■2021/05/04 ガーナとドイツ、違う国で代表のボアテング兄弟の確執
■2021/05/04 ガーナとドイツ、違う国で代表のボアテング兄弟の確執
どういうきっかけだったのか忘れたのですが、<〈激突〉遺恨残すボアテング兄弟、骨肉の争い? - サッカーワールドカップ>(asahi.com(朝日新聞社) 2010年6月23日9時32分)という記事が今頃目に入りました。
2010年当時の年齢と所属は、ガーナのFWケビンプリンス・ボアテング(23)=英・ポーツマス=と、ドイツのDFジェローム・ボアテング(21)=独・ハンブルガーSV=といった感じ。同じガーナ人の父を持つ異母兄弟なのですけど、別々の代表を選んだんですね。この時点で珍しいです。
<母はどちらもドイツ人で、ベルリンで別々の家庭に育った。一時は同じプロチームでプレーし、21歳以下のドイツ代表にも名を連ねた。しかし、兄は同代表から漏れ、残った弟は欧州選手権で優勝。これを機に、兄は父の母国からW杯に出場する道を選んだ>
確執は上記のせいではなく、2010年5月15日にあったイングランド協会(FA)杯決勝のチェルシー―ポーツマス戦。チェルシーのMFでドイツ代表の主将だったバラックが、ケビンプリンスのタックルを受けて右足首を負傷して、ワールドカップが絶望となってしまったため。やむを得なかった可能性はあるものの、弟のジェロームは「彼とは一切コンタクトをとりたくない」と怒り。グループリーグで対戦する相手国だったってのも悪かったんでしょうね。
記事は試合前のものでしたが、ケビン・プリンス・ボアテング、ジェローム・ボアテングともに出場し、結果は1-0でドイツが勝利。それでも、ガーナもグループリーグで勝ち上がり、ベスト8となっています。2010年は初のアフリカ開催である南アフリカ大会だったのですが、地元は不調で唯一気を吐いていた感じですね。ドイツの方は優勝したスペインに敗れて3位でした。
2010年W杯・南アフリカ大会:グループリーグによると、ガーナは以下のようなメンバー。ケビン・プリンス・ボアテング以外だと、FWのアサモアー・ギャンくらいしか名前覚えていないですね。名前だけでプレースタイルも覚えていません。
GK
リチャード・キングストン
DF
ジョナサン・メンサー
ジョン・メンサー
J・ペイントシル
H・サルパイ
MF
A・アナン
デデ・アイェウ
(90+2' D・アディイアー)
K・アサモアー
ケビン・プリンス・ボアテング
P・タゴエ
(64' S・ムンタリ)
FW
アサモアー・ギャン
(82' M・アモアー)