2026年10月10日土曜日

キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!

■2022/01/15 高橋陽一先生、キャプテン翼に出る南葛SCを本当に作ってしまう
■2022/05/03 キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!



■2022/01/15 高橋陽一先生、キャプテン翼に出る南葛SCを本当に作ってしまう

 三浦知良の移籍記事(移籍先は鈴鹿で決定)を見ていたら、獲得を名乗り出ているところに「南葛SC」というのがあり、キャプテン翼に出てくる南葛と同じじゃん!実在したんだ!と思いました。しかし、別記事を見ると、キャプテン翼の作者・高橋陽一さんがどうのこうの…という話が登場。マジで作ったのかよ!と笑いました。

<横浜FCのFW三浦知良(54)は21日、大阪府内での自主トレと並行し、獲得オファーを受けている関東2部の南葛SCとの交渉の席についた。「キャプテン翼」の作者で代表の高橋陽一氏も出馬。「キャプテン翼の世界観でやっています。翼くんとカズさんの化学反応で凄いことが起きるのでは。思いの丈をぶつけにきました」と話した>
(カズ獲得交渉に南葛SC代表&「キャプテン翼」作者の高橋陽一氏「翼くんとの化学反応で凄いことが起きる」[ 2021年12月22日 05:30 ] より)
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2021/12/22/kiji/20211222s00002179059000c.html

 で、南葛SCのWikipediaを見てみたのですが、一から作ったわけではないみたいですね。高橋陽一先生の乗っ取りのような感じ。話題作りとしてはアリであり、ビジネスの手法として悪くないので、批判しているわけじゃないんですけどね。むしろ良いやり方だと思います。

1983年 葛飾区立常盤中学校サッカー部OBを中心に、常盤クラブとして設立。
2012年 クラブ名を常盤クラブから葛飾ヴィトアードへ改称
2013年    漫画『キャプテン翼』の作者で、地元葛飾区出身の高橋陽一を後援会会長に迎えると、同作の登場人物である大空翼や岬太郎らが小学校時代に所属していた選抜チームにちなみ南葛SCへ再改称
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E8%91%9BSC

 「南葛」が「南葛飾」の意味だとは知りませんでしたわ。で、キャプテン翼のWikipediaも確かめてみると、どうも漫画の方は「南葛市」という架空の市を想定しているようでした。

<南葛小に転入した天才サッカー少年・大空翼は修哲小の天才キーパー・若林源三と出会う。(中略、引用者注:対抗戦の)試合は南葛が強豪の修哲を相手に粘り強い攻防を繰り広げ延長戦に持ち込むと、転校生の岬太郎も加わり2-2のスコアで引き分ける。(中略)
 南葛市では全日本少年サッカー大会県予選に備え選抜チーム「南葛少年サッカークラブ(南葛SC)」を結成。(中略)決勝戦は日向や若島津健らを擁する明和FCとの再戦となるが、負傷の癒えた若林が合流し再延長戦の末に4-2のスコアで明和を退けて優勝を果たす>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E7%BF%BC

 あと、キャプテン翼の話題で思い出したのは、コンサドーレ札幌にはキャプテン翼で北海道・ふらの市のエース「松山光」が所属して背番号ももらっていた…ということでした。コンサドーレ札幌と南葛SCが試合すると、話題になりそうですね。

<松山光プロジェクト>
<2014年1月19日、現実世界のコンサドーレ札幌が松山光の入団を発表した(引用者注:漫画内でもコンサドーレ札幌に入団)。また松山光プロジェクトとして、1口1万円でプロジェクトパートナーを募集し、集めた支援金を育成費、強化費に使用しユース年代の強化にあてる。
これによりコンサドーレ札幌から正式に背番号「36」が与えられた>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%85%89



■2022/05/03 キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!

 遅くなっちゃいましたが、まだ関東サッカーリーグ1部でしかない南葛SCが、元日本代表の大量獲得に成功していた…という話。2022年だけで、MF稲本潤一、MF今野泰幸、DF伊野波雅彦、MF関口訓充と一挙4人を獲得しました。
 やっぱりキャプテン翼効果なんですかね? 現役ではない元日本代表の話とはいえ、他の同じクラスのクラブで同様のことがよくあるか?と言うと、やはりあまり聞かない話のような気がします。

 実際、分不相応な豪華なメンバーらしく、<稲本&今野ら元代表戦士がずらり 南葛SC、なぜ"J3級"の豪華補強に成功したのか? | フットボールゾーン>(2022.03.15)という記事も出ていました。
 これは、岩本義弘ゼネラルマネージャー(GM)の「J3に入ってもやれるメンバーを、と考えました。正直、今オフに関しては予想を上回るくらい選手を獲れた」という言葉からとったものなのでクラブの見解みたいですね。南葛SCの目標はまずJFL昇格ですので、2つ上のクラスの戦力という恐ろしいことになっています。

 ただ、この記事によると、クラブ側はこの獲得成功について「キャプテン翼効果」とは言っていないようです。

<南葛SCは今オフ、稲本、今野、伊野波、MF関口訓充ら日本代表経験者を含めて12人を補強し、35名体制で2022年シーズンに臨む。高橋氏は、ビッグネーム獲得の意図について、「日本代表だからほしいということではなく、チームの力になってほしい選手がたまたま加入してくれた。そういう選手たちが入りたいと思ってくれる魅力的なクラブに徐々になってきている」と回答。岩本GMも昨年の年間予算が「1億7000万円」だったことを明かしたうえで、“なぜ日本代表選手が獲れたのか”について見解を述べた。
「J2、J3はもちろんJFLのクラブと比べても予算は下のほうです。正直、そこまで予算を割けているわけではありません。選手個別パートナーというシステムがあって、選手1人1人が練習着のパートナーを自分でつけることができます。社員選手に関しては会社の売り上げですが、契約選手に関しては経費を除いで自分の収入になる。その部分も大きいと思います」>
https://www.football-zone.net/archives/372267

2026年10月9日金曜日

鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる

■2022/01/11 鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる
■2022/03/10 Jリーグがクラブ資格停止の処分で鈴鹿ポイントゲッターズ消滅危機?



■2022/01/11 鈴鹿ポイントゲッターズ VS ヴィアティン三重 八百長告発に揺れる

 カズこと三浦知良の移籍が発表されたJFL鈴鹿ポイントゲッターズ。これを伝えた記事、<JFL鈴鹿 カズ獲得発表「勝利に貢献できるよう努力していきます。Boa Sorte」(引用者注:Boa Sorteはグッドラックといった意味)>(スポニチアネックス / 2022年1月11日 11時23分)では、以下のように鈴鹿ポイントゲッターズについて説明しています。

<09年にFC鈴鹿ランポーレとして発足。翌10年から9年間、東海1部に所属し、12、14、17、18年優勝、19年からJFL参加。昨年2月にリーグ百年構想クラブに認定され、同9月にJ3ライセンスが付与された。19年には女性指揮官、スペイン人のマルティネス監督が就任し話題に。活動拠点は三重県鈴鹿市>
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220111_0109/?tpgnr=sports

 この鈴鹿契約で最大のネックとされていたのが、元役員による内部告発問題でした。この記事では、<クラブ側は全否定し、警察にも相談。カズにも再交渉の席で状況を説明し、問題をクリア>と説明していますが、これはクラブ側の主張であり、解決なのかどうかはよくわかりません。
 とりあえず、最後の詳しい報道は、2021年12月12日あたりのものですかね。例えば、<元役員の不正告発&金銭要求にJFL鈴鹿ポイントゲッターズが声明「警察署に一任する」…過去に金銭支払いも認める>(超ワールドサッカー )といった記事が出ていました。(名前は伏せています)

<JFLの鈴鹿ポイントゲッターズは12日、クラブの元執行役員からの告発に関して声明を発表した。ことの発端は、元執行役員であるS氏が自身のツイッターを通じてクラブを内部告発。八百長を持ちかけられたことなどを赤裸々に綴っていた。
 そんな中、鈴鹿はクラブとして声明を発表。S氏から金銭を要求されていることを明かし、その額は5000万円とのことだ。クラブによると、「5000万円の支払いと代表取締役・Yの辞任、この2つが実行されない場合、不正を公表する」と要求されているとのこと。金銭の要求は今回が2度目とのとことだ。1度目は7月26日に2500万円を同様の内容で要求してきたとのこと。その2500万円はすでに支払っていることを報告した>
https://news.infoseek.co.jp/article/webultrasoccer_408784/

 クラブ側は、元役員が指摘する不正行為の内容は、ほとんどが趣旨が判然としないものだと主張。不正行為も存在しない「認識」しているとの説明。ただ、執拗な金銭要求に畏怖を覚えたことや、不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、関係を断ち切るべく、要求された金銭を支払ったとしていました。
 ということで、クラブ側としては、飽くまで被害者という主張ですが、要求された金銭を支払っちゃったのはまずかったですね。事態が余計ややこしくなってしまいました。本当に不正があったから支払ったのでは?と疑う人も出てきそうです。検索すると、実際、そう考えている人がいますね。

 あと、2500万円というのは、すごい金額。特にJFLクラブからすると、支払いが難しいであろう金額。これを事実無根なことに支払ったというのは、ちょっとわかりづらいです。
 また、あまり言われていませんが、表に出せないお金を2500万円を支払えてしまったというのも、組織として問題。本来なら会社として問題になります。これはいわば「裏金」的な使い方。普通なら役員全員進退問題になりますね。
 それから、以下のように警察に任せているために説明できない…というのもわかりづらいところでした。

「本来であれば、弊社に不正が存在しないことについて、詳細な説明を行うべき立場にあるかとは存じますが、合計7500万円に及ぶ巨額な金銭を得ることを目的とした告発であり、かつ内容自体を正確に理解することが難しいため、本件の対応は基本的に警察署に一任することとしておりますので、現時点では詳細な説明を控えさせていただく予定でおります。何卒、ご理解賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」

 よくわからないので、別記事も見てみました。<「負けるよう指示」JFLチームの元役員が告発…チーム側は元役員から金銭要求受け既に2500万円支払う>(2021/12/13(月) 21:24配信 東海テレビ)から、八百長のポイントとなる部分を抜き出すと以下のような感じですね。

・「鈴鹿ポイントゲッターズ」の元役員だった男性がツイッターで、試合で負けるように選手に伝えるよう指示されたと告発しました。
・「アウェー試合の1週間前くらいに、N会長より『負け試合をすることを選手に伝えろ』と」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3993202af17569cf9666f7edef619bc4b5b51c46

 なお、元役員は2500万円は脅迫ではなく退職金としており、コメント欄では、LINEのやり取りから見ても元役員の主張に賛同する…としている人もいました。クラブ側の説明より、退職金の方がむしろ理屈が通る説明です。ただ、コメントでは双方闇深い…という声が多数ですね。また、三重のライバル潰しが目的という見方もありました。

<三重のJFLチームのJ3昇格阻止が目的での負け指示みたいだね>
<八百長の話は十分あり得そう。鈴鹿の相手のソニー仙台が勝てば、Jライセンスを持っているヴィアティン三重が勝ってもJ3に昇格できない状態だったみたいだし、フロントとしては同じ県内チームに先こされるのが気に食わなかったんでしょ>

 totoがあるJリーグで八百長問題は致命傷なので、本来ならJリーグ側も調査に加わるべきだと思いますが、JリーグはJリーグでイマイチですしね。
 あと、こういうチームに三浦知良が行こうと思っちゃうってのは、問題の深刻さを全く理解していないってことでもあるでしょう。人格者のように言われていますが、サッカー以外のことは知らない非常識な人で、正義感もない人なんでしょうね。残念ながらサッカー界はあまり人のレベルが高くありません…。



■2022/03/10 Jリーグがクラブ資格停止の処分で鈴鹿ポイントゲッターズ消滅危機?

 鈴鹿ポイントゲッターズの八百長告発の件は、クラブ側の説明を全面的に信じたとしても問題でした。不適切な2500万円の支払いをしており、裏金的な問題があったためです。
 普通の会社であれば大問題になり、支出に関わった役員は解任されるべきですし、その他の様々な問題が出てきます。前回書いたように、私は役員全員進退問題になって当然だと思いました。
 これで「お咎めなし」であれば、日本のサッカー界はマジで最低。ただ、「JリーグはJリーグでイマイチ」と書いていたJリーグが、最低限の仕事はしてくれました。飽くまで「最低限」ではあります。とはいえ、処分なしだとたいへんまずかったので、まずはこれで「良かった」と思いたいです。

・カズJ3昇格に暗雲…JFL鈴鹿 解除条件付きJクラブ資格停止 6月J理事会までにクリア必要(スポニチアネックス / 2022年3月1日 5時32分)

<Jリーグは28日、日本フットボールリーグ(JFL)規律委員会の調査で懲罰対象となりうる行為が発覚した鈴鹿ポイントゲッターズについて、準加盟に相当する「百年構想クラブ」資格を解除条件付きで停止すると決めた。
 鈴鹿はクラブの元執行役員から過去の八百長疑惑などの不正を告発されており、調査の結果、適切ではない金銭のやりとりが存在するなどクラブのガバナンス体制の不備が複数認められた。これらは百年構想クラブ規定に反し、資格停止に。今後、日本協会からも最終処分が下るが、関係者によれば、経営陣の刷新を求められる可能性もある。
 クラブ側は改善意思を示しており、解除条件がついた。(1)ガバナンス体制の改善(2)ステークホルダーからの支援継続の2点が機能していると理事会から判断されることが絶対条件でJリーグ側は随時、確認していく>
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220301_0065/

 なお、鈴鹿はFW三浦知良(55)の加入により、連日、数百人の見学者が練習に訪れる空前のフィーバーぶりだったとのこと。この点では成功しましたが、不適切な支出のせいで問題外に…。
 また、カズは「J3昇格」を最大の目標に掲げていた…という話も出ていて、また問題の深刻さを全く理解していなかったことを露呈。サッカー選手の常識のない馬鹿っぷりが知れるので、少し黙っていてほしいです。

 鈴鹿ポイントゲッターズの件に関しては、クラブ消滅危機報道もあったとのこと。私が知ったのは、この報道を否定する<三浦カズがレンタル移籍 JFL鈴鹿が金銭トラブルで「クラブ消滅危機」報道の大ウソ>(日刊ゲンダイDIGITAL / 2022年3月2日 11時5分)という記事でした。サッカー関係者は以下のように言っていたそうです。

「鈴鹿とカズの移籍交渉中にJリーグ、JFLの知るところとなってザワついたが、2022年シーズン開幕前にペナルティーを科せられることを前提にしながら、カズの移籍が合意に達した。カズがJFLの客寄せパンダになることはJリーグにとっても既定路線。J4部に相当するJFLが話題になれば、Jリーグ全体の活性化にもつながりますからね」
<JFLの目下の悩みは「スポンサーの相次ぐ撤退」。女子サッカーの全国プロリーグ「WEリーグ」が21年9月に開幕。これまでJFL、その下部リーグに相当する全国地域リーグのチームを支援していた地方企業がWEリーグに流れたり、女子サッカーよりも注目度が低いことを再認識して撤退する事例が少なくなかった。そこで「カズの鈴鹿移籍をスポンサー企業掘り起こしの起爆剤にするというわけです」(前出の関係者)>
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_813463/

 ちょっとわかりづらいですが、JリーグはJFLを盛り上げるために鈴鹿ポイントゲッターズを潰すようなことはせず甘くする…といった主張でしょうか。ただ、これはJリーグにとっては恥ずかしいこと。不正に甘い腐った組織だと証明してしまうことです。
 とはいえ、鈴鹿ポイントゲッターズが消滅するとは限らない…というのは私も思います。そもそも前述のJクラブ資格の解除条件は、「ステークホルダーからの支援継続」となっており、存続が前提だとわかる話。要するにスポンサーや地元自治体次第ということなのですが、彼らはたぶん存続を望むでしょう。ということで、経営陣総入れ替えで存続というのが一番可能性がありそうな結果です。



■2022/06/11 JFLが八百長未遂と認定し処分するも疑問だらけの内容…

 JFLの方の鈴鹿への処分が決まっていましたのに、書いていませんでした。鈴鹿はまだJリーグ昇格前でしたので、最も関係するのはこのJFLでしたね。
 私が読んだ記事は、<JFAが鈴鹿の八百長未遂に対する処分を発表…クラブには罰金など、3名の関係者は活動禁止>(2022/4/5(火) 17:40配信 SOCCER KING)というもの。タイトルからすると、私が問題視して言い逃れ不能だったお金の問題ではなく、証拠がはっきりしないのでは?と思った八百長関連のようです。
 ただ、読んでみると、そもそもJFLが問題ありと、先に判断していたんですね。ここらへん、私はしっかり理解していませんでした。

<昨年12月、鈴鹿PGの元執行役員がSNSを通じて、鈴鹿PGが「上層部による負け試合指示」などの不正行為を働いてきたと内部告発を行なっていた。鈴鹿は当初、不正行為を否定していたが、今年2月にJFLが「鈴鹿において懲罰の対象となりうる行為が発覚した」と発表>
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca2596377419ae87d0db9a2faa19948f55ee8254

 調査の結果、八百長未遂があったと認定。その割には処分があまりにも軽い感じがしますが、処分も決まっています。うーん、ここらへんは処分なしに終わるよりマシ…と考えるべきなんでしょうか…。スッキリしませんけど…。

<2020年11月29日に行われたJFL最終節のソニー仙台戦において、八百長未遂にあたる行為があったと認められた。
 鈴鹿PGには当該試合の0-3没収試合(※元スコアは●0-1)、および500万円の罰金が科された。また、チーム運営会社『株式会社アンリミテッド』代表取締役社長A氏には、通知日より1カ月間のサッカー関連活動の禁止、チームオーナーB氏には通知日より3カ月間のサッカー関連活動の禁止処分が科される。『株式会社アンリミテッド』元執行役員C氏は、通知日より2年間のサッカー関連活動の禁止処分が決定した>

 報告書では八百長をやろうとした経緯などについても詳細に説明していたようで、記事では、以下のような話もありました。これ読むと、ますます処分が甘いな…という感じ。普通にガチな八百長指示です。

<2020シーズン最終節前の時点で5位だった鈴鹿PGは、J3昇格の可能性がなく、翌年以降のJ3昇格を目指していた。しかし、同時点で、J3ライセンスを所持していた6位いわきFC、7位ヴィアティン三重、8位FC大阪にJ3へ昇格する可能性があった。鈴鹿PGとしてはこの3チームからJ3に昇格するチームが少ない方が望ましく、また、同一地域の三重がJ3に昇格することも避けたかった。そして、鈴鹿PGは、シミュレーションの結果、S仙台戦に敗戦したほうが、3チームのJ3昇格の可能性が小さくなると分析した。
 同年11月27日、A氏、B氏、C氏、監督及びチームスタッフ2名が集まり、S仙台戦の戦い方について議論が行われた。そのなかで、B氏から、「もう昇格も降格もないので、この試合は必ず勝たなければいけない試合ではない。負けてもいい試合なので若手や出場機会のなかった選手を使ってほしい。仮に0-1で負けていて、残り時間が少ない場合、追いつこうとせずに、そのまま負けるという選択肢を選んで欲しい」との発言があった。
 選手がC氏の発言に対して激しく反発したためにC氏が逆上し、「お前らには嫌でもやってもらう」、「お前らがやらなければ俺がやる」、「試合に負けなければ途中でグラウンドに割り込んででも試合を中止させる」、「監督は国に帰れ」等の発言をし、収拾がつかない混乱となったため、いったんA氏とC氏が退席し、選手と監督だけでミーティングが続行された>

 これでなぜ八百長”未遂”なのか?と言うと、その後、Aさんが選手や監督と「正々堂々と戦う」意思を確認するために誓約書を交わしたためかもしれません。逆に言うと、証拠がしっかりとあるということです。ひどすぎですわ…。
 より「未遂」と判断された理由っぽいものは、この後あります。

<2回目のミーティングに参加した選手のうち5名は試合に参加せず鈴鹿に帰ってしまった。
 試合当日のS仙台戦の状況については、残って試合に参加したメンバーは大きく戦力ダウンしたわけではなく、後半80分までは0-0の拮抗した試合であり、最終的には0-1で鈴鹿PGが負けたものの、意図的に負け試合をしたことをうかがわせる事情は見られなかった。また、JFA規律委員会が独自に専門の調査機関に依頼し、実施した追加調査によれば、S仙台戦において、各国におけるスポーツ賭博等に絡んで試合結果を操作しようとする動きや徴候は確認されず、また、選手を含む関係者といわゆる八百長に関係する犯罪組織等との関連性も確認されなかった>

 あと、ステークホルダーは鈴鹿存続を願うだろうって話を書いていたのですが、本件行為を誘発する発言をして本件の発端を作ったBさんは、チームのオーナーだったそうな…。
 コメント欄では、すでに辞めているCさんへの責任なすりつけを疑う声の他、そもそもクラブ側は当初否定していた、つまり、嘘と隠蔽を行っていたことを指摘する声がありました。そうですよね。この嘘と隠蔽を考えると、さらに罪が重くなって良いはずです。また、私が問題視しているお金の問題もあります。
 また、コメント欄では、「メンバーは大きく戦力ダウンしたわけではなく」というJFLの判断に異議を唱えるようなものもありました。

<試合のスタッツを確認すれば、ベンチのGKが2人まて大半の選手が、前節から入れ替わっている
つまり「ホテルのミーティング」以前に、クラブ首脳部が遠征帯同メンバーに介入していたのは明白
問われなければならないのは、「遠征出発前になにがあったか」のはず> 

2026年10月8日木曜日

レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…

■2018/10/12 レスターのラニエリ監督は無能だった…元コーチが暴露
■2022/05/22 レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…
■2018/06/07 CL3連覇なのに監督辞任のジダン、理由はレアル・マドリー・ペレス会長?
■2017/02/25 レスター・ラニエリ監督解任は予想通りか、予想外か?
■2017/02/25 岡崎もいいね?選手が望んだ解任という報道も
■2017/02/26 選手がラニエリ監督解任を求めた…は誤報か?
■2017/02/25 ラニエリ解任にリネカーは激怒「不可解で許されない」
■2017/02/26 プレミアのライバル監督らがことごとく解任を非難
■2017/03/20 ラニエリにひどいことしたレスターはお断り プランデッリはオファー拒否していた
■2017/02/25 ラニエリ監督の夢は「死んだ」のか、「ついえた」のか?
■2017/10/29 ラニエリ監督のナント好発進で、「レスターの奇跡」再現を期待

 監督絡みの話をまとめています。







■2018/10/12 レスターのラニエリ監督は無能だった…元コーチが暴露

 大活躍していたナントですけど、その後失速したようです。とはいえ、ナントの実力から見るとまずまずであったようです。ナントを退任することになったものの、戦績ではなくナントのバルデマール・キタ会長との不仲だとウワされています。以下のように書かれていた記事がありました。

"ラニエリ氏は昨夏にナントの指揮官に就任すると、シーズン序盤にリーグ戦8試合連続無敗を記録。後半はやや勢いに陰りが見えたものの、それでも最終節を残して10位とまずまずの成績を残していた"
(元レスター指揮官ラニエリ、ナント監督退任発表で岡崎慎司との再会は? | Football Tribe Japan 5月 17, 2018 11:45 amより)

 一方で、ラニエリ監督は大した監督ではないとする人もいたことを知ったので紹介。レスター・シティの元コーチであるケヴィン・フィリップスさんは、ラニエリではなく当時アシスタントで、後に昇格したクレイグ・シェイクスピアさんや選手たちのおかげだったとしているようです。

 「私はラニエリ監督の下で短期間働いたが、その時の組織は良くなかった。もしシェイクスピアともそうであったら、もっと早くに崩壊していただろう」
「彼ら(引用者注:選手たち)は昨年よく自分たちの士気を維持したよ。本当に自分たち自身でよく管理した」
「もしシェイクスピアがそこにいなければ、彼らにとって勝利を収めることはもっと難しいものになっていただろう」
(ラニエリに組織なし、優勝は選手が頑張っただけ…元コーチが激白 2017/03/16 08:45より)

 なお、この記事は、アシスタントから昇格したクレイグ・シェイクスピア監督の下でチームは勢いを取り戻しつつある…といった時期に書かれた記事。しかし、シェイクスピア監督も4ヶ月でリーグ戦の成績不振により解任されており、フィリップスさんの主張の説得力はあまりなくなっています。


■2022/05/22 レスターの奇跡はまぐれ?ラニエリ監督とレスターのその後…

 ラニエリ監督は、レスターの奇跡の後のシーズンでは不振で退任。その次のナントでも躍進するも途中で失速してまずまずといったところで終わっていました。その後の話をWikipediaで見てみます。

フラム
2018年11月14日、フラムFCの監督に就任した(引用者注:おそらくシーズン途中での就任)。しかし、シーズン通じての悪い流れを変えることは出来ず、2019年2月28日に解任された

ローマ(第2期)
2019年3月8日、解任されたエウゼビオ・ディ・フランチェスコの後任として、ASローマの監督に就任。2018-19シーズン終了まで監督を務めた。

サンプドリア
2019年10月12日、UCサンプドリアの監督に就任。2020-21シーズン終了後に退任した。

ワトフォード
2021年10月4日、ワトフォードFCの監督に就任した。シーズン途中に就任したが不振に陥り、ノリッジ・シティ戦に0-3で敗れた後、2022年1月25日、解任が発表された。

 フラムとワトフォードは不振で解任。ただ、どちらも悪い流れのチームを任された形で難しい仕事ではあったでしょう。時期的に他のチームもすべて成績不振のチームを引き受けた形だと思われます。基本的にこれで結果を出すのは難しいです。
 ただし、サンプドリアの場合は、2シーズン目もやっており、ある程度時間がありました。目立った結果は残せなかったようです。
 このようにレスター後を見てみると、そこまでひどい無能監督ではないが、それほど良いところもなく平凡…といった感じです。

 ついでに、レスターの方のWikipediaも見てみました。すでに書いていたシェイクスピア監督時代とその次のクロード・ピュエル監督は不振で解任されており、いまいち。
 しかし、その後任となったブレンダン・ロジャーズ監督になってからは、毎年かなりの好成績を残しており、お見事。ブレンダン・ロジャーズ監督は高く評価されて良いのではないかと思います。

2017-18シーズン
 シェイクスピアが正式に監督に就任。(中略)開幕戦のアーセナルFCやマンチェスター・ユナイテッド、チェルシーFC、リヴァプールFCといった強豪クラブに敗戦して降格圏内に入ってしまったため、2017年10月にてシェイクスピアを解任。後任にはクロード・ピュエルが就任した。

2018-19シーズン
クロード・ピュエル政権2年目。(中略)開幕3試合で2勝とまずまずのスタートを切るが、徐々にチームは低調に陥っていく。
 2018年10月27日、オーナーであるヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が、プレミアリーグ第10節ウエストハム戦の試合後、同氏が搭乗したヘリコプターがキングパワースタジアムを離陸した直後に墜落し、同氏を含む全乗員乗客の5人が死亡する事故が発生した。(中略)この事故の後に行われたカーディフ・シティ戦ではデマライ・グレイが決勝点を決め勝利。事故後、チームは6戦無敗を記録した。12月にはチェルシーとマンチェスター・シティを相手に2連勝という大金星を樹立した。
 しかし、2019年に入ってからの7試合では1勝1分5敗と苦戦し、プレミアリーグ第27節クリスタル・パレス戦で4-1で敗れた直後にクロード・ピュエルは解任。後任としてブレンダン・ロジャーズが就任した。シーズン終盤までの11試合で6勝2分3敗という成績を記録した。また、シーズン終了後にダニー・シンプソンと岡崎慎司が契約満了で退団。

2019-20シーズン
 ロジャーズ体制2年目。(中略)開幕の2試合こそ勝利が無かったものの、ポゼッションとカウンタースタイルの両方を組みあわせたサッカーを展開し、トッテナム戦で逆転勝利をおさめるなど、序盤は好調を維持。第9節から第16節までの間でリーグ戦8連勝を記録。
 後半戦は新型コロナウイルスによるリーグ戦中断、ディフェンス陣の欠場が相次いだ事などに起因して不調に陥る。最終的に、CL出場権をかけた最終節マンチェスター・ユナイテッド戦では敗北を喫し、クラブ史上2回目となるCL出場とはならなかった。しかし、チームとしては5位で終わり、翌シーズンのEL出場権を獲得した。

2020-21シーズン
 ロジャーズ体制3年目。(中略)
 クラブ史上初のイングランド1部リーグ開幕3連勝で好スタートを切る。その後、ウィルフレッド・ディディやジェームズ・ジャスティンなどの怪我による離脱により、調子を落とすものの徐々に戦績を上げ、19節から36節の間は常に4位以上をキープした。(中略)
 FAカップ初優勝を果たした。
 (中略)シーズンを昨シーズンと同じ5位で終えることとなった。


■2018/06/07 CL3連覇なのに監督辞任のジダン、理由はレアル・マドリー・ペレス会長?

 チャンピオンズリーグ(CL)3連覇達成の5日後に、突然ジダンがレアル・マドリーの監督を辞任。フロレンティーノ・ペレス会長も「まったく予期していなかった」と言ってたみたいですね。
 ただ、このペレス会長が原因ではないか?とする記事がありました。
  ジダン監督はチェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールの獲得を望んだのですが、これに対するペレス会長の答えは「No」。一方で、ペレス会長はマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得を持ちかけたが、ジダン監督はケイロル・ナバスへの信頼を強調したということで物別れに終わったとのこと。
(ジダン監督の電撃辞任…… 原因はペレス会長との衝突?2018年6月5日 16時0分 theWORLDより)
 http://news.livedoor.com/article/detail/14819448/

   一方、ジダン監督の公式な説明は全然違うもの。以下のように言っていました。
 「選手たちは変化を必要としている。(中略)このクラブの歴史は長く、我々は常に選手たちにプレッシャーをかけ、多くを要求してきた」
「しかし、ある時に思ったんだ...。これ以上、彼らに何を求めるのかと。彼らが私にしてくれたことを考えるとね。選手たちには、異なる流れが必要だ」
「3年が経ち、これが私の決断だ。もしかしたら、間違っているかもしれない。だが、このチームが勝ち続けられるという確信が抱けないなら...私が望むように物事が進むと思えないなら...バカげたことをするより、何かを変えた方がいいと感じた。そのタイミングだ」
 (「選手たちにこれ以上何も求められないと思った」ジダンが辞任の理由を説明 | Goal.comより)
 
  わかりづらい言い方で、マスコミでもどこを切り取るか分かれています。比較的多いのは「変化が必要」というのをポイントとしたところ。
 ただ、燃え尽き症候群的なところも感じますね。監督より選手で多いものの、何かを成し遂げたときにその次の目標を失ってしまう…といったことはあります。金メダルを取った五輪選手なんかが言っていましたし、サッカーで言うと奇跡を起こしたレスターが翌年はそのモチベーションを持続できませんでした。
 また、気になるのは「このチームが勝ち続けられるという確信が抱けない」と言っていたこと。ジダン監督以外にも選手が移籍する話が出ており、悪い意味でチームが大きく変わる可能性を感じます。
 一方でネイマール加入の噂もあり、そうなるとむしろ豪華になりそうなのですけど…。



■2017/02/25 レスター・ラニエリ監督解任は予想通りか、予想外か?
 昨シーズンは奇跡の優勝を遂げて、2016年度のFIFA男子最優秀監督賞を受賞した、レスター・シティのラニエリ監督ですが、今季は一転して残留争い。監督解任は間近と言われていたものの、衝撃的な解任と報じられています。
  以下の記事など、電撃解任とした記事が複数ありました。

“奇跡の優勝”から一転…レスターのラニエリ監督が電撃解任、今季わずか5勝で残留争い ゲキサカ 2017年2月24日 10時23分 (2017年2月25日 11時31分 更新)

 クラブは飽くまで、ラニエリ監督を全面サポートするとの公式声明を発表していましたからね。そんなこと言っていたのにいきなりというのはあります。
 記事では、18日のFA杯で格下のミルウォール(3部相当)にジャイアントキリングを許し、22日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦でセビージャに敗れたことで、クラブは解任を決断したようだとしていました。

 ちなみに、クラブ公式サイトによると、アイヤワット・スリバッダナプラバ副会長のコメントは以下。

「今回の決定は、我々が7年前にクラブを所有することになってから、最も難しい決断だった。しかし、我々は個人的な感情よりも、クラブの長期的な利益を考えなければならない。我々は彼が成し遂げてきたことに対して、永遠に感謝の気持ちを持ち続けるだろう。今季はプレミアリーグに残留することをトッププライオリティとしていた。その中で残りの13試合で目標を達成するため、変化が必要だと感じ、今回の決断に至った」


■2017/02/25 岡崎もいいね?選手が望んだ解任という報道も

 この解任 では、レスター所属の岡崎慎司がクラウディオ・ラニエリ監督の解任報道に、ソーシャルメディアで「いいね」と反応したと、英地元紙「メトロ」が報じ、批判を浴びているそうです。

レスター岡崎にラニエリ解任“いいね”疑惑が浮上 英紙は「恩知らず」と糾弾するが… Football ZONE web 2/24(金) 19:33配信 では、
 記事によれば、レスターがイタリア人監督解任を発表したというニュースに、インスタグラムの「shinji_okazaki20」というアカウントが9168人とともに「いいね」と反応したというもの。
 「クラウディオ・ラニエリはキャリアで成し遂げたこともなかったありえない勝利を、レスター・シティの選手にもたらしたが、選手のなかには即座に恩知らずと化した者もいるようだ」と、裏切り者として批判しています。
 しかし、今回報じられた岡崎のアカウントには公式のマークが付いておらず、本人のものかは疑わしいようです。

 一方、別記事によれば、選手との軋轢があって、選手らが望んだ解任だともされていました。

 レスター、監督解任は選手が望んだこと? オーナーに不満を直訴か フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月24日


 英メディア『スカイ・スポーツ』によると、現地時間22日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、セビージャとの試合に1-2で敗れた翌朝、レスターのオーナーは選手たちとのミーティングを行っています。
 ここで、チームの中心選手たちはその席で、ラニエリ監督やコーチングスタッフとの関係悪化を訴えたとされていました。
 英紙『サン』は、ラニエリ監督との関係が悪化した選手として具体的にGKカスパー・シュマイケルやFWジェイミー・ヴァーディーの名前を出しています。
 解任を告げられたラニエリ監督は、選手たちやオーナーに「裏切られた」と感じて怒りを覚えた模様だと同紙は伝えました。

■2017/02/26 選手がラニエリ監督解任を求めた…は誤報か?

 続報によると、 レスター・シティの暫定監督を務めるクレイグ・シェイクスピアさんは、クラウディオ・ラニエリ監督が解任されたのは選手との関係悪化によるものだったという報道を否定しました。ラニエリ監督のアシスタントを務めていた方です。

レスター、ラニエリと選手の関係悪化を否定。守護神は感謝の言葉述べる フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月25日

 シェイクスピアさんは、以下のように述べています。

「結果への不満は大きかったが、彼がドレッシングルーム(との関係)を失ったわけではない。騒動があったという話は憶測でしかない」

 また、関係悪化した選手として、名指しされたGKキャスパー・シュマイケルも、インスタグラムの自身のアカウントで前監督への感謝を記しています。
 ラニエリ監督と抱擁を交わす写真とともに、「クラウディオがレスターや僕個人のためにしてくれた全てのことに感謝したい。彼が僕らとともに成し遂げたことは最大限の敬意と大きな称賛に値する」とコメントを投稿しました。



■2017/02/25 ラニエリ解任にリネカーは激怒「不可解で許されない」

 ラニエリ監督に味方し、その解任を恩知らず だと言う人もいます。レスターOBで、ワールドカップ得点王となり、Jリーグでもプレーしたゲーリー・リネカーさんです。

リネカー氏、ラニエリ解任に苦言「不可解で許されない。うんざりするほど悲しい」 フットボールチャンネル | 2017年02月24日

 24日に英メディア『BBC』によると、以下のようなコメントとのこと。

「クラウディオ・ラニエリ監督がレスター・シティのためにしてきたことを考えると、彼の解任は不可解なもので許されないことだ。うんざりするほど悲しい」


■2017/02/26 プレミアのライバル監督らがことごとく解任を非難

 明日は我が身というのもあるでしょうが、同業者も多くが、今回の解任の決定を非難しています。
 例えば、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、以下のようなコメント。

「レスターのスタジアムがクラウディオ・ラニエリ・スタジアムという名前になってもおかしくないほどの人物だ。その彼がクビになった。レスターは2年続けて歴史に残った。1年はサッカー史における最も美しい物語だ。そして今、本当に受け入れることが難しい決定を下した」

 レスターはチームレベルを考えると別格の優勝でしたが、優勝監督が退任というのは、最近のプレミアリーグのトレンド。
 モウリーニョ監督も、 は2015年にチェルシーでプレミアリーグを制したが、次のシーズンで不振に陥り、同年12月に退任しており、それを踏まえたコメントもしていました。

「昨シーズン、私はチャンピオンとしてクビになった。当時、とてつもなくネガティブなことだと思ったが、クラウディオが成し遂げたことを考えると、私のことなど小事に思える」

 また、チェルシーのアントニオ・コンテ監督も、以下の通り。

「すごく悲しい。彼は友人だし、ジェントルマンであり、優れた監督だからだ。まだ連絡していない。今の状況を想像するとね。でも、数日中に連絡を取ることは間違いない。レスターの決断は本当にハードなものだった」

ラニエリ監督解任を嘆く同業者たち。モウ「彼の名前がスタジアム名になってもおかしくない」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!

 さらに別記事では、  リバプールのユルゲン・クロップ監督が、「驚いてはいない」としながらも、その理由はサッカー界以外でも奇妙なことが相次いでいるためだという言い方で、非難していました。

 「2016/17年にはいくつか奇妙な決定があったよ。ブレグジット(EU離脱)、トランプ、ラニエリだ」

 "レスターの監督解任は、昨年夏の国民投票で英国のEU離脱が決定されたことや、米国のドナルド・トランプ大統領当選に並ぶほど理解しがたいことだ"という意味です。

クロップもラニエリ解任に苦言。「EU離脱やトランプと同じくらい奇妙」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!




■2017/03/20 ラニエリにひどいことしたレスターはお断り プランデッリはオファー拒否していた

 かつてイタリア代表やフィオレンティーナ、ガラタサライなどを率いたチェーザレ・プランデッリさんに、レスター・シティからの正式な監督就任のオファーがあったそうです。
 しかし、彼は以下のような理由で断っていたそうな。

「私はノーと言った。彼らからアプローチがあったのだが、すぐに断った。ラニエリがあんな扱いを受けた後で、あの場所へ行こうとは思わない」
「ラニエリはとてつもなく素晴らしいことを達成したが、繰り返すことはできなかった。記憶に残る歴史的なタイトルを勝ち取った監督は、その数ヶ月後に棄てられた。誰かがそうなったことを反省しなければならない」

元伊代表監督、レスターの就任要請を拒否「前任があんな扱いを受けた後では…」 フットボールチャンネル | 2017年03月19日

 選手がラニエリ解任を望んだという説は前述の通り、クラブ側は否定しています。ただ、プランデッリさんはこの話を念頭に置き、監督就任拒否の理由として挙げていました。
 本来上の立場であるはずの監督やフロントではなく、選手の力が強くなりすぎてしまうことを危惧し「フットボールのマネジメントは非常に難しいが、素晴らしい仕事でもある。ただここ数年、指導者と選手たちの互いの関係に大きな変化が生じている」と、時代の移り変わりを指摘していました。
 この考え方は彼の最近の経験のせいというのが、大きそうです。プランデッリさんは、今季途中からバレンシアの監督に就任したものの、結果を残せなかったうえ、補強方針でクラブと衝突してわずか3ヶ月で辞任していました。


■2017/02/25 ラニエリ監督の夢は「死んだ」のか、「ついえた」のか?

 余談なのですが、ラニエリ監督のコメントの和訳が異なっていたのが、気になりました。

 「夢は死んだ」…レスター解任のラニエリ「成し遂げたものを奪うことはできない」 | サッカーキング

サッカー=レスター解任のラニエリ前監督、「夢はついえた」 | ロイター 2017年 02月 25日 10:47 JST

 英語記事を探してみると、元の発言は、  'yesterday my dream died'みたいです。
 サッカーキングなど、日本のメディアはこのラニエリ監督のコメントを、「きのう、私の夢は死んだ」と訳していました。
 一方、ロイターは、「昨日、私の夢はついえた」と報じています。
 ここらへんの言葉選びのセンスの違いが見えて、おもしろいですね。


■2017/10/29 ラニエリ監督のナント好発進で、「レスターの奇跡」再現を期待

 レスターを成績不振により解任されたラニエリ監督ですが、フランス1部のナントで大躍進。10試合を終えて6勝2分け2敗の成績で、パリ・サンジェルマン(PSG)とモナコに次ぐ3位につけています。
 ナントは昨シーズンを7位の成績で終えたとはいえ、それ以前には1部と2部を行き来するなど低迷の時期を過ごしていたクラブ。
   ラニエリ監督自身は、レスターとナントには「何も共通点はない。監督が同じなだけだ」「レスターは特別な何かだった。50年経っても再現するのは不可能なものだ」と否定していますが、思わぬ好成績にメディアは盛り上がっているようです。

 また、英メディア『BBC』は、ラニエリ監督が率いていたレスターと現在のナントには、好成績以外の共通点があると指摘していました。
・1試合平均1失点を下回る堅守
・ポゼッション率約40%からカウンターを武器とするスタイル
  “ミラクル・レスター”の再現も? ラニエリ率いるナントがフランスで躍進中 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月28日
https://pex.jp/point_news/78dc74624d34d4195d0c231ee3024b97

 フランスは実力差が大きくて難しいのではないかと思うものの、ラニエリ監督なら…と期待したくなるのはわかりますわ。