2026年8月5日水曜日

ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため

■2014/9/27  セレッソ大阪の方針・岡野雅夫社長 香川真司など海外移籍は積極的?
■2014/9/18 セレッソ大阪のフォルラン獲得は儲けるため 資金回収は順調すぎるほど
■2014/12/2  セレッソ大阪降格の原因は岡野雅夫社長 強化に口出しして崩壊
■2014/12/4 ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため
■2014/12/6 セレッソ岡野雅夫社長「Jリーグではほとんどデータを使っていない」


■2014/9/27  セレッソ大阪の方針・岡野雅夫社長 香川真司など海外移籍は積極的?

 セレッソを運営する大阪サッカークラブの岡野雅夫社長へのインタビューから。
 もともとタイトルになっている海外移籍の話を知りたくて読んだのですが、めちゃくちゃその部分は短かったです。

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――選手の移籍に関してはどう考えていますか。

世界で通用する選手を育てる、というのが私たちの育成の方針です。なので、世界で勝負できる選手の移籍を止めることはしたくないと思っています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 どんどん外に出す…ってことか。すごいなぁ…と思ったら、次の部分では違う感じ。

-----引用 ここから-----
しかし、育成には当然お金がかかります。アカデミー出身選手が移籍する際は、それなりのお金を残していく必要があると考えますし、選手たちもそれは分かっていると思います。
-----引用 ここまで-----

 これ、どういう意味なんですかね? 規定以外にお金を積ませるってのは、何らかの違反になるのでは? 気になりますが、具体的に何を想定しているかは不明でした。
 次も海外移籍について、むしろ消極的なのでは?という発言。

-----引用 ここから-----
また、一度海外に移籍して、通用しなかったからすぐに戻って来るということは認めていません。自分が世界で活躍できるかどうかをしっかり考え、移籍をする際はそれなりの覚悟を持って望んでほしいと思います。
-----引用 ここまで-----

 さっきの「それなりのお金を残していく」の話、規定されているクラブに入るお金は移籍金しか思いつきません。
 しかし、契約満了時には普通移籍金は発生しないはずです。Wikipediaでもその問題が書かれていました。

-----引用 ここから-----
近年、日本の場合、本田や長谷部、岡崎など有力選手がJクラブと長期契約(複数年契約)を結ばず、契約満了後に移籍金なしで海外のクラブに国際移籍をするケースが相次ぎ、Jクラブ経営への打撃を懸念する声が出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E7%B1%8D%E9%87%91
-----引用 ここまで-----

 クラブへの打撃は問題であるのはわかるんですが、違反するようなものはやはりダメです。岡野雅夫社長は何を想定していたのでしょうか?




■2014/9/18 セレッソ大阪のフォルラン獲得は儲けるため 資金回収は順調すぎるほど

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――今年、セレッソ大阪は、2010年ワールドカップで最優秀選手に選ばれたウルグアイのディエゴ・フォルラン選手を獲得して話題になりました。フォルラン選手の獲得には、経営者としてどのような戦略がありましたか。

(略)フォルラン選手を獲得する上で考えたのは、「獲得にかかった資金を回収できるかどうか」ということです。彼がセレッソに加入すれば、観客が入り、グッズが売れる。スポンサー企業が増えることも予想できました。回収の見込みがない投資は行いません。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 チームが勝つことによる儲けも増加するのですが、それよりは周辺のものを意識していたような言い方です。

-----引用 ここから-----
――実際に回収はできていますか。

現状では順調です。観客が増えることで入場料が増え、それに比例して物販も増える。これだけで6~7割は回収できる計算です。
-----引用 ここまで-----

 これだけでもすごいです。しかし、もっとすごいのはスポンサーです。

-----引用 ここから-----
残りの3割を占めるのはスポンサーです。スポンサーは金額が大きく、非常に重要な収入源です。フォルラン選手が加入してから、スイスの高級時計メーカーであるタグ・ホイヤーなどスポンサーが10社以上も増えました。
-----引用 ここまで-----

 しかし、フォルラン効果は岡野雅夫社長の想定以上でした。

-----引用 ここから-----
さらに凄いのは金額です。フォルラン選手が加入してからスポンサーの金額が、それまでと1桁変わることもあります。これには私も驚きました。

既存のスポンサーの出資額も増えています。もしかすると私たちフロントは、「まだフォルラン選手をビジネス的にうまく活用できていないのかもしれない」と思うほど、彼のインパクトは大きいのです。
-----引用 ここまで-----

 よく日本選手の海外移籍はジャパンマネー獲得だと言われます。しかし、それを否定する情報も多く、そちらの方を信頼していました。
 しかし、日本のクラブが海外の有名選手を獲得する際のメリットは確実にあるようです。これは意外でした。

 一方、岡野雅夫社長は東南アジアの選手について以下のように言っています。

-----引用 ここから-----
――東南アジアの選手がJリーグに加入していますが、セレッソ大阪は選手の獲得にも前向きなのでしょうか。

正直に申し上げると、今は獲得するつもりはありません。レコンビン選手やイルファン選手が日本でプレーしていますが、セレッソではスタメンとして出場できないと思います。

また、ビジネスとして獲得し、トップチームに入れるのは選手に対して失礼だと考えます。
-----引用 ここまで-----

 上の話からすると、意外ですね。完全に金だけでもないようです。




■2014/12/2  セレッソ大阪降格の原因は岡野雅夫社長 強化に口出しして崩壊

 インタビューを受けていた岡野社長ですけど、セレッソ大阪降格の原因とされていました。

-----引用 ここから-----
C大阪、J2降格を斬る(2)強化に口出し…体制崩壊させた社長 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 常に記者に囲まれ、自信満々に語っている姿を見ながら、C大阪のクラブ関係者は不満を漏らした。「ウチの社長は、社長兼GM兼強化部長だから…」。本来の業務である経営だけでなく、強化にも携わった岡野雅夫社長(61)。(略)
 レヴィー・クルピ監督らブラジル人のスタッフや選手と契約を延長せず、強化費を捻出してウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)を獲得。超大物の補強成功に世間から称賛を浴びたことで、これを追い風に自ら手腕を振るう行動が目立つようになる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/02/kiji/K20141202009383410.html
-----引用 ここまで-----

 フォルラン獲得に関しては、上記で出ています。やはり自信満々でした。
 安易な監督交代に私は批判的ですが、この後、さらに監督交代もします。

-----引用 ここから-----
 ポポヴィッチ監督を6月に解任すると、社長は世界の主流であるドイツ流を植え付けるため、親しい代理人にリストアップを依頼。推薦されたペッツァイオリ監督を招へいした。これまでのC大阪とまるで違う戦術は機能せず、解任されるまでの通算成績は0勝4分け5敗と不振を極め、ピッチ外では信じられない事件まで発生した。
-----引用 ここまで-----

 そして、さらに素人っぷりを発揮。

-----引用 ここから-----
 メディアが試合前に報じる先発メンバーは公開練習を見て予想しているのだが、指揮官は日本人スタッフが情報を漏らしていると勘違い。「スパイじゃないのか」と疑いをかけたのだ。外国人スタッフと日本人スタッフの関係に亀裂が走り、決定的な溝ができた。
-----引用 ここまで-----

 "岡野社長が元ドイツ代表FWカカウの獲得に乗り出していた8月"には、勝矢寿延強化部長(53)が"同じFWの川又(現名古屋)にオファー"するなど、強化体制は崩壊していたようです。




■2014/12/4 ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため

 再びセレッソを運営する大阪サッカークラブの岡野雅夫社長へのインタビューからの話を。

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――アジア市場への進出を考えていますか。

セレッソ大阪は12年9月にタイのバンコク・グラスFCとパートナーシップ契約を結んでいます。主に育成部門や指導部門での人材交流が目的です。

この契約の締結により、セレッソもアジア進出を果たしたわけですが、私たちのアジア進出は、スポンサーであり母体企業であるヤンマーのためです。(略)

ヤンマーはアジアを重要な市場だと考えています。しかし、アジア進出に関しては、ライバル企業のクボタに遅れをとってしまっています。その差を埋めるために、セレッソ大阪というブランドを活用しようと考えたわけです。

今の時代、商品力で他の企業と大きな差をつけるのは難しくなっています。特に、アジア市場では企業の名前を知ってもらうことが重要なので、サッカーチームを利用するのは効果的な戦略だと考えています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 これは前時代的で驚きました。未だに企業の広告塔としてのサッカーチームという形が残っているようです。

-----引用 ここから-----
――具体的にどのようにヤンマーをPRしているのですか。

(略)私たちは、販売数を伸ばしたい地域の農協の方に声をかけ、ヤンマー主催のサッカースクールを開催しました。

すると地域の子どもたちが集まります。そこで優秀な子どもがいるとバンコクに連れて行き、バンコク・グラスFCのユースと試合をさせます。地方の子どもたちが、タイのプロチームのグラウンドで試合ができるのです。

さらに上手な子どもには、ヤンマーの創業者である山岡孫吉が創設した山岡育英会の奨学金を寄付し、より良い環境でプレーさせます。実はその中から、タイのユースに選出された選手もいて、取り組みは成功しています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 企業ありきのサッカー経営で困るのは、スポンサーの方針ありきで採算の合わないことをやってしまうことです。
 放漫経営になってしまうと、不況時などお金がなくなったときに途端にダメになります。普段からきちんと採算を考えながらやっていないといけません。何か心配になりますわ。


■2014/12/6 セレッソ岡野雅夫社長「Jリーグではほとんどデータを使っていない」 

 ダイヤモンド・オンラインでは、選手を放出する質問だけでなく、「逆に選手を補強する際は、どのように獲得していますか」という質問も出ていました。おもしろかったのが、これに加えて「データに基づく指標などは使われていますか」という質問もしていたことです。
 これについて、セレッソ岡野雅夫社長は「データを使うことはほとんどありません」との回答。ただ、他のJリーグのチームでも、「データを使っているチームはほとんどないのではないでしょうか」としていました。多くのクラブはスカウトマンの感覚で選手を獲得しているだろうといった予想です。
 さらに、試合中の戦術に関してもあまりデータは使っていないといいます。例えば、セレッソの戦術の中で、両サイドバックが高い位置をとって、ボールを持ったらできるだけ早くニアサイドにクロスを入れる、というものがありますが、これも、何回蹴ったら1回入る、などと統計的に分析はなし。監督は肌感覚でやっていると思いますとしていました。
 ただ、昔ながらで、えらく前時代的な感じがします。本当に「Jリーグのチームでデータを使っているチームはほとんどない」んですかね。データを使いこなせていないだけじゃないですかね、これって? 信じられませんわ。

2026年8月3日月曜日

青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる

■2021/02/18 青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる



■2021/02/18 青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる

 Wikipediaの青森県出身選手を見ると、少なすぎてびっくり。だいぶ漏れているんじゃないですかね。私が想定していた有名選手は、日本代表の柴崎岳。柴崎岳と同じく鹿島にいて、タイプは全然違いますがポジションもほぼ同じ熊谷浩二も青森県出身だったみたいですね。熊谷浩二はすごく期待した選手でかなり好きでした。
 ベスト11を作ろうとすると困るポジションはたいていGKなのですが、なぜか青森県は余裕。最初、目についた櫛引政敏を持ってこようとしたのですが、もっともっと活躍した飯倉 大樹もいました! ただ、飯倉 大樹のページを見ると、出身地は神奈川県横浜市となっており、青森県とも青森市とも記載がありません。検索してみると、公式情報などで青森市出身の記述が見られます。キャリアの最初の小学生時点ですでに神奈川なので、神奈川県出身と言っているときもあるのかもしれません。「出身地」というのは、このように解釈の幅がありますからね。
(2023/06/14:一部選手の情報を追加)

GK    飯倉大樹(ヴィッセル神戸、青森市) J1     255
LSB    佐藤昌吉(元大宮アルディージャ)J     24 JFL     30 J2     13
DH    熊谷浩二(鹿島アントラーズコーチ、十和田市)J1     116     日本代表候補
DH、SH    柴崎岳(鹿島アントラーズ、野辺地町)J1     174 スペイン     29 代表49


GK    櫛引政敏(モンテディオ山形、青森市) J1     59
MF    手倉森誠(V・ファーレン長崎監督、サッカーU-23日本代表監督、五戸町)JSL1部     15 JFL     47
    手倉森浩(元モンテディオ山形コーチ、五戸町)
    下平隆宏(横浜FC監督、元日本代表、五戸町)
    古川毅(横浜FCコーチ、五戸町)
    原崎政人(V・ファーレン長崎ヘッドコーチ、藤崎町)
    田端秀規(元ジュビロ磐田、現ソニー仙台FC監督、十和田市)
    小原由梨愛(アルビレックス新潟レディース、十和田市)
    小林悠(川崎フロンターレ)
    高橋勇菊(元東京ヴェルディ、現カターレ富山U15監督、五戸町)
    成田星矢(コバルトーレ女川、七戸町)
 DF   繁田康平(ラインメール青森、弘前市) JFL    0
MF    石ヶ森荘真(ヴァンラーレ八戸、八戸市)J3     3
MF   中村有(大分トリニータヘッドコーチ、ベルマーレ平塚)J    0
不明    武藤覚(アビスパ福岡アシスタントコーチ、選手としては筑波大学)

2026年8月2日日曜日

大量補強は失敗する?マンチェスターユナイテッド、ACミラン、ジェフ千葉の例

■2018/12/21 サッカーの大量補強は逆効果 マンチェスター・ユナイテッドも失敗?
■2018/12/21 2年連続でガンガン補強してしまったファン・ハール監督
■2018/12/21 マンチェスター・ユナイテッド失敗の理由はいろいろ…
■2019/06/29 マンUのダメ監督が出てくる広告に、ファンの批判が殺到し削除
■2017/10/07 中国資本買収のACミラン苦戦、大量補強はサッカークラブを強くしない?
■2016/3/29 前代未聞の全員新加入スタメンのジェフ千葉 31人中24人退団で主力放出、19人加入
■2016/7/25 主力選手総入れ替えというジェフ千葉の実験は大失敗 関塚隆監督更迭で幕を閉じる
■2021/03/23 開幕スタメン11人中7人が新加入!大胆に変えたクラブとは…?


■2018/12/21 サッカーの大量補強は逆効果 マンチェスター・ユナイテッドも失敗?

 マンチェスター・ユナイテッドであまりうまく行かなかったファンハール監督。過去の記事を見ていると、うまく行かなかった理由の一つとして、私の持論である「選手変えすぎ」問題に絡むものが挙げられていました。

"新たな監督がチームに梃入れしようとする場合、選手の顔ぶれは変えずにシステムだけを変更するか、システムは従来のものを踏襲して選手を替えるか、いずれかの方法を採るケースが多い。理屈で考えれば選手を入れ替えつつシステムも組み替えるやり方もあるが、あまりにもリスクが大きいため、この方法を選択する監督は少ない。そして、ファンハールが選んだのは、この最もハードルの高い方法だった"
(ファンハールが見誤ったものは何か。システム変更、選手補強、プレミア。 - Number Web - 田邊雅之 2014/10/02 10:40より)

 なお、これ以外に、センターバックの補強を軽視したことを指摘されていました。

"選手の入れ替え方にも問題がある。ファンハールは攻撃的な選手としてファルカオやディ・マリア、中盤ではエレーラやブリント、ディフェンスラインにルーク・ショーやロホなどを獲得している。一見すると満遍ない補強に映るが、実はバランスは良くない。チームに残留しているメンバーを加えて考えれば、攻撃的な選手ばかりが多く、中盤以降は能力的にも経験値的にも明らかに見劣りする"

■2018/12/21 2年連続でガンガン補強してしまったファン・ハール監督

 ただ、Wikipediaでは、「既存の戦力が機能し4位でシーズンを終え、来季とチャンピオンズリーグプレーオフへの出場権を獲得した」として、2014-2015シーズンは及第点の評価。あと、選手の獲得は上記よりさらに多かった感じです。


"2014年夏の移籍市場において、選手の補強費用に約260億円を投じた。ワールドカップブラジル大会で準優勝に輝いたアルゼンチン代表DFマルコス・ロホとMFアンヘル・ディ・マリアを、ファン・ハール監督のオランダ代表監督時代の教え子のダレイ・ブリント、アスレティック・ビルバオからアンデル・エレーラ、サウサンプトンFCからルーク・ショー、移籍期限ギリギリになって、ASモナコからラダメル・ファルカオを獲得した"

 そして、2015-16シーズンにまたガンガン選手を入れていました。

"PSVアイントホーフェンから2014 FIFAワールドカップでオランダ代表の3位入りに貢献し、ファン・ハール監督の教え子でもあるメンフィス・デパイを始めとし、ASモナコからフランス代表FWアントニー・マルシャル、バイエルン・ミュンヘンからドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー、サウサンプトンFCからフランス代表MFモルガン・シュネデルラン、UCサンプドリアからアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロ、トリノFCからイタリア代表DFマッテオ・ダルミアンを獲得した"

 チャンピオンズリーググループステージ敗退、ヨーロッパリーグベスト16で敗退、リーグでも来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃すなどの成績不振で解任。FAカップでは優勝しているのですけど、良くない結果と判断された模様です。


■2018/12/21 マンチェスター・ユナイテッド失敗の理由はいろいろ…

 上記のように下書きしていたのですけど、このタイミングでモウリーニョ監督まで解任に。まとめられていた記事を見ると、失敗の理由はいろいろといった感じでした。

<デイビッド・モイーズ>
  モダンなサッカーを目指したファーガソン時代から一変、サイド攻撃一辺倒とも言える時代遅れのゲームプランで前時代的な戦術にシフトし崩壊。
<ルイ・ファン・ハール>
  2014/15シーズン夏に積極的な補強。まずまずの1年だったが、2015/16シーズンにも積極的な補強。Aカップこそ優勝を飾ったが、新規メンバーが振るわず、解任。
 <ジョゼ・モウリーニョ>
  2年目はまずまずの成績を収めたが、3年目はチームとして目指すべきサッカーが明確になっておらず、アイデンティティが完全に失われ崩壊。
(モウリーニョまでも…。マンUはどのように崩壊したのか。栄光からの転落を5つの時代で辿る【編集部フォーカス】フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年12月20日より)
https://pex.jp/point_news/8fda518df4b195b596c5724b29dc094b


■2019/06/29 マンUのダメ監督が出てくる広告に、ファンの批判が殺到し削除

 ファン・ハール時代であり、彼を含めた以降の監督の失敗を踏まえていませんが、ファンとしては顔も見たくない? マンU前監督モイーズを使用した広告に苦情殺到、削除へ | (フットボールチャンネル 2014年07月24日)という記事がおもしろかったので紹介。
 マンチェスター・ユナイテッドの公式TV「MUTV」が、プレシーズン最初の番組で導入部の広告にデイビッド・モイーズ前監督を使用したことで、ファンから批判を受けて削除するということが起きたそうです。
 ただ、持ち上げていたわけではなく、「モイーズが王朝を崩壊させ、(引用者注:当時の監督である)ファン・ハールとギグスが再建を図るという内容」でした。これはこれで趣味悪かったですね。
 で、そのファン・ハールさんもさんざん。今でしたらファンは誰が一番失敗した監督だと選ぶのでしょう?




■2017/10/07 中国資本買収のACミラン苦戦、大量補強はサッカークラブを強くしない?

 中国資本による企業買収は、意外にうまく行っています。日本ではバッシングされることが多いものの、欧米の経済誌や新聞などは高い評価を与えていることが多いです。
 セリエAの名門ACミランも中国資本に売却されていました。そして、中国資本を使って大量補強。私は別にふーんくらいのもので、興味はなく紹介もしていませんでした。

 ただ、よく考えると、私はサッカークラブの大量補強はチームを壊してしまうとして、ネガティブな見方だったのでした。すっかり忘れていました。
 中国資本による買収を企業が歓迎する理由の一つは、こういう風にお金だけ出して好きなことをやらせてもらえるためなのですが、サッカーの大量補強の場合は従業員を総とっかえするようなもの。そんなんで、チームワークなんか良いはずがありません。
  日本ではジェフ千葉が、ACミランより極端な変更を行って、派手に失敗したことがあります。

 私がACミランの失敗について読んだのは、ミラン、未熟さ露呈し2連敗。大量補強の反動。モンテッラ監督の立場は厳しく フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月02日 という記事。
 この時点で、大量補強を図ったはずのミランは2連敗。この日は途中まで良かったものの、運動量が落ちた時間でガタガタっと崩れました。これが連携の問題ではないかと、作者の神尾光臣さんは見ています。

  以下のように、監督は早くもピンチだそうな。

"試合後、地元メディアは早速モンテッラ監督の苦境を伝えている。大量の新戦力を短期間のうちにまとめる作業はどの監督にも簡単ではないはずで、同情の余地はある。機能するまでには時間も必要だろうが、強大補強で期待を膨れ上がらせた周囲は待ってはくれない"

 ただ、 私は監督ではなく、補強したフロントの問題だと思います。大量補強でチームがまとまるはずがないのは、わかりきったことですからね。


■2016/3/29 前代未聞の全員新加入スタメンのジェフ千葉 31人中24人退団で主力放出、19人加入

  うまくいくかどうかは別として、嫌いなやり方だなと思いますね。<「24人退団19人加入」ジェフ千葉の実験はどう転ぶか|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター] 2016年3月29日 >という記事が出ていました。
-----引用 ここから-----
 千葉は昨オフ、前代未聞のチーム大改造を行った。昨季の登録選手31人中、24人が移籍や契約満了、引退などでチームを去ったのだ。チームの4分の3がいなくなったことになる。それも出場機会に恵まれない若手ではなく、多くが主力としてプレーした選手。

 J2リーグは42試合が行われるが、そのうち39試合に出場して14ゴールをあげたネイツ・ペチュニク(大宮に移籍)をはじめ、39試合出場のキム・ヒョヌン(福岡)、36試合のパウリーニョ(湘南)、中村太亮(磐田)、35試合の大岩大貴(仙台)、金井貢史(横浜Fマリノス)などが退団。

 その代わり、19人が新たに加入した。主力をほぼ総入れ替えしたようなものだ。当然、試合に出場するメンバーは昨年とは一変した。開幕戦の徳島戦のスタメンは11人中、9人が新加入選手。第2節の岡山戦はそれが10人になり、第3節の横浜FC戦ではついにスタメン全員が新加入になった。
http://diamond.jp/articles/-/88642

-----引用 ここまで-----

 同じクラブから取ってきたわけでもないので、前所属クラブバラバラ。川崎が二人いるだけです。

 ただ、気に食わないことに、"5試合の成績は3勝1敗1分"。好調なのです。"多くが昨年J1のクラブに所属し、実力は認められていたものの層の厚さから出場機会に恵まれなかった選手"であることは指摘されていました。また、"日本代表だって寄せ集めだ"ともありました。とはいえ、代表だって少しずつチームを作っているわけですからね。毎年ゼロからやり直すわけじゃありません。

 一方、筆者はネガティブな指摘も二つ。

・クラブとして長いリーグ戦を勝ち抜くには選手同士が互いのプレースタイルや個性などを熟知している方がベター。
・サポーターにはクラブそのものを愛する思いとは別に選手に対する愛着もある。

 ただ、後者に関しては、"ホームゲームの平均観客動員数は昨年は10725人、今季は10013人と、そう大きく減っているわけではない"とのこと。誤差範囲ですね。おもしろくないものの、うまくいってしまうかもしれません。



 ■2016/7/25 主力選手総入れ替えというジェフ千葉の実験は大失敗 関塚隆監督更迭で幕を閉じる

 ジェフはむしろ好きな方のチームだったのですが、メンバー総入れ替えは気に食わなかったのでほら見ろ!という感じです。

  ジェフ千葉は考えられないメンバー総入れ替えということをやっています。主力とタイトルで書いたものの、本当ごっそり買えました。31人中24人ですからね。

 ジェフ千葉は昨年までも低迷していたので、このバカな補強方針のせいで低迷とも言いづらいものの、少なくともうまく行かなかったとは言って良いでしょう。

-----引用 ここから-----
J2千葉はなぜ昇格できないのか 降格後6年半で7人目の指揮官誕生 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/25/kiji/K20160725013034350.html

J2千葉は25日、関塚隆監督(56)が退任し、後任監督として長谷部茂利コーチ(45)が指揮を執ると発表。小倉勉ヘッドコーチ(50)と里内猛フィジカルコーチ(59)の退任も併せて発表した。

 クラブはリリースで「監督を交代する」という言葉を使ったが、関係者によると、関塚監督は3―4で敗れた24日の清水戦(フクアリ)後に「休養」という表現で事実上の解任を通告されており、44年ぶりのベスト4進出を果たした2012年ロンドン五輪でも関塚監督のもとでコーチを務めた小倉、里内両コーチは25日午前に解任通告を受けたという。

 勝負は結果がすべてだ。14年7月から千葉を率いていた関塚監督は、3年目を迎えた今季もここまで8勝9分け8敗でJ1昇格プレーオフ圏外の9位に低迷。最近10試合でわずか2勝にとどまっており、目標である8年ぶりのJ1昇格に向けて順調だったとは言い難い。[ 2016年7月25日 15:43 ]
-----引用 ここまで-----

 ただ、他のコーチらまでセットで解任というクラブの方針もよくわかりませんね。人いなすぎじゃありません? 記事では、潤沢な資金にも関わらず昇格できないなど、フロントも問題だとしていました。まだしばらくは千葉の昇格はないかもしれません。



■2021/03/23 開幕スタメン11人中7人が新加入!大胆に変えたクラブとは…?

 J1開幕スタメン、昨季最終節と比べてみました 11人中7人も変えた“超”大胆クラブは…【全20クラブ布陣図つき】 - Jリーグ - Number Web - ナンバー(2021/03/06)という記事があったので、「大量補強は失敗する」説を確かめるために、事前チェックして見ようかな?と思いました。ただ、「昨季最終節と比較」というのは微妙。開幕はベストメンバーであることが確実ですが、最終節は消化試合となって若手を起用して経験するなど、ベストメンバーでないことも多いためです。
 そういった細かいところは抜きにして、とりあえず、大量補強したチームの話を。浦和・名古屋は、「新監督招聘or大型補強も、昨季在籍組が健在」という形。大量補強で失敗パターンはきちんと定義していないのですが、このケースはそこまで大崩れしないんじゃないですかね。とはいえ、変化ありきで拙速に変えていく中で崩れていく…という可能性はあるかもしれませんね。崩さずに変えていけるかどうかは、監督の腕の見せ所でしょう。
 わかりやすく変化していたチームとしては、「選手も監督も布陣も変化/代表例:清水・仙台」となっていました。エスパルスの場合、公式戦初戦でスタメンに並んだ新戦力はなんと7人だったとのこと。新しい選手ですから、間違いなく変わりました。ただ、「GKの権田修一から最前線のチアゴ・サンタナまで、よくぞ2カ月でチームとして仕立てたものだと感じた(さらに成熟させるのだろうけど)」としており、記事の評価はたいへん高い評価。失敗しそうにない感じですね。