2025年4月21日月曜日

カメルーン代表のMFクンデ・マロング、評価低いが素晴らしいプレー

■2021/06/18 カメルーン代表不参加の理由はメルアド宛先ミスだった…
■2022/09/21 カメルーン代表注目はオナナ、ヌフ・トロ、アブバカルなど
■2022/11/16 カメルーン代表注目選手は、オナナ、コリンズ・ファイ、アブバカルなど
■2022/11/29 カメルーン代表のMFクンデ・マロング、評価低いが素晴らしいプレー
■2023/01/12 カメルーン代表好きな選手ベスト11 トラブル多いが個性派選手だらけ!
■2021/06/18 五輪代表で16歳GK活躍!何かの間違いではないかと思ったが…



■2021/06/18 カメルーン代表不参加の理由はメルアド宛先ミスだった…

 カメルーン代表の話でなにか…と思ったら、<連絡来ないと思ったら…バイエルンFWがカメルーン代表不参加となった悲しい理由>(3/24(水) 9:05配信 ゲキサカ)という記事が出てきました。仕事のミスでもあるあるですね。

<バイエルンのFWエリック・マキシム・シュポ・モティングがカメルーン代表メンバーから外れてしまった。その理由は、カメルーンサッカー連盟がバイエルンに送付するはずのメールを誤送信していたためだという。独『ビルト』などが伝えている。
 (中略)メルーンサッカー連盟は、バイエルンに送信するはずだったメールをカメルーンサッカー連盟自身に送り直していたという>
https://news.yahoo.co.jp/articles/5521740c50f97878d59afb64a9d6301ef55050ab

 バイエルンの専門メディア『フットボールワークス』によると、シュポ・モティングの父カミーユさんは自身の息子がカメルーン代表の招集を拒否したわけではないと擁護。「連盟から私に何が起きたか連絡があったんだ。彼らがバイエルンに確認したら、代表招集の連絡は届いていないと判明したという」などと言っていたそうです。
 「招待状を送るときは、必ず正しいアドレスに送るようにしてほしい。そうしないと、クラブやマキシムのせいになってしまう」ともおっしゃっていました。前述のように「あるある」な話ですから、社会人も社会人でないみなさんも気をつけてください。



■2022/09/21 カメルーン代表注目はオナナ、ヌフ・トロ、アブバカルなど

 カメルーンはアフリカで一番好きな選手が多かった国。前回大会は予選落ちで悲しかったのですが、2022年は復帰。久々ですので、メンバーはガラッと変わっていると思われます。

 あるサイトで最も注目とされていたのは、GKのアンドレ・オナナ。別サイトで2020年とちょっと古い<カメルーン代表って誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? アヤックスの守護神、リーガ最年少得点記録保持者も | フットボールチャンネル>でも、GKはオナナが注目選手。バルセロナ出身なのですが、当時はもうひとりカメルーンのGKがいたそうで、えらいかぶっていましたね。

<バルセロナの下部組織出身らしく足もとの技術に長け、ショートパスでビルドアップに参加するだけでなく、糸を引くような高精度のロングフィードで展開を大きく変えられる能力も持つ。
 実のいとこで同時期にバルセロナで共にプレーした1歳年上のファブリス・オンドアの方が早くにA代表デビューを飾り、より多くのキャップ数を重ねてはいる。しかし、ここ2年ほどはオナナの方がゴールマウスに立つ機会を増やしており、トニ・コンセイソン監督からの信頼も厚い>
https://www.footballchannel.jp/2020/10/09/post392403/

 上記ページの注目メンバーに入っていなかったのですが、DFではその後伸びた無名の選手の方が注目っぽい感じ。<サラーも封じた“MLS戦士”に集まる注目 レアルやリヴァプールが見つめるカメルーンの守備職人|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!>(2022年02月05日)という記事が出ています。

<アフリカ・ネイションズカップの開催前まで、彼に注目している人はほとんどいなかったと言っていいだろう。しかし、今大会でベスト4にまで駒を進めたカメルーン代表のなかで、この男は一気に各方面からの評価を高めてみせた。現在は欧州ですらプレイしていない選手だが、今後の彼にはトップクラブからのオファーが舞い込むかもしれない。
 そんな可能性が取り沙汰されているのはカメルーン代表DFヌフ・トロ(24)だ。今回のアフリカ・ネイションズカップにて、左SBやCBの一角としてカメルーンの守備を支えた同選手。準決勝のエジプト戦ではリヴァプールに所属するFWモハメド・サラーにも自由を与えず、120分間を守り切ってみせた>
https://www.theworldmagazine.jp/20220205/05feature/336763

 ヌフ・トロは上記で左SBやCBとありました。ウィキペディアによると、代表デビューは左サイドバック。身長は175cmしかないこともサイドバックっぽさがあります。カメルーンのサイドバックは好きな選手が多かったので、好きになれるかもしれません。

 MFは再びザ・ワールドの記事から。セントラルミッドフィルダーのアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサは2010年は24歳。身体能力の高さを生かしたボール奪取のみならず、予測能力や戦術眼の確かさを生かしたパスワークでも持ち味を発揮できるといいます。
 当時25歳のピエール・クンデ・マロングはハードワークをこなすタイプ。彼より若い当時23歳のヤン・ブライス・エテキも似たタイプみたいですね。ただ、記事の時点では試合出場はゼロ。初招集だったようです。こうやって見ていくと、中盤は攻撃的なタレント不足でしょうか。

 じゃあ、FWだよりなのか?と言うと、FWの方も当時は中心選手が招集されていなかったそう。本来は、エリック=マクシム・シュポ・モティングとヴァンサン・アブバカルという2大エースストライカーが中心だったみたいですね。じゃあ、彼らの方を調べてみましょうか。

 検索してみると、シュポ・モティングはストライカーではあるものの、もともとはウインガーである程度足元の技術もあるタイプ。カメルーンらしくスピードもあるかもしれません。191cmと長身ですが、ガタイで勝負するタイプではなさげですね。むしろ好みです。現在はもう33歳というベテランでした。

 ヴァンサン・アブバカルも30歳。184cmとやや大きめで、身体能力が高く足元の技術が高いとのこと。ストライカーとあったように、2021年にはアフリカネイションズカップ得点王になっており、得点能力も高いようですね。



■2022/11/16 カメルーン代表注目選手は、オナナ、コリンズ・ファイ、アブバカルなど

 前回大会出場できなかったカメルーンは、地元開催となった2021年のアフリカネイションズカップで3位、ワールドカップ予選も突破しています。
 <2022 W杯で注目すべきカメルーン人選手5選>(FIFA)では、以下の5人が注目選手となっていました。ベテラン選手ばっかりなところは気になりますね。若手が出て来ないチームは活躍しづらいというのが、私の持論です。

アンドレ・オナナ ポジション:ゴールキーパー 年齢:26歳
<ジョセフ=アントワーヌ・ベル、トーマス・ヌコノ、カルロス・カメニなど、優秀なゴールキーパーを多く輩出してきたカメルーン。その系譜を継いだのが、今夏に名門インテルナツィオナーレ・ミラノに加入したアンドレ・オナナだ。母国の英雄サミュエル・エトーが創立したサミュエル・エトーファンデーション出身者は、長身で身体能力が非常に高い。空中戦にめっぽう強く、猫のような素早い反射神経を持つゴールキーパーだ。
 ショットストッパーとしても秀逸だが、同時にパスセンスにも長けていて、オナナのゴールキックやスローから一気にチャンスを作り出すことも少なくない。瞬時の判断力にも優れるため、必要に応じて、迅速にペナルティーエリアを飛び出しては敵の攻撃の芽を摘むことも>

コリンズ・ファイ ポジション:ディフェンダー 年齢:30歳
<ピッチ上のコリンズ・ファイを見ていて、最初に気づくのがその爆発的なスピード。サウジアラビアのアルタイSKに所属するダイナミックなサイドバックは、このポジションでは確実にアフリカ随一の速さを持つ。攻守にわたって大きな脅威になるのことは間違いない。
 対峙するフォワードを徹底的にマークしつつ、前線にスペースを見つけては飛び出していく。ドリブルでの仕掛けも得意とし、右ミッドフィールダーとの連携で相手の左サイドを切り崩す姿は度々見られてきた>

ヴァンサン・アブバカル ポジション:フォワード 年齢:30歳
<敵のペナルティーエリア内で暴れまわる替えの利かないエースは、昨年のネイションズカップでも得点王に輝いた。
 (中略)アスレティシズムに優れ、特に空中戦で抜群の強さを誇る。ハードワークを厭わないタイプなために、チームメイトからの信頼も絶大のオールラウンドなストライカー。代表での得点数は37まで伸ばしており、すでに同国の伝説的ストライカー、ロジェ・ミラの記録を抜いて最多得点記録史上3位まで上り詰めている。ちなみに1位はサミュエル・エトーの56得点、2位はフランソワ・オマン=ビイクの45得点である>

カール・トコ・エカンビ ポジション:フォワード 年齢:30歳
<セカンドストライカーとして起用されることの多いカール・トコ・エカンビは、スペースを作り出すスペシャリストで、チームの攻撃に奥行きをもたらしてくれる。両サイドのワイドエリアでのプレーにも対応可能で、特に左サイドではアンブロワーズ・オヨンゴとの連携から、しばしば好機を演出してきた。
 (中略)エカンビのストロングポイントは、ボールを持ったときのスピードだろう。自陣の深い位置でボールを受けて、そのままバイタルエリアまで持ち込むことができる存在。そのため速攻の際こそ、エカンビの長所が最も有効となる。決定力も高く、敵陣のどこからでもゴールを狙える点も強みだ>

エリック・マキシム・シュポ=モティング ポジション:フォワード 年齢:33歳
<戦術理解力が高いポリバレントな選手のため、攻撃的なポジションや戦術はどんなものでも対応可能だ。(中略)スピードとテクニックを兼備し、特にペナルティーエリア周辺で脅威をもたらすベテランだ>


■2022/11/29 カメルーン代表のMFクンデ・マロング、評価低いが素晴らしいプレー

カメルーン    3-3 セルビア

 カメルーンはロングボール多い。このせいでセルビアペースだが、形がないところからチャンス作ってくる。セルビアのミスの後の失点から、カメルーンが乗ってきた。
 ヨーロッパでやっている選手ばかりなので、アフリカも最近は組織的なサッカーをずっと嗜好しているのだが、カメルーンだけいつまで経っても昔ながらのアフリカっぽい粗いサッカー。これがワールドカップで勝利少なく、予選落ちもあるところなのかもしれない。ボールウォッチャーになってフリーになるのも多い。
 あと、カメルーンは注目GKのオナナは初戦の後追放されたそう。カメルーンは毎度揉める。これも他のアフリカ勢と比べてもひどい。これによりすごい選手がいてもワールドカップでは負けまくっていた。
 今大会珍しく点の取り合いに。失点の場合は必ずしもそうではないが、間延びして攻めあいというのも今大会珍しかった。
 両チームとも好きになれそうで応援チームを決めずに見始める。見出してみると、久々の出場で選手がわからないカメルーンよりセルビア…ということで、セルビアを応援。結局引き分けで、応援チームは4勝4敗7引き分けで五分。今大会引き分け多い印象だけど、どうだろう?

4-3-3

GK 16    D.エパシ
 注目GKのオナナは初戦の後追放されたそう。カメルーンは毎度揉めるな。
 クロスに出て触れないところ。後半、オフサイドだったが1VS1で触って防ぐ好プレーはあった。

CB 3    N.ヌクル
 CKニアですらしてアシスト。後半きちんとクリアできずに後ろのFWに渡してしまってピンチになりかけ。

CB 21    J.C.カステレット
 CKニアですらしたボール押し込んで先制点。

CH 18    M.オングラ
 前半アディショナルタイム、パスミスしてカウンター食らう。

(FW 10    V.アブバカル)
 FWに入る。切り返し繰り返してシュート打とうというところ。オフサイドディレイだったがウラへのボール、GKに1対1になってGKが近かったためかなり高い角度のあるループシュートで決める。これがVARでオフサイド取り消しという珍しいパターン。ループのゴールも久々に見た。VTR見るとオフサイドに見えるんだけどオンサイド判定。
 また、ウラへのスルーパス、今度は空いている選手を使ってアシスト。

Lインサイドハーフ 15    クンデ・マロング(ピエール・クンデ、ピエール・マロング、ピエール・クンデ・マロング) 27歳
 フォーメーションによるとLインサイドハーフとなっていたが、右によく出ていたしどうなんだろう?
 ロングボールから右サイド角度あまりないところ、上げずに意外性ある強いシュート。左のCKも蹴る。圧倒的に相手身長高いが、ニアへの早いボールから得点に。
 中盤で奪って一気に持ち上がって良いプレーだったが、シュートと跳ね返りのもう1本はいまいち。ただ、良い選手だ。
 DFラインから上げたボールだったけど、彼かな、後半、ウラへのボール一発でアシスト。
 クラブレベルでは有名な選手じゃないみたいだけど、今日はすごく良かった。

(5    G.オンドゥア)

Rインサイドハーフ 8    A.F.ザンボアンギサ
 たぶん彼じゃないかと思うがクリアが小さくなった上に、ボールに釣られてフリーにして失点。

(14    S.O.グエ)

LWG 12    K.トコエカンビ
 高い位置で良いカットしてチャンスになりかけ。

(11    C.バソゴグ)

REG 20    B.エムベウモ
 後半、右からのFK左足で曲げながら良いボール、GKの前に入れてチャンスなりかけ。

(7    J.K.エンクドゥ)

CF 13    E.シュポモティング
 後半、速攻で押し込んで同点ゴール。



■2023/01/12 カメルーン代表好きな選手ベスト11 トラブル多いが個性派選手だらけ!

 カメルーン代表好きな選手ベスト11。カメルーンはアフリカではなぜか圧倒的に好きなチーム。好きな選手も多いです。たぶんアフリカの好きな選手ベスト11を作ると、カメルーンが最も多くなると思います。
 ただ、好きな選手がGKやSBに重なっており、フォーメーション的には困るところ。さすがにGKを複数にはできないので外しています。
 このカメルーン代表は良い選手も多いのですが、不仲でまとまらずトラブルが多く、ムラがあることが多いですね。アフリカらしいと言えば、アフリカらしいですけど…。なので、好きですけど、あんまり強いわけじゃないですね。考えてみると、私が好きな国はそもそもあまり強くないことが多いので、強くないのは普通なんですが…。

   エムボマ アブバカル

ウォメ   クンデ   エトオ

      Aソング

アスーエコト     ジェレミ

  カステッレット Rソング

      カメニ

GK カルロス・カメニ 9 16歳(2000年オリンピック) 1984/2/18 186cm
 2000年にシドニーオリンピック代表で見て、すごくいい選手だと思ったのですが、16歳と聞いて驚き。何かの間違いではないかと思ってしまいました。フル代表も17歳でデビュー、19歳あたりから国際大会でレギュラーとなっています。

(GK ジャック・ソンゴォ(ソンゴオ)) 5 1964/3/17 182cm
 GKにはカメニがいるのであれですが、ソンゴオも好きだったんですよね。リーガ・エスパニョーラのデポルティーボ・ラ・コルーニャでもプレーを見ていました。

CB,RSB リゴベール・ソング 1 1976/7/1 183cm
 好きだったわけではないものの、歴代選手の名前を見て記憶に残っているCBというと彼なので。

CB  ジャン=シャルル・カステッレット 1 27歳(2022年ワールドカップ) 1995/1/26 185cm
 CKニアですらしたボール押し込んで先制点。

LSB ブノワ・アスー=エコト 8 1984/3/24 178cm
 テクニックとアイデアのある攻撃的なサイドバックでめちゃくちゃ気に入った選手。しかし、問題児であり、試合中に敵ではなく味方と揉めて暴力を振るうなど、ワールドカップではさんざんでした…。カメルーンはいつもトラブルがあるイメージです。

RB、RSH、CH ジェレミ(ジェレーミ)・ヌジタップ 7 1978/12/20 175cm
 メモで好きと書いていなかったのですが、確か好きだった選手。レアル・マドリーでよく見ていました。運動量が多く頑張る選手だった記憶。レアル・マドリーのRSBではミチェル・サルガドも好きでしたが、ジェレーミの方が好きだった気がします。

DH アレクサンドル・ソング 6 1987/9/9 184cm
 リゴベール・ソングの甥っ子。めちゃくちゃ好きな選手だったような記憶もあるんですが、うろ覚えです。

LSB、LSH ピエール・ウォメ 5 1979/3/26 178cm
 ロングスローが印象的だった選手。アフリカ陣選手は特有のバネがあるので、ロングスローが得意な選手が多いですね。うちはLSBにはアスー=エコトもいるので、LSHもやると知ったウォメを前で起用。ただ、アスー=エコトが攻撃的すぎるので、逆にした方がバランスが良いかもしれません。

Lインサイドハーフ クンデ・マロング(ピエール・クンデ、ピエール・マロング、ピエール・クンデ・マロング) 4 27歳(2022年ワールドカップ) 1995/7/26 181cm
 2022年、久々にワールドカップに出てきたカメルーンは正直イマイチ。ただ、そんな中で一番気に入ったのが彼。確かメディアによって、クンデとかマロングとか呼称が安定しなかった選手。
 フォーメーションによるとLインサイドハーフとなっていたが、右によく出ていたしひょっとしたら違うかも。
 ロングボールから右サイド角度あまりないところ、上げずに意外性ある強いシュート。左のCKも蹴っていて、圧倒的に相手身長高いが、ニアへの早いボールから得点に。中盤で奪って一気に持ち上がって良いプレーも。クラブレベルでは有名な選手じゃないみたいだけど、今日はすごく良かった。

FW、RWG サミュエル・エトオ(エトー) 9 1981/3/10 180cm
 やはりリーガ・エスパニョーラでもよく見た選手。マジョルカやバルセロナで見ましたね。元はレアル・マドリーでレンタルされていたので、一応彼も禁断の移籍でしょうか。アフリカの選手はみなスピードがあるものの、彼は特に爆発的・瞬間的なスピードがすごかった選手。スピードだけでなく、決定力が高くゴールも量産できるなど、他のプレイもハイレベルでした。

FW パトリック・エムボマ 3 1970/11/15 185cm
 正直現役時代は特別好きじゃありませんでしたが、カメルーンの歴代選手の名前を眺めてみると目立つ選手。意外性ありすぎなプレーをしていて、とにかく個性的でしたね。

FW ヴァンサン・アブバカル 1 30歳(2022年ワールドカップ) 1992/1/22 184cm
 FWに入る。切り返し繰り返してシュート打とうというところ。オフサイドディレイだったがウラへのボール、GKに1対1になってGKが近かったためかなり高い角度のあるループシュートで決める。これがVARでオフサイド取り消しという珍しいパターン。ループのゴールも久々に見た。VTR見るとオフサイドに見えるんだけどオンサイド判定。
 また、ウラへのスルーパス、今度は空いている選手を使ってアシスト。


■2021/06/18 五輪代表で16歳GK活躍!何かの間違いではないかと思ったが…

 もともと書きたかった話は、カメルーンで私の好きな選手…という話題。ただ、皆さんにとってはどうでもいい話だろうと思ったので、急遽上記の話を見つけてきました。
 カメルーンはアフリカで一番好きな選手が多かった国。アフリカの好きな選手ベスト11を作ったら、たぶんカメルーンが圧倒的だと思われます。ただ、名前思い出せない選手が多いので、そこらへんは今後追加ですね。少なくともLSBで好きな選手がいたんですが、名前を思い出せません…。

GK カルロス・カメニ 8
 2000年にシドニーオリンピック代表で見て、いい選手だと思ったのですが、16歳と聞いて驚き。何かの間違いではないかと思ってしまいました。フル代表も17歳でデビュー、19歳あたりから国際大会でレギュラーとなっています。
(GK ジャック・ソンゴオ) 5
 GKにはカメニがいるのであれですが、ソンゴオも好きだったんですよね。リーガ・エスパニョーラのデポルティーボ・ラ・コルーニャでもプレーを見ていました。
RB、RSH ジェレミ(ジェレーミ)・ヌジタップ 6
 メモで好きと書いていなかったのですが、確か好きだった選手。レアル・マドリーでよく見ていました。運動量が多く頑張る選手だった記憶。レアル・マドリーのRSBではミチェル・サルガドも好きでしたが、ジェレーミの方が好きだった気がします。
FW サミュエル・エトオ(エトー) 9
 やはりリーガ・エスパニョーラでもよく見た選手。マジョルカやバルセロナで見ましたね。元はレアル・マドリーでレンタルされていたので、一応彼も禁断の移籍でしょうか。アフリカの選手はみなスピードがあるものの、彼は特に爆発的・瞬間的なスピードがすごかった選手。スピードだけでなく、決定力が高くゴールも量産できるなど、他のプレイもハイレベルでした。

2025年4月20日日曜日

高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?

■2020/01/27  サッカー王国静岡出身ではないのに静岡学園で10番の松村優太
■2020/01/27 高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?
■2020/01/27 静岡学園の時代の流れに逆行する伝統が松村の選択の理由に
■2024/04/15 候補が多すぎて逆に困る静岡県出身の好きな選手ベスト11選定中



■2020/01/27  サッカー王国静岡出身ではないのに静岡学園で10番の松村優太

 鹿島アントラーズへの加入が決まっていた松村優太に関する静岡学園の10番・松村優太は「TVに映っている試合は強い」。契機になったコンバートと地元大阪を離れた理由【全国高校サッカー選手権】 | フットボールチャンネル(2020年01月15日)という記事。
 サッカー王国での名門の静岡学園ですけど、彼は静岡出身ではなく大阪出身ってのがまずおもしろいですね。「とにかく県外で出たかったし、親もそれがいいんじゃないかと言ってくれていた」とのこと。
 また、静岡学園で「10番」を背負っていたMF名古新太郎が大阪東淀川FCの先輩だったという縁もあるみたいですね。名古新太郎は大学を挟んでいますが、鹿島アントラーズ入りというのもいっしょです。
  名古が松村の試合を観に来てきれましたし、静岡学園の試合を見ても、「このチームならば実力を伸ばせるんじゃないか」と感じたそうです。


■2020/01/27 高校選手権で勝てない!サッカー王国静岡はなぜ没落したのか?

 なぜ松村が静岡学園を選んだのか?という話の前に、サッカー王国静岡の凋落の話をしましょう。 実を言うと、選手権優勝は鹿児島実業と両校優勝した、1995年度の第74回大会の静岡学園を最後に途切れていました。決勝戦の舞台に立った静岡勢も、2007年度の第86回大会の藤枝東だけという状況です。
  ユースに人材が流れたということもありますが、それは他の地域もいっしょ。静岡学園の川口修監督は、強いと言われた時代の静岡には、スーパースターと呼ばれる個性的な選手が各チームにいたと指摘しています。逆に今はいなくなったということですね。
 そして、ユースに良い選手をとられたことによって、内容よりも結果を重視するサッカーに各校が走ったことが、最大の原因ではないかと見ているみたいです。
「あくまでも自分の考えですけれども、静岡県の流れを見ていると、勝つサッカーが主流を占めるようになった。勝負に強くこだわるようになったことで何が失われたのかと言えば、おそらくは個の育成が疎かになった。個性が非常に薄くなっている気がするんです」


■2020/01/27 静岡学園の時代の流れに逆行する伝統が松村の選択の理由に

 しかし、静岡学園だけはこの流れに逆行。個の育成を最優先させる伝統の方針を頑なに譲りませんでした。どうもこれが松村優太が静岡学園を選んだ理由っぽいですね。
 静岡学園に入った当初、松村優太はカルチャーショックに近い衝撃を受けたそうです。
「リフティングとドリブルをウォーミングアップのなかで必ずやりますし、特にリフティングに関しては、みんな肩やかかとも使いながら普通にやっていたんですよ。いまでは多少というか、それなりにできるようになりましたけど、最初は本当に驚きました。見たこともない光景、といった感じで」
  大阪東淀川FCでトップ下を務めていた松村は、静岡学園へ入学した直後から右サイドハーフへコンバートされます。これも松村優太の個性を重視したためのようです。
 松村は50mを5秒8で走破する圧倒的な走力が魅力。ただ、トップ下だとスルーパスを含めて攻撃の組み立てに関わるプレーも求められるし、何よりも360度から敵の脅威にさらされます。これが右サイドになれば、自身の右側は気にせずに攻撃することができるという狙い。このコンバートで松村の才能が開花する…ということになったようです。



■2024/04/15 候補が多すぎて逆に困る静岡県出身の好きな選手ベスト11選定中

 ベスト11や個人的に好きな選手のベスト11を選ぶとき、他の都道府県は選手がいなくて困る…ということがあるのですけど、静岡県の場合は逆に多すぎて困ります。なので、清水市出身とか、清水東出身とか、クラブユース出身とかといった感じで、もっと細かく分けるのが良いと思います。
 ただ、とりあえず、そこらへんの細かいところは考えずにちょっとずつ選んでいきたいです。

 静岡県出身の多さですが、1998年1月20日の好きな選手ベスト11のDFは4人中3人が静岡県出身ということになっていました。しかも、全部清水市出身という偏りっぷり。すごい市ですね~。

<1998年1月20日の好きな選手ベスト11>(平均22.8歳)

DF
斉藤俊秀 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水東)
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(24歳) 
 え、好きだったっけ?と思った選手。ただ、うっすらと記憶あるかも。大学からデビューして数年は、良いな!と思っていたような気がします。若いときだけ好きというのが、私のパターンです。
田中誠 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水市立商業高校)
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(22歳) 
相馬直樹 (静岡県清水市(現:静岡県静岡市)、清水東)  長く一番好きだった選手。
 1998年1月20日の好きな選手ベスト11(26歳) 


2025年4月19日土曜日

アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に

■2014/8/6 ブラジルの日系人クラブPSTC フェルナンジーニョなどの代表を輩出
■2017/09/30 さすが中国?道士が競技場でプロサッカーチームの勝利祈願
■2017/07/01 アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に
■2017/07/01 アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判


■2014/8/6 ブラジルの日系人クラブPSTC フェルナンジーニョなどの代表を輩出

  サンパウロの西に位置するパラナ州ロンドリーナに「PSTC(パラナサッカーテクニカルセンター)」という日系人の経営するサッカークラブがあるそうです。
日系人クラブ、サッカー王国に定着 ブラジル代表も輩出 - 2014ワールドカップ:朝日新聞デジタル ロンドリーナ=中野寛 2014年6月19日15時58分
http://www.asahi.com/articles/ASG6L6VFJG6LUTIL03N.html

 PSTCの代表は、日系3世のマリオ伊良皆(いらみな)さん(60)。「イラミナ」って何か格好良いですね。「イルミナティ」みたい。

-----引用 ここから-----
イルミナティ(英: Illuminati)は、現実の歴史、およびフィクションに登場する秘密結社の名称。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3
-----引用 ここまで-----

 プロにはなれなかったものの、"父親が経営する牧場を手伝いながら"サッカーをプレイ。"23歳の時に父親が亡くなり、広大な土地を受け継ぎ、サッカークラブの設立を決意し"ます。
 この土地を使ったのかと思ったら、売って設立資金にしたみたいですね。他に地元の日系人13人が設立に関わりました。

 セレソンも誕生したということなので読んでみたら、2人とも知っている選手。すごいですね。

-----引用 ここから-----
医療設備を整え、選手の生活費も全額負担。14~17歳の選手が中心で、今は約70人が在籍する。ブラジル全土で1年間に約1万人の選手を見てクラブに招く。これまでに2002年W杯のクレベルソン選手らのセレソンが生まれた。今大会の代表の一人、フェルナンジーニョ選手も卒業生だ。
-----引用 ここまで-----

 カンバラーという田舎町にも、日系人による「SEマツバラ」というクラブがあります(12年にいったん活動を休止したが、再開も考えている)。
 こちらはセレソンはいませんが、"Jリーグ川崎フロンターレなどで活躍したマルキーニョさん(38)は卒業生の一人"だそう。また、"元日本代表で現・横浜FCの三浦知良選手(47)も一時所属した"そうです。

 マルキーニョの経歴を見ると、日本の前には「SEマツバラ」しか所属した経験がありませんでした。

-----引用 ここから-----
所属クラブ

    1993年-1996年 ブラジルの旗 SEマツバラ
    1997年-1998年 日本の旗 モンテディオ山形
    1999年-2000年 ブラジルの旗 SEマツバラ
    2001年 日本の旗 アルビレックス新潟
    2002年 日本の旗 川崎フロンターレ
    2003年 ブラジルの旗 ウニオン・バルバレンセ
    2004年 ブラジルの旗 AAインテルナシオナル
    2004年-2006年 日本の旗 水戸ホーリーホック
    2007年-2010年 日本の旗 図南SC群馬 (現:tonan前橋) (コーチ兼任)
    2011年 日本の旗 東京23フットボールクラブ
    2011年-現在 日本の旗 ファンルーツアカデミー (FCトレーロス)(コーチ)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3
-----引用 ここまで-----

 日系人クラブとの出会いが日本への親近感を増しているのだったら良いですね。


■2017/09/30 さすが中国?道士が競技場でプロサッカーチームの勝利祈願

 状況がよくわからないのですが、「チームが」ではなく「ファンが」という話。
  河南建業のファンらに招かれた道士15人が24日、3か月以上勝ち星のない、中国サッカーリーグの1部スーパーリーグに所属する河南建業の勝利祈願をグラウンド上で行ったそうです。
 試合前のグラウンドに黄色の布で覆われた台を置いて儀式を執り行った模様。台の後方にはお香やのぼりが供えられ、のぼりには「チームの勝利は神の意思」と書かれていました。

 中国サッカー協会(CFA)はこれを問題視しており、「サッカーのグラウンドは宗教的な場ではない。このような行為を公共の競技場ですることは不適切で、プロサッカーのイメージとも合致しない」という声明を出していました。
( 中国のプロサッカーチーム、道士が競技場で勝利祈願 協会が調査 2017年 09月26日 19時54分 提供元:AFPBB News)

 中国の話題なので、さすが中国という反応がありそうですが、後述するようにポルトガルの名門クラブでは、ファンではなくフロントが魔術師にお金を使って騒動になっており、中国よりレベルが上(下?)です。


■2017/07/01 アフリカで健在の魔術 ルワンダリーグでは禁止処分に

 魔術はまだアフリカで生きているということは、結構知られています。実はアフリカだけではなく、東南アジアや東ヨーロッパでも、結構、魔術の話が出てきます。
 サッカーでも魔術の話題が出ることがあり、これもやはりアフリカが目立っています。

 例えば、まるでハリーポッター!? サッカーで魔法禁止に - 海外サッカーよもやま話 - 海外サッカーコラム : 日刊スポーツ 2016年12月29日13時54分【千葉修宏】という記事。
 これによると、アフリカのルワンダリーグで、FWカマラのシュートがバーを直撃した直後に、左ポスト根元付近の芝に、何らかの物体を突き刺したそうです。

 これを見た相手GKは激怒。カマラを激しく追い回したのですが、なぜか主審はGKではなくカマラにイエローカード。

 どうもGKが怒ったのは、カマラが魔法を使ったと考えたからみたいです。ルワンダではこれまでにもサッカーの試合で魔法が使われたとされる事象が数多くあるのだそう。
  この試合では、偶然、直後にヘディングでカマラ自身が劇的な同点ゴールとなりました。

 この時点でも奇妙な話なのですが、この事件を受けて、 ルワンダ協会も魔法を禁じることを決断してしまいました。
 この話を報じたイギリスのミラー紙によると今後、魔法を使ったとみなされた選手は10万ルワンダ・フラン(約1万4300円)の罰金。魔法を使ったクラブについても290万ルワンダ・フラン(約41万4000円)の罰金となります。
 ただ、ルワンダ協会のケイランガ副会長は以下のような説明で、魔法を信じているわけではないとのこと。

「厳密に言うと、協会として魔法そのものに対する罰則はない。なぜなら世界のどこにおいても魔法が試合に影響を及ぼしたという証拠はないからだ。ただ、そのような(魔法をかけたとされる)行為が相手チームとの暴力的ないさかいを引き起こすため、罰則を設けることにした」


■2017/07/01 アフリカではなくポルトガルサッカーで魔術騒動 ポルトがベンフィカを批判

 以上のように、アフリカサッカーで魔術という話は過去にもありました。驚いたのが、アフリカでも東南アジアでも東アジアでもない地域で、魔術の話があったことでした。

 ポルトガル1部ポルトのディレクターを務めるフランシスコ・J・マルケスさんが、リーグ4連覇を果たしたベンフィカについて、魔術師の力を借りていると非難したのだそうです。

 マルケスさんは、地元テレビ局に対して「2015年から2016年にかけて、ベンフィカはチャンピオンになるため6万5945ポンド(約961万円)を費やした」と語りました。
  ベンフィカが過去2シーズンで魔術師の力を借りていた証拠を入手したともしています。
 ベンフィカのルイス・フィリペ・ビエラ会長とギニアに住む魔術師(アルマンド・ナガさん)がメールで魔術師サービスに関するメールのやりとりを行なっており、魔術師サービスの更新を迫るメールなどがあったそうです。

(4連覇は“魔術師”のおかげ? ポルトがベンフィカ非難「961万円を費やした」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月30日 より)

 マルケスさんは上記を見ると、魔術を信じている感じですね。ただ、マルケスさんが信じていなかったとしても、少なくともベンフィカのルイス・フィリペ・ビエラ会長は信じている感じ。
 まさかポルトガルでこんな話が出てくるとは思いませんでした。

 ただ、 日本を含めた先進国でも 、疑似科学やフェイクニュースが氾濫しています。多少見てくれが変わっただけで、中身は五十歩百歩かもしれません。



2025年4月18日金曜日

イラン代表のアリ・ゴリザデ、いいドリブルの他チャンスメイク

■2022/11/22 イングランド対策で5バックで守備固め…のはずが裏目に出て守備崩壊!
■2022/11/30 イラン代表のアリ・ゴリザデ、いいドリブルの他チャンスメイク
■2023/01/21 イランの好きな選手ベスト11 マハダヴィキア、ベイランヴァンドなど
■2018/06/06 アジア人初の欧州得点王、イラン代表のジャハンバフシュ
■2018/06/06 ファン・ホーイドンクがベタ褒め、長所が多いジャハンバフシュ
■2018/06/06  いい人すぎるジャハンバフシュ、「もっと優しくなくてもいい」の声
■2018/11/14 イラン代表の好きな選手はエブラヒミ
■2018/06/18 守備的MFのイブラヒミが効きまくっていたイラン
■2018/11/14 イラン代表GKベイランヴァンドはスローインがすごい





■2022/11/22 イングランド対策で5バックで守備固め…のはずが裏目に出て守備崩壊!

 イングランド 6-2 イラン

 イングランドはいい選手多すぎて、誰が注目と言えそうにないなほどタレント多いチーム。その日によって活躍する選手が変わりそう。セットプレー一辺倒ではなく、前回大会より良さ感じる。前回大会もうまい選手多かったが、基本的にはセットプレーでの得点でケインに偏っていた。今回は全く違うスタートに。
 イランは、イングランド相手ということもあり、守備固める。試合前のフォーメーションと違い、慣れない5-4-1を採用した模様。もともと守備的なチームであり、それ自体はプラン通りではありそう。イングランドが前回大会のイメージと違い守備的なチームではなく、守備が安定しないらしいので、簡単な相手ではないものの、やり方ははっきりわかりやすい感じに。
 ただ、1トップに対して5バックで逆に他の選手があいたのではないかと解説の佐藤寿人さんが指摘。これだけ守備固めたのに、流れの中から最初に失点してしまって裏目に出た感じ。名将カルロス・ケイロス監督の采配でしたが、これは外れでしたね。

イラン 5-4-1

GK 1    A.ベイランバンド 30歳
 フリーで上げられたクロスに触って角度変える良いプレー。ただ、これで味方と接触してしまう。プレー再開したが、再び倒れ込んで結局、交代に。
(24    H.ホセイニ 30歳)

LCB 19    M.ホセイニ
SW 15    R.チェシュミ
(13    H.カナーニ)
RCB 8    M.プーラリガンジ
LWG 5    M.モハマディ
(16    M.トラビ)
RWB 2    S.モハラミ

LCH1 8    A.カリミ
(6    S.エザトラヒ)
RCH 21    A.ヌーロラヒ
(FW 20    S.アズムン)
 本来エースのCF。怪我あって途中から。ただ、素晴らしい動きで裏とって、後ろからのボール、難しいところコントロールしてから、好セーブにはばまれたが、良いシュート。良いところは見せています。

LSH 3    E.ハジサフィ
    
RSH 7    A.ジャハンバフシュ
 前回大会もそうだったけど、イラン代表だとまるで良いプレーをしなくて不思議。今日も調子悪そうだなと思って見ていたら前半だけで交代に。

(17    A.ゴリザデ)
 仕掛けながら股抜きのパス通してアシストという見事なプレーがありました。

FW 9    M.タレミ
 本来エースのCFアズムン不在でのCFだった感じでしたが、なかなか良かったですね。股抜きのパスに反応して入っていき、難しいボールだったが、ダイレクトで豪快に叩き込んでやっと1点返す。PKもらって、時間かけて打ったけど決める。





■2022/11/30 イラン代表のアリ・ゴリザデ、いいドリブルの他チャンスメイク

イラン 0-1 アメリカ

4-4-1-1

 カタールはほぼ地元ということで、イランサポーターがすごい。イランは引き分けでもいいが、守りという感じでもない。もともと守りのチームなので、悪い感じではない。今日はらしい堅守。…と書いていたが、失点してしまい苦しい形に。
 アメリカ終盤は5バックになるが、下がりすぎずバックラインを少し上げてコンパクトにしているのでスペースない。コンパクトにしているため、中盤もフリーにならないため、ウラへ出すこともできずチャンスにできない。アメリカは運動量が衰えずこれが効いている。初戦物足りなさあったが、2戦目・3戦目は最後まで走るというアメリカらしさがあった。
 アメリカ応援していて、応援チームは5勝6敗7引き分け。序盤格上の応援多かったのに負け越し。最近負けなくっていたが久しぶりに勝利してホッとする。


GK 1    A.ベイランバンド
 初戦で頭を打って交代。ただ、いい選手なので使ってくる可能性あると思っていたらやはり使ってきた。クロスに良い対応何度もあって、やはりいいGKだと思う。

CB 8    M.プーラリガンジ
CB 19    M.ホセイニ
LSB 5    M.モハマディ   
(LSH 18    A.カリミ)

RSB 23    L.レザイアン
 意図したわけではないが、手が当たってしまっていい位置でFKとられる。

CH 6    S.エザトラヒ
CH 21    A.ヌーロラヒ   

(RSH? 16    M.トラビ)
 攻撃の選手。RSHかな。右からのドリブルを何度もやっていて、かなりチャンスになりそうな感じがあった。

LSH 3    E.ハジサフィ
 粘るドリブルでチャンスにしようというところ。けが人出てそこからLSBに入った。

(25    A.ジャラリ)

RSH 17    アリ・ゴリザデ 26歳
 足の裏で戻してまたぬくターン。勝利した2戦目のときすごかったらしい。後半右から入れてチャンスに。粘って右サイド縦にサイドバック使ってチャンスも。さらに、右で球際奪ってチャンスというプレーも。たぶん2戦目からはパフォーマンス落ちたんじゃないかと思うけど、良さを出せていた感じ。

(10    K.アンサリファルド)

OH 9    メフディ・タレミ 30歳
 予想されていたLWGではなく、縦関係の2トップかトップ下といった位置。相手の一番下のCHにマンマークのようにしつこくつくという珍しいやり方で来た。これがめちゃくちゃ効いている。CKの守りでも変化つけてきたところ良い対応。守備で今日素晴らしかった。
 これでうまく行っていたのに、前半途中でやり方変えたのか、マンマークしなくなっていたたところで途端に失点。うーん、これは裏目だった。
 後半ポジションチェンジで今度はFWに。最後取られるが強さ見せてひとりでカウンターというところ。いいところ入ってくるし、この位置でも怪我明けの不調のアズムンより怖い。守備も良かったし、体がキレていたんだと思う。

FW 20    S.アズムン
 本来いい選手なのだが、怪我開けの影響のせいかいいところを見せきれず、後半頭で交代。

(LSH? 14    S.ゴッドス)
 LSHに入ったかな。中に入ってきてヘディングでチャンスに。こぼれてきたボール、ふかしてしまったのはもったいなかった。





■2023/01/21 イランの好きな選手ベスト11 マハダヴィキア、ベイランヴァンドなど

 イランに限らず中東…というか、アジア自体が全然好きなチームがいないところ。最も好きではないブロックなのですけど、イランの好きな選手ベスト11を無理やり選んでみます。
 当然、あんまり好きな選手もいません。ただ、大好きな選手が1人だけいます。大昔のマハダビキアです。このマハダビキアを筆頭に右の選手ばかりが好印象であり、チームとしてはバランス悪くなってしまいました。

   タレミ  アズムン

トラビ  ゴリザデ マハダヴィキア

     エブラヒミ

ハジサフィ        レザイアン

  チェシュミ プーラリガンジ

    ベイランヴァンド

GK アリレザ・ベイランヴァンド 3 26歳(AFCチャンピオンズリーグ2018決勝・ペルセポリス)  1992/9/21 194cm
 ペルセポリスの選手はあまり見ていなかったのですけど、GKの ベイランヴァンドだけ気になりました。カウンターのチームらしく、狙っています。特にハーフラインを大きく越すようなスローインが武器。また、手が長く、守備の方でも良さそうでした。個性ある選手ですね。
 イラン代表でも2018年、2022年ともにGKとしては平均より上という印象を残した良いGKでした。

CB、SW チェシュミ(ローズベー(ルーズベ)・チェシュミー) 1 25歳(2018年ワールドカップ) 1993/7/24 195cm
CB プーラリガンジ(モルテザ(ムルタザ)・プーラリガンジ) 1 26歳(2018年ワールドカップ) 1992/4/19 187cm

LSB、LSH、LWG    ハジサフィ(エフサン・ハジサフィ) 2 32歳(2022年ワールドカップ)  1990/2/25 176cm
 粘るドリブルでチャンスにしようというところ。けが人出てそこからLSBに入った。2018年にはDFで出ており、もともとこちらでもできた模様。

RWB ラミン・レザイアン 1 28歳(2018年ワールドカップ) 1990/3/21 185cm

CH オミド・エブラヒミ(イブラヒミ) 4 30歳(2018年ワールドカップ)  1987/9/15 179cm
 30歳。ペースを握られる展開であったものの、彼の守備が非常に効いていました。良い選手ですね。

RSH、RWG マハダビキア(メフディ・マハダヴィキア) 7 1977/7/24 172cm

RSH、RWG  トラビ(メフディ・トラビ) 2 28歳(2022年ワールドカップ) 1994/9/10 182cm
 攻撃の選手。RSHかな。右からのドリブルを何度もやっていて、かなりチャンスになりそうな感じがあった。

RSH アリ・ゴリザデ 26歳(2022年ワールドカップ) 3 1996/3/10 176cm
 仕掛けながら股抜きのパス通してアシストという見事なプレーがあった。足の裏で戻してまたぬくターンなど。右でチャンスを何度も作っていて、パフォーマンスが良かった選手。

CF、OH メフディ・タレミ 1 30歳(2022年ワールドカップ) 1992/7/18 187cm
 本来エースのCFアズムン不在でのCFで出た試合でゴールを決めるなど良かった選手。縦関係の2トップかトップ下といった位置で、相手の一番下のCHにマンマークのようにしつこくつくという試合で良い守備をしていたゲームも。

CF FW  アズムン(サルダル・アズムン) 1 27歳(2022年ワールドカップ) 1995/1/1 187cm





■2018/06/06 アジア人初の欧州得点王、イラン代表のジャハンバフシュ

 日本はアジアでは格上であっても、ワールドカップに出場するチームから見ると格下で全然豪華ではないという話を書いています。
 ただ、アジアでワールドカップに出場する国 から見ても物足りないかも知れませんね。
 例えば、メガクラブではなくチーム1とも言えないものの、韓国のエースストライカーであるソン・フンミンはトッテナムで活躍。主観的な見方を除き客観的に見た場合、日本でこのレベルの活躍ができている選手はいません。
 また、 イラン代表の24歳のFWアリレザ・ジャハンバフシュなんかは、オランダ・エースディビジで21ゴールを挙げ得点王に。これは欧州主要リーグ初のアジア人得点王ということになります。

  ジャハンバフシュがすごいのは、ゴールの量産以外に12アシストもしているということ。
  近年、利き足でシュートを撃てるよう右利きのウィンガーは左サイドから、左利きのウィンガーは右サイドからカットインする傾向になっていますが、ジャハンバフシュは右利きの右ウインガーです。
  そのトレンドに逆行したスタイルで得点王というのもすごいわけですが、アシストの多さは、右サイドからのカーブをかけたクロスや、真っ直ぐな球質の低いクロスもチームにとって大きな武器となったことがわかります。
 (欧州主要リーグ初のアジア人得点王が誕生。W杯でイラン代表の歴史を変え、夢の舞台へ 3,419 YOU  フットボールチャンネル |2018年06月06日より)
https://pex.jp/point_news/1206752168c3827ef5e203d13f88f2fc


■2018/06/06 ファン・ホーイドンクがベタ褒め、長所が多いジャハンバフシュ

 往年の名ストライカー、ピエール・ファン・ホーイドンクがベタ褒めしていたのですけど、そこから彼の特徴がいくつかわかりました。

「彼のゴールを見ると、右足のシュートの方が多いが、左足のシュート力もあるのは確か」
「右サイドに張ってるばかりでなく、中央にもポジションを変えてくる」
「ジャハンバフシュはトリッキーなテクニックはないが、機能(ファンクショナル)テクニックのレベルが高い」
「彼は色々なキックを使い分けることが出来るが、ブレ球でミドルシュートを撃つことも出来る」


■2018/06/06  いい人すぎるジャハンバフシュ、「もっと優しくなくてもいい」の声
 

 19歳のときからしっかりした考えを持っていたことにも驚かされました。
 ジャハンバフシュには、フランスやトルコのチームも関心を抱いていたそうです。しかし、「NECのことは知らなかったけれど、オランダは若い選手が成長するのに理想的なリーグ。そしてイラン代表に選ばれて、2014年のワールドカップにも出たかった」とオランダのNECへ。
 この考え方は一貫しています。2部に降格したNECを優勝(=1部昇格)に導き、オランダ2部リーグ最優秀選手に選ばれたときに、イングランドのブライトン&ホーブ・アルビオンがオファーを出し、NECとのクラブ間合意に達したが、ジャハンバフシュは地道に実力をつけることを選び、オランダの強豪中堅クラブながら若手の成長に定評のあるAZへ移籍。大活躍へと繋がりました。

  ジャハンバフシュは、性格の良さでも知られるそうです。「もっとピッチの中では優しくなくてもいい」(マックス・ハウバースAZテクニカルディレクター)という声があがるほど。テレビでもコメンテーターが「ジャハンバフシュは本当にポジティブな青年だ」と人となりを伝えていたとのこと。
 彼自身は 「イラン人は人をもてなすことがカルチャーなんだ。チームメートをイラン料理店に誘っているよ」と言っていました。
 ジャハンバフシュがプロとして初めてハットトリックを決めた際には、試合後渡された記念の試合球に、ジャハンバフシュはチームメート全員のサインをねだったといいます。
 記事ではこれを「嬉しさのあまり」としていたものの、チームメイト全員のサインというのは、みんなのおかげといったメッセージを感じます。これも彼の人柄の良さを現すエピソードのように見えました。






■2018/11/14 イラン代表の好きな選手はエブラヒミ

  考えてみると、中東の選手ってあんまり好きな選手いないですね。また、イランよりもサウジアラビアの方がどちらかと言うと好きだった印象があります。

GK アリレザ・ベイランヴァンド 2
  反応などが悪くないですし、攻撃につながるスローイングがクラブではできていて良かったと思った選手。
DH オミド・エブラヒミ(イブラヒミ) 4
 
■2018/06/18 守備的MFのイブラヒミが効きまくっていたイラン

ワールドカップ2018グループリーグ1戦目 モロッコ 0-1 イラン

 イランはアジアで強かったらしいのでてっきり攻撃的なチームだと思っていて、ワールドカップではボロクソだろうと思っていました。アジアのチームは守備ができないと勝てません。
 が、意外なことにイランは守備が良いチームとのこと。モロッコも守備が得意なところでしたが、テクニックで勝るモロッコペースに。これで良い時間に点入れられると不味いのですけど、耐え抜いた上でゴールという理想的な形で勝利に。セットプレーからのオウンゴールでした。公式だと後半50分。マジ終了間際という劇的な勝利です。
GK
1 アリレザ・ベイランバンド 6.5

 そんなによく見ていなかったんですけど、好対応はありました。悪くなかったと思われます。
DF
23 ラミン・レザイアン 6
4 ルーズベー・チェシュミ 6
8 モルテザ・プーラリカンジ 6
3 エフサン・ハジサフィ 6
MF
9 オミド・エブラヒミ 7(80分OUT)

 30歳。イブラヒミとも。ペースを握られる展開であったものの、彼の守備が非常に効いていました。良い選手ですね。良かっただけに怪我で交代してどうなるかと思いましたが、チームも無失点で試合を終えています。
18 アリレザ・ジャハンバフシュ 5.5(85分OUT)

 24歳。アジア人初の欧州得点王…ですが、イラク代表ではイマイチだと聞いていました。実際、今回の試合でも目立たずに終わっています。
10 カリム・アンサリファルド 5.5
7 マスード・ショジャエイ 6(68分OUT)
11 ヴァヒド・アミリ 6
FW
20 サルダル・アズモン 6.5

 23歳。アズムンとも。代表ではジャハンバフシュより彼が良いと聞いていました。実際、苦しい展開ながら1トップで頑張っていたのが印象に残っています。ただ、CFタイプの選手は好きじゃないんですよね、私。
 交代選手
FW17 メフディ・タレミ 6(68分IN)
DF19 マジド・ホセイニ ―(72分IN)
FW14 サマン・ゴドス ―(85分IN)

(採点とメンバーは、【モロッコ 0-1 イラン|W杯選手採点】 MOMは激闘を制したイランのいぶし銀ボランチに! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/11/14 イラン代表GKベイランヴァンドはスローインがすごい
 
 2018/11/10 AFC チャンピオンズリーグ 2018 決勝
 ペルセポリス(イラン) 0-0 鹿島 (2戦合計 0-2)

 ビデオがうまく行かなかったのでいつもと違って生観戦。そのため、メモは少なめです。また、試合としてもちょっと退屈な感じに。初戦に鹿島が2-0で勝っているためにかなり有利。

 ペルセポリスは最低でも2点必要なので攻めるかと思ったものの、失点すると終了決定のせいか慎重。また堅守のチームらしく、焦りもあるのか、攻撃は雑に感じました。ハマるとすごそうですけど、今日のようなビハインドの試合には向きません。
 さらに、後半、ペルセポリスの方が先にバテるという予想外のことに。独特の深すぎる芝だと言われており、チャンピオンズリーグではホームでずっと無敗なのは、そのせいもあるのでは?と言われており、鹿島がバテると思っていました。あと、スタートからファンによるブブゼラの音がすごすぎてビビりました。
  とはいえ、最後の最後はCKなどが連続して大チャンスが来ました。ここでもあと一歩が決まらずスコアレスドローで試合終了。鹿島は高さに難がある感じだったので、可能性ありそうだったんですけどね。

GK アリレザ・ベイランヴァンド 26歳

 ペルセポリスの選手はあまり見ていなかったのですけど、GKの ベイランヴァンドだけ気になりました。カウンターのチームらしく、狙っています。特にハーフラインを大きく越すようなスローインが武器。また、手が長く、守備の方でも良さそうでした。個性ある選手ですね。
 というか、イラン代表でワールドカップでも出ていたのか。 感想を見直してみると「悪くなかった」程度のメモ。というか、イランのメモが1試合のみ。メモを忘れたのか、1試合しか見なかったのか…。



2025年4月17日木曜日

楢崎正剛は徳島県出身なのか、奈良県出身なのか?

■2021/09/09 楢崎正剛は徳島県出身なのか、奈良県出身なのか?



■2021/09/09 楢崎正剛は徳島県出身なのか、奈良県出身なのか?

 昔作った好きな選手ベスト11にいた楢崎正剛の出身地が徳島県となっていたのですが、楢崎正剛のWikipediaページを見ると奈良県出身となっていました。Wikipediaの「徳島県出身の人物一覧」にも楢崎正剛は載っていません。高校も奈良育英高校でしたよね。当時はネットが発達しておらず、私は選手名鑑をもとに記録していました。
 Wikipediaでは「母の実家がある徳島県で誕生」で、出身地は「奈良県香芝市」という書き方。出産のために帰省したとか、途中から奈良県に引っ越したとかでしょうね。香芝市立香芝中学校卒業後に奈良育英高校に入学し全国高等学校サッカー選手権大会でベスト4に進出したということで、少なくとも中学生のときには奈良県にいたようです。
 出生地と出身地が異なるということはちょくちょくあります。本人の解釈次第なところがありますが、物心ついて育ったところが出身地…ということが多いですね。うちでは両方のパターンを掲載することにして、このページではWikipediaから徳島県出身の選手らを紹介することにします(楢崎正剛は独自に追加)。

<徳島県出身のサッカー選手ベスト11 選定中>
GK    楢崎正剛(元横浜フリューゲルス・名古屋グランパス) J1     631 代表77
FW   黒部光昭(元京都パープルサンガ)J1    114 J2    231 代表4

<徳島県出身の好きな選手ベスト11 選定中>
GK    楢崎正剛(元横浜フリューゲルス・名古屋グランパス) J1     631 代表77
1998年1月20日の好きな選手ベスト11(21歳)
 確か高校選手権のVTR見ていいなと思った選手で、デビュー以来かなり長い間ベスト22に入れていました。若いときだけ好きがパターンなので、どこか途中で外れちゃいましたけど…(2024/04/09追記)。
 FW   黒部光昭(元京都パープルサンガ)J1    114 J2    231 代表4
 ストライカータイプが好きじゃないという私としては珍しく結構好きだったFW。ヘディングが強い選手も好きじゃないので、そういう意味でも珍しいですね。
 ただ、今身長を見ると、177cmしかなくてびっくり。当時はそこまで長身の選手が多くなかった可能性はありますが、それにしても長身とはいえない身長。念のため、検索してみると、ヘディングが強かったのは間違いなく、記憶違いではありません。
 身長が大きくないのにヘディングが強い選手はむしろ私の好きなパターンであり、これには該当していました(2024/04/09追記)。

<その他の徳島県出身のサッカー選手一覧>
MF    城福浩(元富士通(川崎フロンターレの前身)、サンフレッチェ広島監督) JSL2部 75
DF(RSBとの情報あり)    天羽良輔(元徳島)J2    22 JFL    128
MF    吉成浩司(元ガンバ大阪)J     1  JFL     102     旧JFL     28
    桂秀樹(元横浜フリューゲルス・川崎フロンターレ)
    尾上勇也(元徳島ヴォルティス)
    佐藤城介(元ガンバ大阪)
    島卓視(元サンフレッチェ広島)
    田渕龍二(元ヴィッセル神戸)
    田村直弘(元サガン鳥栖)
    西谷正也(元セレッソ大阪・コンサドーレ札幌)
    林祐征(元ギラヴァンツ北九州)
    本田征治(元ザスパ草津)
    平井将生(ギラヴァンツ北九州)
    塩谷司(アル・アインFC)
    石川雅博(グルージャ盛岡)
    木下淑晶(元徳島ヴォルティス)
    佐々木一輝(カターレ富山)
    丸岡満(セレッソ大阪)
    東泰(元トヨタ自動車サッカー部・徳島ヴォルティスコーチ)
    實藤友紀(横浜F・マリノス)
    表原玄太(徳島ヴォルティス)
    森一哉(名古屋グランパスコーチ)
    長尾善公(FC今治)
    藤原志龍(徳島ヴォルティス)
    久米航太郎(徳島ヴォルティス)
    小西雄大(徳島ヴォルティス)
    奥田雄大(徳島ヴォルティス)
    森田凜(徳島ヴォルティス)
    石田侑資(ガイナーレ鳥取)
    後東尚輝(徳島ヴォルティス)

2025年4月16日水曜日

好きな選手ベスト22の次点に入れてた選手に全く覚えがない…

■2009/03/24 好きな選手ベスト22の次点に入れてた選手に全く覚えがない…



■2009/03/24 好きな選手ベスト22の次点に入れてた選手に全く覚えがない…

 2003年春の好きな選手ベスト22のメモに”次点”で入っていたのが、大塚和征という選手。誰それ?と思ってしまいました。

 …いや、いや、いや、自分で選んだんだし、少しは覚えてるはずだと思って一生懸命考えてたら、何となく思い出しました。確か小っこくて、中盤でちょろちょろ動くタイプの選手だったはず。所属チームはさっぱり思い出せませんが…。あ、でも、何となく思い出せそう。ふ・・・、いや、止めておきます。間違っていたら、恥ずかしすぎます。
 さあ、そして、ドキドキの検索。これで身長190cm、ポジションGKだったら、土下座です。


検索結果:
大塚和征 熊本県出身
身長 164cm  ポジション     MF


 やったぁー!!!身長もポジションも記憶と合ってます! 私の記憶力すごくありません? (すごくありません。そもそも覚えていないのがおかしいです)

 ちゃんと調べると・・・。「和征」は「かずまさ」ではなく「かずゆき」って読むんですね。所属は?えーと・・・、V・ファーレン長崎?何それ? 聞いたことすらないチームですわ。
 そこでV・ファーレン長崎を調べてみると、昨年の2008年までKyuリーグ(九州社会人リーグといのがそもそも初めて聞きましたよ)で、今年から晴れてJFLだそうです。わけわからんなー。

 書いて外れていたら恥ずかしいと思って書かなかったのはアビスパ福岡だったのですけど、ちゃんと福岡に所属していましたわ。私が見たのはおそらく2002年か2003年のJ2です。
 ただ、ここをピークに福岡での出場機会を徐々に失っていき、2006年に一時先程のV(ヴィ)・ファーレン長崎にレンタル移籍。2007年福岡に復帰するも、翌年ついにお払い箱になっています。
 V・ファーレン長崎に完全移籍し、Kyuリーグの18試合中16試合に出場(良かった、ここでも出れてなかったら切なかったです)。そして、今年やっとJFLまでランクアップです。
 私が見ていたときは20歳やそこらだったのが、今(2009年)や26歳です。本当に長い間見ていなかったものです。・・・残念ながら、もう見る機会もないかもなー。

 というか、今見ていて驚いたのが、アビスパ福岡が2006年にJ1復帰していたこと。1年ですぐあるべきところに戻ってきていたものの、てっきり福岡は<b>J2を永住の地と定めた</b>ものと思っていた私には衝撃でした。

 あ、でも、福岡好きだったんですよ、本当。石丸清隆、中払大介、久永辰徳という私にとって夢のような中盤(3人ともフルネームすんなり出ました)に、山下芳輝(ごめん、名前忘れてた)を加えた攻撃陣が堪らなく好きで、福岡戦をいつも楽しみにしていたことを覚えています。
 J2も見たいなー。テレビやってくれないのかなー。

2025年4月15日火曜日

ガーナとドイツ、違う国で代表のボアテング兄弟の確執

■2021/05/04 ガーナとドイツ、違う国で代表のボアテング兄弟の確執



■2021/05/04 ガーナとドイツ、違う国で代表のボアテング兄弟の確執

 どういうきっかけだったのか忘れたのですが、<〈激突〉遺恨残すボアテング兄弟、骨肉の争い? - サッカーワールドカップ>(asahi.com(朝日新聞社) 2010年6月23日9時32分)という記事が今頃目に入りました。
 2010年当時の年齢と所属は、ガーナのFWケビンプリンス・ボアテング(23)=英・ポーツマス=と、ドイツのDFジェローム・ボアテング(21)=独・ハンブルガーSV=といった感じ。同じガーナ人の父を持つ異母兄弟なのですけど、別々の代表を選んだんですね。この時点で珍しいです。

<母はどちらもドイツ人で、ベルリンで別々の家庭に育った。一時は同じプロチームでプレーし、21歳以下のドイツ代表にも名を連ねた。しかし、兄は同代表から漏れ、残った弟は欧州選手権で優勝。これを機に、兄は父の母国からW杯に出場する道を選んだ>

 確執は上記のせいではなく、2010年5月15日にあったイングランド協会(FA)杯決勝のチェルシー―ポーツマス戦。チェルシーのMFでドイツ代表の主将だったバラックが、ケビンプリンスのタックルを受けて右足首を負傷して、ワールドカップが絶望となってしまったため。やむを得なかった可能性はあるものの、弟のジェロームは「彼とは一切コンタクトをとりたくない」と怒り。グループリーグで対戦する相手国だったってのも悪かったんでしょうね。

 記事は試合前のものでしたが、ケビン・プリンス・ボアテング、ジェローム・ボアテングともに出場し、結果は1-0でドイツが勝利。それでも、ガーナもグループリーグで勝ち上がり、ベスト8となっています。2010年は初のアフリカ開催である南アフリカ大会だったのですが、地元は不調で唯一気を吐いていた感じですね。ドイツの方は優勝したスペインに敗れて3位でした。
 2010年W杯・南アフリカ大会:グループリーグによると、ガーナは以下のようなメンバー。ケビン・プリンス・ボアテング以外だと、FWのアサモアー・ギャンくらいしか名前覚えていないですね。名前だけでプレースタイルも覚えていません。

GK
リチャード・キングストン
DF
ジョナサン・メンサー
ジョン・メンサー
J・ペイントシル
H・サルパイ
MF
A・アナン
デデ・アイェウ
(90+2' D・アディイアー)
K・アサモアー
ケビン・プリンス・ボアテング
P・タゴエ
(64' S・ムンタリ)
FW
アサモアー・ギャン
(82' M・アモアー)

2025年4月14日月曜日

ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?

■2017/05/24 本物は逃したレアル・マドリー、新ネイマールことヴィニシウス獲得
■2022/09/18 ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?
■2022/11/25 これはネイマールと併用せざるを得ない…ヴィニシウスが良すぎる!
■2022/12/06 パケタ、ラフィーニャ、リシャルリソン…ことごとくうまいブラジル
■2018/12/13 当時のブラジル代表ではマシだったが、その後消えてしまったオスカル
■2018/06/21 ネイマール頼りから抜け出したがスロースタートのブラジル
■2018/06/21 ネイマールはまだまだ ジェズス・コウチーニョもこれからという感じ
■2018/06/24 90分間は0-0、ロスタイムで2点という珍しいゲームに
■2018/06/24 不調のネイマール、退場になりそうなほどイライラしまくり
■2018/06/28 ミスが多いネイマール、精神的にはまだまだ幼さを感じる
■2018/07/03 ミスはあるが美しいコンビネーションでゴールしたネイマール
■2018/07/07 ドリブルが効いたドグラス・コスタはもっと出場しても良かった



■2017/05/24 本物は逃したレアル・マドリー、新ネイマールことヴィニシウス獲得
 
 レアル・マドリーが23日、ブラジル1部フラメンゴに所属する16歳のFWヴィニシウス・ジュニオールを完全移籍で獲得することで合意に至ったと発表しました。
 レアル・マドリーは2013年に当時サントスに所属していたネイマール獲得競争でバルセロナに敗れています。これを教訓に、ブラジル国内で“新ネイマール”とも称されているジュニオールに対しては、いち早くブラジルへ渡り契約にこぎつけたようだとしていました。

 ややこしかったのが、彼がいつ移籍するか?という話。完全移籍に合意したものの、国際サッカー連盟(FIFA)が定めた規定に従い、正式な移籍は18歳の誕生日を迎えた後の2018年7月となる、とまず書いていました。
 ただ、それより後となる2019年7月まではレンタルという形でフラメンゴに残留するというのが基本路線。18歳となってもすぐには移籍しないようです。
 とはいえ、一応、マドリーが望めばそれよりも早くマドリーでプレーすることも可能だという契約みたいですね。
(レアル、16歳の“新ネイマール”獲得を発表! 移籍金は56億円。気になる加入時期は… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月24日 より) 



■2022/09/18 ブラジル代表注目はネイマールより若手のビニシウス?

 以前から不思議と代表にはあまり好きな選手がいないブラジル。Jリーグやリーガ・エスパニョーラなど個々のリーグですごく気に入る選手はいるものの、代表に入らないレベルの選手の方が大好きです。他の国ではない傾向であり、なんでなんだろう?と自分でも不思議です。
 なので、あんまりワールドカップでも楽しみじゃないのですが、一応、注目選手は誰なのか?というのをチェック。当然、ネイマールは依然として注目でしょう。
 ただ、レアル・マドリーでブレイクしたビニシウス・ジュニオールに注目が移ってきているようです。ポジションやタイプは違いますが、レアル・マドリーに久保建英がいらない理由としても以前から名前が上がっていた選手でした。ついに才能を開花しています。

<フットボール・トライブはFWネイマール(PSG)、ビニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)、ファビーニョ(リバプール)、ダニエウ・アウベス(バルセロナ)の4名を選択肢に設定し、「ブラジル代表の中で、特にプレーを楽しみにしている選手は?」というアンケート調査を実施>
<ネイマールを抑えて1位になったのがビニシウス・ジュニオールだ。ビニシウス・ジュニオールは今季公式戦52試合の出場で22ゴール20アシストと驚異的な成績を残し、ラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグのタイトル獲得に貢献>
(【独自】ネイマールは2位に。ブラジル代表注目選手のアンケート結果は… | Football Tribe Japan 2022.06.06.より)
https://football-tribe.com/japan/2022/06/06/244786/

 これはブラジル代表が来日したときのアンケート。ファビーニョは、日本代表FW南野拓実のチームメイトおいうことでの選出だったみたいですね。また、39歳のダニエウ・アウベスがまだ代表というのは驚きです。

 上記アンケートで1位となったビニシウス・ジュニオールですが、別記事<ブラジル代表の熾烈なメンバー争い|カタールW杯出場を争うアタッカーは? | Goal.com 日本>(2022年6月01日)では、本番の選出は「可能性はあるが…」程度の微妙なところという判定でした。
https://www.goal.com/jp/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88/neymar-richarlison-raphinha-brazil-forwards-world-cup-2022/bltcc0087bd809d3c2e#csd6e15712a1fe07ca

 一方、ケガで代表を離れているリシャルリソンはスター選手で、本番は選ばれるとの予想。両翼や中央でプレーすることができ、チャンスメイクすることも、ゴールを決めることにも長けているというユーティリティ性が評価されていました。



■2022/11/25 これはネイマールと併用せざるを得ない…ヴィニシウスが良すぎる!

 ブラジル 2-0 セルビア

 セルビア、ブラジルにサイドで突破されることある。ただ、それ以上に中央でノーマークになるところが多いの気になる。かなり苦労している感じ。
 セルビアは前回大会みたいにバタバタした感じはないが、いまひとつ迫力ない。また、失点した後は結局、バタバタに。守備が最初から安定しなかったのは致命的。相手がブラジルとはいえ、FIFAランキング21位には見えなかったチーム。

ブラジル 4-5-1

GK 1    アリソン
LCB 3    T.シウバ
 少し上がって長いスルーパス。1点ものだった。
RCB 4    マルキーニョス

LSB 6    アレックス・サンドロ 31歳
 どうもチームとしてやっていて、最近のトレンドでもあるらしいんだけど、後半中央に入っていって、左サイドの選手をフリーにするプレーでチャンス。その後、また中に入って今度は自分がフリーになって強烈ミドルシュートがポストに。守備でもインターセプト。結構良かった。

RSB 2    ダニーロ

CH 5 カゼミーロ 30歳
 守備職人のイメージあったのだけど、今日は意外に攻撃良くて予想外。マーク外した選手に良いスルーパスをウラに出してチャンス。後半、やわらかく狙ったようなミドル、バーに当たった。

Rインサイドハーフ 7    L.パケタ
 CH2枚としているところもあり、見解分かれる。カゼミーロより攻撃的で、ネイマールより守備的といった感じ。ショートコーナー、ヒールで良いプレーをするなど、基本的には攻撃に良いものを感じた選手。

(8    フレッジ)

Lインサイドハーフ 10    ネイマール
 接触プレーで怪我多くなったせいか、球離れよくシンプルに味方を使うプレーが多くなったとされていた。長いドリブルは確かに減ってはいる。チームとしては、ネイマールだよりじゃない方が良いと思われるので、今大会の方が怖い。
 スピードあるボールで回転させて直接狙うCK。ふわっとしたボールではなく、スピードあってなのがすごい。
 後半思わずうまいといったプレー。中央で来たボールをやり過ごしたのだと思ったのだけど、佐藤寿人はボールタッチミスじゃないかと言っていた。とにかく結果的にターンしてエリア内、そこで仕掛けからアシストの1つ前という形になった。

(19    アントニー)

LWG 20    ヴィニシウス(ビニシウス) 22歳
 ネイマールと同時起用をはかってきた…とされていたが、ネイマールが1枚下がったポジションに。初めて見たけど、本当良い選手。思った以上にサイドアタッカーで、これでそんなに得点の方も重ねているのか?という感じのプレー。どちらかと言うと、チャンスメーカーに見える。
 2人相手に切り返しながらスピードでチャンス作ってくる。セルビアは彼の対応に苦労。後半も左から突破してくる。後半は右の仕掛けも増えたが、怖さは依然としてヴィニシウス。
 SBが中入りマークがずれて左でフリーになり、中で空いている選手見つけてパスでチャンス。
 良いシュートをして、GKに弾かれたが、FWが押し込んでアシストのような形に。さらに、左で3人ほどひきつけて抜ききらずに右のアウトサイドで入れてきて、今度は正真正銘のアシスト。センスを感じるプレーで好き。今の代表では一番好きだな。

(LWG 21    ロドリゴ)
 ドリブルで仕掛けて中入っていき、いいな!というところ。スピードもある。クラブでもヴィニシウスに負けているようだけど、彼も十分良い選手だと感じた。

REG 11    ラフィーニャ
(26    G.マルティネッリ)

FW 9    リシャルリソン 25歳
 後半、シュートのこぼれ球、押し込んで先制点。これはストライカーらしいもの。その後、左からのボール、自分で浮かせて反転しながらアクロバティックなオーバヘッドのシュートで決める。これもストライカーと言えばストライカーだが、泥臭い感じではなく技術があり、派手さのあるすごいプレーだった。
 前回大会、ここに入ったジェズスはいまいちブレイクしきれなかったところを感じたけど、もうすでにこの時点で余裕で超えたな…という感じ。

(18    G.ジェズス)



■2022/12/06 パケタ、ラフィーニャ、リシャルリソン…ことごとくうまいブラジル

ブラジル 4-1 韓国

 早々にブラジルが得点しさらに1点決めて、楽な試合に。とはいえ、韓国も極端にリスクかけているわけではなく、DFもいて足が止まっているわけではなく反応しているのだが、それをかいくぐってゴール重ねてくる。
 後半最初、韓国ロングボールでチャンス。繋ぐサッカーに変えたというのが、しつこく書いているように、やはり韓国はロングボールの方が可能性感じる。とはいえ、先制されるとロングボールが活きるシーンはなかなか出てこないので難しい。
 ブラジルはグループリーグでも失点少なく、前からのプレッシャーが良い。切り換え早い。韓国はプレスで取られまくっていた。
 最近の韓国それほど好きではないが、以前好きだった流れで韓国を応援。これで応援チームは6勝9敗8引き分け。ここは負けて当然でショックはないが、今大会も疫病神っぽさはある。

4-2-3-1

GK 1    アリソン
 意外性があるミドルシュートに素晴らしい反応。後半もピンチでシュートを体に当てるプレー。さらに入ったと思うようなシュートに反応。もう一つ好反応。点差ある試合でそんなに頑張らなくていいのに!ってくらい、何度も防いでいる。

(GK    12    ウェベルトン)
 ブラジルは前回の試合でほとんどのメンバー使ってきて、グループリーグで久々という敗戦を喫してしまったらしいのだけど、これで完全に全員登場だとのこと。余裕の交代。

CB 4    マルキーニョス
 得点に絡んだし、危ないところでも守備。

CB 3    T.シウバ

LSB 2    ダニーロ
 後半サイドの守備でスピードと強さ見せるところ。

(24    ブレメル)

RSB 14    E.ミリタン
 しっかり守備対応している。

(RSB 13    D.アウベス)
 逆サイドからのクロスをジャンプしてダイレクトでボレーシュート。DFに当たったが良いプレーだし、ダイナミックで魅力的なプレーだった。

CH 5    カゼミーロ
 ゴール前、ダイレクトで速い良いパス出して、リシャルリソンにアシスト。

CH 7    ルーカス・パケタ 25歳
 センターハーフとなっていたが、カゼミーロよりは攻撃的。ブラジルは先に点を取った試合ということもあって、守備陣はそこまで上がらず間延びする展開もあったが、そのときは5人だけの攻撃になるなど…ということで彼も加わっていることが多かった。
 ワンタッチ目から考えてターンしながらスムーズにパス。うまかった。遅れて走り込んできて、浮いたボールをきれいに叩き込むキックでゴール決めてくる。前回見たときものも良いものは感じたが、今回ははっきり良さwかる。ブラジルらしくめちゃくちゃうまくて驚いた。

OH 10    ネイマール
 PK、GKが最初左にいてジャンプしてだんだんと中央に動いて…という駆け引きしていたが、落ち着いて決めた。また怪我したのか復帰戦だったとのこと。周囲に比べるとパフォーマンス落ちたが、らしいドリブルは見せていた。

(21    ロドリゴ)

LWG 20    ビニシウス   
 抜けてきて逆サイドどフリーだったとはいえ、落ち着いて狙って決めた。韓国のDFやGKは大量に反応していたので簡単ではない。
 左サイド縦に出たが、余裕あって後ろから来ている選手見えていて、しかも、これを右のアウトサイドかな?ふわっと上げるレベルの高いボールを簡単に出してアシスト。
 後半DFラインまで戻った後のカウンター、ゴール前まで走る。4点とってもそこまでやるか?というプレー。   
(26    G.マルティネッリ)
 左サイドで、切り返しから逆サイド空いている選手に良いクロス。

RWG 11    ラフィーニャ 29歳
 この前見たとき良さわからなかったが、今日は2人相手に中に入ってくるすごいドリブルでいいと思う。ここから一度パスした後、さらにこのまま斜めに外に走るという良い動きで再びボールを受け取る。DFもついてきたが、これもはがしきってマイナスのボール入れてこれも良かった。中の選手にも合いそうなボールだったが、抜けて逆サイドどフリーの選手が決めてアシストに。
 左のアウトサイドで浮かせて、難しくて意外性のあるシュート。浮き方甘くてGKにひっかかる。後半切り返して、切り返してからのシュート、DFの間を狙ってきたいいシュート。

FW 9    リシャルリソン
 DFがエリア内クリアしようとしたところ、後ろから先に蹴って、DFがのキックが当たり、倒れ込んでうまくPKとる。
 相手がクリアしようとしたボール、ヘディングで数回トントンとやって、相手が来てとられかけるが、落ちたボールをリフティングなどを絡めてパスして自分は中へ。ここからパス2つ繋いで戻ってきたボールをスピードあるシュートで決める。やはり良いFWだな。



■2018/12/13 当時のブラジル代表ではマシだったが、その後消えてしまったオスカル

 2014年ブラジルW杯3位決定戦
ブラジル 0-3 オランダ
【オランダ】ファン・ペルシ(前2[PK])ブリント(前17)ワイナルドゥム(後46)
(《ブラジルW杯》ブラジル vs オランダ - 超WORLDサッカー!より)
4-3-3
GK 12 ジュリオ・セーザル(セザール、セザル) 5.0
DF
23 マイコン 6.0
3 チアゴ・シルバ(シウバ) 5.0 29歳
 RCB。準決勝の大量失点試合には不在だった選手。では、「彼がいたらブラジルは違っていた」というプレーを見せられたか?というと、そうではなく。スタートのカウンターで中央を完全に突破されて、意図的に手を使ってPKに。これでいきなり失点。また、レッドでないのが不思議なレベルで悪質でしたので、ブラジルはむしろラッキーだったでしょう。ホームアドバンテージが出たかもしれません。
4 D・ルイス(ダヴィド・ルイス ダビド・ルイス) 4.5 27歳
 LCB。クリアボールを相手にあげてしまって2失点目に。サイドではなく、中央に出してしまったのがまずかったですね。リスクが高い方に出しました。
 上がるプレーが好きなCBのようですけど、失ってピンチになる場面も多いです。
14 マクスウェル 5.0
MF
16 ラミレス 5.0
(→フッキ -)
17 グスタボ 5.0
(→フェルナンヂーニョ 5.0)
8 パウリーニョ 5.0
(→エルナネス 5.5)
FW
19 ウィリアン 5.0
21 ジョー 4.5
11 オスカル 5.5 22歳
 ブラジルで唯一まずまず良かった選手。ブラジルのポジションは4-3-3で同じですけど、彼はMFかFWかで分かれていました。超WORLDサッカー!はLWGとの判断。
 左サイド際で受けるとGK前に好ボール。中央でドリブルで抜きながらシュートまで行くプレーも。完全に裏抜けてオフサイドないが、コントロールミスするところはあり。それでも前半は、ドリブルやスピードで抜くプレーやチャンスとなるプレーを何度も見せていまいた。
 この大会で若くて、評価の高かったオスカルですが、その後伸び悩んだのかすっかり名前を聞かなくなりました。ネイマール頼りで物足りないセレソンではありましたね。ただ、4年後も残った選手はいて、良いと思わなかったウィリアンが結構活躍したことは意外でした。


■2018/06/21 ネイマール頼りから抜け出したがスロースタートのブラジル

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第1節 ブラジル 1-1 スイス

 ブラジルは見ようか見まいか非常に迷いました。後でも見れますし、不思議と代表選手ってあんまり好きな選手いないんですよ。Jリーグやリーガ・エスパニョーラなど、リーグレベルではガンガン好きな選手出てくるんですが…。
 で、迷った末に見ることにしてから気づいたんですけど、そういやスロースターターでしたっけ? 決勝トーナメントに照準を合わせているので、いつもそうだったかも。今日も勝てる試合だったのに、気の抜けたプレーでドローにしてしまいました。
 前半得点が入ってから楽勝ムード。特に後半はCKというスイスの最も可能性がありそうなプレーで、場内を含めてゆるい雰囲気だったので危ないぞと思ったらあっさり失点。良くなかったですね。
 ブラジルは前回大会4位でしたが、ネイマールがいないと何もできないといったチームでした。ちょっと頼りすぎでしたね。一方、今大会はコウチーニョ、ガブリエウ・ジェズスというタレントがいるため、ネイマールに偏らなくて良いのでは?と予想していました。
 で、実際、見てみると、それ以前にスロウな感じの出だしに。ネイマールは怪我明けということで、まだ万全ではなさそうでそういう意味でも頼り切りにはなっていませんでした。チームの出来は良くないものの、ここらへんは徐々に良くなっていくことでむしろうまいこといくかもしれません。
 結構弱いチームを応援してボロクソになっている今大会の私の応援チーム。しかし、スイスは好きじゃなくて、ブラジルはチームとしてはまずまず好きということで、ここは普通にブラジルを応援。にも関わらず勝てなかったために、感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、3勝8敗3分け。 私が応援しなかったら勝ったかもしれませんね。

■2018/06/21 ネイマールはまだまだ ジェズス・コウチーニョもこれからという感じ

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第1節 ブラジル 1-1 スイス
【ブラジル】コウチーニョ(前20)【スイス】ツバー(後5)

 GK
1 アリソン 6
DF
14 ダニーロ 5.5
2 チアゴ・シウバ 6
3 ミランダ 5.5
 33歳。CKの失点の場面では、ゾーンで守っており特定のマーカーはいませんでしたし、ちょっと押されてもいました。ただ、ゆるい対応だったと言わざるを得ず、今日の戦犯です。その後はきちんとFWに対応するプレーを見せていただけにもったいなかったです。
12 マルセロ 6・5
 30歳。ボールが出てしまいそうなところ、テクニックで残してつないでいったプレーには関心。他のプレーでもやはりうまさを感じます。結構好きですね。ただ、大きな仕事はできませんでした。
MF
5 カゼミーロ 6(60分OUT)
 26歳。今日もよくボールを拾っており良かったですね。ブラジルになくてはならない選手です。それなのに途中で交代してしまったのは、おそらくカードを1枚もらっていたからでしょう。
11 フィリッペ・コウチーニョ 7.5
 26歳。一時ネイマール以上と言われていて見てみたいと思った選手。全然プレースタイルの情報は知らなかったのですけど、171cmと小柄なんですね。ブラジルは高さで難があるかもしれません。
 FW予想もありましたが、中盤で出てきました。切り返しを入れてからパスをしてチャンスを作るプレー。ブラジルらしくテクニックの高い選手のようです。
 さらに前半は、右45度のところでこぼれてきたボールを、やや回転をかけた美しいシュートで右上隅に入れて先制点。得意の角度って言われていたような気がします。
 やはり素晴らしい選手ではあるものの、ネイマールを押しのけてブラジル人最高のMFといった評価からすると物足りなく。彼もこの後パフォーマンスが上がっていくのかもしれません。
15 パウリーニョ 5.5(67分OUT)
 29歳。どちらかと言うと守備を期待されているのではと思ったのですけど、真ん中でうまくフリーで受けてからFWに出してチャンスにするというパスでも良いプレーがありました。今メモしていて思ったのは、このフリーでもらったというのも運動量の多さゆえかもしれませんね。
FW
19 ウィリアン 6
 29歳。右WGで登場。確か前回大会もいましたよね。そのときは物足りなく感じたのですけど、今日はスピードとドリブルを見せていてまずまずでした。
9 ガブリエウ・ジェズス 6(79分OUT)
 21歳。才能ある選手と聞いていて、見たいと思っていた選手。175cmとやはり小柄なんですね。でも、3トップの真ん中で登場。
 彼もやはりブラジル人選手らしく、さすがうまい!というものがありました。ただ、彼もやはりこの試合は爆発せず。徐々にコンディションを上げていくことを期待します。
 後半、うまく体を入れ替えてペナルティエリア内抜けようとしたプレー。抑えられておりPKだと思ったのですけど、ファール取られず。不運なところもありました。
10 ネイマール 6.5
 26歳。5月まで怪我だったそうな。解説ではもう全然問題ないといったものでしたが、私には全然本調子に見えませんでした。ネイマール頼りのチームではないというのもありますけど、すごみを感じず。特に前回大会あった、ぐっといきなり爆発的にスピードが上がるプレーが全然見られませんでした。前半はボールを外に出してしまうようなプレーも。まあ、ブラジルの目標はここじゃないので、徐々に上げていくとちょうど良くなりそうです。
 後半もやはりドリブルが引っかかっていたものの、だんだん良くなってきた感じはありました。ファール狙いのプレー含めてかなりファールをもらっていたというのは、なんだか言ってもドリブルが良いからでしょうね。
交代選手
MF17 フェルナンジーニョ 6(60分IN)
MF8 レナト・アウグスト 5.5(67分IN)
MF20 ロベルト・フィルミーノ ―(79分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル 1-1 スイス|W杯選手採点&寸評】ブラジルは「勝利の方程式」成立せず…MOMはハードマークのスイスMFに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/24 90分間は0-0、ロスタイムで2点という珍しいゲームに

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第2節 ブラジル 2-0 コスタリカ

 コスタリカはブラジルにチャンスを作らせずに速攻。世代交代に失敗したと書きましたけど、コスタリカのカウンター健在といった感じでコスタリカペースでした。
 しかし、後半はブラジルが圧倒。スペースも空いてきてしまい、ここらへんが年齢的な衰えでしょうか。ただ、カウンターは時折出ており、一発やってやろうという感じ。良いゲームになりました。
 逆に言うと、ブラジルは苦しんだわけですけど、やっとのことでゴール。これで重荷が取れてもう1点。2-0 というスコアからはわからない接戦でした。というか、1点目もロスタイムだと2点目入ってから気づいて驚き。90分間は0-0、ロスタイムで2点という記憶にない変わった試合になりました。
 ブラジルはスロースターターだった気がすると書いたのですけど、今日もそんな感じに。ただ、こういう苦しい戦いでチームがうまくまとまっていくと、決勝トーナメント行ってから爆発しそうです。
 ブラジルを応援していたので、応援チーム戦績は、9勝10敗3分け。ほぼ五分ですけど、このブラジルみたいに本気応援ではないチームの勝利が多いので、精神的なダメージとしてはだいぶ負けている感覚です。

■2018/06/24 不調のネイマール、退場になりそうなほどイライラしまくり

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE第2節 ブラジル 2-0 コスタリカ
【ブラジル】コウチーニョ(後46)ネイマール(後52)
GK
1 アリソン 6
 25歳なんですね。GKとしては若いです。カウンターがありつつもシュートまで行くプレーは少なく、見せ場もなかったものの、DF裏をカバーする良いプレーがあったことはメモしていました。
DF
22 ファグネル 5.5
 29歳。RSB。ダニエウ・アウベスが負傷のため、穴だと言われていた右サイドバック。ここを初戦と変えてきました。ファグネルはそもそもダニエウ・アウベスに負傷によってサプライズで本大会メンバー入りを果たした選手なのだそうです。
 で、右サイドバックの争いなのですけど、微妙な感じ。FKの後のカウンター、残っていてしっかり対応するなど守備は問題なかったと思います。ただ、クロスの質は低く、攻撃は苦手なのかもしれないと感じました。
 左とのバランスを考えて彼を起用というのは、普通はありです。ただ、ブラジルは攻撃サッカーを求められますからね。監督は悩みが続きそうです。(2018/06/28追記:ダニーロも怪我だった模様)
2 チアゴ・シウバ 6
 33歳。CB。右サイドバックが 上がったスペースを使われてしまったところ、粘り強く守った良い対応。後半もカウンターになりそうなところ、奪いに行く積極的なディフェンスでボールを取りきっていました。非常に良かったですね。
3 ミランダ 6
 33歳。CB。初戦はまずいプレーがあったものの、今日は問題なく。カウンターに対して好対応する場面も見られました。
12 マルセロ 6
MF
5 カゼミーロ 6.5
15 パウリーニョ 6.5(68分OUT)
 29歳。中盤の右。コウチーニョが攻撃的なので守備を期待されているのでしょうけど、運動量が多く攻撃にも数多く参加してきます。ボールカットして、右からネイマールにややマイナスのボールを後半に。1点ものでしたし、彼の攻守の良さが出たプレーでした。
11 フィリッペ・コウチーニョ 6.5
 26歳。前半はシュートがあったものの、好プレーはあまり。ただ、左の裏のネイマールに出した1点もののパスは彼だったのではないかと思います。
 後半もそれほど良いプレーなかったものの、ロスタイムペナルティーエリア内走っていたところにちょうどこぼれてきて押し込みました。ただ走りは良かったですね。少しスペースがあったのを見逃しませんでしたし、遅れてきたのでフリーになれました。
FW
19 ウィリアン 5.5(46分OUT)
 29歳。ブラジル大会の物足りなかったときの代表の1人で期待していなかったのですけど、初戦は良さが出ました。ただ、今日の前半は全然。スピードが武器なので、スペースがないと生きない選手。ドリブルもうまいものの狭いところを崩し切るというタイプではありません。
9 ガブリエウ・ジェズス 5.5(90+3分OUT)
 21歳。背が低い1トップでもできないことはないのですけど、しっくり行っていない感じ。頻繁にうまく動いているわけでもないですし、今のところ物足りないです。CFもこなせるということですけど、ネイマール2世と言われていますし、少し下げた位置の方が良さそうですね。まあ、同じチームにネイマール本人がいるから難しいんですが…。
 で、前述の通り、背は低いのですけど、今日一番の見せ場は単純なクロスに合わせてポストに当てるという惜しいシュート。これには驚きました。
10 ネイマール 6
 26歳。メッシほどではないものの、やはりまだ本調子ではない感じのネイマール。
 左サイドギリギリのところから斜めに入っていき裏でもらう良い動き。1点ものの場面でしたが、トラップは大きくなり、シュートまでいけません。らしくないですよね。
 ただ、このプレーでややチームに活気。切り返して入れてチャンスを作るプレーも前半にありました。
 なお、最初の良いプレーの前は彼のサイドを狙われていてむしろ弱点になっていました。 マルセロと2人攻撃的なため、このブラジルの左サイドは強みであると同時に弱みでもあります。監督は悩ましいでしょう。
 後半。うまく下がりながらフリーになりますが、これもその後があまり。シュートがほぼ正面と良くなく、反応されます。また、相手のトラップミスを取ったのですけど、今度はシュートがコースに飛ばず。初戦でも書きましたけど、カウンターのときのスピードがまだ本物ではないと感じます。
 カウンターでペナルティーエリア内、ちょっと手を出された程度で倒れてPK判定。ネイマールらしいといえばらしいですけどね。コスタリカはかわいそうだと思ったら、VARでなしになりました。
 この場面ではネイマールにもカードは出ず。しかし、別の場面でイライラしてボールを叩きつけてイエローカード。その後もイライラしていて、私は2枚めもらうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。これはゲーム展開もありますけど、彼の調子の悪さもありそうです。26歳になったんですけど、精神的にはまだ幼い感じですね。
 リードしてからやっと余裕が出ました。時間稼ぎしていたときに、両足でボールを挟んで足を折り曲げて持ち上げて、DFの頭の上をこすという遊びのプレーみたいなのが見られました。
 ああ、そうだ、思い出しました。最後余裕も見えたものの、終わってから泣いていました。まだ2試合目なのに…。気持ちが入っているから、それだけうまくいっていないからなど、いろいろ考えられそうでよくわかりませんね。ちょっとナーバスになりすぎているのかもとも思います。特に日本代表戦がそうであるように、テレビの放送では「気持ちを強く」みたいなのを全面に押し出すのですけど、スポーツ心理学的にはそれで良いパフォーマンスが出るという証拠はないようです。 要するに科学的根拠がないんですね。そして、スポーツ心理学的には、むしろ楽しんだ方が良いとのこと。気を緩めすぎてもよくないんでしょうけど、ネイマールなんかは特にもう少し気持ちに余裕があった方が良いプレーができるタイプだと思われます。
交代選手
FW7 ドグラス・コスタ 6(46分IN)
FW20 ロベルト・フィルミーノ 6(68分IN)
MF17 フェルナンジーニョ ―(90+3分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル 2-0 コスタリカ|W杯選手採点】互角の一戦、劇的勝利に導いたコウチーニョをMOMに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/28 ミスが多いネイマール、精神的にはまだまだ幼さを感じる

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループE最終節 セルビア 0-2 ブラジル
【ブラジル】パウリーニョ(前36)チアゴ・シウバ(後23)
 
 セルビアはブラジル相手に勝たないと いけない試合。ブラジルも余裕はなくベストメンバーを組んできました。ただ、ブラジルは負けたくないという思いが強いようで、前半から最終ラインでパス回しをする場面も。守りを重視しており、やや攻めあぐねるところもありました。が、前半のうちに先制。
 後半、セルビアは押し込む時間帯があったものの、その時間帯に失点して勝負あり。ブラジルは前半からサイドを広くとって、サイドチェンジを多用することで、セルビアの体力を奪っており、2失点目以降はこれも効いて運動量ががくんと落ちてしまいました。
 GK
1 アリソン 5.5
 25歳。ペナルティーエリア外の裏へのボールを素晴らしいカバーで対応。ただ、ニアに相手がいなかったのにクロスを弾いて中央の選手に渡してしまって、自分でピンチを作ってしまう場面はありました。
DF
22 ファグネル 5.5
 29歳。RSB。今日はいいドリブルもあったものの、基本的に守備の良さを感じる選手。攻撃では奪われてしまうところがあるなど、あまり得意に見えません。
2 チアゴ・シウバ 6.5
 33歳。CB。後ろからニアに入ってきてCKでゴール。苦しい時間帯で大きなゴールでした。守備も基本的には良かったのですけど、ミスパスや危ないパスは見られました。
3 ミランダ 6.0
 33歳。CB。良い攻撃やミスパスなどがなく、目立ちませんでしたが、守備を固くやっており、良い意味で目立たなかった感じです。
12 マルセロ -
 30歳。LSB。今大会力を出し切るに至ってないマルセロですけど、途中で自らゲームを止めてもらう場面もあり、途中交代。放送では体調不良と言っていた他、脳震盪の影響では?とのこと。脳震盪の場合は比較的短期で復帰できるでしょうけど、両サイドバックに故障関係が集中していますね。
(→フィリペ・ルイス 5.5)
MF
15 パウリーニョ 6.5
 29歳。チームの中心になれる選手ではないのですけど、攻守に運動量が多い良い選手。その前にもあった長い距離を走って裏を狙うプレーで、ワンタッチでGKの頭の上を浮かせるシュートで先制。
 また、長い距離でのドリブルでクロスを上げる場面もありました。ここですごかったのが、その後また長い距離走って守備に戻っているんですよね。良い選手です。
(→フェルナンジーニョ)
 33歳。途中交代で時間少なかったですけど、裏へのカウンターで右サイドから左への良いパスが出ていました。
5 カゼミロ 6.5
 26歳。いつも良い選手なのですけど、今日は特に良かったですね。ガンガンひっかけていましたし、長身のFWにもポストプレーさせない守備ができていました。さらに今日は攻撃でも右のスペース裏に良いボールを出すところまでありました。
11 コウチーニョ 6.5
 26歳。目立ちっぱなしじゃないのですけど、ポイントポイントで良いプレーしますね。守備レベルが高いせいか、攻撃的な中盤で活躍できない選手が多い中、今大会最高といったプレーをしています。ガンガンやって好調という動きではないので、決勝トーナメントでも調子を維持できるのではないでしょうか。
 今日も長い距離走ったパウリーニョに裏への良いボールを入れてアシスト。 カウンターで中央のネイマールにも右から良いパスを出して、これも1点ものでした。
FW
19 ウィリアン 5.5
 29歳。右WG。今日は抑えられていたものの、右いっぱいに張ってDFを横に間延びさせる役割。これが後半ボディブローのように効いてきました。
 その後半はワンプレー良いものがありました。DF前にいたものの、ニアに早い良いボールを入れています。
9 ガブリエウ・ジェズス 5.5
10 ネイマール 6.0
 26歳。やっぱり今日も今ひとつ。動きでは良いところに行けているものの、キックの精度を欠いていました。
 前半、裏へのチャンスになりそうなボールを出していたものの、ちょっとパスが弱かっため時間がかかり、ビッグチャンスとなりませんでした。
 後半、カウンターでGKのところまで行くもシュートは足元。その後、左で取られずにドリブルしてカウンターのチャンスまで持っていったのは普通に良いプレー。チームが2点取ってから余裕が出てきた感じ。この前も書いたように、精神面での幼さを感じます。
(メンバー・採点は、レーティング:セルビア 0-2 ブラジル《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)


■2018/07/03 ミスはあるが美しいコンビネーションでゴールしたネイマール

ロシア・ワールドカップ(W杯)ベスト16 ブラジル 2-0 メキシコ
【ブラジル】ネイマール(後6)フィルミノ(後43)

 3戦目は疲労が目立って0-3で負けたというメキシコですけど、ノックアウトステージではやや間があったので回復してきた感じ。前半は引かずに前からの守備でメキシコペース。 守備は崩れておらずスペースがなく、ブラジルはチャンスを作れません。30分すぎからやっとちょっとという形でした。
 ただ、後半は立ち上がりからブラジルペース。そして、その時間帯にすぐ得点。こうなるとメキシコは苦しいですね。ブラジルの良さが出てきて2点目。後半は完全にブラジルのペースという感じで、打つ手がなくなってしまいました。 よく覚えていませんけど、もともとブラジルは前半は良くないという戦いが多かったチームだった気もします。
[GK]
1 アリソン 6.5
[DF]
2 チアゴ・シウバ 7
3 ミランダ 6.5
6 フィリペ・ルイス 6
22 ファグネル 6.5
[MF]
5 カゼミーロ 7
11 コウチーニョ 6.5(86分OUT)
15 パウリーニョ 5.5(80分OUT)
[FW]
9 ガブリエウ・ジェズス 6.5
 10 ネイマール 8
 26歳。LWG。GKに好対応されたものの、ペナルティーエリア内で切り返して左を縦に行き完全にフリーになるところが前半にありました。
 ただ、やっぱり今ひとつかなと。後半、CKで中央を下がってきてうまくフリーになったのは感心したものの、 トラップできずに抜けてしまうというちょっと信じられないプレーがありました。
 もちろん能力が高いので本調子でなくても仕事はします。左から中央へ横のドリブルから、ヒールで同じく中にしぼっていたウィリアンへ。ネイマールがDFを大勢引き連れていたので、左にぽっかりとスペースがあり、ウィリアンがここを縦に行って得意のスピードを披露。そこからそのまま左足で中にボールを入れると、3人飛び込んでゴール。決めてのは、チャンスを作った2人目のネイマールで、ゴール前にまで飛び込んでいました。ブラジルのすごさが出たゴールです。
 また、パスミスからの速攻、左の大きく空いたスペースを使ってスピードを見せ、最後はタイミング外す トーキックでボールを出してフィルミーノのゴールをアシスト。
19 ウィリアン 7.5(90+1分OUT)
 29歳。RWG。美しいコンビネーションからアシストしたプレーは、ネイマールの項目を参照。彼は他に右で仕掛けてからの強烈シュートも見せていました。
[交代出場]
DF13 マルキーニョス - (90+1分IN)
MF17 フェルナンジーニョ -(80分IN)
FW21 ロベルト・フィルミーノ - (86分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル2‐0メキシコ|W杯選手採点&寸評】規律正しかったスター軍団。“王国”のエンジンが温まってきた! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/07 ドリブルが効いたドグラス・コスタはもっと出場しても良かった

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ブラジル 1-2 ベルギー
【ブラジル】R・アウグスト(後31)
【ベルギー】OG(前13)デ・ブライネ(前31)

 ベルギーは高さがあるものの、セットプレーの守りが良いわけではなく危うさを感じました。ただ、そのセットプレーは当然ベルギーの武器でもあり、CKから先にベルギーがゴール。
 ベルギーは攻められていたものの、得点前から慎重で落ち着いていて守っていて、なおかつ集中力を持てていました。ベルギーはチームとしてまとまらないのでは?と思ったものの、前回の日本戦で苦しんでまとまれたのか、優勝候補筆頭ということでまとまれたのか、予想外に良いチームになってきました。
 ブラジルは大会を通してだけでなく、確か試合としてもスロースターター。この前のメキシコ戦がそうであったように、前半悪くても後半にギアを上げてくるというのが、過去の代表でも多かった記憶です。ただ、2点のビハインドはさすがにきついですね。
 ただ、後半のベルギーはDFラインの前のスペースでブラジルに簡単に持たせすぎかなと思いました。カウンターを狙いつつも失ってまた攻められる場面もあり、やや苦しく。やはり耐えきれず1点は失いました。それでも1失点で終わらせ、今までになくうまく試合をコントロールできました。
 ブラジルはチッチ監督になって初めての2失点だったみたいですね。気の緩みによる失点もあったので危うさを感じたものの、守備も良いチームと評価されていました。
 あと、前回のベスト4が全チームベスト4に進めなかったというのは、なんと13大会ぶりだそうです。
[GK]
1 アリソン 5.5
[DF]
2 チアゴ・シウバ 5.5
3 ミランダ 6
 33歳。CB。ルカクとマッチアップして、何度も粘り強い良い守備を見えていました。ルカクが悪かったわけではなく、ミランダの守備がすごかったですね。12 マルセロ 6
 30歳。LSB。復帰して戻ってきて、特に後半は攻めっぱなし。ペナルティエリア内で何度も切り返してGK前に低いボールがめちゃくちゃ惜しかったですし、その後の早い低いボールも非常に良かったです。ベルギーは高さがあるということで、狙ってやっていたんでしょう。22 ファグネル 5
 29歳。RSB。攻撃はいまいちと感じていた選手ですけど、ネイマールに1本良いクロス入れていてびっくり。特別悪かったわけではないものの、今日は守備で苦戦。逆サイドに比べてこちらのアザールには手を焼いていました。[MF]
11 コウチーニョ 6.5
 26歳。ショートコーナーで3VS2になり空いて、巻いて右隅を狙う素晴らしいシュートを見せたものの、GKが好反応。
 後半、 裏へのふわっと上げるボールで、レナト・アウグストへ。ヘディングが右隅に決まり、1点返します。
 この形で決めているという長い距離の走りでもらったボールをダイレクトシュート。これだけ走るってのがえらいです。ただ、珍しくかなりのキックミスでした。
 常に目立っているわけではなく、消えている時間もあるものの、ポイントで素晴らしいプレーを見せる選手。ブラジルの攻撃陣ではネイマール以上で、今大会最高の働きをしていました。
15 パウリーニョ 5(73分OUT)
17 フェルナンジーニョ 4.5
 33歳。DH。出場停止の カゼミロの代役ですが、彼もマンチェスター・シティで活躍している選手。ただ、不運なオウンゴールをしてしまうなどで、苦戦。カゼミーロがいれば…と言われてしまうような試合になってしまいました。
[FW]
9 ガブリエウ・ジェズス 4.5(58分OUT)
 21歳。細かいところを粘ってチャンスになりそうなプレー。マークを外してヘディングシュートまで持っていくプレーも。175cmですけど、こういうところでヘディングも良いって言われるんですかね?ただ、決めてほしかったとは、メディアで言われていました。
 後半も狭いところを股抜きして、さらにという狙いのプレーを見せていました。 そこまで悪かったとは思いません。
 ただ、大会を通して、やはりCFはどうなのかなぁ?という感じでした。CFをこなせるという評価だったものの、良さが出きっているとは思えませんでした。
10 ネイマール 5
 26歳。LWG。前半CKでニアへのボール、すらしてチャンスに。相手が前にいたのに、深いところまで行ってすっと低いボール入れるプレー。クロスあげるぞー!という感じじゃないので、タイミング外されますね。
 後半はやはり得意のドリブルにベルギーが苦労。最後はほぼ真ん中ではあるものの、落とすシュートが良かったです。ただ、GKに反応されました。
 今大会、十分怖さは見せていたのですけど、世界最高の選手としては、物足りない内容。やはり本調子ではなかったんでしょうね。
19 ウィリアン 5(46分OUT)
 29歳。RWG。以前も書いたように、物足りないと感じた4年前よりすごく良くなっていました。ただ、これもまた以前も書いたように、ドリブルが得意とはいえ、スペースがないと生きない選手。ドリブラーというよりは、スピード勝負するタイプなので、スペースがない前半は全然。45分で交代。このドリブルの違いは、その後出てきたドグラス・コスタを見るとよくわかります。
[交代出場]
FW20 ロベルト・フィルミーノ 5.5(46分IN)
FW7 ドグラス・コスタ 6.5(58分IN)
 27歳。RSHかな? ドリブルが効きまくっていました。そのドリブルで引きつけて、中や左へのボールを入れていて、後半最も怖さを見せていた選手。
 長いドリブルが得意な感じで、2人、3人いても抜こうというプレーを見せていました。出場時間が短かったのがもったいない非常に良い選手ですね。
MF8 レナト・アウグスト 6(73分IN)
(メンバー・採点は、【ブラジル1-2ベルギー|W杯採点・寸評】 王国相手に「ため息が漏れるほど美しいミドル」を決めたデ・ブルイネがMOMに! | サッカーダイジェストWebより)

2025年4月13日日曜日

ドイツの試合で大量のバナナの皮投げ込み…持ち込み禁止令が出る

■2021/04/29 ドイツの試合で大量のバナナの皮投げ込み…持ち込み禁止令が出る
■2014/9/6 ドイツのW杯優勝は運の良さが半分以上という研究があった!
■2019/12/02 ドイツはやっぱり弱かった?ネーションズリーグでも降格
■2018/06/19 王者ドイツに死角なし…のはずがいきなり敗戦、グループリーグ敗退危機に
■2018/06/19 23歳にしてドイツ代表の中心、RSBのキミッヒ
■2018/06/28 3大会連続で前回覇者がグループリーグ敗退、ドイツはまさかの最下位
■2018/06/28  ドイツは自信過剰だったのか…GKノイアーのプレーが象徴的
■2019/12/02 ブラジルW杯決勝ゴールのゲッツェがこんなことになるとは…


■2021/04/29 ドイツの試合で大量のバナナの皮投げ込み…持ち込み禁止令が出る

 古いメモを整理。記事で「30日」とあったのは、2002年3月30日の話のことじゃないかと思いますが、ハンブルガーSVが来場のサポーターに対し、30日にホームで行われるバイエルン戦でのバナナ持ち込みを禁じると発表していたとのこと。異例の「バナナ持ち込み禁止令」です。これは前年の同カードで、試合前に大量のバナナの皮がスタンドから投げ込まれたたためでした。
 人種差別を連想する行為ですが、この場合は応援だった模様。バナナが投げ込まれたのは、「ゴリラ」の異名をとるバイエルンGKカーンを狙ってのもので、なおかつバイエルンサポーターが率先してやったとのこと。これを伝えた日刊スポーツの記事は<ブンデスリーガで“カーンまも令”>というタイトルでしたが、意図としてはむしろカーンへの応援のようでした。ドイツ代表の主将に対する「儀式」はドイツ人の間で流行になりつつあるとのことで、他の試合でも例があったのでしょうか。
 ただ、芝にぬめりを残さないよう慎重に回収する必要が生じたため、キックオフが大幅に遅れる事態を招いていたので、良いものではありませんでした。なので、禁止令となったわけです。主催側は今回、スタンドの監視カメラや警備員を増やすなどバナナ投げ込み防止の一大プロジェクトを組み、犯人には今後のスタジアム出入り禁止を命じるとされていました。


■2014/9/6 ドイツのW杯優勝は運の良さが半分以上という研究があった!

 しくみがよくわからないのですけど、"メリーランド大学のゲリー・スキナー研究員らは、1938年から2006年までのW杯のデータを使って、試合の勝敗が実際に実力の差を反映しているのか、それとも単なるツキなのかを検証した"そうです。
 スキナー研究員らの分析結果によって、わかったのは以下のようなもの。ただ、よくわからない文章ですね。

-----引用 ここから-----
点数差が3点以下の試合はツキによる勝利であることが多く、分析の対象とした64試合のうちわずか5試合しか、実力の差が勝敗を決めたと信頼度水準90%以上で統計的に有意に結論づけることができないことを示した。勝敗が実力で決まるのとツキで決まるのでは確率は五分五分であることを示している。また最も実力があるチームがW杯を優勝する確率は、3分の1以下であると推定している。

W杯優勝は、単なる運不運?:日経ビジネスオンライン    田中 知美 2014年7月1日(火)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140627/267631/
-----引用 ここまで-----

 一方、"元サッカー選手でありながら経済学者としてのキャリアを選んだコーネル大学のクリス・アンダーソン准教授と、ダートマス大学のデビッド・サリー客員准教授"はホスト国の有利さについて研究していました。
 "アンダーソン准教授らによると、FIFAのランキングよりもELOレーティングの方が試合の勝敗をより正確に予測できる"そうです。"ELOレーティングとは、FIFAのランキング同様、各国のサッカーチームの実力を示す数値"です。
 また、"アンダーソン准教授らは、ホスト国が優位な理由の1つは、審判の態度にあるのではないかと"していました。リーグ戦でホーム有利になるという研究なら既に出ているためです。

-----引用 ここから-----
ボン大学のトーマス・ドーメン教授は、ドイツのプロサッカーリーグの試合のデータを分析し、審判は、試合を主催する側のチーム(ホームチーム)が負けている時、アディショナルタイム(ロスタイム)を長くする傾向があること、そしてそのような行動は、観客からのプレッシャーと、審判と観客との距離に影響されていることを示した。(略)
さらにドーメン教授は論文の中で、ペナルティキックやゴールについての審判員の判断も、ホームチーム側に有利な方向にバイアスがかかる場合が多いことを指摘している。
-----引用 ここまで-----

 アンダーソン准教授らは"W杯の試合の勝敗には3つの決定要因がある"としていました。上記で出たホスト国か否かと、ELOレーティングというのが、それぞれ決定要因の一つです。そして、"第3の要因は、文化的な距離"というものでした。
 ブラジル人と同じ言葉を話すポルトガルは有利…といったものです。ポルトガルはグループリーグで敗退しましたけどね。一方、ブラジルともっとも文化的に距離があるとされたイングランドの場合は、「56年ぶりに一次リーグで敗退」という劇的な形で当てています。
 こういう研究はおもしろい…とは思うのですけど、今回は何だかすっきりしない感じのものが多かったです。事前にグループリーグ突破や優勝などを予測しておいて当ててくれると、説得力あるんですが…。




■2019/12/02 ドイツはやっぱり弱かった?ネーションズリーグでも降格

 古い話になっちゃいますが、新たに始まったUEFAネーションズリーグの2018-2019 で、ドイツが2敗2分けと1勝もできないまま、Aリーグ降格となりました。同組は、フランスがいたわけですけど、もう1つはワールドカップ出場を逃したオランダでした。(ちなみにオランダが得失点差で同組1位となっています)
 ただし、 次回大会において各リーグのチーム数が変更されることとなり、ドイツはラッキーな形で降格を免れています。とはいえ、これは別にドイツの強さとは関係ありませんからね。不名誉なことには変わりありません。
 

■2018/06/19 王者ドイツに死角なし…のはずがいきなり敗戦、グループリーグ敗退危機に

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第1節 ドイツ 0-1 メキシコ

 サッカーのドイツってなぜか好きじゃないんですよね。選手も好きな選手が全然出てきません。ただ、ドイツは2軍でもめちゃくちゃ強かったそうで、悔しいけど強すぎるようです。
 とはいえ、メキシコは良いチームでなおかつ好きなチームということもあって、勝利を期待していました。そして、期待通りの勝利。今のところ今大会一番嬉しい試合。ゴールではぴょんぴょんジャンプして、試合後はガッツポーズで喜びました。
 ドイツはもともと個の力というよりかは、連動的な良さがあるチーム。タレントで言うと、そこまでものすごいわけではないでしょう。そういったチームとしての良さでメキシコが上でした。
 また、慢心もあったかもしれませんね。必死さでメキシコに大きく負けました。優勝した後でスタートから負けというのはスペインパターンですね。ただ、他の同組はスウェーデンと韓国。ともに物足りなかったので、グループリーグは突破できそう。すると、尻上がりに調子を上げて…と行ける可能性もありそうです。

■2018/06/19 23歳にしてドイツ代表の中心、RSBのキミッヒ

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループF第1節 ドイツ 0-1 メキシコ
【メキシコ】ロサーノ(前35)
1 マヌエル・ノイアー 6
 32歳。持ち味の広い守備範囲は見せていました。ただ、サッカーダイジェストではノイアーの問題ではないと判断したようですけど、失点の場面はそれほど厳しくないシュートであり、世界最高レベルのGKなら防ぎたいところでした。
[DF]
2 マルビン・プラッテンハルト 5(79分OUT)
5 マッツ・フンメルス 6
17 ジェローム・ボアテング 6
18 ヨシュア・キミッヒ 6
 23歳。右サイドバック。ラームの後継者とされていたのですけど、この年齢にしてチームの中心。後半はちょっと目立たなくなったものの、ドイツでも彼はすごかったですね。
 右の裏へ低い位置から回転かけた低いボールでチャンスに。また、高くないところで中に入っていきながら裏へのスルーパスを通していたのも見事。後半だとペナルティエリアのところに入っていたときに、オーバーヘッド気味のシュートが見られました。
[MF]
6 サミ・ケディラ 4.5(60分OUT)
7 ユリアン・ドラクスラー 5.5
8 トニ・クロース 5
  28歳。FKではGKに触られてポストという良いところがありました。ただ、それ以外は決定機を作ることができず。クロースの場合はレアル・マドリーのレギュラーであり、ドイツの数少ない世界的なプレーヤー。とはいえ、1人で打開するまでの強烈な力はないんじゃないかと。中心になってゲームメイクするイメージでもないですし、ある程度パスが回っている状態じゃないとダメそうな印象があります。
10 メスト・エジル 5.5
13 トーマス・ミュラー 5
[FW]
9 ティモ・ヴェルナー 5(86分OUT)
[交代出場]
FW11 マルコ・ロイス 6(60分IN)
FW23 マリオ・ゴメス -(79分IN)
FW20 ユリアン・ブラント -(86分IN)
 22歳。短い時間のプレーでしたが、こぼれ球を強烈シュート。 ちょっと浮かして(?メモの字が汚い)しまいましたが、良いプレーでした。
(【ドイツ0-1メキシコ|採点&寸評】値千金弾のロサーノがMOM。最低評価はメキシコの激しいプレスの餌食になったあのMFに | サッカーダイジェストWebより)



■2018/06/28 3大会連続で前回覇者がグループリーグ敗退、ドイツはまさかの最下位

 ドイツは応援していなかったものの、韓国とスウェーデンの初戦が物足りなかった のでグループリーグ敗退は予想していませんでした。しかし、スウェーデンがメキシコに3-0で勝利、途中経過を見ても勝つしかなくなったドイツはリスクかけて攻めたところ逆にやられて韓国の勝利。韓国応援していたんですけど、予想外すぎますわ。
 そして、ドイツはなんと最下位でグループリーグ終了。これで3大会連続で前回覇者がグループリーグ敗退です。韓国とスウェーデンが相手じゃなけりゃあり得ると思ったので、この2チームが頑張ったのはマジで予想外でした。
 より勝つ必要があるのは韓国ですけど、ドイツの方が攻撃できるチームなのでドイツが持つ予想通りの展開。守備さえ耐えれば、韓国はカウンターを狙いやすくなる のでチャンスはあるだろうと思いました。が、カウンターは出ず、FKやつないでいくプレーで韓国がチャンスを作れるという意外な展開に。
 後半になって、韓国のカウンターが出るようになりました。ドイツはもう1つの試合展開により、絶対勝たないとダメという状況になり、2人選手交代してリスクをかけて攻めるように。これで中盤が空いてますます韓国のカウンターが出やすく。どちらにもチャンスがあるという打ち合いの展開になりました。
 しかし、互いにチャンスを決められず。特にドイツはゴールしておかしくない場面が多数ありました。韓国はチャンスになりそうでならないというのが多く、ひたすら耐え忍ぶ感じ。90分間ではどちらにもゴールが生まれませんでした。
 ところが、CKでのミスで先に韓国が得点。さらにリスクをかけたところでまたミスして、ロスタイムにもう1点。ブラジルの試合で同じような展開の2-0があってびっくりしたのですけど、ロスタイムだけの2ゴールであり、結果だけ見ると完敗のような試合になりました。
 ドイツは全体にハイレベルではあるものの、世界最高峰といえる選手は少ないです。ただ、今日はその数少ない世界最高峰であるはずのノイアーとクロースが失点の原因となった試合でもありました。



■2018/06/28  ドイツは自信過剰だったのか…GKノイアーのプレーが象徴的
GK
1 マヌエル・ノイアー 5.5
 32歳。先入観があるのか、辛い評価ではありませんけど、初戦も正直イマイチでした。今日もFKの無回転シュートを取ろうとしてこぼして危ない場面。そこですぐに拾ったので放送でもメディアでもむしろ好プレーのように言われているものの、判断ミスでしょう。思い上がりで自信過剰なところを感じます。
 後半、カウンターでのピンチを持ち前のペナルティーエリア外の広いカバーで対処。これは見事でしたし、その前にも普通ならダイレクトで蹴るバックパスを、前へ出て相手選手をかわすという足元のプレーの絶対的な自信を見せていました。
 ただ、この思い上がりで自信過剰なところが悪く出ました。DFのより前に上がり、スローインからのボールをつなごうとしたものの、2人囲まれて取られます。これを無人の自陣に放り込まれて、早いFWが追いついて決定的な2点目。
 「負けているのだから上がって当たり前責めるな」という声もあったのですけど、GKが上がる場合、ゴール前で競るようなところであり、プレッシャーがあるサイドで足元のプレーをするようなことはありません。ドイツチーム全体に言えそうですけど、過信や慢心を感じるものでした。
DF
18 ヨシュア・キミッヒ 5.5
 23歳。初戦見てすごいと思った選手でしたが、高い位置でらしくないトラップミスやクロスでゴールラインを割ってしまうところなど、悪くてびっくり。
 後半はフリーで合わせる良いボール、ニアへの良いボールがありました。もう一つ字が汚くて読めませんけど、ダイレクトでニアに良いパス(?)というのもメモ。後半はらしさが出ました。
5 マッツ・フンメルス 5.5
 29歳。CBですけど、なぜか今日は彼のところにチャンスががんがん来ました。特にフリーのヘディングなど、2点くらいは確実なのがあったものの、決められず。
15 ニクラス・ジューレ 6
3 ヨナス・ヘクター 5.5(78分OUT)
 28歳。LSB。彼も右のキミッヒと同じように、中央に入ってクロスに合わせようといった位置取りを見せていました。ただ、目立ったプレーはなし。
MF
6 サミ・ケディラ 5(58分OUT)
8 トニ・クロース 5
  28歳。DH。初戦でも書いたように、ドイツの数少ない世界的なプレーヤー。今日もまずまずのプレーはありました。ただ、決定的な仕事ができなかった上に、自陣でアシストをしてしまいます。
 アディショナルタイムのCKでニアサイドから、相手選手に当たりながら股を抜いてゴール方向に出すパスをファーの選手に上げて失点。VTRの拡大を見るまで彼が出したとは気づきませんでした。相手より先に触りたいというのはあるでしょうが、クリアするにしてもコースが不自然。いっぱいいっぱいだったのか、守備が本職の選手じゃないせいか…。これで敗戦がほぼ決まりました。
14 レオン・ゴレツカ 4.5(63分OUT)
 23歳。RSH。ドイツが強いと思われた理由である2軍で優勝したコンフェデレーションズカップでブレイクした若手だそう。ただ、本来CMでこの位置は親善試合でもうまくいっていなかったとのこと。他のメンバー見てもそういう感じしなかったのであれですけど、ミュラーを温存したのではという見方も出ています。だとすれば、自信過剰でしたね。
 右サイドでのプレーの質の低さにメディアでは辛い評価。ただ、中央では見せ場。右からのクロスを頭を振って左を狙ったヘディングは良かったのですけど、GKにスーパーセーブされました。
10 メスト・エジル 4.5
 29歳。前半からうまくスペースに顔を出していたものの、決定的なシーンは作れず。後半、左サイドのロイスとヒールを使ったワンツーからフリーの選手にクロス。交代選手入り、DHに下がってからも左足で中央フリーの選手に出すプレーもありました。
11 マルコ・ロイス 5
 29歳。エジルとのワンツーではチャンス作ったものの、他はイマイチ。シュートがコースに飛ばない場面もありました。
FW
9 ティモ・ヴェルナー 4.5
 22歳。注目されていた選手でしたが、今大会は活躍できず。うまく相手選手を外して下がってきたプレーは良かったのですけど、シュートは良くないというプレーだけ印象に残りました。
交代選手
FW23 マリオ・ゴメス 5.5(58分IN)
MF13 トーマス・ミュラー 4.5(63分IN)
 28歳。温存されたのではという見方もあったミュラー。確かワールドカップの得点記録更新も期待されていましたよね。ドイツが明らかにリスクかけて攻める こととなった2枚めの交代でしたが、トラップミスが目立ったくらいでした。
FW20 ユリアン・ブラント -(78分IN)
監督ヨハヒム・レーブ 4
(【韓国 2-0 ドイツ|W杯選手採点&寸評】大番狂わせを演じた韓国は軒並み高評価! MOMは神懸かっていた守護神に!! | サッカーダイジェストWebより)


■2019/12/02 ブラジルW杯決勝ゴールのゲッツェがこんなことになるとは…

 2014年のブラジルワールドカップ決勝、アルゼンチン戦のメモから。メンバーと採点は、レーティング:ドイツ 1-0 アルゼンチン《ブラジル・ワールドカップ》【超ワールドサッカー】より。

GK 1 ノイアー 6.0
 好きな選手ではないのですけど、前半見ていて、やはりカバーリングの範囲が広いのは守備にとって助かるなぁと思いました。
 ただ、後半はパス回しでキックミスするところがあり、言うほど足元はうまくないのかな?という印象。一方で良いスローインで速攻につなげる場面も。延長でも二三良いプレーがありました。
DF
16 ラーム 6.5
 グループリーグではDHもやっていたそうですけど、この日はRSB。前に選手がいる中でも良いクロスを入れるなど、クロスが魅力。それだけでなく、ためを作る持ち方もできて、全体にハイレベルです。
20 J・ボアテング 6.5
 CB。対人能力が高いですね。カウンターのピンチを人への強さでしのぐ場面や、早めにつぶしてくプレーが見られました。
5 フンメルス 5.0
 延長に入ると疲れたかなという感じで、ゆるい感じがありました。
4 ヘヴェデス 6.0
 目立たないなーと思って見ていたら、CBタイプだと紹介されて納得。ただ、後半にメッシが右になると盛んに上がるように。ただし、やはりクロスの精度はイマイチで攻撃はよくなさそうです。攻撃時に中央でフリーになりかける場面があったものの、これまたやはり攻めが本職ではないせいかチャンスにできず。相手の反応も早かったんですけどね。
MF
13 ミュラー 6.0
23 クラマー 5.5
 メンバー表ではケディラで違う選手が出るという珍しい事態。ところが、彼も頭を打つアクシデント。立ち上がってプレーを続けたものの、大事を取ったのかだいぶ経ってから交代していました。
(→シュールレ 6.5)
 クラマーは右でしたが、彼は左に入ります。その左での長いドリブルからクロスを入れて、見事決勝点のアシストに。
7 シュバインシュタイガー 6.0
 攻守によく顔を出していて良かった感じ。
18 クロース 5.0
 目立たなくてメモなし。 超ワールドサッカーでも、今大会唯一の平凡なプレーと低評価でした。

8 エジル 6.0
 今回イマイチだなという感じ。ミスをした後のプレーで早い守備していたのは良いなと思いましたけどね。右でマークが緩かったところでは、中を見て45度の角度で大きく低いボールを折り返してチャンスに。これは私が好きなタイプのボールです。
(→メルテザッカー -)

FW
11 クローゼ 5.5
(→ゲッツェ 6.5)
 左からのボール、DFが見ておらず完全にフリーになって、うまくトラップしたところから逆サイドに突き刺して、決勝点を決めました。
 楽しみな若手が出てきたと、テレビでは言われていたと思います。ただ、正直それ以外のプレーでは印象に残らず。その後は伸び悩んだようで、ドイツは4年後別の若い選手たちが台頭していました。そのメンバーでグループステージ最下位になったんですけどね。


2025年4月12日土曜日

わざとイエローカードもらった、自慢してた西川周作 海外なら処分の対象

■2018/05/27 累積警告消化狙いの意図的なイエローを理由に出場停止試合が増加、ギリシャ代表DFにFIFAが決定
■2019/03/03 わざとイエローカードもらった、自慢してた西川周作 海外なら処分の対象
■2018/05/27 1人退場しても日本代表よりチャンス作って良かったギリシャ代表


■2018/05/27 累積警告消化狙いの意図的なイエローを理由に出場停止試合が増加、ギリシャ代表DFにFIFAが決定

 ギリシャ代表で検索していたら、そんなことあったの?というニュースが。
  大事な試合で累積警告で出場停止になるなら、その前に消化してしまおうとわざと警告をもらおうと調整することは稀に見られます。
 FIFAはギリシャ代表DFコスタス・マノラス(ASローマ)も予選第9節キプロス戦の後半45分にイエローカードを貰い、ジブラルタルとの最終戦を累積警告により欠場。これでいちばん大事な クロアチア代表とのプレーオフ1stレグに望めるはずでした。
  ところが、 キプロス戦のイエローについて、FIFAは「意図的に貰った」ものとして、累積警告の消化を認めず、プレーオフ1stレグへの出場を認めない裁定を下したとのこと。
(FIFA「ズルは認めねぇよ!」ギリシャ代表DF、『意図的イエロー』で出場停止より)

 1試合のみの出場停止で、ホームでの2ndレグには出場できるそうですけど、そんなのアリ?というもの。(ちなみにプレーオフはクロアチアが勝ってます)
 わざとイエローってのは確かにずるいことはずるいのですけど、公平に判断するのが難しい問題ですし、事前に明文化されたルールなく行き当たりばったりでやるのは変な話です。FIFAはまだまだ組織として未熟ですね…。


■2019/03/03 わざとイエローカードもらった、自慢してた西川周作 海外なら処分の対象

 ギリシャの話じゃないのですけど、 「意図的なイエロー」の話題でここに。日本人選手では告白していた人がいたそうです。わざわざ公開したというのは、おそらく「頭いいでしょ?」といった自慢的なものなのだと思われます。
 これは、2008年7月20日の磐田戦の後半44分のプレー。ボールをグラウンドに叩きつけて審判の判定に異議を示したことでイエローカードを無事受けました。西川周作は同日、自身のブログにて「わざとイエローカードをもらいました」と、五輪代表で不在となる翌節に累積警告を消化する意図で故意に反則を犯したことを示唆する文章を公開しています。
 しかし、公開直後から批判が殺到。20分後には問題個所が削除。対応が速いですね!
 翌日ブログで謝罪し、クラブから厳重注意とブログの無期限禁止の処分。ただし、Jリーグからのお咎めはなし。前回書いたように、そのようなルールがないので仕方ありません。
 ただ、全く問題ないかどうかは、議論があるところでしょう。 西川周作の場合はギリシャ選手と異なり、完全にわざとであることを認めており、このようなプレー外での非紳士的行為・スポーツマンシップにふさわしくない行為に罰則を与えるルールを作っても良いかもしれません。


■2018/05/27 1人退場しても日本代表よりチャンス作って良かったギリシャ代表

2014/6/20 ブラジルワールドカップ2014 グループリーグ 日本0-0ギリシャ
(メンバーと採点は、【W杯・試合採点】日本対ギリシャ(グループC) | フットボールチャンネルより)
  日本がボール支配率70%。しかし、ギリシャはこれでいい。可能性あるプレーもむしろギリシャ。1人退場して10人になってから、むしろチャンスは多くなった。
 後半はさすがに 疲れたが、それでもCKではチャンスになっていた。
GK 1 オレスティス・カルネジス 6.5点
DF 4 コスタス・マノラス 6.5点
DF 15 バシレイオス・トロシディス 7点
 右サイドバック。後ろからだったが、ボールにきれいにいくスライディングがあってびっくり。彼だけでなく、ギリシャの選手はみな、ここぞ!というところでボール狙っている。良いチーム。
 カウンターの場面。守備の選手が見るだけになっっていて、距離詰めない。そこからの流れでシュートまで行けた。
DF 19 ソクラティス・パパスタソプロス 6.5点
DF 20 ホセ・ホレバス 6.5点
 左サイドバック。クロスは引っかかったが、フェイントで抜いてかわす ところあった。その後も3人いるところを抜いてくるプレー。また、後半の終盤でもかわしてシュートまで行くプレー。
 検索してみるともともとはFW。なるほどね、という。
 父親はギリシャ人、母親はウルグアイ人であるが、ホレバス自身はドイツ生まれドイツ育ちで、ドイツ国籍を保有。その出自からドイツ、ギリシャ、ウルグアイの3つの代表チームを選択可能であったが、ギリシャ国籍を獲得してギリシャ代表を選択。
MF 2 ヤニス・マニアティス 7点
MF 8 パナギオティス・コネ 7点
 最初左サイドで途中から右でプレー。立ち上がりに良いドリブル見せた。スピードもあるかも。その後も良いプレー。
 あと、後半かな。よく粘ってCKを取るプレー。ギリシャは背が高いのでCK取るだけでチャンスに繋げられるから、普通のチーム以上にいいプレー。
MF 18 ヨアンニス・フェトファツィディス 5.5点
MF 21 コンスタンティノス・カツラニス 4.5点
FW 7 ゲオルギオス・サマラス 6.5点
 体をうまく使って、はねたボールを自分のボールにするプレー。また、後半キックオフでいきなりシュートも見せた。GKの位置が前だったし、良い狙い。
FW 9 コスタス・ミトログル 5.5点
交代選手
MF 10 ゲオルギオス・カラグニス 6.5点
 37歳。前半交代で、守備的なところに入る。 左からの長いFKで、GK前に良いボール。
 左から右サイドへのサイドチェンジでも良いボール。カウンターへというところ。
 後半も、ボール取った後、囲まれても抜いてつないでいくプレー。
 守備できないところに入っていくのがうまい。さすがベテラン。
 左右のCKも素晴らしい。ファーで余っている選手をうまく使ったり、ニアへ早いボールを入れたり。
 覚えていないがメモが長いし、たぶん一番気になったんだと思う。でも、フットボールチャンネルは「ポゼッションできる展開ではなかったため、パスミスが多かったが、守備では、中盤の底で走り続けた」と守備の方を評価していた。
FW 14 ディミトリス・サルピンギディス 6点
FW 17 テオファニス・ゲカス 6点


2025年4月11日金曜日

天皇杯に一番強いのは日産の横浜F・マリノスじゃない…どこ?

■2022/03/16 天皇杯に一番強いのは日産の横浜F・マリノスじゃない…どこ?



■2022/03/16 天皇杯に一番強いのは日産の横浜F・マリノスじゃない…どこ?

 「天皇杯」「好成績」という文字が見えて、天皇杯といえば日産・横浜マリノスだろ!と思ったら違いました。「Jクラブが参戦した1992年大会以降の30年間で最も結果を残したクラブ」という条件のためです。
 では、どこが1位か?と言うと、これは記事タイトルですでにネタバレ。<[天皇杯]30年で最も好成績のJクラブはどこ? 1位鹿島、2位G大阪、3位は意外にも…>(REAL SPORTS / 2021年12月23日 11時30分)というタイトルだったのです。
https://news.infoseek.co.jp/article/realsports_603776019190514625/

 1位だったのは鹿島アントラーズ。鹿島ファンですが意外。最多優勝(5回)、最多ファイナリスト(8回)、最多タイのベスト4進出記録(14回)ということで圧勝だったようです。
 ただ、そもそも鹿島アントラーズはリーグでもスランプが短く、コンスタントに強いという例がないクラブ。3年連続してベスト8以下の結果に終わったのは、2013~15年大会の1度だけという安定感だといいます。

 もう一つタイトルになっていた2位はガンバ大阪。ベスト4進出は鹿島と並んで最多タイとなる14度で、Jリーグ発足以後で唯一、2度の連覇を達成。ただし、2015年大会の優勝以降は苦戦。また、Jリーグ初期も強いチームではありませんでした。とはいえ、コンスタントに強い鹿島アントラーズの方が異常ですね。
 また、タイトルで「意外」とされていた3位は清水エスパルスでした。意外だというのは、優勝が1回のみであること。ただ、5度の決勝進出ならびに10度の4強入りは、鹿島、G大阪に次ぐ数字ということで安定感があるようです。

 ここでベスト5を見てみると、私が天皇杯強しのイメージがあった横浜マリノスは5位と健闘。また、4位は浦和でした。また、近年常勝軍団となっている川崎フロンターレが6位に入っており、今後順位を上げてきそうな感じです。それから、逸話のおもしろかった7位の広島まで紹介します。

1. 鹿島アントラーズ 118pt.(29回出場/優勝:5回、準優勝:3回、ベスト4:6回)
2. ガンバ大阪    103pt.(30回出場/優勝:4回、準優勝:3回、ベスト4:7回)
3. 清水エスパルス  88pt.(29回出場/優勝:1回、準優勝:4回、ベスト4:5回)
4. 浦和レッズ     84pt.(29回出場/優勝:4回、準優勝:1回、ベスト4:4回
5. 横浜F・マリノス   76pt.(29回出場/優勝:2回、準優勝:1回、ベスト4:5回) (横浜フリューゲルスの記録は含まない)
6. 川崎フロンターレ  75pt.(27回出場/優勝:1回、準優勝:1回、ベスト4:3回) (前身の富士通川崎フットボールクラブ、富士通サッカー部の出場を含む)
7. サンフレッチェ広島 72pt.(29回出場/準優勝:5回、ベスト4:3回)

 サンフレッチェ広島がおもしろいのは、優勝経験クラブが名前を連ねる中、トップ14で唯一戴冠を果たしていない唯一のクラブであるということ。前身の東洋工業蹴球部が1965、67、69年に3度優勝しているものの、昔すぎるため余裕で集計の対象外でした。5度の決勝進出は、鹿島(8回)、G大阪(7回)に次ぐ数字で、これポイントを稼ぎました。逆に言うと、勝負弱いようです。

 日産時代は天皇杯でとにかく強かった横浜マリノスですが、2011年以降の10大会(2020年大会は不参加)で、最多5度の4強入りを果たしている(うち優勝1回、準優勝2回)ということで、近年もかなり良いみたいですね。リーグでもスランプはあったものの、結局、比較的コンスタントに強いチームだと言えます。
 同様のことが言えそうなのが、4位の浦和レッズ。初期はガンバ大阪や名古屋グランパスとともに下位争いの常連という感じだったのが嘘のように、近年では「強いクラブ」というイメージが定着しています。

 ということで、結局、リーグでも比較的コンスタントに強いチームが天皇杯でも強い…という、おもしろくない結果に。ただ、実力を発揮できずに終わることがある勝ち抜き戦(ノックアウト方式、俗に言うトーナメント戦)の大会であっても、長期的に見ると試合数が増えるのでまぎれが起きづらくなり実力に近づいてくる…と考えると、当たり前かもしれません。


2025年4月10日木曜日

大分県最高のサッカー選手は誰?西川周作・清武弘嗣・永井秀樹など

■2019/02/18 大分県最高のサッカー選手は誰?西川周作・清武弘嗣・永井秀樹など
■2019/02/18 その他にもJ1経験者、大分県出身のサッカー選手 (2022/07/22データ追加)
■2019/06/12 2人も日本代表を輩出した大分市明治北小の明治北SSC



■2019/02/18 大分県最高のサッカー選手は誰?西川周作・清武弘嗣・永井秀樹など

 まだ全部調べていませんけど、有名選手は 西川周作・清武弘嗣・永井秀樹の3人で良さそう。日本代表の出場試合数なら清武弘嗣ですけど、スランプが激しすぎるため、西川周作がナンバーワンという声も多いかもしれません。

GK 西川周作 大分県出身 代表31 J1 423
 浦和で初めて見た選手と思っていましたが、2004年SBSカップ(日本U-19 0-0 ブラジルU-19)で見ていました。このときは大分ユースであり、Jリーガーに混じっての出場です。メモは短くて、「厳しいコースないが安定」とだけでした。
 浦和に行ってからは良い印象だった気がしますが、忘れ加減…と書いてからよくよく経歴見ると、ほとんど見ていませんわ。ひょっとしたら全く見ていないかも。私が思っていたのは、山岸範宏ですね。

MF    永井秀樹(元・東京ヴェルディ等) 日本代表候補 J1・191
 ヴェルディらしく技術のある選手でドリブラー。豪華タレントの揃っていた初期ヴェルディで結構出ていた選手ですが、クラブを転々。ただ、何度もヴェルディに戻ってきていて、なんと5回も移籍。5回も移籍が可能だったのは、40歳半ばまで現役…とキャリアが長かったこともあるでしょうね。まさかこんなに長持ちする選手とは思いませんでしたわ。

MF、FW 清武弘嗣(セレッソ大阪):大分市  代表43 J1・135 ブンデス117
 私が初めて見たのはセレッソ来てからで、すでにスランプ突入時。見ててもびっくりするほど目立たず、良さが全くわかりませんでした。一時は代表の新たなエースになるって勢いで報道されていたんですが、どうしちゃったんでしょう?


■2019/02/18 その他にもJ1経験者、大分県出身のサッカー選手

<その他の大分県出身のサッカー選手>
CB    阿部海大(ファジアーノ岡山)J2・7
MF    安部隆也(元・ヴェルスパ大分)JFL・0
MF    安東輝(松本山雅FC)J2・22
FW    安藤瑞季(セレッソ大阪)J1・1
MF    生口明宏(元・ヴェルスパ大分) JFL・55
MF    井上裕大(FC町田ゼルビア):大分市 J1・3 J2・206
GK    岩崎知瑳(FCマルヤス岡崎):佐伯市 J3・0
RSB、CB    岩田智輝(大分トリニータ):宇佐市 J2・32
MF    岩本昌樹(元アビスパ福岡等) J2・0 JFL9
MF・FW    内村圭宏(FC今治) J1・73
MF    畝本諭(ヴェルスパ大分) JFL・2
MF    梶谷充斗(元・ヴェルスパ大分) JFL 14
MF (WB) / DF (CB, SB)    梶原公(元・大分トリニータ等):日田市 JFL     18
FW    鴨川奨(元・名古屋グランパスエイト等):別府市 J1     7 JFL     6
GK    河田晃兵(ヴァンフォーレ甲府):大分市 J1 84
FW    岸田和人(レノファ山口FC):日出町 J2 97
RSB    岸田翔平(水戸ホーリーホック):日出町 J1 4 J2 147
  北野晴矢(ポーランド・MKSポゴニ・シュチェチンⅡ):日出町
    木本敬介(元・カターレ富山):日田市
    清武功暉(徳島ヴォルティス):大分市
    倉本崇史(元・大分トリニータ等)
    小手川宏基(大分トリニータ):大分市
    佐藤昂洋(ラインメール青森):大分市
    佐保昂兵衛(FC今治)
    清家俊(元・ヴェルスパ大分)
    下田和輝(元・ヴェルスパ大分):大分市
    首藤慎一(元・鹿島アントラーズ等)
    高畑奎汰(大分トリニータ):大分市
    武内大(元V・ファーレン長崎)
    堤健吾(元・カターレ富山等):大分市
    戸高弘貴(FC町田ゼルビア):佐伯市
    中島大輝(FC中津)
    中野匠(ヴェルスパ大分):中津市
    西野隆司(SOL FC):中津市
    野上拓哉(VONDS市原):大分市
    野口航(ギラヴァンツ北九州):大分市
    日野竜一(元ヴェルスパ大分等)
    姫野昂志(ヴェルスパ大分):大分市
    姫野宥弥(ザスパクサツ群馬):大分市
    福元洋平(ヴェルスパ大分):大分市
    藤田優人(サガン鳥栖):大分市
    松原健(横浜F・マリノス):宇佐市
    松本和弥(SOL FC):大分市
    松本昌也(ジュビロ磐田):中津市
    三浦淳寛(元・東京ヴェルディ1969等):大分市
    宮田繁輝(SOL FC):大分市
    矢野稔(新日鐵住金大分サッカー部)
FW    吉平翼(大分トリニータ):大分市 J2     8    
(Wikipediaより)


■2019/06/12 2人も日本代表を輩出した大分市明治北小の明治北SSC

 大分県代表の明治北と浜松JFCとの試合のメモが出てきました。検索してみると、1998年の第22回全日本少年サッカー大会(JFA 全日本U-12サッカー選手権大会)だと思われます。決勝ではなく準決勝みたいですね。
 ただ、明治北のメモはほとんどなし。4番でFWだった平岡が100m12秒の俊足というメモがあっただけ。特にプロ入りした選手もいない模様です。
 このときは同点で3位。Wikipediaによると、大分市立明治北小学校のクラブ活動明治北SSC(明治北サッカースポーツクラブ)は、全日本少年サッカー大会に大分県代表として過去7回出場(うち全国3位が2回。敢闘賞、努力賞各1回)の強豪。
 私が見る前に三浦淳宏、私が見た後に、清武弘嗣、清武功暉らを輩出していました。プロ選手だらけってことはないですけど、小学校系のクラブで日本代表経験者二人ってすごいですね。


2025年4月9日水曜日

グバルディオル…クロアチアにすごい若手DFが登場する!

■2023/01/24 クロアチア好きな選手ベスト11 豪華攻撃陣よりCBのグバルディオル!
■2022/11/28 グバルディオル…クロアチアにすごい若手DFが登場する!
■2022/12/02 悪いプレーもあったが、DFのグバルディオルが攻守で良いプレー
■2018/10/20 クロアチアW杯準優勝はやはりまぐれ?ネーションズリーグで最下位に
■2022/06/19 クロアチアがリベンジ成功、フランスはグループリーグ敗退の弱さ…
■2018/06/21 レアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチが並ぶ豪華な布陣
■2018/06/27 代表控えを拒否したミランのカリニッチ、大会から追放される
■2018/06/27 伸び悩むコバチッチ、代表でもレアル・マドリーでも主役になれず
■2018/07/02 攻守にバランスが取れてスキがないクロアチア、意外な大苦戦
■2018/07/08 スター選手らしからぬモドリッチの好守への貢献度がすごい
■2018/07/12 2試合連続延長120分のクロアチアがまた延長戦…でも勝利
■2018/07/16 決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ



■2023/01/24 クロアチア好きな選手ベスト11 豪華攻撃陣よりCBのグバルディオル!

 旧ユーゴスラビアでは、セルビアが好きなのにクロアチアはなぜか好きじゃない国。強いと思わなかったのにベスト4の活躍で裏切られてなんとなく好きじゃなくなってしまいました。クロアチアはその後も強くなさそうなのに上位…ということが多い不思議な国ですね。
 好きじゃないので、好きな選手ベスト11も難しいですが、一応選びます。2022年になって出てきた若手CBのグバルディオルが一番好きですね。初めてクロアチアで好きになった…という感じの選手です。

     マンジュキッチ

ペリシッチ レビッチ クラマリッチ

  ラキティッチ モドリッチ

ソサ           ヴィーダ

  グバルディオル ロヴレン

      リバコビッチ

GK 1    ドミニク・リバコビッチ 27歳(2022年ワールドカップ)  1995/1/5 188cm
 2試合しか見ていませんが、3人メモがあるクロアチアのGKでは一番悪いところがない一方で、良いところもあったプレー。2018年大会のスバシッチはPK戦で大活躍するなど良いプレーがあり評価が高いと思うのですが、私にはあまり良くないプレーもかなり目についたので評価を下げますし、好きにもなれません。

CB グバルディオル(ヨシュコ(ヨスコ)・グヴァルディオール) 6 20歳(2022年ワールドカップ)  2002/1/23 185cm
 攻撃参加が好きなのかよく上がる選手。チャンスになったり、ファールもらったりで、そうじゃなくても怖さ感じさせるプレーする。ミスがないわけではないが、守備でもすごく良く見えた選手。世代交代がうまくいっていない感じがあるクロアチアだが、ここはすごい若い選手が出てきたな…というところ。

CB ロヴレン(デヤン・ロブレン) 1 歳(2022年ワールドカップ) 1989/7/5 188cm
 2018年は良いプレーが多かった一方で、ミスもちょくちょく目立っていた選手。2022年の方が安定感を感じました。単に2試合しか見なかったせい…というオチかもしれませんけど…。

CB、RSB ドマゴイ・ヴィーダ(ヴィダ) 3 29歳(2018年ワールドカップ) 1989/4/29 184cm
 CBの相棒だったロブレンも良いプレーがあったのですが、ミスも結構あった選手。そのロブレンよりは安定していて印象が良かったのがヴィーダ。けが人のためにRSBに回ったときもあったが、もともとRSBはできたみたい。他のRSBの印象が悪すぎたのでうちではRSBで。

LSB ソサ(ボルナ・ソサ) 2 24歳(2022年ワールドカップ)  1998/1/21 186cm 
 思わず声出た左からニアに走らせる良いボール。ミスっぽいクロスもちょこちょこあったが、いいキック持っているサイドバック。

CH イバン・ラキティッチ 2 30歳(2018年ワールドカップ)  1988/3/10 184cm

CH、OH、インサイドハーフ ルカ・モドリッチ 3 32歳(2018年ワールドカップ) 1985/9/9 172cm

LSH イバン・ペリシッチ 29歳(2018年ワールドカップ) 1989/2/2 186cm
 怖さのある選手。2022年も良いプレーしていました。

RSH アンテ・レビッチ 1 24歳(2018年ワールドカップ) 1993/9/21 185cm

RSH,RWG アンドレイ・クラマリッチ 1 31歳(2022年ワールドカップ) 1991/6/19 180cm
 2018年も見ましたが、2022年の方が良い印象。

CF マンジュキッチ 1 32歳(2018年ワールドカップ) 1986/5/21 190cm



■2022/11/28 グバルディオル…クロアチアにすごい若手DFが登場する!

クロアチア 4-1 カナダ

 カナダが早々に先制。これがワールドカップ初ゴール。カナダはアメリカと似た感じで若くてプレスが良い。ただ、低いところでちょこちょこマークが空いたり、緩かったり、クリアが半端だったりというのが最初から気になっていたが、クロアチアが押し込む時間帯にフリーにしてしまい失点。
 後半最初からカナダは初戦で使った3バックに戻して、3-5-2かな、変えてきた感じに見える。ただ、その流れで決められずに前がかりになり次々と失点。
 カナダは前半から気になっていたが、後半は前半以上にマーク外すところが顕著に。前で失うプレーも多い。後半は攻守にミスが多く、足が止まり気味。アメリカと似たものを感じ、若さも同じだがアメリカほどは走れない。
 カナダを応援していたので、応援チームは4勝4敗6引き分けで五分になってしまった。

4-3-3

GK 1    D.リバコビッチ

CB 20    ヨシュコ・グバルディオル 20歳
 後半持ち上がっていってファールもらう。守備もすごく良い。クロアチア、世代交代がうまくいっていない感じがあるが、ここはすごい若い選手が出てきたな…という。この試合見ると、ベスト11候補レベル。

CB 6    D.ロヴレン
 終盤スルーパスに良い対応。それ以外でも悪くなかった。安定感。

LSB 19    B.ソサ
 前半から悪くなかったが、後半最初、左からニアに走らせる良いボール、思わず声出た。いいキック持っているサイドバック。

RSB 22    J.ユラノビッチ
 立ち上がり後ろから入ってきた選手見れずに失点。ハイボールの処理、キックすかしてピンチになりかけ。後半は、サイドチェンジ、読む良い守備があった。ただ、守備は正直不安があるなという選手で攻撃の方が良さ感じた。
 チャンスになりそうなところ。長いドリブルで中に入っていき、失いかけるが触れてラストパスでアシスト。DF多数引き付けていたのが効いた。ロングスローも見せていた。

CH 11    M.ブロゾビッチ

Lインサイドハーフ 8    M.コバチッチ 28歳
 マーク甘かったところドリブルで攻め上がりパスしてチャンスまで。斜めに走って中央でフリーで受けてパスでチャンスに。全体に良かった。

(7    マイェル)
 後半アディショナルタイム、2対1になってきっちり決める。

Rインサイドハーフ 10    L.モドリッチ
 下がっていって、ゲームを作る動き。相変わらず自由に動いているし、嫌なところに顔を出してくる。後半9分、3点目かといういいサイドからのパス、フリーの選手に入れる。右に出て低いまた1点かという低いボール。相変わらず良い選手。

(15    M.パシャリッチ)

LWG 4    I.ペリシッチ   
 フリーの選手に通してアシスト。ロングスローもあった。怖さあって良い選手。

(18    M.オルシッチ)
 後半アディショナルタイム、相手のミスで2対1でGKひきつけてパスしてアシスト。

RWG 9    アンドレイ・クラマリッチ 31歳
 だいぶ前でオフサイドディレイだったが、切り返しながら最後力を抜いて強くなくてコース狙う良い幻のゴール。次は左、繰り返しの攻撃の中でフリーになり今度こそゴール。後半今日2点目というところだったが、少しコース甘くなりGK触られる。フリーになって切り返してチーム3点目も決めて終始良かった。

(13    N.ブラシッチ)

CF 14    M.リバヤ
 中央で動き直してマーク外して惜しいプレー。その後、早い低いミドルシュートで逆転ゴールを決める。

(16    B.ペトコヴィッチ)



■2022/12/02 悪いプレーもあったが、DFのグバルディオルが攻守で良いプレー

クロアチア 0-0 ベルギー

 クロアチアが前からプレス、うまいはずのベルギーがつながらずクロアチアペース。ベルギーFWいないやり方だがどうも裏目。ロベルト・マルティネス監督は策略家でこういった采配がズバリと当たることもあるのだけど、こうやって自滅することもしばしば。
 FWタイプがいないためにポストデキない。前線での動きもないので、パスの出しどころがない。おまけに今日はエデン・アザールも出さなかったので、ドリブルのし掛けもない。ドリブルで仕掛けるプレーもクロアチアばかり。ドリブルにもある程度スペースが必要で守りが良いというのもあるが、抜いたりひきつけたりで数的優位を作るために必要なプレー。ベルギーはこれがなく、動きもないので、パスで足元というプレーばかりで怖さなかった。チャンスになるのはカウンターだけという形。前半の終わりからやっとポツポツとチャンス作れるように。
 後半ルカク入って良いスタートに。前がかりになった分、クロアチアもチャンスできるし、押し込む時間帯もあった。終盤は勝たないとグループリーグ敗退で、後がないベルギーが必死で攻めてチャンス多数。クロアチアが余裕ある守りではなく良くはなかったのだが、決定機をベルギーがことごとく逃す。チームを変えたルカクでルカクのところにチャンスが集中するが、怪我明けで試合感の問題なのかことごとく決められなかった。
 アディショナルタイム4分台なのに3分58秒という変な終わり方。ベルギーの選手は文句言っていなかったが、不自然だった。
 ベルギー応援していて、応援チームは5勝7敗8引き分け。ベルギー今大会は高齢化できついと思っていたとは言え、グループリーグ敗退でショック。

4-3-3

GK 1    ドミニク・リバコビッチ 27歳
 危ないところ距離詰めて体に当てる良いプレー。

CB 20    J.グバルディオル
 後半最初上がってきて、そのことでフリーになった選手にパス入れてチャンス。その後も攻撃参加何回かあった。チャンスの予感あって怖い。
 守備でも粘り強いところ。ただ、ゴールラインに出そうとしたクリアがGKに飛んでしまうところはヒヤリ。半端なプレーでCKにしてしまうところもあった。顔にプロテクトつけており、それもあるかもしれないが悪いプレーだった。
 一方で、1点というところギリギリ先に触る良い守備も。悪いところもあったが、前の試合に続きレベルの高さは感じられるプレーヤー。

CB 6    D.ロヴレン

LSB 19    B.ソサ
 クロスが持ち味だが良い仕掛けも見せていた。良いクロスあげられる選手だが、ミスっぽいクロスもちょこちょこ。

RSB 22    J.ユラノビッチ
 長く走ってきてボールもらって良い低いボール中に。

CH 11    M.ブロゾビッチ
Lインサイドハーフ 8    M.コバチッチ
(7    マイェル)

Rインサイドハーフ 10    L.モドリッチ
 ふわっとしたボール、FKでGK前に良いボール、PKにつながる。後半後ろからスーッと入ってきてシュートまで。こういうのは本当うまい。今日も怖さあった。

LWG 4    I.ペリシッチ
 カウンターのピンチ見て、全速力で戻って素晴らしい守備。

RWG 9    A.クラマリッチ
(15    M.パシャリッチ)
FW 14    M.リバヤ
(16    B.ペトコヴィッチ)



■2018/10/20 クロアチアW杯準優勝はやはりまぐれ?ネーションズリーグで最下位に

 「決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ」とキツいことを書いたのですけど、実際、その後も大苦戦しているクロアチア。
 現在開催されているUEFAネーションズリーグのLeagueA Group4で現在1分1敗の最下位。スペインに6点を取られ、2試合で無得点6失点と守備もボロボロです。

 また、世界ランク110位という信じられないほど実力差のあるヨルダンとの親善試合でも、モドリッチやラキティッチら主力を温存したとはいえ、2-1と苦戦。今のところ良いところなしとなっていました。
(W杯準優勝国クロアチアが勝てない、点が入らない。ヨルダン相手にも苦戦   フットボールチャンネル | スポーツ | 2018年10月18日 より)
 https://pex.jp/point_news/9e913eaef4eb0b77ea42a6c7f97cae8e


■2022/06/19 クロアチアがリベンジ成功、フランスはグループリーグ敗退の弱さ…

 最近は、上記の「決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ」「クロアチアW杯準優勝はやはりまぐれ?ネーションズリーグで最下位に」から一変し、クロアチアが強くなり、フランスが弱くなる…という正反対な感じになっていました。

・フランス代表がネーションズリーグGL敗退!!「W杯のリベンジ」に成功したクロアチア代表ルカ・モドリッチの「決勝ゴール」(22/6/14(火) 11:57配信)
<UNLリーグA・グループ1第4節、フランス代表対クロアチア代表が現地時間6月13日に行われた。ロシアW杯決勝と同カードとなった一戦は、クロアチアが1-0の勝利を収めて4年前のリベンジを成功させた>
<PKをルカ・モドリッチが決めて、クロアチアが先制に成功した。その後、守備網を形成し引いて守るクロアチアをフランスは攻略できず。結局試合は1-0のまま終了。フランスは0-1の敗戦を喫し、UNLグループリーグ敗退。フランスはこのままリーグ最下位となれば、来季リーグBに降格することになる>
https://news.yahoo.co.jp/articles/272b01297923aa39ecdc076624df953a1bac0ca0




■2018/06/21 レアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチが並ぶ豪華な布陣

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD第1節 クロアチア 2-0 ナイジェリア
【クロアチア】OG(前32)モドリッチ(後26[PK])

 テクニックある選手がそろっていて、本来好きなタイプのクロアチア。ただ、日韓ワールドカップかな?不振という予想が大外れで3位になったため、なんとなく応援しないチームに。
 なお、ゲームの方は、感想が遅れてしまい全然覚えていません。 とりあえず、2人並んだレアル・マドリーのモドリッチとバルサのラキティッチはさすがという感じで、この位置では今大会最高の2人だと思って見ていたのは覚えています。
GK
23 ダニエル・スバシッチ 6
DF
2 シメ・ヴルサリコ 6
 26歳。右の深いところまで何度も上がっていました。運動量が多かった感じですね。
3 イバン・ストゥリニッチ 5.5
6 デヤン・ロブレン 6.5
21 トマゴイ・ヴィーダ 6.5
MF
4 イバン・ペリシッチ 5.5
7 イバン・ラキティッチ 7
 30歳。バルサのラキティッチとの豪華な2枚のCM。相手のクリアボールをダイレクトで左のフリーの選手に入れてチャンスになるプレー。また、他にもカウンターで良いスルーパスを入れていてさすがという感じでした。
9 アンドレイ・クラマリッチ 6.5(60分OUT)
10 ルカ・モドリッチ 8
 32歳。代表ではCMでプレー。レアル・マドリーのラキティッチとの豪華な2枚です。
 ニアを狙ったCKからオウンゴールに繋がり先制。さらにPKでも低い速いボールを蹴ってきっちり決めます。また、流れの中でもやはり良いボールを入れていました。さすがというプレーです。
18 アンテ・レビッチ 7(78分OUT)
FW
17 マリオ・マンジュキッチ 7(86分OUT)
交代選手
MF11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5(60分IN)
MF8 マテオ・コバチッチ -(78分IN)
FW20 マルコ・ピアツァ -(86分IN)
(メンバー・採点は、【クロアチア2-0ナイジェリア|W杯選手採点】攻守に異次元のプレーを見せたモドリッチがMOM | サッカーダイジェストWebより)




■2018/06/27 代表控えを拒否したミランのカリニッチ、大会から追放される
ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD最終節  アイスランド 1-2 クロアチア

 クロアチアのズラトコ・ダリッチ監督は2018年6月18日に、FWニコラ・カリニッチ(ミラン)を強制帰国させたのだそう。第1節のナイジェリア戦、リニッチを途中出場させようと指示したところ「背中が痛い」と拒否。オフィシャルとしては、 この背中の痛みが理由です。
 ただ、同選手は大会前の親善試合や練習でも同様にサブの役回りを拒否していたといいます。なので、わがままを言う選手を追放したものだと見られています。
 (クロアチア代表に衝撃…監督がFWカリニッチを追放、出場拒否が原因か | サッカーキングより)

 このクロアチアですが、今回はなんと9人も選手を入れ替えたそうな。それでもやはりクロアチアがキープする展開。しかし、アイスランドはもともと攻めてくれた方が良いチームで、良いところもむしろアイスランドという前半。
 後半はクロアチア選手に動きが出てきて良くなり先制。後がなくなった勝利が必須のアイスランドですが、追いついてなおもチャンスがあるというところ。ただ、無理してる分守備でも危ないところが増えていました。そこから失点。最後まで諦めなかったものの、ここまででした。

■2018/06/27 伸び悩むコバチッチ、代表でもレアル・マドリーでも主役になれず

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループD最終節  アイスランド 1-2 クロアチア
【アイスランド】シグルドソン(後31[PK])
【クロアチア】バデリ(後8)ペリシッチ(後45)
GK
12 ロヴレ・カリニッチ 6.5
 28歳。コース甘いが良いセーブが前半に。全体に悪くありません。後半、ロングスローで出て触れないという痛いプレーがあったものの、その後のシュートはよく触ってCKに逃れました。自分のミスからですので、評価は半々といったところ。
 DF
13 イェドバイ 5.0
 22歳。RSB。若い選手なのでちょっと期待したのですけど、トラップミスが何度かあるなどイマイチでした。
5 チョルルカ 6.0
15 チャレタ=ツァル 5.5
22 ピバリッチ 5.5
 29歳。LSB。シュートっぽい低いボール、攻撃の選手が触ってもというものでした。それ以外にも バデリへのアシストも彼だったみたいですね。
MF
10 モドリッチ 5.5
(→ブラダリッチ 5.5)
19 バデリ 7.0
 29歳。CHの1枚という紹介。DFの詰め方がちょっと甘いところシュートして、DFのにあたりバーという惜しいプレー。その後、こぼれを叩きつける素晴らしいシュートでゴール。20 ピアツァ 5.0
(→ロブレン 4.5)
 28歳。CBに入って3枚にしたものの、これが失敗。一度危ないところがあった後で、ペナルティーエリアで明らかに手を出してしまいPKで失点。本来ならレギュラーの選手なんでしょうが、ちょっと怪しくなってきました。
8 コバチッチ 5.5
 24歳。トップ下。都並さんは張り切っていると言っていたものの、大きな仕事はできず。将来を嘱望されている選手のようですけど、レアル・マドリーでも代表でも伸び悩んでいるっぽいですね。
(→ラキティッチ 5.5)
4 ペリシッチ 6.0
 相手のミスから奪ってからのボールをもらって、ほぼ正面ではあったものの、ゴールにまで結びつけました。FW
9 クラマリッチ 5.0
(メンバーと採点は、レーティング:アイスランド 1-2 クロアチア《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)



■2018/07/02 攻守にバランスが取れてスキがないクロアチア、意外な大苦戦

 ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦 クロアチア 1-1 デンマーク
【クロアチア】マンジュキッチ(前4)【デンマーク】マティアス・ヨルゲンセン(前1)

 デンマークは伝統の堅守速攻。一方のクロアチアも守備がしっかりしたチームですけど、地力で勝り、守らなくてはいけないチームではありません。なので、クロアチアが支配して、デンマークがカウンターという大部分は予想通りの展開に。
 ただ、予想外だったのが1分になる前にデンマークが先制したこと。これでデンマークが守備に入るかと思ったら、クロアチアがすぐに追いついたと最初から試合が動きました。これ以降は圧倒的に支配するクロアチアが攻めあぐねて、デンマークのカウンターの方に可能性を感じるというデンマークペースでした。
 今大会の優勝候補は 実は強くない国と、確かに強いけど守備や年齢で不安がある国に分かれている感じ。クロアチアは戦前優勝候補とは言われず、超豪華とは言えないものの、その次のクラスの豪華なメンバーです。なおかつ守備がきっちり出来てチームーとしてのまとまりがあり、攻守のバランスの取れたチーム。優勝まであり得ると思っていたので、この苦戦は意外でした。延長戦のPKを止めて流れはむしろデンマークでしたしね。
 あと、クロアチアはメンバーを温存して中10日くらい。むしろ元気だったはずなのですけど、休めていないデンマークに勝ったという感じがなく、中の動きも足りなかったですね。デンマークのロングボールが気になるのか、間延びして距離感が遠く、コンパクトにパス回しができなくなってしまったといった指摘もされていました。
GK
23 ダニエル・スバシッチ 7.5
 33歳。立ち上がり混戦からの失点はムリとまでは言えないものの、致し方ないところ。それ以外だと前半は低いシュートをよく止めるプレーがありました。
 一方、繰り返し出されるロングスローで味方を助けるプレーがなかったのは違和感。また、ミスキックも見られました。
 とはいえ、PK戦では大活躍。触ってポスト、タイミングが合ったもの、中央を足で…となんと3本も止めて、勝利の立役者となりました。
 DF
2 シメ・ヴルサリコ 6.5
6 デヤン・ロブレン 6
21 ドマゴイ・ヴィーダ 6
3 イバン・ストゥリニッチ 6.5(81分OUT)
 MF
7 イバン・ラキティッチ 6
11 マルセロ・ブロゾビッチ 5(71分OUT)
18 アンテ・レビッチ 5.5
 24歳。RSH。前半の早い時間帯に、良いプレーが連続して。右でドリブル、2人を引きつけて間を通して、中へ入ってきたRSBにパス。この流れから同点ゴールが生まれました。さらにファールをもらって良い位置でFKも得ていました。
 ところが、この後チームといっしょに大部分消えることに。延長戦に入り、カウンターで高いDFがラインの裏、GKまで抜いたところで後ろからスライディングされてPKを得ています。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
 32歳。今日は今までより前めの位置っぽいですね。ラキティッチと並ばずに自由に動いていました。ただ、チームが悪いこともあって、良いプレーは散発的でした。
 前半は入るかと思った良いFKを蹴っていたものの、ヘディングがしっかりできず。後半は左からのCKで良いボールがありました。しかし、流れの中では決定機を作れず。
 延長戦に入り、高い高いDFがラインの裏へのスルーパスからPKにまで繋がり、やっと流れの中で良い仕事。しかし、このPKでタイミングがGKとピタリと合ってしまい、決められないという大きな失態を。PK戦は2回目だから大丈夫だろうと思って、そのとおり決めましたけど、全体としては良いとは言えない感じとなりました。ベスト11候補だったのですけど、これで迷いますわ。
4 イバン・ペリシッチ 5.5(97分OUT)
 FW
17 マリオ・マンジュキッチ 5.5(108分OUT)
 32歳。クリアがDFに当たってちょうどこぼれてきたボールを左隅にシュートで同点ゴール。浮かさずに蹴ることができたのが良かったです。ただ、このワンプレーのみといった感じで、デンマークにうまく守られてしまいました。
 交代選手
MF8 マテオ・コバチッチ 6(71分IN)
 DF22 ヨシプ・ピバリッチ 6(81分IN)
 FW9 アンドレイ・クラマリッチ 6(97分IN)
 MF19 ミラン・バデリ ―(108分IN)
(メンバーと採点は、【クロアチア 1(3PK2)1 デンマーク|W杯選手採点】明暗は分かれたが、PKで好守連発の両守護神に最高評価! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/08 スター選手らしからぬモドリッチの好守への貢献度がすごい

ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ロシア 2-2(PK3-4) クロアチア
【ロシア】チェリシェフ(前31)マリオ・フェルナンデス(延後10)
【クロアチア】クラマリッチ(前39)ヴィダ(延前11)

 スペイン戦、ロシアは引いてスペースを埋めて徹底的に守りました。これで大金星を上げられたのでそのまま来るかと思ったら、フォーメーションを変えて4バックに。さらに立ち上がりからプレスを上げて押し気味という全然違うやり方。どうかなぁ?と感じました。
 やはりボール扱いで差があるために、すぐにクロアチアペースに。それでも中盤は拾えており、その形でロシアが先制。とはいえ、このやり方は守備のリスクが上がるということもあり、空いてしまったスペースを使われて失点。
 後半もクロアチアが押しつつ、ロシアもチャンスを作れていましたが決着つかず。延長では先にクロアチアに入れられてしまったものの、クロアチアは怪我人のため守備で交代カードを使い切ってしまった上にさらに疲れや怪我気味なところが目立っており、今なら行けると思って見ていると同点。ロシアに流れが来ていたと思ったのですけど、PK戦で敗れました。
4-2-3-1
 GK
23 ダニエル・スバシッチ 7
 33歳。後半の終わり頃足を痛める動きをしていたものの、そのまま。プレーぶりを見ていると確かに問題なさそうでした。だた、足を気にしていたんですよね。こういうとき怪我を押して頑張った!と褒めちゃうことが多いです。でも、良くないですよ、それはブラック企業思考です。ちゃんと交代した方がプロフェッショナルだと思うのですが…。
 足を痛めた後、サイドからのクロスによく触るプレー。PK戦ではいきなり止めました。さらに、ゆっくり GKを見て蹴ったようなシュートがなぜかGKのところに来てもう1本。大活躍ではありました。
2 シメ・ヴルサリコ 6.5(97分OUT)
 26歳。RSB。ちょっと危ないバックパスがあったのが気になりました。その後、怪我してしまい、延長最後のカードを守備選手の交代で使ってしまうことに。
3 イバン・ストゥリニッチ 6(74分OUT)
 30歳。LSB。ゴロビンのカウンターですっと先に体を入れて良い対応。他にも良い守備が見られて守備いいなと思っていたら、後ろからのファールや引っ張るプレーをやってイエローカードも。
6 デヤン・ロブレン 7
 29歳。CB。 延長でパスミスでピンチ。またペナルティエリア内での危ないプレーもありましたが、PKは取られず。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 7
  29歳。CBで。ヴィダとも。延長は、けが人のためにRSBに回りました。もともとRSBはできたみたいですね。
 そのRSBに入ってからのCKで、彼のヘディングが抜けていって、あれ?という感じでゴール。コースに人はいたので触る可能性もあったのですが、みんな見送ってそのまま入りました。
MF
4 イバン・ペリシッチ 5.5(63分OUT)
 29歳。LSH。ドリブルからの良いサイドチェンジあり。中央右のところまで入って、ニアで後ろにすらすボールも。
 その後だいぶ目立たない時間帯が続いたものの、後半ビッグチャンス。ゴール前のこぼれ球からのシュートが、入った!と思いました。ペリシッチも喜んでいたのですけど、左のポストに当たったボールはなんと跳ね返って反対サイドまで飛んでいきました。おまけにスローインにすらならず、変化してゴールラインを割ってしまいました。抗議もしておらず、ゴールっぽさは全然なかったようで選手は呆然。 もうこれは偶然レベルでした。
7 イバン・ラキティッチ 6.5
 30歳。DH。モドリッチとの豪華なコンビ…のはずが、今日は低調。DH2枚の時間帯はむしろ彼が前だったものの、ミスパスするなど冴えず。直接FKもだいぶ浮いていました。
9 アンドレイ・クラマリッチ 6.5(88分OUT)
 27歳。OH。あんまり良いと思わなかったのですけど、ゴールは決めました。DFはいたものの、 人は見ていないというところで、中央でヘディングシュートして同点。
10 ルカ・モドリッチ 8.5
 32歳。OHで出た試合もあったものの、チームがイマイチだったためか再びDHからスタート。ラキティッチの方が前目なくらいで、すごく低い位置でした。ボールはよく触れており、良いプレーもできていましたし、守備面でも効いていたんですけどね。
 後半、立て続けに良いところで奪う素晴らしい守備。ボールを拾いまくっています。そんなに高い位置ではないものの、LSBを使うボールの流れからチャンスになるところも。後半はだんだん高い位置でもプレーできるようになり、システム変更ではっきり前へ。やはり前でフリーになる方が怖いですね。ショートコーナーを抜け目なく狙うところも。
 延長になっても、ゴールキックになりそうなボールにすごい走りを見せて追いついてスローインどころかマイボールにしてしまうプレー。チーム一番のスター選手がこれだけやったら、周りも頑張りますわ。そういう意味での貢献度も大きいですね。運動量がすごくて、今大会は気持ちが入った頭の下がるプレーを続けています。延長でのアシストも彼のCKだった模様。
18 アンテ・レビッチ 6
 24歳。RSH。低いボールを入れて何度か入れて、チャンスにもなっていました。セットプレーの後のプレーでは、左からドリブルで抜いていきファールをもらっています。
FW
17 マリオ・マンジュキッチ 6.5
 32歳。カウンター、サイドでフリーに。誰もついていないのは良くないと思ったものの、誰も間に合いそうになかった感じでこれは仕方ないですね。で、ここから中央でフリーだったクラマリッチに合わせてアシスト。
交代選手
MF11 マルセロ・ブロゾビッチ 7(63分IN)
DF22 ヨシプ・ピバリッチ 6(74分IN)
MF8 マテオ・コバチッチ 5.5(88分IN)
DF5 ヴェドラン・チョルルカ 6(97分IN)
(メンバー、採点は、【ロシア2-2(PK3-4)クロアチア|W杯選手採点】大会屈指の好ゲーム、MOMは120分間「質と量」を維持しつづけたモドリッチに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/12 2試合連続延長120分のクロアチアがまた延長戦…でも勝利

ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝 クロアチア 2-1 イングランド
【クロアチア】ペリシッチ(後23)マンジュキッチ(延後4)
【イングランド】トリッピアー(前5)

 選手のレベルを見るとクロアチアだと私は思ったのですけど、イングランドが優勢と報じられていたみたいです。120分の試合が連続していたということもあるみたいですけど、意外に。そのクロアチアが先に失点して、前がかりに。イングランドがカウンターを狙うという展開でした。クロアチアは攻めているものの、前半はチャンスは少なめです。
 ただ、ビハインドの展開で同点にしてPK戦で勝ち上がってきたクロアチアは、ある意味慣れています。一方、若いチームでビハインドの経験なくてそこが試金石と書いてきたイングランドですけど、ひょっとしたら追いつかれた経験もなかったかもしれませんね。同点の時点で、多少バタバタしたところが見られました。やはり「若い」というチームですね。延長では、さすがに監督が切り替えてきましたけど。
 疲労が心配されたクロアチアは、延長で怪我での交代がやっと初という意外な展開に。そして、クロアチアが先にゴールして逆転。イングランドはこれでガクッとは来ませんでしたが、 早め早めの交代が裏目に出て、怪我で10人になるという苦しい展開に。流れの中ではやや攻撃に物足りなさがあるのは今までと同じで、これは1人減ったせいだけではないでしょう。ただ、このチームはセットプレーに偏って強いですからね。これなら10人でもチャンスがあり、可能性は最後まで感じさせました。しかし、決めきれずに敗れています。
 ここまでずっとクロアチアじゃないチームを応援。この試合もイングランドのつもりでしたが、あんまりイングランドも好きじゃありません。見ている内にクロアチアを応援する気分に。これで応援チームは、20勝19敗6分け(1試合応援なし)となりました。
4-1-4-1
 GK
23 スバシッチ 6.0
 33歳。立ち上がりいきなり良い位置でのトリッピアーのFK。ほぼ中央で壁も作りづらいところだったのですけど、GKは右を切りました。しかし、そちらの壁を越されたために、コースは甘かったものの、入った形に。GKの位置が偏っていると解説の松木さんは言っていたものの、壁側は開けますからね、普通。中央からのFKなので前述の通り難しいですし、より過ぎた、反応が遅かったなどはあるかもしれませんけど、私としてはGKはやむなしじゃないかと。超ワールドサッカーでもGKの責任とはしていませんでした。松木さんも子供の頃はGKでしたけどね。
 それ以外は、イングランドの武器であるセットプレーでファーへのボールをキャッチするプレー。高い相手のときにこれは助かります。また、ケインとの1対1で、低いところ狙われたのをよく反応するプレーもありました。
DF
2 ヴルサリコ 6.5
 26歳。RSB。後半アーリーで高いボール。正直、イングランド相手に良い選択とは思わなかったのですけど、ペリシッチがこれを決めてアシストを記録。また、延長ではCKでゴールラインに入っていて、決定的なヘディングシュートをかき出すプレーがありました。
 6 ロブレン 6.5
 29歳。CB。プレミアリーグでは、ケインにやられて前半で交代という屈辱を味わったなど、だいぶ決められていたそうな。ただ、今日はそんなところを感じさせない安定感がありました。
21 ヴィダ 6.5
  29歳。CB。高い選手にうまく対応しているプレーが多数あり、守備で目立っていました。サイドまでカバーするプレーもあり、非常に良かったように見えました。
3 ストリニッチ 6.0
 30歳。LSB。低いところでパスミスでして大ピンチ。攻撃ではクロスやパスの精度が悪くて、イマイチ。よく上がって絡んではいたのですけどね。
(→ピバリッチ 6.0)
MF
18 レビッチ 6.0
(→クラマリッチ 5.5)
10 モドリッチ 6.0
 32歳。OH。献身的で素晴らしいプレーがあり、ベスト11候補だと思うのですけど、ちょくちょく悪いプレーも。今日は立ち上がり遅れて後ろからで絶好の位置のFKを与えて、そのまま失点。疲れのためか、延長などではミスも多く見られました。
 一方で、いつもどおりゲームメイク、奪われないプレー、つなぐプレーは非常にチームを助けていました。彼がボールを持つと、何かありそうだと思わせますね。出場時間が多いということもあり、休んでいるときも多いものの、ここぞというときではスピードアップ。ぐっと スピード上げてやや右めのところを走っていき、ボールをもらったところからチャンスに繋がるプレーもしていました。
(→バデリ -)
11 ブロゾビッチ 6.5
7 ラキティッチ 6.0
4 ペリシッチ 7.0
 29歳。LSH。今日の一番は彼でしょうね。右のヴルサリコから後半、アーリーで高いボール。正直、イングランド相手に良い選択とは思わなかったのですけど、ヘディングしようとするDFの前に高く足を上げてゴール。高さでは勝てないし間に合わないというところでしたが、意外すぎますし、難しいプレーでした。相手の頭にも当たっておらず、危険なプレーも取られず。イングランドの選手もアピールしていなかった感じです。
 さらにドリブルから仕掛けて左から右隅へのシュート。これは惜しくもポストでしたが、キレています。また、前からの守備も効いていました。カットを常に狙っており、取れるところもありました。
 延長でDF裏への良いボール。LSBかと思いましたが、彼だった模様。さらに跳ね上がったクリアボールにヘディングで頑張り、これが裏へのボールとなってマンジュキッチの決勝点をアシスト。
FW
17 マンジュキッチ 6.0
 32歳。前半の終盤に傷んでいたものの、そのまま交代せず。実際大丈夫だったようで、交代しなくてよかったですね。ペリシッチが粘ってヘディングした裏へのボールを、ダイレクトで打って決勝点。斜め後ろからのボールで技術的に難しいボレーで、反応も非常に早かったです。(→チョルルカ -)
(メンバーと採点は、レーティング: クロアチア 2-1 イングランド《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)



■2018/07/16 決勝戦で戦うレベルではなかったクロアチア、相手が楽だっただけ

ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝  フランス 4-2 クロアチア
【フランス】OG(前18)グリーズマン(前38[PK])ポグバ(後14)ムバッペ(後20)
【クロアチア】ペリシッチ(前28)マンジュキッチ(後24)

 ともに攻撃できるチームですけど、フランスの方がカウンターが得意。クロアチアの方が前からのプレスも良く、クロアチアペース。さらに先にクロアチアが失点したので、よりそういった形に。ただ、フランスは得意のカウンターを狙いつつも抑え込まれていました。前からの守備がめちゃくちゃ良かったですね。前半は素晴らしかったです。クロアチアが追いついて1-1にした30分までシュート0本という極端なデータに。フランスの1点もオウンゴールなので、シュート0本だったのです。
 ただ、クロアチアは守備、特にセットプレーでの守備がまずかったですね。前半の2失点はセットプレーのオウンゴールと、セットプレーでのハンドリングからのPKで自滅の格好。フランスはほとんど攻め手がなかっただけにラッキーでした。
 クロアチアはグループリーグで見て、優勝まであるチームだと思っていたものの、 組み合わせに恵まれたブロックなのに延長戦120分続きでずっと苦戦。これは意外でした。私の買いかぶりすぎで、そこまで強くありませんでしたね。そして、初めて当たった強い相手で、延長戦の疲労でかつ中3日であり、フランスよりきついスケジュール。後半になるとフランスのカウンターの良さが出てきて、最後は力負けの格好。決勝戦らしからぬゴールの多い試合になっちゃいましたね。スケジュール的な問題はあるものの、フランスが破ったベルギーや、ベルギーが破ったブラジルの方がずっと強かったと思われます。
4-1-4-1
[GK]
23 ダニエル・スバシッチ 5
 33歳。最初の2失点はやむなし。評価が分かれたのはその後の2失点でしょう。サッカーダイジェストは「悔やまれる」という言い方でした。相手を褒めるべきなのかもしれませんけど、私もあまり良くなかったかな、と。3点目は、ポグバが右足シュートした後にポジションを変更していたのですけど、その移動したタイミングで打たれてしまったために反応できませんでした。酷かもしれませんが、シュートを予測しなかったというのはやや良くなかったでしょう。
 さらに4点目、 エムバペのシュートの場面ではかなり距離があって予期しづらかったとはいえ、フリーでシュートを打たれそうなところなのに、サイドへのパスを予想したのか、これまた体重移動したタイミングで打たれてしまい反応できませんでした。PK戦で勝ち上がっており、もてはやされていたものの、私は過剰評価だと思って見ており、今日もそう感じました。
[DF]
2 シメ・ヴルサリコ 5.5
3 イバン・ストゥリニッチ 5(81分OUT)
6 デヤン・ロブレン 5.5
 29歳。CB。相手のハンドリングを取られて事なきを得たものの、取られてピンチになりそうなところ。体の強さはあるものの、ちょくちょくミスがあるといった印象の選手でした。
21 ドマゴイ・ヴィーダ 5
  29歳。CB。エムバペへ素晴らしいスルーパスが出たところ、スライディングでこれまた素晴らしい対応。全体を通して、ロブレンより良いと感じた選手でした。ただ、失点となったCKの前のプレーでは、きちんとクリアしておくべきだったとサッカーダイジェストでは指摘。
[MF]
4 イバン・ペリシッチ 6.5
 29歳。LSH。FKで何度かヘディングで繋いでからのパスを中央でもらうと、一度左にずらしてから左足ボレーで同点ゴール。今日もキレてるなと感じたのですけど、CKでハンドリング。なぜか審判VARにかなり時間をかけていたものの、明らかに触っておりPKで失点。その後も左からのクロスでチャンスなど作っていたのですけど…。
7 イバン・ラキティッチ 5
 30歳。LOH。前半は流れの中で良いボールを出していました。さらにCKでニアへの良いボール。そのアゲインのCKも良いボール。その次のCKも良くなっていました。後半もスルーパスでチャンスを作る場面。ノックアウトリーグではモドリッチほど活躍していなかったものの、今日はモドリッチより良いと感じました。
10 ルカ・モドリッチ 5.5
 ROH。前半はファーへの良いFKなど。後半も切り替えしての左足でふわっとした良いクロスを出していました。ただ、これまでチームで一番といった感じで動いてきた疲れなのか、今日はここぞ!というところでしていたスプリントが見られず。
 前半はカンテの守備に苦労。後半はそのカンテの交代があって、何度かキレのあるドリブルで翻弄するところがあったものの、その後は完全にお疲れの様子。歩いている場面が多く、狭いスペースに入り込むなどのような高い位置には、なかなか取ろうとしませんでした。 パスもイージーにつなぐものばかりで、チャンスやその前のチャンスになるボールは見られず。大会全体としては、クロアチアのベストプレーヤーだったと思いますけどね。

11 マルセロ・ブロゾビッチ 5.5
18 アンテ・レビッチ 5(71分OUT)
[FW]
17 マリオ・マンジュキッチ 6.5
 32歳。彼のせいだというのは酷ですけど、素晴らしいボールのFKでクリアできず、バックヘッドのような感じでオウンゴール。一方で、後半はハーフウェーライン付近から長く走ってGKまでチェイシングして足に当ててゴールするというプレーもありました。
[交代出場]
FW9 アンドレイ・クラマリッチ 5(71分IN)
FW20 マルコ・ピアツァ -(81分IN)
[監督]
ズラトコ・ダリッチ 5
 準決勝では延長戦続きなのにも関わらず、むしろ遅い少ない交代で見事勝利。ただ、あの試合は同点であり、今回と状況が違います。ビハインドで疲れが目立っている中で、交代カードを切るのが遅かった上に、1枚残したといのは疑問。また、交代選手も当たらず、終盤の3バックへの変更も打開策とならず。
 控えを拒否したFWのカリニッチを追放したのはチームをまとめる上で良かったと思われるものの、手札の少なさは響いたんですかね? ただ、中盤では、今大会イマイチだったとはいえコバチッチと、ゴールを決めていたバデリもいました。やはり不可解な采配だったと思います。
(採点・メンバーは、【フランス4-2クロアチア|採点・寸評】MOMは攻守両面でフランスの優勝に貢献したポグバに! | サッカーダイジェストWebより)