2026年2月23日月曜日

V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと

■2018/11/23 V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?
■2018/11/23  高田明社長「大赤字はなんとかなると考えてた」
■2018/11/23 クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと


■2018/11/23 V・ファーレン長崎はなぜ奇跡だったのか?

 1年でのJ2降格が決まってしまったのであれですけど、V・ファーレン長崎の 奇跡のJ1昇格のときの「ジャパネット流改革」で苦境のJクラブが激変:日経ビジネスオンライン(2018年2月14日)という記事を読みました。
  J1でも一時4連勝で9位とすごかったんですけどね。結局、長い期間最下位で降格が決定してしまいました。

 さて、記事の方へ。なぜ奇跡だったのか?というのは以下のような理由。

・長年にわたって経営危機がささやかれ、前年の16年シーズンはJ2で15位に低迷。
・1試合当たりの観客動員数は数千人規模に落ち込み、累積損失は3億円以上に膨れ上がっていた。
・17年に入ってからはこれらの問題が表面化し、J1昇格どころかクラブの存続すら危ぶまれる状況だった。
・監督も選手も同じチームであり、変わっていなかった。


■2018/11/23  高田明社長「大赤字はなんとかなると考えてた」

 記事を読んでまず驚いたのは、ジャパネットHDが100%子会社化していたこと。"村井チェアマンにも「100%にこだわりたいんです」という話をして、「地域に貢献するという方向性が合致していれば、それは大丈夫だ」という理解もいただきました"とのことですけど、本来、Jリーグの理念に合わないでしょう。どうかと思いますね。

 さて、再建の話。「従来はスポンサーに無料のチケットをばらまいていたから、チケット単価が600円に届かず、経済的な観点からは大赤字」という状態だった長崎。
 ただ、驚いたことに、前ジャパネットたかた社長で、V・ファーレン長崎・高田明社長は、「収支の問題は僕自身の経験からなんとかなると考えていました」とのこと。
 そして、試合などで結果を出す上で、「私の役割はむしろ関係者やファンの人たちと向き合い、色々な話をして雰囲気を変えてきたということ」としていました。
 この時点でもやっとした話ですけど、その後は理念や理想的な話で、具体的な話はなし。うーん、期待と違う話でした。もっと具体的に何をしたか?というところが知りたかったです。

 後半のJクラブ変えたジャパネット、「長崎の夢」創る:日経ビジネスオンラインも読みました。こちらで何をやったか?的なところも以下くらいでした。

・「スポンサーを獲得するためのトップセールスでは、私が就任してから従前の3倍ぐらいスポンサーを増やすことができました」


■2018/11/23 クラブにとって選手や監督以外に大事な意外なこと

 なぜ長崎が成功したか?といった話でおもしろかったのは、 Jリーグ・村井満チェアマンの方の話ですね。以下のようなものでした。

・一般的にはチームの人件費が高いクラブが安定的に結果を出すという正の相関がある。
・しかし、中には、お金をかけてないのに勝ち点1あたりの投資コストがすごく低いクラブや、逆に非常に高コストな金満クラブがある。
・スター選手や監督やコーチに投資をしっかりすれば生産性が高くなると思いがちだが、分析によるとそうではない。
・実はフロントの経営レベルがすごく現場の士気に影響を与えている。

「例えば、社長と副社長がけんかをしているといったことについて、選手はすごく敏感なんだそうです。選手というのは個人事業主ですから、経営者や監督が代わってしまうと、自分の人生も変わる可能性がある。あのオーナーは今の監督をどう見ている、こう評価しているといった情報を頻繁に交換していて影響を受けてしまう。そんな心配から解放されて、とにかく結果を出すことに向かっていける鉄板のチームワークを持っているチームは、素晴らしいパフォーマンスを発揮できる」(村井満チェアマン)

 なお、「長崎が降格したからこれは嘘だ!」ってのは誤解ですよ。
 まず個別事例では、全体の傾向を否定することはできません。
 そして、この分析はそもそも、勝ち点1あたりの投資コストを比較したものであり、コストを多くかけることで、強いクラブを作ることは否定していません。経営レベルが低くても、そのデメリットを覆すほどのお金をかけられれば勝てるという話です。


2026年2月22日日曜日

Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?

■2018/11/26 Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?
■2024/05/12 アディショナルタイムの得点と失点が多いチームそれぞれの傾向



■2018/11/26 Jリーグでアディショナルタイムが19分も…審判が買収不正?

 アディショナルタイムが19分もあったと聞いて、すぐに審判が八百長やったのでは?と思いました。確か過去のアフリカで不可解な長いアディショナルタイムがあり、非常に怪しい感じだったためです。
 ただ、今回のJリーグのケースは一応理由がありそうな長いアディショナルタイムでしたわ。

 まず、アディショナルタイムに負傷者が出たことで大幅に遅延。アディショナルタイムの10分以上を過ぎてようやく試合が再開されたとのことで、この時間もすべてロスタイムだと考えられます。
 さらに、清水が最後の攻撃を繰り出すためCKの場面でGK六反勇治もゴール前に上げると、白崎凌兵からのボールにヘディングで合わせたその六反が劇的な同点ゴールで3-3に。この時点で、すでに104分となっていました。
 ただ、「それでもまだ試合は終わらず、最後は両チームの選手たちがエキサイトして激しく衝突」。退場となった神戸のウェリントンは、その後相手選手を投げ飛ばすなどして大もめ。この衝突の間もロスタイムとなったのでしょう。このように理解できるアディショナルタイムの長さです。
 (GKが104分に劇的同点弾、後半ATは記録的な19分…清水対神戸がとんでもない試合に フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年11月24日 より)
 https://pex.jp/point_news/320fceddfd0a41d73443275e8e3a18aa

 とはいえ、「それでもまだ試合は終わらず」という書き方は、ちょっと怪しいところがありますね。 検索してみると、問題視するツイートがちらほら。(主審は柿沼亨とのこと)

 あと、以下のツイートだと負傷者は1人じゃなくて、何人もいた模様。だとすると、一応わからないのでもないんですけど…。(ウェリントンは退場後に投げ飛ばし)

 ああ、検索してみると、普通に審判批判の記事多数ありましたわ。得した方の清水の監督ですら苦言を呈しており、だいぶヤバイですね。
 また、Jリーグの審判のレベルが低すぎるという話をしているサイトも。過去にそれを理由に日本を去った選手もおり、Jリーグはかなりひどいリーグのようです。



■2024/05/12 アディショナルタイムの得点と失点が多いチームそれぞれの傾向

 アディショナルタイムで検索すると、おもしろい記事が出てきました。1つ目の記事はシーズンでアディショナルタイムに最も得点が多いチームとその順位について見たもの。そして、2つ目が逆にシーズンでアディショナルタイムに最も失点が多いチームとその順位について見たものです。

・新しい指標が誕生かも「●●力」でもう1つ考えてみた?!の巻/倉井史也のJリーグ(2024/05/04 10:00超ワールドサッカー)
https://news.goo.ne.jp/article/ultrasoccer/sports/ultrasoccer-464239.html#google_vignette
・みんなが目を背ける「負の追加時間力」ってもう名前から怖いよね?!の巻/倉井史也のJリーグ(
5/11(土) 9:30配信 超WORLDサッカー!)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1897f817cde72f452c3fb322e39f61b15f92bd05

 まず、アディショナルタイムに得点が多いチームについて。単純に普段の得点が多いチーム、つまり、強いチームほど、アディショナルタイムに得点が多い…となるのは、わかりやすいです。「そりゃそうだろ!」って話ですね。ただ、意外に下位のチームでもシーズントップになっているそうです。

<後半アディショナルタイムの得点が多いってことは「優勝のために粘って粘って最後に得点を取って勝った」「かなりやられてしまったけど最後の最後に意地を見せた」のどっちかって感じですね。どちらも気持ちが前面に出た感じ。>

・2010年:京都(17位)
・2011年:C大阪(12位)
・2012年:柏(6位)
・2013年:浦和(6位)、川崎(3位)、新潟(7位)、名古屋(11位)、広島(1位)
・2014年:G大阪(1位)、神戸(11位)、鳥栖(5位)
・2015年:鹿島(5位)
・2016年:川崎(3位)
・2017年:浦和(7位)、G大阪(10位)
・2018年:札幌(4位)、磐田(16位)
・2019年:磐田(18位)
・2020年:横浜FM(9位)
・2021年:川崎(1位)、福岡(8位)
・2022年:横浜FM(1位)
・2023年:札幌(12位)、川崎(8位)、広島(3位)

 一方、アディショナルタイムの失点が多いチームは、普通に弱いチーム、降格しているチームが多いという結果に。これは完全に「そりゃそうだろ!」という結果となりました。
 
・2010年 浦和(10位)
・2011年 新潟(14位)
・2012年 G大阪(17位)※
・2013年 鹿島(5位)
・2014年 浦和(2位)、清水(15位)
・2015年 柏(10位)、松本(16位)※、清水(17位)※
・2016年 FC東京(9位)、湘南(17位)※
・2017年 仙台(12位)
・2018年 神戸(10位)
・2019年 鳥栖(15位)
・2020年 横浜FC(15位)
・2021年 仙台(19位)※、湘南(16位)
・2022年 清水(17位)※
・2023年 札幌(12位)、FC東京(11位)
お分かりですね。※印がついているチームは降格してるんです。

 ただし、2014年の浦和は、後半アディショナルタイムに5失点もしてて2位。勝点1足りなくて優勝できなかったそうなので、これが響いたとも言えますけどね。

 さらに、なんと前年2023年の札幌は、アディショナルタイムの得点・失点ともに多いという不思議な脚気になったそうな。札幌はアディショナルタイムの失点が多いチームというイメージは正直私にもありました。ただ、2023年はアディショナルタイムの得点も多かったんですね。不思議なチームです。



2026年2月21日土曜日

一度にイエローカード2枚で退場…あり得ることなのか?

■2019/02/08 一度にイエローカード2枚で退場…あり得ることなのか?



■2019/02/08 一度にイエローカード2枚で退場…あり得ることなのか?

 現役引退を表明した36歳の元北アイルランド代表MFクリス・ベアードのニュース。彼が「2015年9月7日に行われたEURO2016予選のハンガリー戦では1度に2枚のイエローカードを提示されて退場するという珍事を経験していた」とされていて、不思議に思いました。
 最初、審判がおかしなことをしたのかな?と思ったのですけど、以下のような経緯を読むと納得。普通にあり得ることでした。

(1)ベアードがタックルで相手を倒す。
(2)しかし、そのままハンガリーの選手にボールが渡ったためプレー続行の判断。
(3)プレーが途切れないうちに再びベアードがタックルで相手を倒し、今度は笛。
(4)主審は1度目のタックルと2度目のタックル、それぞれイエローカードに該当するとして2回提示。さらにレッドカードも提示し、ベアードは退場に。


 プレーが途切れないままに、警告に値するタックルを2度やったってことですね。十二分にあり得ることであり、むしろもっと起こりそうなことなのに…と思ってしまいました。