2023年1月27日金曜日

ブファル、S.アムラバト、ウナヒ…モロッコに注目選手揃う

■2023/01/27 モロッコ好きな選手ベスト11 一番好きなのはW杯メンバー外のアミーヌ・アリ
■2022/10/11 モロッコ注目の若手選手 エザルゾウリ、リアド、ウナヒ、アブカウなど
■2022/11/28 ドリブルが効いていてシュートも良いソフィアン・ブファル
■2022/12/07 ブファル、S.アムラバト、ウナヒ…モロッコに注目選手揃う
■2022/12/15 ジイェフ(ツィエク)がモロッコ代表最高のプレー…本当なのか?
■2022/12/16 ソフィアン・アムラバトはモロッコ最高の選手でベスト11クラス
■2022/09/15 ハリルホジッチ、日本に続きモロッコでも「結果出したのに解任」 スター選手使わず
■2018/06/18 レアル・マドリーの19歳ハキミや20歳のアミンヌ・アリットがスタメンで若いモロッコ
■2018/06/21 ポルトガルを圧倒!脳震盪から復帰のノルディン・アムラバトが乗りまくりも敗退
■2018/06/26 3戦とも良いゲームをしたモロッコ、最後のスペイン戦は勝利目前だった…



■2023/01/27 モロッコ好きな選手ベスト11 一番好きなのはW杯メンバー外のアミーヌ・アリ

 モロッコ代表好きな選手ベスト11を無理やり…。以前からあんまり好きな国ではないので、あまり好きな選手はいませんけど、2022年はベスト4まで行く大活躍でしたので、試合数はかなり見れました。ただ、健闘止まりでグループリーグ敗退したものの、非常に若い選手が出てきてワクワク感のあった2018年のときの方が好きでしたね。
 一番好きな選手は?というと、その2018年ワールドカップのとき20歳だったアミンヌ・アリット(アミーヌ・アリ)。私はすごく気に入ったのですが、2018年大会すら少ししか使ってもらえなかった上に、2022年では全く見かけなかった気がするので、代表入りすらしていなかった可能性も…。伸び悩んだのかもしれません。

 好きな選手を11人選んでみると、サイドプレーヤーが多く中央がいなくて、センターフォワードもいない…という形に。しかも、攻撃陣が小さい! 180cm以上の選手がほとんどいません。これではいいクロスを上げてもゴールに繋がらないでしょう。
 私はセンターフォワードタイプが好きじゃない上にサイドプレーヤーが好きなので、大体こういうバランスが悪く勝てそうにないチームができあがります。

     ブファル

アミーヌアリ    Nアムラバト

  ベルハンダ   ウナヒ

     Sアムラバト

マズラウィ      ハキミ

   サイス ベナティア

     モハメディ

GK 12 ムニル・モハメディ 1 29歳(2018年ワールドカップ) 1989/5/10 192cm
 モロッコのGKで評価が高かったのは、4位になった2022年ワールドカップのヤシン・ブヌ(愛称ボノ)。足元のプレーが褒められていたものの、足元に自身がありすぎて危ない場面もあるGKであり、ここまで来るとちょっと好きじゃないですね。
 じゃあ、ボノが体調不良のときに出てきたGKを…とメモ見ると、これまた低評価。弱ったな…と思ったら、2018年のモハメディは、いくつも良いセーブがあって好印象。ボノの方がダントツで評価が高いと思われますが、「ベスト11」ではなく、「選手ベスト11」ですからこれでいいのです。

CB、SW ロマン・サイス 1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/3/26 190cm
 2022年のワールドカップでも活躍。ただ、このときは悪いプレーも見られました。準決勝では「怪我を押して出場」が美談のような感じで言われていてこの時点で不満。しかも、ロングボールのバウンド完全に読み間違えて飛び越してしまい裏へ走られてシュート打たれてポストに助けられるプレー。その後の走り見ると万全ではないということだったが、目測ミスはそういう問題じゃなさげでした。
 それより、グループリーグ敗退でも健闘した2018年の方が良い印象。GKも動けなかったヘディングシュートを戻ってクリア。他の場面でもよく守っていました。

CB メディ・ベナティア 1 31歳(2018年ワールドカップ) 1987/4/47 190cm
 良い守備が少しあったので。

RSB、LSB アシュラフ(アクラフ)・ハキミ 3 19歳(2018年ワールドカップ) 1998/11/4 179cm
 4位になった2022年ワールドカップのときの方がパフォーマンスの方が良かったのですが、好き嫌いで言うと、19歳で出てきてワクワク感のあった2018年大会の方が好きです。
 スピードと足元と運動量といろいろあると聞いていて楽しみにしていた選手。確かにスピードは感じましたし、スルーパスやクロスでチャンス。球際に強いところを見せて守備でもいいところがありました。
 本来は右なのに左で使われており、良さができっていなかったものの、それでもいいところが見れます。ちなみに2022年は逆に彼を右に使ったことで、本来右の別の選手(マズラウィ)が左で使われるという逆転現象が起きています。2022年は完全にハキミが中心選手のひとりになっていたためでしょうね。

LSB、RSB 3ヌサイル・マズラウィ(マズラウイ、マズラディ) 1 25歳(2022年ワールドカップ) 1997/11/14 183cm
  本来右サイドバックらしいが、深いところから逆サイドへのクロスでチャンス。ミスもあるが、守備や攻撃でいくつか良いところがあった選手。

CH 4    ソフィアン・アムラバト 5 26歳(2022年ワールドカップ) 1996/8/21 175cm
 攻守ともに彼が中心。かなりボールも拾っており、このポジションで今大会屈指の選手だなという動き。アナウンサーによると、ボール奪取数だっけな?今大会トップだったそう。中盤の守備で効いているだけでなく、低い位置でも危ないところに顔を出したりカバーしたり…という嗅覚がある。
 しかも、攻撃でも起点になるし、上がってきてチャンスになることも。当然運動量が多い。体の強さもある。
 前回大会でもアムラバトという選手がいてすごい!とメモしていたので調べてみると、9歳差という年の離れた兄弟だった模様。

Rインサイドハーフ ユーネス(ユネス)・ベルハンダ(ベランダ) 2 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/2/25 175cm
 右の足の裏でボールを戻し、今度は左の足の裏で前に出しながらターンするという動きを2度。得意なのかもしれません。

Rインサイドハーフ アゼディヌ・ウナヒ 4 22歳(2022年ワールドカップ) 2000/4/19 182cm
 最後とられるがドリブル交えて良いプレー。ドリブル抜いて決定的なパス。そこからのカウンターでもそのまま走って戻って良いプレー。攻守に運動量多く、すごい頑張れる選手。

SH アミンヌ・アリット(アミーヌ・アリ) 7 20歳(2018年ワールドカップ) 1997/9/18 179cm
 ドリブルやパスができるということで見たかった選手。右SHの紹介だが、左だったかも。
 正直消えている時間が多い他、良いとされたパスもひっかかることが多く、ムラ感じるがすごいときはすごい。3人かわして、その後3人に囲まれても取られずにパス出すプレー。ボールタッチがすごく良い。スピードで抜いてシュートまで行くプレーも。ドリブラーらしくムラがありそう。消えている時間が長かったです。でも、それを含めて好きになれそうな選手だった。

RSH、LSH、WG ノルディン・アムラバト 6 31歳(2018年ワールドカップ) 1987/3/31 178cm
 スピードと運動量、それから、テクニックのあるドリブルというよりは勢いで来る感じのドリブル。おまけに球際でも強さを見せていました。中より外が良いという感じで、何度も右サイドを突破してチャンスを作っていて良かった選手。私が見たときはMFでしたが、ポジションはFWとされており、WGが本職みたいですね。

LWG、LSH 17    ソフィアン・ブファル 5 29歳(2022年ワールドカップ) 1993/9/17 170cm
 後半良い切り返しから右足でいいシュート。ドリブルがすごい選手でキレキレ。ドリブルが一番だが、良いクロスもあった。



■2022/10/11 モロッコ注目の若手選手 エザルゾウリ、リアド、ウナヒ、アブカウなど

 モロッコの注目選手の話。FIFAの<モロッコの期待を背負う5人の若手>は、スター選手を使わずに才能を発掘していたヴァヒド・ハリルホジッチが解任されていなかった時期のもの。めちゃくちゃ若い選手ばかり注目に挙げていまおり、代表デビューすらしていない選手もいます。本番に選ばれない人が多いかもしれません。

DF アズディン・ウナヒ (22歳、アゼディン・ウナヒとも。ポジションを検索するとDFとあるが1試合2ゴールなども)
<カメルーンで開催されたCAFアフリカネイションズカップでハリルホジッチ監督の下でチームの柱となった。ウナヒは、一対一に強く、正確なパスが武器である。さらに、遠くからシュートを打つ才能もあり、W杯で彼に大きな期待が寄せられている>
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/article-greater-than-fwc-draw-2022-greater-than-five-morocco-youngsters-jp

LRWG、LRSB アブデッサマド・エザルゾウリ(20歳)
<まだモロッコ代表で正式にデビューしていないが、先月行われたプレーオフの2回戦ではメンバー入りしている。(中略)ウイングでのスピードと相手を抜き去る能力が特徴である。また、身体能力も高く、両サイドバックでプレーすることが可能である>

DF チャディ・リアド (18歳)
<身体能力とスピードの持ち主(中略)。リアドは代表チームのジュニアカテゴリーでプレーしており、A代表でのチャンスに期待している>

MF イムラン・ルザ (22歳)
<イムラン・ルザは、ハリルホジッチ監督のチームの主要メンバーとして早くもその地位を確立した。ボスニア出身のハリルホジッチは、フランスのナントで指揮を執っていた時代から彼のことをよく知っている。ルザは多才で、身体能力も高いため、攻守に渡って活躍できる万能型のミッドフィルダーである>

CF ザカリア・アブカウ(22歳)
<ゴール前での落ち着きと狭いスペースでのプレーを得意とする才能豊かなストライカーである。スタミナに優れ、ディフェンスにも精力的に取り組み、プレスをかけ続けられる選手である>



■2022/11/28 ドリブルが効いていてシュートも良いソフィアン・ブファル

 ベルギー 0-2 モロッコ

 ベルギーが予想通りポゼッション高く。ただ、モロッコが途中押し込む時間帯も。モロッコの守備よく、攻めあぐね気味だった。
 後半はむしろモロッコペース。守備が良くてベルギーは前半以上にはっきりと攻めあぐねる。不甲斐なく敗戦。
 年齢高いので今大会は苦戦するだろうとは予想していたものの、ベルギーは好きだったので敗戦はショック。今大会最も見ていて辛くて、ショッキングだった試合。応援チームはこれで4勝3敗6引き分けで五分に近づいてきた。今大会は格上チームの応援が多いのにこの戦績の悪さ。

4-3-3

GK 12    M.ムニル
LSB 3    N.マズラウイ
LCB 6    R.サイス
RCB 5    N.アゲルド

RSB 2    A.ハキミ
 後半ファーへの長いボールおもしろく、折り返してチャンスになった。悪くないと思ったが交代。

(25    Y.アラー)
CH 4    S.アムラバト
Lインサイドハーフ 15    S.アマラー

(11    A.サビリ)
 前半で右であったのと同じような感じで左サイドからのFKを直接狙うようなキック、選手がGKの前入って抜けてきてゴール。今度はオフサイドではない。

Rインサイドハーフ 8    A.ウナヒ
(18    J.エルヤミク)

LWG 17    ソフィアン・ブファル 29歳
 後半良い切り返しから右足でいいシュート。ドリブルが効いており、悪くないと思ったが交代。

(9    A.ハムダラー)

RWG 7    H.シイェシュ
 右サイドで夜い切り返しからもらったFK.。角度ないところ、クロスのようなボール、そのままゴールに吸い込まれる。ただ、オフサイドのポジションの選手がGKの視界に入っておりオフサイドに。
 後半アディショナルタイム、右で仕掛けて中に入れてアシストし決定的な2点目。

FW 19    Y.エンネシリ
(14    Z.アブクラル)
 カウンターマイナスでもらったボールを右角に決めて、後半アディショナルタイムに2点目。



■2022/12/07 ブファル、S.アムラバト、ウナヒ…モロッコに注目選手揃う

モロッコ 0-0(PK3-0) スペイン

 モロッコは全員引いてコンパクト。攻めどころない。一方でカウンターで一気に行ってチャンス。スペイン持たされているだけで、むしろ完全にモロッコペース。モロッコは集中していて、基本的にほとんどの選手が守備で素晴らしい。
 後半も同じ流れ。スペインは動き出し少なく止まっていてパス出せない。低い早いサイドからのボール、裏へのボール少なく足元、足元。足元のパスばかり。加えて一番近いところへのパスが多く、人を飛ばすパスも少なくこれでは対応される。全く優勝できそうにないプレー。
 選手交代と疲れでスペイン少しずつは良くなるが、延長まで基本ずっと同じような感じで、モロッコの方がチャンスがあるというほぼ同じ流れ。最後までモロッコはすごかった。

 前回大会で守られて負けたロシア戦に近い試合展開だと思って見ていた。ロシアはモロッコよりチャンスなく守備偏重で、スペインも前回の方がさらに攻め手なかった記憶だけど、雰囲気は似ている。
 結局、前回のロシアと同じでPK戦。PK戦は流れで決まることが多く、前回は守りきったロシアの方が精神的に優位。120分間で決めるチャンス多数あったとはいえ、今回も守って持ち込んだモロッコという流れ。モロッコの選手は全力でやり切っており、ポジティブに120分間を終了。スペインは消化不良でネガティブだった。
 その流れの通り、スペインのPKがボロクソ。相手GKも良かったが、それ以上にキックがひどかったし、スペインのGKも焦りすぎてえらく早く飛んでいた。PK戦は偶然性も大きいとは言え、アホくさいほど悪くてちょっと見ないひどさで腹立つ。前回大会でもPK負けているという思いがある他、120分間の悪い流れもあり、精神的にナーバスになっていた感じある。助走が短かったりゆっくりなのはPK外す定番なのに、こわごわ蹴ってその典型的な形に。
 ルイス・エンリケ監督のスタメンや交代もいまいちだった。近年好きではないが、以前好きだったのでスペインを応援。これで応援チームは6勝10敗8引き分け。格上で勝てないパターン多くてボロクソの大会。

4-3-3

GK 1    ヤシン・ブヌ(愛称ボノ)
 ベルギー戦と違うGKでびっくり。前回はなんか事情があったのか?
 プレッシャーかけられてやり過ごして繋ぐプレー。失わずにつなげたがちょっとリスクかけすぎ。外でもつなごうとしており、解説では褒められているがちょっと怪しい。その後、案の定相手に拾われるプレー。そのプレーでのシュートは、オフサイドだったが好セーブはしていた。
 後半アディショナルタイムもFKで相手選手がしゃがんでスルーしてきたボールに素晴らしい反応。PK戦最初方向合っていて、相手ポストに。2人目もピタリできちんと止めた。3人目も同じパターン。持ち過ぎで危ないところあるが、PK戦やセーブの良さからして高評価にせざるを得ないだろうというプレー。

CB 6    R.サイス
 低いところふわりとあげてつなごうとしたボール狙われて拾われる。後半、裏へのボールについていきよく対応。

CB 5    N.アゲルド
 後半ボールやや長くなったところ、完璧なスライディングの良い守備。

LSB 3    N.マズラウイ
 なんでもないところ胸トラップミスして出してしまうところ。本来右サイドバックらしいが、深いところから逆サイドへのクロスでチャンス。後半早々にまた抜かれてファールしてしまうプレー。一方で良い守備もある。

(25    Y.アラー)

RSB 2    A.ハキミ 24歳
 後半、ファール無しでうまくとるところ。終盤に右から長い距離上がっていき良いクロス。延長後半、逆サイドからのボールきちんと対応。目立ちまくりというところまでは行かないが、前回大会以上に良いプレー見せている。

CH 4    ソフィアン・アムラバト 26歳
 オフサイドだったがゴール前でよくカバーするプレー。中盤の守備でも効いているし、攻撃でも起点に。体の強さもある。モロッコは集中していて、基本的にほとんどの選手が守備で素晴らしいが、彼が特にすごい。運動量が多く、危ないところ顔を出す。延長オフサイドだったが、裏へのボール彼かな? 延長後半でも奪うプレー。本当今日はすごい。
 前回大会でもアムラバトという選手がいてすごい!とメモしていたので調べてみると、9歳差という年の離れた兄弟だった模様。

Lインサイドハーフ 15    S.アマラー
(11    A.サビリ)

Rインサイドハーフ 8    アゼディヌ・ウナヒ 22歳
 終盤、最後とられるがドリブル交えて良いプレー。延長でもドリブル抜いて決定的なパス。そこからのカウンターでもそのまま走って戻って良いプレー。すごい頑張っている。

(24    B.バヌーン)

LWG 17    S.ブファル
 今日もドリブルすごい。何度も良いプレー。終盤FKからの流れですごい切り返しから1点もののクロスも。めちゃくちゃ良かったのに、最初の交代カードに。

(16    A.エザルズーリ)

RWG 7    H.シイェシュ(ハキム・ツィエク) 29歳
 精神的支柱ということなのか、最後までプレー。守備では頑張っていたと思うが、今日は前の試合見たときよりパフォーマンス落ちた。もっとパフォーマンス良い選手がどんどん交代されていたが、彼を下げても良かった気がする。やはり精神的な部分なのかな…。あと、そもそもハリルホジッチ監督が解任されたのは、彼を入れるためだったので、監督も交代しづらいところがあるのかもしれない。
    
FW 19    Y.エンネシリ

(21    W.シェッディーラ)
 延長だったかな、オフサイドだったが、完全に抜けたところシュートをちゃんと打ちきれず。もう一つビッグチャンス決めきれず。後半延長裏に走ってチャンスもシュートまで行けず。決められるところ多数あった。



■2022/12/15 ジイェフ(ツィエク)がモロッコ代表最高のプレー…本当なのか?

フランス 2-0 モロッコ

 フランスが早めに得点。ビハインドになったモロッコも点がほしいということで攻めていて、カウンター含めてチャンスは何度もある。一方でフランスもカウンターなどでチャンスあり、わからない試合。
 後半はモロッコが一方的なペース。プレスも早くて、フランスのカウンターが少なくなってきた。が、フランスが選手交代でエムバペをなんと1トップに。エムバペは攻撃では良い一方で、守備しなかったり弱かったりしてこのサイド使われてきたのを修正してきた感じ。一気に良くなったうまい交代だった。
 さらに逆サイドも1人変えて、采配当たって追加点。素晴らしい采配。2点目でモロッコは気持ちが切れたのか、完全に諦めたという感じはないものの、やや覇気が欠けた感じのプレーに。

5-4-1 → 4-3-3

GK 1ボノ 5.5
 フランスがすごすぎて余裕なかったのか、危ないところでも繋ぐプレーは今回ほとんどなし。おかげで決定的なミスもなかった。一方、素晴らしいセーブというのもそれほどなく、無難な感じだった。
 
SW 6ロマン・サイス 5(21分OUT)
 怪我を押して出ているみたいだけど、こういうの美談にしちゃいけない。ロングボールのバウンド完全に読み間違えて飛び越してしまい裏へ走られてシュート打たれてポストに助けられるプレー。その後の走り見ると万全ではないということだったが、目測ミスはそういう問題じゃなさげ。この走り見たのか交代になって、急造5バックをやめていつもの4バックに。

(MF 15セリム・アマラー 5.5(21分IN)(78分OUT))
 ビハインドになって、攻撃的にということもあり、中盤に入って4-3-3になったよう。左インサイドハーフとの説明。

(FW 16    A.エザルズーリ)
 交代で入ったアマラーにさらに交代で登場。登録はFWの選手。

LCB 18ジャワド・エル・ヤミク 5.5
 序盤、グリーズマンの素晴らしい動きについていけず外されるプレー。ここから失点。一方、ゴール前、GKが出たところカバーして、クロスを跳ね返すところ、これはいいポジションにいた。さらに前半終盤CKのこぼれ球、攻撃の選手のような鮮やかなオーバーヘッドキックでポストで入ったか?というシュート。ポストではなく、GKが触っていたかもしれない。

RCB 20アシュラフ・ダリ 5.5

RSB 2アシュラフ・ハキミ 6
 メモは残していなかったが、フランスのこのサイドが攻撃的すぎる…ということもあり、守備では苦戦する一方でモロッコの攻撃ではかなりこのサイド使えており、悪くなかった。
 
LSB 3ヌサイル・マズラディ 5.5(ハーフタイムOUT)
  左でボール受け取ったとき守備2枚来たが、ワンツーうまく出してチャンスにするプレーあった。

(LSB 25ヤヒア・アティヤト・アラー 6(ハーフタイムIN))
 
CH 4ソフィアン・アムラバト 5.5
 特にメモは残していなかったが、今日も攻守ともに彼が中心。かなりボールも拾っており、このポジションで今大会屈指の選手だなという動き。アナウンサーによると、ボール奪取数だっけな?今大会トップだったそう。ただ、終盤は疲れたのか抜かれるところも多く、2失点のときもエムバペにやられていた記憶。相手が悪すぎると言えば、悪すぎるんだけど…。

CH→Rインサイドハーフ 8アゼディン・ウナヒ 6
 今日は5-4-1で右のCHとの判断。ただ、かなり左に来ていた。失点した後の時間帯、その左側で少しドリブル、サイドに出してワンツーのような形、サイドの選手に守備が集中していたので、今度は中にスペースがあり、ドリブルで持ち上がって良いコースのミドルシュートまで。
 最初むしろ左にいた感じだたが、途中から4-3-3の中盤の右になったとされていた。ただ、今日はやはりその後も左にいるプレーが見られた。

LSH 17ソフィアンヌ・ブファル 5.5(66分OUT)
 今日もドリブル良く、カウンター長く持ち上がってスルーパスでシュートまで行かせるところあった。

(14ザカリア・アブカル 5.5(66分IN))

RSH 7ハキム・ジイェフ(シイェシュ、ツィエク) 6.5
 悪くないFKあったが、右で貰ったシュートチャンス、キックがしっかり当たらないところ。利き足左みたいな話もしていたし、軸足しっかりとして蹴れなかった感じ。後半終盤は1対1のチャンスで冴えないプレーでゴールキックにしてしまうなど、疲れや気持ちの入ってなさを感じるプレー。
 参考にした記事では、「個人で最も光ったのはジイェフ。その左足は流れの中ではもちろんセットプレーでも正確無比で、モロッコが最もゴールの匂いを感じさせたのはこのレフティーがハキミと絡んだ右サイドからの展開だった」とベタ褒め。ただ、そこまでの評価は疑問。ビッグネームゆえの先入観じゃないかな?
 確かにこのサイドは、フランスのこのサイドが攻撃的すぎる…ということもあり、モロッコの攻撃ではかなりこのサイド使えており、悪くなかった。
 とはいえ、ジイェフは肝心なところで仕事ができなかった。記事では同様の理由を挙げてフランスのジルーについては低評価にしており、ダブルスタンダードになっている。さらに、前述の通り、最後は気持ちが切れたようなプレー。本来なら「最後まで諦めない」というチームを鼓舞するような、精神的な支柱としても期待されていただけに、最低というほどではないものの、やや評価を下げざるを得ず、最高ってのは変な評価。

FW 19ユーセフ・エン=ネシリ 5(66分OUT)
(FW 9アブデラザク・ハムダラー 5(66分IN))
(採点は【フランス対モロッコ|採点&寸評】攻守で奮闘のテオがMOM! ジイェフとハキミも流石の質を発揮【W杯準決勝】 | サッカーダイジェストWeb | FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド by ABEMAより)
https://times.abema.tv/fifaworldcup/articles/-/10059402



■2022/12/16 ソフィアン・アムラバトはモロッコ最高の選手でベスト11クラス

カナダ 1-2 モロッコ

 グループリーグの試合を後から視聴するシリーズ。最後にカナダの3試合目を見て終わりにすることに…。
 ミスから序盤にカナダが失点。その後もしばらくミスでバタバタ。若いチームだけに仕方ない…という感じはする。ただ、ミスしている人の年齢を見ると、ことごとくベテラン…というオチ。もっと若い選手が多くて良かったんでは?という可能性がなきにしもあらず…。
 その後、さらにもう1つ失点。その頃にはバタバタは収まったものの、依然として攻めあぐね。ただ、やっといい形できた!というそのプレーでオウンゴール誘い1点返した。
 前半、カナダのプレスは、人がいるだけで取りに行くという感じがなく弱いことが多かった。ボール持っているときの動き出しはあるにはあるが、攻めあぐねていた。

 後半、モロッコの足が止まってきたところ、カナダが3人入れてきてやっとはっきりしたカナダペース。モロッコもはっきり足止まるし、DFライン上げられず、カウンター出ないし間延び。
 アナウンサーは短期間でチームを仕上げたチームにありがちなメンバー固定と指摘。体調不良のGK除き、3試合連続同じスタメンだったそうな。とはいえ、解説の人はターンオーバーで失敗しているチームがあると指摘しており、一長一短。私としては、ターンオーバー以前に固定しすぎじゃ…という気はする。
 後半はほとんどの時間が一方的にカナダペース。カナダは3連敗でも、自国開催に向けて前向きの終われた感じ。勢いがあった私のイメージと違い、モロッコの1位通過は薄氷だったみたい。同点かという場面もあった。他の試合と比べてモロッコのデキは悪かったと言って良い。交代は遅かったし、その交代でも流れ変えられず、監督も良くなかった。

4-3-3

GK 1    Y.ブヌ
 最初に見た2戦目出てなかったのにノックアウトステージで出ていて不思議だったが、その2戦目は直前の体調不良で欠場していたとのこと。
 後半のCK、大きく曲げるボールで騙されて中途半端に出て慌てて戻って体勢不十分になったところ、ヘディングでバーに当たって落ちる入ったか?というピンチに。スロウで見るとギリギリだがVARもなし。後で出たCG見ると、入っていなかった感じ。
 終盤、胸トラップしたがとられそうになり慌てて手でつかむところ。やはりボール扱いがうまい分、逆に自信ありすぎて危ない…というタイプ。リスク回避するときとの使い分けの判断が悪い。

CB 6    R.サイス

CB 5    N.アゲルド
 悪くない戻らさられるニアへの速い低いボール、ゴールラインに蹴ろうとしたのが失敗してオウンゴールに。

LSB 3    N.マズラウイ

RSB 2    A.ハキミ
 低い位置から裏へのロングボール一発でアシスト、良いボールだった。回転かけてFWに近づいていくすごい良いボール。
 良い選手なのだが、上がるので前半ここから失点したし、後半も裏を使われるところ。

(26    Y.ジャブラーヌ)
    
CH 4    ソフィアン・アムラバト
 前半、パス回しから左にいい供給。後半序盤、右からハキミ上がったところカウンター食らいよくカバー。やはりいい選手。裏へのスルーパス読み切った対応の他、1対1でも良い守備何度もしていた。さらに良いドリブルで持ち上がり、久しぶりにチャンスできるかも…というところ。本当すごい。モロッコで一番良い選手というだけでなく、ベスト11級だと思う。

Lインサイドハーフ 11    A.サビリ
(15    S.アマラー)

Rインサイドハーフ 8    A.ウナヒ
 後半序盤彼らしい素晴らしいドリブル。それ以外でも何度もドリブルを見せていた。

(18    J.エルヤミク)

LWG 17    S.ブファル
 エリア内で右からのボール、ワンタッチで見事な切り返し。そこから左足でシュートという感じだったが、後ろから味方来たので慌てて譲って打たせる形でチャンスに。

(14    Z.アブクラル)
    
RWG 7    H.シイェシュ
 序盤、右から速い良いボール。さらに、GKのミスでもらったボール、ふわっと浮かせて先制点。その後左からもいいFK。
 ツィエクはやっぱりネームバリューあるのか、アナウンサーがよくないボールでも何度も「さすがツィエク」と褒めていて違和感。狙っているところは確かに素晴らしいので、そこはさすがなのだけど、ズレたり長すぎたりボールの質がついていっていないところがあった。

(9    A.ハムダラー)



■2022/09/15 ハリルホジッチ、日本に続きモロッコでも「結果出したのに解任」 スター選手使わず

 私も正直、ハリルホジッチ監督のサッカーは好きではないのですが、解任は不可解すぎ。日本に続きモロッコでも「結果出したのに解任」ということになったようです。

<11日、モロッコ代表は指揮官ヴァイッド・ハリルホジッチの解任を決断したのだ。
 ハリルホジッチといえば、日本代表でも指揮官を務めた人物だ。今回のモロッコと同様に予選を勝ち抜いてワールドカップ出場権を勝ち取ったところまでは良かったが、日本代表でもワールドカップ前に解任されてしまった。モロッコでも同じことが起き、2大会続けて似たような時期に代表監督を退くことになった>

 スター選手との確執が理由で、スター選手を招集すらしなかった選手がいるというのが理由だそうです。
 これを紹介した記事では、<「ハリルホジッチは悪い人ではない」 再び襲った悲劇の解任にモロッコの選手は>(22/8/15(月) 23:40配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb))では、「大会の2か月前にコミュニケーションの問題から選手の信頼を失ったとの理由で、日本代表監督を解任されている」という海外報道を紹介しています。
 しかし、日本の場合も、本当はスター選手を本番で招集しないおそれがあったため解任されたのではないか?という、モロッコと全く同じ理由が推測されています。

<モロッコ代表ではMFハキム・ツィエク、DFノゼア・マズラウィといった同国のスタープレイヤーとの確執が以前から噂されており、中でもツィエクは現モロッコ代表の看板選手だ。ツィエクのワールドカップ出場を望むサポーターも多く、最終的にモロッコサッカー協会は意見の相違を理由にハリルホジッチ解任を決断した>
<独特な哲学を持った指揮官であることは間違いないだろう。日本代表でも思い切った選手起用をしていたが、モロッコ代表でもDFソフィアン・アラクシュ、MFイムラン・ルーザ、MFイリアス・シャイル、DFソフィアン・チャクラ、DFアダム・マジーナ、FWザカリア・アブカウ、DFサミー・ムマエ、FWタリク・ティソウダリらを続々とデビューさせており、彼らは昨年のアフリカ・ネイションズカップにも招集している。その一方で、ツィエクはこの大会にも招集しなかった>
https://news.yahoo.co.jp/articles/2928eae251c59d94ef380370a4215107b0e57974

 ヤフーニュースのコメント欄では、以下が1番人気。「ハリルに問題はあることは認めますが、批判されるのはそもそも監督選んでる協会」という意見で、ハリルホジッチが忖度しない選手選考をすることは予想できるのにも関わらず彼を選んだ協会が一番悪い…というもの。納得できるものですね。
 ハリルホジッチ監督の問題を強調するコメントもあるものの、最初からわかっていた話なので協会はそもそも他の監督を選んでおけばそれで防げた話。日本もモロッコも協会に最も問題があります。

<そもそも悪いのは協会。世の中に多くいる監督から、ハリルを選び(引用者注:おそらくミス。「選んだ。」などで、ここで一旦切るのが妥当)
ハリルは自分のサッカー哲学や経験、好みによって選手を選考する。人気は気にしない。
協会はスター選手を呼んでお金稼ぎ、サッカー人気が欲しい。
スター選手を呼ばず結果が出ないと叩かれるのはわかるが、この監督は結果出してるんだよ>



■2018/06/18 レアル・マドリーの19歳ハキミや20歳のアミンヌ・アリットがスタメンで若いモロッコ

ワールドカップ2018グループリーグ1戦目 モロッコ 0-1 イラン

 テクニックのある選手が多いと聞いて楽しみにしていたモロッコ。 守備が強いということで、大物食いも期待していました。
 相手のイランはアジアで強かったらしいのでてっきり攻撃的なチームだと思っていてハマると思ったのですけど、イランも守備が強いチームとのこと。で、リズムをつかんだときに決めきれずに、モロッコとしては競り負ける形に。残念です。感想書いた試合では、これで応援チームは1勝2敗1分け。疫病神状態ではないものの、やや負け先行です。

GK
12 ムニル・モハメディ 6
 29歳。前半終わり頃、1対1で足を出して当てて、続くシュートも手で反応したプレーが印象に残りました。
DF
16 ノルディン・アムラバト 6(76分OUT)
5 メディ・ベナティア 6
 31歳。パスを出せる選手と聞いて期待していました。が、ちょくちょくパスが引っかかっており予想外。ただ、サッカーダイジェストの評価は特に悪くありません。
6 ロマン・サイス 6
2 アシュラフ・ハキミ 5.5
 レアル・マドリーの19歳。スピードと足元と運動量といろいろあると聞いていて楽しみにしていた選手。でも、今調べてみたら、本来は右なんだそうな。
 見ていると、確かにスピードあります。走り出した選手に、スルーパス系のパスを通してチャンスに。右足でのクロスでもチャンスを作っていました。見ているときは知らなかったんですけど、ここらへんが本職は右ってところですかね。
 サッカーダイジェストでは低評価でしたが、ピカピカ輝いていなかったものの、悪くはないと思いました。ただ、最後の方は疲れたのか、ボールをきちんと止められないミスなども。もっと見たい選手ではあります。
MF
8 カリム・エル・アーマディ 5.5
 33歳。見ていて気になったのはファールで止めることが多いこと。それだけ仕事しているってことなんでしょうけどね。調べてみると守備特化というわけではなく、パスを出せる選手のようです。ただ、ファイター的なところはありそうでした。
7 ハキム・ジェイフ 5.5
 25歳。ツィエクとも。左SHの紹介でしたが、右かなぁ?ドリブルもパスも出せる選手とのことで見たかった選手。最初のCKでのトリック的なプレーでいきなりドフリー。しかし、空振り。トリックプレーだとよくあります。
 後半は良いシュート見せる場面もあったものの、そこまで目立たず。
14 ムバラク・ブスファ 6
10 ユーネス・ベルハンダ 6
18 アミンヌ・アリット 6(82分OUT)
 20歳。アミーヌ・アリとも。ドリブルやパスができるということで見たかった選手。右SHの紹介でしたが、左かなぁ?
 立ち上がりいきなり3人かわして、その後3人に囲まれても取られずにパス出すプレー。たまげました。ボールタッチがすごく良いです。前半は他にスピードで抜いてシュートまで行くプレー。
 後半も中央で3人抜いてくるプレー。ただ、パスはひっかかりました。パスも良いということでしたけど、こういう風にパスはあんまりに見えました。また、ドリブラーらしくムラがありそう。消えている時間が長かったです。でも、それを含めて好きになれそうな選手。もっとみたいですね。
FW
9 アユブ・エル・カービ 5.5(77分OUT)
交代選手
MF21 ソフィアン・アムラバト -(76分IN)
FW20 アジズ・ブハドゥズ -(77分IN)
DF4 マヌエル・ダ・コスタ -(70分IN)
(採点とメンバーは、【モロッコ 0-1 イラン|W杯選手採点】 MOMは激闘を制したイランのいぶし銀ボランチに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/21 ポルトガルを圧倒!脳震盪から復帰のノルディン・アムラバトが乗りまくりも敗退

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB第2節 ポルトガル 1-0 モロッコ
 守備から入るチームのモロッコですが、またしても守備型のチームであるポルトガル戦ということで辛い感じに。しかも、初戦負けているので攻めざるを得ません。その上、わずか7分という早い時間帯に失点しました。
 ただ、 ポルトガルの武器である速攻が出る展開になると思ったのに、全然得意のカウンターが炸裂しません。後半は特にミスパスを連発して、攻めまくっていました。こぼれ球を拾えますし、球際でも取れていました。モロッコの方が良かったですね。
 同じ日に前半の1点を取って守りに入って勝ったウルグアイとは違って、チャンスができていました。しかし、その最後のところで決められず。残念な2連敗となりました。
 で、この試合もモロッコの方を応援していましたので、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、これで3勝7敗2分けにというひどいことに。大好きなチームが予選で負けて出てきていないので精神的なダメージは意外にそれほどでもないのですけど、負けに負けていますね。

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB第2節 ポルトガル 1-0 モロッコ
GK
12 ムニル・モハメディ 5.5
 1対1の場面でのシュートを片手でとく止めました。失点の場面も彼のせいではなく、悪くなかったです。
DF
2 アシュラフ・ハキミ 6
 19歳。左サイドバック。名前はアクラフのみで紹介している放送もありました。ボールを球際でカットして、続けてもう一度の球際に強いところ見せて上がってくるプレー。ただ、良さが完全に出ていたかというとそうではない感じ。本職は右ということで、そちらで見たかったですね。
4 マヌエル・ダ・コスタ 6
 32歳。CB。ロナウドの動きが素晴らしすぎたのでかわいそうですけど、CKでついていけずに失点。右の裏へ一気にロングボール入れるなど良さもあったものの、あの1点が大きかったです。
5 メディ・ベナティア 6
 31歳。CB。ロナウドのトラップしたところを狙うなど、良い守備。ただ、後ろから足に行くプレーも目立ち、前半にイエローカードをもらっていました。これが後半に響く可能性があったものの、幸いポルトガルが完全に沈黙。
 一方、後半は攻撃で目立ちました。なぜかセットプレーでことごとく彼のところに。特にキックでシュートを打つ場面が多くありました。ただ、浮いているボールで抑えて打つには相当の技量がいります。チャンスをことごとく外すということになってしまいました。
17 ナビル・ディラール 6.5
 ゴール前イラッとした感じでぶつかっていってファール。ロナウドというキッカーがいる相手にやってはいけないプレー。これが彼だった気がしますが、メディアでは特に指摘されていませんでした。
MF
7 ハキム・ジイェフ 6.5
 25歳。ツィエクとも。初戦はやはり右だったみたいですね。今回は本来の左。私が一番見たかったアミーヌ・アリのポジションで、今回途中交代でも出てこなくて残念だったのですけど、ジイェフはすごく良かったです。
 高めのボールをピタリとコントロールしてからドリブル。うまいですね。すっと交わしてシュートまで行くプレーも見せていました。
 今日はセットプレーを多く蹴っていました。ムラがあり、良くないボールもあるものの、時折良いボールが出てチャンスになっていました。前半合わなかったものの、CKから早い低めのボールはおもしろかったほか、後半がかなりチャンスに。でも、最後が決まらない。
 途中から再び右に回っていましたが、こちらでもスピードを見せてシュートまで行く良いプレーがありました。
8 カリム・エル・アーマディ 6(86分OUT)
10 ユーネス・ベルハンダ 7(75分OUT)
 28歳。右の足の裏でボールを戻し、今度は左の足の裏で前に出しながらターンするという動きを2度やっていました。得意なのかもしれません。ただ、低い位置でのプレーであり、全体にも悪かったわけではないものの、決定的な仕事はできませんでした。
14 ムバラク・ブスファ 6.5
16 ノルディン・アムラバト 6.5
 31歳。右SHでプレー。初戦脳震盪で途中交代で病院。この日はヘッドギアをつけての登場でしたが、やりづらいのか途中で外しちゃっていました。で、解説でも言われていたように、その後ギアが上がった感じ。めちゃくちゃ乗っていました。引っ張られてあわやPKという場面も。
 スピードと運動量がありますね。テクニックのあるドリブルというよりは勢いで来る感じ。おまけに球際でも強さを見せていました。
 中より外が良いという感じで、何度も右サイドを突破してチャンスを作っていて良かった選手。ただ、途中で左右を入れ替えてから目立たなく。ポルトガルが対応してきたので変えたという順番なのかもしれませんけど、これはもったいない采配に見えました。 
 ちなみに初戦の怪我での交代は、ワールドカップ初の兄弟による交代だったそうです。脳震盪なのでそれどころかじゃなかったでしょうけどね。
FW
13 カリド・ブタイブ 5.5(70分OUT)
 31歳。190cmの長身ですけど、ふわっとボールを浮かして抜いてくるプレーがあり、びっくり。しかし、仕事をきちんとしたかと言うと、そういう感じではなく、途中でアウトしてしまいました。
交代選手
FW9 アユフ・エル・カービ 5.5(70分IN)
MF23 メハディ・カルセラ=ゴンザレス 5.5(75分IN)
MF11 ファイチャル・ファジル ‐(86分IN)
(採点とメンバーは、【ポルトガル1‐0モロッコ|採点&寸評】試合巧者ぶりを見せつけたポルトガル。MOMは2試合連続弾のC・ロナウドに! | サッカーダイジェストWebより)




■2018/06/26 3戦とも良いゲームをしたモロッコ、最後のスペイン戦は勝利目前だった…

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB最終節 スペイン 2-2 モロッコ

  スペインはいつもなら最も好きなチームの一つなのですけど、今大会はイマイチで2戦目は見ませんでした。今回もむしろモロッコを応援気味。
 で、スペインはゆるいゲームの仕方しましたね。スペインは敗退決定のモロッコが相手で、ほぼ確定とはいえ、まだ確定ではなく、本来ならきちんと勝利する必要がありました。2位なら堅守で強豪のウルグアイ、1位ならロシアということで、1位通過かどうかで大きく変わるゲーム。なおさら勝つ必要があったのに、うまくまとまりませんでした。   一方のモロッコはややラフなところも前半はありましたが、スペインがゆるい中でミスが出たところで先制。すぐに追いつかれたものの、スペインはやはりいまいち緊張感なし。
  後半も相変わらずゆるく、再びリード。 ここでやっと本気になってギリギリ引き分け。モロッコは勝てそうだったので惜しいところでしたが、良いところは十分見せられました。
 引き分けだったので、応援チーム戦績は、10勝10敗5分け。五分のままです。

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループB最終節 スペイン 2-2 モロッコ
【スペイン】イスコ(前19)アスパス(後46)
【モロッコ】ブタイブ(前14)エン=ネスティリ(後36)
GK
12 ムニル・モハメディ 5.5
DF
2 アシュラフ・ハキミ 6.5
4 マヌエル・ダ・コスタ 6
6 ロマン・サイス 6
  28歳。CB。GKも動けなかったヘディングシュートを戻ってクリア。他の場面でもよく守っていました。
17 ナビル・ディラール 6.5
MF
7 ハキム・ジイェフ 6.5(85分OUT)
8 カリム・エル・アーマディ 5.5
10 ユーネス・ベルハンダ 5.5(63分OUT)
14 ムバラク・ブスファ 5.5
16 ノルディン・アムラバト 6.5
 31歳。右SH。スペインが圧倒的にボールをキープしており、2戦目ほどは目立てず。しかし、ペナルティーエリア右の外から、クロスボールかなというところで、やや右内に回転かけたシュートを左角のバーに。驚きました。
FW
13 カリド・ブタイブ 6.5(72分OUT)
 31歳。ハーフウェイライン付近の高いラインでのパス回しでボーッとしているところ、 かすめとってそのまま走っていき、GKの股下を抜くシュートで先制。
 さらにハーフウェイライン付近の左のスローインで、高いラインの裏狙って抜けていきあわや2点目かというプレーも。
交代選手
MF11 ファイチャル・ファジル 6(63分IN)
MF19 ユセフ・エン=ネシリ 6.5(72分IN)
 21歳。右からのCKすごい高いジャンプでヘディング、右上に決めて一時勝ち越し。
FW20 アジズ・ブハドゥズ -(85分IN)
(【スペイン2‐2モロッコ|採点&寸評】モロッコの闘志に手を焼いたスペイン、首位通過を決めながらも採点は軒並み低調 | サッカーダイジェストWebより)