2024年1月11日木曜日

最近のサッカー選手は年上でも呼び捨てや君付け?日本代表でも

■2019/09/06 最近のサッカー選手は年上でも呼び捨てや君付け?日本代表でも
■2020/03/25 鹿島の高卒ルーキー、内田篤人キャプテンを「篤人くん」
■2021/08/03 またしても「篤人くん」! 酒井高徳、サイドバックの先輩を
■2022/07/31 高卒3年目選手、代表経験あるライバルの先輩FW2人を君付けで呼ぶ


■2019/09/06 最近のサッカー選手は年上でも呼び捨てや君付け?日本代表でも

 前々からインタビューなどで気になっていたのが、最近のサッカー選手は年上でも呼び捨てするの?という話。で、呼び捨てまでは行っていないものの、主に下の名前で君付けという事例を見つけたのでメモ。
 2019年9月6日のキリンチャレンジカップ2019で日本がパラグアイに2-0で勝った試合。2得点に絡む活躍を見せた堂安律は、チームが「最近の試合では一番良かった」としつつ、それぞれの得点について以下のような話をしていました。

「1点目で言えばね、ホントに少し当たりながらでしたけど、サコ君(大迫勇也)は素晴らしいゴールだったと思いますし、個人的に言えば崩しに、組み立てに絡みながら組み立てに入れてたと思うし、何か事故が起これば僕も詰めてた状況にいたので、感覚的にはよかったですし、2点目はホントに(酒井)宏樹君と(中島)翔哉君と(南野)拓実君が素晴らしかったんじゃないかなと思います」
(堂安律、攻撃に手応え感じる。「最近の試合では一番良かったかなと思います」 フットボールチャンネル | 2019年09月06日より)
https://pex.jp/point_news/1304d79514d3464ad2f09811c4cda63e

 かなり年上の選手にも君付けですね。発言者の堂安律がちょうど一番若く21歳。南野拓実が24歳、中島翔哉が25歳。代表では大先輩の酒井宏樹が29歳にも、ファーストネームで君付け。同じく大先輩の29歳大迫勇也はファーストネームではなくあだ名ですが、君付けとなっています。他の選手の事例も集めてみたいですね。


■2020/03/25 鹿島の高卒ルーキー、内田篤人キャプテンを「篤人くん」

 最近は年上でも君付けが多いのかな?と思ったのは、鹿島の事例がきっかけだったので、最初鹿島特有のものである可能性も考えていました。しかし、上記のようにそうではない例を発見しています。
 で、今日はその鹿島の事例。なんと高卒ルーキーが大大先輩の内田篤人キャプテンを君付けしてましたわ。内田篤人はたぶん今鹿島で一番上の選手ですよね。その先輩を「君付け」というのは、象徴的でわかりやすいです。ADASTRIAいばらきサッカーフェスティバル2020 水戸0-1鹿島の試合で決勝点を奪った東福岡高から入団したばかりのMF荒木遼太郎の発言でした。

 <右サイドで縦関係を組んだ内田からは試合前に「伸び伸びやれよ」と声をかけられたという。「(内田とは)練習で何回か組んでやっていた。(内田)篤人くんが自分に合わせてくれた」と感謝する>

 なお、記事タイトル「自分でも意外に…」東福岡から新加入の鹿島MF荒木遼太郎が千金決勝弾 | ゲキサカは、<スタメンは試合当日に告げられたが、「自分でも意外に緊張せず、リラックスしながらできた。そこは自信になった」>のところから。鹿島ファンとしては、期待している選手です。


■2021/08/03 またしても「篤人くん」! 酒井高徳、サイドバックの先輩を

 別のところで使った<内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」…欧州の日本人監督に聞く“どこが一番違う?”>(2021/7/27(火) 17:01配信 Number Web)は、Jリーグとヨーロッパサッカーは傾向が異なるという話です。レベルが違うのはもちろんなのですが、そうではなくサッカースタイルの違いが大きいという話です。
 簡単にまとめると、日本とヨーロッパの決定的な違いは2つの「アクション」の違いだという説明でした。2つの「アクション」というのは、「奪おうとするアクション」「奪った後のアクション」です。
 ヨーロッパではチャレンジして取りに行くし、奪った後はすぐチャレンジするボールを出します。一方、日本ではチャレンジするより抜かせない守備、奪った後はボールを大事に…というのを育成年代から植え付けられている…といった話でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc6f035c0e812516ef745e564eda33d8a8b5f177

 ただ、ここにも追記したことでわかるように、私が気になっていた「呼び捨て」の話が登場していたんですよ。
 まず、内田篤人が引退会見のとき、ちょうどCL決勝、バイエルン対パリ・サンジェルマンの翌日だったこともあり、内田はその決勝を引き合いに出して「CL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい僕の中では違いがある」と問題提起していたそうです。
 約半年後、酒井高徳がNewsPicksのインタビューで「篤人くんの意見に100%賛同です。篤人くんが『Jリーグは違うスポーツだ』と言っていたんですけど、僕たち海外を経験した選手が思っていることを代弁してくれたなって」と言っていたといのこと。サイドバックの先輩を「篤人くん」と読んでいました。
 ただ、またしても内田篤人選手絡みなので、内田篤人選手が特例という可能性は残されてしまいそうでした。もうちょっと例を集めておきたいですね。


■2022/07/31 高卒3年目選手、代表経験あるライバルの先輩FW2人を君付けで呼ぶ

 「君付け」の例を見つけたので紹介。ただ、またしても鹿島絡みの案件なので、鹿島が特別変わっているという可能性もありますね。<鹿島FW染野 ルヴァン杯3戦連続弾誓う「得点にこだわりたい」― スポニチ Sponichi Annex サッカー>[ 2022年4月12日 12:23 ]であった話です。

<鹿島FW染野唯月(いつき、20)が12日、ルヴァン杯C大阪戦(13日、ヨドコウ)を前にオンライン取材に対応し、「得点というところにこだわって、結果を出していきたい」と意気込みを語った。
 チーム最多の2得点を挙げているルヴァン杯で猛アピールを狙っている。リーグ戦ではFW鈴木優磨(25)、上田綺世(23)の強力2トップの後じんを拝する立場だが「(上田)綺世君や(鈴木)優磨君に負けないように、最終的にはスタメンを勝ち取りたい」と力強く語った>

 なお、こう語っていた染野唯月ですが、3ヶ月後の2022年7月17日、東京ヴェルディへの期限付き移籍が発表されました。まだまだ鹿島でレギュラーになるのは難しいようです。

<鹿島の下部組織から尚志高へ進み、2年時に高校選手権で得点王になった。注目されて鹿島入りしたが、選手層の厚い鹿島では出場機会に恵まれず、期限付き移籍を決意した。
 今季の目標については「終わるのも早く残りの試合数も少ないが、1試合1点が目標」と、持ち前の決定力でアピールしたいところ>
(鹿島から東京Vに移籍のFW染野が合流、1試合1点目標「環境を変えたいのが一番大きい」― スポニチ Sponichi Annex サッカー[ 2022年7月18日 16:00 ]より)