2026年6月30日火曜日

昔のブラジルは強かったけど今は…日本代表発言炎上は誤解?

■2026/06/30 昔のブラジルは強かったけど今は…日本代表発言炎上は誤解?
■2026/06/30 相手を挑発する発言はスポーツでは当然?ネットの反応は…



■2026/06/30 昔のブラジルは強かったけど今は…日本代表発言炎上は誤解?

 日本代表・塩貝健人のブラジルに対する発言が炎上。本人は誤解されたと主張しています。

・“ネイマール発言騒動”の塩貝健人「ブラジルが弱いことを言いたいわけではなく…」言葉の真意説明 - ワールドカップ2026 : 日刊スポーツ[2026年6月30日6時7分]
<試合後、日本代表FW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)が取材に応じて“ネイマール発言騒動”について言及した。
 試合前にブラジルの印象について「ネイマール」と答え「昔は強かったけど、今はどうなんでしょうね」と発言。その後、自身の言葉が発端となり、ブラジルから挑発を受けた。
 「ああいう風に伝わってしまった以上は仕方がない(中略)」と話した。
 塩貝の発言はブラジルでは「ネイマールをからかう」と変換され、「昔は強かった」という部分だけが一人歩きしていたという。>
https://www.nikkansports.com/soccer/worldcup2026/news/202606300000338.html

 言葉の真意について、「ブラジルが弱いことを言いたいわけではなく、ネイマールが点を取った話は前の(W杯の)話で今の(W杯の)話ではないことを言いたかった」と説明しています。ただ、以下の記事で書かれたより長い発言の内容を見ると、かなり無理がある説明なんですよね。
 何より相手に対する敬意が全く感じられません。私は別にブラジルファンでもネイマールファンでもないのですが、それでも不快に感じました。日本を応援しないと非国民的な空気があり、ネットでは擁護されているのかもしれませんけど、めちゃくちゃ失礼な言い方。本当にブラジルが弱いことを言いたいわけではなかったなら、もっといくらでも別の言い方ができたはずです。

・【W杯】塩貝「昔のネイマール」発言が炎上もブラジル戦に集中!ポルトガル語で誹謗中傷も(6/28(日) 4:11配信 スポニチアネックス)
<前日26日(同27日)の練習後には報道陣からブラジルの印象を問われ「昔は強かったけれど、今はどうなんすか?フランスだけ強いというイメージ。あとアルゼンチン。ブラジルは最近あんまり聞かない」と率直に語った。さらにFWネイマール(34=サントス)が過去の日本戦で国際Aマッチ9得点を量産していることに関する質問を受け「昔のネイマールじゃないですか。今は大丈夫だと思います。(日本の)センターバック陣も良い選手がそろっているんで、大丈夫です」と応じた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/db076342ed22de6c2f3e278bfc7dd14c757951c5

 「昔は強かったけれど、今はどうなんすか?フランスだけ強いというイメージ。あとアルゼンチン。ブラジルは最近あんまり聞かない」と言いながら、「ブラジルが弱いことを言いたいわけではなく…」というのは無理でしょう。炎上したのに慌てて言い訳しているようにしか見えません。
 また、「日本のCBのレベルが上がった」と言いたいだけなら、「昔のネイマールじゃないですか」と言う必要性はゼロ。これでネイマールをバカにしていないと解釈する方がよほど無理があります。(マスコミの切り取り・偏向と擁護するから全文見たら、普通にダメというのは政治家問題発言でもお約束のパターンですね)

 「敬意」という話で言うと、日本に勝利した後、塩貝健人を「挑発」(どちらかと言うと、塩貝発言の方が挑発だと思いますが)したブラジル人FWのクーニャの方がよほど日本に対する敬意がありました。今回は日本側から侮辱したのでもっとボロクソ言っても構わなかったと思うのに、以下のように一定の敬意を示した発言をしています。

・ブラジル代表FWクーニャ、日本代表FW塩貝健人への“5本指挑発”の真意を説明「立場を分からせる」「誰を相手にしているか理解して」 | フットボールチャンネル text by 編集部 photo by Getty Images
<注目を集めたのは、試合終了直後のクーニャの振る舞いだ。同メディアによると、同選手は手を大きく広げて「5」を示すような動きを見せ、ブラジル代表がW杯を5度制していることを強調したという。これは、試合前に塩貝が「ブラジルは昔と同じではない」と語ったことへの反応だった。
 クーニャは、日本代表に対しては「常に大きな敬意を持っている」と前置きし、日本が世界のサッカーでどれほど成長したか、対戦がどれだけ難しいかを誇りを持って語ってきたと説明。その上で、塩貝の発言については「残念ながら、彼は我々に対してそういう発言をした。ブラジル代表について少し知識が足りなかった」と不快感を示した。(中略)
 同選手は、自身の行動について「ミームになりたかったわけではない」とも説明。挑発した理由については、ブラジルのユニフォームが持つ歴史や、そのシャツを着るために選手たちがどれだけ戦ってきたかを理解しているからだと語った。自分たちで批判することは受け入れられても、外から言われれば団結して戦うという、ブラジル代表の強烈なプライドをにじませている。>
https://www.footballchannel.jp/2026/06/30/post935958/

 「5」のパフォーマンスについては、「お前が優勝したんじゃない」と(ブラジルで?)クーニャが叩かれたそうですが、これで彼が叩かれるのはかわいそう。発端の日本代表の発言は、彼個人をバカにしたのではなく、ブラジル代表全体(とネイマール)をバカにしたものでしたから、不適切な反論パフォーマンスではないでしょう。日本人としては、何から何まで迷惑をかけまくって申し訳ないと思います。



■2026/06/30 相手を挑発する発言はスポーツでは当然?ネットの反応は…

 ネットでは擁護されているかもしれないと上で書いたのですが、先に引用した”【W杯】塩貝「昔のネイマール」発言が炎上もブラジル戦に集中!ポルトガル語で誹謗中傷も”(6/28(日) 4:11配信 スポニチアネックス)のYahooニュースコメント欄では、塩貝健人への批判一色。良識がある日本人が多くて良かったですわ…。


<ビッグマウスはいいが、それは実績が伴って言えること。出場機会がなかなかないから仕方ないかもしれないが交代で出場した際は結果を出してほしい。あとはプロである以上、言葉の選び方というのも大切だと思う。>

<他にも塩貝は俺が、俺がのコメントが多く、また他人に対して「そいつ」とか先輩に対して「向こうは」とかリスペクトに欠ける発言してる。
ワールドカップで得点王を狙う!とか宣言してたけど、控えに求められてるのはそういうことじゃなく、献身的にチームのタスクをこなすことだろう。>

<余計なことは言わないほうがいい。
スポーツにはリスペクトが大事。>

<こう言う発言はさ、本人としては、若気の至りのビッグマウスで注目されたかったのか何なの知らんけど、まだ何者にもなれていない日本の、更にレギュラーでもない選手が言って良い発言ではないね。
リスペクトは持たないとないといけない。まして、去年やっと一度だけ親善試合で勝ったくらいの相手のレジェンドに対して何言ってんだって感じ>


 挑発的な発言は、実際にはサッカーでちょくちょくあります。他のスポーツでもあるでしょう。エンタメ的なところもありますからね。ただし、今回は内容が不快すぎました。
 あと、挑発は相手に団結を促して逆効果…ということもあります。今大会でもトルコがオーストラリアをバカにして2-0で負けた…ということがあったはず。。
 で、検索してみると、トルコ選手が試合前日に「明日は我々が支配する」と発言したという程度のものでしたわ。塩貝健人の発言を見てからだと大したことないですね。塩貝健人があまりにもひどすぎます。

 ダサいと思うのが、彼自身は全然試合に試合に出ていないということ。また、前述のように、炎上した途端に「誤解された」と言い出すのもダサすぎ。初志貫徹で言い続けられてもそれはそれで困るんですが、ダサいかどうかという観点で言うと、変節するのは格好悪すぎます。
 以前、ネット受け(特に右派受け)する過激な社会政策をドヤ顔で主張していた学者が炎上した途端に、過去に「たとえじゃないんだけど」とも言っていたにも関わらず、「たとえ話だった」と言い出したことを思い出しました。ダサすぎますわ。
 強いことやでかいことを言いたがる人は、意外なことに、心理学的に言うと、むしろ自分に自信が持てない人が多いと聞いたことがありますし、そんな感じなんですかね…。

 あと、私が記事を読んだ限り、「誤解された」と言うだけで、この期に及んでまだ謝罪してないというのも気になったところ。やはり敬意が感じられません。誠実さもないですね。
 政治家(特に自民党議員)の問題発言でも「誤解された」と、誤解した国民が悪いように言いながら「仮に誤解を与えたとすれば遺憾だ(残念に思う)」といった感じで、実質謝罪していないような謝罪の仕方がされることが多いです。この素直に過ちを認めて謝れないというのも、心理学的には、自分に自信がないからじゃなかったかな…。