2026年1月12日月曜日

控えを拒否したクロアチア代表のFW、大会から追放される

■2018/06/21 レアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチが並ぶ豪華な布陣
■2018/06/27 控えを拒否したクロアチア代表のFW、大会から追放される
■2018/06/27 伸び悩むコバチッチ、代表でもレアル・マドリーでも主役になれず
■2018/07/02 攻守にバランスが取れてスキがないクロアチア、意外な大苦戦
■2018/07/08 スター選手らしからぬモドリッチの好守への貢献度がすごい
■2018/07/12 2試合連続延長120分のクロアチアがまた延長戦…でも勝利
■2018/07/16 決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ



■2018/06/21 レアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチが並ぶ豪華な布陣

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD第1節 クロアチア 2-0 ナイジェリア
【クロアチア】OG(前32)モドリッチ(後26[PK])

 テクニックある選手がそろっていて、本来好きなタイプのクロアチア。ただ、日韓ワールドカップかな?不振という予想が大外れで3位になったため、なんとなく応援しないチームに。
 なお、ゲームの方は、感想が遅れてしまい全然覚えていません。 とりあえず、2人並んだレアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチはさすがという感じで、この位置では今大会最高の2人だと思って見ていたのは覚えています。
GK
23 ダニエル・スバシッチ 6
DF
2 シメ・ヴルサリコ 6
 26歳。右の深いところまで何度も上がっていました。運動量が多かった感じですね。
3 イバン・ストゥリニッチ 5.5
6 デヤン・ロブレン 6.5
21 トマゴイ・ヴィーダ 6.5
MF
4 イバン・ペリシッチ 5.5
7 イバン・ラキティッチ 7
 30歳。バルサのラキティッチとの豪華な2枚のCM。相手のクリアボールをダイレクトで左のフリーの選手に入れてチャンスになるプレー。また、他にもカウンターで良いスルーパスを入れていてさすがという感じでした。
9 アンドレイ・クラマリッチ 6.5(60分OUT)
10 ルカ・モドリッチ 8
 32歳。代表ではCMでプレー。レアル・マドリーのラキティッチとの豪華な2枚です。
 ニアを狙ったCKからオウンゴールに繋がり先制。さらにPKでも低い速いボールを蹴ってきっちり決めます。また、流れの中でもやはり良いボールを入れていました。さすがというプレーです。
18 アンテ・レビッチ 7(78分OUT)
FW
17 マリオ・マンジュキッチ 7(86分OUT)
交代選手
MF11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5(60分IN)
MF8 マテオ・コバチッチ -(78分IN)
FW20 マルコ・ピアツァ -(86分IN)
(メンバー・採点は、【クロアチア2-0ナイジェリア|W杯選手採点】攻守に異次元のプレーを見せたモドリッチがMOM | サッカーダイジェストWebより)




■2018/06/27 控えを拒否したクロアチア代表のFW、大会から追放される
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD最終節  アイスランド 1-2 クロアチア

 クロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は2018年6月18日に、FWニコラ・カリニッチ(ミラン)を強制帰国させたのだそう。第1節のナイジェリア戦、リニッチを途中出場させようと指示したところ「背中が痛い」と拒否。オフィシャルとしては、 この背中の痛みが理由です。
 ただ、同選手は大会前の親善試合や練習でも同様にサブの役回りを拒否していたといいます。なので、わがままを言う選手を追放したものだと見られています。
 (クロアチア代表に衝撃…監督がFWカリニッチを追放、出場拒否が原因か | サッカーキングより)

 このクロアチアですが、今回はなんと9人も選手を入れ替えたそうな。それでもやはりクロアチアがキープする展開。しかし、アイスランドはもともと攻めてくれた方が良いチームで、良いところもむしろアイスランドという前半。
 後半はクロアチア選手に動きが出てきて良くなり先制。後がなくなった勝利が必須のアイスランドですが、追いついてなおもチャンスがあるというところ。ただ、無理してる分守備でも危ないところが増えていました。そこから失点。最後まで諦めなかったものの、ここまででした。

■2018/06/27 伸び悩むコバチッチ、代表でもレアル・マドリーでも主役になれず

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD最終節  アイスランド 1-2 クロアチア
【アイスランド】シグルドソン(後31[PK])
【クロアチア】バデリ(後8)ペリシッチ(後45)
GK
12 ロヴレ・カリニッチ 6.5
 28歳。コース甘いが良いセーブが前半に。全体に悪くありません。後半、ロングスローで出て触れないという痛いプレーがあったものの、その後のシュートはよく触ってCKに逃れました。自分のミスからですので、評価は半々といったところ。
 DF
13 イェドバイ 5.0
 22歳。RSB。若い選手なのでちょっと期待したのですけど、トラップミスが何度かあるなどイマイチでした。
5 チョルルカ 6.0
15 チャレタ=ツァル 5.5
22 ピバリッチ 5.5
 29歳。LSB。シュートっぽい低いボール、攻撃の選手が触ってもというものでした。それ以外にも バデリへのアシストも彼だったみたいですね。
MF
10 モドリッチ 5.5
(→ブラダリッチ 5.5)
19 バデリ 7.0
 29歳。CHの1枚という紹介。DFの詰め方がちょっと甘いところシュートして、DFのにあたりバーという惜しいプレー。その後、こぼれを叩きつける素晴らしいシュートでゴール。20 ピアツァ 5.0
(→ロブレン 4.5)
 28歳。CBに入って3枚にしたものの、これが失敗。一度危ないところがあった後で、ペナルティーエリアで明らかに手を出してしまいPKで失点。本来ならレギュラーの選手なんでしょうが、ちょっと怪しくなってきました。
8 コバチッチ 5.5
 24歳。トップ下。都並さんは張り切っていると言っていたものの、大きな仕事はできず。将来を嘱望されている選手のようですけど、レアル・マドリーでも代表でも伸び悩んでいるっぽいですね。
(→ラキティッチ 5.5)
4 ペリシッチ 6.0
 相手のミスから奪ってからのボールをもらって、ほぼ正面ではあったものの、ゴールにまで結びつけました。FW
9 クラマリッチ 5.0
(メンバーと採点は、レーティング:アイスランド 1-2 クロアチア《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)



■2018/07/02 攻守にバランスが取れてスキがないクロアチア、意外な大苦戦

 ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦 クロアチア 1-1 デンマーク
【クロアチア】マンジュキッチ(前4)【デンマーク】マティアス・ヨルゲンセン(前1)

 デンマークは伝統の堅守速攻。一方のクロアチアも守備がしっかりしたチームですけど、地力で勝り、守らなくてはいけないチームではありません。なので、クロアチアが支配して、デンマークがカウンターという大部分は予想通りの展開に。
 ただ、予想外だったのが1分になる前にデンマークが先制したこと。これでデンマークが守備に入るかと思ったら、クロアチアがすぐに追いついたと最初から試合が動きました。これ以降は圧倒的に支配するクロアチアが攻めあぐねて、デンマークのカウンターの方に可能性を感じるというデンマークペースでした。
 今大会の優勝候補は 実は強くない国と、確かに強いけど守備や年齢で不安がある国に分かれている感じ。クロアチアは戦前優勝候補とは言われず、超豪華とは言えないものの、その次のクラスの豪華なメンバーです。なおかつ守備がきっちり出来てチームーとしてのまとまりがあり、攻守のバランスの取れたチーム。優勝まであり得ると思っていたので、この苦戦は意外でした。延長戦のPKを止めて流れはむしろデンマークでしたしね。
 あと、クロアチアはメンバーを温存して中10日くらい。むしろ元気だったはずなのですけど、休めていないデンマークに勝ったという感じがなく、中の動きも足りなかったですね。デンマークのロングボールが気になるのか、間延びして距離感が遠く、コンパクトにパス回しができなくなってしまったといった指摘もされていました。
GK
23 ダニエル・スバシッチ 7.5
 33歳。立ち上がり混戦からの失点はムリとまでは言えないものの、致し方ないところ。それ以外だと前半は低いシュートをよく止めるプレーがありました。
 一方、繰り返し出されるロングスローで味方を助けるプレーがなかったのは違和感。また、ミスキックも見られました。
 とはいえ、PK戦では大活躍。触ってポスト、タイミングが合ったもの、中央を足で…となんと3本も止めて、勝利の立役者となりました。
 DF
2 シメ・ヴルサリコ 6.5
6 デヤン・ロブレン 6
21 ドマゴイ・ヴィーダ 6
3 イバン・ストゥリニッチ 6.5(81分OUT)
 MF
7 イバン・ラキティッチ 6
11 マルセロ・ブロゾビッチ 5(71分OUT)
18 アンテ・レビッチ 5.5
 24歳。RSH。前半の早い時間帯に、良いプレーが連続して。右でドリブル、2人を引きつけて間を通して、中へ入ってきたRSBにパス。この流れから同点ゴールが生まれました。さらにファールをもらって良い位置でFKも得ていました。
 ところが、この後チームといっしょに大部分消えることに。延長戦に入り、カウンターで高いDFがラインの裏、GKまで抜いたところで後ろからスライディングされてPKを得ています。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
 32歳。今日は今までより前めの位置っぽいですね。ラキティッチと並ばずに自由に動いていました。ただ、チームが悪いこともあって、良いプレーは散発的でした。
 前半は入るかと思った良いFKを蹴っていたものの、ヘディングがしっかりできず。後半は左からのCKで良いボールがありました。しかし、流れの中では決定機を作れず。
 延長戦に入り、高い高いDFがラインの裏へのスルーパスからPKにまで繋がり、やっと流れの中で良い仕事。しかし、このPKでタイミングがGKとピタリと合ってしまい、決められないという大きな失態を。PK戦は2回目だから大丈夫だろうと思って、そのとおり決めましたけど、全体としては良いとは言えない感じとなりました。ベスト11候補だったのですけど、これで迷いますわ。
4 イバン・ペリシッチ 5.5(97分OUT)
 FW
17 マリオ・マンジュキッチ 5.5(108分OUT)
 32歳。クリアがDFに当たってちょうどこぼれてきたボールを左隅にシュートで同点ゴール。浮かさずに蹴ることができたのが良かったです。ただ、このワンプレーのみといった感じで、デンマークにうまく守られてしまいました。
 交代選手
MF8 マテオ・コバチッチ 6(71分IN)
 DF22 ヨシプ・ピバリッチ 6(81分IN)
 FW9 アンドレイ・クラマリッチ 6(97分IN)
 MF19 ミラン・バデリ ―(108分IN)
(メンバーと採点は、【クロアチア 1(3PK2)1 デンマーク|W杯選手採点】明暗は分かれたが、PKで好守連発の両守護神に最高評価! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/08 スター選手らしからぬモドリッチの好守への貢献度がすごい

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ロシア 2-2(PK3-4) クロアチア
【ロシア】チェリシェフ(前31)マリオ・フェルナンデス(延後10)
【クロアチア】クラマリッチ(前39)ヴィダ(延前11)

 スペイン戦、ロシアは引いてスペースを埋めて徹底的に守りました。これで大金星を上げられたのでそのまま来るかと思ったら、フォーメーションを変えて4バックに。さらに立ち上がりからプレスを上げて押し気味という全然違うやり方。どうかなぁ?と感じました。
 やはりボール扱いで差があるために、すぐにクロアチアペースに。それでも中盤は拾えており、その形でロシアが先制。とはいえ、このやり方は守備のリスクが上がるということもあり、空いてしまったスペースを使われて失点。
 後半もクロアチアが押しつつ、ロシアもチャンスを作れていましたが決着つかず。延長では先にクロアチアに入れられてしまったものの、クロアチアは怪我人のため守備で交代カードを使い切ってしまった上にさらに疲れや怪我気味なところが目立っており、今なら行けると思って見ていると同点。ロシアに流れが来ていたと思ったのですけど、PK戦で敗れました。
4-2-3-1
 GK
23 ダニエル・スバシッチ 7
 33歳。後半の終わり頃足を痛める動きをしていたものの、そのまま。プレーぶりを見ていると確かに問題なさそうでした。だた、足を気にしていたんですよね。こういうとき怪我を押して頑張った!と褒めちゃうことが多いです。でも、良くないですよ、それはブラック企業思考です。ちゃんと交代した方がプロフェッショナルだと思うのですが…。
 足を痛めた後、サイドからのクロスによく触るプレー。PK戦ではいきなり止めました。さらに、ゆっくり GKを見て蹴ったようなシュートがなぜかGKのところに来てもう1本。大活躍ではありました。
2 シメ・ヴルサリコ 6.5(97分OUT)
 26歳。RSB。ちょっと危ないバックパスがあったのが気になりました。その後、怪我してしまい、延長最後のカードを守備選手の交代で使ってしまうことに。
3 イバン・ストゥリニッチ 6(74分OUT)
 30歳。LSB。ゴロビンのカウンターですっと先に体を入れて良い対応。他にも良い守備が見られて守備いいなと思っていたら、後ろからのファールや引っ張るプレーをやってイエローカードも。
6 デヤン・ロブレン 7
 29歳。CB。 延長でパスミスでピンチ。またペナルティエリア内での危ないプレーもありましたが、PKは取られず。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 7
  29歳。CBで。ヴィダとも。延長は、けが人のためにRSBに回りました。もともとRSBはできたみたいですね。
 そのRSBに入ってからのCKで、彼のヘディングが抜けていって、あれ?という感じでゴール。コースに人はいたので触る可能性もあったのですが、みんな見送ってそのまま入りました。
MF
4 イバン・ペリシッチ 5.5(63分OUT)
 29歳。LSH。ドリブルからの良いサイドチェンジあり。中央右のところまで入って、ニアで後ろにすらすボールも。
 その後だいぶ目立たない時間帯が続いたものの、後半ビッグチャンス。ゴール前のこぼれ球からのシュートが、入った!と思いました。ペリシッチも喜んでいたのですけど、左のポストに当たったボールはなんと跳ね返って反対サイドまで飛んでいきました。おまけにスローインにすらならず、変化してゴールラインを割ってしまいました。抗議もしておらず、ゴールっぽさは全然なかったようで選手は呆然。 もうこれは偶然レベルでした。
7 イバン・ラキティッチ 6.5
 30歳。DH。モドリッチとの豪華なコンビ…のはずが、今日は低調。DH2枚の時間帯はむしろ彼が前だったものの、ミスパスするなど冴えず。直接FKもだいぶ浮いていました。
9 アンドレイ・クラマリッチ 6.5(88分OUT)
 27歳。OH。あんまり良いと思わなかったのですけど、ゴールは決めました。DFはいたものの、 人は見ていないというところで、中央でヘディングシュートして同点。
10 ルカ・モドリッチ 8.5
 32歳。OHで出た試合もあったものの、チームがイマイチだったためか再びDHからスタート。ラキティッチの方が前目なくらいで、すごく低い位置でした。ボールはよく触れており、良いプレーもできていましたし、守備面でも効いていたんですけどね。
 後半、立て続けに良いところで奪う素晴らしい守備。ボールを拾いまくっています。そんなに高い位置ではないものの、LSBを使うボールの流れからチャンスになるところも。後半はだんだん高い位置でもプレーできるようになり、システム変更ではっきり前へ。やはり前でフリーになる方が怖いですね。ショートコーナーを抜け目なく狙うところも。
 延長になっても、ゴールキックになりそうなボールにすごい走りを見せて追いついてスローインどころかマイボールにしてしまうプレー。チーム一番のスター選手がこれだけやったら、周りも頑張りますわ。そういう意味での貢献度も大きいですね。運動量がすごくて、今大会は気持ちが入った頭の下がるプレーを続けています。延長でのアシストも彼のCKだった模様。
18 アンテ・レビッチ 6
 24歳。RSH。低いボールを入れて何度か入れて、チャンスにもなっていました。セットプレーの後のプレーでは、左からドリブルで抜いていきファールをもらっています。
FW
17 マリオ・マンジュキッチ 6.5
 32歳。カウンター、サイドでフリーに。誰もついていないのは良くないと思ったものの、誰も間に合いそうになかった感じでこれは仕方ないですね。で、ここから中央でフリーだったクラマリッチに合わせてアシスト。
交代選手
MF11 マルセロ・ブロゾビッチ 7(63分IN)
DF22 ヨシプ・ピバリッチ 6(74分IN)
MF8 マテオ・コバチッチ 5.5(88分IN)
DF5 ヴェドラン・チョルルカ 6(97分IN)
(メンバー、採点は、【ロシア2-2(PK3-4)クロアチア|W杯選手採点】大会屈指の好ゲーム、MOMは120分間「質と量」を維持しつづけたモドリッチに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/12 2試合連続延長120分のクロアチアがまた延長戦…でも勝利

ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝 クロアチア 2-1 イングランド
【クロアチア】ペリシッチ(後23)マンジュキッチ(延後4)
【イングランド】トリッピアー(前5)

 選手のレベルを見るとクロアチアだと私は思ったのですけど、イングランドが優勢と報じられていたみたいです。120分の試合が連続していたということもあるみたいですけど、意外に。そのクロアチアが先に失点して、前がかりに。イングランドがカウンターを狙うという展開でした。クロアチアは攻めているものの、前半はチャンスは少なめです。
 ただ、ビハインドの展開で同点にしてPK戦で勝ち上がってきたクロアチアは、ある意味慣れています。一方、若いチームでビハインドの経験なくてそこが試金石と書いてきたイングランドですけど、ひょっとしたら追いつかれた経験もなかったかもしれませんね。同点の時点で、多少バタバタしたところが見られました。やはり「若い」というチームですね。延長では、さすがに監督が切り替えてきましたけど。
 疲労が心配されたクロアチアは、延長で怪我での交代がやっと初という意外な展開に。そして、クロアチアが先にゴールして逆転。イングランドはこれでガクッとは来ませんでしたが、 早め早めの交代が裏目に出て、怪我で10人になるという苦しい展開に。流れの中ではやや攻撃に物足りなさがあるのは今までと同じで、これは1人減ったせいだけではないでしょう。ただ、このチームはセットプレーに偏って強いですからね。これなら10人でもチャンスがあり、可能性は最後まで感じさせました。しかし、決めきれずに敗れています。
 ここまでずっとクロアチアじゃないチームを応援。この試合もイングランドのつもりでしたが、あんまりイングランドも好きじゃありません。見ている内にクロアチアを応援する気分に。これで応援チームは、20勝19敗6分け(1試合応援なし)となりました。
4-1-4-1
 GK
23 スバシッチ 6.0
 33歳。立ち上がりいきなり良い位置でのトリッピアーのFK。ほぼ中央で壁も作りづらいところだったのですけど、GKは右を切りました。しかし、そちらの壁を越されたために、コースは甘かったものの、入った形に。GKの位置が偏っていると解説の松木さんは言っていたものの、壁側は開けますからね、普通。中央からのFKなので前述の通り難しいですし、より過ぎた、反応が遅かったなどはあるかもしれませんけど、私としてはGKはやむなしじゃないかと。超ワールドサッカーでもGKの責任とはしていませんでした。松木さんも子供の頃はGKでしたけどね。
 それ以外は、イングランドの武器であるセットプレーでファーへのボールをキャッチするプレー。高い相手のときにこれは助かります。また、ケインとの1対1で、低いところ狙われたのをよく反応するプレーもありました。
DF
2 ヴルサリコ 6.5
 26歳。RSB。後半アーリーで高いボール。正直、イングランド相手に良い選択とは思わなかったのですけど、ペリシッチがこれを決めてアシストを記録。また、延長ではCKでゴールラインに入っていて、決定的なヘディングシュートをかき出すプレーがありました。
 6 ロブレン 6.5
 29歳。CB。プレミアリーグでは、ケインにやられて前半で交代という屈辱を味わったなど、だいぶ決められていたそうな。ただ、今日はそんなところを感じさせない安定感がありました。
21 ヴィダ 6.5
  29歳。CB。高い選手にうまく対応しているプレーが多数あり、守備で目立っていました。サイドまでカバーするプレーもあり、非常に良かったように見えました。
3 ストリニッチ 6.0
 30歳。LSB。低いところでパスミスでして大ピンチ。攻撃ではクロスやパスの精度が悪くて、イマイチ。よく上がって絡んではいたのですけどね。
(→ピバリッチ 6.0)
MF
18 レビッチ 6.0
(→クラマリッチ 5.5)
10 モドリッチ 6.0
 32歳。OH。献身的で素晴らしいプレーがあり、ベスト11候補だと思うのですけど、ちょくちょく悪いプレーも。今日は立ち上がり遅れて後ろからで絶好の位置のFKを与えて、そのまま失点。疲れのためか、延長などではミスも多く見られました。
 一方で、いつもどおりゲームメイク、奪われないプレー、つなぐプレーは非常にチームを助けていました。彼がボールを持つと、何かありそうだと思わせますね。出場時間が多いということもあり、休んでいるときも多いものの、ここぞというときではスピードアップ。ぐっと スピード上げてやや右めのところを走っていき、ボールをもらったところからチャンスに繋がるプレーもしていました。
(→バデリ -)
11 ブロゾビッチ 6.5
7 ラキティッチ 6.0
4 ペリシッチ 7.0
 29歳。LSH。今日の一番は彼でしょうね。右のヴルサリコから後半、アーリーで高いボール。正直、イングランド相手に良い選択とは思わなかったのですけど、ヘディングしようとするDFの前に高く足を上げてゴール。高さでは勝てないし間に合わないというところでしたが、意外すぎますし、難しいプレーでした。相手の頭にも当たっておらず、危険なプレーも取られず。イングランドの選手もアピールしていなかった感じです。
 さらにドリブルから仕掛けて左から右隅へのシュート。これは惜しくもポストでしたが、キレています。また、前からの守備も効いていました。カットを常に狙っており、取れるところもありました。
 延長でDF裏への良いボール。LSBかと思いましたが、彼だった模様。さらに跳ね上がったクリアボールにヘディングで頑張り、これが裏へのボールとなってマンジュキッチの決勝点をアシスト。
FW
17 マンジュキッチ 6.0
 32歳。前半の終盤に傷んでいたものの、そのまま交代せず。実際大丈夫だったようで、交代しなくてよかったですね。ペリシッチが粘ってヘディングした裏へのボールを、ダイレクトで打って決勝点。斜め後ろからのボールで技術的に難しいボレーで、反応も非常に早かったです。(→チョルルカ -)
(メンバーと採点は、レーティング: クロアチア 2-1 イングランド《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)



■2018/07/16 決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ

ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝  フランス 4-2 クロアチア
【フランス】OG(前18)グリーズマン(前38[PK])ポグバ(後14)ムバッペ(後20)
【クロアチア】ペリシッチ(前28)マンジュキッチ(後24)

 ともに攻撃できるチームですけど、フランスの方がカウンターが得意。クロアチアの方が前からのプレスも良く、クロアチアペース。さらに先にクロアチアが失点したので、よりそういった形に。ただ、フランスは得意のカウンターを狙いつつも抑え込まれていました。前からの守備がめちゃくちゃ良かったですね。前半は素晴らしかったです。クロアチアが追いついて1-1にした30分までシュート0本という極端なデータに。フランスの1点もオウンゴールなので、シュート0本だったのです。
 ただ、クロアチアは守備、特にセットプレーでの守備がまずかったですね。前半の2失点はセットプレーのオウンゴールと、セットプレーでのハンドリングからのPKで自滅の格好。フランスはほとんど攻め手がなかっただけにラッキーでした。
 クロアチアはグループリーグで見て、優勝まであるチームだと思っていたものの、 組み合わせに恵まれたブロックなのに延長戦120分続きでずっと苦戦。これは意外でした。私の買いかぶりすぎで、そこまで強くありませんでしたね。そして、初めて当たった強い相手で、延長戦の疲労でかつ中3日であり、フランスよりきついスケジュール。後半になるとフランスのカウンターの良さが出てきて、最後は力負けの格好。決勝戦らしからぬゴールの多い試合になっちゃいましたね。スケジュール的な問題はあるものの、フランスが破ったベルギーや、ベルギーが破ったブラジルの方がずっと強かったと思われます。
4-1-4-1
[GK]
23 ダニエル・スバシッチ 5
 33歳。最初の2失点はやむなし。評価が分かれたのはその後の2失点でしょう。サッカーダイジェストは「悔やまれる」という言い方でした。相手を褒めるべきなのかもしれませんけど、私もあまり良くなかったかな、と。3点目は、ポグバが右足シュートした後にポジションを変更していたのですけど、その移動したタイミングで打たれてしまったために反応できませんでした。酷かもしれませんが、シュートを予測しなかったというのはやや良くなかったでしょう。
 さらに4点目、 エムバペのシュートの場面ではかなり距離があって予期しづらかったとはいえ、フリーでシュートを打たれそうなところなのに、サイドへのパスを予想したのか、これまた体重移動したタイミングで打たれてしまい反応できませんでした。PK戦で勝ち上がっており、もてはやされていたものの、私は過剰評価だと思って見ており、今日もそう感じました。
[DF]
2 シメ・ヴルサリコ 5.5
3 イバン・ストゥリニッチ 5(81分OUT)
6 デヤン・ロブレン 5.5
 29歳。CB。相手のハンドリングを取られて事なきを得たものの、取られてピンチになりそうなところ。体の強さはあるものの、ちょくちょくミスがあるといった印象の選手でした。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 5
  29歳。CB。エムバペへ素晴らしいスルーパスが出たところ、スライディングでこれまた素晴らしい対応。全体を通して、ロブレンより良いと感じた選手でした。ただ、失点となったCKの前のプレーでは、きちんとクリアしておくべきだったとサッカーダイジェストでは指摘。
[MF]
4 イバン・ペリシッチ 6.5
 29歳。LSH。FKで何度かヘディングで繋いでからのパスを中央でもらうと、一度左にずらしてから左足ボレーで同点ゴール。今日もキレてるなと感じたのですけど、CKでハンドリング。なぜか審判VARにかなり時間をかけていたものの、明らかに触っておりPKで失点。その後も左からのクロスでチャンスなど作っていたのですけど…。
7 イバン・ラキティッチ 5
 30歳。LOH。前半は流れの中で良いボールを出していました。さらにCKでニアへの良いボール。そのアゲインのCKも良いボール。その次のCKも良くなっていました。後半もスルーパスでチャンスを作る場面。ノックアウトリーグではモドリッチほど活躍していなかったものの、今日はモドリッチより良いと感じました。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
 ROH。前半はファーへの良いFKなど。後半も切り替えしての左足でふわっとした良いクロスを出していました。ただ、これまでチームで一番といった感じで動いてきた疲れなのか、今日はここぞ!というところでしていたスプリントが見られず。
 前半はカンテの守備に苦労。後半はそのカンテの交代があって、何度かキレのあるドリブルで翻弄するところがあったものの、その後は完全にお疲れの様子。歩いている場面が多く、狭いスペースに入り込むなどのような高い位置には、なかなか取ろうとしませんでした。 パスもイージーにつなぐものばかりで、チャンスやその前のチャンスになるボールは見られず。大会全体としては、クロアチアのベストプレーヤーだったと思いますけどね。

11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5
18 アンテ・レビッチ 5(71分OUT)
[FW]
17 マリオ・マンジュキッチ 6.5
 32歳。彼のせいだというのは酷ですけど、素晴らしいボールのFKでクリアできず、バックヘッドのような感じでオウンゴール。一方で、後半はハーフウェーライン付近から長く走ってGKまでチェイシングして足に当ててゴールするというプレーもありました。
[交代出場]
FW9 アンドレイ・クラマリッチ 5(71分IN)
FW20 マルコ・ピアツァ -(81分IN)
[監督]
ズラトコ・ダリッチ 5
 準決勝では延長戦続きなのにも関わらず、むしろ遅い少ない交代で見事勝利。ただ、あの試合は同点であり、今回と状況が違います。ビハインドで疲れが目立っている中で、交代カードを切るのが遅かった上に、1枚残したといのは疑問。また、交代選手も当たらず、終盤の3バックへの変更も打開策とならず。
 控えを拒否したFWのカリニッチを追放したのはチームをまとめる上で良かったと思われるものの、手札の少なさは響いたんですかね? ただ、中盤では、今大会イマイチだったとはいえコバチッチと、ゴールを決めていたバデリもいました。やはり不可解な采配だったと思います。
(採点・メンバーは、【フランス4-2クロアチア|採点・寸評】MOMは攻守両面でフランスの優勝に貢献したポグバに! | サッカーダイジェストWebより)