2023年9月7日木曜日

Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋



■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

 <Jリーグ、人気下位のチームは消失する? 新チェアマンに三木谷氏の右腕が就任>(21/11/21(日) 10:57配信 デイリー新潮)という記事が出ていました。ただ、タイトルと違って、本文ではまだ「候補」という書き方ですね。〈Jリーグ新チェアマン候補に元楽天社長島田亨氏〉などと書いています。もともとは日刊スポーツのスクープ記事だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36db0e1f86d328af3b71ca7915dca9a2521cf303

 島田亨さん(56)は、楽天本社の副社長や楽天イーグルスの社長を務めた人物。三木谷浩史会長(56)の右腕的存在だそうです。Jリーグ関係者は、「三木谷さんが、島田さんを推薦した」としている他、以下のように言っていたといいます。
「ヴィッセル神戸会長として三木谷さんはこれまでさまざまなJリーグ改革を提唱するも、反対多数で実現できなかった。そこで満を持して右腕をトップに送り込もうとしているのです。敏腕の島田さんなら自身の改革案を実現してくれると」

 改革の一つは、“外国人選手枠撤廃”。これはそうだろうなと思いました。もともとJリーグは最近、外国人選手枠を拡大していますし、このときもヴィッセル神戸のためだと言われていたんですよね。ただ、それですら三木谷浩史会長には十分ではないと感じているのかもしれません。
 また、これも以前から言われていた「プレミアリーグ」構想の話が出てきました。
「クラブ数が10からスタートしたJリーグは今、J1だけで20に倍増。そこで上位10~14クラブで“プレミアリーグ”を創設するというプランを温めているのです。人気上位のクラブは、下位クラブと戦うよりも、上位同士でだけ試合をした方が多くの集客が見込める。J1内で均等割りになっている放映権料の取り分も大幅にアップします」

 私も最初メリットがわからなかったものの、「プレミアリーグ」構想はアリだと思います。トップリーグのチーム数が多いと有力選手が分散するなどして、試合レベルが低下。逆に言うと、集約化することで、リーグレベル向上につながる可能性があります。
 外国人選手枠の方は賛成というほどではありませんが、これもリーグレベル向上にはつながるでしょう。制限付きの拡大なら検討する価値があるんじゃないかと思います。
 ただ、ヤフーのコメント欄の上位は、批判的なコメントしかありませんでした。

<島田氏といえば楽天球団社長時、野村監督が初のCS進出させた時にCS前に解雇を言い渡した心の無い人で、コスト面ばかり強調し選手強化を怠ったイーグルスファンとしては許せない男です>
<仮にこんな事になったら、三木谷も口出ししてきてぐちゃぐちゃになる。楽天絡みはやめてもらいたいもんだ>
<一部のビッグクラブだけもっと稼げれば良いとの考えが表に出すぎた内容ですね。
金持ちがより金持ちになるのが目標の社長の片腕が特定の目的でチェアマンになるのは辞めて欲しい!>
<まさにレアルとかが欧州でスーパーリーグ構想を画策していたが、自分達のことしか考えない人はいるものだ>
<やはり日本のサッカーの頂上はJリーグで、そこからさらに上位のみというのには賛同するクラブは少そう。
本当に神戸くらいじゃないか?>

 あと、<他のクラブの多くのサボも同じ思いだと思いますが、Jリーグは、今はまだその根っこの部分を大事にしないといけないのではないのでしょうか。百年構想路半ば、、>と批判している人がいました。
 この批判だけならわかりそうな気がしたのですけど、柏サボだというこの人は一方で、<今後、レイソルが、またJ2やひょっとしてJ3、JFLとカテゴリーが変わっても、クラブが無くなるまで、文句を言いながら応援する>としていたんですよ。
 カテゴリが落ちても応援するのであれば、J1の上にプレミアがあってもむしろ全然問題がないということ。トップリーグのクラブだけが愛されて、下位カテゴリのクラブが愛されないわけではないというJリーグの理想が実現された例です。
 ということで、これはむしろプレミアリーグを創設してもJリーグは大丈夫…というプレミア構想擁護意見になっている気がしました。