2024年3月29日金曜日

かつては東欧のラテンと呼ばれる技巧派軍団だったルーマニア

■2019/04/01 フランスW杯の若き5選手…ルーマニアのイリエだけ誰?という感じ
■2019/04/01 かつては東欧のラテンと呼ばれる技巧派軍団だったルーマニア



■2019/04/01 フランスW杯の若き5選手…ルーマニアのイリエだけ誰?という感じ

 1998年のフランスワールドカップに関する新聞の切り抜きが出てきました。たぶん読売新聞。「4年後の飛躍誓う若き英雄たち」というタイトルで5人をピックアップしています。
 ただ、1人だけ知名度低いかもと思いました。まず問題なさそうな4人というのは、以下の通り。問題なさそうと書いたものの、イクペバがグーグルIMEで予測変換できず。ややマイナーかもしれません。
FW オーウェン イングランド 18歳 圧倒的なスピード
FW イクペバ  ナイジェリア 25歳 切れ味鋭い動き。予想外の反転からかわしてゴールまで
MF マハダビキア イラン  20歳 疲れを知らない快足
FW ラウル スペイン 20歳 鋭い得点感覚

 当時も高評価だったはずのラウルがなぜか最後の紹介。チームがグループステージ敗退だったためかも。
 そのラウルの前で紹介されいたのが、ルーマニアのFWイリエ。当時24歳でした。
 私は大会で好きだったFWの1人だったのですけど、うろ覚えの記憶だと重厚感ある突進力あるFWといったイメージ。今考えてみると、私が好きなタイプと違うな、という感じ。 ただ、新聞では、鋭くて強いドリブル突破力といった評価。とはいえ、技巧派の周囲と比較されていたので、やはりテクニカルなドリブラーではないようですね。
 ここらへんはまだ私のイメージに近いですけど、GKの頭を超える巧みなゴールも決めていたとのことで、やはりそれほど重い感じの選手ではなかったのかもしれません。


■2019/04/01 かつては東欧のラテンと呼ばれる技巧派軍団だったルーマニア

 その後、イリエは一度も見ていません。ルーマニア代表は低迷したのです。ルーマニアといえばハジなのですけど、ハジの引退が転機となったようです。

  Wikipediaによると、ルーマニアは日本では東欧のラテンと紹介されることがあります。スラブ系が多い東ヨーロッパにおいてルーマニア人が数少ないラテン系の民族であるというのはあります。ただ、中南米のチームに引けを取らないテクニックに優れた選手を多く輩出しているということを示す呼び名でした。
 1984年にUEFA欧州選手権1984(現在のUEFA EURO)に出場したのを機に黄金期を迎え、1990年代はゲオルゲ・ハジらを擁してワールドカップで3大会連続で決勝トーナメントに進出。

 ところが、UEFA EURO 2000後にハジ達が代表を離れてからはワールドカップもUEFA EUROも予選で敗退を続けることに。予選突破したのは、UEFA EURO 2008くらいだったようです。
 UEFA EURO 2008では死のグループで健闘を見せたものの、結局、2010年代に入っても低迷。UEFA EUROでは2016年大会では2大会ぶりに予選を突破し本大会出場を決めたものの、これは出場チームが16から24へと拡大したこともあり、復活とみなすのは難しい感じでした。ワールドカップもその後出てきていませんしね…。

2024/03/29追記:「その後、イリエは一度も見ていません」と書いていたものの、どこかで見てワールドカップのときほどのインパクトは感じなかったような気もします。