2024年4月13日土曜日

アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に

■2014/8/6 ブラジルの日系人クラブPSTC フェルナンジーニョなどの代表を輩出
■2017/09/30 さすが中国?道士が競技場でプロサッカーチームの勝利祈願
■2017/07/01 アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に
■2017/07/01 アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判


■2014/8/6 ブラジルの日系人クラブPSTC フェルナンジーニョなどの代表を輩出

  サンパウロの西に位置するパラナ州ロンドリーナに「PSTC(パラナサッカーテクニカルセンター)」という日系人の経営するサッカークラブがあるそうです。
日系人クラブ、サッカー王国に定着 ブラジル代表も輩出 - 2014ワールドカップ:朝日新聞デジタル ロンドリーナ=中野寛 2014年6月19日15時58分
http://www.asahi.com/articles/ASG6L6VFJG6LUTIL03N.html

 PSTCの代表は、日系3世のマリオ伊良皆(いらみな)さん(60)。「イラミナ」って何か格好良いですね。「イルミナティ」みたい。

-----引用 ここから-----
イルミナティ(英: Illuminati)は、現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3
-----引用 ここまで-----

 プロにはなれなかったものの、"父親が経営する牧場を手伝いながら"サッカーをプレイ。"23歳の時に父親が亡くなり、広大な土地を受け継ぎ、サッカークラブの設立を決意し"ます。
 この土地を使ったのかと思ったら、売って設立資金にしたみたいですね。他に地元の日系人13人が設立に関わりました。

 セレソンも誕生したということなので読んでみたら、2人とも知っている選手。すごいですね。

-----引用 ここから-----
医療設備を整え、選手の生活費も全額負担。14~17歳の選手が中心で、今は約70人が在籍する。ブラジル全土で1年間に約1万人の選手を見てクラブに招く。これまでに2002年W杯のクレベルソン選手らのセレソンが生まれた。今大会の代表の一人、フェルナンジーニョ選手も卒業生だ。
-----引用 ここまで-----

 カンバラーという田舎町にも、日系人による「SEマツバラ」というクラブがあります(12年にいったん活動を休止したが、再開も考えている)。
 こちらはセレソンはいませんが、"Jリーグ川崎フロンターレなどで活躍したマルキーニョさん(38)は卒業生の一人"だそう。また、"元日本代表で現・横浜FCの三浦知良選手(47)も一時所属した"そうです。

 マルキーニョの経歴を見ると、日本の前には「SEマツバラ」しか所属した経験がありませんでした。

-----引用 ここから-----
所属クラブ

    1993年-1996年 ブラジルの旗 SEマツバラ
    1997年-1998年 日本の旗 モンテディオ山形
    1999年-2000年 ブラジルの旗 SEマツバラ
    2001年 日本の旗 アルビレックス新潟
    2002年 日本の旗 川崎フロンターレ
    2003年 ブラジルの旗 ウニオン・バルバレンセ
    2004年 ブラジルの旗 AAインテルナシオナル
    2004年-2006年 日本の旗 水戸ホーリーホック
    2007年-2010年 日本の旗 図南SC群馬 (現:tonan前橋) (コーチ兼任)
    2011年 日本の旗 東京23フットボールクラブ
    2011年-現在 日本の旗 ファンルーツアカデミー (FCトレーロス)(コーチ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3
-----引用 ここまで-----

 日系人クラブとの出会いが日本への親近感を増しているのだったら良いですね。


■2017/09/30 さすが中国?道士が競技場でプロサッカーチームの勝利祈願

 状況がよくわからないのですが、「チームが」ではなく「ファンが」という話。
  河南建業のファンらに招かれた道士15人が24日、3か月以上勝ち星のない、中国サッカーリーグの1部スーパーリーグに所属する河南建業の勝利祈願をグラウンド上で行ったそうです。
 試合前のグラウンドに黄色の布で覆われた台を置いて儀式を執り行った模様。台の後方にはお香やのぼりが供えられ、のぼりには「チームの勝利は神の意思」と書かれていました。

 中国サッカー協会(CFA)はこれを問題視しており、「サッカーのグラウンドは宗教的な場ではない。このような行為を公共の競技場ですることは不適切で、プロサッカーのイメージとも合致しない」という声明を出していました。
( 中国のプロサッカーチーム、道士が競技場で勝利祈願 協会が調査 2017年 09月26日 19時54分 提供元:AFPBB News)

 中国の話題なので、さすが中国という反応がありそうですが、後述するようにポルトガルの名門クラブでは、ファンではなくフロントが魔術師にお金を使って騒動になっており、中国よりレベルが上(下?)です。


■2017/07/01 アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に

 魔術はまだアフリカで生きているということは、結構知られています。実はアフリカだけではなく、東南アジアや東ヨーロッパでも、結構、魔術の話が出てきます。
 サッカーでも魔術の話題が出ることがあり、これもやはりアフリカが目立っています。

 例えば、まるでハリーポッター!? サッカーで魔法禁止に - 海外サッカーよもやま話 - 海外サッカーコラム : 日刊スポーツ 2016年12月29日13時54分【千葉修宏】という記事。
 これによると、アフリカのルワンダリーグで、FWカマラのシュートがバーを直撃した直後に、左ポスト根元付近の芝に、何らかの物体を突き刺したそうです。

 これを見た相手GKは激怒。カマラを激しく追い回したのですが、なぜか主審はGKではなくカマラにイエローカード。

 どうもGKが怒ったのは、カマラが魔法を使ったと考えたからみたいです。ルワンダではこれまでにもサッカーの試合で魔法が使われたとされる事象が数多くあるのだそう。
  この試合では、偶然、直後にヘディングでカマラ自身が劇的な同点ゴールとなりました。

 この時点でも奇妙な話なのですが、この事件を受けて、 ルワンダ協会も魔法を禁じることを決断してしまいました。
 この話を報じたイギリスのミラー紙によると今後、魔法を使ったとみなされた選手は10万ルワンダ・フラン(約1万4300円)の罰金。魔法を使ったクラブについても290万ルワンダ・フラン(約41万4000円)の罰金となります。
 ただ、ルワンダ協会のケイランガ副会長は以下のような説明で、魔法を信じているわけではないとのこと。

「厳密に言うと、協会として魔法そのものに対する罰則はない。なぜなら世界のどこにおいても魔法が試合に影響を及ぼしたという証拠はないからだ。ただ、そのような(魔法をかけたとされる)行為が相手チームとの暴力的ないさかいを引き起こすため、罰則を設けることにした」


■2017/07/01 アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判

 以上のように、アフリカサッカーで魔術という話は過去にもありました。驚いたのが、アフリカでも東南アジアでも東アジアでもない地域で、魔術の話があったことでした。

 ポルトガル1部ポルトのディレクターを務めるフランシスコ・J・マルケスさんが、リーグ4連覇を果たしたベンフィカについて、魔術師の力を借りていると非難したのだそうです。

 マルケスさんは、地元テレビ局に対して「2015年から2016年にかけて、ベンフィカはチャンピオンになるため6万5945ポンド(約961万円)を費やした」と語りました。
  ベンフィカが過去2シーズンで魔術師の力を借りていた証拠を入手したともしています。
 ベンフィカのルイス・フィリペ・ビエラ会長とギニアに住む魔術師(アルマンド・ナガさん)がメールで魔術師サービスに関するメールのやりとりを行なっており、魔術師サービスの更新を迫るメールなどがあったそうです。

(4連覇は“魔術師”のおかげ? ポルトがベンフィカ非難「961万円を費やした」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月30日 より)

 マルケスさんは上記を見ると、魔術を信じている感じですね。ただ、マルケスさんが信じていなかったとしても、少なくともベンフィカのルイス・フィリペ・ビエラ会長は信じている感じ。
 まさかポルトガルでこんな話が出てくるとは思いませんでした。

 ただ、 日本を含めた先進国でも 、疑似科学やフェイクニュースが氾濫しています。多少見てくれが変わっただけで、中身は五十歩百歩かもしれません。