2026年4月18日土曜日

若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた

■2019/04/14 若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた
■2019/04/14 辛いけどお前のために叱るんだ…研究で効果は確かめられている?



■2019/04/14 若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた

 1998年1月、都並敏史さんがゲルゲットショッキングセンターに出ていたテープが残っていました。その中で、フランスワールドカップの前で、多めに選んだ日本代表に柳沢敦など、4人が初めて選ばれたという話をしています。懐かしいですね。
 柳沢も若かった(20歳かな?)んですが、その4人の中の一人が中村俊輔。19歳での代表入りです。
 都並敏史さんは「19歳で代表入りするってすごいんですよ」と中村俊輔を持ち上げてから、「ぼくも19歳で代表入りしたんですよ」と笑いを取っていました。

 その代表ではなくクラブの方で…ということだったのですけど、若い選手の苦労も話していました。読売クラブの方で、ラモス瑠偉に「お前といっしょなら俺やんないよ」(ラモスのものまねで)などボロクソ言われてへこんでしまい、自分のプレーを出せなかった時期があるとのことでした。
 で、今の若者はなおさらダメ…という話になるかというとそうではありませんでした。都並さんはよくある今の若手はダメだ論ではなく、「今の代表の若手は中田(英寿)を筆頭にあまりへこんじゃうような人がいない」として、頼もしいといった評価。
 解説を聞いていても、都並さんはよく選手の良いところを見つけてあげるといった印象です。自身の辛い経験が活きているのかもしれませんけど、体罰を受けた人がむしろ体罰を正当化することもわかっており、比較的珍しい例かもしれません。
 一方で、あまり「今の代表ではラモスのようなうるさいタイプはいない」という話もしていました。このときには「北澤(豪)くらいしか」と、元チームメイトの名前を付け足してまた笑いを取っていましたが、「愛のムチ」だから、とすぐにフォローしていました。


■2019/04/14 辛いけどお前のために叱るんだ…研究で効果は確かめられている?

 ただ、真面目な話、若手や子供などを叱るのは効果ある教育方法じゃないんですよね。多くの研究で確かめられています。
 都並さん自身も「へこんだ(期間の)分だけレベル下がって損する」といったことを言っていました。
 これは20年以上前の話であり、都並敏史さんの若い頃となるとさらに20年近く前。ただ、未だに叱ることが良いことだという認識はあります。日本では「怒るしつけ」よりひどい「体罰」がやっと問題という認識になってきたところで、ほんのちょっと前には保守派の産経新聞が、よりによって体罰で死者が出たタイミングで体罰賛成キャンペーンをはっていました。叱るしつけ重視派だけでなく、体罰容認派もまだまだ多いものと思われます。
 ここらへんの認識はもっと改めていってほしいです。


2026年4月17日金曜日

弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?

■2023/03/30 弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?
■2023/03/30 トッテナムの監督解任の反応 監督ではなくレヴィ会長への批判ばかり



■2023/03/30 弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?

 どこかで資金力とクラブの安定性と成績に関する研究の話をやったと思うのですが、忘れちゃったのでとりあえず、ひとつまとめ。基本は選手年俸の高いチームが強いものの、同じような資金力でも成功するクラブとそうではないクラブがあり、その違いは何か?と調べた論文かなにかだったと思います。
 で、結論はクラブの安定性などいったものだったはず。該当記事が見つかりましたら、同じページにまとめたいです。

■2023/03/30 トッテナムの監督解任の反応 監督ではなくレヴィ会長への批判ばかり

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーがコンテ監督を解任しています。

・スパーズがコンテ監督の退任発表…セインツ戦後の選手・クラブ批判が最後の引き金に (23/3/27(月) 6:49配信 超WORLDサッカー!)
<トッテナムは26日、アントニオ・コンテ監督(53)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した>
<リーグ戦では暫定4位に位置するが、チャンピオンズリーグ、EFLカップ、FAカップはすべて敗退し、シーズン無冠がほぼ確定。
今月18日に行われた最下位サウサンプトン戦では3-1のリードからまさかのドロー。暫定ながら3位浮上のチャンスを逸した。
試合後会見では堪忍袋の緒が切れたかのごとく、身勝手な選手がいるなどと苛立つ感情を表立たせると、「20年間も同じオーナーで一度も優勝がない」とも(引用者注:トッテナムの)ダニエル・レヴィ会長下の悪しき体質にも切り込んでいた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/394373bde8e962e5dd9deaf617b6b0a0e9972d72

 ヤフーニュースのコメント欄を見ると、コンテ監督を支持し、ダニエル・レヴィ会長を批判する声ばかり。驚くほど一方的です。レヴィ会長はどうも相当評判が悪いようでした。

<ここまで親身になってスパーズを変えようとしてくれた監督を切るって、レヴィは経営者としては、立派だと思うけど、チームを優勝させたいって気概がないんだろうな…。
20年タイトルすら獲れてない時点で、サポーターもいい加減限界を感じてるのは?
クラブが今まで勝ち切れないぬるま湯って言われ続けてる最大の理由って選手にも勿論原因はあるだろうけど、最大の理由はレヴィがいつまでもトップに居続けて変革することが出来ないからなんだろうな。
もうコンテすらも解任してしまうようなクラブに、一流の監督は招聘されても行きたいとは思わないと思う>

 レヴィ会長のことをよく知らないので検索。すると、「経営者としては、立派だ」とのコメントでもあったように、ビジネスマンとしては優れているとされていました。交渉では徹底して自己の利益を追求。このため、交渉関係者には不評のようです。

・敏腕ビジネスマンすぎるのも問題か トッテナム会長にモドリッチが物申す|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう! 2020年08月19日
<サッカー界には名物会長と呼ばれる人物が何人かいる。おそらく、トッテナムのダニエル・レヴィ会長もその一人と言えるだろう。
 近年におけるトッテナム躍進に多大な貢献を果たしてきたレヴィ会長。彼が長期的な目線で改革を焦らなかったからこそ、今のスパーズがあると言っても過言ではないか>
<一方でレヴィ会長はあまりにも物事をビジネス的に捉えすぎると主張する人物がいる。それは2008年から2012年までトッテナムに在籍したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(現レアル・マドリード)だ>
「交渉は厳しいものになった。代理人は僕に包み隠さず全てを話してくれたよ。結果的に言うと、レヴィが全てを狂わせていたんだ。両者が何かに合意するたび、彼はさらに別のものを求めたんだ。かなりストレスが溜まったね。妻をはじめとした家族もさ。あまりにも話が決まらないから、妻に『レヴィはなんてアンフェアな奴なんだ?』って話したことを覚えているよ」
<モドリッチの売却に際して、レヴィ会長はここぞとばかりにレアルへ追加条件を要求していたという。ステップアップを望む選手としてはたまったものではなかったか。クラブの利益を優先するあまり、選手の気持ちを考えることができていないとモドリッチは痛烈批判を展開している>
https://www.theworldmagazine.jp/20200819/01world/england/291719

 トッテナムはビッグクラブではありますが、イングランドではもっとお金のあるチームがいくつもあり、資金力からすれば十分に成功していると個人的には思います。確認のために各チームの年俸ランキングもちらっと見ました。やはり私のイメージ通り、トッテナムは上位ではあるものの、少し下のグループです。
 レヴィ会長もこの意識で他の金満クラブを批判。これに、シティのグアルディオラ監督が反発していたようです。

ペップ・グアルディオラがスパーズのダニエル・レヴィ会長を名指しで批判 | スパーズ・ジャパン 2023.02.11
<トッテナムのダニエル・レヴィ会長はプレミアリーグの他クラブによる「持続不可能な支出」を非難し、マンチェスター・シティの指揮官はこれに敏感に反応した>
<レヴィの希望は、チェルシーがこの冬の4週間で新戦力に3億2300万ポンド以上を費やしたことを受け、ヨーロッパのクラブに適用される新たな財務規則が、競争を平準化するのに役立つとことだ。
「プレミアリーグの状況はこの10年で大きく変わりました。一部のファンがより多くの選手補強への投資を求めるのは理解できますが、その多くはほとんどのクラブにとって持続不可能なことです。私たちは、政府系ファンドが所有するクラブやコンソーシアム・ファイナンスがオーナーとなったクラブが増加しているリーグで戦っています。また、資金力が、移籍マーケットを支配し歪める力を持つ少数の人々の手に委ねられたリーグで戦っています」
「私たちは、より強固な財政的持続可能性とファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を強制するこの競技のガバナンスへの変更を歓迎します。欧州では、新たに導入されたUEFAの財政的持続可能性規則を含め、FFP規制に関する大きな変更が導入されており、その影響は2025-26シーズンから本格化します。このルールは、『支払能力』『安定性』『コスト管理』の3つを柱としており、クラブは3シーズン以内にこのルールに適応することが求められます。多くの人が、この新しいルールがこの競技の流れを変えるだろうと予想しています。さらに厳しい規制がその先に導入されるかもしれません」>
<UEFAのFFP規則違反による2年間のヨーロッパの大会での出場禁止処分が2020年にスポーツ仲裁裁判所によって覆されたことについて、「クラブは完全に無実であることを証明した」と語るグアルディオラ。
(中略)今回の告発は他のクラブが主導したものかと問われると、グアルディオラはこう答えた。
「もちろんそうだ。プレミアリーグなんだからね。プレミアリーグの(クラブの)CEOたち、ダニエル・レヴィ、こういった人たちのところに行って聞くしかない。記者会見を開いて聞くんだよ」>
https://spurs.sc/archives/2023/02/daniel-levy-tottenham-title-guardiola

 トッテナムは今シーズン積極補強をしたのにうまく行かなかった…というパターンだった模様。ただし、前述の通り、トッテナムは資金力があるのに成功していないチームということはなく、資金力からすれば十分健闘していると思います。一方で、個性的すぎる会長が負の作用を起こしている可能性も感じさせる一連の記事でした。

2026年4月16日木曜日

松橋章太と似るが、速さではない松村優太の本当の魅力は?

■2020/03/18 単に速いだけではない松村優太、本当の魅力は?
■2020/03/18 技術の高さが重要な理由、 松村優太とそっくりの松橋章太は?



■2020/03/18 単に速いだけではない松村優太、本当の魅力は?

 私の持論だと、あまりに多すぎる大量補強はマイナス 。2020年の鹿島アントラーズはそういう失敗パターンになります。前年は過密スケジュールとけが人続出と代表クラスを次々奪われた…ということで、大量補強せざるを得なかった…というのはありますけどね。とにかく苦しい1年になりそうです。
 ただ、補強した中にはおもしろい人材もいます。小笠原満男、中田浩二、曽ヶ端準、本山雅志の黄金世代以来となる鹿島の高卒当たり年の可能性があり、今はむしろ別の選手が注目されているようですが、 私は静岡学園の松村優太に興味を持ちました。

 松村優太は、マリノスでMVPにもなった仲川輝人と似たところがあるといいます。松村の170cm/60kgは、161cmの仲川よりひと回り大きいとはいえ、小柄。そしてふたりとも50mを5秒台で走る快足の持ち主だそうです。
 ただ、おもしろいと私が思ったのは、彼らの特徴の違いの方。広いスペースにボールを持ち出し、スピードを活かして前進する仲川に対し、松村は狭いスペースでも、相手のマーカーとの距離が近くても、それを苦にせず持ち味を発揮するとのこと。高校選手権レベルでは5バック相手でも能力を発揮していました。珍しいタイプですね。
 ボールが身体に磁石のように吸い付いて見えるタッチの細かいドリブルがあり、狭い中でも縦方向にハイスピードで前進することができるそうです。しかも、その状態を長く維持しながら加速。スペースがあって一気にドーンと30m、40m突き進むスタイルではなく、スイスイと抜いているうちにいつの間にかロングドリブルしているタイプだといいます。
(仲川輝人、伊東純也と共通点も異なる魅力。静岡学園の松村優太に注目だ|Jリーグ他|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportivaより)


■2020/03/18 技術の高さが重要な理由、 松村優太とそっくりの松橋章太は?


 ボール操作術に難を抱えるスピードスターが多い中で、こうした技術は重要だとのこと。もうひとり名前が出ていた日本代表の右ウイング、伊東純也(ゲンク)はその点若い頃から良かったってことみたいですね。ボール操作術は簡単に上達しないため、若い時点で高い技術を持っていることが重要だとされていました。

 そういや名前の字面がすごく似ているので、以前好きだった松橋章太のことを思い出しました。成績は大分時代が良かったし長かったんですけど、私はなぜか、なかなか試合に出られなかった神戸にいた期間が長かったと誤解して覚えていました。
 松橋章太も171cm 65kgと小さくて、スピードが武器というタイプ。ただ、代表の予備登録メンバーまでは行ったものの、代表キャップを刻むまでには至りませんでした。彼はこの見方で言う技術は足りなかったかもしれないな…と思います。前述の通り、好きだったんですけどね。