■2017/08/24 年齢詐称では? 12歳ながらU-17で大活躍のユスファ・ムココ
■2018/10/28 13歳ユスファ・ムココ、U-17で2位の3倍近い得点を記録して圧倒
■2017/08/24 年齢詐称では? 12歳ながらU-17で大活躍のユスファ・ムココ
マジで若い!という選手の話。ボルシア・ドルトムントの下部組織に所属し、U-17カテゴリでプレーしているFWユスファ・ムココは、12歳です。1試合で4ゴールを決めるなど、すでにシーズン開幕から3試合で8ゴールという偉いことになっています。
11歳だった昨シーズンにドルトムントのU-15チームでプレーしたムココは、21試合で33ゴールを挙げる活躍を見せ、今季からU-17チームに昇格したところでした。
(ドルトの12歳“神童”が止まらない! U-17の試合で1試合4発の大暴れ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年08月21日 より)
過去には年齢の詐称があり、日系ブラジル人選手も疑いを持たれてプレーできなくなったことがあります。
ムココの場合は、 特に並外れた体格ということで、実年齢を疑う者もいるそうです。しかし、父親は正真正銘の2004年生まれだと繰り返し主張。
年齢の詐称があると、将来に影響します。確か過去にはそれで消えた選手もいました。なので、このまま無事に成長してほしいところです。
■2018/10/28 13歳ユスファ・ムココ、U-17で2位の3倍近い得点を記録して圧倒
ユスファ・ムココの続報がありました。その後13歳になったものの、やはりドルトムントの下部組織(U-17)で驚異的な活躍。2つのカテゴリーを飛び級して参戦しているU-17でムココは36試合目にして50ゴールを達成し、4点取ったこの試合では51ゴール目となりました。また、アシストも10あり、ゴールだけではありません。
今季の得点数14も、2位に5得点差を付け得点王争いを独走しているというもの。また、13歳ながらキャプテンマークを付けけています。今季中にもU-19への昇格の噂が流れるほどだといいますが、それもわかりますね。
もっとサッカーを!
2026年10月26日月曜日
2026年10月25日日曜日
バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で
■2021/08/12 バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で
■2021/08/12 バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で
2021年3月にバルセロナの前会長ジョゼップ・マリア・バルトメウさんが逮捕されていたのですが、前代未聞…なんてことはありません。なんとこれがバルセロナ会長としては3人目の逮捕。ヌニェス会長が税務署調査官への贈賄、サンドロ・ロセイ会長がマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で過去に逮捕されているとのこと。もはやちょっとした伝統で、慣れたものでしょうか。
バルサゲート事件とも言われていますが、バルトメウ前会長の場合は不正会計疑惑。不正会計と言うと、日本では東芝が有名ですが、それほどのスケールはありません。とはいえ、この不正会計で行われたとされる行為が特徴的です。どうもネットで捏造工作していたらしいのです。
<今回の逮捕は、バルトメウ容疑者らのプロモーション企業に対する不正な支払いに関するもので、容疑者はこの会社を使い、クラブの選手や元選手に対するネガティブキャンペーンを展開していたとされる>
<事件の発端は2020年2月、クラブの粉飾決算を地元ラジオ局が暴露したことで、バルトメウ容疑者はプロモーション企業I3ベンチャーズ(I3 Ventures)に対する支払いを実際よりも少なく、分割して報告することで、クラブ内部の財務管理の目をごまかしたとされている。
またこのI3ベンチャーズは、SNSを使ってリオネル・メッシ(Lionel Messi)やジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏といった現所属選手やOBを批判し、クラブの印象を操作していたといわれている>
(バルサ前会長バルトメウ容疑者ら釈放、逮捕から一夜 2021年3月3日 10:32 AFPより)
https://www.afpbb.com/articles/-/3334551
バルトメウってなんかかっこいい名前だと思うのですが、愛称は日本アニメ「ドラえもん」に出てくる「のび太」。単に顔が似ているかららしいですね。それゆえに親しまれていた時期もあったらしいのですが、実際の性格は最悪だった模様。のび太くんも原作だと、結構ひどいこと言っていますけどね。
「のび太」の話があった<バルサ低迷の元凶、史上最低な「のび太」前会長逮捕… メッシも呆れた“その場しのぎの対応”と世論操作とは - リーガ・エスパニョーラ - Number Web - ナンバー>では、捏造工作について、以下のように説明していました。
<SNS上で複数の架空アカウントを用い、バルトメウと利害関係のある人物を中傷する。昨年2月にラジオ「カデナ・セール」がスクープした疑惑の被害者には、ジョアン・ラポルタら対抗勢力や大手メディアの会長、複数のジャーナリストに加え、グアルディオラやメッシ、ピケまで含まれていた。
呆れたことに、そのような姑息な世論操作が2017年から行われ、そのために100万ユーロ近いクラブ予算(引用者注:日本円では1.3億円ほど。ちなみに東芝は2200億円)が費やされていたという>
https://number.bunshun.jp/articles/-/847345
以前逮捕された会長も史上最悪のバルセロナ会長と言われており、史上最悪だらけなのですが、2015年にトップチームが史上2度目の三冠を獲得した後はボロクソだったそうです。
・契約料の値上げを図ってカタール航空の怒りを買い、年間6000万ユーロのスポンサー収入を失う。
・副会長が「200%残る」と公言した直後にネイマールがPSG移籍。
・選手補強はことごとく外れ、アダマ・トラオレ、エリック・ガルシアなどラ・マシアの人材流出も止まらなかった。
・言われるままに主力選手の給料を上げ続けた結果、負債の山は10億ユーロまで膨らんだ。
・トリノの0-3、ローマの0-3、リバプールの0-4、そしてリスボンの2-8。高齢化が進むトップチームはヨーロッパの舞台で信じられない失態を繰り返し、同時期にCL3連覇を成し遂げたレアル・マドリーとの対比に苦しんできた。
■2021/08/12 バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で
2021年3月にバルセロナの前会長ジョゼップ・マリア・バルトメウさんが逮捕されていたのですが、前代未聞…なんてことはありません。なんとこれがバルセロナ会長としては3人目の逮捕。ヌニェス会長が税務署調査官への贈賄、サンドロ・ロセイ会長がマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で過去に逮捕されているとのこと。もはやちょっとした伝統で、慣れたものでしょうか。
バルサゲート事件とも言われていますが、バルトメウ前会長の場合は不正会計疑惑。不正会計と言うと、日本では東芝が有名ですが、それほどのスケールはありません。とはいえ、この不正会計で行われたとされる行為が特徴的です。どうもネットで捏造工作していたらしいのです。
<今回の逮捕は、バルトメウ容疑者らのプロモーション企業に対する不正な支払いに関するもので、容疑者はこの会社を使い、クラブの選手や元選手に対するネガティブキャンペーンを展開していたとされる>
<事件の発端は2020年2月、クラブの粉飾決算を地元ラジオ局が暴露したことで、バルトメウ容疑者はプロモーション企業I3ベンチャーズ(I3 Ventures)に対する支払いを実際よりも少なく、分割して報告することで、クラブ内部の財務管理の目をごまかしたとされている。
またこのI3ベンチャーズは、SNSを使ってリオネル・メッシ(Lionel Messi)やジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏といった現所属選手やOBを批判し、クラブの印象を操作していたといわれている>
(バルサ前会長バルトメウ容疑者ら釈放、逮捕から一夜 2021年3月3日 10:32 AFPより)
https://www.afpbb.com/articles/-/3334551
バルトメウってなんかかっこいい名前だと思うのですが、愛称は日本アニメ「ドラえもん」に出てくる「のび太」。単に顔が似ているかららしいですね。それゆえに親しまれていた時期もあったらしいのですが、実際の性格は最悪だった模様。のび太くんも原作だと、結構ひどいこと言っていますけどね。
「のび太」の話があった<バルサ低迷の元凶、史上最低な「のび太」前会長逮捕… メッシも呆れた“その場しのぎの対応”と世論操作とは - リーガ・エスパニョーラ - Number Web - ナンバー>では、捏造工作について、以下のように説明していました。
<SNS上で複数の架空アカウントを用い、バルトメウと利害関係のある人物を中傷する。昨年2月にラジオ「カデナ・セール」がスクープした疑惑の被害者には、ジョアン・ラポルタら対抗勢力や大手メディアの会長、複数のジャーナリストに加え、グアルディオラやメッシ、ピケまで含まれていた。
呆れたことに、そのような姑息な世論操作が2017年から行われ、そのために100万ユーロ近いクラブ予算(引用者注:日本円では1.3億円ほど。ちなみに東芝は2200億円)が費やされていたという>
https://number.bunshun.jp/articles/-/847345
以前逮捕された会長も史上最悪のバルセロナ会長と言われており、史上最悪だらけなのですが、2015年にトップチームが史上2度目の三冠を獲得した後はボロクソだったそうです。
・契約料の値上げを図ってカタール航空の怒りを買い、年間6000万ユーロのスポンサー収入を失う。
・副会長が「200%残る」と公言した直後にネイマールがPSG移籍。
・選手補強はことごとく外れ、アダマ・トラオレ、エリック・ガルシアなどラ・マシアの人材流出も止まらなかった。
・言われるままに主力選手の給料を上げ続けた結果、負債の山は10億ユーロまで膨らんだ。
・トリノの0-3、ローマの0-3、リバプールの0-4、そしてリスボンの2-8。高齢化が進むトップチームはヨーロッパの舞台で信じられない失態を繰り返し、同時期にCL3連覇を成し遂げたレアル・マドリーとの対比に苦しんできた。
2026年10月24日土曜日
FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる
■2021/04/23 FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる
■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…
■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある
■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ
■2021/04/23 FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる
昔FIFAの副会長はすごい権限を持っている!みたいなデマが日本のネットで出ていたのですが、FIFA副会長はたくさんいるんですよね。また、FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということもよくありますので、FIFA副会長だから絶大な力があるとも言えません。FIFA会長の権力がすごいのは本当なので、むしろFIFA会長と対立してしまっていた場合、力を発揮できなくなります。
ここらへんのFIFA会長の権力については今度書きます。先にFIFA副会長の人数について。私は各大陸の連盟(6つの大陸競技連盟)から1人ずつだと思っていたのですが、そういう話はFIFAのWikipediaページにはなし。さらに、「1人は必ずイギリスから選ばれる」とWikipediaに書いていてびっくりしました。
これは、<UEFAに所属するイギリスの本土4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会)は、競技としてのサッカーの成立過程およびFIFAへの加盟に関わる歴史的背景から、特権的な地位が与えられている>という説明のところであったものです。
<FIFA副会長(定数7)の1席がこの4協会のいずれかに保証されており、本土4協会のすべてが役員選で落ちることはあり得ない>とのこと。ここで副会長の定数が7であることもわかりますね。いっぱいいます。
なお、特別扱いとしては、<サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAとこのイギリス本土4協会で構成する国際サッカー評議会が決定することになっている>という話もありました。
上記だと7人なのですが、同じWikipediaページのFIFA評議会構成メンバーを説明する部分では、<FIFA評議会構成メンバーは、総会で選出されたFIFA会長1名、FIFA副会長8名、6つの大陸連盟(地域連盟)それぞれで選出された計28名で、全37名である>としていました。これだと8人ですね。
なお、Wikipediaを見ていると、「上級副会長」という聞いたことのない名前の役職も発見。ただ、特に説明はありませんでした。謎です。
とりあえず、私が閲覧時点でのWikipediaのメンバーを見てみると、私が記憶していた通り、各大陸から一人っぽい感じに見えました…が、1人該当しない方がいます。この説明がなかったサンドール・チャーニさんは、どうもハンガリーのようです。やっぱ大陸は関係ないんですかね。あと、先程書いたイギリスの本土4協会の人がいないのですが、辞任したためかもしれません。こちらは後述します。
上級副会長
サルマーン・ビン・イブラーヒーム・アール=ハリーファ アジアサッカー連盟(AFC)
副会長
アレクサンデル・チェフェリン 欧州サッカー連盟(UEFA)
アレハンドロ・ドミンゲス 南米サッカー連盟(CONMEBOL)
パトリス・モツェペ アフリカサッカー連盟(CAF)
ヴィクター・モンタグリアーニ 北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)
サンドール・チャーニ
ランバート・マルトック オセアニアサッカー連盟(OFC)
■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…
さて、なぜかいなかったイギリス枠の副会長の話。<差別発言のFA前会長、FIFA副会長の職も辞任>(国際ニュース:AFPBB News 2020年11月13日)などの話が出ていました。
<一連の攻撃的な発言で2日前にイングランドサッカー協会(FA)の会長を辞任したグレッグ・クラーク(Greg Clarke)氏が12日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長としての職務からも退いた。
63歳のクラーク氏は、多様性をテーマにした英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会で、黒人のサッカー選手に対して「coloured(有色)」という人種差別的意味を持つ言葉を使うなど、一連の「容認できない」発言をしたとして10日にFA会長を辞任した>
英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会では、で同性愛を「人生の懸かった選択」と称したり、少数派の民族に対して「キャリアに対する関心が異なる」と話したりしたほか、女子サッカーに関しても物議を醸すコメントをしていたとのこと。あらゆる差別に手を出している感じですね。すごいですわ。
これを読むと、<クラーク氏の辞任を受けて、FAはピーター・マコーミック(Peter McCormick)氏を暫定的に会長に指名し、来年3月中には新しい会長を任命する意向を明らかにした>ともありました。やはりこの関係で上記に記載がなかったのかもしれません。
なお、この差別発言辞任の関係では、余波として、<強気な森会長に呆れる海外 3ヶ月前にはFIFA副会長が差別発言で辞任したばかり – ニュースサイトしらべぇ>という記事も出ていました。森喜朗会長も最終的には辞任に追い込まれたものの、スパッと辞めさせられなかったため、日本には差別をなくすという五輪精神がないと思われてしまったかもしれません。
<「東京五輪のボスは会議に女性を呼びたくない性差別主義者」と海外メディアもさんざん叩いている、東京五輪・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長による失言の問題。
目立ってきたのが「謝罪のみで解決なのか」「それでも辞める気はない」といったタイトルだ。スポーツ界においては、わずか3ヶ月前にビッグな辞任劇があったばかり。海外の人々は森会長が感じている以上に、差別というものに敏感なのだ>
■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある
最初に書いていた「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」「FIFA会長の権力はすごい」の話。2002年の日韓ワールドカップの頃の<FIFA泥仕合 会長選でW杯どころじゃない?>(02/05/25 朝日新聞)という記事は、そこらへんの話が見える話でした。
<事務方のトップ、ゼンルフィネン事務総長がブラッター会長を不可解な会計処理などで告発>
<(引用者注:報告書は、)「(サッカー途上国に資金援助をする)ゴール・プロジェクトの乱用」「アベランジェ前会長に対する不可解な5万5千ドルの支払い」「00年に就任した理事に対し、支払う必要のない98~00年分の報酬計10万ドルの支出」など報告書は21ページに及ぶ>
会長選の対立候補、アフリカ連盟のハヤトウ会長(FIFA副会長)陣営も、当然この問題を批判。以下のように、ハヤトウFIFA副会長には他の副会長が味方しており、「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」というには、わかりやすい例となっていました。
<現在の情勢は、2期目を狙うブラッター会長がハヤトウ氏をリードとの見方が一般的だが、前回98年の会長選挙でブラッター会長に敗れた欧州連盟のヨハンソン会長、韓国協会の鄭夢準会長がハヤトウ氏と組んで反ブラッター包囲網を形成。10日には、FIFA理事11人が会長を資金流用の疑いでスイス地検に告訴する事態に発展した>
■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ
FIFA理事会は副会長7人のうち5人が会長に辞任を勧告したそうで、ブラッター会長とむしろ仲が良い副会長はほとんどいません。ところが、会長選はFIFA加盟の204協会による投票で決まりますので、副会長と仲が悪くても問題なし。実際、このときも当選しています。ここに「FIFA会長の権力はすごい」の話が関係していて、なおかつ汚職的な問題があります。
<ブラッター会長には現職の強みがある。例えば会長が創設したサッカー振興支援計画「ゴール・プロジェクト」。途上国に資金援助をするプログラムの予算は1億スイスフラン(約80億円)。選定委員会のトップはブラッター派のハマム理事だけに、配分先の選定に会長の意向が反映されると見るのが自然だろう。現在までに117協会が恩恵を受けており、その多くがブラッター会長支持になびく可能性が高い>
FIFAの商業化という問題もあります。W杯のテレビ放映権だけで1千億円以上、スポンサー料などのマーケティングで400億円以上と、FIFAのビジネスが日韓ワールドカップから大きく膨れあがったことも指摘されていました。
<今大会のチケットの印刷、発送は、FIFAと利権でつながっている英国のバイロム・コンサルタンツ社が当たった。チケット扱いの実績がほとんどない会社が請け負い、印刷や配達の遅れなど、混乱が生じた。「元々、W杯をやれるような会社ではない。押しつけられた我々の方が迷惑」と、日本組織委員会(JAWOC)の憤りは収まらない>
<テレビ放映権では、FIFAと契約したISLとキルヒメディアが共に破綻(はたん)する事態に発展した。ISLはアベランジェ前会長、ブラッター会長と密接な結びつきがあったとされる。両社の破綻でFIFAも多額の損失を被った>
上記までになかった話でも、まだ問題が報じられていた模様。例えば、98年会長選挙でブラッター氏陣営が買収工作をしたと、英紙デーリー・メールが報道。また、FIFAの財務状況を調べる特別内部監査委員会を、ブラッター会長が守秘義務違反を理由に独断で活動停止を決定するという怪しすぎることもやっていました。
その後もブラッター会長は独裁政権をしばらく続けるのですが、2015年FIFA汚職事件でついに辞任。結局、お金の問題でやめることになりました。やっぱりそういう人だったんでしょうね…。日本の政治家を見ているようなひどさでした。
■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…
■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある
■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ
■2021/04/23 FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる
昔FIFAの副会長はすごい権限を持っている!みたいなデマが日本のネットで出ていたのですが、FIFA副会長はたくさんいるんですよね。また、FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということもよくありますので、FIFA副会長だから絶大な力があるとも言えません。FIFA会長の権力がすごいのは本当なので、むしろFIFA会長と対立してしまっていた場合、力を発揮できなくなります。
ここらへんのFIFA会長の権力については今度書きます。先にFIFA副会長の人数について。私は各大陸の連盟(6つの大陸競技連盟)から1人ずつだと思っていたのですが、そういう話はFIFAのWikipediaページにはなし。さらに、「1人は必ずイギリスから選ばれる」とWikipediaに書いていてびっくりしました。
これは、<UEFAに所属するイギリスの本土4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会)は、競技としてのサッカーの成立過程およびFIFAへの加盟に関わる歴史的背景から、特権的な地位が与えられている>という説明のところであったものです。
<FIFA副会長(定数7)の1席がこの4協会のいずれかに保証されており、本土4協会のすべてが役員選で落ちることはあり得ない>とのこと。ここで副会長の定数が7であることもわかりますね。いっぱいいます。
なお、特別扱いとしては、<サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAとこのイギリス本土4協会で構成する国際サッカー評議会が決定することになっている>という話もありました。
上記だと7人なのですが、同じWikipediaページのFIFA評議会構成メンバーを説明する部分では、<FIFA評議会構成メンバーは、総会で選出されたFIFA会長1名、FIFA副会長8名、6つの大陸連盟(地域連盟)それぞれで選出された計28名で、全37名である>としていました。これだと8人ですね。
なお、Wikipediaを見ていると、「上級副会長」という聞いたことのない名前の役職も発見。ただ、特に説明はありませんでした。謎です。
とりあえず、私が閲覧時点でのWikipediaのメンバーを見てみると、私が記憶していた通り、各大陸から一人っぽい感じに見えました…が、1人該当しない方がいます。この説明がなかったサンドール・チャーニさんは、どうもハンガリーのようです。やっぱ大陸は関係ないんですかね。あと、先程書いたイギリスの本土4協会の人がいないのですが、辞任したためかもしれません。こちらは後述します。
上級副会長
サルマーン・ビン・イブラーヒーム・アール=ハリーファ アジアサッカー連盟(AFC)
副会長
アレクサンデル・チェフェリン 欧州サッカー連盟(UEFA)
アレハンドロ・ドミンゲス 南米サッカー連盟(CONMEBOL)
パトリス・モツェペ アフリカサッカー連盟(CAF)
ヴィクター・モンタグリアーニ 北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)
サンドール・チャーニ
ランバート・マルトック オセアニアサッカー連盟(OFC)
■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…
さて、なぜかいなかったイギリス枠の副会長の話。<差別発言のFA前会長、FIFA副会長の職も辞任>(国際ニュース:AFPBB News 2020年11月13日)などの話が出ていました。
<一連の攻撃的な発言で2日前にイングランドサッカー協会(FA)の会長を辞任したグレッグ・クラーク(Greg Clarke)氏が12日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長としての職務からも退いた。
63歳のクラーク氏は、多様性をテーマにした英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会で、黒人のサッカー選手に対して「coloured(有色)」という人種差別的意味を持つ言葉を使うなど、一連の「容認できない」発言をしたとして10日にFA会長を辞任した>
英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会では、で同性愛を「人生の懸かった選択」と称したり、少数派の民族に対して「キャリアに対する関心が異なる」と話したりしたほか、女子サッカーに関しても物議を醸すコメントをしていたとのこと。あらゆる差別に手を出している感じですね。すごいですわ。
これを読むと、<クラーク氏の辞任を受けて、FAはピーター・マコーミック(Peter McCormick)氏を暫定的に会長に指名し、来年3月中には新しい会長を任命する意向を明らかにした>ともありました。やはりこの関係で上記に記載がなかったのかもしれません。
なお、この差別発言辞任の関係では、余波として、<強気な森会長に呆れる海外 3ヶ月前にはFIFA副会長が差別発言で辞任したばかり – ニュースサイトしらべぇ>という記事も出ていました。森喜朗会長も最終的には辞任に追い込まれたものの、スパッと辞めさせられなかったため、日本には差別をなくすという五輪精神がないと思われてしまったかもしれません。
<「東京五輪のボスは会議に女性を呼びたくない性差別主義者」と海外メディアもさんざん叩いている、東京五輪・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長による失言の問題。
目立ってきたのが「謝罪のみで解決なのか」「それでも辞める気はない」といったタイトルだ。スポーツ界においては、わずか3ヶ月前にビッグな辞任劇があったばかり。海外の人々は森会長が感じている以上に、差別というものに敏感なのだ>
■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある
最初に書いていた「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」「FIFA会長の権力はすごい」の話。2002年の日韓ワールドカップの頃の<FIFA泥仕合 会長選でW杯どころじゃない?>(02/05/25 朝日新聞)という記事は、そこらへんの話が見える話でした。
<事務方のトップ、ゼンルフィネン事務総長がブラッター会長を不可解な会計処理などで告発>
<(引用者注:報告書は、)「(サッカー途上国に資金援助をする)ゴール・プロジェクトの乱用」「アベランジェ前会長に対する不可解な5万5千ドルの支払い」「00年に就任した理事に対し、支払う必要のない98~00年分の報酬計10万ドルの支出」など報告書は21ページに及ぶ>
会長選の対立候補、アフリカ連盟のハヤトウ会長(FIFA副会長)陣営も、当然この問題を批判。以下のように、ハヤトウFIFA副会長には他の副会長が味方しており、「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」というには、わかりやすい例となっていました。
<現在の情勢は、2期目を狙うブラッター会長がハヤトウ氏をリードとの見方が一般的だが、前回98年の会長選挙でブラッター会長に敗れた欧州連盟のヨハンソン会長、韓国協会の鄭夢準会長がハヤトウ氏と組んで反ブラッター包囲網を形成。10日には、FIFA理事11人が会長を資金流用の疑いでスイス地検に告訴する事態に発展した>
■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ
FIFA理事会は副会長7人のうち5人が会長に辞任を勧告したそうで、ブラッター会長とむしろ仲が良い副会長はほとんどいません。ところが、会長選はFIFA加盟の204協会による投票で決まりますので、副会長と仲が悪くても問題なし。実際、このときも当選しています。ここに「FIFA会長の権力はすごい」の話が関係していて、なおかつ汚職的な問題があります。
<ブラッター会長には現職の強みがある。例えば会長が創設したサッカー振興支援計画「ゴール・プロジェクト」。途上国に資金援助をするプログラムの予算は1億スイスフラン(約80億円)。選定委員会のトップはブラッター派のハマム理事だけに、配分先の選定に会長の意向が反映されると見るのが自然だろう。現在までに117協会が恩恵を受けており、その多くがブラッター会長支持になびく可能性が高い>
FIFAの商業化という問題もあります。W杯のテレビ放映権だけで1千億円以上、スポンサー料などのマーケティングで400億円以上と、FIFAのビジネスが日韓ワールドカップから大きく膨れあがったことも指摘されていました。
<今大会のチケットの印刷、発送は、FIFAと利権でつながっている英国のバイロム・コンサルタンツ社が当たった。チケット扱いの実績がほとんどない会社が請け負い、印刷や配達の遅れなど、混乱が生じた。「元々、W杯をやれるような会社ではない。押しつけられた我々の方が迷惑」と、日本組織委員会(JAWOC)の憤りは収まらない>
<テレビ放映権では、FIFAと契約したISLとキルヒメディアが共に破綻(はたん)する事態に発展した。ISLはアベランジェ前会長、ブラッター会長と密接な結びつきがあったとされる。両社の破綻でFIFAも多額の損失を被った>
上記までになかった話でも、まだ問題が報じられていた模様。例えば、98年会長選挙でブラッター氏陣営が買収工作をしたと、英紙デーリー・メールが報道。また、FIFAの財務状況を調べる特別内部監査委員会を、ブラッター会長が守秘義務違反を理由に独断で活動停止を決定するという怪しすぎることもやっていました。
その後もブラッター会長は独裁政権をしばらく続けるのですが、2015年FIFA汚職事件でついに辞任。結局、お金の問題でやめることになりました。やっぱりそういう人だったんでしょうね…。日本の政治家を見ているようなひどさでした。
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