2023年4月22日土曜日

ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?

■2017/11/19 36年ぶりW杯出場決定でペルー、全国民休日にしちゃう
■2017/11/19 ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?
■2023/04/22 ペルー好きな選手ベスト11 英雄ゲレーロよりカリージョやクエバ
■2018/06/17 ペルーは実は強い!と思っていたらそうでもなく
■2018/06/17 ペルーは英雄ゲレーロよりカリージョとクエバが良い
■2018/06/22 フランスに対しかなり攻めていたペルー
■2018/06/22 ペルーはとにかく右サイド、カリージョは良い選手だった




■2017/11/19 36年ぶりW杯出場決定でペルー、全国民休日にしちゃう

 11月25日に、ロシアW杯大陸間プレーオフ2ndレグの試合が行われ、FIFAランキング10位のペルー代表はFIFAランキング122位のニュージーランド代表を2-0で破りました。というか、ペルーのランキング高いですね!
  1stレグは0-0でしたので、ペルーが1982年のスペイン大会以来、36年ぶりとなる5回目のW杯出場を決めています。

 これだけだとなんてことないのですが、なんとペルー労働省が発表していた通り、現地時間の11月16日はペルー全国民休日となったとのこと。ワールドカップ出場で休みになるってのは、すごいです!
(ペルー、36年ぶり5回目のW杯出場! NZ代表に2-0完勝。16日は全国民休日に フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月16日より)
https://pex.jp/point_news/a63eed08cedbb63845995b8fa09da24e


■2017/11/19 ペルーのワールドカップ出場は軍用機の睡眠妨害のおかげ?

 上記は、国がワールドカップに力入れすぎ!というものですが、これだけだと悪い話じゃありません。ところが、悪い意味で力入れすぎという疑惑もあるのです。

 前述の2-0で決まったペルーでの一戦。その前に、ニュージーランド代表がホテルに宿泊していた時、3つの軍用機が超低空飛行でホテル上空を飛び轟音を轟かせていたというのです。睡眠妨害の他、安全面も脅かされたとしています。
 また、軍用機の飛行には政府の承認が必要なものなので、国の関与が疑われます。普段は飛んでいるはずのグライダーやパラセーリングの姿が全くなかったため、事前に計画されていた可能性があるという指摘もあるようです。

 この問題についてはペルー在住のニュージーランド大使が苦情。ニュージーランドフットボールのCEOを務めるアンディ・マーティンも以下のように批判していました。
「これは明らかに認可された行動であることは事実だ。確かにそれははっきりとしているが、ステップとしては遠すぎる。我々にいくつかの混乱やハプニングが起きることは予想していた。しかし、これは如何なものか。軍隊が関与するとなると別次元の話だ」

(W杯出場にペルー政府が関与? ホテル上空に軍用機…NZ側が非難「これは如何なものか」    フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月17日 より)
https://pex.jp/point_news/7ce5437373b7b9d7bb2da4ca8166766b

 国民の休日だけだとこぼれ話だったのですが、これのせいで汚い話になってしまいました。




■2023/04/22 ペルー好きな選手ベスト11 英雄ゲレーロよりカリージョやクエバ

 ペルーで無理やり好きな選手ベスト11。2018年しか見ていませんので、そのメンバーですね。英雄と呼ばれるFWゲレーロが有名ですが、それより中盤のカリージョやクエバの方が好きでした。

    ゲレーロ

フローレス クエバ カリージョ

  ジョトゥン アキーノ

トラウコ     アドビンクラ

  ラモス ロドリゲス

    ガジェセ

GK ペドロ・ガジェセ 1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/2/23 188cm

CB クリスティアン・ラモス 1 29歳(2018年ワールドカップ) 1988/11/4  182cm

CB アルベルト・ロドリゲス 1 34歳(2018年ワールドカップ) 1984/3/31 179cm

RSB ルイス・アドビンクラ 3 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/3/2 177cm
 ヒールで切り返してシュートまで行くプレーあり。RSHのカリージョとともにスピードのある右サイドはペルーの武器になっており、攻め上がる場面多数。

LSB ミゲル・トラウコ 2 25歳(2018年ワールドカップ)  1992/8/25 175cm
 左でこぼれをもらって、長身のDFが陣を越えた1番外にクロス。その折り返しはチャンスになっていた。

CH ペドロ アキーノ 23 23歳(2018年ワールドカップ) 1995/4/13 174cm
  ペルーは2人変えてきましたが、ともに前回途中交代で出てきた選手。アキーノは守備的な中盤の2枚でスタメン。そして、後半開始で1枚減らされた場面でも残りました。信頼されたんでしょうね。
 そのアキーノが魅せます。かなり長いシュート、枠に行かないかとも思ったものの、軽く右に回転していて、左のゴールの角に当たる素晴らしいシュートでした。

CH ジョシマール・ジョトゥン  1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/4/7 170cm

RSH、LSH アンドレ・カリージョ  4 27歳(2018年ワールドカップ) 1991/6/14 180cm
  ドリブラーということで見たかった選手。実際、ドリブルが切れていました。なかなか取られません。結構好きな選手ですね。次の試合ももドリブルとスピードが効いています。2人を抜いてマイナスのボール入れるプレーなんかは特に良かったです。
 ただし、相手もこちらサイドがペルーのストロングポイントと理解していたようで、ケアするような起用をしてきました。完全に優勢であっても決定的な場面までは作れず。それを気にしたのか、左右入れ替えていて、どうかと思いました。実際、左だと完全に沈黙。後半再び右にして悪くなくなりました。右の方が 良いんでしょうね。

OH、LSH クリスティアン・クエバ  4 26歳(2018年ワールドカップ) 1991/11/23 168cm
 26歳。 トップ下みたいな感じ。残り足引っかかってしまい、ラッキーな感じでPK。自らキッカーになったのですけど、1回フェイク入れてから蹴ったのが失敗。浮かしてしまいます。大体こういう余計なことすると外しますよね。このPK失敗が最後まで尾を引いて敗戦となりました。戦犯といえば戦犯です。
 ということで、イメージは悪かったのですけど、良い選手ではありますね。後半良い裏へのスルーパスを見せていました。
 また、左でフリーでもらうと、ドリブルで中に入りながら 今度は右のフリーの選手にちょっと浮かせてのパス。少し合わなかったですけど、右のアウトサイドで切り返してからのパスであり、テクニックを感じさせるプレー。
 その後も右のアウトで左からふわっと入れる技術の高いボール。ドリブルも効いていましたが、テクニックがあります。特に右のアウトを多用する感じでおもしろい選手ではありました。

LSH エディソン・フローレス 1 24歳(2018年ワールドカップ)  1994/5/14 170cm

FW9 パオロ・ゲレーロ 1 34歳(2018年ワールドカップ) 1984/1/1 185cm



■2018/06/17 ペルーは実は強い!と思っていたらそうでもなく

2018W杯グループリーグ1試合目 ペルー 0-1 デンマーク
 ペルーは前述の軍用機の件があったので応援はせず。相手のデンマークがもともと好きな国ってのもあります。
 ペルーはもっと守備が固いチームなんじゃないかと思ったのですけど、 デンマークとともに後半は結構攻撃の選手を開けてしまう場面が目立ちました。特にサイドですね。それほど守備は堅固ではない感じ。もっと強いチームだと予想していたので予想外でした。
 GK
1 ペドロ・ガジェセ 6
DF
17 ルイス・アドビンクラ 6
15 クリスティアン・ラモス 6
2 アルベルト・ロドリゲス 6
6 ミゲル・トラウコ 5.5
MF
13 レナト・タピア 6(87分OUT)
19 ジョシマール・ジョトゥン 6
18 アンドレ・カリージョ 6.5
8 クリスティアン・クエバ 6
20 エディソン・フローレス 5.5(62分OUT)
 FW
10 ジェフェルソン・ファルファン 6(85分OUT)
 交代選手
FW9 パオロ・ゲレーロ 6(62分IN)
 FW11 ラウール・ルイディアス ―(85分IN)
 MF23 ペドロ・アキーノ ―(87分IN)
(【ペルー 0-1 デンマーク|W杯選手採点】1点をめぐる攻防、MOMは攻守連発のデンマーク守護神に! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/17 ペルーは英雄ゲレーロよりカリージョとクエバが良い

 2018W杯グループリーグ1試合目 ペルー 0-1 デンマーク
GK
1 ペドロ・ガジェセ 6
DF
17 ルイス・アドビンクラ 6
  28歳。 右サイドバック。後半ドリブルからヒールで切り返してシュートまで行くプレーあり。
15 クリスティアン・ラモス 6
2 アルベルト・ロドリゲス 6
6 ミゲル・トラウコ 5.5
 25歳。左でこぼれをもらって、長身のDFが陣を越えた1番外にクロス。その折り返しはチャンス になっていた。
MF
13 レナト・タピア 6(87分OUT)
19 ジョシマール・ジョトゥン 6
18 アンドレ・カリージョ 6.5
  27歳。右のSHかな? ドリブラーということで見たかった選手。実際、ドリブルが切れていました。なかなか取られません。結構好きな選手ですね。
 ドリブルで中に入って好シュートまで行くプレー。さらに意外なことに良いスルーパスでチャンスも演出。
 後半も相手をかわして右サイド縦にスピードで一気に前へ行くプレー。また右から崩して中への折返しという1点もののチャンスメイクもありました。
8 クリスティアン・クエバ 6
 26歳。 トップ下みたいな感じ。残り足引っかかってしまい、ラッキーな感じでPK。自らキッカーになったのですけど、1回フェイク入れてから蹴ったのが失敗。浮かしてしまいます。大体こういう余計なことすると外しますよね。このPK失敗が最後まで尾を引いて敗戦となりました。戦犯といえば戦犯です。
 ということで、イメージは悪かったのですけど、良い選手ではありますね。後半良い裏へのスルーパスを見せていました。
 また、左でフリーでもらうと、ドリブルで中に入りながら 今度は右のフリーの選手にちょっと浮かせてのパス。少し合わなかったですけど、右のアウトサイドで切り返してからのパスであり、テクニックを感じさせるプレー。ただ、フリーの選手だらけでわかるように、相手がだいぶ崩れていたためというのもあります。守備レベルはちょっと物足りなさを感じました。
 その後も右のアウトで左からふわっと入れる技術の高いボール。ドリブルも効いていましたが、テクニックがあります。特に右のアウトを多用する感じでおもしろい選手ではありました。
20 エディソン・フローレス 5.5(62分OUT)
 FW
10 ジェフェルソン・ファルファン 6(85分OUT)
 交代選手
FW9 パオロ・ゲレーロ 6(62分IN)
 34歳。ペルーの英雄でドーピング疑惑で一時出場停止だった選手。よくわからないんですけど、出場停止の一時停止(?)で出場できることに。 ただ、意外なことに先発ではありませんでした。
 ゴール前でうまいところに入っていくなど存在感あるプレーは見せたものの、そこまですごいといったプレーは見せられずに終わりました。
 FW11 ラウール・ルイディアス ―(85分IN)
 MF23 ペドロ・アキーノ ―(87分IN)




■2018/06/22 フランスに対しかなり攻めていたペルー

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー

 破れたものの、初戦では良い攻撃を見せたペルー。フランスは豪華な攻撃陣を揃えたチームですけど、立ち上がりがらガツンと行ってむしろペルーペース。しかし、徐々にペースをつかまれて、その時間帯に失点。逆に言うと、フランスは良い時間帯にきちんと決めました。
 後半は受けに回ったフランスに対し、かなり攻めていました。ただ、フランスもチャンスと見れば狙っており、一方的とまでは行けず。また、決定的な場面もほとんど作ることができず、うまく守られてしまいました。
GK
1 ガジェセ 5.5
DF
17 アドビンクラ 6.5
15 ラモス 5.5
2 A・ロドリゲス 5.0
(→サンタマリア 5.5)
6 トラウコ 5.5
MF
18 カリージョ 6.0
23 アキーノ 6.0
8 クエバ 5.5
(→ルイディアス -)
19 ジョトゥン 5.5
(→ファルファン 6.0)
20 フローレス 5.5
FW
9 ゲレーロ 5.5
(メンバー・採点は、レーティング:フランス 1-0 ペルー《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)




■2018/06/22 ペルーはとにかく右サイド、カリージョは良い選手だった

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー
GK
1 ガジェセ 5.5
DF
17 アドビンクラ 6.5
 28歳。 右サイドバック。カリージョとともにスピードのある右サイドはペルーの武器になっており、この試合でも攻め上がる場面多数。こちらサイドではフランスに勝っていました。ただ、フランスも意識してケアしていたようで、優勢であっても決定的な場面までは言えず。
15 ラモス 5.5
2 A・ロドリゲス 5.0
(→サンタマリア 5.5)
6 トラウコ 5.5
MF
18 カリージョ 6.0
 27歳。右SH。今日もドリブルとスピードが効いています。2人を抜いてマイナスのボール入れるプレーなんかは特に良かったです。
 ただし、フランスもこちらサイドがペルーのストロングポイントと理解していたようで、ケアするような起用をしてきました。完全に優勢であっても決定的な場面までは作れず。それを気にしたのか、左右入れ替えていて、どうかと思いました。実際、左だと完全に沈黙。後半再び右にして悪くなくなりました。右の方が 良いんでしょうね。
23 ペドロ アキーノ 6.0
  23歳。ペルーは2人変えてきましたが、ともに前回途中交代で出てきた選手。アキーノは守備的な中盤の2枚でスタメン。そして、後半開始で1枚減らされた場面でも残りました。信頼されたんでしょうね。
 そのアキーノが魅せます。かなり長いシュート、枠に行かないかとも思ったものの、軽く右に回転していて、左のゴールの角に当たる素晴らしいシュートでした。
8 クエバ 5.5
 26歳。 前の試合はPK失敗がありつつも目立った選手。 ところが、今日は逆に目立った失敗がない一方で、見せ場もありません。真ん中にカンテとポール・ポグバがいましたからね。抑えられてしまったのかもしれません。後半はポジション変更により、トップ下から左サイドに回ったものの、やはり躍動しませんでした。
(→ルイディアス -)
19 ジョトゥン 5.5
(→ファルファン 6.0)
20 フローレス 5.5
FW
9 ゲレーロ 5.5
 34歳。ペルーの英雄でドーピング疑惑で一時出場停止だった選手。前回は途中交代でしたが、今日は最初から出てきます。ただ、出場停止期間もありましたし、コンディションがベストではないのかもしれませんね。前回スタメンでなかったのもそういうところなのかも。
 唯一の見せ場は、前半サイドからのボールですーっと出てきてDFにの前に入ってのシュート。動きが素晴らしかったです。ゴールはほぼ正面でしたが、股下を抜けそうな低いシュートであり、GKはやや取りづらいもの。こちらも悪くなかったです。