イングランドはあまり好きなチームじゃないから無理だと思ったもののなんとかできて自分でもびっくり。
 レノン、オーウェン、ベッカムなど、最初のワールドカップだけ大大大好きだった!という選手はいるものの、長続きしない人ばかり。一応一番好き…ということだと、レノンですね。あと、例によってサイドの選手だらけになりました。サイドの選手が好きなんです。

2023/02/16:若手選手が多くて好きだった2022年ワールドカップのメンバーを追加。ただ、終わってみると、そこまで大好き!という感じの選手は出てきませんでしたね。そこそこ好き!くらいな感じです。とりあえず、少し入れ替えています。
 フォーメーションも作ってみると、サイドの選手だらけで中がいないめちゃくちゃバランス悪い形に。サイドのプレーヤーが好きなので、私の選ぶ好きな選手ベスト11ってこういうのになりがちですね…。しかも、右に偏ってしまいました。

    オーウェン

  Jコール   ベッカム

Aレノン       アーノルド

    ベリンガム

Aコール      トリッピアー

 キャラガー ストーンズ

    シーマン

GK デビッド・シーマン 1 1963/9/19 191cm
 GKはどの国でも困ります。で、仕方なく選んだ形なのですが、歴代GKを見てて、彼が一番印象良かったかな、と。

CB ジェイミー・キャラガー 1 1978/1/28 185cm
 正直全然記憶に残っていませんが、ベニテス監督時代のリヴァプールが好きだったので、そのときのレギュラーだったっぽい選手を。

SW、CB ジョン・ストーンズ 1 24歳(2018年ワールドカップ) 1994/5/28 188cm

LSB アシュリー・コール 5 1980/12/20 176cm

RWB キーラン・トリッピアー 5 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/9/19 178cm

インサイドハーフ、CH ジュード・ベリンガム 4 19歳(2022年ワールドカップ)
 若い選手が多かったイングランドで特に若かったベリンガムが、2022年のイングランドの若手でも最も良かった印象。ムラはありましたが、良かったときが本当素晴らしかったです。守備でも良いところがある選手とはいえ、特に良いのが攻撃。独特のドリブルが最も魅力的だと思います。

(DH オーウェン・ハーグリーヴス 4)

RWB トレント・アレクサンダー=アーノルド 5 20歳(2018年ワールドカップ) 1998/10/7 175cm

SH アーロン・レノン 7 1987/4/16 168cm
 イングランドで一番好き…となると、今のところレノンになりそう。小柄でスピードのあるタイプということで、私の好きな選手ど真ん中。若いときに見てすごく気に入りました。ただ、怪我して戻ってきてから見たプレーでは良さが消えていたんですよ。若い頃好きでその後あまり好きでなくなる…というのは私のお決まりのパターンで、イングランドではオーウェンやベッカムもそうでした。
 フォーメーション的には右サイドで良かった選手だった記憶ですが、右のプレーヤーだらけになったので、レノンに左に回ってもらうことに…。

SH ベッカム(デビッド・ベッカム) 4 22歳(1998年ワールドカップ) 1975/5/2 183cm
 ワールドカップデビューのときはめちゃくちゃ好きだったんですが、若い頃好きでその後あまり好きでなくなる…というのは私のお決まりのパターンに。

(RSH ブカヨ・サカ 4 21歳(2022年ワールドカップ)) 2001/9/5 178cm
(OH、LWG フィル・フォーデン 3 22歳(2022年ワールドカップ))
(OH イソン・マウント 3 2歳(2022年ワールドカップ))
 若い選手が多かった2022年ワールドカップのイングランド。マウントもフォーデンもボールによく絡んでいて良かったですね。当初はマウントの方が序列が上という感じ。ただ、パフォーマンスはフォーデンの方がやや上という印象で、マウントがスタメン落ちすることもありました。
 それ以上に安定して使われていたのが、彼らふたりより若いサカ。サカはタイプが異なり、いかにもサイドプレーヤーという感じでスピードがある上に、ドリブルが効いていました。ムラもそこまで大きくなく、毎試合良いドリブルを見せていた印象。ゴールも決めていましたし、3人の中では一番良かったですし、個人的にも好きですね。…が、結局、好きな選手ベスト11的にはワールドカップデビュー当時のベッカムの方が好きだったかな…と思ったので入れ替えませんでした。悩むところです)

SH ジョー・コール 5 1981/11/8 176cm

FW マイケル・オーウェン 6 18歳(1998年ワールドカップ) 1979/12/14 173cm
 ワールドカップデビューのときはめちゃくちゃ好きだったんですが、若い頃好きでその後あまり好きでなくなる…というのは私のお決まりのパターンに。


■2018/07/01 英BCC、オカルトデータ揃えてイングランド優勝予想

  イングランドの地元であるイギリス『BBC』がオカルトなデータを揃えて、優勝はイングランドではないかと報じていたようです。
 イングランド代表がワールドカップに優勝した52年前の1966年と今年の共通点がこんなにある!とやっていたのです。たぶん毎大会何からしら、こじつけできるんじゃないかなぁ…。

 ◆1966年&2018年の共通項目
レアル・マドリー(欧州カップ戦制覇)
バーンリー(欧州カップ戦出場権獲得)
マンチェスター・シティ(リーグ優勝)
チェルシー(リーグ5位)
 (ロシアW杯の優勝国が判明か? 驚きのデータが揃う【超ワールドサッカー】より)

 また、2014年はバイエルンで、2010年はバルセロナで指揮を執っていたジョゼップ・グアルディオラ監督は、優勝国で監督を務めており、今年でいうとマンチェスター・シティなのでイングランドの番といったことも言っていたようです。




■2018/06/25 前半だけで5点、合計6点を決めて大勝したイングランド

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG イングランド 6-1 パナマ

 紹介を見ても見たいタイプの選手がいない イングランドは初戦を見送りました。2戦目も実は見るつもりなかったので途中経過も見ちゃったのですけど、前半終了時点で5-0、さらに後半もう1点というところ。そこまで行ってから、暫定ベスト11を決める上でも見ておかないといけないかと思い、いつもより多く早送りしながら見ました。その後は1点しか決まらなかったんですね。
 パナマは失点後もがたっと崩れたわけではなく、シュートまで行けており悪くはありません。ただ、セットプレーの守備が悪いんですよね。また、もともとファール上等のプレーをするチームと言われていたのですけど、やっちゃいけないところでファールしまくって失点。PKが2本もありました。審判の相性が大事だと言われていたように、取られる審判だとこうしてボロクソになります。予選は得失点差マイナスなのに3位になったというのも、試合によって差が大きかったのかもしれません。
 6点差だとベルギーを得失点差で上回るというところだったのですけど、イングランドはそこで失点。ベルギーと総得点含めて全くいっしょになり、守りに入りました。
 一方のパナマは初出場で初ゴールが決まり、観客大盛り上がり。チームとしても満足した感じで、敗退が決まったのに両方いいムードになっていました。

■2018/06/25 ストーンズ、トリッピアー、リンガード、ジョー・ハートと20代の選手が躍動

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG イングランド 6-1 パナマ
【イングランド】ストーンズ(前8)ケイン(前22[PK])リンガード(前36)ストーンズ(前40)ケイン(前46[PK])ケイン(後17)
【パナマ】バロイ(後33)
GK
1 ジョーダン・ピックフォード 6
 24歳。正GKだったジョー・ハートはマンチェスター・シティで不遇で話題になっていました。レンタルのウェストハムでは試合に出ていたようですけど、パフォーマンスはイマイチだったみたいですね。落選してしまったようです。
 ピックフォードは裏へ抜けた選手に出てきて、対応していました。メモがしっかり書いてなくてよくわかりませんけど、たぶん別の場面で体に当てるプレーもあったようです。
 ただ、DFがいてペナルティーエリア外まで出なくて良いところで出てきて、互いに遠慮して危ない場面も。納得の正GKという感じではありませんでした。
 DF
2 カイル・ウォーカー 6
 28歳。3バックの右。 奪って攻撃にというところでミスパス。プレッシャーかかっていたとはいえ、ロングボールでもミスパス。ちょっとミスパスが気になってしまいました。
5 ジョン・ストーンズ 7
 24歳。3バックの真ん中ですけど、攻撃で大活躍。初戦も得点がないものの、セットプレーで得点のきっかけになったみたいですね。
 今日はCKで完全にフリーになって先制。また、サインプレーからのシュートのこぼれ球を押し込みました。これもフリーでした。得失点差が重要とはいえ、ここでサインプレー使っちゃって良かったんでしょうか?
6 ハリー・マグワイア 6
 MF
8 ジョーダン・ヘンダーソン 6.5
12 キーラン・トリッピアー 6.5(70分OUT)
 27歳。RWB。セットプレーを担当。CKで空いている選手に合わせてアシスト。外でも良いボールを蹴っていました。
 PKを得た 裏へのボールも彼じゃないかと思ったのですけど、メディアでは指摘がありません。ただ、それ以外にも長めのFKで、ファーの選手に合わせたボールも良かったです。
21 ルベン・ロフタス=チーク 6.5
7 ジェシー・リンガード 7.5(63分OUT)
 25歳。中盤5枚の前2枚のうちの1人。主に左みたいですね。裏へのボール、うまく胸トラップで前に出したプレーで倒されてPK。それ以外にもパス交換しながら左から中央に入っていて、右上に やや回転した美しいシュートを決めていました。
18 アシュリー・ヤング 6.5
 FW
10 ラヒーム・スターリング 6.5
9 ハリー・ケイン 7(63分OUT)
 24歳。PKだけで2ゴールと意図しないプレーでのゴールで幸運なハットトリック。でも、こういう選手がノッてくることがありますよね。
 PKは私が危ないと思う助走が短いキックでしたが、助走はゆっくりでなくてスピードがあるもの。シュートもスピードがあり、浮き過ぎもせず、GKが同じ方向でも決まりました。
 同じ試合でなくてもPKが多いと蹴りづらいと思うのですけど、2回めも同じ蹴り方で同じところ。GKは今度は逆でした。年齢を知らずに見ていたので24歳と聞いてびっくり。落ち着いていますね。
 オフサイドっぽく見えたのですけど、裏へ抜けたところの後ろ足に当たって角度が変わり完全に意図しないラッキーゴールでハットトリック。シュートを打った人でなく、彼の得点と 認められました。
 交代選手
MF17 ファビアン・デルフ 6(63分IN)
 FW11 ジェイミー・ヴァーディー 6(63分IN)
 DF3 ダニー・ローズ 6(70分IN)
(メンバー・採点は、【イングランド 6-1 パナマ|W杯選手採点】歴史的大勝を飾ったイングランドは軒並み高評価! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/29 19歳アレクサンダー・アーノルドのキックはいいぞ!

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG最終節 イングランド 0-1 ベルギー

 ノックアウトステージで楽な相手と当たった方が良いと思うのですけど、相手云々よりも主力を温存して力を蓄えるという判断の国が多くなっています。 ともに突破が決まっているこの両チームは特に極端で、GK以外のメンバーを総入れ替えに近い状態。両チーム示し合わせたように、1人を除いてフィールドプレイヤーが登場。途中交代でマジで両チームとも全員フィールドプレイヤーが出場するということになりました。両チームそろってという試合はワールドカップ史上初めてではないでしょうか?
(2018/07/04:前の試合から合わせて17人が変更というのは、最高新記録だったそうな)
 ああ、このグループの場合、最初の対戦相手の後は、ブラジル、フランス、ポルトガルが入る山ということで、1位通過じゃない方が良いという見方もあったとのこと。なるほど。他の対戦が全部終わってわかっていましたからね。
  両チームとも守りに入らなかったものの、一段落ちるメンバーでコンビネーションもいまいちということでメンバー表通りやや質の落ちる試合に。どちらかと言うと、前半はイングランドのセットプレーに可能性を感じたものの、後半になってベルギーが先制。そのまま終わり、ベルギーが1位通過となりました。ちなみに引き分けなら、フェアプレーポイントでイングランドだった模様です。
 GK
1 ジョーダン・ピックフォード 5.5
DF
16 フィル・ジョーンズ 6
5 ジョン・ストーンズ 6 (46分OUT)
15 ガリー・ケイヒル 6
MF
4 エリック・ダイアー 6
22 トレント・アレクサンダー=アーノルド 5.5 (79分OUT)
 19歳。RWB。守備に不安が指摘されています。しかし、セットプレーは良いキックしますね。2戦目で見た同じポジションのトリッピアーもいいボールを蹴っていて感心したのですけど、彼も良いです。
  右CKから速いボールでファーへ、なかなかのキックでした。続けて左CKもやはり良いボールでファーへ。流れの中ではさほど目立たないものの、右からダイレクトで、きっちり合わせる良いクロスを入れていました。他にもセットプレーで良いキックが見られます。
21 ルベン・ロフタス=チーク 6
 22歳。期待の大型センターハーフとのこと。縦の迫力あるドリブルは何度も見せていました。強引なドリブルでファールをもらったり、右からクロスを入れたり。ただ、一方で、ドリブルで縦に行ったは良いけどクロスが悪かったり、フリーのチャンスでもらってトラップが長くなったりと安定しません。飽くまで期待の大器であり、まだ未完成に見えます。
17 ファビアン・デルフ 5
  28歳。CH。前で頑張ってチャンスになるところがありました。ただ、低めの位置で失う危ないプレーが気になりました。失点場面では彼もあまり良くなかったとの指摘もあります。
3 ダニー・ローズ 5.5
 27歳。LWB。前半はCKで良い守備を見せるなど、全体に守備での良さを感じました。ところが、少しドリブルに振られてしまって失点。一方、攻撃では早いリスタートでチャンスになりかけるしたたかなプレーがありました。FW
19 マーカス・ラッシュフォード 5
 20歳。若いですね。期待のFWだそうですが、今日はイマイチ。ただ、抜け出してGKという場面ではGKが良い対応をしており、GKを褒めた方が良さそうでした。
11 ジェイミー・ヴァーディー 6.5
 31歳。ニュースでもともとそういう選手だと聞いていたものの、よくボールを追ったり、守備したり、ボールカットを狙っていたりで非常に良い選手ですね。良いカットは複数ありました。
 攻撃では縦パスをもらい下がってから、ラッシュフォードにチャンスとなるパスを入れるプレーがベストでした。
交代選手
DF6 ハリー・マグワイヤ 6(46分IN)
 25歳。後半から左のストッパーで登場。守備は問題ありませんでしたし、攻撃でもチャンスに繋がる良い縦パスを送っていたのは彼だったのではないかと。
FW14 ダニー・ウェルベック 5.5 (79分IN)
 (メンバー・採点は、【イングランド 0-1 ベルギー|W杯選手採点】主力温存でも質と熟成度の差を見せつけたベルギーは軒並み高評価! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/03、04 若さあふれるイングランド、世代交代失敗のコロンビアを破る

 イングランドとコロンビアの試合展望…なのですけど、イングランドがどういうチームかよくわかりません。初戦は見ていなくて、2戦目のパナマは相手が自滅に近い状態、3戦目は2軍でした。以前よりはつなぐと言われていたものの、守備から入るチームってことで良いですかね? 守備は良さそうで良いチームだとは思いました。
 となると、コロンビアが支配して…となりそうなものですけど、そう予想した3試合目のセネガル戦、相手の良い守備にあってそもそもなかなか攻められないという意外な戦いに。コロンビアは出来にムラがありますし、世代交代が失敗したということもあるのか、そんなに強くありません。
 コロンビアを応援しますが、イングランドが有利そうですね。守りを崩せず苦労するか、ボール支配するも速攻を食らうか。コロンビアはセットプレーの守備にも不安があり、高さで負ける上に、イングランドには良いキッカーがいます。この試合もセットプレーはイングランドの大きな武器になるでしょう。
 一度書き終えてから思い出しました。コロンビアが世代交代失敗でムラと書いたのですけど、そういえば、イングランドは若いチームですよね。若いチームというのは、乗り出すと強いものの、悪い方に出るとペースを変えられなくなります。コロンビアもムラなので乗れば強いですから、展開によっては結構点が入るかもしれません。
 また思い出したので追記。今大会3戦目でほとんどの選手を温存したクロアチア、ベルギーともむしろ動けていませんでした。間隔が空きすぎて、試合感が鈍っているのかもしれません。この流れで行くと、イングランドも苦労しそう。グループリーグ苦しんでベストメンバーで戦い続けたコロンビアの方が良いのではないかと思い直してきました。

 実際の試合は、イングランドは休み明けの 影響はないようで、問題なく動けていました。あと、すみません、イングランドは守りから入るチームってことはなかったですね。前半は主につないで作ってきていました。互いにまずまず良いところが出る一方的ではない展開。ただ、コロンビアの方にやや可能性を感じるプレーが少なくなっていました。やはりイングランドの守備は良いです。
 そして、ポイントと見ていたセットプレーで後半試合が動きます。イングランドのCKからの反則でPKを取り先制。コロンビアは攻めるしかなくなったものの、強引で可能性を感じず。やはり安定感はないチームですね。イライラしまくって、カードが多く出ました。リードして、イングランドは守備の良さがさらに出てきましたね。ただ、コロンビアはその強引なままアディショナルタイムになんとCKで劇的な同点ゴール。コロンビアはセットプレーから点を取っていたとはいえ、イングランドから取ってくるとは思いませんでした。
 で、この後なんですけど、延長は録画できてなくて見れませんでした。勝手に延長録画してくれるわけじゃないんですね。記事を読むと、前半はコロンビア、後半はイングランドペースだったものの、ノーゴールで延長。PK戦でイングランドが勝ったとのこと。


■2018/07/04 イングランドのキッカーは皆良い トリッピアー、ヤング、アレクサンダー=アーノルド

 ロシア・ワールドカップ(W杯)ノックアウトステージ コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド
【コロンビア】ミナ(後48)【イングランド】ケイン(後12[PK])
3-5-2
GK
1 ピックフォード 6.5
 24歳。2戦目見たときは良いと思わなかったのですけど、今日は良いロングシュートに好反応。PK戦でも1本止めたようです。
DF
2 ウォーカー 6.0
 28歳。3バックの右。 2戦目見たときにもミスパスが気になりましたが、今日もミスして取られてピンチになるプレー。(→ラッシュフォード -)
5 ストーンズ 6.0
6 マグワイア 6.0
MF
12 トリッピアー 6.5
 27歳。RWB。キックが正確だと感じた選手で今日もそういうプレーがありました。まず、FKのこぼれ球からのクロスがなかなかの精度でした。さらに上がってきて、ダイレクトでファーのFWに出すボール。前半はロスタイムにも良いクロスを上げていました。
 リードして攻める必要性が減った後半にもファーへの良いボールを入れています。
7 リンガード 5.5
8 ヘンダーソン 5.5
20 デレ・アリ 5.5
(→E・ダイアー 5.5)
18 A・ヤング 5.5
 32歳。LWB。チームで3人、スタメンで1人という30代の選手。セットプレーは右のトリッピアーが良いと感心していたものの、彼も今日は良かったですね。
 まずFKで回転をかけないまっすぐのおもしろいボールがありました。また、後半にもDFライン裏への良いボールをFKで入れていました。
(→ローズ 5.5)
FW
10 スターリング 5.5
(→ヴァーディ -)
9 ケイン 6.5
 24歳。下がって受けたり、サイドに流れたりという動きもします。焦れているというわけではなく、効果的な動き。ゲームメイクするようなところを見せていた他、守備でもすごく頑張っていました。得点はPKやラッキーなものが多く、まだすごい!って感じのプレーは見ていないものの、良い選手だと感じます。
  前半はファーに逃げるうまい動きで、角度のないところを難しいのにヘディングで狙おうというプレー。そして、後半はCKでファールをもらってPK。これを真ん中に蹴り込んで先制。PKが多いと蹴ると難しいと思いますけど、しっかり決めてきます。24歳とは思えませんね。
 (メンバーと採点は、レーティング:コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)



■2018/07/08 年寄りより若い方が良い?イングランドとフランスがそろってベスト4

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 スウェーデン 0-2 イングランド
【イングランド】マグワイア(前30)デレ・アリ(後14)

  スウェーデンはやはりリスクをかけずに守り、ほとんどチャンスを作らせません。ただ、一方でカウンターも出ておらず。前半はこれでもといった感じだったのでしょうか。
 ところが、お互いに武器であるセットプレーでイングランドが先に得点。イングランドが前がかりになる理由がなくなり、スウェーデンがどこかでムリをする必要が出てきました。
 挙げ句、後半はさらに失点。その後はチャンスをたびたび作ったものの、精度を欠いてしまって得点ならず。堅守速攻のチームは先に失点すると皆苦しいんですけど、スウェーデンは特にこの展開だとタレント不足が響きますね。また、失点場面を含めて、全体にイングランドも高い選手がいて、これまでほど高さが生きなかったというのもありそうです。スイス戦ほど勝てていませんでした。
 世代交代できないのはダメですけど、イングランドは若すぎかなと思っていました。ただ、今のところすごいですね。落ち着いています。チームのまとまりも素晴らしいです。若いチームは乗ってくると強くそんな感じがあります。同じベスト4のフランスもそうですよね。とはいえ、ビハインドの苦しい展開は確かまだないはず。一気に悪くなるのが若いチームですので、そこが試金石ですね。
3-5-2
GK
1 ジョーダン・ピックフォード 8
 24歳。すごく褒められていたのですけど、どうですかね? まず流れの中でのキックやゴールキックでのボールを外に出してしまっているのは気になります。
 また、2つのセーブもスーパーセーブというには大げさ。ベリのヘディングは左に寄せたポジショニングでの左だったので反応するのはそう難しくありませんでした。ただ、ポジショニングは良かったというのは、素直に褒められます。たぶんクロスがファーになったので、それに対応できる位置に行ったのでしょう。狙いが難しくなりました。
 もう一つベリのシュートに反応したのも確かに偉いのですけど、これはもっと褒めすぎな感じのもの。枠にギリギリ飛んでいるかという高さがあったものの、中央へのシュートですから、防げる確率が高かったと思います。
 DF
2 カイル・ウォーカー 6.5
5 ジョン・ストーンズ 6
6 ハリー・マグワイア 7
 25歳。左のストッパー。194cm。CKからのボール、マーカーが背が高くなくてゆるかったということもあり、競り勝って先制ゴール。後半もファーサイドで2回連続で折り返すプレー を見せており、強さを発揮。
 また、ボールに行っているように見える良いプレーをしたのですけど、ファール判定。判定に怒ってボールを蹴っ飛ばして余計なイエローカード。次ですぐリセットとはいえ、残り時間のプレーにも関わることですのでいらないプレーでした。
MF
8 ジョーダン・ヘンダーソン 7(85分OUT)
 28歳。DH。中央で拾ったり、パスコースを限定したりとかなり効いていました。一方で、スターリングにダイレクトで高い裏へのボールを出して、 1点ものというプレーも見られました。
12 キーラン・トリッピアー 6.5
 27歳。RWB。キックが良くて感心した選手で、今日もDF裏への早いボールで良いのがありました。好守において運動量が多く、危ないどころに戻ってきての良い対応など、守備面でも活躍。データ好きの山本昌邦さんによると、チームで一番スライディングタックルが多い選手でもあるそうな。
7 ジェシー・リンガード 6.5
 25歳。OH。よく高いところまで上がっていく動きをしていました。もう1人のアリは持ってのプレーに良さ、リンガードは動きに良さがあるといった印象。
 ただ、今日最も良いプレーはパス。中央とファーに3人とやや偏っているところ、ふわっと上げて一番奥の裏のアリに入れてアシストしていました。
20 デル・アリ 7(77分OUT)
 22歳。OH。アリは持ってのプレーに良さ、もう1人のOHリンガードは動きに良さがあるといった印象。ボールをカットして持ち上がってカウンターなんてののは、なかなか迫力。188cmとこのポジションにしては大柄ですね。
  また、リンガードの方で書いたように重要な2点めを決めています。怪我明けだそうで、目立たない時間も多く万全ではない感じですけど、それでも十分仕事しました。
18 アシュリー・ヤング 6.5
  32歳。LWB。そこまでいいボールだとは思わなかったのですけど、左CK、右足で蹴ってマグワイアのゴールをアシスト。後半はストレートなボールをファーに入れていたのがおもしろかったです。そういう名前なのにそりゃそうだろうという話なのですけど、ヤングなのにスタメン最年長なんですね、そういえば。次の試合で松木さんが茶化していて気づきました。
 FW
10 ラヒーム・スターリング 6(90+1分OUT)
 23歳。前回大会一番何かしてくれそうだと感じたFWで、悪くない印象でした。で、今年齢見てびっくり。まだ23歳? 別の人と勘違いしているかなと思ったのですけど、確認すると前回大会も選ばれていたのでたぶん本人でしょう。当時19歳だったのか。
 前回大会見たときはムラっぽいタイプだろうとも思って見ていました。 以前より安定してきたと言われていた気がしますが、今大会はここまで目立たず。今日は今までで一番マシではあるものの、まだまだといった感じ。
 カウンターをドリブルで仕掛けます。ボールコントロールできず抜けてしまったものの、そこからチャンスに。
 スピードがあるので裏へのボールなんかは持ち味。その裏へのボールで、GKと1対1。かわそうとしたものの触られて、その後もう一度のシュートチャンスもDFと、あと一歩のところまでは来ています。
9 ハリー・ケイン 6.5
  24歳。スターリングがコントロールできず抜けてきたボールを左隅狙ったシュート。悪くなかったなと思ったら、このプレーでイングランドペースに。流れを変える1本となりました。また、彼のところにかなり収まっており、重要な役割を果たしていました。
 交代選手
DF17 ファビアン・デルフ 6(77分IN)
MF4 エリック・ダイアー 6(85分IN)
FW19 マーカス・ラッシュフォード ―(90+1分IN)
(メンバーと採点は、【スウェーデン 0-2 イングランド|W杯選手採点】神懸かり的セーブを連発した守護神が2戦連続でMOMに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/12 若さ・経験不足がやや悪い方向に出たイングランドが敗退

ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝 クロアチア 2-1 イングランド
【クロアチア】ペリシッチ(後23)マンジュキッチ(延後4)
【イングランド】トリッピアー(前5)

 選手のレベルを見るとクロアチアだと私は思ったのですけど、イングランドが優勢と報じられていたみたいです。120分の試合が連続していたということもあるみたいですけど、意外に。そのクロアチアが先に失点して、前がかりに。イングランドがカウンターを狙うという展開でした。クロアチアは攻めているものの、前半はチャンスは少なめです。
 ただ、ビハインドの展開で同点にしてPK戦で勝ち上がってきたクロアチアは、ある意味慣れています。一方、若いチームでビハインドの経験なくてそこが試金石と書いてきたイングランドですけど、ひょっとしたら追いつかれた経験もなかったかもしれませんね。同点の時点で、多少バタバタしたところが見られました。やはり「若い」というチームですね。延長では、さすがに監督が切り替えてきましたけど。
 疲労が心配されたクロアチアは、延長で怪我での交代がやっと初という意外な展開に。そして、クロアチアが先にゴールして逆転。イングランドはこれでガクッとは来ませんでしたが、 早め早めの交代が裏目に出て、怪我で10人になるという苦しい展開に。流れの中ではやや攻撃に物足りなさがあるのは今までと同じで、これは1人減ったせいだけではないでしょう。ただ、このチームはセットプレーに偏って強いですからね。これなら10人でもチャンスがあり、可能性は最後まで感じさせました。しかし、決めきれずに敗れています。
GK
1 ピックフォード 6.0
 24歳。良い低いボールのフィードがかっこよかったです。他にかわしてから出すプレーも。足元も結構行けるのかなと思ったら、延長ではキックミスも見せていました。また、後半には余裕なかったので責めるのはかわいそうなものの、パンチングで相手に渡してしまってひやりとするところ。好セーブに見えそうなプレーもあったものの、ところどころ不安定なところを感じるGKです。
 DF
2 ウォーカー 6.0
(→ヴァーディ -)
5 ストーンズ 6.0
 28歳。3バックの中央。安定しているかと思っていたものの、今日はプレスかけられてちょっとパスミスするところ。延長、CKから完全に1点というヘディングを見せたものの、ゴールでカバーしていたDFがかき出しました。6 マグワイア 6.0
 25歳。左のストッパー。今日もセットプレーで何度も競り勝っており、武器になりますね。一方、なんとなく足を出して当てたボールが相手にわたり、ちょっと危ないところも。さらにその後の雑なバックパスはもっとピンチでした。
MF
12 トリッピアー 6.5
 27歳。RWB。立ち上がりいきなり良い位置でのFK。合わせるボールは極上であったものの、直接FKは見ていませんでした。が、これを決めてみせます。ほぼ中央で壁も作りづらいところだったのですけど、GKは右を切りました。しかし、そちらの壁を越されたために、コースは甘かったものの、入った形に。GKの位置が偏っていると解説の松木さんは言っていたものの、壁側は開けますからね、普通。中央からのFKなので前述の通り難しいですし、より過ぎた、反応が遅かったなどはあるかもしれませんけど、私としてはGKはやむなしじゃないかと。松木さんも子供の頃はGKでしたけどね。
 後半もCKの後もう一度どいうボールをダイレクトでGKの前に素晴らしいボール。しびれますわ。ただ、後半はバックパスを狙われてピンチになりかけるところもありました。
 また、彼のせいではないものの、延長になって4人の交代を終えた後に怪我でアウト。10人で苦しい形に。また、今まで良いボールを入れていた彼とヤング2人ともいなかったといのは、イングランドにとって苦しかったかもしれません。
7 リンガード 5.5
8 ヘンダーソン 5.5
(→E・ダイアー 5.5)
20 デレ・アリ 5.5
18 A・ヤング 5.5
(→ローズ 5.5)
FW
9 ケイン 5.5
 24歳。長身でがっしりしているのに、オールマイティーにいろいろできるプレーヤーで、24歳らしからぬ落ち着きがあります。今日は迫力あるドリブルで持ち上がってひきつけておいてのパスでチャンスを作ったプレーが印象的でした。相変わらず下がって受けますし、守備のときはスターリングを残して彼も頑張っています。ただ、流れの中でのゴールは私が見た試合ではなかった記憶。得点王になりそうではあるものの、ベスト11にふさわしいかどうかは迷う選手でもあります。
10 スターリング 5.5
 25歳。以前の試合でもあったのですけど、 いつも以上にチームとしてスターリングのスピードを意識していた感じ。みんなで裏を狙っていました。ただ、決定的な形になっておらず、彼も未だにノーゴールです。
(→ラッシュフォード 5.5)
 20歳。何度も出ているものの、あまり印象に残っていなかった選手。 スターリングと同じようにスピードありそうに見えますけど、よりハイボールが多くなったという解説。185cmです。キッカーがいなくなって、彼がセットプレーを蹴っていましたが、そこまですごいという感じのはなし。
 流れの中では、左右の足でスッスッといった感じで持ち替えて抜こうとするプレーでファールをもらっていました。
(メンバーと採点は、レーティング: クロアチア 2-1 イングランド《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)

■2018/07/15 延長戦の疲れあったとはいえ、4位の実力はなかったイングランド

 ロシア・ワールドカップ(W杯)3位決定戦 ベルギー 2-0 イングランド
【ベルギー】ムニエ(前4)アザール(後37)

 今回のノックアウトリーグは偏っていて、ベルギーは強豪の固まったブロックに。ブラジル、フランスと2戦続けて決勝戦のような相手とやってきました。イングランドは同じグループだったベルギーに2軍対決で負けたことによって楽なブロックに。相手に恵まれてここに来たということで、地力に差がありました。また、前回は120分やって中2日というきついスケジュール。これはかわいそうでしたが、まともにやればこうなるといった感じで0-2で負けました。
 ベルギーは2戦やって良かった変則4バックをやめて、今日は普通に3バック。どうかと思いましたが、イングランドの攻撃力の弱さや、フォーメーションからするとこれで良かった感じですね。いきなり得点して楽になったというのもありますけどね。
 イングランドはこれまでになくスタメンを変えていて、これは中2日のせいもあったかもしれません。早々に失点したというのもあるものの、おかげで前半はほとんど良い攻撃はできず。体力温存で後半勝負だったかもしれませんけど。
 その後半2人変えてやっと良くなったものの、ベルギーのカウンターに怯えながらといった感じですし、得点できずにもう1点取られて最後は諦め加減。繰り返し書いていたように、イングランドは若いチームで、ビハインドの戦いがいまいち。バタバタはしなかったものの、行けそうな気配がありませんでした。ただ、セットプレーだけは相変わらず可能性を感じました。最後までセットプレー頼りのチームでしたね。
3-5-2
[GK]
1 ジョーダン・ピックフォード 6
 24歳。ほぼ中央でのシュートを決められていたのですけど、サッカーダイジェストではノーチャンスという見方。
[DF]
5 ジョン・ストーンズ 5.5
6 ハリー・マグワイア 6
 25歳。左のストッパー。今日もセットプレーで何度か勝つところ。ただ、そばにルカクがいたのにプレッシャーかけずにズルズル下がっていってフリーにして、そこから失点に繋がりました。肝心の守備の方でやや不安定な印象を受けます。
16 フィル・ジョーンズ 5
[MF]
3 ダニー・ローズ 5(46分OUT)
  28歳。LWB。レギュラーでなかった選手。立ち上がり、ムニエを見ておらず前に入られてしまって失点。そういったパフォーマンスの悪さもあったのか、後半開始で交代となりました。
4 エリック・ダイアー 6.5
 24歳。DH。レギュラーでなかった選手ですけど、彼は良かったですね。うまくボールを取るところがあった他、スターリングへの良い裏へのボールも供給。後半も良い対応があった他、攻撃でも前半より盛んに前へ。GKとの1対1でふわっと浮かせて完全に1点ものというシュートもありましたが、DFがよく戻りました。
12 キーラン・トリッピアー 5.5
 27歳。RWB。FKでDF裏へのものすごいボールがありました。ただ、この日はセットプレーが少なめのせいか、それほど目立たず。流れの中での素晴らしいクロスも記憶になし。また、2点目の場面では、アザールについていくべきだったとも指摘されていました。
17 ファビアン・デルフ 6
21 ルベン・ロフタス=チーク 6(84分OUT)
 22歳。ROH。193cmと大柄ですけど、ドリブルが得意みたいですね。狭いところを入っていって深いところまで行くドリブルなど、何度か縦に行くドリブルで良いところを見せていました。
[FW]
9 ハリー・ケイン 6
10 ラヒーム・スターリング 5.5(46分OUT)
[交代出場]
MF7 ジェシー・リンガード 6.5(46分IN)
 25歳。OH。今までスタメンだった選手。取り立ててすごいというプレーがなかったものの、彼とラッシュフォードが後半開始で同時投入されてチームが良くなりました。今までも見せていた前線まで入っていくという動きがあることで、良さが出た感じです。
FW19 マーカス・ラッシュフォード 5.5(46分IN)
 20歳。FW。取り立ててすごいというプレーがなかったものの、彼とリンガードが後半開始で同時投入されてチームが良くなりました。サイドに流れるなどして受けていましたし、仕掛けもしていてそれが良かった感じです。
MF20 デル・アリ -(84分IN)
(採点・メンバーは、【ベルギー2-0イングランド|採点・寸評】粘るイングランドに“トドメの一撃”を突き刺したアザールがMOMに! | サッカーダイジェストWebより)



■2020/03/12 16歳で代表デビューしワールドカップ!しかしその後は…

 2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会のメモ。グループリーグで1-0でパラグアイに勝ったときのメモみたいですね。パラグアイは好きなチームのときもあったのですけど、この大会では低レベルとメモあるのみで、選手への言及がありませんでした。1点はオウンゴールでの1点です。
 と思いましたが、この試合出ていない選手もメモしていますし、複数の試合をまとめたメモのようでした。少なくともポルトガル戦は見たようです。

GK  ロビンソン
CB リオ・ファーディナンド
CB ジョン・テリー
LSB アシュリー・コール 好きだった選手な気がしたものの、この大会では良くなかったのか2点評価で、ミスも多くイマイチとのことでした。
RSB  ギャリー・ネビル
DH ランパード
DH ジェラード
DH  オーウェン・ハーグリーヴス ポルトガル戦ではひとりすくなくなってから、よく頑張って、攻守ともに走っていました。すごい体力。メモに残っていないものの、結構好きな選手だった気がします。
SH ベッカム 若い頃は大好きだったんですけど、この時点ではメモに何も書いていないし、すでに好きじゃなかった感じですね。私はよくあります。
SH ジョー・コール スピードあって小柄な選手。パラグアイ戦は5点で、ポルトガル戦は3の評価。好き度は5と書いていましたし、好きな選手だったみたいですね。
SH アーロン・レノン スピードすごくてぶっちぎりで気に入った気がしたのですけど、メモではそこまでは書いていませんね。6月に初代表で16歳デビューでした。その後はこれまた全然好きじゃなくなってしまいました。トッテナム・ホットスパーでも良かった気がするんですけど、代表ではプレーがイマイチなところしか見れなかった覚えがあります。
FW オーウェン 最初のワールドカップのときは大好きだったのですけど、その後は全然に。このときは怪我明けというのもあったのか、特筆性なく2点評価のプレーに。
FW クラウチ
FW ルーニー


2023年2月21日火曜日

ハーランドは「間違ったクラブに入った」「チーム劣化」 得点量産なのに叩かれる

■2019/06/02 ノルウェーが12ゴール、ハーランドが9点でトリプルハットトリック
■2021/10/20 メッシやムバッペを上回るスピードでチャンピオンズリーグでゴール量産
■2023/02/21 ハーランドは「間違ったクラブに入った」「チーム劣化」 得点量産なのに叩かれる



■2019/06/02 ノルウェーが12ゴール、ハーランドが9点でトリプルハットトリック

 近年は代表同士のレベル差が少なくなっていて大量ゴールは生まれにくいのではないか?と思っていたのですけど、 U-20ワールドカップ・グループステージC組第3節、ノルウェー対ホンジュラスの試合で、ノルウェーが12-0という驚異的なスコアで大勝しました。
 そこまで力の差がないのではないというのは、ノルウェーチームの状況からも言えます。グループを3位で終えており、他グループの結果次第ではこのまま敗退となる可能性もあるとのこと。全然圧倒的に強いチームではありませんでした。

 とりあえず、結果はこのような大量得点試合でしたので、歴史に残る記録となっています。 国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトによれば、12-0というスコアはU-20ワールドカップにおける最多得点差試合の新記録。過去には1997年大会の決勝トーナメント1回戦でブラジルがベルギーに10-0の勝利を収めたのが最多だったそうです。
 さらに、18歳の長身FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、なんと9得点。これまで無得点だったのが、いきなり一気に2位を6点引き離しての得点ランク首位に。2011年大会でアルゼンチンのハビエル・サビオラが記録した11得点の大会最多記録にも迫っていますが、チームの状況からすると難しいかもしれません。
 ただ、トリプルハットトリック自体は当然記録に。 1997年大会のブラジルが韓国に10-3の勝利を収めたグループステージの試合で、FWアダイウトンが6ゴールを挙げたのがこれまでの最多記録でした。

  このハーランドも当然注目されるでしょう。リーズやマンチェスター・シティなどでプレーした元ノルウェー代表DFのアルフ=インゲ・ハーランド氏を父に持ち、15歳でノルウェー2部リーグにデビュー。2018シーズンには18歳ながらも1部リーグで二桁得点の活躍。2019年1月にはオーストリアのレッドブル・ザルツブルクに加入してFW南野拓実とチームメートになっていました。今後の活躍を期待できそうな若手選手です。
(ノルウェーFW、“トリプルハット”で大会記録大幅更新。得点ランクも独走【U-20W杯】YOUフットボールチャンネル | スポーツ | 2019年05月31日より)
https://pex.jp/point_news/ee06dec83d100c96d0d5f4d19248739e


■2021/10/20 メッシやムバッペを上回るスピードでチャンピオンズリーグでゴール量産

 すぐ書こうと思って忘れていた2021年6月29日の<12戦16発!ノルウェーの怪物ハーランドがCLでも史上最速ペースでゴールを量産 | Goal.com>というニュース。
 アーリング・ブラウト・ハーランドはその後、ザルツブルクからボルシア・ドルトムントへステップアップ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第4節のクラブ・ブルージュ戦では2ゴールを決めて3-0の勝利に貢献。UEFAチャンピオンズリーグにおいて、史上最速ペースでゴールを量産しているとされていました。

<20歳のハーランドは、これでCLのコンペティションにおいて12試合16ゴールをマーク。『Opta』によると16ゴールをマークした史上最速ペースで、この記録はリオネル・メッシやキリアン・ムバッペを上回るものになっている>

 なお、Wikipediaによると、この1年前のチャンピオンズリーグ・ラウンド16のパリ・サンジェルマン戦で2ゴールを挙げ、CL二桁ゴールを達成したときには、大会史上最年少となる19歳212日でのCL二桁ゴールだったとのこと。上記のニュースはその後も最速ペースでゴールを量産している…という話になっています。



■2023/02/21 ハーランドは「間違ったクラブに入った」「チーム劣化」 得点量産なのに叩かれる

 その後さらにマンチェスター・シティに移籍したハーランドに関して、<「間違ったクラブに入った」「シティは劣化」英レジェンドがハーランドを巡り衝撃発言!トッテナム戦では完全沈黙、20年9月以来の…>(23/2/6(月) 16:34配信 SOCCER DIGEST Web)という記事が出ていました。

 2023年2月5日に開催されたプレミアリーグ第22節で、2位のマンチェスター・シティは、5位のトッテナムと敵地で対戦。0-1で敗れました。これに、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガーさんが「自分のベストを引き出すためのクラブ選択を間違ってしまったかもしれない」と指摘していたそうです。

「我々はハーランドの60%しか見ていないのではないか。今シーズン初戦のウェストハム戦でのゴールを振り返ってみよう。彼は背後のスペースに、あのように走り出すことを得意としている。ただ、シティではあのような場面はあまりないだろう。彼はドルトムントのようなカウンターアタックのチームから来て、エンドからエンドへと走る爆発的なスピードを持っているのに、だ。
 シティはチームとしてエンド・トゥ・エンドのフットボールをしたりしない。それはペップ・グアルディオラの戦い方ではない。彼の選手にはエンド・トゥ・エンドでプレーするエネルギーもパワーもスピードもないからね。ハーランドは今後もリーグで25ゴールを決めるだろう。だがシティでは彼のフルパッケージが見えてこない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aec77abfb16ed61a128f243ed19bfaec68f43ec3/

 リバプールのレジェンドは、偽9番を多用してきたシティが優秀な9番の獲得により、「別のチーム、劣ったチームになってしまった」とも訴えたといいます。
 こうしたコメントだけ見ると、理解できるもの。しかし、ヤフーニュースコメント欄は以下のように否定的なコメントが多くなっていました。
 なぜか?と言うと、そもそもハーランドはマンチェスター・シティでも得点を量産しているためです。

得点ランキング - プレミアリーグ : 日刊スポーツ
順位     選手名 (所属)     年齢=出身地     得 点     試 合
1     ハーランド(マンチェスターC)     22 = ノルウェー     26     23
2     ケーン(トットナム)     29 = イングランド     17     24
3     ラッシュフォード(マンチェスターU)     25 = イングランド     14     24
3     トニー(ブレントフォード)     26 = イングランド     14     21
5     ミトロビッチ(フラム)     28 = セルビア     11     19
(24     三笘(ブライトン)     25 = 日本     5     17)
https://www.nikkansports.com/soccer/world/premier/data/ranking/

<三笘はハーランドの半分も得点してないのに賞賛、それより順位も得点も上にいるハーランドがボコボコに批判を受ける。
こう言うのは意味がわからないね。ロナウドもそうだったけどとりあえずタイトルが取れない理由を1番有名な選手にすれば良いって自分のバカさ加減を理解できない奴が批判してんだよ。勝てない理由は1人ではなく全員にあるし、大小でいうならチーム得点王のハーランドは確実に勝てない理由としては弱い>

<要するにハーランドは60%の力でもプレミアで得点王を独走できるけど、シティでは100%の力を出せないから勿体ないて事でしょ。
まあハーランドが化け物だって事だね>

<勝手なもんだな。
あれだけ得点して来たクラブでもCLで敗れればセンターフォワードが必要だといい、今度はゼロトップの方が良かったと言う。
ここ数年の勝ち点、得点の記録見てみろ>

<ハーランドの動きを見てボールを出せるのは現状デブライネ、ギュンドアン、フォーデンの3人。3人揃ってる時はハーランドがすごい活きてるし1人もいないときは明らかに孤立してる>

 ハーランドにとって「ベストなチームではない」という可能性はあり、「ハーランドにとってもマンチェスター・シティにとってももったいない」ということはあるかもしれないですが、少なくともハーランドがすごい選手であることには変わらないでしょうね。


2023年2月20日月曜日

イタリアで前代未聞の処分!25人出場停止でチームが全滅状態に…

■2018/12/25 イタリアで前代未聞の処分!25人出場停止でチームが全滅状態に…



■2018/12/25 イタリアで前代未聞の処分!25人出場停止でチームが全滅状態に…

 トップリーグではなく、U-15(U-16)の話。ただ、逆に子どもたちがひどいことをした…というのも、それはそれで意外かもしれません。

 問題となったユース自体は無名ではなく、超有名チーム。ユベントスのU-15チームでした。問題とされている事件が起こったのは2018年6月。ユーベのU-15チームは同年代の大会でナポリに3-0の勝利を収めて決勝へ行ったのですけど、試合後に、選手の一人がインスタグラムで投稿した動画が問題でした。動画には、選手たちがナポリを侮辱する歌詞のチャントを歌っている様子が撮影されていたのです。
 
 なんでこんなものを公開しようと思ったのか?という話ですけど、これはむしろ子供がやりがちなことかもしれませんね。日本でもバイトテロという、お店での問題行動をSNSに投稿して炎上や逮捕される事件が相次ぎました。また、日本では、大人でもお笑い芸人が女性に対する差別を含む批判動画を投稿して、炎上しています。

 日本の話はいいので、イタリアの話に戻りましょう。イタリアサッカー連盟の裁判所は、ユーベU-15チームの25人の選手たちに対して1試合の出場停止処分を科す判決を下しました。また、ユーベには6000ユーロ(約76万円)の罰金処分も科されることに。
 
 6月の話だったということもあり、処分を受けた25人のうち23人は現在U-16チームに所属。処分が適用される1月13日のカルピ戦ではほとんどの選手が出場不可能となるため、1歳下の年代の選手たちが起用されるのではないかという見通しが伝えられているそうです。
(ユーベU-15チームに異例の処分。ナポリへの侮辱チャントで「25人出場停止」     フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年12月21日 より)
https://pex.jp/point_news/cd3a498d62ca256fa2cbeb33bf4cd8bb

2023年2月19日日曜日

檜垣裕志のその後…カズに続く日本人2人目のブラジル一部プロ契約

■2019/02/16 檜垣裕志のその後…カズに続く日本人2人目のブラジル一部プロ契約
■2019/02/16 石川県最高のサッカー選手は誰?豊田陽平・鈴木大輔など



■2019/02/16 檜垣裕志のその後…カズに続く日本人2人目のブラジル一部プロ契約

 石川県出身のサッカー選手を見ていて懐かしい名前が!「檜垣裕志」の名前がありました。正確には名前を覚えていなかったものの、「ブラジル1部ポルトゲーザ(三浦知良に次ぐ2人目の日本人プロ契約)」という説明で思い出しました。当時、全国紙の新聞でも小さく取り上げられていました。Jリーグの初期の頃ですね。確か切り抜きを取っていたんじゃないかなぁ…。
 カズのように将来は日本代表に…とすごく期待した選手。しかし、その後は全く話を聞きませんでした。Wikipediaもありません。
 ただ、アマゾンの檜垣裕志のサッカーテクニック向上メソッドで経歴がありました。これで大体のその後の様子がわかります。

 生まれ年を見ると、1970年生まれ。記憶より年上でした。Jリーグ開幕の1993年にはすでに大学卒業相当以上の年齢。同年代のサッカー選手としては、澤登正朗、秋田豊などがいます。
 まず、えっ?と思ったのが、「17歳からサッカーをはじめた少年がブラジル一部リーグのプロになれた」というウリ文句。ブラジルだけでなく、日本でもちょっと考えられない経歴ですね。で、ポルトゲーザ契約のときも極端に若くはなかったみたいです。というか、Jリーグ開幕と同じ1993年の契約でしたわ。記憶より前です。

【主な経歴】
1990年
  高等学校卒業後、ブラジルへサッカー留学
1990年
  ブラジル一部リーグ・ポルトゲーザ(ジュニオール)に練習生として所属
  サンパウロ州選手権大会(ジュニオール)優勝
  タッサ・サンパウロ全国大会優勝
1993年
 <b>ブラジル一部リーグ・ポルトゲーザとプロ契約</b>
  ブラジルサッカー一部リーグでは日本人として2人目のプロ契約
  右足のボールコントロール、パス、スピードを高く評価される
1994年
  ブラジル選手権プレシーズンマッチで活躍
  サンパウロの有力紙"ジアリオ・ポプラール"紙から「和製ロマーリオ・ユウシ」と大々的に紹介される
1995年
  サンパウロ州選手権大会準優勝
1996年
  SEマツバラ(パラナ州一部リーグ)に移籍
  パラナ州の有力紙"フォーリャ・デ・ロンドリーナ"から「和製ロマーリオ・ユウシ、SEマツバラに移籍」と報道される
1998年
  ジュベントス(サンパウロ州一部リーグ)に移籍
  右足のボールコントロールが評価され、ブラジルのスポーツテレビ番組で特集される

 SEマツバラは名前でわかるように日系人の関わったクラブ。創立者が日系人のスエオ・マツバラさんで、カズが所属していた他、ブラジル選手でもJリーグに来る選手を輩出しています。
 ただ、「パラナ州一部リーグ」という書き方をしているように、全国一部リーグの所属ではなかったのではないかと思われます。ブラジルは州リーグと全国リーグが全く別でわかりづらいのですが、全国一部なら売りになるので、ポルトゲーザ時代のように「ブラジルサッカー一部リーグ」と書いたと思われます。
 つまり、トップリーグでの高パフォーマンスは維持できなかった模様。残念ですが、そうじゃなければ名前をその後も聞いたでしょうから、予想された結末ではあります。


■2019/02/16 石川県最高のサッカー選手は誰?豊田陽平・鈴木大輔など

 Wikipediaから石川県出身のサッカー選手。まだ全部メモしていないものの、豊田陽平が最高ってことで良さげでした。

FW    豊田陽平- Jリーグ選手(サガン鳥栖)
 代表8 J1・252 ユース年代の代表で評価されていたものの、イマイチ良さのわからなかった選手。確かこの世代のユース代表は全体にしっくり来なかった記憶。でも、フル代表になりましたし、ちゃんと伸びたんでしょうね。
 と下書きしていたら、2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のメモが出てきました。平山が五輪で不在、リーグ戦のためか、森本・高柳・高萩・梶山(ちょっと誰?と思ったが、たぶん東京の梶山陽平)が不参加だということで、結構いましたね。好きではなかったものの、豊田と同じFWでは、平山・森本があんなに伸び悩むとは思いませんでしたわ…。むしろ豊田の方が伸びました。見る目なかったですね。
 この日のメモでは、「前見たときは物足りなかったが、縦へのスピード以外にポストプレーなどもなかなか…と思ったが冴えないプレー多く前半で下がる」とのこと。普通に当時は才能が開花していなかったのかもしれません。

CB    鈴木大輔- Jリーグ選手(柏レイソル⇒ジムナスティック・タラゴナ)
 代表2 J1・155 代表歴ありますが、たぶん見たことないです。
GK    北一真- Jリーグ選手(ザスパクサツ群馬)J2・148
GK    高木貴弘- Jリーグ選手(元SC相模原)J1・23 J2・110 見たかもしれないと経歴見たものの、見ていないっぽいですね。と書いてからもう一度確認。そういえば、札幌時代に見たかも。
MF、FW    橋本晃司- Jリーグ選手(水戸ホーリーホック)J1・30 J2・113
CB    作田裕次- Jリーグ選手(ツエーゲン金沢)J2・223
MF、FW    井波靖奈- Jリーグ選手(元ジュビロ磐田)J1・5 J2・1  
SB    辻田真輝- Jリーグ選手(元大宮アルディージャ)J1・0
MF    麦田和志- Jリーグ選手(元徳島ヴォルティス)J2・76
DF    山本英和- サッカー選手(グルージャ盛岡)シンガポール・28
DF    佐道哲也- サッカー選手(栃木ウーヴァFC)JFL29
FW    大谷駿斗- サッカー選手(金沢学院大学サッカー部)J3・30
LSB    松下幸平- 米国プロリーグ・NASL選手(アトランタシルバーバックス)J2・72
DF    森川徹- Jリーグ選手(元ガンバ大阪)J1・1
DF    東川昌典- Jリーグ選手、監督(元ジュビロ磐田)J・15 初期の磐田で1年だけ結構出ていた記録ですが、全く記憶になし。当時のスタメン見てみると、センターバックっぽいですね。
FW    田中俊也- Jリーグ選手(元サンフレッチェ広島)J1・6 J2・251


2023年2月18日土曜日

フランス代表若手注目のカマヴィンガ、カケレ、サリバ、グイリ

■2023/02/18 フランス代表好きな選手ベスト11 守備的な中盤ばかりに……
■2022/08/24 フランス代表若手注目のカマヴィンガ、カケレ、サリバ、グイリ
■2022/11/24 ベンゼマ、エンクンク、ヴァラン、ポグバ、カンテ、カマヴィンガ怪我でも控えまで豪華なフランス
■2022/11/27 テオ・エルナンデスは諸刃の剣?素晴らしい攻撃とゆるい守備が混在
■2022/12/11 フランス若手チュアメニも注目選手?信じ難いスーパーゴール
■2022/12/15 コナテもフランス代表若手有望のDF、過小評価されすぎている
■2022/12/23 デシャン監督すごすぎ…中盤省略の奇想天外な策が大当たりして2度同点
■2022/11/06 不調だけではない…フランス代表が苦戦すると予想される理由とは?
■2019/09/12 ドイツ大会はジダン・アンリ・マケレレ・テュラムが目立つ
■2021/06/08 堅守速攻で良いチームだったクーペル監督時代のバレンシア



■2023/02/18 フランス代表好きな選手ベスト11 守備的な中盤ばかりに……

2018/11/07;フランスは、1998年のフランスワールドカップのときが楽しかったですね。当時の基本イレブンというのを探すと、以下のようになっていました。

GK:バルテズ
DF:アングロマ、テュラム、ブラン、リザラズ
MF:デシャン、カランブー(ヴィエラ)、プティ、ジダン
FW:ジョルカエフ(デュガリー)、ギバルシュ(トレゼゲ、アンリ)

 私の好きな選手ベスト11もこれを中心に。でも、だいぶ忘れちゃいました。

2023/02/18:その後、2022年ワールドカップを見て一部入れ替え。だいぶ1998年メンバーが減って、年代がバラけました。でも、相変わらず守備的な中盤ばかりに偏っていますね。RSBがふたりで左がいないのも困ります。

   エムバペ

 ジダン  グリーズマン

 カンテ   マケレレ

   デシャン

テュラム    アングロマ

  コナテ ブラン

    ロリス

GK ロリス(ウーゴ・ロリス) 2 1986/12/26 188cm

(GK バルテズ(ファビアン・バルテズ) 2) 1971/6/28
 正直よく覚えていないが、結構好きだったような記憶。ただ、よく覚えているロリスを優先。

CB イブライマ・コナテ(イブラヒマ・コナテ) 6 23歳(2022年ワールドカップ)
 2022年ワールドカップでは第3のDF扱いでしたが、怪我人などもあった関係でよく出ていましたし、むしろ他の2人より良いプレーをしていて、なんで控えなのか?と憤慨した選手。良いプレーだけでなく、レギュラーCBが繰り返していたようなミスも少なく、過小評価すぎると思います。

CB ブラン(ローラン・ブラン) 3 32歳(1998年ワールドカップ) 1965/11/19 190cm
 フランスワールドカップCBではブランが良かった記憶。

RSB アングロマ(ジョスリン・アングロマ) 5 1965/8/7 179cm
 バレンシア時代に見たメモでは「元フランス代表」という記載しなかったんですが、確か好きな選手だったはず…と思って追加しています。黒人選手だったこと以外正直覚えていません。パワフルにサイドを駆け上がったり、闘志あるプレー見せたりするタイプだったような気がするけど、どうだったかなぁ…。

CB、RSB リリアン・テュラム 4 26歳(1998年ワールドカップ)  1972/1/1 185cm
 フランスワールドカップでRSBやってたときは好きだった選手。オーバーラップが迫力ありました。CBになってからは全然。ポジションはうちのチームだとLSB不足なので、そちらに回ってもらうことに…。

(LSB リザラズ(ビセンテ・リザラズ) 2) 
 1998年は活躍した試合もあったはず。好きだったかどうかは、ちょっとはっきりせず。わりとすきだったような気もするので入れました。…が、後にはっきりと好きなCBができたので好きな選手ベスト11からは外しました。

CH カンテ(エンゴロ・カンテ) 9 27歳(2018年ワールドカップ) 1991/3/29 169cm
 フランスって大好き!って感じの選手あまりいなかったのですけど、カンテはめちゃくちゃ気に入りました。背が小さいのも良し。

CH デシャン(ディディエ・デシャン) 4 29歳(1998年ワールドカップ)  1968/10/15 174cm
 1998年の守備的なところとしては、デシャンが気に入った記憶があります。

CH マケレレ(クロード・マケレレ) 5 1973/2/18 174cm
 確か代表じゃなくて、レアル・マドリーで好きだったような? このポジションばっか多いですね。

(CH プティ(エマニュエル・プティ) 2)
 彼もわりと好きだったような記憶があり、最初入れていました。このため、守備的なタイプのMFが4人というえらいことになっていました。ただ、攻撃の選手を後に1人追加したので、やっと1人外せましたわ…。

OH ジダン(ジネディーヌ・ジダン) 4 25歳(1998年ワールドカップ)  1972/6/23 185cm
 1998年はめちゃくちゃ大好きだった選手。ただ、評価されすぎると、だんだんと冷めてしまう性質なんですよね…。

OH グリーズマン(アントワーヌ・グリーズマン) 4 31歳(2022年ワールドカップ) 1991/3/21 176cm
 改めて見ていて、グリーズマンも好きだなぁ…と思って追加。パスだけでなく、パスをもらうための動き、さらに危ないところに顔を出す守備…と、どれもが老獪で心憎い渋いプレーをします。

(LWG、LSH フランク・リベリー 4)
 好きだった記憶がはっきりある選手。背も小さいし。…と思っていましたが、その後のメモ見るとイマイチ。1人外さなくちゃいけなくなってきてどうしようか?と悩んだ末、彼を外しました。

LWG、CF、LSH、RSH、RWG エムバペ(キリアン・エムバペ(ムバッペ)) 6 19歳(2018年ワールドカップ)  1998/12/20 178cm
 見ていて楽しい選手。ただ、年取ると好きじゃなくなるので、今だけな気がしますね。…と書いていましたが、引き続きまだまだ若いので2022年ワールドカップも好きでした。いろんなポジションができるので助かる選手。CFとしても結果を残していたのには驚きました。私はCFタイプが全然好きじゃないという変わった性癖なので、このポジションはいなくなりがち。こういう選手がいると助かりますね。

(LWG、CF アンリ(ティエリ・アンリ 4)
 1998年ははっきりと大好きだった選手。ただ、年取ったり、評価されすぎたりすると、好きじゃなくなるので後半はあまり好きじゃなくなってしまいました…。若くてまだ挑戦者のときに、思い切りチャレンジしているときのプレーが、好きになりやすいんですよね…。



■2022/08/24 フランス代表若手注目のカマヴィンガ、カケレ、サリバ、グイリ

 <フランス代表の最新スタメン予想2021!フォーメーションと注目の人気有名選手は? | CENTER CIRCLE>を見ると、最近のフランス代表での注目選手は、ポール・ポグバ、キリアン・ムバッペ、カリム・ベンゼマが挙がっていました。
 いずれも見たことがある選手で、新星!という感じではありません。3人の中ではキリアン・ムバッペが一番好きですね。というか、ムバッペは前回大会でベスト11級に気に入った選手です。
https://tech-career.net/france-latest-formation-startinglineup/

 ただ、近年のフランス代表では、キリアン・ムバッペ以上に好きな選手がいます。カンテです。しかし、前述の<フランス代表の最新スタメン予想2021!フォーメーションと注目の人気有名選手は? | CENTER CIRCLE>での最近の予想フォーメーションを見ていると、いなくてびっくり。
 こちらは好きなタイプではない予感がしたのですが、同じポジションに若手の新星が現れた…と聞いていたのに、その選手の名前らしきものも見当たらなくてびっくり。ふたりともスランプになったのでしょうか?

 とりあえず、この名前を思い出せない若手について検索。「フランス 若手 MF」ですぐ出てきました。そうそう、カマヴィンガです! なんか強そうな名前だと印象的でした。検索してみると、A代表経験はあり、A代表で良いだろうと書かれていたものの、フランス代表は層が厚すぎてまだ世代別代表が中心のようです。

 <もはやA代表でもいいのでは…… グイリ、サリバ、カマヴィンガらU-21仏代表恐怖の顔ぶれ>(22/3/20(日) 10:40配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb)では、<カマヴィンガ、カケレ、サリバ、グイリといった選手たちはすでにA代表でもプレイできるだけの実力は備えており、こうしたタレントがU-21に揃うのがフランスの怖いところだ>としていました。
 別にスランプとは書いていませんね。本文内で彼ら4人の名前が出てくるところをピックアップしておきます。

<センターバックにはモナコのブノワ・バディアシル、アーセナルからマルセイユにレンタル移籍しているウィリアム・サリバ>
<中盤にはA代表も経験済みのレアル・マドリードMFエドゥアルド・カマヴィンガ、リヨンで売出し中のMFマクサンス・カケレ>
<前線ではニースのエースとなったアミーヌ・グイリ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/4edfbc005383a1680cd9cf1bedcadee24dabbedf



■2022/11/24 ベンゼマ、エンクンク、ヴァラン、ポグバ、カンテ、カマヴィンガ怪我でも控えまで豪華なフランス

 フランス 4-1 オーストラリア

 フランスは前回大会もカウンターだけのチームではなかったが、一部から守備的すぎると揶揄が出たようなカウンターが効いていたサッカー。ただ、今回はオーストラリア相手ということもあるのか、ポゼッションとるサッカー。格上感が強くなったのもあるだろうし、これはまあ予想できたこと。
 ボールを持つも相手に対応された上に先に失点。オーストラリアは守備のときは中盤の5枚がきれいに並んでスペースは潰す形にはなっていた。途中まできれいに守る。ただ、スペースは潰していたものの、やや受け身だったかも。フランスはなかなかゴール奪えなかったが、焦らずに続けて追いつくとすぐ逆転。
 フランスはけが人多く、ベンゼマ、エンクンクが離脱。ヴァラン、ポグバ、カンテ、カマヴィンガがスタメンに入れない状態だったとのこと。にもかかわらず、スタメンどころかも交代選手まで含めて豪華で層が厚すぎ。CBではスペインで主力になるラポルテが、フランス代表にすら入れず、国籍変更するということまで起きました。チームとしてうまく行くかどうかは別として、豪華さがすごいですね。
 フランスは、左のエムパベ、右のデンベレもしくはコマンといったところがスピードあり、カウンターなどでスペースあると驚異。さらに、2人ともドリブルもうまくて仕掛けてくるため、スペースが無いときでもたいへん。一方で、ここの選手は前回大会より守備への戻りが少なくて、フランスの穴にもなりそうな感じ。全体としても早い守備もあるにはあるが、守備面ではややゆるく持たせるところもある。これに加えて、左のエルナンデス兄弟が上がったり、守備が甘かったりするので、ここも付け入るスキがあった。
 フランスの方を応援していたので応援チームが勝利。今大会、今のところ普通に格上のチームを応援している…というケースばかりなので、応援チームが3勝0敗3分けという今のところ無敗の状況。格上のわりに勝てていない感じありますけどね。格上で引き分けた3チームはプランが狂って、今後の2試合は心配なところがあります。

フランス 4-5-1

GK 1    H.ロリス

LCB 18    D.ウパメカノ
 左裏に長いスルーパス。1対1良いところ見せて、上がっていこうというところでファールもらう。

RCB 24    I.コナテ
 後半狙いミエミエとはいえ、カウンター防ぐ良いインターセプト。1対1も強い。キックミスはあった。終盤、1点ものCKからのヘディング惜しかった。その後も読み切ったインターセプト。

LSB 21    リュカ・エルナンデス
 序盤、相手の切り返しに対応しきれず、その場面で足も痛めて交代。この場面は失点にもつながりさんざんな結果に。

(LSB 22    テオ・エルナンデス)
 兄より攻撃的だとのこと。体の強さあってバランスが良くてとられない。相手に出すようなひどいパスミスで危うく1点。たぶん彼。CKのこぼれほぼフリーだったとはいえ、左足でいいクロス入れたのは彼かな。アシストに。後半も左からうまく胸トラップしながらクロス。直後にもう一度クロスでチャンス。攻撃で良いところある一方で、彼の上がった裏にスペースができるし、守備対応でもやや不安を感じた。

RSB 2    B.パバール
 目立たなかったものの、左が攻撃的だったし、バランス取っていたのは良かった。

(5    J.クンデ)

CH 8    A.チュアメニ
 CH1枚なのか、2枚で右なのかは見解分かれていたが、とにかく守備的なところ。一方、攻撃で右の裏に良いボールでチャンスを入れていたのも彼じゃないかと思った。

(13    Y.フォファナ)

CH 14    A.ラビオ
 左のインサイドハーフか、左のCHかでポジションの見解分かれていた。とりあえず、攻守に顔を出す。
 中央でミスパスでひやりとするプレー。攻撃ではCKの後のプレー、思わず「完全にフリー」と声に出したところきちんとヘディングで決める。さらにGKのところから相手のパス回しが連続して怪しかったところ、高い位置で良いプレスかけて2人かけて取ってフリーの選手に出してアシストまで。

OH 7    A.グリーズマン
 最初消えていたが、いい走り出しで入っていきCKとる。これが1点につながったCKかな。その後も良いクロス。消えている時間もあるのだけど、自由にポジションとりながら、スペースを見つけてスーッと良いところ入ってくるプレーは相変わらず。ここらへんのセンスがすごい。
 右に流れて斜めに入っていき裏をとる。胸トラップして左のアウトサイドで入れて1点もののチャンスに。良いターンから左に出して、その流れから折り返しからフリーになってシュート。DFの良いカバーあったが1点ものだった。

LSH 10    キリアン・エムバペ 23歳
 素晴らしい足技から抜いてくる。やはりいい。3人相手でもとられずクロスまで。裏に出た高いボール足を上げて完璧にコントロールしてから中へのパスするプレーも。
 オーストラリアのパス回し怪しいところ、ラビオがプレスに行ってこぼれたボールをダイレクトでヒールで出してアシストの1つ前のプレー。
 仕掛けながら中をよく見てフリーの選手に出すプレー。エリア内でひきつけてから、後ろのフリーの選手に足の裏で出してシュートさせるプレー。
 流れで中入る。人数いたが、流動的になったのでマーク甘くなりヘディングでチームの3点目。
 サイドでフェイント入れてから一気にスピードアップして2人を置いていってピンポイントのクロスで4点目アシストまで。おもしろいプレーがあり、依然として好きな選手。
 終盤ちょっと続けて珍しいミス。疲れたかな。という。先が長いんだし、勝利確定だから休ませればいいのに…と思ったがフル出場。

RSH 11    ウスマン・デンベレ 25歳
 仕掛けてクロスまで。今まで見た試合はなぜか乗りきれないときばかりだったが、今回はいい感じでやっと良さがわかりそう。その後も左半分まで行ってドリブル仕掛ける良いプレー。やはり体がキレていると思う。
 自分でスペースに出すようなパス、一気にスピードアップしてクロスまで。本当体キレている。シュート浮くが、中に入ってきてフリーになり左からパスもらう良いプレー。後半左からピタリのクロスで3点目アシスト。
 スピードがあるのでスペースあるときに活きるが、そうでなくても仕掛けるドリブルあるため、怖い選手。

(20    K.コマン)
 彼もドリブルいいものある。ルーズなボールに追いつきそうになり、スピードも見せていた。

FW 9    O.ジルー
 どフリーで押し込んで逆転ゴール。ストライカーらしいプレー。
 後半、バイシクルキックというアイデア。また、ダイレクトでヒールで出してチャンスにするプレーも。
 中でボールに釣られたDFから遅れて入っていってゆるいマークでヘディングして4点目。これもストライカーらしいプレー。
 一方で、守備でも良いところ。ファールしてしまったが、左でサイドバック上がって人数足りていないのを見て守備に走る良いプレー。ベテランらしくどこが怖いかをよく見ていた。これはストライカーらしからぬ良いプレー。

(26    M.テュラム)



■2022/11/27 テオ・エルナンデスは諸刃の剣?素晴らしい攻撃とゆるい守備が混在

フランス 2-1 デンマーク

 デンマークは前回途中交代した4選手をそのままスタメンに使ってくるという珍しい布陣。フランスが一方的に持つ展開ではなく、序盤デンマークも押し込む時間帯あった。その後、フランスペースに。チャンスとしては前半は圧倒的にフランス。初戦と違い、フランスの両SHもよく守備している。
 フランスは後半も圧倒的ではなかった。ただ、流れが悪いところでそれぞれ1点ずつ入れて2ゴールという非常に効率的な点の取り方。デンマークは良い流れのときに決めきれなかった。
 今大会はそれほど好きじゃないなと思いつつもデンマークを応援していたので、応援チームは4勝2敗6引き分け。

4-2-3-1

GK 1    H.ロリス
 ちょっと甘いパスあった。後半、CKの折り返しのボールを予想してキャッチしていのは良いプレー。

LCB 18    D.ウパメカノ
 特にメモ残さなかったが、良いCBだと思う。

RCB 4    R.バラン
 途中交代したのは、できの悪さよりは怪我明けというところかな。危ないところ入って守備していたし、悪いとは思わなかった。

(24    I.コナテ)

LSB 22    テオ・エルナンデス 25歳
 良い選手だとは思うが、今日も諸刃の剣的なところは感じた選手。素晴らしいプレーがある一方でゆるい守備がある。攻撃的なので、基本的にウラも使われるリスクがある。
 エムバペの明けたサイドを使って大きいワンツーから、ファーへのクロスでチャンスに。うまくつながらなかったが、中に入っていく良いドリブルも。サイドだけでなく、中でも怖い選手。
 スピードで先に体入れる良い守備。守備でも良いところあるじゃん!と思ったら、股抜きされてしまうプレー。後半にもやっぱり守備がちょこちょこ甘いところあり、あっさり抜かれるしまうプレーがあった。
 ただ、カウンターの場面、エムバペは開いて、テオ・エルナンデスが中に入りワンツーでウラに入りマイナスのパス出してアシスト。私は守備の甘さで減点しますが、このひと仕事だけで高評価の採点になりそう。

RSB 5    J.クンデ
CH 8    A.チュアメニ

CH 14    A.ラビオ
 センターハーフなのかもうひとつ前なのか意見の分かれるところ。意見が分かれるのは、運動量が多いので攻守に顔を出すためであり、この時点で良い選手と言える。
 コース自体は甘ったが、右からのクロス入りそうなスピードの良いヘディングシュート。後半、センターサークル付近で失うプレー。一方、サイドでフリーになってオーバーヘッドキックもあり、こちらは良いプレー。

OH 7    A.グリーズマン
 試合的には苦しかったが、初戦以上に良いプレーを連発。
 FK、左足でDFウラに鋭い速い嫌なボール。直後の右からのコーナーキックでも左足でニアに良いボール。一方で、早い良い守備何度も繰り返してており、守備の貢献もすごかった。奪えて攻撃につながるところも何度も。スター選手なのにこれだけ守備できるのすごい。
 カウンター、左足アウトサイドでDFのウラに低いボール回転させてウラに走らせるしびれるようなパス。今大会で一番すごかったパス。エムバペのスピードを生かすボールだが、雑ではなく超ハイレベル。DFの横を通って回り込んでエムバペのところに近づいていくような回転をかけていた。抜ければエムバペのスピードで後はゴール一直線というところで、相手はファールせざるを得なかった。
 後半もよく追いかけて奪ってそこからチャンスに。ウラへの動き、すぐ動き直してDFの前に入って胸トラップまでパーフェクト。シュートはふかしたが、これもハイレベルで美しいプレーだった。その後もCKで良いボール。右サイドから逆サイドで手を上げていたエムバペに2点目をアシスト。

LSH 10    K.エムバペ
 左で中に入り広く使った良いワンツー。パス回しからデンベレまで一気にサイドチェンジしてチャンスも。
 後半のカウンター、エムバペは開いて、テオ・エルナンデスが中に入りワンツーでウラに入ったボール、DF前に2人いたがトップスピードのまま足に当てる難しいシュート。DFに少し当たり、DFがGKの視界を奪ったことも幸いしたが、これで先制点。
 左サイドで手を上げて、DFが後ろ見ていないところ前に入って飛び込んでいて、ももに当てて押し込む。動いの良さで奪った得点。
 その後も手を上げて要求して…というプレーがあり、これだけでチャンスになる。また、とにかくスピードがあるので、質の高いボールでなくてもチャンスになる。相手は怖いし、味方も苦しいボールをチャンスにしてくれてDFライン押し上げられるので助かる。エムバペひとりいるだけでチームが楽になるすごい選手。

RSH 11    O.デンベレ
 低い位置からドリブルで次々とふたり交わしてカウンター。切り返し繰り返しから良い早いクロス。切り返して左足からアシストになりそうなクロス。

FW 9    O.ジルー
 高いボール、時間かかり可能性高くないと思ったが、走り込んで迫力あるヘディングでチャンスに。良いところあったが、チャンスで決められなかったので、FWとしては辛い評価をされそう。

(26    M.テュラム)



■2022/12/11 フランス若手チュアメニも注目選手?信じ難いスーパーゴール

イングランド1-2フランス

 イングランドは前回大会より良いと思っていたので、ベスト8なのに決勝戦みたいな好カード。ベスト4に片方行けないのがもったいない…という両チーム。
 フランスは前回大会もそうだったが、強いチームばかり当たる印象。前回大会のノックアウトステージの相手を確認すると、アルゼンチン、ウルグアイ、ベルギーで決勝戦のクロアチアが一番弱かった感じする。クロアチアブロックは決勝のクロアチアが2-4で完敗した他、イングランドも3位決定戦でベルギーに0-2で完敗。ブロックに偏りがあった。
 今大会はどうだったっけ?と見ると、フランスはベスト16ではポーランドが相手だった。ここはそう強くないし、前回ほど偏っていないみたい。

 試合は一進一退で、どっちも大きなチャンスなかったが、スーパーゴールでフランス先制。その後ややイングランド攻めるも落ち着く。フランスはむしろカウンター効くので良いんじゃないかなと思ったが、PKでイングランドが同点。しかし、再び攻撃に出たフランスが再度勝ち越し。なのに、フランスはまたしてもPK献上。ただ、2度目のPKは決まらず大勢決した。2つ目のPKは全くやらんでいいプレーだったので、本当ならもっと楽に勝てた。

 イングランドは今回好きな選手が多い代表で、フランスで好きなのはエムバペくらい。にも関わらず、対戦カードを見た時点でフランスの方が好きだな…と迷いなく思った。自分でも不思議。
 …ということで、フランスを応援して、応援チームが久しぶりに勝利。これで応援チームは7勝11敗8引き分け。もう残り試合少ないので負け越しは確定な感じ。

4-2-3-1

1    H.ロリス
 イングランドの新聞がプレミアリーグでプレーするロリスを「フランスの穴」と挑発していたらしい。ただ、普通に悪くないGK。
 ケインと1対1になったところ体張って守る良いプレー。さらに、悪くないミドルシュートにもしっかり対応。一方、後半CKでファーへのボール、DFとも重なって触れなかったところはヒヤリとするプレーだった。

CB 18    D.ウパメカノ
 ケインに体預けられてうまく入れ替わられてピンチに。さらに、自陣でプレスかけられて余裕ないパス回しでタッチ大きくなり、とられてケインの後ろ足に当たってしまう。PKの可能性もある位置だったが、VARでファールなしの判断。しかし、ファールでもおかしくない危ないプレーだった。今日は悪いところ多かったが、こぼれ球に早く反応してクリアする良いプレーも。

CB 4    R.バラン
    
LSB 22    テオ.エルナンデス
 左から良いパス交換で上がっていくところ、パス引っ掛かりすぐ戻って今度はカットするプレー。後半左から低い良いボールで入ったかというところ、よく対応していてクリア。今日は珍しく守備良いかな?と思っていたら、エリア内全然ボールに行かずに後ろめからタックルに行く全く不要なプレーでVARに。PKに。全く危ないところじゃなかったのになぜあんなプレーをしたのか。意味不明。この人は本当守備がやばい。

RSB 5    J.クンデ
 CBはGKへと指さしているの見えたと思うのだけど、ロングボールをヘディングでクリア。これはまだ良かったが、そのまま相手に渡してしまうミス。ピンチにならなくて助かる。
 アディショナルタイムもロングボール、サイドに出さず半端にCKに出すところ。迷った感じあって違和感あった。

CH 8    オーレリアン・チュアメニ 22歳
 立ち上がり受け方失敗して、奪われてピンチになりかけるところあった。
 距離ちょっとあってしかも助走なしのミドルシュート。そんなんで入るかよ…と思ったら、ものすごいスピードでなおかつ低いシュートで先制。スーパーゴール。すごいな。ちょっと考えられない。
 後半立ち上がりエリア内でドリブルに足出してPKとられる。ゴールはすごかったが、他はちょくちょく良くないプレーがある。

CH 14    A.ラビオ
 CHになっていたが、攻撃のときにはチュアメニが一枚残る場面が多く、変則的な形。
 中盤のパス回し、ボールはねたところでうまく奪われてピンチになりかける。その後、今度は逆に良いカットでチャンスあった。相手のドリブルうまくて、対応できずファールしてしまうところも。
 後半立ち上がり、DFラインからのロングボール、競って流れた感じでみんな傍観していたが、長く走っていったラビオだけちゃんと狙っていて、そのままダイレクトでシュートまで。直後も中盤で奪ってチャンスに。攻守に運動量が多く良い選手ではある。

OH 7    A.グリーズマン
 いい縦の動きで何度かチャンスになりそうなところ。守備でも危ないところに顔を出している。守備でも頑張るのが彼のすごいところ。
 右から一気に左への正確な素晴らしいしびれるサイドチェンジがあった。それから、左CK、一度クリアされて再び彼のところにつながったところ、ニアへ良いクロス入れてアシスト。

LWG 10    K.エムバペ
 何人も引きつれて奪われずに中に入っていくプレー。DF引き付けたこともあるのか、この流れから先制。
 後半立ち上がり、サイドでウォーカーとスピード勝負、相手も速かったがスピードで少し勝って深いところからマイナスのボールでチャンスに。その後もエムバペの仕掛けからつながってチャンスになるところも。

RWG 11    O.デンベレ
 サイドでダイレクトで縦に行く選手に正確に出したのはたぶん彼。右からのクロス、中1人でどうかと思ったがうまく合ってシュートまで行ってチャンス。
 後半立ち上がり、エムバペからのマイナスのボール、ビッグチャンスだったがシュートまで持っていかなかった。ジルーがスルーしたのが予想外だった感じ。それでもドリブルは相変わらずいいところ見せている。左からのボールヘディングで折り返して1点ものチャンスも演出。

(20    K.コマン)

FW 9    O.ジルー
 右からのクロス、戻るボールで難しかったが、しっかりしたヘディングでシュートまで行くのはさすが。左からのボールヘディングで折り返して1点ものチャンス、ボレーで良いシュートだと思ったがコース甘くてGKがセーブ。難しい体勢でではあった。しかし、このすぐ後にCKの後の流れでニアへのボールにディングで今度こそゴール。最後はDFに当ってオウンゴール気味かな。



■2022/12/15 コナテもフランス代表若手有望のDF、過小評価されすぎている

フランス 2-0 モロッコ

 フランスが早めに得点。ビハインドになったモロッコも点がほしいということで攻めていて、カウンター含めてチャンスは何度もある。一方でフランスもカウンターなどでチャンスあり、わからない試合。
 後半はモロッコが一方的なペース。プレスも早くて、フランスのカウンターが少なくなってきた。が、フランスが選手交代でエムバペをなんと1トップに。エムバペは攻撃では良い一方で、守備しなかったり弱かったりしてこのサイド使われてきたのを修正してきた感じ。一気に良くなったうまい交代だった。
 さらに逆サイドも1人変えて、采配当たって追加点。素晴らしい采配。2点目でモロッコは気持ちが切れたのか、完全に諦めたという感じはないものの、やや覇気が欠けた感じのプレーに。
 今大会、ベスト4のうち好きなのはフランスだけ…という、えらい負け方。クロアチアはなぜかいつも最も好きじゃないチームのひとつで、モロッコも好きじゃないチームで、アルゼンチンは好きなときもあったが最近好きじゃない上に今大会態度が悪すぎて応援できず。今日フランスが負けたら、決勝も3位決定戦も見ない!という、私的には崖っぷちのゲームで気持ちよくフランスが買ってくれました。2試合連続のフランスの応援で2連勝し、これで応援チームは8勝11敗8引き分け。負け越しは余裕で確定ですが、次勝てればだいぶ気持ちよく終われそうなんですけど…。

4-2-3-1

GK 1ユーゴ・ロリス 6.5
 1点取ったあとの良いコースのミドルシュート反応したし、ちゃんと外に弾いてすぐにピンチにならないところに出した。終盤のCKからのポストに当たったオーバーヘッドキック、よく反応していたなと思ったが、スロウで見るとそもそも触っていた感じ。すごい。CK、ハイボールもきちんと出てきて対応。

CB 24イブライマ・コナテ(イブラヒマ・コナテ) 23歳 6
 ウパメカノに代わって出場。前見たときひどかったので、ウパメカノのパフォーマンスひどくて変えたのかと思ったら風邪だそうな。
 相手2人いて危なくなりそうなところ、すっと走っていって浮き球先に触ってクリア。さらにペナルティーエリア内から裏らへの一気の良いロングボールでチャンス。
 裏へのスルーパスにも先に対応、控えだったがむしろめちゃくちゃいいじゃんというプレー。その後も良い守備、ギリギリ足が伸びて触ってくるところも。後半も通れば1点という中へのボール、カバーに入る。今日はすごい。もっと評価されて良いと思う。
 初戦スタメンだったとき悪かったんだっけ?とメモを見直すと、ミスはあったものの、守備に良いところが何度もあったとメモしていた。うーん、本当、もっと評価されて良い選手だと思う。

CB 4ラファエル・ヴァランヌ 6
 序盤、押し込んだ状態でセンターサークル付近から長いスルーパス裏へ、良いボールだった。

LSB 22テオ・エルナンデズ 7
 序盤、左にこぼれたところ、よくこの場所に詰めていたし、角度あまりない上に浮き球でGKも来ていて難しかったが、足を上げてきちんと下に叩くハイレベルなキックで先制点。守備ひどいが攻撃は本当良い選手。
 参考にした記事では、「値千金の先制点を挙げるなど持ち前の攻撃力を発揮し、さらに相手のキーマン2人(ジイェフとハキミ)に対する守備面でも奮闘した」としてマン・オブ・ザ・マッチに。
 ただ、テオ・エルナンデスが攻撃的で、エムバペも守備がゆるいということで、実際にはこのサイドかなり使われていた。ただし、エムバペの責任も重く、テオ・エルナンデスだけの問題ではない上に、今まであったひどい守備がなかったので、確かに今日は守備も今までよりは良かったと思う。

RSB 5ジュル・クンデ 6
 後半エリア内でシュート打たれそうなところ粘り強く守る良い守備。今日はその前から今までより良かった。後半アディショナルタイムにも完全に1点というところ、ゴールライン際で拾ったプレー。
 
CH 8オーレリアン・チュアメニ 6.5
 素晴らしいドリブルで持ち上がり、スルーパスで決定的な形。さらにこぼれたところもう一度出して決定的な形だったがこれも決めてもらえず。球際、ギリギリ早く触って、相手のファールに。よく足が出てくる。
 前半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内で後ろから抱きかかえるようなことやっていて、PKとられかねない危ないプレーだった。後半も低めのところで失って大ピンチもあった。
 参考にしたサイトでは6.5と高評価だったけど、相変わらず危うさの見える選手。良いプレーではすごく良いので、持っているものは高いと思うんだけど、どうもプレーにムラがある…。

CH 13ユースフ・フォファナ 6
 ラビオ風邪で登場。ただ、攻守に運動量多いラビオの不在の重さを感じさせるフランスのウィークポイントになっていた。この左のCHのポジションの人が頑張らなくちゃいけないのは、エムバペが守備ゆるいためであり、それを求めるのは酷ではあるのだけど、6点評価は高すぎだと思う。

OH 7アントワーヌ・グリーズマン 6.5
 序盤、一旦DF裏を狙ってオフサイドのところに行って斜めに歩きながらオンサイドポジションに戻ったところから、さらに戻って受ける動きから再びスペースに走り出してDFのを外す、憎らしい動き。と思っていたら、ここからゴールに繋がる。
 その後も本当やらしいいい動きをしている。毎度書いているが、本当守備もよくやるし、危ないところに出てくるし、奪うプレーもうまい。すごいわ。

LSH 10キリアン・エムバペ 6.5
 序盤チャンスで中央まで絞る、ゴールの感覚がある良い動き。ここで放ったシュートは2本とも防がれたが、このこぼれからゴールになり、アシストに。
 最後カバーにあったが、スピードで裏に抜けてクロスも。とにかくスピードがすごくて溜息出る。
 後半選手交代でエムバペがなんと1トップ。攻撃では良いところあるが、守備しなかったり弱かったりしてこのサイド使われてきたのを修正してきた感じ。ここらへんはエムバペのマイナスポイントなのだけど、それを補って余りあるプレーをするからすごい。
 終盤、「えっ、そこでドリブルするの?」という相手DFがどっさりいる密集地帯でドリブルで仕掛ける。そして、狭いところを高速度でジグザグに抜いてきてシュートまで行くという神がかり的なプレーを見せていた。信じれない。シュート自体は強引なシュートではあったが、このこぼれ球を押し込んでもらいアシスト。ちょうどテレビ解説では、モロッコについてシュートを打てそうなときに打っていないという話が出ており、その差がモロに出た。あと、このときエムバペは、その前にも素晴らしいターンから一度味方を使っており、この一連の流れがあったからこそ生まれたゴールだった。

RSH 11ウスマンヌ・デンベレ 6(78分OUT)
 前半は彼らしいドリブルもあったが、後半消えてしまった。
 
FW 9オリビエ・ジルー 5.5(65分OUT)
 DFラインから一気のロングボールのバウンド、DFが目測誤るのを見越して入れ替わり裏に走ってシュートも良かったがポスト。その後カウンターで決定的な形だったが、キックミスで枠に飛ばない。良いところもあったが、チャンスに決められなかった上、後半は消えており、冴えなかった方の日。

(FW 26マルキュス・テュラム 6.5(65分IN))
 後半LSHに入ってきてびっくり。エムバペがなんと1トップに。エムバペは攻撃では良いところあるが、守備しなかったり弱かったりしてこのサイド使われてきたのを修正してきた感じ。
 これまでの試合目立たなかったが、今日は左サイドでスピード見せる良いプレーがいくつかあり、いい選手なんだと実感。ブンデスリーガで10点で、得点ランキング2位だとのこと。本当とんでもない選手が控えにいる。

(RSH 12ランダル・コロ・ミュアニ(コロ・ムアニ) 6.5(78分IN))
 入ってすぐこぼれ球押し込んでゴール。ごっつあんゴールではあるが、ポジショニングが良かったので褒めて良いゴールだった。

採点は【フランス対モロッコ|採点&寸評】攻守で奮闘のテオがMOM! ジイェフとハキミも流石の質を発揮【W杯準決勝】 | サッカーダイジェストWeb | FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド by ABEMAより
https://times.abema.tv/fifaworldcup/articles/-/10059402



■2022/12/23 デシャン監督すごすぎ…中盤省略の奇想天外な策が大当たりして2度同点

アルゼンチン 3(PK:4-2)3 フランス

 立ち上がりアルゼンチンペース。PKで先制。アルゼンチンは守備も良く、なんとフランスは前半シュート0本。ほぼ全く攻撃できない。動くのがうまいグリーズマンにもしっかりついてきていた。
 前半の時間ないうちに2人変えてきたが、多少持つ時間増えた程度で大きくは変わらず。準決勝ではうまく行った交代だが、そのときは0-0で今回は0-2で状況が全然違う。スペースが無いのがきつい。
 あと、フランスは中1日短い上に、風邪気味で練習休んだ選手もいたそうで、ちょっと万全ではない感じもする。呼吸が合わないミスも多い。ワンタッチ目が長くなるプレーもすごく多い。

 後半フランスも押し込んではいたが、そこまでチャンス作れていない中でPKで1点。2点目は形作れたが、シュートが良すぎてのゴール。結局、ほとんどチャンスない中で追いついた。動き悪すぎてこれで追いつけるとは思わなかった。2点入ってからフランスやっと良くなってきた。一方、アルゼンチンは攻守で足が止まりがちに。

 延長ではフランス押しているが、延長の前の後半途中から4-2-4みたいな感じで、中盤省略してかなり大雑把な形。チャンス作りまくるわけではないが、これで追いついた。
 パスの供給元のグリーズマンも外しており、交代したときは理解できないおかしな交代だと思ったが、アルゼンチンの守備が良くて中盤が繋げないため、「じゃあ、中盤いなくていいじゃん」という発想の転換だった感じ。守備専任の選手と攻撃任選手に分ける交代だった。
 これが大きく当たったわけで、やはりデシャン監督はすごいな…という。形がない中で点が取れるエムバペがいてこそできることとはいえ、常人ではちょっと考えられない大胆なシステムチェンジだった。大会最高の監督だと思う。

 前述の通り、延長ではフランス押していたが、その後、アルゼンチンは残していた選手交代使って良くなってきて延長後半ゴール。しかし、フランスがまた追いつく。
 PKになるとアルゼンチンだろうなという感じでやはりアルゼンチン。ただ、前半あまりに内容悪くて、フランスが追いついた方が驚きだった。試合日程の不公平さはもう少し考えた方がいいと思う。

 今大会、ベスト4のうち好きなのはフランスだけだったのでフランスを応援。これで応援チームは8勝12敗8引き分け。今大会もボロクソでしたね。

 あと、本田圭佑の解説を初めて聞いたのだけど、うるさいし、アルゼンチン応援していて不愉快。これはフランスを応援していた私だけでなく、他の人も言っていた意見。アルゼンチンにイエロー出さなくて「いいっすね」とか、一般人のテレビ観戦か?という…。選手の特徴やVARの条件もわかっておらず、本当素人。
 明らかなハンドリングに気づかなかっただけならともかく、審判がジェスチャーでPKを示しているのにそのジェスチャーの意味すらわかっていなかったのには、呆れてしまった。本当にサッカー選手なんだろうか?
 さらに、延長後半アディショナルタイム、3分もあるのに、本田圭佑、1回くらいならチャンスあるでしょ?というトンチンカンなことを。サッカーは1分あればチャンスを1回作れることが可能とよく言われており、3分あれば何度もチャンスあるし、実際、何度もチャンスあった。マジでサッカー選手なんだろうか?と思う。

 こういう本田圭佑の解説を求めていたファンもいるだろうが、そうじゃない人もおり、炎上狙いで犯罪者まがいの出演者ばかり出す、かつてのニコニコ動画のような少数の濃いファン向けの放送をABEMAが目指さず、メインストリームを狙うのであれば問題。政治家の選挙で炎上政党が議席をとれることは明らかになったが、与党どころか有力野党すら無理で、あくまでごく少数しか炎上需要はない。メインストリームにはなれないことがはっきりしている。
 本田圭佑が副音声や明石家さんまさん(この人も不愉快で似たノリ)みたいな芸能人枠ならわかるが、こういう気遣いができない人をメインにするのは問題がある。今回のABEMAのワールドカップ放送はいらない…と言っていたが、本田圭佑を出す限り、テレビの代わりにはならない。
 気遣い…というのは、フランスを応援している人や中立な解説を聞いて純粋に試合を楽しみたい人も一定数いるのだから、そういった配慮が必要だということ。そこまで考えられないんだと思う。
 本田圭佑は他の問題を見ても、人間的な思いやりながない。もちろんサッカー選手として優れていてクズという人は必ずいるので、それはそれで仕方ないのだけど、解説者には向かないし、前述の通り、少なくともメインで1人で出すのは間違っている。

4-2-3-1

GK 1    H.ロリス
 ギリギリのところで前出てきて触るプレーが何度か。失点はしているが、ロリスはいい。延長後半、長いボールエリアギリギリのところ出ていってよく対応。イギリスの新聞にフランスの穴とされたそうが、むしろ大会屈指の良さだった感じ。

CB 18    D.ウパメカノ
 クリアボール、センターラインより前で来たが、タッチが悪くて流れて雑なパス出してカウンター食らって失点。後半もなんでもないところで短いパスでヒヤリ。フランスは今日みんな体思いが彼の場合は前からひどかった。
 延長前半、中に守備が集中していたため左サイドで相手選手がフリーになってしまったが、長く走ってきてスライディング、これは素晴らしいプレーだった。その後、もう1本シュート打たれそうなところ素晴らしい対応。

CB 4    R.バラン
(24    I.コナテ)
LSB 22    テオ.エルナンデス

(LSB 25    E.カマヴィンガ)
 初めて見た話題の若手カマヴィンガ。本来のCHではなく、以前もLWBに緊急的に使われていたといい、それに近いLSBでの登場。正直印象に残ったプレーはなかったが、守備専任の選手と攻撃任選手に分けるようなフォーメーションにしてきたため、攻撃の方に長所があってポジションを留守にしがちでなおかつ守備に難があるテオ・エルナンデスに代えて、守備で信頼できるカマヴィンガを入れてきた感じだった。

RSB 5    J.クンデ
(3    A.ディザシ)

CH 8    A.チュアメニ
 メッシにしつこい守備してそこから2点目につながる。後半アディショナルタイム、CKの後の左でファールされながらも粘ってドリブルしてチャンスにするプレーも。

CH 14    A.ラビオ
 本田圭佑が前半から「交代、交代」しつこく言っていて、違う選手が交代して「ラビオ買えないの?」などと言っていたが、結局、延長前半までプレー。ただ、体調不良が治っていない感じで、これまでになく目立たなかった。

(13    Y.フォファナ)
    左奥の高い位置、しつこい守備でとって中へ行こうというところ、完全にひっぱられて相手イエロー。

OH 7    A.グリーズマン
 今日は彼らしい動きやパスあまりなかったとはいえ、後半途中まさかの交代。理解できないと思ったが、今日は全くパスがつながっていなかった中盤を完全に省略する…という奇想天外なフォーメーションにして、これでうまく行った。

(20    K.コマン)

LSH 10    K.エムバペ
 前半の内に交代あって1トップになるが、後半再び左に。周り悪くて孤立して、アルゼンチンも良いとは言え、全体に重く彼もいまいち。
 後半、ワンタッチでふわりと浮かして後ろに流すボール。そこまで良いボールではないが、多少ルーズで処理難しいボールで相手のミスもありPKに繋がる。PKはチームの流れ悪く外すかなと思ったし、GKと方向合っていて触れたがなんとか決める。スピードあって低いボールだったのでなんとか入った。
 そのすぐ後、ワンツーでエリア内ふわっとしたボールもらう。シュート打てる体勢とはいえ、やや距離あったところ、ダイレクトで鋭いシュートで2点目。あれを決めるか?というシュート。入ると思わなかったシュート。スロウで見直すと、GK触っていてコースは甘かった感じ。やはり普通なら決まるシュートじゃない。シュートスピードの早さで決めた感じ。
 後半アディショナルタイム、相手さわれそうなところギリギリでスピード活かしながらチャンスにしてくる。
 また、延長後半、シュートが手にあたってハンドリング。なぜか本田圭佑もアナウンサーも気づいていなかった。2回目のPKは難しいと思うが決める。最後はひっかかるが、最後の最後のプレーでも切り返して抜いているところ。前半はイマイチに見えたが、要所要所ではすごいプレーをしていて、結局、最後までほとんどパフォーマンスが落ちなかった。さらに、PK戦、3発目も決めた。1試合で3回とも決めるってすごいな。

11    O.デンベレ
 序盤、右に人寄せられていた中、ひっかかりそうではあったものの、左へ低いボールで珍しいサイドチェンジ。ここから悪くない形に。少し手を出しただけではあるが、その後、PKとられており、戦犯にはなりそう。

(12    コロ・ムアニ)
 最初、右で、その後中央に。目立たなかったが、ルーズな浮き球のパス、スピードと強さで先に入ったところを完全に引っ張られてPKとる。一方、延長後半アディショナルタイム、裏へ出たボール決定的だったのに決められず。

FW 9    O.ジルー   

(26    M.テュラム)
 エムバペにワンツーでふわっとしたボール出してアシストしていた。



■2022/11/06 不調だけではない…フランス代表が苦戦すると予想される理由とは?

 <2022 W杯で注目すべきフランス人選手5選>(FIFA)というのも読んでみました。<フランス代表はUEFAネーションズリーグ2022-23で芳しくないスタートを切った。6月には4戦して2敗2分と、大きく苦戦している>と書いていたので、その頃の記事ですかね。前回優勝チームのグループリーグ敗退が続いており、またしても?と気にかかるところです。
 前回大会のフランスは若いチームであったものの、「注目すべきフランス人選手5選」が以下のように前回大会に出た選手かベテランばかりであるのも気になるところ。新たな選手が育っていないチームは苦戦する…というのが、私の持論です。

GK ウーゴ・ロリス 年齢:35
<マイク・メニャンが正GKのライバル争いに名乗りを挙げたのは確かな一方、大会ではウーゴ・ロリスがゴールマウスを守ると判断して間違いない。(中略)代表キャップ数139を誇り、経験豊富なロリスがリリアン・テュラムの持つ142試合の最多出場記録を抜くのは確実だ>

CB ラファエル・ヴァラン 年齢:29
<代表の通算出場試合数は86に上り、代表とクラブの両方でワールドカップやチャンピオンズリーグなど主要トロフィーを数多く獲得してきた。21歳6カ月で代表のキャプテンの重責を担うなど、国際経験豊富なベテランがチームにもたらす効果は特大である>

MF エンゴロ・カンテ 年齢:31
<ヴァランや中盤でコンビを組むポール・ポグバ同様に、昨シーズンはエンゴロ・カンテにとっても難しい1年となった。所属クラブのチェルシーでも欠かせない選手だが、昨季のリーグ戦出場は26試合に留まった。加えて代表戦でも、2018 FIFAワールドカップ ロシア制覇以来、中盤のダイナモの出場試合数は開催された国際マッチの半数にも満たない。膝、足首、股関節と、過去3シーズンは怪我に悩まされ続けており、さらに新型コロナウイルスも2度発症、最近ではハムストリングも痛めている。それでも、レ・ブルーのエンジンルームにカンテは絶対に必要だ>

FW キリアン・エムバペ 年齢:23
<2018年のロシアでの優勝以来、レ・ブルーでも安定した活躍を継続。27得点中23ゴールの成績が、前回大会以降のものである。カタール大会でも、デシャン監督の下、フランスの主力として最高の輝きを放つことは間違いない。23歳の若さですでに代表キャップ数は57。今後は、ティエリ・アンリの持つ通算51得点を含む、フランス代表に関わる全記録を抜いていく可能性も十分にある。ちなみにそのアーセナルのレジェンドの23歳時点の代表ゴール数はわずか8だったことも付け加えておこう>

FW カリム・ベンゼマ 年齢:34
<レアル・マドリードの大黒柱は夢のような2021-22シーズンを終えたばかりだ。ラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ、そしてスペインスーパーカップ。これらすべての大会で自身4度目の優勝を達成し、同時にリーグ戦で27ゴールを決めて、2009年にサンティアゴ・ベルナベウにやってきて以来自身初となる得点王にも輝いた。チャンピオンズリーグでも15得点と爆発、欧州でもゴールデンブーツのタイトルを手にしている>



■2019/09/12 ドイツ大会はジダン・アンリ・マケレレ・テュラムが目立つ

 たぶん2006 FIFAワールドカップドイツ大会だと思われるフランス代表のメモ。ただ、感想はほとんどなし。決勝で負けたイタリア戦と準決勝のポルトガル戦兼用のメモっぽいですね。
 数少ないメモしている選手は、アンリ・ジダン・マケレレ・テュラムという縦のラインで別格クラスの良い選手たち。ジダンの頭突き退場があったとはいえ、これだけの選手がいても優勝できなかった…という感じです。

GK バルデス
LSB アビダル
LCB ギャラス
RCB テュラム 準決勝も決勝も結構効いていてよかった。
RSB サニョル
DH マケレレ ポルトガル戦では、同じポジションのヴィエラとともにデコを完封。
DH ヴィエラ
LSH マルーダ
(ヴィルトール)
OH ジダン ガットゥーゾも止めきれずに苦労。
RSH リベリ ジダンの後継者と言われていた。彗星のように登場した選手だとのこと。タイプとしては全然似ていませんね。小柄でスピードと運動量のあるタイプ。私は好きなタイプだった記憶あったのですけど、このときのメモだと「それほど魅力を感じない」とのことでした。
(ゴブ)
FW アンリ 決勝では人数かけられても抜いてきており、やはり怖い選手だと感じさせる。
(サハ) ファイナルでは出場停止。結局、ほとんど見れなかった。


■2021/06/08 堅守速攻で良いチームだったクーペル監督時代のバレンシア

 1999-2000シーズンの2000年初めに見たリーガエスパニョーラのバレンシアのメモから。エクトル・クーペル監督の頃ですね。しっかりと守れる堅実な守備で引いてからの速攻が得意で好きなチームでした。
 全然フランスと関係ないのですが、右サイドバックのアングロマが確か好きだったような…と思ったのでここに追記。完全に忘れていたので、最初の「フランス代表好きな選手ベスト11」にも追加しています。
 他にカニサレス、カルボーニ、メンディエタあたりも好きで、好きな選手も比較的多かったチームでした。

<1999-2000シーズンのバレンシア>
GK パロップ 好調だとのこと。確かにいいGKだと思いました。
(GK カニサレス 本来は彼の方が好きな選手です)
LSB カルボーニ 元イタリア代表。メモないですが、結構好きだったはず。
CB ジュキッチ
CB ペジェグリノ(ペジェグリーノ)
RSB アングロマ 元フランス代表
(RSB ジェラルド)
DH ミリャ(ミジャ)
LSH キリ・ゴンサレス アルゼンチン代表
RSH メンディエタ
OH ジェラール スペイン五輪代表。長身でヘディングが強いのですがMF。チームのやり方のせいか、またトップ下という位置以上に下がり目な印象を受けました。
(MF ファリノス スペイン五輪代表)
(MF アングロ)
FW C・ロペス
FW サンチェス
(FW イリエ 比較的若手でワールドカップ出たときは好きな選手でしたが、その後はイマイチ。このときのメモでも「不調」とありました)
(FW オスカル 元バルセロナ)