■2023/01/30 エクアドル好きな選手ベスト11 メンデス・サルミエント・プラタなど多すぎ…
■2022/10/15 予想外に多いエクアドルの注目選手 インカピエ、エストゥピニャン、カイセドなど
■2022/11/21 エクアドル代表、注目選手ではなかったジェヘクソン・メンデスが素晴らしい
■2022/11/26 注目に入っていなかったプレシアードやサルミエントも良い若手選手
■2022/11/30 攻守に顔を出して運動量が多いモイセス・カイセド、ゴールも決める
■2023/01/30 エクアドル好きな選手ベスト11 メンデス・サルミエント・プラタなど多すぎ…
好きなチームが多い南米で珍しく全く好きじゃないチームだったエクアドルですが、2022年ワールドカップは若手が多いと聞いたので見てみることに。すると、予想以上に気に入り、この大会で最も好きなチームに。グループリーグ敗退でしたが、全試合見ました。
守備がしっかりしていて試合巧者。攻守に運動量があり、最後まで走れるチームなのが大好きなポイントのひとつ。堅守速攻のカウンターなど攻撃も十分に見どころあって守り一辺倒ではないのですが、最後のところで得点が奪えないチームですね。
バレンシア エストラーダ
サルミエント プラタ
Mカイセド メンデス
エストゥピニャン プレシアード
インカピエ Tカイセド
ガリンデス
GK エルナン・ガリンデス 2 35歳(2022年ワールドカップ) 1987/3/30 188cm
GKが目立つ試合展開のときでも良いプレーしていて、イメージ良かったGK。
CB ピエロ・インカピエ 8 20歳(2022年ワールドカップ) 2002/1/9 183cm
事前に見ていて、一番楽しみにしていた選手。安定感なかった相方CBと比べると、安心して見ていられるボールさばき。堂々とやっており、20歳という年齢を考えると驚異でしょうね。DFラインで玉回ししているときには中心といった感じ。中央の選手に良いパスを出して、そこから特典に繋がるプレーも。
守備では体強いし、届かないかな?というところでボールに足が届く…というプレーが多い。スピードもあるのか、相手が先みたいなプレーでも先に触るところも。ミスが目立った試合もあったが、基本はめちゃくちゃいいDF。
SW トーレス・カイセド(フェリックス・トレスカイセド) 1 25歳(2022年ワールドカップ) 1997/1/11 187cm
他2人のCBがミス多く、消去法での選択。
LSB、LWB ペルピス・エストゥピニャン 7 24歳(2022年ワールドカップ) 1998/1/21 175cm
超攻撃的…と言われていたが、守備面でも何度も良いところが見える試合も。運動量が多く、アディショナルタイムでも足が出て良い守備している試合もあった。
攻撃では雑なパスを受けても普通にコントロールしてみせたり、クロスやFKでの合わせる良いボールの他、DFを引き付けてチャンスを作るところも。ミドルシュートからゴールに繋がるプレーがあった他、幻のゴールもあり、得点力もありそうだった。
RSB、RWB プレシアード(アンヘロ(アンジェロ)・プレシアード) 6 24歳(2022年ワールドカップ) 1998/2/18 173cm
守備では相手のサイドチェンジを狙っており、取ってやろうという良いプレー。運動量多くよく走る良い選手で、LWB同様に攻撃的で、カウンターなのにWBからWBというプレーもあった。サイドでダンスするように左右にどっちでも行けるよというフェイントから低いクロス。これだけやって中のボールが合わないということもあるが、このクロスも合っておりチャンスに。
また、素晴らしいミドルシュート、このこぼれから幻のゴールというところも。その他、高さがあるタイプのロングスローを何度も。高さで勝負するチームではないものの、こぼれ球を拾えていたので悪くない選択肢。CKからのこぼれ球をフサイドだった。
CH ジェクソン・メンデス(ジェヘクソン・メンデス、ロサンゼルスFC/アメリカ) 8 25歳(2022年ワールドカップ) 1997/4/26 180cm
4人のMFのうちの真ん中の2枚で、なおかつ守備的な方の選手。攻撃的なSBがいるチームにありがちな感じで、ボールを持っているときはDFラインでラインに入ってきて3バックになっていてバランスを取っていた。全く注目選手になっておらずノーマークだったのですが、1試合目はぶっちぎりでお気に入りに。
まず、スライディングしながらインターセプトする場面。いいプレーだなと思ったら、そこからすぐ速攻につながるパス。これ以外にもカウンターのピンチで良い守備。
明らかに守備型である一方で驚いたのが、攻撃も悪くないこと。ミスパスはゼロではないものの、南米選手らしくうまい。ワンタッチプレーも意外に正確。ダイレクトで1点もののスルーパスを出していたのも彼じゃなかったかと思います。
また、右の高い位置までワンタッチでやり取りしながら最後はファールをもらうプレーも。前述の通り、DFラインに下がるプレーが多く、攻撃に顔をだすことは少なかったものの、ここまで来るプレーもあったということで、運動量も多いのだと思われます。非常に良い選手ですね。
最初の2試合のテレビ放映では全然褒められていなかったものの、3試合目に出場停止になった際には、攻守両面で推進力で出場停止痛いと一番褒められていました。
CH、Lインサイドハーフ モイセス・カイセド 4 21歳(2022年ワールドカップ) 2001/11/2 178cm
注目選手…と言われていたものの、失点に絡むなどでかいミスをちょくちょくやらかしていました。ただ、基本的には良い選手ですね。
バランスよく倒れずにドリブルしてくるプレー。パス回しからサイド抜け出すプレーも。後ろからだったが、ボールに行く良い守備。エクアドルは運動量が多い選手だらけだけど、彼も運動量多く、左右の高い位置に来るし、ウラ狙って走るプレーもある。本当よく走る選手。
RSH ゴンサロ・プラタ 5 22歳(2022年ワールドカップ) 2000/11/1 178cm
事前メモに入っていなかったのですが、いいじゃん!と驚いた選手。後で確認するうとFIFAの注目選手には入ってた選手。CKのキックやチャレンジする場面で良さ。基本は右なのに、左まで流れるプレーも結構あり、なおかつそのときに良いプレーも。ゴール入った!と思うような、素晴らしいミドルシュートでバーに当てるところも…。
LSH、Lインサイドハーフ、OH、FW ジェレミー・サルミエント 20歳(2022年ワールドカップ) 2002/6/16 183cm
途中出場だがすごく印象が良かった選手。タッチ数が多いドリブルで、うまいな!という感じ。ミスもあるが、細かく早く左右の足でボール動かすなど、うまいな…って持ち方して好き、背中をうまく使って相手選手を抑えながら縦に抜けていく良いプレーも。ドリブル仕掛けるのでチャンスになりそうな予感ある。
検索してみると、意外なことにFW登録の時代もあった模様。そういうタイプには見えなかった。また、現在ブライトンではオフェンシブハーフでまさにこのトップ下で出てくるとされていた。
CF。Lインサイドハーフ エネル・バレンシア 2 33歳(2022年ワールドカップ) 1989/11/4 177cm
これぞストライカーという感じで良いところにいる選手。こぼれ球予想して走っておいて、狙い通り、こぼれたところをてゴールするのも、これぞクラシカルなストライカー…といったプレー。ただ、ドリブルやパスでも良いところある。また、ベテランスターなのに守備も結構頑張る試合もあった。
その他、ウラへのはねたボール、ヘディングするDFをファールにならない程度に押しておいて、クリアを不十分にさせておてい自分がとっちゃうずるいプレーもしていて、思わず苦笑してしまった。
CF エストラーダ(ミチャエル(ミカエル、マイケル)・エストラーダ) 1 26歳(2022年ワールドカップ) 1996/4/7 184cm
■2022/10/15 予想外に多いエクアドルの注目選手 インカピエ、エストゥピニャン、カイセドなど
2022年ワールドカップ、南米ではエクアドルがまさかの予選突破。一方で、私が好きな国の代表がいくつも出場できていません。
エクアドルは4度目のFIFAワールドカップですから少ないです。ただ、ウィキペディアを見てみると、そもそも21世紀になって初出場。冷静に見ると、21世紀はほぼ常連といった感じです。そういうイメージありませんでしたわ…。
<FIFAワールドカップ本大会には2002年日韓大会で初出場を果たした。2006年ドイツ大会予選ではブラジルやアルゼンチンなど強豪のひしめく中で南米予選を勝ち抜き、本大会ではベスト16にまで進出した。しかし、二大会ぶりに予選を突破した2014年ブラジル大会では南米地区で唯一、グループリーグで敗退した。2022年カタール大会予選では厳しい予選を突破。ブラジル大会以来二大会ぶり四回目の出場を決めた>
「エクアドルがまさかの予選突破」と書いたものの、ある意味順当かもしれません。FIFAの<2022 W杯で注目すべきエクアドル人選手5選>によると、2019 U-20南米選手権で優勝し、2019 FIFA U-20ワールドカップ ポーランドでは3位に入賞。ユース世代を見ると、普通に世界最強レベルだったようです。若手が伸びているみたいですね。
以下の説明を見ると、守備的なところのピエロ・インカピエ(20歳)が好きそうなタイプ。LSBのペルビス・エストゥピニャン(24歳)もおもしろそう。予想外に見たいチームです。
DF、CH ピエロ・インカピエ(20歳)
<エクアドルの皇帝である。(中略)インカピエには、現代のセンターハーフに求められるすべての資質が備わっている。ボール扱いに長け、優れた左足に恵まれた彼は、テクニック、能力、推進力、ビジョンを駆使してプレーを組み立て、相手の背後のスペースを見つけ、ピンポイントのパスで味方に出す。
ディフェンスで彼は頼もしい限りである。アグレッシブなタックラーであり、試合を読み、いつどのようにインターセプトすべきかを知る才能もあり、相手の攻撃を封じ、味方を前に進めさせることができる。(中略)スピードと能力でチームメートをカバーし、相手を止める。また、力強さと跳躍力で、空中戦でも圧倒的な存在感を見せる。
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/ecuador-five-players-to-watch-fifa-world-cup-caicedo-estupinan-hincapie-plata-valencia-ja
LSB ペルビス・エストゥピニャン(24歳)
<南米予選では、1,119回のボールタッチ数を記録し、2位で901回のモイセス・カイセドと大差をつけている。また、17試合で22回とチームメートの誰よりも多くの得点機を作り、2ゴール6アシストを記録した。それだけでは満足せず、カルロス・グルエソとともに率先してボール奪取するなど、後方から優れた動きを見せるが、前に出るという気持ちが強すぎて本職が疎かになる場合もある。
キックオフから終了の笛が吹かれるまで、力強く走り続けるエストゥピニャンは、攻撃面で常に存在感を示している。正確なクロスは相手ディフェンスに脅威を与える。とはいえ、ボールの保持や、危険な状況でボールを奪われないなど、まだ学ぶべきことも多い>
LSH、CH モイセス・カイセド(20歳)
<エクアドルにとって欠かせない選手であり、攻撃でも守備でも、事実上すべてのプレーにカイセドが関与する。予選の初戦から順当に先発入りし、ラ・ボンボネーラでのアルゼンチン戦では、中盤のサイドでプレー(中略)。あらゆるポジションでインパクトを残した。パスの成功率は86.8%(ファイナルサードでは85%)で、3番目に多いチャンスメイク数、チーム最多のアシスト(4回)、2得点、3番目に多いボール奪取回数を記録した。セントラルミッドフォルダーとしてスタートした後は、素晴らしい仕事量とフィットネスにより、ディフェンスでも活躍するボックス・トゥ・ボックスの選手となったが、ファイナルサードでチャンスを創出するビジョンとボックス内に侵入して得点する突破力も持っている>
WG ゴンサロ・プラタ(21歳)
<ディフェンスを混乱させる才能を武器にして、ヨーロッパの強豪入りを視野に入れている。才能豊かなウイングであるプラタは、1対1に強く、一瞬で試合の流れを変えることができる>
FW エネル・バレンシア(32歳)
<若手が多いエクアドルのけん引役を務めている。バレンシアは、エクアドルが前回出場したワールドカップで、スイス戦とホンジュラス戦でゴールを決め、スター選手となっている>
■2022/11/21 エクアドル代表、注目選手ではなかったジェヘクソン・メンデスが素晴らしい
カタール 0-2 エクアドル
[得点者]エクアドル 16分 エネル・バレンシア(PK)31分 エネル・バレンシア
[ポゼッション]カタール 40% エクアドル 46%
カタールは明らかに守ってカウンターのチーム。エクアドルは守備力があり、無失点を連続している一方で、得点は1点という試合が続いていたそうでこちらも守備のチーム。ただ、中南米はテクニックが高いために、ポゼッションの高いサッカーも可能。こういう場合、逆に持たされてしまい、カタールの速攻が活きるというパターンもあり得ます。
ところが、エクアドルは押し込むだけでなく、こぼれ球をほとんど拾って一方的な展開。カウンターどころではありません。こぼれ球に限らず、守備でも攻撃でも球際に強いですね。これも中南米らしさがあります。
また、試合巧者という中南米の特徴もいかんなく発揮。速攻型のカタールは1点先制された時点でほぼ終わりでしたが、それ以外でもとにかくエクアドルがうまくゲームをコントロール。つなぐところとロングボールを出すところ、ゆっくりすつろこところを急ぐところ、無理するところと無理しないところを匠に使い分け。平均年齢は若いチームですが、めちゃくちゃここらへんがうまいです。
解説の福西崇史さんに言われて気づきましたが、カタールは開催国なのに声援がイマイチ。エクアドルの方が元気でした。ここらへんは、当初から言われていたサッカーの人気ない国でなぜ開催するのか?と言われていたところの「個性」が出ましたね。
ちなみに、開催国が開幕戦で勝ち点ゼロのスタートというのは、史上初だったとのこと。開催国でいきなり初出場というのも珍しいですしね。とはいえ、一応、カタールはアジア内では結果を出しており、カタール特有というよりはアジアの弱さが出た感じもあります。それを言うのなら、FIFAのアジア重視も問題で、枠を減らすべきでは?的な話もまた出てきちゃいますけど…。
最初から楽しみにしていたエクアドルを応援。今大会は応援チームの勝利スタートとなりました。
エクアドル
フォーメーション:[4-4-2]
監督:グスタボ・アルファロ
GK エルナン・ガリンデス
RSB アンジェロ・プレシアード(アンヘロ・プレシアード) 24歳
高さがあるタイプのロングスローを何度も。高さで勝負するチームではないものの、こぼれ球を拾えていたので悪くない選択肢でした。ずば抜けたものはなかったものの、攻守に悪くないところを感じました。
RCB フェリックス・トーレス
南米選手はどのポジションでも技術が高く、彼も極端に悪いわけではないものの、低い位置でパスミスがあり、序盤から気になった選手。前半はもう1回ミスがありました。後半も危なっかしいプレーが2回。彼のところのミスで失点…というのがありそうだと思ったものの、幸い失点なく終わります。
ただし、幻の1点目の場面。FKのこぼれ球をアクロバティックな感じでシュート(?)して、これが結果としてクロスとなり、幻のアシストしたのが彼だったはず。これだけを理由にむしろ逆に高評価という人も多いかもしれません。
LCB ピエロ・インカピエ 20歳
一番楽しみにしていた選手。ただ、正直そこまでは目立たず。ゲームメイクできるとのことでしたが、そこまでの感じはなし。DFラインで玉回ししているときにやや中心かなというところはあります。
とはいえ、安定感なかった相方と比べると、安心して見ていられるボールさばき。堂々とやっており、20歳という年齢を考えると脅威でしょうね。
さらに素晴らしいプレーもちゃんと見れました。後半、中央で空いている選手にパスを出し、良いプレーだったなと思ったら、ここからチャンスまで繋がります。レベルの高さの片鱗は十分見れました。
LSB ペルピス・エストゥピニャン 24歳
攻撃的なLSBということで、楽しみにしていた選手のひとり。ただ、そこまで今日は極端ではなかったですね。
とはいえ、彼がいる時点でプラスになった感じもあります。カタールは彼を警戒したのか、本来はCBタイプだという選手をRWBでの起用。この選手はエストゥピニャンに突破されまくっていたわけではないものの、抑えきれたわけではない一方で、右からの攻め手を失ってしまい、なかなか評価が微妙な監督采配となっていました。かといって、攻撃的な選手を置けばそれはそれでダメだったかもしれませんしね。エストゥピニャンがいる時点で一歩リードした感じです。
また、普通に良い攻撃の場面も見れました。深いところにボールが行ったプレーでは、すぐに中に入れずGKと仲間の位置をよく見てGKが触れない高さの良いボール。ボールがやや高く、ヘディングが上に飛んでしまい枠に行かなかったものの、かといって低いとGKが触りましたし、十分素晴らしいプレー。あの場面で慎重に見極めたとこと自体がすごいですね。慎重になりすぎてミス…というのもよくありますが、しっかりと1点もののチャンスまで作りきることができました。
攻撃的な一方で守備悪くないと確か言われていたのですが、今日はこの守備面でも何度も良いところが見えました。今日のプレーだけでも攻守に良さを感じましたね。
CH モイセス・カイセド
注目選手で彼も楽しみにしていた選手のひとり。ただ、今日はそこまで印象に残りませんでした。ひょっとしたら目立たないながらも彼が正確なパスを繋げることにより、リズムを作っていたかもしれませんね。ちょっとそこまで見きれなかったです。
CH ジェクソン・メンデス(ジェヘクソン・メンデス、ロサンゼルスFC/アメリカ) 25歳
4人もMFのうちの真ん中の2枚で、なおかつ守備的な方の選手。攻撃的なSBがいるチームにありがちな感じで、ボールを持っているときはDFラインでラインに入ってきて3バックになっていてバランスを取っていました。
全く注目選手になっておらずノーマークだったのですが、ぶっちぎりで彼が気に入りましたね。
まず、前半、スライディングしながらインターセプトする場面。いいプレーだなと思ったら、そこからすぐ速攻につながるパス。これ以外にもカウンターのピンチで良い守備を見せていました。
後半驚いたのが、攻撃も悪くないこと。ミスパスはゼロではないものの、南米選手らしくうまいですね。ワンタッチプレーも意外に正確。ダイレクトで1点もののスルーパスを出していたのも彼じゃなかったかと思います。
また、右の高い位置までワンタッチでやり取りしながら最後はファールをもらうプレーも。前述の通り、DFラインに下がるプレーが多く、攻撃に顔をだすことは少なかったものの、ここまで来るプレーもあったということで、運動量も多いのだと思われます。非常に良い選手ですね。
LSH ロマリオ・イバーラ
RSH ゴンサロ・プラタ 22歳
事前メモに入っていなかったのですが、いいじゃん!と驚いた選手。後で確認するうとFIFAの注目選手には入っていました。
CKのキックやチャレンジする場面で良さが見えました。後半、選手らが左に偏って中央まで寄せていたところから、さらに左まで入ってきていいパスを入れるプレー。良い選手ですね。
FW エネル・バレンシア 33歳
良いFWが2人いるものの、併用していなかったらしいのですが、今回はまさかの2トップ。そして、今日は、最近は落ちていると言われたバレンシアの日でしたね。大暴れです。
まず、序盤のFKでGKが飛び出して取れない場面、そこからGKのいないゴール前に入ってきたボールをあっさりとヘディングで決めます。これぞストライカーという感じ。ただ、これは、初導入の半自動オフサイドテクノロジーの微妙な判定によるオフサイドで取り消されます。
「微妙な判定」と書いたのですが、今ネットで見直すとやっぱり変ですね。テレビでは右足だけ出ている瞬間があったという映像が流れていました。
ただ、見直すと、これがどの瞬間だったのかそもそもわからず。また、足が出ている瞬間があったとしても、オフサイドになるタイミングは味方が触った(パスを出した)瞬間なんですよね。ここがなかなか理解されない誤解されるところ。なおかつその瞬間にオフサイドの位置にいた選手が、その後そのままプレーに関わるとオフサイド。これもややこしくてなかなか理解されないところですが、オフサイドポジションにいてもそのときに直接プレーに関わらないときはオフサイドになりません。AIがここらへんの複雑なルールに対応できず、なおかつ映像確認用の審判が確認を怠ったんじゃないでしょうか。
FKの場面は明らかに問題なく、問題はその後何度か触った瞬間でしょうが、守備選手が1人(1人ならGKが前に出ているためにオフサイド)ではなく多数深いところまで下がっており、オフサイドになりそうなタイミングが全然わかりませんでした。納得行かないな~。これのせいでただでさえ印象が悪いカタールに、審判買収疑惑が言われちゃいますね。
これでカタールは命拾い。エクアドルはがっくりする流れなのですが、流れは変わらず。特にバレンシアがノリノリです。GKと1対1になって直前で交わしたところに手が出てPKをもらいます。このPKでは先にGKが動いたのを見て冷静に反対サイドにゴール。お見事。
さらに右からのクロスのボール、DFが距離感を間違えてマークを外して前に行ったところを動かずに後ろで待っていてフリーでヘディングでゴール。狙いすまして…に見えましたが、VTR見ると側頭部の変なところに当たってはいました。とはいえ、コースは完璧に左。幻の先制点含めて、これぞストライカーという感じで良いところにいますわ。
FW エストラーダ(ミチャエル(ミカエル、マイケル)・エストラーダ)
後半左サイドやや下がってきたところで、2人に囲まれたところを抜け出して、さらに3人めを引き付けてフリーにしたところを左のフリーな選手に縦に出してチャンスに。ややイレギュラーなボールタッチに見えて、完璧なコントロールという風に見えなかったものの、そうしたボールをとられずに持っていってるので大したものです。彼も悪くない選手ですね。
あと、どうでもいい話ですが、名前の表記が気になりました。私が見たサイトでは「マイケル」だったのですが、Wikipediaではミチャエルを採用し、ミカエルもあるとする一方でマイケルはありません。
つづりは「Michael」でマイケルは英語読み。エクアドルはスペイン語のため、マイケルは明らかに間違いだと最初思いました。ただ、スペイン語(ポルトガル語もいっしょ)でも「ミチャエル」とはならず「ミゲル」である模様。謎です。
で、もう少し調べてみると、「マイケル」がスペイン語だと「ミゲル」になるというのは、つづりそのままではなく、「Miguel」に変化するという意味のようでした。天使ミカエルを使った一般的な男性名が「Miguel」(ミゲル)って意味でしょうね。
なので、「マイケル」の元ネタである天使ミカエルのつづりをそのまま「Michael」で使ったときに、スペイン語では「ミチャエル」と読むんだと想像。「ミチャエル」という名前の人には他にも結構ヒットしたので、珍しい命名でもなさそうです。
交代出場
MF ジェレミー・サルミエント(ブライトン/イングランド) 20歳
68分 ロマリオ・イバーラと交代。途中出場でしたが、良いところが見えた選手。後で確認すると、イングランドでプレーしていてなるほど!という感じ。良い選手なのに途中出場だったので若いんじゃないかと思ったらやはり若かったですね。
左サイドで下がりながらのドリブル、タッチ数が多いもので、うまいな!という感じ。ファールをもらいます。
逆に右サイドのプレーだったかな、背中をうまく使って相手選手を抑えながら縦に抜けていく良いプレーもありました。
77分 エネル・バレンシア→ホセ・シフエンテス(ロサンゼルスFC/アメリカ)
90分 ミカエル・エストラーダ→ホセ・ロドリゲス・コルテス(インバブラ)
90分 モイセス・カイセド→アラン・フランコ(タジェレス/アルゼンチン)
フォーメーションなどは、<開催国がまさかの“枠内シュート0”の幕開け 想定以上の実力差にカタール見せ場なし> 22/11/21(月) 3:52配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb)より
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5dc4ccb146a6a038662cb2210aa287fc21fce3d
■2022/11/26 注目に入っていなかったプレシアードやサルミエントも良い若手選手
オランダ 1-1 エクアドル
グループリーグ1試合目見終えて、今大会好きなチームが全然ないなという大誤算。ただ、唯一好きを飛び越えて大好きだったのがエクアドル。南米はブラジル・アルゼンチンの2強以外はだいたい好きなのに、今まで唯一好きじゃなかったのがこのエクアドル。ただ、今大会は大好き。南米らしいサッカーだし、何しろ若い選手が好きなので、そういう若い選手が多いのが良い。
オランダ、早々に先制するが、その後、スコアの関係もあるのか、エクアドルが攻める時間長くなる。エクアドルの守備早くてオランダ攻めあぐねいている感じもあり、これがエクアドルの攻撃にも繋がっている。ただ、この時間帯でとれないとエクアドルも苦しくなりそう。前半のうちに決められたがオフサイドで結局、決められず。
後半そのままの流れで同点。オランダは悪い流れのまま。攻守に足が止まっている感じ。そもそもシュートがほとんど打てていない。ポゼッションはオランダが上という意外な数字、エクアドルが相手に持たせていて、効果的に攻撃する…といった感じなのかも。
オランダはパスミス連発。前後半シュート1本のみ。「良い時間帯でとれないとエクアドルも苦しくなりそう」と書いていたが、なんとエクアドルが最初以外ずっと圧倒的で追いつけた。勝てそうな内容だったが、引き分けでも後味が良くて前向きになれそうなゲームだった。オランダは悪すぎてこちらも引き分けで上々。ファン・ハール監督は選手交代などでも全く修正できなかった。
あと、エクアドルは4バック主体なのに、今回、対策で3バックにしてきた。このパターンで崩壊することがあり、裏目に出ないか?と思っていたら杞憂だった。失敗するのは受け身の5バックになって、中盤を支配されて攻める時間なく一方的にやられるというパターン。エクアドルはSB(今回はWB)が攻撃的な上に、前からプレスするので引きっぱなしにならない。攻撃的すぎるSBのこと考えると、3バックの方がむしろいいんじゃないかとすら思う。
今大会で一番楽しかったゲームで永久保存候補。これで応援チームは4勝1敗5引き分け。引き分け多いな…。
エクアドル 3-4-2-1
GK 1 H.ガリンデス
LCB 3 P.インカピエ
点とられた直後攻撃参加するところも。相手のコンビネーションのところ足を出して先にクリア。危ないところ、ボール抜けるだろうなという高いボール、それ届くか?というところ足が出て触る。体強いし、良いDF。
届かないかな?というところでボールに足が届く…というプレーが多い。スピードもあるのか、相手が先みたいなプレーでも先に触るところも。めちゃくちゃいいDF。今大会最も気に入った選手のひとり。
SW 2 F.トレスカイセド
RCB 25 J.ポロソ
CKのファン・ダイク対策といった感じの長身DF入れてきた。CKで追いついたと思ったが、ゴール前で残っていてGKの視界をふさぐことでプレーに関与してオフサイドに。妥当な判断で間違ったオフサイドではない。もったいなかった…。
LWB 7 P.エストゥピニャン
低い位置で浮いた強めのパス、良くないパス受けたが、普通にコントロール。サイドから抜ききらずにファーに早いいいクロス。カウンターで中に入ってDFを引っ張ってサイドのマーク薄くしてチャンスに。DFのウラに入れる良い質のFK。アディショナルタイム、CKからのミドルシュートを角度変えて幻のゴール、残っていた選手がプレーに関与してオフサイドだった。
後半開始直後、ミス奪った流れでミドルシュート、こぼれ球からゴールでアシストのような形に。攻撃的でカウンターで深いところまで走ってクロス、チャンス感じさせるプレー。運動量すごい。アディショナルタイムでも足が出て良い守備している。今日は攻撃の良さも存分に見れた。彼もすごく気に入った選手。
RWB 17 A.プレシアド
サイドチェンジ狙っており、取ってやろうという良いプレー。CKからのこぼれ球を素晴らしいミドルシュート、このこぼれから幻のゴール。オフサイドだった。
後半右サイドでダンスするように左右にどっちでも行けるよというフェイントから低いクロス。これだけやって中のボールが合わないということもあるが、このクロスも合っておりチャンスに。
彼もLWB同様に攻撃的で、カウンターなのにWBからWBというプレーもあった。走っていって狙って前に出て奪うプレー。運動量多くよく走る良い選手。
LCH 23 M.カイセド
いったん良い守備でボール奪うも、パスが余裕なく相手に渡してしまい失点。このミスが大きすぎたので点数評価は辛くなるだろうが、今日は良いプレーも多く良さがわかった。基本的にはすごく良い選手。
バランスよく倒れずにドリブルしてくるプレー。パス回しからサイド抜け出すプレーも。後ろからだったが、ボールに行く良い守備。運動量多く、左右の高い位置に来るし、ウラ狙って走るプレーもある。さらに、よく守備してCKにせずつないでスローインにするプレー。彼も運動量多く、運動量多い選手だらけ。
RCH 20 J.メンデス
今日は前の日ほど目立たなかったけど、悪かったわけではない。運動量多くよく守備していて、引き続きいい選手だと思う。
Lインサイドハーフ 13 E.バレンシア
最後うまくいかなかったが、3人相手にとられず長くドリブルしながら少しずつ上がっていくところ。パス回しでサイドに良いパスでチャンス。左で切り替えして中に入り、鋭いシュート。1戦目体キレていると感じたが、今日も良い。
味方のミドルシュートのところ、こぼれ球予想して走っておいて、狙い通り、こぼれたところをてゴール。今日は1列下出でているが、本当、クラシカルなストライカーという感じのプレーをする。現代型FWではない。とはいえ、ベテランなのに今日は守備も結構頑張っていた。
その後も可能性のあるシュート、このこぼれもチャンスに。ウラへのはねたボール、ヘディングするDFをファールにならない程度に押しておいて、クリアを不十分にさせておてい自分がとっちゃうずるいプレーもしていて、思わず苦笑してしまった。
ここ2戦の内容からすると、ベスト11級なんだけど、足痛めて座り込んでしまい後に引きそうな怪我。担架で運ばれる。
(26 K.ロドリゲス)
Rインサイドハーフ 19 G.プラタ
左サイドの攻撃多いので、かなり左に流れること今日は多い。そこで攻撃に絡んでくる。
後半、右から素晴らしいミドルシュート、ゴール入った!と思うキックだったがバーだった。
(10 Ro.イバラ)
FW 11 M.エストラダ
サイドからのボール、ゴール前でヒールで流す可能性を感じるプレー。高い位置で取り返し、守備の意識も高い。
(16 J.サルミエント)
Lインサイドハーフに。ミスもあったが、やはりうまいな…って持ち方して好き。細かく早く左右の足でボール動かしており、やはりうまいなぁ…という。
■2022/11/30 攻守に顔を出して運動量が多いモイセス・カイセド、ゴールも決める
エクアドル 1-2 セネガル
今回初見のセネガルはマネが今大会出ていないみたい。勝たなくちゃいけないってことで、セネガルがガンガン来る。2試合であったエクアドルの良いプレスや落ち着いた繋ぎもできず、ロングボールに。セネガルは下がる選手にもついてきて守備もすごい。一方的なペースで先制。
後半、リードしたセネガルは別物になって、動きが全然に。ただ、エクアドルペーストはいえ、エクアドルはチャンスを作れない。それでもエクアドルがセットプレーから得点したが直後に同じセットプレーから失点。これは精神的にもきつかった。
若くても老獪さを見せていたエクアドルはこれで焦り。WBが前にはりつきすぎになってスペースなく、動き直しもなくなってのでこれでは出しどころがない。これでグループリーグ敗退に。
エクアドル応援していて、応援チームは4勝6敗7引き分け。序盤格上の応援多かったのに勝利積み重ならず、最近負けまくっていて負けが2つ先行。疫病神状態に。
4-3-3
GK 1 H.ガリンデス
オフサイドディレイだったが、未サイドぎりぎり出てきて触る。CKもよく触っている。今日は大忙し。ウラへのボール、DF当たってそれたがそれもよく対応。
CB 3 P.インカピエ
トーレスが抜かれて遅れてカバーに入ったところ、ボール触れずにぶつかってしまいPKに。後半もパスミスあって今日は冴えない。その後良い守備もあったが、今までよりパフォーマンスは落ちていた。
CB 2 F.トレス
PKの場面ウラに入られてしまい、PKの誘引に。しかし、後半CKをニアで角度変えてアシストで大仕事。ただ、タッチが長くなって蹴らざるを得なくなって長くなってパスミスもあり、守備ではやはり今日はあまり良くなかった。
LSB 7 P.エストゥピニャン
今日は守備でも攻撃でも冴えず。終盤の攻撃の際には焦りすぎて、FWのラインに入ってしまい、ボールがもらえなかうなっていた。
RSB 17 A.プレシアド
相手がボールタッチミスったところうまく奪ったところでファール食らう。かなり傷んでいのたで、後で響く可能性も。そのせいか今日は冴えなかった。サイドのウラもかなりやられた。
(25 J.ポロソ)
(出場停止 20 J.メンデス)
2試合のテレビ放映では全然言われていなかったが、メンデス、今回は攻守両面で推進力で出場停止痛いととベタ褒めだった。
CH 8 C.グルエソ
メンデス出場停止で初出場だけど、最初いい守備。ただ、中盤で失って危なくなりかねないところも。
(5 J.シフエンテス)
Lインサイドハーフ 23 モイセス・カイセド 21歳
序盤マークしてなくて、フリーで打たれて危ないところ。ただ、相変わらず運動量多く攻守に顔を出す。良いインターセプトで攻め上がってワンツーというところ、ボールには行っていたが足の裏で来られて痛む。後半CH2枚に。CKのニアですらしたボールフリーになったとはいえきちんと合わせて同点ゴール。
Rインサイドハーフ 21 A.フランコ
(16 J.サルミエント)
中盤4枚の左に入るが、中めの位置。ドリブル仕掛けるのでチャンスになりそうな予感ある。簡単に手を使ってファールしてFK、そこから失点。いいもの持っていると思うが活躍しきれなかった。
LWG 13 E.バレンシア
怪我気味。さらに、チーム悪いこともあり、今日は冴えない。
RWG 19 G.プラタ
目立たなかったが、後半右から左からのCKいいボールニアに入れてアシストの1つ前であり仕事はした。全体としては苦労。
FW 11 M.エストラダ
カウンター2人相手だったがとられなかったプレー。ただ、劣勢で苦労した。また、3試合とも、予選得点王だったことがわかる良さはなく、コンディションはベストじゃなかった感じ。
(24 D.レアスコ)