2023年4月24日月曜日

スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に

■2017/11/06 ネイマール2世ガビゴル(ガブリエウ)が伸び悩み
■2020/05/03 スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に
■2017/03/20 16歳デビューのニュー・アンリことキリアン・ムバッペ、次々と最年少記録を塗り替える
■2017/10/24  97%支持で票を独占!ムバッペが新人賞であるゴールデンボーイ賞に
■2017/05/09 南米で屈指の有望株!ウルグアイのロドリゴ・ベンタンクール
■2017/05/10 フランスではムバッペ、デンベレ、マキシム・ロペス、テオ・エルナンデスが招集外
■2017/05/28 イタリアもロカテッリ、メレト、キエーザらが招集外
■2017/10/12  14歳のファンジェ・トゥーレ、イシアガ・カマラらがU-17W杯で活躍


■2017/11/06 ネイマール2世ガビゴル(ガブリエウ)が伸び悩み

 以前書いたと思ったらどこにも書いていなかったブラジル代表FWガブリエウ・バルボサ(愛称:ガビゴル)。かつて“ネイマール2世”とも言われて期待された若手の注目株です。
 しかし、 現在は大苦戦しているようです。
 昨年8月にブラジル1部のサントスからインテルに移籍し、公式戦10試合に出場したものの、ほとんどベンチスタート。出場機会を求めてベンフィカに移籍。ところが、公式戦4試合にしか出場できていないということで、さらに苦しい感じに。2018年6月までのレンタル期間を短縮してベンフィカを退団するのでは?と見られています。
(“ネイマール2世”がレンタル先で構想外。半年で契約打ち切りか…来年1月に復帰も フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月02日 )


■2020/05/03 スランプだったガビゴル完全復活、南米年間最優秀選手に

 同じページの紹介選手ではその後活躍している選手が多かったのですけど、ここでの紹介の時点で伸び悩みという内容だったガビゴル。ただ、彼もついにブレイクしました。とは言っても、ヨーロッパでは結局成功できません。「ガビゴル」という愛称はたくさんゴールを決める選手という意味でつけられたそうですが、「ガビ・ノー・ゴール」のまま、今度はブラジルのサントスにレンタル移籍。ここで復活します。
 さらにレンタル先を変えたフラメンゴでさらに大活躍。カンピオナート・ブラジレイロ2019で優勝に貢献しただけでなく、2019シーズンにカップ戦も含めると40得点と名前の通りにゴールを量産。これで終わりではなく、コパ・リベルタドーレス2019でも12試合9ゴール2アシストで優勝に貢献しました。
 そもそも2019年の南米年間最優秀選手にまでなりましたので、23歳の若手としては活躍というレベルではない活躍。ヨーロッパに適応できなかったのは残念ですが、大活躍と言って良いでしょう。


■2017/03/20 16歳デビューのニュー・アンリことキリアン・ムバッペ、次々と最年少記録を塗り替える

  モナコのFWキリアン・ムバッペが、3月19日にフランス・リーグアン史上最年少で13得点を記録しました。彼はニュー・アンリと呼ばれますが、その元フランス代表のティエリ・アンリが持っていたリーグアン13ゴールの史上最年少記録19歳3ヶ月を更新する18歳3ヶ月でのゴールでした。

 18歳だけですと、そこまで若いわけではないのですが、彼のデビューは16歳347日。これもやはり、モナコの最年少出場記録でアンリを抜いていました。
  さらに17歳62日でのプロ初ゴールも、モナコの史上最年少得点記録でもアンリを抜いたものでした。

“ニュー・アンリ”がまた本家超え。モナコ新星が史上最年少でリーグ13得点 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月20日

 モナコが、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アウェイでドルトムントと対戦し3-2の勝利しています。この試合でムバッペが2ゴールも奪って活躍したとのことで、その話を2017/04/13に追加。
 18歳113日での1試合2得点は、CL最年少。リーグの方でも、今季は公式戦34試合出場で21得点を記録しており、今乗りに乗っている感じですね。

CL史上最年少の”18歳113日”で1試合2ゴール! ドルトムントを苦しめた若手とは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月13日

2017/04/21追記:さらに活躍。 ドルトムントとの2ndレグでも先制点を決めて、ホームでの3-1の勝利に貢献。3分に左サイドバックのバンジャマン・メンディが放った強烈なミドルシュートをGKがはじくと、こぼれ球に素早く反応して押し込みました。

 データ情報サイト『opta』によれば、ムバッペはCL通算5得点に達成した史上最年少になりました。これまでは元レアル・マドリーのレジェンド・ラウールが記録保持者で、18歳3か月30日のムバッペはこれを41日更新。

 また、グループステージでは無得点だったが、決勝トーナメント1回戦から4試合連続ゴールを決めた史上初の選手となったとのこと。

サッカー界に18歳の“超新星”現る! ドルト戦で「CL史上最年少記録」を樹立 ットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月20


■2017/10/24  97%支持で票を独占!ムバッペが新人賞であるゴールデンボーイ賞に

 欧州でプレーする若手選手の中から年間を通して最も印象的な活躍を見せた選手に贈られる“ゴールデンボーイ賞”2017の受賞者として、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペが選出されました。
 ムバッペは全300票のうち291票という圧倒的な得票数を獲得。文句なし!という感じです。
  バルセロナの同じフランス代表FWウスマン・デンベレと、マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが2位と3位に続いたとあるものの、残りは9票しかないのですから、数票のみでした。

 記事によると、過去には、 ウェイン・ルーニー(2004年)やリオネル・メッシ(2005年)、セルヒオ・アグエロ(2007年)、マリオ・ゲッツェ(2011年)、ポール・ポグバ(2013年)などといった人が選ばれています。
 そうそうたる顔ぶれ…と言いたいところですが、あの選手の名前がない!というのがあるので、第選手となるとは限らないのかも。あまり当てにならないかもしれません。

18歳ムバッペ、圧倒的得票数で“ゴールデンボーイ”受賞。欧州最高の若手選手に
フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月23日
https://pex.jp/point_news/d00be21029463d8527a1ee42d0478a3a


■2017/05/09 南米で屈指の有望株!ウルグアイのロドリゴ・ベンタンクール

 日本の感覚だとちょっと理解しづらそうなU-20W杯で日本と対戦へ。ユーベ入り決定済みのウルグアイ新星、大会出場が決定 フットボールチャンネル | 2017年05月08日というニュースがありました。

 南米屈指の有望株として高く評価されるMFロドリゴ・ベンタンクール。国籍はウルグアイで、クラブの所属は南米の名門ボカ・ジュニオルスです。ユベントスへの移籍も既に決まっていると言います。

 であるのなら、今月20日から開催されるU-20ワールドカップにU-20ウルグアイ代表として出場することがニュースになる…というのはおかしな話だと思う人もいるかもしれません。むしろ出場して当然だろう!という話です。

 ただ、海外では、若手選手の代表試合への出場を拒むということがよくあります。試合に出て活躍しすぎてしまう選手だと、チームに欠かせないがために、代表招集を快く思わないのです。

 ボカも当初、チームにとって重要な戦力である同選手のU-20W杯出場に難色を示していた。U-20ウルグアイ代表は大会に向けた準備のため先週中国へと出発したが、ベンタンクールは帯同せずボカに残っていた状態でした。

 しかし、ついにボカもU-20W杯出場を了承。そのためにこのようなニュースとなりました。

 ちなみに、U-20W杯出場では、ウルグアイは5大会ぶりにこの大会に出場するU-20日本代表と同じグループDに入っているそうです。


■2017/05/10 フランスではムバッペ、デンベレ、マキシム・ロペス、テオ・エルナンデスが招集外

 上記のロドリゴ・ベンタンクールに関連して、フランスでは、ユースの大会に出ない選手が多いことがわかる良い記事がありました。それによると、以下の選手らが出場しないことがわかっています。

キリアン・ムバッペ 18歳 モナコ フランスA代表でも活躍、A代表のデシャン監督の意向
ウスマン・デンベレ ボルシア・ドルトムント フランスA代表でもプレー
マキシム・ロペス マルセイユ クラブの意向
テオ・エルナンデス アラベス クラブの意向

フランスの超新星ムバッペ、U-20W杯には出場せず。A代表監督が要請 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月09より



■2017/05/28 イタリアもロカテッリ、メレト、キエーザらが招集外

 海外では、有望若手選手をユースに出さないことが多いとわかる話がまたありました。

 昨年に行われたU-19欧州選手権で、準優勝だったイタリア。当然ここにもタレントが…となるはずなのですが、そうはなりませんでした。
 イタリアのサッカー界は、U-20W杯をタイトルの獲得の場というよりあくまで育成の大会だと考えているそうです。
(【U20】イタリア"主役"不在の理由。要警戒の2トップ、経験では日本有利 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月27日 より)

 まず、以下のようなクラブで活躍した中心選手が、招集されていません。6月に行われるU-21欧州選手権の方に回されるとのこと。

マヌエル・ロカテッリ 一度ミランでレジスタのポジションを確保
アレックス・メレト ウディネーゼからレンタルで回されたSPALでセリエA昇格に貢献したGK
フェデリコ・キエーザ U-19の欧州選手権には招集されていなかったが、フィオレンティーナでブレイク。

 また、シーズン中ということもあり、他にも来ていない選手がいます。

フェデリコ・ディマルコ 左サイドバック。エンポリの残留がもつれたためにシーズン終了後の合流。
アンドレア・ピナモンティ インテルがヨーロッパリーグ出場権を懸けて戦っていたため招集は拒否。

 数少ない大物選手としては、以下が挙げられていました。

ニコロ・バレッラ セリエAでレギュラーだが、カリアリは残留を余裕で決めていた。
ロランド・マンドラゴラ 長期故障の後で試合勘を取り戻させる意味から、ユベントスが許可。

 ウルグアイのベンタンクールは例外的というわけなのですが、この記事でも以下のようにありました。

"ニコラス・スキヤパカッセやロドリゴ・ベンタンクールらを呼んで勝ちに来ているウルグアイには0-1で敗れた"

 そのイタリアに怪我人以外はベストの日本が、2ー2で引き分け。世界のレベルからすると、物足りない感じです。


■2017/10/12  14歳のファンジェ・トゥーレ、イシアガ・カマラらがU-17W杯で活躍

 インドで開催中のU-17ワールドカップで、14歳のギニア代表のFWファンジェ・トゥーレが2試合連続ゴールを記録と、活躍を見せています。2002年11月1日生まれとめちゃくちゃ若いです。
 トゥーレは今年5月に行われた、今大会の予選を兼ねたU-17アフリカ選手権でも得点王に輝いた選手ということで、予選から主力だったっぽいです。すごいぞ、こいつ!

 ただ、 トゥーレは今大会の最年少選手ではありません。同じギニア代表には14歳の選手がトゥーレも含めて5人も招集されていて、うち3人はトゥーレより誕生日が遅いそうです。
 また、トゥーレより約2ヶ月若い大会最年少選手であるDFイシアガ・カマラもこれまで2試合に先発出場ということで、レギュラークラスのようです。恐ろしいですね。

 あと、 チームは2試合で勝ち点1と苦しい状況で、残念ながら、これ以上の活躍は期待できそうにありませんでした。
(U-17W杯で驚異の“14歳”が活躍中。2試合連続ゴールを記録 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月11日より)