■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?
■2021/08/23 バルセロナが大赤字!レアル・マドリーは模範的に赤字削減
バルセロナとレアル・マドリーの比較に関して。新型コロナウイルス問題で各クラブとも苦労しているのですが、レアル・マドリーがうまく対応しているクラブ、バルセロナがうまく対応できていないクラブと、良いクラブ・悪いクラブの例として、それぞれ出ていました。
これは、<あと9日でバルセロナ退団のメッシ、残留は困難? 新契約には大きな障害が…>(6/22(火) 22:36)という記事であった話。ご存知の通り、メッシはその後そのまま退団し、パリ・サンジェルマンへと行っています。
リーガのハビエル・テバス会長は、メッシがバルサとの新たな契約が合意に達して残留したとしても、現状ではバルサはリーグの定めたサラリーキャップを超過しており、メッシが新たな契約を交わしてもこのままでは選手登録が認められないと警告しました。選手らの給与が高すぎ!ということですね。
こうした制限はリーグによって考え方が違うのですけど、擁護できそうにないのはバルセロナがちょっと考えられないほどの大赤字であるということ。これでは健全な経営が成り立たないため、リーガ側の主張に圧倒的に分があります。
<「バルセロナはサラリーキャップを超過している。メッシを引き留めてほしいとは思うが、そのためにはどこか別のところをカットしなければならない」「メッシのために特別な規定を適用することはない」とテバス会長は語っている。
新型コロナウイルスの影響もあり、2020/21シーズンにはリーガ全体で合計7億ユーロ(約922億円)の赤字が計上されたが、その約半分をバルセロナが占めているという。対象的に、レアル・マドリードは模範的な形で赤字削減を実現させたとしてテバス会長は称賛している>
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a2d7dc4bc98a24384ff17269f6fc5bd37c884a1
バルセロナ関係者では、「ハビエル・テバス会長はレアル・マドリーよりすぎ」と批判している人がおり、レアル・マドリー称賛はリップ・サービスである可能性はありそう。ただし、その場合でも「全クラブの赤字合計額のうち半分がバルセロナ」という最も重大な異常状態は変わりありません。バルセロナの経営に問題があるのは事実だと思われます。
で、この話を見ると、バルセロナよりレアル・マドリーの方が収入が大きいのかな?と思ったんですよ。ところが、違うらしいんですよ。別記事では、以下のような話がありました。
<国際的な監査法人デロイトが2021年1月に発表したデータによると、2019-2020シーズンの世界の収入ランキングトップ20クラブの合計は約1兆340億円で前年比12%減となっている。1位のバルセロナも2019-2020シーズンの収入は約899億円で前年と比べ158億円減収となった。そして同クラブは財政難に陥っていると複数のスペイン紙が報じている。各クラブでは主に入場料収入と放映権収入が減少しているようだ。なお、デロイトが発表した収入ランキングの2位はレアル・マドリード、3位はバイエルン・ミュンヘンとなっている>
(債務超過や赤字が続出…コロナがプロサッカークラブにもたらした影響 7/29(木) 7:04配信 VICTORYより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9de56405eb8770b6d2e9913450452f9315c165c8
バルセロナの方がレアル・マドリーより収入が多いにも関わらず、バルセロナの赤字の方が圧倒的に多いというのは、変だと思うかもしれません。実際、変ですね。これはバルセロナの方が、圧倒的に支出が多いことを意味しています。
この理由はいろいろと考えられますが、以前読んだ別記事では、バルセロナのバルトメウ前会長が「選手に言われるままに給料を上げすぎた」と非難されており、選手らの給料が高すぎるのが主な原因かもしれません。加えて、大型補強もやっているから出費も多いですよね。
にも関わらず、2020/2021年シーズンはレアル・マドリーよりリーグ順位が下でしたので、さんざんな感じ。収入が多いということは、レアル・マドリーより人気なのかな?と思いますが、お金の使い方はヘタみたいですね。以前のレアル・マドリーの方がそういうイメージだったので意外なことになってしまいました。
また、ひょっとしたら、メッシ退団でバルセロナの収入状況にも影響が出るかもしれません。加えて前述のバルトメウ前会長の不正会計問題や、デンベレとグリーズマンの日本人差別発言など、バルセロナのブランドを毀損する問題が続出。ここらへんがどう影響していくのか興味があるところです。
■2016/12/16 30歳過ぎているとは思えないロナウド、一番驚いたのは?
2016/12/15 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016準決勝 クラブ・アメリカ 0-2 レアル・マドリード
スタメンは以下。
-----引用 ここから-----
GK
1 ケイラー・ナバス
DF
2 ダニエル・カルバハル
6 ナチョ
5 ラファエル・ヴァランヌ
12 マルセロ
MF
8 トニ・クロース
14 カゼミーロ
19 ルカ・モドリッチ
FW
7 クリスチアーノ・ロナウド
9 カリム・ベンゼマ
17 ルーカス・バスケス
GK
23 モイセス・ムニョス
DF
2 パオロ・ゴルツ
6 ミゲル・サムディオ
12 パブロ・アギラール
17 ベントゥラ・アルバラード
18 ブルーノ・バルデス
MF
7 ウィリアム・ダ・シウバ
14 ルベンス・サンブエサ
30 アレックス・イバーラ
FW
9 シルビオ・ロメロ
24 オリベ・ペラルタ
【クラブ・アメリカ×R・マドリー|スタメン発表】C・ロナウドやクロースが先発! S・ラモスはベンチ | サッカーダイジェストWeb
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21231
-----引用 ここまで-----
FW 9 カリム・ベンゼマ
ブラジルワールドカップのときも注目とされていて、そのときに初見。ただ、あまり調子は良くなかったのか、良さはよくわからず。好きなタイプじゃないなという感じ。
今日もあまり良いようには見えなくて、やっぱり好きじゃないです。
が、先制点の場面は文句なしで良かったですね。パーフェクトで褒めないわけにはいきません。
-----引用 ここから-----
サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)
そのまま前半終了かと思われた後半アディショナルタイム2分、クロースのスルーパスに反応してエリアに抜け出したベンゼマが、ゴール右上にシュートを叩き込んでレアル・マドリードが先制に成功。土壇場で1-0のリードに持ち込みハーフタイムを迎えた。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c
-----引用 ここまで-----
左で右からの斜めのボール。DFとGKの体勢を落ち着いて浮かせてゴール右上。この瞬時の判断の時点ですごいですが、キックが右足のアウトサイド。このタイミングで右アウトサイドなら、それだけでGKらは意表を突かれて勝負ありというところ。でも、さらにもう一つすごいのが、アイデアがあっても技術的に普通無理だろうというキックなこと。あの体勢で右アウトサイドのキックを正確に浮かせて良いコースに決めてしまうというのは脱帽。すごいが3つ重なったゴールで、これは絶賛せざるを得ませんでした。
7 クリスチアーノ・ロナウド
私がレアル・マドリードのロナウドというと、ブラジルのロナウドですが、すっかりレアル・マドリードの顔に。まあ、私がレアル・マドリードでプレーをする彼を見るのは、始めてなんですけど。
ロナウドは予想通り、1人抜けていましたね。すごいのはわかっているし、特別好きなわけでもないのであれでしたが、キープ力、テクニック、スピードと抜けていました。ちょっとした流れの中のプレー、パスを回して繋ぐようなところでも、テクニカルなプレーを繰り返し見せていました。
4度目のバロンドール獲得後の初の試合。これだけでもメモリアルな感じでしたが、何と500ゴール目もここで達成。出来過ぎです。
-----引用 ここから-----
Cロナ、クラブキャリア通算500ゴールを日本で達成。クラブW杯準決勝でメモリアル弾
フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月16日
クラブW杯準決勝が15日に行われ、レアル・マドリーはクラブ・アメリカと対戦し2-0の勝利をおさめた。この試合で1得点を決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがクラブキャリア通算500ゴールを達成したと、15日にスペイン紙『アス』が報じている。(中略)
同紙によると、C・ロナウドはスポルティングCP在籍時に5得点、マンチェスター・ユナイテッド在籍時に118得点、そしてレアルでは377得点を決めているとのこと。これにより、日本で決めた今回の得点がメモリアルゴールとなっている。
http://pex.jp/point_news/93270c532e1f70b14f88bce5737ed8b2/
サッカーキング:レアルが決勝で鹿島と対戦へ! ベンゼマ&C・ロナ弾でクラブ・アメリカ破る - 毎日新聞 2016年12月15日 21時24分(最終更新 12月15日 21時45分)
後半アディショナルタイム3分、エリア右に抜け出したC・ロナウドが、冷静にゴールへ流し込みダメ押し点を奪った。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidx77cdb6197fc2e8b970977469877abd1
-----引用 ここまで-----
決まらなかったのですが、すごいなと思ったのが前半のプレー。
-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----
すごいスピードで入ってきて合わせた時点ですごいのに、叩きつける素晴らしいヘディングでしかもポストに当たるくらいの精度。普通は合わせられないですし、間に合っても当てるので精一杯でしょう。また、ジャンプ力もすごかった。頭一つ飛び抜けていました。普通じゃないです。
というか、彼何歳なんですかね? スピードが衰えていないのに驚きました。…Wikipedia見ると、31歳でした。やっぱり30過ぎているのか。すごいな。スピードって一番衰えやすいと思うのですが、まだ超スピードを有しています。
周りに良い選手多いからか、若い頃みたいに独走して孤立するプレーが減って、プレーの幅を広げつつもスピードに乗ったプレーというプレースタイルを維持しているってのは半端ないですね。
17 ルーカス・バスケス
この選手は完全に初めて見たはず。右のFWとなっていましたが、前が流動的というだけでなく、よく動いて守備に戻ってきます。最終ラインまで守備することも多いですし、攻撃時はかなり左のアウトサイドまで流れていました。運動量が持ち味みたいですね。
クロスが良いとの紹介だったものの、正確ではないパスは気になりました。が、先制かというクロスも上げていますし、好きとは思わなかったものの、良い選手だと感じます。
-----引用 ここから-----
レアル・マドリードは26分にカウンターからチャンス。右サイドからL・バスケスがクロスを上げると、C・ロナウドが頭で合わせたが、左ポストに直撃して先制とはいかない。
http://mainichi.jp/articles/20161215/sck/00m/050/020000c#csidxa94111eb3ffa7708a2bd63ec3f1fe38
-----引用 ここまで-----
若い選手なのかな?と検索。25歳なのでそこまで若くはないものの、今のレアル・マドリードでは若めですかね。ジダン監督は現役時代から想像できないほど守備にうるさい感じだったので、クラブワールドカップのような負けられない試合では重宝されそうな選手。今日もフル出場でした。