2023年4月10日月曜日

よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格

■2019/12/21 よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格
■2019/12/21 スポンサーから補強を渋ったと批判!でも本当の問題は…



■2019/12/21 よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格

 短期的には活躍や不振に陥ることがあるのですけど、長期的に見た場合、最も重要なのはフロントではないか?という見方に最近注目しています。岐阜のJ2降格について書いた"
<緑の落城 FC岐阜 12年目の降格> (中)選手獲得の手腕弱く "という記事も、そういった話を思わせるものでした。
https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20191118/CK2019111802000003.html

 2019年のFC岐阜はむしろ過去最大の補強に成功していたとのこと。J1経験が豊富な元日本代表のFW前田遼一選手、ガボン代表のMFフレデリック選手らを獲得しました。
 ただ、私は大きく選手を 入れ替えるクラブもダメだという見方。岐阜はこの点でも問題があった感じで、大木武前監督の体制で昨季飛車角級の活躍をした選手はクラブを離れていました。

 しかも、彼らは新天地で活躍。昨季8ゴールを挙げたMF田中パウロ淳一選手は、今季レノファ山口で活躍。昨季最終戦で「来季は岐阜のエースとして活躍したい」と決意を語ったものの、「新人選手よりも年俸が安い。立場がなく、移籍するしかなかった」と告白して移籍しています。フロントに問題を感じる話でもありますね。


■2019/12/21 スポンサーから補強を渋ったと批判!でも本当の問題は…

 また、補強した外国人選手も大外れ。近年、また今季途中義父が獲得した外国人選手はほとんどが未活躍ということで、これまたクラブの問題を感じます。良い選手でも合わないということがあるので、他のクラブで活躍しているかどうかだけではわかりません。壊滅的に見る目がないようです。
 スポンサー企業からは、投資を渋ったと苦言を呈された模様。一方、クラブ側は反論していますし、実際に補強には使われていました。予算規模の小さなクラブにも負けています。補強にかけたお金の大小は、本質的な問題ではないでしょう。

 より問題なのは、チームに合う選手を手放し、合わない選手をつれてくるフロントです。記事では、 投資しようにも適切に資金を投入できないと指摘。選手獲得を担う強化担当のスタッフはわずか二人で、林幹広地域振興グループリーダーも「J2では少ない」「将来を見通した補強は難しい」と認めていました。
 また、良い指摘だと思ったのが、継続性に欠けるという指摘ですね。十二シーズンで、監督を務めたのは実に九人。監督の変えすぎも悪いクラブの特徴です。さらに、フロントも数年で入れ替わる県と地銀二社の出向組が部長級でいる一方、プロパーの部長は一人にとどまっており、中長期的なビジョンは描けないと指摘していました。