2023年11月16日木曜日

キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!

■2022/01/15 高橋陽一先生、キャプテン翼に出る南葛SCを本当に作ってしまう
■2022/05/03 キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!



■2022/01/15 高橋陽一先生、キャプテン翼に出る南葛SCを本当に作ってしまう

 三浦知良の移籍記事(移籍先は鈴鹿で決定)を見ていたら、獲得を名乗り出ているところに「南葛SC」というのがあり、キャプテン翼に出てくる南葛と同じじゃん!実在したんだ!と思いました。しかし、別記事を見ると、キャプテン翼の作者・高橋陽一さんがどうのこうの…という話が登場。マジで作ったのかよ!と笑いました。

<横浜FCのFW三浦知良(54)は21日、大阪府内での自主トレと並行し、獲得オファーを受けている関東2部の南葛SCとの交渉の席についた。「キャプテン翼」の作者で代表の高橋陽一氏も出馬。「キャプテン翼の世界観でやっています。翼くんとカズさんの化学反応で凄いことが起きるのでは。思いの丈をぶつけにきました」と話した>
(カズ獲得交渉に南葛SC代表&「キャプテン翼」作者の高橋陽一氏「翼くんとの化学反応で凄いことが起きる」[ 2021年12月22日 05:30 ] より)
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2021/12/22/kiji/20211222s00002179059000c.html

 で、南葛SCのWikipediaを見てみたのですが、一から作ったわけではないみたいですね。高橋陽一先生の乗っ取りのような感じ。話題作りとしてはアリであり、ビジネスの手法として悪くないので、批判しているわけじゃないんですけどね。むしろ良いやり方だと思います。

1983年 葛飾区立常盤中学校サッカー部OBを中心に、常盤クラブとして設立。
2012年 クラブ名を常盤クラブから葛飾ヴィトアードへ改称
2013年    漫画『キャプテン翼』の作者で、地元葛飾区出身の高橋陽一を後援会会長に迎えると、同作の登場人物である大空翼や岬太郎らが小学校時代に所属していた選抜チームにちなみ南葛SCへ再改称
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E8%91%9BSC

 「南葛」が「南葛飾」の意味だとは知りませんでしたわ。で、キャプテン翼のWikipediaも確かめてみると、どうも漫画の方は「南葛市」という架空の市を想定しているようでした。

<南葛小に転入した天才サッカー少年・大空翼は修哲小の天才キーパー・若林源三と出会う。(中略、引用者注:対抗戦の)試合は南葛が強豪の修哲を相手に粘り強い攻防を繰り広げ延長戦に持ち込むと、転校生の岬太郎も加わり2-2のスコアで引き分ける。(中略)
 南葛市では全日本少年サッカー大会県予選に備え選抜チーム「南葛少年サッカークラブ(南葛SC)」を結成。(中略)決勝戦は日向や若島津健らを擁する明和FCとの再戦となるが、負傷の癒えた若林が合流し再延長戦の末に4-2のスコアで明和を退けて優勝を果たす>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%86%E3%83%B3%E7%BF%BC

 あと、キャプテン翼の話題で思い出したのは、コンサドーレ札幌にはキャプテン翼で北海道・ふらの市のエース「松山光」が所属して背番号ももらっていた…ということでした。コンサドーレ札幌と南葛SCが試合すると、話題になりそうですね。

<松山光プロジェクト>
<2014年1月19日、現実世界のコンサドーレ札幌が松山光の入団を発表した(引用者注:漫画内でもコンサドーレ札幌に入団)。また松山光プロジェクトとして、1口1万円でプロジェクトパートナーを募集し、集めた支援金を育成費、強化費に使用しユース年代の強化にあてる。
これによりコンサドーレ札幌から正式に背番号「36」が与えられた>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E5%85%89



■2022/05/03 キャプテン翼効果?弱小南葛SCが元日本代表を大量獲得!

 遅くなっちゃいましたが、まだ関東サッカーリーグ1部でしかない南葛SCが、元日本代表の大量獲得に成功していた…という話。2022年だけで、MF稲本潤一、MF今野泰幸、DF伊野波雅彦、MF関口訓充と一挙4人を獲得しました。
 やっぱりキャプテン翼効果なんですかね? 現役ではない元日本代表の話とはいえ、他の同じクラスのクラブで同様のことがよくあるか?と言うと、やはりあまり聞かない話のような気がします。

 実際、分不相応な豪華なメンバーらしく、<稲本&今野ら元代表戦士がずらり 南葛SC、なぜ"J3級"の豪華補強に成功したのか? | フットボールゾーン>(2022.03.15)という記事も出ていました。
 これは、岩本義弘ゼネラルマネージャー(GM)の「J3に入ってもやれるメンバーを、と考えました。正直、今オフに関しては予想を上回るくらい選手を獲れた」という言葉からとったものなのでクラブの見解みたいですね。南葛SCの目標はまずJFL昇格ですので、2つ上のクラスの戦力という恐ろしいことになっています。

 ただ、この記事によると、クラブ側はこの獲得成功について「キャプテン翼効果」とは言っていないようです。

<南葛SCは今オフ、稲本、今野、伊野波、MF関口訓充ら日本代表経験者を含めて12人を補強し、35名体制で2022年シーズンに臨む。高橋氏は、ビッグネーム獲得の意図について、「日本代表だからほしいということではなく、チームの力になってほしい選手がたまたま加入してくれた。そういう選手たちが入りたいと思ってくれる魅力的なクラブに徐々になってきている」と回答。岩本GMも昨年の年間予算が「1億7000万円」だったことを明かしたうえで、“なぜ日本代表選手が獲れたのか”について見解を述べた。
「J2、J3はもちろんJFLのクラブと比べても予算は下のほうです。正直、そこまで予算を割けているわけではありません。選手個別パートナーというシステムがあって、選手1人1人が練習着のパートナーを自分でつけることができます。社員選手に関しては会社の売り上げですが、契約選手に関しては経費を除いで自分の収入になる。その部分も大きいと思います」>
https://www.football-zone.net/archives/372267