2024年3月11日月曜日

ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?

■2017/05/24 本物は逃したレアル・マドリー、新ネイマールことヴィニシウス獲得
■2022/09/18 ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?
■2022/11/25 これはネイマールと併用せざるを得ない…ヴィニシウスが良すぎる!
■2022/12/06 パケタ、ラフィーニャ、リシャルリソン…ことごとくうまいブラジル
■2018/12/13 当時のブラジル代表ではマシだったが、その後消えてしまったオスカル
■2018/06/21 ネイマール頼りから抜け出したがスロースタートのブラジル
■2018/06/21 ネイマールはまだまだ ジェズス・コウチーニョもこれからという感じ
■2018/06/24 90分間は0-0、ロスタイムで2点という珍しいゲームに
■2018/06/24 不調のネイマール、退場になりそうなほどイライラしまくり
■2018/06/28 ミスが多いネイマール、精神的にはまだまだ幼さを感じる
■2018/07/03 ミスはあるが美しいコンビネーションでゴールしたネイマール
■2018/07/07 ドリブルが効いたドグラス・コスタはもっと出場しても良かった



■2017/05/24 本物は逃したレアル・マドリー、新ネイマールことヴィニシウス獲得
 
 レアル・マドリーが23日、ブラジル1部フラメンゴに所属する16歳のFWヴィニシウス・ジュニオールを完全移籍で獲得することで合意に至ったと発表しました。
 レアル・マドリーは2013年に当時サントスに所属していたネイマール獲得競争でバルセロナに敗れています。これを教訓に、ブラジル国内で“新ネイマール”とも称されているジュニオールに対しては、いち早くブラジルへ渡り契約にこぎつけたようだとしていました。

 ややこしかったのが、彼がいつ移籍するか?という話。完全移籍に合意したものの、国際サッカー連盟(FIFA)が定めた規定に従い、正式な移籍は18歳の誕生日を迎えた後の2018年7月となる、とまず書いていました。
 ただ、それより後となる2019年7月まではレンタルという形でフラメンゴに残留するというのが基本路線。18歳となってもすぐには移籍しないようです。
 とはいえ、一応、マドリーが望めばそれよりも早くマドリーでプレーすることも可能だという契約みたいですね。
(レアル、16歳の“新ネイマール”獲得を発表! 移籍金は56億円。気になる加入時期は… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月24日 より) 



■2022/09/18 ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?

 以前から不思議と代表にはあまり好きな選手がいないブラジル。Jリーグやリーガ・エスパニョーラなど個々のリーグですごく気に入る選手はいるものの、代表に入らないレベルの選手の方が大好きです。他の国ではない傾向であり、なんでなんだろう?と自分でも不思議です。
 なので、あんまりワールドカップでも楽しみじゃないのですが、一応、注目選手は誰なのか?というのをチェック。当然、ネイマールは依然として注目でしょう。
 ただ、レアル・マドリーでブレイクしたビニシウス・ジュニオールに注目が移ってきているようです。ポジションやタイプは違いますが、レアル・マドリーに久保建英がいらない理由としても以前から名前が上がっていた選手でした。ついに才能を開花しています。

<フットボール・トライブはFWネイマール(PSG)、ビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)、ファビーニョ(リバプール)、ダニエウ・アウベス(バルセロナ)の4名を選択肢に設定し、「ブラジル代表の中で、特にプレーを楽しみにしている選手は?」というアンケート調査を実施>
<ネイマールを抑えて1位になったのがビニシウス・ジュニオールだ。ビニシウス・ジュニオールは今季公式戦52試合の出場で22ゴール20アシストと驚異的な成績を残し、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグのタイトル獲得に貢献>
(【独自】ネイマールは2位に。ブラジル代表注目選手のアンケート結果は… | Football Tribe Japan 2022.06.06.より)
https://football-tribe.com/japan/2022/06/06/244786/

 これはブラジル代表が来日したときのアンケート。ファビーニョは、日本代表FW南野拓実のチームメイトおいうことでの選出だったみたいですね。また、39歳のダニエウ・アウベスがまだ代表というのは驚きです。

 上記アンケートで1位となったビニシウス・ジュニオールですが、別記事<ブラジル代表の熾烈なメンバー争い|カタールW杯出場を争うアタッカーは? | Goal.com 日本>(2022年6月01日)では、本番の選出は「可能性はあるが…」程度の微妙なところという判定でした。
https://www.goal.com/jp/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88/neymar-richarlison-raphinha-brazil-forwards-world-cup-2022/bltcc0087bd809d3c2e#csd6e15712a1fe07ca

 一方、ケガで代表を離れているリシャルリソンはスター選手で、本番は選ばれるとの予想。両翼や中央でプレーすることができ、チャンスメイクすることも、ゴールを決めることにも長けているというユーティリティ性が評価されていました。



■2022/11/25 これはネイマールと併用せざるを得ない…ヴィニシウスが良すぎる!

 ブラジル 2-0 セルビア

 セルビア、ブラジルにサイドで突破されることある。ただ、それ以上に中央でノーマークになるところが多いの気になる。かなり苦労している感じ。
 セルビアは前回大会みたいにバタバタした感じはないが、いまひとつ迫力ない。また、失点した後は結局、バタバタに。守備が最初から安定しなかったのは致命的。相手がブラジルとはいえ、FIFAランキング21位には見えなかったチーム。

ブラジル 4-5-1

GK 1    アリソン
LCB 3    T.シウバ
 少し上がって長いスルーパス。1点ものだった。
RCB 4    マルキーニョス

LSB 6    アレックス・サンドロ 31歳
 どうもチームとしてやっていて、最近のトレンドでもあるらしいんだけど、後半中央に入っていって、左サイドの選手をフリーにするプレーでチャンス。その後、また中に入って今度は自分がフリーになって強烈ミドルシュートがポストに。守備でもインターセプト。結構良かった。

RSB 2    ダニーロ

CH 5 カゼミーロ 30歳
 守備職人のイメージあったのだけど、今日は意外に攻撃良くて予想外。マーク外した選手に良いスルーパスをウラに出してチャンス。後半、やわらかく狙ったようなミドル、バーに当たった。

Rインサイドハーフ 7    L.パケタ
 CH2枚としているところもあり、見解分かれる。カゼミーロより攻撃的で、ネイマールより守備的といった感じ。ショートコーナー、ヒールで良いプレーをするなど、基本的には攻撃に良いものを感じた選手。

(8    フレッジ)

Lインサイドハーフ 10    ネイマール
 接触プレーで怪我多くなったせいか、球離れよくシンプルに味方を使うプレーが多くなったとされていた。長いドリブルは確かに減ってはいる。チームとしては、ネイマールだよりじゃない方が良いと思われるので、今大会の方が怖い。
 スピードあるボールで回転させて直接狙うCK。ふわっとしたボールではなく、スピードあってなのがすごい。
 後半思わずうまいといったプレー。中央で来たボールをやり過ごしたのだと思ったのだけど、佐藤寿人はボールタッチミスじゃないかと言っていた。とにかく結果的にターンしてエリア内、そこで仕掛けからアシストの1つ前という形になった。

(19    アントニー)

LWG 20    ヴィニシウス(ビニシウス) 22歳
 ネイマールと同時起用をはかってきた…とされていたが、ネイマールが1枚下がったポジションに。初めて見たけど、本当良い選手。思った以上にサイドアタッカーで、これでそんなに得点の方も重ねているのか?という感じのプレー。どちらかと言うと、チャンスメーカーに見える。
 2人相手に切り返しながらスピードでチャンス作ってくる。セルビアは彼の対応に苦労。後半も左から突破してくる。後半は右の仕掛けも増えたが、怖さは依然としてヴィニシウス。
 SBが中入りマークがずれて左でフリーになり、中で空いている選手見つけてパスでチャンス。
 良いシュートをして、GKに弾かれたが、FWが押し込んでアシストのような形に。さらに、左で3人ほどひきつけて抜ききらずに右のアウトサイドで入れてきて、今度は正真正銘のアシスト。センスを感じるプレーで好き。今の代表では一番好きだな。

(LWG 21    ロドリゴ)
 ドリブルで仕掛けて中入っていき、いいな!というところ。スピードもある。クラブでもヴィニシウスに負けているようだけど、彼も十分良い選手だと感じた。

REG 11    ラフィーニャ
(26    G.マルティネッリ)

FW 9    リシャルリソン 25歳
 後半、シュートのこぼれ球、押し込んで先制点。これはストライカーらしいもの。その後、左からのボール、自分で浮かせて反転しながらアクロバティックなオーバヘッドのシュートで決める。これもストライカーと言えばストライカーだが、泥臭い感じではなく技術があり、派手さのあるすごいプレーだった。
 前回大会、ここに入ったジェズスはいまいちブレイクしきれなかったところを感じたけど、もうすでにこの時点で余裕で超えたな…という感じ。

(18    G.ジェズス)



■2022/12/06 パケタ、ラフィーニャ、リシャルリソン…ことごとくうまいブラジル

ブラジル 4-1 韓国

 早々にブラジルが得点しさらに1点決めて、楽な試合に。とはいえ、韓国も極端にリスクかけているわけではなく、DFもいて足が止まっているわけではなく反応しているのだが、それをかいくぐってゴール重ねてくる。
 後半最初、韓国ロングボールでチャンス。繋ぐサッカーに変えたというのが、しつこく書いているように、やはり韓国はロングボールの方が可能性感じる。とはいえ、先制されるとロングボールが活きるシーンはなかなか出てこないので難しい。
 ブラジルはグループリーグでも失点少なく、前からのプレッシャーが良い。切り換え早い。韓国はプレスで取られまくっていた。
 最近の韓国それほど好きではないが、以前好きだった流れで韓国を応援。これで応援チームは6勝9敗8引き分け。ここは負けて当然でショックはないが、今大会も疫病神っぽさはある。

4-2-3-1

GK 1    アリソン
 意外性があるミドルシュートに素晴らしい反応。後半もピンチでシュートを体に当てるプレー。さらに入ったと思うようなシュートに反応。もう一つ好反応。点差ある試合でそんなに頑張らなくていいのに!ってくらい、何度も防いでいる。

(GK    12    ウェベルトン)
 ブラジルは前回の試合でほとんどのメンバー使ってきて、グループリーグで久々という敗戦を喫してしまったらしいのだけど、これで完全に全員登場だとのこと。余裕の交代。

CB 4    マルキーニョス
 得点に絡んだし、危ないところでも守備。

CB 3    T.シウバ

LSB 2    ダニーロ
 後半サイドの守備でスピードと強さ見せるところ。

(24    ブレメル)

RSB 14    E.ミリタン
 しっかり守備対応している。

(RSB 13    D.アウベス)
 逆サイドからのクロスをジャンプしてダイレクトでボレーシュート。DFに当たったが良いプレーだし、ダイナミックで魅力的なプレーだった。

CH 5    カゼミーロ
 ゴール前、ダイレクトで速い良いパス出して、リシャルリソンにアシスト。

CH 7    ルーカス・パケタ 25歳
 センターハーフとなっていたが、カゼミーロよりは攻撃的。ブラジルは先に点を取った試合ということもあって、守備陣はそこまで上がらず間延びする展開もあったが、そのときは5人だけの攻撃になるなど…ということで彼も加わっていることが多かった。
 ワンタッチ目から考えてターンしながらスムーズにパス。うまかった。遅れて走り込んできて、浮いたボールをきれいに叩き込むキックでゴール決めてくる。前回見たときものも良いものは感じたが、今回ははっきり良さwかる。ブラジルらしくめちゃくちゃうまくて驚いた。

OH 10    ネイマール
 PK、GKが最初左にいてジャンプしてだんだんと中央に動いて…という駆け引きしていたが、落ち着いて決めた。また怪我したのか復帰戦だったとのこと。周囲に比べるとパフォーマンス落ちたが、らしいドリブルは見せていた。

(21    ロドリゴ)

LWG 20    ビニシウス   
 抜けてきて逆サイドどフリーだったとはいえ、落ち着いて狙って決めた。韓国のDFやGKは大量に反応していたので簡単ではない。
 左サイド縦に出たが、余裕あって後ろから来ている選手見えていて、しかも、これを右のアウトサイドかな?ふわっと上げるレベルの高いボールを簡単に出してアシスト。
 後半DFラインまで戻った後のカウンター、ゴール前まで走る。4点とってもそこまでやるか?というプレー。   
(26    G.マルティネッリ)
 左サイドで、切り返しから逆サイド空いている選手に良いクロス。

RWG 11    ラフィーニャ 29歳
 この前見たとき良さわからなかったが、今日は2人相手に中に入ってくるすごいドリブルでいいと思う。ここから一度パスした後、さらにこのまま斜めに外に走るという良い動きで再びボールを受け取る。DFもついてきたが、これもはがしきってマイナスのボール入れてこれも良かった。中の選手にも合いそうなボールだったが、抜けて逆サイドどフリーの選手が決めてアシストに。
 左のアウトサイドで浮かせて、難しくて意外性のあるシュート。浮き方甘くてGKにひっかかる。後半切り返して、切り返してからのシュート、DFの間を狙ってきたいいシュート。

FW 9    リシャルリソン
 DFがエリア内クリアしようとしたところ、後ろから先に蹴って、DFがのキックが当たり、倒れ込んでうまくPKとる。
 相手がクリアしようとしたボール、ヘディングで数回トントンとやって、相手が来てとられかけるが、落ちたボールをリフティングなどを絡めてパスして自分は中へ。ここからパス2つ繋いで戻ってきたボールをスピードあるシュートで決める。やはり良いFWだな。



■2018/12/13 当時のブラジル代表ではマシだったが、その後消えてしまったオスカル

 2014年ブラジルW杯3位決定戦
ブラジル 0-3 オランダ
【オランダ】ファン・ペルシ(前2[PK])ブリント(前17)ワイナルドゥム(後46)
(《ブラジルW杯》ブラジル vs オランダ - 超WORLDサッカー!より)
4-3-3
GK 12 ジュリオ・セーザル(セザール、セザル) 5.0
DF
23 マイコン 6.0
3 チアゴ・シルバ(シウバ) 5.0 29歳
 RCB。準決勝の大量失点試合には不在だった選手。では、「彼がいたらブラジルは違っていた」というプレーを見せられたか?というと、そうではなく。スタートのカウンターで中央を完全に突破されて、意図的に手を使ってPKに。これでいきなり失点。また、レッドでないのが不思議なレベルで悪質でしたので、ブラジルはむしろラッキーだったでしょう。ホームアドバンテージが出たかもしれません。
4 D・ルイス(ダヴィド・ルイス ダビド・ルイス) 4.5 27歳
 LCB。クリアボールを相手にあげてしまって2失点目に。サイドではなく、中央に出してしまったのがまずかったですね。リスクが高い方に出しました。
 上がるプレーが好きなCBのようですけど、失ってピンチになる場面も多いです。
14 マクスウェル 5.0
MF
16 ラミレス 5.0
(→フッキ -)
17 グスタボ 5.0
(→フェルナンヂーニョ 5.0)
8 パウリーニョ 5.0
(→エルナネス 5.5)
FW
19 ウィリアン 5.0
21 ジョー 4.5
11 オスカル 5.5 22歳
 ブラジルで唯一まずまず良かった選手。ブラジルのポジションは4-3-3で同じですけど、彼はMFかFWかで分かれていました。超WORLDサッカー!はLWGとの判断。
 左サイド際で受けるとGK前に好ボール。中央でドリブルで抜きながらシュートまで行くプレーも。完全に裏抜けてオフサイドないが、コントロールミスするところはあり。それでも前半は、ドリブルやスピードで抜くプレーやチャンスとなるプレーを何度も見せていまいた。
 この大会で若くて、評価の高かったオスカルですが、その後伸び悩んだのかすっかり名前を聞かなくなりました。ネイマール頼りで物足りないセレソンではありましたね。ただ、4年後も残った選手はいて、良いと思わなかったウィリアンが結構活躍したことは意外でした。


■2018/06/21 ネイマール頼りから抜け出したがスロースタートのブラジル

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第1節 ブラジル 1-1 スイス

 ブラジルは見ようか見まいか非常に迷いました。後でも見れますし、不思議と代表選手ってあんまり好きな選手いないんですよ。Jリーグやリーガ・エスパニョーラなど、リーグレベルではガンガン好きな選手出てくるんですが…。
 で、迷った末に見ることにしてから気づいたんですけど、そういやスロースターターでしたっけ? 決勝トーナメントに照準を合わせているので、いつもそうだったかも。今日も勝てる試合だったのに、気の抜けたプレーでドローにしてしまいました。
 前半得点が入ってから楽勝ムード。特に後半はCKというスイスの最も可能性がありそうなプレーで、場内を含めてゆるい雰囲気だったので危ないぞと思ったらあっさり失点。良くなかったですね。
 ブラジルは前回大会4位でしたが、ネイマールがいないと何もできないといったチームでした。ちょっと頼りすぎでしたね。一方、今大会はコウチーニョ、ガブリエウ・ジェズスというタレントがいるため、ネイマールに偏らなくて良いのでは?と予想していました。
 で、実際、見てみると、それ以前にスロウな感じの出だしに。ネイマールは怪我明けということで、まだ万全ではなさそうでそういう意味でも頼り切りにはなっていませんでした。チームの出来は良くないものの、ここらへんは徐々に良くなっていくことでむしろうまいこといくかもしれません。
 結構弱いチームを応援してボロクソになっている今大会の私の応援チーム。しかし、スイスは好きじゃなくて、ブラジルはチームとしてはまずまず好きということで、ここは普通にブラジルを応援。にも関わらず勝てなかったために、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、3勝8敗3分け。 私が応援しなかったら勝ったかもしれませんね。

■2018/06/21 ネイマールはまだまだ ジェズス・コウチーニョもこれからという感じ

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第1節 ブラジル 1-1 スイス
【ブラジル】コウチーニョ(前20)【スイス】ツバー(後5)

 GK
1 アリソン 6
DF
14 ダニーロ 5.5
2 チアゴ・シウバ 6
3 ミランダ 5.5
 33歳。CKの失点の場面では、ゾーンで守っており特定のマーカーはいませんでしたし、ちょっと押されてもいました。ただ、ゆるい対応だったと言わざるを得ず、今日の戦犯です。その後はきちんとFWに対応するプレーを見せていただけにもったいなかったです。
12 マルセロ 6・5
 30歳。ボールが出てしまいそうなところ、テクニックで残してつないでいったプレーには関心。他のプレーでもやはりうまさを感じます。結構好きですね。ただ、大きな仕事はできませんでした。
MF
5 カゼミーロ 6(60分OUT)
 26歳。今日もよくボールを拾っており良かったですね。ブラジルになくてはならない選手です。それなのに途中で交代してしまったのは、おそらくカードを1枚もらっていたからでしょう。
11 フィリッペ・コウチーニョ 7.5
 26歳。一時ネイマール以上と言われていて見てみたいと思った選手。全然プレースタイルの情報は知らなかったのですけど、171cmと小柄なんですね。ブラジルは高さで難があるかもしれません。
 FW予想もありましたが、中盤で出てきました。切り返しを入れてからパスをしてチャンスを作るプレー。ブラジルらしくテクニックの高い選手のようです。
 さらに前半は、右45度のところでこぼれてきたボールを、やや回転をかけた美しいシュートで右上隅に入れて先制点。得意の角度って言われていたような気がします。
 やはり素晴らしい選手ではあるものの、ネイマールを押しのけてブラジル人最高のMFといった評価からすると物足りなく。彼もこの後パフォーマンスが上がっていくのかもしれません。
15 パウリーニョ 5.5(67分OUT)
 29歳。どちらかと言うと守備を期待されているのではと思ったのですけど、真ん中でうまくフリーで受けてからFWに出してチャンスにするというパスでも良いプレーがありました。今メモしていて思ったのは、このフリーでもらったというのも運動量の多さゆえかもしれませんね。
FW
19 ウィリアン 6
 29歳。右WGで登場。確か前回大会もいましたよね。そのときは物足りなく感じたのですけど、今日はスピードとドリブルを見せていてまずまずでした。
9 ガブリエウ・ジェズス 6(79分OUT)
 21歳。才能ある選手と聞いていて、見たいと思っていた選手。175cmとやはり小柄なんですね。でも、3トップの真ん中で登場。
 彼もやはりブラジル人選手らしく、さすがうまい!というものがありました。ただ、彼もやはりこの試合は爆発せず。徐々にコンディションを上げていくことを期待します。
 後半、うまく体を入れ替えてペナルティエリア内抜けようとしたプレー。抑えられておりPKだと思ったのですけど、ファール取られず。不運なところもありました。
10 ネイマール 6.5
 26歳。5月まで怪我だったそうな。解説ではもう全然問題ないといったものでしたが、私には全然本調子に見えませんでした。ネイマール頼りのチームではないというのもありますけど、すごみを感じず。特に前回大会あった、ぐっといきなり爆発的にスピードが上がるプレーが全然見られませんでした。前半はボールを外に出してしまうようなプレーも。まあ、ブラジルの目標はここじゃないので、徐々に上げていくとちょうど良くなりそうです。
 後半もやはりドリブルが引っかかっていたものの、だんだん良くなってきた感じはありました。ファール狙いのプレー含めてかなりファールをもらっていたというのは、なんだか言ってもドリブルが良いからでしょうね。
交代選手
MF17 フェルナンジーニョ 6(60分IN)
MF8 レナト・アウグスト 5.5(67分IN)
MF20 ロベルト・フィルミーノ ―(79分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル 1-1 スイス|W杯選手採点&寸評】ブラジルは「勝利の方程式」成立せず…MOMはハードマークのスイスMFに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/24 90分間は0-0、ロスタイムで2点という珍しいゲームに

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第2節 ブラジル 2-0 コスタリカ

 コスタリカはブラジルにチャンスを作らせずに速攻。世代交代に失敗したと書きましたけど、コスタリカのカウンター健在といった感じでコスタリカペースでした。
 しかし、後半はブラジルが圧倒。スペースも空いてきてしまい、ここらへんが年齢的な衰えでしょうか。ただ、カウンターは時折出ており、一発やってやろうという感じ。良いゲームになりました。
 逆に言うと、ブラジルは苦しんだわけですけど、やっとのことでゴール。これで重荷が取れてもう1点。2-0 というスコアからはわからない接戦でした。というか、1点目もロスタイムだと2点目入ってから気づいて驚き。90分間は0-0、ロスタイムで2点という記憶にない変わった試合になりました。
 ブラジルはスロースターターだった気がすると書いたのですけど、今日もそんな感じに。ただ、こういう苦しい戦いでチームがうまくまとまっていくと、決勝トーナメント行ってから爆発しそうです。
 ブラジルを応援していたので、応援チーム戦績は、9勝10敗3分け。ほぼ五分ですけど、このブラジルみたいに本気応援ではないチームの勝利が多いので、精神的なダメージとしてはだいぶ負けている感覚です。

■2018/06/24 不調のネイマール、退場になりそうなほどイライラしまくり

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第2節 ブラジル 2-0 コスタリカ
【ブラジル】コウチーニョ(後46)ネイマール(後52)
GK
1 アリソン 6
 25歳なんですね。GKとしては若いです。カウンターがありつつもシュートまで行くプレーは少なく、見せ場もなかったものの、DF裏をカバーする良いプレーがあったことはメモしていました。
DF
22 ファグネル 5.5
 29歳。RSB。ダニエウ・アウベスが負傷のため、穴だと言われていた右サイドバック。ここを初戦と変えてきました。ファグネルはそもそもダニエウ・アウベスに負傷によってサプライズで本大会メンバー入りを果たした選手なのだそうです。
 で、右サイドバックの争いなのですけど、微妙な感じ。FKの後のカウンター、残っていてしっかり対応するなど守備は問題なかったと思います。ただ、クロスの質は低く、攻撃は苦手なのかもしれないと感じました。
 左とのバランスを考えて彼を起用というのは、普通はありです。ただ、ブラジルは攻撃サッカーを求められますからね。監督は悩みが続きそうです。(2018/06/28追記:ダニーロも怪我だった模様)
2 チアゴ・シウバ 6
 33歳。CB。右サイドバックが 上がったスペースを使われてしまったところ、粘り強く守った良い対応。後半もカウンターになりそうなところ、奪いに行く積極的なディフェンスでボールを取りきっていました。非常に良かったですね。
3 ミランダ 6
 33歳。CB。初戦はまずいプレーがあったものの、今日は問題なく。カウンターに対して好対応する場面も見られました。
12 マルセロ 6
MF
5 カゼミーロ 6.5
15 パウリーニョ 6.5(68分OUT)
 29歳。中盤の右。コウチーニョが攻撃的なので守備を期待されているのでしょうけど、運動量が多く攻撃にも数多く参加してきます。ボールカットして、右からネイマールにややマイナスのボールを後半に。1点ものでしたし、彼の攻守の良さが出たプレーでした。
11 フィリッペ・コウチーニョ 6.5
 26歳。前半はシュートがあったものの、好プレーはあまり。ただ、左の裏のネイマールに出した1点もののパスは彼だったのではないかと思います。
 後半もそれほど良いプレーなかったものの、ロスタイムペナルティーエリア内走っていたところにちょうどこぼれてきて押し込みました。ただ走りは良かったですね。少しスペースがあったのを見逃しませんでしたし、遅れてきたのでフリーになれました。
FW
19 ウィリアン 5.5(46分OUT)
 29歳。ブラジル大会の物足りなかったときの代表の1人で期待していなかったのですけど、初戦は良さが出ました。ただ、今日の前半は全然。スピードが武器なので、スペースがないと生きない選手。ドリブルもうまいものの狭いところを崩し切るというタイプではありません。
9 ガブリエウ・ジェズス 5.5(90+3分OUT)
 21歳。背が低い1トップでもできないことはないのですけど、しっくり行っていない感じ。頻繁にうまく動いているわけでもないですし、今のところ物足りないです。CFもこなせるということですけど、ネイマール2世と言われていますし、少し下げた位置の方が良さそうですね。まあ、同じチームにネイマール本人がいるから難しいんですが…。
 で、前述の通り、背は低いのですけど、今日一番の見せ場は単純なクロスに合わせてポストに当てるという惜しいシュート。これには驚きました。
10 ネイマール 6
 26歳。メッシほどではないものの、やはりまだ本調子ではない感じのネイマール。
 左サイドギリギリのところから斜めに入っていき裏でもらう良い動き。1点ものの場面でしたが、トラップは大きくなり、シュートまでいけません。らしくないですよね。
 ただ、このプレーでややチームに活気。切り返して入れてチャンスを作るプレーも前半にありました。
 なお、最初の良いプレーの前は彼のサイドを狙われていてむしろ弱点になっていました。 マルセロと2人攻撃的なため、このブラジルの左サイドは強みであると同時に弱みでもあります。監督は悩ましいでしょう。
 後半。うまく下がりながらフリーになりますが、これもその後があまり。シュートがほぼ正面と良くなく、反応されます。また、相手のトラップミスを取ったのですけど、今度はシュートがコースに飛ばず。初戦でも書きましたけど、カウンターのときのスピードがまだ本物ではないと感じます。
 カウンターでペナルティーエリア内、ちょっと手を出された程度で倒れてPK判定。ネイマールらしいといえばらしいですけどね。コスタリカはかわいそうだと思ったら、VARでなしになりました。
 この場面ではネイマールにもカードは出ず。しかし、別の場面でイライラしてボールを叩きつけてイエローカード。その後もイライラしていて、私は2枚めもらうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。これはゲーム展開もありますけど、彼の調子の悪さもありそうです。26歳になったんですけど、精神的にはまだ幼い感じですね。
 リードしてからやっと余裕が出ました。時間稼ぎしていたときに、両足でボールを挟んで足を折り曲げて持ち上げて、DFの頭の上をこすという遊びのプレーみたいなのが見られました。
 ああ、そうだ、思い出しました。最後余裕も見えたものの、終わってから泣いていました。まだ2試合目なのに…。気持ちが入っているから、それだけうまくいっていないからなど、いろいろ考えられそうでよくわかりませんね。ちょっとナーバスになりすぎているのかもとも思います。特に日本代表戦がそうであるように、テレビの放送では「気持ちを強く」みたいなのを全面に押し出すのですけど、スポーツ心理学的にはそれで良いパフォーマンスが出るという証拠はないようです。 要するに科学的根拠がないんですね。そして、スポーツ心理学的には、むしろ楽しんだ方が良いとのこと。気を緩めすぎてもよくないんでしょうけど、ネイマールなんかは特にもう少し気持ちに余裕があった方が良いプレーができるタイプだと思われます。
交代選手
FW7 ドグラス・コスタ 6(46分IN)
FW20 ロベルト・フィルミーノ 6(68分IN)
MF17 フェルナンジーニョ ―(90+3分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル 2-0 コスタリカ|W杯選手採点】互角の一戦、劇的勝利に導いたコウチーニョをMOMに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/28 ミスが多いネイマール、精神的にはまだまだ幼さを感じる

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE最終節 セルビア 0-2 ブラジル
【ブラジル】パウリーニョ(前36)チアゴ・シウバ(後23)
 
 セルビアはブラジル相手に勝たないと いけない試合。ブラジルも余裕はなくベストメンバーを組んできました。ただ、ブラジルは負けたくないという思いが強いようで、前半から最終ラインでパス回しをする場面も。守りを重視しており、やや攻めあぐねるところもありました。が、前半のうちに先制。
 後半、セルビアは押し込む時間帯があったものの、その時間帯に失点して勝負あり。ブラジルは前半からサイドを広くとって、サイドチェンジを多用することで、セルビアの体力を奪っており、2失点目以降はこれも効いて運動量ががくんと落ちてしまいました。
 GK
1 アリソン 5.5
 25歳。ペナルティーエリア外の裏へのボールを素晴らしいカバーで対応。ただ、ニアに相手がいなかったのにクロスを弾いて中央の選手に渡してしまって、自分でピンチを作ってしまう場面はありました。
DF
22 ファグネル 5.5
 29歳。RSB。今日はいいドリブルもあったものの、基本的に守備の良さを感じる選手。攻撃では奪われてしまうところがあるなど、あまり得意に見えません。
2 チアゴ・シウバ 6.5
 33歳。CB。後ろからニアに入ってきてCKでゴール。苦しい時間帯で大きなゴールでした。守備も基本的には良かったのですけど、ミスパスや危ないパスは見られました。
3 ミランダ 6.0
 33歳。CB。良い攻撃やミスパスなどがなく、目立ちませんでしたが、守備を固くやっており、良い意味で目立たなかった感じです。
12 マルセロ -
 30歳。LSB。今大会力を出し切るに至ってないマルセロですけど、途中で自らゲームを止めてもらう場面もあり、途中交代。放送では体調不良と言っていた他、脳震盪の影響では?とのこと。脳震盪の場合は比較的短期で復帰できるでしょうけど、両サイドバックに故障関係が集中していますね。
(→フィリペ・ルイス 5.5)
MF
15 パウリーニョ 6.5
 29歳。チームの中心になれる選手ではないのですけど、攻守に運動量が多い良い選手。その前にもあった長い距離を走って裏を狙うプレーで、ワンタッチでGKの頭の上を浮かせるシュートで先制。
 また、長い距離でのドリブルでクロスを上げる場面もありました。ここですごかったのが、その後また長い距離走って守備に戻っているんですよね。良い選手です。
(→フェルナンジーニョ)
 33歳。途中交代で時間少なかったですけど、裏へのカウンターで右サイドから左への良いパスが出ていました。
5 カゼミロ 6.5
 26歳。いつも良い選手なのですけど、今日は特に良かったですね。ガンガンひっかけていましたし、長身のFWにもポストプレーさせない守備ができていました。さらに今日は攻撃でも右のスペース裏に良いボールを出すところまでありました。
11 コウチーニョ 6.5
 26歳。目立ちっぱなしじゃないのですけど、ポイントポイントで良いプレーしますね。守備レベルが高いせいか、攻撃的な中盤で活躍できない選手が多い中、今大会最高といったプレーをしています。ガンガンやって好調という動きではないので、決勝トーナメントでも調子を維持できるのではないでしょうか。
 今日も長い距離走ったパウリーニョに裏への良いボールを入れてアシスト。 カウンターで中央のネイマールにも右から良いパスを出して、これも1点ものでした。
FW
19 ウィリアン 5.5
 29歳。右WG。今日は抑えられていたものの、右いっぱいに張ってDFを横に間延びさせる役割。これが後半ボディブローのように効いてきました。
 その後半はワンプレー良いものがありました。DF前にいたものの、ニアに早い良いボールを入れています。
9 ガブリエウ・ジェズス 5.5
10 ネイマール 6.0
 26歳。やっぱり今日も今ひとつ。動きでは良いところに行けているものの、キックの精度を欠いていました。
 前半、裏へのチャンスになりそうなボールを出していたものの、ちょっとパスが弱かっため時間がかかり、ビッグチャンスとなりませんでした。
 後半、カウンターでGKのところまで行くもシュートは足元。その後、左で取られずにドリブルしてカウンターのチャンスまで持っていったのは普通に良いプレー。チームが2点取ってから余裕が出てきた感じ。この前も書いたように、精神面での幼さを感じます。
(メンバー・採点は、レーティング:セルビア 0-2 ブラジル《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)


■2018/07/03 ミスはあるが美しいコンビネーションでゴールしたネイマール

ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト16 ブラジル 2-0 メキシコ
【ブラジル】ネイマール(後6)フィルミノ(後43)

 3戦目は疲労が目立って0-3で負けたというメキシコですけど、ノックアウトステージではやや間があったので回復してきた感じ。前半は引かずに前からの守備でメキシコペース。 守備は崩れておらずスペースがなく、ブラジルはチャンスを作れません。30分すぎからやっとちょっとという形でした。
 ただ、後半は立ち上がりからブラジルペース。そして、その時間帯にすぐ得点。こうなるとメキシコは苦しいですね。ブラジルの良さが出てきて2点目。後半は完全にブラジルのペースという感じで、打つ手がなくなってしまいました。 よく覚えていませんけど、もともとブラジルは前半は良くないという戦いが多かったチームだった気もします。
[GK]
1 アリソン 6.5
[DF]
2 チアゴ・シウバ 7
3 ミランダ 6.5
6 フィリペ・ルイス 6
22 ファグネル 6.5
[MF]
5 カゼミーロ 7
11 コウチーニョ 6.5(86分OUT)
15 パウリーニョ 5.5(80分OUT)
[FW]
9 ガブリエウ・ジェズス 6.5
 10 ネイマール 8
 26歳。LWG。GKに好対応されたものの、ペナルティーエリア内で切り返して左を縦に行き完全にフリーになるところが前半にありました。
 ただ、やっぱり今ひとつかなと。後半、CKで中央を下がってきてうまくフリーになったのは感心したものの、 トラップできずに抜けてしまうというちょっと信じられないプレーがありました。
 もちろん能力が高いので本調子でなくても仕事はします。左から中央へ横のドリブルから、ヒールで同じく中にしぼっていたウィリアンへ。ネイマールがDFを大勢引き連れていたので、左にぽっかりとスペースがあり、ウィリアンがここを縦に行って得意のスピードを披露。そこからそのまま左足で中にボールを入れると、3人飛び込んでゴール。決めてのは、チャンスを作った2人目のネイマールで、ゴール前にまで飛び込んでいました。ブラジルのすごさが出たゴールです。
 また、パスミスからの速攻、左の大きく空いたスペースを使ってスピードを見せ、最後はタイミング外す トーキックでボールを出してフィルミーノのゴールをアシスト。
19 ウィリアン 7.5(90+1分OUT)
 29歳。RWG。美しいコンビネーションからアシストしたプレーは、ネイマールの項目を参照。彼は他に右で仕掛けてからの強烈シュートも見せていました。
[交代出場]
DF13 マルキーニョス - (90+1分IN)
MF17 フェルナンジーニョ -(80分IN)
FW21 ロベルト・フィルミーノ - (86分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル2‐0メキシコ|W杯選手採点&寸評】規律正しかったスター軍団。“王国”のエンジンが温まってきた! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/07 ドリブルが効いたドグラス・コスタはもっと出場しても良かった

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ブラジル 1-2 ベルギー
【ブラジル】R・アウグスト(後31)
【ベルギー】OG(前13)デ・ブライネ(前31)

 ベルギーは高さがあるものの、セットプレーの守りが良いわけではなく危うさを感じました。ただ、そのセットプレーは当然ベルギーの武器でもあり、CKから先にベルギーがゴール。
 ベルギーは攻められていたものの、得点前から慎重で落ち着いていて守っていて、なおかつ集中力を持てていました。ベルギーはチームとしてまとまらないのでは?と思ったものの、前回の日本戦で苦しんでまとまれたのか、優勝候補筆頭ということでまとまれたのか、予想外に良いチームになってきました。
 ブラジルは大会を通してだけでなく、確か試合としてもスロースターター。この前のメキシコ戦がそうであったように、前半悪くても後半にギアを上げてくるというのが、過去の代表でも多かった記憶です。ただ、2点のビハインドはさすがにきついですね。
 ただ、後半のベルギーはDFラインの前のスペースでブラジルに簡単に持たせすぎかなと思いました。カウンターを狙いつつも失ってまた攻められる場面もあり、やや苦しく。やはり耐えきれず1点は失いました。それでも1失点で終わらせ、今までになくうまく試合をコントロールできました。
 ブラジルはチッチ監督になって初めての2失点だったみたいですね。気の緩みによる失点もあったので危うさを感じたものの、守備も良いチームと評価されていました。
 あと、前回のベスト4が全チームベスト4に進めなかったというのは、なんと13大会ぶりだそうです。
[GK]
1 アリソン 5.5
[DF]
2 チアゴ・シウバ 5.5
3 ミランダ 6
 33歳。CB。ルカクとマッチアップして、何度も粘り強い良い守備を見えていました。ルカクが悪かったわけではなく、ミランダの守備がすごかったですね。12 マルセロ 6
 30歳。LSB。復帰して戻ってきて、特に後半は攻めっぱなし。ペナルティエリア内で何度も切り返してGK前に低いボールがめちゃくちゃ惜しかったですし、その後の早い低いボールも非常に良かったです。ベルギーは高さがあるということで、狙ってやっていたんでしょう。22 ファグネル 5
 29歳。RSB。攻撃はいまいちと感じていた選手ですけど、ネイマールに1本良いクロス入れていてびっくり。特別悪かったわけではないものの、今日は守備で苦戦。逆サイドに比べてこちらのアザールには手を焼いていました。[MF]
11 コウチーニョ 6.5
 26歳。ショートコーナーで3VS2になり空いて、巻いて右隅を狙う素晴らしいシュートを見せたものの、GKが好反応。
 後半、 裏へのふわっと上げるボールで、レナト・アウグストへ。ヘディングが右隅に決まり、1点返します。
 この形で決めているという長い距離の走りでもらったボールをダイレクトシュート。これだけ走るってのがえらいです。ただ、珍しくかなりのキックミスでした。
 常に目立っているわけではなく、消えている時間もあるものの、ポイントで素晴らしいプレーを見せる選手。ブラジルの攻撃陣ではネイマール以上で、今大会最高の働きをしていました。
15 パウリーニョ 5(73分OUT)
17 フェルナンジーニョ 4.5
 33歳。DH。出場停止の カゼミロの代役ですが、彼もマンチェスター・シティで活躍している選手。ただ、不運なオウンゴールをしてしまうなどで、苦戦。カゼミーロがいれば…と言われてしまうような試合になってしまいました。
[FW]
9 ガブリエウ・ジェズス 4.5(58分OUT)
 21歳。細かいところを粘ってチャンスになりそうなプレー。マークを外してヘディングシュートまで持っていくプレーも。175cmですけど、こういうところでヘディングも良いって言われるんですかね?ただ、決めてほしかったとは、メディアで言われていました。
 後半も狭いところを股抜きして、さらにという狙いのプレーを見せていました。 そこまで悪かったとは思いません。
 ただ、大会を通して、やはりCFはどうなのかなぁ?という感じでした。CFをこなせるという評価だったものの、良さが出きっているとは思えませんでした。
10 ネイマール 5
 26歳。LWG。前半CKでニアへのボール、すらしてチャンスに。相手が前にいたのに、深いところまで行ってすっと低いボール入れるプレー。クロスあげるぞー!という感じじゃないので、タイミング外されますね。
 後半はやはり得意のドリブルにベルギーが苦労。最後はほぼ真ん中ではあるものの、落とすシュートが良かったです。ただ、GKに反応されました。
 今大会、十分怖さは見せていたのですけど、世界最高の選手としては、物足りない内容。やはり本調子ではなかったんでしょうね。
19 ウィリアン 5(46分OUT)
 29歳。RWG。以前も書いたように、物足りないと感じた4年前よりすごく良くなっていました。ただ、これもまた以前も書いたように、ドリブルが得意とはいえ、スペースがないと生きない選手。ドリブラーというよりは、スピード勝負するタイプなので、スペースがない前半は全然。45分で交代。このドリブルの違いは、その後出てきたドグラス・コスタを見るとよくわかります。
[交代出場]
FW20 ロベルト・フィルミーノ 5.5(46分IN)
FW7 ドグラス・コスタ 6.5(58分IN)
 27歳。RSHかな? ドリブルが効きまくっていました。そのドリブルで引きつけて、中や左へのボールを入れていて、後半最も怖さを見せていた選手。
 長いドリブルが得意な感じで、2人、3人いても抜こうというプレーを見せていました。出場時間が短かったのがもったいない非常に良い選手ですね。
MF8 レナト・アウグスト 6(73分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル1-2ベルギー|W杯採点・寸評】 王国相手に「ため息が漏れるほど美しいミドル」を決めたデ・ブルイネがMOMに! | サッカーダイジェストWebより)