2023年3月26日日曜日

サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった おかしい?

■2016/1/19 ラグビー日本代表の日当2000円はおかしい?
■2016/1/19 サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった
■2016/1/19 他社の社員を勝手に使うのが当然…スポーツの常識はかなり変



■2016/1/19 ラグビー日本代表の日当2000円はおかしい?

 というか、代表で日当が出ているかどうかなんか考えたことなかったですけどね、正直。記事そのものは、昨年2015年にブレイクしたラグビーの話。ここでサッカーの日当の話も出てきたんですね。

-----引用 ここから-----
ラグビー選手会設立で判明した日本代表の意外な待遇|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター] 【第374回】 2016年1月19日
http://diamond.jp/articles/-/84786

 昨年4月から大会直前の8月まで10回にわたり計75日間に及ぶ合宿が行われた。この日当が3000円だったという。しかも、1000円を食事代として引かれ、1日あたりで手にした金額は2000円だったそうだ。
 (中略)一部のプロ契約の選手は1000万円から5000万円程度の年俸、大多数の社員選手は500万円前後の年収を得ており、日当を当てにしている者はいない。
 (中略)代表選手は多くのリスクを背負っている。(中略)ラグビーは体を激しくぶつけあう肉弾戦。筋トレが欠かせないのはパワーをつけるだけでなく、体に筋肉の鎧をまとうためにも行うものだが、それでもケガはつきものだ。その危険を顧みず、試合では命をかけて相手にぶつかっていかなければならない。そうしたリスクの見返りとしては、やはり3000円という額は少ない。
-----引用 ここまで-----

 記事では以下のような指摘もありました。

-----引用 ここから-----
 もっともラグビー(ユニオンラグビーとリーグラグビーのふたつの方向性があり、厳密にはユニオンラグビー)は、長年アマチュアリズムを信条としてきた競技だけあって、選手にプレーの見返りとして高額の報酬を求める意識は薄い。それを示しているのはW杯だ。優勝しても与えられるのはウェブ・エリスカップという純銀製のトロフィーだけで賞金はゼロ。つまり選手は体を張って必死に頑張って優勝したとしても、得られるのは喜びと名誉だけで、報酬は無いのである。
-----引用 ここまで-----



■2016/1/19 サッカー日本代表の日当は一日1万円の安さだった

 ただし、タイトルにしたようにサッカー日本代表など、他の日本のスポーツでも高くありません。ラグビーが特殊だという見方は、妥当ではないでしょう。
 公表されていないものが多いですが、明らかになっているのはバレーボールとサッカー。バレーボール全日本は国内の場合2000円、海外遠征は3000円。また、サッカーのA代表は1万円。注目度の高いサッカーA代表でも、この額。財務的に豊かな競技団体は少ないため、他はバレーボールと同レベルかそれ以下と見られています。
 知りたいのは、海外の例でしたが、例が一つしかなくよくわかりませんでした。

-----引用 ここから-----
 昨年のW杯で優勝したニュージーランド代表の日当は約10万円だそうだ。優勝国を基準にはできないが、それと比べると日本代表の日当額はやはり寂しい。
-----引用 ここまで-----


 ■2016/1/19 他社の社員を勝手に使うのが当然…スポーツの常識はかなり変

 競技団体の財源の問題がありますが、日当はもっと高い方が望ましいとは思います。
 さらにへんてこな意見だと思われるでしょうが、私は競技団体が代表選手のクラブの給与を肩代わりするようなシステムがあるといいなと思います。今回の記事は選手のリスクという話でしたが、クラブも大きなリスクをしょっているためです。
 高給を払っている選手を奪われて使われるだけでなく、疲労によるパフォーマンス低下や、怪我によってクラブでプレーできなくなるおいったリスクもあります。
 これがスポーツ以外のビジネスの話だったら、とんでもない問題になる話になるとわかりますよね。実は、かなり非常識な慣習なのです。

 以前はクラブが代表に選手を出すのに難色を示すということもありました。また、過密日程で怪我が増えていることも指摘されています。
 理想論的で現実はかなり難しいと思われますが、もっとクラブ側にも代表に選手を出すデメリットを少なくする措置が与えられることが望ましいでしょう。