2024年4月28日日曜日

努力より遺伝!サッカーの双子兄弟プロ選手の活躍でわかる残酷な真実

■2018/01/19 努力より遺伝!サッカーの双子兄弟プロ選手の活躍でわかる残酷な真実
■2017/03/01 3人・4人兄弟で皆プロは結構多い…ポグバやアザールも!
■2023/02/15 サッカー界最強の双子選手は誰だ?引退選手を含めて見ると…




■2018/01/19 努力より遺伝!サッカーの双子兄弟プロ選手の活躍でわかる残酷な真実

 双子選手の話。

兄:佐藤勇人(ジェフユナイテッド市原・千葉/元日本代表)
弟:佐藤寿人(名古屋グランパス/元日本代表)
  兄は中盤、弟はFW。寿人の方が印象強かったのですが、勇人が代表になっていたとは思いませんでした。2006年には日本サッカー史上初となる双子選手の国際Aマッチ同時出場も成し遂げたそうな。
 初期も弟の方が評価。ジェフユナイテッド市原ユース時代、当初合格したのは弟の寿人だけだったが、その弟が兄の入団を懇願し、勇人も加入したという逸話を持つとのこと。そんなんで入れていいんですかね?

 どっちが兄でどっちが弟!? サッカー界で活躍する世にも珍しい双子選手たち[ftp_del]【編集部フォーカス】[/ftp_del]フットボールチャンネル - 01月19日 11時05分
 http://ecnavi.jp/mainichi_news/article/d342ca002b916b53edf5c83cc85f291e/
  
兄:森崎和幸(サンフレッチェ広島/日本)
弟:森崎浩司(現役引退[元サンフレッチェ広島]/日本)
 佐藤兄弟とともにJリーグ初の双子選手。私は好きじゃなかったのですが、当初の評価は佐藤兄弟よりずっと高かったと思います。年代代表でも中心の二人でした。なので、フル代表の経験がないことに驚き。
 どちらも中盤ですが、弟は攻撃的で強気なプレー。兄の方が守備ができて堅実という印象。記事では、 左利きの弟・浩司は天才肌のプレーメーカーで、兄・和幸は右利きで安定感のある職人肌の選手という説明。
 利き足違った覚えはなかったのですけど、「意外にも、森崎兄弟は二卵性双生児である」とのこと。マジで!?

兄:松田陸(セレッソ大阪/日本)
弟:松田力(アビスパ福岡/日本)
 大阪生まれの松田陸と力の兄弟は、立正大淞南高校、びわこ成蹊スポーツ大学と22歳まで常に同じ環境でプレーしてきた。プロ入りしてからは別々のキャリア。

兄:フロランタン・ポグバ(サンティティエンヌ/ギニア代表)
弟:マティアス・ポグバ(無所属/ギニア代表)
 兄弟で最も有名なのは末弟のポールでフランス代表のスター。
 フロランタンはセンターバック。マティアスはストライカー。二人は生後8ヶ月まで住んでいた祖国ギニア代表入りを選択している。

兄:ラース・ベンダー(レヴァークーゼン/ドイツ代表)
弟:スヴェン・ベンダー(レヴァークーゼン/ドイツ代表)
 2人揃ってドイツ代表のオーバーエイジとしてリオデジャネイロ五輪に出場し、準優勝に貢献。ともにセントラルMFを主戦場とし、兄ラースは攻撃的、弟スヴェンは守備的なプレーを得意とする。ドイツ代表でも同時に招集されることがある。

兄:ヴァシリ・ベレズツキ(ベレズツキー)(CSKAモスクワ/元ロシア代表)
弟:アレクセイ・ベレズツキ(ベレズツキー)(CSKAモスクワ/元ロシア代表)
 CSKAモスクワとロシア代表を長きにわたって支え、ともに代表50キャップ以上を記録。2人とも身長190cmを超える長身センターバック。

兄:ダニ・カステジャーノ(ラス・パルマス/スペイン)
弟:ハビ・カステジャーノ(ラス・パルマス/スペイン)
 兄ダニは左サイドバックで、弟ハビは守備的MFを本職とする。
 
兄:ハミト・アルティントップ(ダルムシュタット/元トルコ代表)
弟:ハリル・アルティントップ(スラヴィア・プラハ/元トルコ代表)

 弟のハリルはストライカータイプの選手、兄ハミトはマルチ。

兄:ファビオ・ダ・シウバ(ダ・シウヴァ)(ミドルスブラ/ブラジル代表)
弟:ラファエウ・ダ・シウバ(ダ・シウヴァ)(リヨン/ブラジル代表)
 右サイドバックの弟ラファエウに対し、兄ファビオは左サイドバック。

 兄:フアン・ミゲル・カジェホン(ボリーバル/スペイン)
弟:ホセ・マリア・カジェホン(ナポリ/スペイン代表)
 兄フアン・ミゲルと弟ホセ・マリアはともにレアル・マドリーの下部組織出身だが、兄はBチームまでしか進めず21歳でクラブを去った。その後はスペイン下部、ギリシャ、ボリビアを経てサウジアラビアにたどり着き、今月1年ぶりにボリビアの古巣ボリーバル復帰を果たした。
 一方の弟ホセ・マリアはレアル・マドリーのトップチームで活躍しただけでなく、現在はナポリでセリエA優勝争いの真っ只中。スペイン代表にも選ばれた。兄弟と15歳まで同じクラブでプレーしていた友人は当時を振り返り「弟ホセがマドリーに引き抜かれる際、父親が兄も一緒にと頼み込んでいた。ファンミ(兄の愛称)は平凡な選手で、弟ほどスペシャルな才能は持っていなかった」と語っていた。
 "双子ながらこれだけキャリアに差の出る選手も珍しいか"と書かれていましたが、本当不思議ですね。後天的なところで大きく差がついたということでしょう。
 逆に言うと、他の例を見てわかるように、スポーツは遺伝子で決まる部分が大きいということですね。 残酷ですけど。


■2017/03/01 3人・4人兄弟で皆プロは結構多い…ポグバやアザールも!

 3人どころか兄弟から4人がプロということがあるんですね。しかも、マイナー選手ではなく、有名選手での例があるのがすごいんですよ。

世にも珍しい“3兄弟選手”たち。“世界最高額の男”に双子の兄、Jリーグからも選出【編集部フォーカス】 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月28日

 まず、現在の昨年夏に史上最高額の移籍金でマンチェスター・ユナイテッド入りしたポール・ポグバという文句なしの一流選手の例。

長男:マティアス・ポグバ(スパルタ・ロッテルダム) FW
次男:フロランタン・ポグバ(サンテティエンヌ) DF
三男:ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド) MF

 長男と次男が上にいるのですが、二人は双子。彼らはギニア生まれで、フランス生まれのポールとは異なります。代表も2人がギニアで、フランス代表のポールと分かれました。
 また、 ヨーロッパリーグではサンテティエンヌとユナイテッドが対戦し、フロランタンとポールの兄弟対決が既に実現しています。
 
 さらにエデン・アザールもチェルシーで10番という大物。
 
長男:エデン・アザール(チェルシー)
次男:トルガン・アザール(ボルシアMG)
三男:キリアン・アザール(ウーイペシュト)

 2つ下の弟トルガンも一時期チェルシーに所属していたが、現在はボルシアMGで10番。すでにベルギー代表で、昨年11月にはオランダとの国際親善試合で兄との共演を果たしています。
 21歳のキリアンは、ハンガリー1部のウーイペシュトでこれまた10番を背負っており、やはり2人の兄と同じくトップ下や左ウイングを務めます。
 さらに長男エデンの12歳下には末っ子のエタンがいるので、4兄弟プロの可能性もありそうです。

 日本の例は思いつかなかったのですが、言われてみて忘れていた!と思ったのが、ヴェルディユース出身の高木3兄弟。お父さんはサッカーでなく、野球でプロだった高木豊さんです。

長男:高木俊幸(浦和レッズ)
次男:高木善朗(東京ヴェルディ)
三男:高木大輔(東京ヴェルディ)

 また、酒井高徳は2人プロだと思っていたら、もう1人いました。また、長男は、柔道家の酒井高喜だそう。
 
次男:酒井高徳(ハンブルガーSV)
三男:酒井宣福(アルビレックス新潟)
四男:酒井高聖(アルビレックス新潟)
 
 他の例としては、父アベディ・ペレもガーナ代表で息子もみな代表経験があるアイェウ3兄弟、 UAE代表のオマル・アブドゥルラフマンがありました。
 また、フランス代表のスティーブ・マンダンダにいたっては、4人兄弟でプロ。しかも、全員GKです。

長男:イブラヒム・アイェウ(エウロパ)
次男:アンドレ・アイェウ(ウェスト・ハム)
三男:ジョルダン・アイェウ(スウォンジー・シティ)

次男:カレド・アブドゥルラフマン(アル・アイン)
三男:ムハンマド・アブドゥルラフマン(アル・アイン)
四男:オマル・アブドゥルラフマン(アル・アイン)

長男:スティーブ・マンダンダ(クリスタル・パレス) フランス代表
次男:パルフェ・マンダンダ(シャルルロワ) DRコンゴ代表
三男:リフィ・マンダンダ(アジャクシオ)
四男:エベル・マンダンダ(ボルドー)




■2023/02/15 サッカー界最強の双子選手は誰だ?引退選手を含めて見ると…

 qolyで「サッカー界最強の双子選手ベスト11」(2020/12/13 12:30)という記事があったので、てっきりベスト11形式で紹介しているんだと思いました。
 しかし、<12月13日は日本で年間3日ある「双子の日」にひとつだ>ということにちなんで、<当サイトで紹介した最高の双子選手たちをまとめ直してみた>というもの。11組羅列しているだけっぽいですね。
https://qoly.jp/2020/12/13/famous-twins-iks-1

 ということで、うちで紹介済みの選手は外して紹介します。すると、最初はみんな既出でつまんない感じ。ただ、未紹介の人もいないわけではなくて安心しました。

MF ヴィリ・ファン・デ・ケルクホフ オランダ代表:63試合5得点(1973~1986)
WG レネ・ファン・デ・ケルクホフ オランダ代表:47試合5得点(1973~1982)
双子の合計:110試合10得点

 クライフと同時期にオランダ代表で活躍したそうです。二人はPSVで黄金期を築き、1974、1978年ワールドカップに揃って出場しているといいます。

CB ミハウ・ジェヴワコフ ポーランド代表:102試合3得点(1999~2011)
FW マルチン・ジェヴワコフ ポーランド代表:25試合5得点(2000~2004)
双子の合計:127試合8得点

GK トーマス・ラヴェリ スウェーデン代表:143試合0得点(1981~1997)
DF アンドレアス・ラヴェリ スウェーデン代表:41試合2得点(1980~1989)
双子の合計:184試合2得点

 GKのトーマスは2度のワールドカップ出場を含む143試合に出場し、これは後にローター・マテウスに破られるまで当時の世界記録だったそうです。

FW ホルヘ・ルイス・デリー・バルデス パナマ代表:48試合19得点(1991~2005)
FW フリオ・セサル・デリー・バルデス パナマ代表:44試合18得点(1991~2005)
双子の合計:92試合37得点

 「顔付きから体格、プレースタイルまでほとんど瓜二つのストライカーは、代表での成績もほとんど一緒だった」ということでおもしろいですね。
 兄のホルヘ・ルイス・デリー・バルデスは日本にいたと聞いて、あのバルデス?とおもったらそうでした。Jリーグ開幕前を含めて、日本サッカーリーグには計9年間在籍し、4度出場試合数を上回る得点数を記録するという記録的にゴールを量産。私はコンサドーレ札幌の印象が強いですね。旧JFLで40得点とって札幌を昇格させ。Jリーグでも21点も取っていました。

FW ズラトコ・ヴヨヴィッチ ユーゴスラビア代表:70試合25得点(1979~1990)
DF ゾラン・ブヨヴィッチ ユーゴスラビア代表:34試合2得点(1979~1989)

FW ホサム(ホッサム、ホサーム)・ハッサン(ハサン) エジプト代表:169試合70得点(1985~2006)
RSB イブラヒム(イブラヒーム)・ハッサン エジプト代表:131試合14得点(1988~2002)
双子の合計:300試合84得点

 二人揃って代表で100試合以上に出場したのですが、特に特にホサムは当時の最多出場記録と最多得点記録を樹立した伝説的な選手だったそうです。

CB、LSB フランク・デ・ブール オランダ代表:112試合13得点(1990~2004)
OH ロナルト・デ・ブール オランダ代表:67試合13得点(1990~2004)
双子の合計:179試合26得点

 最後の紹介だったので、オランダ代表とバルセロナで国際的に活躍したデ・ブール兄弟が記事の結論としては「最強」なんでしょうか。
 記事では他にアルメニアのカラミャン兄弟、マレーシアのザフアン兄弟も双子揃って活躍した選手たちとして名を挙げていました。