2023年3月31日金曜日

メッシ多すぎ!久保建英、イ・スンウ、ペッレグリ、ウーデゴールなど12人も

■2017/06/24 バルセロナのイ・スンウは「韓国のメッシ」 移籍金は14億円になる模様
■2019/10/24 日本のメッシ久保建英、バルセロナ指導者も「似ていた」
■2017/10/07  イタリアのペッレグリは「NEXTメッシ」、ジェノア会長が称賛
■2014/9/19 子供の名前にメッシと名付けて、アルゼンチンで法律違反と大騒ぎ
■2017/05/09 イランのメッシのそっくりさん、似すぎて警察に連行される
■2019/06/25 メッシ多すぎ!韓国イ・スンウ、ペッレグリ、ウーデゴールなど12人も


■2017/06/24 バルセロナのイ・スンウは「韓国のメッシ」 移籍金は14億円になる模様

  「東欧(バルカン)のマラドーナ」(ゲオルゲ・ハジ)など、「国名の選手名」というあだ名の選手は多いのですが、なぜか最近はダントツで「~のメッシ」が多いです。
 「~のロナウド」はほとんど聞かないんですよ。おもしろいですね。

 現在は同じバルセロナ(性格にはバルセロナのフベニールA(U-17~19相当))の所属ですが、U-20ワールドカップでも才能を見せたイ・スンウは「韓国のメッシ」と呼ばれているようです。
 ドルト、”韓国のメッシ”を獲得か? 代理人「移籍交渉が始まっている」フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月23日という記事がありました。

 記事の内容は、 イ・スンウの代理人が「ドルトムントはバルセロナのイに対し興味を持っている。移籍の交渉が始まっている」とコメントしたという話。
 シャルケやマンチェスター・シティー、マンチェスター・ユナイテッドなども注視しているようです。
 また、移籍金に関しては、300万ユーロ(約3億6000万円)という話がありました。ただ、来月以降は1200万円ユーロ(約14億4000万円)と、さらに高くなってしまいます。早めに決まるかもしれません。


■2019/10/24 日本のメッシ久保建英、バルセロナ指導者も「似ていた」

 そもそも「日本のメッシ」と呼ばれていたのは聞いたことなかったのですけど、バルセロナの下部組織でかつて指導したダニ・ホーカスさんも似ているとしており、本物ですね。

<「タケのプレースタイルは(リオネル)メッシに似ているものがあった」と述べている。バルセロナの下部組織時代から久保は“日本のメッシ”と評されていたが、間近に見ていたホーカス氏も、久保はメッシに近いスタイルだったと見ていたようだ>

 この記事は、というもので、 久保といっしょにプレーしていて、今はバルセロナでトップデビュー、最年少ゴールを決めたアンス・ファティについても感想を述べていました。

「アンスは当時から異彩を放っていた選手だった。年齢よりも高いエイジグループの中に入って、シンプルだけど小刻みなタッチを駆使して素晴らしいプレーを見せていた。試合のたびに優れた才能を発揮していたね」

■2017/10/07  イタリアのペッレグリは「NEXTメッシ」、ジェノア会長が称賛

  ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が、16歳のU-19イタリア代表FWピエトロ・ペッレグリについて“NEXTメッシ”との愛称で称賛しました。
 ペッレグリはジェノアの下部組織で育ち、今も自身のチームに所属する選手。なので、自画自賛的なところがありますね。

「我々は“NEXTメッシ”を持っている。数年後に誰もが彼の存在を知ることになるだろう」

 ただ、注目選手であることは確かでしょう。昨年12月22日に行われたトリノ戦でトップチームデビューしていますが、この時点ではなんと15歳280日。セリエA最年少デビューだそうです。
 第4節のラツィオ戦で今季初出場を果たすと、その試合で2ゴールを記録ということで、結果も出していました。
 (16歳の“NEXTメッシ”をジェノア会長が称賛「数年後に誰もが知る存在になる」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月04日 より)
■2019/06/25 メッシ多すぎ!韓国イ・スンウ、ペッレグリ、ウーデゴールなど12人も

 メッシと呼ばれる選手多すぎ とわかる記事がありました。韓国イ・スンウ、ペッレグリを既に紹介しているのですけど、あと数人というレベルではありません。何しろあの日本人も…この12年に生まれた「NEXTメッシ」はどうなったのか(2018/09/11 00:00 Qoly)というタイトルの記事なのです。
 記事で出ていたのは、以下の方々。消えている選手が多いんじゃないかと思うのですけど…と見ていくと、そもそもほとんど知らない選手で笑いました。

2006年:ボヤン・クルキッチ バルセロナの下部組織出身でメッシの同僚。現在はイングランド2部のストークでやや苦しんでいる。私は「ボージャン」の紹介で見ていた選手。似ているとは感じませんでした。
2007年:ヘラルド・ブルナ レアル・マドリーの下部組織出身。移籍したリヴァプールで出れないなど活躍できず今はセミプロに。
2008年:マウロ・サラテ ラツィオ、バーミンガム、ウェストハム、QPR、ワトフォードなど。イタリアでは良かったものの、イングランド移籍後低迷し渡り鳥に。
2009年:アーミル・サユード アルジェリア生まれ。エジプトの名門アル・アハリに移籍して注目されたが活躍できず帰国。代表経験もない。
2010年:ガイ・アスリン バルセロナユースにいたイスラエル人。27歳の現在はカザフスタンのクラブでも1試合のみで退団。
2011年:イケル・ムニアイン 16歳でアスレティック・ビルバオのトップチームにデビュー。現在でもビルバオに所属。
2012年:宮市亮 アーセナルから2011年にフェイエノールトへとローン移籍し、「日本のメッシ」「リョウジーニョ」と注目。しかし度重なる怪我に苦しみ成功できず。…日本人って誰かと思ったら、宮市ですか。全然タイプ違うと思いますけどね。ユース代表で見た宮市はサイドでの縦のスピードが魅力のタイプでした。
2013年:ライアン・ゴールド  スコットランドの17歳で「ベビー・メッシ」と呼ばれた。スポルティング・リスボンに買われたがほとんどプレーできず、スコットランドに戻っている。
2014年:アレン・ハリロヴィッチ  17歳でバルセロナと契約するも活躍できず、その後移籍しても同様。
2015年:マルティン・ウーデゴール  15歳でノルウェーでデビュー。レアル・マドリーに移籍したが、ローンを繰り返している。ウーデゴーは名前は知っていますね。彼はローン先で結構活躍しており、悪くない可能性があります。まだ20歳です。
2016年:イ・スンウ 彼もバルセロナ出身。シャビは評価したものの、トップ入りできず、移籍先でも苦しんでいました。ワールドカップで見て、パフォーマンスは良くなかったものの、タッチが好み。似ているというのはわからなくないですが、メッシのように中央でプレーするより、ウインガー的な使い方の方が生きるタイプではないかと思います。
2017年:ピエトロ・ペッレグリ  16歳でジェノアでゴール。21世紀に生まれた選手として、セリエAではじめてのゴールでした。モナコに移籍し、そちらでもゴール。めちゃくちゃ若いので、真価が問われるのはこれ以降ですけど、一番いい感じですね。




■2014/9/19 子供の名前にメッシと名付けて、アルゼンチンで法律違反と大騒ぎ

 えっ、何で論争になっているの?と不思議だった話。ダメだった理由は、法律違反でした。

-----引用 ここから-----
我が子の名「メッシ」はNG? 母国で論争、その理由は:朝日新聞デジタル 田村剛 2014年9月14日15時17分

 地元紙クラリンなどによると、名付けたのは同国リオネグロ州の男性。8月下旬に生まれたばかりの長男は、本来は名字である「メッシ」をファーストネームに持つ初のアルゼンチン人となった。男性は「子に『リオネル』と名付ける人は多い。でも、『メッシ』の方がインパクトがある。私はメッシの父親だ」と話している。

 アルゼンチンでは、国の法律で、名字をファーストネームにすることを禁じている。それだけに、メッシの故郷サンタフェ州は「法律違反」と反発。人気サッカー選手の名字を名付ける風潮が高まりかねないとして、こうした命名を禁止する動きを見せ始めた。ただ、「柔軟に対応できる」(別の州)と、州によって法律の解釈が分かれており、議論が高まっている。
http://digital.asahi.com/articles/ASG9F14H1G9DUHBI03M.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG9F14H1G9DUHBI03M
-----引用 ここまで-----

 日本では、苗字と名前に同じものが使われるという例があります。英語圏なんかでも珍しくない…というか、私はむしろ日本以上に多いと感じていました。
 アルゼンチンはスペイン語圏。名付けが欧米文化と違うかなど、わかりませんが、苗字と名前って基本的に違うものなんですかね…。不思議に感じた話です。
 アルゼンチン代表の名前見ていて、それっぽかったのはテベス。Carlos Alberto Tévezなのですが、「Carlos」なんかは苗字でも使われていそうなもの。
 アルゼンチンの例は見つかりませんでしたが、ブラジルのロベルト・カルロス(Roberto Carlos)など、カルロスは苗字でもあるんじゃないですかね?


■2017/05/09 イランのメッシのそっくりさん、似すぎて警察に連行される

 似すぎて警察に連行って意味不明だと思ったのですが、マジでそうなってしまったそうです。

 イランの都市・ハマダーンで警察に連行されたのは、イラン人学生のレザ・パラストシュさん(25歳)。メッシの真似をしたきっかけはちょっと変わっていて、父親にメッシのような髪型と髭の手入れをするように言われたため。自分でやろうと思ったわけじゃないんですね。
 このそっくりっぷりというのは、10番のユニフォームを着て街中を歩くうちに、通行人に写真を求められるようになったということでわかります。そして、今回は街が大騒ぎになったため警察に連行されるといった事態にまでなりました。

 交通の邪魔になるとしてパラストシュさんの車が押収されているともありましたので、たぶん交通関係の問題が連行の理由でしょうね。ゲリラライブ的な問題なのだと思われます。
(メッシに激似! あまりにも似過ぎて町中大騒ぎ。混乱招き警察が連行 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月09より)



2023年3月30日木曜日

有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン

■2023/03/30 有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン
■2023/03/30 選手実績ない異色の監督ナーゲルスマン、有力選手の反乱で解任か?
■2018/06/12 フランス紙、本田圭佑がハリル監督解任の原因と報道 香川真司も日本メディアで名前




■2023/03/30 有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン

 監督と有力選手の確執・選手内で派閥争いといったものは、チーム崩壊のよくあるパターン。ただ、必ずしもチームが悪い結果となるわけではなく、それでも良い成績を出すことはあるにはあります。
 また、この成績の関係では、有力選手を優先し、「戦績はそれほど悪くないのになぜ?」といった不可解な解任になるというのも、またよくあるパターンのひとつです。
 ということで、それ専用に1ページ用意することにしました。

■2023/03/30 選手実績ない異色の監督ナーゲルスマン、有力選手の反乱で解任か?

 ユリアン・ナーゲルスマン監督は異色の監督。選手で結果を残して監督へ…というパターンではなく、結果を出しまくって成り上がってきた監督であり、すでに現在の結果だけでも素晴らしい監督であることは間違いないでしょう。

<現在35歳のナーゲルスマン監督は若くしてドイツで指導者キャリアをスタートさせた。2016年2月にはブンデスリーガ史上最年少となる28歳でホッフェンハイムの指揮官に就任。2015-16シーズンはチームを17位から15位に押し上げて奇跡の残留を達成しただけでなく、翌2016-17シーズンはブンデスリーガで4位、2017-18シーズンはブンデスリーガ3位とチームの大躍進を演出し、クラブを史上初のCL出場にも導いた。2019年夏にライプツィヒの監督に就任すると、初年度の2019-20シーズンはブンデスリーガ3位とクラブ史上初のCLベスト4入りを達成。翌2020-21シーズンは2位でブンデスリーガを終えていた。2021年夏にバイエルンの指揮官に就任。初年度となった2021-21シーズンはクラブをブンデスリーガ10連覇へと導き、自身は史上2番目の若さでブンデスリーガを制覇した指揮官となった。一方、DFBポカールは2回戦、CLは準々決勝で敗れていた>
(“3冠”狙うバイエルン、指揮官を電撃交代 ナーゲルスマン解任とトゥヘル就任を発表 | サッカーキングより)
https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20230325/1751330.html

 ただ、今回は選手としての実績がないことが悪く響いた模様。元名選手の監督が有力選手と揉めるのもよくある話ですが、元名選手がカリスマ性で個性派選手を掌握したらうまく行く…ということもサッカーではよくあります。特にナーゲルスマン監督は若いために、舐められたのかもしれません。

 <名門バイエルンの「政治」に敗れた稀代の戦術家…ナーゲルスマン解任の10の理由 - footballista | フットボリスタ>( 木崎 伸也2023.03.28 )は、有料記事で読める理由はふたつだけ。第一の理由は、良いときは良いが、悪いときは悪すぎるという不安定さの問題。しかし、第二の理由が選手との確執。「要因の大半はピッチの外にあり」としており、さもありなんといった感じです。

2.選手たちからの不信感
<(引用者注:バイエルンスポーツディレクターの)サリハミジッチが会見で「ナーゲルスマンはロッカールームの掌握を失った」と語ったように、選手たちから信頼を失ったことが解任の最大の理由とされている。『ビルト』紙によれば、特に「幹部クラス」の選手が戦術に不信感を抱いていたという。
 ただ、ヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカは「(引用者注:監督の)ユリアンとは何の問題もなかった」とサリハミジッチの発言に反論しており、不満を抱えていたのはセルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネ、そしてトーマス・ミュラーというのが有力な説だ>
https://www.footballista.jp/special/156881

 上記では名前がなかったものの、別記事<バイエルンFWマネ、チームの前で指揮官怒り爆発…ナーゲルスマンの対応も解任理由の一つか>(GOAL)では、マネの名前が出ていました。若くて選手実績のない監督が舐められた…という印象を強くするエピソードでもあります。

<昨夏にリヴァプールから加入したセネガル代表FWマネは昨秋に右腓骨を負傷し、カタール・ワールドカップ欠場が決定。今年2月末に復帰を果たし、3月8日のチャンピオンズリーグ・16ラウンドでのパリSGとの2戦目(2-0でバイエルンが勝利)までリーグ戦2試合に途中出場していた。
 しかし、そのパリSG戦ではナーゲルスマン前監督はマネを82分からしか起用せず。そしてドイツ誌『シュポルト・ビルト』によると、アタッカーはその試合直後に怒りが爆発し、チームの前で監督を怒鳴りつけたという。ナーゲルスマン監督が動揺している様子を目にしたチームメイトたちは、次のリーグ戦でマネが先発起用されたことでその弱気な印象がさらに固まったと伝えられている>

 記事では、<前監督の下では対立派と擁護派と派閥ができていたと伝えられる>ともされており、派閥争いもあった模様。チームがうまく行かないパターンの典型となっています。

 ところで、パフォーマンスが不安定…という話があったものの、不安定というだけで悪かったわけではないんですよ。先程の<名門バイエルンの「政治」に敗れた稀代の戦術家…ナーゲルスマン解任の10の理由 - footballista | フットボリスタ>( 木崎 伸也2023.03.28 )では、以下のように解任の不可解さを指摘していました。

<あまりにも不可解な解任劇だった。(中略)
 バイエルンは決してスランプだったわけではなく、3月19日にアウェイでレバークーゼンに2-1で敗れてブンデスリーガ2位に転落したとはいえ、CLベスト16ではパリ・サンジェルマン(PSG)に勝利して準々決勝へ駒を進めていたのだ。通常ではあり得ないタイミングの解任だろう。
 『ビルトTV』の取材に応じたサポーターのひと言がすべてを表している。
 「4月1日のドルトムント戦で勝利すれば再び首位に戻れるのに、なぜこのタイミングなのか? まったく馬鹿げている!」>

 このため、バイエルンスポーツディレクターのサリハミジッチさんが「戦績が理由の解任」と説明した<ナーゲルスマン解任はなぜ?招聘は失敗だったのか…バイエルンSDが徹底説明>(3/27(月) 16:00配信 GOAL)では、逆にスポーツ以外の理由が原因となったのでは?というヤフーニュースの反応になっていました。

<少なくともこの記事を読む限り,説明(言い訳?)の内容がものすご~くフワフワしているような…?
もちろんメディアに語る情報が全てではないんでしょうが,あの成績かつあのタイミングでの解任となると,どうしたって周囲の理解は得られないでしょうね>
<ビッグクラブって基本的にレジェンド選手みたいなのと上手くやるのが1番の仕事だからね
戦術云々とかはその次よ
それをナーゲルスマンは出来なかった(選手時代の実績も監督としてのカリスマ性も皆無)
年齢も若いし選手に舐められてもしょうがないっちゃしょうがないよな>
<まだ3冠の可能性残ってるんだし、説明聞けば聞くほど続投でいいじゃんて思うけどw>
<青年監督。もう少し我慢すればよかったのに。どうせラップトップ監督に対するミュラーやノイアーの反乱でしょ。監督より発言権のある選手がいるのは問題>
<ナーゲルスマン監督が不憫でならない>




■2018/06/12 フランス紙、本田圭佑がハリル監督解任の原因と報道 香川真司も日本メディアで名前

 フランス紙『レキップ』は、ハリルホジッチ前監督の解任騒動に言及。本田圭佑の名前を出しつつ、「JFAは監督と選手の狭間で後者を選んだ」と指摘。「日本のスターMFであるケイスケ・ホンダは、ボスニア人を追い込んだ」とまで書いていたそうです。

 なお、ハリルホジッチ監督は、解任されたあとに行った会見で「(1-0と勝利し、W杯本大会出場を決めた)オーストラリア戦のあと、2人の選手が落胆していた。試合に出れず、そのことで落胆していること自体悲しくなった」と話しており、これが憶測を読んでいました。
 本来チームがW杯本大会出場なら喜ぶべきところを、自分のことだけ考えて落胆しているのですから、違和感は当然あるでしょう。わかります。
 この発言を受けて一部メディアが「2人」に関する報道を展開。選手たちがJFA(日本サッカー協会)に解任を直訴したのではないかとの憶測も流れたとのこと。本田圭佑と香川真司の2人のことですかね?
(仏紙、日本代表紹介でハリル解任騒動に言及「ホンダはボスニア人指揮官を追い込んだ」 | Goal.comより)

 ああ、検索してみると、やはり日本のメディアは本田圭佑と香川真司って報じていますね。
 日本サッカー協会はスポンサーの影響も認めていましたし、「忖度ジャパン」と呼ばれてしまっているのも、こういう流れあってのことだと思われます。


弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?

■2023/03/30 弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?
■2023/03/30 トッテナムの監督解任の反応 監督ではなくレヴィ会長への批判ばかり



■2023/03/30 弱い金持ちクラブ・資金力がなくても強いクラブ 違いはどこ?

 どこかで資金力とクラブの安定性と成績に関する研究の話をやったと思うのですが、忘れちゃったのでとりあえず、ひとつまとめ。基本は選手年俸の高いチームが強いものの、同じような資金力でも成功するクラブとそうではないクラブがあり、その違いは何か?と調べた論文かなにかだったと思います。
 で、結論はクラブの安定性などいったものだったはず。該当記事が見つかりましたら、同じページにまとめたいです。

■2023/03/30 トッテナムの監督解任の反応 監督ではなくレヴィ会長への批判ばかり

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーがコンテ監督を解任しています。

・スパーズがコンテ監督の退任発表…セインツ戦後の選手・クラブ批判が最後の引き金に (23/3/27(月) 6:49配信 超WORLDサッカー!)
<トッテナムは26日、アントニオ・コンテ監督(53)との契約を双方合意の下で解消したことを発表した>
<リーグ戦では暫定4位に位置するが、チャンピオンズリーグ、EFLカップ、FAカップはすべて敗退し、シーズン無冠がほぼ確定。
今月18日に行われた最下位サウサンプトン戦では3-1のリードからまさかのドロー。暫定ながら3位浮上のチャンスを逸した。
試合後会見では堪忍袋の緒が切れたかのごとく、身勝手な選手がいるなどと苛立つ感情を表立たせると、「20年間も同じオーナーで一度も優勝がない」とも(引用者注:トッテナムの)ダニエル・レヴィ会長下の悪しき体質にも切り込んでいた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/394373bde8e962e5dd9deaf617b6b0a0e9972d72

 ヤフーニュースのコメント欄を見ると、コンテ監督を支持し、ダニエル・レヴィ会長を批判する声ばかり。驚くほど一方的です。レヴィ会長はどうも相当評判が悪いようでした。

<ここまで親身になってスパーズを変えようとしてくれた監督を切るって、レヴィは経営者としては、立派だと思うけど、チームを優勝させたいって気概がないんだろうな…。
20年タイトルすら獲れてない時点で、サポーターもいい加減限界を感じてるのは?
クラブが今まで勝ち切れないぬるま湯って言われ続けてる最大の理由って選手にも勿論原因はあるだろうけど、最大の理由はレヴィがいつまでもトップに居続けて変革することが出来ないからなんだろうな。
もうコンテすらも解任してしまうようなクラブに、一流の監督は招聘されても行きたいとは思わないと思う>

 レヴィ会長のことをよく知らないので検索。すると、「経営者としては、立派だ」とのコメントでもあったように、ビジネスマンとしては優れているとされていました。交渉では徹底して自己の利益を追求。このため、交渉関係者には不評のようです。

・敏腕ビジネスマンすぎるのも問題か トッテナム会長にモドリッチが物申す|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう! 2020年08月19日
<サッカー界には名物会長と呼ばれる人物が何人かいる。おそらく、トッテナムのダニエル・レヴィ会長もその一人と言えるだろう。
 近年におけるトッテナム躍進に多大な貢献を果たしてきたレヴィ会長。彼が長期的な目線で改革を焦らなかったからこそ、今のスパーズがあると言っても過言ではないか>
<一方でレヴィ会長はあまりにも物事をビジネス的に捉えすぎると主張する人物がいる。それは2008年から2012年までトッテナムに在籍したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(現レアル・マドリード)だ>
「交渉は厳しいものになった。代理人は僕に包み隠さず全てを話してくれたよ。結果的に言うと、レヴィが全てを狂わせていたんだ。両者が何かに合意するたび、彼はさらに別のものを求めたんだ。かなりストレスが溜まったね。妻をはじめとした家族もさ。あまりにも話が決まらないから、妻に『レヴィはなんてアンフェアな奴なんだ?』って話したことを覚えているよ」
<モドリッチの売却に際して、レヴィ会長はここぞとばかりにレアルへ追加条件を要求していたという。ステップアップを望む選手としてはたまったものではなかったか。クラブの利益を優先するあまり、選手の気持ちを考えることができていないとモドリッチは痛烈批判を展開している>
https://www.theworldmagazine.jp/20200819/01world/england/291719

 トッテナムはビッグクラブではありますが、イングランドではもっとお金のあるチームがいくつもあり、資金力からすれば十分に成功していると個人的には思います。確認のために各チームの年俸ランキングもちらっと見ました。やはり私のイメージ通り、トッテナムは上位ではあるものの、少し下のグループです。
 レヴィ会長もこの意識で他の金満クラブを批判。これに、シティのグアルディオラ監督が反発していたようです。

ペップ・グアルディオラがスパーズのダニエル・レヴィ会長を名指しで批判 | スパーズ・ジャパン 2023.02.11
<トッテナムのダニエル・レヴィ会長はプレミアリーグの他クラブによる「持続不可能な支出」を非難し、マンチェスター・シティの指揮官はこれに敏感に反応した>
<レヴィの希望は、チェルシーがこの冬の4週間で新戦力に3億2300万ポンド以上を費やしたことを受け、ヨーロッパのクラブに適用される新たな財務規則が、競争を平準化するのに役立つとことだ。
「プレミアリーグの状況はこの10年で大きく変わりました。一部のファンがより多くの選手補強への投資を求めるのは理解できますが、その多くはほとんどのクラブにとって持続不可能なことです。私たちは、政府系ファンドが所有するクラブやコンソーシアム・ファイナンスがオーナーとなったクラブが増加しているリーグで戦っています。また、資金力が、移籍マーケットを支配し歪める力を持つ少数の人々の手に委ねられたリーグで戦っています」
「私たちは、より強固な財政的持続可能性とファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を強制するこの競技のガバナンスへの変更を歓迎します。欧州では、新たに導入されたUEFAの財政的持続可能性規則を含め、FFP規制に関する大きな変更が導入されており、その影響は2025-26シーズンから本格化します。このルールは、『支払能力』『安定性』『コスト管理』の3つを柱としており、クラブは3シーズン以内にこのルールに適応することが求められます。多くの人が、この新しいルールがこの競技の流れを変えるだろうと予想しています。さらに厳しい規制がその先に導入されるかもしれません」>
<UEFAのFFP規則違反による2年間のヨーロッパの大会での出場禁止処分が2020年にスポーツ仲裁裁判所によって覆されたことについて、「クラブは完全に無実であることを証明した」と語るグアルディオラ。
(中略)今回の告発は他のクラブが主導したものかと問われると、グアルディオラはこう答えた。
「もちろんそうだ。プレミアリーグなんだからね。プレミアリーグの(クラブの)CEOたち、ダニエル・レヴィ、こういった人たちのところに行って聞くしかない。記者会見を開いて聞くんだよ」>
https://spurs.sc/archives/2023/02/daniel-levy-tottenham-title-guardiola

 トッテナムは今シーズン積極補強をしたのにうまく行かなかった…というパターンだった模様。ただし、前述の通り、トッテナムは資金力があるのに成功していないチームということはなく、資金力からすれば十分健闘していると思います。一方で、個性的すぎる会長が負の作用を起こしている可能性も感じさせる一連の記事でした。

少ないけど濃い三重県出身のサッカー選手 山口蛍・小倉隆史・中西永輔・金崎夢生など

■2019/06/23 少ないけど濃い三重県出身のサッカー選手 山口蛍・小倉隆史・中西永輔・金崎夢生など
■2019/06/23 その他越後和男や中田一三という渋い感じの良い選手



■2019/06/23 少ないけど濃い三重県出身のサッカー選手 山口蛍・小倉隆史・中西永輔・金崎夢生など
 三重県出身のサッカー選手は多くないものの、なんか濃い気がします。人数の割に良い選手が多い印象です。なんでなんでしょうね?

<三重県出身のサッカー選手ベスト11選定中>
GK 八田直樹(ジュビロ磐田)J1 78 
CB  水本裕貴(サンフレッチェ広島) 代表7 J1     403
 私が見ていた、好きだったのは、ジェフ時代。183cmと日本人としては大柄ですけど、高さと言うよりは強さ。タイトなディフェンスと1VS1の強さに魅力を感じたセンターバックでした。
 ガンガン行くので、3バックのストッパーってのがベストだと感じた記憶。2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)でも左のストッパーで出場。遅れて激しく行ってしまうところもあったもののこれは個性で、やはりこの試合も1VS1の強さを見せていました。また強さだけでなく、カバーリングの良さもこの日は発揮していたようです。
 その後は伸び悩んだ気がしていたものの、代表歴はありますし、400試合超の出場数は見事。十分評価されているようです。
CB、SB 森下俊(ジュビロ磐田)J1 114 J2 92
 見たことないと思っていたら、水本と同じ 2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のメモにありましたわ。しかも、悪くない評価メモ。この試合は本職ではない3-5-2のLWBで使われたようですが、同じところをやった寺田紳一や苔口より印象が良かった模様で一番良いとのメモ。縦に行けない(SBもこなすとのことでたまたまだったのかも)ものの、キックがよく、空いたスペースに良いボールを入れていたとのメモ。ただ、Wikipediaではそういう話はないですし、特にキックに定評あったわけではないんだと思います。(2019/08/03)
CB、SB、MF、FW 中西永輔(元ジェフユナイテッド市原)代表14 J1 309
 四日市中央工業トリオの一人。DFが中心ですが、ユーティリティなプレーヤーでいろいろできます。でも、FWやっていたことは忘れていました。しかも、トルシエ体制で代表でもFWで出ていたと聞いてびっくり。全く覚えていません。
 当初好きではなく、評価もしていなかったものの、間違いなく良い選手。174cmと小柄ですが、スピードがあり対人能力が高くストッパーとしても非常に優秀でした。
DH、OH 山口蛍(ヴィッセル神戸) 代表45 J1 167
 他のことしながらなんとなく見ていたセレッソ大阪の試合。攻撃陣が攻めたときに長距離を走ってフォローに来るプレーが二度あり、頑張れる良い選手だなと感心。ただ、地味なタイプだと思ったので、代表選手だと後で知って驚きました。
 その後、代表でも何度も見たのですけど、守備の貢献はともかく、パス精度には難を感じました。なので、今Wikipedia見ていて、OHもやっていたと書いてあって驚きました。

OH,DH 越後和男(元ジェフユナイテッド市原)代表6 J 66 JSL1部108
 初期のジェフの中心選手…という記憶はあり、「渋い感じの良い選手」と書いていました。しかし、ジェフの前身古河電工時代の方が活躍していたようで、代表経験もあった模様。代表経験者となると渋い良い選手ではなく普通に良い選手ですね。これは見ていなかった時代ですので知りませんでした。代表経験者ということでベスト11優先候補ですね。

DH、SH 内田智也(元南区足球会(香港)、現横浜FCスタッフ)J1     78 J2     230
 真剣に見ていたわけではなく、実家でなんとなく何度か見ていた大宮の試合で目についた選手。名前も覚えていましたし、内田博幸騎手がイトコというのも聞き覚えありましたし、確実に見たと思います。
 チームの中心で、頭一つ抜けた感じ。ゲームメーカーっぽいイメージでしたが、これは自信なし。もっとはっきり覚えているのは、FKが良いキックするなというところ。小柄ですけど、とても良い選手だった覚えがあります。
 攻撃的な位置な気がしていましたが、検索してみるとDH。年齢を重ねて下がったところもやるようになったのかもしれません。もう少し検索すると、ゲームメーカー・FKの精度の記述があった他、パスが良くて10番タイプとの紹介あり。また過去にはSHで出ていたのを確認。大体記憶通りですね。
FW、MF 金崎夢生(サガン鳥栖) 代表11 J1 268
 兵庫県の滝川第二で見た選手。三重県出身だったんですね。当時の印象はよく覚えていませんが、正直伸びると思っていなかった選手で大きく予想が外れました。スピードある感じだったかな?
 久々に見たのが鹿島なので、かなり長く見ていませんでした。高校時代は前述の通りよく覚えていないものの、驚いたのがガッチリしていてバランスが良く、なかなか倒れないこと。プロフィール見ると180cm70kgであり、そこまで体重は重くないのですが、強さを感じました。
FW 浅野拓磨(ハノーファー96) 代表18 ブンデス1部15 J1 58
 代表で1回かな、見ました。スピードのあるタイプと聞いており、チームも彼のスピードを意識した感じ。ただ、相手も強かったこともあり、ずば抜けたスピードは感じませんでした。好きそうなタイプなんですけど。
FW 小倉隆史(元名古屋グランパス)代表5 J1     166
 左足の強烈なキックが持ち味で将来を嘱望された選手。私も期待していました。が、選手生命が絶望となるような大怪我を負い、その後手術を繰り返して復帰にこぎつけたものの、以前のパフォーマンスに戻れず。悲劇の選手として知られています。

<三重県出身の好きな選手ベスト11選定中>
CB  水本裕貴 7 代表7 J1     403
CB、SB 森下俊2 J1 114 J2 92
DH、OH 山口蛍2 代表45 J1 167
MF 内田智也2 J1     78 J2     230
FW 小倉隆史5 代表5 J1     166


■2019/06/23 その他越後和男や中田一三という渋い感じの良い選手

 まだ全員見きれていないんですけど、その他の三重県出身の選手。越後和男や中田一三といった渋い感じの良い選手がいます。

<その他の三重県出身の選手 現役選手>
 浅野雄也(水戸ホーリーホック)浅野拓磨の弟 2019年から
 稲森睦(ヴィアティン三重)JFL     69
GK 岩脇力哉(FCティアモ枚方)JFL     0
LWB、CH、LSB 内田健太(ヴァンフォーレ甲府) J1     9 J2     191
GK 太田岳志(カターレ富山) J2     20
GK 大畑拓也(藤枝MYFC) J3     1
DF 加藤秀典(ヴィアティン三重) J2     140
DF 金守貴紀(東京武蔵野シティFC)JFL     282
DF 栗田一兵(ヴィアティン三重)JFL     0
CB 坂圭祐(湘南ベルマーレ)J1     25
FW 坂井将吾(ヴィアティン三重)J1     1 J2     23
GK 佐藤昭大(モンテディオ山形)J1     24 J2     134
CMF、OMF、DMF 佐藤健太郎(レノファ山口FC)J1     92 J2     273
FW 佐藤洸一(ヴァンフォーレ甲府)J2     349
MF、DF 妹尾直哉(AC長野パルセイロ)J1     0 J3     74
FW 谷口海斗(グルージャ盛岡):紀北町  J2    78
MF 寺尾俊祐(ヴィアティン三重):桑名市 JFL    64
DF、MF 野垣内俊(ヴァンラーレ八戸→ヴィアティン三重)J2    206
MF 野崎陽介(栃木ウーヴァFC):津市 J2    277
MF 福田晃斗(サガン鳥栖):四日市市 J1    151 J2    40
 藤澤典隆(鹿児島ユナイテッドFC):桑名市(生まれは京都府)
 藤牧祥吾(ヴィアティン三重):三重郡菰野町
 藤山智史(ブラウブリッツ秋田):伊賀市
 船谷圭祐(水戸ホーリーホック):松阪市
MF 森島司(サンフレッチェ広島)J1     15
OH 矢田旭(名古屋グランパス→ジェフユナイテッド市原・千葉) J1     69 J2     57

<その他の三重県出身の選手 引退選手、指導者>
不明 板金立樹(FC岐阜アシスタントコーチ) プロ経験なし
LSB、LSH,LWG 岩崎陽平(元FC岐阜) J2     2
DF 金守智哉(FC.ISE-SHIMA監督):伊勢市、金守貴紀の兄 J2    160
FW 北村知隆(元ヴィアティン桑名):四日市市 J1     67 J2     228
 御給匠(元FC大阪):津市(旧久居市)
 阪倉裕二(元AC長野パルセイロ監督)
 柴田大地(元FC鈴鹿ランポーレ)
 中田一三(京都サンガF.C.監督)
 西村弘司(元名古屋グランパス):伊賀市(旧阿山郡阿山町)
 萩村滋則(大分トリニータコーチ)
GK 林一章(伊賀フットボールクラブくノ一コーチ)J2 0
守備的MF 樋口士郎(元四日市中央工業高校サッカー部監督)樋口靖洋の兄 JSL1部     69
 樋口靖洋(元横浜F・マリノス監督→Y.S.C.C.横浜監督→FC琉球監督):三重郡川越町
 間瀬秀一(ブラウブリッツ秋田監督)
 村上和弘(元ベガルタ仙台):四日市市
(Wikipediaより)


2023年3月29日水曜日

ルヴァンカップはいらない?フランスなど欧州では廃止

■2019/09/21 ルヴァンカップはいらない?フランスなど欧州では廃止



■2019/09/21 ルヴァンカップはいらない?フランスなど欧州では廃止

 フランスプロサッカー機構(LFP)は、総会においてクープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグカップ)を来季より廃止することが可決されたと発表しました。日本で言う JリーグYBCルヴァンカップ(以前のナビスコカップ)に相当する大会です。
 ただ、大会形式としては、日本の天皇杯に近いイメージ。リーグアン、リーグドゥ(2部)の全クラブと3部の一部クラブが参加し、トーナメント形式で行われてきたとのこと。
 「この決定により大会日程が緩和され、選手たちはより回復の時間を持つことができる」ということで、これが廃止理由でしょう。
(フランス、来季よりリーグカップの廃止を決定。リーグアンとフランス杯のみに    フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月18日 より)
https://pex.jp/point_news/803b3a3ebabd85bc33dc7b7c34963390

 記事によると、リーグカップは、欧州ではむしろ開催されていない国の方が多いとのこと。フランスの廃止により、主要国ではイングランド、ポルトガルなどが数少ないリーグカップ開催国に。
 日本でも日程の激化が問題視されていますし、ルヴァンカップ不要論についても検討されても良いのではないかと感じます。


2023年3月28日火曜日

Jリーグはレベル低い?本田圭佑のメキシコやオーストラリアに勝利

■2019/05/25 Jリーグはレベル低い?本田圭佑のメキシコやオーストラリアに勝利
■2019/05/25 チャンピオンズリーグの優勝回数・準優勝回数で見ると?
■2019/05/25 一番公平なAFCチャンピオンズリーグのポイントでは?
■2019/07/22 川崎フロンターレがチェルシー撃破で英国でも衝撃!



■2019/05/25 Jリーグはレベル低い?本田圭佑のメキシコやオーストラリアに勝利

 よくJリーグはレベル低いと言われる一方で、極端に低くはないといった声もあります。それを思い出したのが、以下のような内容のコメントがあったこと。(用語がわかりづらいところなど、一部改変しています)

本田圭佑信者「(本田圭佑が所属する)メキシコはJより上!!」

鹿島にメキシコのクラブがボコられる

本田圭佑信者「(本田圭佑が所属する)オーストラリア上位はJと互角かそれ以上!」

広島の2軍にすら負け3連敗
(【悲報】メルボルン本田圭佑さん先発も…広州恒大にボッコボコにされる : サカサカ10【サッカーまとめ速報】より)

 クラブワールドカップ2018は鹿島がメキシコのグアダラハラに勝利。グアダラハラは次の5位決定戦でも敗れて6位となっています。
 AFCチャンピオンズリーグ2019でもオーストラリア勢は苦戦。本田圭佑の所属するメルボルンはわずか勝ち点1で最下位で敗退。もう一つのオーストラリアクラブも勝ち点3でやはり最下位でのグループリーグ敗退となりました。
  「メルボルンVの元得点王が今まさに広島にいるけどずっとベンチにも入れてないからな    オーストラリアは全然こっちに追いつけてないわ 」というコメントもついています。


■2019/05/25 チャンピオンズリーグの優勝回数・準優勝回数で見ると?

 ただ、クラブワールドカップは試合数が少ないためあまり参考になりません。わかるのは、チャンピオンズリーグでしょうね。ヨーロッパでもリーグの比較に使われることがあります。
 で、過去5年間を見ると、オーストラリアも優勝したことがありましたよ。ただ、日本の方が多いのも事実で、近年はJリーグが最強といった感じでした。

<2014~2018年のAFCチャンピオンズリーグの優勝・準優勝回数>
日本 優勝2回 準優勝0回
オーストラリア  優勝1回 準優勝0回
韓国  優勝1回 準優勝0回
中国  優勝1回 準優勝0回
サウジアラビア   優勝0回 準優勝2回
UAE   優勝0回 準優勝2回
イラン  優勝0回 準優勝1回



■2019/05/25 一番公平なAFCチャンピオンズリーグのポイントでは?

 以上のように書いたものの、本音を言えば、本当はもっと細かい成績で見たかったところ。AFCチャンピオンズリーグの出場クラブ数を決める確かポイント制度があったはず…と思ったら、見つかりました。これは代表チームの成績も加わっているので、これはこれで不正確なところがあるのですが…。
 で、こちらの方の結果を見ると、オーストラリアは完全に格下。ただ、日本は中国・韓国に負けています。中国にも負けているのは意外でしょう。イランが7位でUAEが1位、カタールが6位というのも意外でした。

<AFCチャンピオンズリーグ2019の各国出場枠を決めるポイント>
1位 アラブ首長国連邦 95.94
2位 大韓民国 87.48
3位 中華人民共和国 86.671
4位 サウジアラビア 84.269
5位 日本 83.464
6位 カタール 82.407
7位 イラン 71.851
8位 オーストラリア 64.752
9位 ウズベキスタン 43.305
10位 タイ王国 42.568

11位 イラク 42.141
12位 タジキスタン 30.725
13位 マレーシア 29.566
14位 香港 29.3
15位 インド 29.291
16位 シリア 28.983
17位 ベトナム 27.426
18位 ヨルダン 25.649
19位 クウェート 24.798
20位 バーレーン 24.337

21位 フィリピン 21.405
22位 シンガポール 17.084
23位 インドネシア 16.871
24位 ミャンマー 14.753



■2019/07/22 川崎フロンターレがチェルシー撃破で英国でも衝撃!

 明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019の川崎フロンターレ対チェルシー戦が行われ、川崎Fが1-0で勝利してしまいました。何度かゴールを脅かされる場面もあったものの、終盤に立て続けにチャンスを生み出し、最後は86分に中村憲剛のクロスからレアンドロ・ダミアンが決勝点となるヘディング弾を叩き込んで、これが決勝点になっています。
 英紙『デイリー・メール』は「ショックな敗戦」、『ザ・サン』は「屈辱的な敗戦」と伝えています。
 『BBC』など、日本特有の蒸し暑さがチェルシーの敗因のひとつになったという見方を伝えるメディアも多いとのこと。負け犬の遠吠えっぽいですけどね。
https://pex.jp/point_news/868d780595abcf96bbbafe652576dd8d
 プレシーズンマッチであり、クラブワールドカップ以上に本気じゃない試合ですが、言うほど力の差はないというのが、本当なのではないかと思われます。


2023年3月27日月曜日

ワールドカップ中に父が誘拐されていたナイジェリアのミケル

■2018/11/09 ワールドカップ中に父が誘拐されていたナイジェリアのミケル
■2023/03/27 ナイジェリア好きな選手ベスト11 マルティンス・オコチャ・オナジなど
■2018/06/21 ワールドカップに史上2番目の若さで出場のGK!19歳のウゾーに驚き
■2018/06/23 爆発的なスピードを持つムサが生きる展開になったナイジェリア
■2018/11/09 アフリカらしくない組織とアフリカらしい脆さのナイジェリア



■2018/11/09 ワールドカップ中に父が誘拐されていたナイジェリアのミケル

 今になって知った話。2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第3戦のアルゼンチン代表戦前に、ナイジェリア代表の主将ジョン・オビ・ミケルの実父が誘拐されていたとのこと。衝撃的な話です。
 グループリーグ3戦目のアルゼンチン戦キックオフの約4時間前に家族から連絡があり、誘拐犯に身代金を支払うように求められたといいます。
 
  ミケルは「僕はトラウマに押しつぶされそうだった」としていたのですけど、なんと2011年にも同じく父親を誘拐されたことがあったというのでまた驚き。2回誘拐されることって、そうそう経験しないですよね。
 ミケルは監督やスタッフ、チームメイトにも明かさずにプレー。この6月26日の試合でグループリーグ敗退が決まり、7月2日に父親が開放されてから告白した…ということでした。
(「国民を裏切れない」ナイジェリア主将ミケル、父親誘拐を隠し出場 | サッカーキング 2018.07.04より)



■2023/03/27 ナイジェリア好きな選手ベスト11 マルティンス・オコチャ・オナジなど

 ナイジェリアは結構好きなチームで、結構無理やりじゃなくて好きな選手ベスト11を組めました。…ですが、近年は以前より弱いですね。

  マルティンス

 エテボ オコチャ

ムサ     エブエヒ

 ミケル オナジ

 オメルオ バログン

 トルースト=エコン

   ウゾホ

GK フランシス・ウゾー(ウゾホ) 5 19歳(2018年ワールドカップ) 1998/10/28 196cm
 2018年のワールドカップで19歳ながら良いプレーでした。ナイジェリアにもっと好きなGKがいた気がするんですけど、思い出せず。検索しても出ないし、過去の代表見てもわからなかったので、カメルーンに2人好きなGKがいたといった勘違いかも。

CB ケネス・オメルオ 2 24歳(2018年ワールドカップ) 1993/10/17 185cm
 3枚のDFは皆よかった。

CB、SW ウィリアム・トルースト=エコング 2 歳(2018年ワールドカップ) 1993/9/1 191cm
 3枚のDFは皆よかった。

CB レオン・バログン 3 29歳(2018年ワールドカップ) 1988/6/28 187cm
 3枚のDFは皆よかったのですけど、彼は攻撃でも高い選手相手に頭が出るヘディングを見せていたのも気になりました。

RSB、LWB ティロネ・エブエヒ 3 22歳(2018年ワールドカップ)  1995/12/16 187cm

CH オジェニ・オナジ 6 22歳(2014年ワールドカップ) 1992/2/25 173cm
 守備がうまかったのですけど、足元も良さそうだった選手。

CH、OH ミケル・ジョン・オビ  5 27歳(2014年ワールドカップ) 1987/4/22 188cm
 左右に散らしてゲームを作っており、見たいと思った選手。守備的だった2014年の方が良い印象で、2018年はイマイチ。

OH、CH オゲネカロ・エテボ 4 22歳(2018年ワールドカップ)  1995/11/9 176cm
 テクニックとキープ力があるように見えた選手。

OH オーガスティン・オコチャ 6 1973/8/14 175cm
 トリッキーなプレーが好きだった選手。ナイジェリアと言われてすぐ思いつく選手の1人ですね。 

LWG、RWG、CF アーメド・ムサ 5 26歳(2018年ワールドカップ) 1992/10/14 170cm

FW  オバフェミ・マルティンス  7 1984/10/28 170cm
 170cmと小柄で圧倒的なスピードが武器の選手。ワールドユースで気に入ってMVPだったと記憶していたものの、Wikipediaになし。誰かと勘違い?ひょっとしたら全然好きじゃない選手かもしれません。



■2018/06/21 ワールドカップに史上2番目の若さで出場のGK!19歳のウゾーに驚き

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD第1節 クロアチア 2-0 ナイジェリア
【クロアチア】OG(前32)モドリッチ(後26[PK])

 ナイジェリアは前回大会見たときに結構良くて、グループリーグからきちんと見ていれば良かったと思ったチーム。特にオナジとミケルが良かったです。ただ、今日の試合はオナジが出場せずミケルがいまいち。感想が遅れてしまい内容は全然覚えていないものの、チームも敗戦となってしまいました。
 で、このナイジェリアを応援していましたので、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、なんと3勝8敗2分け。そこまで気合い入れて好きなチームは今回ほとんどないので、そんな気がしなかったのですけど、やばいくらい負けています。前回大会もこんな感じで、近くなってきました。
GK
23 フランシス・ウゾー 5.5
 なんと19歳です。ワールドカップでのGKとしては、過去に2番目の若さだそうな。去年リーグデビューしたばかりといいますから、よく使ってきましたね。
 プレーとしては特に目立たず。2失点に責任はありません。ただ、ロスタイムもう1点という1対1でのプレーを止めていたのは好プレーでした。そもそも若手がいないポジションですし、及第点なら今大会最高の若手GKと言って良さそうな感じです。
DF
2 ブライアン・イドゥ 5.5
5 ウィリアム・トルースト=エコング 5.5
6 レオン・バログン 6
12 アブドゥライ・シェフ 5.5
MF
4 ウィルフレッド・ディディ 6
8 オゲネカロ・エテボ 6.5
 22歳。MFですけど、以前はFW登録だった選手。うまさがあり、攻守に良かったオナジが出てこなくて残念でしたが、その位置で中盤の守備的な2枚ですかね?
 オナジがいなくてがっくりでしたが、彼もテクニックあっておもしろいです。攻撃的な選手と知らずに見ていたものの、経歴見て納得。持ちすぎなほどキープ力 が抜群だった他、ワンタッチではたいて使うプレーも見られました。
 後半もやはりテクニックあるキープ力が印象に残ったものの、焦ってしまうシュートなどもありました。22歳という年齢も知らずに見ていたので、こちらも経歴見て納得というものでした。
  ああ、オウンゴールは彼だったみたいですね。どういうプレーかもう忘れちゃいましたし、不運だと言われていました。
10 ジョン・オビ・ミケル 5(88分OUT)
 31歳。前回大会はもっと守備的な位置だった記憶。左右に散らしてゲームを作っており、見たいと思った選手でした。
 ところが、今大会は全然。ミスが結構あって、残り時間わずかというところですけど、途中退場。前回大会後伸びた選手らしいので、おそらく期待された水準に達していなかったのでしょう。残念でした。
FW
9 オディオン・イガロ 5.5(72分OUT)
11 ヴィクター・モーゼス 6
 27歳。RWG。スピードある最も注目の選手とのことでしたが、私には全然に見えました。特に印象に残ったプレーもありません。
18 アレックス・イウォビ 5.5(62分OUT)
 22歳。LWG。好きだったオコチャの甥でやはりドリブルがうまいとのこと。見たかった選手の1人。数的不利でも抜いてくるプレーがあり、その才能の片鱗は見えました。ただ、輝ききることはできず。
交代選手
FW7 アーメド・ムサ 5(62分IN)
 25歳。前回大会スピードがすごかったので、見たかった選手の1人。ただ、ビハインドで生きるタイプではありませんね。しかも、押し込まれていて、そもそもほとんど触れないというかわいそうなことになっていました。
 LWGで登場して途中から右に。再び左に入ったところでやっとちょっと見せ場。 ドリブルから低いクロスを上げて、チャンスを作っていました。
FW14 ケレチ・イヘアナチョ 5(72分IN)
FW13 シメオン・ヌワンコ ‐(88分IN)
(メンバー・採点は、【クロアチア2-0ナイジェリア|W杯選手採点】攻守に異次元のプレーを見せたモドリッチがMOM | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/23 爆発的なスピードを持つムサが生きる展開になったナイジェリア

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD ナイジェリア 2-0 アイスランド

 クロアチア戦とはかなり変えてきました。4-3-3だったのを3-5-2に。中盤の人数を増やしてくる形にします。
 そのせいかクロアチア戦より良さそうだったものの、終わってみれば前半はなんとシュート0本。苦しかったのですけど、後半は立ち上がりからスペースがあり、こうなるとナイジェリアのスピードが行きます。そこですぐ先制すると、ガラリ一変。ナイジェリアの良さがよく出たゲームとなりました。
GK
23 フランシス・ウゾー 7
 19歳。そこまで厳しくはなかったものの、FKでしっかりと防ぐプレー。CKでは悪くないボールをよく触るプレーも。高さで負けるチームを助ける 良いプレーでした。さらに後半40分すぎには好セーブも。若いGKですけど、年齢の割にというのではなくて普通に良かったですね。
DF
5 ウィリアム・トルースト=エコング 6.5
 CB。3枚のDFは皆よかった。
6 レオン・バログン 6.5
 29歳。CB。3枚のDFは皆よかったのですけど、彼は攻撃でも高い選手相手に頭が出るヘディングを見せていたのも気になりました。
22 ケネス・オメルオ 7
 CB。3枚のDFは皆よかった。
MF
2 ブライアン・イドゥ 5(46分OUT)
4 ウィルフレッド・ディディ 7
 21歳。エンディディとも。 中盤では守備の方に比重がある選手。カウンターをうまく遅らせるディフェンスなどをしていました。
8 オゲネカロ・エテボ 6.5(90分OUT)
 22歳。前の試合より最初からちょっと前といった感じ。ボールはよく触っていましたが、初戦のように持ちすぎみたいなドリブルがなかったので、逆に初戦より目立ちませんでした。
10 ジョン・オビ・ミケル 6.5
 31歳。前の試合は攻撃的な位置だったものの機能せず。今日は自重してもっと守備の意識があった感じ。大きく目立つプレーはなかったものの、こちらの方が良いのかもしれません。
11 ヴィクター・モーゼス 7
 27歳。前の試合より1つ下がってRWB。クラブではもともとこの位置みたいですね。最も注目の選手とされながら、前回は全然。しかし、スペースができた今日の後半は良さが出ました。
 そこまで良いボールではなかったものの、 カウンターからフリーの選手に出してアシスト。また抜ききらないうちに打つシュート。これもコースには飛ばなかったので精度は悪かったものの、良い判断です。守備でも良いカットを見せていました。
FW
7 アーメド・ムサ 8.5
 25歳。前回大会スピードがすごかったので、見たかった選手の1人。ただ、前の試合はビハインドでスペースがなく、全く生きない展開での登場。最初から出したのは良い修正だったと思います。
 今日も前半はスペースがなくて良さ出なかったものの、後半はスタートからスペースがあります。で、すぐにカウンターで完全に空いたところでゴール。浮いたボールで足を上げており、難しいトラップだったのですけど、よくコントロールしました。
 さらにペナルティーエリア外から、2点目かというシュートがポストに。その後すぐスピードを見せてGKもかわしてというプレー。DFが遅れて戻って前に2枚いたものの、落ち着いてゴールして2点目。持ち味が出まくったプレーでした。
14 ケレチ・イヘアナチョ 6.5(85分OUT)
交代選手
DF21 ティロネ・エブエヒ 6(46分IN)
  22歳。エブエイとも。左のWBに入りました。左サイドで何度も良い守備をしていたのが目についた一方で、攻撃では目立たず。守備のための交代かな?と思って今見ると、もともとDF登録の選手だったと知りました(本来はRSBの模様)。全体に良かったのですけど、VARでPK取られたのは彼みたいですね。ノーファールに見えたのでかわいそうではありました。
FW9 オディオン・イガロ ‐(85分IN)
FWアレックス・イウォビ ‐(90分IN)
(【ナイジェリア2-0アイスランド|W杯選手採点】ナイジェリア攻撃陣が後半爆発! MOMは2つのゴラッソを叩き込んだ快足FW | サッカーダイジェストWebより)



■2018/11/09 アフリカらしくない組織とアフリカらしい脆さのナイジェリア

 2014年ブラジル・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦
フランス 2-0 ナイジェリア
【フランス】ポグバ(後34)OG(後46)

 最初、カウンターを止められていました。ただ、途中からペースをつかみました。ケシ監督は、アフリカ人監督としては初のノックアウトステージ進出だそうな。組織ができていて、攻撃もできる良いチームを作りました。
 ところが、後半失点してしまうと、気持ちが切れた感じでミスパスが多くなってしまいます。ここらへんの脆さは、まだアフリカらしさが残っている感じでしょうか。

GK
1 ヴィンセント・エニェアマ 5.5
 31歳。ワンツーの決定的なところを右手でよく止めるプレー。また、跳ね返りが入りそうになったところでもカバーに入る。アフリカ最高のGKだという評価だそうな。
 頭の上抜けそうなヘディングをクリア。直後のCKも触って逆サイドに流したものの、クリアが小さかったがためにヘディングされて失点。
DF
5 アンブローズ 6.0
2 ヨボ 5.5
22 オメルオ 5.0
13 オシャニワ 5.0
MF
8 オデムウィンギー 5.5
17 オジェニ・オナジ 5.5
 21歳。中盤やや守備的な2枚の右。低いところでも落ち着いていて、ここの2人は良い感じ。この位置ですけど、ボール扱いうまいように見えました。守備の方も良いですね。アフリカらしく足が出てきます。カウンターのときに良い守備見せるのも目立ちました。ただ、前半に痛むプレーがあり、後半もう一度やって交代。ナイジェリアとしては痛い交代になりました。
(→ガブリエル 5.0)
11 ビクター・モーゼス 5.5
 23歳。4-4-1-1のLSHの予想でしたが、4-5-1のトップ下。どうも本来はやらないポジションだったようです。そのせいか攻撃では目立たなかったものの、守備ではゴール入りそうなところにカバーで入りクリアする場面が見られました。
(→N・ウチェ -)
10 ミケル・ジョン・オビ 5.0
 27歳。中盤やや守備的な2枚の左。超ワールドサッカーでの評価は低かったものの、悪くないと思った選手。左右に散らす良いボールを入れていて、ある程度ゲームを作れる感じでした。
7 アーメド・ムサ 5.5
 22歳。4-5-1のLSH。とにかく早い!という感じ。ただ、左スペースへのハイボールを素晴らしいトラップで相手に渡さずに、クロスまで行くプレーも。
 このクロスとは別のプレーかな?左からGKの前への素晴らしいクロスというメモも。オフサイドだったけど入ったプレーでした。超ワールドサッカーでの評価は平均点止まりでしたけど、良さを感じた選手でした。
FW
9 エマヌエル・エメニケ 6.0
 27歳。左サイドに開いて、右のアウトで股下抜いて中に入ろうというプレーで、足を持っていかれていました。
 また、ギリギリでオフサイドだったけど、左からのクロスにうまく出ていき、当ててネットを揺らす場面も。
(選手名とレーティングは、レーティング:フランス 2-0 ナイジェリア《ブラジル・ワールドカップ》【超ワールドサッカー】より)

2023年3月26日日曜日

サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった おかしい?

■2016/1/19 ラグビー日本代表の日当2000円はおかしい?
■2016/1/19 サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった
■2016/1/19 他社の社員を勝手に使うのが当然…スポーツの常識はかなり変



■2016/1/19 ラグビー日本代表の日当2000円はおかしい?

 というか、代表で日当が出ているかどうかなんか考えたことなかったですけどね、正直。記事そのものは、昨年2015年にブレイクしたラグビーの話。ここでサッカーの日当の話も出てきたんですね。

-----引用 ここから-----
ラグビー選手会設立で判明した日本代表の意外な待遇|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター] 【第374回】 2016年1月19日
http://diamond.jp/articles/-/84786

 昨年4月から大会直前の8月まで10回にわたり計75日間に及ぶ合宿が行われた。この日当が3000円だったという。しかも、1000円を食事代として引かれ、1日あたりで手にした金額は2000円だったそうだ。
 (中略)一部のプロ契約の選手は1000万円から5000万円程度の年俸、大多数の社員選手は500万円前後の年収を得ており、日当を当てにしている者はいない。
 (中略)代表選手は多くのリスクを背負っている。(中略)ラグビーは体を激しくぶつけあう肉弾戦。筋トレが欠かせないのはパワーをつけるだけでなく、体に筋肉の鎧をまとうためにも行うものだが、それでもケガはつきものだ。その危険を顧みず、試合では命をかけて相手にぶつかっていかなければならない。そうしたリスクの見返りとしては、やはり3000円という額は少ない。
-----引用 ここまで-----

 記事では以下のような指摘もありました。

-----引用 ここから-----
 もっともラグビー(ユニオンラグビーとリーグラグビーのふたつの方向性があり、厳密にはユニオンラグビー)は、長年アマチュアリズムを信条としてきた競技だけあって、選手にプレーの見返りとして高額の報酬を求める意識は薄い。それを示しているのはW杯だ。優勝しても与えられるのはウェブ・エリスカップという純銀製のトロフィーだけで賞金はゼロ。つまり選手は体を張って必死に頑張って優勝したとしても、得られるのは喜びと名誉だけで、報酬は無いのである。
-----引用 ここまで-----



■2016/1/19 サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった

 ただし、タイトルにしたようにサッカー日本代表など、他の日本のスポーツでも高くありません。ラグビーが特殊だという見方は、妥当ではないでしょう。
 公表されていないものが多いですが、明らかになっているのはバレーボールとサッカー。バレーボール全日本は国内の場合2000円、海外遠征は3000円。また、サッカーのA代表は1万円。注目度の高いサッカーA代表でも、この額。財務的に豊かな競技団体は少ないため、他はバレーボールと同レベルかそれ以下と見られています。
 知りたいのは、海外の例でしたが、例が一つしかなくよくわかりませんでした。

-----引用 ここから-----
 昨年のW杯で優勝したニュージーランド代表の日当は約10万円だそうだ。優勝国を基準にはできないが、それと比べると日本代表の日当額はやはり寂しい。
-----引用 ここまで-----


 ■2016/1/19 他社の社員を勝手に使うのが当然…スポーツの常識はかなり変

 競技団体の財源の問題がありますが、日当はもっと高い方が望ましいとは思います。
 さらにへんてこな意見だと思われるでしょうが、私は競技団体が代表選手のクラブの給与を肩代わりするようなシステムがあるといいなと思います。今回の記事は選手のリスクという話でしたが、クラブも大きなリスクをしょっているためです。
 高給を払っている選手を奪われて使われるだけでなく、疲労によるパフォーマンス低下や、怪我によってクラブでプレーできなくなるおいったリスクもあります。
 これがスポーツ以外のビジネスの話だったら、とんでもない問題になる話になるとわかりますよね。実は、かなり非常識な慣習なのです。

 以前はクラブが代表に選手を出すのに難色を示すということもありました。また、過密日程で怪我が増えていることも指摘されています。
 理想論的で現実はかなり難しいと思われますが、もっとクラブ側にも代表に選手を出すデメリットを少なくする措置が与えられることが望ましいでしょう。


2023年3月25日土曜日

岡山県出身で将来を期待された苔口卓也が陥ったスランプ

■2019/07/13 岡山県出身で将来を期待された苔口卓也が陥ったスランプ



■2019/07/13 岡山県出身で将来を期待された苔口卓也が陥ったスランプ

 2004年SBSカップのメモで苔口が出てきたので、岡山県出身のサッカー選手の項目を作成しました。

FW、MF 苔口卓也 J1     62 J2     187(カターレ富山、U-22日本代表)
 2004年SBSではLWB。後半からの登場ですが、チーム優先のためであり、本来なら余裕でスタメンです。この日はチーム優先でそもそもいない選手も多かったです。
 苔口は 寺田紳一に変わって出場すると、いきなり抜いてチャンス。スピードがあり、寺田にはないサイド突破ができました。ただし、回数は少なかったとのメモです。
 私はそこまで好きではなかったものの、そこそこ良い選手という感じ。世間の評価はもっと高く、既にクラブのセレッソが手放したがらなかったように評価の高い選手でした。
 しかし、名前を全く聞かなくなったなと思ったら、スランプになっていた模様。私はてっきりRSHだと思っていたんですけど、FWの方が本職のようで、Wikipediaでは「五輪予選が始まると招集されなくなり、セレッソで試合に出場しても、シュートが打てないなどの不振に陥った」と書かれていました。とはいえ、J3のカターレ富山移籍後は復活し、J2に昇格してもコンスタントに出ています。良かったですね。

多田大介(シーラーチャーFC)
CB、DH 江添建次郎(元カターレ富山) J1    15 J2    132
青山敏弘(サンフレッチェ広島、U-22日本代表)
MF、FW 大西容平(元カターレ富山)J1     34  J2     242    
大西康平(元松本山雅FC)
田中秀哉(元FC大阪)
李漢宰(FC町田ゼルビア、北朝鮮代表):倉敷市
難波宏明(FC岐阜)
田村仁崇(元SC相模原)
奈良林寛紀(元藤枝MYFC):倉敷市
板野圭竜(ファジアーノ岡山ネクスト):倉敷市
加藤健人(ザスパクサツ群馬):岡山市
田中宏昌(ファジアーノ岡山ネクスト):総社市
金光栄大(ファジアーノ岡山ネクスト)
福本尚純(ファジアーノ岡山ネクスト)
川原周剛(元ファジアーノ岡山)
妹尾隆佑(ファジアーノ岡山) 
丸谷明(元ファジアーノ岡山)
関口圭亮(元ファジアーノ岡山)
藤定孝章(元ファジアーノ岡山)
滝裕徳(元ファジアーノ岡山)
青山俊輔(元ファジアーノ岡山)
岩田大樹(元ファジアーノ岡山)
岡本竜之介(元カマタマーレ讃岐)
安英学(横浜FC、北朝鮮代表)
小野田将人(FC今治)
梁圭史(ファジアーノ岡山コーチ、元ヴェルディ川崎、ザスパ草津、朝鮮代表):倉敷市
土田尚史(浦和レッズGKコーチ、元浦和レッズ):岡山市
久永啓(サンフレッチェ広島コーチ)
加戸由佳(岡山湯郷Belle)
高松剛太郎(元三菱水島FC)
高松健太郎(元横河武蔵野FC)
黒田和生(滝川第二高等学校初代監督):倉敷市
亘崇詞(元ボカ・ジュニアーズ)
DF、FW 秋田英義(元FC岐阜):津山市 J     1  J2     105
那須甚有(ガイナーレ鳥取):倉敷市
熊田克斗(FC大阪):津山市
佐野海舟(FC町田ゼルビア):津山市
佐野航大:津山市
(岡山県出身の人物一覧 - Wikipediaより)

2023年3月24日金曜日

ガンバ大阪史上最高のGKは現所属の東口順昭か?

■2019/07/15 ガンバ大阪史上最高のGKは現所属の東口順昭か?
■2019/07/15 ガンバユースで4人目の高校生昇格をした寺田紳一



■2019/07/15 ガンバ大阪史上最高のGKは現所属の東口順昭か?

  都道府県の話ばっかりやっていたので、ここらへんでクラブという分け方も一つ。ガンバ大阪出身の選手を全部載せると長くなっちゃいますので、ガンバ大阪の所属経験があること、日本代表経験がある人を中心にベスト11候補を作ってみようと思…ったのですが、面倒臭すぎて現役とGKしか見ていません。
 とりえあず、GKは現役の東口順昭が最高でしょうか。所属はまだ5年目で少ないですが、ジュニアユース出身でゆかりがあり、代表出場数ではトップではないかと思います。そのうちちゃんと調べますね。

GK
本並健治 1986年 - 1997年5月
岡中勇人 1991年 - 2001年
都築龍太 1997年 - 2002年
東口順昭 2014年 -
DF
藤春廣輝 2011年 -
今野泰幸 2012年 -
MF
遠藤保仁 2001年 - 
倉田秋 2007年 - 2009年 2012年 -


■2019/07/15 ガンバユースで4人目の高校生昇格をした寺田紳一

OH、DH 寺田紳一  大阪府茨木市出身 ガンバユース J1     71    
 2019/07/15にこれを書き始めたのは、 2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のメモのため。LWBでスタメンでした。ただし、クラブ優先で苔口卓也が後半からしか出ることができなかったというのが理由のようでした。
 また、ゲームでは本職ではないといった説明も。目立ちませんでした。ただ、トップ下に回った後半も目立たずに終わっています。
 Wikipediaでは、 1学年下の家長昭博を左SHに従え、トップ下での出場が主だったという書き方をしています。その家長が先にデビューしているものの、ユースチーム在籍中にトップチームに昇格(正確には帯同)した選手は、稲本潤一、新井場徹、家長に次いで4人目(試合出場はなし)ということで、期待の選手ではあったようです。ただ、家長もそうであったように、豪華メンバーの壁に阻まれたことで伸び悩み。怪我にも苦しんだようです。とはいえ、J1でもかなり試合数出ていますし、横浜FCでは長く中心選手に。十分良いですよね。


2023年3月23日木曜日

新年会遅刻の岡田武史代表監督、誤解して全テーブルで謝罪の挨拶

■2019/04/18 新年会遅刻の岡田武史代表監督、誤解して全テーブルで謝罪の挨拶
■2019/04/18 都並敏史と岡田武史はチームメイトだった?



■2019/04/18 新年会遅刻の岡田武史代表監督、誤解して全テーブルで謝罪の挨拶

 1998年1月、都並敏史さんが毎週月曜日、ゲルゲットショッキングセンターに出ていたテープが残っていました。1月ということで新年会の話もしていました。10人くらいのメンバーで当時日本代表監督だった岡田武史さんといっしょだったようです。
 ただ、岡ちゃんは遅刻。で、満席状態の会場(飲み屋?)につくと、全テーブルが関係者だと勘違い。テーブル1つ1つを順番に 「遅れてすみません」と謝罪の挨拶。当時は何しろ日本代表監督でしたので有名でしたので、挨拶された人たちは拍手で大盛り上がり。
 タイトルが長くなるので「全テーブルで謝罪の挨拶」としましたが、本当言うと全部は行きませんでした。4つ目のテーブルでやっと本当の参加メンバーのところにたどりついて、誤解が明らかに。真相を聞かされると真っ赤になっていたそうです。ボケキャラなんですかね。


■2019/04/18 都並敏史と岡田武史はチームメイトだった?

 このとき私はすでに都並敏史さんは引退していたと誤解していましたが、まだ現役だったようで驚きました。誰に言われたのかわからなかったんですけど、「ラジオやってるやつは(日本代表に)選ばれないと言われた」と岡ちゃんに言ったら、「試合出ればチャンスある」と言われたそうな。
  1997年と1998年の所属を見ると、平塚。覚えないですね。1997年は6試合、1998年は5試合のみの出場で、その年で引退となっていました。
 岡田武史さんは読売クラブではなく、古河電工であり、クラブではいっしょではありません。ただ、代表でチームメイトだったと思っていました。思い込みかもしれないので、確かめてみましょうか。
 都並敏史さんは 1980年に19歳で代表デビュー、1987年までは毎年選ばれています。岡田武史さんはなんと同じ1980年デビュー。24歳かな。というか、5歳しか違わないですね。もっと違うイメージでした。岡田さんはチームの中心として期待されたものの、1985年で代表を引退しています。ということで、やはりチームメイトだったようです。
 ちなみに岡田武史さんの出場試合数は24試合 で、都並敏史さんは78試合。岡田さんが少なく見えるものの、当時は代表の試合が少なかったはず。前述の通り代表引退が早く、1984年のロサンゼルス五輪最終予選ではレギュラーのはずが怪我、1986 FIFAワールドカップ地区予選では控えであるなど、順調でもなかったものの、今の日程ならもっと出場試合数が増えたと思われます。


2023年3月22日水曜日

森保ジャパンの日本代表が強い理由は「自分たちのサッカー」がないから

■2019/01/30 森保ジャパンの日本代表が強い理由は「自分たちのサッカー」がないから
■2017/11/15 日本代表がまさかの司令塔不足
■2017/11/15 酒井宏樹、浅野拓磨、井手口陽介など初めて見る選手5人
■2017/11/15 乾貴士、久保裕也、森岡亮太など
■2018/05/16 ザッケローニ監督、自信なくして右往左往?
■2018/06/20 日本代表がロシアW杯で活躍してしまう方がまずい理由
■2018/06/20 本田圭佑と香川真司がともに大仕事して勝利
■2018/06/25 初戦で完全にノッた日本代表、内容の濃い引き分け
■2018/06/25  応援しないと言いつつ、むしろ好きな選手が多い今の代表
■2018/07/03 日本は温存してギリギリ2位通過より首位通過すべきだった?
■2018/07/03 本田圭佑が戦犯、私なら「首根っこを掴んで怒鳴っている」と名将カペッロ



■2019/01/30 森保ジャパンの日本代表が強い理由は「自分たちのサッカー」がないから

  AFCアジアカップ2019準決勝は日本が、「最強」と目されていて下馬評の高かったイランに3-0と完勝。この分析としておもしろかったのが、「自分たちのサッカー」論です。
  日本代表が「自分たちのサッカー」にこだわって弱かった時代もあったのですけど、森保ジャパンは、こういうサッカーをすると表現するのが難しいとのこと。試合によって戦い方を変更。
 それも、相手を分析し、得意なことをさせないことを優先するとのこと。まだアジアレベルの話なのですけど、アジアの代表としては、むしろワールドカップ向きの戦い方です。
 パターンがない分、相手は分析がしにくい、ともされていましたが、これも長所とされます。電撃解任されたハリルホジッチが、まさにそのようなタイプと言われていました。似たサッカーをしていると思う人は少ないでしょうが、守備から入る点も同じですね。
 一方、イランは「自分たちのサッカー」にこだわったとのこと。日本に対策された、自分たちの持ち味のロングボールを続け、それ以外の攻撃パターンは貧相なものだったという説明でした。
 (日本代表はなぜイランに完勝できたのか? 「粘り強さ」の正体と「非・自分たちのサッカー」フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年01月29日より)
https://pex.jp/point_news/f40e7af923fdbbc0d90f330c4c4afbde
 


■2017/11/15 日本代表がまさかの司令塔不足

2017/11/15 ベルギー 1-0 日本

 何となく気が向いて、ブラジルワールドカップ以来 3年ぶりに日本代表の試合を見ました。初めて見る選手がかなり多いです。
 先に日本代表、最後のフリーキックのゴールは2013年 名手の伝統が途絶えるをやっていたというのもあるのですが、司令塔タイプが今いないってのがびっくり。日本は伝統的にフリーキックの名手がいたと同時に、司令塔多すぎ問題があり、選出や使い方に困っていたくらいでした。
 これは私の誤解かもと思ったので、検索。【選手数値化プロジェクト】日本を代表する7人の司令塔 | Shooty(岩崎 充  2017/08/21 11:40)によると、以下が今の司令塔タイプ。

中村俊輔、遠藤保仁、中村憲剛、本田圭佑、柏木陽介、清武弘嗣、柴崎岳

 本田圭佑は司令塔タイプかな? 柏木陽介も1試合見た感じ、違う印象。清武弘嗣は1度見たものの、不調だったときで目立たなずぎてビビりました。
 で、今代表に入りそうなのは、唯一柴崎岳がいましたね。 直接フリーキックという印象はないですが、プレースキックの精度に定評があり、怪我が治ればキッカーを任されるかもしれません。

 上記の関係もあり、ベルギー戦は10分くらい見て、 華がないと感じてしまいました。守備がきっちりできる選手が揃っているものの、攻撃のときは地味でわくわく感がありません。個人的にも全然好きなタイプもおらず。
 ただ、格上と戦うワールドカップを考えると、これは現実的。守備を壊す本田圭佑や香川真司を入れた方が負ける可能性が高く、しゃーないなと思ってみていました。
 一方、後半は今回の出場選手で唯一好きだとわかっていた 乾貴士の他、久保裕也、森岡亮太といった期待を抱かせる選手らが登場。プレー時間は少なくなるものの、前述の通り、しゃーないです。

<ポジションはテレ朝に従う>
GK 1 川島永嗣
LSB 5 長友佑都
LCB20 槙野智章
RCB 22 吉田麻也
RSB 19 酒井宏樹
DH 16 山口蛍
ROH 25 長澤和輝
LOH 2 井手口陽介
CF 15 大迫勇也
LWG 8 原口元気
RWG18 浅野拓磨



■2017/11/15 酒井宏樹、浅野拓磨、井手口陽介など初めて見る選手5人

 初見の選手が5人。後でやる途中交代でも、2人か3人が初めてでした。

LCB20 槙野智章
 よく名前は聞いていたものの、初めて見る選手。 サイドバック経験あるとのことでスピードあるんだろうなと思っていたんですが、少なくともスピード不足ではないというイメージくらい。あまり印象残りませんでした。
RSB 19 酒井宏樹
 初めて見た選手。あまり印象が残らず。攻撃が苦手には見えず。オールマイティーなタイプなのかな?と思いました。
ROH 25 長澤和輝
 クラブでもちょっと前までレギュラーではなく、いきなり代表 入った感じの選手みたいですね。よく守備をするタイプに見えました。
LOH 2 井手口陽介
  中盤は他の選手もよく守備していたけど、特によく走っていた選手。運動量がすごいですね。攻撃面ではそこまでのものを感じなかったものの、チームに必要となる助かる選手という印象。
RWG18 浅野拓磨
 若い頃からスピードある選手と聞いていて、好きになれるかもと思った選手。ただ、抜けたスピードは今日は感じず。
 走ってくれるんで、雑でも前にボール出せるというのは助かりますね。スピードはDFが疲れた後半の方が生きるかな?と思うものの、その前に点取られていたらスペースないですし、最初から使ってバテるまで走ってもらうという方がいいのかも。


■2017/11/15 乾貴士、久保裕也、森岡亮太など

 初見以外や途中交代の選手について。

LWG 8 原口元気
 高校生のときに何試合か見た選手。当時の監督がすごく買っていたけど、私はイマイチ良さがわからなかったんですよね。でも、監督さんの見る目があって、代表で重宝されています。
 一応ドリブルが一番かなと思っていたのですが、オールマイティーなタイプに見えました。今日もドリブルは 目立ちませんでした。
 ただ、守備ができる選手ですよね。浦和のときも走ってくれる印象はありました。そういう意味では使いやすいタイプで、やはり現実的な選択です。
 MF 14 森岡亮太
  途中交代で左のインサイドハーフに。初めて見る選手。ベルギーで最近ブレイクで、日本にとっても新顔みたいですね。
 それほど目立たなかったものの、スタメンの選手より攻撃に特徴がありそうな感じ。ターンして、逆サイドの左隅に流すようなシュートがいい場面でした。解説の松木安太郎さんは、パスがシュートか中途半端って言っていたけど、逆に触られるかもとGKは迷うので 、ああいうボールは嫌だと思います。
FW 10 乾貴士
 たぶん高校2年生だったと思うのですが、野洲高校時代に大好きになった選手。野洲高校のサッカー好きすぎて泣きました。セレッソでも数試合見て、やはり大好きだと思いました。
 今日はファーストプレーでいきなり仕掛けてシュートまで。やっと期待できるかもと思ったものの、その後は目立てず。
 たぶんもっと長い時間もらった方が良いんでしょうが、そうなると守備面が心配になりますしね。オプション的な使い方にならざるをえないのかも。
FW 9 杉本健勇
 ユース時代に見た気がするんですが、勘違いかも。はっきりしなくてもモヤモヤ。もしかしたら初見という選手。
 時間短くてイメージなし。大柄ですし、途中交代なら今日みたいに大迫と代えても、あまり変化はないですよね。大迫が出れないときの代役か、2枚大きい選手を並べるかじゃないかなぁ…。
FW 11 久保裕也
 昨シーズンブレイクして、名前は覚えた選手。見るのは初めて。 右のFWに入りました。
 久保というと、久保竜彦のイメージがあって何となくそういう想像していましたが、全然違いますね。ボールタッチ見てすぐ、あっ、好きになれるかもという感じ。スタメンの選手らと全然違うと感じました。
 Wikipedia見てみると、評価がいろいろ。シュート精度やドリブル、オールマイティーなど、人によって評価が異なっていました。
 今日見た感じだと、オールマイティーが近い印象。タッチが好みっぽいので、もっと見てみたい選手です。


 
■2018/05/16 ザッケローニ監督、自信なくして右往左往?

2014/6/25 ワールドカップグループリーグ 日本  1-4 コロンビア
(メンバーは日本 対 コロンビア - スコア速報 | ブラジルW杯 : nikkansports.comより)

 前半は縦パス多いし、動き出し早かった。バテそうな気がするし、2軍みたいな相手ではあるけど、これまでの2試合にない動き。
 ところが、後半はがらっと変わった相手にボコボコにやられる。他の国であるような気持ちが切れてしまうプレーはなく、足も止まってはいなかった。ただ、余裕が無いのか、選択がことごとく悪い。狭いところ行ったり、空いている選手がいなかったり。
 …とメモしていたけど、こういうところが力の差なのかも。

GK    1    川島永嗣
DF    2    内田篤人
DF    5    長友佑都
DF    15    今野泰幸
DF    22    吉田麻也
MF    14    青山敏弘
 初見。守備的な中盤の一枚。パスに自信ある選手なのかな? 精度は高いと思わなかったものの、長い縦パスを盛んに入れていた。
 何でもないところでトラップミスして後ろにボール流してしまい、ピンチ。遅れて足に行くプレーも。
 今見ると、メモは悪いところばっかりだった感じだったけど、チャレンジは悪くなかった気もする。これまでの2試合にいなかったタイプで、勝たなくちゃいけないという中で使ったのかな?と。
 なので、起用の意図としてはわからなくもなかったんだけど、ザッケローニ監督は彼も結局途中で替えちゃったんだよね。ザッケローニ監督自身迷っていて、情緒不安定みたいな印象を受けた采配。
MF    16    ⇒山口蛍
MF    17    長谷部誠
MF    10    香川真司
 常時冴えなかった記憶あるけど、「今日は冴えないな」とのメモがあり、あれ?と思ってよくよく見たら、「今日"も"冴えないな」だった。
 後半良いディフェンスを珍しく見せたけど、その後のパスが通らない。

MF    4    本田圭佑
 FKイマイチかなと思っていたけど、左からので結構良いのが前半あった。
 ただ、結局、抜くプレーも見られるものの、強引にやって失うこと多く、全体としては良いと感じなかった。
FW    8    ⇒清武弘嗣
 あれ、清武って昔は未見だったと思っていたら、このときにいたのか。でも、メモにもないし、全く記憶に残っていなかった。
MF    9    岡崎慎司
 テレビでは1トップ の紹介だったけど、たぶん右のサイドハーフ。良いように見えたのだけど、途中で交代。うろ覚えだけど、このときの日本は右の岡崎と内田のコンビが一番機能していた記憶。そういう意味でも不可解な交代だった。
 ボール受けるところでスルーしてターンし、右サイドを抜けていくプレー。
 前半ロスタイム、得意のニアで姿勢の低いヘッドで同点弾。

FW    11    ⇒柿谷曜一朗
  最初1トップで途中から2トップ? 終了間際、強引かなと思ったけど2人抜いて、GKと1対1になる場面。
FW    13    大久保嘉人
 テレビでは右サイドハーフの紹介だったけど、たぶん1トップ。
 ドリブルの切り返しは効いている。ただいかんせんシュートが下手だった。Jリーグではよく点取っていたんだけどね。確かこの後「世界は大したことなかった」みたいな発言して、「1点も取れなかったのに」って言われていた気がする。




■2018/06/20 日本代表がロシアW杯で活躍してしまう方がまずい理由

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節 コロンビア 1-2 日本
【コロンビア】キンテーロ(前39)【日本】香川真司(前6[PK])大迫勇也(後28)

 ツイッター見てたら日本代表の勝利を素直に祝わない人への非難の声が出ていたんですけど、ちょっと異常ですね。どのチームを応援するのかは自由であり、それを責める方がおかしな話です。
 イングランドのサッカージャーナリストの人が、日本とイングランドだと日本を応援するかもと言っていたんですけど 、彼がイングランドで責められるべきだと思います? Jリーグや高校野球などで地元チームを応援しない人が責められるべきだと思います? こんなの本来自由なことなんですよ。それを縛ろうというのは異常な思考です。
 で、私も今回日本代表を応援してなかった わけなのですけど、今回活躍するとまずいというのは、大会直前の監督解任を正当化してしまい、また同じようなことをやりかねないため。これがまずい理由は3点あります。

(1)親善試合で結果を求められる 親善試合でベストメンバーを組むとなると、新しい選手を試したり、オプションを試したりできなくなくなる。メンバーが固定されるために 相手に手の内が読まれるが、その際にもオプションがないので対応できなくなる。
(2)ロシアワールドカップが最終目標ではない ワールドカップで勝つためという監督解任は一見正しそうだが、ワールドカップは4年に1回あり、次もその次もある。これまでやってきたことを簡単に否定するようなことをすると、長い目で見てチームを作っていかなくてはいけないのにそれができなくなる。
(3)スポンサーの介入が常態化する  今回の監督解任ではスポンサーの圧力があったことを認めていた。これが成功してしまうと、スポンサーの介入がより頻繁に行われてしまうおそれがある。

 ところが、困ったことにこれで日本代表が活躍してしまうことに。最初から良い攻撃ができたのですけど、いきなりレッドカードとPKでほぼ90分間1人多い中で戦うことができました。これはやっぱり楽になりましたね。自信がついて次の試合以降も勢いに乗っていけそうです。
 あと、代表選手は全然好きな選手いない…と思っていたら、昌子源、柴崎、乾 と応援したい選手が3人もスタメンで出ていました。むしろかなりいい感じです。
 でも、コロンビアを応援していたので、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、これで3勝5敗2分けに。だいぶ負けてきました。日本代表の活躍でまだ負けが増えそうな感じ。

■2018/06/20 本田圭佑と香川真司がともに大仕事して勝利

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節 コロンビア 1-2 日本
【コロンビア】キンテーロ(前39)【日本】香川真司(前6[PK])大迫勇也(後28)
GK
1 川島永嗣 5.5
 壁の下を通されたFKで失点。仕方ないと思ったのですけど、ボールスピードを考えると止められただろうとの指摘。言われてみればそうかもしれません。また、テレビ解説ではキャッチじゃなくてかきだすという判断で良かったのでは?と。
DF
3 昌子 源 6.5
 使われないんじゃないかと思ったら出てきました。好きな選手なので応援したくなっちゃいます。大きく目立ったわけではないものの、守備能力の高さを示すプレーはあり。やはり良い選手です。
5 長友佑都 7.5
 ドリブルで盛んに仕掛けてくるクアドラードによく対応していました。それでもどっかで破られるのではという感じもあったのですけど、そのクアドラードは途中交代。抑えきった格好です。
19 酒井宏樹 6
22 吉田麻也 6
MF
7 柴崎 岳 7(79分OUT)
 好きな選手じゃなかったのですけど、スペインで苦労して応援したい選手に変わりました。ユーティリティですけど、今の代表では長谷部と並んで真ん中。プレーもユーティリティらしく攻守両面で良かったですね。運動量多く守って攻めてで、攻めではパスも出せます。
8 原口元気 7
10 香川真司 6.5(69分OUT)
 大半の時間消えていたのですけど大仕事しました。開始早々、こぼれを良いシュートして、ハンドリングで退場とPKをゲット。そのPKを自ら蹴って決めました。ほぼ真ん中といった感じのシュートで、GKの動きを見て最低限かわせればといった感じのものでした。
14 乾 貴士 6
 高校時代から好きな選手。もともとそういうタイプで失うところも多いのですけど、ドリブルなど得意のプレーをよくやっていました。守備はダメなタイプだと思っていたんですけど、そっちも頑張れますね。
 左サイドで切り返してゴール右狙いすましたシュート。ただ、コースは甘く。同じようなのがもう1本ありました。
 香川を初めて見たのは乾といっしょに見たセレッソで、コンビネーション良かったです。ただ、今日の試合は香川との連携の良さみたいなのはなし。当時のセレッソはもう1人ブラジル人選手と3人だけで攻撃していたのにめちゃくちゃ怖いというチーム。3人は守備免除でとりあえず渡しておいて、3人だけで攻めて…って感じでした。
17 長谷部誠 6
FW
15 大迫勇也 7(85分OUT)
 ハリルホジッチ監督は縦パスばかりのサッカー、カウンター狙いのサッカーでダメと言っている人がいました。その人はそのサッカーに大迫も合っていないとのこと。スピードがなくて裏を狙えないからということでした。ただ、 カウンターだからトップが足早くある必要はないんですけどね。南アフリカ大会の1トップ本田圭佑も鈍足でしたが、前で体張ってくれたのがうまく行っていました。
 ところが、大迫は開始早々のカウンターの場面、むしろスピードで勝ってビッグチャンス。シュートはGKの体に当てられるものの、こぼれからPKに繋がりました。
 後半はさらに裏を狙うプレーが多く。どうもチームとして縦パスを増やしたみたいですね。そして、大迫はむしろポストプレー以上に縦に裏を狙うプレーの方がいいのではないかという感じ。うまくターンしながら 抜けてシュートまで行くプレーもありました。よく狙っています。それから、CKから決勝点も記録しており、今日は全体に良かったですね。
交代出場
MF4 本田圭佑 6.5(69分IN)
 ミスパスが多く危なくなりそうなところあるなど、香川と似たような感じで 大部分輝けなかったのですけど、大仕事はしたというところまでそっくりいっしょ。投入してすぐの最初の左CKでゴールをアシストしました。
MF16 山口 蛍 -(79分IN)
FW9 岡崎慎司 -(85分IN)
(【日本2-1コロンビア|採点&寸評】長友と原口の闘争心に拍手!神様、仏様、大迫様!! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/25 初戦で完全にノッた日本代表、内容の濃い引き分け

 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2節 日本 2-2 セネガル

  初戦で乗っていけるのではないかと書いたように、日本は非常に良いゲーム。引き分けですけど、優勢に進めて内容の濃い引き分けでした。
 日本は先に失点。セネガルのカウンターが出やすくなるかと思ったもののそうでもなく。追いついてからはセネガルが焦ってしまいました。セネガルは後半も修正できず、さらに焦ってボロボロ。むしろ引き分けだったのは運が良かったというくらいです。
 セネガルの初戦は、相手のフォーメーションチェンジに見事に対応して、むしろ戦術理解度や組織的守備は良いチームだと感じました。しかし、今日は逆に全くダメ。32チーム中10番目と若いチームではあるのですけど、27.2歳ですので極端ではありません。ただ、内容はかなり未熟でした。
 前述の通り、日本は今後のためにあまり活躍しない方が良いと思うのですけど、こういうときに限って頑張っちゃいますね。私が応援しない方が良いのかも。応援チーム戦績は、9勝10敗4分け。他でも書いているように、本気応援でちょくちょく負けているので、気持ち的には辛いです。肉体的にも観戦疲れが出てきました。

■2018/06/25  応援しないと言いつつ、むしろ好きな選手が多い今の代表
 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2節 日本 2-2 セネガル
【日本】乾貴士(前34)本田圭佑(後33)
【セネガル】マネ(前11)ムサ・ワゲ(後26)
GK
1 川島永嗣 4.5
 35歳。裏を抜けられてダイレクトというシュートをよくセーブという場面はありました。ただ、パンチングを相手の足に当てて失点という場面は、各メディアで問題が指摘されていました。今大会では最も悪いGKの1人ですね。あと、今年齢見てびっくり。もう35歳なんですね。
DF
3 昌子 源 6
 25歳。今日はアフリカ選手の身体能力にやや苦労する場面も。応援しないいいながら、好きな選手なのでヒヤヒヤして見ていましたが、幸い大きなミスはありませんでした。
5 長友佑都  6
19 酒井宏樹 7
22 吉田麻也 6.5
MF
7 柴崎 岳 7.5
 26歳。守備的な位置の2枚のうちの1枚。チームは応援しないいいながら、結構応援したい選手が出ている今の日本代表。そして、そういう選手たちが活躍します。特に柴崎は良いですね。
 前半は逆サイドに正確なボール。他にも良いボールがポンポン出ていました。後半も右サイドからダイレクトで1点もののボールなど、素晴らしいところを狙っていました。
 もともと献身的に守備をする選手であり、こちらもハイレベルでした。ただ、驚いたのが危ないところに出てくる守備の嗅覚の鋭さ。各メディアがマン・オブ・ザ・マッチに選んでいたように、攻守に代表の中心となっています。スペインでは精神的なところで苦労しましたけど、力を出せるとすごい選手ですね。
8 原口元気 5(75分OUT)
 27歳。RSH。相変わらず運動量多く、守備で活躍。ただ、その守備において、CKに逃げれば良いボールをバックヘッドで相手にプレゼントしたところから失点。川島が声出してましたけど、前を指さしていた感じで川島も少なくともCKに逃げる指示ではなさそうでした。
10 香川真司 6(72分OUT)
14 乾 貴士 6.5(87分OUT)
 30歳。LSH。涙出るほど好きだった野洲高校時代から好きな選手。彼もマン・オブ・ザ・マッチ級の活躍で、本当好きな選手が今大会頑張っています。
 ペナルティーエリア内左。ここしかないだろうという右隅に低いボールでパーフェクトなゴールで同点。
 初戦に引き続き守備もよくやっています。後半はダイレクトのシュートで右角に近い位置のクロスバー。2点目かというシーンでした。さらにペナルティーエリア内左から低いボールを通してアシストで2点とも絡みました。
17 長谷部誠 6.5
FW
15 大迫勇也 5.5
 28歳。今日は初戦でよかった裏へのボールではなく、本来の持ち味のポストプレーが中心。通用していました。ただ、ゴール前で1点というところでシュートまで行けないプレーはありました。
交代出場
MF4 本田圭佑 6.5(72分IN)
 32歳。今日も大仕事。乾が逆サイドから低いボールを入れてくれたのを決めてみせました。
FW9 岡崎慎司 6(75分IN)
MF11 宇佐美貴史 -(87分IN)
 26歳。彼も好きな選手。今回は応援していないチームなのに、好きな選手はむしろかなり多いチームです。柴崎と同じ世代のワールドユースで見て気に入った選手。柴崎はむしろ当時好きじゃなかったんですよね。宇佐美はテクニックがあって当時最も注目。ただ、こういう日本人選手はほぼ100%大成しないので、うまく育ててほしいと思っていました。プロでは守備を意識されるものの、当時は今より持つタイプだったクリスティアーノロナウドみたいにわがままなプレーでもいいんじゃないかと思っていたんですよね。
 実際、今でも守備はダメなようで、これが理由でLSHは乾が良いとメディアで言われていました。一方で、守備を免除されるほど攻撃が良いかと言うと完全に伸び悩み。ちょうどロナウドならさぼっても許されるが、宇佐美じゃ許されないとメディアに書かれていました。実績からすると代表に選ばれるのが不思議なほど苦労しているようです。時間がないので難しいのですが、今日もそれほど良いところは見せられませんでした。
(採点・メンバーは、【日本2-2セネガル|採点&寸評】柴崎のあのフィードはまさに芸術品‼ 川島はなぜ正面にパンチング? | サッカーダイジェストWebより)




■2018/07/03 日本は温存してギリギリ2位通過より首位通過すべきだった?

 ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト16 ベルギー 3-2 日本
【ベルギー】ヴェルトンゲン(後24)フェライニ(後29)シャドリ(後49)
【日本】原口元気(後3)乾貴士(後7)

  ベルギーは前の試合途中から復帰のコンパニが穴になる可能性も考えていましたが、これはそこまで問題にはなっていなかったようです。また、日本を舐めてくるという可能性も感じましたが、そういうところもありませんでした。一方、個々の力で勝ってきているものの、チームとしてのまとまりはなし。試合運びも下手です。日本がつけいるスキはありましたし、実際そこらへんは出ました。
 ベルギーの初戦は華麗なテクニックで勝ってきたもので、余裕がありすぎて気の緩みに繋がりそうなもの。一方、2試合目は逆にガンガン行ってリード。しかし、リードしてもペースを変えられないまま失点するという脆さの出た試合。主力メンバーが年齢を重ねて 成長するかな?と思ったものの、試合運びはうまくないのです。
  3戦目はベルギーは総入れ替えで温存。ただ、同じように温存したクロアチアは、連戦の相手よりむしろ動けていませんでした。普段は週2回か1回で戦っていて、2回だときついですけど、空いても中6日。10日ほどは空くことはありません。中4,5日くらいでちょうど回復もできて試合感も鈍らないということで、結果論で言うとあまり良くなく、むしろ逆効果だったのかもしれません。ベルギーの場合は連戦だと中3日できついスケジュールだったのですけど、温存して中9日だとやはり良くなかったですね。
 それでも優勝を狙うチームは先を見据えて温存という選択はありかもしれません。一方、日本はベスト8が目標でしょう。であるのなら、3試合目で温存するより、ベスト16 の相手を選んだ方が結果的には良かった感じですね。
 日本の試合時点では相手が不明で、ベルギーでもイングランドでも同じと考えたのかもしれません。ただ、相手が不明の時点で、わざわざ1位のチームと対戦しようというのは不自然でしょう。一般的には2位と対戦した方が確率が上がるので、ベスト8を狙う日本が勝ちに行かなかったのはおかしな采配だったと言えます。(ベルギーと当たる確率が高かったと書いていたものの、そのような状況ではなかったので2018/07/12に修正)
 なお、6人主力を温存し、最後はかなり長い時間時間稼ぎして0-1で負けたらしい、ポーランド戦ですが、これはたぶん皆さんが思っている以上にギリギリでした。日本はフェアプレーポイント差で当時1位で、最後もフェアプレーポイントの差で3位。ただ、もちろんセルビアがコロンビアと引き分けていれば日本は3位、また、日本が0-2で負けてもセルビアが2位でした。さらに皆さん気づいていないと思われるのが、セルビアが負けても1-2ならセルビアが2位通過だったということ。こうなると総得点の差になり、フェアプレーポイントは関係ないのです。相当ギリギリで、普通に首位通過を狙った方が良かったでしょう。コロンビアが日本にとって都合の良い良い勝ち方をするのを期待するというのはかなりの偶然狙いで、ポーランドを舐めて調子こいてしまった感じ。温存効果がないというのは私にも予想外でしたが、それを抜いても良くない選択だったと思います。
 今日の試合ですが、日本が良い守りをしていました。格下が活躍するには守備を重視するしかありません。また日本はカウンターが出ていただけでなく、むしろ良い時間帯も長くありました。前半30分過ぎから徐々にベルギーも持つようになってきたものの、動きが少なく、攻撃のスピードアップがなくて単調。緩急をつけられていません。動きや距離感、日本の守備の良さもありますが、強引な選択やミスも目立ちます。
 良いチームだと後半で流れを変えてくるのですけど、同じペースのまま後半もやって立て続けに失点。1点入れば変わるかと思ったのですけど、ラッキーな感じの得点後も変わらず。2点目もCKから力技で取ったものでベルギーらしさは出ませんでした。強引さ、焦り、ミスが目立ちます。
 良かったのは3点目のカウンターだけですね。これは集中力があり、スピードと余裕とテクニックという良いところがやっと出たものでした。私はベルギーをちょい穴で優勝予想にしていますけど、どこかでチームとしてまとまればという条件付き。こういう苦しい試合を経験してまとまるというのはよくあることなのですけど、このチームはちょっとダメかなぁという気がしています。



■2018/07/03 本田圭佑が戦犯、私なら「首根っこを掴んで怒鳴っている」と名将カペッロ
GK
1 川島永嗣 5.5
 35歳。1,2戦目は低評価の一方、私の見なかった3試合目は良かったそうです。今日の放送ではスーパーセーブ連発としていたものの、これは大げさ。ただなかなか良いと思って見ていました。
 ところが、超ワールドサッカーは2点目のハイボールループで入ったゴールは防げてのでは?と指摘。また、サッカーダイジェストでは同じ失点の場面は、そもそも川島のパンチングミスからとしており、ともに辛い評価でした。
DF
19 酒井宏樹 6.0
22 吉田麻也 6.0
3 昌子源 6.0
 25歳。CB。応援しないと言いつつもむしろ好きな選手が多い今回の代表。 昌子がそういう選手なのでミスしないで~と思って見ていました。苦労したところもあったものの、持ち味である前に出て先に触る守備をルカクに対しても見せており、良かったですね。5 長友佑都 6.0
MF
8 原口元気 6.5
 27歳。RSH。彼はもともと守備ができる選手で、ハリルホジッチ監督時代からそれを期待されていた感じ。今大会でも守備で貢献していますが、今大会はその守備のミスから失点。今日も守備に追われて攻撃では良さが出ていない時間が多くありました。しかし、カウンターの絶好のチャンス、迷いながらには見えたものの、打ってみたシュートで値千金の先制ゴール。コースも良いところでこれは見事。守備を頑張ったご褒美みたいな感じですね。
(→本田圭佑 -)
 32歳。今大会はむしろ良かったですし、今日も責めるのはかわいそうかなと思うものの、アディショナルタイム、味方がいないところにあっさりした完全GKボールのCKを蹴ってしまい、すぐにスローされてカウンターで失点。初めてベルギーの良さが完全に出てしまいました。
 指摘されている可能性はあるだろうなと検索すると、イタリアの名監督ファビオ・カペッロさんが辛辣なコメントを残していたそうな。まあ、正論ではあります。
「もし、私が日本の監督ならホンダの首根っこを掴んで怒鳴っているところだ。94分を迎え、延長戦が見えてきたところで、単純なボールを蹴ってGKに取られるなんてありえない。あれでチームは逆襲を浴びて負けたんだ。なんで時間を稼がなかったのか分からない」(「私なら首根っこを掴んで怒鳴ってる」名将カペッロ、逆転弾を呼び込んだ本田圭佑のCKに苦言! | サッカーダイジェストWeb)
7 柴崎岳 6.5
 26歳。守備的な位置の2枚のうちの1枚。応援していた選手の1人。未観戦の3戦目は悪かったそうですけど、私の見た試合は日本の中心といった感じ。今日も攻守に良く、ひっかかりかけたものの、右の原口のスピードを活かすスルーパスで先制点をアシストしました。
 で、チームの中心だと思っていたので、彼を下げてしまったのは意外。確か同点後の交代であり、逃げ切り体制ではないのですけど、メッセージとしては延長狙いの守備重視です。西の監督は常に攻撃にこだわっていると言っていたそうですけど、方便じゃないですかね。ただ、延長行っても、柴崎なしでどうするのか?という感じはありました。
(→山口蛍 -)
10 香川真司 6.0
17 長谷部誠 5.5
14 乾貴士 6.5
 30歳。LSH。応援しないのに応援選手が多いという最後の1人で彼も今大会活躍。私の好きな3人はみんな良かったです。
 今日は中央でゆるいマークではあったものの、ちょっと距離あるところから、右へのミドルシュート。素晴らしすぎます。ドリブルやキープも効いていました。
FW
15 大迫勇也 6.0
コンパニ相手に正確なポストプレーで起点に
  (メンバー・採点は、レーティング:ベルギー 3-2 日本《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)
 


2023年3月21日火曜日

若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた

■2019/04/14 若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた
■2019/04/14 辛いけどお前のために叱るんだ…研究で効果は確かめられている?



■2019/04/14 若手を叱る愛のムチ?ラモスに怒られた都並敏史、スランプになっていた

 1998年1月、都並敏史さんがゲルゲットショッキングセンターに出ていたテープが残っていました。その中で、フランスワールドカップの前で、多めに選んだ日本代表に柳沢敦など、4人が初めて選ばれたという話をしています。懐かしいですね。
 柳沢も若かった(20歳かな?)んですが、その4人の中の一人が中村俊輔。19歳での代表入りです。
 都並敏史さんは「19歳で代表入りするってすごいんですよ」と中村俊輔を持ち上げてから、「ぼくも19歳で代表入りしたんですよ」と笑いを取っていました。

 その代表ではなくクラブの方で…ということだったのですけど、若い選手の苦労も話していました。読売クラブの方で、ラモス瑠偉に「お前といっしょなら俺やんないよ」(ラモスのものまねで)などボロクソ言われてへこんでしまい、自分のプレーを出せなかった時期があるとのことでした。
 で、今の若者はなおさらダメ…という話になるかというとそうではありませんでした。都並さんはよくある今の若手はダメだ論ではなく、「今の代表の若手は中田(英寿)を筆頭にあまりへこんじゃうような人がいない」として、頼もしいといった評価。
 解説を聞いていても、都並さんはよく選手の良いところを見つけてあげるといった印象です。自身の辛い経験が活きているのかもしれませんけど、体罰を受けた人がむしろ体罰を正当化することもわかっており、比較的珍しい例かもしれません。
 一方で、あまり「今の代表ではラモスのようなうるさいタイプはいない」という話もしていました。このときには「北澤(豪)くらいしか」と、元チームメイトの名前を付け足してまた笑いを取っていましたが、「愛のムチ」だから、とすぐにフォローしていました。


■2019/04/14 辛いけどお前のために叱るんだ…研究で効果は確かめられている?

 ただ、真面目な話、若手や子供などを叱るのは効果ある教育方法じゃないんですよね。多くの研究で確かめられています。
 都並さん自身も「へこんだ(期間の)分だけレベル下がって損する」といったことを言っていました。
 これは20年以上前の話であり、都並敏史さんの若い頃となるとさらに20年近く前。ただ、未だに叱ることが良いことだという認識はあります。日本では「怒るしつけ」よりひどい「体罰」がやっと問題という認識になってきたところで、ほんのちょっと前には保守派の産経新聞が、よりによって体罰で死者が出たタイミングで体罰賛成キャンペーンをはっていました。叱るしつけ重視派だけでなく、体罰容認派もまだまだ多いものと思われます。
 ここらへんの認識はもっと改めていってほしいです。


2023年3月20日月曜日

日本もワールドカップ招致で謝礼と報道 長沼健名誉会長が1億8000万円を南米サッカー連盟に

■2015/6/20 日本もワールドカップ招致で謝礼と報道 長沼健名誉会長が1億8000万円を南米サッカー連盟に



■2015/6/20 日本もワールドカップ招致で謝礼と報道 長沼健名誉会長が1億8000万円を南米サッカー連盟に

 スペインのスポーツ紙アスが、サッカーワールドカップ(W杯)2002年日韓大会の招致に絡み、日本サッカー協会の当時の名誉会長、長沼健氏(故人)から南米サッカー連盟に150万ドル(約1億8000万円)の謝礼金が支払われた、と報じたそうです。

 謝礼金は、南米パラグアイに本部がある南米連盟を受取人として00年に送金されました。このお金は、当時の同連盟会長で国際サッカー連盟(FIFA)理事でもあったニコラス・レオスさんら幹部の間で分配された、としています。
 ネタ元は、南米連盟本部に00年代中頃まで15年間勤務した元職員。この人の証言にによると、謝礼金はFIFAでのW杯開催地選定で投票権を持つ南米各国への「見返り」だったとのこと。
(「日本、W杯招致で謝礼」…スペイン紙報道    2015年 06月20日 13時06分    提供元:読売新聞より)
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1112630/


 当然、当時"02年W杯招致委員会事務局長を務め、00年当時は日本サッカー協会副会長だった小倉純二・現名誉会長は「状況としてあり得ない」と否定。「(96年に日韓共催が決まり、開催地を選ぶ)投票はなかったのに、なぜ2000年になって(謝礼金を)送らないといけないのか」としていました。

 ただ、問題はコピーが存在するということですね。同紙は記事を裏付ける資料として、謝礼金の送り先とされるパラグアイの銀行に対し、レオス氏が自身の口座などに再送金を指示したとされる00年2月3日付の文書のコピーを掲載していました。

 最も必要なのはこの真偽を確かめることでしょう。

2019/04/05追記:と書いていたものの、その後話が広がらなかったところを見ると、 そのような問題はなかったのかもしれません。


2023年3月19日日曜日

モドリッチやメッシの隠れた親戚が別の国で代表選手に

■2019/03/27  モドリッチやメッシの隠れた親戚が別の国で代表選手に
■2019/03/27 父がブラジル代表のチアゴとラフィーニャ、いとこもスペイン代表 



■2019/03/27  モドリッチやメッシの隠れた親戚が別の国で代表選手に

 意外なサッカー選手の親戚の話。名字が違う時点で意外なのですけど、海外は移民が多いので、国籍すら違うケースがあるので、マジでわかりません。

<クロアチア代表MFルカ・モドリッチ 元オーストラリア代表FWマーク・ヴィドゥカ>
 従兄弟。私は「ヴィドゥーカ」という伸ばす言い方に聞き覚え。でかいFWだった気がしましたが、188cmでやはり長身です。
  ヴィドゥカはオーストラリア生まれですが、父がクロアチアからの移住者なんだそうです。
 (あなたは知ってた? 実は血縁関係にある世界のサッカー選手たち | サッカーキングより)

<アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ スペイン代表FWボージャン・クルキッチ>
 親戚だったと判明したのは2011年のことということで、新しいですね。このエピソードでわかるように「遠い親戚」。メッシのルーツはスペインのカタルーニャ州にあり、曽祖父がボージャンの曽祖父と兄弟だったとのこと。
  クルキッチではなく、ここでボージャンと言われて気づきましたが、彼もバルサにいて、超期待の選手でしたね。記事でも"バルセロナの下部組織で育ち、少年時代から「天才」と称されてきた2人"としていました。私は見ていて良さがわからなかったタイプなのですけど、ボージャンは伸びませんでしたね。
 記事では「スペイン代表」でもなく「スペイン人」と紹介。ただ、調べてみると1試合出場経験がありました。また、カタルーニャ代表でもあります。


■2019/03/27 父がブラジル代表のチアゴとラフィーニャ、いとこもスペイン代表

<スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ FWロドリゴ ブラジル代表MFラフィーニャ>
 チアゴとラフィーニャの父がアメリカW杯優勝のブラジル代表マジーニョだとのこと。じゃあ、兄弟なのか。
 また、スペイン代表のロドリゴ・モレノ・マチャドはいとこ。チアゴとロドリゴは代表でいっしょですね。そのロドリゴの父アダルベルトもまたブラジルのプロサッカー選手だったとのこと。このアダルベルトというのは、じゃあマジーニョと兄弟ってことでしょうね。

 <ナイジェリア代表FWアレックス・イウォビ オーガスティン・オコチャ>
 これは聞いたことありました。イウォビの叔父がオコチャです。プレースタイルも似ていると聞いて、オコチャが結構好きだった私は楽しみにしていたものの、あまり良さがわかなくて残念でした。

<ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ DFエミル・スパヒッチ>

 従兄弟。ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の歴代出場数でトップ2。

<カメルーン代表FWジョエル・マティプ DFマーヴィン・マティプ ジョゼフ・デジレ・ジョブ>
 マティプ兄弟とジョブはいとこ。皆カメルーン代表でそこはそこまで意外ではないものの、兄弟はドイツ生まれ、ジョブはフランス生まれであり、カメルーン以外での代表の資格がありました。

<オランダ代表DFパトリック・ファン・アーンホルト MFレロイ・フェル>


2023年3月18日土曜日

3人のネクストロナウド2世、フェリックス、グエデス、アンドレ・シウバ

■2019/03/25 3人のネクストロナウド2世、フェリックスなど
■2019/03/25 すでにポルトガル代表で活躍のゴンザロ・グエデスも「C・ロナウド2世」
■2019/03/25 ロナウドが後継者として認めたのは、アンドレ・シウバ



■2019/03/25 3人のネクストロナウド2世、フェリックスなど

 ポルトガル1部のベンフィカに所属するFWジョアン・フェリックスは、19歳ながら公式戦で27試合に出場し、11得点。飛び級でU-21のポルトガル代表に選出されています。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの後継者、ネクストロナウドとも言われています。
 1億2000万ユーロ(約149億円)の移籍金が設定されていますが、ヴィエイラ会長は「売る気はないし、彼の契約解除金を引き上げるつもり」としていました。
(ベンフィカ会長”ネクストロナウド”放出を否定。「売る気はない」「移籍金をさらに上げる」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年03月24日 より)
https://pex.jp/point_news/40319d290178ec1ce6daa5ea4c463bc0

 こういうネクストなんとかや、なんとか2世というのはいっぱいいるだろうと思います。上記だけだと短いのでもう1人…と思ったら、簡単に2人見つかりました。


■2019/03/25 すでにポルトガル代表で活躍のゴンザロ・グエデスも「C・ロナウド2世」

 一人は同じポルトガルのゴンザロ・グエデス(ゲデス)。彼もまだ若く、22歳です。すでに代表でプレーしており、プレースタイルがクリスチアーノ・ロナウドに似ていることから、ポルトガルでは「C・ロナウド2世」とも呼ばれる逸材だとのこと。
 というか、彼はロシアワールドカップでレギュラーだったので見ましたね。ロナウド本人と2トップを組んでいました。
 しかし、プレースタイルは全く似ているとは感じませんでしたし、卓越した才能も感じなかったので「ロナウド2世」と呼ばれていると知ってびっくり。
 21歳の若さでポルトガルのレギュラーというのは素晴らしいですし、ロナウドとの関係性で違うプレースタイルを演じていたのかもしれません。ただ、爆発的なスピードや卓越したドリブルを見せることはなく、むしろ守備をサボるロナウドの代わりに守備面での奮闘が印象に残りました。ロナウドを意識したポジショニングも良かったです。良い選手だと感じたものの、 「ロナウド2世」と言われると、はてな?と思います。


■2019/03/25 ロナウドが後継者として認めたのは、アンドレ・シウバ

 こうしたあだなでは「日本のロナウド」などといった感じで、同じ国の選手とは限らないのですけど、もうひとり出てきたのも同じポルトガルの選手でした。 アンドレ・シウバです。彼も23歳ですからまだ若いですね。ロナウド本人も後継者として認めているそうです。

 "母国では決定力の高さからクリスチアーノ・ロナウドの後継者と謳われ、その先人も「僕が引退してもポルトガルは大丈夫だ。僕らはアンドレ・シウバという素晴らしいアタッカーを見つけた」と激賞する"
(ミランが「C・ロナウド2世」を獲得! 本田圭佑から10番を引き継ぐか?   サッカーダイジェストWebより)

 じゃあ、代表で見たかな?と私のメモを見ると、やはりロシアワールドカップで出ていました。ただ、途中交代で20分未満のプレー。特に印象に残らず、メモはなし。
 やはり若いベルナルド・シウバやアドリエン・シウバもいて、今のポルトガル代表はややこしいですね。



2023年3月17日金曜日

移民はサッカーを強くする?弱くする?ドイツとイングランドで明暗

■2017/09/04 移民はサッカーを弱くする? イングランド苦戦が移民のせいに
■2017/09/04 逆に移民はサッカーを強くする? ドイツはそもそも優勝した
■2019/03/23  ロシア大会ではドイツでエジル問題発生、移民が弱くした例?




■2017/09/04 移民はサッカーを弱くする? イングランド苦戦が移民のせいに

 サッカーの代表選手と帰化選手というのは、いろいろと言われます。今回は特に移民に関するものです。

 優勝経験もあるサッカーの母国イングランドは、ブラジルワールドカップのグループリーグで姿を消しました。後にリーグを突破することになるイタリアとの試合でも、イングランドは1-2で敗れました。この試合はスコア以上にイングランドがうまく行っていない感じが伝わってきたゲームでした。

 今はページが消されてしまいましたが、ヤフーのこの試合の特設ページで「移民問題で疲弊してる国はサッカーも弱くなる」と発言している方がいました。ヨーロッパは移民でトラブルを起こしている国が多く、イギリスもその一つです。

 ただ、移民といえば、大会で優勝したドイツも移民の存在が目立った国です。むしろ移民が優勝に貢献したという見方すらあります。

-----引用 ここから-----
ドイツ、サッカー移民が活躍 「多様な文化で代表成長」 - 2014ワールドカップ:朝日新聞デジタル 河野正樹、吉田純哉 2014年7月15日00時36分

決勝の先発メンバーのうち、クローゼはポーランドからの移民で、エジルはトルコ、ボアテングはガーナにルーツを持つ。ケガで直前に先発から外れたケディラはチュニジア系だ。エジルとボアテングは今大会で全7試合に先発し、チームの主軸を担い、大会を支えた。
http://www.asahi.com/articles/ASG7G4H2HG7GUHBI00S.html
-----引用 ここまで-----

 ドイツも国としては移民が問題になっていないわけではありません。

-----引用 ここから-----
松田雅央の時事日想:トルコ系移民が増えて、どんな問題が起きているのか
松田雅央,Business Media 誠 2010年12月15日 08時07分 更新

 このところ、ドイツで移民規制の議論が活発化している。ドイツ統計局の2009年度データによれば「外国人」「ドイツで生まれた外国人」「国籍取得者」「帰還移住者」「それらの子ども」といった、いわゆる“移民の背景を持つ人”の割合は19%に達する。日本ではあまり知られていないことだが、ドイツは国民の5人に1人が移民に由来する移民国家である。

 移民規制の議論が活発化する背景を一言で表現すれば、それは増え過ぎた移民と社会との不整合だ。(中略)

 これだけトルコ系移民が増えたのはドイツ政府がとった「ゲスト労働者政策」のためだ。第二次世界大戦後の労働力不足を補うためトルコから労働者(主に単純労働)を招き入れ、呼び寄せられた家族と定住化したのが今のトルコ系移民である。昔は大歓迎で招かれたのに不景気な時代になると「移民がドイツ人の職を奪う」と邪魔者扱いされ、さらには規制の対象になるのだから、彼らの立場からすればこんな理不尽な話はない。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1012/15/news033.html
-----引用 ここまで-----



■2017/09/04 逆に移民はサッカーを強くする? ドイツはそもそも優勝した 

 ただ、サッカー界では移民を受け入れたようです。以下、再び朝日新聞から。

-----引用 ここから-----
 多くの移民やその子どもたちが代表選手に名を連ねるようになった背景には、2000年以降の選手育成の改革がある。改革の一環で、各クラブは移民の子どもたちを積極的に受け入れるようになった。例えば、決勝点を挙げたゲッツェを生み出したドイツ1部ドルトムントの育成組織は15%以上がトルコ系やアフリカ系などの移民の子どもたちだという。(中略)

 異なる文化的背景、身体的特徴を備えた移民の子どもたちが入ることで、ドイツ持ち前の粘り強さに、これまでになかった個性が加わった。エジルは直線的になりがちなドイツの攻撃にテンポの違うリズムや間を作り、ボアテングはしなやかな体を利用した守備でアルゼンチンFWメッシを抑えきった。ドイツリーグのクリスチャン・ザイフェルト社長は「多様な文化が混ざって代表が成長した」と見る。
-----引用 ここまで-----

 おもしろいのは、ドイツは東西ドイツ統一も経験しているということです。Jリーグでもプレーした西ドイツの名選手"ピエール・リトバルスキーさん(54)は、当時を「両足でしっかり蹴れる、個人技術の高い東ドイツの選手が多く加わり、レベルが上がった」と振り返"ったそうです。
 たとえば、"東ドイツ出身のDFザマーは、主力として96年の欧州選手権優勝に貢献し"ました。

 ただ、移民はもとより、民族的な問題でうまく行かないチームというのもごまんとあります。たとえば、今回は「今までにないほどチームがまとまった」と選手が語っていたオランダは、「最高の選手は揃っているんだけど、仲がね」と必ずと言ってよいほどチーム内の不和のことを言われてきました。

 結局はチーム次第…という身も蓋もない話かもしれませんね。 


■2019/03/23  ロシア大会ではドイツでエジル問題発生、移民が弱くした例?

 前回の最後にポロッと書いた、「結局はチーム次第であり、移民の多さは関係ない」が正解かもしれません。おもしろいことに、ブラジル大会とロシア大会では移民の多い国の結果はガラリと変わりました。
  まず、優勝したフランスは前回は極端に良くも悪くもなく。今回はもちろん優勝ですから大成功であり、移民の多さがよく言及されていました。

 一方、対戦相手に恵まれたとはいえ、4位だったイギリスは前回悪かったときに移民のせいだと言われていた国。 イングランドはEU離脱問題でいっそう国内情勢が悪化していて、なおかつ全く期待されていなかった代表なのに大躍進。移民のせい説が怪しいことを示しています。
 そして、前回大会優勝のドイツですが、まさかのグループリーグ敗退。前回良かったオランダにいたっては、予選で負けて本大会に来れませんでした。

 このうちドイツですが、一応移民問題は関係。主力のエジルなどが政治的な発言で、ドイツ国民から大バッシングを受けており、敗退の原因の一つとはされていました。とはいえ、前述の通り、全く無関係な例が多いですし、ドイツは前回むしろ最高成績だったチーム。
 したがって、悪い・良いともに、関係あると言えるような法則性はないと考えるべきでしょう。 政治的な主張に利用するようなことは、やめてくださいね。

2023年3月16日木曜日

闘将・柱谷哲二は監督・コーチとしてはダメ?疫病神状態の時期も

■2019/03/17 闘将・柱谷哲二は監督・コーチとしてはダメ?疫病神状態の時期も



■2019/03/17 闘将・柱谷哲二は監督・コーチとしてはダメ?疫病神状態の時期も

  コーチであり監督じゃないなど、必ずしも柱谷哲二さんのせいとは言えないのですけど、指導者に転身した当時は疫病神状態といって良いくらい、チームがひどいことになっていました。その後も含めてどうなっただろう?と戦績などを並べてみました。

2002年
コンサドーレ札幌監督 → J1リーグ戦と Jリーグヤマザキナビスコカップを含めた公式戦13試合でわずか2勝と低迷し、6月に解任。札幌はその後最下位でJ2へ降格。
2001年~2002年
国士舘大学サッカー部のコーチ → 天皇杯で国見高校に敗れる。
2003年
浦和レッドダイヤモンズのコーチ
2005年
J2・東京Vのコーチ → J1復帰。
2008年
東京Vの監督 → 18チーム中17位と降格が決定。シーズン終了後に監督を退任。
2011年
水戸ホーリーホック監督 → 2015年6月、成績不振により解任。
2016年
ガイナーレ鳥取監督 → 同シーズン限りでの退任が11月に発表された。
2017年
ヴァンラーレ八戸監督 → 11月、J3昇格を果たせなかったことなどを理由として八戸の監督を退任。
2018年3月
花巻東高校サッカー部のテクニカルアドバイザー
2018年6月20日
J3ギラヴァンツ北九州の監督 → 11月2日、契約満了により北九州の監督を退任すると発表された。

  記憶と違って、3つ目のレッズの時点で、特に疫病神になっていませんでした。水戸ホーリーホックなんかも1年で退任となっていません。ただ、監督成績としては、正直めちゃくちゃ悪い成績でした。

2002 J1 札幌 途中解任
2008 J1 東京V 17位
2011 J2 水戸 17位
2012 J2 水戸 13位
2013 J2 水戸 15位
2014 J2 水戸 15位
2015 J2 水戸 21位途中解任
2016 J3 鳥取 15位
2017 JFL 八戸 5位
2018 J3 北九州 途中就任17位

2023年3月15日水曜日

歴代最高のサッカー選手ランキング 1位はロナウドかメッシか?

■2017/06/16  歴代最高のサッカー選手ランキング 1位はロナウドかメッシか?
■2017/04/25 データで判明!メッシ・ネイマール・アザールよりすごいドリブラーはトラオレ
■2018/01/09  FIFA系の市場価値評価ではメッシとロナウドで大差
■2018/12/19 UEFA発表の「21世紀のベスト11 」が納得できすぎる



■2017/06/16  歴代最高のサッカー選手ランキング 1位はロナウドかメッシか?

 かなり最近の選手が上位のランキングでした。で、選考方法をよく見ると、そもそも10人がすでに選ばれてその中からって感じみたいですね。
 以下のような説明ですが、投票数を見ると「一人にチェック」じゃなくて、複数人にチェックっぽい感じの多さです。

"アメリカ最大級のソーシャルニュースサイト「reddit」のユーザーmalalatargaryenがアンケートを実施し、決められた10選手の中から一人にチェックを付ける方式で、1000人以上のファンから回答を得た"

 で、結果1位2位が現役選手となりました。最近の勢いなら、クリスティアーノ・ロナウドが上と思ったものの、メッシがトップとなっています。

【ファンが選ぶ“歴代最高のサッカー選手”ランキング(投票数)】
1位 リオネル・メッシ(878)
2位 クリスティアーノ・ロナウド(801)
3位 ペレ(755)
4位 ディエゴ・マラドーナ(701)
5位 ヨハン・クライフ(615)
6位 ロナウド(575)
7位 ジネディーヌ・ジダン(533)
8位 フランツ・ベッケンバウアー(409)
9位 ロナウジーニョ(354)
10位 アルフレッド・ディ・ステファノ(348)
ファンが選ぶ“歴代最高のサッカー選手”ランキング。1位に輝いたのは… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月14日

 こういったランキングは大抵マラドーナが1位だった記憶ですが、ペレにも敗れた4位止まり。他、クライフ、ベッケンバウアーあたりも歴史的な選手。
 ステファノはさらに前で、1950年代後半のレアル・マドリード黄金時代のエースでした。出身はアルゼンチンですが、当時は規定が異なっており、アルゼンチン、コロンビア、スペインの代表経験があります。

 現役世代と上記のような歴史的な世代との間に、わりと最近の選手がいます。ロナウド、ジダン、ロナウジーニョといったあたりですね。
 元から選出されていたものであり、投票でそうなったわけじゃないのが残念ですが、クリスティアーノ・ロナウド、ロナウド、ロナウジーニョ(小さなロナウドの意味)と、ロナウドが3人揃ったのはちょっとおもしろかったです。


■2018/01/09  FIFA系の市場価値評価ではメッシとロナウドで大差

 トッテナムに所属する25歳の韓国代表FWソン・フンミンは、昨年トッテナムで合計23ゴール。アジア国際年間最優秀選手にも選ばれました。
 そして、大活躍したことで市場価値が高騰し、現在は7260万ユーロ(約98億3000万円)と評価されたとのこと。国際サッカー連盟(FIFA)傘下の国際スポーツ研究センター(CIES)が「欧州5大リーグで活躍する選手の市場価値」による数字です。

 で、ここでは、ベスト10も載っていました。このデータを見ると、クリスティアーノ・ロナウドは圏外だったんですよ。

【CIESによる、欧州5大リーグの市場価値ランキング・トップ10】
1位 ネイマール(PSG) 2億1300万ユーロ(約288億円)
2位 メッシ(バルセロナ) 2億220万ユーロ(約274億円)
3位 ハリー・ケイン(トッテナム) 1億9470万ユーロ(約264億円)
4位 キリアン・ムバッペ(PSG) 1億9250万ユーロ(約261億円)
5位 パウロ・ディバラ(ユベントス) 1億7460万ユーロ(約236億円)
6位 デレ・アリ(トッテナム) 1億7130万ユーロ(約232億円)
7位 ケビン・デ・ブルイネ(マンC) 1億6780万ユーロ(約227億円)
8位 ロメル・ルカク(マンU) 1億6480万ユーロ(約223億円)
9位 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー) 1億5020万ユーロ(約203億円)
10位 ポール・ポグバ(マンU) 1億4750万ユーロ(約200億円)
( 韓国代表FWの市場価値は98億円超! FIFA傘下が調査。世界56位にランクインフットボールチャンネル - 01月09日 08時55分より)
 http://ecnavi.jp/mainichi_news/article/73b09b7adb09a3967331e5eee881c49b/

  1位はネイマールで、以前のチームメイトのメッシが2位。こういうのは年齢も関係しそうですね。ネイマールは25歳とまだ若いですからね。
 しかし、それを言うとメッシも30歳。クリスティアーノ・ロナウドは32歳であり、そう変わりません。バロンドールは分け合っている二人ですが、市場評価はだいぶ分かれてしまったようです。



■2017/04/25 データで判明!メッシ・ネイマール・アザールよりすごいドリブラーはトラオレ

 欧州5大リーグで活躍する全選手の中で、最も優れたドリブラー20人を24日に英紙『デイリー・スター』が発表。意外なことに1位になったのは、プレミアリーグのミドルスブラに所属する21歳のスペイン人MFアダマ・トラオレ。
 試合の中でドリブルした数を成功率で割って”ドリブル指数”を導き出したとところ、トラオレが唯一の100%となりました。

【欧州リーグの最強ドリブラーランキング(所属クラブ:ドリブル指数)】

1位 アダマ・トラオレ(ミドルスブラ:100%)
2位 エデン・アザール(チェルシー:99.7%)
3位 アラン・セイント(バスティア:98.5%)
4位 ネイマール(バルセロナ:95.0%)
5位 ウィルフレッド・ザハ(クリスタル・パレス:89.9%)
6位 リオネル・メッシ(バルセロナ:88.6%)
7位 ムサ・デンベレ(トッテナム:87.2%)
8位 アレクシス・サンチェス(アーセナル:86.5%)
9位 アミネ・ハリト(ナント:85.8%)
10位 フェリペ・アンデルソン(ラツィオ:85.5%)

11位 ウィラン・シプリアン(ニース:84.9%)
12位 マヌエル・ランシニ(ウェスト・ハム:83.6%)
13位 リャド・ブデブズ(モンペリエHSC:82.6%)
14位 オスカル・トレジョ(トゥールーズ:82.5%)
15位 マルコ・ヴェッラッティ(PSG:82.1%)
16位 アレハンドロ・ゴメス(アタランタ:81.6%)
17位 マイケル・アントニオ(ウェスト・ハム81.2%)
18位 ポール・ポグバ(マンU:81.1%)
19位 ヤニス・サリブル(ギャンガン:81.0%)
20位 ジャック・ウィルシャー(ボーンマス:80.9%)
(欧州最強”No.1ドリブラー”が判明! ドルブル指数100%に輝いた選手は? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月25日より)

 トラオレという名前のサッカー選手は多いようですが、なぜか「アダマ・トラオレ」という名前であっても大量にいます。流行りなんですかね?
 スペイン系の名前ではなく、フランス系。ただ、フランス国内ではなく、アフリカ、特にマリに多いです。 ミドルスブラのトラオレも両親がマリ出身でした。

アダマ・トラオレ(フランス語: Adama Traoré)
    アダマ・トラオレ (1996年生のサッカー選手) - スペインとマリのサッカー選手。ミドルズブラFC所属。

 以下、他の同姓同名の選手。本当、なぜこんなにいるんだ? 謎です。

    アダマ・トラオレ (1989年生のサッカー選手) - マリのサッカー選手。パリ・サンジェルマンFCに所属した。
    アダマ・トラオレ (1990年2月生のサッカー選手) - コートジボワールとオーストラリアのサッカー選手。コートジボワール代表。FCバーゼル所属。
    アダマ・トラオレ (1990年6月生のサッカー選手) - マリのサッカー選手。アル・ワフダに所属した。
    アダマ・トラオレ (1995年6月5日生のサッカー選手) - マリのサッカー選手。マリ代表。TPマゼンベ所属。
    アダマ・トラオレ (1995年6月28日生のサッカー選手) - マリのサッカー選手。マリ代表。2015 FIFA U-20ワールドカップ大会最優秀選手。ASモナコ所属。
(アダマ・トラオレ - Wikipediaより)



■2018/12/19 UEFA発表の「21世紀のベスト11 」が納得できすぎる

 欧州サッカー連盟(UEFA)が、「究極の年間ベストイレブン」を発表。こうしたものには、異論があるものですけど、2001年以来のベストイレブン選出回数が各ポジションで最も多かった11人という公平そうな基準でした。顔ぶれを見ても、かなり納得できるものになっています。
 なお、2001年以降ですから、「21世紀のベスト11 」と言っても良さそうです。

GK イケル・カシージャス 6回
(ジャンルイジ・ブッフォン 5回)
DF セルヒオ・ラモス 7回
ジェラール・ピケ 5回
フィリップ・ラーム 5回
カルレス・プジョール 6回
MF スティーブン・ジェラード3回(選出同回数が6人いるが候補へのノミネート回数で見ると6人の中で最多)
シャビ・エルナンデス5回
アンドレス・イニエスタ6回
FW クリスティアーノ・ロナウド 12回
リオネル・メッシ 9回
ティエリ・アンリ 5回
(UEFAが“究極のベストイレブン”発表。メッシやC・ロナウド、イニエスタなど    フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年12月09日 より)

 こうしたベスト11だとバランスが悪くなることがあります。FWは守備しなそうでちょっと心配な感じで、DFもCB多すぎに見えます。ただ、セルヒオ・ラモス、プジョールはともに右サイドバック経験があり、どちらかを右で使用。どこでもできるラームをLSBで…ってのが良さそう。プジョールは真ん中ですごかったですけど、右でのプレーも好きでしたので彼を右で…ってのが、私の理想です。夢のようなベスト11ですね。
 私の好きな選手的にも、カシージャス、ピケ、プジョールという最高クラスが入っていて嬉しいです。というか、守りの選手ばっかりだな。
 シャビ、イニエスタ、メッシ、アンリあたりは、一時的に好きだった時期のある選手。私は若い頃だけ好きというパターンが多く、特に攻撃の選手では顕著ですね。


2023年3月14日火曜日

ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録

■2017/02/20 ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録
■2017/03/06 カズよりすごい?1部の最年長記録はマシューズ
■2017/03/06 ギネスブック掲載はロベルト・カルモナ
■2017/03/30 シジマール出場ならカズ超えで最年長記録 藤枝MYFCで選手登録へ




■2017/02/20 ギネスブック記録・世界の最速ハットトリックは1分 中山雅史は国際試合での最速記録

 アトレティコ・マドリーのフランス代表FWケビン・ガメイロが、2月18日の試合でわずか4分45秒でのハットトリックを達成したというのが、記事のきっかけ。
 ところが、これ、リーガ・エスパニョーラですら最速記録ではなく、2位だったのです。

アトレティコFWの"5分切り"もまだ遅い? 世界最速のハットトリック記録は… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月19日

 リーガエスパニョーラで歴代1位は以下の記録。


・日本の鹿島アントラーズでもプレーした元ブラジル代表FWのベベッが、1995年にデポルティボで達成した“4分“。


 ただし、ガメイロは62分から交代出場で立て続けに3ゴール。これは特殊ケースだったようです。

 また、他のリーグでは、もっと早いケースがあります。

・プレミアリーグでは、2015年5月にセネガル代表FWサディオ・マネ(現リバプール)がサウサンプトンで“2分56秒“でのハットトリックを達成。
・ブンデスリーガでは、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが2015年9月にリーグ最速となる“3分22秒“での3得点を達成。

 そして、ギネスブックに認定された世界一は驚異の1分台です。

・スコットランドのロス・カウンティでプレーしていたFWトミー・ロスが、1964年11月のネアン・カウンティ戦で記録した“1分30秒“。

 さらに国際試合という条件では、何と日本人が記録保持者です。

・元日本代表FWの中山雅史(現アスルクラロ沼津)が2000年2月のブルネイ戦でマークした試合開始から3分15秒でのハットトリック。

 “1分30秒“の世界記録は1964年と古いもの。近年では考えられないのではないかと思います。
 ただ、他は比較的最近ですし、 国際試合の中山雅史さんの記録は破られてしまうかもしれませんね。特に国際試合というのは、試合数は少なくても、実力差が開いたゲームが多いというのがあります。
 うーん、このまま中山雅史の名前が残ると嬉しいのですが…。



■2019/03/15 

 「Jリーグが世界に誇る歴史的大記録5選。ギネス認定に色褪せない左足も。燦然と輝く偉業の数々」( フットボールチャンネル |  2019年03月15日 )というのがありました。中山雅史がこちらでも記録を持っています。
 https://pex.jp/point_news/0c460a1536dc5f39b4904e7cb122e4b9

(1)中山雅史 連続ハットトリック
 1998年4月に4試合連続ハットトリックを達成し、これが「ギネス世界記録」に認定された。後にクロアチアの地域リーグの選手に破られましたが、地域リーグですのでレベルが違うでしょう。中山の方が価値があります。
 この年、中山は36ゴールで得点王に。 J1歴代得点王の中で、1シーズンに最も多いゴール数となっています。

(2) 三浦知良 50歳でゴール
 現役のギネス世界記録なのは、2017年のキングカズのゴール。50歳14日でした。2019年も現役ですし、更新の可能性はあるでしょう。

(3) 中澤佑二 フィールドプレーヤー連続フル出場
 Jリーグにおいて、178試合で連続フル出場を果たし、フィールドプレーヤーでは歴代最多の記録。2018年に引退しています。

(4)森本貴幸 J1最年少デビュー
 てっきり破られていたと思ったのですけど、まだ彼が持っているんですね。2004年に東京ヴェルディでトップチームデビュー。当時15歳10ヶ月6日で、J1において現在も破られていない最年少出場記録。さらに15歳11ヶ月28日で初得点をマーク。こちらもJ1最年少記録。

(5)中村俊輔 直接FK最多ゴール
 J1通算直接FK得点ランキングでトップの24得点。2位の遠藤保仁に7点差をつけています。現役ですので、記録更新が期待されます。FKは日本のお家芸だったのですけど、彼らの下の世代は良いキッカーがいないため、記録が破られるのはかなり先になりそうです。


■2017/03/06 カズよりすごい?1部の最年長記録はマシューズ

 カズがすごくないというわけではないのですが、同じ条件のように思える記録も、条件によって複数の最高記録が存在することがあります。
 最年長記録というのも、レベルの低いリーグを含む・含まないによって、様々な見方が可能です。


 カズこと三浦知良は、2月26日に、J2開幕戦の松本山雅FC戦に先発出場。50歳の誕生日というできすぎた舞台で、自らのJリーグの最年長出場記録を更新し、リーグの歴史上初めて公式戦でプレーした50歳代の選手となりました。
 そして、今度は3月5日の明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎対横浜FC戦でも先発し、今度は世界記録を作ります。イングランドの伝説的サッカー選手であるスタンリー・マシューズさんが最後に公式戦に出場した際の年齢を上回ったのです。


カズ、英国の”伝説”マシューズ氏超え。開幕戦に続き50歳7日で先発 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!  2017年03月05日(Sun)13時06分配信

 ただし、この最年長記録は見方を変えると、これ一つではありません。マシューズさんは、1965年2月に50歳5日で現役最後の試合に出場した。1部リーグにおいては世界最年長の出場記録とされています。
 また、同じリーグでも、日本とイングランドのリーグではレベルが異なります。特に昔のイングランドの強さは別格でした。
 マシューズさんは、1956年に創設されたバロンドール(欧州最優秀選手)の初代受賞者であり、英国で初めて「サー」の称号を受勲したサッカー選手であり、歴史的な名選手でもあります。


■2017/03/06 ギネスブック掲載はロベルト・カルモナ

 一方、逆にレベルを下げた場合にも、新たな記録ができます。プロ選手かどうか明記されていませんが、5部相当に所属という記録です。
 こちらはギネスブックにもちゃんと載っているみたいですね。

カズを上回る"54歳"選手はスペインで現役続行。ギネス記録を更新中 YOU フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月05日


 4日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアは、ウルグアイ出身のMFロベルト・カルモナがスペインの5部にあたる地域リーグのインテル・イビサに入団したことを伝えた。1962年生まれの54歳です。

 1970年代にプレーを開始したという同選手は、2014年に「現役最年長のサッカー選手」としてギネスブックに記録を認定され、現在もその記録を更新し続けています。
 デビュー当時に所属していたクラブであるパン・デ・アスーカルに復帰した2015年には、「80年代にチームメートだった選手の孫と一緒にプレーすることになった」というエピソードも明かされています。えらいことです。

 国内リーグでないというのがまたすごいと感じました。海外だと必要性を感じないと呼ばれないでしょうからね。
 が、実は、アメリカのクラブでのプレー経験もあるものの、キャリアの大半をウルグアイ国内で過ごしてきたんだそう。
 昨年夏に契約していたのは、ウルグアイ2部という高いレベルのカナディアンズだったのに、まもなく55歳となる今年は新天地スペインでのプレーに挑戦することになったそう。
 この年齢でもまだ新たな挑戦をするというのは、すごいことです。


■2017/03/30 シジマール出場ならカズ超えで最年長記録 藤枝MYFCで選手登録へ

 Jリーグ初期に清水で活躍した懐かしのシジマールは今、 J3藤枝MYFCのGKコーチをしているそうです。
 で、彼が現役復帰!という、前向きな話ではなく、苦肉の策です。

「J1であれば通常4人のGKが所属していますが、藤枝は3人しかいません。そのうちの1人が負傷で離脱したため、第3GKがいなくなってしまったんです。そこで苦肉の策としてコーチのシジマールを選手登録するようです」(スポーツ紙サッカー記者)

カズの偉大な記録がピンチ!?Jリーグ最年長出場記録を破る伏兵とは? アサ芸プラス / 2017年3月29日 9時59分

 アクシデントが続かない限り出場はないのですが、54歳ですから出場すれば50歳のカズの記録をあっさり抜いてしまうことになります。それはそれでおもしろいですけどね。


2023年3月13日月曜日

ラボーナは挑発で非紳士的行為?イエローカードが出た!

■2019/03/12 ラボーナは挑発で非紳士的行為?イエローカードが出た!



■2019/03/12 ラボーナは挑発で非紳士的行為?イエローカードが出た!

 アルゼンチン1部第22節の試合でボカ・ジュニオルスとサン・ロレンソが対戦。相手GKの退場で数的優位に立ったボカが3-0のリードを奪い、勝利が確実な状況での試合終盤で問題のプレーが起きました。
 87分、右サイドでボールを持ったボカ・ジュニオルスのDFフリオ・ブッファリーニは右足を左足の裏側にクロスさせる“ラボーナ”でクロス。クロス自体は失敗でDFにひっかかり、 ブッファリーニは右コーナー付近へボールを追いかけます。
 ただ、この後は普通のプレーとはならず。サン・ロレンソの選手たち3人に囲まれて倒され、そこから両チームの選手たちが入り乱れての小競り合いに発展しました。

 サン・ロレンソの選手たちはこのプレーを、すでに勝利が確実なボカにとって不必要な挑発行為だと感じたと想像されています。
 3人に囲まれて倒されたブッファリーニ自身は“被害者”に見えたものの、主審は彼の方にイエローカードを提示。極めてわかりづらい判定でしょう。
 ただ、かつてサン・ロレンソで主力として活躍していたという経緯もあるためか、ブッファリーニは自身の非を認めて謝罪。「良い試合ができて調子に乗っていた。ラボーナは不必要だった」と試合後にコメントしていたそうです。
(“ラボーナ”が警告対象に? アルゼンチン1部でボカDFに異例の判定 フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年03月10日より)
https://pex.jp/point_news/2e2b31044ea2bca34dfbfb739eb1b80d

 サッカーでは非紳士的行為という概念があり、その趣旨自体はわかります。ただ、ラボーナがその対象になるというのは、ちょっと解せませんね。賛否がありそうですし、わかりづらいというのは、今後も揉める可能性があるということ。スッキリしません。