2024年3月2日土曜日

豪華選手いるのに連敗記録 ヴィッセル神戸はなぜ弱い?

■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?
■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録
■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける
■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?
■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任
■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任
■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する



■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?

  イニエスタ、ポドルスキ、ビジャなど外国人選手に加えて、山口蛍、西大伍など日本代表クラスのすごい選手を集めているのに相変わらずパッとしない神戸。リージョ監督がスピード交代となりました。
 これに関し、交代発表の7カ月前には、三木谷浩史会長が「ポゼッションサッカーの開拓者」と称賛すれば、三浦淳寛スポーツダイレクターも「ステップアップの時期に来ている。時代の最先端を行く人」と言っていたのになぜ?とする記事が出ていました。(疑問残る神戸の監督交代劇 首をかしげる選手も― スポニチ Sponichi Annex [ 2019年4月18日 09:36 ]より)

 やはりサッカークラブの強さは選手の年俸と関係します。ただ、年俸のわりに健闘するクラブと、年俸の割に活躍できないというクラブはあるのも事実。
 研究によると、この違いはフロントの違いだとのこと。どうもフロントがトラブルなどを起こさずどっしりとしていて安定しているクラブの方が年俸以上の力を発揮し、その逆が力を発揮できないということ。神戸は明らかに後者でしょう。
 神戸には、過去に「最高の人材」としてシーズン途中に迎えられた西野朗監督でさえ、半年間も持たずに成績不振で解任されたという「実績」も指摘されていました。
 ただし、今回は 自身の意向で契約解除とされており、これが建前でなくマジで自分でやめた可能性もありそうでした。今回ばかりは三木谷浩史さんのせいじゃないかもしれませんね。


■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録

 神戸の弱さを客観的に示すデータが出てしまいました。しかも、チーム史上最悪の記録ということで、ますますひどいですね。チーム史上最高のメンバーを揃えて、チーム史上最悪の記録を出しているという状態です。

  まず、リーグ戦の6連敗。これは14年ぶりであり新記録ではありませんでした。とはいえ、これはわずか4勝しか挙げられずにJ2降格を味わった2005年に記録したものであり、チーム史上最も豪華なメンバーである現在とは比較にならなかった戦力の時代。ぶっちぎり降格相当の弱さとも言えるでしょうか。
 この状況からさらに鹿島に0-1のスコア以上の内容で完敗し、公式戦7連敗を記録。はっきり書いていないんですけど、他を見ると、03年の延長Vゴール廃止以降のクラブ ワースト記録を更新した模様です。マジでひどいですね。

 なお、記事で、イニエスタも「答えを知りたい」という未知の領域だとしていたのは、 イニエスタがいたバルセロナではこんなに負けたことがないため。そりゃそうだという話であり、こういう状況はイニエスタ向きとは言えそうにありませんでした。
(7連敗はイニエスタも「答えを知りたい」未知の領域。ビジョンなき神戸はどこに向かうのか? フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年05月16日より)
https://pex.jp/point_news/78d3a866f4d8c585bc4b5c3df5cf6871


■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける

 2021年の神戸はリーグ3位。「このメンバーなら優勝しろよ!」と思う人もいるかもしれませんが、良い成績であることは間違いありません。なので、このページに「ついに神戸は弱くなくなった」と追記しようと思っていました。しかし、すっかり書くのを忘れていたんですね。
 で、書くのを忘れているうちに、2022年リーグが開幕。2022年は我らの「豪華選手なのに弱い神戸」が戻ってきてました!

・ヴィッセル神戸9戦未勝利(2) 再起を図るロティーナ体制「J1での最多失点」と「J1ワースト3位の得点数」の優先度と「イニエスタ」 | サッカー批評Web(サッカー批評編集部 2022.04.07)
<味の素スタジアムで3-1の完敗を喫したことで、神戸は9戦未勝利となった。(中略)昨季のJ1を3位でフィニッシュした神戸は、今季、Jリーグで優勝争いに加わる存在との下馬評もあった。しかし、蓋を開けてみれば開幕からJリーグは9試合未勝利。3月15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦で挙げた勝利が今季唯一の白星となっている>
https://soccerhihyo.futabanet.jp/articles/-/92795?page=2

 今回はマジで成績が悪すぎるので、監督交代も理解できなくはないです。ただ、以前から何度も書いているように、監督をコロコロ変えるというのは、失敗するクラブの王道パターン。良い選手を揃えても結果が出ないということが多いです。世界的な共通点であり、日本だけの話でもありません。クラブ経営陣が悪いから勝てない…という典型的なものですね。

<3月20日には、その時点で4分3敗とJリーグ7戦未勝利の結果を受けて、三浦淳寛監督との契約を解除。その後はリュイス・プラナグマ監督が指揮を執っているが、その後任も2戦未勝利と状況を打破できていない状況だ。
 そんな神戸は、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏の監督就任が内定している。東京V、C大阪、清水エスパルスとJクラブを歴任したスペイン人戦術家は早くも次節・C大阪戦で指揮を執る可能性がある>

 バルセロナ化は諦めたのかと思ったら、記事では以下のように、まだ「バルサ化を目指していた」という書き方。ただ、次の監督は守備型であり、バルサ化を一旦中断する感じ。これまでの戦績を見ても、バルサ化を目指さない守備型のタイプの方が比較的結果が出ているように感じますね。
 なので、バルサ化にこだわるべきではないでしょう。楽天はバルセロナのスポンサーから降りるとも噂されていますし、ちょうど良い機会だと思うのですけど…。

<神戸はここまでバルサ化を目指してきたが、守備構築に定評のあるロティーナ氏のもとで再起を図ることとなる。実際、神戸は失点数がここまでの9試合で「15」とJ1で最多失点。9試合での得点も「5」とJ1でワースト3位だが、まずは守備の整備からテコ入れするものとみられる>

 上記は少し古い記事でまた書くタイミングが遅れてしまいました。最新の戦績は?と検索してみると、順調に連続未勝利を更新中。4連敗で今季開幕から4分7敗と11戦未勝利で最下位に低迷。<「神戸、降格の危機」 まさかの11戦未勝利に海外注目、スター選手を擁するも「最悪のシーズンに」>(5/9(月) 7:10配信)などの記事が出ていました。

<ヴィッセル神戸は5月8日のJ1リーグ第12節でガンバ大阪に0-2と敗れて4連敗を喫し、今季開幕から4分7敗と泥沼の11戦未勝利で最下位に沈んでいる。海外メディアが「ヴィッセル神戸、降格の危機」「最悪のシーズンになっている」と報じた>
<開幕から唯一未勝利となりJ2降格圏の18位に沈む神戸について「ヴィッセル神戸、降格の危機」と報じたのがマレーシアメディア「MAKAN BOLA」だ。今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムが躍進。川崎フロンターレを上回りグループ1位通過を決め、ラウンド16で浦和レッズと対戦する。マレーシアクラブの急成長ぶりが脚光を浴びており、勝ち上がれば神戸と今後対戦の可能性もある。
 そんななか「神戸は今季、11試合で勝利を挙げることができず、J2降格の危機に瀕している。スター選手を擁するチームは、今シーズンのJ1リーグで4分7敗の成績となっている」と報じ、「神戸はJリーグの中で最もチームの市場価値が高いクラブである。しかし今季はチームにとって最悪のシーズンとなっている」と動向を伝えた。
 ACLでは2勝2分の無敗でグループ首位通過を決めた神戸だったが、リーグ戦では苦戦を強いられており、その落差は海外メディアの目も引いたようだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a460f0dc05e1308fd0e4ea1439bdb57fae48420


■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?

 ヤフーニュースのコメント欄では過去に実績を見ると確かに豪華ではあるものの、旬落ちしている選手を集めすぎたのではないか?というものが比較的多め。ネームバリューばっかり見ているということですね。ここらへんは近年成功している上位クラブと補強方針での違いが大きいかもしれません。どちらにせよ「フロントのせい」ということで、結論はいっしょなんですけど…。
 私はベテランと若手のバランスが良いチームが良いという考え。また、代替わりを考えると、まだ使える良い選手でも外して強制的に放出して過激に世代交代を進めるというのも有効な手です。長期的に成功しているチームと、一時期に強くてもだめになって降格争いというクラブでは、こうした差が出ることがあります。そもそも神戸は大成功した黄金期すらないだろ!という感じで、問題外ですけどね。

<フル、アンダー含め代表経験者が大半だが、代表経験がない汰木が日本人で一番良かった。もっと汰木を周りが使うべきだった>
<そもそもチームとして全体が連動するような攻撃をここ数年構築出来て無かった。古橋選手のようなストライカーがいてイニエスタのような飛び抜けたパサーがいたから勝ててたが、新戦力がことごとく機能せず、旬の過ぎたアタッカーを2人もとって過去の実績でなんとかなるなんて。近年のサッカーは攻守の切り替えがとてつもなく早くて激しい。鳥栖や清水、柏など前線に若手を起用してプレスかけて素早く攻撃出来ないチームはJでもかなり厳しい>
<資金を選手獲得に注ぐことが必ずしも成功する訳じゃないってことですね。
資金力あるならまず下部組織に力注いでほしい、環境、コーチ、スカウト等。ピーク過ぎたベテランよりも勢いある若手を積極的に資金で確保するべき。
実績あるベテランはチームに1〜2人で十分。それ以上は若手が伸び悩む環境にしかならないと思います。ドイツのライプツィヒ見習ってほしい>
<今シーズンも結局、郷家、小田、佐々木、山川、小林あたりの主力に成長しなければならない世代が泣かず飛ばずの活躍しかできず、山口蛍、酒井、武藤と昨年主力だった選手達はベテランの域に差し掛かったプラスACL参加でね過密日程により怪我、コンディション不良が続いている。イニエスタ頼みだが当然、毎試合使える年齢ではない。大迫はさらに輪をかけて悲惨な状態。。全くフィットする気がしない>
<同じく浦和も今年は上がってこないが、ここは若手中堅メインで補強、退団したからここから上がって行きそうだけど、神戸は逆にベテラン集めたせいで落ちてく一方だと思う>
<そもそも、神戸のチームは、以前所属チームから契約解除になったスター選手が多い。海外でプレーしていたが、延長あるいは再契約出来ず、戻って来た選手とか、海外で1流でしたが、そのレベルを維持出来ず、無理してプレーしている選手とか、Jリーグで昔は名が通っていたが、若手の台頭で控えに回る時間が増えた選手とか、チームから契約解除になった(お払い箱)選手とか。そんな選手を、市場価値の数倍から10倍以上の値段で獲得しちゃうヴィッセル神戸。大体30超えると市場価値がほぼゼロとなるサッカー選手。それを考えると、市場価値がゼロの選手が多くない??>


■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任

 また、監督が変わりましたね。まず、吉田孝行監督の話から。リージョ監督はやむを得ない交代なのかなと思っていたのですが、4-2-3-1のフォーメーションを3-4-2-1に変更。バルサ化という方針も右往左往していた感じです。
 ところが、理念より結果を重視したこの変更でも前述のような7連敗をやってしまい、1勝1分5敗でトルステン・フィンク監督に交代。吉田監督としては5連敗の後に、1勝1敗としたところでの交代みたいですから、我慢してほしかったでしょうけど…。
 フィンク新監督について、クラブ関係者はバルサ化を進めるのは変わらないとしていました。しかし、 4-4-2のオーソドックスなフォーメーションで堅守がベース。「バルサ化」の象徴たるポゼッションが優先されることがないどころか、放棄するようになったとの評価でした。
 そもそも監督のタイプが全然違うようで、やはりフロントが駄目な感じですね…。
(「バルサ化」の夢はいずこへ……。新監督でも止まらない神戸の混迷。(4/4) - Jリーグ - Number Web - ナンバー 佐藤俊 019/07/18 11:40より)


■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任

 最近の話じゃないのですが、下の方の<タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する>で天皇杯優勝について書いていたフィンク監督もまたすぐに退任した件を書いていなかったので追記。結果を出していた監督がまた続かない…という神戸らしいパターンです。
 一応、フィンク監督の退任も前の前の監督だったリージョ監督と同じで、「我慢できないフロントが切ったわけではない」「家族の問題」と説明されています。ただ、本当なの…?と信じられませんね。

<今年元日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝を制し、ヴィッセル神戸に悲願の初タイトルをもたらしたトルステン・フィンク監督(52)の電撃退団が、(引用者注:2020年9月)22日にヴィッセルから発表された。
 退団はフィンク監督本人が辞意を申し入れた21日付で、神戸市西区のいぶきの森球技場で22日午後4時から行われた練習前に選手たちへ挨拶>
(なぜヴィッセル神戸のフィンク監督は電撃退任したのか…4年連続監督交代の異常事態の背景にある問題点 2020/9/23(水) 5:10配信 THE PAGEより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d00b9a4f0035b6ac2b599cfdc46cb115d39ec4e

 「私は家族の下に戻るという決断をしました」と説明されていたものの、怪しいんですよね。というのも、当初、母国ドイツの複数のメディアが「家族などの問題で今シーズンをもって日本を去り、ドイツに戻る意向をもっている」と報じた直後はこれを否定するような発言をしていました。
 それは「向こうに帰りたいというよりも、家族に会いたい。(中略)この先も神戸に残るのであれば、家族に日本へ引っ越してきてほしい。私は神戸の町が大好きで、クラブの未来像ももっている」というコメント。記事でも「来シーズン以降の続投にも一時は意欲を見せていた」「フィンク監督の電撃退任には、離れて暮らす家族に対するコメントが180度変わっている点を含めて、どうしても不可解な点が残ると言わざるをえない」と書いています。
 また、セバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチも同時に契約解除。これはフィンク監督個人の家族に関する問題…という説明と符合しづらいものがあります。

 それよりわかりやすいのは、(降格がないシーズンなのにも関わらず)成績不振に我慢できなかったフロントが監督・コーチをまとめて入れ替えた…という説明でしょう。天皇杯優勝後も悪くない成績だったヴィッセル神戸ですが、公式戦が新型コロナウイルスによる長期中断に入った後は一転して不振。前述の退任報道が出たのは、このタイミングでした。

<7月の再開後は過密日程のなかで選手のやり繰りに苦労し、リーグ戦では19試合を終えて4勝8分け7敗の12位。最近の7試合では4分け3敗とひとつも勝てず、特にホームでは7月18日の清水エスパルス戦でしか勝利していない状況>
<チームの成績が低迷するたびに監督が代わる流れは、神戸市出身の三木谷浩史氏がクラブの経営権を取得した2004シーズン以降で、特に顕著になっていると言っていい。今シーズンまでの17年間で延べ17人の監督が指揮を執り、途中で監督が交代したシーズンも10度を数えている>
<チームの総合力が問われるリーグ戦の最高位は、ブラジル出身のネルシーニョ監督に率いられた2016シーズンの7位。指揮官の人選を含めてチームの強化に一貫性や哲学の類が、もっと言えばフロント上層部の我慢が感じられないがゆえに、常に中途半端な戦い方に終始してきた。
 例えば元スペイン代表のレジェンド、司令塔のアンドレス・イニエスタに続いてリージョ監督が招聘された、2018シーズンの後半以降は「バルセロナ化」という言葉が何度も飛び出した。イニエスタの前所属クラブになぞらえた目標は、今シーズンに入ってからはほとんど聞かれていない>


■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する

 優勝争いした後に降格とか、昇格した途端に優勝争いなど、 このところずっとJリーグは戦力差が少ない状態が続いていますからわからないんですけど、フィンク監督で神戸が本格化した感じ。前述の通り、守備的なタイプの監督だと思ったので予想外でした。
 鹿島ファンなので、天皇杯の神戸優勝のゲームは辛かったんですけど、めちゃくちゃ強かったですね。また、思ったより守備的ではありません。もともとイニエスタなどが守備に重点を置くということはあり得ませんし、守備的な監督でちょうど良かったんでしょうか。守備陣、特にDFのフェルマーレンも大きかったように思えます。
 課題だった守備が安定し、攻撃力をいかんなく発揮…というところでは、イニエスタではない日本人の攻撃選手の守備への貢献は、敵ながら感動するほど。古橋亨梧や以前の鹿島戦で活躍したという藤本憲明は、最後まで前線から守備していました。完敗でしたね。
 あとは選手の感想。メモはせずに軽く見ていましたし、間が空いたので結構うろ覚えです。
GK 18 飯倉大樹
 マリノス時代も見たと思いますが、記憶には残らず。攻撃的なGKで神戸に合ったという紹介。2019年に来たんですね。サッカーライターの人は推していた前川黛也からポジションを奪った模様。前川はむしろ弱点とされていて、あんまり評判よくなさそうでした。鹿島が不甲斐なく、飯倉は目立つ機会なし。攻撃的と言われるだけあって、結構前には出てきますね。現代的なGKです。
DF 4 トーマス・フェルマーレン
DF 25 大崎玲央
 187cmと大きく、迫力あるDF。ただ、正直よく覚えていません。
DF 33 ダンクレー
MF 5 山口蛍
MF 8 アンドレス・イニエスタ
 囲まれてとられるところもあり、さすがに年。ただ、やっぱりいちいち良いボールが来ますし、特にセットプレーでは鹿島と大きすぎる差。キックの可能性の怖さが雲泥の差です。
MF 22 西大伍
 元は鹿島の中心だった西。対面した町田浩樹は本職CBということもあり、圧勝。けちょんけちょんにやられていました。
MF 24 酒井高徳
 新潟で若い頃に攻撃的なところで見たことありますが、注目選手と紹介された以上のことは記憶にナシ。代表で見たことがあるかも思い出せません。ただ、今日は良かったですね。相手が本職ではない永木亮太ということもあるでしょうが、こちらのサイドが特にやられていました。
 相手との関係で言うと、特にポジショニングの良さは印象的。うまく空いているところに入り込んでいました。また、ワンタッチでの良いプレーをするなど、判断も抜群。やりたい放題やられました。
FW 9 藤本憲明
 前回の鹿島戦で良かったとのことで、中央で起用されたそうですが当たり。2ゴール目を決めていますし、1点目も彼が絡んでオウンゴールを誘っています。ただ、本当によく守備をしていたというのが、一番印象的でした。
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
FW 16 古橋亨梧
 彼も本当によく走って守備していましたね。あそこまで走ってくれたら、チームは助かります。神戸の前かあの守備が最後まで衰えなくて鹿島は打つ手なし。完敗でした。