2024年2月5日月曜日

サウジアラビアのサウード・アブドゥルハミドは若手の有望選手

■2022/12/14 サウジアラビアのサウード・アブドゥルハミドは若手の有望選手
■2018/02/01 リーグが主導してスペインにサウジアラビア選手が無料一斉移籍
■2018/06/21  サウジアラビア選手の無料一斉移籍は愚策だった…
■2018/06/21 アジア予選向きで、ワールドカップ向きではないサウジアラビア



■2022/12/14 サウジアラビアのサウード・アブドゥルハミドは若手の有望選手

サウジアラビア 1-2 メキシコ

 ノックアウトステージの合間に、初戦良くなかったけどずっと好きなチーム…ということでもう1試合メキシコの試合をABEMAで見てみる。3戦目の試合。相手は初戦でアルゼンチンに2-1で逆転勝ちしてあっと言わせたサウジアラビア。
 初戦悪かったが、この試合はメキシコらしく運動量が多くて良かった。一方のサウジアラビアは全員国内組だそう。それでアルゼンチンに勝利すってすごいな。FIFAランキングも51位で、24位の日本よりずっと低かった。
 試合はやはりメキシコが持つ展開。力関係でそうなるし、サウジアラビア以上に点がほしい追い込まれた状況だった模様。グループ再開で大量得点が必要だった状況っぽい。一方、サウジアラビアも引き分けでは微妙で、現実的には勝つ必要があり、カウンターは見せていた。
 メキシコはプレスが人数かけて連動して早いし、奪った瞬間のペースアップも連動して早い。後半、サウジアラビアはセットプレーで2失点。その後もメキシコが猛攻。守備も良く運動量落ちない。最後まで落ちなかったが、リスク賭けており、後半アディショナルタイムで失点し万事休す。
 ヤフーニュースの感想コメントでは、ひとつだけ他と違って浮いた「もっとメキシコは攻撃的に行って良かった」というコメントがあったが、攻撃的にやっていたし、チャンスも作りまくれていた。手詰まりになっているならともかく、得点できそうな場面が多数できているのに、そこから無理にバランスを崩す意味はない。DFが枚数を減らしてFW枚数を増やしてバランスを崩すだけが、攻撃的…ということではない。

4-4-2

GK 21    M.アルオワイス
 立ち上がり、決定的な形飛び出していって体張って守る。一方、GKの前でバウンドする素晴らしいアーリークロスで、飛び込んだ選手もいたため相手のところに弾いてしまいピンチに。難しかったが、ミスと言えばミスかも。
 後半立ち上がり。良いミドルシュートに反応。さらにCK、パンチングスカするところ。ポカがあるのはキニナルが、いくつか良い反応のセーブはあり、反応は良さそう。

CB 17    H.アルタンバクティ
 粘り強い守備見せていた。が、後半引っ張ってしまいイエロー。弾む嫌らしいボールだったが、そこまで危ないところではなくもったいないと思ったら、このFKで失点。

CB 4    A.アルアムリ
 後半失点直後、大きく蹴ろうとしたんだと思うが、珍しいくらいのミスキックで近くの相手に渡す。あと、すぐ守備入ってこぼれたところを自分で拾い、なおかつ前線へ良いパス出してチャンス作っていたという一連のプレーも彼じゃないかと思う。

LSB 5    A.アルブレイヒ
 ロサーノにやられていたが、マンマークで逆サイドまでずっと彼についていって粘り強く良い守備もしていた。

(26    R.シャラヒリ)
    MFに入る。

RSB 2    S.アルガナム
 立ち上がり、背中の選手見ておらず、フリーにさせてしまう。一方で良いところもあって、ダイビングヘッドの場面ではついていき体に当てるプレー。オーバラップして右から良い早いクロスも。

(19    H.バハビル)
 攻撃的なところに入る。後半アディショナルタイム、ワンツーでアシスト。

CH 12    サウード・アブドゥルハミド 23歳 171cm
 23歳。参考にしたサイトでは4-4-2のCH。中盤だったのは間違いなく、解説では前はDFで出ていたといった話が出ていた。また、この試合もフォーメーションチェンジで途中からLSBに入っている。
 カウンター、ゴールに向かって長く良いドリブルして、相手はエリア外でファールで止めざるを得なくなる。けが人出て、LSBに下がる。LSB入ってすぐ良い守備も見せていた。
 後半立ち上がり、CKの失点の場面、サウジはマンマークじゃないのか、他にもマークが外れている選手がいて、得点者には彼以外にもつけそうな選手がいたが、とりあえず、一番の責任っぽかったのは彼かな。全体にサウジアラビアの選手が集中力がキレていた感じで、彼だけの責任にするのは酷だけど…。後から見ると背がめちゃくちゃ低いし、本来なら他の選手が見ている予定だったのかも。
 その後、FKからの流れで左から右足でファーへ良いボール。基本いい選手で、サウジアラビアで一番良さげに見えた。解説でもヨーロッパのクラブが興味示しているといった話が出ていた。

CH 15    A.アルハサン
(3    A.マードゥ)
 CBだそう。LCBに入ったかな? 先に触れた裏へのボール、キックミスしてちゃんとクリアできないところ。

LSH 10    サレム・アル・ドサリ(サーレム・アッ=ドーサリー、サーレム・アッ=ドーサリー) 31歳 171cm
 「アル・ドサリ」の他、「サレム」と書いているメディアがあるなど、表記はいろいろ。
 後半アディショナルタイム、自分でドリブルして仕掛けてそこからワンツー、返してもらったボールをシュートしてゴールを決める。

RSH 9    F.アルブリカン
 ポストプレー、ダイレクトで出して、ターンして自分はゴール前へ。このダイレクのパスがいいパスだったと思ったら、この流れで味方がシュートまで行けた。

FW 23    M.カノー
 参考にしたサイトでは4-4-2のFW。ただ、FWじゃなくて中盤っぽい位置に感じた。守備戻って体張っているときもあった。
 ボールをすっと少し引いてからそのまま右足の内に当てて、横に流して方向転換して一気にドリブルしてくるうまいプレー見せていた。

FW 11    K.アルシェフリ
(20    A.アルアブド)



■2018/02/01 リーグが主導してスペインにサウジアラビア選手が無料一斉移籍

 スペインとサウジアラビアのパートナーシップ関係の一環として、サウジの選手9人がリーガエスパニョーラ1部や2部などのクラブに一斉にレンタル移籍。サウジの選手たちがレベルの高い環境で成長するとともに、スペイン側にとっては中東市場へのアピールを強めることが期待されているようです。

 リーガ1部には3人の選手が加入。例えば、ビジャレアルはアル・ヒラルからのレンタルで26歳のサウジアラビア代表MFサレム・アル・ドサリを獲得しています。
 スペインのクラブはいずれも選手たちの給与を負担はせず、レンタル料も発生しないとのこと。こういうのは批判もあるかもしれませんね。
(サウジ選手9人が一斉にスペインへ…リーグと連盟主導による異例の“集団移籍” | フットボールチャンネル 2018年01月22日より)

■2018/06/21  サウジアラビア選手の無料一斉移籍は愚策だった…

 上記の無料一斉移籍は、リーガ・エスパニョーラとしてどうだろう?というものを感じていました。しかし、それ以上にサウジアラビア側の失敗だったと言えそうです。
 私は最初そこまで考えなかったのですけど、移籍するというだけで、当然試合に出す義務はありません。そのためにサウジアラビアの主力選手がレギュラーで出られず、コンディションを落とすということになってしまいました。言われてみると、これは明らかに失敗でしたね。
 ワールドカップイヤーや予選がないときよか、若い選手とかであればよかったのですけど、どうもそうじゃないっぽく、これは逆効果となった感じです。 ちなみに当時報じられていた移籍選手は以下でした。
MFサレム・アル・ドサリ
MFヤヒア・アル・シェフリ
MFファハド・アル・ムワラド
MFヌーフ・アル・ムサ
MFアブドゥルマジード・アル・スレイヘム
MFアリ・アル・ナメル



■2018/06/21 アジア予選向きで、ワールドカップ向きではないサウジアラビア

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループA第2節、 ウルグアイ 1-0 サウジアラビア

 サウジアラビアというと、ロングボールでというイメージですけど、今の代表はテクニックのある背の小さい選手が多い攻撃的なチームということで全然違うそうです。
 こういうチーム は嫌いじゃないです。ただ、ワールドカップでは餌食になると予想していました。これは単にアジアのチームだからという理由ではありません。アジア予選向きで、ワールドカップ向きではないチームのためです。
 アジアは世界最弱であるのは間違いないのですけど、守備がしっかりしたチームならチャンスがあります。しかし、攻撃主体のチームだとアジアと大きくレベルが違う世界レベルでは通用せず、守備の弱さがもろに出るということになりやすいため。初戦のロシア戦の0-5はさすがに予想外でしたけど…。
 サウジアラビアにも見たい選手がいました。しかし、その選手の1人テクニックがあるというアル・シェフリは使われず。前述のスペインに行ってしまった選手です。
 また、今日はもともと1勝して勝ち急いでいないウルグアイに早々に失点して 守られて、全く攻め手がなくなってしまいました。キープはしているものの、回しているだけで工夫なし。たまにあるカウンターでは精度を欠くというところ。ほとんど見どころなく、残念なことに。
 なお、サウジアラビアの方を応援していましたので、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、これで3勝6敗2分けに。前回大会に近い感じで、疫病神っぽくなってきちゃいましたね。
GK
22 アリ・オワイス 4.5
DF
6 アル・ブレイク 5.5
3 オサマ・ハウサウィ 5.5
4 アル・ブライヒ 5.5
13 アル・シャハラニ 5.0
MF
9 バヘブリ 5.0
(→モハメド・カンノ 5.0)
7 アル・ファラジ 5.5
14 オタイフ 5.5
17 アル・ジャッシム 5.0
(→アル・ムガウィ 5.0)
18 アル・ドサリ 5.5
FW
19 アル・ムワラッド 5.5
(採点・メンバーは、レーティング:ウルグアイ 1-0 サウジアラビア《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)


■2018/06/21 

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループA第2節、 ウルグアイ 1-0 サウジアラビア
【ウルグアイ】スアレス(前23)
GK
22 アリ・オワイス 4.5
 5失点大敗ということもあり変えてきたのですけど、これがまた良くありませんでした。一応後半ピンチの場面で、距離を詰めて守った良いプレーはありました。
 しかし、CKで出たのに触れず通ってしまい失点。ミスキックも見られるなど、低調でした。
DF
6 アル・ブレイク 5.5
3 オサマ・ハウサウィ 5.5
4 アル・ブライヒ 5.5
13 アル・シャハラニ 5.0
MF
9 バヘブリ 5.0
 切り返してからの右足ミドルシュート。コースは甘かったんですけど、強さはありました。また、うまくフリーで入ってきたシュートもあったものの、これも浮かせてしまいます。後半はそれほど目立たず、さらに怪我で交代することに。
(→モハメド・カンノ 5.0)
7 アル・ファラジ 5.5
14 オタイフ 5.5
17 アル・ジャッシム 5.0
 タックルのときに足を伸ばして、見た瞬間ああダメだなというプレーでやはり負傷交代。ああいう痛み方で大丈夫だったのを見たことがありません。
(→アル・ムガウィ 5.0)
18 アル・ドサリ 5.5
FW
19 アル・ムワラッド 5.5
 見たかった小柄でスピードある選手。しかし、彼もスペインに行ってしまった選手。失敗でしたね。しかも、WGタイプと聞いていたのに1トップ起用です。
 小柄な1トップでもダメということはないのですけど、早々に失点して引かれて全くスペースがなく、全く生きない展開に。頻繁に動くといったこともないので、全く良いところなし。監督はプランが狂った時点で工夫してほしかったですね。
 後半立ち上がりは前半より一時スペース があったものの、完全オフサイドなど焦っているプレー。そのうちに引かれて、スペースが消えました。ちょっと良いドリブルは見えたものの、ほとんど良いところなしで終わってしまって残念でした。