2025年4月5日土曜日

Jリーグの審判はレベル低い?明らかなゴールが認められず

■2019/05/21 Jリーグの審判はレベル低い?明らかなゴールが認められず
■2017/05/10 前代未聞の連続 副審が嘔吐、レッドカード、でも、退場はせず
■2015/6/10 高山啓義主審「お前、日本語を話せるんだ」 酒井高徳の弟でハーフの酒井宣福に
■2014/7/25 西村雄一主審、W杯開幕戦の栄誉が一転 PKのせいかその後出番なし



■2019/05/21 Jリーグの審判はレベル低い?明らかなゴールが認められず

 前代未聞ではないんですが、まずいですね。またゴールが認められませんでした。

 ・0―2とリードされた湘南は前半31分、杉岡がシュート。ボールは右ポストに当たってゴールラインを越えたが認められず。
・しかし、ボールはさらにネットの外側に置いてあった飲み水用のボトルに当たって跳ね返り、ゴールの外に出たことで、誤審を招いたようだ。
・浦和のGK西川はゴールと認識して、拾ったボールを無造作に投げ返した。浦和の選手がプレーを続けたことに、「なにが起きているのかわからなかった」と話している。
(Jで誤審、湘南のゴール認められず 浦和にできたことは:朝日新聞デジタル 2019年5月17日23時55分より)

 ただし、ゴールを認識していたのでしたら、西川周作のその後の対応がまずかったなと思います。
 湘南の激しい抗議で約7分間中断。この間に浦和から湘南に移籍した梅崎が西川にゴールを認めるように促したが、そのままプレーは再開されたとのこと。
 記事では、まず責められるべきは審判だし、選手に判定は変えられないものの、誤審と認識していたのなら、直後にプレーをやめて湘南にゴールを決めさせるやり方もあったのでは?としていました。おそらく西川のことでしょう。
 西川周作は、海外では処分の例がある故意のイエローカードも自慢した過去がある選手。五輪代表で不在となる翌節に累積警告を消化する意図で故意に反則を犯したことを、
「わざとイエローカードをもらいました」とブログで書いていたことがあるんですね。
 代表経験ある選手ですが、人間的にはダメかもしれませんね…。

 あと、もちろん審判団もまずいですわ。 検索すると、主審は10人しかいないプロフェッショナルレフェリーの一人山本雄大。副審は中野卓と川崎秋仁だったそうです。


■2017/05/10 前代未聞の連続 副審が嘔吐、レッドカード、でも、退場はせず

 よく理解できなかった話。検索したものの、これ以外の記事は出てきませんでした。

  6日のスコットランド1部・キルマーノックFCとダンディーFCの試合で、副審を務めていたアンドリュー・マクウィリアム氏がお腹をさすりながらフラフラとうろついたときがありました。
 これはコーナーキックの場面であり、キッカーであったジョーダン・ジョーンズがマクウィリアム氏の背中をさすりながら声をかけると、急に反転し隅の方に行って嘔吐したそうです。

 これだけでも珍しいのですが、チャンピオンズリーグ(CL)の試合を担当したこともあるクレイグ・トムソン主審がマクウィリアム氏に対してレッドカードを提示。
 副審に対して、レッドカードが出ました。

 しかし、本当に退場することはなく再び副審に戻っています。ルールでそうなっているというわけではなく、冗談によるレッドカードなんですかね?
 過去の事例としては、チェコリーグで酔っ払ったまま審判を務めていたマレック・ピルニー氏がライセンスを剥奪される事件も起きているとのこと。今回はこれとは異なるようです。
(主審が副審にレッドカード提示! スコットランド1部で起きた前代未聞の事件とは… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月09日より)



■2015/6/10 高山啓義主審「お前、日本語を話せるんだ」 酒井高徳の弟でハーフの酒井宣福に

  高山啓義主審って、国際主審じゃありませんでしたっけ?

 -----引用 ここから-----
日独ハーフのMF酒井に主審が差別的発言 J2福岡が意見書提出へ ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 6日に開催されたJ2リーグの福岡―徳島戦(レベスタ)で高山啓義主審(41)が選手に対して差別的な発言をした疑惑が浮上した。

 問題のシーンは後半35分、接触プレーで倒れ込んだ福岡のMF酒井宣福(のりよし=22)に「Are you OK?」と英語で質問。「大丈夫です」と日本語で返されると「なんだ、お前、日本語を話せるんだ」と嘲笑しながら応じたという。やり取りを見ていたチームメートから「審判それはないでしょ」と突っ込まれると「後で謝る」と約束したが、謝罪はなかった。

 酒井から報告を受けたクラブ側は試合後にマッチコミッショナーに抗議。事情聴取を受けた高山主審が「そんなことは言ってない」と説明したため、近日中にJリーグに意見書を提出する方針を固めた。

 酒井は日本人とドイツ人のハーフでシュツットガルトの日本代表DF酒井高徳の弟。クラブ関係者は「外国人風の見た目ではあるが、Jリーグで何度も笛を吹いている審判なら宣福のことは知ってるはず。差別的な発言とも取れる」と問題視した。高山主審は02年からJ1リーグで主審を務めており、国際主審でもある。[ 2015年6月10日 06:30 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2015/06/10/kiji/K20150610010513970.html
-----引用 ここまで-----

 これが韓国人系の問題なら2ちゃんねるは審判擁護だろうと覗いてみると、ドイツ人とのハーフのせいかそうでもないですね。

-----引用 ここから-----
J2で主審が差別発言か 日独ハーフの酒井宣福に「なんだ、お前日本語話せるんだ藁」(1ページ) - 2ログ

2:リキラリアット(WiMAX)@\(^o^)/[]
    事実なら、論外。
    2015/06/10 09:24:41.31 ID:UPAuUXHQ0.net [1/1] 通報
3:ミッドナイトエクスプレス(庭)@\(^o^)/[sage]
    なんだ高山か
    2015/06/10 09:26:00.04 ID:HU1QWzxz0.net [1/1] 通報
4:河津掛け(奈良県)@\(^o^)/[]
    高山啓○
    2015/06/10 09:26:26.25 ID:q+dllAj90.net [1/1] 通報
5:ニールキック(やわらか銀行)@\(^o^)/[sage]
    なんだジャップか(笑)
    2015/06/10 09:26:43.67 ID:2LAnMBAL0.net [1/1] 通報
6:エメラルドフロウジョン(神奈川県)@\(^o^)/[]
    これ差別なのか?
    2015/06/10 09:27:16.49 ID:a6b8EMKF0.net [1/1] 通報
7:パイルドライバー(関東・甲信越)@\(^o^)/[]
    いや、べつにおかしくはないでしょ
    俺がおかしいならあとで謝る

    9 :垂直落下式DDT(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/
        と>>7は約束したが、謝罪はなかった。
        2015/06/10 09:29:17.70 ID:LtjZZ4kb0.net

    2015/06/10 09:28:16.77 ID:qYOls70RO.net [1/1] 通報
8:張り手(埼玉県)@\(^o^)/[sage]
    差別のバーゲンセールだな
    2015/06/10 09:29:07.80 ID:LNZAzXp/0.net [1/1] 通報

10:垂直落下式DDT(新疆ウイグル自治区)@\(^o^)/[]
    嘘付き審判w
    こいつの国籍調べた方が手っ取り早いんじゃね
    2015/06/10
http://m.2log.sc/r/2ch.sc/news/1433895801/
-----引用 ここまで-----

 ただ、上記でもあるように差別じゃないという擁護はあります。とはいえ、本当に勘違いならその場で謝罪すれば済むものを、「後で」とした上で謝罪していないのですから、議論の余地なしでしょう。
 可能性としてはチームぐるみで差別発言を捏造しているというのもありますが、ちょっと考えづらいです。



■ 2014/7/25 西村雄一主審、W杯開幕戦の栄誉が一転 PKのせいかその後出番なし
 2試合目以降はどこにいたんだろう?と思っていたら、何と出番なしだったそうな。

-----引用 ここから-----
上川審判委員長「西村主審のPKは正しい判定」- 超ワールドサッカー(2014年7月24日20時46分)

▽2014年ブラジル・ワールドカップ開幕戦のブラジル代表vsクロアチア代表を担当した西村雄一主審と相楽亨、名木利幸両副審の日本人審判団が24日、東京都内で報告会を行った。

報告会の冒頭で日本サッカー協会の上川徹審判委員長は、今大会における日本人審判団の活動を以下のように振り返っている。(略)

▽「この試合におけるPKの判定が大きく世界中に取り上げられました。この判定については翌日にFIFAの方でもPKの判定が的確なものだったと判定されています。私自身も実際に映像を見ましたが、ディフェンスの選手の手は相手競技者の肩口あたりにかかっていましたし、正しい判定だったと思っています」

▽「そのなかでも色々と議論になっていますが、ただ一番大切なことは、西村君がテレビカメラよりも良い位置でプレー、行為を見ていたこと、そこでPKという判定を下したのは、勇気のいるものだったと思っています。そういったプレッシャーはなかったのかもしれませんが、一番良い位置で素直な気持ちで笛を吹いたことは、一番大きなことであり、我々は彼らの判定を尊重していきたいと思っています」

▽「実際、これは伝えられていることかもしれませんが、ワールドカップに出場するチームに対して、アライバルミーティングというものが実施されております。そこで色々な大会におけるスタンダード、トピックスという言い方をしますが、映像の説明をしています。その場ではホールディングに関する映像が流されておりますし、FIFAは手を使って相手のプレーを妨げることに対しても、大きな関心を寄せています。そういう意味では大きな注目を集めましたが、我々もFIFAも彼らの判定が正しいものだったと思っています」
http://news.infoseek.co.jp/article/webultrasoccer_172798
-----引用 ここまで-----

 ただ、この後、一度も笛を吹かせてもらえなかったんですよね。こりゃ普通に悪いって判断じゃないですかね?

-----引用 ここから-----
西村主審「レフェリーは難しい」 W杯の日本人審判団会見- 共同通信(2014年7月24日20時00分)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で開幕戦のブラジル―クロアチアを担当した西村雄一主審と相楽亨、名木利幸両副審の日本人審判団が24日、東京都内で記者会見し、ブラジルに与えたPKの判定が議論を呼んだ西村主審は「厳しい意見も、助けていただけるような意見もあった。レフェリーって本当に難しいですね」と率直な感想を述べた。

 <b>開幕戦の後は主審と副審の割り当てがなく</b>、西村主審は3位決定戦を含む2試合で第4審判を務めた。開幕戦での微妙な判定には批判の声も多かったが「いろいろな立場の考え方があるし、もともと覚悟して臨んでいる」と強い口調で答えた。
http://news.infoseek.co.jp/article/24kyodo2014072401001754
-----引用 ここまで-----

 再び最初の記事からですが、こちらについても上川徹審判委員長はフォローしています。

-----引用 ここから-----
▽「その後の割り当てが厳しいものとなり、そのことについて様々な憶測があります。ただ、彼らが今大会の最後まで残って、最後はコースオフィシャルなどリザーブという立場でしたが、それも重要な役割だったと思っています。いずれにしましても、開幕戦で西村主審だけでなく両副審も非常に際どい判定等もありましたが、最後まで集中力を保って良いチームワークでゲームをコントロールしたことは、非常に評価すべきものであったと思っております」
-----引用 ここまで-----

 ただ、弱い擁護ですね。

 しかし、その後、一度もやっていなかったとは驚きましたね。審判団ってどれくらいの数があるかわかりませんが、何回か吹いてから決勝トーナメントに選出って形だと思っていました。
 西村主審を別に擁護したいというわけじゃないのですが、もっとひどい誤審をしている方もいたので、ガンガン減らしていたら審判団足りないんじゃない?と思いました。純粋に不思議です。他の誤審審判団はどうだったのか?



2025年4月4日金曜日

沖縄県出身で日本代表になったサッカー選手っているの?

■2022/02/15 沖縄県出身で日本代表になったサッカー選手っているの?
■2016/1/7 左足のキックに定評がある上里一将 宮古島出身者初のJリーガー
■2017/05/10 名倉巧、東京で大学生活しながら、沖縄・FC琉球でプロサッカー選手



■2022/02/15 沖縄県出身で日本代表になったサッカー選手っているの?

 沖縄県出身のサッカー選手をWikipediaで見てみました。個人的には、あまり好きな選手いないかな?と思ったら、我那覇和樹がいました。直前に川崎フロンターレって全然好きな選手いないよな…とも思って、川崎フロンターレの話がボツになっていたのですけど、これも我那覇和樹が該当。弱かった頃の中心選手ですね。
 あと、沖縄県出身で日本代表経験者いるんだろうか?と思ったら、これも我那覇和樹が該当。しかも、6試合出て3ゴール決めています。全く記憶になかったですね。

 また、下の方で書いている上里一将もいいな!と思った選手。他、パッと見た感じ、有名そうなところとしては、赤嶺真吾、喜名哲裕あたりですかね…。この中では、J1出場試合数から言うと、赤嶺真吾がナンバーワンな感じなのですが、日本代表出場があることを重視すると、我那覇和樹ということになりそうです。

<沖縄県出身ベスト11>(暫定)
GK    石川研:石川市 J1     3 J2     62
 聞いたことある!と思ってポジション見たらGKであれ?と。選手名鑑で見ただけでたぶん試合は見たことないのではないかと思います。
DH、LSB、OH    上里一将:宮古島市 J1     12 J2     455
DH    喜名哲裕:那覇市 J1     112     J2     81
 石川研に次いで沖縄から2人目、フィールドプレーヤーとしては沖縄初のJリーガーだそうです。記憶に残っていませんが、プレーも見たことあるはずですね。中盤の底だった覚えあり、Wikipediaでもそう書いている部分がありますが、攻撃も得意だったようなので、複数ポジションこなしていたかもしれません。
FW    我那覇和樹:那覇市 代表6 J1     128 J2     242
FW    赤嶺真吾:那覇市 代表候補 J1     249 J2     179

    安里光司:うるま市
    新崎直哉:那覇市
    井口綾人:沖縄市
    石川翔二
    糸数昌太:那覇市
    上里琢文
    上門知樹:うるま市
    上原慎也:西原町
    内間安路:沖縄市
    エルサムニー・アリー
    エルサムニー・オサマ
    兼村憲周:嘉手納町
    儀保幸英:読谷村
    金城クリストファー達樹
    金城ジャスティン俊樹:沖縄市
    國仲厚助:浦添市
    久場光:那覇市
    國場虎次朗:北谷町
    下地奨
    城間由太:浦添市
    新里裕之:宜野湾市
    砂川太志:浦添市
    高安孝幸
    田口泰士:那覇市
    玉城幸弥:西原町
    知念慶:島尻郡南風原町
    知念哲矢:那覇市
    當間建文:那覇市
    徳元悠平:糸満市
    仲里航:宜野湾市
    野澤大志ブランドン:宜野湾市
    比嘉健志郎:読谷村
    比嘉隼人:うるま市
    比嘉雄作:浦添市
    比嘉祐介:名護市
    福井凛音:宜野湾市
    古山蓮
    真栄城兼哉:沖縄市
    宮城晃太
    宮城雅史
    山内健史
    山内達朗:読谷村
    山川デション諒
    与那城智希:那覇市



■2016/1/7 左足のキックに定評がある上里一将 宮古島出身者初のJリーガー

  コンサドーレに長くいましたし、そのときしか見たことがありません。最初に見たときは左サイドバックだったかも。ただ、左足のキックがすごく良くて、ちょっと雰囲気が違う感じ。それで本職は中盤だと聞いて納得した…という感じだった覚えがあります。
 左サイドバックでも悪くなかったものの、見ていたときも守備的な中盤に入った方が生きていた感じでした。私見ていた当時の札幌は、左サイドバックに本職がおらず、コンバートしながらいろいろ試行錯誤しているっぽかったです。

 今、Wikipedia見ると、そもそもは攻撃的な中盤だったみたいですね。

-----引用 ここから-----
上里 一将(うえさと かずまさ、1986年3月13日 - )は、沖縄県宮古島市(旧平良市)出身[2] のサッカー選手。ポジションは主にミッドフィールダー(MF)。

 来歴

小学1年生(6歳[1])の時に友人の誘いでサッカーを始め[3]、3年生から本格的に打ち込むようになる[4]。当時は身長に恵まれず、中学校に入学した時点で138cmしかなかった事もあって[4] 所属チームの練習後に1人居残り左足の技術を徹底的に磨き続けた[4]。中学校卒業後は地元の高校で、上里の中学3年生次に全国高等学校サッカー選手権大会への初出場を果たした沖縄県立宮古高等学校に進学[注 1]。高校の3年間で全国大会の出場は適わず、個人としても代表や選抜に招集された経験もなかった為に全国的には無名の存在だったが、当時から攻撃的な中盤の選手としてボールコントロールには定評があり[5]、その才能を評価したJ2のコンサドーレ札幌より誘いを受け、2003年11月22日に同クラブより上里の獲得が発表された[2]。同校出身者、並びに宮古島出身者として初のJリーガーとなった[5][6]。上里は日本最南端でプレーする自分に届いた日本最北端のプロクラブからのオファーに「いったいどこで僕のプレーを見ていたのだろう?」と思ったという[4]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E9%87%8C%E4%B8%80%E5%B0%86
-----引用 ここまで-----

 私が見た試合の一つは、以下のヴェルディ戦でスコアレスドロー。下はDF4枚になっていますが、テレビでは3-5-2のボランチ2枚という紹介でした。

-----引用 ここから-----
2010Jリーグ ディビジョン2 第11節 « 東京ヴェルディ/TOKYO VERDY
http://www.verdy.co.jp/information/result/season/season2010/100505.html

GK    21    高原寿康
DF    6    西嶋弘之
DF    3    藤山竜仁
DF    4    石川直樹
DF    23    岩沼俊介
MF    7    藤田征也
MF    10    宮澤裕樹
MF    18    芳賀博信
MF    20    上里一将
FW    11    近藤祐介
FW    19    キリノ
-----引用 ここまで-----

 当時は攻撃では若い藤田征也が元気で、動くならここかなというところ。全体的な中心なら、上里なのかなというところ。Wikipedia見ると、キャプテンでもあったみたいですね。
 この日は中盤からブレるシュートを見せていました。これでCKを取ります。続けて右からのCK、トップ下の宮澤裕樹が下がりながらのヘディングで合わせますが、惜しくもバー。
 前半は良いカットも見られました。
 後半も右へ展開して、藤田のチャンスを演出。メモに無いですが、記憶ではロングキックに特に魅力を感じた覚えがあります。
 「CKからシュートで戻したボール」というメモの理解ができないのですが、これをダイレクトでシュート性のクロス。こういうクロス好きなのでメモしていたんだと思います。良い選手です。

 この2009年シーズンのWikipediaを載せて、終わりに。

-----引用 ここから-----
2009年は新監督に就任した石崎信弘に指名されキャプテンに就任[24]。クラブ史上最年少での主将抜擢だった[25]。リーグ戦が開幕するとレギュラーとして主にボランチや左サイドバックで起用され[19][26]、チーム最多の48試合に出場(うち先発出場は47試合)し、出場時間もチームトップの西嶋弘之に次ぐ4,013分に到達するなど上里にとって飛躍の年となった。リーグ戦が始まると序盤こそ勝てない時期が続き、3月25日のJ2第4節湘南戦では試合開始早々にチームメイトのキリノと接触し裂傷を負い負傷退場してしまう不運にも見舞われたが[27][28]、続く3月29日J2第5節岡山戦で豪快なミドルシュートでシーズン初ゴールを挙げると[29]、4月からはチームも13試合連続で不敗を続けるなど好調を維持し攻守の要としてチームを牽引した[30]。また、得点能力の向上も見せており、上述の岡山戦でのゴールをはじめ、6月27日J2第24節仙台戦では左サイドの深い位置からゴールを決め[31][32]、8月5日J2第32節の福岡戦では自陣側センターサークル手前の推定65mの位置からロングループシュートを決めるなど[33][34][注 3]、持前の視野の広さとキックの精度を活かしたゴールも多く挙げ、9月20日のJ2第40節福岡戦ではプロ入り後初となる直接フリーキックを決めており[35]、最終的に自身最多となる6得点でシーズンを終えた。
-----引用 ここまで-----



■2017/05/10 名倉巧、東京で大学生活しながら、沖縄・FC琉球でプロサッカー選手

 國學院久我山高出身のMF名倉巧選手は今期、週の前半は東京で大学生、後半は沖縄でプロサッカー選手という前代未聞の“二重生活”に挑むことになりました。

 なぜこうなったのか?という話。名倉によると、「プロの誘いがあれば高卒の段階で行きたいという気持ちがあったんですけど、そういう話がなかったので大学に進学して、その後プロを目指そうと思っていました」とのこと。
 名倉の専修大学合格は、一般入試よりも早く昨年10月ごろに決まっていました。
 ところが、その後、プロ入団の話が出てきて、大混乱します。今年1月20日にFC琉球への加入内定が発表されながら、わずか5日後に内定の取り下げ、というこれまた前代未聞の事態になりました。およそ2ヶ月後の3月30日に改めて名倉との契約締結しています。

「(進学が)決まってから(琉球入団の)話をもらったので、こういう形(加入内定取り下げ→正式契約)になりました。それが指定校推薦だったため問題になってしまって、大学には通わなくてはいけなくて、そうなったら通いながらやるしかないなと」

 指定校推薦とは大学や短大、専門学校などが実施している推薦入試制度の一つ。この制度は指定校となる高等学校と推薦枠を設ける大学側の信頼関係に基づいて成り立っています。そのため、合格すると入学を断ることができなくなってしまうのです。
 仮に合格を辞退してしまうと、どうなるか?と言うと、入学予定だった大学から、その生徒が在籍していた高校に対する指定校推薦枠がなくなってしまうことが危惧されるわけです。
 これは後輩や学校という大きな枠での責任を個人に負わせるもので、良くないと思いますけどね。ブラックなものを感じます。

 とりあえず、この「大学も通いながらプロ」への決断に迷いがあったことが、今年1月末の加入内定と、その取り消しの騒動であったようです。
 しかし、よりによって沖縄のクラブですからね。一番時間とお金がかかる地域かもしれません。
 本人はこうした厳しい形でのプロ生活のパイオニアになりたいという思いがあるようで、いい話風に書かれていたのですが、負担が大きすぎてブラックな話に見えました。

(沖縄でプロ、東京で大学生。J3琉球MF名倉巧、18歳が挑む前代未聞の二重生活 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月09日(取材・文:舩木渉)より)



2025年4月3日木曜日

マンUで17歳グリーンウッド、19歳アンヘル・ゴメス、19歳タヒス・チョンが先発して勝利、神童のゴールも誕生

■2017/05/22 マンチェスター・ユナイテッド期待のアンヘル・ゴメス 最年少でユースの年間最優秀選手賞
■2019/09/23  マンUで17歳グリーンウッド、19歳アンヘル・ゴメス、19歳タヒス・チョンが先発して勝利、神童のゴールも誕生
■2019/09/23 タヒス・チョンって韓国系・中国系、それとも北朝鮮系?




■2017/05/22 マンチェスター・ユナイテッド期待のエンジェル・ゴメス 最年少でユースの年間最優秀選手賞

  マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ最終節で主力を大幅に温存する意向。モウリーニョ監督は、アカデミー所属の選手たちを数多く試合のメンバーに含めることも認めていました。
 で、浮上してきたのが、下部組織所属のMFアンヘル・ゴメスがプレミアリーグではクラブ史上最年少となるデビューを飾るのでは?という話。
 
 ゴメスは、ユースチームの年間最優秀選手賞を最年少で受賞したという期待の若手。デビューできた場合、16歳9ヶ月でトップチームの公式戦に初出場ということなります。
 これは、2009年にイタリア人FWフェデリコ・マケダがデビューした際の17歳7ヶ月を大きく下回り、プレミアリーグ設立以降の時代ではクラブ史上最年少でのプレーという記録になります。
 (マンU超新星が「クラブ最年少」デビューも。EL決勝に向け主力は温存 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月20日 より)

 2017/05/24:その後、実際にデビューできたそうです。この記事では、「アンヘル・ゴメス」ではなく「エンジェル・ゴメス」と表記。たぶんアルファベットが「Angel」なんじゃないですかね? これならどちらでも読めます。
 ただ、スペイン語などの読み方である「アンヘル」より、イギリスですから英語読みの「エンジェル」の方が良さそうです。

 肝心のデビューの話。 クリスタル・パレスに対し2-0でリードの状況で88分、ウェイン・ルーニーとの交代でゴメスが途中出場。2000年8月31日生まれのゴメスは16歳と263日という若さでプレミアリーグデビューとなりました。
 マンチェスターユナイテッドに限らず、2000年代生まれの選手がプレミアリーグでプレーしたのは今回が初だそうです。
 (プレミア初、2000年代生まれのマンU選手がデビュー! ルーニーと交代で出場 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月23日 より)



■2019/09/23  マンUで17歳グリーンウッド、19歳アンヘル・ゴメス、19歳タヒス・チョンが先発して勝利、神童のゴールも誕生

 ヨーロッパリーグ(EL)グループL組第1節、マンチェスター・ユナイテッドはFCアスタナとの試合。国内で下部リーグ相手に試合するわけじゃないのですけど、マンU的には余裕だったんですかね。19歳のタヒス・チョンや17歳のメイソン・グリーンウッド、19歳のアンヘル・ゴメスなど、若手選手を先発起用して試合に臨んだそうです。
 結果、1-0で見事に勝利。ペナルティーエリア内に侵入した17歳の神童グリーンウッドがフェイントで相手を交わし、GKの股の間を通すシュートを放って点を決めており、若手起用も当たった感じ。
 今は何かと久保建英と比べられてしまうのですけど、久保より結果出している状況です。
(マンUの17歳神童、プロ初ゴールが決勝点に! 1-0勝利でEL白星スタート    フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月20日 より)
https://pex.jp/point_news/818221d257da1855e505719183f5ef37


■2019/09/23 タヒス・チョンって韓国系・中国系、それとも北朝鮮系?

  タヒス・チョンって初めて聞いたのですけど、アジア系なんだろうか?と気になりました。で、Wikipediaを見てみると、そうじゃないみたいです。国籍欄には、オランダとキュラソーの2つが書かれていました。年代別代表はオランダで出ています。
  というか、キュラソーってどこ?とわからず。説明を見ると、ベネズエラの北約60kmのカリブ海に位置するオランダ王国の構成国だとのこと。ということは、そもそも正式には国ではないのかもしれません。

 ちなみにアンヘル・ゴメスの国籍欄は、イングランド、ポルトガル、アンゴラ。年代別代表はイングランドでやっています。
 また、 メイソン・グリーンウッドだけはシンプルにイングランドのみ。当然、年代別代表もイングランド。6歳からマンチェスター・ユナイテッドFCのアカデミーに所属しているというマンU一筋の選手でもあります。


2025年4月1日火曜日

大阪府出身の有名選手、セレッソよりガンバ大阪?

■2021/01/10 大阪府出身の有名選手、セレッソよりガンバ大阪?

■2021/01/10 大阪府出身の有名選手、セレッソよりガンバ大阪?

 大阪府は人口が多く、ガンバ大阪・セレッソ大阪ともにユースに良い選手が多かったという印象もあるので、クラブユースとそれ以外で分けようかとも思いましたが、とりあえず、そのままWikipediaから持ってきました。まだ途中までしか見ていないものの、やはり豪華な感じがありますね。ただ、パっと見た感じ、活躍選手がガンバ大阪ユース出身者に偏っていたのは予想外。もっとバラけると思っていました。

CB、FW     岡山一成 J1     64 J2     214 Kリーグ     17
CB、RSB    青木良太 J1     68 J2     126    
LSB、RSB    新井場徹(ガンバ大阪ユース) J1     423
LSB    下平匠(ガンバ大阪ユース) J1     218
DH、CB    稲本潤一(ガンバ大阪ユース):鹿児島県生まれ、生後すぐ堺市に転居 J1     225 プレミア     66 代表82
DH、SH、RWB、RSB     橋本英郎(ガンバ大阪ユース):大阪市 J1     339 代表15
OH、DH、FW、RSB    布部陽功 J1     234
OH、DH    倉田秋(ガンバ大阪ユース):高槻市 J1     276     代表9
FW、MF     西紀寛 J1     255 代表5
FW    大黒将志(ガンバ大阪ユース) J1     204 セリエA     10 代表22
FW     柿谷曜一朗(セレッソ大阪ユース)J1     181 J2     168 通算     代表18

    安部崇士(徳島ヴォルティス)
    池田昌生(福島ユナイテッドFC)
    石櫃洋祐(京都サンガF.C.)
    市丸瑞希(ガンバ大阪)
    伊藤友彦(引退)
    伊藤涼太郎(浦和レッズ):大阪市
    稲森克尚(引退)
    射庭康太朗(いわてグルージャ盛岡)
    岩本和希(カマタマーレ讃岐)
    上野山信行(元ガンバ大阪育成・普及部長)
    内田裕斗(サガン鳥栖)
    梅鉢貴秀
    扇原貴宏(横浜F・マリノス):堺市
    大島琢(ガンバ大阪テクニカルコーチ)
    大塚光一郎(FC大阪):富田林市
    大塚翔平
    大西勝俉(鹿児島ユナイテッドFC)
    大森晃太郎(ジュビロ磐田)
    岡佳樹
    岡田武史 (FC今治代表、元日本代表監督):大阪市
    岡西宏祐(ヴァンフォーレ甲府):八尾市
    奥田裕貴(Y.S.C.C.横浜)
    小倉勉(横浜F・マリノススポーティングダイレクター)
    片山真人(引退)
    神山竜一(ラインメール青森):堺市
    亀井大地(FC大阪):東大阪市
    亀川諒史(V・ファーレン長崎):箕面市
    川北裕介(引退)
    川﨑一輝(カマタマーレ讃岐)
    川崎健太郎(引退)
    河田篤秀(徳島ヴォルティス):藤井寺市
    河原正治(引退)
    川淵三郎(元日本サッカー協会キャプテン):高石市
    喜多靖(ガイナーレ鳥取強化部長)
    木村敦志(元ガンバ大阪):茨木市
    小谷祐喜(ロアッソ熊本):大阪狭山市
    児玉新(ガンバ大阪コーチ):高槻市
    児玉駿斗(東海学園大学)
    小松拓幹(カマタマーレ讃岐)
    斉藤大介(元栃木SC)
    齊藤隆成(FC大阪):富田林市
    櫻内渚(ジュビロ磐田):八尾市
    佐藤淳(サッカー指導者、フィジカルコーチ)
    島田貴裕(元ガンバ大阪・元ガンバ大阪ユース監督):堺市
    下川太陽(カマタマーレ讃岐)
    下川陽太(ツエーゲン金沢)
    下小鶴綾(TASAKIペルーレFC・なでしこジャパン)
    城森康誉(FC大阪):泉佐野市
    菅沼駿哉(ガンバ大阪)
    鈴木冬一(湘南ベルマーレ)
    染矢一樹(アスルクラロ沼津):大阪市
    杉本健勇(浦和レッズ):大阪市
    髙木彰人(松本山雅FC)
    夛田凌輔(SC相模原)
    武田太一(徳島ヴォルティス)
    武田洋平(名古屋グランパス)
    田尻健(ガイナーレ鳥取)
    田代容輔(引退)
    田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)
    田中淳也(引退)
    田中輝和(レアル・ソルトレイク):茨木市
    谷晃生(湘南ベルマーレ)
    樽谷誠司(テゲバジャーロ宮崎)
    辻尾真二(引退):堺市
DF    辻本茂輝(引退) J1     34 J2     57
    寺田紳一(おこしやす京都AC):茨木市
    田路耀介(ツエーゲン金沢):太子町
    徳永晃太郎(アスルクラロ沼津)
    戸根一誓(カターレ富山)
    中井義樹(引退)
    中島浩司(引退)
    中村充孝(モンテディオ山形)
    中村和哉(引退)
    奈須伸也(引退)
    西彰太(FC大阪):八尾市
    西野貴治(カマタマーレ讃岐)
    西埜植颯斗(ヴェルスパ大分)
    西村英樹(引退)
    丹羽大輝(FC東京)
    根引謙介(引退)
    羽地登志晃(引退)
    野口直人(引退)
    朴利基(FC琉球)

    初瀬亮(ヴィッセル神戸)
    羽田健人(大分トリニータ):三島郡島本町
    羽田昇平
    浜崎拓磨(ベガルタ仙台):摂津市
    濱田武(引退)
    林卓人(サンフレッチェ広島)
    林瑞輝(レノファ山口FC)
    原正宏(ジェフユナイテッド千葉テクニカルスタッフ)
    東口順昭(ガンバ大阪)
    平岡直起(引退)
    平尾壮(ザスパクサツ群馬)
    平島崇(引退)
    廣嶋禎数(国際副審) 2006 FIFAワールドカップ 副審
    廣長優志(引退)
    福村貴幸(東京ヴェルディ):枚方市
    福森直也(清水エスパルス):吹田市
    藤春廣輝(ガンバ大阪)
    藤本憲明(ヴィッセル神戸):富田林市
    二川孝広(FCティアモ枚方):高槻市
    星原健太(藤枝MYFC):大東市
    本並健治(引退):枚方市
    本田圭佑:摂津市
    前田大然(CSマリティモ)
    松田力(ヴァンフォーレ甲府)
    松田陸(セレッソ大阪)
    松原英輝(横浜F・マリノスコーチ兼通訳)
    松本浩幸(引退)
    丸橋祐介(セレッソ大阪)
    三木良太(引退):茨木市
    三嶋雄大(元テゲバジャーロ宮崎)
    道上隼人(アスルクラロ沼津)
    宮本恒靖(ガンバ大阪監督):富田林市
    村田透馬(FC岐阜)
    室屋成(FC東京)
    安田晃大(南葛SC):吹田市
    安田理大(ジェフユナイテッド千葉):吹田市
    柳本啓成(引退)
    山崎純弥(FC大阪):寝屋川市
    山田修平(アルビレックス新潟シンガポール)
    吉井祥平
    吉田宗弘(京都サンガF.C.GKコーチ):茨木市
    吉原宏太(引退):藤井寺市
    吉村弦(AC長野パルセイロ)
    嫁阪翔太(いわてグルージャ盛岡)
    梁勇基(サガン鳥栖)
    李在根(藤枝MYFC)
    李栄直(FC琉球)
    林堂眞(愛媛FC)
    脇裕基(おこしやす京都AC)
    和田達也(栃木SC)
    渡邊了太

イ・ガンイン、ドリブルだけでなくキックも良くチャンスを量産

■2018/06/19 日本にいないレベルのソン・フンミンいるが、タレント不足の韓国 
■2022/07/10 アジア人初!韓国のソン・フンミンがプレミアリーグ得点王に 
■2022/10/04 韓国で注目はキム・ミンジェ、ファン・インボム、チョン・ウヨンなど
■2022/11/26 ドリブルに見どころあったイ ガンイン、チームの攻撃のスイッチに
■2022/11/29 イ・ガンイン、ドリブルだけでなくキックも良くチャンスを量産
■2022/12/06 サイドでのプレーが良かったファン・ヒチャン、左も右もこなす
■2018/06/19 バルセロナ出身のイ・スンウはやはり良いもの持ってそう
■2018/06/24 PKでプランが崩れて、監督采配も工夫なく敗れた韓国
■2018/06/24 ソン・フンミンが意地の1ゴールも持ち味が出ない戦術に苦労
■2018/06/28 謎の監督采配もあったが韓国がドイツに大金星!
■2018/06/28 チョ・ヒョヌが大当たりでワールドカップ最高のGK候補に
■2020/02/17 韓国代表ならパク・チソン、イ・チョンス、イ・ヨンピョが好き



■2018/06/19 日本にいないレベルのソン・フンミンいるが、タレント不足の韓国

スウェーデン 1-0 韓国【スウェーデン】グランクビスト(後20[PK])

 スウェーデン・韓国ともに以前のチームは好きだったので観戦。ただし、両国ともに今のチームはいまいちなようです。
 ともに守備が基本ですが、強みは異なります。スウェーデンは明らかに堅守。しかし、イブラヒモビッチが引退した攻撃は物足りず。
 一方の韓国は ソン・フンミンという傑出したタレントがいて、彼を活かした速攻が武器であるものの、それだけ。守備から入るチームではあるものの、守備が固いチームではないようです。
 といった事前の話を聞いていましたが、実際そんな感じの試合に。見応えのある0-0もあるものの、攻撃に迫力がない0-0でした。唯一の得点もPKによるもの。ちょっと物足りなかったですね。
 ただ、数が少なかったものの、速攻の形としては韓国の方が見どころ。ソン・フンミンが出たときのカウンターで可能性を感じるのがいくつかありました。
 客観的に見てソン・フンミンレベルの活躍をした選手は日本におらず、 これは明らかに日本より韓国の方がレベルが高いです。ただ、タレントはむしろ以前より乏しい感じ。ほとんど欧州の選手がおらず、差がありそうですね。 
 かなり長い間どっちを応援するか決めずに見ていたものの、リードされてから韓国をやや応援しだすという、応援チームが負ける可能性が高いことに。特に選ばれているかどうか事前にチェックしていなかったイ・スンウが出てきて、韓国の方が好きだとはっきりと感じました。
 が、この展開だと堅守のスウェーデンを破るのは難しく敗退。感想書き終えたところでの私の応援チームは1勝3敗2分けと、だんだん疫病神っぽくなってきました。



■2022/07/10 アジア人初!韓国のソン・フンミンがプレミアリーグ得点王に

 2018年のワールドカップのときに<日本にいないレベルのソン・フンミンいるが、タレント不足の韓国>と書いていましたが、ソン・フンミンが日本にいないレベルの選手だというのは、2022年になってさらに顕著に。なんとアジア人初のプレミアリーグ得点王になってしまいました。

<サッカーのイングランドプレミアリーグ、トットナムのソン・フンミン選手は、22日に行われた最終節の試合で2つのゴールを決めて、今シーズンの得点数を「23」に伸ばし、リバプールのサラー選手とともに、得点王に輝きました。(中略)
 これについて、ソン選手が代表チームで活躍している韓国のメディアは相次いで速報し、「アジアの選手として初めての快挙」などと伝えていて、夕刊紙の「文化日報」は、1面と2面に3枚もの写真を掲載し、大きく取り上げています>
( ソン・フンミン プレミアリーグ得点王 “快挙” 韓国メディア 2022年5月23日 15時43分 NHKより)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220523/k10013639151000.html

 NHK記事では、<試合後にトットナムが公開した動画では、ソン選手があいさつをしたあと、チームメートが水をかけるなどして、たたえている様子が映っています>とも伝えていました。チームメイトとの関係が良好であることを伝える別記事も出ています。右派系のサンケイスポーツの記事ですね。

・ソン・フンミン、リーグ得点王にコンテ監督の言葉「得点する手助けを」(サンスポ 2022/07/05)
<プレミアリーグ最終節で後半に一時はサラーを逆転する2ゴールを挙げて得点王ランキング単独トップに立ったソンは、最終的に5-0で勝利したノリッジ戦のハーフタイムにアントニオ・コンテ監督がチームメイトに発したコメントをプレスカンファレンスの中で明かした>
「得点王になれて幸せだったけど、チームメイトも喜んでくれたからさらに幸せだった。監督は得点王のことを考えていなかったし、彼はただチャンピオンズリーグのことだけに集中していた。でも、彼はハーフタイムにソニーが得点し、得点王になることを助けるようチームに対して話していた。正直、僕はチャンスがなかったからナーバスになっていたけど、彼があの言葉を発してから、元気が出た」
「ルーカス・モウラとステフェン・ベルフワインが交代で入ったとき、彼らは僕が得点すために手伝うと言ってくれた。僕たちはチームメイトであると同時にライバル同士でもあるから、そのように言うことは決して簡単ではない。だから、僕は本当にうれしかった」
https://www.sanspo.com/article/20220705-3XZ6SMPGHFPTJPSPAXGOSBTD7I/

 また、「僕がワールドクラスの選手だなんて考えてもいない」「僕はもっと上に行く必要がある」という向上心を見せており、良い姿勢です。ただ、リーグにピークが合った選手は、ワールドカップ本番にピークが合わない…ということもあるので、ワールドカップでは意外に活躍できない可能性はあると思います。



■2022/10/04 韓国で注目はキム・ミンジェ、ファン・インボム、チョン・ウヨンなど

 ワールドカップの注目選手シリーズ、調べたい国は今回の韓国で最後だったのですが、この最後という段階になってFIFAが<2022 W杯で注目すべき韓国人選手5選>といったシリーズをやっていたことを知ります。これ見れば全部解決でしたわ…。

 FIFAでもやはりタレント不足は指摘しており、<2002年の日韓共催大会以来となるベスト16進出を果たした韓国代表。その大会後にパク・チソンやイ・ヨンピョといったレジェンドクラスが代表を退き、以来、チームは過渡期を過ごしてきた>と記述。このときの代表は私も大好きな選手が揃っていました。しかし、世代交代に失敗して低迷した…としています。
https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/korea-republic-five-players-to-watch-world-cup-qatar-2022-ja

 例外はやはりソン・フンミンで、もちろん注目選手の筆頭で出ていました。ただ、知りたいのは他の選手ですね。ソン・フンミン以外いないいないと書いていたら、日本人が所属していないビッグクラブでレギュラーになっているなど、意外に豪華でビビりました。

FW ファン・ウィジョ 年齢:30歳
 韓国では、ソン・フンミンではなく、ファン・ウィジョが得点源。ベント監督が就任するまでのファンは、2014年の代表デビュー以来、10試合でわずか1得点しか決めていなかった。だが現監督が就任した2018年8月以降、これまで37戦で15ゴールと一気にペースを上げて、チームのほかの誰よりも得点を重ねている。
 リーグアンでは、アジア人選手として、同胞の先輩で2008年から2011年にモナコに所属して25ゴールを決めたパク・チュヨンを抜いて、同リーグ史上最多得点者に。

CB キム・ミンジェ 年齢:25歳
 韓国が輩出したベストディフェンダーと言えば、これなで過去数十年間は、誰もがホン・ミョンボの名前を挙げてきた。しかし現在では、2017年にトップチームデビューした若きディフェンダー、キム・ミンジェこそがホンの後継者との呼び声が高い。なかには、今大会でワールドカップデビューするキムはすでにレジェンドを超えているという人もいるほどである。
 チェルシーではリーグトップを走るチームの守備の中核を担っている。

CH ファン・インボム 年齢: 26歳
 ファン・インボムは、ポリバレント性が非常に高いミッドフィールダーである。10番としてチャンスメイクをすることもあれば、8番のようにボックス・トゥ・ボックスとして攻守に奔走もする。はたまた、6番としてバックラインの前に立ち、敵の攻撃の芽をひたすら潰すこともできる。中盤からじっくりとビルドアップしたポゼッションサッカーを好むベント監督の戦術では、絶対に欠かせないピースである。

DH チョン・ウヨン 年齢:32歳
 ファン・インボムが「セントラル ミッドフィルダー」との紹介に対し、チョン・ウヨンは「守備的ミッドフィールダー」という書き方。しかし、自陣の深い位置から様々な方向へ精度の高いボールを送り込み、ビルドアップができるチームに欠かせない司令塔とのこと。
 守備的ミッドフィールダーではあるものの、身体の大きさや強さで中盤を支配するようなタイプでは決してない。



■2022/11/26 ドリブルに見どころあったイ ガンイン、チームの攻撃のスイッチに

ウルグアイ 0-0 韓国

 韓国はつなぐサッカーに変えたとのこと。そのためかややポゼッション持って軽く推し気味。でも、途中から押し返される。ともにあまりリスクはかけていない戦い。
 韓国繋ぐサッカーにしてきたと言うが、ロングボール目立つし可能性を感じるのもロングボール。結局、あんまり変わったのがわからなかった。選手交代もあるが、後半も両チーム固いプレーでリスクをかけてくるところはなかった。
 とはいえ、見ごたえないスコアレスドローではなく、見ごたえのあるスコアレスドロー。両チームともに守備の良さは感じた。
 ともに過去には好きだったチームということで見た試合。どちらも最近はイマイチ好きじゃなくてどっちを応援するか迷ったが、今回はバルベルデをを楽しみにしていたということもあり、ウルグアイを応援。ウルグアイは本来好きなのに、スアレスが悪辣で卑怯なファールするので最近応援していなかったが、そろそろ時効かな…という。スアレス個人は許さんけど!
 結局、引き分けたので、応援チームは4勝1敗4引き分け。今回格上ばかり応援しているので好調だけど、それでも取りこぼし多い感じはある。

韓国 4-2-3-1

GK 1    キム スンギュ
LCB 19    キム ヨングォン
    
CB 4    キム ミンジェ 26歳
 ロングボールで左サイドに。右に回転していて、サイドの選手から逃げるボールで珍しかったが、これで縦に行けて良かった。
 後半、ピンチのところ右足すべって、左足が変な曲がり方。こりゃダメだと思ったが、歩けていてプレー続行。そこまで目立ちまくったわけではないが、守備も結構良くていいDFだと思う。

LSB 3    キム ジンス

RSB 15    キム ムンファン
 守備でスピードある良いところ、しっかり対応。攻撃の方でも、マーク外れてフリーになって、中央フリーの選手にパスして1点ものの場面があった。

LCH 5    チョン ウヨン
 ミスパスのあと、いい守備で取り返す。攻撃のときは3バック的にDFラインまで入ってきて、両サイドバックをあげるやり方していた。メモこれだけだし、時間経って忘れてきたんだけど、確か韓国はどちらのCHもいい選手だと感じた記憶。

RCH 6    ファン インボム
 同じCHでも彼の方が攻撃的。左サイドに一気に良いロングボールを左足で入れていた。ボールタッチよく切り返し、サイドに散らす低いボールも良い。後半右アウトで出すパスにもセンスを感じる。全体に良さを感じた選手。

LSH 7    ソン フンミン
 最初ほとんど目立たなかったからCKからの速攻で怖さある。スペースあるとやはり怖い選手。切り替えしながらシュートまで行く場面も。

OH 10    イ ジェソン
(13    ソン ジュンホ)

RSH 17    ナ サンホ
 右出そうなところ、スピードで残してチャンスにしかける良いプレー。

(18    イ ガンイン)
 彼がドリブルで仕掛けたことで、チームにスイッチが入った感じでペースアップして、少しチャンスになりかける場面あった。ドリブルの感じがいいなぁという良い印象を持った選手。もうちょっと長くて見てみたい。

FW 16    ファン ウィジョ
 マーク完全に外して1点もののところをふかしてしまった。マーク外すところまでは良かったんだけど…。

(9    チョ ギュソン)
 浮き球簡単にトラップしてスムーズまでシュートまで行く良いプレー。



■2022/11/29 イ・ガンイン、ドリブルだけでなくキックも良くチャンスを量産

韓国 2-3 ガーナ

 韓国は繋ぐサッカーに変わったというが、初戦に続き今日もやはりカウンターの方が良い。セットプレーも変化つけたプレー織り交ぜながら、可能性感じさせる。このいい時間帯に決められなかったら逆に苦しいなと思ったらセットプレーから失点。ガーナはこれで乗ってきて、攻守に動きがスピードアップ。さらに1点。シュート2本で2ゴール。
 後半、韓国が選手交代システム変更からサイド攻撃ができてきてあっという間に追いつく。が、また良いときに失点。
 リードしたガーナは、終盤DF5枚で守り。それはいいが、DFライン低すぎるし、押し上げも遅く押し込まれまくる。それでも耐えて逃げ切った。
 韓国応援していて、応援チームは4勝5敗7引き分けで、今大会初めて負け越し。

4-2-3-1

GK 1    キム スンギュ
CB 19    キム ヨングォン

CB 4    キム ミンジェ
 ずっと別メニューだったそうだが試合出てきた。右CK、ニアの早い低いボールに入っていき、ヘディングですらしてチャンス。守備では危ないところ出てくる。怪我を感じさせない良いプレー。
 ガーナがプレス甘いので持ち上がっていきそこからチャンスなりかけ。今日は攻撃も多く、攻め上がったところ2人来てとられてちょっと危なくなりかけるプレー。それから、斜めに大きい正確なサイドチェンジ。プレッシャーかけられても簡単に繋ぐプレー。これはその後もかり、プレッシャーあっても本当落ち着いて失わない。オフサイドだったが、1対1でも良い対応。…と書いていたが、その後、中で開けてしまいその流れから失点。
 DF的には最後のワンプレーだけで低い評価になりそう。ただ、良いプレーも多く、基本的には良い選手だと感じた。

(20    クォン ギョンウォン)

LSB 3    キム ジンス
 セットプレーの守備からカウンター、逆サイドである右サイドに上がっていって中にパスしてチャンス。守備でも遅れたが、長く走って戻って良い対応もある。ところが、マーク外してしまい失点に。
 後半サイドから良いクロス。攻撃の後カウンターで長く走って戻って良い対応。左サイド、ゴールラインぎりぎりのところからのクロスでアシスト。その後、相手のシュート空振りだったこともあるが、マーク外してしまい失点。得点にも失点にも絡みまくりで諸刃の剣のよう。
 うまくミートしなかったがこぼれ球をヘディング、逆サイド角に行っていたDFが良いカバー。左まで抜けてきてボール、落ち着いて止めてからシュート打ったが浮いた。外ではなく中に入ってきてヘディング、枠に飛ばなかったがチャンスになっている。
 攻撃的で良いプレーが多数ある一方で守備では脆さ。上がる分、サイドを使われてしまうし、諸刃の剣的なところはある。

RSB 15    キム ムンファン
    
CH 5    チョン ウヨン
 今日は全く同じ名前の選手いてややこしい。左から逆サイド狙ったボールは良い狙いだったがキックミス。

(16    ファン ウィジョ)

CH 6    ファン インボム
 FK変化つけてきたところ中央から左のフリーの選手にふわり、チャンスになりかけ。やはりいいキックするな…という選手。ちょっと長かったが、ウラへのボール一発という惜しいプレー。サイドで寄せ甘いなと思ったところ、クロス入れられて失点にも絡む。

LSH 7    ソン フンミン
 右CKニアへ早い低いボール、チャンスになった。後半アディショナルタイム、3人相手にとられずに繋いでチャンスに。決定的な仕事はできず低評価となりそうだが、今日は中はいらず外でプレーしており、やはりこの方が怖さあると思う選手。よく韓国では中のプレーもさせるがサイドのままの方が良いと思う。

OH 25    チョン ウヨン
(RSH 17    ナ サンホ)
RSH 22    クォン チャンフン

(Lインサイドハーフ? 18    イ ガンイン 21歳)
 中央の2枚の1枚で左かな。入ったばかりの時間帯左サイドで2人で取り返しての左足のクロス、DFウラに素晴らしいクロスでアシスト。ちょっと遠かったが左足で直接FKを狙う。GKがファインセーブしたが、右隅スピードある良いキックだった。直後もニアに良いCK。
 パスミスからカウンター食らって危ない場面はあった。ただ、良いプレーは多く、逆サイドへ良いサイドチェンジ。アディショナルタイム、ひきつけてからのセンス良いスルーパスでチャンス。左サイドからタイミング合っている良いクロスも。
 前回ちょっと見た感じ良さそうだと思った選手。今日はそれ以上に良いプレーを量産。前回見たときはドリブルに良さを感じたのだが、今日はキックの良さを感じた。スタメンでも良さそうなレベル。

FW 9    チョ ギュソン
 ポストプレー粘ってから出してチャンスになりかけ。後半戻りながらの難しいヘディング、コースなくて読まれたが良いヘディング。DFウラにうまく走っていってヘディングで1点返す。左サイドからのボール、少し走り込んで高いヘディングで見事な同点ゴール。アディショナルタイム、左のエリア内で角度あまりなかったが、ニアの上に素晴らしいシュート、GKが対応。長いボール出そうなところをうまくトラップして残して、チャンスになりかけ。



■2022/12/06 サイドでのプレーが良かったファン・ヒチャン、左も右もこなす

ブラジル 4-1 韓国

 早々にブラジルが得点しさらに1点決めて、楽な試合に。とはいえ、韓国も極端にリスクかけているわけではなく、DFもいて足が止まっているわけではなく反応しているのだが、それをかいくぐってゴール重ねてくる。
 後半最初、韓国ロングボールでチャンス。繋ぐサッカーに変えたというのが、しつこく書いているように、やはり韓国はロングボールの方が可能性感じる。とはいえ、先制されるとロングボールが活きるシーンはなかなか出てこないので難しい。
 ブラジルはグループリーグでも失点少なく、前からのプレッシャーが良い。切り換え早い。韓国はプレスで取られまくっていた。
 最近の韓国それほど好きではないが、以前好きだった流れで韓国を応援。これで応援チームは6勝9敗8引き分け。ここは負けて当然でショックはないが、今大会も疫病神っぽさはある。

4-4-2

GK 1    キム スンギュ
 PK、最初右にいてぴょうんぴょうんジャンプ。ジャンプしながらだんだんと中央に動いて…という駆け引きしていたが、落ち着いて決められた。跳ねすぎて余計きちんと飛べなかったかもしれない。
 一方、足先でよく触るセーブはあった。後半も良い反応あり。その後、また悪いプレーも。プレスかかっていたが、パスひっかかってヒヤリ。CKで先に触られるプレーもあった。

CB 19    キム ヨングォン
 後半終盤、左裏にDFラインに良いボール入れたのは彼かも。

CB 4    キム ミンジェ
 ビハインドでもそれほど上がっていなかったが、後半上がってきて、ふわっと裏への1点もののボール入れる。

LSB 3    キム ジンス
(14    ホン チョル)
RSB 15    キム ムンファン

CH 6    ファン インボム
 いいところなしだったが、右にサイドチェンジの正確なボールは入れていた。

(8    ペク スンホ 25歳)
 FKのこぼれからのワントラップ、左足の強烈ミドルシュートでゴール。その前でオフサイドあった気がするがゴール認められる。
 現在は国内組だが、FCバルセロナの下部組織 「ラ・マシア」出身でヨーロッパでもプレーしていたことがあるそうだ。

CH 5    チョン ウヨン
 エリア内クリアしようとしたところ、後ろから先に蹴られて、キックが当たり、倒れ込んでうまくPKとられる。相手がうまかった。

(13    ソン ジュンホ)

LSH 11    ファン ヒチャン 26歳   
 左に開いて受けてから中に入っていきそこからパス。この跳ね返りをミドルシュート。意外性があり、コースも良かったが、GKがよく反応した。左から抜いてゴールライン際横に入ってくる良いプレー。
 後半は右サイド。こぼれ球をエリア内でシュート、入ったと思う良いキックだったがGKが反応。今日のスタメンでは一番良かった感じ。

RSH 10    イ ジェソン

(18    イ ガンイン)
 入ってすぐ右から左足で柔らかいいいボールのFK、いいなと思ったらこのこぼれからのミドルシュートでゴール。その後もキレ感じさせるドリブルは今日もあった。左足アウトサイドで出すおもしろいパスも通していた。
 いい選手だと思うのだけど、いつも途中から。スーパーサブ的な感じなのかな?と思ったが、点差が開いた展開で追いかけたいと同時に、若い選手に経験を積ませたい展開でも使ってくるのが遅かった。ちょっとよくわからない。

FW 7    ソン フンミン
 後半最初裏へのロングボール一発でチャンス。決めきれず。今日は2トップで使われたが、しつこく書いているように、彼はサイドで怖い選手。そのせいか目立たなかった印象。

FW 9    チョ ギュソン
 守備にまで戻ったのは偉かったが、簡単にファールしてしまいFK。目立たなかったが、後半、交代間際にふわっとした後ろからのボール、難しいが素晴らしいボレーシュート、GKに阻まれる。

(16    ファン ウィジョ)



■2018/06/19 バルセロナ出身のイ・スンウはやはり良いもの持ってそう

スウェーデン 1-0 韓国【スウェーデン】グランクビスト(後20[PK])
GK
23 チョ・ヒョヌ 6.5
 26歳であり極端に若い選手ではないものの、予想外の抜擢。そして、これが当りですね。スーパーセーブというほどのものはなく、PKも止められませんでしたが、十分すぎるほど良かったです。
 1点もののペナルティエリア内のシュートを足に当てたプレー。コースが厳しかったわけではないんですが、タイミング的に入ったと思いました。
 それ以外にも相手が長身のチームなので守備陣が辛いハイボール 関係で、判断の良さを感じます。裏へのボール、ロングスロー、クロスなどでしっかりキャッチしたり、ぎりぎり触ってコースを変えてくれるプレーがありました。
DF
2 イ・ヨン 6
6 パク・チュホ 5.5(28分OUT)
19 キム・ヨングォン 6
20 チャン・ヒョンス 6
MF
13 ク・ジャチョル 6(73分OUT)
16 キ・ソンヨン 6
17 イ・ジェソン 6
FW
7 ソン・フンミン 6
  25歳。あのトッテナム・ホットスパーでゴールを決めまくり。今の日本にはこれだけ客観的に見てわかる活躍をした選手はいません。すごいですね。
 スピードが武器と聞いていた通り、やはり早いです。左WGからポジションを変えて右に回っている時間帯、カウンターでDFと体を入れ替えてうまく得意のスピードを見せようというプレー。
  その後もう一度右でカウンター。折り返しのボールが引っかかったものの、可能性を感じさせるプレー。1人でも迫力あります。
 ただ、目立たない時間帯も多く。特にリードされてスペースなくなるときついですね。そこを打開していくタイプではありません。監督の指示なのか、中央になってしまい、良さが全く出なくなりました。
 ロスタイムになってCKの後、ドリブルで中に入っていき低いボール。これは良かったです。こういう風にある程度スペースがあればかなり怖い選手なんですけど…。
9 キム・シンウク 5(66分OUT)
11 ファン・ヒチャン 5.5
 22歳。右のWGですけど、ソン・フンミンと入れ替わる場面も。同じくスピードがあるタイプのようです。
 ロングボールから当てて落とされたボールを、体を入れ替えて頑張って残して 中に低いボール入れていたのは良いプレー。
交代選手
DF12 キム・ミヌ 5(28分IN)
 28歳。パク・チュホのアクシデントで同じ左サイドバックに。もともとスタメン予想では彼の方だと効いていました。
 ニアに短いクロス、難しいと思うのですけど、ダイレクトでピタリ。一方で良くないクロスもあります。さらにボールに入らないスライディングで痛恨のPKを献上。 敗戦につながってしまいました。
MF15 チョン・ウヨン 5.5(66分IN)
MF10 イ・スンウ 6(73分IN)
 20歳。事前にチェックしていなかったのですけど、選ばれているなら見たいと思っていたバルセロナの下部組織にいた選手。彼を見てこれからも韓国の試合を見ようと思いました。
 持ち方に雰囲気ありますね。ボールタッチが良いです。好きになれそうなタイプ。やはりスピードがあります。ただし、キックの精度はそれほど高くないのかなというところ。
 また、ビハインドでの登場ということもあり、スペースがありませんでした。サイドの方が生きそうなタイプなのですけど、ソン・フンミンと同じで中央にいて持ち味が生きない感じに。若さゆえなのか、監督の方針なのか。もったいない感じで、良いところは見られませんでした。
(メンバーと採点は、【スウェーデン1-0韓国|W杯選手採点&寸評】PKを沈めたスウェーデンのDFリーダーがMOMに。韓国はVARにプランを崩される | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/24 PKでプランが崩れて、監督采配も工夫なく敗れた韓国

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第2節 韓国 1-2 メキシコ

 初戦負けている韓国が、初戦勝っているメキシコに対して攻める必要がありました。しかし、キープ力や地力で勝るメキシコが押す展開。解説の中田浩二さんは劣勢といった評価でしたけど、韓国はカウンターサッカーなのでむしろ良いでしょう。スペースがあった方が生きる選手ばかりで、逆に引かれてしまった方が辛いです。
 ところが、不用意なPKで前半のうちに失点。こうなるとメキシコは試合巧者ですので、ほぼ敗退が決定。得点したあともある程度前に出てきてくれたので前半はまだチャンスがありましたが、後半は逃げ切り体制でスペースがなくなり終了。1点返せたのはかなりラッキーなくらいでした。
 初戦同様に気になるのが、前述の通り、スペースがあって生きる選手を中で使う監督の采配。引かれた中でもサイドから崩した方が良いと思うんですけどね。強引で工夫がないように見えます。
 検索すると、韓国は47歳と若いシン・テヨン監督。昨年7月コーチから昇格していますが、国内クラブでの実績はある人ではあり、経験がないわけではありません。ただ、どうかなぁ?というやり方ですね。
 前半に相手のパスが通るというところで、2トップと見られていた選手を下げて、守備的な中盤の出処を塞いだのは良い判断だったんですけど…。


■2018/06/24 ソン・フンミンが意地の1ゴールも持ち味が出ない戦術に苦労

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第2節 韓国 1-2 メキシコ
【韓国】ソン・フンミン(後48)【メキシコ】ベラ(前26[PK])エルナンデス(後21)
GK
23 チョ・ヒョヌ 6
 26歳ですけど、PKの場面は時間をかけてプレッシャーをかける頭脳的なプレー。結局決められたものの良い判断でした。
 いいフィードや、DFがコースを切っていたとはいえ、右隅のシュートに好反応を見せていました。
 もう一つの失点はちょっと距離詰めたタイミングで打たれてしまったもの。防げる可能性もあった一方で、やはり難しいとも考えられて、 評価に迷いました。ただ、サッカーダイジェストは6点評価であり、やむなしという評価のようです。
DF
2 イ・ヨン 6
  31歳。RSB。前半は途中まで苦労しつつも粘り強くやっていました。ただ、ロサーノの左側にヤマ張ってしまい、離してシュートまで行かれていました。後半も足に行ってしまい、イエローカードをもらうなど苦労しています。
12 キム・ミヌ 5.5(84分OUT)
 28歳。LSB。サイドの守備は苦労しつつも粘り強くやっていました。 悪くなかったと思うものの、攻撃参加では目立てず。
19 キム・ヨングォン 5.5
20 チャン・ヒョンス 5
  CB。26歳。韓国って20番が良い攻撃の選手つけるイメージでしたが、今回はCBですね。エリア内そこまででないプレーでスライディングに行った上に、手を上げていたところにボールが当たりPK。意図したものではないものの、防いでおりPKが妥当でしょう。スライディング自体がまずかった感じ。これでほぼ韓国の敗戦が決まりました。
MF
8 チュ・セジョン 5.5(64分OUT)
11 ファン・ヒチャン 6
16 キ・ソンヨン 6
17 イ・ジェソン 6
18 ムン・ソンミン 5.5(77分OUT)
FW
7 ソン・フンミン 6.5
 25歳。スタートは2トップと見られていましたが、中盤でパス通されていたためか、1人下げて中盤を厚くして彼だけ残る形に。中央では生きないと思いますし、実際、生きない時間が長かったです。ポストプレーに苦労していた感じです。
 ただ、前半はスペースがあったのでまだ可能性を感じました。トラップ大きくなってクロスを上げられなかったものの、裏へのボールでDFを置き去りにする、すごいと思うスピードを見せるプレーが一つ。やはりこういうときに一番輝く選手でしょう。
 前半にもうまいシュートフェイクからシュートまで行く場面がありましたが、終盤に1点返しました。シュートはふかす場面も目立っていた日だったものの、右サイドで左足で左へというゴール。監督はこういうのを期待しているのかもしれませんけど、力技であり、スペースがなるべくあるところでプレーさせたいですね。
 あと、運動量は結構あったので、最後はだいぶ疲れた様子。ちょっと彼に頼りすぎなところもあるのかもしれません。
交代選手
MF10 イ・スンウ 5.5(64分IN)
 20歳。やはり持ち方は好きなんですけど、今日も輝けず。また、私は中央ではなくサイドで使った方が生きるプレーヤーだと思っています。早めに出したのは正解だと思いますけど、ポジションがなぁ…。
 気持ちが空回りしている感じで、連続して足に行くプレーでイエローカード。パスやドリブルも引っかかっていました。ただ、途中交代ということもあり、よく走って守備も危なかっしいながらも頑張ってはいました。
MF15 チョン・ウヨン -(77分IN)
DF14 ホン・チョル ‐(84分IN)
(【韓国1-2メキシコ|採点&寸評】地力の差を見せつけたメキシコ。MOMはエースの大役を果たしたエルナンデス! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/28 謎の監督采配もあったが韓国がドイツに大金星!

  ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF最終節 韓国 2-0 ドイツ
【韓国】キム・ヨングォン(後48)ソン・フンミン(後51)

 勝つ必要がある韓国ですけど、ドイツの方が攻撃できるチームなのでドイツが持つ予想通りの展開。守備さえ耐えれば、韓国はカウンターを狙いやすくなる のでチャンスはあるだろうと思いました。が、カウンターは出ず、FKやつないでいくプレーで韓国がチャンスを作れるという意外な展開に。
 後半になって、韓国のカウンターが出るようになりました。ドイツはもう1つの試合展開により、絶対勝たないとダメという状況になり、2人選手交代してリスクをかけて攻めるように。これで中盤が空いてますます韓国のカウンターが出やすく。どちらにもチャンスがあるという打ち合いの展開になりました。
 しかし、互いにチャンスを決められず。特にドイツはゴールしておかしくない場面が多数ありました。韓国はチャンスになりそうでならないというのが多く、ひたすら耐え忍ぶ感じ。90分間ではどちらにもゴールが生まれませんでした。
 ところが、CKでのミスで先に韓国が得点。さらにリスクをかけたところでまたミスして、ロスタイムにもう1点。ブラジルの試合で同じ2-0があってびっくりしたのですけど、ロスタイムだけの2ゴールであり、結果だけ見ると完敗のような試合になりました。
 韓国は勝ったのですけど、シン・テヨン監督の采配はまたよくわからないもの。今までの2試合スペースがなく生きないところでイ・スンウを使い、スペースが多い今日は使わず。また、交代して入れた攻撃選手を変えてサイドバックに攻撃させるという謎の交代も。アクシデントだとしてもサイドバックを入れるというのはよくわかりませんでした。
 正直今大会の韓国は好きじゃなかったんですけど、好きなメキシコは後で見れるからと思って、イ・スンウを見たいと思ったこちらを見ました。こっち見て良かったですわ。メキシコはスウェーデンに3-0で負けて見たら辛かったですし、何よりこの試合は燃えました。最後涙出ましたわ。これで応援チーム戦績は、11勝12敗6分け。結構辛い試合もあったものの、メキシコと韓国のドイツ戦勝利は震えました。



■2018/06/28 チョ・ヒョヌが大当たりでワールドカップ最高のGK候補に
 GK
23 チョ・ヒョヌ 8.5
 26歳。今までの2試合も良かったですが、今日はすごすぎて震えました。放送ではすぐ当たっているとか、ナイスセーブとか言うんだけど、大げさじゃなく大当たり。今大会のベストGKに推したいほどマジですごかったです。
 前半はCKで相手選手が前向いたところですかさず詰めて対応する場面。これは好プレーといったものでしたが、後半フリーで打たれたヘディングに反応したのはマジでスーパーセーブ。
 オフサイドだったプレーですけど、エリア内右サイドの選手にぐっと詰めてオンサイドでもCKにというプレーも良かったです。
 また、左サイドでもクロスを上げられるというところを出てきて上げさせず、ゴールキックにしてしまいます。そして、アディショナルタイムにもすごいセーブを見せて無失点で終わらせました。
DF
2 イ・ヨン 6.5
  31歳。RSB。右サイドからDFをのちょっと後ろ、触れば1点という良いボールを入れていて、おっ!と思いました。ただ、これまでの2試合目につかなかったように、安定はしませんね。後半は右で良い形でもらえたのにパスがひっかかるところがありました。
5 ユン・ヨンソン 7.5
19 キム・ヨングォン 8
 28歳。CB。CKのこぼれ球をアディショナルタイムにゴールで先制もオフサイド判定。VTR見るとオフサイドでないように見えたが、そもそもパスを出したのはドイツの選手だったのでオフサイドにはルール上ならず。VARで認められてゴール。
14 ホン・チョル 7
MF
15 チョン・ウヨン 7
 28歳。CM。ヴィッセル神戸ではCBで使われているということで、こちらも守備を意識していたのかもしれません。ただ、本職は中盤のようです。CBできる選手だと思わずに見ていましたし、そんな感じです。
 低い位置で挟まれ奪われてピンチというところがあり、どうかと思いました。ただ、それ以外はむしろ良いプレー、うまいプレーが目立ちました。自信があるがゆえにやらかしたのかもしれません。
 良いプレーとしては、まずFK。ブレ球のキックなのに、ノイアーが取ろうとしてこぼして惜しいチャンスに。また、味方がプレッシャーかけられているところをもらえる位置にうまく動いてあげて受けると、右サイドのフリーの選手に出していて続けて良いプレーでした。
 さっきのプレーとは違い、高めの位置で挟まれたところ取られずにキープして、人を探してパス。このパスはミスったものの、キープできる自信があるのでさっきはミスったのかなと思いました。
  後半は高い位置でカットして、シュートまで持っていくプレーがありました。
20 チャン・ヒョンス 7.5
 26歳。CBで出ていましたが、今日はCM。守備対策だと思われます。前の試合、不用意なPKを献上していた選手でもあります。
 前半はトラップミスでピンチの場面。後半もカウンターのビッグチャンスだったものの、まごまごしているうちに取られていて攻撃できる選手じゃないなと思って見ていました。その後も左サイドで右に出せればというところ引っかかり、その次の右からのボールも引っかかり。
  守備を考えての起用では意味があったものの、その分攻撃の力は落ちてしまった感じ。どっちかというと正解の起用でしょうけどね。
17 イ ジェソン 6.5
 25歳。RSH。スピードを持って走れる良いところにパスを出してカウンターの起点となるプレー。一方で、低いところで危ないミスパスもありました。
18 ムン・ソンミン 5.5(69分OUT)
 26歳。チャンスでシュートを打たなかったり、迷ったりするプレーが目立ちました。もっと早く交代したかった選手ですね。エースのソン・フンミンを気にしすぎているところもあったのかも。韓国はソン・フンミン頼りのチームだったのが、今回イマイチでしたね。
FW
13 ク・ジャチョル 5.5(56分OUT)
7 ソン・フンミン 7.5
 25歳。他の試合もそうですけど、守備のときは彼一人が残る形に。引っかかるプレー、強引すぎるプレー、シュートがしっかり打てないプレーが多く、良かったか?というとそうでもありません。ただ、2点とも絡みましたし、ドイツ守備陣も嫌がっている感じはありました。
 前半はこぼれ球をシュートしたものの、コースに飛ばないというプレー。後半もシュートがことごとく精度が悪いです。さらにシミュレーション取られてイエローなどで気持ちが空回り。ネイマールにも書いていますけど、強く気持ちを持ったからといって良いプレーができるというのは非科学的。力みすぎです。
 ただ、ロスタイムCKでニアへ低いボールを入れたのは意外性があってよかったです。これで相手のミスを誘い、決勝点となりました。
 さらに誰もいない相手エリアで、無人のゴールに流し込んでとどめを刺すゴール。これは押し込むだけだったものの、スピードがあるので相手DFも諦め加減でした。持ち味が生きたゴールではあります。
交代選手
FW11 ファン・ヒチャン 5(56分IN/79分OUT)
MF8 チュ・セジョン 6.5(69分IN)
 27歳。ここでイ・スンウを入れたら最高だろうというところで彼が出てきたものの、当たりではありました。2人で囲んで韓国陣内の左サイドでボールを持とうとしたGKノイアーからボールを奪うと、シュートも狙っている感じのロングボールを蹴り込んでアシストしました。
MF22 コ・ヨハン ―(79分IN)
(【韓国 2-0 ドイツ|W杯選手採点&寸評】大番狂わせを演じた韓国は軒並み高評価! MOMは神懸かっていた守護神に!! | サッカーダイジェストWebより)


■2020/02/17 韓国代表ならパク・チソン、イ・チョンス、イ・ヨンピョが好き

 2006年ドイツワールドカップのメモ。たぶんスイスVS韓国の試合です。たぶんもともと好きだったのだと思われる3選手だけ別枠でメモ。あとは、メンバー一覧メモの横に小さく書いています。どちらも短いメモでした。
FW 李天秀(イ・チョンス )
 小柄な攻撃の選手で、私がいかにも…という好きなタイプ。この試合でも良い印象だったようで、「どんどんチャンスあれば鋭い足のふりでシュートを狙っていた」とのこと。
MF 朴智星(パク・チソン )
 やはり大きくない選手で好きなタイプでしたが、彼の場合、運動量やユーティリティ性、スピードなど好きなところだらけで何を強調して良いか困りますね。京都入りが決まったときは嬉しかったです。この大会ではすでにマンチェスターユナイテッド所属。プレミアリーグで初めて大成功したアジア人選手となっていました。メモは「体の使い方、ボールキープ、ボールの奪い方どれもすごくうまくなっている」というものでした。
LSB イ・ヨンピョ
 一瞬あれ?と思いましたが、サイドバックの選手ですね。もともとサイドバック好きで、良いクロスを上げる印象があり、韓国のサイドバックでは激推しでした。ただ、このときのメモは「ちょっとミスあり」とのこと。LSBが主戦場ですが、3戦目はRSBとのメモも。このメモからすると、何試合か見たのかもしれません。
MF イ・ホ
 若い選手好きで、21歳ということでメモ。ただ、ちょっと軽率なところあるとのメモ。MFじゃなくてDFな記憶ありましたのでWikipediaを見ました。両方できるようです。ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに引き抜かれたり、日本でも大宮に来たりしていましたが、どちらも特筆すべき活躍はなかったようです。
FW パク・チュヨン
 やはり20歳と若い選手のためかメモ。ただ、こちらも「ひどく冴えない」というネガティブなものでした。 彼はほとんど試合に出られなかったものの、アーセナル入りしているので、かなり出世。代表は68試合出場でした。
FW ソル・ギヒョン
 絶対名前聞いたことがある。かなり活躍した選手ですよね。 オランダにいなかったっけ?と思ったらベルギーの勘違いでした。その後はプレミアリーグでもプレー。代表は82試合とやはり多いです。鋭いプレーを見せていた記憶があり、良い印象あったのですけど、見ていた3戦目では途中出場でイマイチだったとのメモでした。


■2016/1/27  韓国選手らしい大型で体の強いセンターバック、李正秀(イ・ジョンス)

 ちょっとよく覚えていないですが、鹿島で初めて見たんだっけな? 韓国は大型の良いセンターバックが多いですが、彼も韓国らしいと感じた選手です。

-----引用 ここから-----
李 正秀(イ・ジョンス、Lee Jung-Soo、이정수、1980年1月8日 - )は、韓国出身の同国代表サッカー選手。ポジションはDF(センターバック)。

国籍     大韓民国
生年月日     1980年1月8日(36歳)
出身地     慶尚南道金海市
身長     188cm
体重     76kg
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaはあまりプレーぶりに関する記述が無いですね。韓国選手はあまり知らないということもありますが、私は韓国ベスト11ってほど気に入りました。
 メモしていたのは、2010年03月27日(土)の試合。鹿島3-1山形でした。右からのCK。野沢なので逃げるボール。遠かったものの、強引にヘディングしてゴール。先制。これが鹿島での初ゴールだったみたいです。長身ですし、ヘディングも武器なんでしょうね。
 キックはあまり記憶に残っていませんが、この日はロングボール一発で一気に前へ。マルキーニョスが落としたところから2点目につながっていきました。
 大型で体が強いイメージがあるものの、スピードに難がある印象はありません。この日もスピードでサイドまで行って、スローインになりそうだったボールを生かして繋ぐところが見られました。このようにプレーぶりも真面目で良い印象でしたね。


史上最強の日本代表…のはずがワースト記録連発 むしろ史上最弱?

■2024/02/14 史上最強の日本代表…のはずがワースト記録連発 むしろ史上最弱?
■2020/01/18 森保一監督はチームを作れない監督?約束事がないサッカー
■2021/08/09 格下扱いしていたメキシコに完敗して東京五輪でメダル逃す
■2021/08/09 森保一監督はバリエーションも対応力もほぼゼロ?辛辣な評価
■2021/09/12 森保一監督ひどすぎ…広島でリーグ優勝できたのはなぜ?
■2021/09/12 アドリブ効かないタイプ?選手起用や交代は疑問だらけで戦術もない
■2019/06/10 潜在能力としてはロシア大会代表よりずっと高そうな森保ジャパン
■2019/06/10 初見の選手だらけ…中島翔哉、南野拓実、堂安律など 


■2024/02/14 史上最強の日本代表…のはずがワースト記録連発 むしろ史上最弱?

 その後良い意味で期待を裏切って予想外の活躍を続けていた森保ジャパンですけど、久々に弱さを見せたのがAFCアジアカップ。「史上最強」と言われていたのに、ベスト8で敗退し、いくつかのワースト記録を更新しています。

・何が史上最強だ…。サッカー日本代表、アジア杯でワースト記録連発。むしろ史上最弱クラス?【アジアカップ2023】24/2/4(日) 11:16配信 フットボールチャンネル
<サッカー日本代表は3日、AFCアジアカップカタール2023・準々決勝でイラン代表と対戦。日本代表はこの試合に1-2で敗北を喫し、ベスト8での敗退が決まった。史上最強との呼び声も高い日本代表だったが、アジアカップにおけるワースト記録を連発することとなった。>
<今大会初戦では、格下であるベトナム代表相手に一時逆転を許す展開に。最終的に勝利したものの、続くイラク代表戦は1-2の敗戦。今大会はグループリーグからクリーンシート(無失点)の試合がなく、守備の脆さが露呈してしまった。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e56d1c8c589ea3df439c67a10c483e79ee1a33a

 「アジアカップにおけるワースト記録を連発」というのは、準々決勝のイラン代表戦での被シュートは17本となっており、詳細なデータ収集が可能な2007年大会以降ではワースト記録となったというのがひとつ。さらに、日本代表の今大会の総失点数はアジア杯史上最多となる「8」でした。

 一応フォローしておくと、「アジアで強いチームと世界で強いチームは違う」というのが私の持論。他の地域でも見られる気がしますが、アジアは特にこの傾向が強いと感じます。日本代表もアジアで強いときワールドカップでグループリーグ敗退、アジアで苦戦したときに本大会ベスト16…みたいなのがあります。
 ヤフーニュースの1番人気コメントもこれと似たものですね。また、2番人気コメントは、以前私が森保一監督に感じた「アドリブの効かなさ」に関するものとなっていました。続けて引用します。

<W杯後、ドイツといった強豪国含め連勝を続けてきましたが、単純なところアジアカップで見たようなイラクやイラン等、割り切ってロングボールを使ってくるとか、徹底的に裏を狙ってくるっていう相手はいなかったように思います。
 日本は戦術や選手の特徴的にも前からプレッシャーをかける分、陣形もコンパクトにしようと思えば、ディフェンスラインも高く設定するし、ロングボールを放り込まれると特に守備的な選手のアップダウンは激しくなって、どうしても前の選手との距離感も開き、なかなかセカンドボールも回収できなかったり、落ち着かせることが難しくなる。
 要するに戦術的に相性が悪いっていうのは敗因の一つとしてあるのかなと。
 史上最強と言われていたのは、確かに自分達の形をある程度持っていてそれを90分貫いてくるチームにはある程度の勝率が見込めるけど、こういう割り切ってやってくる国には苦戦することが露わになったのかなと思う。>

<相手に応じた戦いや選手起用をせず、2つぐらいのパターンで試合に臨み続けるのが森保流です。
 だから日本と戦うチームは戦略を立てやすく、攻撃も焦点を絞ってきます。イラクは菅原の後ろ、イランはカードをもらってケガをしている板倉。
 自分は、ドイツに完勝し直後のトルコ戦前半で3点取った時点で監督は選手の頑張りに支えられて天に舞い上がってしまったと思います。実際にはその試合の後半あたりからトルコは日本のバックスの弱みをついてかなり押していました。イランもイラクもそれを研究したはず。
 (中略)指揮官が相手の戦術を先読みしたり、試合中にシフトを大きく変えて立て直す組織機動力は欠如。諸葛孔明が見たら呆れるはず。>


■2020/01/18 森保一監督はチームを作れない監督?約束事がないサッカー

 別投稿で名古屋グランパスの風間八宏監督が失敗したことに関して、チームをきちんと作れる監督が意外に少ないと書きました。森保一さんは守備的なMF出身であり、もっときちんと作ってくると思っていたのですけど、予想外なことにそうでもなかった模様。私がよく強調する「本番は先…」と言っていられないほど、チームを作れていないみたいですね。キーワードは「チームとしての約束事がない」になっています。これは選手を集める機会が少ない…は免罪符にしづらいものでもあります。なぜかと言うと、むしろいっしょにやる機会が少ないチームほど、最低限みんな守る…という約束事が必要であるためです。
  形なくして勝利なし…森保一監督率いる東京五輪代表に覚える不安/日本代表コラム【超ワールドサッカー】(2020.01.13 08:30)では、森保一監督のU-23日本代表について、以下のような指摘がありました。

<守備面での約束事はこの2試合でも見られていない。カバーに入るのか、ボールホルダーに寄せるのか。どの位置でボールを奪いに行くのか、それとも遅らせるのか。どの局面で、何を選択するという最低限の約束事があるとは考えにくい失点の仕方を4つしている>

 また、攻撃も個人の力だよりで単発だとの指摘。これらはU-23の話ですけど、実は、フル代表でもほとんど約束事がないということは指摘されていました。ハリルホジッチ監督はかなりうるさそうなタイプで、それと比較するのは酷でしょうが、それにしてもルールがないようです。

 記事でも「チームの形がない状況で求められるのは個の能力だ。兼任するA代表でもその事象はすでに起こって(いる)」としていました。これは必ずしも批判的な書き方ではなったものの、本来はチームの約束事を作れない監督を責めるべき話。完全に選手個人の力で戦ってきた監督みたいなサッカーで予想外でした。


■2021/08/09 格下扱いしていたメキシコに完敗して東京五輪でメダル逃す

 東京五輪、日本はグループリーグで勝っていたメキシコとの再戦では1-3で敗退してメダルを逃しました。以前もメキシコとやってメダルを逃しています。また、メキシコ五輪のときは逆に開催国のメキシコを下して、日本サッカー唯一のメダルを取っていました。
 グループリーグのときの<久保、堂安でメキシコを陥落。日本サッカーはどこが強くなって、どこが今も弱いのか?
小宮良之 スポーツライター、小説家 7/26(月) 12:05>という記事では、メキシコは「格下」といった感じ。舐めていて油断が出たのかもしれません。

<7月25日、東京五輪男子サッカー。日本はグループリーグ第2戦でメキシコと戦い、2-1と勝利を収めている。(中略)もっとも、日本がメキシコを相手に波乱を起こしたわけではない。
(中略、メキシコは)オーバーエイジで有力選手を招集できなかったし、若手も国内組ばかり。(中略)日本は勝つべくして勝った、と言えるだろう。オーバーエイジの3人の”助っ人”の力もあるが、久保、堂安などがすでにヨーロッパの戦場を経験。メキシコ戦勝利は波乱ではなく、格上だと思って挑むべきはスペイン、ブラジルだけだ。
(中略)日本の選手たちは、メキシコをほとんど恐れていない。試合開始直後から真っ向勝負だった。多くの選手が国内にとどまり、修羅場を越えていない。そんな敵を、ヨーロッパで揉まれている選手が恐れる理由はなかった>
<単刀直入に言えば、南アフリカ戦後のコラムにも書いたとおり、日本はゲームマネジメントが成熟していない。(中略)
 後半23分、相手が一人減って、日本は2点のリードをしていた。試合を緩やかに締めるだけだった。にもかかわらず、トラブルが発生していた。日本は次々に選手を交代させていったが、うまくフィットしていない。いたずらに攻めてはボールを取り返される。そのちぐはぐさを重ねることで、相手に勢いを与えてしまい、特に左サイドの守備が後手を踏むようになった>
https://news.yahoo.co.jp/byline/komiyayoshiyuki/20210726-00249895

 エースのMF久保建英選手(レアル・マドリード)が、「グループリーグで勝っていた相手だったので、どこか気の緩みがあったのかもしれない」としていました(後述のテレビ東京より)。さらに、<緩い雰囲気は出ていた…3位決定戦で日本はなぜ3失点を喫してしまったのか?【東京五輪】 8/8(日) 6:11配信 SOCCER DIGEST Web>という記事が出ています。

<最初の失点は13分のPKだ。その2分前に日本は右サイドからビルドアップを行ったが、相手に引っ掛かり酒井宏樹が上がった背後のスペースにカウンターを食らった。
 重戦車のようなドリブルをするアレクシス・ベガに対し、遠藤航がカバーに行き、久保建英も戻って2人で挟み込んだが、寄せ方がズレた。中を切る久保と、縦を切る遠藤の間に、広い「門」が出来てしまい、ベガはそれを見逃さず、ドリブルで2人の間に割って入って来た。久保は置き去りにされ、縦を切っていた遠藤も慌ててターンしたが、間に合わず抜かれてしまう。後ろから追いかけて足を伸ばしたが、これがベガの足に当たり、PKの判定となってしまった。
 このPK判定には疑問もある。遠藤の足がベガに接触した場所は、映像を見る限りはペナルティエリアの外に見えたが、VARによって判定が修正されることはなく、そのままPKになった(中略)
 抜かれ方も、PKの与え方も、PK判定に対するアクションも、緩い雰囲気は出ていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b20fb93bd145e8a1ace0eb126a2df20b3f2a0bdf


■2021/08/09 森保一監督はバリエーションも対応力もほぼゼロ?辛辣な評価

 遠藤はメキシコ戦では、3失点に絡む戦犯に。オーバーエイジとして偉そうなこと言いまくっていたくせに!と思わなくもないですが、「心身ともに限界だったか」と記事ではフォロー。森保一監督の選手起用のまずさというのは、各所で指摘されているんですよね。例えば、<U-24日本代表 森保監督 変化がなかった選手起用 8/8(日) 10:29配信 テレビ東京スポーツ>という記事が出ています。

<大会を通じて先発メンバーはあまり変えずに戦ったが、選手の疲労を考慮したやりくりはできなかったかという疑問も残る。
 勝っているチームは変えないという昔からのセオリーがある。代えの効かない選手という存在もある。ボランチで攻守にチームの要として奮闘したOAのMF遠藤航選手(シュツットガルト)もその一人で、自然と依存度は高くなる。全ての試合にフル出場したGK谷晃生選手(湘南)とDF吉田麻也選手(サンプドリア)に次ぐ出場時間で、グループステージ第3戦のフランス戦の後半半ばでの途中交代があった以外はフル出場の活躍だった。
このチームには、中山選手やDF板倉滉選手(フローニンゲン)など複数のポジションをこなせる選手も増えていて、過去の五輪に比べてもチームの機能性は上がっていた。
 選手の負担やコンディションを考慮して選手起用に変化を付けたいところだったが、気の抜けない試合が続く大会で、それを実施するまでのレベルには至っていなかったということか>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d3890c04e8c62f82b7c12956a3ef234c908bc30

 別記事<森保監督は「失敗した」 英国人記者、日本のメダル逸を招いた2つの“戦略ミス”を指摘 8/8(日) 6:10配信 Football ZONE web>でも、アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長などを務めた英国人記者のマイケル・チャーチさんが同じ問題を指摘していました。
 <チームをローテーションさせなかったこと、違いを生み出せる才能とクリエイティビティ(創造性)を持った選手を信頼しきれなかったこと>という2つの間違いとしていたものの、これは本質的にはひとつの問題ですね。

<試合序盤の両者の立場がグループリーグ対戦時とは逆転し、日本の選手の動きが遅かったと指摘。それを招いたのはメンバー固定による疲労蓄積と、違いを生み出せる才能を持った選手を森保一監督が信頼しきれなかったことであり、チームマネジメントに問題があったとしている>
<今回のオリンピックが、過酷なスケジュールで行われることは誰もが分かっていたことだ。(中略)そのため、リカバリーと選手たちの活用が大きな要因となるはずだった。森保監督はその点で失敗した。他にも、セットプレーでの守備の脆さなど失敗はあった。その代償として、日本はメキシコ戦の最初の15分で分かりやすく動揺していた>
<森保監督は試合前に、選手たちの疲労が試合を分ける要因になると示唆していた。疲労は両チームに同じように影響を与えると信じていた。しかし、それは淡い期待で、試合前の言い訳にすぎなかった。試合開始のホイッスルが鳴った時からメキシコは日本とは別次元のレベルで、勝負にならなかった>
<森保監督の下での低調なパフォーマンスだったという点では、2019年のアジアカップ決勝カタール戦と比較することができるだろう。あの夜、日本はスタートで遅れを取り、劣勢となった。ディフェンスはのろく、中盤は制圧された。メキシコ戦と非常によく似ている。
 森保監督は責任を負わなければならないだろう。疲労を理由にするのだろうが、彼が“ゲームチェンジャー”をベンチに置いていたのは明らかだ。森保監督は頻繁にメンバーの入れ替えをしようとはしなかった。そのことは過密スケジュールと同様に、問題を引き起こす結果となった。変更が行われたのは、怪我や出場停止の選手がいる時だけだった。
(中略)森保監督は何人かの選手を信頼していなかったのだろうか? 彼のメンバー選考がそれを示唆している>
https://news.yahoo.co.jp/articles/be38516fed03c17d97ef97f7d62ea1880f4f9dfb

 ヤフーニュースのコメントでは、<田中碧「サッカーを知らなすぎる。」これ森保さんのこと言ってんじゃないのかな?正直森保さんなんもしてないよね。選手に成長して欲しいですとか言う前にあんたが最も成長しないといけないし、自分の無能さに気がつけないやばいタイプなんじゃないかと僕は思ってます>という感想が出ていました。
 ただ、それより1つ前のテレビ東京スポーツのコメント欄の方が辛辣でしたね。

<対戦国に日本対策をされたら何も出来なくなる。それに尽きると思います。
アジアカップ決勝、ニュージーランド戦、今回の試合にせよ。
森保ジャパンになってから、対策された後の戦術的対応を見たことない気がします>
<森保はたしかに監督としての資質も能力もなかった。それはもう2年以上前から指摘されていた事。
森保より、こいつがこれまで何度も失態を冒してきたのに変えなかったバックオフィスの責任だ>
<そういう監督ですからね。森保監督自身は持ってる能力をフル活用してたと思います。でもこの辺りが限界ですよ。選手の自主性を重んじてモチベーションは上げてくれますが、戦術家ではなく、試合中の対応力はほぼない。相手に対策打たれたらそれまで。監督も海外で通用するくらいの人が出てくるまでは、外国人に頼ってもいいと思います>
<グループステージのように、選手のコンディションもよく、上手く試合を進めているときは選手自身の判断でなんとかやれますが、流れが悪くなった時、選手が疲労している時の森保監督の引き出しが少なすぎます>


■2021/09/12 森保一監督ひどすぎ…広島でリーグ優勝できたのはなぜ?

 その後、森保一監督はフル代表の方でも五輪代表と同じような指摘がされていました。
 まず、<W杯最終予選でまたも黒星スタート…大苦戦の森保J、終盤失点でオマーンに敗れる>(ゲキサカ9/2(木) 21:06配信)のヤフーニュースコメント欄では、スポーツライターの森田泰史さんが「中央を閉められ、大迫のポストワークが封じられると、次の一手が打てない」と指摘。やはり変化をつけられないことが問題となっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a072ee6ec785a1c9eb5b3abd1fda36cbe8ed43d/comments

 別記事<【日本0-1オマーン|採点&寸評】痛恨の敗戦。森保監督の采配もハマらず…>(SOCCER DIGEST Web9/2(木) 21:25配信)では、一般のコメントで「森保解任は必須」というさらに痛烈な声が出ていました。

<「森保は今までの監督より勝率が高いから解任すべきじゃない」論者をたまに見るが、その高い勝率はアジアの二次予選などで弱いチーム相手に勝利して算出された数字。求められてるのはワールドカップで競合相手に勝ちきりベスト8以上を目指せる強さであって、今現在の勝率などどうでも良い。
選手選考も下手、選手交代も下手、戦術変更も下手、選手も躍動できない。この監督で結果的に予選クリアしたところでそのチームに何か期待できる?>
https://news.yahoo.co.jp/articles/cafa523ad8fe1625fd2579b9e0fd237a1e019a18

 <吉田麻也「負けるべくして負けた」“絶対に負けられない戦い”いきなり黒星>(日刊スポーツ9/2(木) 21:17配信)でも批判コメントがズラリ。森保一監督が広島で成功したのはなぜ?という私が気になっていたことに関しても、以前の監督であったミシャの遺産で勝っただけ…という見方があることを知りました。納得ですわ。

<「これが最終予選!」とメディアは報じるだろうが、それ以前の問題だからな。戦術を3年経っても落とし込めず、試合中は全く修正しない監督を解任しない協会の責任は重いぞ>
<毎回同じような攻め方、同じような選手に依存。対戦相手からしたら対策しやすいチームなんじゃないかな、監督無策過ぎで意外な事してこないし>
<チームとしてオマーンの方がいいサッカーしていた。監督の差だ。五輪でもそうだった。ミシャの遺産でJリーグ優勝した森保監督への協会首脳陣の過大評価のツケ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/cface0de1db2168fbb71140cba608a5f76c8089c

■2021/09/12 アドリブ効かないタイプ?選手起用や交代は疑問だらけで戦術もない

 次の中国戦では完勝したものの、それでも森保一批判は収まりません。完勝とはいえ、スコアは1-0。五輪代表のときと同じような指摘がやはりされています。「疑問符のつく選手起用や交代、戦術など、課題は残したまま」だとする<疑問符つく選手起用・交代・戦術 森保ジャパン課題残し連勝発進2国と連戦 - 日本代表 : 日刊スポーツ>という記事が出ていました。アドリブ効かないタイプなんでしょうね。

<初戦を落とした中国を前掛かりで4バックと想定も、実際は5バックで守備固め。日本は直前に情報を入手し「急きょ準備した」というが、FWの枚数を増やすといった対応はなかった。得点が絶対条件の中、オマーン戦後にFWオナイウを追加招集したが、出番はなかった。セルティックで絶好調のMF古橋は、2試合とも本来の中央でなく左サイド。持ち味を生かせないまま、負傷交代と不安を残す終わり方をした。両サイドからの崩しははね返され続けるも、中央やエリア外からの攻撃オプションは見られなかった>
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202109080000811.html

 「読者採点」では、選手で最低だったDF佐々木の4.13を大きく下回る2.89。タイトルになっていた<森保日本へ厳しい評価「この中国なら複数得点で勝たないと」/読者採点2 - 日本代表 : 日刊スポーツ>の他、厳しいコメントが並んでいました。

「監督が何も出来ないので、戦術があり、試合の中で柔軟に対応出来る人が監督をやってほしい」
「選手交代枠をほとんど使わずに、疑問しか残らなかった。外国人監督にして、もう一度、日本代表を再構築してもらった方がいいのでは?」
「前半に追加点が取れなかったのは選手の問題としても、後半当然ある程度前に出てくることが予測でき、実際形を変えてきた相手を見ても効果的な策を全く打てない監督の無能さに呆れた」
https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/202109080000881.html

■2019/06/10 潜在能力としてはロシア大会代表よりずっと高そうな森保ジャパン

2019/03/22 キリンチャレンジカップ 日本0-1 コロンビア ファルカオ(PK)

 森保一監督になってから初めて見ました。森保さん自体が初見で、年代代表やJリーグ自体でも監督としては見ていません。
 なぜ西野監督は使わなかったんだ?という才能溢れる選手がたくさん登場。潜在能力としてはロシアメンバーよりずっと上だと思います。やっぱりロシア大会では、4年後のために誰か連れて行って経験させてほしかったですね…。
 ただ、個々の能力はあっても、チームとしてはまだまだな感じ。コンビネーションが良いとテレビでは言っていたものの、結局、得点は取れず。特によく言われるように大迫がいないときに点を取れる攻撃ができる気がしません。
 さらに守備も大きな課題。ハリルホジッチさんはボロクソに批判されたものの、守れる選手を揃えていて、アジアはともかく世界相手には正しい選択でした。森保ジャパンはハリルジャパンと違って見ていて楽しい一方で、守備が甘い選手が多い印象です。
 中島・南野・堂安は見ていてめっちゃワクワクするのですが、バランスどうなんでしょうね。みんなドリブラーです。一応中島はパスもうまく、南野は受ける動きも良いものがありそうでしたが…。この3人を活かすとすると、日本らしくキープするようなやり方が合いそうですが、そういうやり方はしていません。これやっちゃうと、世界ではミスから失点を連発しそう。以前もそうでしたよね。私はそういうチーム大好きなんですが、世界レベルでパスを成功させるまで行くのは難しいでしょう。
 一方で速攻を使うとなると、やはり大迫みたいな選手が必要。今回試されたFWは悪くないように見えたものの、ことごとく1トップには合わないタイプ。さらに0トップにするには、ガツガツ守備する選手が足りないとも指摘されていました。
 まあ、本番は2022年。今が頂点だったら困ります。ハリルホジッチさんがそういう不可解な解任の仕方でしたが、親善試合で結果求めるのは変ですよ。照準合わせるのはむしろバカ。代表チームが親善試合で完成していたら本番で対策される可能性もあります。それで予選突破できなかったらあれですけど、いろいろ試してオプションを増やしつつ、少しずつ練度を上げてチームを作っていけば良いのではないかと思います。

 すっかり書き終えるのが遅くなり、その後日本代表がだいぶ試合をしています。で、3バックを試し始めたみたいですね。正直3バックは嫌いですし、チームでやっている選手が少なく、問題があるでしょう。ただ、アリだと思います。
 1つは、単純にオプションが増えるというのは、本番を見据えてアリだということ。3バックでこのまま行くとしても、経験のある4バックの方がまだ突然使うオプションとしては使いやすいでしょう。本番では研究されますので、オプションがあった方が良いです。
 また、前述の様々な問題点を解決するには、3バックの方が良いのではないかということ。日本らしくキープするとカウンターが怖いと書きましたけど、3バックの方がその際の守備はやりやすいかもしれません。押し込まれて5バックになるとまずいですが、左右のWBを押し上げれば中盤を厚くして、日本人の攻撃の良さを出しやすくなりますし、人数をかける守備もやりやすくなるでしょう。ちょっと期待しちゃいますね。




■2019/06/10 初見の選手だらけ…中島翔哉、南野拓実、堂安律など

2019/03/22 キリンチャレンジカップ 日本0-1 コロンビア ファルカオ(PK)
GK    1    東口 順昭
DF    4    佐々木 翔
 29歳。LSB。初見。若いわけではないですし、初代表でもないんですね。前半は右サイドバックが攻撃参加で目立たず。後半は左サイドで残っていたところから良いクロスがありました。176cmと小柄ですが、プロフィール見ると本職はCBの方なのかな。それなら攻撃であまり目立たなかったのもわかりますけど、一方で守備面でも記憶に残らず。もうちょっと見たいですね。
(19    安西 幸輝▲89分 IN)
DF    3    昌子 源
 26歳。怪我もあり、ワールドカップ以降はガクッとパフォーマンス落ちていました。今日は最初の方に相手選手の前に出て取る得意のプレーが見られて、調子いいのかもと。結果そこまで良かったとは思わなかったものの、悪かった頃よりは良くなってきている感じでした。
DF    5    室屋 成
 24歳。RSB。初見。南野とは幼稚園のときからいっしょ。大阪府熊取町の「ゼッセル熊取FC」に所属ということで、大きな町でもありませんから、そこから2人日本代表ってのはすごいですね。
 前半はよく上がっていて目立ってはいました。何度もサイドを駆け上がれるってのは、それだけで魅力ですね。一方ですごい!と思うほどの攻撃力は感じず。ただ、ドリブルのタッチなんかは悪くないです。後半は一気に目立たなく。雑な守備からピンチを招く場面もありました。
DF    16    冨安 健洋
 20歳。初見。大きくて人に強いところがあり、かなり良いと思ったDF。なので、今、年齢見て若くてびっくり。ひじに当たってPKとなって失点に繋がった場面はやや不運なところがあり、戦犯というのはかわいそうかなという感じ。ただ、ルール変更でPKになったという反応があったのはどうかと。手が体から離れており、ルール改正前でもPKだったと思われます。
MF    6    山口 蛍
(    25    小林 祐希▲71分 IN)
 26歳。初見。山口蛍と交代で出場したものの、もっと攻撃的なタイプみたいですね。Wikipediaを見ると司令塔タイプ。最近の日本代表に少ないタイプで貴重です。ただ、今回はプレー時間が短く、よくわかりませんでした。
 とはいえ、その短いプレー時間でもいくつか良いところメモしていました。CKでぐっと落ちてくるような良いボールを蹴って1点もののチャンスになっていました。また、惜しくもオフサイドでしたが、裏への素晴らしいボールも供給。司令塔タイプという予備知識なしで見ていたのですけど、メモ見てもパスに印象が残っていました。
MF    7    柴崎 岳 (Cap.)
MF    8    中島 翔哉
 24歳。初見。LSH。一番キレてましたし、初見組では一番気に入った選手。見ていてめっちゃ楽しいですね。最初細かいタッチからすっと抜くプレーが印象に残りましたが、これが特徴のようです。
 とにかくドリブルが良いところとされていたものの、パスも狙ってしますし、良いボールを供給していて感心。中央や逆サイドを狙ったボールも出していました。
 中央でかわしてから、やや落とす回転のシュート。また、一度足裏使って引いてからかわしていくおもしろいプレーも。マークを外した鈴木武蔵に1点ものクロスも出していました。
 前半はキレッキレだったんですが、後半は目立たなく。対策されたというか、コロンビアペースというか、中島の裏をむしろガンガン使われるといった感じに。守備でも良かったとしている記事もあったんですが、守備は課題かなと。
 後半もドリブル自体は効いていました。切り返しから角のところに当たるシュートも見せています。ただ、前半と比べるとクロスの精度は落ちた感じ。まだまだ伸びしろありそうで、もっともっと良くなるんじゃないかと期待します。
MF    9    南野 拓実
 24歳。初見。OH。彼も初見で、他の中盤の選手同様にうまい!といった感じの選手。足にピタッとつくタッチができます。今回のポジションの関係かもしれませんけど、他の中盤と比べると、受ける動きも結構見せるのが特徴でしょうか。プレー中に動いて良いシュートまで持っていく場面もありました。
 後半は目立たず。1トップに途中から移ったものの、これも活きる形ではありません。良い選手は多いものの、活かし方は課題となりそうです。
MF    21    堂安 律
 20歳。初見。RSH。最初他の二人から見ると落ちるかなと思いましたが、彼らより若いですし、徐々に良さわかってきました。やはり左利きなので右サイドでのプレーはあまり。やりづらそうに見えました。
 でも、中に入ると良さが出ますね。中に入っていって、カーブかけて左を狙う良いシュート。さらにもう1本、中央から左に動いてシュートまで持っていったものがありました。右サイドでは活きないので、右サイドを駆け上がれる選手と組み合わせるとうまく合いそうです。
 これらのシュートの前に守備で良いプレー。右サイドでクリアしようというボール。左のアウトサイドに当てて、外に出さずに前方へ出せたことで守備を整える時間ができました。地味に良いプレーです。
FW    13    鈴木 武蔵
 25歳。初見。ジャマイカ人とのハーフで、長身185cmであるものの、1トップタイプではないと事前に聞いていました。
 ミナにしっかり対応されましたが、シュートまで行ける良いタッチをまず見せていました。体が強く、思ったよりCFができそうな感じ。
 マークを外してファーに流れる良い動きも見せます。ただ、肝心のヘディングがうまく行かず、ここらへんが1トップだと辛い感じ。左サイドバックのところ狙っている感じあって、良かったんですけどね。(相手の背が小さいため?メモしておらず、忘れました)

交代
10    香川 真司▲65分 IN
 トップ下。動き良いところもあったのですけど、タッチやキックが雑で、正直レベル落ちちゃうなぁという感じ。チャンスで足につかないドリブルを見せるなど、チームのストッパー的な感じになっていました。
 ただ、後で反応を見ると、高評価と低評価で両極端な感じに。香川が入ってゲームメーカー的な役割を果たし、チームが良くなったといった高評価もありました。フォローしておきます。
14    乾 貴士▲71分 IN
18    鎌田 大地▲79分 IN
 22歳。初見。1トップだったかな。180cmと日本人としては高いですが、彼もCFタイプじゃないと聞いていました。受ける動きが良いとのことで、本来なら2列めの方が合うのかもしれません。その受ける動きで、裏へすっと動いてシュートまで行けるプレーを1つ見せていました。パサーと組み合わせたいタイプですね。ただ、最近の日本代表では良いパス出せるタイプが少なくなってしまいました。

日本代表はなぜ弱いのか?W杯イヤーのハリル監督解任はあり得ない

■2018/04/09 W杯イヤーのハリル監督解任はあり得ない
■2018/04/10 親善試合で結果を出す代表監督はむしろ悪い監督である理由
■ 2018/04/11 ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄
■2017/02/16 日本代表はなぜ弱いのか?岡野俊一郎元JFA会長の指摘
■2015/6/15 日本サッカーの終わりの始まり ワールドカップが再び遠くなる日
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
■2014/7/25 ハビエル・アギーレ日本代表新監督の経歴 メキシコ代表監督など




■2018/04/09 W杯イヤーのハリル監督解任はあり得ない

 馬鹿じゃねーのか?と驚愕。「W杯直前」と言って良い時期に代表監督を変えるなんて、あり得ません。しかも、W杯予選を突破した監督です。
 ショック療法的に本番がうまくいったとしても、長期的に見れば終わっています。
 日本代表でも多いのですけど、W杯予選または直前の練習試合で好調だったのに本番でボロクソということがあります。これは戦い方がワールドカップモードになっていないことや、ピークが本番より前になっているため。なので、練習試合を標準に合わせるのは、むしろアホなのです。
 ところが、今回の解任のせいで、以降の監督は、練習試合でも結果を出す必要があり、テストもやりづらくなります。日本はサッカー協会のレベルが低すぎでしょう。

 スポンサーの影響があったんじゃないか?という報道があり、これはさらに最悪。幼稚すぎます。

"12月の東アジアE―1選手権では宿敵・韓国に1―4と惨敗し、スポンサーからも不満の声が上がっていたという。この時点でハリル解任の可能性が浮上しながら決断するに至らなかった協会も、選手とスポンサーからの突き上げに事態を静観するわけにはいかなくなった。事実上のクーデターだ"
(選手とスポンサーから突き上げ ハリル解任は“クーデター”|日刊ゲンダイDIGITALより)

 反応を見ると賛否は半々くらいであり、これはハリル監督がすごく嫌われていたということなのですけど、好き嫌いで判断してはいけないこと。たとえハリルサッカーをクソだと思っていたとしても、反対せねばいけません。


■2018/04/10 親善試合で結果を出す代表監督はむしろ悪い監督である理由

 このタイミングで解任について、サッカー専門誌「footballista」の浅野賀一編集長は、「なぜ、準備期間がほとんどない今なのか。サッカーの常識ではあり得ない判断なので、それ以外の論理が働いたのかなと思いました」としていました。

 ただし、前述の通り、ファンの賛否は半々。これだとファンもサッカーの常識を理解していない人が多いということになります。
(ハリル、W杯直前の解任に専門家「日本サッカーの後退」( 2018/04/10 06:31 徳重辰典 BuzzFeed )より)

 インタビューアーは「この時期の解任となるとアフリカや中東諸国くらいで、他の国ではほぼ見ません」と指摘。ハリル監督はコートジボワールで似たような辞めさせられ方をしており、やはりサッカー先進国の例ではありません。
 浅野賀一編集長も「 アフリカや中東諸国など組織のオーガナイズがない国が一時期の感情に任せてやってしまうパターン」と一刀両断しています。

 浅野賀一編集長は、親善試合は「本番へのテスト」であって、そこでのパフォーマンスに意味はないとも指摘。これは本来常識なんですけどね。
  また、むしろ親善試合でベストであるのはマイナスであるとも指摘していました。「ジーコやザッケローニのチームはメンバー固定で目の前の1試合1試合を全力で戦うクラブチーム的なやり方で、本番では相手チームに研究され、丸裸にされて敗れました」という見方です。


■ 2018/04/11 ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄

 田嶋幸三会長は「1%でも2%でも、ワールドカップで勝つ可能性を追い求めたい」と、繰り返し語ったそうですけど、それこそ一番ダメなことだろうという指摘がありました。 1%や2%のために監督を解任していたら、長期的なプランは持てないためです。
  これは、目の前の試合以上に大切な長期的な戦略が置き去りにされています。戦争でもビジネスでも、戦略が大事というのは常識。"日本サッカー協会が発表したハリルホジッチの解任は、戦略を捨てた戦術"なわけです。

 ロシアワールドカップの戦績は重要ではないとも指摘されていました。それだけでなく、下手に成功してしまった方がまずいとの指摘。
 チェス世界王者だったガルリ・カスパロフさんは、「長期的に見てもっと危険なのは、悪い戦略がよい戦術やまったくの幸運のために成功するケースだ」としているそうです。
 下手に成功してしまうことで、間違ったやり方を良いと思って、正しくないやり方を続けていき、結果的によりダメになるということでしょう。ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄です。
(【コラム】ハリルホジッチの解任は“戦略なき戦術”。広がり続ける、日本と世界の差-LEGENDS STADIUM  清水 英斗 ・ 2018.4.10 より)



■2017/02/16 日本代表はなぜ弱いのか?岡野俊一郎元JFA会長の指摘

 最近の話じゃなくて、ブラジルワールドカップのときの記事を今頃読みました。元JFA会長の岡野俊一郎氏とフリーアナウンサーの金子勝彦氏の対談です。


 岡野俊一郎さんにとっては、日本代表の惨敗は想定内。「開幕直前に予想出来たので、残念でしたが僕にとってはショックではありません」としていました。
 理由はいろいろと挙げられています。まず、準備段階のミス。

・準備段階で犯した最大のミスは、指宿で愚かなトレーニングキャンプ。あそこまでハードなトレーニングを積む必要はなかった。心身ともに疲弊した状態で時差もあって気候も異なるフロリダへ行っても回復しない。ザッケローニ監督以下コーチングスタッフのミス。
・ブラジルに入ってからのコンディショニングにも問題。比較的涼しいベースキャンプ地のイトゥから前日に試合会場に入っていたけれども、南米のチームですら2日前には開催都市に入って気温と湿度に慣れようと必死だった。

 また、采配やチーム作りのミスも指摘。私もこれまで異常と思えるほど頑なにやってきたのを、土壇場で台無しにしたのにはびっくり。絶えず臨機応援にやっていたのならわかるんですが、「お前、全然変えてなかったじゃん!」っていう。

・日本のリズムで攻めて勝とうと考えていたのならば、いままで日本の攻撃のリズムを作っていたのは遠藤。守備に比重を置いて戦うのならばそれでもいいけれども、これではリズムが出るはずがない。信じられない起用法。
・国際的にもある程度の評価を受けた本田と長友、香川の3人が固まって、そうではない選手たちを見下すような風潮がチーム内にあったと聞いた。(これは金子勝彦アナ)

 そして、これらは日本サッカー協会のミスが遠因です。ザッケローニ監督ははるか昔の栄光を引きずっているだけで、実績的にも皆無に等しかったです。

・コーチ陣の中に日本人がいないのは、ザッケローニ監督と契約を交わす際に、日本人コーチを入閣させなかった日本サッカー協会の技術委員会のミス。分析とフィジカルのアシスタントコーチがいるだけでは、選手たちがどのような状態にあるのかが正確に伝わらない。
・ナショナルチームの監督を務めた経験のない人間に指揮を任せたらどうなるかは、ジーコ監督の下でグループリーグ敗退を喫したドイツ大会で学んでいるはず。ジーコが鹿島アントラーズを強くしたのは事実だが、常日頃は自分の手元に選手がいないナショナルチームを率いるには、各クラブとの連携を密にして、選手たちのコンディションを把握する必要がある。にコミュニケーション不足が生じやすい。
・にも関わらず、ザッケローニ体制では、首脳陣と選手の間を取り持つべき人間が不在だった。
・原博実も強化のトップである技術委員長と実務方のトップである専務理事を兼任するなんて非常識。どちらか一方を辞めるべき。
・会長在任中に役員を育てようとしなかった私と川淵三郎に責任がある。



■2015/6/15 日本サッカーの終わりの始まり ワールドカップが再び遠くなる日

 2014年12月に書いてアップしていなかった話。いやーな話ですが、実際ひどい内容。

 2014年はワールドカップでのあまりの内容の悪さに驚かされた年でした。

-----引用 ここから-----
日本サッカーに凋落の兆候、確実に目の前に  :日本経済新聞 2014/12/4 7:00

 男子は悲惨だった。6月から7月にかけてブラジルで開催されたワールドカップでは、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表が大きな期待を受けながら1分け2敗で敗退した。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80435160T01C14A2000000/
-----引用 ここまで-----

 ただ、真にマズいのは、年齢別代表の成績です。

-----引用 ここから-----
 今年、公式大会に出場した年齢別の男子代表は、手倉森誠監督率いる「U―21」、鈴木政一監督の「U―19」、そして吉武博文監督が受け持った「U―16」の3チーム。その各チームが出場したアジアレベルの4大会で、すべて準々決勝敗退だったのだ。
-----引用 ここまで-----

 このうち、「U―21」もまだマシです。"12年にロンドン五輪でベスト4に進んだチーム(関塚隆監督)と比較すると、全体に小粒な感は否めなかった"ものの、"今年は実質的に2歳年上の2大会への参加で、ともに準々決勝まで進み、決して悪い成績ではなかった"ためです。
 ショッキングなのは、これまで活躍してきた下の年代の敗退です。

-----引用 ここから-----
 「U―19」と「U―16」は、ともに来年に開催される国際サッカー連盟(FIFA)の年代別ワールドカップ出場を目指したチーム。いずれも、今年開催のアジア予選(AFCの選手権を兼ねる)で4位以内、すなわち準決勝進出で出場権が得られるという形だった。(略)

 長く日本が遠ざかっていた「世界」に、最初にアジアの壁を突破して出ていったのが95年のU―20日本代表だった。以来、2年ごとに開催されるU―20ワールドカップに、日本は07年まで7大会連続でアジア予選を突破して出場、99年には準優勝に輝いた。しかし09年大会以降はアジア予選の準々決勝敗退が続き、今年で4大会連続となった。

 「アジア予選が一発勝負であるところに難しさがある」

 今年7月まで長く日本の強化部門の責任者だった日本サッカー協会の原博実専務理事はそう語る。しかし4回連続の準々決勝敗退は、偶然や不運では説明できない。

 今年「U―16」がアジア予選を突破できなかったことで、日本は来年の「U―17」と「U―20」の世界大会出場をともに逃すことになった。91年以来、実に24年ぶりの出来事である。

 98年のワールドカップ出場は、28年ぶりの96年のアトランタ五輪出場に負うところが大きく、その五輪出場も95年のU-20ワールドカップでの好成績(ベスト8)が重要な要因になっている。
-----引用 ここまで-----

 日本以外の海外の代表を見ても、ユースワールドカップなどで活躍した世代がフル代表でも重要な位置を担い、ワールドカップでも活躍することが多いです。
 逆に言うと、若い世代での教科に失敗した国の未来は明るくないということです。非常に残念で悔しいですが、2014年は日本サッカー凋落の転換点になるかもしれません。


■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督

  前回のワールドカップ以来見ていなかった日本代表。2014年のブラジルワールドカップがザッケローニになって初めてのゲームです。
 前回大会は本番になってしぶとく守るサッカーに切り替えて成功。今まで通りパスサッカーで行くのか、我慢強く守るチームで行くのか?と楽しみにしていましたが、攻撃的なパスサッカーとのことで期待が高まりました。
 しかし、先発メンバーを見た瞬間から違和感を覚えました。

6月15日(日) グループC
キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス

コートジボワール     2-1     日本

 得点
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)  

日本

GK    1    川島 永嗣
RSB    2    内田 篤人  
RCB    6    森重 真人  
LCB    22    吉田 麻也  
LSB    5    長友 佑都  
RDH    17    長谷部 誠    後半9分
LDH    16    山口 蛍    
RSH    9    岡崎 慎司
OH    4    本田 圭佑  
LSH    10    香川 真司    後半41分
FW    18    大迫 勇也    後半22分

 交代
MF    7    遠藤 保仁    後半9分
FW    13    大久保 嘉人    後半22分
FW    11    柿谷 曜一朗    後半41分

グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
 ポジションはテレビ由来。

 どうもあまり使われていなかったらしい森重、山口、大迫というところをスタメンに起用。私は世代交代できないチームは苦しむというのが持論なんですけど、それは長いスパンをかけて世代交代という意味で。本番前にいきなり変更という意味ではありません。誰が入っても大丈夫なチーム作りというのもあるんですが、ザッケローニさんはそういうやり方でもしてこなかったと聞いています。
 この試合以降の選手起用、選手交代を見ても、ことごとく違和感がありました。数人変わった選手を入れた以外は、むしろ不調でも使い続けて「レギュラー選手との心中」といった批判もありました。続けるべきところをいじって壊して、変えるべきところを変えられずに泥沼にハマった感じ。
 典型的だったのが、3戦目のコロンビア戦で抜擢したボランチ青山敏弘。攻撃ではある程度見るところがあったのに交代。守備が崩れてそちらを気にしたのでは?と言われていましたが、やることなすこと裏目に。自分の采配に自身が持てない印象を受けました。


■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問

 不思議だったのは私はザッケローニ監督が代表監督に選ばれたときに、セリエAで優勝経験のある実績ある監督だと聞いていたため。にもかかわらず、あまりにも未熟に見えます。で、Wikipediaで経歴を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B

 "1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任。その後、指導者として経験を積み、ウディネーゼ"の監督になります。

●1995年 ウディネーゼ
 "1995年から1998年まで率いたウディネーゼでは、大胆な攻撃サッカーを展開。得点王となったビアホフやアモローゾを擁して1997-1998シーズンを3位という好成績で終え、UEFAカップ出場権を獲得した。この実績が認められ、翌シーズンからACミランの監督に就任することになった"

●1999年 ACミラン
 "ウディネーゼから移籍させた教え子のビアホフやヘルヴェグに加え、ズボニミール・ボバンらを中核として優勝争いを展開。終盤に失速したラツィオを逆転しスクデットを獲得する"

 Wikipediaを読むと、確かにここまでは素晴らしいです。しかし、この後がひどいのです。

 "しかし、翌1999-2000シーズンのCLでは最終節でガラタサライに逆転負けを喫し1次リーグで敗退。選手層の薄さもあってリーグ戦も3位に終わる。翌シーズンは自らのシステム3-4-3を貫こうとしたことで、4バックを標榜するベルルスコーニ会長と対立。チームも低迷(CL2次リーグ敗退)したことにより、シーズン途中で更迭され、後任にチェーザレ・マルディーニが就任した"

●2001年 SSラツィオ
 "2001-2002シーズン序盤にCLでの敗戦により解任されたディノ・ゾフの後任としてSSラツィオの監督に就任。ミラン時代とは異なり4バックも用いる柔軟な采配を見せたものの、CLではグループリーグの突破に失敗。ローマダービーで1-5の惨敗を喫するなどリーグ戦も6位と低迷。最終節にインテルの優勝を阻止する勝利(4-2)を挙げ意地を見せたが、シーズン終了後に解任された"

●2003年 インテル
 "2003-2004シーズンの途中、エクトル・ラウル・クーペルの解任を受けてインテルの監督に就任。当初は無敗で快進撃を続けたが、CLはグループステージで早々に敗退。ホームのアーセナル戦では1-5の大敗を喫した。リーグ戦も4位に終わり、翌シーズンのCL出場権は確保したものの、モラッティ会長の信頼を得られずシーズン終了後に辞任。後任候補にロベルト・マンチーニが浮上していた中での実質的な解任であった"

●2006年 トリノFC
 "2006年9月、セリエAに昇格したシーズン開幕3日前にカイロ会長と対立したジャンニ・デ・ビアージが退任したトリノFCの監督に急遽就任する。
チームは下位に低迷、2007年2月のACキエーヴォ・ヴェローナ戦では、エースのアレッサンドロ・ロジーナを外して惨敗するなどリーグ6連敗し、途中解任された"

●2009年 ユヴェントス
"2009-2010シーズン途中より、成績不振で解任されたチーロ・フェラーラの後任としてユヴェントスの監督に就任した。契約期間はシーズン終了までの4ヶ月。しかし、チーム状態の改善に失敗し、ELでは、決勝トーナメント2回戦の第2戦でフラムFCに1-4と大敗を喫して敗退。また、リーグ戦は7位に終り、CL出場権も逃した。率いたリーグ戦17試合の成績は6勝4分7敗と負け越しであった"

 優勝した後は全く結果を残していないんですよね。優勝どころか、好成績すらありません。きつい言い方してしまうと、過去の栄光にすがっているような戦績です。
 日本代表監督就任後は結果を出していたようですけど、そもそもなぜ日本サッカー協会がザッケローニさんを選んだのか?というのは不思議になる経歴でした。



■2014/7/25 ハビエル・アギーレ日本代表新監督の経歴 メキシコ代表監督など

 日本に合うかどうかはともかく、何で選んだのかわからないザッケローニ監督と違って、経歴としては納得できる人選です。

メキシコを2度W杯ベスト16に導いたアギーレ日本代表新監督とは?- 超ワールドサッカー(2014年7月24日18時40分)
http://news.infoseek.co.jp/article/webultrasoccer_172790

 以下、上の記事より。

1995-96 アトランテ(メキシコ)

1998-2001 パチューカ(メキシコ)
※1999 メキシコ冬リーグ リギージャ優勝
 "当時、1部と2部を行き来するエレベーターチームだった同チームをリーグ優勝に導き、その後メキシコ屈指の強豪チームとなるパチューカの礎を築いた。"

2001-02 メキシコ代表
※2001 コパ・アメリカ準優勝
※2002年日韓・ワールドカップ出場。ベスト16
 "パチューカでの実績を評価されて母国の代表監督に就任すると、メキシコ代表を2002年日韓・ワールドカップ本大会出場に導いた。さらに、本大会ではイタリア代表やクロアチア代表といった強豪と同居したグループステージを首位で通過するサプライズを提供した。"

2002-06 オサスナ(スペイン)
※2005 コパ・デル・レイ準優勝
 "攻守に“戦える”集団を作り上げると、2005-06シーズンにはクラブ史上最高位となる4位フィニッシュを成し遂げた。"

2006-09 アトレティコ・マドリー(スペイン)
 "唯一の落とし穴"。"これまでのクラブではハードワークを信条とした堅守速攻スタイルで結果を残してきたアギーレだったが、攻撃への過剰な意識と献身性を欠く選手たちをうまくまとめきれず、2008-09シーズン途中に解任の憂き目に遭うこととなった。"

2009-10 メキシコ代表
※2009 ゴールドカップ優勝(メキシコ代表)
※2010年南アフリカ・ワールドカップ出場。ベスト16
 "スベン・ゴラン・エリクソン前体制下で迷走していたチームにハードワークと組織的な守備を植え付け、見事に北中米カリブ海予選突破"。
 "2010年南アフリカ大会では、2005年FIFA・U-17世界選手権優勝メンバーのFWジョバニ・ドス・サントス、FWベラなどの黄金世代の若手とDFマルケスらベテラン勢を見事に融合させ、再びチームを決勝トーナメントへ"。

2010-11 サラゴサ(スペイン)
 "降格寸前のチームを残留に導く"。

2012-14 エスパニョール(スペイン)
 サラゴサと同様の結果を残す。

 持ち味は“建て直し屋”だとされていましたが、確かにそういう結果ですね。ハードワークや組織的な守備…運動量の多さは元来日本人が持っていたもので、そこらへんは合いそうです。
 でも、日本代表は善戦するものの、一歩足りずに「惜しかったね。健闘したね」で終わることが多く、最後まで持つかどうか?
 メキシコ人なんかは日本以上に平均身長が低いものの、足元の巧さはさすが中南米で日本の巧さとは異なります。DFなんかも屈強な選手が出てくる国であり、そこらへんはどうなるか?
 ただ、ワールドカップ期間中に同じく背の低いチリなどを見て、次の代表監督は中南米の人がいいと言われていたように、方向性としては合っていると思います。体格で負けても粘っこくやっていけるようにならないと、上へは行けませんね。