2024年4月15日月曜日

高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?

■2020/01/27  サッカー王国静岡出身ではないのに静岡学園で10番の松村優太
■2020/01/27 高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?
■2020/01/27 静岡学園の時代の流れに逆行する伝統が松村の選択の理由に
■2024/04/15 候補が多すぎて逆に困る静岡県出身の好きな選手ベスト11選定中



■2020/01/27  サッカー王国静岡出身ではないのに静岡学園で10番の松村優太

 鹿島アントラーズへの加入が決まっていた松村優太に関する静岡学園の10番・松村優太は「TVに映っている試合は強い」。契機になったコンバートと地元大阪を離れた理由【全国高校サッカー選手権】 | フットボールチャンネル(2020年01月15日)という記事。
 サッカー王国での名門の静岡学園ですけど、彼は静岡出身ではなく大阪出身ってのがまずおもしろいですね。「とにかく県外で出たかったし、親もそれがいいんじゃないかと言ってくれていた」とのこと。
 また、静岡学園で「10番」を背負っていたMF名古新太郎が大阪東淀川FCの先輩だったという縁もあるみたいですね。名古新太郎は大学を挟んでいますが、鹿島アントラーズ入りというのもいっしょです。
  名古が松村の試合を観に来てきれましたし、静岡学園の試合を見ても、「このチームならば実力を伸ばせるんじゃないか」と感じたそうです。


■2020/01/27 高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?

 なぜ松村が静岡学園を選んだのか?という話の前に、サッカー王国静岡の凋落の話をしましょう。 実を言うと、選手権優勝は鹿児島実業と両校優勝した、1995年度の第74回大会の静岡学園を最後に途切れていました。決勝戦の舞台に立った静岡勢も、2007年度の第86回大会の藤枝東だけという状況です。
  ユースに人材が流れたということもありますが、それは他の地域もいっしょ。静岡学園の川口修監督は、強いと言われた時代の静岡には、スーパースターと呼ばれる個性的な選手が各チームにいたと指摘しています。逆に今はいなくなったということですね。
 そして、ユースに良い選手をとられたことによって、内容よりも結果を重視するサッカーに各校が走ったことが、最大の原因ではないかと見ているみたいです。
「あくまでも自分の考えですけれども、静岡県の流れを見ていると、勝つサッカーが主流を占めるようになった。勝負に強くこだわるようになったことで何が失われたのかと言えば、おそらくは個の育成が疎かになった。個性が非常に薄くなっている気がするんです」


■2020/01/27 静岡学園の時代の流れに逆行する伝統が松村の選択の理由に

 しかし、静岡学園だけはこの流れに逆行。個の育成を最優先させる伝統の方針を頑なに譲りませんでした。どうもこれが松村優太が静岡学園を選んだ理由っぽいですね。
 静岡学園に入った当初、松村優太はカルチャーショックに近い衝撃を受けたそうです。
「リフティングとドリブルをウォーミングアップのなかで必ずやりますし、特にリフティングに関しては、みんな肩やかかとも使いながら普通にやっていたんですよ。いまでは多少というか、それなりにできるようになりましたけど、最初は本当に驚きました。見たこともない光景、といった感じで」
  大阪東淀川FCでトップ下を務めていた松村は、静岡学園へ入学した直後から右サイドハーフへコンバートされます。これも松村優太の個性を重視したためのようです。
 松村は50mを5秒8で走破する圧倒的な走力が魅力。ただ、トップ下だとスルーパスを含めて攻撃の組み立てに関わるプレーも求められるし、何よりも360度から敵の脅威にさらされます。これが右サイドになれば、自身の右側は気にせずに攻撃することができるという狙い。このコンバートで松村の才能が開花する…ということになったようです。



■2024/04/15 候補が多すぎて逆に困る静岡県出身の好きな選手ベスト11選定中

 ベスト11や個人的に好きな選手のベスト11を選ぶとき、他の都道府県は選手がいなくて困る…ということがあるのですけど、静岡県の場合は逆に多すぎて困ります。なので、清水市出身とか、清水東出身とか、クラブユース出身とかといった感じで、もっと細かく分けるのが良いと思います。
 ただ、とりあえず、そこらへんの細かいところは考えずにちょっとずつ選んでいきたいです。

 静岡県出身の多さですが、1998年1月20日の好きな選手ベスト11のDFは4人中3人が静岡県出身ということになっていました。しかも、全部清水市出身という偏りっぷり。すごい市ですね~。

<1998年1月20日の好きな選手ベスト11>(平均22.8歳)

DF
斉藤俊秀 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水東)
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(24歳) 
 え、好きだったっけ?と思った選手。ただ、うっすらと記憶あるかも。大学からデビューして数年は、良いな!と思っていたような気がします。若いときだけ好きというのが、私のパターンです。
田中誠 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水市立商業高校)
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(22歳) 
相馬直樹 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水東)  長く一番好きだった選手。
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(26歳)