2024年5月2日木曜日

メキシコ代表注目選手は、アルバレス、ヒメネス、グアルダード、オチョアなど

■2018/12/17  国民の3割がサポーターのグアダラハラ、メキシコ人選手だけで構成
■2020/05/24 外国人選手いるメキシコ悪役クラブが人気なのはなぜ?メキシコ人純正クラブより人気
■2022/10/28 メキシコ代表注目選手は、アルバレス、ヒメネス、グアルダード、オチョアなど
■2022/11/23 オチョア、ロサーノが良かったメキシコ 注目アルバレスはミスもありいまいち
■2022/12/14 メキシコ代表に突然ルイス・チャベスというすごいMFが登場する
■2022/08/03 メキシコ代表FWらしからぬFWが、W杯注目選手11名の1人に選ばれる…
■2018/07/03 メキシコの好きな選手 ラファエル・マルケス、グアルダードなど
■2018/06/19 予想外ではない!メキシコが期待通り王者ドイツに勝利
■2018/06/19 もうマルケスいないし…と思ったら出てきてびっくり!39歳だぞ!?
■2018/06/24 試合巧者なメキシコ、1点取った時点でほぼ勝利が確定
■2018/06/24 交代の3人マルケス、ヘスス・コロナ、ドス・サントスも良い選手
■2018/07/03 ブラジル相手に前半は押し込むが、後半の交代でやや自滅の格好のメキシコ



■2018/12/17  国民の3割がサポーターのグアダラハラ、メキシコ人選手だけで構成

2018/12/15 クラブワールドカップ準々決勝 鹿島アントラーズ(日本)3 - 2グアダラハラ(メキシコ)
    【49分】MF 6 永木 亮太    【69分】MF 18 セルジーニョ    【84分】FW 30 安部 裕葵
    【3分】FW 14 サルディバル    【94分】MF 4 レオ シルバ(オウンゴール)

 聞いた覚えなかったんですが、グアダラハラはメキシコ第2の都市。サッカークラブとしては、CDグアダラハラまたはチーバス・グアダラハラとも呼ばれます。グアダラハラはスペインのグアダラハラが由来で、ややこしいことにそちらにもCDグアダラハラがあるみたいですね。
 創設当初を除けばメキシコ国外出身選手と契約したことが無く、メキシコ人選手だけで構成されるメキシコ唯一のクラブ。放送によると、100年以上メキシコ人でやっているそうな。
 そのせいか、2007年にグルポ・レフォルマが行った調査によると、メキシコの人口のうち28%(第1位)がチーバスのファンだったといいます。びっくりですね。

 試合前にメンバーを見たものの、良いDFだったベテランのカルロス・サルシードしか覚えなし。しかも、今回の試合には出ませんでした。同じ年の2018年のワールドカップで出ていた選手いないんじゃないかな? 私が覚えていた選手はいませんでした。
 ただし、今の代表メンバーは多いですし、代表経験者も多かった模様です。
 ハビエル・エルナンデス、カルロス・ベラ、オマール・ブラボなどを輩出したチーム。都並敏史さんによると、アカデミーの育成が有名なクラブ。今回のスタメンやチームも、アカデミー出身者だらけだとのことでした。

 メキシコにしては、守備に重きがあるチームとのこと。鹿島も前半はほとんど良い形が作れず。ただ、攻撃陣に代表選手が多く、むしろドリブルが効いていました。鹿島がプレスをかけるものの、かいくぐられて崩されるという形が何度も。前半開始3分の早々の失点もそういった形。
 鹿島はリーグ最終戦勝てずに3位でフィニッシュ、天皇杯も準決勝敗退と冴えない中でしたが、グアダラハラは前期後期制の前期を11位で終えており、鹿島の方がマシだと思ったのが予想外。後で知りましたが、中21日と試合間隔も空きすぎていた模様。それを全く感じさせない内容でした。
 ところが、後半選手交代のあった鹿島に勢いが出て、やり方にも対応されて失点。その後は浮足立ち崩壊。最後に1点返して1点差ですけど、スコア以上に差のある負け方となりました。
 鹿島は試合巧者ですが、メキシコもそれがうまい国。加えてスタミナや勝利への執念なんかは日本よりすごいと思う国だったので意外。私が思いついたのは、試合感の問題、前述の通り不調であったこと、油断、守備主体のチームの脆さといったところ。最後が有力かな? 前半の形を攻略されて以降、次の形ができませんでしたね。

    GK1グディーニョ 代表
    DF2バン・ランキン 代表
     4ペレイラ
     5マリン
     16ポンセ
    MF7ピネダ
→FW 23 ゴディネス
     10ロペス
→MF 13 サンドバル
     11イサーク・ブリスエラ 代表 28歳
RSH。2014 FIFAワールドカップにもメンバー入りしていたそう。ただし、試合には出場せず。やはり初見ですね。開始早々、右から良い突破を見せた上、中央に合わせて先制点をアシスト。その後もドリブルが効いており、前半アディショナルタイムにもドリブルからシュートまで行く場面。後半はチームの不調に合わせて、それほど目立たなかったものの、最も印象に残った選手です。
     25ペレス
    FW9プリード 代表
     14アンヘル・ サルディバル 代表 24歳
最も注目と紹介されていた比較的若い選手。右からのボール、対応したRSBの内田が見誤って前に行ったのとは逆に、ファーに流れることでフリーになってヘディングで逆サイドに決めました。178cmだそうで、高くはないのですけど、ストライカーらしいセンスを感じさせたプレーでした。
 また、その後もゴールの可能性を感じさせるプレーを見せています。注目というのはわかりますね。ヨーロッパに行きたいとのことで、その夢も叶うんじゃないでしょうか。


■2020/05/24 外国人選手いるメキシコ悪役クラブが人気なのはなぜ?メキシコ人純正クラブより人気

   前述の通り、グアダラハラはメキシコ人選手だけで構成していて、国民の3割がサポーターだとのこと。日本でもこれやると人気出ると思いますね。ただ、メキシコがおもしろいのは、外国人選手もいるグアダラハラの敵役扱いのクラブがあり、なおかつ人気もあるということ。Wikipediaでは、むしろこっちのクラブの方が人気あるとしていました。日本のサポーターでは排外主義的な雰囲気が高まっていますから、日本じゃこうはならんでしょう。これはプロレス文化の「お約束」を理解しているためと説明されていました。非常におもしろいです。

<メキシコ国内で最大手のテレビ局・テレビサがオーナー。ルチャ・リブレ(引用者注:スペイン語でプロレスのこと)の文化が根付き、善悪対決という概念がスポーツで必要とされやすいメキシコにあって当クラブは他クラブの有力選手や外国人を金銭で引き抜くなど「悪役」を標榜したクラブ運営を行って来た(そういう意味でのライバルはCDグアダラハラ)。ゆえにサポーターも「Ódiame más! (オレを憎め!)」というキャッチコピーがプリントされたシャツを着て応援することが多い。メキシコで最も人気のあるサッカークラブである。 >



■2022/10/28 メキシコ代表注目選手は、アルバレス、ヒメネス、グアルダード、オチョアなど

 メキシコは北中米カリブ海最終予選を、同大会で波乱を呼んだカナダに次ぐ2位で通過。本大会の連続出場は途切れず、2位なので悪くないように見えるものの、結果やパフォーマンス、主要メンバーの不在などで多くの批判を浴びたそうです。
 浮き沈みのあった予選の終了後、メキシコのサッカーメディアの大半がアルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ監督監督への疑問を呈していたとのこと。ただ、続投はしています。

 こうした話があった<2022 W杯で注目すべきメキシコ人選手5選>(FIFA)によると、以下の5人が注目選手だそうです。
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/mexico-five-players-to-watch-fifa-world-cup-ja

GK ギジェルモ・オチョア 年齢:37歳
 「未だ長期間任せられる代役が現れていないため、オチョアが頼りになる、ディフェンスの最後の砦であることに変わりはない」とのこと。GKは長持ちするポジションとは言え、ちょっと世代交代としては心配になりますね。
 ただ、さらに心配になるのが、「メキシコの文句なしの1番である」ともあったこと。これは背番号の1番なのか、メキシコ代表で最も注目すべき選手という意味なのか不明。もし後者であれば、やはり世代交代が進んでいないということですから深刻ですね。真っ先に紹介されていますので、本当に「メキシコ代表で最も注目すべき選手」なのかもしれません。

MF アンドレス・グアルダード 年齢:35
 世代交代の話を書いていると、またベテランが登場。「オチョアとともにメキシコのもう一人のリーダーであり、ドレッシングルームでの意思決定などで大きな存在感を示す選手」だといいます。オチョアは好きですし、それ以上にグアルダードは好きなんですが、世代交代という意味ではよくありませんね…。
 ともに5度目のワールドカップ出場で、アントニオ・カルバハルの持つ国内記録に並ぶそうです。グアルダードの場合は、クラウディオ・スアレスの持つメキシコ代表最多出場記録の塗り替え目前だともいいます。
 FIFAは<グアルダードは突破力を誇るウインガーとしてスタートしたが、現在は中盤の司令塔として、試合を読む力、視野の広さ、創造性あふれるプレーを披露>と説明。私が好きになったときは、すでに司令塔的なところに良さを感じた選手です。

FW ラウル・ヒメネス 年齢:31歳
 メキシコ大好きなんですけどヤバいですね。またベテランです。31歳であればそれほどパフォーマンスが落ちない年齢なのですけど、しつこいようにチーム全体の世代交代としては憂うべきところでしょう。
 ただし、本当言うと、ヒメネスはパフォーマンスについても不安あり。2020年11月に頭をぶつけ、頭蓋骨骨折して以来、長い間、ベストフォームを取り戻すのに苦労しているといいます。ワールドカップの予選でもわずか3得点しか挙げられませんでした。
 とりあえず、特徴としては、<空中戦ではほぼ無敵のヒメネスは、すべてのボールを奪いに行く闘争心にあふれ、チームメートと効果的に連携するボールスキルも誇る>とのこと。前回書いた投稿(このひとつ下の投稿)では、ドリブルがうまいなどといった話もありました。

FW イルビング・ロサノ 年齢:27歳
 やっと20代が登場。とはいえ、27歳ですから全然若くはありません。前回大会で気に入った選手ですが、予選では不調だったとのこと。前回大会は期待ほどではなかったウインガーのヘスス・コロナもいましたが、こちらは足に深刻な負傷を負っており、出場できないような書き方ですね。

MF エドソン・アルバレス 年齢: 24
 前回大会、20歳ながら何度も起用されていた選手。当時はRSBでデビュー、CBもやっていたかもしれません。ただ、私は良さがわからなかったんですよね。
 FIFAによると、「近年のメキシコサッカー界で最もエキサイティングなブレイクを果たした一人」で「万能型のミッドフィルダー」だとのこと。使われ方を見ているとオールマイティーさは感じたのですが、DFではなく、中盤がメインになった…というのは変わった点ですね。
 アヤックスのアルフレト・スフリューデル監督は主将ではないが、主将のようにプレーする。彼は真のリーダーであり、勝者だ。ボールの扱いも上手くなっている。守備では戦術的に鋭く、多くのボールをカットし、ゴールを決めることもできる」と絶賛しているそうです。
 「欧州のビッグクラブが獲得を切望するボックス・トゥ・ボックスの司令塔」とも書かれており、以前見た印象と全然違っていてびっくりですわ。



■2022/11/23 オチョア、ロサーノが良かったメキシコ 注目アルバレスはミスもありいまいち

 メキシコ 0-0 ポーランド

 テレビでは、守備のメキシコ、攻撃のポーランドという私のイメージと逆の説明。メキシコは守備強いのわかるが、守備的な相手だとポゼッションをとるサッカーもする。ポーランドは守備から入るチームのイメージなので、今回もメキシコがポゼッションをとると予想していた。で、結果は、一進一退に。
 ポーランドはイメージ通り守備がしっかり。攻撃の形ができていないが、ポーランドは高さでチャンスできればという感じのボールは出しており、前半はリスクをかけずに…という考え方に見えた。
 後半も同じ感じだったが、ポーランドのPKの後、両チーム、特にメキシコ側のテンション上がってお互いにやり合う時間帯が少しある。ただ、また落ち着いてしまい、スコアが動かないまま終了する。

メキシコ 4-3-3

GK 13    G.オチョア
 後半PKのピンチ、ピッタリ合わせて止めた。一度右に動くアクションから左に動いた。その他のプレーも良い。今大会もベストGK候補。

LCB 15    H.モレノ
 味方のミスから出仕方ないところあったが、エリア内のピンチ完全に引っ張ってしまってPKの大ピンチに。

RCB 3    C.モンテス

LSB 23    J.ガジャルド
 長く走って裏チャンスになりそうな良いプレーあった。

RSB 19    J.サンチェス
 比較的若い選手で気合入っている感じで、積極的にチャレンジしているが、空回割気味で攻守にミス多く、早々とイエローも。それほど角度ないところクロスというタイミングでおもしろい強いシュート。クロスのミスかもと言われていたが、シュートじゃないかな。良さそうな選手ではある。

CH 4    E.アルバレス
 後半、そんなにひどいパスでもなかったところ、うまく処理できずにピンチに。この流れでDFが引っ張ってしまいPKにつながる。大ブレイクして注目選手と言われていたが、4年前と同じでやっぱり良さわかんないな。
 良いプレーないわけではなく、少し抜いてから左サイド使うプレー。なかなかのプレー。

Lインサイドハーフ 24    L.チャベス
 裏へ浮かせてLSBに入れる良いボールでチャンスに。

Rインサイドハーフ 16    H.エレラ
 エリア内まで上がってきて最初のクロス引掛っかったが、もう一度のクロスでチャンス。長く走って良いプレーだった。

(8    C.ロドリゲス)

LWG 10    A.ベガ
 大きくないと思うが、右からのボールヘディングでチャンス。途中から一時左右交代。良い守備で取り返すところも。後半仕掛けてから後ろ向いたところでファールもらう。4年前ほどじゃないが、なかなか良いプレー見せていた。

RWG 22    イルビング・ロサーノ(ロサノ) 27歳
 右のミス狙ってスペース、スピード見せてチャンス。右優勢でチャンスになりそう。上がってきたエレーラに右から転がして良いボールチャンスになる。チャンスになっていたのに、途中から一時左右交代。選手交代あって左に。そこで抜いてくるドリブルからワンツーで可能性感じるプレー。
 後半アディショナルタイム、仕掛けてから低い転がすクロスおもしろい。前回大会ほどではない感じだけど、やはり良い選手。    

CF 20    H.マルティン
 後半、シュートをヘディングでコース変える良いプレー。前線でポストプレー頑張るプレーも少しあった。

(CF 9    R.ヒメネス)
 本来のエース。ただ、やはり怪我上がりということでいまいち目立たなかった。



■2022/12/14 メキシコ代表に突然ルイス・チャベスというすごいMFが登場する

サウジアラビア 1-2 メキシコ

 ノックアウトステージの合間に、初戦良くなかったけどずっと好きなチーム…ということでもう1試合メキシコの試合をABEMAで見てみる。3戦目の試合。相手は初戦でアルゼンチンに2-1で逆転勝ちしてあっと言わせたサウジアラビア。
 初戦悪かったが、この試合はメキシコらしく運動量が多くて良かった。一方のサウジアラビアは全員国内組だそう。それでアルゼンチンに勝利すってすごいな。FIFAランキングも51位で、24位の日本よりずっと低かった。
 試合はやはりメキシコが持つ展開。力関係でそうなるし、サウジアラビア以上に点がほしい追い込まれた状況だった模様。グループ再開で大量得点が必要だった状況っぽい。一方、サウジアラビアも引き分けでは微妙で、現実的には勝つ必要があり、カウンターは見せていた。
 メキシコはプレスが人数かけて連動して早いし、奪った瞬間のペースアップも連動して早い。後半、サウジアラビアはセットプレーで2失点。その後もメキシコが猛攻。守備も良く運動量落ちない。最後まで落ちなかったが、リスク賭けており、後半アディショナルタイムで失点し万事休す。
 ヤフーニュースの感想コメントでは、ひとつだけ他と違って浮いた「もっとメキシコは攻撃的に行って良かった」というコメントがあったが、攻撃的にやっていたし、チャンスも作りまくれていた。手詰まりになっているならともかく、得点できそうな場面が多数できているのに、そこから無理にバランスを崩す意味はない。DFが枚数を減らしてFW枚数を増やしてバランスを崩すだけが、攻撃的…ということではない。

13    G.オチョア
 GKいない方向、外めにDFがヘディングでバックパス、下手すればというところだがオチョアがすぐエリアギリギリのところに来てキャッチして大事には至らず。後半、ファーへのクロス、相手の前で先にパンチング、良いプレー。裏へのボール、ヘディングでクリア。枠に飛ぶシュート少ないが、良いところ何度も見せている。

CB 15    H.モレノ

CB 3    C.モンテス
 GKいない方向、外めにヘディングでバックパス、下手すればというところだがGKがすぐエリアギリギリのところに来てキャッチして大事には至らず。DFラインからスペースあった左の前までの大きなサイドチェンジ、いいボールだった。後半立ち上がり。ニアのCKうまく角度を変えて後ろに出してアシスト。ミスはあったが仕事しており、全体評価としては上々な感じ。

LSB 23    J.ガジャルド
 序盤、GKの前にアーリークロス気味の素晴らしいボール。守備でも良いショルダータックルで守るところ。

RSB 19    J.サンチェス
 やや内から少し斜めに外に長く走って一気にDFライン裏を狙うカウンター。オフサイドだったが良い走りだった。相手の悪いサイドチェンジ、きちんとクリアできず。頑張りは見えて悪くないんだけど、もう一歩足りない感じ。ただ、今後のメキシコを背負っていく選手にはなりそう。

(11    R.フネスモリ)

CH 24    ルイス・チャベス 26歳
 前半から確かミドルシュート打ちまくっていたと思うが、これぞというのはなし。ただ、後半立ち上がりは左端狙って良いミドルシュートだった。さらにCKでニアに低い速いボール入れて、アシストのひとつ前となるプレーをしてまずひと仕事。
 その後、ちょっと長めのFK、今大会直接FK入っていないしなぁ…と思っていたら良いキックで驚いたらそのまま決まった。今大会直接FKでもゴールあったのか!右上ギリギリではないが、早くて落ちるボールだった。
 セットプレーは基本彼が蹴っていて、CKでニアへ速い良いボールなど。GKが読んで良い反応したが、もう1本長いミドルシュート、枠に行って悪くないところ、スピードもある良いキックしていた
 。強めのボールもらたがきちんと止めて、しかも、裏への良い縦へのボール。もう一つ裏へのスルーパスでチャンスに。
 後から見ると、国内組で今年代表入ったばかり…という選手。若いわけでは無いが新星だった模様。しかし、こんな良い選手いたのか!というプレーぶりだった。

CH 4    E.アルバレス
 立ち上がり、右サイドの低いところ下がっていい縦パス…と思って見ていたら、ここからチャンスに。良いプレーだった。しかし、遅れて激しく行ってしまいイエローになるプレーも。
 後半立ち上がり、ミスパス。ゲーム作ろうとしているのはわかるし、こぼれ球はよく拾えていた。相棒が攻撃的な分、守備をしっかりやっている。高めの位置、すーっと上がっていって良いインターセプトもあった。ただ、どうもめちゃくちゃ評価が高い…という感じのの良さはわからない。

(26    K.アルバレス)    

LSH 10    A.ベガ
 立ち上がり、スルーパスでうまく裏飛び出すがシュートは引っかかる。良いプレーではあった。ただ、4年前はもっともっとすごかったので、それから見ると、年とったな…という感じ。仕方ない。

(21    U.アントゥナ)
 裏へのボール抜け出して決めたが、完全にオフサイド。我慢できなかった感じ。

OH 17    O.ピネダ
 良いダイビングヘッドはあった。

(8    C.ロドリゲス)

RSH→LSH 22    イルビング・ロサーノ 27歳
 降りてきて縦パス受けると、ターンながらドリブルしてDF剥がしつつスルーパスで決定的な形。もう一つ、同じような感じで下がりながら受け、ターンしながらドリブルして前を向いて裏へのスルーパスで惜しいところあった。初戦も悪くなかったが、さらによい感じ。ドリブル効いている。
 右サイドからGKがとれない高さと場所でぐっと落ちてくる、ファーへの速いボール、良いボールでゴール決まるかと思った。
 ポストになってターンして抜くドリブル、その後もまだ何度もあった。得意技な感じ。
 選手交代あって後半頭から左へ。早速悪くないボール入れている。うまいドリブルからワンツーで決めるが受け取ったところがオフサイドだった。後半もドリブルキレており、ファールで止められる場面も多い。左スピードで決定的な形をもう1つ演出。さらに、裏へのスルーパス、スピードで抜けようとしてエリア近くで倒されてPKか?というところも。初戦は「前回大会ほどではない感じ」と思ったが、今日はキレキレだった。4年前と変わらず好き。

FW 20    H.マルティン
 後半立ち上がり。ニアのCKうまく角度を変えて後ろに出したボールに飛び込んで、ストライカーらしいゴールで先制。FKでヘディングで浮いたボールがDFが裏に、焦ったのか落ちきるまで待てず浮いてしまった。

(9    R.ヒメネス)



■2022/08/03 メキシコ代表FWらしからぬFWが、W杯注目選手11名の1人に選ばれる…

 メキシコ代表の注目選手…と探したものの、そういった趣旨の記事が見つからず。ただ、アメリカ『FOXスポーツ』が1日、カタールW杯での注目選手11名を紹介した中にメキシコ代表の選手が含まれていましたので、彼が一番注目みたいな感じですね。
 <海外メディアがW杯注目選手11名を選定…メッシ、C・ロナウド、ムバッペ、レバンドフスキらと肩を並べた唯一のアジア選手は? | ゲキサカ>(22/4/2 23:51)によると、選出されたのは、以下のようなメンバー。攻撃に偏っていました。
https://web.gekisaka.jp/news/worldcup/detail/?355671-355671-fl

メキシコ代表FW ラウール・ヒメネス
韓国代表FW ソン・フンミン
カナダ代表FW ジョナサン・デイビッド
ベルギー代表MF ケビン・デ・ブライネ
ポーランド代表FW ロベルト・レバンドフスキ
セネガル代表FW サディオ・マネ
フランス代表FW キリアン・ムバッペ
アルゼンチン代表FW リオネル・メッシ
アメリカ代表MF クリスティアン・プリシッチ
ポルトガル代表FW クリスティアーノ・ロナウド

 ヒメネスは中南米に多い名前で、見たような見てないような?とこのページを検索すると、2018年にも見ていましたわ。ただ、途中出場の選手でメモでもノーコメント。スタメンでなかったわけですし、その後、急成長したということでしょうね。

 ラウール・ヒメネスを検索してみると、ラウル・ヒメネスとの表記も。こうした表記ブレは、他の「ラウル」でも見られました。
 若い選手…ということではなく、1991年5月5日生まれで現在は31歳。190cmとでかいタイプで、メキシコ代表のFWらしくありません。そもそもメキシコ人は確か日本人よりも平均身長が低いという珍しいワールドカップ出場国だったはず…。上背の必要なGKですら背が高くない名選手が出てくる不思議な国でした。

 ウィキペディアを見てみると、2018年に新たにプレミアリーグに昇格したウルヴァーハンプトン・ワンダラーズにレンタル移籍し活躍したことでブレイクした模様。やや遅咲きに近いブレイクです。2018年にはクラブの年間最優勝選手賞。代表でも2019 CONCACAFゴールドカップでは5ゴールを決め、大会最優秀選手に選出されています。

 <ラウール・ヒメネスのプレースタイル、ポジションは?凄さは、ドコ? | 週末世界のFootbool>によると、身長から想像できるようにセンターフォワードタイプ。ただ、過去には攻撃的なポジションならどこでも出ていたようです。
 長身選手ですが、特徴の最初に出ていたのがドリブル。また、経歴を見ても明らかにゴールが多いため、当然、決定力も持ち味のひとつ。さらに、体格から素直に想像できるように、打点の高いヘディングも武器になってきます。本当メキシコ代表FWらしくないFWだと思いますね…。

■2018/07/03 メキシコの好きな選手 ラファエル・マルケス、グアルダードなど

 メキシコ代表は背が小さくて運動量が多く試合巧者で最も好きなチームの一つ。選手としてはそんなに…と思ったものの、ぱっと見てみるとまずまず好きな選手の名前を見つけられました。

GK、FW  ホルヘ・カンポス 5
GK ギジェルモ・オチョア 4
CB Kristian ALVAREZ(クリスティアン・ アルバレス) 4
CB、DH ラファエル・マルケス 10
DH ヘラルド・トラード 6
DH、SH、OH  アンドレス・グアルダード 7
OH カルロス・ベラ 5
RSH、RWG、LSB、RSB ミゲル・ラジュン 4
WG、SH ジオバニ・ドス・サントス 6
LWG イルビング・ロサーノ(ロサノ) 6
FW クアウテモク・ブランコ 4
  GKのカンポスはFWで出たこともありますし、これでフォーメーションできそう…と思いましたが、DFが足りないか。
 クリスティアン・ アルバレスはアルゼンチンで同名のGKがいます。宇佐美貴史らのプラチナ世代のU-17ワールドカップで日本に勝ったときのCBで良いと思ったのですけど、その後の情報は全く無く、伸びなかった模様です。2018ワールドカップで同じアルバレスというDFがいて思い出した選手でした。
 ちなみに当時のメンバーは以下。ロシアワールドカップ出た選手はいない感じ。この大会のメキシコ代表は、ともに史上最強と言われた日本代表とネイマール要するブラジル代表を押しのけてグループリーグ突破しており、悪くなかったですけどね。
 あと、同じグループにはスイスがいて優勝。このときのスイス代表ダントツ注目選手は確かベン・カリファでした。しかし、今見直すとジャカなど同世代の何人か2018年大会の代表に入っている一方で、ベン・カリファはいません。一番注目だったベン・カリファが伸びなかったようですね。
GK    Jose RODRIGUEZ
DF    Cesar IBANEZ
DF    Kristian ALVAREZ(C)
DF    Diego REYES
MF    Abraham CORONADO▼53' OUT
MF    Carlos CAMPOS
MF    Erick VERA
MF    Miguel BASULTO
MF    Victor MANON
FW    Gil CORDERO▼74' OUT
FW    Guillermo MADRIGAL▼66' OUT
     Daniel GUZMAN▲66' IN
     Carlos PARRA▲74' IN
     Luis TELLES▲53' IN
GK    Israel CANO
GK    Jose ALUJAS
     Jairo GONZALEZ
     Oscar GARCIA
     Bryan LEYVA
     Christian ORTEGA
     Martin PONCE
(日本代表 | 日本サッカー協会 FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009(10/24~11/15)より)

■2018/06/19 予想外ではない!メキシコが期待通り王者ドイツに勝利

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第1節 ドイツ 0-1 メキシコ

 メキシコは良いチームでなおかつ好きなチームということもあって、ドイツ戦は勝利を期待していました。そして、期待通りの勝利。今のところ今大会一番嬉しい試合。ゴールではぴょんぴょんジャンプして、試合後はガッツポーズで喜びました。
 ドイツはもともと個の力というよりかは、連動的な良さがあるチーム。タレントで言うと、そこまでものすごいわけではないでしょう。そういったチームとしての良さでメキシコが上でした。また、必死さでメキシコが上回りましたね。

 なお、メキシコは小さい小さい言われる日本よりずっと身長が低い国です。参考になるのでは?とよく言われます。ただ、中南米らしいテクニックは日本にはありません。日本人のうまさと違いますし、スピード感も違いますね。
 また、メキシコは90分間走り続けようという圧倒的な運動量があります。この試合はマジで最後まで切れませんでした。日本選手はここまでできないし、やろうという気力もないでしょう。こうじゃないと勝てないという意味ではヒントになるものの、日本人にできそうか?と言うと
 あと、感想書き終えたところでの私の応援チームは、これで3勝3敗2分けで完全に五分に。前回みたいに負けまくりじゃないので、かなり楽しめています。
GK
13 ギジェルモ・オチョア 6.5
DF
2 ウーゴ・アジャラ 6
3 カルロス・サルセド 6
15 エクトル・モレーノ 7
23 ヘスス・ガジャルド 6.5
MF
7 ミゲル・ラジュン 7
11 カルロス・ベラ 7(58分OUT)
16 エクトル・エレーラ 7
18 アンドレス・グアルダード 7.5(74分OUT)
22 イルビング・ロサーノ 8(66分OUT)
FW
14 ハビエル・エルナンデス 7.5



■2018/06/19 もうマルケスいないし…と思ったら出てきてびっくり!39歳だぞ!?

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第1節 ドイツ 0-1 メキシコ
ロサーノ(前35)

GK
13 ギジェルモ・オチョア 6.5
 32歳。GKはあんまり見ないのですけど、前回大会最も印象に残ったGK。今日もすごかったですね。
 クロースのFKをわずかに触ってポストに逃れるというプレーが前半に。後半、オフサイドとなったシュートもきちっと対応していました。枠に行っていないシュートでもポジショニング良く、ジャンプしてもし枠に来ても大丈夫といった感じ。良いGKです。
DF
2 ウーゴ・アジャラ 6
3 カルロス・サルセド 6
15 エクトル・モレーノ 7
23 ヘスス・ガジャルド 6.5
 23歳。左サイドバック。カウンターのピンチでしぼってミュラーに対応。後半は低めのところでかわしてからつないでいくプレーも見られました。
MF
7 ミゲル・ラジュン 7
 29歳。想定では左サイドバック予想でしたが、中盤で登場。後半カウンターで裏へのスルーパスありました。1点もの。ただ、驚いたのが落ちない運動量。後半になっても前に1人残っていたプレーでシュートまで行きました。その後もよく走っていてミスパスを拾うところも。スタミナがすごいのですけど、なおかつスピードが衰えませんでした。攻撃が良いというよりは、運動量とスタミナですね。すごいですわ。
11 カルロス・ベラ 7(58分OUT)
  29歳。トップ下みたいな感じ。期待していたなかったんですけど、すごかったです。前半からよく触っており、攻撃の中心に。運動量多く、いろんなところに顔を出します。また足元のテクニックがあり、細かいドリブルができ、なおかつスピードがあります。裏へのちょっと惜しいパスもあったものの、とにかくドリブルが効いていました。
 それだけに早い時間でCBタイプとの交代は問題ではないかと思ったのですけど、監督采配ズバリでさすが試合巧者のメキシコということで、1-0で逃げ切りました。
16 エクトル・エレーラ 7
18 アンドレス・グアルダード 7.5(74分OUT)
 31歳。メキシコは好きだけど好きな選手はいないと思っていました。でも、前日に想定メンバー見てて、あっ!と。確か グアルダードは左足で柔らかいボール蹴っていて、すごい好きだった気がします。ドス・サントスも好きで、彼と比べると全然評価高くなかったのですけど、同じくらい好きでした。
 が、やっぱベテランになっちゃいましたね。試合展開的にも彼が決定的なパスを出すようなところはなし。 採点はめちゃくちゃ高評価ですけど、私の好きな感じのボールは出ませんでした。
22 イルビング・ロサーノ 8(66分OUT)
 22歳で右利きで左でプレーするドリブラーということで楽しみにしていた選手。
 トラップなど見ているとタッチが良いです。スピードがあります。引っかかるところもありますけど、よく仕掛けておりいいですね。
 カウンターで左サイド遅れていたのですけど、めちゃくちゃなスピードで上がってきてフリーで持てました。その後遅れて守備選手入ってきたものの、切り返してシュート。コースは厳しくなかったものの決まり決勝点に。
FW
14 ハビエル・エルナンデス 7.5
交代出場
DF21 エドソン・アルバレス 6(58分IN)
FW9 ラウール・ヒメネス 6(66分IN)
MF4 ラファエル・マルケス 6(74分IN)
 メキシコは好きだけど、マルケス引退しちゃって好きな選手いないな…と思っていたのに途中から出てきてビビりました。39歳ですって。しかも、先発の可能性あるほどコンディション良いって説明ありました。化物か!? フィールドプレイヤーで5大会連続出場ってちょっとおかしいですね。
 ただ、さすがに 39歳であり、すごい奪い方はありませんでしたし、ゲームメイクするという展開でもありませんでした。ただ、ドイツ相手に勝ち切るというところで、経験ある選手の投入という意味でしょうから、立派に役割を果たした感じです。
(【ドイツ0-1メキシコ|採点&寸評】値千金弾のロサーノがMOM。最低評価はメキシコの激しいプレスの餌食になったあのMFに | サッカーダイジェストWebより)




■2018/06/24 試合巧者なメキシコ、1点取った時点でほぼ勝利が確定

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第2節 韓国 1-2 メキシコ

 初戦負けている韓国が、初戦勝っているメキシコに対して攻める必要がありました。しかし、キープ力や地力で勝るメキシコが押す展開。韓国はカウンターサッカーなのでむしろ良い感じだったのですけど、ラッキーな感じでPKで先制。こうなるとメキシコは試合巧者ですので、ほぼ勝利が決定しました。
 得点したあともある程度メキシコは前に出ていました。ただ、後半は逃げ切り体制にチェンジ。1点失点したのは誤算でしょうが、勝ち点3はきっちり取ってきました。
 韓国も好きな時期ありましたが、今の韓国は 好きじゃないので継続して好きなメキシコを応援。感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、7勝10敗3分け。まだ借金が多い状況です。
GK
13 ギジェルモ・オチョア 6.5
DF
3 カルロス・サルセド 7
15 エクトル・モレーノ 7
21 エドソン・アルバレス 6.5
23 ヘスス・ガジャルド 6
MF
7 ミゲル・ラジュン 6.5
11 カルロス・ベラ 7
16 エクトル・エレーラ 6
18 アンドレス・グアルダード 6.5(引用者注:オリベ・ペラルタとなっていたので訂正)
22 イルビング・ロサーノ 7
FW
14 ハビエル・エルナンデス 7.5
交代選手
MF4 ラファエル・マルケス 6(68分IN)
FW17 ヘスス・コロナ 5.5(71分IN)
MF10 ジオバニ・ドス・サントス ‐(77分IN)
(【韓国1-2メキシコ|採点&寸評】地力の差を見せつけたメキシコ。MOMはエースの大役を果たしたエルナンデス! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/24 交代の3人マルケス、ヘスス・コロナ、ドス・サントスも良い選手

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第2節 韓国 1-2 メキシコ
【韓国】ソン・フンミン(後48)【メキシコ】ベラ(前26[PK])エルナンデス(後21)
GK
13 ギジェルモ・オチョア 6.5
 32歳。DFの後ろから出てきたシュート。反応はしていたものの、届かず失点。ただ、やむを得ないというところ。今日はそこまで良いセービングはなかったんですけど、私の中では引き続きベスト11候補です。
DF
3 カルロス・サルセド 7
15 エクトル・モレーノ 7
  30歳。CB。ほとんどの時間は良いプレーだったのですけど、ミスパスでちょっとヒヤッとするところありました。
21 エドソン・アルバレス 6.5
  20歳。前回途中から出てきた選手で、今日は右サイドバックで先発起用。186cmの長身。確か以前同名の長身の選手を、CBをネイマールや宇佐美、柴崎世代のワールドユースで見たのでその人かと思ったら、現在20歳というもっともっと若い選手。
 抜擢起用だったのですけど、この選手が見ていて一番危なかっしかったですね。抜かれる場面、ミスパスなど、失点には繋がらなかったものの、やらかしそうでヒヤヒヤでした。
23 ヘスス・ガジャルド 6
MF
7 ミゲル・ラジュン 6.5
 29歳。今日も右の中盤で登場。すっとペナルティーエリア内で下がっていき、うまくフリーになってシュートまでいく良いプレー。ただ、今日はそれほど目立たず。特に悪かったわけではないですけどね。
11 カルロス・ベラ 7
  29歳。やはりトップ下。カウンターでワンタッチでかわすプレーが良かったです。この後の右へのパスはかかりそうでそれほどよくないと思ったものの、通ってチャンスに。
 PK時間をかけられてプレッシャーのかかる場面でしたが、助走を長くとって落ち着いて決めていました。また、相変わらず狭いところでもうまいですし、運動量があります。良い選手ですね。
16 エクトル・エレーラ 6
18 アンドレス・グアルダード 6.5
 31歳。以前好きだった攻撃的な選手ですけど、やはり全くタイプ変わりましたね。中盤の低めの位置で守備重視、うまい守備を何度も見せていました。ポイントを抑えています。
 パスはちょくちょくひっかかる感じ。以前もそうでしたが、以前は高い位置のチャレンジするボールでしたので、この位置でのミスパスとは質が異なります。
 それほど良かったというプレーではないものの、 左サイドに珍しく上がっていったところで上げたクロスが手に当たってPK。重要なプレートなりました。
 後半は、自分のシュートのこぼれ球を再びシュート。コースが限定されており、GKのファインセーブが出ましたけど、その中では左隅というベストなところで良いシュートでした。また、右の裏にカウンターでの素晴らしいボールを出していました。
22 イルビング・ロサーノ 7
 22歳。今日もスピードを見せていました。また運動量も相変わらずで、守備で素晴らしいところを何度も見せていました。やや遅れたものの、ギリギリ戻ってピンチを防ぐ対応などがありました。
 攻撃では、最後のシュートは浮いたものの、 3人相手にシュートまで行くプレー。後半は、カウンターでトラップをきちんとやってチャンスに。2人のDFが彼を見て、左右どちらに出してもというところで左を使ってアシストも記録。
FW
14 ハビエル・エルナンデス 7.5
  30歳。愛称 はチチャリート。好きなタイプではないんですけどいい選手です。今日は守備でも運動量多くすごく頑張っていました。
 また、カウンターの場面。フリーでもらい遅れて入ったDFのをワンタッチ目でかわして落ち着いてゴール。本当シュートがうまい選手です。
交代選手
MF4 ラファエル・マルケス 6(68分IN)
 39歳。今日も守りに入る象徴的な交代で登場。以前ほどではないものの、左右にボールを散らし、指示を出しながらゲームを作っていました。GKへの弱いバックパスは失点しかねないところでした。やはりさすがに年ではあります。
FW17 ヘスス・コロナ 5.5(71分IN)
 25歳。ロサーノとともに注目選手ということで楽しみにしていたのですけど、初戦出てこなくて残念だった選手。守りに入った時間帯 での登場ですけど、カウンターは出ており、生きそうな展開でした。ただ、今日は良いところは見せられず。
MF10 ジオバニ・ドス・サントス ‐(77分IN)
  29歳。8年前はグアルダードとともに激惚れした選手。ただ、伸び悩んでしまい、4年前の時点で8年前ほどは好きじゃありませんでした。今日も特に印象に残るプレーはなし。



■2018/07/03 ブラジル相手に前半は押し込むが、後半の交代でやや自滅の格好のメキシコ

ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト16 ブラジル 2-0 メキシコ

 3戦目は疲労が目立って0-3で負けたというメキシコですけど、ノックアウトステージではやや間があったので回復してきた感じ。前半は引かずに前からの守備でメキシコペース。 守備は崩れておらずスペースがなく、ブラジルはチャンスを作れません。30分すぎからやっとちょっとという形でした。
 ただ、後半は立ち上がりからブラジルペース。そして、その時間帯にすぐ得点。こうなるとメキシコは苦しいですね。ブラジルの良さが出てきて2点目。後半は完全にブラジルのペースという感じで、打つ手がなくなってしまいました。
 メキシコで驚いたのは、39歳のラファエル・マルケスを先発起用したこと。それまで比較的守備的な役割をしていたグアルダードとエレーラとの併用。3枚守備できる選手を置いてきた形です。ただ、これは正解だったでしょう。守備が安定するとともに他の二人は攻撃への関わりが増えました。
 一方で、このラファエル・マルケスを後半頭で下げてしまいました。年齢を考えたものや攻撃へのシフトチェンジというのもあったのかもしれませんし、このせいでとも言い切れないものの、後半は立ち上がりに崩れてしまいました。やや自滅の感があります。
 ネイマールに対するRSBが一枚もらっており、それを気にした可能性もありますが、彼は結局残されてDHにして、その後しばらくして交代と やや無駄を感じました。また、体調が万全でなかった感じのエルナンデス先発起用でも、交代カードを無駄遣いした感じ。当たった采配と当たらない采配で大きく分かれてました。
 大好きなチームですので残念な敗退。これで応援チームは、16勝16敗6分け(1試合応援なし)。今大会は五分が続きます。
GK
13 ギジェルモ・オチョア 6.5
 32歳。前半は、切り返しから左でドフリーになったネイマールに走っていて好対応。前後半ともに、他にもかなりのシュートを防ぐ良いプレーがありました。2点目の失点もほとんどコースが変わらなかったものの、ネイマールのパスに足でわずかに触っており、やはりレベルが高いプレー。3失点した3戦目は見ていないのですけど、今大会のベストGK候補と言って良いでしょう。
DF
2 ウーゴ・アジャラ 6
3 カルロス・サルセド 5.5
21 エドソン・アルバレス 5.5(55分OUT)
  20歳。RSB。若い選手は基本的に好きではあるものの、これまでの彼のプレーには不安があり、起用が疑問の選手でした。ネイマールから良いスライディングで行ったプレーが褒められていたものの、その前のサイドチェンジのボールをヘディングできると見誤って対応が遅れたためギリギリのプレーになりました。どちらかと言うと良くないプレー。
 さらにその後やはりネイマールだったかな、足に行ってイエローカード。RSBを変えてきたのは、このイエローカードのせいもあったかもしれません。ネイマールにいけなくなりますからね。彼はその後もしばらくDHでプレーしていましたが、10分でアウトしています。
23 ヘスス・ガジャルド 6
MF
4 ラファエル・マルケス 6(46分OUT)
 39歳。まさかの先発起用。往時よりミスパスはある選手であり、年齢のせいとも言えないでしょうが、いくつかミス。ただ、良いところを守っているというのは、昔を思わせるプレー。他の二人がより攻撃に出れるようになり、良い起用だったと思います。しかし、年齢のこともあるのか、45分でアウト。この後、チームは崩れてしまいました。
16 エクトル・エレーラ 5
18 アンドレス・グアルダード 6
 31歳。今日はマルケスがいたため、前半は今までになく攻撃のときにうまく顔を出していました。ただ、好きだった頃のような絶品パスは飛び出さず。ここらへんはやはり落ちてしまった感じがあります。
FW
11 カルロス・ベラ 6
  29歳。今までは自由に動くトップ下であったものの、WG(SH?)での起用。前半はLWGの時間が長く、途中から右に行った感じでした。ここでも良さは出ていますね。この右のベラは今まで使っていたラジュンよりむしろやや攻撃的という選択でした。
  前半、左から縦に行ってCK取るという良いプレー。また、低めの位置から、左サイドのラインを割らずにまっすぐに入れる縦のボールも良かったです。
 さらに素晴らしいアーリークロスが1本。もう一つアーリー気味に逆サイドに入れたものもチャンス。さらにかわして後ろからの選手に低いボールを入れる場面もあり、チームが良かった前半は中心となっていました。
 ただ、この良かったときは左サイドで、左利きなので中へのボールが中心。ところが、このとき中にいたCFエルナンデスはどうも本調子ではなさげ。良いときに得点に繋がるところまでいけませんでした。
14 ハビエル・エルナンデス 5(60分OUT)
22 イルビング・ロサーノ 6.5
 22歳。前半途中までいつもとは逆のRWGでの起用。ロングボールでややトラップがずれたもののコントロールして、しかけてボール入れてチャンスというプレーはありました。ただ、良さが出きったとは言えない日になった感じです。
交代選手
MF7 ミゲル・ラジュン 5.5(46分IN)
  29歳。今までのRSH(RWG)ではなく、RSBで登場。もともとLSB予想があった選手で、今大会見ていてもよく守備ができる選手。ただ、運動量が落ちない選手ですので、彼の先発起用で良かった気もします。とはいえ、このRSBへの投入が当たったかというのは微妙。ネイマールが空いてしまう場面が多かった一方で、攻撃で大きなチャンスが作れたわけでもありません。
MF6 ジョナタン・ドス・サントス 5.5(55分IN)
 28歳。私が以前好きだった ジョバニ・ドス・サントスの弟。どういうタイプか知らなかったものの、やはり小柄で攻撃的な選手。背が小さいですし、細かく触る感じのタッチですね。結構動いてボールに触って、リズムは作っていました。ただ、決定的なところまで持っていく力はありませんでした。
FW9 ラウール・ヒメネス 5.5(60分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル2‐0メキシコ|W杯選手採点&寸評】規律正しかったスター軍団。“王国”のエンジンが温まってきた! | サッカーダイジェストWebより)