2023年8月26日土曜日

イングランドではなく日本代表選択のサイ・ゴダード、母が日本人のハーフだが生まれも育ちも英国

■2017/01/29 イングランドではなく日本代表選択のサイ・ゴダード、母が日本人のハーフだが生まれも育ちも英国
■2017/01/29 イングランド代表を選ばない選手は過去にもたくさんいた
■2017/10/01 左足ボレーがクラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたことも
■2021/11/21 そういえばあのサイ・ゴダードはどうなった!?その後の経歴


■2017/01/29 イングランドではなく日本代表選択のサイ・ゴダード、母が日本人のハーフだが生まれも育ちも英国

 フットボールチャンネルによると、サイ・ゴダードは、トッテナム・ホットスパーのユースに所属しています。1997年生まれで、父親は英国人、母親は日本人。生まれも育ちも英国で、日本語も話せません。週に二度の日本語講座に通い、勉強中という段階。
 しかし、昨年、U-16日本代表に選出されて、ゴールも既に決めています。この出場はフル代表ではないため、まだイングランド代表を選ぶ選択も可能です。
 ただ、英紙「デイリー・メール」電子版は、日本代表入りを希望することを報じています。ゴダードは以下のように話したとのこと。

「私は常に日本のためにプレーしたかった。10歳のときから変わらぬ思いです」
「(引用者注:日本の)熱烈なファンに感動した」
生まれも育ちも英国、サイ・ゴダードが日本代表を希望。英紙は才能の流出嘆く「ヤヌザイと同じくイングランド代表を選択せず」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2014年09月15日(Mon)13時35分配信


■2017/01/29 イングランド代表を選ばない選手は過去にもたくさんいた

 サイ・ゴダードの選択は、実を言うと珍しいものではありません。「デイリー・メール」では多くの例を挙げていました。

マンチェスター・ユナイテッドのアドヤン・ヤヌザイ(ベルギー)
ストーク(チェルシーからのレンタル)のビクター・モーゼス(ナイジェリア)
ニューカッスルなどで活躍したショラ・アメオビ(ナイジェリア)
ローマで活躍したシモーネ・ペロッタ(イタリア)
HSV(スパーズからのレンタル)のルイス・ホルトビー(ドイツ)

 私が気になるのは、ゴダードのようなハーフが日本国籍を選択することを歓迎する人が、逆パターンを歓迎できるか?という話。日本にいる癖に日本代表を選ばないなら出て行け!って人がいるんじゃないかと思うんですよね。
 逆に、他の民族の血が入った人を日本代表に呼ぶな、本物じゃないって人もいるから、これはこれでまた困り者なのですが…。


■2017/10/01 左足ボレーがクラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたことも

 新しい話題がないかと検索したものの、見つからず。古い話ですが、 トッテナムMFサイ・ゴダードの圧巻ボレーが3月のクラブ月間最優秀ゴールにノミネート 超ワールドサッカー / 2016年3月31日 22時31分というニュースを。

 トッテナムに所属するU-18日本代表MFサイ・ゴダードが、2016年3月のU-21レスター・シティ戦で決めたU-21プレミアリーグ初ゴールが、クラブの月間最優秀ゴールにノミネートされたという話。
 途中出場だったのですが、試合終了間際にペナルティアーク付近でルーズボールに反応すると、見事な左足ボレーで合わせ、初ゴールを記録したとのこと。

 検索してみました。たぶん以下のゴールのことだと思われます。

 【日本代表次世代のホープ】サイゴダードのスーパーボレーがジダンのスーパーボレーにそっくり!!と話題に


 喜び方が控えめで、何となく日本人くさいと感じました。


■2021/11/21 そういえばあのサイ・ゴダードはどうなった!?その後の経歴

 その後名前を聞かなかったサイ・ゴダードの記事を久々に見ました。どうも伸び悩んでいたみたいですね。<トッテナムのアカデミーで10番を付けた日本人の今 24歳の逸材は新天地で輝きを放てるか>(21/8/27(金) 23:00配信 theWORLD(ザ・ワールドWeb)>という記事が出ていました。

<イギリス人と日本人のミックスであるサイ・ゴダードは、ロンドンで生まれプレミアリーグのトッテナムに入団した。U-18時代には10番を付けプレイしており、世代別の日本代表にも選出。しかしトップチームには昇格できず、2018-19シーズンにセリエAのベネヴェントへ加入する。そこでも定位置確保とはいかずキプロスやインドを経て今夏よりAリーグ(オーストラリア)のセントラルコースト・マリナーズへ加入した。
 現在24歳となったサイ・ゴダード。トップ下やインサイドハーフでプレイし、左利きながら両足で精度の高いキックを蹴ることができる司令塔だ。インド・スーパーリーグでは主に右サイドハーフで起用されており、18試合1得点を記録した。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/19fd8b1c62d114424f1b103a4cafb257846e9783

 オーストラリアでは外国人枠となります。助っ人外国人として期待されているわけで、そこまで悪いわけではないですよね。日本代表クラスの選手でも本田圭佑選手がオーストラリアでプレーしていました。逆に言うと、サイ・ゴダードも活躍すれば日本代表を狙えるんじゃないでしょうか。
 コメント欄では、<自分が24歳の頃と重ね合わせると立派という言葉で表すことが出来ないくらい立派です>などの温かいものが多かったですね。また、印象に残ったのは、ワールドユースで優勝したスペインユース代表から意外にすごい選手が出なかったという話。私は他にも好きな選手がいたのですが、「シャビとカシージャスだけ」と言われていました。

<オールドファンには懐かしい、99年のワールドユース。
黄金世代と呼ばれていた日本は、そこから数多くのフル代表が出たけど、小野伸二を欠いた決勝でボロ負けした相手がスペイン。
そのスペインU-19から後にプロとして大活躍できたのは、シャビとカシージャスだけで、あとは数人くらいしかトッププロとして活躍できなかったのは、有名な話。
ふと、その事を思い出した>