2024年6月15日土曜日

ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録

■2017/02/20 ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録
■2017/03/06 カズよりすごい?1部の最年長記録はマシューズ
■2017/03/06 ギネスブック掲載はロベルト・カルモナ
■2017/03/30 シジマール出場ならカズ超えで最年長記録 藤枝MYFCで選手登録へ




■2017/02/20 ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録

 アトレティコ・マドリーのフランス代表FWケビン・ガメイロが、2月18日の試合でわずか4分45秒でのハットトリックを達成したというのが、記事のきっかけ。
 ところが、これ、リーガ・エスパニョーラですら最速記録ではなく、2位だったのです。

アトレティコFWの"5分切り"もまだ遅い? 世界最速のハットトリック記録は… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月19日

 リーガエスパニョーラで歴代1位は以下の記録。


・日本の鹿島アントラーズでもプレーした元ブラジル代表FWのベベッが、1995年にデポルティボで達成した“4分“。


 ただし、ガメイロは62分から交代出場で立て続けに3ゴール。これは特殊ケースだったようです。

 また、他のリーグでは、もっと早いケースがあります。

・プレミアリーグでは、2015年5月にセネガル代表FWサディオ・マネ(現リバプール)がサウサンプトンで“2分56秒“でのハットトリックを達成。
・ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが2015年9月にリーグ最速となる“3分22秒“での3得点を達成。

 そして、ギネスブックに認定された世界一は驚異の1分台です。

・スコットランドのロス・カウンティでプレーしていたFWトミー・ロスが、1964年11月のネアン・カウンティ戦で記録した“1分30秒“。

 さらに国際試合という条件では、何と日本人が記録保持者です。

・元日本代表FWの中山雅史(現アスルクラロ沼津)が2000年2月のブルネイ戦でマークした試合開始から3分15秒でのハットトリック。

 “1分30秒“の世界記録は1964年と古いもの。近年では考えられないのではないかと思います。
 ただ、他は比較的最近ですし、 国際試合の中山雅史さんの記録は破られてしまうかもしれませんね。特に国際試合というのは、試合数は少なくても、実力差が開いたゲームが多いというのがあります。
 うーん、このまま中山雅史の名前が残ると嬉しいのですが…。



■2019/03/15 

 「Jリーグが世界に誇る歴史的大記録5選。ギネス認定に色褪せない左足も。燦然と輝く偉業の数々」( フットボールチャンネル |  2019年03月15日 )というのがありました。中山雅史がこちらでも記録を持っています。
 https://pex.jp/point_news/0c460a1536dc5f39b4904e7cb122e4b9

(1)中山雅史 連続ハットトリック
 1998年4月に4試合連続ハットトリックを達成し、これが「ギネス世界記録」に認定された。後にクロアチアの地域リーグの選手に破られましたが、地域リーグですのでレベルが違うでしょう。中山の方が価値があります。
 この年、中山は36ゴールで得点王に。 J1歴代得点王の中で、1シーズンに最も多いゴール数となっています。

(2) 三浦知良 50歳でゴール
 現役のギネス世界記録なのは、2017年のキングカズのゴール。50歳14日でした。2019年も現役ですし、更新の可能性はあるでしょう。

(3) 中澤佑二 フィールドプレーヤー連続フル出場
 Jリーグにおいて、178試合で連続フル出場を果たし、フィールドプレーヤーでは歴代最多の記録。2018年に引退しています。

(4)森本貴幸 J1最年少デビュー
 てっきり破られていたと思ったのですけど、まだ彼が持っているんですね。2004年に東京ヴェルディでトップチームデビュー。当時15歳10ヶ月6日で、J1において現在も破られていない最年少出場記録。さらに15歳11ヶ月28日で初得点をマーク。こちらもJ1最年少記録。

(5)中村俊輔 直接FK最多ゴール
 J1通算直接FK得点ランキングでトップの24得点。2位の遠藤保仁に7点差をつけています。現役ですので、記録更新が期待されます。FKは日本のお家芸だったのですけど、彼らの下の世代は良いキッカーがいないため、記録が破られるのはかなり先になりそうです。


■2017/03/06 カズよりすごい?1部の最年長記録はマシューズ

 カズがすごくないというわけではないのですが、同じ条件のように思える記録も、条件によって複数の最高記録が存在することがあります。
 最年長記録というのも、レベルの低いリーグを含む・含まないによって、様々な見方が可能です。


 カズこと三浦知良は、2月26日に、J2開幕戦の松本山雅FC戦に先発出場。50歳の誕生日というできすぎた舞台で、自らのJリーグの最年長出場記録を更新し、リーグの歴史上初めて公式戦でプレーした50歳代の選手となりました。
 そして、今度は3月5日の明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎対横浜FC戦でも先発し、今度は世界記録を作ります。イングランドの伝説的サッカー選手であるスタンリー・マシューズさんが最後に公式戦に出場した際の年齢を上回ったのです。


カズ、英国の”伝説”マシューズ氏超え。開幕戦に続き50歳7日で先発 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!  2017年03月05日(Sun)13時06分配信

 ただし、この最年長記録は見方を変えると、これ一つではありません。マシューズさんは、1965年2月に50歳5日で現役最後の試合に出場した。1部リーグにおいては世界最年長の出場記録とされています。
 また、同じリーグでも、日本とイングランドのリーグではレベルが異なります。特に昔のイングランドの強さは別格でした。
 マシューズさんは、1956年に創設されたバロンドール(欧州最優秀選手)の初代受賞者であり、英国で初めて「サー」の称号を受勲したサッカー選手であり、歴史的な名選手でもあります。


■2017/03/06 ギネスブック掲載はロベルト・カルモナ

 一方、逆にレベルを下げた場合にも、新たな記録ができます。プロ選手かどうか明記されていませんが、5部相当に所属という記録です。
 こちらはギネスブックにもちゃんと載っているみたいですね。

カズを上回る"54歳"選手はスペインで現役続行。ギネス記録を更新中 YOU フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月05日


 4日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアは、ウルグアイ出身のMFロベルト・カルモナがスペインの5部にあたる地域リーグのインテル・イビサに入団したことを伝えた。1962年生まれの54歳です。

 1970年代にプレーを開始したという同選手は、2014年に「現役最年長のサッカー選手」としてギネスブックに記録を認定され、現在もその記録を更新し続けています。
 デビュー当時に所属していたクラブであるパン・デ・アスーカルに復帰した2015年には、「80年代にチームメートだった選手の孫と一緒にプレーすることになった」というエピソードも明かされています。えらいことです。

 国内リーグでないというのがまたすごいと感じました。海外だと必要性を感じないと呼ばれないでしょうからね。
 が、実は、アメリカのクラブでのプレー経験もあるものの、キャリアの大半をウルグアイ国内で過ごしてきたんだそう。
 昨年夏に契約していたのは、ウルグアイ2部という高いレベルのカナディアンズだったのに、まもなく55歳となる今年は新天地スペインでのプレーに挑戦することになったそう。
 この年齢でもまだ新たな挑戦をするというのは、すごいことです。


■2017/03/30 シジマール出場ならカズ超えで最年長記録 藤枝MYFCで選手登録へ

 Jリーグ初期に清水で活躍した懐かしのシジマールは今、 J3藤枝MYFCのGKコーチをしているそうです。
 で、彼が現役復帰!という、前向きな話ではなく、苦肉の策です。

「J1であれば通常4人のGKが所属していますが、藤枝は3人しかいません。そのうちの1人が負傷で離脱したため、第3GKがいなくなってしまったんです。そこで苦肉の策としてコーチのシジマールを選手登録するようです」(スポーツ紙サッカー記者)

カズの偉大な記録がピンチ!?Jリーグ最年長出場記録を破る伏兵とは? アサ芸プラス / 2017年3月29日 9時59分

 アクシデントが続かない限り出場はないのですが、54歳ですから出場すれば50歳のカズの記録をあっさり抜いてしまうことになります。それはそれでおもしろいですけどね。