2023年9月28日木曜日

ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?

■2021/11/24 ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?


■2021/11/24 ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?

 ワールドカップ(W杯)を2年に1度の開催にするという案があるんですね。知りませんでした。一般的にはネガティブな反応が多いと予想しますが、アジアサッカー連盟(AFC)は賛成のようです。<アジアサッカー連盟は2年に1度のW杯開催案を歓迎「積極的に関与していきたい」>(21/9/14(火) 17:45配信 超WORLDサッカー!)という記事が出ていました。

<このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。国際サッカー連盟(FIFA)もこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。
 一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も反対の姿勢を示していた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02e3c9b453e465d3b7228ef8ba616e7b70d2681

 意外なことにも元選手は賛成です。ただ、他の顔ぶれは予想できる賛否ですね。てっきり私はインファンティーノFIFA会長が言い出したと思ったのですが、インファンティーノ会長は興業的な成功を狙った改革を進めており、2年に1度開催案に賛成なのは予想通り。単純に儲かります。
 一方反対なのは、ヨーロッパと南米のサッカー連盟。共通点は何か?と言うと、ともにレベルが高いところなんですね。サウジアラビアやアジアサッカー連盟とは違います。
 サッカーレベルの差で賛否に差がついたのは、ハイレベル地域の場合、現在それぞれが主催して行っているUEFA EURO(UEFA欧州選手権)やコパ・アメリカ(南米選手権)が、大成功しているためと予想。欧州も南米もめちゃくちゃ熱狂する大会であり、これを潰すのはデメリットです。
 逆に言うと、アジア選手権なんかはそれほど成功していないということでしょう。主催はしているものの、大して盛り上がらないアジア選手権をやるくらいなら、いっそのことワールドカップに注力した方が良いというビジネス的な判断なんだと思われます。

 ヤフーニュースのコメント欄を見てみると、1番人気のコメントは私が挙げたユーロ・コパ重要説にも触れていたものの理由としては2番目。クラブの意向ではないかとするのを1番目の理由としていました。ただ、クラブの意見を地域のサッカー連盟が代弁する…というのは、あまりなさそうな感じもしますし、どうでしょうね…。

<選手獲得の為に高額の年俸を払っている欧州や南米のクラブ側の本音は、本職であるリーグ戦やカップ戦を優先して欲しいし、強豪チームであれば、さらにその上の地域リーグ戦(欧州:欧州CL、ユーロ・リーグ、南米:リベルタドーレス杯、スダメリカーナ杯)制覇を目指して欲しいところだろう。クラブだけではなく、「W杯よりも欧州CL」が本音の選手もいるかもしれない。欧州や南米に限らず、クラブ・サッカーの事情や本音は似たようなものだと思う。
さりとて、国別対抗戦(W杯、大陸選手権)も蔑ろにはできない。特に、EUROや南米選手権はW杯にも劣らないレベルと人気がある。4年に1度のこれらの国別対抗戦(予選も含めて)に選手の参加を認める(=召集に応じる)ことが、クラブ側ができる妥協の限界というところだろう>

 2番人気以降の感想もちょくちょくピックアップ。2番人気の人はモロに私と同じ見方ですね。以下の他に、<毎年アジアカップとワールドカップがあるって事になるが予選間に合うのか?>といった感想があったのですが、アジアカップを失くすか、ワールドカップ予選を兼ねる形にすると思われます。場合によってはレベル分けなどして、簡略化するかもしれません。

<アジアはアジアカップをなくしたいから賛成。盛り上がんないし、収益が少ない。
ヨーロッパや南米は、EUROやコパアメリカがあるから、絶対に反対。
っていうのが見え隠れしますね>
<個人的には反対だね。試合の質が下がるし、観戦する側からすると今までのままで良いと思う>
<CONMEBOL頑張れ。UEFA頑張れ。2年毎W杯など断固阻止で。量より質です。生身の人間がプレーする以上、量に舵を切ったら疲弊して質が落ちるのは明白>
<欧州のリーグが難色を示すでしょうね。
チームの主力を代表に取られたくないでしょうから>

2023年9月25日月曜日

天皇杯でジャイアントキリングが起きやすい理由は主に3つ

■2021/11/30 FC東京昇プロ格逃したユース選手を集めた順大、雪辱を果たす
■2021/11/30 天皇杯でジャイアントキリングが起きやすい理由は主に3つ
■2018/06/07 天皇杯ジャイアントキリング 関西学院大がガンバ大阪撃破など
■2017/06/24 ジャイアントキリング!7部いわきFCがコンサドーレ札幌に勝利
■2017/06/24 伝統の天皇杯の価値低下…セルジオ越後が嘆く
■2017/06/24 ジャイアントキリングは日本だけじゃない 海外でもカップ戦の見どころに
■2017/07/14 いわきFC「日本サッカー界のフィジカルスタンダードを変える」
■2017/07/14 いわきFCが元Jリーガーを取らない理由
■2017/07/14 スポーツ用品メーカー代理店ドーム社が作り上げたサッカー
■2018/02/20  3部ウィガン、マンチェスターCに勝ちプレミアに無失点3連勝



■2021/11/30 FC東京昇プロ格逃したユース選手を集めた順大、雪辱を果たす

 2020年は新型コロナウイルス問題による変則開催でほとんど参加チームがなくて特殊だったのですが、2021年になって天皇杯名物のジャイアントキリングが復活。J1勢のFC東京、横浜F・マリノス、ベガルタ仙台がなんと初戦で格下チームに敗退しています。
 この関係で、<なぜ天皇杯で“ジャイキリ”が続出したのか…順大がFC東京、Honda が横浜F・マリノスを撃破>(2021/6/10(木) 6:21配信 THE PAGE)という記事が出ていました。最も話題だったのは、順天堂大学 VS FC東京でしょう。Jリーグ初期のファンには懐かしい「清水三羽がらす」対決でした。

<味の素フィールド西が丘で順天堂大学(千葉県代表)と対峙したFC東京は、1-1のまま突入した延長前半終了間際にPKを献上。これをFC東京U-18出身のMF小林里駆(2年)に決められ、クラブ史上で初めて大学生相手に敗れる屈辱を味わわされた。
 1982年度の全国高校サッカー選手権を制した清水東(静岡)の同期生で、大榎克己氏とともに“清水三羽がらす”として一世を風靡した長谷川健太、堀池巧両氏が初めて指揮官同士で対峙した一戦>
https://news.yahoo.co.jp/articles/adaa899a40a0b4b178e72eddf7bd631599b46539

 ジャイアントキリングが起きやすい理由の一つは、プロチームがベストメンバーでないということ。FC東京も全員入れ替えのスタメンでした。ただし、それでもプロに勝つのですから大したもの。また、苦戦したFC東京は途中から主力選手を出してきています。それでも負けたというのが事実です。
 さらに、またしてもドラマがあると思ったのが、順天堂大学には、PKをゴール右隅へ決めたMF小林里駆(2年)をはじめ、DF長谷川光基(4年)、MF寺山翼(3年)と順天堂大の先発メンバーにはFC東京U-18出身者が3人いたということ。全員がトップチームへ昇格できず、悔しさを募らせていた高校卒業時に「4年後に見返そう」と堀池監督から誘われていたそうです。見事に雪辱を果たしました。



■2021/11/30 天皇杯でジャイアントキリングが起きやすい理由は主に3つ

 天皇杯でジャイアントキリングが起きやすい理由は主に3つあると思います。1つは前述の通り、プロチームがベストメンバーでないということ。記事によれば、今回はほとんどJ1チームがメンバーを大幅に入れ替えた戦いだったそうです。
 ただ、そもそもプロに入る選手の方がハイレベルなのですから、これだけでは説明できないですよね。別の理由もあると考えられます。

 1つ目の理由と重なるところがあるのですが、2つ目の理由としては、メンバーの大幅入れ替えにより、コンビネーションに大きな問題が生じるということです。
 サッカーはコンビネーションが大切なスポーツ。有力選手が多数いるのに活躍できないクラブや代表というのはよくある話で、理解しやすいでしょう。

 また、3つ目としては、モチベーションに大きな違いがあること。アマチュアや格下のチームは、プロや格上のチーム相手にチャレンジしよう!という前向きな気持ちで頑張ります。
 一方で、格上チームは勝って当然のため、モチベーションが向上しない上に、「勝って当然」という空気が油断になったり、全く逆でプレッシャーとなったり…とマイナスに働くことも多いです。監督経験者も「やりにくい」という話をしているのを聞いたことがあります。

 メンバーの大幅入れ替えだけでは説明できない…というのは、連覇を目指す川崎フロンターレのまさかの苦戦です。今ダントツで日本一強い川崎フロンターレこそメンバーを入れ替えて大丈夫だろうと思ったのですが、なんとほとんどメンバーを入れ替えませんでした。にも関わらず、J3のAC長野パルセイロ(長野県代表)に敗退寸前まで追い込まれ、最後はPK戦の末に冷や汗ものの勝利を手にしたそうです。天皇杯が怖さがわかる話でした。


■2018/06/07 天皇杯ジャイアントキリング 関西学院大がガンバ大阪撃破など

 2017年に旋風を起こしたいわきFCは2018年も出たものの、 1回戦で宮城県代表のソニー仙台FC(JFL)と対戦し、1―2で敗れて姿を消しました。そのソニー仙台も2回戦で川崎フロンターレに敗れています。
  ただし、2回戦では別のジャイアントキリングが起きました。 関西学院大と対戦したJ1のガンバ大阪は87分に先制されるという大ピンチから2分後に追いついて延長戦へ。こういうとき流れは追いついた方ってこと多いのですけど、延長前半開始直後に勝ち越しのゴールを奪われ、そのまま1-2で敗れる結果に。   
 また、同じくJ1の名古屋グランパスもJFLの奈良クラブに敗戦。1-1で90分間と延長戦を終え、PK戦の末に敗れる結果ということで、やはり接戦でしたが負けは負け。情けないことになってしまいました。
(G大阪、関西学院大に敗戦! 名古屋もJFL奈良に敗れる。天皇杯で“ジャイキリ フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年06月06日より)
 https://pex.jp/point_news/09b4020bfba3a4e114b8e6beebda490c


■2017/06/24 ジャイアントキリング!7部いわきFCがコンサドーレ札幌に勝利

 カップ戦の醍醐味は、大番狂わせです。天皇杯がリーグ戦の合間になって、メンバー温存が多くなり、以前よりジャイアントキリングが起きやすくなったかもしれません。でも、やっぱり興奮する話です。
 情けないっちゃ情けないのですが、今年もいろいろとありました。以下は左が勝利チームです。

<2017年6月21日の天皇杯2回戦>
筑波大学 ベガルタ仙台(J1)
いわきFC(福島県社会人リーグ1部。J1から数えて7部相当) 北海道コンサドーレ札幌(J1)
ヴァランラーレ八戸(JFL。同4部相当) ヴァンフォーレ甲府(J1)
AC長野パルセイロ(J3) FC東京(J1)

2017/06/25追記:スコアも追加

ベガルタ仙台 2-3 筑波大学
北海道コンサドーレ札幌 2-5 いわきFC
ヴァンフォーレ甲府 0-1 ヴァンラーレ八戸
FC東京 1-1[PK4-5] AC長野パルセイロ



■2017/06/24 伝統の天皇杯の価値低下…セルジオ越後が嘆く

 一方、サッカー解説者のセルジオ越後さんは、以下のように嘆いていたそうな。

「天皇杯は『こなすだけの大会』になってしまっているのが現実なんじゃないかな」
「時代は変わり、伝統のある大会の魅力は薄れてしまったと言わざるを得ないよ」

  さらに、ネットの反応は以下のような感じ。

「ベストメンバー規定が足枷になってターンオーバーしにくい側面がある」
「Jリーグが大学生に普通に負ける姿は見たくない」
「天皇杯以外に、リーグ戦・ルヴァンC・ACLと全試合に主力選手を出していたら疲弊するだけ」
「ファンもそんなに天皇杯が大事だというなら『天皇杯に向けてリーグ戦のメンバー落とせ』くらい事前に言ってたの? どうせ言ってないんでしょ?」
「Jクラブもやり繰りが厳しい中でも勝ちきった地方クラブ、大学に拍手。 やっぱりジャイアントキリングが天皇杯最大の見どころ」
( サッカー天皇杯はもう不要なのか J1クラブが続々敗北の理由 J-CASTニュース / 2017年6月23日 20時34分より)


■2017/06/24 ジャイアントキリングは日本だけじゃない 海外でもカップ戦の見どころに

  セルジオ越後さんは海外サッカーに疎いでしょうし、ネットの反応でもなかったのですけど、ジャイアントキリングは海外のカップ戦でもおなじみなんですよ。
 以前、うちでやっているJリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道で出てきたイングランドの5部クラブがそうでした。この大会ではもう1チーム快進撃をしたところもありましたしね。
 なので、特別日本のサッカー界がおかしいというわけではありません。私はこれで良いと思います。

 ただ、過密日程を問題視して、どの試合も本当のベストメンバーを 組めるように改革するといった、前向きな提案でしたら、検討する価値があると思います。
 そういう反応も上記を見ると、なかったみたいなんですけどね。




■2017/07/13  いわきFCは負けたが、筑波大は2度目の大番狂わせ

 コンサドーレを破った7部相当のいわきFC。

北海道コンサドーレ札幌 2-5 いわきFC

 次の対戦相手である清水は破ることができませんでした。

 いわき 0-2 清水

 ただ、2回戦でJ1のベガルタ仙台に勝っていた筑波大学がまたやってくれました!

ベガルタ仙台 2-3 筑波大学

 今回の対戦相手は、J2のアビスパ福岡。しかし、J2で2位に位置していますので、J1に近い存在。終了間際には1点を返されたものの、FW中野誠也が2ゴールで見事勝利しています。

 筑波大 2-1 福岡
 (天皇杯3回戦でまたも“ジャイキリ”! 筑波大がJ2上位の福岡を撃破 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月13日 より)


■2017/07/14 いわきFC「日本サッカー界のフィジカルスタンダードを変える」

 札幌に勝ったいわきFCってかなりユニークだったみたいですね。いわきFCが示した異質の「フィジカル」。7部相当のクラブ、固定観念に抗う挑戦 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月13日 (取材・文:藤江直人)という記事がありました。

   清水エスパルスのキャプテン、FW鄭大世は以下のようにいわきFCを称えたと言います。

「敵ながらあっぱれでしょう。いい時間帯にああいう形で点を取れなかったら、正直、どうなっていたか。いやぁ、いいサッカーでした。本当に強かった。今後を応援したくなりました」

 では、いわきFCがどういうサッカーをやったのか?というと、フィジカルに特徴があるようです。
 そもそも7部のクラブがコンセプトをきちんと掲げている時点で驚きなのですが、このクラブが掲げるコンセプトというのが、「日本サッカー界のフィジカルスタンダードを変える」という7部らしからぬでかいもの。
 鍛え抜かれたフィジカルの強さを生かしながら、ボールを前へ、前へとしっかりつないでいくスタイルなんだそうです。

 フィジカルと言っても単に高さがあるという意味ではないみたいです。 むしろ高さで劣勢に立たされる展開になりました。
 しかし、背の高さで負ける 選手が、激しく体をぶつけ合って勝つといった場面などを見せて、清水相手に何度もチャンスを作ってみせました。
 記事では、以下のように書いています。

"体をぶつけられても崩れない体幹の強さ。チャンスの匂いをかぎ取るや、「3-4-3」の布陣から誰かれなく飛び出していく走力。ボールを力強く前へ運ぶ推進力も融合され、気がつけば互角の展開となっている"



■2017/07/14 スポーツ用品メーカー代理店ドーム社が作り上げたサッカー

 記事によると、アメリカのスポーツ用品メーカー、アンダーアーマーの日本総代理店である株式会社ドーム(本社・東京都江東区)が、東日本大震災からの復興や地域の活性化を掲げて、2015年12月にいわき市内に物流センター「ドームいわきベース」を竣工させました。
 この ドーム社は同時にサッカークラブを立ち上げると宣言。「株式会社いわきスポーツクラブ」を設立して、既に存在していたいわきFCというクラブの運営権を一般社団法人いわきスポーツクラブから譲り受けました。

 約20億円をかけて建設された商業施設複合型のクラブハウス「いわきFCパーク」には、最新のトレーニング機器が完備。J1でもなかなかお目にかかれない、至れり尽くせりの環境が整っているということで、お金もすごくかけています。
 ここで、ドーム社のノウハウを生かしたフィジカルトレーニングと、専門の栄養士のもとで管理された食事を1日3食しっかり取りながら、肉体を徹底的に強化するといったことをしているようです。練習時間の半分近くを、フィジカルトレーニングにあてているといいます。

 日本サッカー界には、日本人はもともと体が小さいがゆえに、必要以上に筋肉をつけてはいけないとする不文律があったといいます。
 なので、 「日本サッカー界のフィジカルスタンダードを変える」と言えるみたいですね。


■2017/07/14 いわきFCが元Jリーガーを取らない理由

 また、特徴的なのが、 「Jリーグの選手を取ろう、という意欲がない」(大倉智代表取締役)ということ。
 元JリーガーはJFAアカデミー福島から2014シーズンに加入したJ3のAC長野パルセイロで、2試合に出場している22歳の平岡しかいないそうです。
 これは年齢的な問題が大きいみたいです。以下のような説明でした。


「目指していく『90分間ノンストップで倒れない、魂のフットボール』を考えたときに、25歳、26歳の選手を取っても難しいので。どのように選手を育てるかが大事だし、その意味では高卒で(キャンバスが)真っ白な子を見つけていかないと」

 フィジカルガチガチなサッカーは正直好きじゃないのですけど、おもしろいコンセプトのクラブですね。今後に注目です。


■2018/02/20  3部ウィガン、マンチェスターCに勝ちプレミアに無失点3連勝

  セルジオ越後さんのために海外の例を紹介。イングランド3部ウィガンは、FA杯3回戦ではボーンマスを相手に3-0と完勝。続くFA杯4回戦のウェスト・ハム戦でも2-0の無失点で勝利。
 これだけでも驚きなのに、FA杯5回戦では、リーグでダントツ首位のマンチェスター・シティにまで、1-0で勝利。
 ボール支配率83%と圧倒されながらも、わずかな隙を突いて79分にゴール。29本のシュートを打たれながらも耐えきりました。すごいですね。


2023年9月22日金曜日

Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない



■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

 2021年10月、「Jリーグ、ホームタウン制廃止へ」というニュースが出て、サポーターは混乱。ただ、これは誤報に近い感じですし、地域密着を捨てるわけでもないようです。どうも簡単に言うと、「今までは地元以外での活動が制限されやすい状況だったのを、地元以外での活動をして良いと明確化する」といった感じですね。

<地域密着の理念や各クラブが拠点地域に軸を置いて活動する『ホームタウン制度』は堅持しつつ、ホームタウン外でのマーケティング活動をしやすくするための議論をしている、という話だった>

J1鹿島アントラーズを運営するメルカリの小泉文明社長のツイート
<今のレギュレーションではホータウン外でのマーケティング活動が制限されており、例えばスポンサー企業が域外にある場合(J1では大型のスポンサー企業は東京など都市圏)一緒にイベントをすることも出来ないですし、パブリックビューイングなど、かなりの活動が制限されます>

 こうした話があったのは、『ホームタウン離れ』に直面するJリーグ。“地元にいない”サポーターとクラブの距離は埋められるのか | ハフポスト(2021年11月27日 07時00分 JST | 更新 2021年11月27日 10時46分 JST、濵田理央 中村 かさね )という記事。この『ホームタウン離れ』という言葉も恐ろしく聞こえるのですが、これも単に「地元以外のサポーターが多い」という、言い換えてみると、なんてことがない話です。

<Jリーグによると、ホームタウンに住んでいないサポーターの比率は、最も多いクラブで約75%に上る。
来年で開幕から30年目の節目を迎えるJリーグ。『ホームタウンにいないサポーター』の存在が当たり前となった時代に、Jリーグはどう適応し、進化するのか>

 Jリーグの出井宏明パートナー・放映事業本部本部長によると、ホームタウン以外での事業・マーケティング活動を制限するような規約・規定はこれまでもありませんでした。今までも禁止ではなかったのです。ただし、クラブ同士が「紳士協定」や「暗黙のルール」というような形で、遠慮し合う状況が続いてきたといいます。
 また、クラブ間で話し合って決める運用であったため、片方のクラブが拒否されると実現できなかったという説明もありました。わかりづらいのですが、他のクラブのある地域や近隣地域での活動をやろうと思っても、地元クラブに拒否されてしまう…といった感じですかね。ああ、記事でも後半で以下のような話が出ていましたわ。

<川崎市の等々力陸上競技場をホームスタジアムに持つ川崎フロンターレを例に考えてみる。仮に多摩川を挟んですぐの世田谷区で情報発信やイベント協力をしたいと思ったとしても、東京のクラブに遠慮してしまう。このような事象がこれまでは起きていた>

 「地域密着のためにこれはやむを得ない」と考えるのも一応アリかもしれません。ただ、実際のところ、このルールだと大都市有利となり、Jリーグの理念とはむしろ離れてしまいそうな感じ。人口が多い地域で宣伝活動ができない地方のクラブが不利になり、都市部にクラブが集中してしまいそうなルールだと感じました。
 記事の方では、<物理的な『ホームタウン』だけを前提とするファンサービスのあり方では、いまのデジタル時代やJリーグの実態にそぐわない>という書き方。特に新型コロナウイルスの流行のような状態になったとき、デジタルでの活動は重要になるでしょう。地元以外で活動できないとなると、壊滅的な打撃になりかねません。

 あと、そもそも海外のビッククラブの場合、国内の地元以外にファンが多いだけでなく、海外、世界中にファンがいますよね。マンチェスター・ユナイテッドなんかが典型です。このマンチェスター・ユナイテッドの人気が悪いものだと思う人は少ないでしょう。むしろJリーグのクラブも海外ファンを開拓すべきです。
 記事では、人の流動化や都市部への人口流出という社会背景から、“地元にいない”サポーターが増え、クラブのホームタウン外活動の必要性も増したという話もしていました。子供の頃からサポーターであったとしても、引っ越しというのは普通にありますからね。いろいろと現在のやり方では無理があったのかもしれません。

2023年9月17日日曜日

懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー

■2019/09/10 懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー



■2019/09/10 懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー

 「U-19」というタイトルでメンバーを書いたメモが出てきました。いわゆる黄金世代くらいのメンバーです。Wikipediaでは以下のような説明。

<日本のサッカーにおける黄金世代は、「79年組」とも呼ばれ、元々は1994年に開催されたU-16アジアユース選手権カタール大会の優勝した事からこう呼ばれるようになった。この大会の主な参加選手は小野伸二、稲本潤一、高原直泰、酒井友之、播戸竜二、辻本茂輝、手島和希、本山雅志らであるが、U-16アジアユースには出場しなかったものの、その後に準優勝したU-20ワールドユースに参加した中田浩二、遠藤保仁、加地亮、小笠原満男らも含んで呼ばれる。中でも小野、稲本、高原の三人はこの世代を代表する選手であり、海外でも成功を収めた数少ないプレーヤーでもある>

 メモは日付の記載がなく不明ですけど、U-19アジアユース選手権タイ大会かその前後のメンバーじゃないかと思われます。GKの南雄太は柏レイソルで出ていたためか不参加となっていました。
 鹿島がやたらと多いですね。また、後に消滅したフリューゲルスも多く、逸材を多く抱えていたことがわかります。個人的にも好きな選手が多い世代でした。

GK 櫛野亮(市原)、曽ヶ端準(鹿島)、榎本達也(マリノス)
DF 手島和希(フリューゲルス)、石川竜也(筑波大学)、鶴見智美(筑波大学)、加地亮(セレッソ)、飯尾和也(ヴェルディユース)、市川大祐(エスパルス)、金古聖司(東福岡)、辻本茂輝(フリューゲルス)、中村祥朗(鹿島)
MF 小笠原満男(鹿島)、本山雅志(鹿島)、酒井友之(市原)、中田浩二(鹿島)、古賀誠史(マリノス)、稲本潤一(ガンバ)、小野伸二(浦和)、遠藤保仁(フリューゲルス)
FW 高原直泰(磐田)、播戸竜二(ガンバ)、平松康平(清水)、大島秀夫(フリューゲルス)、小林康剛(鹿島ユース)


2023年9月13日水曜日

マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで

■2020/11/29 世界一ファンが多いのはマンチェスター・ユナイテッド、サッカーだけでなく全スポーツで
■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…


■2020/11/29 マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで

 マンチェスター・ユナイテッドのWikipediaを見ていたら、2012年に大手市場調査会社であるカンター社が調査したところ、フットボールに限らず、すべてのスポーツクラブの中で世界一ファンの多いクラブだった…という話がありました。世界人口のおよそ11人に1人にあたる6億5,900万人ものファンがいるとされていたそうな。嘘くさいんですけど、本当なんでしょうか。著名人のファンがいる…という話もWikipediaではあり、以下のような感じ。ただ、「世界の11人に1人がファン」というインパクトからすると、全然ですね。11人に1人がファンならもっともっと有名人のファンが多いはずでしょう。

<著名人のファンとして挙げられるのは、地元出身のロックバンドストーン・ローゼズのメンバーで、熱狂的なファンで知られる彼らの楽曲「This Is The One」は入場曲として長らく使用されている。また、ギャリー・ネヴィルの引退試合では、ボーカルのイアン・ブラウンが同曲をアカペラで合唱した。他にも、自身がチェアマンを務めるバンド “シンプリー・レッド” の名前の由来に「地毛が赤」と「マンチェスター・ユナイテッドが好きだから」を掲げるミック・ハックネルや、父親が元在籍選手だったイアン・マクシェーン、2012年と2014年のPGAツアー賞金王であるローリー・マキロイ、クリケット選手のマヘンドラ・シン・ドーニ、世界最高峰のプロレス団体WWEにて史上初のクルーザー級かつ覆面スーパースターとして当時の番組最高王座を獲得したレイ・ミステリオ、2009年に練習場を訪れたこともある100m走&200m走の世界記録保持者ウサイン・ボルト、元選手のガリー・ネヴィルに「モウリーニョはまるで彼のようだ」と例えられたフロイド・メイウェザー、そのメイウェザーと偉大なる戦いで対峙したマニー・パッキャオらである>


■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…

 <債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響>(2021/7/29(木) 7:04配信)という記事を読んでいたら、日本だけなく海外のビッグクラブも大幅な収入減となっているとして、海外クラブの財政事情の話が出ていました。
 で、てっきりマンチェスター・ユナイテッドが収入世界一なんだと思ったら違っていてびっくり。ファンは1位でも収入は1位ではないようです。というか、3位にすら入っていませんでした。ひょっとしたら今はファン数も1位じゃないのかもしれませんね。

<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8

 1位は上記の通り、バルセロナでした。ただ、バルセロナは収入世界一であるのに、お金の使い方が下手すぎて借金だらけ。そして、これに関わるルール(下記参照)により、よりによって一番大事なメッシを手放す…ということに後になっています。
 楽天がバルセロナとの契約を打ち切ったのもメッシ移籍が理由の一つではないかとされており、バルセロナ人気も今は落ちている可能性がありそう。ひょっとしたらレアル・マドリーが世界一かもしれません。

<バルセロナには途方もない額の借金があった。13億5000万ユーロ(約1730億円)。数日前にバルセロナのラ・ポルタ会長が公表した金額だ。前任のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のめちゃくちゃな経営で膨れ上がった負の遺産だ。
 バルセロナに借金があったからというだけで、メッシと再契約できなかったのではない。そこにはファイナンシャルフェアプレーというルールが関係してくる。このルールはチームの健全運営を促進するという名目で設けられたもので、平たく言えば、収入以上の大きな支出を認めないことで赤字を防ぐというものだ。(中略)
 それによると、スペインのクラブは収入の約8割しか補強や選手の年俸の支出にあてることができない。(中略)
 メッシは年俸を半額にまで引き下げることに了承したが、それでもこのルールの基準を満たすことはできなかった。(中略)こうしてメッシの電撃退団が決定した>
(メッシ、PSG移籍の舞台裏。なぜバルサに残れなかったのか|スポルティーバ 公式サイト web Sportivaより)
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2021/08/24/psg_3/

2023年9月10日日曜日

ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?

■2017/02/19 スペインでついにスタメン11人が全員別の国籍に!自国の選手はいた?
■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?
■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス


■2017/02/19 スペインでついにスタメン11人が全員別の国籍に!自国の選手はいた?

 リーガで究極の"多国籍軍"が実現。グラナダが11ヶ国の選手を先発起用 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月18日によると、2017/2/17、グラナダがリーガエスパニョーラ第23節の試合でベティスと対戦で起用したのは、11の異なる国籍を持つ11人の選手たちでした。スペインでは初めてのことだそう。
 以前は、先発11人が全て外国人選手という試合がニュースになったものの、これはもう日常茶飯事。ただ、今回のような例はまだ珍しいのでしょう。先発で出場した選手らの国籍は以下。幸い、地元スペインの選手もいました。

スペイン
メキシコ
コロンビア
アイスランド
ウルグアイ
カメルーン
ガーナ
ブラジル
フランス
ナイジェリア
モロッコ

  ちなみに、交代選手としては2人のスペイン人と1人のギリシャ人。よって、計12ヶ国の選手がプレーすることになったということで、これもまたすごいです。なお、試合には4-1で大勝。多国籍軍でもうまく行っています。
 あと、この多国籍さに関しては、かつてよく言われたように自国の選手育成としてどうか?という問題はあります。
 最近は、高学年俸での移籍が目立つ中国ばかりが、選手育成に問題があると叩かれていますが、 実際にはヨーロッパは他国のことをとやかく言えないのです。さっき書いた先発11人が全て外国人選手という試合が珍しくないというのも、そういう話ですね。


■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?

 さて、ヨーロッパの外国人選手の割合が最多のリーグはどこか?という話です。前半の話の流れからすればスペインのリーガ・エスパニョーラと思うかもしれませんが、実はスペインが最小なんですよ。むしろ外国人選手は少ないようです。
  一方の最多は、私が予想した通りにプレミアリーグでした。イギリスってそういうところあるんですよね。
 海外勢が席巻してしまう現象を「ウィンブルドン現象」といいますが、これはイギリスのテニスのウィンブルドンが元ネタ。また、 金融都市ロンドンなど、企業のウィンブルドン現象もイギリスは進んでいて、世界の代表例であり、成功例でした。
 ところが、そのイギリスでEU離脱が決まっちゃったんですけどね。本当は利益を得ていたのに…。

 サッカーの話に戻して、 外国人選手の割合ランキングです。

<ヨーロッパのリーグの外国人選手割合ランキング>
1位 プレミアリーグ(64%):イングランド
2位 ジュピラー・プロ・リーグ(60.1%):ベルギー
3位 ファースト・ディビジョン(56.4%):キプロス
4位 プリメイラ・リーガ(56.1%)ポルトガル
5位 プレミア・ディビジョン(55.8%):ジブラルタル
6位 スコティッシュ・プレミアシップ(53.2%):スコットランド
7位 ブンデスリーガ(53%):ドイツ
8位 セリエA(52%):イタリア
9位 スュペル・リグ(51.8%):トルコ
10位 スーパーリーグ(49.2%):スイス
11位 マルタ・プレミアリーグ(44.9%):マルタ
12位 リーグアン(43.4%):フランス
13位 リーガエスパニョーラ(42.8%):スペイン
(6日にスペイン紙『マルカ』が報じたもの)
リーガ、欧州で最も外国人選手の割合が少ないリーグに。一方で最多のリーグは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月07日

 リーガ・エスパニョーラは、バルセロナなど外国人選手が多く在籍しているクラブの印象が強いです。しかし、アスレティック・ビルバオのようなバスク人に限定するというクラブ方針を守っているクラブもあるんるんですよね。
 また政治的な話になってしまうのですが、このバスクはスペインからの独立運動が盛んな地域。そういう事情もあって、バスク人重視という傾向があるのです。ただ、最近はこのバスク地方以上に、バルセロナを抱えるカタルーニャ地方の独立機運が高まっており、驚いています。
 イギリスにおけるスコットランドと違って、スペインの場合は独立の枠組みはなさそうなので簡単には行かないでしょうが、ここらへんもきな臭いですね。


■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

 Jリーグの外国人枠に関する話も…と思って検索。<【スカサカ!ライブ】賛成? 反対? Jリーグの外国人枠撤廃について識者が激論 | サッカーキング>(2018.08.14)という記事が出てきました。

・下村東美(セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉でプレー) 反対
「選手をやっていた身からすると、Jリーグは日本人選手を育てるためのリーグという前提があると思っているので、撤廃してしまうと極端な話、日本人選手が1シーズン全くプレーできないチームも出てくると思う。そうなると、果たしてそれがJリーグ、日本人のためになるのかというリスクは間違いなくあるのかなと思っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180814/812587.html

 予想外なことに、議論を進めていく中で、外国人枠撤廃に反対派だった下村東美さんも外国人枠撤廃のメリットを認めるような形になってきたとのことです。
 「世界が先に進んでいるかもしれないですけど、そこに追いつき、追い越すためには、刺激も間違いなく必要」「一発で試合を決めちゃう選手がいる。そういう選手たちと触れる機会が自国のリーグであるのはメリットですね」といった話をしていたそうです。
 最後には「(外国人枠撤廃)は社会全体的に見ても、何かを取り入れるチャンスかなと思いました。反対派だったんですけど、なんかちょっと肯定派になってきつつあります」としていて、だいぶ意見が変わってしまいました。


■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス

 一方、最初から賛成意見だったのは、河治良幸(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当)さんです。

「理由としては、W杯の時の主力が海外組中心で、国内組のレギュラーが昌子(源/鹿島アントラーズ)1人だけだった。その理由は、(選手の)レベルじゃないんです。耐性というか、外国人に対する慣れがものすごく大きくて。もちろん海外に行ってそこの環境に揉まれるという、オフ・ザ・ピッチも含めたところも大事なんですけど、一方で外国人の選手たち、特徴の違う選手たちを受け入れた中で勝負をしていって、その中で経験を積むのはすごくメリットが大きいと思うので」

 ただし、河治良幸さんはバランスを取っていくのが大事としています。「実際にヨーロッパで撤廃しているところでも、何人まで自国の選手を入れなければならないとか、アカデミーやユースを含め、ホームタウンで育った選手を何人以上入れなさいとか、そういうホームグロウン制度を条件つきでやっている」としていました。完全撤廃のイメージとはちょっと違いますね。

 おもしろいと思ったが、オーストラリアの例です。「基本的に外国人枠がないんですけど、自国の選手を一定時間以上出すと、放映権料が入ってくるんですね。22歳以下の選手だと、出場時間が2倍に換算されてその分入ってくるとか。だから自国の選手を出せば出すほど得することになるんですが、勝たなきゃいけないので、そこのバランスを考えながらやっている」としていました。
 これ、強豪チームや人気チームなど資金的に強いチームだったら、自国の選手を気にせず使える…ということになります。資金的にはバランスが取れますね。また、自国の選手が少ないと不人気になって資金面に影響する可能性もあり、これもリーグ全体の資金的なバランスを取る要素になるかもしれません。本当おもしろいですね。

2023年9月7日木曜日

Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋



■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

 <Jリーグ、人気下位のチームは消失する? 新チェアマンに三木谷氏の右腕が就任>(21/11/21(日) 10:57配信 デイリー新潮)という記事が出ていました。ただ、タイトルと違って、本文ではまだ「候補」という書き方ですね。〈Jリーグ新チェアマン候補に元楽天社長島田亨氏〉などと書いています。もともとは日刊スポーツのスクープ記事だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36db0e1f86d328af3b71ca7915dca9a2521cf303

 島田亨さん(56)は、楽天本社の副社長や楽天イーグルスの社長を務めた人物。三木谷浩史会長(56)の右腕的存在だそうです。Jリーグ関係者は、「三木谷さんが、島田さんを推薦した」としている他、以下のように言っていたといいます。
「ヴィッセル神戸会長として三木谷さんはこれまでさまざまなJリーグ改革を提唱するも、反対多数で実現できなかった。そこで満を持して右腕をトップに送り込もうとしているのです。敏腕の島田さんなら自身の改革案を実現してくれると」

 改革の一つは、“外国人選手枠撤廃”。これはそうだろうなと思いました。もともとJリーグは最近、外国人選手枠を拡大していますし、このときもヴィッセル神戸のためだと言われていたんですよね。ただ、それですら三木谷浩史会長には十分ではないと感じているのかもしれません。
 また、これも以前から言われていた「プレミアリーグ」構想の話が出てきました。
「クラブ数が10からスタートしたJリーグは今、J1だけで20に倍増。そこで上位10~14クラブで“プレミアリーグ”を創設するというプランを温めているのです。人気上位のクラブは、下位クラブと戦うよりも、上位同士でだけ試合をした方が多くの集客が見込める。J1内で均等割りになっている放映権料の取り分も大幅にアップします」

 私も最初メリットがわからなかったものの、「プレミアリーグ」構想はアリだと思います。トップリーグのチーム数が多いと有力選手が分散するなどして、試合レベルが低下。逆に言うと、集約化することで、リーグレベル向上につながる可能性があります。
 外国人選手枠の方は賛成というほどではありませんが、これもリーグレベル向上にはつながるでしょう。制限付きの拡大なら検討する価値があるんじゃないかと思います。
 ただ、ヤフーのコメント欄の上位は、批判的なコメントしかありませんでした。

<島田氏といえば楽天球団社長時、野村監督が初のCS進出させた時にCS前に解雇を言い渡した心の無い人で、コスト面ばかり強調し選手強化を怠ったイーグルスファンとしては許せない男です>
<仮にこんな事になったら、三木谷も口出ししてきてぐちゃぐちゃになる。楽天絡みはやめてもらいたいもんだ>
<一部のビッグクラブだけもっと稼げれば良いとの考えが表に出すぎた内容ですね。
金持ちがより金持ちになるのが目標の社長の片腕が特定の目的でチェアマンになるのは辞めて欲しい!>
<まさにレアルとかが欧州でスーパーリーグ構想を画策していたが、自分達のことしか考えない人はいるものだ>
<やはり日本のサッカーの頂上はJリーグで、そこからさらに上位のみというのには賛同するクラブは少そう。
本当に神戸くらいじゃないか?>

 あと、<他のクラブの多くのサボも同じ思いだと思いますが、Jリーグは、今はまだその根っこの部分を大事にしないといけないのではないのでしょうか。百年構想路半ば、、>と批判している人がいました。
 この批判だけならわかりそうな気がしたのですけど、柏サボだというこの人は一方で、<今後、レイソルが、またJ2やひょっとしてJ3、JFLとカテゴリーが変わっても、クラブが無くなるまで、文句を言いながら応援する>としていたんですよ。
 カテゴリが落ちても応援するのであれば、J1の上にプレミアがあってもむしろ全然問題がないということ。トップリーグのクラブだけが愛されて、下位カテゴリのクラブが愛されないわけではないというJリーグの理想が実現された例です。
 ということで、これはむしろプレミアリーグを創設してもJリーグは大丈夫…というプレミア構想擁護意見になっている気がしました。

2023年9月3日日曜日

世界最高のリーグはプレミア、ブンデスやリーガエスパニョーラは低レベル、クロップ監督らが主張

■2017/03/17 世界最高のリーグはどこ?プレミアリーグ、CLでは低迷目立つ
■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」
■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち
■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?
■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅
■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?
■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11


■2017/03/17 世界最高のリーグはどこ?プレミアリーグ、CLでは低迷目立つ

 世界最高のクラブ同様、世界最高のリーグというのも揉めそうな話ですが、プレミアリーグはその候補の一つでしょう。
 ところが、意外なことに、プレミアリーグのクラブは、チャンピオンズリーグ(CL)だとめっぽう弱いようです。

 CLの低迷目立つイングランド勢。過去5年で11クラブが16強敗退、今季唯一の8強はレスター フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月16日

 レスターはCLベスト8に進出した8つ目のイングランドのクラブであり、これは他のどのリーグよりも多いそうです。
 一方で、近年のCLではイングランド勢の低迷が目立ちます。過去5シーズン、ベスト4に進出したのは15/16シーズンのシティと13/14シーズンのチェルシーのみ。全20クラブのうち15クラブはグループステージを突破しているが、そのうち11クラブがベスト16で敗退しています。


 では、強いのはどこか?と言うと、リーガ・エスパニョーラだと言えるかもしれません。

 今季はベスト8にバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが名を連ねているように、スペイン勢が上位を占めています。
 ここ3シーズンではいずれもリーガエスパニョーラのクラブが優勝しており、イングランドは後塵を拝しています。

 ただ、一応言い訳もできるかもしれません。
 誰だったか忘れたものの、過去にプレミアの監督が、逆にリーガ・エスパニョーラのレベルは低いと発言していました。バルセロナなどのクラブは下位クラブ相手で楽勝できる一方、プレミアリーグでは下位相手でも油断できないという理由です。
 実際、レスターが昨シーズン優勝するなど、プレミアリーグの方が実力が拮抗しているかもしれません。リーガ・エスパニョーラはアトレティコ・マドリーなどもいますが、バルセロナとレアル・マドリーが抜けており 、下位との差はあります。
 こうした事情により、プレミアリーグではチャンピオンズリーグに向ける体力を失っていると、言い訳できそうです。

 とはいえ、そもそも下位クラブが善戦できてしまうリーグは本当にレベルが高いのか?と、疑問に思います。
 Jリーグなんかもそういう時期がありましたが、昇格クラブがいきなり優勝争いできてしまうリーグがハイレベルとは言えません。

  なお、リーグ全体のレベルを抜きにして言えば、上位クラブとしてリーガが最強であると説明することはかなり簡単です。
 例えば、国内の主力選手を2クラブにまとめる場合と、10クラブに分散させる場合に、どちらの上位クラブが強いかと考えれば、当然前者です。リーグのレベルはともかく、偏っている方が上位クラブが 強くなるのは、理論的に当然でしょう。
 そして、最近のバロンドールがメッシとクリスティアーノ・ロナウドというリーガの選手しか取っていないことも、上位クラブの選手の質の高さで上回っていることを証明しています。

 ここらへんはリーグレベルと上位クラブレベルは考え方が異なるという話ですので、結局、なかなか決着はつかない話かもしれません。



■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」

  最初のところで過去にプレミアの監督がプレミアリーグのレベルについて言っていたと書いた話。うろ覚えだったのですが、ちょうど同じようなことを今度はブンデスリーガと比べて言っていました。

 問題の主張をしていたのは、リバプールのユルゲン・クロップ監督。
  ブンデスリーガ5連覇を達成したバイエルンと、ボルシア・ドルトムント指揮官として何度も対戦してきたクロップ監督は、ライバルの偉大さを認めつつ、プレミアリーグはさらに厳しい舞台だと述べていました。

「バイエルンがプレミアリーグで優勝するのは簡単じゃない。ただ、その可能性が非常に低いわけではないだろう」

 記事であったこの後の話が、さらにちょうど良い話。
 "近年、チャンピオンズリーグでは成績を残せていないプレミア勢だが、それには国内リーグとカップ戦のタフさが影響しているという声もある"とのこと。
 真偽はともかく、こういう主張が以前からあるのです。

ブンデス5連覇バイエルンでもプレミアなら苦戦? クロップの見解 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月18日  より


■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち

 年俸が不当に高騰しすぎているということもあって仕方ないのですが、プレミアリーグのビッグクラブはお金をかけているわりに勝てていないというデータがありました。
 リーガエスパニョーラでやったら、たぶんバルセロナやレアル・マドリーなんかも、効率の悪いクラブになるんじゃないかと思います。


 1ポイントあたりに最多の金額を費やしているのは現在6位のマンチェスター・ユナイテッド。ユナイテッドと僅差でのワースト2位は今季プレミアリーグ最下位のサンダーランド。
 このサンダーランドは特殊で、この後はリバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーと、人件費の高いビッグクラブが「燃費の悪い」側に並んでいます。

 逆に最も「効率よく」勝ち点を稼いでいるのは今季2位のトッテナム。昨季の給与総額1億460万ポンド(約153億円)は全体の6位と高めではあったものの、今季は勝ち点80を獲得し、1ポイントあたり130万ポンド(約1億9000万円)という結果。金額の割にかなり勝てました。
 1ポイントあたりの給与額が次に低いのはボーンマス。現時点で勝ち点45の10位という成績ですが、昨季の給与総額は全チーム中でワトフォードに次いで少ないため。続いてエバートン、ワトフォード、ウェスト・ブロムウィッチが「燃費の良い」クラブだという結果となっていました。

プレミアリーグの“燃費”ランキング。勝ち点1に要する選手給与が最も高いクラブとは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月17日 



■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?

 最近はバルセロナの方が人気だとも言われていたものの、フェイスブックのいいね!数では、レアル・マドリーが勝利しました。

  バルサとマドリーのフェイスブックアカウントでは「いいね!」の数が1億件に迫り、どちらが先に達成するかに注目が集まっていたそうです。
 そして、現地時間の1日深夜、ついにスポーツクラブとして世界初となるフェイスブックでの「いいね!」1億件達成を記録。先に達成したのは、レアル・マドリーの方でした。
 バルサはこの時点で、約9980万件。その後、約9時間遅れで1億件の達成を発表しました。

 バルサにとって格好悪いのが、クラブから送信されたとされるメッセージが公開されており、ファンにダイレクトメッセージも送って協力を呼びかけていたことが、判明していること。
 ちょっと反則と思えるような呼びかけを行って介入したにも関わらず、負けてしまいました。レアル・マドリーのファンはまだまだ健在であるようです。

(バルサとレアルがSNSで場外バトル。「いいね!」1億件を先に達成したのは… U フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月03日より)


■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅

  FIFAと国際プロフットボール選手会(FIFPro)の共催で選ばれた2017年のベストイレブンが発表されました。このメンバーを見ると、圧倒的にリーガ・エスパニョーラですね。そもそもマドリーだけで5人も選ばれています。
 ネイマールがフランスに移籍したせいで、今年以降はむしろマシになったかもしれません。
 というか、プレミアリーグは1人も選ばれていませんでしわ! あと、ブンデスリーガもゼロです。この見方なら、リーガ・エスパニョーラがダントツな感じですね。

<リーガ・エスパニョーラ> 7人
DF セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
DF マルセロ(レアル・マドリー)
MF トニ・クロース(レアル・マドリー)
MF アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
MF ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
FW クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)
FWリオネル・メッシ(バルセロナ)
<セリエA>
GK ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)
DF レオナルド・ボヌッチ(ミラン)

<リーグ・アン>
DF ダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン)
FW ネイマール(パリ・サンジェルマン)

2017年世界ベストイレブン発表。Cロナ、メッシ、ネイマールは順当に選出フットボールチャンネル - 10月24日 10時16分
http://ecnavi.jp/mainichi_news/article/332a7ea9b1f8c8ecd08d0a2175c3a70f/



■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?

 UEFAランキングには国別でなく、リーグ別というのもあるそうです。おもしろいですね。以下は2014年10月に書いたものですが、最後に今年のデータも見ます。

-----引用 ここから-----
UEFAランキング - Wikipedia

リーグランキングは、各所属協会から、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグなどに参加できるクラブ数を決めるのに使われる。

各協会のクラブがチャンピオンズリーグ及びヨーロッパリーグで1シーズンに獲得したポイントを合計。勝利:2ポイント、引分:1ポイント。予選のポイントは半分になる。他にボーナスポイントとしてチャンピオンズリーグ本戦に参加した段階で4ポイント(2008-09シーズンまで3ポイント)、決勝トーナメント進出で5ポイントが、チャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ共に準々決勝以上に進出すると各段階で1ポイントが加算される。その後、2大会に参加したクラブ数で割ることで、当該協会のランキングポイントが決まる。小数点以下第3位まで計算し、過去5シーズンのポイントの合計でランキングを決定する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/UEFA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaのランキングは古いので、別のところからから。一部翻訳しています。

-----引用 ここから-----
UEFA Country Ranking 2014

#     国     ranking
1    スペイン     97.713
2    イングランド     84.748
3    ドイツ     81.641
4    イタリア     66.938
5    ポルトガル     62.299
6    フランス     56.5
7    ロシア     46.998
8    オランダ     44.312
9    ウクライナ     40.966
10    ベルギー    36.3
    5iesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2014.html-----引用 ここまで-----

 意外にウクライナ頑張っています。落ちぶれたイタリアは4位とはいえ、ポイントを見ると3強とは差が開いています。イタリアは5位のポルトガルと差がありません。

 また、3強の中でもスペインが頭一つ抜けていることもわかります。バルセロナ、レアル・マドリードというメガクラブを2つ抱えているせいでしょう。

 さて、ここから2017年の話。 ドイツとイングランドの順位が逆転ですが、イタリアが追いついてきて2位争いは熾烈。スペイン一人勝ち状態でした。

1    スペイン    104.998
2    ドイツ    79.498
3    イングランド    75.962
4    イタリア    73.332
5    フランス    56.665
6    ロシア    50.532
7    ポルトガル    49.332
8    ウクライナ    42.633
9    ベルギー    42.4
10    トルコ    39.2
UEFA Country Ranking 2017
https://kassiesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2017.html

 チャンピオンズリーグという基準だと、やはりバルセロナとレアル・マドリーがあるリーガエスパニョーラがダントツですね。


■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11

 私がリーガエスパニョーラで好きな選手ベスト11、それも2000年4月22日という昔の好きな選手…という、えらくどうでもいい話で申し訳ないのですが、こちらに追加。最強かどうかは別として、私はこの頃の印象があるので、リーガエスパニョーラが一番好きですね。攻撃的で見ていて楽しかったです。
 昔の話なので、カシージャスは当時18歳という若さ。また、プジョルは当時まだ右サイドバックでした。あと、グアルディオラやイエロがまだ現役でした。グアルディオラは監督イメージが強すぎて違和感あるかもしれません。

 リーガエスパニョーラの好きな選手ベスト11なのですが、所属クラブはほとんどレアル・マドリーとバルセロナ。当時一番好きだったのはレアル・マドリーで、他はセルタやバレンシアが好きで、バルセロナは好きじなかったはずなのに、好きな選手で見ると、レアル・マドリーと同点の5人で1位タイ。他はセルタが1人だけでした。
 国籍では当然スペインが多く7人。あとはオランダが2人いる程度でバラバラですね。

GK カシージャス レアル・マドリー スペイン
LSB ゼンデン バルセロナ オランダ
CB コク バルセロナ オランダ
CB イエロ レアル・マドリー スペイン
RSB プジョル バルセロナ スペイン
(RSB アングロマ バレンシア フランス)
DH グアルディオラ バルセロナ スペイン
DH シャビ バルセロナ スペイン
LSH サビオ レアル・マドリー ブラジル
(SH フィーゴ バルセロナ ポルトガル)
RSH カルピン セルタ ロシア
(RSH メンディエタ バレンシア スペイン)
FW ラウル レアル・マドリー スペイン
FW モリエンテス レアル・マドリー スペイン
(FW イリエ バレンシア ルーマニア)

W杯のヨーロッパの出場国枠は少なすぎではないか?

■2021/03/26 W杯のヨーロッパの出場国枠は少なすぎではないか?
■2021/03/26 ヨーロッパの好きな選手ベスト11 レビボ、ベナユンなど
■2021/03/26 ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣だったセルタ
■2009/4/13 全くサイドにいないサイドハーフ、ベナユンが好きすぎる (2021/08/27再投稿)



■2021/03/26 W杯のヨーロッパの出場国枠は少なすぎではないか?

 32カ国体制でのヨーロッパの出場国枠は13、48カ国体制では16となっています。2番目のチームが5つですから多いように見えますが、個人的には少なすぎてかわいそうだと思う数字。それだけヨーロッパはレベルが高く、ヨーロッパ予選で優勝経験国や強豪国が敗退するといった波乱も起きています。
 その強豪国を倒して来た国もレベルが低いサッカーをしているわけではなく、アジアやアフリカのような弱い地域をもっと減らすべきじゃないかと思いますね。日本ははっきりとこの偏った選考の恩恵を受けいているので、日本にとっては悪くない話なのですけど…。あと、以下の32カ国時代の開催国見ていると、南米もかわいそうだったなと思いました。南米も強豪国が負けることにあり、ブラジルやアルゼンチンですら予選で苦戦するということがしばしば起きています。48カ国となってからは、一気に改善する感じありますけどね。というか、48体制で北中米カリブが6ってのも多いな!と思いました。ここはアジア・アフリカより出てくるところはハイレベルな感じしますけど…。

32 ヨーロッパ13 アフリカ5 アジア4.5 南米4.5 北中米カリブ3.5
48 ヨーロッパ16 アフリカ9 アジア8 南米6 北中米カリブ6

 実績に応じた枠を作るとおもしろいし、平等な気がするんですけどね。10カ国くらいは実績枠として、各地域ごとの前回大会のワールドカップでの戦績、もしくはFIFAランキングの順位によって配分するというやり方です。
 ただ、おそらくFIFAの方針としては、ワールドカップに出れないレベルの国も出すことで、そういった国のサッカー熱を盛り上げて、世界のサッカーファン人口やプレーヤー人口を増やそうというのが狙いなのでしょう。そもそも出場国を増やすというのが、そういった狙いでしたし、そんな感じじゃないかと思います。


■2021/03/26 ヨーロッパの好きな選手ベスト11 レビボ、ベナユンなど

 もともと書こうと思っていたのは、1999-2000シーズンのリーガエスパニョーラのメモが出てきたため。これだけ書いてもおもしろくないだろうということで、ヨーロッパの出場国枠の話をしました。メモであったセルタでは、主要国を除いたヨーロッパ・好きな選手ベスト11を作ったら入りそうなロシアのカルピンがいたため、ここに持ってきました。同じセルタではイスラエルのレビボも好きだったかもしれないんですけど、ここらへんは記憶が曖昧です。

LSH ハイム・レビボ(レビーボ) イスラエル セルタなど
 メモではドリブルがうまいとのこと。また、初のイスラエル人選手ともありました。私はリーガエスパニョーラでイスラエル代表ですごい気に入った選手がいてベナユンだと思っていたのですが、勘違いでレビボだったのかな?と今回のメモを見ていて思いました。ベナユンはリヴァプール時代に見て好きだったので、好きだったのは確実なんですけど…。確か好きな選手は右利きだったので、ベナユンで正しかったとは思います。とりあえず、メモの感じだとレビボもなかなか気に入っていたようでした。

SH、WG ヨッシ・ベナユン イスラエル リヴァプール、ラシン・サンタンデールなど
 で、ベナユンです。リーガエスパニョーラで気に入っていたイスラエル代表選手としては、ボールタッチなんかがめっちゃ好みで気に入っていたんだけど、ミスも多くてなかなかレギュラーを取れない右利きの攻撃的選手…というもの。うまいしセンス好きで良いプレーがある一方でミスもあり、体つきが細っこいということで、タイプは違うものの、なんとなく右利きの中村俊輔みたいなイメージがありました。
 ベナユンはリーガエスパニョーラとしては、ラシン・サンタンデールの2002年から2005年まで所属。見たか見ていないか微妙なところです。ただ、前述の通り、リヴァプールで見ていて大好きだったのは間違いなし。やっぱりミスも多く、よくシュートを外していたのを覚えています。パスなんかのセンスは抜群に好みだったんですけどね。

RSH ヴァレリー・カルピン ロシア セルタなど
 メモでは、柔らかいパス、ボールの持ち方良しというもの。ただ、記憶に残っているのは、強烈でパンチのあるロングシュートですね。弾道は低いタイプだったかな。攻守に運動量も多く、非常に良い選手だった記憶。同じタイミングで発見した当時のリーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11メモではレアル・マドリーとバルセロナで5人ずつだったのですが、セルタのカルピンが唯一ビッグ2以外でした。

■2021/03/26 ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣だったセルタ

 前述の通り、もとのメモはリーガエスパニョーラのセルタのもの。セルタは好きだったチームの一つ。カルピンなど好きな選手がいましたし、水色のユニフォームが好きでしたし、ケルト由来の名前というのも良かったですね。メモでは「引いて守るわけではないが、前線からの守備の良いチーム。ただ決定力不足」とありました。ロシア・ロシア・イスラエルという異色の攻撃陣で、さらにFWが南アフリカのベニーという布陣。おもしろいですね。

GK テュトリュエル バルセロナからオファー
LSB ファンフラン(フアン・フランシスコ・ガルシア) 金髪が目立つスペインの選手。メモではなかったものの、結構好きだった気がしますね。あと、今、写真見たら黒髪でびっくり。染めていたんでしょうか。
LCB セルヒオ スペイン五輪代表
RCB カセレス
RSB ベラスコ
LDH セラです 元バルセロナ
RDH クロード・マケレレ 運動量多いとだけメモ。結構好きだった気がしますが、たぶんレアル・マドリーとかフランス代表での記憶だと思います。
LSH レビボ 前述
OH モストボイ(モストヴォイ) メモなかったですが、結構好きだったはず。セルタでもロシア代表でもカルピンとともにコンビが良かった感じ。
RSH カルピン 前述
FW ベニー(ベネディクト)・マッカーシー 南アフリカ。結構好きだったはず。私はFW、特にセンターフォワードタイプが全然好きじゃないという変わったサッカーファンなので、かなり貴重ですね。

FW トゥルド 若い?
LSH グスタボ・ロペス (アルゼンチン) ずっと「グスタゴ・ロペス」だと思っていたのですが、今検索していて間違いだと知りました。マジかよ…。20年以上勘違いしてたじゃん! クラウディオ・ロペスとグスタボ・ロペスどっちかがまずます好きだったはずですが忘れました。小柄だった覚えがあり、グスタボ・ロペスの方が4cm低い174cmなのでこっちかな? ただ、バティストゥータより好きだったといった記憶もあるので、同じFWのクラウディオ・ロペスの方っぽい気がしてきました。バティストゥータ185cmですからね。178cmでも相対的に見ると小さいです。


■2009/4/13 全くサイドにいないサイドハーフ、ベナユンが好きすぎる (2021/08/27再投稿)

(プレミアリーグ08/09 リヴァプールVSブラックバーン(2009/4/13 (Mon) 1:00 ~ 2:30 (90分) フジテレビ)のメモが出てきました。好きであるため、ダントツでベナユンの話が多いです。また、ベナユンはスペイン時代も見ているという前提になっていました)

 ベナユンはサイドハーフに転向とWikipediaで読んだんですが、今回はRSHではななく完全に中でのプレーで、左半分にまで行ってしまうようなプレーも多かったです。チームとして全体に左の攻撃が多かったとは言え極端に中寄り。ベナユンがいなくなって空いた右のスペースは、RSBのアルベロアが使う方が多かったです。狙ってやったのか、勝手にそうなっちゃったのか…どうなんでしょうね。
 スペインのころからそうだったんですけど、彼はワンタッチ目が大きくなるミスとか、簡単に失う場面が多いです。だから今も昔もレギュラーを取れないのかも。とはいえ、彼の独特の持ち方が好きで、好きで。前半30分ごろだったと思うんですけど、右サイドでセンタリングと見せ掛けてぐっと切り返し。・・・堪んない。やっぱ、好きです。
 ボールタッチ自体ちょっと個性ありますけど、今回何プレーかやっていて癖なのかなぁと思ったのが。足元で受けるパスのときにピタッと止めずに、その場で軽く跳ねさせて、その間に体の向きを変えるような動作。なんか<b>あんま意味なさそう</b>なんですけど、彼特有のリズムの取り方なのかもしれません。…ベナユンだけで書きすぎました。好きで堪んないんですわ。

レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り

■2016/12/16 レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り
■2021/08/23 バルセロナが大赤字!レアル・マドリーは模範的に赤字削減
■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?



■2016/12/16 レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り

 ジダン監督が現役だった頃のレアル・マドリードが一番好きな選手多かったんですが、最近見ていないので選手もよくわかりません。

 レアル・マドリードについて、以下のような記事を見かけて気になりました。

-----引用 ここから-----
Cロナ登場も目立つ空席。レアルとバルサの人気差大きく フットボールチャンネル 12/15(木) 21:38配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161215-00010038-footballc-socc

 とりわけスタジアム2階席は空席が目立ち観客動員数は50,117人に留まった。前年度の欧州王者バルセロナが同大会準決勝を戦った際の63,870人とは対照的な雰囲気に。現在世界のサッカー界を牽引する2つのスペインビッグクラブだが、日本での人気には少なくない差が生まれているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----

 古いデータですが、本国スペインに関しても以下のような記事が。

-----引用 ここから-----
ファン人気もバルサがレアルを圧倒!?スペインの人気調査がついに逆転。 - 海外サッカー - Number Web - ナンバー 横井伸幸Nobuyuki Yokoi posted2011/10/19 10:30

 スペインのスポーツ紙ASがマーケット調査のイケルフェル社に依頼した人気調査アンケートの結果である。イケルフェルは第4節から第6節まで1部で使用されている20のスタジアムに赴き、それぞれ70人、計1400人に回答を求めた。問いは幾つかあったが、注目すべきは断然これだ。

――自分が応援しているチーム(即ちアンケートが行なわれたスタジアムのホームチーム)を除いて、好きなチームと嫌いなチームを順に3つずつ挙げて下さい。

 スペインでは昔からバルセロナとレアル・マドリーが様々な側面で覇権を争ってきた。それ故ほとんどのサッカーファンが「自分にとって第2のチーム」としていずれかを応援している。つまり、この問いではバルサとマドリーのどちらが全国的に支持されているのかわかるのだ。(中略)

「好きなチームを3つ挙げよ」という問いに対する全回答(1400人×3チーム=4200チーム)を集計したところ、勝者は44%を占めたバルサであった。37%で屈辱の首位転落を味わったマドリーには、「嫌いなチーム」で最多の51%というダメ押しも待っていた。
http://number.bunshun.jp/articles/-/165816?page=2
-----引用 ここまで-----

 日本人には馴染みないですが、バルセロナのあるカタルーニャは独立を目論むほど、中央との心理的な乖離があります。カタルーニャともう一つ独立運動のあったバスクは特殊な感じがありました。
 これは逆に言うと、バルセロナに他地域の愛着が集まりにくいとも言えそうなので意外です。実際、過去は以下のようにレアル・マドリードが人気でした。

-----引用 ここから-----
 2002年にカタルーニャ州政府が州単位で行なった人気調査では、マドリーが全17州中8つの州で人気ナンバーワンとなった。得票率は全サンプルの38%だった。バルサは2位ながら18%、州別では地元カタルーニャしか押さえられず、大きく水をあけられた。ちなみに3位はアトレティコ・マドリーだったが、得票率はわずか5%である。

 その後、'07年5月にもスペイン内閣官房に従属する社会学調査センターがアンケートを行ない、国内の人気ナンバーワンがマドリーであることを再び証明した。全国で18歳以上の男女2473人に「サッカーが好きか」と問い、イエスと答えた66.8%に好きなチームを挙げてもらったところ、回答者の32.8%がマドリーを支持したのだ。またもや苦汁を嘗めたバルサは25.7%の2位。3位はアスレティック・ビルバオで一桁少ない5.1%だった。
-----引用 ここまで-----

 ちなみに3位になっているアスレティック・ビルバオがバスクのクラブです。ここは反中央なので親バルサというのはわかります。このアンケートでもはっきり政治色が出ていました。

-----引用 ここから-----
 今回のアンケートが面白かったのは、どのチームのファンがバルサを好み、マドリーを支持しているのかわかった点だ。

“親バルサかつ反マドリー”の傾向は、バスク地方のアスレティック、レアル・ソシエダ、オサスナで強かった。一番の理由は政治的なものだろう。事実、以前レアル・ソシエダを取材した際、クラブの広報に「うちは、バルサは好きだ」と言われたことがある。マドリー戦の最中、スタンドから湧き起こるバルサコールを耳にしたこともある。
-----引用 ここまで-----

 他のクラブでもバルサ派、マドリード派というのがあるようです。ただし、"バルサとマドリーの全国的な人気は相対的で、少なくともここ20年ばかりは、シーソーのように上下している"とのこと。
 スペインでの人気は普通に強さに比例しているのではないかとのことでした。


■2021/08/23 バルセロナが大赤字!レアル・マドリーは模範的に赤字削減

 バルセロナとレアル・マドリーの比較に関して。新型コロナウイルス問題で各クラブとも苦労しているのですが、レアル・マドリーがうまく対応しているクラブ、バルセロナがうまく対応できていないクラブと、良いクラブ・悪いクラブの例として、それぞれ出ていました。
 これは、<あと9日でバルセロナ退団のメッシ、残留は困難? 新契約には大きな障害が…>(6/22(火) 22:36)という記事であった話。ご存知の通り、メッシはその後そのまま退団し、パリ・サンジェルマンへと行っています。

 リーガのハビエル・テバス会長は、メッシがバルサとの新たな契約が合意に達して残留したとしても、現状ではバルサはリーグの定めたサラリーキャップを超過しており、メッシが新たな契約を交わしてもこのままでは選手登録が認められないと警告しました。選手らの給与が高すぎ!ということですね。
 こうした制限はリーグによって考え方が違うのですけど、擁護できそうにないのはバルセロナがちょっと考えられないほどの大赤字であるということ。これでは健全な経営が成り立たないため、リーガ側の主張に圧倒的に分があります。

<「バルセロナはサラリーキャップを超過している。メッシを引き留めてほしいとは思うが、そのためにはどこか別のところをカットしなければならない」「メッシのために特別な規定を適用することはない」とテバス会長は語っている。
 新型コロナウイルスの影響もあり、2020/21シーズンにはリーガ全体で合計7億ユーロ(約922億円)の赤字が計上されたが、その約半分をバルセロナが占めているという。対象的に、レアル・マドリードは模範的な形で赤字削減を実現させたとしてテバス会長は称賛している>
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2d7dc4bc98a24384ff17269f6fc5bd37c884a1

 バルセロナ関係者では、「ハビエル・テバス会長はレアル・マドリーよりすぎ」と批判している人がおり、レアル・マドリー称賛はリップ・サービスである可能性はありそう。ただし、その場合でも「全クラブの赤字合計額のうち半分がバルセロナ」という最も重大な異常状態は変わりありません。バルセロナの経営に問題があるのは事実だと思われます。

 で、この話を見ると、バルセロナよりレアル・マドリーの方が収入が大きいのかな?と思ったんですよ。ところが、違うらしいんですよ。別記事では、以下のような話がありました。

<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
(債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響 7/29(木) 7:04配信 VICTORYより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8

 バルセロナの方がレアル・マドリーより収入が多いにも関わらず、バルセロナの赤字の方が圧倒的に多いというのは、変だと思うかもしれません。実際、変ですね。これはバルセロナの方が、圧倒的に支出が多いことを意味しています。
 この理由はいろいろと考えられますが、以前読んだ別記事では、バルセロナのバルトメウ前会長が「選手に言われるままに給料を上げすぎた」と非難されており、選手らの給料が高すぎるのが主な原因かもしれません。加えて、大型補強もやっているから出費も多いですよね。
 にも関わらず、2020/2021年シーズンはレアル・マドリーよりリーグ順位が下でしたので、さんざんな感じ。収入が多いということは、レアル・マドリーより人気なのかな?と思いますが、お金の使い方はヘタみたいですね。以前のレアル・マドリーの方がそういうイメージだったので意外なことになってしまいました。
 また、ひょっとしたら、メッシ退団でバルセロナの収入状況にも影響が出るかもしれません。加えて前述のバルトメウ前会長の不正会計問題や、デンベレとグリーズマンの日本人差別発言など、バルセロナのブランドを毀損する問題が続出。ここらへんがどう影響していくのか興味があるところです。


■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?

 ここからは私の試合の感想。

2016/12/15 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016準決勝 クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリード
 スタメンは以下。

-----引用 ここから-----
GK
1  ケイラー・ナバス
 
DF
2 ダニエル・カルバハル
6 ナチョ
5 ラファエル・ヴァランヌ
12 マルセロ
 
MF
8 トニ・クロース
14 カゼミーロ
19 ルカ・モドリッチ
 
FW
7 クリスチアーノ・ロナウド
9 カリム・ベンゼマ
17 ルーカス・バスケス

GK
23 モイセス・ムニョス
 
DF
2 パオロ・ゴルツ
6 ミゲル・サムディオ
12 パブロ・アギラール
17 ベントゥラ・アルバラード
18 ブルーノ・バルデス
 
MF
7 ウィリアム・ダ・シウバ
14 ルベンス・サンブエサ
30 アレックス・イバーラ
 
FW
9 シルビオ・ロメロ
24 オリベ・ペラルタ

【クラブ・アメリカ×R・マドリー|スタメン発表】C・ロナウドやクロースが先発! S・ラモスはベンチ | サッカーダイジェストWeb
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21231
-----引用 ここまで-----

FW 9 カリム・ベンゼマ
 ブラジルワールドカップのときも注目とされていて、そのときに初見。ただ、あまり調子は良くなかったのか、良さはよくわからず。好きなタイプじゃないなという感じ。
 今日もあまり良いようには見えなくて、やっぱり好きじゃないです。
 が、先制点の場面は文句なしで良かったですね。パーフェクトで褒めないわけにはいきません。

-----引用 ここから-----
サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)

 そのまま前半終了かと思われた後半アディショナルタイム2分、クロースのスルーパスに反応してエリアに抜け出したベンゼマが、ゴール右上にシュートを叩き込んでレアル・マドリードが先制に成功。土壇場で1-0のリードに持ち込みハーフタイムを迎えた。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c
-----引用 ここまで-----

 左で右からの斜めのボール。DFとGKの体勢を落ち着いて浮かせてゴール右上。この瞬時の判断の時点ですごいですが、キックが右足のアウトサイド。このタイミングで右アウトサイドなら、それだけでGKらは意表を突かれて勝負ありというところ。でも、さらにもう一つすごいのが、アイデアがあっても技術的に普通無理だろうというキックなこと。あの体勢で右アウトサイドのキックを正確に浮かせて良いコースに決めてしまうというのは脱帽。すごいが3つ重なったゴールで、これは絶賛せざるを得ませんでした。


7 クリスチアーノ・ロナウド
 私がレアル・マドリードのロナウドというと、ブラジルのロナウドですが、すっかりレアル・マドリードの顔に。まあ、私がレアル・マドリードでプレーをする彼を見るのは、始めてなんですけど。
 ロナウドは予想通り、1人抜けていましたね。すごいのはわかっているし、特別好きなわけでもないのであれでしたが、キープ力、テクニック、スピードと抜けていました。ちょっとした流れの中のプレー、パスを回して繋ぐようなところでも、テクニカルなプレーを繰り返し見せていました。
 4度目のバロンドール獲得後の初の試合。これだけでもメモリアルな感じでしたが、何と500ゴール目もここで達成。出来過ぎです。
-----引用 ここから-----
Cロナ、クラブキャリア通算500ゴールを日本で達成。クラブW杯準決勝でメモリアル弾
フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月16日

 クラブW杯準決勝が15日に行われ、レアル・マドリーはクラブ・アメリカと対戦し2-0の勝利をおさめた。この試合で1得点を決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがクラブキャリア通算500ゴールを達成したと、15日にスペイン紙『アス』が報じている。(中略)

 同紙によると、C・ロナウドはスポルティングCP在籍時に5得点、マンチェスター・ユナイテッド在籍時に118得点、そしてレアルでは377得点を決めているとのこと。これにより、日本で決めた今回の得点がメモリアルゴールとなっている。
http://pex.jp/point_news/93270c532e1f70b14f88bce5737ed8b2/


サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)

後半アディショナルタイム3分、エリア右に抜け出したC・ロナウドが、冷静にゴールへ流し込みダメ押し点を奪った。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidx77cdb6197fc2e8b970977469877abd1
-----引用 ここまで-----

 決まらなかったのですが、すごいなと思ったのが前半のプレー。

-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
 http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----

 すごいスピードで入ってきて合わせた時点ですごいのに、叩きつける素晴らしいヘディングでしかもポストに当たるくらいの精度。普通は合わせられないですし、間に合っても当てるので精一杯でしょう。また、ジャンプ力もすごかった。頭一つ飛び抜けていました。普通じゃないです。
 というか、彼何歳なんですかね? スピードが衰えていないのに驚きました。…Wikipedia見ると、31歳でした。やっぱり30過ぎているのか。すごいな。スピードって一番衰えやすいと思うのですが、まだ超スピードを有しています。
 周りに良い選手多いからか、若い頃みたいに独走して孤立するプレーが減って、プレーの幅を広げつつもスピードに乗ったプレーというプレースタイルを維持しているってのは半端ないですね。

17 ルーカス・バスケス
 この選手は完全に初めて見たはず。右のFWとなっていましたが、前が流動的というだけでなく、よく動いて守備に戻ってきます。最終ラインまで守備することも多いですし、攻撃時はかなり左のアウトサイドまで流れていました。運動量が持ち味みたいですね。
 クロスが良いとの紹介だったものの、正確ではないパスは気になりました。が、先制かというクロスも上げていますし、好きとは思わなかったものの、良い選手だと感じます。

-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
 http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----

 若い選手なのかな?と検索。25歳なのでそこまで若くはないものの、今のレアル・マドリードでは若めですかね。ジダン監督は現役時代から想像できないほど守備にうるさい感じだったので、クラブワールドカップのような負けられない試合では重宝されそうな選手。今日もフル出場でした。