2023年4月13日木曜日

実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった
■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?



■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

 代表監督は、クラブの監督とは違う戦い方をしなくてはならず、同じ能力ではいけないとの指摘があります。
  ただ、一般論で言えば、代表監督は通常のクラブでの監督よりレベルが高くなるでしょう。ビッグクラブの監督であれば、代表監督以上のレベルということはよくあるものの、クラブでは実績のない監督も多数います。全体で見ると、代表監督の方が高くなり、代表監督はおろかクラブレベルで実績のない人が選ばれるということは珍しいと思われます。そういった監督が選ばれるのは、不可解なところがあります。
 ただ、そういった不可解なケースというのはいくつかあり、日本で言えばザッケローニ監督、イングランド代表監督の ロイ・ホジソンやサム・アラダイスがそうじゃないかと思っています。失敗すべくして失敗した感じですね。
 以下、ザッケローニさんに関しては他のページでも載せているものですけど、話の流れこちらも載せておきます。


■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督

  前回のワールドカップ以来見ていなかった日本代表。2014年のブラジルワールドカップがザッケローニになって初めてのゲームです。
 前回大会は本番になってしぶとく守るサッカーに切り替えて成功。今まで通りパスサッカーで行くのか、我慢強く守るチームで行くのか?と楽しみにしていましたが、攻撃的なパスサッカーとのことで期待が高まりました。
 しかし、先発メンバーを見た瞬間から違和感を覚えました。

6月15日(日) グループC
キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス

コートジボワール     2-1     日本
 得点
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)  

日本
GK    1    川島 永嗣
RSB    2    内田 篤人  
RCB    6    森重 真人  
LCB    22    吉田 麻也  
LSB    5    長友 佑都  
RDH    17    長谷部 誠    後半9分
LDH    16    山口 蛍    
RSH    9    岡崎 慎司
OH    4    本田 圭佑  
LSH    10    香川 真司    後半41分
FW    18    大迫 勇也    後半22分
 交代
MF    7    遠藤 保仁    後半9分
FW    13    大久保 嘉人    後半22分
FW    11    柿谷 曜一朗    後半41分

グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
 ポジションはテレビ由来。

 どうもあまり使われていなかったらしい森重、山口、大迫というところをスタメンに起用。私は世代交代できないチームは苦しむというのが持論なんですけど、それは長いスパンをかけて世代交代という意味で。本番前にいきなり変更という意味ではありません。誰が入っても大丈夫なチーム作りというのもあるんですが、ザッケローニさんはそういうやり方でもしてこなかったと聞いています。
 この試合以降の選手起用、選手交代を見ても、ことごとく違和感がありました。数人変わった選手を入れた以外は、むしろ不調でも使い続けて「レギュラー選手との心中」といった批判もありました。続けるべきところをいじって壊して、変えるべきところを変えられずに泥沼にハマった感じ。
 典型的だったのが、3戦目のコロンビア戦で抜擢したボランチ青山敏弘。攻撃ではある程度見るところがあったのに交代。守備が崩れてそちらを気にしたのでは?と言われていましたが、やることなすこと裏目に。自分の采配に自身が持てない印象を受けました。


■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問

 不思議だったのは私はザッケローニ監督が代表監督に選ばれたときに、セリエAで優勝経験のある実績ある監督だと聞いていたため。にもかかわらず、あまりにも未熟に見えます。で、Wikipediaで経歴を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B

 "1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任。その後、指導者として経験を積み、ウディネーゼ"の監督になります。

●1995年 ウディネーゼ
 "1995年から1998年まで率いたウディネーゼでは、大胆な攻撃サッカーを展開。得点王となったビアホフやアモローゾを擁して1997-1998シーズンを3位という好成績で終え、UEFAカップ出場権を獲得した。この実績が認められ、翌シーズンからACミランの監督に就任することになった"

●1999年 ACミラン
 "ウディネーゼから移籍させた教え子のビアホフやヘルヴェグに加え、ズボニミール・ボバンらを中核として優勝争いを展開。終盤に失速したラツィオを逆転しスクデットを獲得する"

 Wikipediaを読むと、確かにここまでは素晴らしいです。しかし、この後がひどいのです。

 "しかし、翌1999-2000シーズンのCLでは最終節でガラタサライに逆転負けを喫し1次リーグで敗退。選手層の薄さもあってリーグ戦も3位に終わる。翌シーズンは自らのシステム3-4-3を貫こうとしたことで、4バックを標榜するベルルスコーニ会長と対立。チームも低迷(CL2次リーグ敗退)したことにより、シーズン途中で更迭され、後任にチェーザレ・マルディーニが就任した"

●2001年 SSラツィオ
 "2001-2002シーズン序盤にCLでの敗戦により解任されたディノ・ゾフの後任としてSSラツィオの監督に就任。ミラン時代とは異なり4バックも用いる柔軟な采配を見せたものの、CLではグループリーグの突破に失敗。ローマダービーで1-5の惨敗を喫するなどリーグ戦も6位と低迷。最終節にインテルの優勝を阻止する勝利(4-2)を挙げ意地を見せたが、シーズン終了後に解任された"

●2003年 インテル
 "2003-2004シーズンの途中、エクトル・ラウル・クーペルの解任を受けてインテルの監督に就任。当初は無敗で快進撃を続けたが、CLはグループステージで早々に敗退。ホームのアーセナル戦では1-5の大敗を喫した。リーグ戦も4位に終わり、翌シーズンのCL出場権は確保したものの、モラッティ会長の信頼を得られずシーズン終了後に辞任。後任候補にロベルト・マンチーニが浮上していた中での実質的な解任であった"

●2006年 トリノFC
 "2006年9月、セリエAに昇格したシーズン開幕3日前にカイロ会長と対立したジャンニ・デ・ビアージが退任したトリノFCの監督に急遽就任する。
チームは下位に低迷、2007年2月のACキエーヴォ・ヴェローナ戦では、エースのアレッサンドロ・ロジーナを外して惨敗するなどリーグ6連敗し、途中解任された"

●2009年 ユヴェントス
"2009-2010シーズン途中より、成績不振で解任されたチーロ・フェラーラの後任としてユヴェントスの監督に就任した。契約期間はシーズン終了までの4ヶ月。しかし、チーム状態の改善に失敗し、ELでは、決勝トーナメント2回戦の第2戦でフラムFCに1-4と大敗を喫して敗退。また、リーグ戦は7位に終り、CL出場権も逃した。率いたリーグ戦17試合の成績は6勝4分7敗と負け越しであった"

 優勝した後は全く結果を残していないんですよね。優勝どころか、好成績すらありません。きつい言い方してしまうと、過去の栄光にすがっているような戦績です。
 日本代表監督就任後は結果を出していたようですけど、そもそもなぜ日本サッカー協会がザッケローニさんを選んだのか?というのは不思議になる経歴でした。




■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった

 懲りませんね…。
 ロイ・ホジソン監督が史上最低のイングランド代表監督と言われて、過去の戦績を見たものの、そもそもこれといった実績がなく、驚きました。
 日本代表監督のザッケローニもセリエAで大昔に一度成功した程度で、過去の実績はひどかったので、なぜ?と思ったのでよく似ています。

 で、イングランドは今度はビッグサムことサム・アラダイス監督にしたらしいのですが、これまたこれといってぱっとしないんですよ。
 イングランド人どうのこうのと言っていたので、国籍を重視したのかもしれません。EU離脱の国民投票同様に、民族意識重視で理性を欠いた決定です。

 以下は紹介ですけど、長く監督をやっているというだけ。降格ギリギリといった戦いをしています。以前のウェスト・ハムでも二桁順位でした。

-----引用 ここから-----
次期英代指揮官は“ビッグ・サム”へ。英メディア、24時間以内に正式発表と報道 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年07月21日(Thu)8時11分配信
http://www.footballchannel.jp/2016/07/21/post164879/

 かつてボルトンやニューカッスル、ウェスト・ハムなどのクラブを率いた経験があるアラダイス監督は、昨季に指揮官へ就任したサンダーランドで残留争いに巻き込まれながらも残留圏内となる17位に導いた。同クラブは先週、公式サイトでFAとの交渉の場を設けることを許可している。(中略)
 現在61歳のアラダイス監督は、これまでプレミアリーグでアレックス・ファーガソン氏、アーセン・ヴェンゲル監督、ハリー・レドナップ監督に次ぐ4番目に多い試合数となる467試合で指揮を執って来た監督だ。
-----引用 ここまで-----

 ウェスト・ハムなんかはアライダス監督が退任した途端に活躍していますからね。

 最近では2015-2016のプレミア7位が最高ですが、アライダス監督が退任した後の話。理解できない人選です。


■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?

 アライダス監督は、戦績以外の理由で解任されてしまい、良し悪しはよくわからないことに。ロイ・ホジソン前監督やイギリス王室を侮辱したこと、加えて選手の移籍で架空契約を結ぼうとしていた事などが明るみに出て、わずか2か月で解任されています。
 その後、 U-21代表監督だったガレス・サウスゲート監督に。クラブ監督と代表監督では求められるものが異なるということを考えると、こうした人事は悪くない人選でしょう。日本でも森保一監督が近いパターンです。
 そして、サウスゲート監督の場合、結果的には大成功。期待が高くなかった若手中心のチームを、組み合わせに恵まれたとはいえ、ワールドカップベスト4に導いています。

 ユース代表経験のある代表監督としては、アルゼンチンU-20で3度優勝しているホセ・ペケルマン監督を思い出します。アルゼンチン代表監督としては2006年のワールドカップ準々決勝敗退で批判されたものの、死の組を1位突破し、最終的に3位となったドイツにPKで敗退というもので悪い内容ではないでしょう。協会側も留任を説得していました。
 さらに、その後のコロンビア代表監督ではブラジル大会でチーム初のベスト8、ロシア大会でも連続でベスト8に導いています。