2023年7月16日日曜日

若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?

■2019/01/24 若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?



■2019/01/24 若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?

 2006年W杯ドイツ大会グループステージで、イランがポルトガル代表に0-2で負けた試合。ポルトガル代表を中心にしていたため、スタメンすらメモしていませんでした。ただ、1人だけメモが残っています。
 イランの右サイドバックのカービという選手。20歳と若く、若さゆえか熱くなるプレーが見られたものの、スピードを感じる良さそうなプレーヤーでした。
 検索すると、ホセイン・カエビ、H・カエビなどの表記が一般的なようです。Wikipediaによると、僅か16歳半でイラン代表デビューを果たしたイランの天才選手。 2007年、21歳にして50キャップを達成しました。

 イングランド・フットボールリーグのレスター・シティでもプレーしていたものの、活躍できなかったのかイランに戻っています。また、Wikipediaのデータが古いためか、87キャップとその後はあまり増えておらず、伸び悩んだのかもしれません。
 …と思って続きを読んだら、2009年6月、ワールドカップ予選の韓国戦で緑色のリストバンドをつけて試合に出場したため、代表からの無期出場停止処分を受けたとのこと。その後処分が解除されたかは不明ですが、伸び悩みの原因になったのかも。なお、ほかにアリ・カリミら3選手が処分されています。
 緑色はイラン大統領選挙で敗れ、現大統領アフマディーネジャードによる不正があったと主張している改革派のシンボルカラーであり、改革派を支持していると受け止められた模様。
 政府当局から強要や圧力があったかどうかは不明とされていましたが、スポーツに政治的な主張を持ち込むのはそもそも厳禁なんですよ。日本では、このことをわかっておらず、時折変な主張が見られるものの、ここはもっとしっかりやらないとたいへんなことになります。

 なお、他のサイトでは、右サイドハーフやセンターハーフもこなすという情報もありました。