2023年12月28日木曜日

ロシア代表主将アルテム・ジューバ、ウクライナ侵攻問題で逆ギレ

■2018/09/21 ロシアの問題児ジュバ、違約金払って古巣に報復ゴール
■2022/03/19 ロシア代表主将アルテム・ジューバ、ウクライナ侵攻問題で逆ギレ
■2018/06/20 弱いと言われていた開催国ロシアが2戦連続快勝!
■2018/06/20 センスを感じさせる21歳のゴロビンはネクストスター候補
■2018/06/26 開催国ロシア、強豪ウルグアイ戦はボロクソで後を引きそうな敗戦
■2018/06/26 謎のFKの守備による失点と軽率な退場でボロボロだったロシア
■2018/07/02 「自分たちのサッカー」を捨てたおかげでロシアが大金星!
■2018/07/08 ゴロビンはだんだん調子が下がっていた?大ブレイクには至らず



■2018/09/21 ロシアの問題児ジュバ、違約金払って古巣に報復ゴール

  ロシアワールドカップ開催国ロシアで最も活躍した選手は誰か?というのは、意見が分かれるところだと思われます。ただ、とりあえず、その候補の一人になるのが間違いないと思われるのが、大会3得点のFWアルチョム・ジュバ(アルテム・ジューバなどとも、29=アルセナル)でしょう。

 1メートル96、90キロのゴツい体格が目立つジュバ。ただ、どうもピッチ外 でも個性派なようです。まず「ロシアのイブラヒモビッチ」を「自称する」という点で変わっています。なかなか自分でそんなことを言う人はいません。
 ジュバは個性派というか、「問題児」とされており、以下のような問題を起こしてきたそうな。これらの話は後で知りましたが、そういえば、大会中も熱くなって握手を無視するシーンが見られました。

・スパルタク・モスクワ時代、ディナモ・モスクワとのダービー惨敗で「あのちっちゃいコーチに聞いてくれ」とエメリ監督(現アーセナル監督)に暴言。
・カペッロ元代表監督に忌み嫌われて14年W杯には招集されず。
・2018年1月にはマンチーニ監督(現イタリア代表監督)と対立して強豪ゼニトから放出。
・スパルタクの下部組織育ちにもかかわらず、15年に宿敵のゼニトへ移籍しファンからもあきれられた。
・2018年4月、本来なら出られないはずのゼニト戦に自ら違約金の半額6万ユーロ(約780万円)を払って出場。(所属のアルセナルはゼニトからのレンタル移籍のため、そういった契約があったのだと思われます)
(<a href="https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/07/07/kiji/20180706s00002009384000c.html" target="_blank">【W杯 今日の注目選手】ジュバ抜けた問題児「露のイブラヒモビッチ」― スポニチ Sponichi Annex サッカー</a> 2018年7月7日より)

 個性派ですけど、個人的には褒めたくない行動。ただ、ロシアワールドカップで結果を出していますし、違約金を支払って出たゼニト戦でも「放出しやがって!」といった感じで報復ゴールしています。選手としては悪くないんでしょうね。



■2022/03/19 ロシア代表主将アルテム・ジューバ、ウクライナ侵攻問題で逆ギレ

 キャプテンって人格じゃないと思うのですが、問題児ジューバ(アルテム・ジューバ、アルチョム・ジュバ)は、ロシア代表のキャプテンやっているんですね。で、問題児らしく、ロシアのウクライナ侵攻で話題になっていました。
 ウクライナ侵攻でロシア人選手らは沈黙を保っていたらしいのですが、槍玉に挙がっており、今回アルテム・ジューバがこらえきれずインスタグラムで反応したようです。

「戦争は怖いです。しかし自分がショックなのは人間の敵意と憎しみだ」
「私は国籍に基づく差別に反対しています。私はロシア人であることを恥じていません。ロシア人であることを誇りに思っています。そして、なぜアスリートが今苦しむべきなのか理解できません」
「私はダブルスタンダードに反対しています」
「人々はスポーツと政治を切り離せと叫んできたのに、ロシアに関してこの原則が完全に忘れられるのはなぜですか?」
(「こんなことで私たちを怒らせることはできない」 ウクライナ代表から批判のロシア代表主将が持論 3/4(金) 13:22配信 J-CASTニュースより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/40e38bc1a6137d0d793fc156992052c92d654b9b

 「スポーツと政治は別」の原則は私も支持していますが、今回はそれに反する行動があるのは理解できます。ただ、上記の内容では具体的に何を想定しているのかは不明なので、なんとも言えず。とりあえず、いかなるときもスポーツ選手やチームが政治的な発言をしてはいけないという意味ではないことは指摘しておきます。

 問題児ジューバでもプーチンは怖いのか?と思うかもしれませんが、たぶんそうじゃなくて普通にプーチンが大好きなタイプでしょう。もともとプーチン大統領の支持率は高く、ウクライナ侵攻でむしろさらに上がったほど、ロシア人から支持されています。
 「戦争は怖い」なんてことも言っていますが、そういうキャラでもなく、過去の言動からするとむしろ「野郎ぶっ殺してやる!」というタイプ。上記の発言だけで終わらせると、「被害者」面できる可能性はまだ少しあったのに、最後に以下のように喧嘩を売って台無しに。戦争反対でも差別反対でもなく、批判されたのを頭に来てやり返そうと思っただけだとわかります。

「イギリスの大邸宅の中で座ってひどいことを言う何人かの仲間たちへ:こんなことで私たちを怒らせることはできない。私たちはすべてを理解している。すべての人に平和と優しさを」

 アルテム・ジューバの母はロシア人ですが、父はウクライナ人という微妙そうな血筋。ただ、以上のように発言を見ると、ウクライナを配慮する様子は一切見られません。上記よりもっと長い、おそらく全文を引用した記事もあったのですが、ひたすらロシア人が被害者だと訴えるだけでウクライナへの思いやりは見られませんでした。

 前述の通り、私は「スポーツと政治は別」の原則を支持します。また、ロシア人への差別も許されるとは考えません。これは絶対ダメですよ。
 ただ、何の落ち度もないウクライナの民間人が、「ロシア人への差別」以上の理不尽さで多数殺害され続けているという、差別をはるかに超える最大限の被害を受けている中で、彼らに何の言葉もない…というのは、「ウクライナ侵攻を肯定し、ひたすらロシアを正当化したい」という本音がバレバレ。普通ならもう少し中立性を感じさせる偽装工作をしますわ…。



■2018/06/20 弱いと言われていた開催国ロシアが2戦連続快勝!

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループA第2節 ロシア3-1エジプト
【ロシア】OG(後2)チェリシェフ(後14)ジューバ(後17)【エジプト】サラー(後28[PK])

 初戦ビデオ録画に失敗して1日ショックから立ち直れなかったロシアをやっと見ることができました。ただ、見たかった選手の1人ジャゴエフは怪我しちゃったみたいですね。27歳でテクニックがあって、パスが出せる他オールマイティーだと聞いていました。
 戦前は弱いと言われていましたが、5得点で快勝。サウジアラビアは背が小さく攻撃から入るチームということで、崩れるんじゃないかとは思っていましたが、ここまで量産すうとは。
 今日も守備がしっかり。エジプトは守備から入るチームなので、初戦で守備チーム同士、そして、初戦負けて勝ちたいというゲームですっかりプランが崩れてしまいました。


■2018/06/20 センスを感じさせる21歳のゴロビンはネクストスター候補
GK
1 イゴール・アキンフェエフ 6
 DF
2 マリオ・フェルナンデス 7
 27歳。右SB。よく上がっていた選手。後半ペナルティエリア内右のところに勢いよく走ってきて、右サイドからのボールを受けるとそのまま深いところまで。そこから切り返して低いパスを入れてアシスト。仕事しました。
3 イリヤ・クテポフ 6
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 6.5
18 ユーリ・ジルコフ 6.5(86分OUT)
 27歳。左サイドバック。ロシアのロナウジーニョと呼ばれたことがあり、1つ前もできるもののサイドバックで登場。守備をしっかりやっているということもあり、そのテクニックはあまりわかりませんでした。
 MF
11 ロマン・ゾブニン 7
 24歳。センターハーフ。特に良いシュートではなかったものの、オウンゴールとなったゴールは彼からのもの。一方で、PK献上で失点となったファールも彼のもの。引っ張ってしまいました。引っ張り始めの位置は外だったと思いますけどね。
 体の強い守備をする他、運動量もありました。また、体が強く185cmと長身なのに似合わず、テクニックあるドリブルをしていたので、足元も悪くなさそうに見えました。
8 ユーリ・ガジンスキー 7
19 アレクサンデル・サメドフ 6.5
17 アレクサンドル・ゴロビン 7
 21歳のドリブラーで一番見たかった選手。初戦はゴールも決めたみたいですね。見れなかったのがマジで残念です。
 ドリブルは結構引っかかっていましたね。ただ、仕掛けてくるので嫌な選手。前半、あまりアクションなく上体を起こした状態のまま、ちょんという感じで中へ入れるクロスなんかもおもしろかったです。
 後半、足に吸い付くようなボール扱いで切り返したプレーも印象に残りました。センスを感じます。
6 デニス・チェリシェフ 7(74分OUT)
 FW
22 アルテム・ジューバ 7.5(79分OUT)
 29歳。後ろからのロングボール、完璧にコントロールしたわけではないのですけど、相手がクリアしきれなかったのをそのままコントロールしたような感じでシュートまで行きゴール。このプレーの中では体を使って相手選手とうまく入れ替わっていました。一部ラッキーな面あったものの、見事な部分が 多かったです。
 交代選手
MF7 ダレル・クジャエフ 6(74分IN)
 FW10 ヒョードル・スモロフ ―(79分IN)
 DF13 ヒョードル・クドルヤショフ ―(86分IN)
(メンバー・採点は、【ロシア 3-1 エジプト|W杯選手採点】決勝T進出濃厚の連勝ロシアは守備の巧みさを発揮! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/26 開催国ロシア、強豪ウルグアイ戦はボロクソで後を引きそうな敗戦

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループA最終節 ウルグアイ 3-0 ロシア

  両チームともにグループリーグ突破は決定。相手は順当ならスペインかポルトガルですけど、順位はまだ未決定であり、勝つ必要はなし。ただ、チームの勢いとしてはやはり勝った方が良いでしょう。そこまでゆるいゲームにはならないかなと思いました。
 ただ、ロシアが先に失点。こうなると、堅守で試合巧者のウルグアイ 相手というのはきついです。さらに2点目まで取られてしまいました。こうなると、勝利うんぬんよりチームの雰囲気を…というところだったのに、なんと前半のうちに退場者を出してしまいます。
 これで一気にゲームがつまらなく。ウルグアイは勝利がほぼ確定で体力を温存した方が良く、ロシアも点を取るよりもガタガタに崩れる方が問題です。両チームこのままで良いということに。
 ただ、ロシアはその後も失点。ウルグアイはゆるいゲーム運びながら良い雰囲気で終われた一方で、ロシアはきついですね。退場者が出たので仕方ないと切り替えられると良いのですけど、後を引くかもしれません。10人で走らされたのも辛いです。
 一応、ゴロビンは温存した感じで、そこは希望があります。ゴロビンがいなくて攻め手がなかった感じもありました。彼が入ってくると、また変わってくるでしょう。
 ロシアの方を応援していましたがこのように完敗。応援チーム戦績は、10勝11敗5分け。再び負け先行となりました。


■2018/06/26 謎のFKの守備による失点と軽率な退場でボロボロだったロシア
GK
1 イゴール・アキンフェエフ 6
 32歳。FKからの失点はミスじゃないかと。壁の端に相手選手がいて、その隣にもう1人いた選手が動いてそのところに強烈シュートを。GKは反応したわけでもなく、ポジショニングも半端だったような。普通は壁のない開けたサイドにGKが寄るでしょう。壁側に蹴ってくるとヤマ張ったんじゃないですかね?
DF
23 イゴール・スモルニコフ 4.5
 29歳。RSB。チャンスをもらったのですが空回り。1枚もらっていたのに、そう危ない場面でもないのに遅れて足に行ってしまって2枚めで退場。前半のうちの退場はきつすぎました。
3 イリヤ・クテポフ 5.5
 24歳。CB。横パスを低い位置でミスって危ないところあったのが気になりました。
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 6
13 ヒョードル・クドルヤショフ 5.5
MF
11 ロマン・ゾブニン 5.5
8 ユーリ・ガジンスキー 5(46分OUT)
19 アレクサンデル・サメドフ 6
15 アレクセイ・ミランチュク 5.5(60分OUT)
6 デニス・チェリシェフ 5.5(38分OUT)
FW
22 アルテム・ジューバ 6.5
交代選手
DF2 マリオ・フェルナンデス 6.5(38分IN)
MF7 ダレル・クジャエフ 6(46分IN)
FW10 ヒョードル・スモロフ 6(60分IN)
 28歳。ペナルティーエリア内で切り返してチャンスとなったプレーがありました。
(【ウルグアイ 3-0 ロシア|W杯選手採点】開催国を無力化した3連勝ウルグアイは各選手が奮闘! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/02 「自分たちのサッカー」を捨てたおかげでロシアが大金星!

 ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト16 スペイン 1-1 (PK3-4) ロシア
【スペイン】OG(前12)【ロシア】ジューバ(前41[PK])

 ロシアが勝つにはしっかり守ってカウンターか、セットプレー狙い。スペインは高さだけでなく、セットプレーでの集中力がなくて脆さがあります。
 ただ、ロシアは守備から入るチームではなさそうでした。「自分たちのサッカー」というプライドを捨てて、きっちり守れるだろうか?と見る前は思っていましたが、本当に良く意思統一されていましたね。素晴らしい守備でした。スペインは90.31%の1006本のパスを成功、ポゼッションは78.97%でともに大会新記録。しかし、ほとんどチャンスらしいチャンスはなく回しているだけで終わっています。優勝したときのスペインは動いている選手が多かったのですけど、今日も足が止まって待っていることが多かったです。
 試合はロシアの鍵だと思っていたセットプレーでスペインが先制する意外な展開に。ただ、ロシアの同点ゴールはやはりPKという流れの中以外のもの。このPK獲得もCKからでした。ただし、カウンターの方はあまり可能性を感じないものでした。
 この日同じPK戦まで行ったデンマークの場合、クロアチア相手にカウンターが怖かったです。このような場合、選手らは支配されていても自分たちのペースという気持ちで戦えます。一方、ロシアは前述の通りダメで、ほぼ守りっぱなしという状態。前述のデータもそういうものですね。これだと選手は当然精神的に相当苦しいのですけど、守るたびにロシアのサポーターが大歓声。救われたでしょう。今日のロシアの勝利は、サポーターの力が大きかったと思います。
 あと、ロシアが後半のキックオフのときに、右サイドに人を集めて一気に走っていき、そこに蹴り込んでいておもしろかったです。でも、よくあるプレーなんですかね?キックオフの場面は大体早送りでちょっと経ったところから見るので自信なし。ワールドカップ以外はほとんどサッカー見ないので、最近のかなりの距離を動かすキックオフもまだ慣れません。
GK
1 イゴール・アキンフェエフ 8
 32歳。120分の間にも良いセーブがありましたし、PK戦でも1人止めました。良かったですね。
DF
3 イリヤ・クテポフ 6.5
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 6
13 ヒョードル・クドルヤショフ 6
MF
2 マリオ・フェルナンデス 6.5
7 ダレル・クジャエフ 6(90+7分OUT)
11 ロマン・ゾブニン 5.5
17 アレクサンドル・ゴロビン 6.5
 21歳。新皇帝という仰々しいニックネームがあるものの、ボールタッチや雰囲気はむしろ華麗です。今日はカウンターなどの攻撃面であまり怖さは見せられず。ただ、守備は本当によく頑張っており、カウンターを食らったときにスピードを見せて自陣まで帰って危ないところを防ぐプレーも見られました。
18 ユーリ・ジルコフ 5.5(46分OUT)
19 アレクサンデル・サメドフ 6(61分OUT)
FW
22 アルテム・ジューバ 6.5(65分OUT)
 29歳。CKのヘディングシュートをハンドリングされてPKを取りました。自分で行ったキックは時間がかかってどうかと思ったものの、勢いよく決めて同点に。他は攻撃機会が少なく辛い試合展開だったものの、大仕事をこなしました。
交代選手
DF14 ウラジミール・グラナト 5.5(46分IN)
MF6 デニス・チェリシェフ 6(61分IN)
FW10 ヒョードル・スモロフ 6(65分IN)
MF21 アレクサンドル・エロヒン 5.5(90+7分IN)
(メンバー、採点は、【スペイン1‐1(PK3-4)ロシア|W杯選手採点&寸評】強豪スペインに大金星! 最高評価はロシアの守護神アキンフェエフに! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/08 ゴロビンはだんだん調子が下がっていた?大ブレイクには至らず

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ロシア 2-2(PK3-4) クロアチア
【ロシア】チェリシェフ(前31)マリオ・フェルナンデス(延後10)
【クロアチア】クラマリッチ(前39)ヴィダ(延前11)

 スペイン戦は引いてスペースを埋めて徹底的に守りました。これで大金星を上げられたのでそのまま来るかと思ったら、フォーメーションを変えて4バックに。さらに立ち上がりからプレスを上げて押し気味という全然違うやり方。どうかなぁ?と感じました。
 やはりボール扱いで差があるために、すぐにクロアチアペースに。それでも中盤は拾えており、その形で先制。とはいえ、このやり方は守備のリスクが上がるということもあり、空いてしまったスペースを使われて失点。
 後半もクロアチアが押しつつ、ロシアもチャンスを作れていましたが決着つかず。延長では先にクロアチアに入れられてしまったものの、クロアチアは怪我人のために守備で交代カードを使い切ってしまった上にさらに疲れや怪我気味なところが目立っており、今なら行けると思って見ていると同点。ロシアに流れが来ていたと思ったのですけど、PK戦で敗れました。
 ロシアの方を応援。ただ、負けてしまったので、応援チームは、19勝19敗6分け(1試合応援なし)で五分にまた戻りました。
4-4-1-1
 GK
1 イゴール・アキンフェエフ 5
 32歳。キックを外に出してしまうプレーがあったものの、PK戦は1本止めました。かなり難しい低いボールでコースも厳しいところをピタリでした。他に1つ触った惜しいところも。
DF
2 マリオ・フェルナンデス 6.5
 27歳。RSB。大チャンスにはなっていなかったものの、前半からよく上がってはいました。後半は、ジューバに合わせる短めのクロスでいいところ。また、延長ではFKでマークが外れていて同点ヘッドを叩き込みます。でも、こういう選手が外すんだよなと思って見ていたPKで外してしまい、ヒーローにはなれませんでした。
3 イリヤ・クテポフ 6
 24歳。RCB。後半、中でちゃんとケアできず、ちょっと危ない場面がありました。一方で、右サイドを縦に裏へ出したロングボールでチャンスを作っていました。
4 セルゲイ・イグナシェビッチ 6.5
 38歳。LCB。右奥まで一気に良いロングボールを送っていました。守備でもよく対応。延長でモドリッチのドリブルに見せた対応が特に良いものでした。一方で、延長の失点場面のマーカーの責任としては彼かな?と思ったものの、メディアでは指摘がありませんでした。
13 ヒョードル・クドルヤショフ 6
MF
6 デニス・チェリシェフ 6.5(67分OUT)
 27歳。LSH。良いカットをして上がるプレー。あmた、中央で拾えたところを上がっていって、ジューバに当ててリターンされたところ、守備選手をかわしながら左足で左上に素晴らしいミドルシュート。
 前半は他におもしろいストレートのFK。一方、後半になると、カウンターで失ってしまうなど、燃え尽きた感じで交代。
7 ダレル・クジャエフ 5.5
 25歳。CM。前半の失点の場面で走ってはいたものの、人を全然見ておらず彼の責任かなと感じました。ただ、メディアでは指摘がありませんでした。
11 ロマン・ゾブニン 7
 24歳。CM。低めの位置ですけど、足裏を使ったターンで入れ替わるプレーを見せていておっ!と思いました。
17 アレクサンドル・ゴロビン 6(102分OUT)
 21歳。OH。放送や超ワールドサッカーでは2トップ、サッカーダイジェストでは4-2-3-1のトップ下、私は4-4-1-1で1.5列目かなぁと感じました。
 今日はFKでなかなかのボールがあったものの、カウンターのチャンスでうまく体を入れられてしまうなど冴えず。あまり目立ちませんでした。
 ゴールやアシストという目に見える数字は残っているものの、私が見た試合のパフォーマンスだとイマイチなものが多く。グループリーグ2試合目は結構良かったのに、ノックアウトステージではいまいちだったんですよ。3試合目は温存していますし、たぶん私が見損ねた初戦がピークで徐々に下がってきたのではないかと。ボールタッチやキックは良さを感じて好きになれそうですけど、今大会の若手ベスト11と言えるか?と言うと迷います。
19 アレクサンデル・サメドフ 5.5(54分OUT)
FW
22 アルテム・ジューバ 6.5(79分OUT)
 29歳。股下を通すおもしろいパスを見せていました。カウンターで1人だったものの、キープして上がり待つ良いプレーも。さらに得点シーンでは、DFを引き連れてから出してアシストしていました。それから、CKの後、頑張るプレーでファールをもらい、相手にはイエローカードまでお見舞い。
 後半は前半ほど目立てなかったものの、彼の高さや前で頑張るプレーは良さがあり、途中交代してしまったのはもったいないと感じました。
 そういえば、本人も交代が不満だったのか、ベンチに帰ったときにスタッフとの握手を拒否するような画面が出ていた気がしました。熱くなるタイプですね。
交代選手
MF21 アレクサンドル・エロヒン 6(54分IN)
FW10 ヒョードル・スモロフ 5.5(67分IN)
MF8 ユーリ・ガジンスキー 5.5(79分IN)
MF9 アラン・ジャゴエフ 6(102分IN)
  28歳。延長で入ってすぐからセットプレーを蹴っていました。すごいって感じでなくてまずまずと思ったボールでアシストを記録。
(メンバー、採点は、【ロシア2-2(PK3-4)クロアチア|W杯選手採点】大会屈指の好ゲーム、MOMは120分間「質と量」を維持しつづけたモドリッチに! | サッカーダイジェストWebより)


2023年12月25日月曜日

【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

■2017/11/01 【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?
■2017/03/02 地面のボールにヘディングでイエローカード!非紳士的行為?PSGのヴェッラッティ
■ 2017/11/01 【答え】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

■2017/11/01 【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

【クイズ】ナショナル・リーグ(イングランド6部相当)のサルフォード・シティに所属する24歳のニュージーランド人GKマックス・クロコムは、2017/10/28の試合でレッドカードで退場処分となりましたが、当初は現場のスタッフや観客にもその理由がわかりませんでした。
 公式ツイッターアカウントは、試合経過を伝えるツイートの中で、「クロコムがボールのない場所での何かに対してレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」と記しています。
 では、後に判明した彼の退場理由として正しいものはどれでしょう?

(1)ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため
(2)ゴールを後方に動かして、少しでもゴールを狭くしようとしたため
(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため


■2017/03/02 地面のボールにヘディングでイエローカード!非紳士的行為?PSGのヴェッラッティ

 パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、2月21日に行われたナント戦で、ヴェッラッティは、足元の地面上にあるボールに対して倒れ込み、“ヘディング“でボールをGKケビン・トラップへと返した。
 味方選手が足で返したバックパスであればGKは手でキャッチすることができないが、頭で返されたボールならキャッチすることができます。そのために、わざと無理なヘディングをしたのかもしれません。
 ただ、結局GKは、のトラップは足でボールを受け、その後ヴェッラッティへとパスを返しました。

 ところが、これで終わりというわけではなく、ジョアン・アメル主審はそこで試合を止めてヴェッラッティにイエローカード。
 アメル主審は試合後に、フランスTV局『カナル+』でこの判定について説明を行っています。

「選手が意図的にルールを回避しようとすることは不正行為だ。GKがボールをキャッチしたかどうかにかかわらず反スポーツ的行為となる。彼は不適切なやり方でボールをパスした。確かに珍しいことではあるが、我々はこういう判断を下すためにここにいる」

 国際サッカー連盟(FIFA)の競技規定の第12条が、これに該当するようです。
 「選手が頭や胸やひざなどでGKにボールを返すために意図的に策略を用いる」ことは、ルールの「文面と理念を回避する」行為であり、イエローカードを出した上で間接フリーキックで試合を再開するべきだと規定には記されているとのこと。覚えていた審判も偉いですね。

非紳士的行為? PSG司令塔の”珍プレー”にイエローカード | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2017年01月22日(Sun)16時03分配信

 ということで、珍プレー的なものなのだったのですが、同時にそれは脱法行為的なものであってやっちゃいけないよというものでもありました。
 こうした脱法行為については、勘違いしている人が多いと感じます。

 今回の場合は、ルールにも明記されていたのですが、法律などで明記されていなくても、法律の抜け穴を利用して悪用する行為は、脱法行為となり、処罰がくだされる場合があります。
 あまり日本では怒りが広がりませんでしたが、例えば、パナマ文書で話題になった租税回避。これについて、企業などの利用者は「合法だ」と主張しているものの、事実上の脱法行為となっている場合には、問題ありとなることもあります。

 法律に違反していないから何をやっても良いというのは大きな誤解であり、倫理的に問題になるだけでなく、ちゃんと罰っせられる場合もあるのです。誤解して、脱法行為を擁護しないようにお願いします。<


■ 2017/11/01 【答え】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

【クイズ】ナショナル・リーグ(イングランド6部相当)のサルフォード・シティに所属する24歳のニュージーランド人GKマックス・クロコムは、2017/10/28の試合でレッドカードで退場処分となりましたが、当初は現場のスタッフや観客にもその理由がわかりませんでした。
 公式ツイッターアカウントは、試合経過を伝えるツイートの中で、「クロコムがボールのない場所での何かに対してレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」と記しています。
 では、後に判明した彼の退場理由として正しいものはどれでしょう?

(1)ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため
(2)ゴールを後方に動かして、少しでもゴールを狭くしようとしたため
(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため

【答え】(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため

 ホームチームのツイッターは、「クロコムが退場になったのは試合中に小便をしたためだということが確認された。冗談を言っているのではない」と伝えていました。 以前も同じようなことがあって、なおかつカードは出ていなかった気がするんですが、記憶違いでしょうか。

 なお、2-1のリードを奪っていたサルフォードは、GKの退場にもかかわらずそのまま勝利を収めることに成功したとのこと。勝っちゃいました。

(英下部で信じがたい理由のレッドカード。GKが試合中にピッチ上で「小便」2,646 YOUフットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月29日より)
https://pex.jp/point_news/2904a225798b3c870f962a2308714c86

 あと、選択肢の「ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため」は、過去に似たようなことがあったかもと思い作成。
  アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判という話もやっています。


2023年12月22日金曜日

久保建英にレアルは無理だった?レアル専門メディアがヴィニシウスらの存在指摘

■2022/01/28 久保建英は無理とレアル専門メディア ヴィニシウスやロドリゴがいるため
■2022/04/05 ヴィニシウス・ジュニオールの覚醒でアザールがクビ候補に
■2022/07/28 やはりダメだった久保建英、レアル・ソシエダに完全移籍で放出
■2019/09/01 久保建英よりすごい?ファティが16歳でバルサ最年少ゴール
■2019/09/01 16歳なのに違約金は117億円というすごい待遇だった!
■2019/09/19 2試合目は先発にランクアップしまたゴール!アシストも
■2019/10/27 バルセロナ時代の恩師「久保建英よりファティを選ぶ」
■2019/11/27 五輪世代の移籍金ランキングでわかるファティの評価の高さ



■2022/01/28 久保建英は無理とレアル専門メディア ヴィニシウスやロドリゴがいるため

 以前の投稿部分で、レアル・マドリーではヴィニシウス・ジュニオールやロドリゴというすでにレアル・マドリーで活躍した経験のある選手がいて、久保建英をレアル・マドリーでプレーするのは難しい…と書きました。当時も書いたように、これは久保建英がダメというよりは、他が良いためですね。
 ある程度レアル・マドリーで実績がある若手選手がいるのに、わざわざレアル・マドリーでの実績がゼロの選手を優先するというのはリスクが非常に高いです。年齢が大きく違えばまた条件が異なってくるのですから、年齢もそれほど離れていませんからね。

 私のこの見方と似た意見をレアル専門メディア「The Real Champs」が書いていたそうです。「彼のせいではないが、久保建英はもしかしたらレアル・マドリードでは成功しない」というタイトルであるこの記事を紹介する、<
久保建英は白い巨人でプレーできない? レアル専門メディア指摘「彼のせいではないが、成功しない」>(FOOTBALL ZONE / 2022年1月14日 6時10分)という記事が出ていました。

<指摘されたのは、「レアル・マドリードには、単純にクボのポジションにいい選手が多く在籍し過ぎている」ということだ。
 レアルはブラジル代表FWヴィニシウス、ブラジル代表FWロドリゴといった若い選手たちも獲得している。そして、「右サイドでは、クボはマルコ・アセンシオとロドリゴとポジションを争わなければいけないし、逆サイドに移ろうとしても、ヴィニシウス、エデン・アザールとの争いになる。さらにパリ・サンジェルマンからキリアン・ムバッペが加入すれば、ピッチでインパクトを残そうとするクボには、あまりに多くの競争がありすぎる」と、記事では触れた>

 レンタルに出して経験を積ませることは、理に適っていることだと、レアル専門メディア「The Real Champs」は指摘。ただ、もう見限る必要があるんじゃないか?という見方みたいですね。「では、両者はどの段階になれば、残留するべきか、去るべきかを確認できるだろうか」と、期限付き移籍を繰り返し続けることについて疑問を呈していたそうです。
 ただ、財政などに問題がなければ、私はこのまま「久保建英の保持を続けてレンタルを繰り返す」という判断がベストではないかと思います。久保建英のパフォーマンスが問題外であれば手放すべきでしょうが、良いプレーをすることがあり、そういう問題外のレベルではありません。
 そうであるのなら、このまま持ち続けて久保建英が大化けした際の大きな利益を取り逃がさない…という対応ができます。久保建英がブレイクしたときには、レアル・マドリーに戻すだけでなく、移籍金を引き上げて他のクラブに高く売りつける…という魅力的な別の選択肢も出てくるでしょう。



■2022/04/05 ヴィニシウス・ジュニオールの覚醒でアザールがクビ候補に

 最近になって久保建英のレアル・マドリー復帰報道が多数。前回の「久保建英は無理とレアル専門メディア ヴィニシウスやロドリゴがいるため」のうち、ロドリゴを放出して久保建英を入れるとする報道もあります。
 一方、もう一人名前が出たヴィニシウス・ジュニオールの評価が上がりまくったことは驚きでした。怪我だらけという致し方ないところがあるとはいえ、ヴィニシウス・ジュニオールの覚醒によりアザールがいらなくなったとする、<クビ目前? レアルの放出候補5人(1)史上最悪? 体重増加→怪我の連続、裏切り続く100億円超えFW>(4/5(火) 7:50配信 フットボールチャンネル)という報道すらあります。

<当然ながらサポーターから大きな期待を寄せられた。しかし、シーズン開幕前にオーバーウェイトを指摘されると、シーズン開幕後は怪我による離脱を繰り返す日々。それも最初だけかと思われたが、2年目以降も負傷離脱を頻繁に起こすだけで、全く戦力にならず。今では同じ左ウィングを主戦場とするヴィニシウス・ジュニオールが覚醒したこともあり、完全にベンチ要員となってしまった>
https://news.yahoo.co.jp/articles/40856f3fe6027521423a8e398554c37ca55432f5

 また、以前は<「現時点で世界最高のデュオでは?」 1試合2発で"共演"のベンゼマ&ヴィニシウスに称賛の声 | フットボールゾーン>(2022.01.09)といった記事も出ていたことがありました。
 というか、ベンゼマの活躍も驚きですけどね。私が以前の見たときにベンゼマのパフォーマンスは良かったものの、今はそれより歳を重ねてますし、点を取りまくるタイプには見えませんでした。

<ベンゼマとヴィニシウスがそれぞれ2得点の活躍でレアルは、バレンシアを4-1で一蹴。ベンゼマは今季17得点でリーガの得点ランキングトップ、12得点でヴィニシウスが同2位につけている。リーガ公式ツイッターは、合わせて29得点を決めているこの2人について「現時点で世界最高のデュオ(2人組)では?」「アンストッパブルだ」と絶賛している。
 ウェールズ代表FWギャレス・ベイルやベルギー代表MFエデン・アザールといった大物選手が実力を発揮できていないなか、コンスタントに結果を残すベンゼマとヴィニシウスの最強コンビが“白い巨人”の攻撃を力強く牽引している>
https://www.football-zone.net/archives/361791



■2022/07/28 やはりダメだった久保建英、レアル・ソシエダに完全移籍で放出

 久保建英が覚醒するのを粘りに粘って待ったレアル・マドリーですが、ついに放出する模様。ただ、久保建英を戻せる手段を残しているみたいで、私が以前書いたような久保建英が覚醒した場合に取り戻す…という選択肢はまだあるみたいですね。うまい契約に見えます。

<マジョルカでスペイン3年目のシーズンを終えた久保は、保有元であるマドリーへの復帰を目ざしていた。だが、ヴィニシウス・ジュ二オールのスペイン国籍取得が遅れ、EU圏外選手枠に空きがないため、それは叶わなかった。
 そこにオファーを出したのが、昨夏と2年前の夏にも久保の獲得に動いたソシエダだった。攻撃的なスタイルを標榜し、ヨーロッパリーグ(EL)にも出場するため、久保にとって格好のレンタル先かと思われたが、”ラ・レアル”はあくまで完全移籍での獲得に固執。まだ手放したくないマドリーとの間で交渉が難航したが、最終的にリーガ王者が折れる形となった>
(久保建英、名門R・ソシエダへの移籍が正式決定! マドリー復帰が叶わず、EL出場の強豪へ 22/7/19(火) 16:05配信 SOCCER DIGEST Webより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c12ca50f310139424fde9fd19b9864aca71a786

 形態は完全移籍で契約は2027年6月までの5年間。2019年6月に契約を結んだレアル・マドリーでは一度も公式戦に出場することはありませんでした。
 ただ、マドリーは買い戻すことが可能な50%の保有権を保持しており、今後の活躍次第で復帰の可能性も残されている…としていました。
 コメント欄でも久保建英のブレイクのためには、最適な選択だろうと好意的な反応。もっと早くこういう形にしていればレアル・マドリーとしても良かったかもしれませんね。

<買取りオプション無しのレンタル選手って、レンタル先のチームからしたら使い勝手が悪いってことをこの数シーズンで思い知らされたからね
 買取りオプションが無い条件で結果を出しても、翌シーズンは所属元の都合でやってこないこともあるから、保有権をしっかり持ってる選手を優先的に使うからね
 今回は保有権の半分はマドリーのままとはいえ、結果を出したら来季以降も残ることが確定してるから、ソシエダも主力選手として使い続けるはず
 その方が久保としても成長するし、マドリーの外国人枠が空いた時に、ある程度の結果が出てたら、マドリーに復帰もあり得るはず>

<完全移籍であるのは大きい。途中抜けのリスクも減ることでチームも積極的に使おうとするし、久保選手の特徴を活かした戦術も立てやすい。
久保選手自身もレンタル先が変わる等の心配をせずチームのために全集中できる>




■2019/09/01 久保建英よりすごい?ファティが16歳でバルサ最年少ゴール

 久保建英などのようにメディアで注目されていたのではなく、全然メディアに注目されていなかった選手がいきなりデビューして、2戦目で初ゴールしてしまいましたね。
  バルセロナは、リーガエスパニョーラ第2節でクラブ史上2番目の若さでデビューを飾った16歳のFWアンス・ファティを第3節でも後半から投入。すると、出場して間もない51分にヘディングでゴール。16歳304日での得点は、同クラブの史上最年少記録だそうです。

 ただし、それまでの記録を見ると、将来が約束されているわけではないでしょう。リオネル・メッシの17歳331日の記録を破ったというと期待できそうですが、バルセロナのこれまでの最年少得点記録は、17歳53日でゴールを決めたFWボージャン・クルキッチ(現モントリオール・インパクト)。ボージャンは期待されたものの、伸び悩んでしまいました。
 なお、ファティの記録は、リーガエスパニョーラ全体では3番目。同リーグの最年少得点記録は、FWファブリス・オリンガ(現ムスクロン)の16歳98日。彼もブレイクしていませんね。
(バルサの16歳新星がメッシ超え。クラブ史上最年少得点記録を塗り替える フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月01日 より)
https://pex.jp/point_news/14ab08955b2651358810608810966049


■2019/09/01 16歳なのに違約金は117億円というすごい待遇だった!

 これまでの最年少デビュー記録を持つのはビセンテ・マルティネス。また聞いたことない選手ですが、1941年の記録ですから無理もありませんね。
 最初の記事では国籍の話がなし。スペインでは黒人系の移民選手はあまり見ないなと思ったものの、やはり移民みたいですね。検索してみると、西アフリカに位置するギニアビサウの出身だとわかりました。
  父親によると、6歳か7歳のときにスペインに移り住んだとのこと。A代表国籍はこれから選ぶ形になるかもしれません。スペインでは南部の都市エレーラで育ち、地元のサッカークラブを経て、セビージャの下部組織に入団。そして10歳だった2013年に、バルサの下部組織に“移籍”。レアル・マドリードからもオファーを受けていて、レアルの方が「待遇は良かった」ものの、熱意のあったバルセロナの方を選びました。最近レアル・マドリーはうまくファームの選手を育てられていない印象もありますし、良い選択だったかもしれません。

 日本での報道が少なかっただけで注目だったのかなという話もありました。16歳ながら、なんと違約金は1億ユーロ(約117億円)。1億円じゃありませんよ。1億ユーロです。
 この条件でもイタリア、フランス、イングランド、ドイツなど主要リーグのクラブから複数のオファーが届いていたといいます。しかし、本人はバルサで継続してプレーすることを希望し、契約延長にサイン。その後すぐにデビューとなりました。
  5歳上の兄ブライマも入団したそうですが、彼はまだ頭角を現しておらず。左のウインガーの弟が先にトップデビュー。バルセロナBの経験もないため、文字通りの飛び級です。
  あと、久保の話をしましたけど、久保もバルセロナでしたので元同僚。2013年に日本で開催された『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』に揃って出場。ファティは久保より1つ下ですが、7ゴールを挙げて大会得点王になっていました。
(バルサ史上2番目の若さでデビュー…アンス・ファティとは何者なのか? | サッカーキングより)


■2019/09/19 2試合目は先発にランクアップしまたゴール!アシストも

 似たような状況でも久保は呼ばれなかったのであれですが、ファティが試合に出られたのは、けが人続出のためという恵まれた状況のかげでもあります。代役で活躍した若手が主力が戻って伸び悩む…というのもよくある話で、ファティの評価も10年くらい経たないとなんとも言いづらいでしょう。
 そのけが人の一人、 ルイス・スアレスが2019/09/14のバレンシア戦で復帰。ただ、彼はまだベンチ。そして、ファティは前回途中出場だったのが先発ということで、むしろ使われ方が良くなりました。
 これだけでもすごいんですけど、 試合開始2分で折り返しのボールにダイレクトで合わせて先制点。2戦連続ゴールしてしまいました。7分にはドリブルで崩したところから中に入れるアシストも決めていたようで、5-2の勝利に貢献しています。
(バルセロナ16歳が2戦連続ゴール! 復帰のスアレスも活躍しバレンシアに5-2快勝 フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月15日より)
https://pex.jp/point_news/790e0a02478638554fc1bb650d731f3f
 前述の通り、評価するには早すぎなのですけど、今のところはタダモノではない感じですね。

■2019/10/27 バルセロナ時代の恩師「久保建英よりファティを選ぶ」

 久保建英と比べて煽るつもりはなかったのですけど、どうもスペインでも比較するような向きがあるようです。スペイン民放テレビ局の『La Sexta』は、バルサ・カンテラの指導者であるダニエル・オルカスさんに、久保とファティの将来性を質問していました。

「リオネル・メッシは唯一無二の存在だが、タケ・クボはとても彼に似た特性を持っている。とてもテクニカルでね。ただどちらを選ぶかと訊かれたら、私はファティを選ぶ。なぜなら彼は常に違いを生み出すプレーヤーだからだ」
(「私ならタケよりファティを選ぶ」久保建英を熟知する恩師が“話題のふたり”の将来性を… | サッカーダイジェストWeb 2019年09月19日より)

 あと、また久保バッシングと取られかねない話なんですけど、レアル・マドリーは楽しみな若手が多いですね。リーグ開幕前は、メンバーイマイチでしかもけが人続出でなぜ久保建英を残さなかった?という感じでしたが、楽しみな逸材がいてなるほどという感じ。
 今季久保と比較されたロドリゴ・ゴエスは、すでに大事な試合でも任されています。けが人復帰でレギュラーに残れるかは不確定ですが、もうかなりの評価です。同じブラジル選手で先輩のヴィニシウス・ジュニオールは、ロドリゴに押されてピンチですが、そもそも昨シーズンかなり活躍しており、実績があります。久保がダメと言いたいわけではないですけど、久保を選ばなかったことも理解できますね。
 あと、ワールドカップでウルグアイ代表で見れなくてめちゃくちゃ落胆したバルベルデがレアル・マドリーに来ていてびっくり。もともと所属で復帰の形だったんですね。久々にレアル・マドリーを好きになれそう。私が好きだった頃のレアル・マドリーは若い選手もいましたし、やっぱり若手出てくると私は好きになりやすい感じですね。


■2019/11/27 五輪世代の移籍金ランキングでわかるファティの評価の高さ

 違約金が1億ユーロ(約117億円)であったことは、日本で知られていなかっただけで、ファティの評価は以前より高かったことを示す…と書いたのですけど、それがよりわかりやすいのは、他の選手と比較した場合でしょう。
 日本人選手、特に久保建英などの東京五輪世代のプレーヤーたちの欧州移籍が目立ち、かつてないほど、注目が集まったという2019年の移籍市場の東京五輪世代・高額移籍金ランキングトップ10です。ファティは移籍していないので当然ランクインしていないのですけど、移籍していたらここ!というところを見れば、その評価の高さがわかります。

<2019年の移籍市場の東京五輪世代・高額移籍金ランキングトップ10>
1位 ジョアン・フェリックス 1億2600万ユーロ(約149億円)
(アンス・ファティ 1億ユーロ(約117億円))
2位 マタイス・デ・リフト 8550万ユーロ(約101億円)
3位 フレンキー・デ・ヨング 7500万ユーロ(約89億円)
4位 ルカ・ヨヴィッチ 6000万ユーロ(約71億円)
5位 アーロン・ワン・ビッサカ 5500万ユーロ(約65億円)
6位 エデル・ミリトン 5000万ユーロ(約59億円)
7位 ロドリゴ 4500万ユーロ(約53億円)
7位 ユーリ・ティーレマンス 4500万ユーロ(約53億円)
9位 マルコム 4000万ユーロ(約47億円)
10位 ウィリアム・サリバ 3000万ユーロ(約35億円)
(100億円超えプレーヤーも! 今夏の“東京五輪世代”高額移籍金ランキング | サッカーキングより)

 アンス・ファティが久保建英のライバルのように言われたロドリゴだけでなく、デ・ヨングやデ・リフトより上というのは驚き。違約金(移籍金)の設定はクラブの考え方もあり、これがイコール選手の能力ということではないものの、少なくともバルセロナが「絶対獲られたくない」と考えていた選手だったということはわかりますね。

2023年12月19日火曜日

高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪

■2019/06/17 武田修宏・鈴木秀人・矢野貴章など静岡県浜松市出身のサッカー選手
(2022/07/25データ一部追加)
■2019/06/17 高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪



■2019/06/17 武田修宏・鈴木秀人・矢野貴章など静岡県浜松市出身のサッカー選手

 他では都道府県ごとに見ていますが、サッカー王国静岡はえらいことになるので、静岡県だけはもっと細かく見ていきます。
 静岡県は県庁所在地静岡市の人口が他の都市より少ない、という珍しい県でした。ただ、清水市との合併で1位になったのでは?と見たら、合併してもまだ浜松市の方が大きいんですね。浜松市が80万人で1位、静岡市が70万人で2位です。
 浜松市は高校サッカーだと聞いたことないなぁ…と思ったのですけど、実際あまり強いわけではない模様。県内では野球で強い時期があったようですが、こちらも今は衰退気味。前述の通り、人口が多いため、「人口が多いのに弱い」という不思議なことになっています。
 ただ、この後書く少年サッカーでは逆に強いイメージがあり、これもまた不思議。謎が多いですね。
 とりあえず、市内出身のサッカー選手は以下の通りで、予想外に少なくなっています。とはいえ、武田修宏や鈴木秀人、矢野貴章など代表経験のある有名選手がかなりいますね。ひょっとしたら有名選手だけ書いていて、データ漏れが多いのかもしれません。

RSH 太田圭輔(元FC岐阜)J1     128 J2     149
SH、FW 太田吉彰(ジュビロ磐田) 代表0 J1     310
FW 押谷祐樹(徳島ヴォルティス)J1     11 J2     272
鈴木秀人(ジュビロ磐田ヘッドコーチ)
武田修宏(元サッカー日本代表)
中西健人(豊田自動織機サッカー部)
藤ヶ谷陽介(元ガンバ大阪)
藤田健(元ヴァンフォーレ甲府)
古橋達弥(Honda FC)
松浦拓弥(ジュビロ磐田)
松永成立(元サッカー日本代表。横浜F・マリノスGKコーチ)
柳下正明(ツエーゲン金沢監督)
矢野貴章(アルビレックス新潟)
山本康裕(ジュビロ磐田)
山田大記 (ジュビロ磐田)
松原后 (清水エスパルス)
伊藤洋輝 (ジュビロ磐田)
中野誠也 (ジュビロ磐田)
(浜松市出身の人物一覧 - Wikipediaより)
伊藤 槙人
杉浦 恭平
牲川 歩見
杉浦 恭平
牲川 歩見
青島 拓馬
竹内 涼
木下 高彰
(2022/07/25追加 静岡県内出身のJリーガー | 一般財団法人 静岡県サッカー協会 2017年3月1日現在より)
https://www.shizuoka-fa.com/contents/j_league/


■2019/06/17 高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪

 もともと書きたかったのは、 小学校チームの浜松JFCの話。大分県代表の明治北と浜松JFCとの試合のメモが出てきたためです。この年代では浜松ってむしろ強いイメージがあるんですよ。何度も全国上位になっていますし、前述の選手でもここの出身者がいます。
 検索してみると、メモは、1998年の第22回全日本少年サッカー大会(JFA 全日本U-12サッカー選手権大会)だと思われます。決勝ではなく準決勝みたいですね。浜松が勝って決勝に進み、小倉南FCジュニア (福岡県)とともに同点優勝となっています。
 試合見て良いと思った選手も浜松ばかりでした。

○16沼倉 メモの位置的にFW?
○9岡本 メモの位置的にOH? キープ力抜群とのメモ。
 検索で出てきた岡本達也が彼かな? FWでしたが、1986年生まれで1998年だと11歳か12歳です。Wikipediaでは、ジュビロ浜松SS所属となっているものの、ものによっては浜松JFCと両方所属との記載も。知らなかったんですが、浜松JFCは選抜チームみたいですね。私のメモではキープ力とのことでしたが、オールマイティーなタイプとのこと。ジュビロユースで黄金時代を築き昇格。ジュビロでは出られませんでしたが、水戸などで試合に出ていました。出身地も浜松市ですが、前述の一覧にはなく。やはり有名選手のみの記載なのかもしれません。
○11蓮池  メモの位置的にRSH? やや持ちすぎとあったので、彼もキープ力があるタイプなのでしょう。
 検索では、フットサルで代表にもなったアグレミーナ浜松の蓮池 紳吾(はすいけ しんご)選手が出てきました。浜松JFC出身との記述はないものの、1985年生まれで、浜松市にいて、フットサル合いそうな内容のメモでしたので、可能性がありそうです。
○15篠原  メモの位置的にLSB? 太っていて小さいが判断力があるとのメモ。
◎4守屋  メモの位置的にDHかCB? 唯一の◎だが、コメントメモなし。 
○6柴田  メモの位置的にDHかCB? 
13井秋田  メモの位置的にRSB? 評価なし
○14竹下  メモの位置的にGK?




2023年12月16日土曜日

北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11

■2019/01/28 北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11 (2022/07/19一部追記)
■2019/01/28 北海道出身のサッカー選手リスト 代表経験者は少なめ
■2016/3/17 ドリブラーに見えた西大伍、右サイドバックへのコンバートで大成
■2019/01/28 北海道苫小牧市出身で星稜高校などを経てプロ入りした込山和樹



■2019/01/28 北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11

 たぶん漏れがあると思うのですけど、後述のWikipediaのリストからざっと好きな選手ベスト11を選びました。サッカー結構見ていない時期あるので、ベスト11はもっと適当。代表経験があるというのに、千葉和彦なんかはさっぱり思い出せません。 (出場成績を2022/07/19一部追加)

<北海道出身サッカー選手ベスト11>
GK 上野秀章 J1 6 J2 81
 もっと他にいそうだけど、ざっと見てわかるGKがおらず。
CB、DH 千葉和彦 代表1 J1 349 オランダ 21
 代表経験あるそうな。でもわかりません。
CB 佐藤尽 J1 77 J2 66
RSB 西大伍 代表2 J1 357
LSB 賀谷英司 J1     105     J2     64
 那須川将大と迷ったけど、J1出場試合数見たら相手になってませんでした。
DH、LWB 野田知 J1 278
DH 菅原智  J1     188
CH、OH    荒野拓馬☆:札幌市     J1     142 J2     107 2022/07/21追加:全然覚えがない選手ですが、試合数多いので追加。現役であり、まだまだ出場試合数が増えそうです。
MF FW DF 宮澤裕樹 J1     178 J2     249 
OH 山瀬功治 代表13 J1     288
FW 城彰二 代表35 J1     230 スペイン15
  北海道じゃなくて鹿児島県馴染みの選手とした方が良いのかもしれませんけど、実績ダントツで他に適切な選手もいないので。

<北海道出身好きな選手ベスト11>
GK 上野秀章5 J1 6 J2 81 室蘭大谷時代、めちゃくちゃ期待していた選手でした。
CB 佐藤尽1 J1 77 J2 66
CB 河端和哉1  J2     79 札幌大学時代に見て良いと思った記憶あるが勘違いかも。別の北海道の私立大CBだったような気もしてきました。よく覚えていません。
那須川将大4 ヴェルディ時代(最初マリノスって書いてたけど記憶違い)に良いと思ったんだけど、すぐに出されちゃった選手。あと、今読むと、外に出された理由はチームの経営難だった。Wikipediaによると左利きだけど、中に切れ込んでの右足が印象的で、てっきり右利きだと思っていました。これも記憶違いかなぁ?
2019/02/22:間違えた。最初マリノスと間違って書いたように、それはLWBの小宮山尊信でした。小宮山のプロフィール見ていて思い出しましたわ。那須川はヴェルディで積極的な上がり見せていて良いと思った選手でしたわ。
(LSB 賀谷英司2  J1     105     J2     64 好きな鹿島の選手だったので結構好きでした。)
RSB、RSH、DH 西大伍2 代表2 J1 357
中盤が1人足りなくて、DFの池内をMFに上げてなんとか形に。西も池内もDF・MFできますが、守備力や上がりのタイミング・ポジショニングの良さ考えると西をDFにした方がバランスが良いと思います。
DH 菅原智2   J1     188
RSB、RSH、CB 池内友彦6 J1     57     J2     106 室蘭大谷時代めちゃくちゃ期待したが伸びず。でも、札幌ではかなり出れました。そういや彼も鹿島出身。選び終えてからWikipedia見たらCB時代が長くてびっくり。完全に忘れてました。他にDH経験もあるそうな。あと、左でも使われたような記憶あるものの、確認できず。
RSH 古田寛幸5 J1     28 J2     146 高校生でコンサドーレのトップチームに出てたときすごい良くて気に入りました。ただ、卒業してからは以前ほどのインパクトを感じなかったですね。
OH 佐賀一平4 J2 34 藤枝東時代に良いと思ったんだけど、伸びず。
OH 財前宣之3  J1 37 J2     222  最初、ベスト11にも入れていたのですが、思ったよりJ1試合数が少なかったので入れ替えました。日本で多い伸び悩んだ天才の1人。彼は若い頃じゃなくて、後から好感度が増した珍しいタイプ。仙台時代によく走っていて偉いなと思いました。運動量多く、天才って感じじゃなかったですね。
FW 新居辰基5 J1     94 J2     149 小さくてスピードあるという好みのタイプ。すごい伸びると思ったのだけど、人身事故を起こして札幌を解雇されてその後は伸び悩んだイメージ。ただ今確かめたら、鳥栖移籍後もJ2で複数回日本人得点王になってましたわ。




■2019/01/28 北海道出身のサッカー選手リスト 代表経験者は少なめ

<日本代表経験者>(Wikipediaより、☆印は北海道コンサドーレ札幌の関連人物 )
城彰二:室蘭市 代表35 J1     230 スペイン15
千葉和彦:釧路町 代表1 J1 349 オランダ 21
西大伍☆:札幌市 代表2 J1 357
山瀬功治☆:札幌市 代表13 J1     288

<J1・J2・旧JFLクラブ所属経験者>
  MF   赤井秀一:札幌市 J2 276
    浅野裕史:札幌市 (ウィキペディアでは入っていたので転載しましたが、フットボールはフットボールでもアメリカンフットボールの選手みたいですね)
GK    阿部哲也☆:室蘭市 J2     5
  名前見て、室蘭大谷出身でコンサ入ったGKだな…とわかりました。高校時代見て良いGKだと思った記憶があります。
GK    阿部陽輔:旭川市 JFL 7
FW    新居辰基☆:当別町 J1     94 J2     149
CH、OH    荒野拓馬☆:札幌市     J1     142 J2     107    
GK    阿波加俊太☆:岩見沢市 J2 1
DF    飯田正吾
RSB、RSH、CB 池内友彦☆:当別町 J1     57     J2     106   
    石井謙伍☆:石狩市
    石田祐樹:札幌市
    市村篤司☆:恵庭市
    井筒和之
    伊東俊
    伊藤壇:札幌市
    伊藤哲也
    井幡博康:札幌市
    上野秀章☆:室蘭市
    上原拓郎☆:札幌市
    内田錬平☆
    内山裕貴☆:札幌市
    蛯沢匠吾☆:札幌市
    小山内貴哉☆:札幌市
    賀谷英司☆:室蘭市
    川口卓哉☆:札幌市
    河端和哉☆:苫小牧市
    神田夢実☆:札幌市
    北出勉:旭川市
    北野貴之:札幌市
    京谷和幸:室蘭市
    清川浩行
    清原翔平:帯広市
    櫛引一紀☆:登別市
    櫛引祐輔:登別市
    葛野昌宏
    工藤光輝☆:厚真町
    小林宏之:札幌市
    財前恵一☆:室蘭市
    財前宣之:室蘭市
    斉藤勇志☆
    齋藤竜:室蘭市
    佐賀一平☆:札幌市
    榊翔太☆:清水町
    佐藤尽☆:室蘭市
    椎名伸志:札幌市
    渋谷洋樹
    下村東美:札幌市
    菅原康太:室蘭市
    菅原智:室蘭市
    鈴木健太郎:士別市
    鈴木智樹☆:岩見沢市
    曽田雄志☆:札幌市
    高田健太郎:上磯町(現北斗市)
    高向隼人
    田澤勇気☆:札幌市
    田島翔:上磯町(現北斗市)
    田中康平:池田町   
    千葉貴仁☆:紋別市
    佃賢典
    鶴野太貴☆:札幌市
    遠国信也☆:千歳市
    永坂勇人☆:札幌市
    中原彰吾☆:札幌市
    那須川将大:登別市
    奈良竜樹☆:北見市
    野田知:室蘭市
    野田達郎☆:札幌市
    萩野英明
    原田圭輔:札幌市
    曵地裕哉☆:札幌市
    深井一希☆:札幌市
    深川友貴☆:室蘭市
    藤田征也☆:札幌市
    藤村怜☆:栗山町
    古田寛幸☆:札幌市
    堀米悠斗☆:札幌市
    前貴之☆:札幌市
    前寛之☆:札幌市
    松原修平☆:函館市
    松本怜:室蘭市
    松山大地☆:札幌市
    三浦修
    三上陽輔☆:札幌市
    三澤純一:七飯町
    宮澤裕樹☆:伊達市
    矢野哲也
    山瀬幸宏:札幌市
    山田満夫
    山橋貴史☆:札幌市
    横野純貴☆:北広島市
    渡辺大輔:札幌市




■2016/3/17 ドリブラーに見えた西大伍、右サイドバックへのコンバートで大成

 2005年10月10日の高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会決勝 ヴェルディユース 4 - 1 コンサドーレ札幌ユースU-18 で見た選手のメモが出てきました。
  メモの中で名前(苗字のみのメモ)を見て、プロでも見たかもと思ったのはこの西と同じコンサドーレの藤田、ヴェルディの弦巻、征矢兄弟でした。
 しかし、はっきりと見た覚えがあったのは、西のみ。コンサドーレでドリブラーとして活躍していた記憶があり、プレースタイルまで覚えがありました。

 一方、ユース時代の西は見た記憶があったわけではありません。コンサドーレ時代は特に好きだとは思わなかったものの、このメモだと一番気に入った感じでした。藤田などと異なり、U-18代表とは書いていないものの「良い」と思ったみたいですね。
 相変わらず短いメモですが、「ちょっと独特のリズムのドリブル。おもしろい。ひょいひょいと来る。結構センスあるんじゃないかな。わりと気に入った」とありました。
 このときは攻撃的な中盤だったと思いますが、Wikipediaを見てみると右サイドバックになっていました。コンサドーレ札幌でも中盤だった記憶ですけど、ここは記憶違いかもしれません。

-----引用 ここから-----
出身地     北海道札幌市
身長     176cm
体重     73kg

西 大伍(にし だいご、1987年8月28日 - )は、北海道札幌市出身のプロサッカー選手。J1リーグ・鹿島アントラーズ所属。ポジションはディフェンダー(右サイドバック)。元日本代表。

西大伍 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E4%BC%8D
-----引用 ここまで-----

 Wikipedia見ると、ユースでも結局代表入っていました。テレビで紹介なかっただけか、私のメモし損ねだったかもしれません。

-----引用 ここから-----
プロ入り前

コンサドーレ札幌U-15およびU-18で育った生え抜き選手。U-15時代はFWとしてハーフナー・マイクと2トップを組み、U-18時代にはトップ下やボランチといった中盤中央のポジションでプレーしていた。2005年には全日本ユース選手権に出場し、チームの準優勝に貢献した。
-----引用 ここまで-----

 ああ、ポジションもやはりもともとはサイドハーフでしたね。サイドバックにコンバートして大成した感じ。代表にも入っています。

-----引用 ここから-----
コンサドーレ札幌

2006年、藤田征也と共に[1] 札幌トップチームに昇格したが[2]、プロ入り当初は出場機会に恵まれず、2007年9月30日から札幌と提携を結ぶブラジルのECヴィトーリアに岩沼俊介と共にサッカー留学[3]。当初は12月までの予定だったが、チームの主力の相次ぐ怪我を受けて10月24日に緊急帰国し[4]、3日後の10月27日に行われた愛媛FC戦で0-0の場面で途中投入されると、後半ロスタイムにプロ初得点を決め、このゴールによってチームは勝利した[5]。 2008年には3月30日の柏レイソル戦での決勝点を筆頭に、通算3得点を後半アディショナルタイム(公式記録上は89分)に記録した。2009年はサイドハーフからサイドバックにコンバートされ、リーグ戦42試合に出場して自己最多となる7得点を記録した。
-----引用 ここまで-----

 あれ? というか、肝心のプレースタイルが違いますね。ドリブラーではなく、パサーだと評価されていました。マジ?

-----引用 ここから-----
プレースタイル

使われるだけでなく「人を使う」ことが出来るサイドバック。ゲームを組み立てたり、縦パスやスルーパスで決定機を作ることができる[10]。元中盤の選手だけに技術力に優れ、敵に距離を詰められても苦もなくパス交換ができ、サイドから角度をつけた勝負パスを入れることもできる。また、背後を取られない守り方ができる[11]。ランニングスピードはそれほどあるわけではないが、足元でボールを受けて捌くのが得意である。守備面やクロスの精度、強さ、集中力なども向上し[12]、現在ではパスやクロスによるチャンスメイク、ビルドアップ、空中戦や守備と攻守にハイレベルな選手となった[13]。
-----引用 ここまで-----

 あとはエピソードもおもしろかったので引用。

-----引用 ここから-----
人物・エピソード

・小学六年生の時に大泉洋と木村洋二が司会を務めているバラエティ番組「1×8いこうよ!」の放送開始時の企画「1×8無差別オーディション2000」にリフティングの達人として登場、「1×8スター誕生~無差別オーディション2013~」開催時にはあの人は今として鹿島を訪れている。
・コンサドーレ札幌のオフィシャルダンスドリルチーム・コンサドールズに所属している西桜子は実妹で、2009年と2010年に「キャプテン」を務めた[14]。
-----引用 ここまで-----

 札幌出身!って感じの逸話でしたね。

2016/12/19追記:私の好きな鹿島アントラーズで、クラブワールドカップの決勝・準決勝で西大伍を見ました。
 ある程度収まって起点となる場面がありますね。サイドで受ける形だけでなく、中に絞って受けるところもありました。スペースをうまく見つけてきます。
 やはりドリブラーといったプレーは見られず、プレースタイルは変わったのかなと。縦に仕掛けるような場面がないだけでなく、サイドの深いところまで行く場面がそもそもあまり見られませんでした。
 相手が強いせいか、年齢によるプレースタイルの違いだったかはわかりませんが、攻撃が特徴の選手だと思っていたのにむしろ光っていたのは守備。特に中に絞っての対応で、しっかり相手についていて良かった印象です。



■2019/01/28 北海道苫小牧市出身で星稜高校などを経てプロ入りした込山和樹

 2005年の高校選手権の星稜高校のメモ。たぶん市立船橋戦ですね。センターバックでしつこく守っているのが、印象に残りました。解説のセルジオ越後にも褒められていました。
 Wikipediaを見たら、地元の苫小牧市出身で今も苫小牧の高校でサッカー教えているそうな。苫小牧東は一応進学校なので、そんなにサッカーは強くないと思います。…と書いていましたが、苫小牧東高校と勘違い。教えているのでは、苫小牧東中学校でしたわ。「市立」ですから転勤ありそうですね。(後半2022/07/19追記)

-----引用 ここから-----
込山 和樹(こみやま かずき、1986年12月11日 - )は、北海道苫小牧市出身のサッカー選手。

ポジションは、DF。主にセンターバックでプレイすることが多い。 小学・中学時の愛称コミと呼ばれている。 現在は北海道苫小牧市立苫小牧東中学校でサッカーを教えている。
所属クラブ

    苫小牧市立糸井小学校
    苫小牧市立光洋中学校
    星稜高等学校
    大阪体育大学
    2009年 - 2013年 ツエーゲン金沢
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BC%E5%B1%B1%E5%92%8C%E6%A8%B9
-----引用 ここまで-----


2023年12月13日水曜日

Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

■2018/05/24 Jリーグ、イニエスタ獲得の神戸のために外国人枠撤廃へ…と報道
■2018/05/24 中国では外国人枠制限 爆買い理由だが国内選手育成の狙いも
■2018/10/17 外国人枠撤廃ではなく5人増加決定 一方で地元選手優遇案は先送り↓2022/06/14:別投稿から転載
■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス




■2018/05/24 Jリーグ、イニエスタ獲得の神戸のために外国人枠撤廃へ

 Jリーグが、外国籍選手枠撤廃の検討に入ったとのこと。すでにJFAハウスで実行委員会を開き、各クラブの代表者に伝えています。
  このほど、ヴィッセル神戸はバルセロナからアンドレス・イニエスタ(34)獲得に成功。すでに外国人選手枠が埋まっていることなどで、チームが不利益を受ける可能性があります。その改善策として来季からの外国人枠緩和&撤廃が実施される見込みとなったそうです。

(イニエスタがJリーグ動かした、来季外国人枠撤廃へ - J1 : 日刊スポーツ[2018年5月23日5時0分]より)


 スポンサーであるダゾーンの影響の指摘もありますけど、こういう特別扱いみたいなのってどうなんですかね? イニエスタに関しては、すでに決まった背番号の変更もルール違反ではないかといった反応もあります。
 ただ、外国人枠撤廃は意外に賛同の声が多いんですよね…。


■2018/05/24 中国では外国人枠制限 爆買い理由だが国内選手育成の狙いも

 中国リーグに関しては、外国人選手の獲得を揶揄していんじゃねーの?と思って検索したものの、上位では一般の反応をまとめたものが見つからず。
 とりあえず、中国の場合は特殊事情があっての対策でした。

・利益をあげていないサッカークラブ(ほとんどのクラブが該当)に対し、新しく選手を獲得するのに2倍の金額を支払わなければならないというルールを追加。
・有名外国人選手を獲得するのに大金を費やす一方、収入はこれより極端に少なく、健全な経営状態ではないため。
 ・外国人保有枠も制限。低迷する中国代表への危機感によるもの。

 また、ヨーロッパでは、国内の選手がほとんどいない試合…という事態がすでに起きています。なので、これだけJリーグの方針転換に賛同が多かったというのは意外でした。


■2018/10/17 外国人枠撤廃ではなく5人増加決定 一方で地元選手優遇案は先送り

 日刊スポーツは 外国人枠撤廃と報じていましたが、ガセだったのか、途中で変わったのか撤廃はないようです。ただ、増加するというのは本当だったみたいですね。
  Jリーグは、来季からの拡大を検討する外国籍選手枠について、J1は現行の原則3人から5人が出場できるように増やす案をまとめたとのこと。有力な外国籍選手が増えることで、競争力や魅力の向上を目指す施策としています。
  当初私が書いた、日本選手の出場機会が減ることなどへの懸念もあるようです。地元選手の登録を義務づける「ホームグロウン制度」も併せて検討しているといいます。しかし、細部については継続審議となったとのことで、こちらは怪しいですね。
 また、「地元選手」を優遇というのは、「日本人選手」を優遇するのとはやや異なる対応策。海外では実例あるんでしょうか。興味のあるところです。


■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

 別のところで書いていたJリーグの外国人枠に関する話をこちらにも。<【スカサカ!ライブ】賛成? 反対? Jリーグの外国人枠撤廃について識者が激論 | サッカーキング>(2018.08.14)という記事についての話です。

・下村東美(セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉でプレー) 反対
「選手をやっていた身からすると、Jリーグは日本人選手を育てるためのリーグという前提があると思っているので、撤廃してしまうと極端な話、日本人選手が1シーズン全くプレーできないチームも出てくると思う。そうなると、果たしてそれがJリーグ、日本人のためになるのかというリスクは間違いなくあるのかなと思っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180814/812587.html

 予想外だったのは、議論を進めていく中で、外国人枠撤廃に反対派だったこの下村東美さんも外国人枠撤廃のメリットを認めるような形になってきたとのことです。
 「世界が先に進んでいるかもしれないですけど、そこに追いつき、追い越すためには、刺激も間違いなく必要」「一発で試合を決めちゃう選手がいる。そういう選手たちと触れる機会が自国のリーグであるのはメリットですね」といった話をしていたそうです。
 最後には「(外国人枠撤廃)は社会全体的に見ても、何かを取り入れるチャンスかなと思いました。反対派だったんですけど、なんかちょっと肯定派になってきつつあります」としていて、だいぶ意見が変わってしまいました。


■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス

 一方、最初から賛成意見だったのは、河治良幸(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当)さんです。

「理由としては、W杯の時の主力が海外組中心で、国内組のレギュラーが昌子(源/鹿島アントラーズ)1人だけだった。その理由は、(選手の)レベルじゃないんです。耐性というか、外国人に対する慣れがものすごく大きくて。もちろん海外に行ってそこの環境に揉まれるという、オフ・ザ・ピッチも含めたところも大事なんですけど、一方で外国人の選手たち、特徴の違う選手たちを受け入れた中で勝負をしていって、その中で経験を積むのはすごくメリットが大きいと思うので」

 ただし、河治良幸さんはバランスを取っていくのが大事としています。「実際にヨーロッパで撤廃しているところでも、何人まで自国の選手を入れなければならないとか、アカデミーやユースを含め、ホームタウンで育った選手を何人以上入れなさいとか、そういうホームグロウン制度を条件つきでやっている」としていました。完全撤廃のイメージとはちょっと違いますね。

 おもしろいと思ったが、オーストラリアの例です。「基本的に外国人枠がないんですけど、自国の選手を一定時間以上出すと、放映権料が入ってくるんですね。22歳以下の選手だと、出場時間が2倍に換算されてその分入ってくるとか。だから自国の選手を出せば出すほど得することになるんですが、勝たなきゃいけないので、そこのバランスを考えながらやっている」としていました。
 これ、強豪チームや人気チームなど資金的に強いチームだったら、自国の選手を気にせず使える…ということになります。資金的にはバランスが取れますね。また、自国の選手が少ないと不人気になって資金面に影響する可能性もあり、これもリーグ全体の資金的なバランスを取る要素になるかもしれません。本当おもしろいですね。


2023年12月10日日曜日

日本のサッカーで52点大量得点差!ハット10人、5分で5点入れた人も…

■2022/06/08 日本のサッカーで52点大量得点差!ハット10人、5分で5点入れた人も…
■2022/06/08 大量得点は良くないこと?「サッカー嫌いになりかねない」という感想も



■2022/06/08 日本のサッカーで52点大量得点差!ハット10人、5分で5点入れた人も…

 さすがにプロの試合ではなく、高校サッカーの話。しかも、女子サッカーの話です。<えっ?サッカーで「52―0」60分52発!ハット10人、5分で5連続弾「得点頻度ヤバい」「ラグビー」>(22/5/21(土) 21:25配信 
スポニチアネックス)という話が出ていました。

<新潟県高等学校総合体育大会の女子サッカー1回戦が21日に長岡ニュータウン運動公園サッカー場で行われ、帝京長岡が52―0で国際情報に勝利。28日に行われる開志学園との決勝戦に駒を進めた。前後半30分ずつの計60分で52ゴールを挙げた試合はSNS上でも大きな話題となっている。
 試合は前半に26ゴール、後半にも26ゴールを挙げ、守っては無失点という圧勝。帝京長岡高校女子サッカー部のツイッターによると、川本美羽は前半だけの出場で7ゴール。しかも前半8分から13分の5分間で5連続ゴールを挙げた>
<山田野乃選手が最多の8ゴール、川本美羽選手と末次結依選手が7ゴールと続き11選手で52ゴール。ハットトリック達成者は10人だった>
https://news.yahoo.co.jp/articles/29035ad3a3cc75cba993ee78e58625094e89785f

 ちょっとありえない数字で、SNSでは「えっ?えっ?」「バスケかな」「得点頻度がやばすぎる」「え、ネタ?」「サッカーだよね…?」「ラグビーの点差!」「ラグビーかと思ったけどサッカーやわ」「ラグビーかと思ったけどサッカーやわ」などの反応が出ていたそうです。

 ヤフーニュースのコメント欄では「これだけいろんなポジションの子が得点してるのも、トップを入れ替えながらみんなが得点できるようにしてたのでは」と予想する声が出ていました。
 実際には記事でポジションの明記がなかったものの、FWが10人というのは考えられないため、FWを入れ替えた可能性はありそう。「川本美羽は前半だけの出場で7ゴール。しかも前半8分から13分の5分間で5連続ゴール」といった極端な偏りもこれで説明できそうです。


■2022/06/08 大量得点は良くないこと?「サッカー嫌いになりかねない」という感想も

 取り上げるのが遅くなって元ページが消えたのですが、ヤフーニュースのコメント欄では「そもそもサッカーの試合ができる高校女子サッカー部が少ない」といった推測コメントもあった記憶。次がもう決勝戦ということですから、新潟県内では数チームしかないのかもしれません。
 帝京長岡高校は男子だと強豪校であり、強豪校と弱小校がいきなり当たってしまった可能性も感じました。

 記事では、他にSNSから「コールドないからなぁ、、こんな試合してたらサッカー嫌いになりかねないよな、、」「驚異的、、というより、相手はトラウマになるレベルだな」という反応も取り上げていました。これは重要です。
 ヨーロッパでは大量得点差は失礼にあたると、監督が処分を受けることがあります。また、盗塁禁止だったかな、野球でも得点差が大きいときはさらに大差にしないようにするというマナーがあるとのこと。私はこれが以前理解できませんでした。

 ただ、子どもたちの野球の世界大会で海外の人が「日本みたいなプレーをされると子どもたちが野球嫌いになる」と怒っていたのを読んでやっと納得。確かに得点をたくさんとるだけでなく、プレーを楽しむということは大事ですし、相手に嫌な思いをさせないことも大事です。
 この「相手に嫌な思いをさせないこと」の関係では、得点差が開くとラフプレーが多くなりがち…というのも重要でしょう。これはラフプレーを行う方が悪いのですが、怪我させられたたいへんですからね。複数の意味で、大量得点差における考え方は重要かもしれません。

2023年12月4日月曜日

ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長

■2015/6/11 ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長



■2015/6/11 ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長

 トヨタ自動車社長がグランパスの会長に就任となると、大歓迎!と思いきやそうでもなかったんだそうです。<「トヨタはケチ」「夢見させてくれよ」 大型補強否定のグランパス新会長・豊田章男氏に早くもブーイング>(2015年 04月17日 18時33分    提供元:J-CASTニュース)という記事が出ていました。

<「私は財布ではありません」――。名古屋グランパスエイトの新会長に就任したトヨタ自動車の豊田章男社長(58)は、会見でこう明言した。サポーターの間で高まっていた、大型補強待望論に釘を刺した格好だ。(略)

 2015年4月16日、名古屋市内で行われた会見で豊田新会長は、記者から選手補強について聞かれ、「トヨタ自動車と聞くとすぐお金の話題が出ますが、私は財布ではありません」とジョークを飛ばした。さらに「すぐに資金を期待されても、それは現実離れした話題」として、メーンスポンサーであるトヨタ自動車から資金を受ける形での大型補強を否定した>
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1087413/

 「ジョーク」とされているものの、大型補強は本当に否定している感じ。この大型補強をしないこと自体は良いと思います。むしろそういう安易ではないチームづくりは好感しますね。

 ところが、大型補強を否定する一方で「常にリーグのトップ4に位置しているクラブになってほしい」と虫の良いことをおっしゃっています。これはいけません。
 「今の人員では目標達成は無理です」と言われて、「根性で何とかしろ」と答えているブラック企業な感じ。流れとしては、「常にリーグのトップ4にしろ」「それには新たな人材が必要なんです」「人は増やせない。一生懸命やればできる」といった感じですかね。

 お金をかけないクラブ経営自体はむしろ好きなのですけど、好成績のみ要求されるとさすがに擁護できませんわ…。

2022/05/18追記:上記の会長就任は2015年の記事。豊田章男社長は、早くもその3年後には退任しています。2018.7.6に<株式会社名古屋グランパスエイト 取締役会長交代のお知らせ|ニュース|名古屋グランパス公式サイト>というお知らせが出ていました。

<株式会社名古屋グランパスエイト 取締役会長の豊田章男が7月6日をもって退任し、後任に早川茂の就任が内定いたしましたので、お知らせいたします>
「このたび、名古屋グランパスの会長を退任することといたしました。自動車業界は今『100年に一度』と言われる大変革の時代を迎え、業界をあげての取り組みが求められています。そうした中、今年の5月に自動車工業会会長職をお引き受けした時点より、本業・社業に専念すべきではないかと逡巡していましたが、シーズンの最中、J2から這い上がってJ1の舞台で戦うグランパスが、できる限りピッチに集中できればと、このリーグ戦中断期間を待っての退任とさせて頂きました(略)」
https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2018/0706post-992.php


2023年12月2日土曜日

鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる

■2022/01/11 鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる
■2022/03/10 Jリーグがクラブ資格停止の処分で鈴鹿ポイントゲッターズ消滅危機?



■2022/01/11 鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる

 カズこと三浦知良の移籍が発表されたJFL鈴鹿ポイントゲッターズ。これを伝えた記事、<JFL鈴鹿 カズ獲得発表「勝利に貢献できるよう努力していきます。Boa Sorte」(引用者注:Boa Sorteはグッドラックといった意味)>(スポニチアネックス / 2022年1月11日 11時23分)では、以下のように鈴鹿ポイントゲッターズについて説明しています。

<09年にFC鈴鹿ランポーレとして発足。翌10年から9年間、東海1部に所属し、12、14、17、18年優勝、19年からJFL参加。昨年2月にリーグ百年構想クラブに認定され、同9月にJ3ライセンスが付与された。19年には女性指揮官、スペイン人のマルティネス監督が就任し話題に。活動拠点は三重県鈴鹿市>
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220111_0109/?tpgnr=sports

 この鈴鹿契約で最大のネックとされていたのが、元役員による内部告発問題でした。この記事では、<クラブ側は全否定し、警察にも相談。カズにも再交渉の席で状況を説明し、問題をクリア>と説明していますが、これはクラブ側の主張であり、解決なのかどうかはよくわかりません。
 とりあえず、最後の詳しい報道は、2021年12月12日あたりのものですかね。例えば、<元役員の不正告発&金銭要求にJFL鈴鹿ポイントゲッターズが声明「警察署に一任する」…過去に金銭支払いも認める>(超ワールドサッカー )といった記事が出ていました。(名前は伏せています)

<JFLの鈴鹿ポイントゲッターズは12日、クラブの元執行役員からの告発に関して声明を発表した。ことの発端は、元執行役員であるS氏が自身のツイッターを通じてクラブを内部告発。八百長を持ちかけられたことなどを赤裸々に綴っていた。
 そんな中、鈴鹿はクラブとして声明を発表。S氏から金銭を要求されていることを明かし、その額は5000万円とのことだ。クラブによると、「5000万円の支払いと代表取締役・Yの辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する」と要求されているとのこと。金銭の要求は今回が2度目とのとことだ。1度目は7月26日に2500万円を同様の内容で要求してきたとのこと。その2500万円はすでに支払っていることを報告した>
https://news.infoseek.co.jp/article/webultrasoccer_408784/

 クラブ側は、元役員が指摘する不正行為の内容は、ほとんどが趣旨が判然としないものだと主張。不正行為も存在しない「認識」しているとの説明。ただ、執拗な金銭要求に畏怖を覚えたことや、不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、関係を断ち切るべく、要求された金銭を支払ったとしていました。
 ということで、クラブ側としては、飽くまで被害者という主張ですが、要求された金銭を支払っちゃったのはまずかったですね。事態が余計ややこしくなってしまいました。本当に不正があったから支払ったのでは?と疑う人も出てきそうです。検索すると、実際、そう考えている人がいますね。

 あと、2500万円というのは、すごい金額。特にJFLクラブからすると、支払いが難しいであろう金額。これを事実無根なことに支払ったというのは、ちょっとわかりづらいです。
 また、あまり言われていませんが、表に出せないお金を2500万円を支払えてしまったというのも、組織として問題。本来なら会社として問題になります。これはいわば「裏金」的な使い方。普通なら役員全員進退問題になりますね。
 それから、以下のように警察に任せているために説明できない…というのもわかりづらいところでした。

「本来であれば、弊社に不正が存在しないことについて、詳細な説明を行うべき立場にあるかとは存じますが、合計7500万円に及ぶ巨額な金銭を得ることを目的とした告発であり、かつ内容自体を正確に理解することが難しいため、本件の対応は基本的に警察署に一任することとしておりますので、現時点では詳細な説明を控えさせていただく予定でおります。何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」

 よくわからないので、別記事も見てみました。<「負けるよう指示」JFLチームの元役員が告発…チーム側は元役員から金銭要求受け既に2500万円支払う>(2021/12/13(月) 21:24配信 東海テレビ)から、八百長のポイントとなる部分を抜き出すと以下のような感じですね。

・「鈴鹿ポイントゲッターズ」の元役員だった男性がツイッターで、試合で負けるように選手に伝えるよう指示されたと告発しました。
・「アウェー試合の1週間前くらいに、N会長より『負け試合をすることを選手に伝えろ』と」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3993202af17569cf9666f7edef619bc4b5b51c46

 なお、元役員は2500万円は脅迫ではなく退職金としており、コメント欄では、LINEのやり取りから見ても元役員の主張に賛同する…としている人もいました。クラブ側の説明より、退職金の方がむしろ理屈が通る説明です。ただ、コメントでは双方闇深い…という声が多数ですね。また、三重のライバル潰しが目的という見方もありました。

<三重のJFLチームのJ3昇格阻止が目的での負け指示みたいだね>
<八百長の話は十分あり得そう。鈴鹿の相手のソニー仙台が勝てば、Jライセンスを持っているヴィアティン三重が勝ってもJ3に昇格できない状態だったみたいだし、フロントとしては同じ県内チームに先こされるのが気に食わなかったんでしょ>

 totoがあるJリーグで八百長問題は致命傷なので、本来ならJリーグ側も調査に加わるべきだと思いますが、JリーグはJリーグでイマイチですしね。
 あと、こういうチームに三浦知良が行こうと思っちゃうってのは、問題の深刻さを全く理解していないってことでもあるでしょう。人格者のように言われていますが、サッカー以外のことは知らない非常識な人で、正義感もない人なんでしょうね。残念ながらサッカー界はあまり人のレベルが高くありません…。



■2022/03/10 Jリーグがクラブ資格停止の処分で鈴鹿ポイントゲッターズ消滅危機?

 鈴鹿ポイントゲッターズの八百長告発の件は、クラブ側の説明を全面的に信じたとしても問題でした。不適切な2500万円の支払いをしており、裏金的な問題があったためです。
 普通の会社であれば大問題になり、支出に関わった役員は解任されるべきですし、その他の様々な問題が出てきます。前回書いたように、私は役員全員進退問題になって当然だと思いました。
 これで「お咎めなし」であれば、日本のサッカー界はマジで最低。ただ、「JリーグはJリーグでイマイチ」と書いていたJリーグが、最低限の仕事はしてくれました。飽くまで「最低限」ではあります。とはいえ、処分なしだとたいへんまずかったので、まずはこれで「良かった」と思いたいです。

・カズJ3昇格に暗雲…JFL鈴鹿 解除条件付きJクラブ資格停止 6月J理事会までにクリア必要(スポニチアネックス / 2022年3月1日 5時32分)

<Jリーグは28日、日本フットボールリーグ(JFL)規律委員会の調査で懲罰対象となりうる行為が発覚した鈴鹿ポイントゲッターズについて、準加盟に相当する「百年構想クラブ」資格を解除条件付きで停止すると決めた。
 鈴鹿はクラブの元執行役員から過去の八百長疑惑などの不正を告発されており、調査の結果、適切ではない金銭のやりとりが存在するなどクラブのガバナンス体制の不備が複数認められた。これらは百年構想クラブ規定に反し、資格停止に。今後、日本協会からも最終処分が下るが、関係者によれば、経営陣の刷新を求められる可能性もある。
 クラブ側は改善意思を示しており、解除条件がついた。(1)ガバナンス体制の改善(2)ステークホルダーからの支援継続の2点が機能していると理事会から判断されることが絶対条件でJリーグ側は随時、確認していく>
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220301_0065/

 なお、鈴鹿はFW三浦知良(55)の加入により、連日、数百人の見学者が練習に訪れる空前のフィーバーぶりだったとのこと。この点では成功しましたが、不適切な支出のせいで問題外に…。
 また、カズは「J3昇格」を最大の目標に掲げていた…という話も出ていて、また問題の深刻さを全く理解していなかったことを露呈。サッカー選手の常識のない馬鹿っぷりが知れるので、少し黙っていてほしいです。

 鈴鹿ポイントゲッターズの件に関しては、クラブ消滅危機報道もあったとのこと。私が知ったのは、この報道を否定する<三浦カズがレンタル移籍 JFL鈴鹿が金銭トラブルで「クラブ消滅危機」報道の大ウソ>(日刊ゲンダイDIGITAL / 2022年3月2日 11時5分)という記事でした。サッカー関係者は以下のように言っていたそうです。

「鈴鹿とカズの移籍交渉中にJリーグ、JFLの知るところとなってザワついたが、2022年シーズン開幕前にペナルティーを科せられることを前提にしながら、カズの移籍が合意に達した。カズがJFLの客寄せパンダになることはJリーグにとっても既定路線。J4部に相当するJFLが話題になれば、Jリーグ全体の活性化にもつながりますからね」
<JFLの目下の悩みは「スポンサーの相次ぐ撤退」。女子サッカーの全国プロリーグ「WEリーグ」が21年9月に開幕。これまでJFL、その下部リーグに相当する全国地域リーグのチームを支援していた地方企業がWEリーグに流れたり、女子サッカーよりも注目度が低いことを再認識して撤退する事例が少なくなかった。そこで「カズの鈴鹿移籍をスポンサー企業掘り起こしの起爆剤にするというわけです」(前出の関係者)>
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_813463/

 ちょっとわかりづらいですが、JリーグはJFLを盛り上げるために鈴鹿ポイントゲッターズを潰すようなことはせず甘くする…といった主張でしょうか。ただ、これはJリーグにとっては恥ずかしいこと。不正に甘い腐った組織だと証明してしまうことです。
 とはいえ、鈴鹿ポイントゲッターズが消滅するとは限らない…というのは私も思います。そもそも前述のJクラブ資格の解除条件は、「ステークホルダーからの支援継続」となっており、存続が前提だとわかる話。要するにスポンサーや地元自治体次第ということなのですが、彼らはたぶん存続を望むでしょう。ということで、経営陣総入れ替えで存続というのが一番可能性がありそうな結果です。



■2022/06/11 JFLが八百長未遂と認定し処分するも疑問だらけの内容…

 JFLの方の鈴鹿への処分が決まっていましたのに、書いていませんでした。鈴鹿はまだJリーグ昇格前でしたので、最も関係するのはこのJFLでしたね。
 私が読んだ記事は、<JFAが鈴鹿の八百長未遂に対する処分を発表…クラブには罰金など、3名の関係者は活動禁止>(2022/4/5(火) 17:40配信 SOCCER KING)というもの。タイトルからすると、私が問題視して言い逃れ不能だったお金の問題ではなく、証拠がはっきりしないのでは?と思った八百長関連のようです。
 ただ、読んでみると、そもそもJFLが問題ありと、先に判断していたんですね。ここらへん、私はしっかり理解していませんでした。

<昨年12月、鈴鹿PGの元執行役員がSNSを通じて、鈴鹿PGが「上層部による負け試合指示」などの不正行為を働いてきたと内部告発を行なっていた。鈴鹿は当初、不正行為を否定していたが、今年2月にJFLが「鈴鹿において懲罰の対象となりうる行為が発覚した」と発表>
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca2596377419ae87d0db9a2faa19948f55ee8254

 調査の結果、八百長未遂があったと認定。その割には処分があまりにも軽い感じがしますが、処分も決まっています。うーん、ここらへんは処分なしに終わるよりマシ…と考えるべきなんでしょうか…。スッキリしませんけど…。

<2020年11月29日に行われたJFL最終節のソニー仙台戦において、八百長未遂にあたる行為があったと認められた。
 鈴鹿PGには当該試合の0-3没収試合(※元スコアは●0-1)、および500万円の罰金が科された。また、チーム運営会社『株式会社アンリミテッド』代表取締役社長A氏には、通知日より1カ月間のサッカー関連活動の禁止、チームオーナーB氏には通知日より3カ月間のサッカー関連活動の禁止処分が科される。『株式会社アンリミテッド』元執行役員C氏は、通知日より2年間のサッカー関連活動の禁止処分が決定した>

 報告書では八百長をやろうとした経緯などについても詳細に説明していたようで、記事では、以下のような話もありました。これ読むと、ますます処分が甘いな…という感じ。普通にガチな八百長指示です。

<2020シーズン最終節前の時点で5位だった鈴鹿PGは、J3昇格の可能性がなく、翌年以降のJ3昇格を目指していた。しかし、同時点で、J3ライセンスを所持していた6位いわきFC、7位ヴィアティン三重、8位FC大阪にJ3へ昇格する可能性があった。鈴鹿PGとしてはこの3チームからJ3に昇格するチームが少ない方が望ましく、また、同一地域の三重がJ3に昇格することも避けたかった。そして、鈴鹿PGは、シミュレーションの結果、S仙台戦に敗戦したほうが、3チームのJ3昇格の可能性が小さくなると分析した。
 同年11月27日、A氏、B氏、C氏、監督及びチームスタッフ2名が集まり、S仙台戦の戦い方について議論が行われた。そのなかで、B氏から、「もう昇格も降格もないので、この試合は必ず勝たなければいけない試合ではない。負けてもいい試合なので若手や出場機会のなかった選手を使ってほしい。仮に0-1で負けていて、残り時間が少ない場合、追いつこうとせずに、そのまま負けるという選択肢を選んで欲しい」との発言があった。
 選手がC氏の発言に対して激しく反発したためにC氏が逆上し、「お前らには嫌でもやってもらう」、「お前らがやらなければ俺がやる」、「試合に負けなければ途中でグラウンドに割り込んででも試合を中止させる」、「監督は国に帰れ」等の発言をし、収拾がつかない混乱となったため、いったんA氏とC氏が退席し、選手と監督だけでミーティングが続行された>

 これでなぜ八百長”未遂”なのか?と言うと、その後、Aさんが選手や監督と「正々堂々と戦う」意思を確認するために誓約書を交わしたためかもしれません。逆に言うと、証拠がしっかりとあるということです。ひどすぎですわ…。
 より「未遂」と判断された理由っぽいものは、この後あります。

<2回目のミーティングに参加した選手のうち5名は試合に参加せず鈴鹿に帰ってしまった。
 試合当日のS仙台戦の状況については、残って試合に参加したメンバーは大きく戦力ダウンしたわけではなく、後半80分までは0-0の拮抗した試合であり、最終的には0-1で鈴鹿PGが負けたものの、意図的に負け試合をしたことをうかがわせる事情は見られなかった。また、JFA規律委員会が独自に専門の調査機関に依頼し、実施した追加調査によれば、S仙台戦において、各国におけるスポーツ賭博等に絡んで試合結果を操作しようとする動きや徴候は確認されず、また、選手を含む関係者といわゆる八百長に関係する犯罪組織等との関連性も確認されなかった>

 あと、ステークホルダーは鈴鹿存続を願うだろうって話を書いていたのですが、本件行為を誘発する発言をして本件の発端を作ったBさんは、チームのオーナーだったそうな…。
 コメント欄では、すでに辞めているCさんへの責任なすりつけを疑う声の他、そもそもクラブ側は当初否定していた、つまり、嘘と隠蔽を行っていたことを指摘する声がありました。そうですよね。この嘘と隠蔽を考えると、さらに罪が重くなって良いはずです。また、私が問題視しているお金の問題もあります。
 また、コメント欄では、「メンバーは大きく戦力ダウンしたわけではなく」というJFLの判断に異議を唱えるようなものもありました。

<試合のスタッツを確認すれば、ベンチのGKが2人まて大半の選手が、前節から入れ替わっている
つまり「ホテルのミーティング」以前に、クラブ首脳部が遠征帯同メンバーに介入していたのは明白
問われなければならないのは、「遠征出発前になにがあったか」のはず> 

レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…

■2018/10/12 レスターのラニエリ監督は無能だった…元コーチが暴露
■2022/05/22 レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…
■2018/06/07 CL3連覇なのに監督辞任のジダン、理由はレアル・マドリー・ペレス会長?
■2017/02/25 レスター・ラニエリ監督解任は予想通りか、予想外か?
■2017/02/25 岡崎もいいね?選手が望んだ解任という報道も
■2017/02/26 選手がラニエリ監督解任を求めた…は誤報か?
■2017/02/25 ラニエリ解任にリネカーは激怒「不可解で許されない」
■2017/02/26 プレミアのライバル監督らがことごとく解任を非難
■2017/03/20 ラニエリにひどいことしたレスターはお断り プランデッリはオファー拒否していた
■2017/02/25 ラニエリ監督の夢は「死んだ」のか、「ついえた」のか?
■2017/10/29 ラニエリ監督のナント好発進で、「レスターの奇跡」再現を期待

 監督絡みの話をまとめています。







■2018/10/12 レスターのラニエリ監督は無能だった…元コーチが暴露

 大活躍していたナントですけど、その後失速したようです。とはいえ、ナントの実力から見るとまずまずであったようです。ナントを退任することになったものの、戦績ではなくナントのバルデマール・キタ会長との不仲だとウワされています。以下のように書かれていた記事がありました。

"ラニエリ氏は昨夏にナントの指揮官に就任すると、シーズン序盤にリーグ戦8試合連続無敗を記録。後半はやや勢いに陰りが見えたものの、それでも最終節を残して10位とまずまずの成績を残していた"
(元レスター指揮官ラニエリ、ナント監督退任発表で岡崎慎司との再会は? | Football Tribe Japan 5月 17, 2018 11:45 amより)

 一方で、ラニエリ監督は大した監督ではないとする人もいたことを知ったので紹介。レスター・シティの元コーチであるケヴィン・フィリップスさんは、ラニエリではなく当時アシスタントで、後に昇格したクレイグ・シェイクスピアさんや選手たちのおかげだったとしているようです。

 「私はラニエリ監督の下で短期間働いたが、その時の組織は良くなかった。もしシェイクスピアともそうであったら、もっと早くに崩壊していただろう」
「彼ら(引用者注:選手たち)は昨年よく自分たちの士気を維持したよ。本当に自分たち自身でよく管理した」
「もしシェイクスピアがそこにいなければ、彼らにとって勝利を収めることはもっと難しいものになっていただろう」
(ラニエリに組織なし、優勝は選手が頑張っただけ…元コーチが激白 2017/03/16 08:45より)

 なお、この記事は、アシスタントから昇格したクレイグ・シェイクスピア監督の下でチームは勢いを取り戻しつつある…といった時期に書かれた記事。しかし、シェイクスピア監督も4ヶ月でリーグ戦の成績不振により解任されており、フィリップスさんの主張の説得力はあまりなくなっています。


■2022/05/22 レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…

 ラニエリ監督は、レスターの奇跡の後のシーズンでは不振で退任。その次のナントでも躍進するも途中で失速してまずまずといったところで終わっていました。その後の話をWikipediaで見てみます。

フラム
2018年11月14日、フラムFCの監督に就任した(引用者注:おそらくシーズン途中での就任)。しかし、シーズン通じての悪い流れを変えることは出来ず、2019年2月28日に解任された

ローマ(第2期)
2019年3月8日、解任されたエウゼビオ・ディ・フランチェスコの後任として、ASローマの監督に就任。2018-19シーズン終了まで監督を務めた。

サンプドリア
2019年10月12日、UCサンプドリアの監督に就任。2020-21シーズン終了後に退任した。

ワトフォード
2021年10月4日、ワトフォードFCの監督に就任した。シーズン途中に就任したが不振に陥り、ノリッジ・シティ戦に0-3で敗れた後、2022年1月25日、解任が発表された。

 フラムとワトフォードは不振で解任。ただ、どちらも悪い流れのチームを任された形で難しい仕事ではあったでしょう。時期的に他のチームもすべて成績不振のチームを引き受けた形だと思われます。基本的にこれで結果を出すのは難しいです。
 ただし、サンプドリアの場合は、2シーズン目もやっており、ある程度時間がありました。目立った結果は残せなかったようです。
 このようにレスター後を見てみると、そこまでひどい無能監督ではないが、それほど良いところもなく平凡…といった感じです。

 ついでに、レスターの方のWikipediaも見てみました。すでに書いていたシェイクスピア監督時代とその次のクロード・ピュエル監督は不振で解任されており、いまいち。
 しかし、その後任となったブレンダン・ロジャーズ監督になってからは、毎年かなりの好成績を残しており、お見事。ブレンダン・ロジャーズ監督は高く評価されて良いのではないかと思います。

2017-18シーズン
 シェイクスピアが正式に監督に就任。(中略)開幕戦のアーセナルFCやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、リヴァプールFCといった強豪クラブに敗戦して降格圏内に入ってしまったため、2017年10月にてシェイクスピアを解任。後任にはクロード・ピュエルが就任した。

2018-19シーズン
クロード・ピュエル政権2年目。(中略)開幕3試合で2勝とまずまずのスタートを切るが、徐々にチームは低調に陥っていく。
 2018年10月27日、オーナーであるヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が、プレミアリーグ第10節ウエストハム戦の試合後、同氏が搭乗したヘリコプターがキングパワースタジアムを離陸した直後に墜落し、同氏を含む全乗員乗客の5人が死亡する事故が発生した。(中略)この事故の後に行われたカーディフ・シティ戦ではデマライ・グレイが決勝点を決め勝利。事故後、チームは6戦無敗を記録した。12月にはチェルシーとマンチェスター・シティを相手に2連勝という大金星を樹立した。
 しかし、2019年に入ってからの7試合では1勝1分5敗と苦戦し、プレミアリーグ第27節クリスタル・パレス戦で4-1で敗れた直後にクロード・ピュエルは解任。後任としてブレンダン・ロジャーズが就任した。シーズン終盤までの11試合で6勝2分3敗という成績を記録した。また、シーズン終了後にダニー・シンプソンと岡崎慎司が契約満了で退団。

2019-20シーズン
 ロジャーズ体制2年目。(中略)開幕の2試合こそ勝利が無かったものの、ポゼッションとカウンタースタイルの両方を組みあわせたサッカーを展開し、トッテナム戦で逆転勝利をおさめるなど、序盤は好調を維持。第9節から第16節までの間でリーグ戦8連勝を記録。
 後半戦は新型コロナウイルスによるリーグ戦中断、ディフェンス陣の欠場が相次いだ事などに起因して不調に陥る。最終的に、CL出場権をかけた最終節マンチェスター・ユナイテッド戦では敗北を喫し、クラブ史上2回目となるCL出場とはならなかった。しかし、チームとしては5位で終わり、翌シーズンのEL出場権を獲得した。

2020-21シーズン
 ロジャーズ体制3年目。(中略)
 クラブ史上初のイングランド1部リーグ開幕3連勝で好スタートを切る。その後、ウィルフレッド・ディディやジェームズ・ジャスティンなどの怪我による離脱により、調子を落とすものの徐々に戦績を上げ、19節から36節の間は常に4位以上をキープした。(中略)
 FAカップ初優勝を果たした。
 (中略)シーズンを昨シーズンと同じ5位で終えることとなった。


■2018/06/07 CL3連覇なのに監督辞任のジダン、理由はレアル・マドリー・ペレス会長?

 チャンピオンズリーグ(CL)3連覇達成の5日後に、突然ジダンがレアル・マドリーの監督を辞任。フロレンティーノ・ペレス会長も「まったく予期していなかった」と言ってたみたいですね。
 ただ、このペレス会長が原因ではないか?とする記事がありました。
  ジダン監督はチェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールの獲得を望んだのですが、これに対するペレス会長の答えは「No」。一方で、ペレス会長はマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得を持ちかけたが、ジダン監督はケイロル・ナバスへの信頼を強調したということで物別れに終わったとのこと。
(ジダン監督の電撃辞任…… 原因はペレス会長との衝突?2018年6月5日 16時0分 theWORLDより)
 http://news.livedoor.com/article/detail/14819448/

   一方、ジダン監督の公式な説明は全然違うもの。以下のように言っていました。
 「選手たちは変化を必要としている。(中略)このクラブの歴史は長く、我々は常に選手たちにプレッシャーをかけ、多くを要求してきた」
「しかし、ある時に思ったんだ...。これ以上、彼らに何を求めるのかと。彼らが私にしてくれたことを考えるとね。選手たちには、異なる流れが必要だ」
「3年が経ち、これが私の決断だ。もしかしたら、間違っているかもしれない。だが、このチームが勝ち続けられるという確信が抱けないなら...私が望むように物事が進むと思えないなら...バカげたことをするより、何かを変えた方がいいと感じた。そのタイミングだ」
 (「選手たちにこれ以上何も求められないと思った」ジダンが辞任の理由を説明 | Goal.comより)
 
  わかりづらい言い方で、マスコミでもどこを切り取るか分かれています。比較的多いのは「変化が必要」というのをポイントとしたところ。
 ただ、燃え尽き症候群的なところも感じますね。監督より選手で多いものの、何かを成し遂げたときにその次の目標を失ってしまう…といったことはあります。金メダルを取った五輪選手なんかが言っていましたし、サッカーで言うと奇跡を起こしたレスターが翌年はそのモチベーションを持続できませんでした。
 また、気になるのは「このチームが勝ち続けられるという確信が抱けない」と言っていたこと。ジダン監督以外にも選手が移籍する話が出ており、悪い意味でチームが大きく変わる可能性を感じます。
 一方でネイマール加入の噂もあり、そうなるとむしろ豪華になりそうなのですけど…。



■2017/02/25 レスター・ラニエリ監督解任は予想通りか、予想外か?
 昨シーズンは奇跡の優勝を遂げて、2016年度のFIFA男子最優秀監督賞を受賞した、レスター・シティのラニエリ監督ですが、今季は一転して残留争い。監督解任は間近と言われていたものの、衝撃的な解任と報じられています。
  以下の記事など、電撃解任とした記事が複数ありました。

“奇跡の優勝”から一転…レスターのラニエリ監督が電撃解任、今季わずか5勝で残留争い ゲキサカ 2017年2月24日 10時23分 (2017年2月25日 11時31分 更新)

 クラブは飽くまで、ラニエリ監督を全面サポートするとの公式声明を発表していましたからね。そんなこと言っていたのにいきなりというのはあります。
 記事では、18日のFA杯で格下のミルウォール(3部相当)にジャイアントキリングを許し、22日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でセビージャに敗れたことで、クラブは解任を決断したようだとしていました。

 ちなみに、クラブ公式サイトによると、アイヤワット・スリバッダナプラバ副会長のコメントは以下。

「今回の決定は、我々が7年前にクラブを所有することになってから、最も難しい決断だった。しかし、我々は個人的な感情よりも、クラブの長期的な利益を考えなければならない。我々は彼が成し遂げてきたことに対して、永遠に感謝の気持ちを持ち続けるだろう。今季はプレミアリーグに残留することをトッププライオリティとしていた。その中で残りの13試合で目標を達成するため、変化が必要だと感じ、今回の決断に至った」


■2017/02/25 岡崎もいいね?選手が望んだ解任という報道も

 この解任 では、レスター所属の岡崎慎司がクラウディオ・ラニエリ監督の解任報道に、ソーシャルメディアで「いいね」と反応したと、英地元紙「メトロ」が報じ、批判を浴びているそうです。

レスター岡崎にラニエリ解任“いいね”疑惑が浮上 英紙は「恩知らず」と糾弾するが… Football ZONE web 2/24(金) 19:33配信 では、
 記事によれば、レスターがイタリア人監督解任を発表したというニュースに、インスタグラムの「shinji_okazaki20」というアカウントが9168人とともに「いいね」と反応したというもの。
 「クラウディオ・ラニエリはキャリアで成し遂げたこともなかったありえない勝利を、レスター・シティの選手にもたらしたが、選手のなかには即座に恩知らずと化した者もいるようだ」と、裏切り者として批判しています。
 しかし、今回報じられた岡崎のアカウントには公式のマークが付いておらず、本人のものかは疑わしいようです。

 一方、別記事によれば、選手との軋轢があって、選手らが望んだ解任だともされていました。

 レスター、監督解任は選手が望んだこと? オーナーに不満を直訴か フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月24日


 英メディア『スカイ・スポーツ』によると、現地時間22日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、セビージャとの試合に1-2で敗れた翌朝、レスターのオーナーは選手たちとのミーティングを行っています。
 ここで、チームの中心選手たちはその席で、ラニエリ監督やコーチングスタッフとの関係悪化を訴えたとされていました。
 英紙『サン』は、ラニエリ監督との関係が悪化した選手として具体的にGKカスパー・シュマイケルやFWジェイミー・ヴァーディーの名前を出しています。
 解任を告げられたラニエリ監督は、選手たちやオーナーに「裏切られた」と感じて怒りを覚えた模様だと同紙は伝えました。

■2017/02/26 選手がラニエリ監督解任を求めた…は誤報か?

 続報によると、 レスター・シティの暫定監督を務めるクレイグ・シェイクスピアさんは、クラウディオ・ラニエリ監督が解任されたのは選手との関係悪化によるものだったという報道を否定しました。ラニエリ監督のアシスタントを務めていた方です。

レスター、ラニエリと選手の関係悪化を否定。守護神は感謝の言葉述べる フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月25日

 シェイクスピアさんは、以下のように述べています。

「結果への不満は大きかったが、彼がドレッシングルーム(との関係)を失ったわけではない。騒動があったという話は憶測でしかない」

 また、関係悪化した選手として、名指しされたGKキャスパー・シュマイケルも、インスタグラムの自身のアカウントで前監督への感謝を記しています。
 ラニエリ監督と抱擁を交わす写真とともに、「クラウディオがレスターや僕個人のためにしてくれた全てのことに感謝したい。彼が僕らとともに成し遂げたことは最大限の敬意と大きな称賛に値する」とコメントを投稿しました。



■2017/02/25 ラニエリ解任にリネカーは激怒「不可解で許されない」

 ラニエリ監督に味方し、その解任を恩知らず だと言う人もいます。レスターOBで、ワールドカップ得点王となり、Jリーグでもプレーしたゲーリー・リネカーさんです。

リネカー氏、ラニエリ解任に苦言「不可解で許されない。うんざりするほど悲しい」 フットボールチャンネル | 2017年02月24日

 24日に英メディア『BBC』によると、以下のようなコメントとのこと。

「クラウディオ・ラニエリ監督がレスター・シティのためにしてきたことを考えると、彼の解任は不可解なもので許されないことだ。うんざりするほど悲しい」


■2017/02/26 プレミアのライバル監督らがことごとく解任を非難

 明日は我が身というのもあるでしょうが、同業者も多くが、今回の解任の決定を非難しています。
 例えば、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、以下のようなコメント。

「レスターのスタジアムがクラウディオ・ラニエリ・スタジアムという名前になってもおかしくないほどの人物だ。その彼がクビになった。レスターは2年続けて歴史に残った。1年はサッカー史における最も美しい物語だ。そして今、本当に受け入れることが難しい決定を下した」

 レスターはチームレベルを考えると別格の優勝でしたが、優勝監督が退任というのは、最近のプレミアリーグのトレンド。
 モウリーニョ監督も、 は2015年にチェルシーでプレミアリーグを制したが、次のシーズンで不振に陥り、同年12月に退任しており、それを踏まえたコメントもしていました。

「昨シーズン、私はチャンピオンとしてクビになった。当時、とてつもなくネガティブなことだと思ったが、クラウディオが成し遂げたことを考えると、私のことなど小事に思える」

 また、チェルシーのアントニオ・コンテ監督も、以下の通り。

「すごく悲しい。彼は友人だし、ジェントルマンであり、優れた監督だからだ。まだ連絡していない。今の状況を想像するとね。でも、数日中に連絡を取ることは間違いない。レスターの決断は本当にハードなものだった」

ラニエリ監督解任を嘆く同業者たち。モウ「彼の名前がスタジアム名になってもおかしくない」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!

 さらに別記事では、  リバプールのユルゲン・クロップ監督が、「驚いてはいない」としながらも、その理由はサッカー界以外でも奇妙なことが相次いでいるためだという言い方で、非難していました。

 「2016/17年にはいくつか奇妙な決定があったよ。ブレグジット(EU離脱)、トランプ、ラニエリだ」

 "レスターの監督解任は、昨年夏の国民投票で英国のEU離脱が決定されたことや、米国のドナルド・トランプ大統領当選に並ぶほど理解しがたいことだ"という意味です。

クロップもラニエリ解任に苦言。「EU離脱やトランプと同じくらい奇妙」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!




■2017/03/20 ラニエリにひどいことしたレスターはお断り プランデッリはオファー拒否していた

 かつてイタリア代表やフィオレンティーナ、ガラタサライなどを率いたチェーザレ・プランデッリさんに、レスター・シティからの正式な監督就任のオファーがあったそうです。
 しかし、彼は以下のような理由で断っていたそうな。

「私はノーと言った。彼らからアプローチがあったのだが、すぐに断った。ラニエリがあんな扱いを受けた後で、あの場所へ行こうとは思わない」
「ラニエリはとてつもなく素晴らしいことを達成したが、繰り返すことはできなかった。記憶に残る歴史的なタイトルを勝ち取った監督は、その数ヶ月後に棄てられた。誰かがそうなったことを反省しなければならない」

元伊代表監督、レスターの就任要請を拒否「前任があんな扱いを受けた後では…」 フットボールチャンネル | 2017年03月19日

 選手がラニエリ解任を望んだという説は前述の通り、クラブ側は否定しています。ただ、プランデッリさんはこの話を念頭に置き、監督就任拒否の理由として挙げていました。
 本来上の立場であるはずの監督やフロントではなく、選手の力が強くなりすぎてしまうことを危惧し「フットボールのマネジメントは非常に難しいが、素晴らしい仕事でもある。ただここ数年、指導者と選手たちの互いの関係に大きな変化が生じている」と、時代の移り変わりを指摘していました。
 この考え方は彼の最近の経験のせいというのが、大きそうです。プランデッリさんは、今季途中からバレンシアの監督に就任したものの、結果を残せなかったうえ、補強方針でクラブと衝突してわずか3ヶ月で辞任していました。


■2017/02/25 ラニエリ監督の夢は「死んだ」のか、「ついえた」のか?

 余談なのですが、ラニエリ監督のコメントの和訳が異なっていたのが、気になりました。

 「夢は死んだ」…レスター解任のラニエリ「成し遂げたものを奪うことはできない」 | サッカーキング

サッカー=レスター解任のラニエリ前監督、「夢はついえた」 | ロイター 2017年 02月 25日 10:47 JST

 英語記事を探してみると、元の発言は、  'yesterday my dream died'みたいです。
 サッカーキングなど、日本のメディアはこのラニエリ監督のコメントを、「きのう、私の夢は死んだ」と訳していました。
 一方、ロイターは、「昨日、私の夢はついえた」と報じています。
 ここらへんの言葉選びのセンスの違いが見えて、おもしろいですね。


■2017/10/29 ラニエリ監督のナント好発進で、「レスターの奇跡」再現を期待

 レスターを成績不振により解任されたラニエリ監督ですが、フランス1部のナントで大躍進。10試合を終えて6勝2分け2敗の成績で、パリ・サンジェルマン(PSG)とモナコに次ぐ3位につけています。
 ナントは昨シーズンを7位の成績で終えたとはいえ、それ以前には1部と2部を行き来するなど低迷の時期を過ごしていたクラブ。
   ラニエリ監督自身は、レスターとナントには「何も共通点はない。監督が同じなだけだ」「レスターは特別な何かだった。50年経っても再現するのは不可能なものだ」と否定していますが、思わぬ好成績にメディアは盛り上がっているようです。

 また、英メディア『BBC』は、ラニエリ監督が率いていたレスターと現在のナントには、好成績以外の共通点があると指摘していました。
・1試合平均1失点を下回る堅守
・ポゼッション率約40%からカウンターを武器とするスタイル
  “ミラクル・レスター”の再現も? ラニエリ率いるナントがフランスで躍進中 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月28日
https://pex.jp/point_news/78dc74624d34d4195d0c231ee3024b97

 フランスは実力差が大きくて難しいのではないかと思うものの、ラニエリ監督なら…と期待したくなるのはわかりますわ。



FC LAVIDA(ラヴィーダ)がすごい!技巧派集団・埼玉・昌平高の育成組織

■2022/06/05 FC LAVIDA(ラヴィーダ)がすごい!技巧派集団・埼玉・昌平高の育成組織



■2022/06/05 FC LAVIDA(ラヴィーダ)がすごい!技巧派集団・埼玉・昌平高の育成組織

 ブックマークだけして読んでいなかった2021年12月26日という古い記事<圧倒的強さでJクラブをなぎ倒す“街クラブ”FC LAVIDA、4戦15発の勢いで高円宮杯U-15初制覇に王手>(ゲキサカ)の話。なお、「FC LAVIDA」は「FCラヴィーダ」とも表記されているサイトがあります。

<2012年創設の“街クラブ”が大きな注目を集めている。高円宮杯JFA第33回全日本U-15サッカー選手権は25日に準決勝を開催。FC LAVIDAが鹿島アントラーズつくばジュニアユースに4-1で勝利し、初優勝に王手をかけた>
https://news.infoseek.co.jp/article/gekisaka_348640/

 どういうクラブなの?と見ると、FC LAVIDAは、技巧派集団として名を馳せる昌平高の育成組織で、グランドも同じなんだそうな。最近、このパターンが出てきましたね。あと、昌平高校って私、なぜか西日本の高校だと盛大に勘違いしていましたが、埼玉県の高校だそうです。

<FC LAVIDAから昌平を経たJリーガーには、アルビレックス新潟のFW小見洋太を始め、来季からはMF平原隆暉(高3年/北九州内定)、MF井野文太(高3年/北九州内定)、CB八木大翔(高3年/福島内定)もプロ入りが内定>

 1回戦○3-1、2回戦○3-0、準々決勝・徳島JY戦5-0となかなか派手なスコアで勝ち進むと、準決勝では、前年準優勝の鹿島つくばJYに4-1で圧勝。破壊力がありますね。前回は初出場でベスト4進出。2度目の出場で初の決勝進出となりました。
 優勝すれば、<Jクラブのジュニアユースではないチームが決勝に駒を進めるのは、2001年の東海大一以来。優勝すれば、1997年の三菱養和サッカースクール以来の快挙となる>という記録だといいます。

 FC LAVIDAの村松明人監督によると、パスだけではないし、攻撃だけでもないし、守備もできるとしていました。以下のような説明です。

<創立当初は対Jクラブを意識していたという村松監督。「最初作ったときは、Jを倒すという意識はすごく強かった。倒すために、日本一を取るために、Jにはないような感じのサッカーに切り替えた部分はある。もともとはパスが多めのサッカーをやっていたんですけど、それだとちょっと違うなと」。より積極的に仕掛けることを意識したチーム作りに転換した。
 ただ、仕掛けるだけではなく「そういう選手がしっかり守備の理解をする、ゲームの展開を読む」こともトレーニングで鍛えている。「予測の部分、切り替えの部分、すべてが自然になってきている。攻撃とか守備というよりも、どっちもあるようなトレーニングを積み重ねてきている。あくまで自然体で、奪われそうなところを予測するとか、仕掛けている選手、ボールを持っている選手よりも、周りの選手がそういう感覚を身に着けてほしいなっていう感じでやっています」>

 この勢いなら優勝したのでは?という力量差のあるスコア。で、決勝の結果を見ると、サガン鳥栖U-15に4-1で大敗。今までの勝ち上がりと全く逆な感じで、力量差のあるスコアで負けていました。

2023年11月28日火曜日

サッカーのシンデレラストーリー メッシアス、清原翔平、クリバリ、マイズ・フィップス

■2022/02/12 レジェンドがアマチュアから発掘したメッシアスが大出世
■2017/03/11 サッカーのシンデレラストーリー 清原翔平がJ1デビュー
■2017/06/20 ホームレスから成り上がった?ママドゥ・クリバリ
■2017/02/16 11部相当からいきなりトップへ?マイズ・フィップスに注目
■2017/04/09 レスターが“ニュー・ヴァーディー”ジョシュ・ゴードンを獲得


■2022/02/12 レジェンドがアマチュアから発掘したメッシアスが大出世

 サッカーにおける最近のシンデレラボーイは?と検索すると、<【コラム】底辺から築いたシンデレラストーリー、一面を飾った元配達員ジュニオール・メッシアス|セリエA>(2021/12/4(土) 18:31配信)という記事が出てきました。
 まず、このジュニオール・メッシアスの活躍の話から。UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)では、アトレティコ・マドリー戦で決勝点を上げ、続くセリエAのジェノア戦(3-0で勝利)において、ミラン移籍後、初先発を果たし、いきなり2得点しています。
 1つ目の試合は、2013年11月以来となる、ACミランのチャンピオンズリーグ勝利だったというのも驚きですね。長く低迷していたようです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae1a9bbcd83eb765ee7a87725a077058a9a225f4

 このジュニオール・メッシアス(メシアスとも)ですが、ブラジルのベロオリゾンテ生まれ(1991年5月13日)。クルゼイロの下部組織で数カ月プレーした程度で、サッカーを中心に生活しておこうとは思っていなかったそうです。
 その後、今から10年前、イタリアのトリノのバリエラ・ディ・ミラノ地区へ移住すると、工場でレンガ洗浄の仕事を始めます。レンガ1個につき20セント(約25円)の収入だったそうです。なぜイタリアに来たのかは書かれていなかったものの、たぶん出稼ぎ的なものでしょうね。
 この頃もサッカーはしていたようですが、とりあえず、全然サッカーでの成り上がりは考えていなかった模様。ところが、転機が訪れます。

<メッシアスは、新たなチームメートとなるペルー人移民のグループに誘われ、アマチュアリーグUISPトリノのスポルト・ヴァリケでプレーを始めるとともに、配達員としての定職も与えられた。こうして彼は、キエーリやピーノ・トリネーゼのエリアで冷蔵庫の配達に従事するようになった>
<2015年のある日、メッシアスは今後もイタリアで暮らしていくための許可証を手にすると、その翌日、元トリノ指揮官エツィオ・ロッシから連絡が届いた。UISPの試合を視察したエツィオは、カンピオナート・エッチェッレンツァ(イタリア5部)のカザーレへ24歳のメッシアスを入団させようと考えていたのだ>

 ただし、提示された給料は月給700ユーロ(約9万円)で、ブラジルにいる妻や息子の生活を支えなければならないため無理でした。それでも、元トリノ指揮官エツィオ・ロッシが熱心に誘い、「君のために月給1500ユーロ(約19万円)の契約を用意した。これからはカルチョのことだけを考えれば良い」と条件を改善してくれたそうです。ここからどんどん出世していきました。

<エッチェッレンツァのカザーレで21ゴールをマーク。翌年はセリエD(イタリア4部)のキエーリで14得点を記録し、次の移籍先のゴッツァーノではチームをセリエC(イタリア3部)昇格へ導いた。そして2019年夏、セリエBクロトーネの一員となると、チームが昇格した翌年の9月20日、まさにスタディオ・マラッシのジェノア戦においてセリエAデビューを飾り、翌月25日のカリアリ戦でセリエA初ゴールもマークした。(引用者注:その後、さらにACがミランに移籍)>

 Wikipediaでは、アマチュアチームでの噂を聞きつけたトリノOBのレジェンド、エツィオ・ロッシの目にとまり試合後、「彼のような選手がこんなところにいちゃいけない」と進言し、下部リーグのクラブとの契約にこぎつけた…という書き方をしていました。


■2017/03/11 サッカーのシンデレラストーリー 清原翔平がJ1デビュー
 日本ではあまり飛び級的な成り上がりの話は聞かず、苦労人的なものの方が多いと思います。セレッソ大阪の 清原翔平もそんな感じです。

 JFL社員選手からJ1へ。C大阪・清原翔平、30歳目前で1部デビュー果たした苦労人の足跡 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月10日 (取材・文:藤江直人)

 札幌大学を卒業して8年目、プロになって5年目、セレッソの一員になって2年目、6月25日には30歳の誕生日を迎えるというタイミングの3月4日、途中交代で清原翔平はJ1デビューを果たしました。中盤の右サイドでの投入です。

 清原は札幌大学からJFLのSAGAWA SHIGA FCへ加入。社員選手でアマチュアだったとはいえ、JFLの強豪でもあったSAGAWA SHIGA FCはサッカーに専念できる環境が整えられている良いところではありました。

「仕事といっても、年末の忙しい時期に商業施設へ行って、佐川急便のトラックの到着を待って、積まれていた荷物を配る内容だったので。あとはある程度免除されていたというか、基本的にはかなり優遇されていたと思います。サッカーにほぼ集中できていたので」

 チーム得点王になり、リーグのベストイレブンにも選出されるなど、プレーでは順調でしたが、何とこの恵まれていたチームが突然なくなります。2012シーズン年限りでSAGAWA SHIGA FCが活動を休止、実質的な廃部となったのです。
 シーズン終盤に古傷でもある右足小指のつけ根を疲労骨折していたこともあり、「いままでのサッカーに関係することでは、自分のなかでは一番衝撃的でした」とのこと。
 サッカーを続けるかどうかすら迷ったものの、いくつか届いたオファーのなかから、唯一、プロ契約を提示してきたのが当時JFLのツエーゲン金沢。
 SAGAWA SHIGA FCが優勝しても上のカテゴリーは目指さない方針だった一方、ツエーゲンは上を目指していました。ここでプロになります。
 このオファーがなかったら、「(いまの僕は)なかったと思う。どうなっていたかはわからないけど、教職を取り直して、おそらくは学校の先生をやっているかもしれませんね」としていました。


 ツエーゲン金沢でも 清原翔平は活躍。チームトップの13ゴールをあげて、再びリーグのベストイレブンに選出。
 クラブも翌2014シーズンから創設されるJ3への参戦が決定し、ここで優勝。清原も 再びチームトップとなる9ゴールをあげました。
 J2でツエーゲンは前半戦こそ首位に立つ快進撃を見せながら後半に失速して12位。破格の5年契約でまだ3年も残っていた清原にセレッソからオファーが届きました。

 悩んだ末に、J1を狙えるセレッソ大阪への移籍を選択します。そして、昇格プレーオフで決勝ゴールを奪うという、重要な役割を果たしたようです。

 ベテランでも活躍し続ける選手というのは、国内外でいます。さらに言えば、30代をすぎてピークを迎える選手というのもまれにいます。清原にもまだまだチャンスがあると思われます。


■2017/06/20 ホームレスから成り上がった?ママドゥ・クリバリ

 イタリア・セリエAから2部に降格することが決まっているペスカーラのMFママドゥ・クリバリに、ユベントス移籍の噂が浮上しているという話。
 この移籍そのものはアマチュアからいきなり…というものではなく、ちょっと違ったタイプのシンデレラストーリーです。

 「ネクスト・ポグバ」とも称されているセネガル出身のクリバリは、"家族にも内緒で家を飛び出し、バスと船でヨーロッパに渡"りました。
 そして、"イタリアで複数クラブのトライアルを経てプロとなって、昨年ペスカーラで注目を集めるようになった"ところ。現在もまだ18歳という若い選手です。

 本文には「ホームレス」という言葉はなかったものの、 タイトルはホームレスからユーベに大出世? 18歳セネガル人MF、超エリートとトレードか フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月16日 でした。
 同じくタイトルにある「超エリートとトレードか」というのは、かつてインテルやミランなどで活躍したアンドレア・ガンツの息子であるFWシモーネ・アンドレア・ガンツとのトレードが噂されているため。
 ガンツには気の毒な対比のされ方ですけどね。


■2017/02/16 11部相当からいきなりトップへ?マイズ・フィップスに注目

 まだ、決定ではないものの、もし実現すればエキサイティングな話。

11部から一気にプレミアリーグへ!? 18歳FWがWBAに1週間の練習参加 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月14日

 18歳のFWマイズ・フィップスは、イングランド11部相当のパジェット・レンジャーズの所属。
 イングランド7部相当のヘドネスフォード・タウンからアーセナルに移籍した20歳のDFコーエン・ブラモールが話題になったのですが、11部相当というのは、当然さらに下。
  ブラモールのヘドネスフォード・タウンは、ノーザン・プレミアリーグの所属。このリーグの下には地区別に分かれた複数のリーグが存在し、そのうちの一つであるミッドランドフットボールリーグというのがあります。
 このリーグがまたプレミア部門、リーグ1、リーグ2、リーグ3の4カテゴリーに分かれており、今回のフィップスが所属するパジェット・レンジャーズはこのうちのリーグ2に所属するクラブだそうです。

 で、 この11部相当のところでプレーするフィップスが、トップであるプレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ(WBA)に練習参加することになったというのが、今回のニュース。13日に英紙『バーミンガム・メール』が報じています。
  契約したとしても、ウェスト・ブロムウィッチの下部組織所属とのことですが、ワクワクする話です。


■2017/04/09 レスターが“ニュー・ヴァーディー”ジョシュ・ゴードンを獲得

 アマチュアからの転身で成功した選手の代表格は、レスター・シティのエースであるジェイミー・ヴァーディーでしょう。7部相当のリーグにいたストックスブリッジ・パーク・スティールズの所属していたものの、イングランド代表に呼ばれるまでになりました。

 そのレスターが、7部に相当するリーグ所属のスタッフォード・レンジャーズから22歳の若手FWジョシュ・ゴードンを獲得。“ニュー・ヴァーディー”の登場かと注目されています。
 ゴードンは、ストーク・シティの下部組織で8年間プレーしていたそうです。おそらく、ストーク・シティでは評価されなかったために、トップには行けなかったのでしょう。逆転ストーリーになっています。

 なお、記事タイトルは 「7部から22歳FWを獲得か」という曖昧なものになっていますが、ゴードンは自身の『フェイスブック』で「イングランド王者であるレスター・シティと契約したことをようやく発表でき、うれしく思う」とつづっているそうですので、移籍決定ということで良いと思われます。
(レスターに“新ヴァーディー”加入へ。7部から22歳FWを獲得か フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月08日より)

2023年11月25日土曜日

日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)

2022/05/15 見直して再投稿
■2015/10/23 日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)
■2017/09/04 タトゥー1つで身体能力が3~5%も低下、発汗機能や体温調節機能を阻害
■2015/9/18 サッカーは運動量が多いほど勝てる…は本当か? 日本と海外で違い



■2015/10/23 日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)

 <ゴールを決められる選手と決められない選手の違いはどこにある?>(フットボールチャンネル 2015年10月23日(Fri)11時27分配信 text by 木之下潤)によると、『得点力アップのためのヒント』という論文が出されたそうです。これはおもしろいですね。興味ありますわ。
 『得点力アップのためのヒント』という論文を発表したのは、東京経済大学のサッカー部の監督を務める富岡義志雄教授。2011年2月に発表された論文だそうです。

 よくありがちな「ぼくはこう思う」的な話は、はっきり言って信頼性が低いんですよね。なので、興味があるのはなるべくデータ的な裏付けがある部分です。まず、以下のところは「そう言っていた」という話だけです。

「とある本に、こんなことが書かれていました。ストイコビッチが名古屋グランパスエイトで日本人選手に対し『なぜパスをするたびに毎回止まってしまうのか。それでは相手にパスが読まれてしまうだけでなく、次の動き出しも遅れ、試合の流れが止まってしまう』と指摘したことがあると」

 ただ、ここから日本人選手のキックと、海外の選手のキックが異なるのではないかと考察。実際に蹴り方が異なるようで、違いについて説明されていました。

<日本人はキックの際、一連の動作で立ち足に重心をかけ続けているから次の動作が遅れる。重心を蹴り足と同じように前方へと移動させたら次の動作へスムーズに移行できる。
 論文には、日本人選手と海外の選手のインステップシュートのフォームを比較した表が記されている。そのなかには、おもしろい違いもある。『蹴り足の軌道』では、日本人はボールが上方に上がりやすく、海外の選手は低い弾道で飛ぶ特徴があるとか。ほかにも、『腰の動き』では、日本人選手は動かさず、海外の選手は捻るため、イメージとしては腰で蹴る感覚だとか>

 よりデータらしいデータも出てきます。2002年と2006年のワールドカップで得点となったシュートコースのデータを見ていました。これによると、得点となったシュートでは、海外の選手のキックの特徴が出たものが多かったそうです。

<ポイントは『高さ』だ。肩から上、腰から肩、腰より下で調べると、両大会とも70%以上、腰より下の低い弾道でネットをゆらしている。
 元ブラジル代表のジーコが「シュートはゴールにパスをするように打つのが基本」だとアドバイスをしていたことは有名だ。それと同様、データからもわかる通り、低い弾道の方がGKも防ぎにくいようだ。
 この前に、インステップシュートのフォームの違いに触れたが、『低い弾道』のシュートが蹴れる海外の選手が確率高くゴールを奪えているのはデータにも表れている>

 低い弾道の方が良いというのは、野球のホームランみたいな、よくあるド派手なシュートはダメな典型ってことですね。
 だいぶうろ覚えですが、昔、日本代表の経験もある望月重良選手がゴール左上隅に、柔らかく回転しながら曲がるシュートを打ち、キーパーにセーブされたことがありました。良いシュートでGKがナイスセーブ!という場面だったのですが、解説していたセルジオ越後さんは、「これはGKの見せ場を用意するためのシュートだ」といった趣旨のことを言っていたんですよ。
 つまり、見た目は良いシュートに見えるものの、意外にゴールキーパーが対応しやすい、ゴールの可能性の低いシュートだということでしょう。このシュートのことを思い出しました。この解説をしたセルジオ越後さんもブラジルですね。

 上記以外の話もおもしろいものばかりだったんですが、記事できちんとしたデータに触れていたのは残念ながらここだけでした。もっと知りたくなる論文です。




■2015/9/18 サッカーは運動量が多いほど勝てる…は本当か? 日本と海外で違い

  "J1リーグはファンに対して新たな情報提供サービスを始めた"そうです。

-----引用 ここから-----
 最新鋭のトラッキングシステムを利用して選手やチームの走行距離とスプリント回数を解析、そのデータを情報サイト『Jリーグ.jp』で見ることができるのである。

トラッキングシステムは軍事技術のミサイル自動追尾のシステムを応用したもの。メインスタンドに設置された2台の専用カメラがピッチ上のすべての動きを追尾することで、選手の走行距離やスプリント回数がデータ化され、数字として示すことができるのだ。

(略)トラッキングシステムが示す「走行距離」はいうまでもなく選手が試合中にプレーで移動する距離のこと。多ければ運動量が多いことを意味する。また「スプリント回数」は時速24km以上で走った回数を示す。時速24kmとは、400mを1分で走るスピード、100mでは15秒、50mでは7.5秒。これよりも速いスピードで走らないとスプリントとは見なされないわけだ。

Jリーグのデータで判明!選手の運動量とチーム成績は無関係!?|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター]【第355回】 2015年7月14日
http://diamond.jp/articles/-/74856?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
-----引用 ここまで-----

 運動量が多いサッカーは、大好きです。ところが、以下のような結果になってしまいました。

-----引用 ここから-----
ファーストステージを優勝した浦和の1試合あたりの平均走行距離は113.189kmで18チーム中9位。同じく1試合あたりのスプリント回数は165回で8位と、ともに真ん中あたりなのだ。

1試合当たりの走行距離、スプリント回数とも1位だったのは湘南。走行距離は117.139km、スプリント回数は179回と浦和をかなり上まわる。だが、ファーストステージは6勝7敗4分で10位だった(略)。また、走行距離、スプリント回数とも2位だったのは松本だが、4勝10敗3分と負けが込んで15位だった。
-----引用 ここまで-----

 "湘南も松本も昨季はJ2リーグで戦い、運動量とスピードで他を圧倒して昇格を果たしたチーム"だそうで、J1になってから運動量が増えたわけではないそうです。
 ただ、J1では「走らされている」ということなのでしょう。うまくボールをキープされたり、速攻を食らったり、守りで走る場面が多いのではないかと想像されます。

 実際、運動量が極端に少ないクラブの方が上位にいます。おもしろいのは、運動量が少ないものの、スプリント回数は多いという点です。

-----引用 ここから-----
ガンバ大阪の1試合あたりの平均走行距離は112.072kmでリーグ14位と下の方だ。が、スプリント回数は173回で湘南、松本に次いで3位。通常は動きをセーブしていて体力を温存。だが、ここはチャンスと見たらスプリントして一気に攻めたて、ゴールをものにしてしまう。ガンバ大阪はファーストステージ4位(略)

名古屋も同様の傾向がある。チームの平均走行距離はリーグ最低の108.338kmだが、スプリント回数173回はガンバ大阪と並んで3位。(略)名古屋はファーストステージで9位に終わったが、運動量ではるかに優る湘南や松本よりも順位では上。
-----引用 ここまで-----

 残念ながら運動量の多さは関係ないものなのね、と納得しかけると、この後に大どんでん返しが待っていました。
 実はこのシステムはすでに欧州の主要リーグで採用されています。そして、"ドイツ・ブンデスリーガでは走行距離とスプリント回数に勝るチームが勝つ確率が高いというデータがある"のです。

-----引用 ここから-----
ドイツでは選手が相手のボールを奪うために常に動いている。そして奪った途端、相手の守備陣形が整わないうちに一気に攻撃するというサッカーをする。労を厭わず走りまわり、スプリントを何度でも繰り返すよりハードでスピーディなプレーをしなければ勝利は得られないという考え方があるのだ。
-----引用 ここまで-----

 記事では、ブンデスリーガ以外のデータがなぜかありませんでした。他のトップリーグのデータも見ないと、単に「お国柄」という可能性があります。
 とはいえ、運動量が少なくても勝ててしまう…というJリーグのレベルの低さを示している可能性は否定できず、ショッキングなオチでした。




■2017/09/04 タトゥー1つで身体能力が3~5%も低下、発汗機能や体温調節機能を阻害

 私も正直タトゥーは嫌いですが、タイトル見て偏見では?と思ったタトゥーはサッカー選手に悪影響? 独の大学教授が研究結果を報告 サッカーキング 2017年8月24日 08時58分 (2017年8月24日 13時53分 更新)という記事。
 ただ、精神的な影響ではなく、肉体的な話でした。

 ケルン体育大学のインゴ・フロベーゼ教授がタトゥーとサッカー選手との関係を研究。タトゥーに使用されるインクの60~70パーセントは皮膚から血管にまで達して体内の血液循環に影響を与えることや、範囲の大きなタトゥーが皮膚の発汗機能や体温調節機能を阻害することを指摘しました。
 一つのタトゥーを身体に入れると、しばらくはフィジカル面で3パーセントから5パーセントほどパフォーマンスが低下すると言いますから、予想外に大きい値です。
 タトゥーについてフロベーゼ教授は、「私が責任ある立場にあったら、タトゥーは禁止する。小さなことかもしれないが、真剣に検討するべきだ」と各クラブへ対策の必要性を訴えたそうです。

 なお、タトゥーを入れている選手が活躍している…という主張は反論にはなりませんよ。喫煙でも似たような反論をする人がいるのですけど、条件を同じにしないと比較できません。
  わかりやすくするために極端な例を出すと、三流の選手が絶好調であっても、パフォーマンスが落ちている一流の選手にかなわないといった感じで、そもそもの能力が異なる人を比較するのは無意味なのです。


2023年11月22日水曜日

日本でまた前代未聞の再試合!やはり審判のルール不理解が原因

■2018/09/11 日本で前代未聞のPK戦だけ後日やり直しで、勝利クラブが敗退に
■2022/05/09 日本でまた前代未聞の再試合!やはり審判のルール不理解が原因
■2015/7/4 サッカーで人工芝が普及するか?女子ワールドカップで人工芝使用
■2015/10/20 FIFA汚職問題はプラティニもレッドカード?ブラッター会長から高額の金銭
■2015/6/29 FIFA会長立候補のマラドーナは日本嫌い?アジア枠減るなど嫌がらせするかも
■2017/03/05 PK戦は先攻有利で勝率6割 改革のためにテニス方式を検討中
■2017/06/24 サッカーを90分制から60分制に変更で、逆に長くなる理由
■2017/06/24 スアレスがやったハンドでゴール阻止も無効に




■2018/09/11 日本で前代未聞のPK戦だけ後日やり直しで、勝利クラブが敗退に

 こんなことあったの?と驚いたのが、 前代未聞の「後日PK戦だけやり直し」です。日本の天皇杯の話で、プロチームがやっている試合で起きたことでした。
 2018年6月6日に行われたJ1名古屋グランパスとJFL奈良クラブとの試合は、1-1のまま延長でも決着がつかず、奈良がPK戦5-4でジャイアントキリングを果たしていました。
 しかし翌日、試合を見ていた「3級審判員の資格を持っている」というファンからの電話で、PK戦のルール適用に関する間違いの指摘が、日本サッカー協会にありました。

 6日の試合は、奈良の3番目のキッカーが失敗し、2-4で迎えた奈良4番目のキッカー金久保は助走から左足で2度ケンケンし、右足でゴールを決めました。しかし、清水主審はフェイントと判断し、やり直しを命じます。ただ、金久保は2度目のキックも決め、名古屋はその後、2人連続で失敗。6人目のキッカーで勝負が付き、奈良クラブが3回戦に進出となりました。
 私の理解だとこれはルール通りというもので、何が問題なのかわかりませんでした。実際、 一昨年ならこのルールで正解だったようです。
  しかし、FIFAのルール変更で、昨シーズンから、審判がフェイントと判断した場合、そのPKは失敗と見なすことになっていたんだそうな。私がサッカー観ていないうちに、そんな変更があったんですね。
 この新ルールなら、奈良クラブ4人目の金久保は失敗となり、その時点で名古屋の突破が決まるはずだったとのこと。勝っていたのは、本当は名古屋だったんです。

 だとすれば、後日 やり直しも必要なかったのですけど、天皇杯実施委員会は<1>名古屋の勝ち<2>PKからやり直し<3>奈良クラブの勝ちの3パターンで議論した末、PK戦の最初からのやり直しで最終決定。
 このやり直しPK戦も、7-6と接戦になりましたが、無事本来のルール上での勝利者であった名古屋が勝ちました。ただ、一度逆の勝敗が決まっていただけに、両チームともに複雑な思いであったと思われます。
(天皇杯、前代未聞のPK戦やり直しは名古屋の勝利 - 天皇杯 : 日刊スポーツ[2018年6月28日19時52分]より)




■2022/05/09 日本でまた前代未聞の再試合!やはり審判のルール不理解が原因

 上記の<日本で前代未聞のPK戦だけ後日やり直しで、勝利クラブが敗退に>を思い出す話がありました。またもや日本で前代未聞という感じの再試合に。やはり審判がルールをわかっていなかった…というものです。
 以下の説明はわかりづらいですが、ルール上イエローカードにもならないプレーをレッドカードにしてしまったということのようでした。

<Jリーグは4月5日、競技規則の適用ミスがあったJ2リーグ第8節のモンテディオ山形対ファジアーノ岡山の一戦(0-1)の取り扱いについて、再試合にすると発表した。
  山形対岡山の一戦では、前半10分過ぎのジャッジへ疑惑の目が向けられていた。山形GK後藤は、味方からのバックパスが無人のゴールに向かった際、手で掻き出し難を逃れたが、このプレーに対して清水修平主審はレッドカードを提示し、一発退場を命じた。
 競技規則の第12条には「ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない」との記述があり、競技ルールの適用ミスの可能性が浮上。山形側も声明を発表する事態に発展していた。
 Jリーグは4日、このジャッジについて「勝敗の決定に影響を及ぼす、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミスがあったことが確認されました」と発表。さらに5日、日本サッカー協会(JFA)を通じて国際サッカー評議会(IFAB)にも確認したうえで臨時実行委員会および臨時理事会を開催し、協議した結果、「山形は約80分間にわたって1人少ない状態で試合を行うことになり、試合の結果に重大な影響を及ぼし得た」として、再試合とすることを決定した>
(J2リーグ「山形対岡山」の再試合が決定 J発表、競技ルール“適用ミス”「重大な影響を及ぼし得た」 22/4/5(火) 18:28配信 FOOTBALL ZONEより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9f57556911a26748e3a09f0c87af756bd7caffe

 ということで、ルール上は審判の間違いなのですが、本来なら失点というプレーをファールで止めても、退場はおろか警告すらなく、PKにもならず、間接フリーキックという甘すぎる処分というのは納得いきませんね。同じページで書いている<スアレスがやったハンドでゴール阻止も無効に>を思い出しました。
 ヤフーニュースのコメント欄でも同様の感想が出ています…と書いて今見たら逆に「問題ない」の声が優勢に変わっています。例えば、以下が1番人気でした。

<今回のケース、決定機阻止した反則なのにGKが退場にならないルールは、なんかおかしくないか?という、ルールに問題があるような意見がまま見られる。
 しかし考えてみればGKというポジションは、プレーのほとんど決定機を阻止するためにある。それが仕事ですから。
 だから、味方のミスで発生してしまったバックパスという反則で、GKを退場にするのはさすがに無理があるように思えます。
 GKが警告や退場処分を受けるのは、明確に相手選手のプレーを妨害した時のみ、という考え方は正しいと私は思います>

 ただ、私が見たときは、そもそも「ルールがおかしいから再試合はするな」という意見ではなく、「今のルールとしては審判が間違っているし再試合は正しいけど、反則に比べて罰則が甘すぎるので将来を考えてルール改正すべきでは?」という穏当な意見が1,2番人気でした。上記の反論は、わら人形論法的になっています。
 また、「GKというポジションは、プレーのほとんど決定機を阻止するためにある」はよくわからない理論。現代のGKは以前より多くのものを求められていますし、相手の決定機を阻止するためのポジションだからと言ってフィールドプレーヤーと扱いを変える理由はないでしょう。
 「明確に相手選手のプレーを妨害した時のみ問題」の考え方をフィールドプレイヤーに適用した場合、味方由来のボールをフィールドプレイヤーが手で扱っても厳罰にはらないということになりますが、それなら「おかしい」という声が多いはず。相手が蹴ったボールか、味方が蹴ったボールかは、特に関係ないと思うのですが…。

 なお、バックパスルールって、かなり新しいルールなんですよね。バックパスルールはアイルランド代表GKパット・ボナーの時間稼ぎ行為が話題となった1990 FIFAワールドカップ終了後、時間稼ぎのプレーや、過度に守備的なプレーを減らすため1992年に導入されたものです。
 逆に言うと、それまでは味方からのバックパスを手で扱ってもOKでした。罰則が軽いのはこうした歴史的経緯が関係しているのかもしれません。時間稼ぎのプレーや、過度に守備的なプレーを減らすことが主な目的だったため、バックパスによる失点を手で防ぐファールについては深く考えていなかった可能性もあります。
 また、バックパスを手で扱うのが反則じゃなかった時代の古いサッカー好きには、「別にいいじゃん」的な感覚も残っているかもしれません。ヤフーニュースのコメント欄の人たちはこうした話には触れておらず、おそらく歴史的経緯は理解してなかったものと思われますが…。
 

■2015/7/4 サッカーで人工芝が普及するか?女子ワールドカップで人工芝使用

 人工芝使っているんですね。いよいよ普及するのでしょうか?

-----引用 ここから-----
なでしこの活躍を後押し? 人工芝ビジネス伸び盛り:朝日新聞デジタル  新宅あゆみ 2015年7月3日16時45分

 女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会。そこで見られる緑まぶしいピッチは、すべてが人工芝だ。

(略)ピッチに敷かれたロングパイルと呼ばれる人工芝は、天然芝に比べピッチが傷みづらくイレギュラーが少ないとされる。
http://www.asahi.com/articles/ASH6Y6H4LH6YPLFA00K.html?iref=comranking_realrank03
-----引用 ここまで-----

 しかし、人工芝は今まで選手らから反対され続けてきました。今回も結局批判があったようです。

-----引用 ここから-----
 ただ、今回の女子W杯の会場を人工芝にすることには、大会前から論議を呼んできた。天然芝に比べてクッション性が低いと思われてきた人工芝に対し、米国代表のワンバック選手らが「けがの可能性が高まる」などと強く反発したのだ。

 しかし、国際サッカー連盟(FIFA)は「けがの危険性は(天然芝と)同じ」と反論。寒冷地のカナダは天然芝の維持管理が難しいとして、人工芝での開催にこだわった。
-----引用 ここまで-----

 なんだ、カナダの特殊事情なの?と思いました。
 ただ、"FIFAの決断の背景には、人工芝の進化がある"と記事では書いています。もう昔の非難されていた人工芝とは違うのだそうです。

-----引用 ここから-----
 現在の人工芝の主流はポリエチレン製。ごわごわした感触だった初期のナイロン製より軟らかく、滑り込んだときの摩擦によるけがも減らせるようになった。
-----引用 ここまで-----

 住友ゴム工業が昨年9月に発売した新製品は、耐久性を2倍程度に向上。2種類の素材を使うことで天然芝の風合いに近づけています。
 また、積水樹脂が2013年に出した新製品は、太陽光を反射する原料を混ぜ、温度上昇を5~10度抑える効果があります。日を浴びると天然芝より高温になる欠点を解消するための工夫です。

 "男子プロのJリーグは今も、公式試合は天然芝と規約で決まってい"るということで、やはり天然芝でなくてはなりません。
 ただ、"日本サッカー協会は03年、人工芝のピッチを公認する基準を設け、天然芝の補完として活用も進めてきた"とありました。
 FIFAはまだ今回の女子ワールドカップでの人工芝についての評価を口にしていませんが、今後いっそう人工芝が普及する可能性があります。





■2015/10/20 FIFA汚職問題はプラティニもレッドカード?ブラッター会長から高額の金銭
 あのプラティニもアウト…と書こうとしたんですが、サッカーなので「レッドカード」に。
 「やはり」とあるのは、日刊ゲンダイがもともとプラティニさんを怪しいと思っていたためみたいです。

-----引用 ここから-----
FIFA汚職問題 灰色プラティニ副会長はやはり真っ黒だった 日刊ゲンダイ / 2015年10月20日 12時16分

 日刊ゲンダイは今年6月、ブラッター会長の突然の辞任を受けて、「伏魔殿FIFAの内幕」という緊急連載を掲載した。その中では、22年W杯の開催地を決める際、「大本命といわれる米国に投票する」と示唆していたプラティニ氏が、カタールに投票した衝撃の内幕と、実は真っ黒な一面を持つことを詳しく報じている。
http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_283126/
-----引用 ここまで-----

 副会長やUEFA会長は、FIFA会長と対立することもあったのですが、プラティニ会長は違うんだ!と思っていたら、こっそり金もらっていたとは…。

-----引用 ここから-----
 国際サッカー連盟(FIFA)幹部の汚職をめぐる問題で欧州連盟(UEFA)会長のミシェル・プラティニ氏(60)は19日、FIFAゼップ・ブラッター会長(79)から契約書なしに高額の金銭を受け取っていた事実を認めた。(略)

 スイス検察当局が調査に乗り出していた疑惑の金額は200万スイスフラン(約2億4800万円)。ルモンドによると両氏の関係は98年から続いていたという。
-----引用 ここまで-----

 次期会長選が断たれるかもと書いていましたが、そりゃ当然です。これ以上晩節を汚すことなく、さっさと身を引くべきでしょう。サッカー界の恥です。



■2015/6/29 FIFA会長立候補のマラドーナは日本嫌い?アジア枠減るなど嫌がらせするかも
 私がそう思うってんじゃなくて、ネットでそう言われているって話です。

-----引用 ここから-----
当選したら日本代表が大ピンチ!? “因縁”ディエゴ・マラドーナがFIFA会長立候補へ
日刊サイゾー / 2015年6月28日 19時0分

「ウルグアイの著名ジャーナリストであるビクトル・ウーゴ・モラレス氏が、ディエゴ・マラドーナが次期FIFA会長選に出馬すると、21日にTwitterで明らかにしました。マラドーナといえば、サッカー界きってのスーパースターであると同時に、薬物問題の“前科者”ですからね。世界中は驚きに満ちていますよ」(スポーツライター)
(中略)
「実は、マラドーナと日本は因縁の深い仲なんです。1991年Jリーグ発足に向けて補強を進めていた名古屋グランパスエイトは、年俸や契約金を併せ総額15億円という契約で、マラドーナ入団を内定させていました。しかし、マラドーナの薬物使用疑惑により、スポンサーであるトヨタが拒否したんです。94年にはキリンカップの来日予定を、これまた薬物使用問題で日本側が入国を禁止しました。日韓W杯の際には、アルゼンチン大使という名目で来日を果たしていますが、正式には、いまだに入国禁止は解かれていません。精神的に子どもであるマラドーナの性格を考え、ファンからも『日本に不利なことを平気でしそうだ!』『きっといいことは何ひとつない!』『下手したらW杯のアジア枠減らされるぞ!』と、不安の声があがっています」(同スポーツライター)
(文=沢野奈津夫)
http://news.infoseek.co.jp/article/cyzo_20150628_678981/
-----引用 ここまで-----
 知らない人が多いでしょうが、日本で行われた1979 FIFAワールドユース選手権で活躍した、ディエゴ・マラドーナの弟のウーゴ・マラドーナがコンサドーレ札幌がプレーしていたみたいな良い縁もあるんですけどね。
 なお、『下手したらW杯のアジア枠減らされるぞ!』については。そもそもアジア枠が不自然に多いという指摘もあります。

 そして、この多い理由は今まさしくブラッター会長らが責められている理由、カネの問題です。中東などアジアにはお金を多く出す国が多いので、アジアに有利にしているという説があるのです。金で買ったワールドカップ枠だという見方です。
 ですから、マラドーナが会長にならなくてもアジア枠は減る可能性がありますし、前回ワールドカップの成績のひどさを考えても、減らすことは妥当だと思います。



■2017/03/05 PK戦は先攻有利で勝率6割 改革のためにテニス方式を検討中

 サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)を構成するスコットランドサッカー協会CEOのスチュワート・レーガンさんは、「60%のケースにおいて、先に蹴ったチームが勝利している」としていました。
 そんなに先攻が有利だとは思いませんでした。理由は書かれていませんが、たぶんリードされる展開が多いので、後攻の方がプレッシャーが強いってことなんでしょうね。

先攻有利のPK戦に大改革? "テニス方式"の導入視野にテスト実施へ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月04日

 では、この問題の解決方法はあるのでしょうか?
 サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が検討しているのは、テニス方式。
 テニスのタイブレークにおいて両選手が2本ずつサーブを打ち合う方式と同様の、各チームが「2本ずつ」シュートを蹴り合う方法です。
  チームAとチームBが対戦するとすれば、以下のような順番になります。

 「AB、BA、AB、BA」


 IFABは、下部レベルの大会において年内にもテストを実施することを検討しているとのこと。

 で、これがなぜ有効そうなのか?と言うと、先ほどの「リードされる展開」が先攻側にも起きやすいということですね。
 例えば、全員成功していた場合、今まで後攻側は0ー1,1-2,2-3,3-4など、常に決めなければ大ピンチになるというプレッシャーの中で蹴っていました。
 しかし、ABBA方式だと、同じ条件でも 0-1,1-1,2-3,3-3と同点の状態でのキックの回数が増えます。
 逆に先攻側は、0-0,1-2,2-2,3-4といった感じで、後攻チーム同様にリードされてプレッシャーがかかる状態でのキックが増えてきます。
 このやり方ですと、かなり先攻有利な状況は緩和されるのではないかと思います。


■2017/06/24 サッカーを90分制から60分制に変更で、逆に長くなる理由

  別のサッカーの改革案。サッカーが大きく変わる? 90分から「60分制」への変更など驚きの改革案 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月18日 という記事からです。

 サッカーの競技規則に関する決定権を持つ国際サッカー評議会(IFAB)。ここが国際サッカー連盟(FIFA)との連携の上で、IFABは「プレー、フェア!」と題するキャンペーンで、提案文書を出していました。

 最も 注目されるのが、現在90分間で行われているサッカーの試合時間を「60分」に変更するというもの。
 大幅な短縮…と思いきや、 実際のプレー時間は現行のルールより長くなると見られています。"プレーが止まった場合には時計を止める"ためです。
 どうも現在は、「一般的な90分間の試合で、インプレー中の実際の時間が60分よりも短い」のだそう。
 そこで、「時間稼ぎを減らし、試合のスピードアップを図る」とのこと。プレー時間が増えて、なおかつ以前より早く試合が終わるとすれば、サッカーの魅力も高まるかもしれません。


■2017/06/24 スアレスがやったハンドでゴール阻止も無効に

 国際サッカー評議会(IFAB)の提案は、他にもあります。最初のPKの新方式もここに含まれているとのことでした。

・ フリーキックやコーナーキックの場面で他の選手にパスを出さずにキッカーが自ら2回以上タッチしてプレーを進めることを認める
・ゴールライン上でのハンドでゴールが阻まれた場合には得点を認める
・前半終了や試合終了の笛はプレーが止まった時にのみ吹かれるようにする

 「ゴールライン上でのハンドでゴールが阻まれた場合には得点を認める」は、すぐにでも始めるべきでしょう。
 昔ワールドカップで、ウルグアイのスアレスが これをやって、なおかつPKが外れて本来なら勝っていた可能性の高いチームが延長で負けてしまうということがおきました。
 こんな卑怯なことは許されてはいけません。