■2022/01/31 レアル・マドリーなぜ強い?個に頼る時代遅れなサッカーなのに…
■2018/12/29 ブラボなど…レアル・マドリーの好きな選手ベスト11
■2018/12/29 SBからFWへの珍しいコンバートで成功のガレス・ベイル
■2022/01/31 レアル・マドリーなぜ強い?個に頼る時代遅れなサッカーなのに…
ロナウドを手放してダメになるかと思ったレアル・マドリー。期待されたアザールがレアル・マドリーでは輝けない…という致命傷になりそうな問題がありながらも結構良い成績を残しています。
このレアル・マドリーの強さについておもしろい解説をしている、<マンCとは対照的な“味” 熟成レアル、個に頼る旧態依然が醸し出す独特の美しさと品格>(FOOTBALL ZONE / 2022年1月24日 8時30分)という記事がありました。
<(引用者注:レアル・マドリーは、)機能性、現代性ということではマンチェスター・シティとは対照的だ。
シティは選手のポジションが入れ替わっても同じように機能する。選手が代わっても変わらない。実際には誰がやっても同じというわけではないのだろうが、戦術が先にあり、それを実現する駒として選手が機能していて、人が違ってもあまり影響を受けない。これはシーズンを戦い抜くうえでも大きなメリットだろう。
一方、レアルは人に依存している。モドリッチもクロースもカゼミーロもいないなら、もはや別のチームだ。3人のテリトリーもはっきりしていて、シティのような頻繁なポジションチェンジもない。シティが最先端なら、レアルは旧態依然である>
https://news.infoseek.co.jp/article/footballzone_364199/
ところが、「その旧態依然が独特の美しさを醸し出している」と記事では書きます。また、こうした旧態依然さは同じく個人が目立つバルセロナともまた違うとされていたんですよ。
かつてのFCバルセロナにはシャビ、セルヒオ・ブスケッツ、アンドレス・イニエスタにリオネル・メッシが加わる素晴らしいユニットがありました。4人が近接してコンビネーションを見せており、これがバルセロナの美しさでした。一方、今のレアル・マドリーの美しさは異なっており、以下のようなものだという説明です。
<モドリッチとクロースは左右のエリアを明確に棲み分けていて、カゼミーロは2人のバックアップだ。ベンゼマもメッシほど3人に絡まない。この互いの職域を弁えた感じがまた奥ゆかしかったりする。
戦術はフィールドのすべてをカバーするには目が粗すぎる。機械的なマニュアルではなく職人の勘と技術に託すレアルのやり方は、説明はしにくいけれどもこれまでの実績からいっても1つの正解なのだろう。そしてなんとも言えない品格がある>
記事ではその前に<レアルの補強は伝統的にコレクションみたいで、その時にスーパーな選手を獲ってきてチームを組み立てていく。戦術ありきではなく、まず選手ありき。そして、この方針で数多くのタイトルを手中にしてきている>と書いている部分がありました。時代遅れなやり方であるレアル・マドリーが強いのは、単純に選手が良いからだと考えられます。
ただ、このやり方である程度コンスタントに結果を出し続けている…というのは、実はこれはこれですごいこと。というのも、大型補強を繰り返しながら、スター軍団の年俸ほどの活躍はできない…ということを凝りずにやり続けているクラブというのもあるわけですからね。
ここでレアル・マドリーと他のクラブで明暗を分かれている理由は、一貫性ではないかと私は考えます。
以前読んだ記事によると、選手年俸のわりに勝てるチームと勝てないチームの差があるのは、クラブ経営陣の安定性だとされていました。レアル・マドリーの場合は良くも悪くも古いやり方で安定しています。古いやり方でも一貫性があり、チョロチョロ変わらないため、クラブ成績もそこまで大きく右往左往しないのかもしれません。
また、年俸が高すぎるスーパーな選手を獲る方針ゆえに、大量補強できないというのが逆にうまく行ってるのでは?とも思いました。お金がありすぎて一気に大量に選手を取って失敗するクラブは多いんですよね。豪華選手が揃っていてもフィットしないと力を出しきれないのです。
レアル・マドリーの場合は、豪華選手どころではない最高級の選手を欲しがって大量補強できないがために、いきなりガラッと変えることはできずちょっとずつ変わります。年俸の割に活躍できない選手もいますが、大量補強ではないので痛みも小さいです。大量補強できないことが、逆にチームに安定性をもたらしているのかもしれません。
■2018/12/29 ブラボなど…レアル・マドリーの好きな選手ベスト11
レアル・マドリーは好きな選手いっぱいでベスト11作れるほどでした。どこかでメモしていたと思うものの覚えていないのでうろ覚えで。古いです。
GK カシージャス 10
DF
イエロ 8
ミニャンブレス 2 CBで見た覚えあるが、サイドバック本職みたい
ミチェル・サルガド 3
ラウール・ブラボ 4
MF
カンビアッソ 8
レドンド 5
ジダン 3 もっと好きな選手いそうだけどとりあえず
フィーゴ 4 バルセロナ時代の方が好きだった
FW
ラウル 7
モリエンテス 6
「好きな選手いっぱい」と書いていたのですが、今見直すと、そうでもないですね。ジダンやフィーゴなどがその後あまり好きではなくなったせいもあるかも。あと、カンナバーロやエトーなど、大好きではあるもののレアル・マドリーでのプレーはあまり見た覚えのない選手も外しています。
■2018/12/29 SBからFWへの珍しいコンバートで成功のガレス・ベイル
FIFAクラブワールドカップ UAE 2018 準決勝 2018年12月19日(水)
鹿島アントラーズ 1-3 レアル・マドリード
78分 土居 聖真 44分 53分 55分 ガレス ベイル
だいぶ日にち経ってうろ覚え…。スロースターターのレアル・マドリーは相変わらずゆるいスタート。危ない場面でも失点なく凌ぎきる。さらに、30分すぎからワンタッチプレーが出てきて良くなってきた。さらに前半の終盤に先制点まで。1-0スタートは確か2年前と同じだが、2年前はすぐに点が入りだらけてしまった形。今回は悪い時間帯を耐えてからのペースアップでゴールまで。全く意味合いの違う1-0。鹿島にとっては苦しい形に。そして、後半は精神的に影響が大きいバックパスのミスからの失点。その後追加点を入れてから、1失点したが、2点目の時点で勝負があった。
GK 25 ティボー クルトワ
あれ、クルトワ、レアル・マドリー来たんだ?と。ナバスが控えにいますし、GKもレアル・マドリーは豪華すぎですね。というか、クリスティアーノ・ロナウドいなくなって、攻撃陣はそうでもなくなったので、GKの方が豪華かも。メンバー見てもFWが一番物足りない印象です…。
DF 2 ダニエル カルバハル
DF 4 セルヒオ ラモス
DF 5 ラファエル バラン
DF 12 マルセロ
ワールドカップでは怪我などもあり、輝ききれませんでした。今日も大きく目立ったわけではないものの、ワンツーでペナルティエリア内に入っていき、ベイルにアシスト。やはり良い選手です。
MF 8 トニ クロース
1本でビッグチャンスになる裏への長いスルーパス。誰が出したのか不明だったんですが、彼じゃないかと。他、カウンターで裏に完全に1点というスルーパスも出していました。
MF 10 ルカ モドリッチ
モドリッチ、ワールドカップでは確かに良かったものの、MVPというのは納得行かず。ただ、レアル・マドリーではクリスティアーノ・ロナウドがいなくなったことで一番のスター選手に。バロンドールというのは納得です。
今日は中央でワンタッチで流してチャンスを作るプレーが印象に。試合展開的にも、クロアチア代表で見せたような鬼気迫るプレーはありませんでした。
MF 18 マルコス ジョレンテ
FW 9 カリム ベンゼマ
FW 11 ガレス ベイル 29歳
よく名前は聞いた有名選手ですけど、これが初見。左サイドで仕掛けてきて、中でも怖いプレー。スピードもあります。解説の岡田さんが、ゆるい時間帯でも「ここだけ怖い」としていたように別格の存在となっていました。そして、ここからやはり得点が生まれます。チームの調子が上がってきた前半の終わり頃に、マルセロとのワンツーからシュート。低くて逆サイドの一番角という完璧なシュートでゴール。
後半も鹿島のミスパスを拾って2点目。スピードが活きましたし、狙っていたのはさすが。さらに左サイドでフリーでもらったのも、きっちり決めてハットトリック。そのすぐ後にお役御免で交代しました。
どちらかと言うとチャンスメイクの方が良いのかと思っていたものの、シュートうまいですね。聞いていた以上に良い選手でした。
…と書いていてWikipedia見てびっくり。デビュー当初は左サイドバックであったが、オフェンス力を買われて前線にコンバートされ左右ウィングを中心に起用されているとのこと。逆はよくありますけど、このパターンの成功例は珍しいと思います。
60分 → マルコ アセンシオ
74分 → カゼミーロ
FW 17 ルーカス バスケス
68分 → イスコ