2025年11月30日日曜日

Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

■2018/05/24 Jリーグ、イニエスタ獲得の神戸のために外国人枠撤廃へ…と報道
■2018/05/24 中国では外国人枠制限 爆買い理由だが国内選手育成の狙いも
■2018/10/17 外国人枠撤廃ではなく5人増加決定 一方で地元選手優遇案は先送り■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス




■2018/05/24 Jリーグ、イニエスタ獲得の神戸のために外国人枠撤廃へ

 Jリーグが、外国籍選手枠撤廃の検討に入ったとのこと。すでにJFAハウスで実行委員会を開き、各クラブの代表者に伝えています。
  このほど、ヴィッセル神戸はバルセロナからアンドレス・イニエスタ(34)獲得に成功。すでに外国人選手枠が埋まっていることなどで、チームが不利益を受ける可能性があります。その改善策として来季からの外国人枠緩和&撤廃が実施される見込みとなったそうです。

(イニエスタがJリーグ動かした、来季外国人枠撤廃へ - J1 : 日刊スポーツ[2018年5月23日5時0分]より)


 スポンサーであるダゾーンの影響の指摘もありますけど、こういう特別扱いみたいなのってどうなんですかね? イニエスタに関しては、すでに決まった背番号の変更もルール違反ではないかといった反応もあります。
 ただ、外国人枠撤廃は意外に賛同の声が多いんですよね…。


■2018/05/24 中国では外国人枠制限 爆買い理由だが国内選手育成の狙いも

 中国リーグに関しては、外国人選手の獲得を揶揄していんじゃねーの?と思って検索したものの、上位では一般の反応をまとめたものが見つからず。
 とりあえず、中国の場合は特殊事情があっての対策でした。

・利益をあげていないサッカークラブ(ほとんどのクラブが該当)に対し、新しく選手を獲得するのに2倍の金額を支払わなければならないというルールを追加。
・有名外国人選手を獲得するのに大金を費やす一方、収入はこれより極端に少なく、健全な経営状態ではないため。
 ・外国人保有枠も制限。低迷する中国代表への危機感によるもの。

 また、ヨーロッパでは、国内の選手がほとんどいない試合…という事態がすでに起きています。なので、これだけJリーグの方針転換に賛同が多かったというのは意外でした。


■2018/10/17 外国人枠撤廃ではなく5人増加決定 一方で地元選手優遇案は先送り

 日刊スポーツは 外国人枠撤廃と報じていましたが、ガセだったのか、途中で変わったのか撤廃はないようです。ただ、増加するというのは本当だったみたいですね。
  Jリーグは、来季からの拡大を検討する外国籍選手枠について、J1は現行の原則3人から5人が出場できるように増やす案をまとめたとのこと。有力な外国籍選手が増えることで、競争力や魅力の向上を目指す施策としています。
  当初私が書いた、日本選手の出場機会が減ることなどへの懸念もあるようです。地元選手の登録を義務づける「ホームグロウン制度」も併せて検討しているといいます。しかし、細部については継続審議となったとのことで、こちらは怪しいですね。
 また、「地元選手」を優遇というのは、「日本人選手」を優遇するのとはやや異なる対応策。海外では実例あるんでしょうか。興味のあるところです。


■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

 別のところで書いていたJリーグの外国人枠に関する話をこちらにも。<【スカサカ!ライブ】賛成? 反対? Jリーグの外国人枠撤廃について識者が激論 | サッカーキング>(2018.08.14)という記事についての話です。

・下村東美(セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉でプレー) 反対
「選手をやっていた身からすると、Jリーグは日本人選手を育てるためのリーグという前提があると思っているので、撤廃してしまうと極端な話、日本人選手が1シーズン全くプレーできないチームも出てくると思う。そうなると、果たしてそれがJリーグ、日本人のためになるのかというリスクは間違いなくあるのかなと思っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180814/812587.html

 予想外だったのは、議論を進めていく中で、外国人枠撤廃に反対派だったこの下村東美さんも外国人枠撤廃のメリットを認めるような形になってきたとのことです。
 「世界が先に進んでいるかもしれないですけど、そこに追いつき、追い越すためには、刺激も間違いなく必要」「一発で試合を決めちゃう選手がいる。そういう選手たちと触れる機会が自国のリーグであるのはメリットですね」といった話をしていたそうです。
 最後には「(外国人枠撤廃)は社会全体的に見ても、何かを取り入れるチャンスかなと思いました。反対派だったんですけど、なんかちょっと肯定派になってきつつあります」としていて、だいぶ意見が変わってしまいました。


■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス

 一方、最初から賛成意見だったのは、河治良幸(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当)さんです。

「理由としては、W杯の時の主力が海外組中心で、国内組のレギュラーが昌子(源/鹿島アントラーズ)1人だけだった。その理由は、(選手の)レベルじゃないんです。耐性というか、外国人に対する慣れがものすごく大きくて。もちろん海外に行ってそこの環境に揉まれるという、オフ・ザ・ピッチも含めたところも大事なんですけど、一方で外国人の選手たち、特徴の違う選手たちを受け入れた中で勝負をしていって、その中で経験を積むのはすごくメリットが大きいと思うので」

 ただし、河治良幸さんはバランスを取っていくのが大事としています。「実際にヨーロッパで撤廃しているところでも、何人まで自国の選手を入れなければならないとか、アカデミーやユースを含め、ホームタウンで育った選手を何人以上入れなさいとか、そういうホームグロウン制度を条件つきでやっている」としていました。完全撤廃のイメージとはちょっと違いますね。

 おもしろいと思ったが、オーストラリアの例です。「基本的に外国人枠がないんですけど、自国の選手を一定時間以上出すと、放映権料が入ってくるんですね。22歳以下の選手だと、出場時間が2倍に換算されてその分入ってくるとか。だから自国の選手を出せば出すほど得することになるんですが、勝たなきゃいけないので、そこのバランスを考えながらやっている」としていました。
 これ、強豪チームや人気チームなど資金的に強いチームだったら、自国の選手を気にせず使える…ということになります。資金的にはバランスが取れますね。また、自国の選手が少ないと不人気になって資金面に影響する可能性もあり、これもリーグ全体の資金的なバランスを取る要素になるかもしれません。本当おもしろいですね。


2025年11月29日土曜日

16歳でモロッコ代表!天才ハキム・マストゥールが消えた理由

■2014-09-21 ハキム・マストゥール 15歳でACミランベンチ入り、16歳でプロに
■2017/01/07 マストゥール、16歳363日で史上最年少でモロッコ代表にデビュー■2025/11/29 16歳でモロッコ代表!天才ハキム・マストゥールが消えた理由■2018/06/18 レアル・マドリーの19歳ハキミや20歳のアミンヌ・アリットがスタメンで若いモロッコ
■2018/06/21 ポルトガルを圧倒!脳震盪から復帰のノルディン・アムラバトが乗りまくりも敗退
■2018/06/26 3戦とも良いゲームをしたモロッコ、最後のスペイン戦は勝利目前だった…


■2014-09-21 10:57:54 ハキム・マストゥール 15歳でACミランベンチ入り、16歳でプロに
 私が知った時点ではACミランの下部組織所属でした。

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 これを見たのは以下の記事。

【衝撃サッカー動画】ネイマール選手と15歳天才少年のフリースタイル対決がカッコよすぎてヤバい!! | ロケットニュース24 原田たかし / 2014年2月2日
http://rocketnews24.com/2014/02/02/409657/

 イタリア生まれですが、モロッコ人の両親を持つそう。移民の2世? イタリア人なんですかね? 国籍はあとで調べます。
 "15歳とは思えないテクニックを持ち、高速ドリブルで得点を量産するフォワード"とのこと。

<iframe width="640" height="360" src="//www.youtube.com/embed/fQIJBmtmJR0?feature=player_detailpage" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

 2月2日の記事の時点では"その若さでトップチームへの昇格が噂されるほどの才能の持ち主"でした。

-----引用 ここから-----
本田に新ライバル?ミラン、最終節で15歳MFデビューへ ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 ACミランの日本代表MF本田に新たなライバル出現?14日付のガゼッタ・デロ・スポルト紙は、最終節サッスオーロ戦で15歳11カ月の攻撃的MFハキム・マストゥールがベンチ入りしデビューする可能性を報じた。

 モロッコ系イタリア人のマストゥールは13日からトップチームの練習に参加。セリエA規定では16歳以下の選手は登録できないことになっているが、誕生日が間近でシーズン終了間際ということもあり、クラブはセリエAから特例許可を取得。
[ 2014年5月15日 07:25 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/05/15/kiji/K20140515008164820.html
-----引用 ここまで-----

 実際にはデビューしませんでしたが、ベンチ入りはしたようです。

 そして、その後プロ契約。

-----引用 ここから-----
ミラン、マストゥールと16歳の誕生日にプロ契約 - Goal.com

ミランは15日、クラブの公式ウェブサイトで、ハキム・マストゥール(16)とプロ契約を結んだことを発表した。

モロッコの血を引くものの、イタリアの年代別代表にも選出されているマストゥール。セリエAの最終節でクラレンス・セードルフ前監督がチームに招集し、クラブ史上最年少デビューかと騒がれたのは記憶に新しいことだ。
http://www.goal.com/jp/news/1867/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2/2014/06/16/4887098/%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A8%EF%BC%91%EF%BC%96%E6%AD%B3%E3%81%AE%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5%E3%81%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E5%A5%91%E7%B4%84
-----引用 ここまで-----

 イタリアの年代別代表に入っているとのことでやはりイタリア国籍ありますね。よくある二重国籍で、A代表に入るまでにどちらに入るか選ぶ…という形になるのではないかと。

 また、7月20日に行なわれた「プレシーズンマッチ」(親善試合)、ACモンツァ・ブリアンツァ1912(イタリア4部)対ACミラン(イタリア1部)では、ハキム・マストゥール(#98)(16歳)がMFで登場。チームの2点目をアシストしていたようです。

<iframe width="640" height="360" src="//www.youtube.com/embed/l_aHtuMOt5w?feature=player_embedded" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

■2017/01/07 マストゥール、16歳363日で史上最年少でモロッコ代表にデビュー

 デビューは、レンタル先のリーガ・エスパニョーラのマラガになりました。また、代表は結局モロッコを選択。というか、デビュー早いなぁ。

-----引用 ここから-----
ハキム・マストゥール - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%AD%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AB

国籍     モロッコの旗 モロッコ
イタリアの旗 イタリア
生年月日     1998年6月15日(18歳)
出身地     エミリア=ロマーニャ州の旗 エミリア=ロマーニャ州
レッジョ・エミリア県レッジョ・エミリア
身長     176cm
体重     65kg

ハキム・マストゥール(アラビア語: هاشم مستور‎、イタリア語: Hacim Mastour、1998年6月15日 - )は、イタリア・エミリア=ロマーニャ州レッジョ・エミリア出身のモロッコ代表サッカー選手。PECズヴォレに所属。ポジションはFW、MF。(中略)

マラガCF時代

2015年8月31日、マラガCFへ2年間のレンタル移籍をした[4]。11月7日、プリメーラ・ディビシオンのレアル・ベティス戦で交代途中出場でプロデビューを果たした[5]。2016年7月7日、1年間が経過した時点でレンタルを終了してミランへ戻ることになった[6]。

PECズヴォレ時代

2016年7月14日、オランダのPECズヴォレにレンタル移籍した[7]。

代表経歴
2015年6月13日にアフリカネイションズカップ2017予選のリビア代表戦に16歳363日で史上最年少でモロッコ代表にデビューした[8][9]。
-----引用 ここまで-----

 注目選手ですが、日本では早熟の天才は大抵潰れますからね。順調に伸びてくれることを願います。


 ■2025/11/29 16歳でモロッコ代表!天才ハキム・マストゥールが消えた理由

 すっかり忘れていたモロッコのハキム・マストゥール。”注目選手ですが、日本では早熟の天才は大抵潰れますからね。順調に伸びてくれることを願います”と書いていたら、マジで潰れてしまったようです。
 テクニシャンタイプだったので、フィジカルの問題かな?と見ると、やはりそう書いているサイトがあります。日本も早熟のテクニシャンタイプが大成しないことが多かったですね。ただ、それ以外にもいろいろな理由が挙げられていました。

・ハキム・マストゥールの成長となぜ大成しなかったのか - アクティビティポータル
https://activities.awaisora.com/2025/07/09/173e4e8c-e88e-4240-8b48-c222c5ccb447/
・パフォーマンスが安定しない
・怪我
・フィジカル面が弱点
・若い頃の成功にしたためか、規律や責任感が欠けていた

 前回の投稿は、2016年7月14日、オランダのPECズヴォレにレンタル移籍したところまででしたが、2018年9月5日には早くもACミランとの契約が終了したようで、ギリシャのPASラミア1964に完全移籍。この時点で、落ちすぎですね。
 さらに、2019年10月18日、レッジーナに3年契約で加入。イタリアに復帰したのですけど、なんとこのときのレッジーナはセリエC。3部でした。落ちぶれ方が激しいです。
 2022–2023シーズンより母国モロッコのクラブに入団したものの、モロッコですら精彩を欠いては転々とし、2024年から無所属という恐ろしい落ちぶれぶりでした。
 ただ、2025年、セリエC・ジローネAのヴィルトゥス・ヴェローナと契約しており、再びなんとかイタリアの3部に戻れています。3部復帰でも御の字ってのは、辛いですね。

 なお、A代表は以前紹介したあの1試合だけみたいですね。ウィキペディアでは1という記録です。ただ、本文では、<2015年6月13日にアフリカネイションズカップ2017予選のリビア代表戦に16歳363日で史上最年少でモロッコ代表にデビューした[13][14]。その後は、10番を背負ったこともある>と書いており、もう少し試合に出てそうな雰囲気なので、データが欠けているのかもしれません。




■2018/06/18 レアル・マドリーの19歳ハキミや20歳のアミンヌ・アリットがスタメンで若いモロッコ

ワールドカップ2018グループリーグ1戦目 モロッコ 0-1 イラン

 テクニックのある選手が多いと聞いて楽しみにしていたモロッコ。 守備が強いということで、大物食いも期待していました。
 相手のイランはアジアで強かったらしいのでてっきり攻撃的なチームだと思っていてハマると思ったのですけど、イランも守備が強いチームとのこと。で、リズムをつかんだときに決めきれずに、モロッコとしては競り負ける形に。残念です。感想書いた試合では、これで応援チームは1勝2敗1分け。疫病神状態ではないものの、やや負け先行です。

GK
12 ムニル・モハメディ 6
 29歳。前半終わり頃、1対1で足を出して当てて、続くシュートも手で反応したプレーが印象に残りました。
DF
16 ノルディン・アムラバト 6(76分OUT)
5 メディ・ベナティア 6
 31歳。パスを出せる選手と聞いて期待していました。が、ちょくちょくパスが引っかかっており予想外。ただ、サッカーダイジェストの評価は特に悪くありません。
6 ロマン・サイス 6
2 アシュラフ・ハキミ 5.5
 レアル・マドリーの19歳。スピードと足元と運動量といろいろあると聞いていて楽しみにしていた選手。でも、今調べてみたら、本来は右なんだそうな。
 見ていると、確かにスピードあります。走り出した選手に、スルーパス系のパスを通してチャンスに。右足でのクロスでもチャンスを作っていました。見ているときは知らなかったんですけど、ここらへんが本職は右ってところですかね。
 サッカーダイジェストでは低評価でしたが、ピカピカ輝いていなかったものの、悪くはないと思いました。ただ、最後の方は疲れたのか、ボールをきちんと止められないミスなども。もっと見たい選手ではあります。
MF
8 カリム・エル・アーマディ 5.5
 33歳。見ていて気になったのはファールで止めることが多いこと。それだけ仕事しているってことなんでしょうけどね。調べてみると守備特化というわけではなく、パスを出せる選手のようです。ただ、ファイター的なところはありそうでした。
7 ハキム・ジェイフ 5.5
 25歳。ツィエクとも。左SHの紹介でしたが、右かなぁ?ドリブルもパスも出せる選手とのことで見たかった選手。最初のCKでのトリック的なプレーでいきなりドフリー。しかし、空振り。トリックプレーだとよくあります。
 後半は良いシュート見せる場面もあったものの、そこまで目立たず。
14 ムバラク・ブスファ 6
10 ユーネス・ベルハンダ 6
18 アミンヌ・アリット 6(82分OUT)
 20歳。アミーヌ・アリとも。ドリブルやパスができるということで見たかった選手。右SHの紹介でしたが、左かなぁ?
 立ち上がりいきなり3人かわして、その後3人に囲まれても取られずにパス出すプレー。たまげました。ボールタッチがすごく良いです。前半は他にスピードで抜いてシュートまで行くプレー。
 後半も中央で3人抜いてくるプレー。ただ、パスはひっかかりました。パスも良いということでしたけど、こういう風にパスはあんまりに見えました。また、ドリブラーらしくムラがありそう。消えている時間が長かったです。でも、それを含めて好きになれそうな選手。もっとみたいですね。
FW
9 アユブ・エル・カービ 5.5(77分OUT)
交代選手
MF21 ソフィアン・アムラバト -(76分IN)
FW20 アジズ・ブハドゥズ -(77分IN)
DF4 マヌエル・ダ・コスタ -(70分IN)
(採点とメンバーは、【モロッコ 0-1 イラン|W杯選手採点】 MOMは激闘を制したイランのいぶし銀ボランチに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/21 ポルトガルを圧倒!脳震盪から復帰のノルディン・アムラバトが乗りまくりも敗退

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB第2節 ポルトガル 1-0 モロッコ
 守備から入るチームのモロッコですが、またしても守備型のチームであるポルトガル戦ということで辛い感じに。しかも、初戦負けているので攻めざるを得ません。その上、わずか7分という早い時間帯に失点しました。
 ただ、 ポルトガルの武器である速攻が出る展開になると思ったのに、全然得意のカウンターが炸裂しません。後半は特にミスパスを連発して、攻めまくっていました。こぼれ球を拾えますし、球際でも取れていました。モロッコの方が良かったですね。
 同じ日に前半の1点を取って守りに入って勝ったウルグアイとは違って、チャンスができていました。しかし、その最後のところで決められず。残念な2連敗となりました。
 で、この試合もモロッコの方を応援していましたので、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、これで3勝7敗2分けにというひどいことに。大好きなチームが予選で負けて出てきていないので精神的なダメージは意外にそれほどでもないのですけど、負けに負けていますね。

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB第2節 ポルトガル 1-0 モロッコ
GK
12 ムニル・モハメディ 5.5
 1対1の場面でのシュートを片手でとく止めました。失点の場面も彼のせいではなく、悪くなかったです。
DF
2 アシュラフ・ハキミ 6
 19歳。左サイドバック。名前はアクラフのみで紹介している放送もありました。ボールを球際でカットして、続けてもう一度の球際に強いところ見せて上がってくるプレー。ただ、良さが完全に出ていたかというとそうではない感じ。本職は右ということで、そちらで見たかったですね。
4 マヌエル・ダ・コスタ 6
 32歳。CB。ロナウドの動きが素晴らしすぎたのでかわいそうですけど、CKでついていけずに失点。右の裏へ一気にロングボール入れるなど良さもあったものの、あの1点が大きかったです。
5 メディ・ベナティア 6
 31歳。CB。ロナウドのトラップしたところを狙うなど、良い守備。ただ、後ろから足に行くプレーも目立ち、前半にイエローカードをもらっていました。これが後半に響く可能性があったものの、幸いポルトガルが完全に沈黙。
 一方、後半は攻撃で目立ちました。なぜかセットプレーでことごとく彼のところに。特にキックでシュートを打つ場面が多くありました。ただ、浮いているボールで抑えて打つには相当の技量がいります。チャンスをことごとく外すということになってしまいました。
17 ナビル・ディラール 6.5
 ゴール前イラッとした感じでぶつかっていってファール。ロナウドというキッカーがいる相手にやってはいけないプレー。これが彼だった気がしますが、メディアでは特に指摘されていませんでした。
MF
7 ハキム・ジイェフ 6.5
 25歳。ツィエクとも。初戦はやはり右だったみたいですね。今回は本来の左。私が一番見たかったアミーヌ・アリのポジションで、今回途中交代でも出てこなくて残念だったのですけど、ジイェフはすごく良かったです。
 高めのボールをピタリとコントロールしてからドリブル。うまいですね。すっと交わしてシュートまで行くプレーも見せていました。
 今日はセットプレーを多く蹴っていました。ムラがあり、良くないボールもあるものの、時折良いボールが出てチャンスになっていました。前半合わなかったものの、CKから早い低めのボールはおもしろかったほか、後半がかなりチャンスに。でも、最後が決まらない。
 途中から再び右に回っていましたが、こちらでもスピードを見せてシュートまで行く良いプレーがありました。
8 カリム・エル・アーマディ 6(86分OUT)
10 ユーネス・ベルハンダ 7(75分OUT)
 28歳。右の足の裏でボールを戻し、今度は左の足の裏で前に出しながらターンするという動きを2度やっていました。得意なのかもしれません。ただ、低い位置でのプレーであり、全体にも悪かったわけではないものの、決定的な仕事はできませんでした。
14 ムバラク・ブスファ 6.5
16 ノルディン・アムラバト 6.5
 31歳。右SHでプレー。初戦脳震盪で途中交代で病院。この日はヘッドギアをつけての登場でしたが、やりづらいのか途中で外しちゃっていました。で、解説でも言われていたように、その後ギアが上がった感じ。めちゃくちゃ乗っていました。引っ張られてあわやPKという場面も。
 スピードと運動量がありますね。テクニックのあるドリブルというよりは勢いで来る感じ。おまけに球際でも強さを見せていました。
 中より外が良いという感じで、何度も右サイドを突破してチャンスを作っていて良かった選手。ただ、途中で左右を入れ替えてから目立たなく。ポルトガルが対応してきたので変えたという順番なのかもしれませんけど、これはもったいない采配に見えました。 
 ちなみに初戦の怪我での交代は、ワールドカップ初の兄弟による交代だったそうです。脳震盪なのでそれどころかじゃなかったでしょうけどね。
FW
13 カリド・ブタイブ 5.5(70分OUT)
 31歳。190cmの長身ですけど、ふわっとボールを浮かして抜いてくるプレーがあり、びっくり。しかし、仕事をきちんとしたかと言うと、そういう感じではなく、途中でアウトしてしまいました。
交代選手
FW9 アユフ・エル・カービ 5.5(70分IN)
MF23 メハディ・カルセラ=ゴンザレス 5.5(75分IN)
MF11 ファイチャル・ファジル ‐(86分IN)
(採点とメンバーは、【ポルトガル1‐0モロッコ|採点&寸評】試合巧者ぶりを見せつけたポルトガル。MOMは2試合連続弾のC・ロナウドに! | サッカーダイジェストWebより)




■2018/06/26 3戦とも良いゲームをしたモロッコ、最後のスペイン戦は勝利目前だった…

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB最終節 スペイン 2-2 モロッコ

  スペインはいつもなら最も好きなチームの一つなのですけど、今大会はイマイチで2戦目は見ませんでした。今回もむしろモロッコを応援気味。
 で、スペインはゆるいゲームの仕方しましたね。スペインは敗退決定のモロッコが相手で、ほぼ確定とはいえ、まだ確定ではなく、本来ならきちんと勝利する必要がありました。2位なら堅守で強豪のウルグアイ、1位ならロシアということで、1位通過かどうかで大きく変わるゲーム。なおさら勝つ必要があったのに、うまくまとまりませんでした。   一方のモロッコはややラフなところも前半はありましたが、スペインがゆるい中でミスが出たところで先制。すぐに追いつかれたものの、スペインはやはりいまいち緊張感なし。
  後半も相変わらずゆるく、再びリード。 ここでやっと本気になってギリギリ引き分け。モロッコは勝てそうだったので惜しいところでしたが、良いところは十分見せられました。
 引き分けだったので、応援チーム戦績は、10勝10敗5分け。五分のままです。

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB最終節 スペイン 2-2 モロッコ
【スペイン】イスコ(前19)アスパス(後46)
【モロッコ】ブタイブ(前14)エン=ネスティリ(後36)
GK
12 ムニル・モハメディ 5.5
DF
2 アシュラフ・ハキミ 6.5
4 マヌエル・ダ・コスタ 6
6 ロマン・サイス 6
  28歳。CB。GKも動けなかったヘディングシュートを戻ってクリア。他の場面でもよく守っていました。
17 ナビル・ディラール 6.5
MF
7 ハキム・ジイェフ 6.5(85分OUT)
8 カリム・エル・アーマディ 5.5
10 ユーネス・ベルハンダ 5.5(63分OUT)
14 ムバラク・ブスファ 5.5
16 ノルディン・アムラバト 6.5
 31歳。右SH。スペインが圧倒的にボールをキープしており、2戦目ほどは目立てず。しかし、ペナルティーエリア右の外から、クロスボールかなというところで、やや右内に回転かけたシュートを左角のバーに。驚きました。
FW
13 カリド・ブタイブ 6.5(72分OUT)
 31歳。ハーフウェイライン付近の高いラインでのパス回しでボーッとしているところ、 かすめとってそのまま走っていき、GKの股下を抜くシュートで先制。
 さらにハーフウェイライン付近の左のスローインで、高いラインの裏狙って抜けていきあわや2点目かというプレーも。
交代選手
MF11 ファイチャル・ファジル 6(63分IN)
MF19 ユセフ・エン=ネシリ 6.5(72分IN)
 21歳。右からのCKすごい高いジャンプでヘディング、右上に決めて一時勝ち越し。
FW20 アジズ・ブハドゥズ -(85分IN)
(【スペイン2‐2モロッコ|採点&寸評】モロッコの闘志に手を焼いたスペイン、首位通過を決めながらも採点は軒並み低調 | サッカーダイジェストWebより)

日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)

■2015/10/23 日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)
■2017/09/04 タトゥー1つで身体能力が3~5%も低下、発汗機能や体温調節機能を阻害
■2015/9/18 サッカーは運動量が多いほど勝てる…は本当か? 日本と海外で違い



■2015/10/23 日本人選手がシュートが下手な理由を論文で明らかに 富岡義志雄教授(東京経済大学)

 <ゴールを決められる選手と決められない選手の違いはどこにある?>(フットボールチャンネル 2015年10月23日(Fri)11時27分配信 text by 木之下潤)によると、『得点力アップのためのヒント』という論文が出されたそうです。これはおもしろいですね。興味ありますわ。
 『得点力アップのためのヒント』という論文を発表したのは、東京経済大学のサッカー部の監督を務める富岡義志雄教授。2011年2月に発表された論文だそうです。

 よくありがちな「ぼくはこう思う」的な話は、はっきり言って信頼性が低いんですよね。なので、興味があるのはなるべくデータ的な裏付けがある部分です。まず、以下のところは「そう言っていた」という話だけです。

「とある本に、こんなことが書かれていました。ストイコビッチが名古屋グランパスエイトで日本人選手に対し『なぜパスをするたびに毎回止まってしまうのか。それでは相手にパスが読まれてしまうだけでなく、次の動き出しも遅れ、試合の流れが止まってしまう』と指摘したことがあると」

 ただ、ここから日本人選手のキックと、海外の選手のキックが異なるのではないかと考察。実際に蹴り方が異なるようで、違いについて説明されていました。

<日本人はキックの際、一連の動作で立ち足に重心をかけ続けているから次の動作が遅れる。重心を蹴り足と同じように前方へと移動させたら次の動作へスムーズに移行できる。
 論文には、日本人選手と海外の選手のインステップシュートのフォームを比較した表が記されている。そのなかには、おもしろい違いもある。『蹴り足の軌道』では、日本人はボールが上方に上がりやすく、海外の選手は低い弾道で飛ぶ特徴があるとか。ほかにも、『腰の動き』では、日本人選手は動かさず、海外の選手は捻るため、イメージとしては腰で蹴る感覚だとか>

 よりデータらしいデータも出てきます。2002年と2006年のワールドカップで得点となったシュートコースのデータを見ていました。これによると、得点となったシュートでは、海外の選手のキックの特徴が出たものが多かったそうです。

<ポイントは『高さ』だ。肩から上、腰から肩、腰より下で調べると、両大会とも70%以上、腰より下の低い弾道でネットをゆらしている。
 元ブラジル代表のジーコが「シュートはゴールにパスをするように打つのが基本」だとアドバイスをしていたことは有名だ。それと同様、データからもわかる通り、低い弾道の方がGKも防ぎにくいようだ。
 この前に、インステップシュートのフォームの違いに触れたが、『低い弾道』のシュートが蹴れる海外の選手が確率高くゴールを奪えているのはデータにも表れている>

 低い弾道の方が良いというのは、野球のホームランみたいな、よくあるド派手なシュートはダメな典型ってことですね。
 だいぶうろ覚えですが、昔、日本代表の経験もある望月重良選手がゴール左上隅に、柔らかく回転しながら曲がるシュートを打ち、キーパーにセーブされたことがありました。良いシュートでGKがナイスセーブ!という場面だったのですが、解説していたセルジオ越後さんは、「これはGKの見せ場を用意するためのシュートだ」といった趣旨のことを言っていたんですよ。
 つまり、見た目は良いシュートに見えるものの、意外にゴールキーパーが対応しやすい、ゴールの可能性の低いシュートだということでしょう。このシュートのことを思い出しました。この解説をしたセルジオ越後さんもブラジルですね。

 上記以外の話もおもしろいものばかりだったんですが、記事できちんとしたデータに触れていたのは残念ながらここだけでした。もっと知りたくなる論文です。




■2015/9/18 サッカーは運動量が多いほど勝てる…は本当か? 日本と海外で違い

  "J1リーグはファンに対して新たな情報提供サービスを始めた"そうです。

-----引用 ここから-----
 最新鋭のトラッキングシステムを利用して選手やチームの走行距離とスプリント回数を解析、そのデータを情報サイト『Jリーグ.jp』で見ることができるのである。

トラッキングシステムは軍事技術のミサイル自動追尾のシステムを応用したもの。メインスタンドに設置された2台の専用カメラがピッチ上のすべての動きを追尾することで、選手の走行距離やスプリント回数がデータ化され、数字として示すことができるのだ。

(略)トラッキングシステムが示す「走行距離」はいうまでもなく選手が試合中にプレーで移動する距離のこと。多ければ運動量が多いことを意味する。また「スプリント回数」は時速24km以上で走った回数を示す。時速24kmとは、400mを1分で走るスピード、100mでは15秒、50mでは7.5秒。これよりも速いスピードで走らないとスプリントとは見なされないわけだ。

Jリーグのデータで判明!選手の運動量とチーム成績は無関係!?|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター]【第355回】 2015年7月14日
http://diamond.jp/articles/-/74856?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor
-----引用 ここまで-----

 運動量が多いサッカーは、大好きです。ところが、以下のような結果になってしまいました。

-----引用 ここから-----
ファーストステージを優勝した浦和の1試合あたりの平均走行距離は113.189kmで18チーム中9位。同じく1試合あたりのスプリント回数は165回で8位と、ともに真ん中あたりなのだ。

1試合当たりの走行距離、スプリント回数とも1位だったのは湘南。走行距離は117.139km、スプリント回数は179回と浦和をかなり上まわる。だが、ファーストステージは6勝7敗4分で10位だった(略)。また、走行距離、スプリント回数とも2位だったのは松本だが、4勝10敗3分と負けが込んで15位だった。
-----引用 ここまで-----

 "湘南も松本も昨季はJ2リーグで戦い、運動量とスピードで他を圧倒して昇格を果たしたチーム"だそうで、J1になってから運動量が増えたわけではないそうです。
 ただ、J1では「走らされている」ということなのでしょう。うまくボールをキープされたり、速攻を食らったり、守りで走る場面が多いのではないかと想像されます。

 実際、運動量が極端に少ないクラブの方が上位にいます。おもしろいのは、運動量が少ないものの、スプリント回数は多いという点です。

-----引用 ここから-----
ガンバ大阪の1試合あたりの平均走行距離は112.072kmでリーグ14位と下の方だ。が、スプリント回数は173回で湘南、松本に次いで3位。通常は動きをセーブしていて体力を温存。だが、ここはチャンスと見たらスプリントして一気に攻めたて、ゴールをものにしてしまう。ガンバ大阪はファーストステージ4位(略)

名古屋も同様の傾向がある。チームの平均走行距離はリーグ最低の108.338kmだが、スプリント回数173回はガンバ大阪と並んで3位。(略)名古屋はファーストステージで9位に終わったが、運動量ではるかに優る湘南や松本よりも順位では上。
-----引用 ここまで-----

 残念ながら運動量の多さは関係ないものなのね、と納得しかけると、この後に大どんでん返しが待っていました。
 実はこのシステムはすでに欧州の主要リーグで採用されています。そして、"ドイツ・ブンデスリーガでは走行距離とスプリント回数に勝るチームが勝つ確率が高いというデータがある"のです。

-----引用 ここから-----
ドイツでは選手が相手のボールを奪うために常に動いている。そして奪った途端、相手の守備陣形が整わないうちに一気に攻撃するというサッカーをする。労を厭わず走りまわり、スプリントを何度でも繰り返すよりハードでスピーディなプレーをしなければ勝利は得られないという考え方があるのだ。
-----引用 ここまで-----

 記事では、ブンデスリーガ以外のデータがなぜかありませんでした。他のトップリーグのデータも見ないと、単に「お国柄」という可能性があります。
 とはいえ、運動量が少なくても勝ててしまう…というJリーグのレベルの低さを示している可能性は否定できず、ショッキングなオチでした。




■2017/09/04 タトゥー1つで身体能力が3~5%も低下、発汗機能や体温調節機能を阻害

 私も正直タトゥーは嫌いですが、タイトル見て偏見では?と思ったタトゥーはサッカー選手に悪影響? 独の大学教授が研究結果を報告 サッカーキング 2017年8月24日 08時58分 (2017年8月24日 13時53分 更新)という記事。
 ただ、精神的な影響ではなく、肉体的な話でした。

 ケルン体育大学のインゴ・フロベーゼ教授がタトゥーとサッカー選手との関係を研究。タトゥーに使用されるインクの60~70パーセントは皮膚から血管にまで達して体内の血液循環に影響を与えることや、範囲の大きなタトゥーが皮膚の発汗機能や体温調節機能を阻害することを指摘しました。
 一つのタトゥーを身体に入れると、しばらくはフィジカル面で3パーセントから5パーセントほどパフォーマンスが低下すると言いますから、予想外に大きい値です。
 タトゥーについてフロベーゼ教授は、「私が責任ある立場にあったら、タトゥーは禁止する。小さなことかもしれないが、真剣に検討するべきだ」と各クラブへ対策の必要性を訴えたそうです。

 なお、タトゥーを入れている選手が活躍している…という主張は反論にはなりませんよ。喫煙でも似たような反論をする人がいるのですけど、条件を同じにしないと比較できません。
  わかりやすくするために極端な例を出すと、三流の選手が絶好調であっても、パフォーマンスが落ちている一流の選手にかなわないといった感じで、そもそもの能力が異なる人を比較するのは無意味なのです。


2025年11月28日金曜日

【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

■2017/11/01 【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?
■2017/03/02 地面のボールにヘディングでイエローカード!非紳士的行為?PSGのヴェッラッティ
■ 2017/11/01 【答え】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

■2017/11/01 【クイズ】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

【クイズ】ナショナル・リーグ(イングランド6部相当)のサルフォード・シティに所属する24歳のニュージーランド人GKマックス・クロコムは、2017/10/28の試合でレッドカードで退場処分となりましたが、当初は現場のスタッフや観客にもその理由がわかりませんでした。
 公式ツイッターアカウントは、試合経過を伝えるツイートの中で、「クロコムがボールのない場所での何かに対してレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」と記しています。
 では、後に判明した彼の退場理由として正しいものはどれでしょう?

(1)ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため
(2)ゴールを後方に動かして、少しでもゴールを狭くしようとしたため
(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため


■2017/03/02 地面のボールにヘディングでイエローカード!非紳士的行為?PSGのヴェッラッティ

 パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティは、2月21日に行われたナント戦で、ヴェッラッティは、足元の地面上にあるボールに対して倒れ込み、“ヘディング“でボールをGKケビン・トラップへと返した。
 味方選手が足で返したバックパスであればGKは手でキャッチすることができないが、頭で返されたボールならキャッチすることができます。そのために、わざと無理なヘディングをしたのかもしれません。
 ただ、結局GKは、のトラップは足でボールを受け、その後ヴェッラッティへとパスを返しました。

 ところが、これで終わりというわけではなく、ジョアン・アメル主審はそこで試合を止めてヴェッラッティにイエローカード。
 アメル主審は試合後に、フランスTV局『カナル+』でこの判定について説明を行っています。

「選手が意図的にルールを回避しようとすることは不正行為だ。GKがボールをキャッチしたかどうかにかかわらず反スポーツ的行為となる。彼は不適切なやり方でボールをパスした。確かに珍しいことではあるが、我々はこういう判断を下すためにここにいる」

 国際サッカー連盟(FIFA)の競技規定の第12条が、これに該当するようです。
 「選手が頭や胸やひざなどでGKにボールを返すために意図的に策略を用いる」ことは、ルールの「文面と理念を回避する」行為であり、イエローカードを出した上で間接フリーキックで試合を再開するべきだと規定には記されているとのこと。覚えていた審判も偉いですね。

非紳士的行為? PSG司令塔の”珍プレー”にイエローカード | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2017年01月22日(Sun)16時03分配信

 ということで、珍プレー的なものなのだったのですが、同時にそれは脱法行為的なものであってやっちゃいけないよというものでもありました。
 こうした脱法行為については、勘違いしている人が多いと感じます。

 今回の場合は、ルールにも明記されていたのですが、法律などで明記されていなくても、法律の抜け穴を利用して悪用する行為は、脱法行為となり、処罰がくだされる場合があります。
 あまり日本では怒りが広がりませんでしたが、例えば、パナマ文書で話題になった租税回避。これについて、企業などの利用者は「合法だ」と主張しているものの、事実上の脱法行為となっている場合には、問題ありとなることもあります。

 法律に違反していないから何をやっても良いというのは大きな誤解であり、倫理的に問題になるだけでなく、ちゃんと罰っせられる場合もあるのです。誤解して、脱法行為を擁護しないようにお願いします。<


■ 2017/11/01 【答え】選手らも理由不明で困惑 GKが退場となった理由とは?

【クイズ】ナショナル・リーグ(イングランド6部相当)のサルフォード・シティに所属する24歳のニュージーランド人GKマックス・クロコムは、2017/10/28の試合でレッドカードで退場処分となりましたが、当初は現場のスタッフや観客にもその理由がわかりませんでした。
 公式ツイッターアカウントは、試合経過を伝えるツイートの中で、「クロコムがボールのない場所での何かに対してレッドカードを受けた。何が起きたのか誰も分からない」と記しています。
 では、後に判明した彼の退場理由として正しいものはどれでしょう?

(1)ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため
(2)ゴールを後方に動かして、少しでもゴールを狭くしようとしたため
(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため

【答え】(3) 尿意をもよおしてゴール付近で小便をしたため

 ホームチームのツイッターは、「クロコムが退場になったのは試合中に小便をしたためだということが確認された。冗談を言っているのではない」と伝えていました。 以前も同じようなことがあって、なおかつカードは出ていなかった気がするんですが、記憶違いでしょうか。

 なお、2-1のリードを奪っていたサルフォードは、GKの退場にもかかわらずそのまま勝利を収めることに成功したとのこと。勝っちゃいました。

(英下部で信じがたい理由のレッドカード。GKが試合中にピッチ上で「小便」2,646 YOUフットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月29日より)
https://pex.jp/point_news/2904a225798b3c870f962a2308714c86

 あと、選択肢の「ゴールポスト付近の地面に、呪術で使う札を仕込んだため」は、過去に似たようなことがあったかもと思い作成。
  アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判という話もやっています。


2025年11月27日木曜日

中井卓大、カルレス・アレーニャ、シャビ・シモンズらが注目選手に

■2017/04/25 中井卓大、カルレス・アレーニャ、シャビ・シモンズらが注目選手に
 




■2017/04/25 中井卓大、カルレス・アレーニャ、シャビ・シモンズらが注目選手に

 スペイン紙『アス』が「将来のクラシコを担う若手選手10人」を選出。以前も話題になっていた、現在レアル・マドリーの下部組織に所属する14歳の日本人MF中井卓大も選ばれました。
 マドリーの公式サイトに掲載されているプロフィールで中井卓大は、以下のように紹介されています。

「彼は非常に高いクオリティと、素晴らしいプレービジョンを備えている。ドリブルが得意な技巧派MFで、ピッチ上において下す決断には頭脳的、そして彼はチームのために力を尽くす」

 他にバルセロナのトップチームで度々ベンチ入りしているMFカルレス・アレーニャ(昨年12月では18歳との報道)や、バルセロナの下部組織所属で元京都パープルサンガ(当時)のレジを父に持つ13歳の天才MFシャビ・シモンズが選ばれています。
(レアルU-14所属の中井卓大くん、現地紙が「将来のクラシコを担う若手」と高評価 フットボールチャンネル | 2017年04月24日より)


2025年11月26日水曜日

19歳エムレ・モル、浦和から2得点「Jリーグにあれ以上の選手はいない」

■2017/03/29 トルコのメッシことエムレ・モル、予測不可能なスピードとドリブルが武器
■2017/07/16 19歳エムレ・モル、浦和から2得点「Jリーグにあれ以上の選手はいない」



■2017/03/29 トルコのメッシことエムレ・モル、予測不可能なスピードとドリブルが武器

 モルドバ代表との国際親善試合で代表初ゴールを記録したMFエムレ・モルは、まだ19歳。相手選手3人に囲まれながらも強引にドリブル突破、相手GKまでもドリブルで交わしてのゴールでした。
 元マインツのカスパー・ヒュルマンド監督から「彼は予測不可能なスピードを持っている。まさに”トルコのメッシ”だ」と言われたことがあるそうで、スピードも抜群です。
 ドルトムントではベンチスタートが多いそうですが、楽しみな選手です。

19歳”トルコのメッシ”、代表初ゴール! 華麗に相手GK交わしドリブルからシュート フットボールチャンネル | 2017年03月28日



■2017/07/16 19歳エムレ・モル、浦和から2得点「Jリーグにあれ以上の選手はいない」

 ドルトムントではベンチスタートが多いとされていたエムレ・モル。リーグ戦などではないものの、浦和戦で2ゴール。3-2の勝利に貢献しました。

  先制したのは浦和でしたが、後半から投入されたエムレ・モルがこれをひっくり返します。まず、76分にドリブルで浦和守備陣を突破し、最後は槙野を振り切って同点ゴール。
 さらにそのわずか3分後にも、シュメルツァーからの折り返しを受けて放ったシュートが決めて逆転。
(香川不在のドルト、浦和との終盤の打ち合い制して勝利。19歳モルが2得点 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月15日 )

  試合としては、その後1点ずつ加算して、3-2に。
 前述の通り、エムレ・モルは別のチームのエースでもなんでもないのですが、マッチアップして2得点決められた浦和のDF槙野智章は、以下のように言っており、大きなインパクトを残したようです。

「あんなに若くて中盤でテクニックと速さがあってドリブルが出来る選手と、今日対戦出来たのは良かったです。これからJリーグで戦う上でも、あれ以上の選手はいないという意味で、良い緊張感の中でこれからやっていかないといけないという良い刺激になった」
(槙野、2得点決めた19歳のドルトMFに刺激「Jリーグにあれ以上の選手はいない」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月16日 )

神童ビリー・ギルモアの争奪戦、チェルシーが制す

■2017/05/12 神童ビリー・ギルモアの争奪戦、チェルシーが制す








■2017/05/12 神童ビリー・ギルモアの争奪戦、チェルシーが制す

 若い!という感じの15歳の話。スコットランド1部のレンジャーズに所属する15歳のU-17スコットランド代表MFビリー・ギルモアについてです。

 クラブ側はギルモアの残留を希望。さらにマンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、アーセナルやチェルシー、レアル・マドリーやバルセロナなど多くのビッグクラブが獲得を狙っていたものの、本人がプレミアリーグへの移籍を望みチェルシーへの移籍が決定。

 移籍金は50万ポンド(約7400万円)です。ただ、さすがにビッグクラブですので、いきなりトップとはならない感じ。下部組織に加わることになるという話でした。

チェルシー、15歳“神童”を青田買い! レアルやバルサ、マンUとの争奪戦を制す フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月11日  より

年齢詐称では? 12歳ながらU-17で大活躍のユスファ・ムココ

■2017/08/24 年齢詐称では? 12歳ながらU-17で大活躍のユスファ・ムココ
■2018/10/28  13歳ユスファ・ムココ、U-17で2位の3倍近い得点を記録して圧倒





■2017/08/24 年齢詐称では? 12歳ながらU-17で大活躍のユスファ・ムココ

 マジで若い!という選手の話。ボルシア・ドルトムントの下部組織に所属し、U-17カテゴリでプレーしているFWユスファ・ムココは、12歳です。1試合で4ゴールを決めるなど、すでにシーズン開幕から3試合で8ゴールという偉いことになっています。
 11歳だった昨シーズンにドルトムントのU-15チームでプレーしたムココは、21試合で33ゴールを挙げる活躍を見せ、今季からU-17チームに昇格したところでした。
 (ドルトの12歳“神童”が止まらない! U-17の試合で1試合4発の大暴れ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年08月21日 より)

  過去には年齢の詐称があり、日系ブラジル人選手も疑いを持たれてプレーできなくなったことがあります。
 ムココの場合は、 特に並外れた体格ということで、実年齢を疑う者もいるそうです。しかし、父親は正真正銘の2004年生まれだと繰り返し主張。
 年齢の詐称があると、将来に影響します。確か過去にはそれで消えた選手もいました。なので、このまま無事に成長してほしいところです。


■2018/10/28  13歳ユスファ・ムココ、U-17で2位の3倍近い得点を記録して圧倒

 ユスファ・ムココの続報がありました。その後13歳になったものの、やはりドルトムントの下部組織(U-17)で驚異的な活躍。2つのカテゴリーを飛び級して参戦しているU-17でムココは36試合目にして50ゴールを達成し、4点取ったこの試合では51ゴール目となりました。また、アシストも10あり、ゴールだけではありません。
 今季の得点数14も、2位に5得点差を付け得点王争いを独走しているというもの。また、13歳ながらキャプテンマークを付けけています。今季中にもU-19への昇格の噂が流れるほどだといいますが、それもわかりますね。

東京都出身のサッカー選手、人口の割に豪華じゃない?

■2019/08/21 小柄なCB小林祐三や黄金世代の長身GK榎本達也が東京都出身
■2019/08/21 東京都出身のサッカー選手、人口の割に豪華じゃない?
■2016/3/14 征矢智和・征矢貴裕兄弟、高円宮杯でヴェルディユースの優勝に貢献!
■2016/2/3 1対1で好対応できるセンターバック、鎌田次郎 優秀選手にも選出



■2019/08/21 小柄なCB小林祐三や黄金世代の長身GK榎本達也が東京都出身

 東京都出身のサッカー選手なんですけど、単純に人口が多いから選手も大量にいますね。こういうときには、高校・ユース別に分けるという手があります。ただ、東京都の場合、おそらく地元ではない強豪チームにバラけて所属するという特徴があると思われ、この方法でも不向き。しゃーないので、ひとまとめにしますわ。

GK 榎本達也  J1     223 日本代表候補
 人数が多い割にあまり好きな選手いないかな?と思ったのですけど、榎本達也がいましたわ。いわゆる黄金世代…ではあるものの、アジア大会でのレギュラー。本番は南雄太でした。彼の方も好きでしたね。
 190cmと日本人としては長身のGK。派手なセービングではなく地味なタイプだった印象。同じマリノスには榎本哲也というよく似た名前のライバルがいましたが、哲也の場合は180cm。達也はひょろりとした感じで、哲也はガチッとしたイメージが残っています。私は達也派だったものの、レギュラーを奪われてしまいました。以降は見ていません。

 CB、RSB 小林祐三 J1     311
 もともと書きたかったのは彼。 2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)のメモがあったためです。176cmと小さめなのにも関わらず、本来はストッパー。しかし、守備的なMFで使われていました。この後書くようにRSBもやっており、ユーティリティなタイプです。当時のメモとしては、よく左右に流れて守備に行っているものの、ファールが多く、アフター気味なプレーも見られるというものでした。
 その後、レイソルでRSBでも見たのですが、上下に運動力が多く、攻撃でもストロングポイントとなっていました。Wikipedia見ると、レイソルでのRSB時代が短いので、ひょっとしたらJ2で見たときかもしれません。テレビの解説でも評価がたかった記憶。良い選手でしたね。
 ただ、全然好きだと思わなった選手。小柄なDFってモロに私のタイプっぽいのですけど、全く好きじゃありませんでした。不思議です。



■2019/08/21 東京都出身のサッカー選手、人口の割に豪華じゃない?

 まだ全然整理していなくて、とりあえず、Wikipediaのをほぼそのまま貼り付け。パッと見た感じ都並敏史さんがいました。ちゃんと見ていないものの、ひょっとしたら人数の割に大物選手が少ないかもしれませんね。(2020/07/02に何人か出場試合数を追加しました)

会津雄生(MF:FC岐阜) J2 13
青木亮太(MF:名古屋グランパス):町田市 J1 23 J2 26
安藝正俊(DF:VONDS市原):小金井市  J3 21
浅岡朝泰(MF/DF:元読売サッカークラブ) 日本代表8 JSL 102
朝野安之(GK:湘南ベルマーレコーチ兼通訳)
薊理絵(MF:ASエルフェン埼玉):東村山市
足助翔(DF:元カターレ富山)
熱田眞(MF:元京都パープルサンガ):町田市
阿部巧(DF:SC相模原):大田区
阿部拓馬(FW:ベガルタ仙台):小平市
阿部伸行(GK:AC長野パルセイロ):東大和市
阿部正紀(DF:FC岐阜)
阿部優(FW:元坂井フェニックス)
阿部祐大朗(FW:元ガイナーレ鳥取):町田市
天野将平(FW:元ラインメール青森):足立区
新井辰也(DF:FC岐阜)
安藤駿介(GK:川崎フロンターレ):世田谷区
安柄俊(FW:ロアッソ熊本):国分寺市
飯尾和也(DF:元松本山雅FC):練馬区
飯島寿久(DF:元川崎フロンターレ)
飯泉涼矢(FW:FC今治)
飯塚亮(MF:FC刈谷)
池田太(DF:元浦和レッズ):板橋区
井澤惇(MF:徳島ヴォルティス):練馬区
石川高大(DF:元FC刈谷):江戸川区
石野秀多(MF:藤枝MYFC)
一井賢人(DF:東京23FC)
井手口純(DF:元サガン鳥栖)
伊藤雅範(DF:府中アスレティックFC監督*フットサル):調布市
稲垣祥(MF:サンフレッチェ広島):練馬区
井上平(FW:元SC相模原):八王子市
井上亮太(GK:ガイナーレ鳥取):中野区
岩渕真奈(FW:TSG1899ホッフェンハイム):武蔵野市
岩渕良太(MF:藤枝MYFC):武蔵野市
上田康太(MF:ファジアーノ岡山):青梅市
浦上壮史(GK:元川崎フロンターレ)
浦田樹(DF:ギラヴァンツ北九州)
江澤慶(福島ユナイテッドFCコーチ)
遠藤雅大(DF:元ジュビロ磐田)
太田宏介(DF:FC東京):町田市
大竹奈美(FW:元日テレベレーザ、アルテ高崎女子チームコーチ):町田市
小笠原賢聖(MF:Y.S.C.C.横浜)
岡島清延(DF:元東京ガスFC)
岡田正義(元審判員):保谷市(現:西東京市)
岡田亮太(DF:福島ユナイテッドFC)
岡本武行(GK:元大宮アルディージャGM)
小川佳純(MF:アルビレックス新潟):杉並区
奥田大二郎(DF:元藤枝MYFC)
奥原崇(MF:元FC東京):稲城市
小田倉康太(DF:東京武蔵野シティFC)
小田島怜(DF:SC相模原):多摩市
尾亦弘友希(DF:元アビスパ福岡):杉並区
小見幸隆(MF:元東京ヴェルディ監督)
梶山陽平(MF:FC東京):江東区
柏木翔一(FW:元FC町田ゼルビア):町田市
加藤竜二(GK:元ロアッソ熊本)
加藤善之(MF:松本山雅FCGM):板橋区
角口大征(FW:東京23FC):府中市
鎌田次郎(DF:柏レイソル)
苅部隆太郎(MF:元FC岐阜)
川上翔平(MF:福島ユナイテッドFC):江戸川区
川口正人(DF:三菱水島FC)
北澤豪(MF:元東京ヴェルディ1969):町田市
菊池完(DF:元FC岐阜)
キム・ソンヨン(FW:ナコーンラーチャシーマーFC)
キローラン裕人(DF:元東京ヴェルディ):新宿区
楠瀬直木(DF:U-16日本女子代表監督)
沓掛勇太(DF:アスルクラロ沼津)
久利研人(FW:ヴァンラーレ八戸)
黒木晃賢(MF:元沖縄SV)
小泉慶(MF:柏レイソル)
小泉訓(MF:元徳島ヴォルティス):昭島市
小泉佳穂(MF:FC琉球)
鴻田直人(DF:横河武蔵野FC):西東京市
木暮郁哉(MF:アルビレックス新潟シンガポール)
小杉敏之(DF:元ブランメル仙台)
後藤京介(DF:ヴァンフォーレ甲府)
小針清允(GK:元ガイナーレ鳥取):板橋区
小松駿太(MF:FC琉球)
小森慶太郎(MF:元栃木ウーヴァFC)
権田修一(GK:サガン鳥栖):世田谷区
近藤貴司(MF:愛媛FC)
近藤祐介(FW:元AC長野パルセイロ):江戸川区
齋藤翔太(FW:アスルクラロ沼津):町田市
斎藤雅也(DF:元栃木SC)
才藤龍治(FW:FC琉球)
佐伯直哉(MF:元東京ヴェルディ):多摩市
佐川亮介(GK:Y.S.C.C.横浜)
澤穂希(MF:元INAC神戸レオネッサ):府中市
澤田篤樹(MF:獨協大学體育會サッカー部):世田谷区
重松健太郎(FW:カマタマーレ讃岐):中野区
渋谷飛翔(GK:名古屋グランパス)
島崎恭平(GK:FC刈谷):多摩市
清水康也(MF:ブリオベッカ浦安)
シュナイダー潤之介(GK:ザスパクサツ群馬コーチ):新宿区
城ヶ瀧大地(MF:東京武蔵野シティFC)
城定信次(DF:元湘南ベルマーレ):羽村市
鋤柄昌宏(FW:元ヴェルディ川崎)
菅嶋弘希(FW:東京ヴェルディ)
杉崎健(横浜F・マリノステクニカルスタッフ)
鈴木和裕(DF:元水戸ホーリーホック)
鈴木健仁(DF:アビスパ福岡チーム統括部長):町田市
鈴木将方(FW:元ジュビロ磐田)
角田陸哉(MF:横河武蔵野FC):八王子市
関浩二(FW:ツエーゲン金沢ヘッドコーチ):青梅市
関口訓充(MF:ベガルタ仙台):多摩市
染谷悠太(DF:柏レイソル)
高井青(DF:元ラインメール青森)
高木義成(GK:元FC岐阜):江戸川区
高桑大二朗(GK:元徳島ヴォルティス)
高田静夫(MF:元読売サッカークラブ、元審判員):練馬区
高橋寛太(DF:元藤枝MYFC)
高橋祥平(DF:ジュビロ磐田)
高橋泰(FW:元カマタマーレ讃岐):町田市
高橋亮(DF:FC東京U-18):江戸川区
滝沢邦彦(MF:JWランシットFC):府中市
田口貴寛(FC岐阜ヘッドコーチ):北区
田尻大基(ジュビロ磐田分析担当テクニカルスタッフ)
田中秀人(DF:鹿児島ユナイテッドFC):青梅市
田中等志(セレッソ大阪フィジカルコーチ)
田中裕介(DF:ファジアーノ岡山):八王子市
田邉草民(MF:アビスパ福岡):杉並区
田村直也(MF:東京ヴェルディ)
玉川由(DF:FC琉球)
玉城峻吾(MF:FC今治)
玉乃淳(MF:元ザスパ草津)
知念雄太朗(MF:FC琉球)
津田和樹(DF:元FC町田ゼルビア)
土屋潤二(SC相模原フィジカルコーチ)
土屋征夫(DF:ヴァンフォーレ甲府):文京区
都並敏史(DF:元ヴェルディ川崎):世田谷区
都並優太(DF:AC長野パルセイロ)
坪井慶介(DF:レノファ山口):多摩市
ディビッドソン純マーカス(DF:カロライナ・レイルホークス):江東区
寺門大輔(元東京ヴェルディコーチ)
富樫佑太(MF:FC岐阜)
戸川健太(DF:元福島ユナイテッドFC):板橋区
徳武正之(DF:アスルクラロ沼津):小平市
戸塚哲也(FW:元FC町田ゼルビア監督):世田谷区
富澤清太郎(DF:SC相模原)
外山凌(MF:水戸ホーリーホック):清瀬市
永井俊太(MF:元愛媛FC)
永井雄一郎(FW:ザスパクサツ群馬):新宿区
中澤聡太(DF:元セレッソ大阪):三鷹市
長澤卓己(DF:横浜スポーツ&カルチャークラブ)
中島翔哉(FW:FC東京):八王子市
長峯かおり(FW/MF:元鈴与清水FCラブリーレディース)
中村憲剛(MF:川崎フロンターレ):小平市
中村航輔(GK:柏レイソル)
中村忠(DF:元ヴェルディ川崎):瑞穂町
名倉巧(MF:V・ファーレン長崎)
新里涼(MF:V・ファーレン長崎):文京区
西澤淳二(DF:元コンサドーレ札幌)
西村卓朗(DF:元浦和レッズ)
西山雄介(DF:ガイナーレ鳥取)
野田朱美(FW:元読売ベレーザ):狛江市
野村政孝(GK:ロアッソ熊本):世田谷区
芳賀敦(栃木SCコーチ)
橋村龍ジョセフ(FC町田ゼルビア):府中市
蓮見知弘(MF:東京ヴェルディコーチ):保谷市(現・西東京市)
長谷川太郎(FW:ムハンメダンFC)
長谷川凌(GK:水戸ホーリーホック)
幡野貴紀(MF:ファジアーノ岡山ネクスト):八王子市
服部一輝(GK:カマタマーレ讃岐)
馬場憂太(MF:大田シチズン):板橋区
畑尾大翔(DF:大宮アルディージャ):練馬区
端山豪(MF:FC町田ゼルビア)
原歩(MF:元ASエルフェン埼玉):八王子市
原竜太(FW:元湘南ベルマーレ):目黒区
林彰洋(GK:FC東京):東大和市
林健太郎(DF:元ヴァンフォーレ甲府):町田市
林陵平(FW:東京ヴェルディ)
日髙慶太(MF:ヴァンラーレ八戸)
平野佑一(MF:水戸ホーリーホック)
平本一樹(FW:元東京ヴェルディ):八王子市
廣井友信(DF:ツエーゲン金沢):日野市
福岡将太(DF:福島ユナイテッドFC):西東京市
福永泰(MF:ベガルタ仙台コーチ):町田市
藤宏明(名古屋グランパスコーチ)
藤﨑将汰(DF:アミティエSC京都)
藤吉信次(FW:東京ヴェルディコーチ):町田市
船田麻友(GK:ジェフ千葉レディース)
古島圭人(GK:Y.S.C.C.横浜)
保坂一成(MF:ヴァンフォーレ甲府):府中市
星大輔(MF:元FC町田ゼルビア):町田市
本間宏康(GK:元横河武蔵野FC):練馬区
牧野悟(FW:FC琉球)
松木安太郎(DF:元東京ヴェルディ1969監督):中央区
松田康佑(DF:横浜スポーツ&カルチャークラブ)
松田典子(FW:元浦和レッズレディース):世田谷区
松本光平(DF:ヴェルスパ大分)
松本大弥(MF:サンフレッチェ広島):武蔵野市
真野亮二(MF:藤枝MYFC):昭島市
丸山桂里奈(FW:スペランツァFC大阪高槻):大田区
丸山祐市(DF:名古屋グランパス):世田谷区
丸山良明(DF:セレッソ大阪コーチ):町田市
三竿健斗(MF:鹿島アントラーズ)
三竿雄斗(DF:大分トリニータ)
三田光(DF:元FC岐阜):世田谷区
南雄太(GK:横浜FC):杉並区
宮崎純真(FW:ヴァンフォーレ甲府):府中市
宮澤勇樹(DF:シーラーチャーFC)
宮村正志(MF:元日テレ・ベレーザ監督)
三吉聖王(DF:元清水エスパルス):八王子市
椋原健太(DF:ファジアーノ岡山):大田区
武藤嘉紀(FW:1.FSVマインツ05):世田谷区
村岡夏希(FW:元ASエルフェン狭山FC):目黒区
村上佑介(DF:元V・ファーレン長崎)
村田達哉(DF:東京ヴェルディコーチ)
村松智子(DF:日テレ・ベレーザ):世田谷区
望月達也(MF:FC琉球)
本橋卓巳(MF:元栃木SC):西東京市
森田耕一郎(GK:レノファ山口FC):東大和市
森田牧子(FW:元TEPCOマリーゼ):青梅市
森村昂太(MF:FC町田ゼルビア):小平市
森安洋文(DF:FC岐阜)
安永玲央(MF:横浜FC)
山口貴弘(DF:大分トリニータ)
山口貴之(MF:元FC町田ゼルビア):町田市
山腰泰博(FW:元FC町田ゼルビア)
山下杏也加(GK:日テレ・ベレーザ):足立区
山田拓巳(MF:モンテディオ山形)
山田卓也(MF:FC今治):世田谷区
尹英勝(MF:ザスパクサツ群馬)
吉田勇樹(DF:元川崎フロンターレ):世田谷区
吉野智行(MF:元ガイナーレ鳥取):台東区
吉本一謙(DF:アビスパ福岡):小平市
米田徹(DF:FC岐阜ヘッドコーチ)
李忠成(FW:横浜F・マリノス):保谷市(現・西東京市)
輪笠祐士(MF:福島ユナイテッドFC):稲城市
渡辺悠雅(MF:カマタマーレ讃岐)
渡邉りょう(FW:アスルクラロ沼津)
渡辺亮太(FW:藤枝MYFC)




■2016/3/14 征矢智和・征矢貴裕兄弟、高円宮杯でヴェルディユースの優勝に貢献!

  2005年10月10日の高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会決勝 ヴェルディユース 4 - 1 コンサドーレ札幌ユースU-18 で見た選手のメモから。ただ、短いです。
  兄の征矢貴裕はU-18、弟の征矢智和はU-17ということでメモ。兄はたぶん右の攻撃的な中盤、弟はメモないですがFWですかね?
 兄は征矢貴裕は右サイドから裏に出すうまいタイミングのボールが3本くらいあったというメモ。うち2点が得点につながっています。
 一方、弟の征矢智和は「プレー時間短くてよくわからなったけど、得点感覚ありそう」とありました。1年生で途中出場だったのでしょう。
 ただ、後で見たWikipediaによると、"ユース所属時の2005年には高円宮杯全日本ユース選手権で高校一年生ながら得点王に輝きチームの優勝に貢献した"とのこと。決勝以外ではもっと長く出ていたのかも。
 メモでは他に「体もなかなか大きいんじゃないかな」と。一方で、「素早さはあまりないかな」という感想もありました。個人的には好みではないタイプです。
 Wikipediaによると、以下のようなプロフィール。やはり上背は結構ありました。
-----引用 ここから-----
征矢 智和(そや としかず、1989年10月21日 - )は、東京都出身のサッカー選手。

出身地     東京都
身長     180cm
体重     72kg

征矢智和 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%81%E7%9F%A2%E6%99%BA%E5%92%8C
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaにあったのは弟の征矢智和のみ。"FC刈谷所属の征矢貴裕は兄"という説明がありました。東海社会人サッカーリーグ参加のサッカークラブです。
 一方、弟の方もヴェルディ入りは果たせず、Jリーグにもまだ入ったことがないようです。

-----引用 ここから-----
ヴェルディユースから流通経済大学に進学。2009年には関東1部所属のクラブ・ドラゴンズで10得点を記録し得点王を獲得する。

2012年、アルビレックス新潟シンガポールに加入[2]。同年9月にグルージャ盛岡へ移籍。

2016年、サウルコス福井に完全移籍[3]。
-----引用 ここまで-----

 ああ、ごめんなさい、グルージャ盛岡はJ3でしたので、Jリーグ出場経験ありました。33試合4ゴールだそうです。
 あと、兄の方はFC刈谷を退団していました。

-----引用 ここから-----
 ◆ 23 MF 征矢 貴裕(そや たかひろ)
   生年月日:1987年6月14日 身長/体重:172cm/62kg
   出身地:東京都稲城市
   選手経歴:ヴェルディユース-東京学芸大
   今後の進路:未定
   2013出場記録:TSL公式戦13試合出場1得点
 【コメント】
   昨シーズン限りで退団することになりました。4年間在籍しましたが、結果としてJFLに昇格出来なかったことがとても悔しいです。ただ、ここで真剣にサッカーに取り組むことが出来て本当に良かったです。FC刈谷に関わる全ての方々に感謝しています。本当にありがとうございました。

ニュース・レポート | FC刈谷 14.01.15
http://www.fckariya.jp/info/news_release.php?no=1210
-----引用 ここまで-----
 こうやって見ると、ユース代表経験者でも厳しい感じですね。




■2016/2/3 1対1で好対応できるセンターバック、鎌田次郎 優秀選手にも選出

 手元の試合メモでは、仙台で唯一記載が長かった選手。ただ、記憶には全然なし。メモで長かったというのは良いプレーだったということだと思いますし、Wikipedia見ても実際良い評価な感じですね。


-----引用 ここから-----
国籍     日本の旗 日本
生年月日     1985年7月28日(30歳)
出身地     東京都大田区
身長     179cm
体重     77kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8E%8C%E7%94%B0%E6%AC%A1%E9%83%8E
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaによると、FC東京の下部組織出身。

-----引用 ここから-----
FC東京の下部組織出身。ユースでのチームメイトの攻撃陣・李忠成や梶山陽平らがトップチームに昇格したのに対して、DFは市立船橋高校からDF増嶋竜也の獲得が決まったこともあり、昇格が叶わなかった。そこでJFLにも参戦している流通経済大学へ進学し、同大学サッカー部で頭角を現した。同部では主将を務め、関東大学リーグ及び総理大臣杯優勝の原動力となった[1]。(中略)

2008年に大学を卒業し、柏と正式に契約[5]。ボランチとセンターバックをこなすユーティリティぶりを発揮し、またも主力の抜けた穴を埋める活躍をした。(中略)

2010年よりベガルタ仙台へ完全移籍[7][8]。センターバックのレギュラーを確保し、J1リーグ戦27試合に出場した。2011年6月、高校から交際していた同級生の一般女性と入籍。同年は東日本大震災後の川崎戦での逆転ゴールや年間通しての堅守を評価され、クラブの年間MVPおよびJリーグの優秀選手賞に選出された。(中略)

2015年12月30日、柏への完全移籍を発表[10]。7シーズンぶりの古巣復帰となった。
-----引用 ここまで-----

 私が見たのは仙台へ移籍した年の2010年5月のセレッソ戦でした。ただ、メモにチーム名がなく、名字のみで汚い字のために読めないものも多く、記憶にある選手がほとんどいなくて、どこのチームだかわからなくて苦労。FWに中島の文字が見えたので、そういや鹿島の中島裕希が仙台に行ったよなと思い、あたりをつけてやっと判明。ほとんど記憶に残っていないチームです。
 この日はメモによると、後半の先制前後で良い形があっただけで、終始パスを早く回されて取りどころなかったとのこと。でも、先制して最終的にも1-1の引き分け。上々ですね。

-----引用 ここから-----
ベガルタ仙台
GK     16     林 卓人    
DF     25     菅井 直樹    
DF     6     エリゼウ    
DF     2     鎌田 次郎    
DF     27     朴 柱成    
MF     17     富田 晋伍    
MF     7     千葉 直樹    
MF     15     太田 吉彰    
MF     10     梁 勇基    
FW     9     中原 貴之    
FW     13     中島 裕希    
    
セレッソ大阪
GK     21     キム ジンヒョン    
DF     20     高橋 大輔    
DF     3     茂庭 照幸    
DF     22     上本 大海    
DF     16     尾亦 弘友希    
MF     7     乾 貴士    
MF     6     アマラウ    
MF     10     マルチネス    
MF     8     香川 真司    
FW     9     アドリアーノ    
FW     14     家長 昭博    
https://www.cerezo.co.jp/matches/2010-05-01/
-----引用 ここまで-----

 鎌田はWikipediaによるとボランチもやるそうですが、この日はセンターバック。ちょこちょこと1VS1で良い対応をしているというメモ。前述の通り、全く記憶にない選手なのですが、良いスピードで対応しているとのこと。センターバックとしては179cmでそう大きくはないですし、そういうタイプなんですかね?
 後半良い流れになったときにCK。セレッソのミスで戻してもらったボールをシュートして右上隅へ。先制点も決めました。 メモではこの後「前試合かららしい」とあったものの、相変わらず意味不明。前回から良いプレーしているという意味か、移籍してきたということもあって出場がという意味あたりですかね? とりあえず、最後はその他のプレーも良いとのメモ。全く記憶に残っていないですが、好印象だったようです。


2025年11月25日火曜日

高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪

■2019/06/17 武田修宏・鈴木秀人・矢野貴章など静岡県浜松市出身のサッカー選手
■2019/06/17 高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪



■2019/06/17 武田修宏・鈴木秀人・矢野貴章など静岡県浜松市出身のサッカー選手

 他では都道府県ごとに見ていますが、サッカー王国静岡はえらいことになるので、静岡県だけはもっと細かく見ていきます。
 静岡県は県庁所在地静岡市の人口が他の都市より少ない、という珍しい県でした。ただ、清水市との合併で1位になったのでは?と見たら、合併してもまだ浜松市の方が大きいんですね。浜松市が80万人で1位、静岡市が70万人で2位です。
 浜松市は高校サッカーだと聞いたことないなぁ…と思ったのですけど、実際あまり強いわけではない模様。県内では野球で強い時期があったようですが、こちらも今は衰退気味。前述の通り、人口が多いため、「人口が多いのに弱い」という不思議なことになっています。
 ただ、この後書く少年サッカーでは逆に強いイメージがあり、これもまた不思議。謎が多いですね。
 とりあえず、市内出身のサッカー選手は以下の通りで、予想外に少なくなっています。とはいえ、武田修宏や鈴木秀人、矢野貴章など代表経験のある有名選手がかなりいますね。ひょっとしたら有名選手だけ書いていて、データ漏れが多いのかもしれません。

RSH 太田圭輔(元FC岐阜)J1     128 J2     149
SH、FW 太田吉彰(ジュビロ磐田) 代表0 J1     310
FW 押谷祐樹(徳島ヴォルティス)J1     11 J2     272
鈴木秀人(ジュビロ磐田ヘッドコーチ)
武田修宏(元サッカー日本代表)
中西健人(豊田自動織機サッカー部)
藤ヶ谷陽介(元ガンバ大阪)
藤田健(元ヴァンフォーレ甲府)
古橋達弥(Honda FC)
松浦拓弥(ジュビロ磐田)
松永成立(元サッカー日本代表。横浜F・マリノスGKコーチ)
柳下正明(ツエーゲン金沢監督)
矢野貴章(アルビレックス新潟)
山本康裕(ジュビロ磐田)
山田大記 (ジュビロ磐田)
松原后 (清水エスパルス)
伊藤洋輝 (ジュビロ磐田)
中野誠也 (ジュビロ磐田)
(浜松市出身の人物一覧 - Wikipediaより)
伊藤 槙人
杉浦 恭平
牲川 歩見
杉浦 恭平
牲川 歩見
青島 拓馬
竹内 涼
木下 高彰
(2022/07/25追加 静岡県内出身のJリーガー | 一般財団法人 静岡県サッカー協会 2017年3月1日現在より)
https://www.shizuoka-fa.com/contents/j_league/


■2019/06/17 高校は弱いのに小学生は強い浜松!浜松JFCは全国優勝経験ある強豪

 もともと書きたかったのは、 小学校チームの浜松JFCの話。大分県代表の明治北と浜松JFCとの試合のメモが出てきたためです。この年代では浜松ってむしろ強いイメージがあるんですよ。何度も全国上位になっていますし、前述の選手でもここの出身者がいます。
 検索してみると、メモは、1998年の第22回全日本少年サッカー大会(JFA 全日本U-12サッカー選手権大会)だと思われます。決勝ではなく準決勝みたいですね。浜松が勝って決勝に進み、小倉南FCジュニア (福岡県)とともに同点優勝となっています。
 試合見て良いと思った選手も浜松ばかりでした。

○16沼倉 メモの位置的にFW?
○9岡本 メモの位置的にOH? キープ力抜群とのメモ。
 検索で出てきた岡本達也が彼かな? FWでしたが、1986年生まれで1998年だと11歳か12歳です。Wikipediaでは、ジュビロ浜松SS所属となっているものの、ものによっては浜松JFCと両方所属との記載も。知らなかったんですが、浜松JFCは選抜チームみたいですね。私のメモではキープ力とのことでしたが、オールマイティーなタイプとのこと。ジュビロユースで黄金時代を築き昇格。ジュビロでは出られませんでしたが、水戸などで試合に出ていました。出身地も浜松市ですが、前述の一覧にはなく。やはり有名選手のみの記載なのかもしれません。
○11蓮池  メモの位置的にRSH? やや持ちすぎとあったので、彼もキープ力があるタイプなのでしょう。
 検索では、フットサルで代表にもなったアグレミーナ浜松の蓮池 紳吾(はすいけ しんご)選手が出てきました。浜松JFC出身との記述はないものの、1985年生まれで、浜松市にいて、フットサル合いそうな内容のメモでしたので、可能性がありそうです。
○15篠原  メモの位置的にLSB? 太っていて小さいが判断力があるとのメモ。
◎4守屋  メモの位置的にDHかCB? 唯一の◎だが、コメントメモなし。 
○6柴田  メモの位置的にDHかCB? 
13井秋田  メモの位置的にRSB? 評価なし
○14竹下  メモの位置的にGK?




2025年11月24日月曜日

マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで

■2020/11/29 世界一ファンが多いのはマンチェスター・ユナイテッド、サッカーだけでなく全スポーツで
■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…


■2020/11/29 マンチェスター・ユナイテッドはファン6億人で世界一、サッカーだけでなく全スポーツで

 マンチェスター・ユナイテッドのWikipediaを見ていたら、2012年に大手市場調査会社であるカンター社が調査したところ、フットボールに限らず、すべてのスポーツクラブの中で世界一ファンの多いクラブだった…という話がありました。世界人口のおよそ11人に1人にあたる6億5,900万人ものファンがいるとされていたそうな。嘘くさいんですけど、本当なんでしょうか。著名人のファンがいる…という話もWikipediaではあり、以下のような感じ。ただ、「世界の11人に1人がファン」というインパクトからすると、全然ですね。11人に1人がファンならもっともっと有名人のファンが多いはずでしょう。

<著名人のファンとして挙げられるのは、地元出身のロックバンドストーン・ローゼズのメンバーで、熱狂的なファンで知られる彼らの楽曲「This Is The One」は入場曲として長らく使用されている。また、ギャリー・ネヴィルの引退試合では、ボーカルのイアン・ブラウンが同曲をアカペラで合唱した。他にも、自身がチェアマンを務めるバンド “シンプリー・レッド” の名前の由来に「地毛が赤」と「マンチェスター・ユナイテッドが好きだから」を掲げるミック・ハックネルや、父親が元在籍選手だったイアン・マクシェーン、2012年と2014年のPGAツアー賞金王であるローリー・マキロイ、クリケット選手のマヘンドラ・シン・ドーニ、世界最高峰のプロレス団体WWEにて史上初のクルーザー級かつ覆面スーパースターとして当時の番組最高王座を獲得したレイ・ミステリオ、2009年に練習場を訪れたこともある100m走&200m走の世界記録保持者ウサイン・ボルト、元選手のガリー・ネヴィルに「モウリーニョはまるで彼のようだ」と例えられたフロイド・メイウェザー、そのメイウェザーと偉大なる戦いで対峙したマニー・パッキャオらである>


■2021/12/09 マンチェスターが1位は嘘?収入ランキングでは3位より下…

 <債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響>(2021/7/29(木) 7:04配信)という記事を読んでいたら、日本だけなく海外のビッグクラブも大幅な収入減となっているとして、海外クラブの財政事情の話が出ていました。
 で、てっきりマンチェスター・ユナイテッドが収入世界一なんだと思ったら違っていてびっくり。ファンは1位でも収入は1位ではないようです。というか、3位にすら入っていませんでした。ひょっとしたら今はファン数も1位じゃないのかもしれませんね。

<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8

 1位は上記の通り、バルセロナでした。ただ、バルセロナは収入世界一であるのに、お金の使い方が下手すぎて借金だらけ。そして、これに関わるルール(下記参照)により、よりによって一番大事なメッシを手放す…ということに後になっています。
 楽天がバルセロナとの契約を打ち切ったのもメッシ移籍が理由の一つではないかとされており、バルセロナ人気も今は落ちている可能性がありそう。ひょっとしたらレアル・マドリーが世界一かもしれません。

<バルセロナには途方もない額の借金があった。13億5000万ユーロ(約1730億円)。数日前にバルセロナのラ・ポルタ会長が公表した金額だ。前任のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長のめちゃくちゃな経営で膨れ上がった負の遺産だ。
 バルセロナに借金があったからというだけで、メッシと再契約できなかったのではない。そこにはファイナンシャルフェアプレーというルールが関係してくる。このルールはチームの健全運営を促進するという名目で設けられたもので、平たく言えば、収入以上の大きな支出を認めないことで赤字を防ぐというものだ。(中略)
 それによると、スペインのクラブは収入の約8割しか補強や選手の年俸の支出にあてることができない。(中略)
 メッシは年俸を半額にまで引き下げることに了承したが、それでもこのルールの基準を満たすことはできなかった。(中略)こうしてメッシの電撃退団が決定した>
(メッシ、PSG移籍の舞台裏。なぜバルサに残れなかったのか|スポルティーバ 公式サイト web Sportivaより)
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/wfootball/2021/08/24/psg_3/

2025年11月23日日曜日

Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低いって本当?

■2021/07/31 内田篤人・酒井高徳「Jリーグとヨーロッパは全く別のスポーツ」
■2021/07/31 日本とヨーロッパの決定的な違いは2つの「アクション」の違い
■2021/07/31 せっかくプレスに行っても足を止めて奪いに行かないのが日本流
■2021/07/31 Jリーグは低レベルで変える必要がある…という結論なのか?
■2021/09/20 欧州組が言う理想のサッカーってハリルホジッチ監督のサッカーでは?
■2017/01/04 Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低い…というのは本当なのか?
■2017/01/04 日本版プレミアリーグ創設は、意外に悪くない案か?
■2017/01/04 高原直泰はJ2のレベルアップと日本サッカーのレベルアップを指摘



■2021/07/31 内田篤人・酒井高徳「Jリーグとヨーロッパは全く別のスポーツ」

 内田篤人が引退会見のとき、ちょうどCL決勝、バイエルン対パリ・サンジェルマンの翌日だったこともあり、内田はその決勝を引き合いに出して「CL決勝とJリーグの試合を見られるけど、違う競技だなと思うくらい僕の中では違いがある」と問題提起していたそうです。
 約半年後、酒井高徳がNewsPicksのインタビューで「篤人くんの意見に100%賛同です。篤人くんが『Jリーグは違うスポーツだ』と言っていたんですけど、僕たち海外を経験した選手が思っていることを代弁してくれたなって」としていたといいます。

「(Jリーグは)自分たちのリーグで自分たちのサッカーをやって、その中での勝ち方だったり強さだったりを見出している。だからヨーロッパのサッカーに近づこうとしているとか、モダンになっていくヨーロッパのサッカーに近づいているという印象は一切ないです」

 上記だけだと単純にJリーグのレベルが低いという話ではない可能性を感じました。ただ、これを取り上げた記事は、<内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」…欧州の日本人監督に聞く“どこが一番違う?”>(2021/7/27(火) 17:01配信 Number Web)というものでした。https://news.yahoo.co.jp/articles/dc6f035c0e812516ef745e564eda33d8a8b5f177

 なお、最初、私のこのインタビューを受けていた「モラス雅輝さん(42歳)」をラモス瑠偉と空目して、42歳って年齢おかしくね?と思ったら、「ス」しか合っていませんでした。ちなみにラモス瑠偉さんは今64歳だそうです。
 で、モラス雅輝さんはどんな人なのか?と言うと、ヨーロッパでもJリーグでも経験あるという人らしいですね。

<16歳でドイツに渡り、オーストリアで指導者ライセンスを取得し、先月、オーストリア3部のヴァッカー・インスブルックIIの監督に就任した。
 Jリーグでの指導経験も豊富で、2008年11月から2010年末まで浦和レッズのコーチ、2019年6月から2020年9月までヴィッセル神戸のコーチを務めた>


■2021/07/31 せっかくプレスに行っても足を止めて奪いに行かないのが日本流

 もう少し読み進めると、酒井高徳選手は「(日本は)海外と比べた時にはあまりにも消極的すぎるんです。守備も消極的すぎます」とも言っていたとのこと。モラス雅輝さんは、「ドイツ語圏だと『ボールを奪う』のは攻撃という認識があるんですよ。受け身ではなく、アクションを起こして主体的にボールを奪いに行く」としていました。これは単純なレベルの差ではなく、スタイルの差ですね。
 インタビューアーは「日本はプレスに行って相手に近づいても、1メートルくらい前で止まってしまい、足を出さない」と指摘。コメント欄によると、鎌田も「わざわざ労力をかけて前線からスプリントしてボール奪いに行ってるのに、いい形で奪っても一旦ボール落ち着かせるんじゃ労力かけてる意味がない」と言っていたとのことです。

 モラス雅輝さんによると、これは育成年代からの問題で、「日本の育成現場では『かわされるな』、『抜かれるな』という指示がよく飛ぶ」とのこと。一方、オーストリアのレッドブルでは、そのままとりに行くように指示されるそうです。
 コメント欄でも<初めてスポ少でサッカー習った時のディフェンスの基本は「一発で(取りに)行かない」、「抜かれないのが第一で、チャンスがあれば取りに行く」だった>というものがありました。これが日本のスタイルのようです。

 ただし、ヨーロッパでも国によって違うと、モラス雅輝さんは説明。スウェーデンのリーグでは、4-4-2で引いてブロックを作って守るスタイルが一般的で、そこまで前線からプレスはかけないとのこと。やはりレベルの差ではなくてスタイルの差という話でしょう。


■2021/07/31 日本とヨーロッパの決定的な違いは2つの「アクション」の違い

 また、ボールを奪った後もスタイルに差が出ます。日本は「ボールを大事にしよう」「つなごう」という意識。一方、奪ったあとすぐにリスクを冒して縦パスを入れるという意識は強くありません。高徳選手のインタビューでも、Jリーグの試合を見ていると、奪った後に1回ゆっくりつなごうという意識が強いという話があったそうです。
 「話をまとめると、『奪おうとするアクション』、『奪った後のアクション』、この2つの局面における強度と優先度に大きな違いがあると思います」という話でした。

 これについても、やはり指導の差ではないかといったコメントが出ていました。「失敗すると怒られるからじゃない?」として、「たとえば、奪ったあとすぐにロングの縦パスを飛ばすのがよいと頭ではわかっていても、日本国内ではそれをやれない。なぜか。失敗してボールを奪われると怒られるからだ。シュートを打たずにパス回しするのも同じ。日本選手がリスクを恐れないようになるには、失敗しても怒らない風土を作るしかない」と書いています。

 なお、「奪った後のアクション」については、スウェーデンも日本と違うかもしれませんね。ロシアワールドカップのスウェーデン代表は、攻撃では可能性の低いボールばかり入れていて良さがわからなかったのですが、これでうまく行くときにはうまく行っていました。ハマれば儲けものだから攻撃はいくらミスしてもいい…と割り切ったサッカーのようです。なるほど!と感心しました。

■2021/07/31 Jリーグは低レベルで変える必要がある…という結論なのか?

 単純なレベル差ではない…に関しては、「よく(引用者注:神戸でいっしょだった)高徳選手とも話したんですが、何を求めるかにかかっていると思います。僕はJリーグがすごく好きだし、Jリーグのサッカーはすごく魅力的だと思っています。日本サッカーが国としてボールを大事に扱うところに重点を置くのであれば、そこを追求するのは悪くないと思う」とのことです。
 ただ、「現実的にW杯で結果を残したいとなったら、インテンシティがあまり高くないサッカーだと結果は出づらい」とはコメント。一方で、「日本サッカー界全員が変わらなければならないというわけではありません」ともしていました。以下のような理由です。

「W杯に行ける選手はほんのわずか。登録メンバー23人のために数百万人を変えるという無茶苦茶なことはやる必要はない。日本のサッカー文化がありますし、日本の現場で長年浸透してきた考え方、感覚があるので、それは大事にすべきでしょう。ただ国際舞台で結果を残したい選手は、ヨーロッパの第一線で強度の高いサッカーを身につけて行く方がいいと思います」

 後半で「Jリーグはプレーレベルが高いし、経済的に安定しているし、環境が整っていますよね。僕は浦和や神戸という素晴らしいクラブにいましたけど、施設も素晴らしかったし、メディカル、チームマネジメント、運営、すべてがハイレベルでした。選手たちがサッカーと成長に集中できる環境が整えられていた」という話も。これまたやはり単純なレベル差ではないという話です。
 なので、<内田篤人も酒井高徳も認めた「日本サッカーと欧州サッカーの埋められない差」>という記事のタイトルはおかしかったですね。


■2021/09/20 欧州組が言う理想のサッカーってハリルホジッチ監督のサッカーでは?

 上記の内田篤人・酒井高徳などヨーロッパサッカー経験者の話を読んでいて思ったのは、「あれ、これって酷評されたハリルホジッチ監督のサッカーじゃね?叩かれたハリルが良かったんじゃ?」というものでした。
 私はハリルホジッチ監督の日本代表の試合は1回しか見ていなかったんですが、そのときの印象は前から守備できる選手を多く配置した上で、奪った後はすぐ前に運んで一発を狙うというサッカー。正直つまんなくて嫌いなサッカーですし、日本人に会うサッカーでもないと感じた一方で、良い選択だとも感じました。
 アジアではなくワールドカップで戦うなら、総合力で劣る日本にとっては良い選択だろうと思ったんですよね。なので、前回の話とピッタリ印象が合いました。嫌われるだろうけど、先を見てチームを作ってるいい監督だと関心しましたね。嫌われすぎて焦点を合わせてきたワールドカップ前に解雇される…という見事なオチがついたんですけど…。

 ただ、一方でハリルホジッチ監督は試合によってやり方を変えてくるという話も読んだことがあり(今、何もかも変えなすぎ!と叩かれている森保一監督とは対照的です)、私が見た試合のサッカーはたまたまだった可能性があります(たまたまであってもオプションとして経験させてたというのは良いことなんですけどね。森保一監督はオプションがありません)。で、検索してみたところ、どうやら私が見たやり方は、ハリルホジッチ監督がかなり意識してやっていたやり方だったようです。
 以下は、前回の「日本のサッカーじゃなくても、日本代表ではヨーロッパ型のサッカーをした方が良い」とは全く逆の結論となっている<ハリル氏の解任に学ぶ サッカー日本代表監督に必要な資質>〈AERA 栗原正夫)という記事ですが、内容的には重なるものがありました。

<ハリルホジッチ前監督が強調し続けた「デュエル(1対1の球際の戦い)」や「縦に速い攻撃」は元来、日本が不得意とする部分だった。言い方こそ違えど、かつての代表監督もW杯での失敗要因に「フィジカルの弱さ」(ジーコ)、「インテンシティ(プレー強度)の低さ」(ザッケローニ)と似たような指摘を繰り返していた。いわば、これは言わずと知れた日本の伝統的な課題で、一朝一夕に改善できるものではない。
 だからこそ、その後の指導者にはこの課題を理解したうえで、俊敏性や機動力など日本人のよさを生かしたサッカーが期待されていたのではなかったか。それでも、前監督は最後まで「デュエル」や「縦に速い攻撃」など自身の哲学にこだわり続けた。これでは夫婦関係は冷え切り、コミュニケーションがなくなるのは当然の帰結だった>
https://dot.asahi.com/aera/2018051600026.html
■2017/01/04:Jリーグはなぜ低レベル?そもそもレベルが低いって本当?

 ハリルホジッチ監督や本田圭佑など、Jリーグのレベルが低いという批判は多いです。ただ、その一方で鹿島が南米代表に勝って、レアル・マドリード相手にリードするなど活躍していまいました。
 これをもってJリーグのレベルが高いか?と言えるとそうではなくて、Jリーグのレベルを上げる必要性をある意味で再確認したところもある話ではあります。とはいえ、単にレベル低いで済まして来た人はどうかな?と思う活躍でした。
 以下は、鹿島の方でも書いた話で、Jリーグのレベルを上げる必要性を再確認、に関する記事。鹿島のメンタルが他のJリーグクラブとは段違いであるものの、それでもなおレアル・マドリードのメンタリティが上であることを指摘した上で、以下のように書いていました。

-----引用 ここから-----
本気でレアルに勝つつもりだった鹿島の善戦で、突きつけられた日本サッカーの問題点
週プレNEWS / 2016年12月20日 19時0分 中山 淳
http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_77121/

では、どうすれば鹿島、ひいては日本のクラブが世界に追いつくことができるのか?

この問いに対して、石井監督は「こういうテンションの試合を続けないと、世界との差は縮まらない。そうしないと、今回チャンピオンになったレアル・マドリードには近づけない」と答えている。

確かに、今年の鹿島や昨年3位のサンフレッチェ広島も、CWCを戦う中で選手個々やチームは目を見張るような成長を遂げた。しかし悲しいかな、日常のJリーグに戻ると、CWCと同じテンション、レベルで戦える環境がないというのが現実だ。

それはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも変わらない。石井監督の言葉は、自分たちが成長したくても、現状の日本サッカーの環境では限界があるという悲痛な叫びにも聞こえてしまう。

もっとも、これは日本だけの問題ではなく、北中米カリブ、アフリカ、そして南米のクラブにとっても共通した悩みでもある。もしかしたら、ヨーロッパ一極集中化が加速する現在のサッカー界では、ヨーロッパ以外の地域が手を取り合い、お互いを切磋琢磨できる舞台を新たに作ることが求められているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----

■2017/01/04:日本版プレミアリーグ創設は、意外に悪くない案か?
 これで思い出したのが、立ち消えになった日本版プレミアリーグ創設という話。最初馬鹿らしい話だと思いましたし、一貫性のないJリーグなので結局実現しなかった話なのですが、上記の話を聞いて悪くない案のような気がしてきました。
 というのも、できるだけレベルの高い試合をするには、弱い対戦相手と戦う機会を減らす必要があるためです。

-----引用 ここから-----
J1の上に日本版プレミア!12年目指す - サッカーニュース : nikkansports.com
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20100729-659361.html

 基本構想はトップレベルの格上げだ。Jクラブの中で、資金面などで高い基準を満たす8から10クラブを選抜して国内トップのリーグを形成する。例えば、上位4チームのレギュラークラスは年俸1億円以上を目安にするなどの案もある。人気、実力を兼ね備えた選手を集めることで、リーグ全体の人気を高め、利益に結び付けたい考え。(略)

 93年に10クラブでスタートしたJリーグは、現在37まで増えた。増加により地域に根ざした身近なクラブは増えたものの、エンターテインメント性は薄れ、リーグ発足時ほど注目されなくなった。

 またクラブ間で、経営規模や目標も大きな差があるため、リーグ全体を同じ方針で運営することに限界も出てきた。12年には40クラブに達する見込みで、拡大路線には一区切りとなる。その後はリーグ再編が必須となっている。底辺拡大の指導役となってきた鬼武健二前チェアマン(71)は「40クラブまで増えた後のリーグのあり方については、今から考えておく必要がある」と話している。

 経営難に苦しむクラブの救済にもつなげたい考えだ。Jリーグは07年から11年までの5年にわたり、スカパー!と契約して年間50億円の放送権料を得ている。今後、契約更新の交渉が本格化するが、マンネリ化しつつある現状のままでは厳しい。新たな契約が始まる12年に「プレミアリーグ」が発足できれば、テレビ局側にとっても大きな魅力となる。好条件で契約できれば、各クラブへの配分金も大きくなる。 [2010年7月29日9時31分 紙面から]
-----引用 ここまで-----

 拡大路線は確かにどうかというところがありました。
 ただ、一見もっともらしく見える「またクラブ間で、経営規模や目標も大きな差があるため、リーグ全体を同じ方針で運営することに限界も出てきた」には疑問があります。
 上記には実力という言葉が入っていないので、わざとかもしれませんが、最近のJリーグはむしろ実力差が小さく、混戦となることが多いです。
 実力差の小ささは、参加クラブの多い現在のやり方であっても、前年にJ2だったクラブが上位争いすることが珍しくないことからもわかります。
 私がこの話を知ったのは2015年になってからですが、これがこの意見には賛成できないと思った理由でした。
 ただ、さっき書いたように、できるだけレベル差を減らすように促すという意味ではアリかもしれません。トップリーグのクラブ数が増えれば、自然とそこのトップ選手も集中することになりますからね。

■2017/01/04:高原直泰はJ2のレベルアップと日本サッカーのレベルアップを指摘

 もう一つ関連する話として、高原直泰がむしろ日本サッカーやJ2がレベルアップしたという話をしていました。何が根拠か?というと、どうもパス回しできるチームが増えたってことみたいですね。

-----引用 ここから-----
高原直泰「J2のレベルを考えてみても、日本サッカーの底上げが分かる」 | サッカーキング 2013.11.05
https://www.soccer-king.jp/sk_column/article/146250.html

――経験と言えば、高原選手は南米、ヨーロッパに続いてアジアでもプレーしました。韓国のKリーグについて、まずそういった話をしていました。

高原直泰 ハハハ(笑)。確かにそうですね、韓国にも行きましたからね。

――日本人としては、ライバル韓国の現状が気になります。

高原直泰 当時(10年)は14チーム、今はもっとあるのかな? 上位の6チームぐらいはすごくレベルが高いですよ。俺がいた水原三星もそうだし、FCソウルなんかもJリーグで優勝争いができるぐらいのレベルだったと思います。それに今はボールをつなぐサッカーができるようになってきた。以前は韓国と言えば、どちらかと言うとフィジカルを前面に押し出したゴリゴリ系のサッカーというイメージがあったじゃないですか。まあ、下位のチームは戦力的に蹴ってセカンドボールを拾うサッカーなんですけど、上位6チームには技術の高い選手が多くて、すごくいいサッカーをしていた。それに外国籍選手の質も高い。最近、韓国のクラブがACL(AFCチャンピオンズリーグ)で強いのは、そういうところに理由があると思うんですよね。日本にも韓国からたくさん外国籍選手が来ていますし。俺のいた水原は特にコンビネーションで崩そうとしていたから、やっていて、すごく楽しかったですよ。
-----引用 ここまで-----

 そして、J2について、同じ観点でレベルが上がったと述べているのです。

-----引用 ここから-----
――今は東京ヴェルディでプレーされていますが、J2のレベルはどう感じています?

高原直泰 昔見ていたJ2の試合って、本当にドッカンドッカン蹴り合っちゃっていて、あまり形になっていなかったんですよ。でも、今はそんなことないし、うちにもJ2全体を見渡しても、レベルの高い選手がすごく多い。特に今シーズンはガンバ大阪とヴィッセル神戸というJ1でも戦えるチームが降格してきたこともあって、他のクラブにとってはすごく刺激になるし、モチベーションが高まっていると思う。そういう気持ちで臨まれる彼らにとっては嫌だろうけど(笑)。こうしてJ2のレベルを考えてみれば、日本のサッカーは本当に底上げされてきているんだなって感じますね。
-----引用 ここまで-----

 ただ、この前にレベルに関してはわからないところもあると言っていました。リーグの特性が異なるためです。

-----引用 ここから-----
――その後、08年に6シーズンぶりにJリーグに復帰して、浦和レッズに加入しました。かつてと比べてJリーグのレベルは上がっていると感じました?

高原直泰 そこに関しては正直、分からない部分があるんです。というのも、自分にとっても久しぶりのJリーグで、なかなか順応できなかったから。やっぱりリーグが変わると全然違うんです。日本は前からどんどんプレスを掛けていって展開が早い。それは戻って来て、すごく感じました。ボカから戻って来た時、ジュビロのアドバイザーをしていたドゥンガに「お前は今、アルゼンチンの感覚に馴染んでいて、ボールを少し持ち過ぎているから、早くJリーグの感覚に戻せ」って言われたんです。わずか半年でもそうなのに、6年も離れていたんだから本当に難しかった。
-----引用 ここまで-----

 話がそれてしまいますが、高原直泰が行っていた当時見ていたアルゼンチンリーグはたいへん楽しかったです。何が楽しいってボールがほとんど外に出ず、ゲームが止まらないんですよ。なるべくボールを繋いだり、ドリブルしたりで、ゲームを続けようという感じ。
 安全性を考えると問題となる部分もあるものの、流れが切れないのですごく楽しかったんですね。なので、高原直泰がJリーグに戻ってきて戸惑ったというのもわかる気がします。

 もう一度Jリーグのレベル関連の話に戻ると、やはり違いを感じたというのが精神面でした。

-----引用 ここから-----
――南米というと、選手がみんなハングリーなんじゃないかという印象があります。

高原直泰 やっぱり生活が懸かっているというか、家族全員の生活を背負っている選手がたくさんいましたよね。日本とはサッカーをする動機も覚悟も違うなっていう。もちろん、歴史や環境の違いもあるんだけど、彼らから自分の人生を懸けてサッカーで生きていくという強い意志と覚悟が必要だと学ばせてもらいましたね。
-----引用 ここまで-----

 ただ、このよく強調されるハングリーさもどうかなぁ?と思うところがあります。スポーツ心理学では、楽しくプレーすることが重要だとされているため、ただ厳しくなければいけないとなってしまうのは、科学的根拠のない誤解ではないか?と思うところがあり、気になっています。

2025年11月22日土曜日

世界最高のリーグはプレミア、ブンデスやリーガエスパニョーラは低レベル、クロップ監督らが主張

■2017/03/17 世界最高のリーグはどこ?プレミアリーグ、CLでは低迷目立つ
■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」
■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち
■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅
■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?
■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11


■2017/03/17 世界最高のリーグはどこ?プレミアリーグ、CLでは低迷目立つ

 世界最高のクラブ同様、世界最高のリーグというのも揉めそうな話ですが、プレミアリーグはその候補の一つでしょう。
 ところが、意外なことに、プレミアリーグのクラブは、チャンピオンズリーグ(CL)だとめっぽう弱いようです。

 CLの低迷目立つイングランド勢。過去5年で11クラブが16強敗退、今季唯一の8強はレスター フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月16日

 レスターはCLベスト8に進出した8つ目のイングランドのクラブであり、これは他のどのリーグよりも多いそうです。
 一方で、近年のCLではイングランド勢の低迷が目立ちます。過去5シーズン、ベスト4に進出したのは15/16シーズンのシティと13/14シーズンのチェルシーのみ。全20クラブのうち15クラブはグループステージを突破しているが、そのうち11クラブがベスト16で敗退しています。


 では、強いのはどこか?と言うと、リーガ・エスパニョーラだと言えるかもしれません。

 今季はベスト8にバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが名を連ねているように、スペイン勢が上位を占めています。
 ここ3シーズンではいずれもリーガエスパニョーラのクラブが優勝しており、イングランドは後塵を拝しています。

 ただ、一応言い訳もできるかもしれません。
 誰だったか忘れたものの、過去にプレミアの監督が、逆にリーガ・エスパニョーラのレベルは低いと発言していました。バルセロナなどのクラブは下位クラブ相手で楽勝できる一方、プレミアリーグでは下位相手でも油断できないという理由です。
 実際、レスターが昨シーズン優勝するなど、プレミアリーグの方が実力が拮抗しているかもしれません。リーガ・エスパニョーラはアトレティコ・マドリーなどもいますが、バルセロナとレアル・マドリーが抜けており 、下位との差はあります。
 こうした事情により、プレミアリーグではチャンピオンズリーグに向ける体力を失っていると、言い訳できそうです。

 とはいえ、そもそも下位クラブが善戦できてしまうリーグは本当にレベルが高いのか?と、疑問に思います。
 Jリーグなんかもそういう時期がありましたが、昇格クラブがいきなり優勝争いできてしまうリーグがハイレベルとは言えません。

  なお、リーグ全体のレベルを抜きにして言えば、上位クラブとしてリーガが最強であると説明することはかなり簡単です。
 例えば、国内の主力選手を2クラブにまとめる場合と、10クラブに分散させる場合に、どちらの上位クラブが強いかと考えれば、当然前者です。リーグのレベルはともかく、偏っている方が上位クラブが 強くなるのは、理論的に当然でしょう。
 そして、最近のバロンドールがメッシとクリスティアーノ・ロナウドというリーガの選手しか取っていないことも、上位クラブの選手の質の高さで上回っていることを証明しています。

 ここらへんはリーグレベルと上位クラブレベルは考え方が異なるという話ですので、結局、なかなか決着はつかない話かもしれません。



■2017/05/20 プレミアリーグの監督「ブンデスリーガは低レベル」

  最初のところで過去にプレミアの監督がプレミアリーグのレベルについて言っていたと書いた話。うろ覚えだったのですが、ちょうど同じようなことを今度はブンデスリーガと比べて言っていました。

 問題の主張をしていたのは、リバプールのユルゲン・クロップ監督。
  ブンデスリーガ5連覇を達成したバイエルンと、ボルシア・ドルトムント指揮官として何度も対戦してきたクロップ監督は、ライバルの偉大さを認めつつ、プレミアリーグはさらに厳しい舞台だと述べていました。

「バイエルンがプレミアリーグで優勝するのは簡単じゃない。ただ、その可能性が非常に低いわけではないだろう」

 記事であったこの後の話が、さらにちょうど良い話。
 "近年、チャンピオンズリーグでは成績を残せていないプレミア勢だが、それには国内リーグとカップ戦のタフさが影響しているという声もある"とのこと。
 真偽はともかく、こういう主張が以前からあるのです。

ブンデス5連覇バイエルンでもプレミアなら苦戦? クロップの見解 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月18日  より


■2017/05/20 給料が高い割に勝てないプレミアリーグのビッグクラブたち

 年俸が不当に高騰しすぎているということもあって仕方ないのですが、プレミアリーグのビッグクラブはお金をかけているわりに勝てていないというデータがありました。
 リーガエスパニョーラでやったら、たぶんバルセロナやレアル・マドリーなんかも、効率の悪いクラブになるんじゃないかと思います。


 1ポイントあたりに最多の金額を費やしているのは現在6位のマンチェスター・ユナイテッド。ユナイテッドと僅差でのワースト2位は今季プレミアリーグ最下位のサンダーランド。
 このサンダーランドは特殊で、この後はリバプール、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーと、人件費の高いビッグクラブが「燃費の悪い」側に並んでいます。

 逆に最も「効率よく」勝ち点を稼いでいるのは今季2位のトッテナム。昨季の給与総額1億460万ポンド(約153億円)は全体の6位と高めではあったものの、今季は勝ち点80を獲得し、1ポイントあたり130万ポンド(約1億9000万円)という結果。金額の割にかなり勝てました。
 1ポイントあたりの給与額が次に低いのはボーンマス。現時点で勝ち点45の10位という成績ですが、昨季の給与総額は全チーム中でワトフォードに次いで少ないため。続いてエバートン、ワトフォード、ウェスト・ブロムウィッチが「燃費の良い」クラブだという結果となっていました。

プレミアリーグの“燃費”ランキング。勝ち点1に要する選手給与が最も高いクラブとは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月17日 


■2017/10/24 世界ベストイレブンはリーガ・エスパニョーラが圧倒 プレミア・ブンデスは壊滅

  FIFAと国際プロフットボール選手会(FIFPro)の共催で選ばれた2017年のベストイレブンが発表されました。このメンバーを見ると、圧倒的にリーガ・エスパニョーラですね。そもそもマドリーだけで5人も選ばれています。
 ネイマールがフランスに移籍したせいで、今年以降はむしろマシになったかもしれません。
 というか、プレミアリーグは1人も選ばれていませんでしわ! あと、ブンデスリーガもゼロです。この見方なら、リーガ・エスパニョーラがダントツな感じですね。

<リーガ・エスパニョーラ> 7人
DF セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
DF マルセロ(レアル・マドリー)
MF トニ・クロース(レアル・マドリー)
MF アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
MF ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
FW クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)
FWリオネル・メッシ(バルセロナ)
<セリエA>
GK ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)
DF レオナルド・ボヌッチ(ミラン)

<リーグ・アン>
DF ダニエウ・アウベス(パリ・サンジェルマン)
FW ネイマール(パリ・サンジェルマン)

2017年世界ベストイレブン発表。Cロナ、メッシ、ネイマールは順当に選出フットボールチャンネル - 10月24日 10時16分
http://ecnavi.jp/mainichi_news/article/332a7ea9b1f8c8ecd08d0a2175c3a70f/



■2017/12/11 UEFAランキングで判別、最強リーグはどこの国か?

 UEFAランキングには国別でなく、リーグ別というのもあるそうです。おもしろいですね。以下は2014年10月に書いたものですが、最後に今年のデータも見ます。

-----引用 ここから-----
UEFAランキング - Wikipedia

リーグランキングは、各所属協会から、UEFAチャンピオンズリーグ、UEFAヨーロッパリーグなどに参加できるクラブ数を決めるのに使われる。

各協会のクラブがチャンピオンズリーグ及びヨーロッパリーグで1シーズンに獲得したポイントを合計。勝利:2ポイント、引分:1ポイント。予選のポイントは半分になる。他にボーナスポイントとしてチャンピオンズリーグ本戦に参加した段階で4ポイント(2008-09シーズンまで3ポイント)、決勝トーナメント進出で5ポイントが、チャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグ共に準々決勝以上に進出すると各段階で1ポイントが加算される。その後、2大会に参加したクラブ数で割ることで、当該協会のランキングポイントが決まる。小数点以下第3位まで計算し、過去5シーズンのポイントの合計でランキングを決定する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/UEFA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaのランキングは古いので、別のところからから。一部翻訳しています。

-----引用 ここから-----
UEFA Country Ranking 2014

#     国     ranking
1    スペイン     97.713
2    イングランド     84.748
3    ドイツ     81.641
4    イタリア     66.938
5    ポルトガル     62.299
6    フランス     56.5
7    ロシア     46.998
8    オランダ     44.312
9    ウクライナ     40.966
10    ベルギー    36.3
    5iesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2014.html-----引用 ここまで-----

 意外にウクライナ頑張っています。落ちぶれたイタリアは4位とはいえ、ポイントを見ると3強とは差が開いています。イタリアは5位のポルトガルと差がありません。

 また、3強の中でもスペインが頭一つ抜けていることもわかります。バルセロナ、レアル・マドリードというメガクラブを2つ抱えているせいでしょう。

 さて、ここから2017年の話。 ドイツとイングランドの順位が逆転ですが、イタリアが追いついてきて2位争いは熾烈。スペイン一人勝ち状態でした。

1    スペイン    104.998
2    ドイツ    79.498
3    イングランド    75.962
4    イタリア    73.332
5    フランス    56.665
6    ロシア    50.532
7    ポルトガル    49.332
8    ウクライナ    42.633
9    ベルギー    42.4
10    トルコ    39.2
UEFA Country Ranking 2017
https://kassiesa.home.xs4all.nl/bert/uefa/data/method4/crank2017.html

 チャンピオンズリーグという基準だと、やはりバルセロナとレアル・マドリーがあるリーガエスパニョーラがダントツですね。


■2021/06/13 グアルディオラなど…リーガエスパニョーラ好きな選手ベスト11

 私がリーガエスパニョーラで好きな選手ベスト11、それも2000年4月22日という昔の好きな選手…という、えらくどうでもいい話で申し訳ないのですが、こちらに追加。最強かどうかは別として、私はこの頃の印象があるので、リーガエスパニョーラが一番好きですね。攻撃的で見ていて楽しかったです。
 昔の話なので、カシージャスは当時18歳という若さ。また、プジョルは当時まだ右サイドバックでした。あと、グアルディオラやイエロがまだ現役でした。グアルディオラは監督イメージが強すぎて違和感あるかもしれません。

 リーガエスパニョーラの好きな選手ベスト11なのですが、所属クラブはほとんどレアル・マドリーとバルセロナ。当時一番好きだったのはレアル・マドリーで、他はセルタやバレンシアが好きで、バルセロナは好きじなかったはずなのに、好きな選手で見ると、レアル・マドリーと同点の5人で1位タイ。他はセルタが1人だけでした。
 国籍では当然スペインが多く7人。あとはオランダが2人いる程度でバラバラですね。

GK カシージャス レアル・マドリー スペイン
LSB ゼンデン バルセロナ オランダ
CB コク バルセロナ オランダ
CB イエロ レアル・マドリー スペイン
RSB プジョル バルセロナ スペイン
(RSB アングロマ バレンシア フランス)
DH グアルディオラ バルセロナ スペイン
DH シャビ バルセロナ スペイン
LSH サビオ レアル・マドリー ブラジル
(SH フィーゴ バルセロナ ポルトガル)
RSH カルピン セルタ ロシア
(RSH メンディエタ バレンシア スペイン)
FW ラウル レアル・マドリー スペイン
FW モリエンテス レアル・マドリー スペイン
(FW イリエ バレンシア ルーマニア)

2025年11月21日金曜日

メッシ2世だけど名前はシャビ由来なシャビ・シモンズ

■2017/10/01 メッシ2世だけど名前はシャビ由来なシャビ・シモンズ 



■2017/10/01 メッシ2世だけど名前はシャビ由来なシャビ・シモンズ

  スペイン紙『アス』が「将来のクラシコを担う若手選手10人」を選出。バルセロナの下部組織所属で元京都パープルサンガ(当時)のレジを父に持つ13歳の天才MFシャビ・シモンズなどが選ばれていました。
  父親のレジは、本名をレジリオ・シモンズ。現在アヤックスのアカデミーで働いています。彼はオランダ出身(息子のシャビ・シモンズも当然オランダ人)ですが、検索したところ、アヤックスにいた経歴はありません。アヤックスなら人材豊富で、よそから取らないイメージなんですけどね。
 あと、たぶん代表歴もないと思われます。

 ということで、レジはスター選手ではなかったのですが、息子には凄い期待。
 「どこにいても代理人が尋ねてきて、スパイクの契約や金銭的なアプローチをしてくる。それが今のサッカー界であり、多くの親が困っているだろう」と、たくさんのオファーが届いていることを明かしていました。
 例えば、 チェルシーは2014年にX・シモンズとの契約を画策、現在も関心を示しているといいます。

 なお、 シャビ・シモンズの名前は、かつてバルセロナで長年活躍し、キャプテンも務めた現アル・サッド所属の元スペイン代表MFシャビにちなんでつけられたものだと伝えられているとのこと。
 メッシ2世とも呼ばれているそうで、そのままバルセロナにいた方がストーリーとしてはおもしろいです。
 (チェルシー、バルサの天才少年“シャビ”を注視…父親は元京都のレジ | サッカーキング(2016.01.08)より)

 動画がありました。少し見た感じ、周りの選手と比べて小さいので、上のカテゴリでプレーしているのかも。そのせいか、スピードは抜けているわけではありません。で、そのスピードのせいかガンガン抜いていくスタイルでもないですね。
 ただ、技術的なところやバランスはしっかりしていて、きちんとコントロールして簡単に良い体勢にして、周囲を使うプレーが多いように見えました。ワンタッチ目から相手をいなすことを考えた触り方が多く、センスの良さはすごく感じます。
 体格的な見劣りのせいで、このままスター選手になるか?というと、ちょっと不安なところも。大事に育てていってほしいです。

 【久保建英だけじゃない】2003年生まれ バルセロナ シャビ・シモンズの超絶ドリブル&プレー集
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ジェラール・ピケ、宿敵レアル・マドリーのスタジアムと同じ名前だった

■2015/12/6 ジェラール・ピケ、宿敵レアル・マドリーのスタジアムと同じ名前だった
■2021/06/28 結局マドリーとバルサだらけなスペイン好きな選手ベスト11



■2015/12/6 ジェラール・ピケ、宿敵レアル・マドリーのスタジアムと同じ名前だった

 スペイン代表繋がりで古い話をここに追加。 すごく好きな選手のピケ。何か名前もかわいくないです?
 このピケの名前「ジェラール・ピケ・ベルナベウ」の「ベルナベウ」見て、レアル・マドリードのホームスタジアムと同じなんだと初めて知ってびっくり。スタジアムは「サンティアゴ・ベルナベウ」。ピケはマドリーをけちょんけちょんに言うことが多いんですけどね。
   レアル・マドリーのスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ」はレアル・マドリード元会長の名前由来。で、ピケのおじいちゃんも、バルサで副会長やっていたんだそうな。

-----引用 ここから-----
ジェラール・ピケ・ベルナベウ(Gerard Piqué Bernabéu, 1987年2月2日 - )は、スペイン・バルセロナ県バルセロナ出身のサッカー選手。リーガ・エスパニョーラ・FCバルセロナ所属。スペイン代表。ポジションはディフェンダー。祖父はかつてFCバルセロナの副会長を務めたアマドール・ベルナベウで、妻はコロンビア人歌手のシャキーラ[1]。
-----引用 ここまで-----

<2010年4月28日 2009-10チャンピオンズリーグ準決勝第二戦 バルセロナ 1-0 インテル>

 さて、書きたいのは過去の感想メモの整理。日付不明で参りましたが、たぶん2009-10のチャンピオンズリーグ準決勝第二戦。動画も発見しました。

<script type="text/javascript" src="http://ext.nicovideo.jp/thumb_watch/sm26361212?w=490&h=307"></script><noscript><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm26361212">【ニコニコ動画】09-10 CL 準決勝 第2戦 バルセロナ vsインテル</a></noscript>

 バルサは勝ったんですが、2点取る必要があったのでトータルでは負けでした。その唯一の得点を取ったのがピケ。以前から攻撃も結構好きだし、足元も結構うまいと思っていましたが、絶対点が必要ということもあり、ときどき攻め上がっていました。
 後半40分近くかな、オフサイドかなというところを裏に抜けて、切り返してくるっと回ってDFを外してシュート。やっと1点。ただ、ゲームの勝ち負けを抜きにすると、攻撃の選手顔負けの見事なプレー。今見なおしてもオフサイドくさいですね。そして、やっぱりうまい。ニコニコ動画のコメントでも好評で、ピケ好きの私はにんまり。

 時間帯メモしていないものの、前半か後半のこれより早い時間帯にもメモ。スナイデルが裏を狙う危ないところ、ピケもスピードを見せてきっちりと対応。良いプレーでした。ブラジルワールドカップではスペインの守備陣が崩壊し、特にスピードに苦労したと言われたんですが、この当時は特にスピード不足という印象はありませんでした。


■2021/06/28 結局マドリーとバルサだらけなスペイン好きな選手ベスト11

 1999-2000シーズンのデポルティーボ・ラ・コルーニャのスタメンメモ見ていて、確かCBのドナトって好きだったよなと思ってうろ覚えでスペインの好きな選手ベスト11を作ってみました。でも、結局、プジョルとイエロとピケの方が好きなんで、ベスト11に入りませんでしたわ。スペインは海外だと一番では?ってくらいに好きな選手多いですね。DFに好きな選手が大すぎたのでイエロをDHにしています。
 あと、選んでみると、レアル・マドリーとバルセロナだらけに。やっぱりこの2チームが多いですね。レアル・マドリーが5人でバルセロナが4人。他は2人しかいません。レアル・マドリーは一時期最も好きだったので当然なのですが、バルセロナはクラブは好きじゃないのに好きな選手は多いというチームです。

GK カシージャス 9 レアル・マドリー
(GK カニサレス 5)
CB ピケ 9 バルセロナ
CB、RSB プジョル 10 バルセロナ
(CB ドナト 5)
LSB ラウル・ブラボ 5 レアル・マドリー
RSB、RSH フェルナンド・バレラ? 7 名前忘れた。ユース代表で世界一になったときの選手だったような?検索してみると、ベティスのフェルナンド・バレラだったような気がします。検索ではMFとしているところとDFとしているところがあり、これも記憶と合致。MFからRSBに下がった選手だったはずです。そのせいかサイドの守備は相手選手との距離のとり方が下手で結構簡単に中にボールを入れられていた記憶ですが、サイド攻撃は魅力でした。
CB、DH イエロ 8 レアル・マドリー
DH グアルディオラ 8 バルセロナ
(DH シャビ 5 バルセロナ)
RSH メンディエタ 6 バレンシア
MF イニエスタ 5 バルセロナ
FW ラウル 7 レアル・マドリー
FW モリエンテス 6 レアル・マドリー

バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で

■2021/08/12 バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で




■2021/08/12 バルセロナ会長逮捕は3人目!のび太ことバルトメウは不正会計で

 2021年3月にバルセロナの前会長ジョゼップ・マリア・バルトメウさんが逮捕されていたのですが、前代未聞…なんてことはありません。なんとこれがバルセロナ会長としては3人目の逮捕。ヌニェス会長が税務署調査官への贈賄、サンドロ・ロセイ会長がマネーロンダリング(資金洗浄)の罪で過去に逮捕されているとのこと。もはやちょっとした伝統で、慣れたものでしょうか。
 バルサゲート事件とも言われていますが、バルトメウ前会長の場合は不正会計疑惑。不正会計と言うと、日本では東芝が有名ですが、それほどのスケールはありません。とはいえ、この不正会計で行われたとされる行為が特徴的です。どうもネットで捏造工作していたらしいのです。

<今回の逮捕は、バルトメウ容疑者らのプロモーション企業に対する不正な支払いに関するもので、容疑者はこの会社を使い、クラブの選手や元選手に対するネガティブキャンペーンを展開していたとされる>
<事件の発端は2020年2月、クラブの粉飾決算を地元ラジオ局が暴露したことで、バルトメウ容疑者はプロモーション企業I3ベンチャーズ(I3 Ventures)に対する支払いを実際よりも少なく、分割して報告することで、クラブ内部の財務管理の目をごまかしたとされている。
 またこのI3ベンチャーズは、SNSを使ってリオネル・メッシ(Lionel Messi)やジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)氏といった現所属選手やOBを批判し、クラブの印象を操作していたといわれている>
(バルサ前会長バルトメウ容疑者ら釈放、逮捕から一夜 2021年3月3日 10:32 AFPより)
https://www.afpbb.com/articles/-/3334551

 バルトメウってなんかかっこいい名前だと思うのですが、愛称は日本アニメ「ドラえもん」に出てくる「のび太」。単に顔が似ているかららしいですね。それゆえに親しまれていた時期もあったらしいのですが、実際の性格は最悪だった模様。のび太くんも原作だと、結構ひどいこと言っていますけどね。
 「のび太」の話があった<バルサ低迷の元凶、史上最低な「のび太」前会長逮捕… メッシも呆れた“その場しのぎの対応”と世論操作とは - リーガ・エスパニョーラ - Number Web - ナンバー>では、捏造工作について、以下のように説明していました。

<SNS上で複数の架空アカウントを用い、バルトメウと利害関係のある人物を中傷する。昨年2月にラジオ「カデナ・セール」がスクープした疑惑の被害者には、ジョアン・ラポルタら対抗勢力や大手メディアの会長、複数のジャーナリストに加え、グアルディオラやメッシ、ピケまで含まれていた。
 呆れたことに、そのような姑息な世論操作が2017年から行われ、そのために100万ユーロ近いクラブ予算(引用者注:日本円では1.3億円ほど。ちなみに東芝は2200億円)が費やされていたという>
https://number.bunshun.jp/articles/-/847345

 以前逮捕された会長も史上最悪のバルセロナ会長と言われており、史上最悪だらけなのですが、2015年にトップチームが史上2度目の三冠を獲得した後はボロクソだったそうです。

・契約料の値上げを図ってカタール航空の怒りを買い、年間6000万ユーロのスポンサー収入を失う。
・副会長が「200%残る」と公言した直後にネイマールがPSG移籍。
・選手補強はことごとく外れ、アダマ・トラオレ、エリック・ガルシアなどラ・マシアの人材流出も止まらなかった。
・言われるままに主力選手の給料を上げ続けた結果、負債の山は10億ユーロまで膨らんだ。
・トリノの0-3、ローマの0-3、リバプールの0-4、そしてリスボンの2-8。高齢化が進むトップチームはヨーロッパの舞台で信じられない失態を繰り返し、同時期にCL3連覇を成し遂げたレアル・マドリーとの対比に苦しんできた。

FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる

■2021/04/23 FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる
■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…
■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある
■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ


■2021/04/23 FIFA副会長はたくさんいて、1人は必ずイギリスから選ばれる

 昔FIFAの副会長はすごい権限を持っている!みたいなデマが日本のネットで出ていたのですが、FIFA副会長はたくさんいるんですよね。また、FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということもよくありますので、FIFA副会長だから絶大な力があるとも言えません。FIFA会長の権力がすごいのは本当なので、むしろFIFA会長と対立してしまっていた場合、力を発揮できなくなります。
 ここらへんのFIFA会長の権力については今度書きます。先にFIFA副会長の人数について。私は各大陸の連盟(6つの大陸競技連盟)から1人ずつだと思っていたのですが、そういう話はFIFAのWikipediaページにはなし。さらに、「1人は必ずイギリスから選ばれる」とWikipediaに書いていてびっくりしました。

 これは、<UEFAに所属するイギリスの本土4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会)は、競技としてのサッカーの成立過程およびFIFAへの加盟に関わる歴史的背景から、特権的な地位が与えられている>という説明のところであったものです。
 <FIFA副会長(定数7)の1席がこの4協会のいずれかに保証されており、本土4協会のすべてが役員選で落ちることはあり得ない>とのこと。ここで副会長の定数が7であることもわかりますね。いっぱいいます。
 なお、特別扱いとしては、<サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAとこのイギリス本土4協会で構成する国際サッカー評議会が決定することになっている>という話もありました。

 上記だと7人なのですが、同じWikipediaページのFIFA評議会構成メンバーを説明する部分では、<FIFA評議会構成メンバーは、総会で選出されたFIFA会長1名、FIFA副会長8名、6つの大陸連盟(地域連盟)それぞれで選出された計28名で、全37名である>としていました。これだと8人ですね。
 なお、Wikipediaを見ていると、「上級副会長」という聞いたことのない名前の役職も発見。ただ、特に説明はありませんでした。謎です。

 とりあえず、私が閲覧時点でのWikipediaのメンバーを見てみると、私が記憶していた通り、各大陸から一人っぽい感じに見えました…が、1人該当しない方がいます。この説明がなかったサンドール・チャーニさんは、どうもハンガリーのようです。やっぱ大陸は関係ないんですかね。あと、先程書いたイギリスの本土4協会の人がいないのですが、辞任したためかもしれません。こちらは後述します。

上級副会長
サルマーン・ビン・イブラーヒーム・アール=ハリーファ アジアサッカー連盟(AFC)
副会長
アレクサンデル・チェフェリン  欧州サッカー連盟(UEFA)
アレハンドロ・ドミンゲス 南米サッカー連盟(CONMEBOL)
パトリス・モツェペ  アフリカサッカー連盟(CAF)
ヴィクター・モンタグリアーニ 北中米カリブ海サッカー連盟(Concacaf)
サンドール・チャーニ
ランバート・マルトック  オセアニアサッカー連盟(OFC)


■2021/04/23 イギリス枠のFIFA副会長、差別発言だらけで辞任してた…

 さて、なぜかいなかったイギリス枠の副会長の話。<差別発言のFA前会長、FIFA副会長の職も辞任>(国際ニュース:AFPBB News 2020年11月13日)などの話が出ていました。

<一連の攻撃的な発言で2日前にイングランドサッカー協会(FA)の会長を辞任したグレッグ・クラーク(Greg Clarke)氏が12日、国際サッカー連盟(FIFA)の副会長としての職務からも退いた。
 63歳のクラーク氏は、多様性をテーマにした英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会で、黒人のサッカー選手に対して「coloured(有色)」という人種差別的意味を持つ言葉を使うなど、一連の「容認できない」発言をしたとして10日にFA会長を辞任した>

 英下院デジタル・文化・メディア・スポーツ委員会では、で同性愛を「人生の懸かった選択」と称したり、少数派の民族に対して「キャリアに対する関心が異なる」と話したりしたほか、女子サッカーに関しても物議を醸すコメントをしていたとのこと。あらゆる差別に手を出している感じですね。すごいですわ。
 これを読むと、<クラーク氏の辞任を受けて、FAはピーター・マコーミック(Peter McCormick)氏を暫定的に会長に指名し、来年3月中には新しい会長を任命する意向を明らかにした>ともありました。やはりこの関係で上記に記載がなかったのかもしれません。

 なお、この差別発言辞任の関係では、余波として、<強気な森会長に呆れる海外 3ヶ月前にはFIFA副会長が差別発言で辞任したばかり – ニュースサイトしらべぇ>という記事も出ていました。森喜朗会長も最終的には辞任に追い込まれたものの、スパッと辞めさせられなかったため、日本には差別をなくすという五輪精神がないと思われてしまったかもしれません。

<「東京五輪のボスは会議に女性を呼びたくない性差別主義者」と海外メディアもさんざん叩いている、東京五輪・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長による失言の問題。
 目立ってきたのが「謝罪のみで解決なのか」「それでも辞める気はない」といったタイトルだ。スポーツ界においては、わずか3ヶ月前にビッグな辞任劇があったばかり。海外の人々は森会長が感じている以上に、差別というものに敏感なのだ>


■2021/06/03 FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲が悪いということはよくある

 最初に書いていた「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」「FIFA会長の権力はすごい」の話。2002年の日韓ワールドカップの頃の<FIFA泥仕合 会長選でW杯どころじゃない?>(02/05/25 朝日新聞)という記事は、そこらへんの話が見える話でした。

<事務方のトップ、ゼンルフィネン事務総長がブラッター会長を不可解な会計処理などで告発>
<(引用者注:報告書は、)「(サッカー途上国に資金援助をする)ゴール・プロジェクトの乱用」「アベランジェ前会長に対する不可解な5万5千ドルの支払い」「00年に就任した理事に対し、支払う必要のない98~00年分の報酬計10万ドルの支出」など報告書は21ページに及ぶ>

 会長選の対立候補、アフリカ連盟のハヤトウ会長(FIFA副会長)陣営も、当然この問題を批判。以下のように、ハヤトウFIFA副会長には他の副会長が味方しており、「FIFA会長とFIFA副会長が対立して仲悪いということがよくある」というには、わかりやすい例となっていました。

<現在の情勢は、2期目を狙うブラッター会長がハヤトウ氏をリードとの見方が一般的だが、前回98年の会長選挙でブラッター会長に敗れた欧州連盟のヨハンソン会長、韓国協会の鄭夢準会長がハヤトウ氏と組んで反ブラッター包囲網を形成。10日には、FIFA理事11人が会長を資金流用の疑いでスイス地検に告訴する事態に発展した>


■2021/06/03 ブラッターFIFA会長はカネをばらまいて票を買った?疑惑だらけ

 FIFA理事会は副会長7人のうち5人が会長に辞任を勧告したそうで、ブラッター会長とむしろ仲が良い副会長はほとんどいません。ところが、会長選はFIFA加盟の204協会による投票で決まりますので、副会長と仲が悪くても問題なし。実際、このときも当選しています。ここに「FIFA会長の権力はすごい」の話が関係していて、なおかつ汚職的な問題があります。

<ブラッター会長には現職の強みがある。例えば会長が創設したサッカー振興支援計画「ゴール・プロジェクト」。途上国に資金援助をするプログラムの予算は1億スイスフラン(約80億円)。選定委員会のトップはブラッター派のハマム理事だけに、配分先の選定に会長の意向が反映されると見るのが自然だろう。現在までに117協会が恩恵を受けており、その多くがブラッター会長支持になびく可能性が高い>

 FIFAの商業化という問題もあります。W杯のテレビ放映権だけで1千億円以上、スポンサー料などのマーケティングで400億円以上と、FIFAのビジネスが日韓ワールドカップから大きく膨れあがったことも指摘されていました。

<今大会のチケットの印刷、発送は、FIFAと利権でつながっている英国のバイロム・コンサルタンツ社が当たった。チケット扱いの実績がほとんどない会社が請け負い、印刷や配達の遅れなど、混乱が生じた。「元々、W杯をやれるような会社ではない。押しつけられた我々の方が迷惑」と、日本組織委員会(JAWOC)の憤りは収まらない>
<テレビ放映権では、FIFAと契約したISLとキルヒメディアが共に破綻(はたん)する事態に発展した。ISLはアベランジェ前会長、ブラッター会長と密接な結びつきがあったとされる。両社の破綻でFIFAも多額の損失を被った>

 上記までになかった話でも、まだ問題が報じられていた模様。例えば、98年会長選挙でブラッター氏陣営が買収工作をしたと、英紙デーリー・メールが報道。また、FIFAの財務状況を調べる特別内部監査委員会を、ブラッター会長が守秘義務違反を理由に独断で活動停止を決定するという怪しすぎることもやっていました。
 その後もブラッター会長は独裁政権をしばらく続けるのですが、2015年FIFA汚職事件でついに辞任。結局、お金の問題でやめることになりました。やっぱりそういう人だったんでしょうね…。日本の政治家を見ているようなひどさでした。

2025年11月20日木曜日

ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長

■2015/6/11 ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長



■2015/6/11 ブーイングされていたグランパス会長・豊田章男トヨタ自動車社長

 トヨタ自動車社長がグランパスの会長に就任となると、大歓迎!と思いきやそうでもなかったんだそうです。<「トヨタはケチ」「夢見させてくれよ」 大型補強否定のグランパス新会長・豊田章男氏に早くもブーイング>(2015年 04月17日 18時33分    提供元:J-CASTニュース)という記事が出ていました。

<「私は財布ではありません」――。名古屋グランパスエイトの新会長に就任したトヨタ自動車の豊田章男社長(58)は、会見でこう明言した。サポーターの間で高まっていた、大型補強待望論に釘を刺した格好だ。(略)

 2015年4月16日、名古屋市内で行われた会見で豊田新会長は、記者から選手補強について聞かれ、「トヨタ自動車と聞くとすぐお金の話題が出ますが、私は財布ではありません」とジョークを飛ばした。さらに「すぐに資金を期待されても、それは現実離れした話題」として、メーンスポンサーであるトヨタ自動車から資金を受ける形での大型補強を否定した>
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1087413/

 「ジョーク」とされているものの、大型補強は本当に否定している感じ。この大型補強をしないこと自体は良いと思います。むしろそういう安易ではないチームづくりは好感しますね。

 ところが、大型補強を否定する一方で「常にリーグのトップ4に位置しているクラブになってほしい」と虫の良いことをおっしゃっています。これはいけません。
 「今の人員では目標達成は無理です」と言われて、「根性で何とかしろ」と答えているブラック企業な感じ。流れとしては、「常にリーグのトップ4にしろ」「それには新たな人材が必要なんです」「人は増やせない。一生懸命やればできる」といった感じですかね。

 お金をかけないクラブ経営自体はむしろ好きなのですけど、好成績のみ要求されるとさすがに擁護できませんわ…。

2022/05/18追記:上記の会長就任は2015年の記事。豊田章男社長は、早くもその3年後には退任しています。2018.7.6に<株式会社名古屋グランパスエイト 取締役会長交代のお知らせ|ニュース|名古屋グランパス公式サイト>というお知らせが出ていました。

<株式会社名古屋グランパスエイト 取締役会長の豊田章男が7月6日をもって退任し、後任に早川茂の就任が内定いたしましたので、お知らせいたします>
「このたび、名古屋グランパスの会長を退任することといたしました。自動車業界は今『100年に一度』と言われる大変革の時代を迎え、業界をあげての取り組みが求められています。そうした中、今年の5月に自動車工業会会長職をお引き受けした時点より、本業・社業に専念すべきではないかと逡巡していましたが、シーズンの最中、J2から這い上がってJ1の舞台で戦うグランパスが、できる限りピッチに集中できればと、このリーグ戦中断期間を待っての退任とさせて頂きました(略)」
https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2018/0706post-992.php


2025年11月19日水曜日

北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11

■2019/01/28 北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11
■2019/01/28 北海道出身のサッカー選手リスト 代表経験者は少なめ
■2016/3/17 ドリブラーに見えた西大伍、右サイドバックへのコンバートで大成
■2019/01/28 北海道苫小牧市出身で星稜高校などを経てプロ入りした込山和樹



■2019/01/28 北海道出身サッカー選手ベスト11と好きな選手ベスト11

 たぶん漏れがあると思うのですけど、後述のWikipediaのリストからざっと好きな選手ベスト11を選びました。サッカー結構見ていない時期あるので、ベスト11はもっと適当。代表経験があるというのに、千葉和彦なんかはさっぱり思い出せません。 (出場成績を2022/07/19一部追加)

<北海道出身サッカー選手ベスト11>
GK 上野秀章 J1 6 J2 81
 もっと他にいそうだけど、ざっと見てわかるGKがおらず。
CB、DH 千葉和彦 代表1 J1 349 オランダ 21
 代表経験あるそうな。でもわかりません。
CB 佐藤尽 J1 77 J2 66
RSB 西大伍 代表2 J1 357
LSB 賀谷英司 J1     105     J2     64
 那須川将大と迷ったけど、J1出場試合数見たら相手になってませんでした。
DH、LWB 野田知 J1 278
DH 菅原智  J1     188
CH、OH    荒野拓馬☆:札幌市     J1     142 J2     107 2022/07/21追加:全然覚えがない選手ですが、試合数多いので追加。現役であり、まだまだ出場試合数が増えそうです。
MF FW DF 宮澤裕樹 J1     178 J2     249 
OH 山瀬功治 代表13 J1     288
FW 城彰二 代表35 J1     230 スペイン15
  北海道じゃなくて鹿児島県馴染みの選手とした方が良いのかもしれませんけど、実績ダントツで他に適切な選手もいないので。

<北海道出身好きな選手ベスト11>
GK 上野秀章5 J1 6 J2 81 室蘭大谷時代、めちゃくちゃ期待していた選手でした。
CB 佐藤尽1 J1 77 J2 66
CB 河端和哉1  J2     79 札幌大学時代に見て良いと思った記憶あるが勘違いかも。別の北海道の私立大CBだったような気もしてきました。よく覚えていません。
那須川将大4 ヴェルディ時代(最初マリノスって書いてたけど記憶違い)に良いと思ったんだけど、すぐに出されちゃった選手。あと、今読むと、外に出された理由はチームの経営難だった。Wikipediaによると左利きだけど、中に切れ込んでの右足が印象的で、てっきり右利きだと思っていました。これも記憶違いかなぁ?
2019/02/22:間違えた。最初マリノスと間違って書いたように、それはLWBの小宮山尊信でした。小宮山のプロフィール見ていて思い出しましたわ。那須川はヴェルディで積極的な上がり見せていて良いと思った選手でしたわ。
(LSB 賀谷英司2  J1     105     J2     64 好きな鹿島の選手だったので結構好きでした。)
RSB、RSH、DH 西大伍2 代表2 J1 357
中盤が1人足りなくて、DFの池内をMFに上げてなんとか形に。西も池内もDF・MFできますが、守備力や上がりのタイミング・ポジショニングの良さ考えると西をDFにした方がバランスが良いと思います。
DH 菅原智2   J1     188
RSB、RSH、CB 池内友彦6 J1     57     J2     106 室蘭大谷時代めちゃくちゃ期待したが伸びず。でも、札幌ではかなり出れました。そういや彼も鹿島出身。選び終えてからWikipedia見たらCB時代が長くてびっくり。完全に忘れてました。他にDH経験もあるそうな。あと、左でも使われたような記憶あるものの、確認できず。
RSH 古田寛幸5 J1     28 J2     146 高校生でコンサドーレのトップチームに出てたときすごい良くて気に入りました。ただ、卒業してからは以前ほどのインパクトを感じなかったですね。
OH 佐賀一平4 J2 34 藤枝東時代に良いと思ったんだけど、伸びず。
OH 財前宣之3  J1 37 J2     222  最初、ベスト11にも入れていたのですが、思ったよりJ1試合数が少なかったので入れ替えました。日本で多い伸び悩んだ天才の1人。彼は若い頃じゃなくて、後から好感度が増した珍しいタイプ。仙台時代によく走っていて偉いなと思いました。運動量多く、天才って感じじゃなかったですね。
FW 新居辰基5 J1     94 J2     149 小さくてスピードあるという好みのタイプ。すごい伸びると思ったのだけど、人身事故を起こして札幌を解雇されてその後は伸び悩んだイメージ。ただ今確かめたら、鳥栖移籍後もJ2で複数回日本人得点王になってましたわ。




■2019/01/28 北海道出身のサッカー選手リスト 代表経験者は少なめ

<日本代表経験者>(Wikipediaより、☆印は北海道コンサドーレ札幌の関連人物 )
城彰二:室蘭市 代表35 J1     230 スペイン15
千葉和彦:釧路町 代表1 J1 349 オランダ 21
西大伍☆:札幌市 代表2 J1 357
山瀬功治☆:札幌市 代表13 J1     288

<J1・J2・旧JFLクラブ所属経験者>
  MF   赤井秀一:札幌市 J2 276
    浅野裕史:札幌市 (ウィキペディアでは入っていたので転載しましたが、フットボールはフットボールでもアメリカンフットボールの選手みたいですね)
GK    阿部哲也☆:室蘭市 J2     5
  名前見て、室蘭大谷出身でコンサ入ったGKだな…とわかりました。高校時代見て良いGKだと思った記憶があります。
GK    阿部陽輔:旭川市 JFL 7
FW    新居辰基☆:当別町 J1     94 J2     149
CH、OH    荒野拓馬☆:札幌市     J1     142 J2     107    
GK    阿波加俊太☆:岩見沢市 J2 1
DF    飯田正吾
RSB、RSH、CB 池内友彦☆:当別町 J1     57     J2     106   
    石井謙伍☆:石狩市
    石田祐樹:札幌市
    市村篤司☆:恵庭市
    井筒和之
    伊東俊
    伊藤壇:札幌市
    伊藤哲也
    井幡博康:札幌市
    上野秀章☆:室蘭市
    上原拓郎☆:札幌市
    内田錬平☆
    内山裕貴☆:札幌市
    蛯沢匠吾☆:札幌市
    小山内貴哉☆:札幌市
    賀谷英司☆:室蘭市
    川口卓哉☆:札幌市
    河端和哉☆:苫小牧市
    神田夢実☆:札幌市
    北出勉:旭川市
    北野貴之:札幌市
    京谷和幸:室蘭市
    清川浩行
    清原翔平:帯広市
    櫛引一紀☆:登別市
    櫛引祐輔:登別市
    葛野昌宏
    工藤光輝☆:厚真町
    小林宏之:札幌市
    財前恵一☆:室蘭市
    財前宣之:室蘭市
    斉藤勇志☆
    齋藤竜:室蘭市
    佐賀一平☆:札幌市
    榊翔太☆:清水町
    佐藤尽☆:室蘭市
    椎名伸志:札幌市
    渋谷洋樹
    下村東美:札幌市
    菅原康太:室蘭市
    菅原智:室蘭市
    鈴木健太郎:士別市
    鈴木智樹☆:岩見沢市
    曽田雄志☆:札幌市
    高田健太郎:上磯町(現北斗市)
    高向隼人
    田澤勇気☆:札幌市
    田島翔:上磯町(現北斗市)
    田中康平:池田町   
    千葉貴仁☆:紋別市
    佃賢典
    鶴野太貴☆:札幌市
    遠国信也☆:千歳市
    永坂勇人☆:札幌市
    中原彰吾☆:札幌市
    那須川将大:登別市
    奈良竜樹☆:北見市
    野田知:室蘭市
    野田達郎☆:札幌市
    萩野英明
    原田圭輔:札幌市
    曵地裕哉☆:札幌市
    深井一希☆:札幌市
    深川友貴☆:室蘭市
    藤田征也☆:札幌市
    藤村怜☆:栗山町
    古田寛幸☆:札幌市
    堀米悠斗☆:札幌市
    前貴之☆:札幌市
    前寛之☆:札幌市
    松原修平☆:函館市
    松本怜:室蘭市
    松山大地☆:札幌市
    三浦修
    三上陽輔☆:札幌市
    三澤純一:七飯町
    宮澤裕樹☆:伊達市
    矢野哲也
    山瀬幸宏:札幌市
    山田満夫
    山橋貴史☆:札幌市
    横野純貴☆:北広島市
    渡辺大輔:札幌市




■2016/3/17 ドリブラーに見えた西大伍、右サイドバックへのコンバートで大成

 2005年10月10日の高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会決勝 ヴェルディユース 4 - 1 コンサドーレ札幌ユースU-18 で見た選手のメモが出てきました。
  メモの中で名前(苗字のみのメモ)を見て、プロでも見たかもと思ったのはこの西と同じコンサドーレの藤田、ヴェルディの弦巻、征矢兄弟でした。
 しかし、はっきりと見た覚えがあったのは、西のみ。コンサドーレでドリブラーとして活躍していた記憶があり、プレースタイルまで覚えがありました。

 一方、ユース時代の西は見た記憶があったわけではありません。コンサドーレ時代は特に好きだとは思わなかったものの、このメモだと一番気に入った感じでした。藤田などと異なり、U-18代表とは書いていないものの「良い」と思ったみたいですね。
 相変わらず短いメモですが、「ちょっと独特のリズムのドリブル。おもしろい。ひょいひょいと来る。結構センスあるんじゃないかな。わりと気に入った」とありました。
 このときは攻撃的な中盤だったと思いますが、Wikipediaを見てみると右サイドバックになっていました。コンサドーレ札幌でも中盤だった記憶ですけど、ここは記憶違いかもしれません。

-----引用 ここから-----
出身地     北海道札幌市
身長     176cm
体重     73kg

西 大伍(にし だいご、1987年8月28日 - )は、北海道札幌市出身のプロサッカー選手。J1リーグ・鹿島アントラーズ所属。ポジションはディフェンダー(右サイドバック)。元日本代表。

西大伍 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%A4%A7%E4%BC%8D
-----引用 ここまで-----

 Wikipedia見ると、ユースでも結局代表入っていました。テレビで紹介なかっただけか、私のメモし損ねだったかもしれません。

-----引用 ここから-----
プロ入り前

コンサドーレ札幌U-15およびU-18で育った生え抜き選手。U-15時代はFWとしてハーフナー・マイクと2トップを組み、U-18時代にはトップ下やボランチといった中盤中央のポジションでプレーしていた。2005年には全日本ユース選手権に出場し、チームの準優勝に貢献した。
-----引用 ここまで-----

 ああ、ポジションもやはりもともとはサイドハーフでしたね。サイドバックにコンバートして大成した感じ。代表にも入っています。

-----引用 ここから-----
コンサドーレ札幌

2006年、藤田征也と共に[1] 札幌トップチームに昇格したが[2]、プロ入り当初は出場機会に恵まれず、2007年9月30日から札幌と提携を結ぶブラジルのECヴィトーリアに岩沼俊介と共にサッカー留学[3]。当初は12月までの予定だったが、チームの主力の相次ぐ怪我を受けて10月24日に緊急帰国し[4]、3日後の10月27日に行われた愛媛FC戦で0-0の場面で途中投入されると、後半ロスタイムにプロ初得点を決め、このゴールによってチームは勝利した[5]。 2008年には3月30日の柏レイソル戦での決勝点を筆頭に、通算3得点を後半アディショナルタイム(公式記録上は89分)に記録した。2009年はサイドハーフからサイドバックにコンバートされ、リーグ戦42試合に出場して自己最多となる7得点を記録した。
-----引用 ここまで-----

 あれ? というか、肝心のプレースタイルが違いますね。ドリブラーではなく、パサーだと評価されていました。マジ?

-----引用 ここから-----
プレースタイル

使われるだけでなく「人を使う」ことが出来るサイドバック。ゲームを組み立てたり、縦パスやスルーパスで決定機を作ることができる[10]。元中盤の選手だけに技術力に優れ、敵に距離を詰められても苦もなくパス交換ができ、サイドから角度をつけた勝負パスを入れることもできる。また、背後を取られない守り方ができる[11]。ランニングスピードはそれほどあるわけではないが、足元でボールを受けて捌くのが得意である。守備面やクロスの精度、強さ、集中力なども向上し[12]、現在ではパスやクロスによるチャンスメイク、ビルドアップ、空中戦や守備と攻守にハイレベルな選手となった[13]。
-----引用 ここまで-----

 あとはエピソードもおもしろかったので引用。

-----引用 ここから-----
人物・エピソード

・小学六年生の時に大泉洋と木村洋二が司会を務めているバラエティ番組「1×8いこうよ!」の放送開始時の企画「1×8無差別オーディション2000」にリフティングの達人として登場、「1×8スター誕生~無差別オーディション2013~」開催時にはあの人は今として鹿島を訪れている。
・コンサドーレ札幌のオフィシャルダンスドリルチーム・コンサドールズに所属している西桜子は実妹で、2009年と2010年に「キャプテン」を務めた[14]。
-----引用 ここまで-----

 札幌出身!って感じの逸話でしたね。

2016/12/19追記:私の好きな鹿島アントラーズで、クラブワールドカップの決勝・準決勝で西大伍を見ました。
 ある程度収まって起点となる場面がありますね。サイドで受ける形だけでなく、中に絞って受けるところもありました。スペースをうまく見つけてきます。
 やはりドリブラーといったプレーは見られず、プレースタイルは変わったのかなと。縦に仕掛けるような場面がないだけでなく、サイドの深いところまで行く場面がそもそもあまり見られませんでした。
 相手が強いせいか、年齢によるプレースタイルの違いだったかはわかりませんが、攻撃が特徴の選手だと思っていたのにむしろ光っていたのは守備。特に中に絞っての対応で、しっかり相手についていて良かった印象です。



■2019/01/28 北海道苫小牧市出身で星稜高校などを経てプロ入りした込山和樹

 2005年の高校選手権の星稜高校のメモ。たぶん市立船橋戦ですね。センターバックでしつこく守っているのが、印象に残りました。解説のセルジオ越後にも褒められていました。
 Wikipediaを見たら、地元の苫小牧市出身で今も苫小牧の高校でサッカー教えているそうな。苫小牧東は一応進学校なので、そんなにサッカーは強くないと思います。…と書いていましたが、苫小牧東高校と勘違い。教えているのでは、苫小牧東中学校でしたわ。「市立」ですから転勤ありそうですね。(後半2022/07/19追記)

-----引用 ここから-----
込山 和樹(こみやま かずき、1986年12月11日 - )は、北海道苫小牧市出身のサッカー選手。

ポジションは、DF。主にセンターバックでプレイすることが多い。 小学・中学時の愛称コミと呼ばれている。 現在は北海道苫小牧市立苫小牧東中学校でサッカーを教えている。
所属クラブ

    苫小牧市立糸井小学校
    苫小牧市立光洋中学校
    星稜高等学校
    大阪体育大学
    2009年 - 2013年 ツエーゲン金沢
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BC%E5%B1%B1%E5%92%8C%E6%A8%B9
-----引用 ここまで-----