2026年5月31日日曜日

日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している

■2017/02/16 NHKのサッカー映像制作は下手 専門ではなく外注だから
■2017/02/16 日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している
■2017/11/04 ハットトリックの語源は同じイギリス発祥のクリケットに由来って本当?


■2017/02/16 NHKのサッカー映像制作は下手 専門ではなく外注だから

 元JFA会長の岡野俊一郎さんによると、サッカーの試合における映像制作が最も上手いのは文句なしでイギリスのBBC。なぜかと言えば、サッカー専門のクルーを擁しているから。日本ではNHKでもサッカー専門クルーを持っておらず、すべて外注だそうです。
 例えば、日本の映像でおかしいのは、選手個人のアップが長すぎること。シュートを外した選手を、ずっと追っていることが珍しくないが、すでに試合は動き出していて画面がそれを捉えていない、といった具合です。
(岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その2)TV中継で誤用が多い「ゴールマウス」と「ボランチ」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2014年07月22日(Tue)10時33分配信 text by 藤江直人より)


■2017/02/16 日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している

 驚いたのは、ゴールマウスは完全に元の意味と違っているという話。現在のゴールマウスは、ゴールの枠内を差しており、これを超えるとゴールになるという面のことを指して使われています。アナウンサーが「シュートがゴールマウスを外れました」と言うことがあると、岡野さんは指摘しています。
 ところが、これ、本当は間違いなんだそうな。ゴールマウスとはかつてはゴールエリアを意味して、それが徐々に変化してきて、いまではゴール前の危険な地域を指すようになったのだそうです。

 一方、ボランチの方は、一応役割だというのは理解していました。「ハンドル」といった意味だと聞いたことがあります。守備的な中盤ではなく、全体をコントロールするようなイメージで捉えていました。
 ただ、岡野さんは、以下のように言っていて、またちょっと違う指摘ですかね。

「ボランチというポルトガル語をポジションの意味で普通に使う。ボランチとは役割を指すのであって、決してポジションではない。FIFAの公式記録を見れば一目瞭然です。サッカーにおけるポジションはGK、DF、MF、FWの4つしかないんです」

 インタビューアーは、"「舵取り役」や「ハンドル」を意味するボランチという言葉は、1993年のJリーグ創設以降に来日したブラジル人選手が広く浸透させたと言われています"と、補足していました。



■2017/11/04 ハットトリックの語源は同じイギリス発祥のクリケットに由来って本当?

 サッカー用語関連で「ハットトリック」の語源について。ただ、クリケット由来という説明は、有名ですよね。ところが、日本サッカー協会のページでは、「語源は諸説あります」と書いていたので、一瞬ドキッとしました。
 ただし、続けて 「イギリス発祥のクリケットに由来しているといわれています」とのことでやはり有力とのこと。
 クリケットは日本では全く馴染みがないものの、実はインドでは今でも大人気なスポーツ。日本サッカー協会では、「クリケットは野球の元になったスポーツ」としていました。

 さらにクリケットで3人の打者を連続でアウトにするのは、野球以上に難しいと説明した上で、その偉業を成し遂げた選手には高級な帽子が贈られ、大変な名誉なこととされた、と紹介しています。
 ここまで書くともうおわかりですね。これがサッカーでも使われるようになり、1試合で3得点した場合をハットトリックというようになったというのが有力なようです。

 ちなみに異説としては、「「選手の功績を称えて観客が帽子を投げ入れたから」というのがあるそうな。初めて聞きました。
 また、6得点をダブルハットトリック、9得点をトリプルハットトリックというとも説明されていてびっくり。俗な言い方だと思っていましたわ。
(ハットトリックの語源は?|お問い合わせ|日本サッカー協会より)



2026年5月30日土曜日

サッカーでのテレビ局への苦情「芸能人を呼ぶな」がほとんど

■2017/02/16 サッカーでのテレビ局への苦情「芸能人を呼ぶな」がほとんど
■2020/08/04 明石家さんまよりすごい“サッカー愛”タレント ランキング1位は?


■2017/02/16 サッカーでのテレビ局への苦情「芸能人を呼ぶな」がほとんど

  岡野俊一郎元JFA会長のしていた話で激しく共感したのが、芸能人の話です。

 岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その3)TV中継に何が必要で、何が欠けているのか? | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
2014年07月23日(Wed)10時46分配信
text by 藤江直人

「国際試合になるとゲストが呼ばれますよね。民放の場合は芸能人が多いんですけれども、それで視聴率が上がるかどうかは別として、ある局のトップに聞いたら局への苦情のほとんどは「芸能人を呼ぶな」というものらしいんですね。
 スポーツはスポーツとして、普通に放送して欲しい」

 私もサッカー放送に出てくる芸能人が、心底嫌いです。あれを全滅させてほしいですね。


■2020/08/04 明石家さんまよりすごい“サッカー愛”タレント ランキング1位は?

 上記の芸能人は全然サッカー好きではない芸能人という意味だと思うんですけど、サッカー好きの芸能人でも普通に私は嫌ですね。明石家さんまさんがサッカーの中継で出てくるのが本当嫌でした。コメントもいちいちイラッと来ます。
 その明石家さんまさんは、一般的にはウケが良いのか、オリコンの“サッカー愛”タレント ランキングで2位でした。では、1位は誰だったのか?と言うと、小柳ルミ子さん。小柳ルミ子は、ちょっと見かけないほどのサッカーマニアの領域らしいので納得です。ただ、エピソードを見ると、やはり試合中継には出すべきではない感じでした。

<仕事がある時でも1日5試合、休みの時は10試合観戦し、年間で2000試合以上をチェック。睡眠時間も3時間。観戦しながら、各チームの戦術をノートに書き込む>
<サッカー解説者として小柳が登場。『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017 浦和レッズ対ドルトムント』戦では、「サッカー選手は私の子宮から生まれた」などのコメントを繰り出し、サッカーファンを騒然とさせた。そんな小柳“迷”解説に「自分語りの実況解説」と炎上ボヤ騒ぎもあったり、逆に「伝説の解説」、「サッカーファンの裾野が広がるかも」と称賛の声も巻き起こった>
(芸能界最強の“サッカー愛”タレント ランキング | ORICON NEWS 2018-06-15より)

 なお、3位はナインティナインの矢部浩之、4位は川平慈英、5位は木梨憲武 でした。


2026年5月29日金曜日

パワハラ曹貴裁監督に復帰要請した湘南ベルマーレの謎

■2017/11/01 浦和・神戸でプレーの曺貴裁(チョウ・キジェ)って誰?
■2017/11/01 二度降格しても続投の湘南・曺貴裁(チョウ・キジェ)監督
■2019/05/11 降格しても続投で正解だった?湘南が初タイトルを獲得
■2019/08/19 クラブが優遇した湘南・曺貴裁監督、パワハラで有名だった
■2019/08/19 怪我でも出場、扇風機を何度も破壊、嘔吐繰り返す選手…
■2020/04/24 パワハラ曹貴裁監督に復帰要請した湘南ベルマーレの謎
■2020/07/21 「怪我してしまえ!」「チームの癌だ。出て行け」などの具体的発言



■2017/11/01 浦和・神戸でプレーの曺貴裁(チョウ・キジェ)って誰?

  J2で優勝した監督が外国人っぽい名前で、中国人かな?とWikipediaを見たら、在日韓国人でした。Wikipediaでは、「チョ・グィジェ」の呼び名を採用しています。
 経歴を見たら元Jリーガー。私が見ていた時期で、なおかつ見ていたチームで、かなり試合に出ていたのに全く記憶にありません。こういうケースは私には珍しく、謎ですわ。ポジションはDFだったとのこと。
 うーん、でも、言われてみると、ゲームでこんな字の選手 を見た覚えもあるかも。それくらいですね。印象ないですわ。

1994    浦和    J    39    試合
1995   浦和            26    試合
1996    神戸    旧JFL    16    試合
1997    神戸        J    5    試合

 …と書いたけど、初期の浦和はあまり見なかったかも。神戸は間違いなく見なかったチームで、ほとんど覚えていませんので、こちらは不思議なしです。


■2017/11/01 二度降格しても続投の湘南・曺貴裁(チョウ・キジェ)監督

 また、さらに経歴を見ていて驚いたのが、2012年から湘南ベルマーレのトップチーム 監督を続けているっぽいこと。ょっとして、降格しても続投だったのでは?と思って検索したらそうみたいですね。しかも、2回も降格していて、ヘッドコーチ時代を含めると3回でした。

" 2005年から湘南のアカデミーを指導した曺貴裁監督は、09年よりトップチームのヘッドコーチを、12年から監督を務めている。今季は第2ステージ15節の大宮戦で降格が決まったものの、クラブからは引き続き来季の指揮を要請されていた。
   10年と13年、そして今季と、いずれの降格にも関わってきた身にあって、答えを出すまでには少し時間が必要だった。胸中を率直に口にする。
  「3回目の降格ということで、大宮戦が終わった後は自分のなかで無力感もありました。クラブからは続投してくれと言われたものの、僕にほとんどの責任があると思ってやっていたので、残ることがこのクラブにとっていいことかどうか、来季の指揮を執るのは難しいかなと思う時期も正直あった」
 (中略)「自分が指揮を執ることで、選手個人の成長と、それに伴うクラブの成長に少しでも力を貸せるのであればやらなければいけないと、やりたいと思えた」"
(【湘南】3度目の降格を味わった曺貴裁監督。それでも来季続投を引き受けた理由 | サッカーダイジェストWeb 隈元大吾2016年12月03日) 

  最近はこういうの多いんです? 以前はあまりなかったと思うんですが…。

■2019/05/11 降格しても続投で正解だった?湘南が初タイトルを獲得

 監督変えすぎ、結果を求めるの早すぎというのは、いつも批判しています。ただ、曺貴裁監督のケースが良いとも言えず。悪い結果をはっきり出しているので、私が推奨している監督続投のケースとは異なりますね。
 ただ、一応結果がでてきたのかなというのが2018年。J1では低迷しつつも、13位でシーズンを終えて一応残留。一方で、YBCルヴァンカップでは、なんと優勝。湘南ベルマーレとなってからは初のJ1でのタイトル獲得、ベルマーレ平塚時代の1995年1月1日に第74回天皇杯で優勝して以来の優勝となりました。
 天皇杯では、4回戦で川崎に敗れており、まぐれっぽさも感じるものの、信頼して任せた結果が出たのかもしれません。



■2019/08/19 クラブが優遇した湘南・曺貴裁監督、パワハラで有名だった

 えーっ!?と思ったのが、複数選手心折れ練習困難、湘南曹監督パワハラ謹慎へ - J1 : 日刊スポーツ[2019年8月13日5時0分]というニュース。しかも、最近になって急にパワハラではなく、前から有名だったらしいんですよ。数年前にはGKコーチがシーズン途中交代し、今季もスタッフが、監督の言動により精神に支障をきたして練習場に来ることができなくなったということがあったそうです。
 当初ここで書いていたのは、解任が妥当な成績なのにわざわざクラブが続投させたという話でした。パワハラがあったのだとすると、さらに、なぜクラブは辞めさせる機会がいくらでもあったのにわざわざ曺貴裁監督にこだわって続投させたのか?という話になってきます。クラブ側も共犯と言いたくなりますわ。
 とりあえず、日刊スポーツが取材した複数の関係者によると、全体ミーティングでの個人攻撃は日常茶飯事で、時には個別で呼ばれるケースもあったとのこと。この後もかなりやばいエピソードが続々と出てきます。


■2019/08/19 怪我でも出場、扇風機を何度も破壊、嘔吐繰り返す選手…

 選手、スタッフの前で扇風機を蹴飛ばし、壊すということがあり、これがどうも一度ではないらしく壊れた扇風機は複数。激高してペンを床にたたきつけることもありました。高圧的な言葉が続き、選手が「はい」としか答えられずにいると「はい、しか言えないのか。他に言うことはないのか」などとさらに説教。
 精神的にドン底に落ちながらも自力ではい上がる選手がいた一方で、そのまま心が折れた選手もいたというのですから、絶対トップにしちゃ駄目なタイプ。ある選手はグラウンドに出ると嘔吐(おうと)を繰り返すようになったといいます。精神的な苦痛が体に不調を起こし、パフォーマンスは低下するばかり。次第にその選手は練習場に来ることすらできなくなりました。
 さらに別の選手は、けがが完治していないのにもかかわらず、曹監督からの指令で無理に復帰。肉体的な疲労が精神をむしばみ、クラブハウスに近づくこともできなくなったというのでひどすぎ。安倍首相は怪我を押して出場した稀勢の里を挙げて見習うように言っていたのですけど、怪我したらゆっくり休ませないと駄目ですよ。美談にしちゃいけません。こうした思想は間違っていますし、選手を壊すブラックなものです。


■2020/04/24 パワハラ曹貴裁監督に復帰要請した湘南ベルマーレの謎

  その後の話を書いていたなかったのですけど、Jリーグは曹監督のパワーハラスメント行為と湘南のクラブ幹部の監督責任を認定。曹監督にはけん責と公式戦5試合出場停止、クラブにはけん責と200万円の制裁金が課されました。
  曹貴裁監督はもちろん辞めることになります。ただ、不思議なことにこの辞任もスムーズに行かず、クラブ側が躊躇していた感じがあるんですね。「降格しても続投」もそうだったのですけど、不自然に感じます。
 曹貴裁監督パワハラ問題、「退任」は正しかったのか?時系列で見る湘南ベルマーレの対応への疑問 | フットボールチャンネルという記事が出ていて、これは まかさの曹貴裁監督擁護かと思ったらそうではありません。クラブ側の対応がおかしかったのではないかという指摘でした。

 曹監督がクロという悪い可能性があったのにその準備をせず、Jリーグの調査報告を受けたクラブ発表でも処遇は発表せず。それどころか、その後、パワハラが認定された曹監督に現場復帰要請をしました。曹監督の退任が「解任」か「辞任」かはっきりしなかったそうですが、とにかく結果として現場復帰は実現していません。
 そもそもパワハラ監督の早期復帰というのは、現実的にはほぼ不可能で無謀すぎました。どうも初報のすぐ後に、告発したと考えるスタッフを責めていたようで、この時点でもうシロ判定でも修復不可能だったでしょう。
 記事では、クラブとして「社会規範違反は断固認めない」とする姿勢を打ち出すことが必要だったとも指摘。ただ、ベルマーレは身内への利益誘導を優先しちゃったんでしょうね。眞壁会長いわく、曹監督は「15年来の仲」なんだそうです。
 もともと降格でも監督続投って珍しいな…と思ってこの話は書き始めたものでした。私は理解しづらかったものの、哲学としてはアリだという人はいたでしょう。それが結局、単に身内同士の馴れ合いだった…というオチ。こうした身内への利益誘導は上場企業ならガッツリ問題視されるんですけど、残念ながらJリーグクラブはそのレベルにないのかもしれません。



■2020/07/21 「怪我してしまえ!」「チームの癌だ。出て行け」などの具体的発言

 パワハラ内容も補足。わりとガチでひどいです。 Jリーグの調査で判明した具体例を短くまとめながら紹介しますが、これで留任を選んだベルマーレ自体が頭おかしいですよ。

具体例〈1〉〉多くの関係者が通常通りと感じた業務を行っていたスタッフらに対して、「本当に使えねえな」「お前ら何年やってんだ」「お前らは遊んでる。遊ぶんだったら外にいろ」などと怒鳴る。その後、当該スタッフらのうちの1人に対して「二度と顔見せるな」「お前の代わりはいくらでもいる」「お前はここにいる意味がない」などと叱責。

具体例〈2〉通常通りミーティングに加わろうとしたスタッフの1人に対し、他スタッフの前で理由なくいきなり「おい、お前。出てっていいわ、部屋から」「お前ミーティングやんなくていい。来なくていいわ」「あっちに戻って勝手に映像でも見てろ」などと発言。

 具体例〈3〉2019年、スタッフミーティングの際にメディカルスタッフから自らの意に沿わない見解を述べられたり報告を受けたりしたときなどに、「メディカル全員替えてもいいんだぞ」「うちのメディカルじゃなくて他で治せばいい」「お前むかつくんだよ」「お前の報告は暗いんだよ」などと発言。

 具体例〈4〉公式試合のハーフタイム中、他の選手はスタッフがいるロッカールームで選手に対して「お前はチームの癌だ。他(の選手に)移るから出て行け」などと怒鳴った。当該選手はロッカールームから出て行った。

 具体例〈5〉周囲に関係者がいる状況において、複数の選手とのやりとりの中で水の入ったバケツを蹴り飛ばした上で「お前なんか怪我してしまえ!」などと怒鳴った。
(Jリーグ、湘南・曹監督のパワハラを認定「お前はチームの癌」「お前なんか怪我してしまえ」などと発言 : スポーツ報知より)