2026年6月29日月曜日

GKがボールを持って蹴らない…いやらしいサッカーが大成功

■2026/06/04 「クラブメンバーまるごと代表」が、南アフリカ代表の強さ?
■2026/06/12 ポゼッションサッカーは南アフリカのカウンターの格好の餌食?
■2026/06/29 GKがボールを持って蹴らない…いやらしいサッカーが大成功



■2026/06/04 「クラブメンバーまるごと代表」が、南アフリカ代表の強さ?

 南アフリカは久しぶりのワールドカップですね。自国開催以来の出場。その前回も開催国だから出れたというだけで、正直全然。アジア勢すらなし得なかった、史上初となる開催国のグループリーグ敗退を成し遂げてしまいました。ピークはだいぶ前で弱そうな感じです。

 で、期待していなかったのですけど、”サッカー南アフリカの注目選手、2026年W杯の核となる5人 - Soccer Book Library”では、アフリカは税調著しく注目とされていました。まあ、前回大会は最弱だったアフリカ・アジア勢がこれまでのトレンドに反して活躍。アジア勢は結局ノックアウトリーグに入った途端普通によわよわですぐ全滅しましたが、アフリカからはベスト4入りが出ていました。
https://soccer-book.com/library/%E7%9F%A5%E8%AD%98/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%B3%A8%E7%9B%AE%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%80%812026%E5%B9%B4w%E6%9D%AF%E3%81%AE%E6%A0%B8%E3%81%A8%E3%81%AA/#google_vignette

 今大会の南アフリカは同じ国内強豪クラブマメロディ・サンダウンズでプレーする選手が多く、連携が良いとのこと。こういうのは代表チームの作り方として非常におもしろいと思うのですけど、日本は逆に分散型の傾向が続いている感じ(昔は読売=日本代表みたいな時代もありました)。戦術的には、堅守速攻だそうです。
 
 注目選手としては、ボランチのテボホ・モコエナ。ロングレンジのキック精度が高くゴールも狙えるとのこと。好きなタイプです。
 アフリカはGKが良い印象ですが、南アフリカのGKロンウェン・ウィリアムズも注目。CBの間に入って数的優位を作るビルドアップも得意だとのことで、現在型GKですね。
 右SBムダウは対人守備が強く、前への推進力もあるとのこと。これも好きなタイプです。
 パーシー・タウは左ウイングやセカンドトップ。細かいタッチにパスに加速的な動き、裏への動きとこれも好きなタイプっぽいです。
 最後はCFのエビデンス・マクゴパ。私はCF嫌い、ストライカー嫌いという珍しい変わった性癖なので好きじゃなさげ…。ただ、守備意識が高く、ポストプレーだけでなく裏への動きが巧みということで、わりと嫌いじゃないかもしれません。

 予想フォーメーションは、”サッカー 南アフリカ代表【2025年最新メンバー・フォーメーション】”を見ました。こちらだとそもそも前述の注目選手でいない選手がいます。以下のフォーメーションは、実際のワールドカップメンバーを見て、多少変更しました(2026/06/05追記)。

   フォスター
  (レイナーズ、マクゴパ)
アポリス  ??? モレミ
(モフォケン)  
 モコエナ ムバタ
      (シトレ)
モディバ    ムダウ
(カビニ)   (マトゥルディ)
 ムボカジ シビシ
 (ヌダマネ)
  ウィリアムズ
https://www.roiblog.jp/worldcup2026-southafrica

 あと、この2025年のメンバーを見ると、「クラブメンバーまるごと代表」というほど極端じゃなくて残念。マメロディ・サンダウンズの選手を数えると、6人のみ。そこまで極端じゃないようです。
 ただ、オーランド・パイレーツの選手も多く、8人。2クラブで大部分を占めている感じですかね。

2026/06/05追記:ちゃんとワールドカップメンバー見ておかないと…と検索。この検索で見つけた”サッカー 南アフリカ代表 最新メンバー | ゲキサカ”によると、”攻撃陣ではオーランド・パイレーツ、守備陣ではマメロディ・サンダウンズ所属選手が主軸を担っており、連係面での不安も少ない”とのこと。なるほど、攻撃と守備でそれぞれにチームメイトなんですね。
https://web.gekisaka.jp/pickup/detail/?439299-439299-fl

※26/5/27発表(北中米W杯メンバー)
▽GK
ロンウェン・ウィリアムズ(マメロディ・サンダウンズ)
リカルド・ゴス(シウェレレ)
シフォ・チェイン(オーランド・パイレーツ)

▽DF
ブラッドリー・クロス(カイザー・チーフス)
タバング・マトゥルディ(パロクワネ)
カモゲロ・セベレベレ(オーランド・パイレーツ)
ヌコシナティ・シビシ(オーランド・パイレーツ)
クリソ・ムダウ(マメロディ・サンダウンズ)
オーブリー・モディバ(マメロディ・サンダウンズ)
クルマニ・ヌダマネ(マメロディ・サンダウンズ)
オルウェトゥ・マカニャ(フィラデルフィア・ユニオン/アメリカ)
ムベケゼリ・ムボカジ(シカゴ・ファイアー/アメリカ)
サムケレ・カビニ(モルデ/ノルウェー)
イメ・オコン(ハノーファー/ドイツ)

▽MF
テボホ・モコエナ(マメロディ・サンダウンズ)
ジェイデン・アダムス(マメロディ・サンダウンズ)
タレンテ・ムバサ(オーランド・パイレーツ)
スフェフェロ・シトレ(トンデラ/ポルトガル)

▽FW
ライル・フォスター(バーンリー/イングランド)
タペロ・マセコ(AELリマソル/キプロス)
ゼンバ・ズワネ(マメロディ・サンダウンズ)
イクラーム・レイナーズ(マメロディ・サンダウンズ)
オスウィン・アポリス(オーランド・パイレーツ)
ツェパング・モレミ(オーランド・パイレーツ)
エビデンス・マクゴパ(オーランド・パイレーツ)
レレボヒレ・モフォケング(モフォケンとも オーランド・パイレーツ)
■監督
ウーゴ・ブロース



■2026/06/12 ポゼッションサッカーは南アフリカのカウンターの格好の餌食?

 番組で言われて思い出したが、南アフリカ開催の開幕戦の相手がメキシコだったこと。今回はそれを逆にした形でおもしろいですね。当時は引き分けだったようです。
 事前に読んだページによると、メキシコ代表がカウンターサッカーになったと聞いていたのですけど、最近の親善試合含めて普通にポゼッションサッカーだそうな。なので、カウンターサッカーの南アフリカとしてはむしろやりやすいのではないかと思いました。
 ところが、南アフリカはポゼッションを取られるだけで、カウンターが炸裂せず。カウンターというか、そもそフィニッシュまで行けないというさんざんな内容。カウンタースタイルのチームは先に失点した時点できつく、なおかつ、それでも攻勢に出られず。さらに、退場者を出して詰み。
 一応、メキシコ代表も2点目を決められず、スコア的には十分ドローに持ち込める状況。南アフリカは退場者を出しても守備には入らず、トップを残す強気の戦いはしていました。が、結局、チャンス以前にそもそもシュートができないという内容的にはかなり悪い状態を脱せず、可能性を感じさせないプレー。さらに、2失点目を喫して今度こそ本当に終了しています。

メキシコ 2-0 南アフリカ

[W杯]グループリーグ第1節 メキシコvs南アフリカ 試合詳細 | ゲキサカ
https://web.gekisaka.jp/livescore/detail?match=4tcpns1nwyc0jtpucgzj9dp90

5-1-2-2
GK 1 ロンウェン ウィリアムズ 1992年1月21日    184cm・79kg 34歳
 アフリカ最高のGKと呼ばれているそうな。やはり結構良かった。足元もうまいと言われており、プレッシャーかけられても余裕持ち過ぎじゃないというほど近くに来てからボールを蹴るところ。
 41分、誰も触らなくてもゴールに飛んでくるボールで、相手選手が触るか触らないかというGKにとって難しいイヤラシしいボールによく反応。
DF 14 ムベケゼリ ムボカジ 2005年9月19日    180cm・90kg 20歳
 CB。今年齢見ると、若い選手でびっくり。相手のパスがやや悪かったということもあるが、先に触る良いプレー。44分良いミドルシュートとあったものの、GKの位置との関係かしっかり反応される。
DF 21 イメ オコン
 CB。
DF 19 ンコシナティ シビシ
 CB。ストレスの貯まる試合展開のせいか、後半イラッとした感じでラフに行ってイエローもらってしまうところ。
DF 6 オーブリー モディバ
 LWB。後半焦れた感じでファールしてしまうところ。
( 77分→ 7 オスウィン アポリス )
DF 20 クリソ ムダウ 1995年4月26日    181cm・72kg 31歳
 RWB。注目選手と言われていたのに忘れていた。終盤高い位置でうまくかわして、ファールを誘う。相手がレッドになって一矢報いる。
MF 23 ジェイデン アダムス
( 61分→ 11 ゼンバ ズワネ )
 入ったばっかりなのに、プレーの後でぶつかって行って手かどこかがあたったことでチーム2人目のレッドカード。やや厳しい判定かなとは思ったが…。
MF 13 ヤヤ シトレ
 CM。GKからボールもらいターンしたところ相手いて取られてしまう危ないプレー。さらに、49分裏に抜けられたところを手を出してしまいレッドカード。手を出してるし、GKと1対1だし、これはこの日最も妥当なレッドカードだった。さんざんな結果に。
MF 4 テボホ モコエナ 1997年1月24日    176cm・68kg 29歳
 CM。注目選手で確かにいいところあったんだけど、ムラを感じた選手。
 16分、完全に遅れて入ってしまいイエロー。その後、右サイドの前にまで流れて行って逆にファールをもらう良いプレー…をしたと思ったら、取られてしまうプレー。後半は推進力あるプレーもあり、やはり良さはあり、ムラッ気。
FW 9 ライル・フォスター
( 56分→ 5 サレンテ ムバサ )
FW 15 イクラーム レイナーズ
( 77分→ 17 エヴィデンス マクゴパ )



■2026/06/29 GKがボールを持って蹴らない…いやらしいサッカーが大成功

 48チームに増えて、たぶんワールドカップ史上初となるベスト32の第1戦は、開催国の1つであるカナダと南アフリカ。記念のせいなのか何なのか、なぜかこの日は1試合のみです。カナダは2位通過で、今回はアメリカでの試合。南アフリカも2位通過で、2位同士の対戦。どうも南アフリカがホーム扱いのようで、カナダは黒いユニフォームを着ています。観客的にはカナダのホームっぽかったですけど…。

 意外にGKからつないでくる南アフリカに、立ち上がりカナダは前からプレス。お互い守備がよく、お互い奪ってチャンスになりそうな感じ。激しさある。
 実際にお互いチャンス、チャンスの後にカウンターでチャンスというのも多い。特にカナダの選手だけど、お互いなり足すべって転んでいる。
 南アフリカ、GKのところでなかなか蹴らず、プレッシャー来てカナダの人数減らしてから蹴り込むというのを何度もやっていた。後半はカナダもプレッシャー行くのを遅らせてなかなか行かない。ただ、それでも南アフリカのこの焦らしてから蹴るやり方がハマり、ロングボール・つなぐどちらでもうまく行っている。
 後半もお互いチャンス。特に疲れてからは中盤あいて、行ったり来たりに。とはいえ、南アフリカはそれでもGKでゆっくり、選手交代もカナダより遅く延長線見据えていた感じ。前述の焦らせてカナダに来させて、枚数を減らすやり方を続けていることもあり、南アフリカのペースのような感じ。しかし、90分で決めようと積極的だったカナダが、後半アディショナルタイムでついに得点。残り少ない時間で慌てて南アフリカは攻めにかかったが、もう時間がなかった。

 試合終わってから、南アフリカの初戦のときの感想を読み直してたらさんざん。見た試合はカナダより強いメキシコ相手だったとはいえ、それから見ると、今回は良かったですね。チームとして意思統一ができて、うまく立て直してきた感じ。相手にとって嫌なやりづらいサッカーをしていました。

【北中米W杯決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)】(ロサンゼルス)
南アフリカ 0-1(前半0-0)カナダ
<得点者>
[カ]ステファン・エウスタキオ(90分+2)

<出場メンバー>
[南アフリカ] 4-2-3-1
GK 1 ロンウェン ウィリアムズ
 CK、ヘディングシュートやられたが、DFがカバー、その後のシュートは詰めて体張って防ぐ。キックが外に出てしまうところはあった。その後、裏に出たチャンス、体に当てるプレー。
 後半も、角度なかったとはいえ、いいシュートを防ぐ。失点の場面では、DF2人含めてみんなニアめに動いたところを逆突かれた。足のタイミングが合わなかった感じもある。
DF LSB 6 オーブリー モディバ
 左足の裏で右に動かした後、間髪入れずに左に回してDF外してくるテクニカルなプレー。見てても完全に意表を突かれた。ただ、直後にパスミスからカウンターくらう。他、CK、GKのカバーでクリアする良いプレーがあった。
DF LCB 14 ムベケゼリ ムボカジ
 若いCBの時点で珍しいのに、両CB若いというちょっとワールドカップが見たことないレギュラー。
 カウンターのポンチ、右までカバーに行ってうまく対応。低い位置でボール先に出して相手をさっと外すプレー。左から一気に左の前、裏への良いボールでチャンス。後半裏へのボール、いいカバー。直後にもGKが出て触って裏に流れたボール、カバーで入って相手より先に触ってCKに逃れる。
DF RSB 20 クリソ ムダウ 2005年9月19日    180cm・90kg 20歳
 エリア内でボール行かずに足に行ったがPKならない。後半、プレッシャーに来た選手の股を抜いてボール出してかわすプレー。デイビス入ってきて苦労しつつも何度か良い守備も見せている。
DF RCB 21 イメ オコン 2004年2月20日    184cm・75kg 22歳
 若いCBの時点で珍しいのに、両CB若いというちょっとワールドカップが見たことないレギュラー。
 アフターで入ってしまいFK。エリア内で落ち着いてかわすところも見せる。
MF DH、OH 4 テボホ モコエナ
 低いところミスパスでピンチ。初戦もそうだったんだけど、注目選手のわりにどうもいまいち。その後もまた危ないプレー。
MF LSH 7 オスウィン アポリス
 守備でいいスライディングで守備。裏をつく良いプレー、オフサイドだと思ったらオフサイドじゃなかった。後半変化しすぎたが、変化する良いミドルシュート。良いドリブル見せていて、良いシュートも。今日南アフリカの攻撃の選手で一番キレあった。
MF OH 10 レレボヒレ モフォケン
 テクニシャンでパスも出せる若い選手とのこと。そんな感じあるがそこまで良さ出ない。下がってきてうまく外して受けたところはうまかったが、その後はハス引っかかったり。前半だけで交代に。
(46分→MF 5 サレンテ ムバサ)
MF RSH 12 タペロ マセコ
 SBについて戻って長く走っていき、最後クロス入れさせない良い守備。攻撃の動きも悪くなかった。
(86分→FW 8 ツェパン モレミ)
MF DH 13 ヤヤ シトレ
 カード出なかったが、全然いらないわざと後ろからぶつかるプレー。後半から1DHっぽい。ミスパスでピンチなりかけ。
FW 17 エヴィデンス マクゴパ
(86分→FW 15 イクラーム レイナーズ)
監督
ブロースウーゴ