■2017/03/05 PK戦は先攻有利で勝率6割 改革のためにテニス方式を検討中
■2017/06/24 サッカーを90分制から60分制に変更で、逆に長くなる理由
■2017/06/24 スアレスがやったハンドでゴール阻止も無効に
■2017/03/05 PK戦は先攻有利で勝率6割 改革のためにテニス方式を検討中
サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)を構成するスコットランドサッカー協会CEOのスチュワート・レーガンさんは、「60%のケースにおいて、先に蹴ったチームが勝利している」としていました。
そんなに先攻が有利だとは思いませんでした。理由は書かれていませんが、たぶんリードされる展開が多いので、後攻の方がプレッシャーが強いってことなんでしょうね。
先攻有利のPK戦に大改革? "テニス方式"の導入視野にテスト実施へ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月04日
では、この問題の解決方法はあるのでしょうか?
サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が検討しているのは、テニス方式。
テニスのタイブレークにおいて両選手が2本ずつサーブを打ち合う方式と同様の、各チームが「2本ずつ」シュートを蹴り合う方法です。
チームAとチームBが対戦するとすれば、以下のような順番になります。
「AB、BA、AB、BA」
IFABは、下部レベルの大会において年内にもテストを実施することを検討しているとのこと。
で、これがなぜ有効そうなのか?と言うと、先ほどの「リードされる展開」が先攻側にも起きやすいということですね。
例えば、全員成功していた場合、今まで後攻側は0ー1,1-2,2-3,3-4など、常に決めなければ大ピンチになるというプレッシャーの中で蹴っていました。
しかし、ABBA方式だと、同じ条件でも 0-1,1-1,2-3,3-3と同点の状態でのキックの回数が増えます。
逆に先攻側は、0-0,1-2,2-2,3-4といった感じで、後攻チーム同様にリードされてプレッシャーがかかる状態でのキックが増えてきます。
このやり方ですと、かなり先攻有利な状況は緩和されるのではないかと思います。
■2017/06/24 サッカーを90分制から60分制に変更で、逆に長くなる理由
別のサッカーの改革案。サッカーが大きく変わる? 90分から「60分制」への変更など驚きの改革案 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月18日 という記事からです。
サッカーの競技規則に関する決定権を持つ国際サッカー評議会(IFAB)。ここが国際サッカー連盟(FIFA)との連携の上で、IFABは「プレー、フェア!」と題するキャンペーンで、提案文書を出していました。
最も 注目されるのが、現在90分間で行われているサッカーの試合時間を「60分」に変更するというもの。
大幅な短縮…と思いきや、 実際のプレー時間は現行のルールより長くなると見られています。"プレーが止まった場合には時計を止める"ためです。
どうも現在は、「一般的な90分間の試合で、インプレー中の実際の時間が60分よりも短い」のだそう。
そこで、「時間稼ぎを減らし、試合のスピードアップを図る」とのこと。プレー時間が増えて、なおかつ以前より早く試合が終わるとすれば、サッカーの魅力も高まるかもしれません。
■2017/06/24 スアレスがやったハンドでゴール阻止も無効に
国際サッカー評議会(IFAB)の提案は、他にもあります。最初のPKの新方式もここに含まれているとのことでした。
・ フリーキックやコーナーキックの場面で他の選手にパスを出さずにキッカーが自ら2回以上タッチしてプレーを進めることを認める
・ゴールライン上でのハンドでゴールが阻まれた場合には得点を認める
・前半終了や試合終了の笛はプレーが止まった時にのみ吹かれるようにする
「ゴールライン上でのハンドでゴールが阻まれた場合には得点を認める」は、すぐにでも始めるべきでしょう。
昔ワールドカップで、ウルグアイのスアレスが これをやって、なおかつPKが外れて本来なら勝っていた可能性の高いチームが延長で負けてしまうということがおきました。
こんな卑怯なことは許されてはいけません。