2023年8月1日火曜日

ユース人材で不利な地方都市の鹿島が日本一強いのはなぜ?

■2018/11/11 ユース人材で不利な地方都市の鹿島が日本一強いのはなぜ?
■2018/11/11 史上初、AFCチャンピオンズリーグ3回制覇のクォンスンテ
■2017/11/30 うまくて憎らしいプレーを見せる西大伍など
■2017/12/1 いかにもブラジル人選手というレオ シルバなど
■2017/12/8 日本代表入りの三竿 健斗、正直よく見ていませんでした
■2017/12/13 高校時代は伸びると思っていなかった金崎 夢生、予想大外れ
■2020/01/15 四冠掲げた鹿島は無冠に終わる 主力選手を温存できず自滅か…
■2016/1/13(2018/01/05再投稿)  遠藤康 小柄でも重心が低く重厚感あるプレーぶり



■2018/11/11 ユース人材で不利な地方都市の鹿島が日本一強いのはなぜ?

 まず「プロビンチャ」というのが聞き慣れないのですけど、2017年10月27日になぜプロビンチャの鹿島がタイトル数で独走するのか? 戦力強化の「勝ち組と負け組」 | サッカーダイジェストWeb(加部 究)という記事がありました。
 「プロビンチャーレ」とも言い、イタリア語で、規模が小さい地方都市のスポーツクラブを差す用語みたいです。
 記事では、「最も成功したクラブが、最も小さな街にある」としていました。鹿嶋市の人口は、埼玉スタジアムにほんの少しだけ収まり切らない程度で、典型的なプロビンチャだとしていました。
 記事ではありませんでしたが、そもそも鹿島の発足当初のホームタウンは「市」ですらありませんでした。鹿島町などの5町で、鹿嶋市などは後に合併してできたものです。

 一方、そういった典型的なプロビンチャなのに、安定して優勝争いに顔を出し、タイトルを増やしてきたことを記事では指摘。
  獲得タイトル数は記事執筆時点で、鹿島が19。2位のガンバ大阪は9で、東京ヴェルディが7個ですから、2位の倍以上ということになります。また、特筆すべきは、スランプらしいスランプがないこと。鹿島のようにコンスタントに活躍しているクラブは他にありません。

 記事で鹿島の強さの秘訣や、地方の小都市にあるというハンデとして指摘されていたのは、以下のようなところでした。

・鹿島の主なターゲットは高体連で、トップ登録28人中8人が高卒で入団。ユース以下の段階で、小さな街に素材を集めてくるのは限界があるため。浦和、G大阪に現在トッ プチームに絡む高卒組は不在で、柏も大津祐樹ただひとりであり、明らかにJのトレンドと は乖離。
・ フォーメーションも基本的には4-4-2を貫き、強化責任者が変わらず、中長期的に若手を育てている。そのために、選手らも鹿島を選ぶ。

2018/11/14追記:鹿島はもったいないと思うような元代表クラスの中心選手を放出してしまうようなことがあります。ただ、そうやって若い選手が成長する機会を与えることで、長期的なスランプにならないようにしているんでしょうね。 意識して新陳代謝しています。他のクラブでは、黄金期の後の代替わりで失敗して、一気に低迷することが多いです。
 また、鹿島は中心選手を取られた場合でも、うまく対応しているイメージ。記事ではなかったものの、現役代表の大物じゃない選手などでの補強もうまい印象があります。記事では高校生年代でのスカウティングが優れていることが指摘されていましたが、鹿島に合う選手を見つけてくるのが全般にうまいのでしょう。



■2018/11/11 史上初、AFCチャンピオンズリーグ3回制覇のクォンスンテ

2018/11/10 AFC チャンピオンズリーグ 2018 決勝

 ペルセポリス(イラン) 0-0 鹿島 (2戦合計 0-2)

 あえ、そういやアジアチャンピオンズリーグどうなった?と思い出して調べたら、鹿島が決勝にまで出ていてしかも初戦はすでに勝利していて、あと数時間でキックオフとのこと。引っ越してからずっとテレビ環境を整えてなかったので、 慌ててセッティングしました。でも、ビデオがうまく行かなかったのでいつもと違って生観戦。そのため、メモは少なめです。
 また、試合としてもちょっと退屈な感じに。初戦に鹿島が2-0で勝っているためにかなり有利。 ペルセポリスは最低でも2点必要なので攻めるかと思ったものの、失点すると終了決定のせいか慎重。また堅守のチームらしく、焦りもあるのか、攻撃は雑に感じました。ハマるとすごそうですけど、今日のようなビハインドの試合には向きません。
 さらに、後半、ペルセポリスの方が先にバテるという予想外のことに。独特の深すぎる芝だと言われており、チャンピオンズリーグではホームでずっと無敗なのは、そのせいもあるのでは?と言われており、鹿島がバテると思っていました。あと、スタートからファンによるブブゼラの音がすごすぎてビビりました。
  とはいえ、最後の最後はCKなどが連続して大チャンスが来ました。ここでもあと一歩が決まらずスコアレスドローで試合終了。鹿島は高さに難がある感じだったので、可能性ありそうだったんですけどね。

    GK 1 クォン スンテ 34歳
 初見かな?私が見た試合は曽ヶ端ばかりでした。ベテラン曽ヶ端の後釜で去年来た選手かと思っていましたけど、彼もベテランですね。韓国の全北現代モータースで2回優勝しているのか、今回勝てば史上初の3回AFCチャンピオンズリーグ制覇の選手との説明。
 セーブでは良いプレーがあると同時に、落ち着きが目立っていました。セービングの落ち着きだけでなく、周囲を気にして見て、遅らせるプレーを随所に。経験豊かなプレーヤーといった感じがあります。
 良かったのですけど、終盤苦しい流れのときにゴールに飛んでなかったボールをキャッチして外に出してしまってCK…というのは、失点に繋がるようなムードになるので痛かったところ。うまくリズムを変えられませんでした。
 ただ、その後、鹿島が苦しみそうなロングボールに飛び出していってファールをもらって、なおかつ時間を使うプレー。全体としては、ベテランらしさが出ていたと思います。
    DF 3 昌子 源
    DF 16 山本 脩斗
    DF 22 西 大伍
    DF 35 チョン スンヒョン 24歳
植田の代役で来た選手。初見です。188cmで韓国らしい強さのあるCB。高さで苦労する鹿島にあって、ヘディングでクリア場面多数。今日のような展開ですと、めちゃくちゃ助かる選手ですね。彼も意識していた感じ。また、攻撃陣が低い人ばかりということもあって、CKでもよく上がっていました。
    MF 4 レオ シルバ
攻撃うまい選手ですけど、今日は守備の良さが目立ちました。危ないところを察知して粘り強く守っています。前半の苦しい時間帯には前狙って奪うプレーも。そのまま上がってカウンター。シミュレーション取られたのですけど、得意のうまくファールをもらおうというプレーで時間も使おうというところも見せていました。
    MF 8 土居 聖真 68'
    FW 30 安部 裕葵 90+3' 19歳。
左の中盤でプレー。若いのですけど、淡々とした感じで落ち着いてプレー。171cmと小柄。スピード勝負というよりは細かいステップでキープするタイプですかね。キープ力があって取られないドリブルを何度か。物怖じしていない感じです。
 ユースでは10番で、将来を背負って立つみたいなことも言われていました。正直そこまですごさは感じなかったものの、悪くなさそう。鹿島ファンとしては期待です。
    MF 20 三竿 健斗
    FW 9 鈴木 優磨 78'
    MF 18 セルジーニョ 23歳
本来MFなんだそうですけど、鹿島ではFW。AFCチャンピオンズリーグでは5戦連続ゴールしていたとのこと。ブラジル人らしくテクニックを感じたものの、大岩監督は練習で見ていてもテクニックなどはそこまででなく、よくわからなかったと言っていたそうな。
 悪いと思わなかったものの、気になったのは彼が蹴っていたCK。後半に1本、低いボールがあっておもしろかったのですけど、単純に入れるボールばかり。背が低い選手が多く、相手が高くという中で、これはきつかったですね。カウンターの危険性もありました。




■2017/11/30 うまくて憎らしいプレーを見せる西大伍など

2017/11/26 鹿島 0-0 柏

 1位鹿島と4位柏の上位対決。 ともに守備が良いチームとのこと。鹿島が好きなので、勝てば優勝と聞いてみたが、引き分け。一転してプレッシャーがかかる苦しい状態に。

GK    21    曽ヶ端 準
DF    22    西 大伍
 4-4-2の右。後半、右サイドバックの伊東 幸敏が入って一つ前へ。去年もやっていたのかな、このやり方? 気づかなかったかも。
 うまくて憎らしいプレーを今日も。ふわっと軽く上げて、守備の選手を軽くいなす狡猾なプレーがあった。
  浮き球では、カウンターのチャンスで、戻されたボールをダイレクトで裏へ入れたのも良かった。
 後半、ピタリと合わせるセンタリング。また、憎らしいプレーとしては、背を向けて簡単にファールもうらって、良い位置でFK得ていた。
DF    5    植田 直通
 去年もそうだったのだが、守備の危なっかしさが気になる。サイドの高いところで、スピードある選手と対応したのだけど、縦にスピード勝負させてしまうような守り方してピンチになりかける。
  下がってしまっても良いから、スピード勝負せずに、遅らせて味方待った方が良かった。持ち味はそこじゃないだろう?という。体の強さは間違いなくあるので悪い選手だと思わないが、判断関係が気になってしまう。
 が、念のためにと検索してみたら、スピードはむしろ売りの選手とのこと。そうなんだ。で、自信あったせいで、危ない ことやっちゃったのかも。
 あと、ロングボール入れるも特徴なのかな。これも特別すごいとは思わないんだけど、昌子源より蹴っている感じ。昌子は低めのパスの方が多く、特徴が違う印象。ただ、ロングボールに関しては、検索しても出てこなかった。
DF    3    昌子 源
 相方の植田 直通は高いボール入れることが多く、昌子は低いパス入れることが多い印象。
 前半 空いている選手に長く低い良いボール入れていて、おっ!と思った。よく見てたし、パスの精度の高かった。が、後半同じ質のボールを読まれちゃって、ちょっとピンチになるところも。
DF    16    山本 脩斗
 去年何試合か見たときは、イマイチ良さわからなかった。今日も早い時間帯に、スピードある選手に抜かれるところあって、悪いイメージに。
 ただ、今日はいいところもいっぱい発見。そのスピードある選手には、最初以外は無理せず、下がりながら スピード警戒する守りで対応。人数かけて守る作戦に。好判断だと思う。
 去年セットプレーからのヘディングだけは見事だと思った。なので、前半エリア内にまで入って、ヘディングで狙うプレーあって、彼の持ち味で良いと思う。
 後半に、両サイドバック上がって、右の西から左の山本のヘディングってのが一つの形だと紹介あった。普段からやっているんだ。
 あと、攻撃ではダイレクトで裏への良いボールも出していた。去年は元攻撃の選手というのがわからんと思ったのだけど、今日は攻めでも良いところわかった。


■2017/12/1 いかにもブラジル人選手というレオ シルバなど

MF    20    三竿 健斗
 初見。中盤での守備的な2枚のうちの1人。前半にかわしてミドルシュート打つところ。後半もFKの跳ね返りを右で拾って、左サイドにいたキッカーにピタリと戻してチャンスに。
  ということで攻撃でも良いところ見えたんだけど、基本的には守備が得意な選手なのかなと思った。
 が、Wikipediaを見ると、守備の強さの指摘と同時に、「正確な縦パスで攻撃の起点になるプレーには自信を持っている」とのこと。
MF    4   レオ シルバ
 初見。中盤での守備的な2枚のうちの1人。攻撃が得意なようで、上がっていることが多い。が、戻ってきてうまくかすめ取る場面もあった。守備をさぼるわけではなく、よく走っている選手。
 ただ、やはり攻撃の方に特徴があるのかなという。キックの精度が高く、シュートもうまい。DFに当たったものだったが、左隅に当たるシュートが一番惜しかった。ボールタッチもうまい感じ。
 このボールの持ち方とファールのとり方が、いかにもブラジル人選手だな、という。 後ろ向いて誘ってうまくファールもらったり、パスをうまく繋げなかったときにファールをとってFKにしたり。
 鹿島は今日セットプレーがイマイチ合っておらず気になっていたが、後半の彼の右からのCKは可能性感じるのがいくつかあり、良かった。
MF    25    遠藤 康
 前半にエリア外からGKが取れないブレ球シュート。
 後半右サイドで浮かせてワンタッチで浮かせてかわすプレー。
 また、前半以上に可能性あるシュートも。左サイドのFKでキッカーになって入れた後のボール。半分より右に流れたボールを拾って、キッカーの遠藤に戻る形。これをダイレクトで素晴らしいシュートだった。
 ということで、技術は高いのだが、後半途中からルーズなプレーが多くなってしまった。途中交代したけどもっと早くて良かった気がする。CKなども本数の割に、精度の高いボールが入らなくて気になった。
MF    11    レアンドロ
 初見。4-4-2も左のMF。前に2人いたが、エリア内で浮かせてシュート狙ってくる。コース狙うようなキックで、すごくおもしろかったが、コースそのものは甘め。意外性はあり、良いプレー。
 後半、うまくターンするプレーあったが、ファール貰おうとしたのは失敗。
 タッチしながら2,3人かわしてきて、シュートまで持っていった。すごい。
 後半は右サイドにもいたが、再び左に戻って、右に空いている選手うまく出していた。
 個人技の高さなど、ブラジル人らしいという感じのプレイヤー。
FW    33    金崎 夢生
 球際1対1で体の強さ見せるところが、何度も。うまく行かなかったが、ワンタッチでターンして前行こうとするチャレンジも良かった。
 ムラあるタイプかと思っていたが、後半も落ちていない感じだった。 解説の山本昌邦さんはスプリント回数を褒めていた。
FW    8    土居 聖真
 去年見たときは物足りない感じ。ただ、今年の前半、実家でちょろちょろと見たゲームでは、 球際頑張るところを見せて、意外だった。こういうプレーを続けていたら、もっと伸びると思う。
 ところが、今日見ると再び物足りないと思ってしまう。 守備をやってくれる選手なのですごくありがたく、バランスとしては非常に良いんだけど、もうちょっとかなぁと。
 良いプレーはあった。エリア内の狭いところで、トラップしてターンしてシュートしようとするところ。良いチャレンジだった。
 このときだったかな、守備意識高く、切り替えて守備してカウンターをさせないプレーも。
 ただ、攻撃でももっと前述のようなチャレンジが増えると、怖い選手になると思う。



■2017/12/8 日本代表入りの三竿 健斗、正直よく見ていませんでした

2017/12/02 磐田 0-0 鹿島

 2戦連続勝てば優勝のゲームを2戦連続スコアレスドロー。前の試合は最後リスクを賭けない攻めだったのが不思議だったが、今日はさすがに捨て身で。それでも1点が入らなかった。
 去年も思ったけど、メンバーは小粒なんだよな。海外組など不参加多い日本代表に鹿島が7人(曽ヶ端と遠藤以外のスタメン日本人)も入っていたが、正直 そんなにすごい選手多いと思わなかった。
 去年はチームとしての成熟さは感じたし、1点差の勝利が多いなど、今年のリーグでもそういうところはあった。でも、結局、無冠。優勝経験豊富な選手って、実は言うほど今の鹿島にはいない。
  リーグ戦は一発勝負ではなく、相手にスキも生じづらい。柏も磐田 も勝ち点3より優勝させないことが目標と公言していて、一発勝負の試合とはかなり違っていた。
 こういう悔しさが選手を成長させるので、今後は期待しているけど、現在のレベルは正直物足りないと思う。

GK 21曽ヶ端 準
DF 3昌子 源
 左のセンターバック。昨年見たときもそうだったが、相手選手より先に触るリスクかけた守備が絶妙にうまい。
 ポストプレーしようとしたところ先に触ったり、トラップしてちょっと長くなったところをすっと奪ったり。
 攻撃面では前の試合でもあったように、たまにミスパス。
DF 5 植田 直通
DF 16 山本 脩斗
DF 22 西 大伍
 右サイドバック。試合開始すぐに怪我で交代。仕方ないことだが、早い時間に1枚カードを切って、右の攻撃の起点を 失ったのは痛かった。
MF 4 レオ シルバ
 今日も裏への好パスがあった。ボールが収まるので、チームが楽になる。うまくファールを取るのも相変わらず。
 でも、守備も良いね。よく読んで取ってくるところがある。
 後半カウンターで裏への1点もののパス出していたのも、レオシルバじゃないかなぁ?
 ただ、終盤は疲れたのか、らしくないミスを連発していた。確かパスミスやトラップのミスがあったと思う。
MF 20 三竿 健斗
 中盤4枚の中央。今日もあんまり注意して見れなかったんだけど、球際の守備の強さは一つの武器なのかなというところ。
 Wikipedia見ると、身長     181cm 体重     73kgで、体格は日本人としては大きめ。
 小学校年代から東京ヴェルディの下部組織に所属しており、2014年2種登録、2015年トップ昇格。ただ、J2のためか、2016年に鹿島に完全移籍。
 ユース時代は センターバックも経験。代表歴としては、2013年、FIFA U-17ワールドカップに出場するU-17日本代表のメンバーで貢献。AFC U-23選手権2016のメンバーにラスト2枠で選出。また、11月29日、東アジアカップに挑む日本代表に初召集されたばかり。


■2017/12/13 高校時代は伸びると思っていなかった金崎 夢生、予想大外れ

MF 11 レアンドロ
 これは悪いところというか、単に特徴なんだけど、彼にボールが入るとテンポが落ちる感じがする。ブラジル人らしい持ち方であり、別に悪くはない。ただ、監督によっては嫌われそう。
 前の試合見たときはうまいと思ったのだが、今日は引っかかるところが多い。たぶん気が急いてしまっているのだと思う。
 守備においても、危ない位置でFKを上げてしまっていた。ストレス溜まっている感じ。

 後半も気持ちが前に行き過ぎている感じだった。それでも、カウンターで右で切り替えして交わしたところは、素晴らしかった。ただ、最後のシュートは浮いてしまった。
 若さを感じたのだけど、そう若くもなかったような?とWikipediaを再確認。24歳。まあ、ベテランではないな。 レンタル多いし、強豪でどっしり落ち着いて経験を積んだというタイプでもない。良い選手でもっと伸びると思うが、現状は若さが出ていると思う。

25 遠藤 康
8 土居 聖真
33 金崎 夢生
  相変わらず 体のバランスがすごい。崩れない。外国人選手相手でも通用するこの強さや、よく走ってくれるところは、鹿島の中でも素直に日本代表で良いと思える選手。高校時代、評価していなかったんだけど、こんなたくましくなるとは。
 後半、背を向けてターンしながらのシュート。意外性あってよかったが、シュートはGK正面だった。
交代 24 伊東 幸敏
 西大伍の早い時間での痛すぎる怪我による退場で登場。おかげで初めてじっくりと見れた。当然同じ右サイドバックでプレー。
  印象に残ったのはスローイン。あまり気にしてみていないので気のせいかもしれないが、他の選手と比較して長いスローインを多用する感じ。よく見ているし、そこに届くかという長いのを通していた。が、同じようなのをカットされる場面もちらほら。
 前半に上がってきて入れた低いボール。後半40分過ぎくらいの、逆サイドフリーの山本に合わせたボールは良かった。特に後者は1点ものだった。
交代 7 ペドロ ジュニオール
 ニュースを見てると一時好調だったそうだが、今日はプレー時間短くてよくわからない。トラップ長くなってミスだと思ったところ、相手選手より早く触っていてびっくりしたプレーがあったし、スピードはある感じ。それ追いつくのかよ?と思った。


■2020/01/15 四冠掲げた鹿島は無冠に終わる 主力選手を温存できず自滅か…

 新国立競技場のこけら落としとなった2020年元旦の天皇杯決勝、神戸戦は完敗でした。スコアは0-2ですけど、それ以上に力負けな感じ。選手の豪華さだけでなく、前線の日本人選手の守備の運動量でも負けたので、手も足も出なかった感じですね。あそこまで走られると、敵ながら褒めたくなります。
 鹿島は四冠を目標に掲げ、すべての可能性がある状態で勝ち進めたものの、結局、無冠に。代表クラスの若手・中堅をとられまくった上に、怪我や疲れが目立ちました。シーズン後半になると、主力選手に怪我や疲れが見えて息切れ…というのは、海外のビッグクラブでもあるものですが、これは監督のやり方によるところも大きいです。天皇杯の前に退任を決めていた大岩監督には、メンバーを固定しすぎたのでは?といった声が、サポーターからも出ていました。温存させながら勝つというのも、これまためちゃくちゃ難しいんですけどね。
 メモとらずに気楽に見ていた上に、時間がたってだいぶ忘れていますが、印象に残った選手についても。
GK 1 クォン スンテ
DF 6 永木 亮太
 本職ではないRSB起用。今年はよく使われていたみたいですが、対面するLSHの酒井高徳にけちょんけちょんにやられていました。特にポジショニングでしてやられていたというのは、やはり本職ではないためじゃないかと。ここからビッグチャンスやゴールが生まれています。ここはきつかったですね。
DF 27 ブエノ
  スタメン表ではこの4人の名前をよく見ていたものの、ポジションが不明。ブエノがSBかと思ったら彼は中でした。ひどかったDF陣ではマシかなと思ったものの、良いところを見つける余裕がなかった試合です。
DF 28 町田 浩樹
  190cmと長身ですが、彼がLSBでした。左利きということもあって、使われているみたいです。ただ、やっぱり本職ではないんだろうな、というプレー。鹿島でも中心であり、経験豊富でセンス抜群の西に対応できず、やられまくっていました。攻撃でも物足りません。CBで使いたいですね。
DF 39 犬飼 智也
  1点目のオウンゴールは仕方ないという声もあるかもしれませんが、今日は本当ボロクソで2失点に絡みます。2失点目は自身もクリアミスと認めていました。失点シーン以外でもやられているところが目立っており、オウンゴール含めて今日のパフォーマンスの結果が出た感じですね。彼がDFでの中心と聞いていたものの、今日見た感じでは心もとないです。
MF 4 レオ シルバ
MF 20 三竿 健斗
MF 30 名古 新太郎 53'
MF 41 白崎 凌兵 46'
FW 15 伊藤 翔 72'
FW 18 セルジーニョ
(DF 16 山本 脩斗 53')
(MF 13 中村 充孝 72')
 神戸には控えにダビド・ビジャがいるというだけでなく、田中順也もいて、嫌だなと思いました。一方、鹿島は使えそうな攻撃の選手が土居だけでしかも 病み上がりと聞いていたので、本当きついなという感じでした。ただ、実況では、この中村が切り札のように言われていました。名前は何度も見たことありますけど、私は初見かそれに近い感じ。よく知らない選手です。
 一番最後に投入されたのですけど、テクニックのある選手との紹介。ただ、2点ビハインドでは、スペースがなく全く生きませんでした。ただし、私はドリブラーだと理解したものの、今検索すると、そうではないタイプだった模様。とはいえ、それでも結果的には全然だったわけで力不足。今検索したら完全移籍で山形に行くことになったようです。
(MF 8 土居 聖真 46) 


■2016/1/13(2018/01/05再投稿)  遠藤康 小柄でも重心が低く重厚感あるプレーぶり

 私が見たときは、小笠原の後継者みたいに言われていた期待の若手だった時期。ただ、タイプは全然違うと思いました。
 小笠原満男と共通しているのは、背が高くないのと、東北出身ってところですかね。(小笠原は岩手県出身で173cm)

-----引用 ここから-----
遠藤康 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%BA%B7

生年月日     1988年4月7日(27歳)
出身地     日本の旗 宮城県仙台市
身長     168cm[1]
体重     69kg[1]

遠藤 康(えんどう やすし、1988年4月7日 - )は、宮城県出身のサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー(オフェンシブハーフ)。Jリーグ・鹿島アントラーズ所属。元日本代表候補。
-----引用 ここまで-----

 数試合見たイメージは、背が低いものの、軽さではなく重さを感じました。Wikipedia見ると、重心が低いと書かれていて、なるほどという。
 キックの質も低く速いボールが得意という印象。シュートもパスも低かった記憶があります。左利きでこのキックの質が魅力で、すごく好みでした。
 スルーパスなんかは見せていたものの、ゲームを作るタイプではないなと感じたので、小笠原と違うという印象。
 Wikipediaであったドリブルが良かった印象は当時はなし。ただ、メモではキープ力の高さを感じさせるところがあったので、そういうところでしょうか。

 メモしていたのは、2010年03月27日(土)の試合。鹿島3-1山形でした。
-----引用 ここから-----
2010年03月27日(土)  14:05キックオフ  県立カシマサッカースタジアム
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/30

GK     21     曽ヶ端 準
DF     2     内田 篤人
DF     3     岩政 大樹
DF     14     イ ジョンス
DF     7     新井場 徹
MF     40     小笠原 満男
MF     6     中田 浩二
MF     8     野沢 拓也
MF     25     遠藤 康
FW     13     興梠 慎三
FW     18     マルキーニョス

GK     1     清水 健太
DF     14     宮本 卓也
DF     4     西河 翔吾
DF     3     石井 秀典
DF     13     石川 竜也
MF     11     北村 知隆
MF     19     秋葉 勝
MF     17     佐藤 健太郎
MF     7     宮沢 克行
FW     11     田代 有三
FW     9     古橋 達弥
-----引用 ここまで-----
 1本スルーパスでチャンスを作っていました。この後、「でも、途中からよりはやはり落ちる」と書いていて意味不明。
 だいぶ悩みましたが、たぶん、周囲が疲れて運動量なども落ちる途中出場のときよりはパフォーマンスが目立たないという意味でしょう。これが初見じゃなかったんだと思います。
 でも、この日、遠藤はむしろ大活躍。これをメモしたすぐ後に、DFがしっかりクリアできなかったところを思い切ってシュート。GKに当たるがゴール。J初ゴールだったそうです。
 これに留まらず、後半もエリア内で余裕でターンを決めて、落ち着いてシュート。「バーだがGKに当たってゴール」というのは跳ね返って入ったってことですかね?
 ただ、その前のプレーがすごかったので、だからこそのゴール。さっきの公式ページを見たら、やはり跳ね返りが入ったみたいです。

-----引用 ここから-----
51分、ゴール前でボールを受けた遠藤が相手選手を切り返しでかわし、強烈なシュート。これがポストに直撃するも相手GKに当たり、追加点となった。
-----引用 ここまで-----

 「その後も遠藤が中心となり、マルキーニョス、興梠らでチャンスを作るシーンが多く見られ、スタジアムは沸いた」とありました。
 私がメモしていたのは、球際粘って、3人くらいと人数かけられても取られずにチャンスにしたプレー。描写不足でよくわからんですけど、これも重心の低さが活きたプレーかもしれません。

2018/01/05追記:遠藤は若いときと違って、すっかり怖いもの知らずで積極的なところがなくなって残念。まあ、ベテランってそういうものなのですけどね。
 あと、読み返して驚いたのが、重厚感を強調していたこと。強烈なミドルシュートなんかも今はなくなりましたし、だいぶプレースタイルが変わったんですかね。
 最近はテクニカルなキックにこだわっている感じなど、全体にきれいにやろうとしている印象を受けます。