2025年3月31日月曜日

コロンビア代表ベスト10、ハメス・ロドリゲス以上である1位は?

■2021/02/12 コロンビア代表ベスト10、ハメス・ロドリゲス以上である1位は?
■2018/06/20  怪我・体調不良・退場・交代失敗でボロクソだったコロンビア
■2018/06/20 ハメス・ロドリゲス投入がむしろブレーキになったコロンビア
■2018/06/25 やはり本当は強かったコロンビア、3得点を奪って快勝
■2018/06/25 コロンビア、日本戦で交代すべきでなかった2人の選手が大活躍
■2018/06/29 2度もコロンビアに助けられた日本、辛くもグループリーグ突破
■2018/07/03、04 世代交代失敗のコロンビア、若さあふれるイングランドに敗れる
■2018/07/04 23歳のセンターバックのジェリー・ミナがなんと3ゴール目



■2021/02/12 コロンビア代表ベスト10、ハメス・ロドリゲス以上である1位は?

 若い人は知らないでしょうし、私が見たのも少しですが、「コロンビア・サッカー史上最高の選手がバルデラマであることに議論の余地はない」とされていました。現役のハメス・ロドリゲスやファルカオは2位以下となっています。ただ、メンバー見ると現役が上位で、4位以下もクアドラードなど最近のメンバーが入っています。

【識者選定 コロンビア代表レジェンドの貢献度ランキングTOP10】
1位:カルロス・バルデラマ(MF):111試合・11得点[1985~1998年]
2位:ハメス・ロドリゲス(MF):80試合・23得点[2011年~]
3位:ラダメル・ファルカオ(FW):91試合・35得点[2007年~]
4位:ファン・クアドラード(MF):94試合・8得点[2010年~]
5位:マリオ・ジェペス(DF):102試合・6得点[1999~2014年]
6位:ダビド・オスピナ(GK):105試合・0得点[2007年~]
7位:フレディ・リンコン(MF):84試合・17得点[1990~2001年]
8位:ファウスティーノ・アスプリージャ(FW):57試合・20得点[1993~2001年]
9位:イバン・コルドバ(DF):73試合・5得点[1996~2010年]
10位:アドルフォ・バレンシア(FW):37試合・14得点[1992~1998年]

 これを選んでいた記事は、コロンビア代表の「レジェンド完全格付け」。“史上最高の天才”バルデラマに続くTOP10の顔触れは? | サッカーダイジェストWeb(2021年02月12日)というもの。識者選定となっていますが、誰が選んだのか説明無し。とりあえず、書いたのは、AS紙コロンビア版ディレクターのサラ・カストロさんだそうです。AS紙というのは、たぶんスペインで発行されている日刊スポーツ紙『ディアリオ・アス』じゃないかと。「AS」ではなく「アス」という表記なら見覚えがある有名スポーツ紙。マルカに次いでスペインで2番目に発行部数の多いスポーツ紙だそうです。
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=85887





■2018/06/20  怪我・体調不良・退場・交代失敗でボロクソだったコロンビア

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節 コロンビア 1-2 日本

 コロンビアは前回大会すごく好きで楽しみにしていました。結局しなかったですけど、優勝予想でも検討しました。しかし、前日になって、世代交代に失敗していたと知りました。これはダメパターンです。
 また、前回大会のファルカオのように1人負傷で離脱。さらにハメス・ロドリゲスが発熱でしたっけ?万全でない状態と心配要素アリアリでした。
 しかし、試合 始まってみるとそれ以前の状態に。開始早々にハンドリングで退場、大部分を10人で戦うという苦しすぎる展開に。おまけに一か八かで入れた万全でないハメス・ロドリゲス投入が悪い方に出ました。運動量ががくんと落ちて余計攻め手がなくなってしまいました。踏んだり蹴ったりです。

■2018/06/20 ハメス・ロドリゲス投入がむしろブレーキになったコロンビア

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第1節 コロンビア 1-2 日本
【コロンビア】キンテーロ(前39)【日本】香川真司(前6[PK])大迫勇也(後28)
 GK
1 オスピナ 6.0
DF
4 S・アリアス 5.5
23 D・サンチェス 5.0
3 O・ムリージョ 6.0
17 モジカ 5.5
MF
11 クアドラード 5.5
 長友がよく対応していたとはいえ、右で何度もスピードを見せるプレー。繰り返しているうちにチャンスあるのでは?と思ったのですけど、交代でCMを入れることに。左の方を変えた方が良かった感じなんですけど…。もったいなかったです。
(→バリオス 6.0)
6 カルロス・サンチェス 4.0
 32歳。CM。開始早々ハンドリングで退場の上PKを与えて試合を決めてしまうことに。反則は好みませんけど、時と場合によってはファールをした方が有効という場面もあります。が、これは全然ダメ。そもそもペナルティエリア内でのハンドリングが有効な場面がほとんどない上に、時間帯的に絶対ありえませんわ。
20 キンテーロ 6.5
 25歳。トップ下でスタートして、退場者での出たCMに下がり、その後本職が出てきて前にまた上がりました。前回大会おもしろそうだったテクニックある選手。当時はまだまだでその後も伸び悩んでいるということで、今日もドリブルやパスが引っかかっていました。とはいえ、彼からのパス出しは精度低いなりに可能性を感じましたので、交代は痛かったですね。
 万全でないこともあって交代で出たハメス・ロドリゲスは運動量がなく、余計悪くなってしまいました。
 右から良い位置のFK。まさか!というジャンプした選手の下通して右隅。下狙い自体が珍しいのですけど、成功する のはさらにないです。ボールスピードはあまりなくてGK止めるのは可能だったのでは?とも言われていましたが、彼の判断を褒めておきましょう。
(→ハメス・ロドリゲス 5.0)
 発熱でしたっけ?コンディション不良。試合前にはほとんどアップもしていないという中ですけど、なにか起こすことを期待しての投入。ところが、これが裏目に。もともと動き回るタイプではないと思うのですけど、万全でないせいか運動量がまったくなし。これで攻め手が全く無く、なおかつ守りでも重荷に。期待されたミラクルなプレーも見せらる状態ではありませんでした。
 ハメス・ロドリゲス投入せずに負けたら監督は非難されたでしょうが、今日は結果論としては使わない方が良かった日でしたね。
16 レルマ 5.5
21 イスキエルド 5.5
(→バッカ 5.0)
FW
9 ファルカオ 5.5
 全然良くない高すぎる裏へのボールに二度足を出して当てていたプレーは、能力のすごさを感じさせました。ただ、それ以上は見せられず。彼が悪いという試合ではなかったですけどね。
(レーティング:コロンビア 1-2 日本《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)


■2018/06/25 やはり本当は強かったコロンビア、3得点を奪って快勝

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2節 ポーランド 0-3 コロンビア

 放送では当初はポーランド優勢といった見方でしたけど、どちらもなかなかチャンスを作れないと言った方が良い感じ。ただ、次第にキープ力で勝るコロンビアがいい形を作るようになります。前半の終わり頃は特にコロンビアペース。ポーランドはここが踏ん張りところでしたが、こらえきれずに失点。
 こうなると、完全にコロンビアの形に。後半は前半の入り同様にポーランドが攻め気味に来たのですけど、コロンビアのカウンターが決まる展開なのでむしろ思う壺ですからね。そのカウンターなどで2失点。完全にやられてしまいました。
 日本戦で交代がもったいないと思ったクアドラードとキンテロがともに大活躍。日本は助かりましたし、監督の判断はミスでしたね。監督のホセ・ペケルマンさんは実績がある方。U-20アルゼンチン代表で3回優勝、アルゼンチン代表監督としても死の組を突破してベスト8、前回大会もコロンビアを率いてベスト8でした。
 あと、日本戦で出番がなかった選手も軒並み良いプレーを見せていました。いろいろともったいなかったですね。
 なお、コロンビアを応援していましたので、応援チーム戦績は、10勝10敗4分け。完全に五分にまで戻しました。

■2018/06/25 コロンビア、日本戦で交代すべきでなかった2人の選手が大活躍

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH第2節 ポーランド 0-3 コロンビア
【コロンビア】ミナ(前40)ファルカオ(後25)クアドラード(後30)
GK
1 ダビド・オスピナ 7
DF
4 サンティアゴ・アリアス 6.5
13 ジェリー・ミナ 7.5
 23歳。抜擢起用の若い CBですけど、彼も活躍しました。放送では紹介されたのを覚えていませんけど、バルセロナの1月に契約した選手だそうです。将来性を買っているんでしょうね。
  CKからのプレー、中央でフリーになったとは言えしっかり決めて先制。本業の守備でも再三良いプレーが見られました。良いDFだと思います。
17 ホアン・モヒカ 6.5
23 ダビンソン・サンチェス 6.5
MF
5 ウィルマール・バリオス 6.5
8 アベル・アギラール 6(32分OUT)
10 ハメス・ロドリゲス 7.5
 26歳。LSHで出て、トップ下のキンテロと左利き選手を併用する形。しかし、これがうまくいきました。初戦ほどではないものの、プレーはまだ完調とは行かない感じではあります。ただ、時折ものすごいプレーをするのはさすがですね。また、運動量はやはりもともと少ないのかなとも感じます。
 LSHなのですけど、前半や後半の始めはかなり右に流れることが多くありました。ポジションチェンジではなくみんな右に来る形です。
 前半はそれほど目立ちませんでしたが、右のショートコーナーのあと、中央の あいた選手にふわりと入れてアシスト。さすがというプレーです。
 後半は左でも良いプレー。カウンターで質の良いパスを中へ。ただ、圧巻だったのは左サイドラインに近いところで自分でカットしたところから、ハーフウェイライン付近まで上がっていたDF裏に回転をかけた素晴らしいクロスっぽいパスを、逆サイドのクアドラードへ出してアシストしたボール。これはしびれましたね。
 その後もミスキックがあるなど、やはりのりきれていない様子がありました。時間稼ぎの時間帯に入って、技を見せるキープを出す余裕がやっと出てきます。ネイマールでも書いたのですけど、ネイマールと同じように気持ちに余裕があった方が良いプレーができるタイプでしょう。精神的な部分はまだ問題がありそうです。
11 ファン・ギジェルモ・クアドラード 8.5
 30歳。RSH。今日もドリブルとスピードが効いていました。初戦で下げてしまったのは本当もったいなかったです。
 前半は右から2人抜いてビッグチャンス。 後半も運動量落ちずに守備に攻撃にとがんばります。
  ハーフウェイライン近くにまで上がっていたDFの裏に、逆サイドのハメス・ロドリゲスから素晴らしいパスが出て、存分にスピードが出る形に。スピード重視の長いドリブルで落ち着いて右隅に決めました。
20 ファン・フェルナンド・キンテーロ 8
 25歳。今日もトップ下スタートで、左にハメス・ロドリゲスで併用する形にしてきました。で、これが大当たり。やはり初戦、彼を途中で変えたのはもったいなかったですね。ただ、初戦よりもずっとノッてきた感じ。精度は格段に上がっていました。また、正面ではないところに出すボールの出し方を好むので、意外性があります。やはり好きな選手ですね。
 合わなかったものの、好パスで可能性を感じるプレー。もう1本、右サイドへの良い低いボール。 さらに、右サイドから普通右足で蹴るところを、左足のアウトでマイナスの素晴らしいボール。
 また、ショートコーナーからのプレーで、中に入れるふりしてハメス・ロドリゲスに出してそこからゴールまで繋がりました。
 後半も低めの位置から良い裏へのスルーパス。さらに、決定的というもっと良いスルーパスを出して、こちらはゴールまで繋がりました。日本戦と違って、勝利を決めてから交代でアウトします。
FW
9 ラダメル・ファルカオ 7.5
 32歳。前半は、簡単ではないハイボールを飛びながら胸トラップするうまいプレーがありました。
 後半はゴールも。最初オフサイドの位置だったのですけど、戻った後横に走ってDFを完全に外しました。シュートもうまいもので、右から右のアウトサイドで左に流し込むというレベルの高いプレーでした。
交代選手
MF15 マテウス・ウリベ 6.5(32分IN)
 27歳。スタメン予想があった選手だそうですけど、初戦は出番なし。今日も怪我の選手に変わっての登場ですけど、運動量多く攻守でよく絡んでおり良い選手でした。日本戦で出てこなかった選手や日本線で途中で変えてしまった選手ばかり活躍しています。
MF16 ジェフェルソン・レルマ 6(73分IN)
FW7 カルロス・バッカ -(78分IN)
(【ポーランド 0‐3 コロンビア|W杯選手採点】コロンビア攻撃陣が軒並み高評価を獲得。MOMは攻守に躍動したクアドラードに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/29 2度もコロンビアに助けられた日本、辛くもグループリーグ突破

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH最終節 セネガル 0-1 コロンビア
【コロンビア】ミナ(後29)

 日本は今大会応援していないですし、コロンビアが見たいということでこちらを見ました。日本は薄氷の1位なのに余裕ぶっこいたのか6人交代して温存する謎采配で自滅した模様。セネガル・コロンビアともに勝ち抜ける可能性がありましたが、得失点差・総得点・直接対決までいっしょで警告数などのフェアプレーポイントで日本が2位、セネガルが3位ということになりました。
 セネガルが負けても1-2ならイエローカード・レッドカードが無関係で総得点勝負。すると、セネガルが2位通過でしたので、たぶん皆さんが思っている以上の僅差。日本としては、初戦の退場敗退も含めて、コロンビア様様です。
  コロンビアが支配して、セネガルのカウンターと思いきやセネガルがほとんどの時間キープ。勝ち点としても攻める必要があるのはコロンビアでしたから意外です。ただ、セネガルは守備の良さで主導権を握った感じですね。中盤にスペースがなくて安定。若いチームらしく、良いときと悪いときで差が大きいチームですね。日本戦はここまで良くありませんでした。これはアフリカらしいとも言えるかもしれません。
 後半もセネガルペース。ただ、もう1つの試合で日本が失点してチャンスというところから、コロンビアサポーターがすごい盛り上がり。声援に押されて少しコロンビアにもペースが来た時間帯で先制。あとはもう攻めるしかないというセネガルが攻めたものの、届きませんでした。
 コロンビアを応援していたので、応援チーム戦績は、12勝12敗6分け。アフリカ大会は
応援したスペインや日本などの活躍で勝ちまくり、ブラジル大会は応援した日本、スペイン、イタリアなどのグループリーグ敗退で負けまくりと極端でしたが、今大会は偏りありません。
 GK
1 ダビド・オスピナ 7
DF
4 サンティアゴ・アリアス 6.5
13 ジェリー・ミナ 7.5
 23歳。CB。本当この選手は日本戦に出ていなくて助かったという良い選手。マネにうまい動きで縦に行かれてしまったプレー、ドリブルが長くなってパスミスしまうところもあったものの、相棒のダビンソン・サンチェスより安定の守備。
 そして、なんといっても2試合連続ゴールでしょう。CKで少しフリーになったところを叩きつける基本に忠実なヘディングで決勝点を決めました。
17 ホアン・モヒカ 6
23 ダビンソン・サンチェス 6.5
 22歳。CB。DFラインで外に出してしまうパスミス。守備でも相手を見ていなかったせいで遅れて入ってしまいPK判定という場面。VARでギリギリ足に行っていたということで難を逃れたものの、これは好プレーではなくマークのミスです。同じ若手CBで、彼の方が先発スタメンでしたど、ミナには劣る感じですね。
MF
6 カルロス・サンチェス 6
 32歳。CM。日本戦早々に退場してしまった選手。今日も大事には至らなかったものの、手で引っ張ってしまって、結構良い位置でFKを与えていました。
10 ハメス・ロドリゲス 5(31分OUT)
  26歳。LSH。左からのCK、なかなかいいボールを蹴っていました。ただ、解説の石川直宏さんは足を気にしてプレーしていると指摘。ほとんど絡めませんでした。両チームとも滑っている選手が多く、足に負担がかかり悪くなったのではないかと言われていましたが、30分で交代となってしまいました。
11 ファン・ギジェルモ・クアドラード 6
  30歳。RSH。セネガルの守備が良く、今日は攻撃では目立てませんでした。ただ、もともと運動量持って頑張っている守備が今日は特にすごい感じ。危ないというところに顔を出して防いでいました。
15 マテウス・ウリベ 6.5(83分OUT)
 27歳。CH。身近ら左サイドバックへ良いサイドチェンジのボールがありました。守備は概ね良かったものの、PK判定があったところ彼もボールウォッチャーになっていました。
20 ファン・フェルナンド・キンテーロ 7
 25歳。流れの中では今日全体に良い形ができなかったコロンビア。ただ、セットプレーでは良さ出ていましたね。右から左足でDFラインの裏にいいボール。後半も右からのFKでニアへなかなかいいボール。極めつけはCKで、フリーの選手に合わせて決勝点をアシストしました。
FW
9 ラダメル・ファルカオ 6(89分OUT)
交代選手
FW14 ルイス・ムリエル 6(31分IN)
MF16 ジェフェルソン・レルマ -(83分IN)
FW19 ミゲル・ボルハ -(89分IN)
 (メンバーと採点は、【セネガル0-1コロンビア|W杯選手採点】激闘を制したのはコロンビア。セネガルも数多くのチャンスを作ったが… | サッカーダイジェストWebより)




■2018/07/03、04 世代交代失敗のコロンビア、若さあふれるイングランドに敗れる

 イングランドとコロンビアの試合展望…なのですけど、イングランドがどういうチームかよくわかりません。初戦は見ていなくて、2戦目のパナマは相手が自滅に近い状態、3戦目は2軍でした。以前よりはつなぐと言われていたものの、守備から入るチームってことで良いですかね? 守備は良さそうで良いチームだとは思いました。
 となると、コロンビアが支配して…となりそうなものですけど、そう予想した3試合目のセネガル戦、相手の良い守備にあってそもそもなかなか攻められないという意外な戦いに。コロンビアは出来にムラがありますし、世代交代が失敗したということもあるのか、そんなに強くありません。
 コロンビアを応援しますが、イングランドが有利そうですね。守りを崩せず苦労するか、ボール支配するも速攻を食らうか。コロンビアはセットプレーの守備にも不安があり、高さで負ける上に、イングランドには良いキッカーがいます。この試合もセットプレーはイングランドの大きな武器になるでしょう。
 一度書き終えてから思い出しました。コロンビアが世代交代失敗でムラと書いたのですけど、そういえば、イングランドは若いチームですよね。若いチームというのは、乗り出すと強いものの、悪い方に出るとペースを変えられなくなります。コロンビアもムラなので乗れば強いですから、展開によっては結構点が入るかもしれません。
 また思い出したので追記。今大会3戦目でほとんどの選手を温存したクロアチア、ベルギーともむしろ動けていませんでした。間隔が空きすぎて、試合感が鈍っているのかもしれません。この流れで行くと、イングランドも苦労しそう。グループリーグ苦しんでベストメンバーで戦い続けたコロンビアの方が良いのではないかと思い直してきました。

 実際の試合は、イングランドは休み明けの 影響はないようで、問題なく動けていました。あと、すみません、イングランドは守りから入るチームってことはなかったですね。前半は主につないで作ってきていました。互いにまずまず良いところが出る一方的ではない展開。ただ、コロンビアの方にやや可能性を感じるプレーが少なくなっていました。やはりイングランドの守備は良いです。
 そして、ポイントと見ていたセットプレーで後半試合が動きます。イングランドのCKからの反則でPKを取り先制。コロンビアは攻めるしかなくなったものの、強引で可能性を感じず。やはり安定感はないチームですね。イライラしまくって、カードが多く出ました。ただ、その強引なままアディショナルタイムになんとCKで劇的な同点ゴール。コロンビアはセットプレーから点を取っていたとはいえ、イングランドから取ってくるとは思いませんでした。
 で、この後なんですけど、延長は録画できてなくて見れませんでした。勝手に延長録画してくれるわけじゃないんですね。記事を読むと、前半はコロンビア、後半はイングランドペースだったものの、ノーゴールで延長。PK戦でイングランドが勝ったとのこと。コロンビアは、ずっと怪我や体調不良で不調だったハメス・ロドリゲスがついにベンチ入りすらできなかったということで、選手のやりくりとしても辛かったですね。このコロンビアを応援していたので、応援チームは、16勝17敗6分け(1試合応援なし)となりました。




■2018/07/04 23歳のセンターバックのジェリー・ミナがなんと3ゴール目

 ロシア・ワールドカップ(W杯)ノックアウトステージ コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド
【コロンビア】ミナ(後48)【イングランド】ケイン(後12[PK])
4-1-2-1-2
GK
1 オスピナ 6.0
 DF
4 S・アリアス 5.5
(→サパタ -)
13 ミナ 6.5
 23歳。CB。世代交代に失敗と書いたものの、コロンビアは両CBに若い選手が出てきました。特に後から出てきたミナは良いですね。今大会最も気に入ったCBです。
  195cmの長身で2ゴール。この高さはイングランドの武器であるセットプレーに対する守りでも光っていました。そして、アディショナルタイムには再び高さで大仕事。早い段階でマークを外して、叩きつける素晴らしいヘディングでゴール。イングランドからも取れるとは思いませんでした。本当すごいなと舌を巻きました。
 ただ、この後、股関節をずっと痛がっていました。喜びすぎてスタンドに飛び込んだせいではないかとアナウンス。ここらへんは若いですね。交代じゃないかと思ったのですけど、最後まで出たようです。
23 D・サンチェス6.5
17 モジカ 5.5
MF
6 C・サンチェス 5.0
 32歳。RSH。2DHかなと思ったものの、ダイヤモンドになりました。放送では途中で変えたという説明。ただ、守備が主体の選手でしょう。
 日本戦早々にハンドリングでPK献上した選手。今日もCKで、先に引っ張られたとはいえ、その後に乗っかってしまってPKを取られて失点。良さがわからなかった選手です。
(→ウリベ 5.5)
 27歳。その位置は可能性低いだろうと思うところから、枠に飛ぶ強烈ロングシュート。このCKから同点ゴールも生まれました。
5 バリオス 6.5
 24歳。2DHかなと思ったものの、ダイヤモンド型の底に。ただ、空振りのクリアミスでちょっとヒヤッとした他、ミスパスが目立っていました。
20 キンテーロ 5.5
 25歳。トップ下。盛んにボールは触っていたものの、イングランドの守備が良く、やや強引に狙い続けたラスパスもほぼ通らないという辛い試合に。とはいえ、彼を下げちゃうと攻めのバリエーションがなくなりますからね。交代の評価は難しいところ。
(→ムリエル 5.5)
16 レルマ 5.5
(→バッカ 5.5)
FW
11 クアドラード 6.0
 30歳。サイドでスペースがなく生きない試合に。最初からなのか途中からなのか2トップとなったものの、ここでも良さが出る選手ではないですからね。きつい試合に。ただ、CKのアシストは彼だったようです。
9 ファルカオ 5.5
 (メンバーと採点は、レーティング:コロンビア 1-1(PK3-4) イングランド《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)

2025年3月30日日曜日

豪華選手いるのに連敗記録 ヴィッセル神戸はなぜ弱い?

■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?
■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録
■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける
■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?
■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任
■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任
■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する



■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?

  イニエスタ、ポドルスキ、ビジャなど外国人選手に加えて、山口蛍、西大伍など日本代表クラスのすごい選手を集めているのに相変わらずパッとしない神戸。リージョ監督がスピード交代となりました。
 これに関し、交代発表の7カ月前には、三木谷浩史会長が「ポゼッションサッカーの開拓者」と称賛すれば、三浦淳寛スポーツダイレクターも「ステップアップの時期に来ている。時代の最先端を行く人」と言っていたのになぜ?とする記事が出ていました。(疑問残る神戸の監督交代劇 首をかしげる選手も― スポニチ Sponichi Annex [ 2019年4月18日 09:36 ]より)

 やはりサッカークラブの強さは選手の年俸と関係します。ただ、年俸のわりに健闘するクラブと、年俸の割に活躍できないというクラブはあるのも事実。
 研究によると、この違いはフロントの違いだとのこと。どうもフロントがトラブルなどを起こさずどっしりとしていて安定しているクラブの方が年俸以上の力を発揮し、その逆が力を発揮できないということ。神戸は明らかに後者でしょう。
 神戸には、過去に「最高の人材」としてシーズン途中に迎えられた西野朗監督でさえ、半年間も持たずに成績不振で解任されたという「実績」も指摘されていました。
 ただし、今回は 自身の意向で契約解除とされており、これが建前でなくマジで自分でやめた可能性もありそうでした。今回ばかりは三木谷浩史さんのせいじゃないかもしれませんね。


■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録

 神戸の弱さを客観的に示すデータが出てしまいました。しかも、チーム史上最悪の記録ということで、ますますひどいですね。チーム史上最高のメンバーを揃えて、チーム史上最悪の記録を出しているという状態です。

  まず、リーグ戦の6連敗。これは14年ぶりであり新記録ではありませんでした。とはいえ、これはわずか4勝しか挙げられずにJ2降格を味わった2005年に記録したものであり、チーム史上最も豪華なメンバーである現在とは比較にならなかった戦力の時代。ぶっちぎり降格相当の弱さとも言えるでしょうか。
 この状況からさらに鹿島に0-1のスコア以上の内容で完敗し、公式戦7連敗を記録。はっきり書いていないんですけど、他を見ると、03年の延長Vゴール廃止以降のクラブ ワースト記録を更新した模様です。マジでひどいですね。

 なお、記事で、イニエスタも「答えを知りたい」という未知の領域だとしていたのは、 イニエスタがいたバルセロナではこんなに負けたことがないため。そりゃそうだという話であり、こういう状況はイニエスタ向きとは言えそうにありませんでした。
(7連敗はイニエスタも「答えを知りたい」未知の領域。ビジョンなき神戸はどこに向かうのか? フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年05月16日より)
https://pex.jp/point_news/78d3a866f4d8c585bc4b5c3df5cf6871


■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける

 2021年の神戸はリーグ3位。「このメンバーなら優勝しろよ!」と思う人もいるかもしれませんが、良い成績であることは間違いありません。なので、このページに「ついに神戸は弱くなくなった」と追記しようと思っていました。しかし、すっかり書くのを忘れていたんですね。
 で、書くのを忘れているうちに、2022年リーグが開幕。2022年は我らの「豪華選手なのに弱い神戸」が戻ってきてました!

・ヴィッセル神戸9戦未勝利(2) 再起を図るロティーナ体制「J1での最多失点」と「J1ワースト3位の得点数」の優先度と「イニエスタ」 | サッカー批評Web(サッカー批評編集部 2022.04.07)
<味の素スタジアムで3-1の完敗を喫したことで、神戸は9戦未勝利となった。(中略)昨季のJ1を3位でフィニッシュした神戸は、今季、Jリーグで優勝争いに加わる存在との下馬評もあった。しかし、蓋を開けてみれば開幕からJリーグは9試合未勝利。3月15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦で挙げた勝利が今季唯一の白星となっている>
https://soccerhihyo.futabanet.jp/articles/-/92795?page=2

 今回はマジで成績が悪すぎるので、監督交代も理解できなくはないです。ただ、以前から何度も書いているように、監督をコロコロ変えるというのは、失敗するクラブの王道パターン。良い選手を揃えても結果が出ないということが多いです。世界的な共通点であり、日本だけの話でもありません。クラブ経営陣が悪いから勝てない…という典型的なものですね。

<3月20日には、その時点で4分3敗とJリーグ7戦未勝利の結果を受けて、三浦淳寛監督との契約を解除。その後はリュイス・プラナグマ監督が指揮を執っているが、その後任も2戦未勝利と状況を打破できていない状況だ。
 そんな神戸は、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏の監督就任が内定している。東京V、C大阪、清水エスパルスとJクラブを歴任したスペイン人戦術家は早くも次節・C大阪戦で指揮を執る可能性がある>

 バルセロナ化は諦めたのかと思ったら、記事では以下のように、まだ「バルサ化を目指していた」という書き方。ただ、次の監督は守備型であり、バルサ化を一旦中断する感じ。これまでの戦績を見ても、バルサ化を目指さない守備型のタイプの方が比較的結果が出ているように感じますね。
 なので、バルサ化にこだわるべきではないでしょう。楽天はバルセロナのスポンサーから降りるとも噂されていますし、ちょうど良い機会だと思うのですけど…。

<神戸はここまでバルサ化を目指してきたが、守備構築に定評のあるロティーナ氏のもとで再起を図ることとなる。実際、神戸は失点数がここまでの9試合で「15」とJ1で最多失点。9試合での得点も「5」とJ1でワースト3位だが、まずは守備の整備からテコ入れするものとみられる>

 上記は少し古い記事でまた書くタイミングが遅れてしまいました。最新の戦績は?と検索してみると、順調に連続未勝利を更新中。4連敗で今季開幕から4分7敗と11戦未勝利で最下位に低迷。<「神戸、降格の危機」 まさかの11戦未勝利に海外注目、スター選手を擁するも「最悪のシーズンに」>(5/9(月) 7:10配信)などの記事が出ていました。

<ヴィッセル神戸は5月8日のJ1リーグ第12節でガンバ大阪に0-2と敗れて4連敗を喫し、今季開幕から4分7敗と泥沼の11戦未勝利で最下位に沈んでいる。海外メディアが「ヴィッセル神戸、降格の危機」「最悪のシーズンになっている」と報じた>
<開幕から唯一未勝利となりJ2降格圏の18位に沈む神戸について「ヴィッセル神戸、降格の危機」と報じたのがマレーシアメディア「MAKAN BOLA」だ。今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムが躍進。川崎フロンターレを上回りグループ1位通過を決め、ラウンド16で浦和レッズと対戦する。マレーシアクラブの急成長ぶりが脚光を浴びており、勝ち上がれば神戸と今後対戦の可能性もある。
 そんななか「神戸は今季、11試合で勝利を挙げることができず、J2降格の危機に瀕している。スター選手を擁するチームは、今シーズンのJ1リーグで4分7敗の成績となっている」と報じ、「神戸はJリーグの中で最もチームの市場価値が高いクラブである。しかし今季はチームにとって最悪のシーズンとなっている」と動向を伝えた。
 ACLでは2勝2分の無敗でグループ首位通過を決めた神戸だったが、リーグ戦では苦戦を強いられており、その落差は海外メディアの目も引いたようだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a460f0dc05e1308fd0e4ea1439bdb57fae48420


■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?

 ヤフーニュースのコメント欄では過去に実績を見ると確かに豪華ではあるものの、旬落ちしている選手を集めすぎたのではないか?というものが比較的多め。ネームバリューばっかり見ているということですね。ここらへんは近年成功している上位クラブと補強方針での違いが大きいかもしれません。どちらにせよ「フロントのせい」ということで、結論はいっしょなんですけど…。
 私はベテランと若手のバランスが良いチームが良いという考え。また、代替わりを考えると、まだ使える良い選手でも外して強制的に放出して過激に世代交代を進めるというのも有効な手です。長期的に成功しているチームと、一時期に強くてもだめになって降格争いというクラブでは、こうした差が出ることがあります。そもそも神戸は大成功した黄金期すらないだろ!という感じで、問題外ですけどね。

<フル、アンダー含め代表経験者が大半だが、代表経験がない汰木が日本人で一番良かった。もっと汰木を周りが使うべきだった>
<そもそもチームとして全体が連動するような攻撃をここ数年構築出来て無かった。古橋選手のようなストライカーがいてイニエスタのような飛び抜けたパサーがいたから勝ててたが、新戦力がことごとく機能せず、旬の過ぎたアタッカーを2人もとって過去の実績でなんとかなるなんて。近年のサッカーは攻守の切り替えがとてつもなく早くて激しい。鳥栖や清水、柏など前線に若手を起用してプレスかけて素早く攻撃出来ないチームはJでもかなり厳しい>
<資金を選手獲得に注ぐことが必ずしも成功する訳じゃないってことですね。
資金力あるならまず下部組織に力注いでほしい、環境、コーチ、スカウト等。ピーク過ぎたベテランよりも勢いある若手を積極的に資金で確保するべき。
実績あるベテランはチームに1〜2人で十分。それ以上は若手が伸び悩む環境にしかならないと思います。ドイツのライプツィヒ見習ってほしい>
<今シーズンも結局、郷家、小田、佐々木、山川、小林あたりの主力に成長しなければならない世代が泣かず飛ばずの活躍しかできず、山口蛍、酒井、武藤と昨年主力だった選手達はベテランの域に差し掛かったプラスACL参加でね過密日程により怪我、コンディション不良が続いている。イニエスタ頼みだが当然、毎試合使える年齢ではない。大迫はさらに輪をかけて悲惨な状態。。全くフィットする気がしない>
<同じく浦和も今年は上がってこないが、ここは若手中堅メインで補強、退団したからここから上がって行きそうだけど、神戸は逆にベテラン集めたせいで落ちてく一方だと思う>
<そもそも、神戸のチームは、以前所属チームから契約解除になったスター選手が多い。海外でプレーしていたが、延長あるいは再契約出来ず、戻って来た選手とか、海外で1流でしたが、そのレベルを維持出来ず、無理してプレーしている選手とか、Jリーグで昔は名が通っていたが、若手の台頭で控えに回る時間が増えた選手とか、チームから契約解除になった(お払い箱)選手とか。そんな選手を、市場価値の数倍から10倍以上の値段で獲得しちゃうヴィッセル神戸。大体30超えると市場価値がほぼゼロとなるサッカー選手。それを考えると、市場価値がゼロの選手が多くない??>


■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任

 また、監督が変わりましたね。まず、吉田孝行監督の話から。リージョ監督はやむを得ない交代なのかなと思っていたのですが、4-2-3-1のフォーメーションを3-4-2-1に変更。バルサ化という方針も右往左往していた感じです。
 ところが、理念より結果を重視したこの変更でも前述のような7連敗をやってしまい、1勝1分5敗でトルステン・フィンク監督に交代。吉田監督としては5連敗の後に、1勝1敗としたところでの交代みたいですから、我慢してほしかったでしょうけど…。
 フィンク新監督について、クラブ関係者はバルサ化を進めるのは変わらないとしていました。しかし、 4-4-2のオーソドックスなフォーメーションで堅守がベース。「バルサ化」の象徴たるポゼッションが優先されることがないどころか、放棄するようになったとの評価でした。
 そもそも監督のタイプが全然違うようで、やはりフロントが駄目な感じですね…。
(「バルサ化」の夢はいずこへ……。新監督でも止まらない神戸の混迷。(4/4) - Jリーグ - Number Web - ナンバー 佐藤俊 019/07/18 11:40より)


■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任

 最近の話じゃないのですが、下の方の<タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する>で天皇杯優勝について書いていたフィンク監督もまたすぐに退任した件を書いていなかったので追記。結果を出していた監督がまた続かない…という神戸らしいパターンです。
 一応、フィンク監督の退任も前の前の監督だったリージョ監督と同じで、「我慢できないフロントが切ったわけではない」「家族の問題」と説明されています。ただ、本当なの…?と信じられませんね。

<今年元日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝を制し、ヴィッセル神戸に悲願の初タイトルをもたらしたトルステン・フィンク監督(52)の電撃退団が、(引用者注:2020年9月)22日にヴィッセルから発表された。
 退団はフィンク監督本人が辞意を申し入れた21日付で、神戸市西区のいぶきの森球技場で22日午後4時から行われた練習前に選手たちへ挨拶>
(なぜヴィッセル神戸のフィンク監督は電撃退任したのか…4年連続監督交代の異常事態の背景にある問題点 2020/9/23(水) 5:10配信 THE PAGEより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d00b9a4f0035b6ac2b599cfdc46cb115d39ec4e

 「私は家族の下に戻るという決断をしました」と説明されていたものの、怪しいんですよね。というのも、当初、母国ドイツの複数のメディアが「家族などの問題で今シーズンをもって日本を去り、ドイツに戻る意向をもっている」と報じた直後はこれを否定するような発言をしていました。
 それは「向こうに帰りたいというよりも、家族に会いたい。(中略)この先も神戸に残るのであれば、家族に日本へ引っ越してきてほしい。私は神戸の町が大好きで、クラブの未来像ももっている」というコメント。記事でも「来シーズン以降の続投にも一時は意欲を見せていた」「フィンク監督の電撃退任には、離れて暮らす家族に対するコメントが180度変わっている点を含めて、どうしても不可解な点が残ると言わざるをえない」と書いています。
 また、セバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチも同時に契約解除。これはフィンク監督個人の家族に関する問題…という説明と符合しづらいものがあります。

 それよりわかりやすいのは、(降格がないシーズンなのにも関わらず)成績不振に我慢できなかったフロントが監督・コーチをまとめて入れ替えた…という説明でしょう。天皇杯優勝後も悪くない成績だったヴィッセル神戸ですが、公式戦が新型コロナウイルスによる長期中断に入った後は一転して不振。前述の退任報道が出たのは、このタイミングでした。

<7月の再開後は過密日程のなかで選手のやり繰りに苦労し、リーグ戦では19試合を終えて4勝8分け7敗の12位。最近の7試合では4分け3敗とひとつも勝てず、特にホームでは7月18日の清水エスパルス戦でしか勝利していない状況>
<チームの成績が低迷するたびに監督が代わる流れは、神戸市出身の三木谷浩史氏がクラブの経営権を取得した2004シーズン以降で、特に顕著になっていると言っていい。今シーズンまでの17年間で延べ17人の監督が指揮を執り、途中で監督が交代したシーズンも10度を数えている>
<チームの総合力が問われるリーグ戦の最高位は、ブラジル出身のネルシーニョ監督に率いられた2016シーズンの7位。指揮官の人選を含めてチームの強化に一貫性や哲学の類が、もっと言えばフロント上層部の我慢が感じられないがゆえに、常に中途半端な戦い方に終始してきた。
 例えば元スペイン代表のレジェンド、司令塔のアンドレス・イニエスタに続いてリージョ監督が招聘された、2018シーズンの後半以降は「バルセロナ化」という言葉が何度も飛び出した。イニエスタの前所属クラブになぞらえた目標は、今シーズンに入ってからはほとんど聞かれていない>


■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する

 優勝争いした後に降格とか、昇格した途端に優勝争いなど、 このところずっとJリーグは戦力差が少ない状態が続いていますからわからないんですけど、フィンク監督で神戸が本格化した感じ。前述の通り、守備的なタイプの監督だと思ったので予想外でした。
 鹿島ファンなので、天皇杯の神戸優勝のゲームは辛かったんですけど、めちゃくちゃ強かったですね。また、思ったより守備的ではありません。もともとイニエスタなどが守備に重点を置くということはあり得ませんし、守備的な監督でちょうど良かったんでしょうか。守備陣、特にDFのフェルマーレンも大きかったように思えます。
 課題だった守備が安定し、攻撃力をいかんなく発揮…というところでは、イニエスタではない日本人の攻撃選手の守備への貢献は、敵ながら感動するほど。古橋亨梧や以前の鹿島戦で活躍したという藤本憲明は、最後まで前線から守備していました。完敗でしたね。
 あとは選手の感想。メモはせずに軽く見ていましたし、間が空いたので結構うろ覚えです。
GK 18 飯倉大樹
 マリノス時代も見たと思いますが、記憶には残らず。攻撃的なGKで神戸に合ったという紹介。2019年に来たんですね。サッカーライターの人は推していた前川黛也からポジションを奪った模様。前川はむしろ弱点とされていて、あんまり評判よくなさそうでした。鹿島が不甲斐なく、飯倉は目立つ機会なし。攻撃的と言われるだけあって、結構前には出てきますね。現代的なGKです。
DF 4 トーマス・フェルマーレン
DF 25 大崎玲央
 187cmと大きく、迫力あるDF。ただ、正直よく覚えていません。
DF 33 ダンクレー
MF 5 山口蛍
MF 8 アンドレス・イニエスタ
 囲まれてとられるところもあり、さすがに年。ただ、やっぱりいちいち良いボールが来ますし、特にセットプレーでは鹿島と大きすぎる差。キックの可能性の怖さが雲泥の差です。
MF 22 西大伍
 元は鹿島の中心だった西。対面した町田浩樹は本職CBということもあり、圧勝。けちょんけちょんにやられていました。
MF 24 酒井高徳
 新潟で若い頃に攻撃的なところで見たことありますが、注目選手と紹介された以上のことは記憶にナシ。代表で見たことがあるかも思い出せません。ただ、今日は良かったですね。相手が本職ではない永木亮太ということもあるでしょうが、こちらのサイドが特にやられていました。
 相手との関係で言うと、特にポジショニングの良さは印象的。うまく空いているところに入り込んでいました。また、ワンタッチでの良いプレーをするなど、判断も抜群。やりたい放題やられました。
FW 9 藤本憲明
 前回の鹿島戦で良かったとのことで、中央で起用されたそうですが当たり。2ゴール目を決めていますし、1点目も彼が絡んでオウンゴールを誘っています。ただ、本当によく守備をしていたというのが、一番印象的でした。
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
FW 16 古橋亨梧
 彼も本当によく走って守備していましたね。あそこまで走ってくれたら、チームは助かります。神戸の前かあの守備が最後まで衰えなくて鹿島は打つ手なし。完敗でした。


2025年3月29日土曜日

J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?

■2019/11/22 J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?
■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?
■2019/11/22  弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう
■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?
■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁など



■2019/11/22 J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?

 2019年シーズンのJ2降格はまだ決まっていませんが、自動残留は消えて自動降格もほぼ決定というジュビロ磐田。一時は強すぎってほど強かったのに!という驚きがあります。
 で、2013年に降格が決定したときのジュビロ、J2降格。王者転落を招いた「三大要素」| web Sportivaという記事をブックマークしていました。
 まず、驚いたのが、ジュビロ磐田がそれほど多く優勝していないこと。 1997年、1999年、2002年の3回だけ。ライバルの鹿島とタイトルを分け合っていた印象があるものの、思ったより少ないですね。
 ただ、黄金期のメンバーがほぼ同じであったこと考えると、そう長く強い時代が続いたわけではないというのは意外ではないかもしれません。世代交代で失敗するチームはむしろ当たり前といった感じで、うまくメンバーを変えながら戦っている鹿島の方が例外的でしょう。鹿島は主力選手ですら放出して、世代交代を進める極めて稀なクラブです。
 降格するレベルまで…といった話でなければ、強いチームが世代交代に失敗して強くなくなること自体はよくあることだと言えます。


■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?

 ただ、この2013年の記事では世代交代失敗の話は全然なし。10年前のリーグ優勝の話をしつつも、大きな問題はここ最近のものだけのものだと見ていたようです。
 1つは、2013年時点で就任2年目を迎えた森下仁志監督の戦術変更。強かったときは3バックでしたが、このときは定着していた4バックを3バックに変えての失敗。攻守とも崩壊しています。ただ、これは短期的な問題でしょうね。
  また、クラブ関係者は「リーダー不在が原因」と断言して、個人の問題とも見ている模様。ピッチを仕切っていた元ブラジル代表主将の闘将ドゥンガや、日本代表の10番を背負っていた名波浩といった存在感のあるリーダーが不在。それが終盤の失点の多さに繋がっていたとされていました。しかし、これは個人に責任を求めるもので、賛同しかねます。そのような人材が必要なら、クラブが計画的に補強すべきだったでしょう。本質的にはクラブの責任です。

 その次に出ていたのが、外部から来た強化スタッフが、ジュビロ在籍わずか1年の森下監督を指揮官に任命したことということ。一方で、ヤマハ発動機時代や黄金期の人材は遠ざけられたとされています。トレーニングでは、ジュビロらしい自由さが消滅しました。
 同じ建物内に同居していた記者スペースが別になった、非公開練習が増えたという変わったものも理由に。精神論くさいですが、 批判されなくなってぬるま湯に浸かっているという説明でした。
 ここらへんは「ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因」といった感じです。


■2019/11/22  弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう

 なんか今見るとイマイチな説明ばかりですね。2013年と違い、2019年シーズンの場合は、ちょうど名前が出ていた、かつてのジュビロをよく知る名波浩さんが監督をやった末に崩壊しました。ジュビロの伝統うんぬんの問題ではないように思えます。
 ただ、外部からタッフが来たこと、伝統が変わったなどに関しては、重要なポイントとなりそうです。これは、伝統を守るべきだったという表面的な理由ではなく、もっと根本的な問題。ある研究で指摘されているポイントが、ジュビロも良くなかったのではないかと思われます。

 この研究というのは、選手が良いのに苦戦するクラブと、選手が悪いのに健闘するクラブの違いについて見た研究。基本的には、やはり良い選手、高給取りの選手がいるクラブの方が強いものの、選手のコストパフォーマンスの良いクラブと悪いクラブという違いがあるのです。そのコストパフォーマンスの違いはどこから来ているか?というのを調べたんですね。
 そして、その答えはクラブ側の安定性でした。こうした視点で見ると、いきなりやり方を変えてしまったジュビロは良くなかったとわかります。そうじゃなければ成功したとは思いませんが、また伝統に戻そうとした…というのも一貫性のなさの現れだと言えそうです。
  先のクラブ関係者は個人に責任を求めるようなことも言っていたものの、本質的には クラブ自身が悪いのだと考えられます。これは結局、鹿島のような計画的な世代交代をしなかったから説に基づいても言えることですけどね。


■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?

 2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモ。広島がとにかく豪華だと思っていた世代ですが、メモを見るとジュビロ磐田もJリーグ入り・プロ入りしている人が結構多そうです。

GK 八田直樹 磐田(移籍なし)
 プロ内定。実は静岡県選抜でも見ていたが、そのときよりも良いと思った。解説のセルジオ越後さんが褒めすぎなくらいに褒めていたけど、かなり"当たって"いて、ナイスセーブがありました。
 彼のメモだと思うのだけど、「CKだけでなく、流れの中でも上がっていた。そういう性格っぽい」ってのがあります。たぶん負けていたので、最後に上がっていたんじゃないかと。でも、流れの中は危ないなぁ…。
 所属は上記の通り磐田一筋。というか、広島で調べた人は全員移籍ありだったので、何気に初です。
DF
森下俊 磐田 → 京都 → 川崎 → (中略) → 磐田
 彼も内定していた選手。左利きのリベロで落ち着いてプレー。1VS1はなかなかで、わりとキックも良いかなと思いました。
 ラインコントロールは積極的な感じ。ですが、オフサイドにならない場面多く、だいぶ失敗していました。
萩原洪拓 YKK AP → カターレ富山 → 田原フットサルクラブ / アグレミーナ浜松
飯田祐 静岡産業大学 → 不明
 上記二人はメモなしだった選手。萩原洪拓は、カターレ富山でJ2でプレー。プロ入りしています。

MF 
上田康太 磐田 → 大宮 → (岡山) → 磐田
 左利きでキャプテン。プロ内定。ひょっとしたら静岡県選抜でもいたかな?と思った選手。記憶が曖昧なように、そっちでは出ていたとしても目につかなかったのだと思います。ただ、この試合はシュートもセンタリングも良くて、好印象でした。

中村豪 磐田 → 愛媛 → FC岐阜SECOND

 彼も内定。10番つけて司令塔みたいな感じ。背が小さいので、ちょこまかと動くイメージ。よく動いていて、なかなか積極的でした。メモの感じからすると、大好きになって良さそうなものですが、そういうコメントはなし。
 彼はたぶん確実に静岡県選抜で見たと思います。ただ、ディフェンシブな中盤でジュビロのときとは違った気がするというメモ。このメモではジュビロのポジションが書いていないものの、トップ下でしょうか?

増田真士 愛知学院大学 → 不明
石神啓 静岡産業大学 → falco岐阜(フットサル)

 右サイドハーフ。よく走るものの、技術の高さは感じなかった選手なのでフットサル入りは予想外でした。相変わらず見る目ないです。
徳増欣也 静岡産業大学 → 不明

FW
岡本達也 磐田 → 順天堂大学 → 水戸 → 鳥取 → Criacao(東京都社会人サッカーリーグ1部)
 静岡県選抜でプロ内定。目標が中山雅史だというようによく走っていたのは目立ちました。が、パスミスなどもあり、粗さも感じてしまった選手。
 Wikipediaを見てびっくり。プロ入りしたあとに、順天堂大学に行っています。また、その後、再びプロ入りして、"日本プロサッカー選手会副会長に就任"という経歴も。

-----引用 ここから-----
トップチームへの昇格を果たした。しかし優れた得点力とオールマイティな能力を持つ反面、突出した特徴のアピールができず、またスピードに欠ける弱点を克服できずに出場機会を得ることがなかなかできなかった。

本人が大学への進学を希望した事により(クラブ側から監督の構想外であることから進学を勧められた、という報道もある。ちなみに岡本は進学校である磐田南高校の出身である)、2006年シーズンの契約をもってチームを退団した。2007年3月8日、本人より順天堂大学への入学が決定したとジュビロ磐田会員専用サイト内にて発表。(中略)

1年生で出場した天皇杯では、3回戦でベガルタ仙台を相手に延長後半に2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。また、4回戦で古巣のジュビロ磐田と対戦し、チーム唯一の得点をマーク。試合には負けたものの、試合前、および試合後にはジュビロサポーターからも大きな声援を受け、人気の高さがうかがえた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E9%81%94%E4%B9%9F
-----引用 ここまで-----

藤井貴 磐田 → (愛媛) → 磐田 → 静岡FC(東海1部) → 岩手八幡平(岩手県4部) → 長野(JFL) → 秋田 → 琉球

 同じく静岡県選抜でプロ内定。ただ、メモはそれ以外になく、印象に残りませんでした。
 プロ入り後はJリーグから離れたものの、Jリーグ(J3)に復帰。岩手県4部という下部でプレーしてからの復活って、かなり珍しいパターンじゃないですかね?


 以下は途中出場だった選手。
中島良輔 磐田 → 静岡産業大学 → 不明
 1年生でU-16代表。小柄な選手。左サイドハーフに入りました。思い切ったシュートの場面もあり、良い印象でした。
宮本裕太郎 静岡産業大学 → 不明
 以上、スタメンからは7人がプロ入り(Jリーグ入り)、出場選手13人からは8人。やはりかなり豪華なメンバーでしたね。





■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁な

磐田 0-0 鹿島

 久しぶりにジュビロ磐田を見ました。中村俊輔がいるって違和感ありますね…。
 今の磐田は守備意識が高く、リーグで最も失点が少ないとのこと。3バック、4バック併用で今日は3バックを採用してきました。そして、終盤には4バック…というフレキシブルなやり方。おもしろいですね。
 NHKの紹介では、とりあえず最初は以下のような3-4-2-1になっていました。

GK 21カミンスキー
DF 3大井 健太郎
DF 35森下 俊
DF 41高橋 祥平
MF 24小川 大貴
 初見。中盤の4枚並べたうちの右。後半は選手交代もあって左に回ります。守備で頑張るところもあったのですが、スピードあるドリブルあって、 攻撃で良さ感じた選手です。
 で、攻撃で良さ感じた選手だったので、ポジション見たらDFであれ?と驚き。もともとDFが本職のようですね。検索してみると、スピードはあるものの、ドリブルはイマイチとの評価でした。
 ジュビロ磐田U-18出身で、明治大学に行って戻ってきて26歳の選手。左に回っていたように、両足使えるのがポイントみたいですね。こういう選手が1人いると便利です。

MF 40川辺 駿
  初見。中盤で4枚並べたうちの右の真ん中。フォーメーションからして守備を期待されているのんじゃないかと思いますが、運動量が多く前線まで何度も上がってきていました。
 ドリブルはすごい!って感じではないものの、よく仕掛けているのは良いところですね。気持ちは強そうだし、若いなら伸びそうなタイプ。若くなかったら、もうこれ以上伸びないでしょうけど…。
 経歴見ると、サンフレッチェユース時代にプロ契約。なので、もちろんサンフレッチェには昇格できたのですが、レンタルでジュビロに。ジュビロではもう3年やっているらしいです。結局、22歳とまだ若い選手でした。各年代の代表経験はあり。やはり守備的な中盤が本職だが、トップ下の経験もしたそうです。


MF 8ムサエフ
MF 13宮崎 智彦

MF 10中村 俊輔
 紹介見ると、3-4-2-1で、3トップにも見えなくはないんですが、見ていると1トップって感じですかね。中村俊輔は中盤6枚で攻撃的な2枚の右という紹介。ただ、やはり下がってくるなど、フリー的に動いています。
 長く一番好きな選手だったし、高校以来途切れることなく好きな選手。スピードや運動量で勝負するタイプではないなので、長持ちするんじゃないかと思います。
 チームの中心という感じで、俊輔のところに入ると落ち着くし、相手としては怖いな…という。鹿島も人かけて守っていたが、そうなるとマークがずれてくるのでそれも嫌。鹿島ファンとしては怖かったです。
 あと、なんと言ってもセットプレーがいちいち怖い…という。中央でもサイドでもCKでも、全部気をつけなくちゃいけません。 見ていて、嫌で嫌で仕方なかったです。
 これらは以前からなのですが、変わったなと思ったのが、守備意識の高さ。しかも、泥臭い守備や、スライディングで取りに行くプレーを何度も見せていました。日本でトップクラスの実績あるベテランがこれだけやると、こりゃ若い選手も頑張らなくちゃ!と思うでしょう。良いプレーでした。

MF 15アダイウトン
  3-4-2-1でFWの下の左。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、1トップのような感じでアダイウトンはMFのイメージ。途中から右にもいました。
 前半早い時間に左にスペースあって、スピードを見せるプレー。テクニックもあるようで、ターンしながらというおもしろいドリブル。ほとんどスピードを落とさずにターンしながら抜いてくるというめちゃくちゃなことしていました。
 Wikipedia見ると、ドリブルはやはり特徴とのこと。ブラジル時代はいろいろなクラブでプレー、レンタル多いし、中心選手ではなかったのかもしれません。代表歴もないようです。でも、怖さ感じさせるすごく良い選手だと思いました。

FW 20川又 堅碁
  3-4-2-1のトップ。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、川又の1トップのように思えました。
 特別印象に残るプレーはなかったんですけど、体張って頑張っていたし、スピードもあるし良いセンターフォワードという印象。背もまずまずあるのかな?
  Wikipediaを見ると、184cmで日本人としてはやはり大きいですね。高校時代に特別指定選手でJ2愛媛FCでJデビュー。新潟でプロ入り、名古屋を経て、磐田は今年からだそうな。代表経験もあるとのこと。
 今日の試合では体張って頑張っているように見えたのですけど、ポストプレーはむしろすごい苦手との評価を検索で発見。一方、スピードは持ち味みたい。じゃあ、そもそもセンターフォワードタイプじゃないのかもしれませんね…。


2025年3月28日金曜日

群馬県出身で最高のサッカー選手は細貝萌ではない?

■2021/07/10 群馬県出身で最高のサッカー選手は細貝萌ではない?
■2021/07/10 一番好きな群馬県出身のサッカー選手は誰それ?という無名選手



■2021/07/10 群馬県出身で最高のサッカー選手は細貝萌ではない?

 Wikipediaの群馬県出身のサッカー選手を見てみると、日本代表経験者とそうでない人を分けていてわかりやすかったです。最近の選手では細貝萌が有名で、海外経験もあり、ベストプレーヤーに推す声が多そう。ただ、うちでは私感を抜いて客観的なデータで比べるので、代表キャップ数を重視。とりあえず、目についた3人を調べてみた感じ、このルールだと山口素弘がナンバーワンな感じですね。

<日本代表経験者>
MF、SB 細貝萌:浦和、ヘルタ・ベルリンなど 代表30 J1     120 ブンデス1部     102
DH    山口素弘:横浜フリューゲルスなど J1     362 JSL1部     22 代表58
CB    松田直樹:横浜F・マリノスなど J1     385 代表40
 上の年代といっしょのユース代表でプレーするなど、期待された大物DFで当時のJリーグ全12クラブのうち10クラブの争奪戦の末、横浜マリノスに加入。当時のマリノスは日産からの伝統であった守備というブランドがありましたので、次世代の守備のエースとしての期待の獲得だったのでしょう。プロ入り後も1つ上の世代である五輪代表に選ばれるなど活躍。
 スピードがある良いDFで個人的にも好きでした。でも、熱くなりやすいタイプだった気も。それもまた魅力ですけどね。
 JFLの松本山雅FCに行った年の夏、練習中に突然倒れ心肺停止して、2日後に亡くなりました。DFとしてはまだまだやれる34歳。私はもちろん驚きましたが、サッカー界にとどまらない衝撃で、ニュースでも取り上げられていました。
<チームが使用したグラウンドには自動体外式除細動器(AED)が設置されていなかったことから、日本サッカー協会は、2012年度よりJリーグだけでなく、JFL等(Fリーグ、なでしこリーグ)に試合や練習におけるAED常備を義務付けることを決め[28]、日本陸上競技連盟 (JAAF) は、松田が急逝した翌週に競技場内で行うトラック・フィールド種目でのAEDの設置の義務付け・操作方法を広めると決定した[29]。また、日本循環器学会AED検討委員会と日本心臓財団が松田直樹の件を取り上げてAEDの設置および配置について具体的な目安を示し[30]、相撲協会でAED講習会が行われるなど[31]、サッカー界だけでなく全国各地でAEDへの関心が広まった>

    青木拓矢:浦和レッズ所属。
    青木剛:ロアッソ熊本所属。
    小島伸幸:ベルマーレ平塚、ザスパ草津などでプレー後引退。現在はサッカー解説者。フランスワールドカップ代表。
    高橋秀人:サガン鳥栖所属。
    藤口光紀:三菱重工業でプレー後引退。Jリーグ理事、浦和レッズ社長などを歴任。


■2021/07/10 一番好きな群馬県出身のサッカー選手は誰それ?という無名選手

 代表経験がない選手として出ていたのは以下の通り。上記の選手と合わせて私が一番好きなのは、ぶっちぎりで里見仁義なんですが、有名じゃない選手でなのでたぶんあまり知られていなくて誰それ?状態だと思われます。私が見たのも前橋育英とホンダ時代だけで、ザスパ草津でJリーグ(J2)を経験していたことも知りませんでした。

<Jリーグ>
DH、SH   里見仁義:ザスパクサツ群馬 J2 12 JFL 63
DH    松下裕樹:ザスパクサツ群馬 J1     23 J2     441
2021/09/02:前橋育英の天皇杯のメモが出てきました。好きな選手だった覚えあるものの、当時のメモでは「FKはまずまず。チームの中心ではあったが少し目立たず」というやや辛い評価。記憶と違いますね。
 プロ入り後は試合に出れなかった記憶があったものの、これも記憶と違い、最初にプロ入りした広島でもちょくちょく出ていました。とはいえ、移籍後の方がよく出ています。
 Wikipediaでは「右足から繰り出す正確なロングパスやセットプレーの得意なボランチ」とあり、キックが良いというのだけは合っていました。あと、広島入りしたのもかすかに覚えがあり、やはり結構好きだったのは間違いないと思います。キックがうまいDHは好みですね。
FW    佐藤正美:ザスパクサツ群馬 J2     130 JFL     45
2021/09/02:前橋育英の天皇杯のメモでは「俊足」のみ。足の早いFWで結構好きなタイプだった気がしますが、特に書かれていません。メモでは「佐藤」のみでしたが、一覧を見て「佐藤正美」だなとわかりました。名前まで記憶に残っていたようです。Wikipediaによると、生まれは神奈川県で前橋育ちということみたいですね。
FW    細川健司
2021/09/02:前橋育英の天皇杯のメモでは「長身」のみ。Wikipediaの群馬県出資のサッカー選手にも名前がなく、プロ入りしなかったのかもしれません。検索してみると、どうやら細川健司選手のことみたいですね。
DH,SH    茂原岳人:柏レイソル J1 112 J2 69 日本代表候補 
2021/09/02:松下裕樹と前橋育英で同期だったそうですが、メモにナシ。プロ入りする選手なのに、完全に見逃していたようです。しかも、松下裕樹より活躍しています。見る目ないですね。ただ、検索して出た高校サッカーのメンバーでも名前が見えなかったので、欠場していた可能性もあります。
    麻生浩志:名古屋グランパスエイト
    石原直樹:湘南ベルマーレ
    岩沼俊介:AC長野パルセイロ
    岩丸史也:ザスパクサツ群馬
    大河原亮:柏レイソル
    大島秀夫:ギラヴァンツ北九州
    大谷圭志:ザスパクサツ群馬
    大谷昌司:アルビレックス新潟
    大原彰輝:水戸ホーリーホック
    笠原恵太:ヴァンフォーレ甲府
    笠原宗太:水戸ホーリーホック
    金子優希:ヴァンラーレ八戸
    上村祐司:大宮アルディージャ
    川岸祐輔:ザスパクサツ群馬
    北爪健吾:柏レイソル
    栗原明洋:アルビレックス新潟、AC長野パルセイロ
    黒田涼太:コバルトーレ女川
    小久保純:モンテディオ山形
    後藤涼:ザスパクサツ群馬
    小林卓也:ザスパクサツ群馬
    小林亮太:ザスパクサツ群馬
    小松原学:ベルマーレ平塚
    佐田聡太郎:ザスパクサツ群馬
    佐藤一樹:横浜FC
    清水範久:アビスパ福岡
    鈴木武蔵:北海道コンサドーレ札幌
    須田剛史:サンフレッチェ広島
    須永純:水戸ホーリーホック
    田村雄三:湘南ベルマーレ
    常澤聡:FC岐阜
    坪内秀介:ザスパクサツ群馬
    鳥居塚伸人:ザスパクサツ群馬
    中島俊一:水戸ホーリーホック
    沼田圭悟:FC琉球
    服部浩紀:横浜フリューゲルス
    平田海斗:水戸ホーリーホック
    黄大俊:ザスパクサツ群馬
    真下佐登史:モンテディオ山形
    松本大樹:大宮アルディージャ
    森賢一:水戸ホーリーホック
    八木直生:鹿島アントラーズ
    柳沢宏太:ザスパクサツ群馬
    吉岡聡:ザスパクサツ群馬
    吉澤正悟:アルビレックス新潟
    米倉誠:セレッソ大阪
    涌井秀人:ヴァンフォーレ甲府 分析担当コーチ
    岩尾憲:徳島ヴォルティス
    庄司朋乃也:セレッソ大阪
    田中渉:ベガルタ仙台
    若月大和:
    乾大知:松本山雅FC

2025年3月27日木曜日

不可解なオフサイドで審判買収が疑われそうなカタールワールドカップに

■2022/11/21 不可解なオフサイドで審判買収が疑われそうなカタールワールドカップに
■2019/02/01 新たな国籍を取得した人の「代表チームでプレーする資格」とは?
■2019/02/01 帰化選手の資格不正問題 日本と戦うカタール代表に異議
■2019/03/10 カタール代表選手の帰化問題、アジアサッカー連盟の発表は?
2022/05/28 カタール代表の注目選手はアルモエズ・アリ、アクラム・アフィーフ
■2022/11/19 カタール代表の注目選手は、アル・シーブやアブドゥルカリーム・ハサン


■2022/11/21 不可解なオフサイドで審判買収が疑われそうなカタールワールドカップに

カタール 0-2 エクアドル
[得点者]エクアドル 16分 エネル・バレンシア(PK)31分 エネル・バレンシア
[ポゼッション]カタール 40% エクアドル 46%

 カタールは明らかに守ってカウンターのチーム。エクアドルは守備力があり、無失点を連続している一方で、得点は1点という試合が続いていたそうでこちらも守備のチーム。ただ、中南米はテクニックが高いために、ポゼッションの高いサッカーも可能。こういう場合、逆に持たされてしまい、カタールの速攻が活きるというパターンもあり得ます。
 ところが、エクアドルは押し込むだけでなく、こぼれ球をほとんど拾って一方的な展開。カウンターどころではありません。こぼれ球に限らず、守備でも攻撃でも球際に強いですね。これも中南米らしさがあります。
 また、試合巧者という中南米の特徴もいかんなく発揮。速攻型のカタールは1点先制された時点でほぼ終わりでしたが、それ以外でもとにかくエクアドルがうまくゲームをコントロール。つなぐところとロングボールを出すところ、ゆっくりすつろこところを急ぐところ、無理するところと無理しないところを匠に使い分け。平均年齢は若いチームですが、めちゃくちゃここらへんがうまいです。
 解説の福西崇史さんに言われて気づきましたが、カタールは開催国なのに声援がイマイチ。エクアドルの方が元気でした。ここらへんは、当初から言われていたサッカーの人気ない国でなぜ開催するのか?と言われていたところの「個性」が出ましたね。
 ちなみに、開催国が開幕戦で勝ち点ゼロのスタートというのは、史上初だったとのこと。開催国でいきなり初出場というのも珍しいですしね。とはいえ、一応、カタールはアジア内では結果を出しており、カタール特有というよりはアジアの弱さが出た感じもあります。それを言うのなら、FIFAのアジア重視も問題で、枠を減らすべきでは?的な話もまた出てきちゃいますけど…。
 最初から楽しみにしていたエクアドルを応援。今大会は応援チームの勝利スタートとなりました。

カタール
フォーメーション:[5-3-2]

監督:フェリックス・サンチェス

GK サード・アル・シーブ(アル・サッド)
 反応が良いGKだと聞いていました。ところが、今日はボロクソ。序盤のFKでタイミング的に無理そうなところに判断悪く出ていって危ないな…と思ったら案の定触れず。そこからGKのいないゴール前に入れられてあっさりと失点。初導入の半自動オフサイドテクノロジーの微妙な判定によるオフサイドで救われましたが、その後も精神的に影響したのか、ボロクソでした。
 PKの場面では焦ったのか早く動いてしまい、反対サイドに落ち着いて入れられて今度こそ失点。また、FKのときに触れなかったのが響いたのか、予想できるクロスのときにも逆に出てほしいところで出てこないな…という印象を受ける消極的なプレーになってしまいました。
 後半はそこまでボロクソではなかったものの、キックミスなどもあり、最後まで良いところが見えませんでした。

 なお、オフサイドについて 「微妙な判定」と書いたのですが、今ネットで見直すとやっぱり変ですね。テレビでは右足だけ出ている瞬間があったという映像が流れていました。
 ただ、見直すと、これがどの瞬間だったのかそもそもわからず。また、足が出ている瞬間があったとしても、オフサイドになるタイミングは味方が触った(パスを出した)瞬間なんですよね。ここがなかなか理解されない誤解されるところ。なおかつその瞬間にオフサイドの位置にいた選手が、その後そのままプレーに関わるとオフサイド。これもややこしくてなかなか理解されないところですが、オフサイドポジションにいてもそのときに直接プレーに関わらないときはオフサイドになりません。AIがここらへんの複雑なルールに対応できず、なおかつ映像確認用の審判が確認を怠ったんじゃないでしょうか。
 FKの場面は明らかに問題なく、問題はその後何度か触った瞬間でしょうが、守備選手が1人ではなく多数深いところまで下がっており(1人ならGKが前に出ているためにオフサイド。これも誤解が多いところ)、オフサイドになりそうなタイミングが全然わかりませんでした。納得行かないな~。これのせいでただでさえ印象が悪いカタールに、審判買収疑惑が言われちゃいますね。

RWB ペドロ・ミゲル(アル・サッド)
 本来はCBタイプだそうですが、相手の超攻撃的LSBエストゥピニャンを警戒してかRWBでの起用。突破されまくっていたわけではないものの、抑えきれたわけではない一方で、右からの攻め手を失ってしまい、なかなか評価が微妙な監督采配となってしまいました。かといって、攻撃的な選手を置けばそれはそれでダメだったかもしれませんしね。エストゥピニャンがいる時点で一歩リードされた感じです。

RCB バッサム・ヒシャム・アル・ラーウィー(アル・サッド)
 2失点目のとき、マークを外してしまうプレー。マークを外してもヘディングできていれば正解でしたが、読み間違って触れず後ろに流れてフリーの選手に決められました。後半なかなk良い守備は見せたものの、DF的には失点がでかすぎですね。

SW ブーアッラーム・フーヒー(アル・サッド)

LCB アブドゥルカリーム・ハサン(アル・サッド)
 スピードとテクニックとドリブルがあり、攻撃的とされていたのですが、今日はそれどころではなかったです。

LWB ホーマム・アフメド(アル・ガラファ)

MF ハサン・アル・ハイドゥース(アル・サッド)
 本来はテクニックある攻撃的な選手ながら衰えた分、最近は守備を頑張っていると言われていた選手。今日はチームが悪く目立たなかったものの、前半アディショナルタイムに右サイドに流れたところから、ダイレクトで1点もののピタリのボールを入れて良さを見せていました。

MF カリム・ブディアフ(アル・ドゥハイル)
MF アブドゥルアジズ・ハテム(アル・ラーヤン)

FW アクラム・アフィーフ(アル・サッド)
 スピードとチャンスメイクとテクニックがあると聞いていた選手。しかし、前半目立たず。後半は下がって触れるになったものの、下がらさられている…というべきか、チャンスメイクまでは至らず。やはりビハインドで戦えるチームじゃないということに尽きるのかもしれません。

FW アルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)
 注目選手でしたが、前半も後半も全く生きず。結局、ビハインドになってスペースがなくなると、チームとして戦えなくなりますね。

交代出場
71分 ハサン・アル・ハイドゥース→モハメド・ワード(アル・サッド)
72分 アルモエズ・アリ→ムハンマド・ムーンターリー(アル・ドゥハイル)
 アリと交代でそのままFWかな?攻撃的な選手。裏に出たロングボールの浮き球、難しいところでダイレクトボレー。難しいために枠には飛びませんでしたが、アイデアとしてはよく悪くないシュートでした。ゲームとしてもこれで一瞬短く良い流れの時間も作れました。


フォーメーションなどは、<開催国がまさかの“枠内シュート0”の幕開け 想定以上の実力差にカタール見せ場なし> 22/11/21(月) 3:52配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb)より
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5dc4ccb146a6a038662cb2210aa287fc21fce3d



■2019/02/01 新たな国籍を取得した人の「代表チームでプレーする資格」とは?

  昔からいろいろと論議になる帰化選手の問題。帰化がずるい…というのなら、日本もいっぱいやってきました。ただ、問題はルールに則っていない不正が行われることがあるというもの。さすがにこれはいけません。
 そして、AFCアジアカップ2019の決勝で日本と戦うカタールに疑惑があるのだといいます。

 まず、FIFAが公開している新たな国籍を取得した人の「代表チームでプレーする資格」は以下。よくわからなかったのですが、たぶん1つでも満たせばOKなんだと思います。
 ただし、その前に、一度でもA代表として公式戦に出場した場合に「鞍替え」が不可能となっています。

(a)彼は関連する協会の領域内で生まれた
(b)彼の生物学的な母親、または生物学的な父親が関連する協会の領域内で生まれた
(c)彼の生物学的な祖母、または生物学的な祖父が関連する協会の領域内で生まれた
(d)彼は関連する協会の領域内で、18歳に達した後、少なくとも5年間継続的に生活してきた
(カタール代表、エースFWら2人に衝撃の不正疑惑。実は代表資格なし!? 波紋呼ぶUAEの告発 フットボールチャンネル | 2019年02月01日より)
https://pex.jp/point_news/d48b947f4f12c3334cfdbecd49439b81

 この他、「特定の国の居住地に依存しない永住国籍を持つ者は、その国の協会の代表チームのためにプレーする資格がある」とのことですが、これは稀なケース。今回も関係ありません。


■2019/02/01 帰化選手の資格不正問題 日本と戦うカタール代表に異議

 問題となっているのは、アルモエズ・アリとバッサム・アル・ラウィ(バッサム・ヒシャム)。2人とも若く、18歳に達した後、少なくとも5年間継続的に生活してきた」は完全にアウトです。
 ただ、本当に問題なのは、他も全部満たしていないのではないか、という話。どうも2人とも 「彼の生物学的な母親が関連する協会の領域内で生まれた」を条件としていたようなのですけど、これらが怪しんだそうな…。
 これはカタールと不仲で、準決勝で敗戦したUAEが一生懸命調べたために判明。パスポートによると、アルモエズ・アリの母親の場合はスーダン生まれ、アル・ラウィの両親や祖母はイラク生まれだとのこと。
 また、「家族の事情」ではなく「サッカーのために」移住してきていれば、これもFIFAの国際移籍ルール違反にあたる、という疑惑もあるそうな。 ここでは、日本の久保建英の名前も挙がっており、彼もそのパターンだったんでしょうか。

 なお、アジアカップ決勝が終わった後に今大会の結果が覆る可能性があり、「3-0」で日本にアジア王者のタイトルが与えられるということもありうる、とのこと。 たいへんなことになってきましたね…。


■2019/03/10 カタール代表選手の帰化問題、アジアサッカー連盟の発表は?

 だいぶ時間経っちゃったのですけど、結果について追記。 アジアサッカー連盟(AFC)は最初の投稿と同じ2月1日、UAEサッカー協会が提出したカタール代表の2選手に対する抗議を棄却したことを発表しています。
(カタール代表2選手の出場資格は問題なし! UAEの抗議をAFCが棄却 | サッカーキングより)


 AFCではなく、FIFAとの関係について、カタールは2022年のワールドカップ開催国だからお咎め無しだという陰謀論が出ていたものの、陰謀論なので根拠なし。
  なんとなくスッキリしませんが、UAE側の証拠がどれくらいはっきりしたものかもわからないためになんとも言えません…。


■2022/05/28 カタール代表の注目選手はアルモエズ・アリ、アクラム・アフィーフ

 ワールドカップの予習で見たいチーム探し。今回はカタール代表の注目選手を。<オールスターズ厳選!カタールW杯注目若手選手、グループA - ALLSTARS CLUB>(2022.04.03)では、国籍が問題となったアルモエズ・アリ(25)が挙がっていました。
https://www.all-stars.jp/news/qatarworldcup2022-youngfootballplayer/

 得点が多いそうなので、ストライカータイプでしょうか。一番の持ち味はゴールエリア内でのポジションニング、マークのはがし方。ディフェンスラインからの抜け出しも長けているということで、点取り屋って感じですね。
 しかも、両足の精度が高いため、守る方は困ります。さらにパワフルで無理な体勢でも強引に決められるといいます。ここは「パワフル」としか言われていなかったものの、無理な体勢でシュートできるというのは身体能力が高いのだと思われます。

 もう一つ、<日本を粉砕したカタールを覚えてる? 約3年前と面子変わらぬ不気味な集団はW杯で勝てるのか>(2021/12/11(土) 23:30配信)という記事も読んでみました。
 記事では、<カタールの興味深いところは、あの日本代表を破った2019年のアジアカップ決勝からチームの顔ぶれがほとんど変わっていないところにある。(中略)ほぼ3年近く同じ顔ぶれということになる>としています。記事では、これを前向きに評価していました。

<全メンバーが国内クラブから選ばれているのも特長的で、同じメンバーで連携を深められている点は他国との大きな違いと言える。
(中略)とにかく代表経験が豊富なメンバーが多い。前線では日本も手痛くやられたアフィーフ、当時のアジアカップ得点王となったアルモエズ・アリの2人が変わることなくチームを引っ張っており、この連携も来年のワールドカップでどう機能するのか興味深い。
 ワールドカップで目指すはグループステージ突破となるが、同じ面子で強化を続けてきたカタールは欧州や南米の相手とも互角に戦えるのか。確実に力はついているはずで、初出場だからと侮ることのできないチームだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/a77963e42a0e52424ff56f7428a5e5bb67fa5f6b

 記事ではメンバーが変わらないことを高く評価。他の地域でもこういう代表はいますね。ただ、世代交代が進んでいない…という可能性もあり、私はそういうのはむしろ低評価にします。
 私がポイントとしているのは平均年齢。同じメンバーで長くやっていても、それほど年齢を重ねていなければ活躍しやすいと考えています。逆に豪華メンバーでも、ベテランばかりだとコケるんですよね。豪華メンバー揃えて負けたイングランドなんかは典型で、世代交代した前回大会は逆に低評価だったのに活躍しました。名前が出ている選手はそこまでの年ではなく、カタール代表は良い方のチームの可能性もあります。

 ヤフーニュースのコメント欄によると、若い世代からずっとやっているとのこと。ワールドカップ開催に向けて付け焼き刃的に…というのではなく、長いビジョンでやっていた模様。成功しやすいパターンですね。南米でもありそうなパターンの説明です。

<下からずっと今の監督が育ててるメンバーで、たしか10年以上は一緒にやってるんでしょ。スペイン人監督で、サッカーも現代的。日本を相手にしたときも終始危なげなかった。日本が悪かったとも言えるけど。
 そもそもカタール国籍者が同国では少ないため、エリート育成機関をつくり、今の監督が中心になって育ててる。シャビも絡んだりして。W杯勝てなくても強いのは間違いない。やってるサッカーが素晴らしい>

 あと、注目選手で出ていたアクラム・アフィーフも検索。彼もFWのようです。<開催国王者|Club|FIFAクラブワールドカップ Qatar 2019|日本テレビ>によると、2019年のアジアカップでは、決勝・日本戦の1得点の他、11アシストを記録したとのこと。アシストの方が圧倒的みたいですね。
https://www.ntv.co.jp/fcwc/2019/clubs/alsadd.html

 「圧倒的なスピードとチャンスメイク」との説明もあります。このアクラム・アフィーフの方が好きなタイプ。とはいえ、彼のためだけに見たいチームか?と言うと、そこままではありません。



■2022/11/19 カタール代表の注目選手は、アル・シーブやアブドゥルカリーム・ハサン

 一応カタール代表の注目選手をもう少し見ておこうということで、急ぎ足でチェック。<2022 W杯で注目すべきカタール人選手5選>(FIFA)は、以下の5人を選出しています。
 カタールはたぶん初出場であり、ワールドカップ経験のない国で開催されるのは極めて稀でしょう。ただし、フェリックス・サンチェス監督は、カタールで2つのタイトルを獲得。これらは、2014 AFC U-19選手権、2つ目は2019 AFCアジアカップであり、アジアレベルで言えば、出場してもおかしくないレベルと言って良さそうでした。
 一方、ベテランが多いことや、現在調子を落としていることは気がかりですね。
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/five-players-to-watch-qatar-fifa-world-cup-al-haydos-ali-afif-al-sheeb-hassan-ja

サード・アル・シーブ(32歳、ゴールキーパー)
<2019 アジアカップで最優秀ゴールキーパーの栄誉に輝いたアル・シーブは、素早い反応とカウンターアタックを封じる能力により、同大会で1失点しか喫していない。(中略)
一方、2021 アラブカップでのマシャアル・バルシャムの素晴らしいパフォーマンスを考えると、アル・シーブは先発の座は確約されていない>

アブドゥルカリーム・ハサン(28歳、レフトバック(左サイドバック))
<スピード、テクニック、ドリブルに優れ、2019 ガルフカップのイエメン戦で決めた稲妻弾に象徴されるようにシュートも得意である>

ハサン・アル=ハイドゥース(31歳、フォワード、セントラルミッドフィルダー、右ウイング)
<セントラルミッドフィルダーと右ウイングもこなす司令塔のアル=ハイドゥースは、2019 アジアカップで優勝したカタールのスター選手の一人(中略)。その確かなテクニックで、この冬、アル・アナビのために輝く選手の一人となることは間違いない。
(中略)2018年と2019年のアル・サッドでの輝かしい得点力を再現できていないものの、守備力を上げることで補い、今ではより深い位置に下がってチームに貢献している>

アクラム・アフィーフ(25歳、左ウィンガー、右ウインガー)
<アフィーフは彼の父親のように左右両ウイングをこなし、攻撃の先鋒にも立つ多才な選手である。(中略)
得点能力に優れるだけでなく、テクニックと視野の広さも誇り、数多くのチャンスを創出している。相手ディフェンスを切り裂くロングボールが得意であり、自ら危険なエリアへボールを運ぶことも多く、常にゴールを狙っている。(中略)
また、アフィーフはAFC最優秀選手に3度ノミネートされ、2019年に受賞を果たしている。(中略)最近やや調子を落としていても欠かせない存在であり、カタールの最終親善試合のすべてに出場している>

アルモエズ・アリ(25歳、ストライカー)
<アリは、2021 ゴールドカップ(9得点)と2019 アジアカップ(4得点)でカタールの得点王となっている。3大陸のサッカー選手権で得点を挙げた世界で唯一の選手であり、現在、カタールの得点王歴代3位となる39得点を記録しており、歴代1位のマンスール・ムフターハ(44得点)に迫っている。
 この冬、カタールサポーターは、彼の優れた個人技とハーフチャンスをものできる能力が、カタールのラウンド16進出を助けることを大いに期待している。
 カタール代表での最後のゴールは2021年末だったが、この選手は足の速さとペナルティエリア内での巧妙な動きで、瞬く間にチャンスに変えることができる>




2025年3月26日水曜日

FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)

■2014/9/7 FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)
■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較
■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング
■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?
■2018/06/19 2018ロシアワールドカップのELOレーティング



■2014/9/7 FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)

 ワールドカップ2014でドイツが優勝したのは運の良さが半分以上?で印象的だったのは、FIFAのランキングよりもELOレーティングの方が試合の勝敗をより正確に予測できるというものです。
  FIFAランキングの当てにならなさは実感があります。とはいえ、それより正確だというレーティングがあるというのですから、興味あるところです。  このELOレーティングとはどんなレーティングなのでしょう?

 まず、読み方の話ですが、ELOレーティングは「エロレーティング」ではないようです。Wikipediaでは「イロレーティング」という日本語表記を用いていました。"ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(Arpad Emrick Elo)に由来する"そうです。

 ただし、Wikipediaの編集者によると、呼び名は暫定的なもののようです。"音訳している適切な資料がウェブ上に見つからなかったので、仮に「アルパド・イロ」としてしまったのですが、このまま定着しそうで少し不安があります"としていました。
 "ハンガリー語の項目では「é [eː] eの長音だが、eよりもやや狭い。イとエの中間のような音。」"などから、「イェロ」を提案している方もいます。"英語の発音を重視するなら「イロ」だと思いますが…"ということで、やはり難しそうな感じです。

 ところで、このELOレーティングはサッカー専門のレーティングではないです。それどころかサッカーでは有名じゃないみたいですね。有名なのはチェス。"チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法"と説明されています。
 Wikipediaでは、以下のようにも説明がありました。

-----引用 ここから-----
チェスでは国際チェス連盟の公式レーティングに採用されるなど、強さを示す指標として用いられている。日本では、将棋倶楽部24などで、イロレーティングを簡素化した算出法を採用している。
-----引用 ここまで-----

 ELOレーティングのポイントは以下の3点です。

-----引用 ここから-----
    ゲームの結果は一方の勝ち、一方の負けのみとし、引き分けは考慮しない(0.5勝0.5敗と扱うものとする)。
    200点のレート差がある対局者間では、レートの高い側が約76パーセントの確率で勝利する。
    平均的な対局者のレートを1500とする。
-----引用 ここまで-----

 ただ、"FIDE(引用者注:国際チェス連盟)の公式レーティングは1985年ごろから年に数点づつインフレを起こしており、これがグランドマスターをはじめタイトル保持者の増加につながっている"とありますので、問題点もあるのかもしれません。



■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較

 2018年のワールドカップのときはELOレーティングの記録が遅れてしまったので、2022年のワールドカップ前の順位をメモ。手間がかかるのですが、ついでにFIFAランキングと日本のtotoオッズもいっしょに調べて比較してみました。
 この紹介の前に、ざっくりと雑感を。3つの指標でブラジルはすべて1位という安定感。アルゼンチンも2~3位で安定していますが、スペインがELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズでそれぞれ3位、7位、6位とやや乖離が見られます。オランダも同型で4位、8位、8位です。
 逆にベルギー、フランスはFIFAの方が良いタイプ。ドイツは10位、11位、5位とtotoだけ良いという変わったタイプです。

 ベスト10では唯一、私が好きなイタリアがそれぞれ8位、6位と順位が良いのに出場できず。悲しさを通り越して笑えてきます。他に14位、17位のコロンビアやEROでベスト20のペルー、ウクライナ、ハンガリーあ出場できず。いずれも欧州・南米という激戦区で、アジアやアフリカの枠をあげたくなるかわいそうな地域です。
 あと、この予選突破国で見ると、むしろFIFAランキングの方が正確に予想できている感じですね。試しに出場32カ国の平均順位を見てみると、EROは23.3、FIFAは21.8でFIFAの平均順位の方が高いです。EROレーティングの方が正確説に疑問を持ってしまいました…。

 では、本題。この後、ELOレーティングとFIFAランキングで乖離が大きい国ランキングもやりますが、とりあえず、ベスト50とワールドカップ出場国について、ELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズの順位を紹介します。

ELO 国名 FIFA toto オッズ
1 ブラジル 1 0 1 2.7
2 アルゼンチン 3 1 2 3.7
3 スペイン 7 4 6 7.7
4 オランダ 8 4 8 8.6
5 ベルギー 2 -3 7 8
6 ポルトガル 9 3 9 10.6
7 フランス 4 -3 3 4.2
8 イタリア 6 -2    
9 デンマーク 10 1 11 25.8
10 ドイツ 11 1 5 5.5
11 ウルグアイ 14 3 12 26.5
12 クロアチア 12 0 10 25.3
13 イングランド 5 -8 4 5.1
14 コロンビア 17 3    
15 スイス 15 0 16 63.3
16 セルビア 21 5 14 48.3
17 ペルー 23 6    
18 エクアドル 44 26 24 227.9
19 ウクライナ 27 8    
20 ハンガリー 36 16    
21 ポーランド 26 5 17 81.2
22 メキシコ 13 -9 15 48.7
23 アメリカ 16 -7 21 115.8
24 イラン 20 -4 25 240.4
25 ウェールズ 19 -6 20 114.3
26 チェコ 35 9    
27 日本 24 -3 13 33.5
28 韓国 28 0 28 242.1
29 カナダ 41 12 31 252.6
30 モロッコ 22 -8 30 252.6
31 ノルウェー 42 11    
32 ロシア 33 1    
33 スコットランド 40 7    
34 スウェーデン 25 -9    
35 コスタリカ 31 -4 23 221.3
36 パラグアイ 47 11    
37 オーストリア 34 -3    
38 オーストラリア 38 0 27 242.1
39 アルジェリア 37 -2    
40 チュニジア 30 -10 26 241.3
41 トルコ 45 4    
42 チリ 29 -13    
43 ギリシャ 52 9    
44 セネガル 18 -26 18 82.6
45 フィンランド 56 11    
46 コートジボワール 48 2    
47 カタール 50 3 19 104.7
48 ベネズエラ 57 9    
49 アイルランド 49 0    
50 スロベニア 63 13    
55 サウジアラビア 51 -4 32 273.4
60 カメルーン 43 -17 22 196.4
67 ガーナ 61 -6 29 242.9


 全部は見ておらず、上記の中から…という不完全なランキングですが、ELOの順位が極端に良かったのは以下。ワールドカップにも出場しているエクアドルがトップでした。他にちゃんとワールドカップに出場しているのは、カナダだけですね。

順位 国名 ELO FIFA
1位 エクアドル 18 44 26
2位 ハンガリー 20 36 16
3位 スロベニア 50 63 13
4位 カナダ 29 41 12
5位 ノルウェー 31 42 11
5位 パラグアイ 36 47 11
5位 フィンランド 45 56 11

 逆にFIFAの順位が極端に良かったのは、以下のあたり。セネガル、カメルーン、チュニジア、メキシコといったちゃんとワールドカップに出場している国を評価しています。やっぱりFIFAランキングの方がいいんじゃねーか?って感じしてきちゃいますね…。予想外の結果です。

順位 国名 ELO FIFA
1位 セネガル 44 18 -26
2位 カメルーン 60 43 -17
3位 チリ 42 29 -13
4位 チュニジア 40 30 -10
5位 メキシコ 22 13 -9
5位 スウェーデン 34 25 -9




■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング

 サッカーについてのELOレーティングですが、これもWikipediaに「ワールドフットボールイロレーティング」の項目がありました。

-----引用 ここから-----
トップ60ランキング 2014年7月13日更新。

イロランク    チーム    ポイント    FIFAランク
1    ドイツ    2200    2
2    オランダ    2132    15
3    アルゼンチン    2040    5
4    コロンビア    1999    8
5    スペイン    1971    1
6    ブラジル    1958    3
7    チリ    1957    14
8    フランス    1932    17
9    ポルトガル    1895    4
10    ベルギー    1886    11
11    メキシコ    1868    20
12    ウルグアイ    1859    7
13    イングランド    1835    10
14    イタリア    1831    9
15    コスタリカ    1825    28
16    スイス    1819    6
17    アメリカ合衆国    1817    13
18    ウクライナ    1815    16
18    エクアドル    1815    26
20    ギリシャ    1794    12
21    クロアチア    1773    18
21    ロシア    1773    19
23    スウェーデン    1768    32
24    ボスニア・ヘルツェゴビナ    1759    21
25    コートジボワール    1758    23
26    セルビア    1741    30
27    デンマーク    1735    23
28    トルコ    1726    35
29    日本    1718    46
30    ナイジェリア    1715    44
31    チェコ    1713    34
32    エジプト    1705    36
33    ガーナ    1694    37
34    パラグアイ    1689    50
35    ペルー    1685    45
36    スコットランド    1684    27
37    パナマ    1683    31
38    ルーマニア    1679    29
39    ベネズエラ    1677    40
40    アルジェリア    1665    22
41    アイルランド    1661    70
42    オーストリア    1652    42
42    イラン    1652    43
44    オーストラリア    1647    62
45    フィンランド    1645    61
46    ハンガリー    1644    47
47    アラブ首長国連邦    1640    72
48    ポーランド    1628    69
49    スロベニア    1615    25
49    ブルガリア    1615    78
51    イスラエル    1610    75
52    スロバキア    1608    49
53    韓国    1605    57
53    ウズベキスタン    1605    59
55    ボリビア    1597    67
56    ノルウェー    1593    55
57    南アフリカ共和国    1590    65
58    オマーン    1589    79
59    セネガル    1586    74
60    ホンジュラス    1583    33




■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?

 FIFAだと15位止まりのオランダが2位で納得感があります。一方、日本はFIFAの46位より良い29位であるのは、違和感がありますね。
 乖離の大きいものを上げてみましょう。まず、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上良い国。

チーム    差    イロランク    FIFAランク
アイルランド    29    41    70
ブルガリア    29    49    78
アラブ首長国連邦    25    47    72
イスラエル    24    51    75
ポーランド    21    48    69
オマーン    21    58    79
オーストラリア    18    44    62
日本    17    29    46
パラグアイ    16    34    50
フィンランド    16    45    61
セネガル    15    59    74
ナイジェリア    14    30    44
オランダ    13    2    15
コスタリカ    13    15    28
ボリビア    12    55    67
ペルー    10    35    45

 逆に、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上悪い国。

ホンジュラス    -27    60    33
スロベニア    -24    49    25
アルジェリア    -18    40    22
スイス    -10    16    6

 スイスの6位は過剰評価だと思ったので、こちらの方がまだマシですね。注目したいランキングです。



■2018/06/19 2018ロシアワールドカップ、ELOレーティングだと日本は強い!

 本当はワールドカップ前に見ておくと良かったんですけど、忘れていました。すでにワールドカップの結果が一部入ってしまっていますけど、 2018/06/19現在のELOレーティングは以下でした。(World Football Elo Ratingsより)
 過剰評価と言われるポーランドは19位で、FIFAランキングの8位よりはだいぶマシ。それでも高いですけどね。
 一方、日本は44位で、日本より下のワールドカップ出場国が多いというのは意外。 FIFAランキングの61位よりかなりの高評価になっています。まあ、同じ組では最下位なんですけど。

1ブラジル
2スペイン
3ドイツ
4フランス
5ポルトガル
6アルゼンチン
7イングランド
8ベルギー
9コロンビア
10スイス
11オランダ
12ウルグアイ
13メキシコ
14デンマーク
15イタリア
16ペルー
17クロアチア
18チリ
19ポーランド
20スウェーデン
21イラン
22セルビア
23アイスランド
24ウェールズ
25米国
26スロバキア
27ウクライナ
28セネガル
29エクアドル
30ボスニア・ヘルツェゴビナ
31オーストリア
32ベネズエラ
33オーストラリア
34アイルランド
35パラグアイ
36トルコ
37ルーマニア
38コスタリカ
39チェコ共和国
40スコットランド
41ロシア
42モロッコ
43韓国
44日本
45北アイルランド
46ボリビア
47ナイジェリア
48チュニジア
49ギリシャ
50ガーナ
51カメルーン
52パナマ
53ノルウェー
54エジプト
55スロベニア
56ブルガリア
57シリア
58フィンランド
59アイボリーコースト
60ウズベキスタン
61モンテネグロ
62ブルキナファソ
63ホンジュラス
64コンゴ民主共和国
65ハンガリー
66ジャマイカ
67南アフリカ
68サウジアラビア
69アルバニア
70イラク
71オマーン
72カナダ
73中国
74アラブ首長国連邦
75イスラエル
76ベラルーシ
77マリ
78マケドニア
79グアテマラ
80アルジェリア
81ニュージーランド
82ジョージア
83ハイチ
84エストニア
85カタール
86リビア
87エルサルバドル
88ヨルダン
89ジンバブエ
90レバノン
91北朝鮮
92北キプロス
93ギニア
94アルメニア
95ザンビア
96マルティニーク
97ガボン
98カーボベルデ
99コソボ
100クウェート