■2018/12/15 サッカーでコーチや監督が重要で必要である理由とは?
■2018/12/15 サッカーでコーチや監督が重要で必要である理由とは?
愛知県刈谷市のワイヴァンFCが主催するサイレントカップ。ピッチ脇に大人は入れません。ハーフタイムのミーティングや選手交代はもちろん、試合前のウォーミングアップや先発メンバーの決定、作戦など、試合に関わるすべてを子どもたち。そして、試合に全員が出るのがルールです。2017年11月に1回目を行い、すでに13回目に。
主催するワイヴァンFCのクラブダイレクターの今久保隆博さんは、以下のように言っていました。
「どの試合も監督やコーチが子どもたちを先導し、多くの指示が飛び交う。ミスを指摘され、ベンチに下げられた子どもが叱責(しっせき)を受ける。そんな様子に疑問を感じた」
「子どもはこの年代からアクティブに取り組むことでこそ、サッカー以外の部分を含めて将来の適応能力がつく。そして、指導者には普段の練習のあり方を見つめる機会にしてほしい」
とりあえず、「叱責」が良くないのは同意。科学的根拠のない指導方法です。ただし、コーチや監督が指導しないことで良い効果があるという証拠もありません。また、サッカーの試合としては、むしろコーチや監督が重要である理由となっていておもしろかったのが、以下のような話。
"試合では、一つの傾向が出る。相手のカウンターを受けての失点が多くなるのだ。指導者の指示がないと、スペースを突かれる場面が増える。かつてJ1名古屋で主に育成を担当していた今久保さんは、「守備意識が低いというより、得点をしたいという本能的な欲求の表れ」とみている"
厳密に言うには、指導があるチームとないチームで対戦した結果を集めて分析すべきですけど、やはり監督やコーチがいた方が勝利しやすくなるのではないかと考えられる結果でした。
(指導者も保護者も口出しなし 少年サッカー大会の試みは:朝日新聞デジタル 編集委員・中小路徹 2018年11月14日13時57分より)