2026年10月2日金曜日

Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない



■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

 2021年10月、「Jリーグ、ホームタウン制廃止へ」というニュースが出て、サポーターは混乱。ただ、これは誤報に近い感じですし、地域密着を捨てるわけでもないようです。どうも簡単に言うと、「今までは地元以外での活動が制限されやすい状況だったのを、地元以外での活動をして良いと明確化する」といった感じですね。

<地域密着の理念や各クラブが拠点地域に軸を置いて活動する『ホームタウン制度』は堅持しつつ、ホームタウン外でのマーケティング活動をしやすくするための議論をしている、という話だった>

J1鹿島アントラーズを運営するメルカリの小泉文明社長のツイート
<今のレギュレーションではホータウン外でのマーケティング活動が制限されており、例えばスポンサー企業が域外にある場合(J1では大型のスポンサー企業は東京など都市圏)一緒にイベントをすることも出来ないですし、パブリックビューイングなど、かなりの活動が制限されます>

 こうした話があったのは、『ホームタウン離れ』に直面するJリーグ。“地元にいない”サポーターとクラブの距離は埋められるのか | ハフポスト(2021年11月27日 07時00分 JST | 更新 2021年11月27日 10時46分 JST、濵田理央 中村 かさね )という記事。この『ホームタウン離れ』という言葉も恐ろしく聞こえるのですが、これも単に「地元以外のサポーターが多い」という、言い換えてみると、なんてことがない話です。

<Jリーグによると、ホームタウンに住んでいないサポーターの比率は、最も多いクラブで約75%に上る。
来年で開幕から30年目の節目を迎えるJリーグ。『ホームタウンにいないサポーター』の存在が当たり前となった時代に、Jリーグはどう適応し、進化するのか>

 Jリーグの出井宏明パートナー・放映事業本部本部長によると、ホームタウン以外での事業・マーケティング活動を制限するような規約・規定はこれまでもありませんでした。今までも禁止ではなかったのです。ただし、クラブ同士が「紳士協定」や「暗黙のルール」というような形で、遠慮し合う状況が続いてきたといいます。
 また、クラブ間で話し合って決める運用であったため、片方のクラブが拒否されると実現できなかったという説明もありました。わかりづらいのですが、他のクラブのある地域や近隣地域での活動をやろうと思っても、地元クラブに拒否されてしまう…といった感じですかね。ああ、記事でも後半で以下のような話が出ていましたわ。

<川崎市の等々力陸上競技場をホームスタジアムに持つ川崎フロンターレを例に考えてみる。仮に多摩川を挟んですぐの世田谷区で情報発信やイベント協力をしたいと思ったとしても、東京のクラブに遠慮してしまう。このような事象がこれまでは起きていた>

 「地域密着のためにこれはやむを得ない」と考えるのも一応アリかもしれません。ただ、実際のところ、このルールだと大都市有利となり、Jリーグの理念とはむしろ離れてしまいそうな感じ。人口が多い地域で宣伝活動ができない地方のクラブが不利になり、都市部にクラブが集中してしまいそうなルールだと感じました。
 記事の方では、<物理的な『ホームタウン』だけを前提とするファンサービスのあり方では、いまのデジタル時代やJリーグの実態にそぐわない>という書き方。特に新型コロナウイルスの流行のような状態になったとき、デジタルでの活動は重要になるでしょう。地元以外で活動できないとなると、壊滅的な打撃になりかねません。

 あと、そもそも海外のビッククラブの場合、国内の地元以外にファンが多いだけでなく、海外、世界中にファンがいますよね。マンチェスター・ユナイテッドなんかが典型です。このマンチェスター・ユナイテッドの人気が悪いものだと思う人は少ないでしょう。むしろJリーグのクラブも海外ファンを開拓すべきです。
 記事では、人の流動化や都市部への人口流出という社会背景から、“地元にいない”サポーターが増え、クラブのホームタウン外活動の必要性も増したという話もしていました。子供の頃からサポーターであったとしても、引っ越しというのは普通にありますからね。いろいろと現在のやり方では無理があったのかもしれません。

2026年10月1日木曜日

マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?

■2022/01/08 「三浦知良はサッカー選手じゃない」というカズ擁護が移籍で崩壊…
■2022/03/22 マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?



■2022/01/08 「三浦知良はサッカー選手じゃない」というカズ擁護が移籍で崩壊…

 まだリーグでもたまに出ていたという、だいぶ前の話ですけど、カズについて「実力が伴っていないのにネームバリューだけで醜く現役を続けて後輩のチャンスを潰すな。後進に道を譲れ」という趣旨の批判がありました。これは実力が伴っていないのに契約したり試合に出たりすることで、若手の契約機会や年俸への影響、出場機会への影響が出ているということでしょう。
 一方、「カズはサッカー選手ではなくビジネスマンとしてやっている」という擁護的な説明もありました。私も当時これと同じような見方。どういうことか?と言うと、カズという広告塔を横浜FCが利用することでクラブに利益をもたらしており、プレイなどのマイナス面以上の価値を横浜FCにたらしているという見方です。横浜FCは狙ってやっている感じがしました。

 実力がないのにネームバリューだけで契約して試合にたまに出させてもらっているのって、むしろ本人が一番辛いと思うんですよ。それでも現役を続けて客寄せパンダとして横浜FCのビジネスに協力しているカズはとても立派で、さすが人格者という感じ。「別にカズは特別扱いされて試合に出たいわけじゃないんです!」…といった感じでこれまで心の中で擁護してきたのですが、この私の擁護が完全に崩壊する問題が起きて愕然としました。どうもカズは試合に出たかったようです。

<来季の所属先が注目されているサッカーの元日本代表FWで、54歳の三浦知良(横浜FC)が22日、年内には所属チームを決める方針を明らかにし「やはり一番、試合に出られると感じられるチームを選びたい。10年、20年後ではなく近い将来の目標があるところに行かせていただきたいなと思う」と語った>
(54歳カズ、年内に所属先決定へ 横浜FCから移籍も視野に 共同通信 / 2021年12月22日 16時21分より)
https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2021122201000690/

 私は最初カズ移籍…のニュースを見かけたときに、ついに横浜FCもビジネスモデルを変えるんだな…、カズ効果よりも使える選手を取りに行くやり方にするんだな…と思ったんですよ。しかし、どうやら違った模様。横浜FCはむしろ契約延長する気満々なのに、出場機会を求めての移籍だそうです。「若手の機会を潰してまで試合に出たかったんだ!」と驚きました。
 しかも、最有力とされるのが、兄・三浦泰年さんが監督兼GMを務めるJFL鈴鹿で、「コネで契約して試合出るのかよ!」と言われてしまうようなところ。うーん、私の三浦知良像がガラッと崩れてしまいました。

<JFL鈴鹿への移籍が決定的な横浜FCのFW三浦知良(54)が2日、移籍交渉が基本合意し、近日中にも正式発表できる見通しを明かした。自身のルーツでもある静岡・城内FCの「初蹴り」に参加後「もう100%に近いくらいチームとは合意している。報道の通りになると思います」と明言した。
 初蹴りでは兄で鈴鹿の三浦泰年監督兼GM(56)と一足早い「兄弟タッグ」も実現。カズは兄のパスから得点するなど4得点1アシスト>
(カズ 鈴鹿入りへ「100%に近い合意」、初蹴りでひと足早く兄弟タッグが実現 スポニチアネックス / 2022年1月3日 5時32分より)
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220103_0006/



■2022/03/22 マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?

 セルジオ越後さんはもともとそんな感じなのですが、三浦知良選手と横浜FCに関する間違った説明をした動画をアップして騒動になっていたとのことです。
 内容としては、「彼(カズ)がCMに出てクラブにお金が入る」「それが財源になって戦力がアップする」「彼がいなくなったら横浜FCは大変になる」といったものみたいですね。

 私も横浜FCはカズを広告塔にして、ブランド価値を活かすやり方をしているとは思うのですが、「彼(カズ)がCMに出てクラブにお金が入る」などは真っ赤なウソ。クラブ側から指摘されてセルジオ越後さんもこれは謝罪しています。
 ただ、謝罪と同時に再び持論を展開。「プロリーグ(Jリーグ)は厳しい。アマチュアとは違う。チーム(横浜FC)もそういうルールでやらないと、Jリーグは成長しない」「横浜FCはなんでカズをかばうんだ。貢献しない選手は去っていかないとJリーグはしぼんでいく。横浜FCも強くならないです」と主張したそうです。

 私は別に横浜FCのビジネスモデルは悪くないと思いますし、それでJリーグがダメになるとも思わないのですが、セルジオ越後さんの指摘も理解できます。ネットでもある程度支持されたそうです。ただ、これらの話を紹介した記事のタイトルと、記者の書いた最後の部分はひどいものでした…。
 この記事は夕刊フジ(ZAKZAK、産経新聞系)のもので、<いまだ54歳カズが主役…Jリーグの切ない現状 セルジオ越後氏、舌禍騒動謝罪も改めて実力主義主張 「貢献しない選手は去らないとしぼんでいく」>(2021/12/16)というタイトルだったのです。

<発足当時はプロ野球を追い越す勢いをみせたJリーグは、来年で30年目のシーズンを迎えるが、話題は先細る一方。最も取り上げられるのはカズであることは変わらない。(中略)今回の件で、(引用者注:移籍先を探していた)カズの去就の注目度がさらに増す、皮肉な展開となってしまった>
https://news.infoseek.co.jp/article/fuji_ZECJVGVIJBLWFJX4GD6QC6QEU4/

 たまたま今回カズの移籍が大きく話題になったというだけで、シーズン中や前シーズンまでは「最も取り上げられる」なんてことはありませんでした。「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」は捏造じゃないかと思います。


頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?

■2025/02/11 頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?
■2019/03/19 カタールでも注目!英紙のロシアW杯若手ベスト11



■2025/02/11 頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?

 私が2018年ワールドカップのスイス代表で見たときのCBマヌエル・アカンジは、本職の守備に良さを感じる一方で、つなぎのミスを連発。なので、全く逆の印象だったのですけど、意外なことにつなぎの良さが持ち味だそうで、CBにもそういったプレーを要求されるマンチェスター・シティへ移籍していました。

<強度の高い守備とビルドアップでの貢献を両立する現代的なDFで、プレミアリーグでもその実力は十分に発揮されている。シティのCB陣が苦手としていたスピードを武器とするアタッカーの対応も完璧で、守備力はさらに上がった。しかも右サイドバックでもプレイできるユーティリティ性を持っており、サウサンプトン戦ではカイル・ウォーカーの代役を務めている。>
https://www.theworldmagazine.jp/20221016/01world/england/363240#goog_rewarded

 これを紹介した記事は、<シティ新加入DFは数学がお得意? プレイからも分かるインテリジェンスの高さ>(theWORLD(ザ・ワールド))というタイトル。数学というか、暗算が得意なんだそうです。

<そんなアカンジだが、サッカー以外にも得意な分野があるようで、英『SPORTS BRIEF』によると、それは数学だという。
 英『Sky Sports』のインタビューを受けたアカンジはそこで、23×42の解を求められ、即座に966と答えを導き出した。続けて出された93×60も5580と正解を答えており、暗算が得意なようだ。
 アカンジの賢さはサッカーのプレイ中にも見ることができ、シティに即フィットしたのもインテリジェンスがあってこそだといえる。複雑なビルドアップ、複雑なポジショニングをシティでは求められるが、スイス代表は即座に適応し地位を確立した。>


■2019/03/19 カタールでも注目!英紙のロシアW杯若手ベスト11

  英紙『ガーディアン』が、「ゴールデンボーイ・ベストイレブン」と題し、2018年のロシアW杯で輝きを放った若手11人を選出していたそうです。フランスとウルグアイが3人ずつで最多でした。
 あと、なぜか10人しか見つからず。訳したところのミスか、私が誰か見逃しているのか…と下の方に見たら、一覧でありましたわ。なぜかスターリングただ一人だけ、本文に名前がありませんでした。他は全員名前あったのに…。

GK フランシス・ウゾホ(ナイジェリア/19歳)
DF
ジェリー・ミナ(コロンビア/23歳)
ホセ・ヒメネス(ウルグアイ/23歳)
マヌエル・アカンジ(スイス/22歳)
MF
ベンジャミン・パヴァール(フランス/22歳)
ルーカス・トレイラ(ウルグアイ/22歳)
ロドリゴ・ベンタンクール(ウルグアイ/21歳)
リュカ・エルナンデス(フランス/22歳)
FW
イルビング・ロサノ(メキシコ/22歳)
ラヒーム・スターリング(イングランド/23歳)
キリアン・ムバッペ(フランス/19歳)
 (英紙がロシアW杯の23歳以下の若手ベスト11を選出!フランス&ウルグアイから最多3人 | Goal.comより)

 CBが多い渋い選出。3-4-3になっていますが、フランスの中盤2人は4バックのサイドですので、5-2-3に近い感じ。しかも、ウルグアイの中盤2人もあまり攻撃的ではない選手です。
 私が選んだ若手ベスト11(後述)もCBが多かったのですが、私の選出は1歳年上の24歳以下なので、だいぶ違う感じ。アカンジ、トレイラ、ベンタンクール、リュカ・エルナンデス、スターリングがうちの選外。選外の5人の中には好きな選手もいますが、正直ベスト11には物足りないと感じた選手たちばかりです。
 ただ、チームの結果という客観的な要素から選ぶとかなり順当。23歳以下という縛りなら人材不足になるので、私も何人か選ぶかもしれません。…と最初書いたけど、どうかな?  リュカ・エルナンデスが可能性あるくらいで、あとは別の人を選びそうです。

ちなみに私が選んだ若手ベスト11(U24)
GK  フランシス・ウゾホ 19歳 ナイジェリア
CB ホセ・ヒメネス 23歳 ウルグアイ
CB ジョン・ストーンズ イングランド 24歳
CB ジェリー・ミナ 23歳 コロンビア
RSB バンジャマン・パバール 22歳 フランス
OH デル・アリ 22歳 イングランド
RSH アンテ・レビッチ 24歳 クロアチア
RSH キリアン・エムバペ 19歳 フランス
LSH イルビング・ロサーノ 22歳 メキシコ
RWG  ユスフ・ポウルセン 24歳 デンマーク
FW ハリー・ケイン 24歳