■2018/04/09 W杯イヤーのハリル監督解任はあり得ない
■2018/04/10 親善試合で結果を出す代表監督はむしろ悪い監督である理由
■ 2018/04/11 ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄
■2017/02/16 日本代表はなぜ弱いのか?岡野俊一郎元JFA会長の指摘
■2015/6/15 日本サッカーの終わりの始まり ワールドカップが再び遠くなる日
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
■2014/7/25 ハビエル・アギーレ日本代表新監督の経歴 メキシコ代表監督など
■2018/04/09 W杯イヤーのハリル監督解任はあり得ない
馬鹿じゃねーのか?と驚愕。「W杯直前」と言って良い時期に代表監督を変えるなんて、あり得ません。しかも、W杯予選を突破した監督です。
ショック療法的に本番がうまくいったとしても、長期的に見れば終わっています。
日本代表でも多いのですけど、W杯予選または直前の練習試合で好調だったのに本番でボロクソということがあります。これは戦い方がワールドカップモードになっていないことや、ピークが本番より前になっているため。なので、練習試合を標準に合わせるのは、むしろアホなのです。
ところが、今回の解任のせいで、以降の監督は、練習試合でも結果を出す必要があり、テストもやりづらくなります。日本はサッカー協会のレベルが低すぎでしょう。
スポンサーの影響があったんじゃないか?という報道があり、これはさらに最悪。幼稚すぎます。
"12月の東アジアE―1選手権では宿敵・韓国に1―4と惨敗し、スポンサーからも不満の声が上がっていたという。この時点でハリル解任の可能性が浮上しながら決断するに至らなかった協会も、選手とスポンサーからの突き上げに事態を静観するわけにはいかなくなった。事実上のクーデターだ"
(選手とスポンサーから突き上げ ハリル解任は“クーデター”|日刊ゲンダイDIGITALより)
反応を見ると賛否は半々くらいであり、これはハリル監督がすごく嫌われていたということなのですけど、好き嫌いで判断してはいけないこと。たとえハリルサッカーをクソだと思っていたとしても、反対せねばいけません。
■2018/04/10 親善試合で結果を出す代表監督はむしろ悪い監督である理由
このタイミングで解任について、サッカー専門誌「footballista」の浅野賀一編集長は、「なぜ、準備期間がほとんどない今なのか。サッカーの常識ではあり得ない判断なので、それ以外の論理が働いたのかなと思いました」としていました。
ただし、前述の通り、ファンの賛否は半々。これだとファンもサッカーの常識を理解していない人が多いということになります。
(ハリル、W杯直前の解任に専門家「日本サッカーの後退」( 2018/04/10 06:31 徳重辰典 BuzzFeed )より)
インタビューアーは「この時期の解任となるとアフリカや中東諸国くらいで、他の国ではほぼ見ません」と指摘。ハリル監督はコートジボワールで似たような辞めさせられ方をしており、やはりサッカー先進国の例ではありません。
浅野賀一編集長も「 アフリカや中東諸国など組織のオーガナイズがない国が一時期の感情に任せてやってしまうパターン」と一刀両断しています。
浅野賀一編集長は、親善試合は「本番へのテスト」であって、そこでのパフォーマンスに意味はないとも指摘。これは本来常識なんですけどね。
また、むしろ親善試合でベストであるのはマイナスであるとも指摘していました。「ジーコやザッケローニのチームはメンバー固定で目の前の1試合1試合を全力で戦うクラブチーム的なやり方で、本番では相手チームに研究され、丸裸にされて敗れました」という見方です。
■ 2018/04/11 ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄
田嶋幸三会長は「1%でも2%でも、ワールドカップで勝つ可能性を追い求めたい」と、繰り返し語ったそうですけど、それこそ一番ダメなことだろうという指摘がありました。 1%や2%のために監督を解任していたら、長期的なプランは持てないためです。
これは、目の前の試合以上に大切な長期的な戦略が置き去りにされています。戦争でもビジネスでも、戦略が大事というのは常識。"日本サッカー協会が発表したハリルホジッチの解任は、戦略を捨てた戦術"なわけです。
ロシアワールドカップの戦績は重要ではないとも指摘されていました。それだけでなく、下手に成功してしまった方がまずいとの指摘。
チェス世界王者だったガルリ・カスパロフさんは、「長期的に見てもっと危険なのは、悪い戦略がよい戦術やまったくの幸運のために成功するケースだ」としているそうです。
下手に成功してしまうことで、間違ったやり方を良いと思って、正しくないやり方を続けていき、結果的によりダメになるということでしょう。ロシアワールドカップで成功したときが、本当の地獄です。
(【コラム】ハリルホジッチの解任は“戦略なき戦術”。広がり続ける、日本と世界の差-LEGENDS STADIUM 清水 英斗 ・ 2018.4.10 より)
■2017/02/16 日本代表はなぜ弱いのか?岡野俊一郎元JFA会長の指摘
最近の話じゃなくて、ブラジルワールドカップのときの記事を今頃読みました。元JFA会長の岡野俊一郎氏とフリーアナウンサーの金子勝彦氏の対談です。
岡野俊一郎さんにとっては、日本代表の惨敗は想定内。「開幕直前に予想出来たので、残念でしたが僕にとってはショックではありません」としていました。
理由はいろいろと挙げられています。まず、準備段階のミス。
・準備段階で犯した最大のミスは、指宿で愚かなトレーニングキャンプ。あそこまでハードなトレーニングを積む必要はなかった。心身ともに疲弊した状態で時差もあって気候も異なるフロリダへ行っても回復しない。ザッケローニ監督以下コーチングスタッフのミス。
・ブラジルに入ってからのコンディショニングにも問題。比較的涼しいベースキャンプ地のイトゥから前日に試合会場に入っていたけれども、南米のチームですら2日前には開催都市に入って気温と湿度に慣れようと必死だった。
また、采配やチーム作りのミスも指摘。私もこれまで異常と思えるほど頑なにやってきたのを、土壇場で台無しにしたのにはびっくり。絶えず臨機応援にやっていたのならわかるんですが、「お前、全然変えてなかったじゃん!」っていう。
・日本のリズムで攻めて勝とうと考えていたのならば、いままで日本の攻撃のリズムを作っていたのは遠藤。守備に比重を置いて戦うのならばそれでもいいけれども、これではリズムが出るはずがない。信じられない起用法。
・国際的にもある程度の評価を受けた本田と長友、香川の3人が固まって、そうではない選手たちを見下すような風潮がチーム内にあったと聞いた。(これは金子勝彦アナ)
そして、これらは日本サッカー協会のミスが遠因です。ザッケローニ監督ははるか昔の栄光を引きずっているだけで、実績的にも皆無に等しかったです。
・コーチ陣の中に日本人がいないのは、ザッケローニ監督と契約を交わす際に、日本人コーチを入閣させなかった日本サッカー協会の技術委員会のミス。分析とフィジカルのアシスタントコーチがいるだけでは、選手たちがどのような状態にあるのかが正確に伝わらない。
・ナショナルチームの監督を務めた経験のない人間に指揮を任せたらどうなるかは、ジーコ監督の下でグループリーグ敗退を喫したドイツ大会で学んでいるはず。ジーコが鹿島アントラーズを強くしたのは事実だが、常日頃は自分の手元に選手がいないナショナルチームを率いるには、各クラブとの連携を密にして、選手たちのコンディションを把握する必要がある。にコミュニケーション不足が生じやすい。
・にも関わらず、ザッケローニ体制では、首脳陣と選手の間を取り持つべき人間が不在だった。
・原博実も強化のトップである技術委員長と実務方のトップである専務理事を兼任するなんて非常識。どちらか一方を辞めるべき。
・会長在任中に役員を育てようとしなかった私と川淵三郎に責任がある。
■2015/6/15 日本サッカーの終わりの始まり ワールドカップが再び遠くなる日
2014年12月に書いてアップしていなかった話。いやーな話ですが、実際ひどい内容。
2014年はワールドカップでのあまりの内容の悪さに驚かされた年でした。
-----引用 ここから-----
日本サッカーに凋落の兆候、確実に目の前に :日本経済新聞 2014/12/4 7:00
男子は悲惨だった。6月から7月にかけてブラジルで開催されたワールドカップでは、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表が大きな期待を受けながら1分け2敗で敗退した。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80435160T01C14A2000000/
-----引用 ここまで-----
ただ、真にマズいのは、年齢別代表の成績です。
-----引用 ここから-----
今年、公式大会に出場した年齢別の男子代表は、手倉森誠監督率いる「U―21」、鈴木政一監督の「U―19」、そして吉武博文監督が受け持った「U―16」の3チーム。その各チームが出場したアジアレベルの4大会で、すべて準々決勝敗退だったのだ。
-----引用 ここまで-----
このうち、「U―21」もまだマシです。"12年にロンドン五輪でベスト4に進んだチーム(関塚隆監督)と比較すると、全体に小粒な感は否めなかった"ものの、"今年は実質的に2歳年上の2大会への参加で、ともに準々決勝まで進み、決して悪い成績ではなかった"ためです。
ショッキングなのは、これまで活躍してきた下の年代の敗退です。
-----引用 ここから-----
「U―19」と「U―16」は、ともに来年に開催される国際サッカー連盟(FIFA)の年代別ワールドカップ出場を目指したチーム。いずれも、今年開催のアジア予選(AFCの選手権を兼ねる)で4位以内、すなわち準決勝進出で出場権が得られるという形だった。(略)
長く日本が遠ざかっていた「世界」に、最初にアジアの壁を突破して出ていったのが95年のU―20日本代表だった。以来、2年ごとに開催されるU―20ワールドカップに、日本は07年まで7大会連続でアジア予選を突破して出場、99年には準優勝に輝いた。しかし09年大会以降はアジア予選の準々決勝敗退が続き、今年で4大会連続となった。
「アジア予選が一発勝負であるところに難しさがある」
今年7月まで長く日本の強化部門の責任者だった日本サッカー協会の原博実専務理事はそう語る。しかし4回連続の準々決勝敗退は、偶然や不運では説明できない。
今年「U―16」がアジア予選を突破できなかったことで、日本は来年の「U―17」と「U―20」の世界大会出場をともに逃すことになった。91年以来、実に24年ぶりの出来事である。
98年のワールドカップ出場は、28年ぶりの96年のアトランタ五輪出場に負うところが大きく、その五輪出場も95年のU-20ワールドカップでの好成績(ベスト8)が重要な要因になっている。
-----引用 ここまで-----
日本以外の海外の代表を見ても、ユースワールドカップなどで活躍した世代がフル代表でも重要な位置を担い、ワールドカップでも活躍することが多いです。
逆に言うと、若い世代での教科に失敗した国の未来は明るくないということです。非常に残念で悔しいですが、2014年は日本サッカー凋落の転換点になるかもしれません。
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
前回のワールドカップ以来見ていなかった日本代表。2014年のブラジルワールドカップがザッケローニになって初めてのゲームです。
前回大会は本番になってしぶとく守るサッカーに切り替えて成功。今まで通りパスサッカーで行くのか、我慢強く守るチームで行くのか?と楽しみにしていましたが、攻撃的なパスサッカーとのことで期待が高まりました。
しかし、先発メンバーを見た瞬間から違和感を覚えました。
6月15日(日) グループC
キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス
コートジボワール 2-1 日本
得点
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)
日本
GK 1 川島 永嗣
RSB 2 内田 篤人
RCB 6 森重 真人
LCB 22 吉田 麻也
LSB 5 長友 佑都
RDH 17 長谷部 誠 後半9分
LDH 16 山口 蛍
RSH 9 岡崎 慎司
OH 4 本田 圭佑
LSH 10 香川 真司 後半41分
FW 18 大迫 勇也 後半22分
交代
MF 7 遠藤 保仁 後半9分
FW 13 大久保 嘉人 後半22分
FW 11 柿谷 曜一朗 後半41分
グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
ポジションはテレビ由来。
どうもあまり使われていなかったらしい森重、山口、大迫というところをスタメンに起用。私は世代交代できないチームは苦しむというのが持論なんですけど、それは長いスパンをかけて世代交代という意味で。本番前にいきなり変更という意味ではありません。誰が入っても大丈夫なチーム作りというのもあるんですが、ザッケローニさんはそういうやり方でもしてこなかったと聞いています。
この試合以降の選手起用、選手交代を見ても、ことごとく違和感がありました。数人変わった選手を入れた以外は、むしろ不調でも使い続けて「レギュラー選手との心中」といった批判もありました。続けるべきところをいじって壊して、変えるべきところを変えられずに泥沼にハマった感じ。
典型的だったのが、3戦目のコロンビア戦で抜擢したボランチ青山敏弘。攻撃ではある程度見るところがあったのに交代。守備が崩れてそちらを気にしたのでは?と言われていましたが、やることなすこと裏目に。自分の采配に自身が持てない印象を受けました。
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
不思議だったのは私はザッケローニ監督が代表監督に選ばれたときに、セリエAで優勝経験のある実績ある監督だと聞いていたため。にもかかわらず、あまりにも未熟に見えます。で、Wikipediaで経歴を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B
"1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任。その後、指導者として経験を積み、ウディネーゼ"の監督になります。
●1995年 ウディネーゼ
"1995年から1998年まで率いたウディネーゼでは、大胆な攻撃サッカーを展開。得点王となったビアホフやアモローゾを擁して1997-1998シーズンを3位という好成績で終え、UEFAカップ出場権を獲得した。この実績が認められ、翌シーズンからACミランの監督に就任することになった"
●1999年 ACミラン
"ウディネーゼから移籍させた教え子のビアホフやヘルヴェグに加え、ズボニミール・ボバンらを中核として優勝争いを展開。終盤に失速したラツィオを逆転しスクデットを獲得する"
Wikipediaを読むと、確かにここまでは素晴らしいです。しかし、この後がひどいのです。
"しかし、翌1999-2000シーズンのCLでは最終節でガラタサライに逆転負けを喫し1次リーグで敗退。選手層の薄さもあってリーグ戦も3位に終わる。翌シーズンは自らのシステム3-4-3を貫こうとしたことで、4バックを標榜するベルルスコーニ会長と対立。チームも低迷(CL2次リーグ敗退)したことにより、シーズン途中で更迭され、後任にチェーザレ・マルディーニが就任した"
●2001年 SSラツィオ
"2001-2002シーズン序盤にCLでの敗戦により解任されたディノ・ゾフの後任としてSSラツィオの監督に就任。ミラン時代とは異なり4バックも用いる柔軟な采配を見せたものの、CLではグループリーグの突破に失敗。ローマダービーで1-5の惨敗を喫するなどリーグ戦も6位と低迷。最終節にインテルの優勝を阻止する勝利(4-2)を挙げ意地を見せたが、シーズン終了後に解任された"
●2003年 インテル
"2003-2004シーズンの途中、エクトル・ラウル・クーペルの解任を受けてインテルの監督に就任。当初は無敗で快進撃を続けたが、CLはグループステージで早々に敗退。ホームのアーセナル戦では1-5の大敗を喫した。リーグ戦も4位に終わり、翌シーズンのCL出場権は確保したものの、モラッティ会長の信頼を得られずシーズン終了後に辞任。後任候補にロベルト・マンチーニが浮上していた中での実質的な解任であった"
●2006年 トリノFC
"2006年9月、セリエAに昇格したシーズン開幕3日前にカイロ会長と対立したジャンニ・デ・ビアージが退任したトリノFCの監督に急遽就任する。
チームは下位に低迷、2007年2月のACキエーヴォ・ヴェローナ戦では、エースのアレッサンドロ・ロジーナを外して惨敗するなどリーグ6連敗し、途中解任された"
●2009年 ユヴェントス
"2009-2010シーズン途中より、成績不振で解任されたチーロ・フェラーラの後任としてユヴェントスの監督に就任した。契約期間はシーズン終了までの4ヶ月。しかし、チーム状態の改善に失敗し、ELでは、決勝トーナメント2回戦の第2戦でフラムFCに1-4と大敗を喫して敗退。また、リーグ戦は7位に終り、CL出場権も逃した。率いたリーグ戦17試合の成績は6勝4分7敗と負け越しであった"
優勝した後は全く結果を残していないんですよね。優勝どころか、好成績すらありません。きつい言い方してしまうと、過去の栄光にすがっているような戦績です。
日本代表監督就任後は結果を出していたようですけど、そもそもなぜ日本サッカー協会がザッケローニさんを選んだのか?というのは不思議になる経歴でした。
■2014/7/25 ハビエル・アギーレ日本代表新監督の経歴 メキシコ代表監督など
日本に合うかどうかはともかく、何で選んだのかわからないザッケローニ監督と違って、経歴としては納得できる人選です。
メキシコを2度W杯ベスト16に導いたアギーレ日本代表新監督とは?- 超ワールドサッカー(2014年7月24日18時40分)
http://news.infoseek.co.jp/article/webultrasoccer_172790
以下、上の記事より。
1995-96 アトランテ(メキシコ)
1998-2001 パチューカ(メキシコ)
※1999 メキシコ冬リーグ リギージャ優勝
"当時、1部と2部を行き来するエレベーターチームだった同チームをリーグ優勝に導き、その後メキシコ屈指の強豪チームとなるパチューカの礎を築いた。"
2001-02 メキシコ代表
※2001 コパ・アメリカ準優勝
※2002年日韓・ワールドカップ出場。ベスト16
"パチューカでの実績を評価されて母国の代表監督に就任すると、メキシコ代表を2002年日韓・ワールドカップ本大会出場に導いた。さらに、本大会ではイタリア代表やクロアチア代表といった強豪と同居したグループステージを首位で通過するサプライズを提供した。"
2002-06 オサスナ(スペイン)
※2005 コパ・デル・レイ準優勝
"攻守に“戦える”集団を作り上げると、2005-06シーズンにはクラブ史上最高位となる4位フィニッシュを成し遂げた。"
2006-09 アトレティコ・マドリー(スペイン)
"唯一の落とし穴"。"これまでのクラブではハードワークを信条とした堅守速攻スタイルで結果を残してきたアギーレだったが、攻撃への過剰な意識と献身性を欠く選手たちをうまくまとめきれず、2008-09シーズン途中に解任の憂き目に遭うこととなった。"
2009-10 メキシコ代表
※2009 ゴールドカップ優勝(メキシコ代表)
※2010年南アフリカ・ワールドカップ出場。ベスト16
"スベン・ゴラン・エリクソン前体制下で迷走していたチームにハードワークと組織的な守備を植え付け、見事に北中米カリブ海予選突破"。
"2010年南アフリカ大会では、2005年FIFA・U-17世界選手権優勝メンバーのFWジョバニ・ドス・サントス、FWベラなどの黄金世代の若手とDFマルケスらベテラン勢を見事に融合させ、再びチームを決勝トーナメントへ"。
2010-11 サラゴサ(スペイン)
"降格寸前のチームを残留に導く"。
2012-14 エスパニョール(スペイン)
サラゴサと同様の結果を残す。
持ち味は“建て直し屋”だとされていましたが、確かにそういう結果ですね。ハードワークや組織的な守備…運動量の多さは元来日本人が持っていたもので、そこらへんは合いそうです。
でも、日本代表は善戦するものの、一歩足りずに「惜しかったね。健闘したね」で終わることが多く、最後まで持つかどうか?
メキシコ人なんかは日本以上に平均身長が低いものの、足元の巧さはさすが中南米で日本の巧さとは異なります。DFなんかも屈強な選手が出てくる国であり、そこらへんはどうなるか?
ただ、ワールドカップ期間中に同じく背の低いチリなどを見て、次の代表監督は中南米の人がいいと言われていたように、方向性としては合っていると思います。体格で負けても粘っこくやっていけるようにならないと、上へは行けませんね。