■2025/10/20 サッカー協会が説明拒否 児童ポルノ有罪で影山雅永技術委員長解任
■2025/10/20 サッカー協会が説明拒否 児童ポルノ有罪で影山雅永技術委員長解任
そもそも影山雅永さんが技術委員長をやっていたと知らなかったので、びっくり。初期のジェフ市原では守備の中心選手で確かに良い選手ではありましたが、代表クラスではなかった記憶。ウィキペディア見ると、やはり代表の話はないですね。
選手経歴より指導者としての能力重視だったのかもしれません。そもそも選手より指導者の希望だったそうです。
<福島県立磐城高校卒業後、筑波大学入学。蹴球部の同期に井原正巳や中山雅史らがいる。大学在学中はそれほどの活躍を残すことが出来ず、一時は選手続行を諦め、指導者の勉強を始める決断を下し、筑波大大学院の受験をし合格する。そこへ、日本サッカーリーグ1部の古河電工(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)から誘いを受け、大学院を休学しながら現役を続行した。
Jリーグ開幕後もそのまま市原に在籍し開幕戦スタメン出場を果たし、レギュラーとして活躍した。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E5%B1%B1%E9%9B%85%E6%B0%B8
ただ、タイトルにしたように、児童ポルノ問題で解任されています。
<2025年10月2日、2025 FIFA U-20ワールドカップを視察のために開催地であるチリに向かう途中の航空機内で児童ポルノ画像を閲覧していた容疑により、中継地のフランスで拘束された。影山は画像について「好奇心で見ていた」としさらに「AIが作成したもので、芸術作品である」としたが裁判ではその主張は認められなかった[5]。 その後、パリの簡易裁判所で有罪判決を受けたことが明らかになったことを受けて日本サッカー協会が同月7日に臨時理事会を開き、影山を技術委員長から解任することを決定した[6][7]。>
欧米は、児童ポルノ画像にめちゃくちゃ厳しいんですよね。軽率すぎます。
被害者のいないイラストすら問題視するなど、厳しすぎて変なところも感じなくはないのですけど、生成AIが発達してそうも言ってられなくなってきました。1つは、AIと本物との区別ができづらくなってきたこと。こうなると、本物の画像をAIと言い逃れしてしまうケースが出てきます。
また、より根本的だろうと思うのが、AIが学習している画像に、本物の被害者の画像が含まれている可能性が高いこと。こうなってくると、被害者を利用した画像を使っていることになり、問題があるという主張の説得力が増してきます。
ところで、影山雅永さんを解任した日本サッカー協会もこの件ではおかしかったんですよ。「プライバシー保護の観点から説明を控える」として、説明をしなかったというのです。セクハラ被害者がいる場合、被害者を保護するために説明を控えるケースならわかりますが、これはそうではなく、説明すべきケースでしょう。
宮本恒靖日本サッカー協会会長は、「コンプライアンス体制を見直し、徹底的に改善していく」としていましたが、説明しなかったことこそが、日本サッカー協会のコンプライアンスがやばいことを示しています。
・影山技術委員長を解任 児童ポルノ閲覧、仏で有罪―日本サッカー協会 時事通信 運動部2025年10月07日20時49分配信
<影山氏はU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)視察のため(引用者注:つまり、日本サッカー協会の仕事のための移動中だった)、チリに向かう予定だったが、経由地のフランスで現地時間2日に拘束された。
記者会見した日本協会の湯川和之専務理事は、認否や判決内容などについて「プライバシー保護の観点から説明を控える」とし、後任については「代行を置くことも含め、議論したい」と語った>
<宮本恒靖日本サッカー協会会長 (技術委員長の解任を受け)サッカー界として許容できるものではない。これまでも取り組んできたが、ガバナンス、コンプライアンス体制を見直し、徹底的に改善していく。 >
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100700871&g=spo
■