2025年11月9日日曜日

頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?

■2025/02/11 頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?
■2019/03/19 カタールでも注目!英紙のロシアW杯若手ベスト11



■2025/02/11 頭脳派スイス代表CBは、サッカーだけでなく数学も得意?

 私が2018年ワールドカップのスイス代表で見たときのCBマヌエル・アカンジは、本職の守備に良さを感じる一方で、つなぎのミスを連発。なので、全く逆の印象だったのですけど、意外なことにつなぎの良さが持ち味だそうで、CBにもそういったプレーを要求されるマンチェスター・シティへ移籍していました。

<強度の高い守備とビルドアップでの貢献を両立する現代的なDFで、プレミアリーグでもその実力は十分に発揮されている。シティのCB陣が苦手としていたスピードを武器とするアタッカーの対応も完璧で、守備力はさらに上がった。しかも右サイドバックでもプレイできるユーティリティ性を持っており、サウサンプトン戦ではカイル・ウォーカーの代役を務めている。>
https://www.theworldmagazine.jp/20221016/01world/england/363240#goog_rewarded

 これを紹介した記事は、<シティ新加入DFは数学がお得意? プレイからも分かるインテリジェンスの高さ>(theWORLD(ザ・ワールド))というタイトル。数学というか、暗算が得意なんだそうです。

<そんなアカンジだが、サッカー以外にも得意な分野があるようで、英『SPORTS BRIEF』によると、それは数学だという。
 英『Sky Sports』のインタビューを受けたアカンジはそこで、23×42の解を求められ、即座に966と答えを導き出した。続けて出された93×60も5580と正解を答えており、暗算が得意なようだ。
 アカンジの賢さはサッカーのプレイ中にも見ることができ、シティに即フィットしたのもインテリジェンスがあってこそだといえる。複雑なビルドアップ、複雑なポジショニングをシティでは求められるが、スイス代表は即座に適応し地位を確立した。>


■2019/03/19 カタールでも注目!英紙のロシアW杯若手ベスト11

  英紙『ガーディアン』が、「ゴールデンボーイ・ベストイレブン」と題し、2018年のロシアW杯で輝きを放った若手11人を選出していたそうです。フランスとウルグアイが3人ずつで最多でした。
 あと、なぜか10人しか見つからず。訳したところのミスか、私が誰か見逃しているのか…と下の方に見たら、一覧でありましたわ。なぜかスターリングただ一人だけ、本文に名前がありませんでした。他は全員名前あったのに…。

GK フランシス・ウゾホ(ナイジェリア/19歳)
DF
ジェリー・ミナ(コロンビア/23歳)
ホセ・ヒメネス(ウルグアイ/23歳)
マヌエル・アカンジ(スイス/22歳)
MF
ベンジャミン・パヴァール(フランス/22歳)
ルーカス・トレイラ(ウルグアイ/22歳)
ロドリゴ・ベンタンクール(ウルグアイ/21歳)
リュカ・エルナンデス(フランス/22歳)
FW
イルビング・ロサノ(メキシコ/22歳)
ラヒーム・スターリング(イングランド/23歳)
キリアン・ムバッペ(フランス/19歳)
 (英紙がロシアW杯の23歳以下の若手ベスト11を選出!フランス&ウルグアイから最多3人 | Goal.comより)

 CBが多い渋い選出。3-4-3になっていますが、フランスの中盤2人は4バックのサイドですので、5-2-3に近い感じ。しかも、ウルグアイの中盤2人もあまり攻撃的ではない選手です。
 私が選んだ若手ベスト11(後述)もCBが多かったのですが、私の選出は1歳年上の24歳以下なので、だいぶ違う感じ。アカンジ、トレイラ、ベンタンクール、リュカ・エルナンデス、スターリングがうちの選外。選外の5人の中には好きな選手もいますが、正直ベスト11には物足りないと感じた選手たちばかりです。
 ただ、チームの結果という客観的な要素から選ぶとかなり順当。23歳以下という縛りなら人材不足になるので、私も何人か選ぶかもしれません。…と最初書いたけど、どうかな?  リュカ・エルナンデスが可能性あるくらいで、あとは別の人を選びそうです。

ちなみに私が選んだ若手ベスト11(U24)
GK  フランシス・ウゾホ 19歳 ナイジェリア
CB ホセ・ヒメネス 23歳 ウルグアイ
CB ジョン・ストーンズ イングランド 24歳
CB ジェリー・ミナ 23歳 コロンビア
RSB バンジャマン・パバール 22歳 フランス
OH デル・アリ 22歳 イングランド
RSH アンテ・レビッチ 24歳 クロアチア
RSH キリアン・エムバペ 19歳 フランス
LSH イルビング・ロサーノ 22歳 メキシコ
RWG  ユスフ・ポウルセン 24歳 デンマーク
FW ハリー・ケイン 24歳

2025年11月8日土曜日

サッカーのチャント「オレ」はイスラム教の「アラー」がなまったもの

■2017/10/09 そもそもサッカー文化であるチャントとは何か?
■2017/10/09 サッカーのチャント「オレ」はイスラム教の「アラー」がなまったもの
■2017/10/09 差別的なモラタのチャント、チェルシーサポーターが変更
■2017/10/09 一方、マンチェスターユナイテッドサポーターは差別チャントを続行



■2017/10/09 そもそもサッカー文化であるチャントとは何か?

 チャントと言われるとなんじゃ?と思いましたが、よくある掛け声や短い歌のことを言うようです。 

 チャント - Wikipediaでは、 "チャント(chant)とは、一定のリズムと節を持った、祈りを捧げる様式を意味する古フランス語に由来する言葉である。日本語では一般に詠唱、唱和などと訳される"と説明。
  これだとサッカーは関係ないように見えますが、実際に日本で使われるチャントはサッカーのケースが多いようです。
 ヤフー知恵袋なので信頼性は高くないのですが、 "サッカーの応援の掛け声"としており、"基本的にチャントとは贔屓にしているチームに向けて応援の意味でかけるもの"と説明されていました。


■2017/10/09 サッカーのチャント「オレ」はイスラム教の「アラー」がなまったもの

 で。ヤフー知恵袋なので怪しいものの、マジかよ!と思ったのが、有名な「オレ!」「オーレ!」というものが、アラーが由来だとのいう説明。これはびっくり仰天です。

<代表的なチャントとして、オレ!というのがあります。よく勝っているチームがパスワークで時間を使う時にサポーターが掛け声として使います。元々はスペインのグラナダあたりのイスラム教の人々が、闘牛などで使っていたのが語源です。つまり、アラーが、濁ってオレ!になったわけです>


■2017/10/09 差別的なモラタのチャント、チェルシーサポーターが変更

 あと、上記では、"ヨーロッパサッカーでは相手チームを揶揄する内容、特に黒人選手への差別的チャント等が問題になっています"という話もありました。これは最近も問題が起きています。私はこの件で、チャントという言葉を知りました。

 まず、プレミアリーグ第4節に、チェルシーサポーターが用意モラタ専用のチャントが、反ユダヤ主義の言葉を含めたものであったため問題に。モラタは「みんなをリスペクトしてほしい」とファンに歌の変更を投げかけました。
 ファンはこれに応えて、新たな応援歌を作成しました。以下のようなライバルチームであるトッテナムのエースを引き合いに出した内容です。

「アルバロ、アルバロ。彼は輝くスペインから来た。彼はハリー・ケイン(イングランド代表FW)より素晴らしい」
(自身の応援歌が変更に…モラタ、ファンに対して「新しい歌をありがとう!」 | サッカーキング 2017.09.24より)


■2017/10/09 一方、マンチェスターユナイテッドサポーターは差別チャントを続行

 上記はいい話で終わっていたのですが、同様の問題があったマンチェスターユナイテッドのサポーターは変更を拒否していました。
  
 今季から加入したルカクを応援するためユナイテッドのサポーターが作成したチャントは、その歌詞に差別的な内容が含まれるとして問題視されていました。黒人男性の「性器のサイズ」についてのステレオタイプな見方が含まれる歌詞だったといいます。
 ユナイテッドやルカクはサポーターに向け、チャントを変更するように呼びかけ。
 しかし、マンチェスターユナイテッドのサポーターは、再び同じチャントを使用。しかも、その後歌われた別のチャントには、「オレたちは歌うたいものを歌う」という歌詞も含まれていたので、変更を拒否する意思表示と見て良いでしょう。

 これに対しユナイテッドは、「侮辱的なチャントや振る舞いを許容しない。チャントが続けられるようであれば、個人に対してさらなる対応を取る」とクラブは述べ、警察や放送局の協力を得た上でチャントを歌った観客を特定するべく動いていることを明らかにしました。
(マンUサポはルカクへの“差別的”チャントを改めず。クラブは強硬姿勢で個人特定へ | フットボールチャンネル 2017年09月24日(Sun)22時11分配信より)

 マンチェスターユナイテッドのサポーターは、なぜこんな意地張っているんでしょうね? チェルシーサポーターとの対応の差が不思議でした。


2025年11月6日木曜日

海外クラブ注目の宮市亮と伊藤翔 まさかこんな結果になるとは…

■2022/03/25 海外クラブ注目の宮市亮と伊藤翔 まさかこんな結果になるとは…



■2022/03/25 海外クラブ注目の宮市亮と伊藤翔 まさかこんな結果になるとは…

 愛知県出身のサッカー選手は人口が多いだけに大量にいるだろうとWikipediaを見てみたのですが、意外にそうでもなかったです。有名選手だけしか記載していないパターンかもしれません。
 私が一番好きな選手はだれかな…とパッと見たのですが、びっくりするほど好きな選手が見当たらず。選手数が少ないわけでもないのにこれだけいないというのは記憶にないです。極めて珍しいですね。
 前述の通り、省略されている可能性があり、私の好きな選手がことごとく不要と判断されて省かれている…という可能性はあります。わりと私の好きになった選手が伸びないとか、マイナーとか結構よくあるんですよ。疫病神みたいですみません。

 ただ、好きな選手が皆無だったわけではなく、五十音順の終わり頃で出てきた宮市亮でやっと来たぁぁぁぁ!と。FIFA U-17ワールドカップでは確かレギュラーじゃなくてサブだったと思う(うろ覚え)のですが、宇佐美貴史とともに最も気に入った選手のひとりでした。
 左ウイングでとにかくスピードが武器。爆発的なスピードで、ガンガン仕掛けていくタイプ。大好きで、もっと使ってよ!と思った記憶があります(うろ覚え)。
 大会後は、2010年1月にドイツ・ブンデスリーガに所属するFCケルンの練習に参加して、評価はむしろ他のユース代表レギュラー選手以上に上昇。将来が約束されたかに見えたのですが、まさかこんな結果になるとは…。日本代表は2試合のみ…とイマイチ伸び切りませんでしたね。本当、疫病神で申し訳ないです。

LWG    宮市亮(FCザンクトパウリ) 代表2 プレミア     17 エールディヴィジ     22 ブンデス2部     78

 …以上のように書いていて思ったのですが、そういえば、同じ愛知県出身では伊藤翔も海外クラブ注目で絵画でプロになって、期待されたものの、伸び切らなかった…という似たパターンですね。う~~~ん、残念です。

FW    伊藤翔(鹿島アントラーズ):春日井市 J1     238 リーグ・アン     1

<15歳から各世代の代表に選出され、FC.フェルボール愛知から中京大学附属中京高等学校に進学。(中略)
2006年8月にはイングランド・アーセナルFCのトライアルテストに日本人として参加。ここでアーセナル監督のアーセン・ベンゲルにティエリ・アンリに喩えて賞賛されたことから、「和製アンリ」として一気に日本のメディアに取り上げられるようになった>(Wikipediaより)

    青山直晃(鹿児島ユナイテッドFC):一宮市
    秋田豊(いわてグルージャ盛岡監督):名古屋市
    秋山拓也(徳島ヴォルティス):豊田市
    安藤駿冶(FCマルヤス岡崎)
    池内豊(U-15日本代表監督)
    石舘靖樹(元柏レイソル):刈谷市
    伊藤優汰(元アルビレックス新潟)
    石井綾(ツエーゲン金沢):岡崎市
    石原卓(1.FCザールブリュッケン)
    磯村亮太(V・ファーレン長崎):瀬戸市
    今村義朗(Jリーグ審判員)
    鵜飼建吾(元ヴァンフォーレ甲府)
    鵜飼宏長(Honda FC)
    鵜飼亮多(栃木ウーヴァFC)
    宇野秀徳(前カターレ富山コーチ)
    應和祐希(ヴィアティン三重)
    大河内英樹(元ベガルタ仙台)
    大崎常喜(元名古屋グランパスエイト):名古屋市
    大城佑斗(AC長野パルセイロ)
    大南拓磨(柏レイソル):刈谷市
    岡山哲也(元アルビレックス新潟シンガポール):名古屋市
    奥村情(元MIOびわこ滋賀)
    梶野智(元セレッソ大阪)
    梶野智幸(セレッソ大阪 西U-15監督)
    加藤大智(愛媛FC)
    加藤正明(元日本代表)
    加藤康弘(FCザカルパッチャ・ウージュホロド・ウクライナ):蒲郡市
    神丸洋一(元愛媛FC):春日井市
    神谷駿文(藤枝MYFC)
    神谷凱士(川崎フロンターレ):西尾市
    神谷椋士(カマタマーレ讃岐):西尾市
    河合雄介(FC刈谷):名古屋市
    川本泰三(第1回日本サッカー殿堂入り):瀬戸市
    川本良二(ツエーゲン金沢GKコーチ)
    北森陽介(FC鈴鹿ランポーレ)
    金成純(FC琉球)
    金弘淵(ヴァンラーレ八戸)
    熊澤圭祐(FCマルヤス岡崎)
    栗本広輝(Honda FC)
    小澤竜己(元FC東京)
    小島亨介(アルビレックス新潟):豊田市
    小林健史(FC刈谷)
    大橋諒 (FCK)
    近藤岳登(元ヴィッセル神戸):豊川市
    今藤幸治(元ガンバ大阪):刈谷市
    斎藤大輔(元ジェフユナイテッド千葉)
    境田雅章(元日産自動車サッカー部)
    佐藤和樹(ヴァンラーレ八戸):名古屋市
    佐藤隆治(審判員)
    篠田朋宏(FC大阪):みよし市
    Shogo(元ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ)
    正治崇寧(FCマルヤス岡崎)
    新里亮(ガンバ大阪):岡崎市
    菅原渉(FC大阪)
    杉森考起(徳島ヴォルティス):春日井市
    鈴木彩貴(V・ファーレン長崎)
    鈴木椋大(ジェフユナイテッド千葉)
    瀬戸貴幸(FCアストラ・ジュルジュ):名古屋市
    高橋英辰(第1回アジアユース日本代表監督、元日本代表監督)
    高原幹(流通経済大学サッカー部、元名古屋グランパス):豊明市
    高柳昂平(グルージャ盛岡):日進市
    竹本一彦(東京ヴェルディGM、元日本女子代表コーチ)
    谷真一郎(ヴァンフォーレ甲府フィジカルコーチ)
    田村翔太(ロアッソ熊本):尾張旭市
    鄭大世(清水エスパルス):名古屋市
    鄭容臺(元名古屋グランパスエイト、横浜FC):名古屋市
    田隆法(元藤枝MYFC)
    築舘秀飛(FCマルヤス岡崎)
    鶴田道弘(元名古屋グランパスエイト)
    田路大樹(FC大阪):北名古屋市
    鳥羽俊正(元水戸ホーリーホック)
    富岡英聖(元ヴァンフォーレ甲府)
    富田康仁(アスルクラロ沼津)
    中田智久(トヨタ蹴球団):名古屋市
    中西哲生(元名古屋グランパスエイト):名古屋市
    中根広稀(FCマルヤス岡崎)
    中野裕太(FC刈谷)
    中村亮太(ブラウブリッツ秋田):名古屋市
    永芳卓磨(元栃木SC)
    那須信夫(FC刈谷)
    西村佳祐(FCマルヤス岡崎)
    新田涼(湘南ベルマーレコンディショニングコーチ)
    ノリエガ・エリック(清水エスパルス):豊橋市
    長谷川務(サウルコス福井)
    長谷川徹(徳島ヴォルティス):瀬戸市
    花井聖(カターレ富山):みよし市
    平野雄也(FCマルヤス岡崎)
    平林輝良寛(元レノファ山口FC):稲沢市
    深津英心(FCマルヤス岡崎)
    福ヶ迫知秀(FCマルヤス岡崎)
    福島新太(ヴェルスパ大分)
    福嶋洋(元V・ファーレン長崎)
    吹ヶ徳喜(徳島ヴォルティス)
    藤井貴(元FC琉球):武豊町
    藤井陽也(名古屋グランパス)
    本多勇喜(京都サンガF.C.):一宮市
    松浦敦史(元徳島ヴォルティス):知立市
    松澤彰(カターレ富山):長久手市
    松田勉(元FC岐阜)
    三浦弦太(ガンバ大阪):豊橋市
    三浦雄也(元V・ファーレン長崎):東海市
    水野翔太(FCマルヤス岡崎)
    水野泰輔(藤枝MYFC):犬山市
    光崎伸(清水エスパルス):刈谷市
    宮市剛(いわてグルージャ盛岡):岡崎市
    村岡誠(フットサル日本代表フィジカルコーチ)
    本山遊大(ヴィアティン三重):愛西市
    盛田剛平(ザスパクサツ群馬):名古屋市
    森晃太(レノファ山口FC):安城市
    森勇人(水戸ホーリーホック):安城市
    安原成泰(FC刈谷監督)
    山内達夫(ソニー仙台FC):名古屋市
    山尾光則(愛知FCコーチ)
    山道高平(元名古屋グランパスエイト)
    山村泰弘(元ヴァンフォーレ甲府)
    山本浩正(元セレッソ大阪):岡崎市
    吉田光範(元日本代表、ジュビロ磐田):刈谷市
    吉田恵(アビスパ福岡ヘッドコーチ)
    李彰剛(元ファジアーノ岡山):名古屋市
    深谷友基(元大分トリニータ、大宮アルディージャ)
    若松大樹(元大宮アルディージャ)
    渡邉一平:名古屋市

2025年11月4日火曜日

2006年のワールドカップ、楽しみにしてたメッシは控え

■2020/04/08 2006年のワールドカップ、楽しみにしてたメッシは控え
■2020/04/08 アイマールなど…ワールドカップ2006の好きな選手ベスト23



■2020/04/08 2006年のワールドカップ、楽しみにしてたメッシは控え

 2006年のワールドカップ・ドイツ退会が開始される直前に友達に送ったメールが出てきました。見る試合をなるべく絞ろうと思って、とりあえず登録選手全部チェックしたときのものですね。

 2002年の前回大会以降はほとんど見れていなかったという状態。海外の試合を見たのはおそらくワールドユースだけだったと思います。
 そんな中で是非見たい選手と見れなかった選手(選ばれなかった選手)について記載がありました。
 是非見たい選手で出ていたイングランドのルーニー。名前しか知らなくて無事見ることができましたが、全然好みじゃありませんでした。
 「アルゼチンはテベスよりメッシ」「スペインユースで1番気に入った(はずの)イニエスタ」とも書いていて、ここらへんは先程書いた唯一見た海外の試合のユース組。ただ、メッシはこの大会では見れなかったんですよね。後の活躍ぶりを考えると、信じられないことでしょうが、控えであり、私の見た試合では出ていませんでした。
 ただ、今Wikipediaを見ると、そもそも怪我明けだったそうで、そこらへんですかね。当時サッカーが好きだという会社の先輩に、メッシが見たくて仕方ないと言ったら微妙な反応で「無理でしょ」的なことを言われたので、そうじゃなくても当時は格下という扱いだったかもしれませんが…。
 あとは、以下のような感じ。

>ポルトガルのシモン。バルサでフィーゴの控えだったとき以来見ていない。
>サウジのシャルフーブ。2002は機会なかったし是非。
>南米選手権(だっけ?)のときも楽しみにしていたロビーニョ。
>アメリカのユース活躍コンビのビーズリーとドノバン。

 シャルフーブ大好きだったんですけど、あんまり試合出れなかったんですよね。この大会でも出場機会がありませんでした。
 一方、「見れなかった選手(選ばれなかった選手)」はこんなところ。

>今んどころ気付いたのは、韓国の小っこい子。いないね。
>あと、ドイツの現役で唯一好きなショルはまた怪我。もうドイツ見る全く理由なくなった。

 小っこい子は名前忘れました。けっこう抜けないドリブラーだったので、伸びなかったんでしょうね。


■2020/04/08 アイマールなど…ワールドカップ2006の好きな選手ベスト23

 見る前の時点で見たい選手のBEST23も選んであり、これは後に観戦後の好き度も加えたものがあります。攻撃の選手は結構選んでいますが、好き度が低めになっていました。こっちにはメッシ入っていませんね。

GK [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
イケル・カシージャス スペイン スペイン 25 184 9 -
サンチアゴ・カニサレス スペイン スペイン 36 181 9 8
レオナルド・フランコ (スペイン) アルゼンチン 29 188 4 4
CB [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
ロベルト・アジャラ (スペイン) アルゼンチン 33 177 9 9
ファブリシオ・コロッチーニ (スペイン) アルゼンチン 24 183 8 8
カルロス・ガマーラ (ブラジル) パラグアイ 35 179 7 6
ファビオ・カンナバーロ イタリア イタリア 32 175 9 9
カルレス・プジョル スペイン スペイン 28 178 9 -
DH [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
エステバン・カンビアッソ (イタリア) アルゼンチン 25 178 9 8
ジェンナロ・ガットゥーゾ イタリア イタリア 28 174 8 9
アンドレア・ピルロ イタリア イタリア 27 177 9 9
クロード・マケレレ (イングランド) フランス 33 174 7 -
OH [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
パブロ・アイマール (スペイン) アルゼンチン 26 170 8 8
パク・チソン (イングランド) 韓国 25 175 9 9
アンドレス・イニエスタ スペイン スペイン 22 176 6 5
ロナウジーニョ・ガウショ (スペイン) ブラジル 26 183 8 7
SH [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
ルイス・フィーゴ (イタリア) ポルトガル 33 180 6 6
イ・ヨンピョ (イングランド) 韓国 29 176 7 8
モハマド・アル・シャルフーブ サウジアラビア サウジアラビア 25 172 6 -
FW [ リーグ ] [ 国籍 ] [ 年齢 ] [ 身長 ] [ 好き度 ] [ 観戦後 ]
ラウール・ゴンサレス スペイン スペイン 29 180 8 -
イ・チョンス 韓国 韓国 25 172 9 9
マイケル・オーウェン イングランド イングランド 26 172 6 5
ロビーニョ (スペイン) ブラジル 22 172 6 -

 当時の平均年齢は28.0、平均身長が177.2。国籍はスペイン、アルゼンチンが5人、韓国、イタリアが3人。所属リーグはスペインが11人、イタリアが5人。私が長くスペイン大好き!って時期があり、この頃もそうでしたね。



2025年11月3日月曜日

マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?

■2022/01/08 「三浦知良はサッカー選手じゃない」というカズ擁護が移籍で崩壊…
■2022/03/22 マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?



■2022/01/08 「三浦知良はサッカー選手じゃない」というカズ擁護が移籍で崩壊…

 まだリーグでもたまに出ていたという、だいぶ前の話ですけど、カズについて「実力が伴っていないのにネームバリューだけで醜く現役を続けて後輩のチャンスを潰すな。後進に道を譲れ」という趣旨の批判がありました。これは実力が伴っていないのに契約したり試合に出たりすることで、若手の契約機会や年俸への影響、出場機会への影響が出ているということでしょう。
 一方、「カズはサッカー選手ではなくビジネスマンとしてやっている」という擁護的な説明もありました。私も当時これと同じような見方。どういうことか?と言うと、カズという広告塔を横浜FCが利用することでクラブに利益をもたらしており、プレイなどのマイナス面以上の価値を横浜FCにたらしているという見方です。横浜FCは狙ってやっている感じがしました。

 実力がないのにネームバリューだけで契約して試合にたまに出させてもらっているのって、むしろ本人が一番辛いと思うんですよ。それでも現役を続けて客寄せパンダとして横浜FCのビジネスに協力しているカズはとても立派で、さすが人格者という感じ。「別にカズは特別扱いされて試合に出たいわけじゃないんです!」…といった感じでこれまで心の中で擁護してきたのですが、この私の擁護が完全に崩壊する問題が起きて愕然としました。どうもカズは試合に出たかったようです。

<来季の所属先が注目されているサッカーの元日本代表FWで、54歳の三浦知良(横浜FC)が22日、年内には所属チームを決める方針を明らかにし「やはり一番、試合に出られると感じられるチームを選びたい。10年、20年後ではなく近い将来の目標があるところに行かせていただきたいなと思う」と語った>
(54歳カズ、年内に所属先決定へ 横浜FCから移籍も視野に 共同通信 / 2021年12月22日 16時21分より)
https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2021122201000690/

 私は最初カズ移籍…のニュースを見かけたときに、ついに横浜FCもビジネスモデルを変えるんだな…、カズ効果よりも使える選手を取りに行くやり方にするんだな…と思ったんですよ。しかし、どうやら違った模様。横浜FCはむしろ契約延長する気満々なのに、出場機会を求めての移籍だそうです。「若手の機会を潰してまで試合に出たかったんだ!」と驚きました。
 しかも、最有力とされるのが、兄・三浦泰年さんが監督兼GMを務めるJFL鈴鹿で、「コネで契約して試合出るのかよ!」と言われてしまうようなところ。うーん、私の三浦知良像がガラッと崩れてしまいました。

<JFL鈴鹿への移籍が決定的な横浜FCのFW三浦知良(54)が2日、移籍交渉が基本合意し、近日中にも正式発表できる見通しを明かした。自身のルーツでもある静岡・城内FCの「初蹴り」に参加後「もう100%に近いくらいチームとは合意している。報道の通りになると思います」と明言した。
 初蹴りでは兄で鈴鹿の三浦泰年監督兼GM(56)と一足早い「兄弟タッグ」も実現。カズは兄のパスから得点するなど4得点1アシスト>
(カズ 鈴鹿入りへ「100%に近い合意」、初蹴りでひと足早く兄弟タッグが実現 スポニチアネックス / 2022年1月3日 5時32分より)
https://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20220103_0006/



■2022/03/22 マスコミ「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」…デマじゃないの?

 セルジオ越後さんはもともとそんな感じなのですが、三浦知良選手と横浜FCに関する間違った説明をした動画をアップして騒動になっていたとのことです。
 内容としては、「彼(カズ)がCMに出てクラブにお金が入る」「それが財源になって戦力がアップする」「彼がいなくなったら横浜FCは大変になる」といったものみたいですね。

 私も横浜FCはカズを広告塔にして、ブランド価値を活かすやり方をしているとは思うのですが、「彼(カズ)がCMに出てクラブにお金が入る」などは真っ赤なウソ。クラブ側から指摘されてセルジオ越後さんもこれは謝罪しています。
 ただ、謝罪と同時に再び持論を展開。「プロリーグ(Jリーグ)は厳しい。アマチュアとは違う。チーム(横浜FC)もそういうルールでやらないと、Jリーグは成長しない」「横浜FCはなんでカズをかばうんだ。貢献しない選手は去っていかないとJリーグはしぼんでいく。横浜FCも強くならないです」と主張したそうです。

 私は別に横浜FCのビジネスモデルは悪くないと思いますし、それでJリーグがダメになるとも思わないのですが、セルジオ越後さんの指摘も理解できます。ネットでもある程度支持されたそうです。ただ、これらの話を紹介した記事のタイトルと、記者の書いた最後の部分はひどいものでした…。
 この記事は夕刊フジ(ZAKZAK、産経新聞系)のもので、<いまだ54歳カズが主役…Jリーグの切ない現状 セルジオ越後氏、舌禍騒動謝罪も改めて実力主義主張 「貢献しない選手は去らないとしぼんでいく」>(2021/12/16)というタイトルだったのです。

<発足当時はプロ野球を追い越す勢いをみせたJリーグは、来年で30年目のシーズンを迎えるが、話題は先細る一方。最も取り上げられるのはカズであることは変わらない。(中略)今回の件で、(引用者注:移籍先を探していた)カズの去就の注目度がさらに増す、皮肉な展開となってしまった>
https://news.infoseek.co.jp/article/fuji_ZECJVGVIJBLWFJX4GD6QC6QEU4/

 たまたま今回カズの移籍が大きく話題になったというだけで、シーズン中や前シーズンまでは「最も取り上げられる」なんてことはありませんでした。「いまだ54歳カズが主役のJリーグ」は捏造じゃないかと思います。


2025年11月2日日曜日

ガットゥーゾ伝説 興奮でトイレ28回、突然芝生も食べる

■2020/12/14 現代サッカーにガットゥーゾはいらない、本人が断言
■2021/06/23 ガットゥーゾ伝説 興奮でトイレ28回、突然芝生も食べる
■2018/05/23 イタリア代表マンチーニ監督とバロテッリは親子関係?
■2018/12/23 デルピエーロとトッティ、なぜか好きになれなかったイタリアのファンタジスタ2人
■2018/05/23 イタリア代表は良くも悪くもピルロのチーム


■2020/12/14 現代サッカーにガットゥーゾはいらない、本人が断言

  ナポリを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督。イタリア衛星放送『Sky Sport』で「選手たちにはわたしに似てほしくない。ひとつのチームを望む。わたしに似た選手ならメンバーから外すだろう」と述べました。闘志をむき出しにした激しいプレーで、チームの勝利のためなら自分の身を厭わないような、ガッツあふれる選手で私も大好きでした。ただ、今はそういう選手では控え止まりといった見方です。

「わたしが現役の頃とは違うサッカーを求めているからだ。もっと考え、ボールをつなぎ、数的優位を目指すサッカーだ。(現役時代の)わたしは、わたしが率いるナポリではベンチに座ってばかりだろう。自分がやってきたことは誇りに思っているが、イタリアのサッカーはこの4、5年で変わった」(「自分のような選手は起用しない」闘将ガットゥーゾが衝撃発言! サッカーの変化に「気が狂いそうになるけど…」 | サッカーダイジェストWeb 2020年12月07日より) 

 私は現在もガットゥーゾのような選手は必要だと思います。ただ、監督してはダメなタイプでしょうね。日本で闘将と言われた柱谷哲二さんですが、指導者としては当初ボロクソ。その後ワールドカップのテレビ解説で「選手が自分の言った通りにできない。海外代表選手はさすが」みたいなことを言っていて、なるほどと思いました。部下としては優秀だけど、上司としては無能なタイプの典型的な発言。部下の力を引き出したり、チームワークを作ったりできないタイプのようです。その点、自分を否定して変化したガットゥーゾはさすがですね。そういえば、ジダンも監督としては自身の現役時代のプレーと違って、守備を非常に気にしているのが意外でしたが、やはりうまく適応している感じです。


■2021/06/23 ガットゥーゾ伝説 興奮でトイレ28回、突然芝生も食べる

 2006年のワールドカップ、1(PK5―3)1でフランスを下したイタリアが優勝したときの記事が出てきました。タイトルからしてすごいです。<ガットゥーゾ 極度の興奮トイレ28回、芝生食べる>(2006年7月11日06時03分  スポーツ報知)というものでした。普通じゃありません。

 試合終了後、ガットゥーゾはチームメートと抱き合っていました。これは普通です。ところが、ひとしきりチームメートと抱き合った後、突然ピッチに四つんばいになって芝生を食べる奇行を見せます。考えられません。
 ガットゥーゾなら普通だから地元テレビ局も慣れっこ…なんてことはないようで、これには地元テレビ局の 実況もびっくり。実況は「ガットゥーゾが芝生を食べている!」と絶叫していたとのこと。イタリアに限らず、芝生を食べるプロサッカー選手は極めて稀でしょう。

 記事では、<試合後の会見では奇行の理由は説明しなかったが、「精神が高ぶって今日は朝7時にやっと寝付いたんだ。28回もトイレに起きたよ」と極度の興奮状態で試合に臨んでいたことを明かした>と記載。ただ、これは飽くまで試合前の話であり、だいぶ違う話ですね。
 このコメントは、むしろ「ガットゥーゾもそんなに緊張するんだ!」とかなり異なる印象を抱く話。とはいえ、そもそも本当に一晩で28回もトイレに行くというのは、人体的にあり得るのか?とも思います。出ないけどとりあえずトイレに行ってみる感じですかね。また、「いちいち数えてたのかよ!?」ともツッコミたくなります。
 このコメントは、ガットゥーゾなりのジョーク、または、これも芝生を食べるテンションから発した一種の「奇行」的な発言なのかもしれません。


■2018/05/23 イタリア代表マンチーニ監督とバロテッリは親子関係?

 日本代表の監督人事には実績に疑問があることがありましたが、イタリア代表の監督となったマンチーニさんの実績はピカピカ。インテルを率いてセリエAで3連覇、マンチェスター・シティでもプレミアリーグ制覇を経験しています。
 ただ、クラブの監督と代表の監督では、違う戦い方を要求されます。 この違いを理解できなかった場合は実績ある監督であっても、良い結果を出すことはできないでしょう。

 …といった話は良いとして、 イタリア代表マンチーニ監督とマンチーニ監督によって呼ばれて実に4年ぶりの代表復帰となったバロテッリは親子関係だとしている記事がありました。もちろん実の親子というのではなく、比喩的な意味です。
 FWセルヒオ・アグエロは、マンチーニとバロテッリの関係を犬と猫、父と子と表現していました。
「バロテッリとマンチーニの関係には時折笑わされたよ。2人はトレーニング中に犬と猫のように争うけど、その後互いの肩を組んで帰っていく。罵倒するし、叫んだりもするけど、彼らは父と子のようになるんだ」
(この”親子”にイタリア代表復活のカギあり! 求めたいマンチーニとバロテッリの再タッグ|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう! 2018年05月17日(木) 08時46分配信より)

 記事では、 マンチェスター・シティでは練習中に互いに掴み合いになる信じられない光景もあったが、バロテッリを誰よりも根気強く育てたのがマンチーニだとも書いていました。
 バロテッリは私が見るときはいつも冴えないし、全然好きな選手ではないんですけど、ニースで復活を遂げたようですのでちょっと楽しみですね。

■2018/12/23 デルピエーロとトッティ、なぜか好きになれなかったイタリアのファンタジスタ2人

 2006 FIFAワールドカップドイツ大会のメモ。感想はほとんど残っていません。対戦相手も書いていおらず、ある程度兼用した感じ。ただ、準決勝・決勝のメモは別にありました。以下は1つ目のメモ。

2006年W杯ドイツ大会:決勝トーナメント
https://worldcdb.com/06germanyfinal.htm
4-4-2
GK G・ブッフォン
DF
G・ザンブロッタ
F・カンナバーロ
 相変わらず本当に素晴らしいとだけメモ。カンナバーロは最も好きなDFの1人です。
M・マテラッツィ
F・グロッソ
MFACE
A・ピルロ
S・ペッロッタ
G・ガットゥーゾ
A・デル・ピエーロ
 イマイチだったとの感想メモ。ピルロのところに「パスを出せるのは彼だけ」ともメモ。デルピエーロはそうでもなかったということなのでしょう。
 ファンタジスタで本来私が好きなタイプだろうと思うのですけど、騒がれすぎて好きになれませんでした。タイミングの問題かもしれません。
(F・トッティ)
 デルピエーロのところには、トッティが入ることも。このトッティにも「ファンタジスタで本来私が好きなタイプ」なのに、「騒がれすぎて好きになれませんでした」という全く同じ説明ができます。2人とも良い選手なんですけどね。
FW
L・トーニ
 なかなかセンス良い。振り向きざまみたいなプレーがあり好き…とのメモ。
A・ジラルディーノ

 もう一つあったメモは準決勝・決勝兼用っぽいものですね。「決定的な2点目涙出た」というのは、たぶん準決勝のドイツ戦のこと。2-0で勝っています。決勝のフランス戦は1-1でのPK勝利でした。
 あと、フィールドプレイヤー全員使い切ったとのこと。プレイヤーを多く使って、一団となって勝ち上がっていくというチームは結構あります。

4-4-1-1
GK G・ブッフォン
DF
G・ザンブロッタ
 RSB。1VS1で強さを見せていました。攻撃でもこぼれ球をミドルでポストに当てるところ。最初あまり好きではなかったものの、この大会で好きになった選手だった記憶。
F・カンナバーロ
 RCB。176cmとCBとしては致命的な身長のなさ。にも関わらず、ジャンプで勝つ場面もあります。本当好きですわ。
M・マテラッツィ
 LCB。メモは倒されるアピールが多いのみ。メモにないですけど、彼は決勝で延長に入ってから、ジダンを退場させたことで有名に。ジダン頭突き事件です。当初言われた差別発言ではなかったものの、家族を侮辱する発言が理由と後に判明。良うなかったですね。ただし、それで頭突きが正当化されるわけではなく、ジダンの悪い癖が出たとも言えるものでした。
F・グロッソ
 LSB。長身のSB。守備偏重といった感じではなく、スピードもまずまず。ドリブルも悪くないように見えました。バランスが良い選手。
MF
A・ピルロ
 RCM。ただ、自由に動いてフリーになっている場面が多いです。ドイツのバラックもフリーにしてしまっているのは気になったものの、フリーのピルロが効いていて効果的だった模様。アシストも決めています。この大会は、長く走る場面も目立ちました。
G・ガットゥーゾ
 LCM。「守備良いねー」というメモだけ。めちゃくちゃ大好きな選手なのですけど、なぜか全然メモしていません。
M・G・カモラネージ
 RSH。準決勝はまずまず止まりで、目を見張るプレーがなく、変えてほしいと思った選手。波ある選手かも、と書いていたところ、決勝は良いと感じました。そもそも守備の方で特徴のある選手らしく、攻撃でそう目立たないのは必然だったかもしれません。ただ、今検索すると、ドリブラーと書かれていました。
S・ペッロッタ
 LSH。地味。ただ、よく走って動いてはいて、こういう選手も必要だねと感じた準決勝。ただ、決勝は逆に冴えず。カモラネージと逆の印象になりました。
F・トッティ
FW
L・トーニ


■2018/05/23 イタリア代表は良くも悪くもピルロのチーム

ブラジルワールドカップ2014 グループリーグ コスタリカ 1-0 イタリア
(メンバーと採点は、【W杯・試合採点】イタリア対コスタリカ(グループD) | フットボールチャンネルより)

GK 1 ジャンルイジ・ブッフォン 6点
 CKで飛び出したのは良いが、その前に触られてしまうヒヤッとするプレーがあり気になった。ただ、後半は裏へのボールにペナルティーエリア外まで出て良い対応するところも。
DF 3 ジョルジョ・キエッリーニ 5.5点
 メモによると前の試合は左サイドバック。今日は左のセンターバック。
 前半42分頃、ミスから危ないところ。PKじゃないかと思ったがPKならず。VTR見るとファールだった気がする。
 後半はエリア内に空いているのに胸トラップ。自信あるのかもしれないが、やらんでいい危ないプレー。苦しい時間帯によくついていくプレーもあったが、他にも危ないプレーあって軽率なタイプに見えた。
DF 4 マッテオ・ダルミアン 5.5点
 左右こなせるようで、今日は左サイドバック。右サイドで出たときに良さそうだと思ったものの、今日はイマイチ。ワンタッチで 出そうとするところをイージーミスで外に出してしまうなど、流れが作れなかった。
 今調べると、利き足は右足みたい。 左で切り替えして、右足でシュートする場面があり、右利きのサイドバックだなという感じ。 
DF 7 イグナツィオ・アバーテ 5.5点
DF 15 アンドレア・バルザーリ 6点
 特にすごいってほどではないが、安定のなさが目立っていた相棒のセンターバックのキエッリーニに比べると安定。カウンターで粘り強い良い対応を見せる場面があった。
MF 5 チアゴ・モッタ 6点
MF 6 アントニオ・カンドレーバ 5.5点
MF 8 クラウディオ・マルキージオ 6.5点
 左のサイドハーフみたいな感じ。運動量が多い選手。下がって守備にも参加。ただ、ブッフォンと合わずにCKにしてしまう場面も。
 後半は右に回り、裏を狙う 左サイドへの大きいボールがあってよかったが、途中交代。
MF 16 ダニエレ・デ・ロッシ 6.5点
MF 21 アンドレア・ピルロ 7点
 イタリア代表はピルロのチーム といった感じ。ピルロ好きにとっては嬉しいのだけど、ピルロが生きてこないと終わるという辛さがある。最初の時間帯は、マンマークではないもののほとんど触らせてもらえず、チームのリズムができなかった。
 しかし、その後はボールが入るようになってチャンスも出てくる。30分に、右の低い位置から、バロッテリに出した裏へのボールは特に決定的だった。ただ、決められない。
FW 9 マリオ・バロテッリ 5.5点
交代選手
FW 10 アントニオ・カッサーノ 6点
 トップ下のようだった。 股の下通すボール狙うなど、センスは感じる。しかし、いまいち合わない。ピルロ以上に彼にボールが収まって、中心となったものの、しっくりこなかった。
FW 11 アレッシオ・チェルチ 6点
 主に右でプレー。彼以外もそうだったのだけど、サイドが空いているのに中に入れてしまうプレーがある。気持ちが焦っているんだと思う。
 中央裏のフリーの選手に出す良いプレーもあったが、気が急いているプレー目立った。これも彼以外もだが、オフサイドにもなる選手多い。しかも、中央ではなくサイドなので本来ラインは見やすいはずなんだけど…。焦りまくってるんだろうな。
FW 22 ロレンツォ・インシーニェ 6点


2025年11月1日土曜日

サッカーが下手だったのに名選手 バティストゥータ

■2022/04/02 サッカーが下手だったのに名選手 バティストゥータ



■2022/04/02 サッカーが下手だったのに名選手 バティストゥータ

 セリエAの外国人最多通算得点記録を保持し、アルゼンチン代表にも選抜され、歴代2位の得点記録保持者という、世界を代表するストライカーであるガブリエル・バティストゥータのWikipediaを見ていると、おもしろい話がありました。
 「サッカーが下手だった」と言うと語弊がありまくりで、正確に言うと、「テクニックは高くなかった」などと言うべきでしょうが、以下のような話があったのです。

<陸上選手という前歴があるが足元のボールキープはおぼつかないもので、付けられたニックネームは「エレファンテ(象)」、送迎の車の中ではトップチームへ昇格する貪欲な執着心をスタッフに滔滔と語り打ち明け、このまま埋もれる気はないことを熱弁している。その後、バランスの良い恵まれた体躯と、元々のアスリートとしての資質、多少のタックルでは当たり負けしないタフなプレーでストライカーとしての頭角を現す>

 ただし、上記の部分は「要出典」となっています。つまり、信頼性に問題がある部分でした。そもそも「元陸上選手」というのが怪しいところ。同じWikipediaのページ内でも前半の説明部分では、バスケットボールの方が好きだった…という話がある程度ですね。
 とりあえず、この前半部分では、仮にテクニックが低かったという評価が正解であれば、その答えになりそうな話があります。本格的にサッカーをやり始めたのがかなり遅いのです。

<子供の頃はサッカーよりバスケットボールに興味があったが、地元開催のW杯アルゼンチン大会で、当時のアルゼンチン代表のエース・マリオ・ケンペスのプレイを見たことでサッカーへの興味を膨らませた。子供たちで草サッカーに興じ、大会に出るため皆でチーム「グルッポ・アッレグリーア」を結成。ただ、父親が学業や家業の手伝いをおろそかにしないことを求めたため、16歳までは地元の大会に出場する程度にとどまった。16歳で地元チームのプラテンセのジュニアチームに所属。
 1986年17歳にしてようやくバスケットボールからサッカー選手へと本格的に転向。強いフィジカルでゴールを奪うプレーぶりを、当時マルセロ・ビエルサが下部組織の指導者をしていたニューウェルズ・オールドボーイズが目を付け、1987年に移籍した>

 ところが、上記の説明部分でも「1986年17歳にしてようやくバスケットボールからサッカー選手へと本格的に転向」という重要部がやはり「要出典」となっているんですよね。おもしろい話だと思ったものの、肝心なところは全部信頼性が高くなくて、ズッコける話になっていました。

2025年10月31日金曜日

Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない



■2021/12/09 Jリーグがホームタウン制度廃止は誤報?地域密着を捨てるわけでもない

 2021年10月、「Jリーグ、ホームタウン制廃止へ」というニュースが出て、サポーターは混乱。ただ、これは誤報に近い感じですし、地域密着を捨てるわけでもないようです。どうも簡単に言うと、「今までは地元以外での活動が制限されやすい状況だったのを、地元以外での活動をして良いと明確化する」といった感じですね。

<地域密着の理念や各クラブが拠点地域に軸を置いて活動する『ホームタウン制度』は堅持しつつ、ホームタウン外でのマーケティング活動をしやすくするための議論をしている、という話だった>

J1鹿島アントラーズを運営するメルカリの小泉文明社長のツイート
<今のレギュレーションではホータウン外でのマーケティング活動が制限されており、例えばスポンサー企業が域外にある場合(J1では大型のスポンサー企業は東京など都市圏)一緒にイベントをすることも出来ないですし、パブリックビューイングなど、かなりの活動が制限されます>

 こうした話があったのは、『ホームタウン離れ』に直面するJリーグ。“地元にいない”サポーターとクラブの距離は埋められるのか | ハフポスト(2021年11月27日 07時00分 JST | 更新 2021年11月27日 10時46分 JST、濵田理央 中村 かさね )という記事。この『ホームタウン離れ』という言葉も恐ろしく聞こえるのですが、これも単に「地元以外のサポーターが多い」という、言い換えてみると、なんてことがない話です。

<Jリーグによると、ホームタウンに住んでいないサポーターの比率は、最も多いクラブで約75%に上る。
来年で開幕から30年目の節目を迎えるJリーグ。『ホームタウンにいないサポーター』の存在が当たり前となった時代に、Jリーグはどう適応し、進化するのか>

 Jリーグの出井宏明パートナー・放映事業本部本部長によると、ホームタウン以外での事業・マーケティング活動を制限するような規約・規定はこれまでもありませんでした。今までも禁止ではなかったのです。ただし、クラブ同士が「紳士協定」や「暗黙のルール」というような形で、遠慮し合う状況が続いてきたといいます。
 また、クラブ間で話し合って決める運用であったため、片方のクラブが拒否されると実現できなかったという説明もありました。わかりづらいのですが、他のクラブのある地域や近隣地域での活動をやろうと思っても、地元クラブに拒否されてしまう…といった感じですかね。ああ、記事でも後半で以下のような話が出ていましたわ。

<川崎市の等々力陸上競技場をホームスタジアムに持つ川崎フロンターレを例に考えてみる。仮に多摩川を挟んですぐの世田谷区で情報発信やイベント協力をしたいと思ったとしても、東京のクラブに遠慮してしまう。このような事象がこれまでは起きていた>

 「地域密着のためにこれはやむを得ない」と考えるのも一応アリかもしれません。ただ、実際のところ、このルールだと大都市有利となり、Jリーグの理念とはむしろ離れてしまいそうな感じ。人口が多い地域で宣伝活動ができない地方のクラブが不利になり、都市部にクラブが集中してしまいそうなルールだと感じました。
 記事の方では、<物理的な『ホームタウン』だけを前提とするファンサービスのあり方では、いまのデジタル時代やJリーグの実態にそぐわない>という書き方。特に新型コロナウイルスの流行のような状態になったとき、デジタルでの活動は重要になるでしょう。地元以外で活動できないとなると、壊滅的な打撃になりかねません。

 あと、そもそも海外のビッククラブの場合、国内の地元以外にファンが多いだけでなく、海外、世界中にファンがいますよね。マンチェスター・ユナイテッドなんかが典型です。このマンチェスター・ユナイテッドの人気が悪いものだと思う人は少ないでしょう。むしろJリーグのクラブも海外ファンを開拓すべきです。
 記事では、人の流動化や都市部への人口流出という社会背景から、“地元にいない”サポーターが増え、クラブのホームタウン外活動の必要性も増したという話もしていました。子供の頃からサポーターであったとしても、引っ越しというのは普通にありますからね。いろいろと現在のやり方では無理があったのかもしれません。

2025年10月30日木曜日

ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?

■2021/11/24 ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?


■2021/11/24 ワールドカップを2年に1度の開催する案で意見が分かれる理由とは?

 ワールドカップ(W杯)を2年に1度の開催にするという案があるんですね。知りませんでした。一般的にはネガティブな反応が多いと予想しますが、アジアサッカー連盟(AFC)は賛成のようです。<アジアサッカー連盟は2年に1度のW杯開催案を歓迎「積極的に関与していきたい」>(21/9/14(火) 17:45配信 超WORLDサッカー!)という記事が出ていました。

<このプランは、今年5月にサウジアラビアが初めて提案した構想。国際サッカー連盟(FIFA)もこれに賛同し、元選手であるマイケル・オーウェンやヤヤ・トゥーレなどを起用して支持を表明し、ジャンニ・インファンティーノ会長は実現可能性を探っている段階だ。
 一方で、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長は猛反対。また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)も反対の姿勢を示していた>
https://news.yahoo.co.jp/articles/c02e3c9b453e465d3b7228ef8ba616e7b70d2681

 意外なことにも元選手は賛成です。ただ、他の顔ぶれは予想できる賛否ですね。てっきり私はインファンティーノFIFA会長が言い出したと思ったのですが、インファンティーノ会長は興業的な成功を狙った改革を進めており、2年に1度開催案に賛成なのは予想通り。単純に儲かります。
 一方反対なのは、ヨーロッパと南米のサッカー連盟。共通点は何か?と言うと、ともにレベルが高いところなんですね。サウジアラビアやアジアサッカー連盟とは違います。
 サッカーレベルの差で賛否に差がついたのは、ハイレベル地域の場合、現在それぞれが主催して行っているUEFA EURO(UEFA欧州選手権)やコパ・アメリカ(南米選手権)が、大成功しているためと予想。欧州も南米もめちゃくちゃ熱狂する大会であり、これを潰すのはデメリットです。
 逆に言うと、アジア選手権なんかはそれほど成功していないということでしょう。主催はしているものの、大して盛り上がらないアジア選手権をやるくらいなら、いっそのことワールドカップに注力した方が良いというビジネス的な判断なんだと思われます。

 ヤフーニュースのコメント欄を見てみると、1番人気のコメントは私が挙げたユーロ・コパ重要説にも触れていたものの理由としては2番目。クラブの意向ではないかとするのを1番目の理由としていました。ただ、クラブの意見を地域のサッカー連盟が代弁する…というのは、あまりなさそうな感じもしますし、どうでしょうね…。

<選手獲得の為に高額の年俸を払っている欧州や南米のクラブ側の本音は、本職であるリーグ戦やカップ戦を優先して欲しいし、強豪チームであれば、さらにその上の地域リーグ戦(欧州:欧州CL、ユーロ・リーグ、南米:リベルタドーレス杯、スダメリカーナ杯)制覇を目指して欲しいところだろう。クラブだけではなく、「W杯よりも欧州CL」が本音の選手もいるかもしれない。欧州や南米に限らず、クラブ・サッカーの事情や本音は似たようなものだと思う。
さりとて、国別対抗戦(W杯、大陸選手権)も蔑ろにはできない。特に、EUROや南米選手権はW杯にも劣らないレベルと人気がある。4年に1度のこれらの国別対抗戦(予選も含めて)に選手の参加を認める(=召集に応じる)ことが、クラブ側ができる妥協の限界というところだろう>

 2番人気以降の感想もちょくちょくピックアップ。2番人気の人はモロに私と同じ見方ですね。以下の他に、<毎年アジアカップとワールドカップがあるって事になるが予選間に合うのか?>といった感想があったのですが、アジアカップを失くすか、ワールドカップ予選を兼ねる形にすると思われます。場合によってはレベル分けなどして、簡略化するかもしれません。

<アジアはアジアカップをなくしたいから賛成。盛り上がんないし、収益が少ない。
ヨーロッパや南米は、EUROやコパアメリカがあるから、絶対に反対。
っていうのが見え隠れしますね>
<個人的には反対だね。試合の質が下がるし、観戦する側からすると今までのままで良いと思う>
<CONMEBOL頑張れ。UEFA頑張れ。2年毎W杯など断固阻止で。量より質です。生身の人間がプレーする以上、量に舵を切ったら疲弊して質が落ちるのは明白>
<欧州のリーグが難色を示すでしょうね。
チームの主力を代表に取られたくないでしょうから>

2025年10月29日水曜日

フリューゲルスの天皇杯優勝エンドを作った桜井孝司の一言

■2017/08/04 フリューゲルスの天皇杯優勝エンドを作った桜井孝司の一言
■2017/08/04 消滅決定で浮足立つフリューゲルスをピッチ外で落ち着かせたサンパイオ
■2017/08/04 感動的なフリューゲルスの優勝と報われなかった立役者桜井孝司


■2017/08/04 フリューゲルスの天皇杯優勝エンドを作った桜井孝司の一言

 Jリーグの初期に、横浜フリューゲルスが親会社の都合で 突然消滅して、同じ横浜のマリノスと合併するというめちゃくちゃな出来事がありました。
 フリューゲルスの若手FWだった桜井孝司さんに、当時を振り返ってもらうインタビュー記事があり、生々しかったですし、懐かしくておもしろかったです。

 この桜井さんは、天皇杯に優勝してチーム消滅という、できすぎなくらいにドラマチックなフリューゲルスの奇跡を演出する大事な一言を言った方とのこと。
 ただ、全く名前に覚えがなくて、誰?と思いました。実際、ほとんど試合には出ていなかった(J1では1試合)そうです。とはいえ、この試合に出ていなかったということが、この事件にすごく関係しています。

 桜井さんによると、クラブ存続の署名活動はみんなで手分けしてやっていたといいます。しかし、そのときにファンをはじめ、いろんな人たちから声をかけられたものの、言葉は全然覚えていないといいます。
  「自分の来季はどうなるんだろう」という不安もあり、当時はファンのことまで考えられるような選手は、あの時はそんなに多くはなかったのでは?と想像していました。

 この来季への不安は、特に桜井さんがレギュラークラスではなかったということも関係しているでしょう。
  桜井さんがフリューゲルスがなくなることを覚悟したときは、周りで「移籍先が決まった」みたいな話がちらほら聞こえてきたときでした。
 しかし、桜井さんには「そういう話は一切なかった」と言います。

 そして、そういう移籍先の決まらない状態を危惧してか、 天皇杯(3回戦)が始まる前のミーティングで「サク(桜井)を出してやろうよ」という話になったそうです。(桜井さんをかわいがっていたという三浦淳宏さんではないか?とされていたものの、発言者は正確には覚えておらず)
  要するに天皇杯を、まだ行き先が決まっていない選手のアピールの場にしよう、という話です。   当時監督だったゲルト・エンゲルスさんも、ゲルトも「選手たちの意思を尊重する」というスタンスで、可能性はありました。

 ところが、細かいニュアンスは覚えていないものの、桜井さんは、「強いフリューゲルスを見せたい」という趣旨の発言をしました。
 これがフリューゲルスのドラマチックな有終の美に繋がったわけです。

「 もし、あの時の言葉がなかったら……たぶんゲルトは僕をはじめ、移籍先が決まっていない若手中心でメンバーを組んでいたでしょうね。そうなっていたら、(天皇杯は)間違いなく違った結果になっていたと思います」

(横浜F、“伝説”の天皇杯優勝の内幕。若手FWが口にした一言から生まれたドラマ【フリューゲルスの悲劇:20年目の真実】 | フットボールチャンネル | ワンランク上のサッカーサイト2017年02月15日(Wed)10時29分配信   宇都宮徹壱 より)



■2017/08/04 消滅決定で浮足立つフリューゲルスを落ち着かせたサンパイオ

 上記に至る段階の前も、生々しい話でした。新聞報道は10月29日で、前の夜に三浦淳宏さんから電話で「おい、フリューゲルスがなくなるみたいだぞ」って呼び出されたといいます。
 「当時はネットとかなかったんで、たぶんアツさんは新聞記者の人から情報を掴んでいたんだと思います」としていました。桜井さんだけでなく、 何人か集まり、「薩川(了洋)さん、あとナラ(楢崎正剛)さんもいたかな」とのことです。

 監督含めて現場も何も知らない状態。翌日の練習前に会議室に集まり、社長からは「今季限りで横浜フリューゲルスはなくなります」──以上って感じで、まともな説明もなし。
 「ちゃんと説明しろよ!」って、熱くなっている選手もいたものの、ここで冷静な選手が一人いました。ブラジル代表のサンパイオ選手です。通訳を挟んで…ですけど、その場を落ち着かせてから、冷静に話し合う空気を作ってくれたといいます。サンパイオはピッチ外でもさすがだなと感心した話です。

 とはいえ、 その日は練習にはならなかったといいます。「みんな、心ここにあらずという感じ」。2日後のJリーグでは、 「試合をボイコットしよう」という意見もあったものの、エンゲルス監督はは「今はとりあえず、サッカーをやることを考えよう」と。
 そして、ここでもまたサンパイオ選手が「俺たちはサッカー選手なんだから、まずは試合をやるべきだ」と力説してくれたといいます。本当すごい選手でしたね。

「今にして思うと、サンパイオの存在感はデカかったですね。選手としても、もちろんすごかったけれど、それ以上にプロとして、人間として素晴らしかったと思います」
(横浜F、“最後”の天皇杯制覇の舞台裏。「伝説」につながる一言を発した若手FW【フリューゲルスの悲劇:20年目の真実】 | フットボールチャンネル2017年02月14日(Tue)10時39分配信  text by 宇都宮徹壱より)


■2017/08/04 感動的なフリューゲルスの優勝と報われなかった立役者桜井孝司

 海外でよくありますが、クラブが豪華な選手を集めたり、代表に世界的な選手が揃っていたりしても、活躍できないということがあります。チームとしてのまとまりの問題、精神的な問題というのが、関係してくるためでしょう。

 桜井さんによれば、 「最後(決勝)まで行くぞ!」という雰囲気になったのは準々決勝でジュビロに勝ってからとのこと。スタメンもベンチも、ベンチ入りできない選手も、一致団結していました。
 さらに、 準決勝でアントラーズに勝ってからは、みんなでご飯を食べに行って「こうなったら優勝するしかねえな」みたいな話をしたそうです。「あんなにチームに一体感があったのは、僕が知る限り初めてでしたね」とのことでした。
 そして、フリューゲルスは感動的な優勝を迎えて有終の美を飾ったのですが、そんな中で出場機会を得る機会を蹴った桜井孝司さんだけ、最後まで移籍先が決まらなかったといいます。
 
「天皇杯で優勝するまでは、一切自分のことは考えていなかったし。性格ですかね(苦笑)。あと、若くて生意気だったので、フロントの人たちから良く思われていなかったというのもあったかも」

 その後、 トレーニングを兼ねて、三浦淳宏さんや永井さん(おそらく永井秀樹)と1月にハワイに行っていたところ、ホテルから自宅の留守電を聞いたらコンサドーレの強化部長から「すぐ来てくれ」とメッセージが入っていて、慌てて日本に戻ったといいます。移籍先が決まらずに終わった…というひどいオチではなかったようです。
 というか、コンサドーレ札幌にいたのか! J1以外では一番知っている地元のチームなのに、覚えていませんでしたわ。 ただ、出場は8試合のみとのことでしたので、仕方ないことかもしれません。


2025年10月28日火曜日

グアム代表の躍進の秘密 日本サッカー協会の支援

■2015/8/29 グアム代表の躍進の秘密 日本サッカー協会の支援
■2017/06/24 日系アメリカ人FWボビー・ウッド、ケルンで大迫勇也とのコンビの可能性も


■2015/8/29 グアム代表の躍進の秘密 日本サッカー協会の支援

 そんなことより、自国のサッカー強化が失敗してんじゃねーの?という気がしますが…。

-----引用 ここから-----
グアム、W杯予選首位快走の裏に日本のサポート
    2015年 08月28日 20時27分    提供元:日刊スポーツ

 南の島のグループ首位快走劇の裏には、日本の10年来のサポートがあった。グアムサッカー協会のリチャード・ライ会長が28日、東京・本郷のJFAハウスで会見を行った。グアム代表はW杯2次予選で、開幕からトルクメニスタン、インドに連勝。勝ち点6でD組首位に立っている。このことについて同会長は「なぜグループトップでいられるかを説明したい」と切り出した。
 ライ会長 12年間、私たちは日本サッカー協会からいろいろな支援を受けてきました。13年前にサッカー協会の会長に就任したころ、サッカーは11対11で楽しむもの、という程度の認識でした。そのころに当時の日本協会の会長、岡野俊一郎さんにお会いしました。
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1140808/
-----引用 ここまで-----
 「当初は大差で負けてばかり。5試合で50点を奪われ、1点も取れなかった」「FIFAランク最下位近く」というので、相当大きく進歩しました。
 インドやトルクメニスタンはそこまで弱いところじゃなかった記憶があります。
 さらに"グアムは親善試合で、かつて16点差で負けた香港に0-1と迫り、シンガポールにも2ー2と引き分けた"といいます。日本もやばいんじゃないです?

 具体的な話は以下のようなもの。

・日本協会は直後の03年に、神戸清雄監督をグアム代表の指揮官として派遣。当時は技術委員長もいなかった同国協会に、強化のノウハウを提供。
・「神戸さんは10年計画をつくってくれた。それにそって、日本の支援も受けながら、ここまでやってきた」(ライ会長、以下同じ)
・「神戸監督は2年強、グアムに滞在してくれた。彼は「10~12歳を鍛えよう。その年代は各国で力の差はない。そこからどういう指導を受けるかだ」と指針を示してくれた。在任の間に14歳以下の世代では、マカオ、モンゴルには勝てるようになった。いつか花が開くと思った」
・「後任の築舘監督時代の09年には、東アジア選手権の2次予選に進出」
・リーマン・ショックのあおりで米国ビザが取得しにくくなり、日本からの監督派遣は11年に終了した。しかし後任のホワイト監督が日本でS級指導者ライセンス講習を受けるなど、形を変えて支援は続いていた。

 いい話なんですけど、本当肝心の日本代表がねぇ…。(2017/12/11追記;当時の日本代表がブラジルワールドカップでボロクソだったためです)


■2017/06/24 日系アメリカ人FWボビー・ウッド、ケルンで大迫勇也とのコンビの可能性も

 アメリカは結構日系人のサッカー選手で良い選手が出てくるイメージですね。
  ハンブルガーSV(HSV)に所属するFWボビー・ウッドは、ケルンも興味を示すほどの選手だそうです。

 このウッドは、"ハワイ州の出身で、アフリカ系アメリカ人の父親と日本人の母親との間に生まれた日系アメリカ人"。"HSV移籍1年目となった今季はリーグ戦28試合に出場し5得点2アシストを記録"していました。
(エース退団濃厚のケルン、HSVの日系アメリカ人FWを獲得か? 今季は5G2A フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月21日 より)

 また、ケルンには大迫勇也がいますので、 日本人と日系人とのコンビという視点もありました。
  高徳の同僚が大迫の新相棒?ケルン退団濃厚のモデスト代役に日系人FWウッド浮上 ゲキサカ 2017年6月22日 19時10分 (2017年6月24日 12時31分 更新)がそういう記事です。
 なお、"元々1860ミュンヘンの下部組織育ちのB・ウッドは、14年に同クラブに所属していた大迫とは元同僚でもある"とのこと。

 それから、プレースタイルなどに関しては、"抜群のスピードとボディバランス、そして献身的な守備で、16-17シーズンの残留争いに貢献し、28試合で5ゴールを記録した"との説明もありました。1992年生まれの24歳です。


2025年10月27日月曜日

懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー

■2019/09/10 懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー



■2019/09/10 懐かしき黄金世代、79年組中心のU-19日本代表メンバー

 「U-19」というタイトルでメンバーを書いたメモが出てきました。いわゆる黄金世代くらいのメンバーです。Wikipediaでは以下のような説明。

<日本のサッカーにおける黄金世代は、「79年組」とも呼ばれ、元々は1994年に開催されたU-16アジアユース選手権カタール大会の優勝した事からこう呼ばれるようになった。この大会の主な参加選手は小野伸二、稲本潤一、高原直泰、酒井友之、播戸竜二、辻本茂輝、手島和希、本山雅志らであるが、U-16アジアユースには出場しなかったものの、その後に準優勝したU-20ワールドユースに参加した中田浩二、遠藤保仁、加地亮、小笠原満男らも含んで呼ばれる。中でも小野、稲本、高原の三人はこの世代を代表する選手であり、海外でも成功を収めた数少ないプレーヤーでもある>

 メモは日付の記載がなく不明ですけど、U-19アジアユース選手権タイ大会かその前後のメンバーじゃないかと思われます。GKの南雄太は柏レイソルで出ていたためか不参加となっていました。
 鹿島がやたらと多いですね。また、後に消滅したフリューゲルスも多く、逸材を多く抱えていたことがわかります。個人的にも好きな選手が多い世代でした。

GK 櫛野亮(市原)、曽ヶ端準(鹿島)、榎本達也(マリノス)
DF 手島和希(フリューゲルス)、石川竜也(筑波大学)、鶴見智美(筑波大学)、加地亮(セレッソ)、飯尾和也(ヴェルディユース)、市川大祐(エスパルス)、金古聖司(東福岡)、辻本茂輝(フリューゲルス)、中村祥朗(鹿島)
MF 小笠原満男(鹿島)、本山雅志(鹿島)、酒井友之(市原)、中田浩二(鹿島)、古賀誠史(マリノス)、稲本潤一(ガンバ)、小野伸二(浦和)、遠藤保仁(フリューゲルス)
FW 高原直泰(磐田)、播戸竜二(ガンバ)、平松康平(清水)、大島秀夫(フリューゲルス)、小林康剛(鹿島ユース)


2025年10月26日日曜日

サッカー選手移籍金ランキングベスト10 ロナウドが低い理由

■2018/09/17 サッカー選手移籍金ランキングベスト10 ロナウドが低い理由



■2018/09/17 サッカー選手移籍金ランキングベスト10 ロナウドが低い理由

  クリスチアーノ・ロナウドのユベントス移籍が正式に決まったタイミングでの記事によると、この時点でのサッカー選手移籍金ランキングベスト10は以下の通りだそうです。

1位:ネイマール 2億2200万ユーロ(約289億円) パリSG←バルセロナ(2017年)
2位:キリアン・エムバペ 1億8000万ユーロ(約235億円) パリSG←モナコ(2018年)
3位:フィリッペ・コウチーニョ 1億2500万ユーロ(約163億円) バルセロナ←リバプール(2018年)
4位:クリスチアーノ・ロナウド 1億1700万ユーロ(約153億円) ユベントス←R・マドリー(2018年)
5位:ウスマンヌ・デンベレ 1億1500万ユーロ(約150億円) バルセロナ←ドルトムント(2017年)
6位:ポール・ポグバ 1億500万ユーロ(約137億円) マンチェスター・U←ユベントス(2016年)
7位:ガレス・ベイル 1億100万ユーロ(約132億円) R・マドリー←マンチェスター・U(2009年)
8位:クリスチアーノ・ロナウド 9400万ユーロ(約123億円) R・マドリー←マンチェスター・U(2009年)
9位:ゴンサロ・イグアイン 9000万ユーロ(約117億円) ユベントス←ナポリ(2016年)
10位:ネイマール 8820万ユーロ(約115億円) バルセロナ←サントス(2013年)
(C・ロナウドの移籍金153億円は何位? 歴代トップ5がすべてこの1年以内という異常事態 | サッカーダイジェストWebより)

 ネイマールとクリスチアーノ・ロナウドとは2回も登場していてすごいですね。ただ、ロナウドは4位と8位であり、意外に大したことがありません。
 理由としてはまずひとつ、 上位5例がこの1年間(2017年~2018年)で取り引きされたディールであるように、最近、移籍金が異常に高騰していること。24歳の時にクリスチアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した際の移籍金9400万ユーロ(約123億円)は現在だと8位ですけど、当時なら最高額でした。当時としてはすごかったのです。
 一方、新しい移籍の方も4位止まりと、クリスチアーノ・ロナウドのすごさからすると物足りないレベルです。こちらの場合の理由は、年齢の関係ですね。ネイマールがまだ若いのに対し、ロナウドは34歳で年齢的にはかなり上。むしろそれで4位だということに驚くべきです。
 また、年齢のことを考えると、売却したレアル・マドリーとしても上々でしょう。ロナウドはまだまだ活躍するとは思いますが、どこかのタイミングでパフォーマンスが落ちるときがあるわけで、レアル・マドリーとしては移籍金が高くつくうちに売れたことは悪くない結果だったと思われます。お互いに良かったですね。



2025年10月25日土曜日

グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる

■2022/02/06 試合中のサッカー選手の家に空き巣…実はよくある話だった
■2019/04/12 2人でラジオを長くやっていた都並敏史と藤川孝幸
■2019/04/12 グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる
■2019/04/12 北海道十勝スカイアースに貢献するも亡くなっていた藤川孝幸



■2022/02/06 試合中のサッカー選手の家に空き巣…実はよくある話だった

 2022年1月23日のエルチェ戦、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマはホームであるサンチャゴ・ベルナベウでの一戦でPKを失敗。さらに、けがで途中交代と…悪いことが続いていたのですが、さらに悪いことが続きます。
 帰ってきてみると、家が「ひどく散らかっている」のに気づきました。何が盗まれたのかはまだ分かっていませんが空き巣に入られたようです。試合に出ている間、サッカー選手は確実に留守。頭いいですね。

 この話題で驚いたのは、前代未聞ではなくよくある話だったということ。<ベンゼマが試合中に空き巣被害 警察筋 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News>(2022年1月25日)では、以下のように書かれていました。

<近年、スペイン警察はこの問題の取り締まりに力を入れているものの、同国で試合中に空き巣被害に遭うサッカー選手は少なくない。
 同国警察は2019年、レアルとアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に所属する選手への犯行を主に計画する空き巣グループの摘発に成功したと発表していた。
 レアルのカゼミーロ(Casemiro)や、アトレティコからイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に移籍したトーマス・パルテイ(Thomas Partey)も標的になっていた>

 サッカー関連で治安が悪い…という話題で言うと、南米のイメージがありますが、スペイン、しかも、首都であるマドリードでこれほど治安が悪いというのは予想外でした。
 まあ、南米の物騒さから言うと、家主がいない間にこっそり入ってくれる空き巣被害くらいなら、治安が悪いうちに入らないかもしれませんけど…。



■2019/04/12 2人でラジオを長くやっていた都並敏史と藤川孝幸

 藤川孝幸さんのWikipediaでは、都並敏史さんとの話がいくつかあります。

"都並敏史とは読売ユース以来の友人であり、2005年に都並が監督を務めたベガルタ仙台にGKコーチとしてスタッフ入りし、2007年にも都並が監督を務めたセレッソ大阪にコーチとしてスタッフ入りした。また、ニッポン放送のラジオ番組『都並クン・藤川クンのイエローカードなんて怖くない』で共にパーソナリティを担当、スポーツ界で唯一「オールナイトニッポンのパーソナリティー」もしている"

 ニッポン放送でのラジオ番組は結構時間帯が変わっていて、ゲルゲットショッキングセンター内で放送された時期もあったのは覚えていました。ただ、1998年1月のラジオのテープを聞いていて驚いたのが、ゲルゲの月曜日に生出演していたこと。ゲルゲの井手功二さん、LFクールK(垣花正)、大賀埜々さんという誰一人サッカーを知らないメンバーと話をしていました。

■2019/04/12 グアルディオラ、藤川孝幸に清掃員と勘違いされる

 録音テープの回自体は、藤川孝幸さんがお休み。 都並さんはまだ現役だったってのに衝撃を受けましたが、引退していた藤川さんはバルセロナに研修みたいなのに行っていたんだそうな。
 2週間の予定だったので、都並さんは「何も身につきませんよ」とバッサリ切り捨て。ラジオのイメージがあり、サッカー解説が真面目でむしろ戸惑うのですけど、いつもこんな調子でした。
 で、都並さんは当時バリバリ現役だったバルセロナのグアルディオラのサインを、藤川さんに頼んでいたそうな。ところが、藤川さんはグアルディオラを最初 「掃除のにーちゃん」と勘違いしてしまい、後から「サインください」と頼みづらくなってしまったとのこと。
 グアルディオラは今だとスキンヘッドで貫禄ありますので、勘違いしそうにないですね。当時は雰囲気違いました。あと、当時から世界的な名選手でしたが、現在は監督としても最高レベルで大成功。サインもらっていれば、価値が高かったと思われます。


■2019/04/12 北海道十勝スカイアースに貢献するも亡くなっていた藤川孝幸

 グアルディオラメインの話のつもりで書き始めたのですけど、ちょうど今日北海道の雑誌を読んでいたら、藤川孝幸さんの話が出てきて驚きました。
 北海道十勝スカイアースというJリーグ加盟を目指すクラブがあり、代表だった代表の藤川さんの熱意に動かされて、協力者が増えたという話をしていました。これ自体も知らなかったのですけど、さらに驚いたのが「故」と書かれていたこと。昨年亡くなっていたそうです。Wikipediaによれば、以下のとおり。

・2015年1月からソーシャルビジネス・総合スポーツサービス企業のリーフラス株式会社へ入社。(都並敏史も同年統括スポーツアドバイザーに就任している)
・2017年からはリーフラスが運営権を取得した北海道十勝スカイアースの代表に就任。
・2017年12月に東京都内の病院でステージ4以上の末期の胃がんであると診断を受け、抗がん剤治療を行っていると2018年4月に北海道十勝スカイアースの新体制発表会見で発表。
・その後、古巣のファン・サポーターがスタジアムで激励の横断幕を掲げた際には、自身のツイッターに「必ず癌を完治させまして、完全復活して参ります!必ず奇跡を起こします!」「皆様の思いを必ず結果と形にしまして、皆様に御挨拶に伺いたいと思います!」などとつづり、2018年5月26日のJ2リーグ第16節・東京V―愛媛戦(味スタ)の試合前に行われた激励マッチにも姿を見せた。
・しかし、同年11月15日、死去。56歳没。

 なお、バルセロナの話も少しWikipediaにありました。役に立ったみたいです。

・その脚から繰り出されるキックは強烈で、試合前や練習を見学しているサポーターからはどよめきが起こる。これは、現役引退(1995年)後、GKコーチとしての道を歩み始めてからキックの特訓をした賜物であり、スペイン1部リーグのFCバルセロナのGK練習を実際に見て、強く正確なシュートの必要性を感じ、「とにかく時間があれば練習した」と語っている。


2025年10月24日金曜日

Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道

■2017/02/11 JリーグはDAZNバブルに浮かれすぎ もっと長期的視野を持って
■2017/06/11 巨額契約はむしろ危ない 米FOXは僅か2年でプロ野球放映撤退
■2017/02/18 Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道
■2017/03/11 4部クラブがシーズンチケット国内最多記録更新 ポーランドのクラブ
■2021/12/12 川崎フロンターレとヴィッセル神戸、大金の使い道の違い


■2017/02/11 JリーグはDAZNバブルに浮かれすぎ もっと長期的視野を持って

 DAZN(ダ・ゾーン)と10年間総額2100億円という大型契約を結んで、バブル状態のJリーグ。ただ、これで浮かれてちゃいけないと思うんですよ。
 どこの国の何のスポーツの例だったか忘れちゃったのですが、やはり大型契約したものの、採算が取れないと見るや即撤退で、当初の計画がすっかり狂ったというリーグがあったそうです。
 Jリーグもせっかく得たこの貴重な資金を、無駄遣いするのではなく、よく考えて使っていくべきです。

 …と思っていた中で、以下のようなニュースが入ってきました。

Jリーグ、J1クラブに総額27.8億円の「理念強化配分金」を支給 フットボールチャンネル | 2017年02月09日

  以下のように大盤振る舞いしています。

・J1の優勝賞金が昨季の1億円から3億円に増額。
・リーグ上位のクラブは「理念強化配分金」を受け取ることができる。

 理念強化配分金というのは、「Jリーグの理念の実現に対して拠出すること」が目的。一応何に使って良いというわけではなく、配分されたクラブはJリーグが用途を審査した上で使用することができるという建前。

 しかし、「選手の獲得費用や育成の資金に充てることができる」とありました。育成はともかく、選手の獲得に使えたらこれ、散財して終わりって可能性が高いですね。これだと、バブルが弾けた後のリーグの資産にならないので、支持できません。

 金額的にも、例えば2017年シーズンの優勝クラブは賞金と合わせて3年間に渡って総額18億5000万円を受け取ることができるということで、やはり高い金額です。

 今サッカーのバブルと言うと、中国の選手爆買いが言われています。これについて、私は正当な競争であるし、Jリーグもかつては似たようなものだったので批判はしていません。ただ、日本人でも批判的な人はきっと多いことでしょう。

 しかし、日本人は中国のサッカーバブルを心配するより、Jリーグのバブルを心配すべきです。こんなチャンス二度と来ないかもしれないんですから、もっと実のある使い方をしてほしいです。


■2017/06/11 巨額契約はむしろ危ない 米FOXは僅か2年でプロ野球放映撤退

 思い出せなかった"どこの国の何のスポーツの例だったか忘れちゃったのですが、やはり大型契約したものの、採算が取れないと見るや即撤退で、当初の計画がすっかり狂ったというリーグがあった"の話。
 記事を見つけました。日本のプロ野球の話でしたわ。

  Jリーグ放映変更で浮かぶ懸念 日経ビジネス2017年1月30日号(林 英樹)

  記事によると、スポーツメディア業界では「FOXの二の舞いになる恐れがある」と危惧する声が広がっていたと言います。
 このFOXというのは、アメリカのテレビネットワークのこと。2012年、米FOXは日本のプロ野球の放映権ビジネスに本格参入していました。
 ソフトバンクのグループ会社と合弁会社を立ち上げ、福岡ソフトバンクホークス、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズのパ・リーグ3球団の放映権を押さえることに成功。衛星放送などを独占的に手掛けていたのです。

 ところが、わずか2年で合弁会社を解散。理由は単純に儲けが少なかったためのようです。

「外資系企業は採算が合わないと判断したらすぐに切ってしまう。放映権ビジネスは相手との信頼関係が重要になるが、それが構築できず、ファンに迷惑をかけることになった」(パ・リーグ球団関係者)

 結果的に、放映機会の減少などによってファン離れが進むことになったということで、逆効果になってしまいました。
 Jリーグの場合も危ないというのは、放映権料があまりにも巨額であること。巨額の契約は良いことだろう…と浮かれているのかもしれませんけど、放映料を高く買い取ったということはその分採算ラインが上がるという話になります。ハードルが高いのです。




■2017/02/18 Jリーグはイングランド5部クラブを見習え!貧乏クラブの大金の使い道

 リーグの話ではなくクラブの話ではあるものの、Jリーグよりはお金の使い方がマシだと感じた話がありました。

アーセナルの相手は世界一の”ユニーク集団”!? 指揮官は無給で働く不動産オーナー 1,843 YOU フットボールチャンネル | 2017年02月17日 
 
 ユニーク集団というのは、別投稿でやったような話が理由です。

デブにもほどがある!体重115kgの太いゴールキーパーが実在、ウェイン・ショーというイングランド人GK

 ただ、今回の記事でも感心したのが、普段は不動産オーナーとして働いている、イングランド5部サットン・ユナイテッド監督の、ポール・ドスウェルさんの考え方です。

 監督は、クラブの監督としては無給で働いている上に、クラブに対して週に2000ポンド(約28万円)を融資も行っています。5部のクラブですし、貧乏クラブです。
 しかし、今回のFA杯の活躍で大金が舞い込んできました。

 FA杯では勝利するごとに賞金が発生します。さらに放映権料やチケット収入なども合わせると、すでに今までに獲得したことのないほどの金額がクラブに入っていることになる。
 ドスウェル監督は「サットンにとって素晴らしいおとぎ話だ。今後何年にも渡ってクラブを支えるほどのお金を調達できている」としていました。

 しかい、お金の使い道に関しては、選手の補強に使わないと言っています。
 スタジアムの屋根の補修や若い選手のための部屋を作るなど、本拠地とするガンダー・グリーン・レーンのために使うとのこと。

  記事では、「選手のため、そしてサポーターのためを一番に考えている」としていました。
 では、Jリーグのお金の使い方は、、「選手のため、そしてサポーターのためを一番に考えている」と言えるでしょうか?
 Jリーグの幹部らは、胸に手を当ててよく考えてみると良いです。


■2017/03/11 4部クラブがシーズンチケット国内最多記録更新 ポーランドのヴィジェフ・ウッチ

 戦績に関わらず地域に愛されるクラブというのは理想であり、秘訣があるのであれば見習いたいものだと思った話。

4部クラブが新記録樹立の快挙。シーチケ販売数でポーランド歴代最多を更新 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月10日

 ポーランド4部のヴィジェフ・ウッチが、1万5058席のシーズンチケットが売り、国内最多記録を更新したそうです。
 過去にトップリーグで4回の優勝経験がある古豪ではあるもののl、4部ですよ、4部。1990年代以降は財政難で低迷しているそうです。
 4部で快進撃を続けるという話ですらなく、第17節まで消化して18チーム中5位という状況。正直微妙なところです。

 また、現在ヴィジェフ・ウッチが使用するスタディオン・ヴィジェバの収容人数は18018人ということで、それほど多いわけではありません。
 そして、 収容人数18018人で、1万5058席のシーズンチケットが売れているということは、シーズンチケット購入者だけで座席のほとんどを確保しているという状況。驚くべきことです。

 結局、なぜそんなに愛されているのか?という話は、記事には一切なかったので、すごく気になります。深掘りしてもらえませんかね?


■2021/12/12 川崎フロンターレとヴィッセル神戸、大金の使い道の違い

 大金の使い道ということで興味があったのは、DAZNマネーの使い道。JリーグはDAZNとの契約により、さして苦労もしていないのに大金を手にしてしまいました。
 利益が出ないというのは困りものですが、難なく大金が入ってしまうのにも実はデメリットがあります。有効ではない使い道で浪費してしまうケースや、DAZNとの契約が切れたり変わったりして収入が激減したときといった急激な変化に対応できず、チームが破綻したり、人気が急落したり…といった可能性が出てくるためです。

 で、「大金の使い道」に関する記事はないかと検索して出てきたのが、2018/12/20の<2年総額44億円のDAZNマネーの使い道は?常勝軍団川崎への道。 Jリーグ財務診断「川崎編」 | VICTORY>という記事。鹿島ファンとしては残念ですが、川崎フロンターレはその後安定して好成績であり、うまいお金の使い方ができた考えて良さそう。特に上位の支払いが大きくなるDAZNマネーの流れにうまく乗れた感じですね。本当は鹿島にこうなってほしかったのですが、鹿島はつまずきました。
 そして、おもしろいのが、川崎フロンターレはこの巨額のDAZNマネーをむしろ堅実に使った…という事実。DAZNマネーが流入する前の話ですが、大物外国人にお金を浪費したヴィッセル神戸なんかと対比されていました。

<クラブ経営の転換期ともいえる巨額資金を獲得しても、川崎は“堅実経営”の姿勢を崩さない。昨季の優勝賞金はクラブハウスの食堂の新設や、幅広シートでトイレ付きのチームバスの購入、勝利給と年俸のアップなどの人件費に充てて足元を固めた。
 また、クラブ幹部は「選手層が厚すぎても薄すぎてもよくない。超大物の外国人を取りにいくこともない」と強調する。大枚をはたいて元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを獲得したヴィッセル神戸や、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが加入したサガン鳥栖は、終盤までJ1残留争いを強いられた。必ずしも結果に直結しないスーパースターの補強に川崎は興味を示さない。
 照準はセレッソ大阪の元日本代表MF山村和也らクラブの方針に合致する日本選手。元ブラジル代表FWレアンドロダミアンをインテルナシオナル(ブラジル)から完全移籍で獲得することも決まった。2012年ロンドン五輪の得点王で著名なストライカーではあるが、所属チームとの契約が満了したため移籍金はゼロ。必要最小限の投資でチームに足りなかった高さを持つ選手の補強を実現させるなど、一貫した方針で着実に選手層を厚くしている>
https://victorysportsnews.com/articles/7283/original

 このとき獲得したレアンドロダミアンは大活躍。特に2021年は得点王とMVPの両方を取っています。ヴィッセル神戸も見習えよ!という感じです。
 なお、2017年度の入場料収入は9億700万円、2018年のホーム試合の入場者数は39万4709人で、いずれも5位でした。2018年は1試合平均観客動員を2001年の3784人から2万3218人まで伸ばしています。ファンの獲得もうまく行っていますね。
 こういうのはすごく大事。私はこうしたファン獲得にお金を使ってほしいと思いますが、フロンターレの場合はこちらも大金かけて…ではなく努力して…といった感じみたいでした。

<相撲部屋とコラボして「塩ちゃんこ」という定番のスタジアムグルメを開発したり、レーシングカーをグラウンドに走らせるなどの異色のイベントを開催したり、はたまた「フロンターレ算数ドリル」という教材を川崎市内の小学校に配布したり、アイデアあふれる地道な活動を通じて多くのファンを獲得してきた“地域密着クラブ”には「DAZNマネー」にも浮足立つことのない経営の軸がある>

 なお、さまざまな仕掛けを中心になって作り出してきた天野春果プロモーション部長はその後、出向の形で東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に参加。ただ、東京五輪は国民への自粛要請そっちのけでお祭り騒ぎと特別扱いの連続で、特にプロモーション関係はひんしゅくを買いました。経歴に傷がついてしまった感じです。



2025年10月23日木曜日

藤枝東高校、日本代表だらけなのに知らん人だらけの理由

■2020/06/24 静岡の名門・藤枝東高校、歴史的な日本代表FWを輩出
■2020/06/24 藤枝東高校、日本代表だらけなのに知らん人だらけの理由
■2016/2/2 左足の精度の高いキックが武器の石川竜也(2021/11/04少し追記)


■2020/06/24 静岡の名門・藤枝東高校、歴史的な日本代表FWを輩出

 Wikipediaで藤枝東出身のサッカー選手を見てみたのですけど、名門なので昔の日本代表選手がめちゃくちゃいます。これだけでベスト11できそうです。ただ、昔すぎて、私にはさっぱりわかりません。Jリーグ以降の選手だけ先に紹介転載します。
 こうすると、一転して代表クラスがさっぱりいない感じに。とはいえ、中山雅史という超大物がいますね。文句なしのベスト11でしょう。
 一方、個人的にぶっちぎりで好きなのは、後半で書いている石川竜也ですね。ここらへんはちょっとずつ出場試合数を調べていこうと思います。

LSB、CB 石川竜也(元鹿島アントラーズ、1999年FIFAワールドユース選手権代表)J1 161
FW 中山雅史(アスルクラロ沼津、1998年、2002年FIFAワールドカップ日本代表)J1 355 代表53、21G

加藤寿一(元サンフレッチェ広島)
三上明紀(元浦和レッドダイヤモンズ)
稲垣博行(元セレッソ大阪)
見崎充洋(元セレッソ大阪)
大石悟司(元柏レイソル)
渡辺毅(元柏レイソル、元日本代表)
山田暢久(元浦和レッドダイヤモンズ、元日本代表)
河村優(元コンサドーレ札幌)
佐賀一平(元コンサドーレ札幌、現藤枝東高校サッカー部コーチ)
岡田佑樹(元コンサドーレ札幌)
金澤大将(元横浜FC)
長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト、2010、2014、2018FIFAワールドカップ日本代表キャプテン)
岡田隆(元ジュビロ磐田)
成岡翔(元藤枝MYFC、2004年アテネオリンピック予選代表)
大井健太郎(ジュビロ磐田)
赤星貴文(元MKSポゴニ・シュチェチン)
碓井健平(元沖縄SV)
中村祐輝(元ジュビロ磐田)
山田大記(ジュビロ磐田、元日本代表)
原田圭輔(元ベガルタ仙台)
村松大輔(元ギラヴァンツ北九州、元日本代表、2012年ロンドンオリンピック代表)
河井陽介(清水エスパルス)
石神幸征(元水戸ホーリーホック)
藤田息吹(松本山雅FC)
熱川徳政(元アスルクラロ沼津)
長沢祐弥(アスルクラロ沼津)




■2020/06/24 藤枝東高校、日本代表だらけなのに知らん人だらけの理由

 では、さっぱりわからなかったJリーグ以前の猛者たちをどうぞ。わかる人にはわかるすごいメンツなんじゃないかと思います。

松永行(ベルリン五輪日本代表)
笹野積次(ベルリン五輪日本代表)
松永信夫(1954年FIFAワールドカップ予選日本代表)
松永碩(元日立製作所、元日本代表)
鈴木秀利(元日本代表)
橡尾健次(元古河電工、元日本代表)
渡辺昭夫(元日本代表)
富沢清司(元八幡製鉄、メキシコ五輪日本代表)
山口芳忠(元日立製作所、メキシコ五輪日本代表)
桑原勝義(元名古屋相互銀行、元日本代表)
菊川凱夫(元三菱重工、1970年FIFAワールドカップ予選日本代表)
桑原隆(元古河電工)
松永章(元日立製作所、元日本代表)
岡村新太郎(元日本鋼管、サッカー指導者)
三浦孝一(元新日本製鐵、元日本代表)
井沢千秋(元日本鋼管、元日本代表)
堀井美晴(元ヤンマーディーゼル、元日本代表)
碓井博行(元日立製作所、元日本代表)
中村一義(元富士通、元日本代表)
服部康雄(サッカー指導者、元藤枝東高校サッカー部監督)
大野聖吾(サッカー指導者)
大橋昭好(元ヤマハ発動機、サッカー指導者)
小西理(元日本鋼管、元日本代表)
倉田安治(元本田技研、元日本代表)



■2016/2/2 左足の精度の高いキックが武器の石川竜也

 最初に見たのはユース代表か、大学だったかは忘れたけど、アマチュア時代からすごい好きだった選手。鹿島で相馬直樹の後継者に是非!と思っていたら本当に来たものの、活躍できずに山形へ。アマチュアのときから鹿島入りを切望して来てダメだったというのは、その後の中後雅喜といっしょ…。大学生選手だったってのも同じですね。
 でも、石川竜也はその後山形へ行って大活躍。嬉しかった!

-----引用 ここから-----
石川 竜也(いしかわ たつや、1979年12月25日 - )は、静岡県藤枝市出身のサッカー選手。ポジションはディフェンダー(左サイドバック)。モンテディオ山形所属。

生年月日     1979年12月25日(36歳)
出身地     静岡県藤枝市
身長     179cm
体重     69kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E7%AB%9C%E4%B9%9F
-----引用 ここまで-----

 見た試合は、2010年03月27日(土)の鹿島3-1山形。この試合は鹿島からレンタル移籍したばかりの田代有三がスタメン、増田誓志が途中出場という熱い試合。石川竜也が鹿島を出たのはずっと前だけど元鹿島は3人。しかも、田代は1ゴール決めたし!
 田代は長身FWが好きじゃないという私の好みであれだったんですけど、増田誓志も期待していて、なぜユース代表じゃないのか?と思っていた選手なので伸びなかったのは残念でした。

-----引用 ここから-----
2010年03月27日(土) 14:05キックオフ 県立カシマサッカースタジアム
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/30

GK 21 曽ヶ端 準
DF 2 内田 篤人
DF 3 岩政 大樹
DF 14 イ ジョンス
DF 7 新井場 徹
MF 40 小笠原 満男
MF 6 中田 浩二
MF 8 野沢 拓也
MF 25 遠藤 康
FW 13 興梠 慎三
FW 18 マルキーニョス

GK 1 清水 健太
DF 14 宮本 卓也
DF 4 西河 翔吾
DF 3 石井 秀典
DF 13 石川 竜也
MF 11 北村 知隆
MF 19 秋葉 勝
MF 17 佐藤 健太郎
MF 7 宮沢 克行
FW 11 田代 有三
FW 9 古橋 達弥
-----引用 ここまで-----

 この頃の山形は完全に石川竜也のチームだと思いました。左サイドバックだけど、攻撃の起点は石川。持ち味の精度の高いロングキックで、大きなサイドチェンジで流れを変えられるし、センタリングはもちろん精度良し。記憶が曖昧だけど縦のロングボールもあった気がします。石川好きなので、見ていて楽しくて仕方なかったです。
 石川はスピードがないイメージで、鹿島では守備への戻りも遅かったし、縦に早いわけでもなく。現代サッカーだと合わないチームが多いのかもしれません。ただ、こうやって石川竜也中心のチームにしてもらえると、魅力をいかんなく発揮できますね。堪らんですわ。

 この日の感想見ると、自陣からのFKでもチャンスあると書いていました。流れの中じゃないですが、やはりロングボールも武器ですね。
 出しどころなく戻したボールをダイレクトで、空いている右スペースへ出してチャンスに。ダイレクトってのがいいですね。出しどころないときは手詰まりなわけで、それを一気にチャンスにまで変えられるというのはすごいです。
 ただメモ見ると、2点目の失点は石川竜也が右に出したボールが短くて拾われたっぽいですね。パーフェクトとは行きませんでした。

2021/11/04追記:天皇杯・筑波大学の試合で石川竜也を見た記録が出てきましたわ。U-19ともメモ。これが最初に石川竜也を見た試合かもしれません。ただ、予想外なことに「技術は高い」のみの短いメモ。他の筑波大学の選手や相手だったのか近くにメモのあった前橋育英の選手より短い淡白な内容でした。最初からお気に入りだと記憶していたのですが、そうでもなかったのかもしれません。


2025年10月22日水曜日

Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋



■2021/12/06 Jリーグチェアマンに楽天三木谷浩史会長の右腕長島田亨氏で波紋

 <Jリーグ、人気下位のチームは消失する? 新チェアマンに三木谷氏の右腕が就任>(21/11/21(日) 10:57配信 デイリー新潮)という記事が出ていました。ただ、タイトルと違って、本文ではまだ「候補」という書き方ですね。〈Jリーグ新チェアマン候補に元楽天社長島田亨氏〉などと書いています。もともとは日刊スポーツのスクープ記事だそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/36db0e1f86d328af3b71ca7915dca9a2521cf303

 島田亨さん(56)は、楽天本社の副社長や楽天イーグルスの社長を務めた人物。三木谷浩史会長(56)の右腕的存在だそうです。Jリーグ関係者は、「三木谷さんが、島田さんを推薦した」としている他、以下のように言っていたといいます。
「ヴィッセル神戸会長として三木谷さんはこれまでさまざまなJリーグ改革を提唱するも、反対多数で実現できなかった。そこで満を持して右腕をトップに送り込もうとしているのです。敏腕の島田さんなら自身の改革案を実現してくれると」

 改革の一つは、“外国人選手枠撤廃”。これはそうだろうなと思いました。もともとJリーグは最近、外国人選手枠を拡大していますし、このときもヴィッセル神戸のためだと言われていたんですよね。ただ、それですら三木谷浩史会長には十分ではないと感じているのかもしれません。
 また、これも以前から言われていた「プレミアリーグ」構想の話が出てきました。
「クラブ数が10からスタートしたJリーグは今、J1だけで20に倍増。そこで上位10~14クラブで“プレミアリーグ”を創設するというプランを温めているのです。人気上位のクラブは、下位クラブと戦うよりも、上位同士でだけ試合をした方が多くの集客が見込める。J1内で均等割りになっている放映権料の取り分も大幅にアップします」

 私も最初メリットがわからなかったものの、「プレミアリーグ」構想はアリだと思います。トップリーグのチーム数が多いと有力選手が分散するなどして、試合レベルが低下。逆に言うと、集約化することで、リーグレベル向上につながる可能性があります。
 外国人選手枠の方は賛成というほどではありませんが、これもリーグレベル向上にはつながるでしょう。制限付きの拡大なら検討する価値があるんじゃないかと思います。
 ただ、ヤフーのコメント欄の上位は、批判的なコメントしかありませんでした。

<島田氏といえば楽天球団社長時、野村監督が初のCS進出させた時にCS前に解雇を言い渡した心の無い人で、コスト面ばかり強調し選手強化を怠ったイーグルスファンとしては許せない男です>
<仮にこんな事になったら、三木谷も口出ししてきてぐちゃぐちゃになる。楽天絡みはやめてもらいたいもんだ>
<一部のビッグクラブだけもっと稼げれば良いとの考えが表に出すぎた内容ですね。
金持ちがより金持ちになるのが目標の社長の片腕が特定の目的でチェアマンになるのは辞めて欲しい!>
<まさにレアルとかが欧州でスーパーリーグ構想を画策していたが、自分達のことしか考えない人はいるものだ>
<やはり日本のサッカーの頂上はJリーグで、そこからさらに上位のみというのには賛同するクラブは少そう。
本当に神戸くらいじゃないか?>

 あと、<他のクラブの多くのサボも同じ思いだと思いますが、Jリーグは、今はまだその根っこの部分を大事にしないといけないのではないのでしょうか。百年構想路半ば、、>と批判している人がいました。
 この批判だけならわかりそうな気がしたのですけど、柏サボだというこの人は一方で、<今後、レイソルが、またJ2やひょっとしてJ3、JFLとカテゴリーが変わっても、クラブが無くなるまで、文句を言いながら応援する>としていたんですよ。
 カテゴリが落ちても応援するのであれば、J1の上にプレミアがあってもむしろ全然問題がないということ。トップリーグのクラブだけが愛されて、下位カテゴリのクラブが愛されないわけではないというJリーグの理想が実現された例です。
 ということで、これはむしろプレミアリーグを創設してもJリーグは大丈夫…というプレミア構想擁護意見になっている気がしました。

2025年10月21日火曜日

サッカー協会が説明拒否 児童ポルノ有罪で影山雅永技術委員長解任

■2025/10/20 サッカー協会が説明拒否 児童ポルノ有罪で影山雅永技術委員長解任



■2025/10/20 サッカー協会が説明拒否 児童ポルノ有罪で影山雅永技術委員長解任

 そもそも影山雅永さんが技術委員長をやっていたと知らなかったので、びっくり。初期のジェフ市原では守備の中心選手で確かに良い選手ではありましたが、代表クラスではなかった記憶。ウィキペディア見ると、やはり代表の話はないですね。
 選手経歴より指導者としての能力重視だったのかもしれません。そもそも選手より指導者の希望だったそうです。

<福島県立磐城高校卒業後、筑波大学入学。蹴球部の同期に井原正巳や中山雅史らがいる。大学在学中はそれほどの活躍を残すことが出来ず、一時は選手続行を諦め、指導者の勉強を始める決断を下し、筑波大大学院の受験をし合格する。そこへ、日本サッカーリーグ1部の古河電工(現・ジェフユナイテッド市原・千葉)から誘いを受け、大学院を休学しながら現役を続行した。
 Jリーグ開幕後もそのまま市原に在籍し開幕戦スタメン出場を果たし、レギュラーとして活躍した。>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%B1%E5%B1%B1%E9%9B%85%E6%B0%B8

 ただ、タイトルにしたように、児童ポルノ問題で解任されています。

<2025年10月2日、2025 FIFA U-20ワールドカップを視察のために開催地であるチリに向かう途中の航空機内で児童ポルノ画像を閲覧していた容疑により、中継地のフランスで拘束された。影山は画像について「好奇心で見ていた」としさらに「AIが作成したもので、芸術作品である」としたが裁判ではその主張は認められなかった[5]。 その後、パリの簡易裁判所で有罪判決を受けたことが明らかになったことを受けて日本サッカー協会が同月7日に臨時理事会を開き、影山を技術委員長から解任することを決定した[6][7]。>

 欧米は、児童ポルノ画像にめちゃくちゃ厳しいんですよね。軽率すぎます。
 被害者のいないイラストすら問題視するなど、厳しすぎて変なところも感じなくはないのですけど、生成AIが発達してそうも言ってられなくなってきました。1つは、AIと本物との区別ができづらくなってきたこと。こうなると、本物の画像をAIと言い逃れしてしまうケースが出てきます。
 また、より根本的だろうと思うのが、AIが学習している画像に、本物の被害者の画像が含まれている可能性が高いこと。こうなってくると、被害者を利用した画像を使っていることになり、問題があるという主張の説得力が増してきます。

 ところで、影山雅永さんを解任した日本サッカー協会もこの件ではおかしかったんですよ。「プライバシー保護の観点から説明を控える」として、説明をしなかったというのです。セクハラ被害者がいる場合、被害者を保護するために説明を控えるケースならわかりますが、これはそうではなく、説明すべきケースでしょう。
 宮本恒靖日本サッカー協会会長は、「コンプライアンス体制を見直し、徹底的に改善していく」としていましたが、説明しなかったことこそが、日本サッカー協会のコンプライアンスがやばいことを示しています。

・影山技術委員長を解任 児童ポルノ閲覧、仏で有罪―日本サッカー協会 時事通信 運動部2025年10月07日20時49分配信
<影山氏はU20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)視察のため(引用者注:つまり、日本サッカー協会の仕事のための移動中だった)、チリに向かう予定だったが、経由地のフランスで現地時間2日に拘束された。
 記者会見した日本協会の湯川和之専務理事は、認否や判決内容などについて「プライバシー保護の観点から説明を控える」とし、後任については「代行を置くことも含め、議論したい」と語った>
<宮本恒靖日本サッカー協会会長 (技術委員長の解任を受け)サッカー界として許容できるものではない。これまでも取り組んできたが、ガバナンス、コンプライアンス体制を見直し、徹底的に改善していく。 >
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025100700871&g=spo


2025年10月20日月曜日

高原直泰がいた頃のボカ・ジュニオルスが懐かしい、コロンビア選手も活躍

■2018/11/16 高原直泰がいた頃のボカ・ジュニオルスが懐かしい、コロンビア選手も活躍
■2023/05/03 コロンビアの好きな選手ベスト11 ジェリー・ミナ、ハメス、キンテロなど
■2019/03/23 主力怪我でも日本に勝利、楽しみな選手が多数登場


■2018/11/16 高原直泰がいた頃のボカ・ジュニオルスが懐かしい、コロンビア選手も活躍

 コロンビアで好きな選手で、GKの方のコルドバがいたことに気づいて追加。確か同じボカ・ジュニオルスでDHでも好きな選手いた覚え。調べてみると、セルナじゃないかな。
 高原直泰は好きじゃなかったのですけど、あの当時のボカ・ジュニオルス大好きだったんですよね。懐かしすぎです。控えには入っていませんでしたが、10代だったテベスもポジション を争っていました。私が推していたFWはバロス・スケロットで、レギュラーだった記憶があります。

~スタメン~
1.オスカル・コルドバ

4.ホルヘ・マルティネス
6.ロランド・スキアビ
2.ニコラス・ブルディッソ
14.クレメンテ・ロドリゲス

13.クリスティアン・トラベルソ
5.マウリシオ・セルナ
17.ワルテル・ガイタン
10.フアン・ロマン・リケルメ

11.マルセロ・デルガド
30.高原

~ベンチ~
12.ロベルト・アボンダンシエリ
20.ホエル・バルボーサ
15.オマール・ペレス
7.ギジェルモ・バロス・スケロット
28.ロベルト・コラウッティ
(高原直泰がボカでゴールを決めてから、今日でちょうど13年! 2014/09/23 18:00より)



■2023/05/03 コロンビアの好きな選手ベスト11 ジェリー・ミナ、ハメス、キンテロなど

2018/05/23:好きな選手ベスト11。とりあえず無理やり選んでみたということで、そのうち入れ替えます。LSBがいなくて、CBが3人になってしまいました。

2023/05/03:2016年のクラブワールドカップで鹿島とやったアトレティコ・ナシオナルのメモを見て少し入れ替え。バランス悪いのでLSBも入れました。南米のチームは好きな選手が多いので、無理矢理ではない感じで好きな選手が揃ってきました。

     ボルハ

ロドリゲス トーレス クアドラード

   セルナ キンテロ

アルメロ      スニガ

  ジェペス  ミナ

    コルドバ

GK オスカル・コルドバ 5 31歳(2001年ボカ・ジュニアーズ) 1970/2/3 185cm

RCB ジェリー・ミナ 6 23歳(2018年ワールドカップ) 1994/9/23 195cm
 抜擢起用の若い CBですけど、彼も活躍しました。放送では紹介されたのを覚えていませんけど、バルセロナの1月に契約した選手だそうです。将来性を買っているんでしょうね。
  CKからのプレー、中央でフリーになったとは言えしっかり決めて先制。本業の守備でも再三良いプレーが見られました。良いDFだと思います。

LCB マリオ・ジェペス 4 38歳(2014年ワールドカップ) 1976/1/13 186cm
 CB。キャプテン。危ないところ危ないところに入ってきていて、良いDFだなぁという印象。今計算してみると38歳。めちゃくちゃベテランですね。大会の最年長フィールドプレイヤーだったそうな。

RSB フアン・スニガ 4 28歳(2014年ワールドカップ) 1985/12/14 172cm
 RSB。右めから斜めに入ってくる迫力あるドリブル。また、スペースあった中央に走り込んでシュート。GK正面ではあったが、GK前で落ちる低いシュートで悪くない。右サイドでも存在感があります。

LSB パブロ・アルメロ 2 28歳(2014年ワールドカップ) 1986/11/2 174cm
 LSB。左でフリーでもらって、ファーのフリーの選手へ。ここからアシストが入り、ゴールに繋がりました。

CH マウリシオ・セルナ 5 33歳(2001年後半ボカ・ジュニアーズ) 1968/1/22 169cm 

LSH ハメス・ロドリゲス 7 22歳(2014年ワールドカップ) 1991/7/12 180cm 
 LSHだが、クアドラードとの左右の入れ替わり多い。3-5-1のトップ下というサイトも。
 マークは厳しかったものの、ペナルティーエリア外の中央で振り向きながらきれいに胸トラップ。足元に落ちるボールをボレーでクロスバーギリギリの半端ないゴール。すごすぎ。
 後半、左からのクロスでもらえなかったものの、中央で動き直して下がったことでフリーに。逆サイドからの折返しを、右足でDFの股下に入れて決めました。GKが不在だったのはファーへのボールに対応していたため。とにかく動きが良かったですね。

OH、CM ファン・フェルナンド・キンテーロ 5 25歳(2018年ワールドカップ) 1993/1/18 170cm
 2014年大会おもしろそうだったテクニックある選手。当時はまだまだでその後も伸び悩んでいるということで、今日もドリブルやパスが引っかかっていました。とはいえ、彼からのパス出しは精度低いなりに可能性を感じましたので、交代は痛かったですね。初戦よりもずっとノッてきた感じ。精度は格段に上がっていました。また、正面ではないところに出すボールの出し方を好むので、意外性があります。やはり好きな選手ですね。
 合わなかったものの、好パスで可能性を感じるプレー。もう1本、右サイドへの良い低いボール。 さらに、右サイドから普通右足で蹴るところを、左足のアウトでマイナスの素晴らしいボール。
 また、ショートコーナーからのプレーで、中に入れるふりしてハメス・ロドリゲスに出してそこからゴールまで繋がりました。
 後半も低めの位置から良い裏へのスルーパス。さらに、決定的というもっと良いスルーパスを出して、こちらはゴールまで繋がりました。日本戦と違って、勝利を決めてから交代でアウトします。

OH 10 マクネリー・トーレス 4 32歳(2016年クラブワールドカップ) 1984/11/1 172cm
 アトレティコ・ナシオナルでゲームメイクしていた選手。スルーパスを通してきていて、怖かった選手の一人。いい選手です。Wikipediaもありました。ワールドカップで見た記憶はないですし、情報もありません。

RSH フアン・クアドラード 4 26歳(2014年ワールドカップ) 1988/5/26 176cm
 RSH。低いところから人をかわしていくドリブルで、最後もファールもらうプレー。ハメス・ロドリゲスと入れ替わって左に行くことがかなり多く、左に流れるドリブルでもファールをもらっていました。
 スピードが武器であり、やはりスピードに乗ったドリブルが魅力。ただ、左右に振るようなリズムがおもしろい持ち方しており、止まったところからのドリブルでも十分威力があります。

FW ミゲル・ボルハ 2 23歳(2016年クラブワールドカップ) 1993/1/26 183cm
 アトレティコ・ナシオナルで見た選手。センターフォワードみたいな感じ。ポストプレーが良かったものの、体の強さというよりはうまさで収まる選手。相手に最初に体を当てておいて、距離を開けてボールをコントロールするプレイが目立っていました。


■2019/03/23 主力怪我でも日本に勝利、楽しみな選手が多数登場

2019/03/22 キリンチャレンジカップ 日本0-1 コロンビア ファルカオ(PK)

 見たかったMFキンテロが直前で怪我、GKオスピナも怪我。またワールドカップでレギュラーだった右SBのアリアスも怪我していた模様です。W杯日本戦の戦犯であるDHカルロス・サンチェスも怪我っぽい感じ。彼は良いと思わなかったものの、スピードあるドリブルのクアドラードも大怪我している最中。レギュラークラス5人、特にオスピナ、キンテロ、クアドラードがいないというのは、大きかったですね。

GK  12  カミロ・バルガス
 30歳。国内組。枠へのシュートが少なかったということはありますが、概ね安定していた感じ。
DF  17  デイベル・マチャド LSB
DF  13  ジェリー・ミナ
  24歳。CB。エヴァートンに完全移籍していたんですね。今日も高さ見せるプレーありました。ダビンソン・サンチェスと背番号似ていて見づらかったのですけど、守備も粘り強くついていたと思います。
DF  2  エリベルトン・パラシオス RSB
DF  23  ダビンソン・サンチェス
  22歳。CB。ワールドカップのときは不安定なところもあり、いまいちだと思ったのですけど、今日はすごく良い印象。ミナと背番号似ていて見づらかったのですけど、危ないところで足が出るプレーがあったはず。高さ・強さもあり、良いCBといった感じでした。
MF  5  ウィルマル・バリオス
MF  16  ヘフェルソン・レルマ
MF  10  ハメス・ロドリゲス
 27歳。OHでスタート。やや雑なボールだったのですけど、センターサークルで受けてから、左の走っている選手に合わせる好ボールでビッグチャンスに。その他もプレッシャーがあるところ、あまりスペースがないところで、簡単にすっとパスを通してきていました。ワールドカップのときはコンディションが最悪だったのですけど、今日は良くなっていました。
FW  9  ラダメル・ファルカオ (Cap.)
 33歳。相変わらず「いかにもチャンス」というところじゃない不十分なところでもよくシュートを狙っているという怖さのある選手。今日はPKもあって、GKに当てられたもののゴールを決めています。
FW  19  ルイス・ムリエル
 27歳。テレビではLWGではなくLSHで紹介。ワールドカップでも途中交代で出ていましたが、正直物足りなく感じ、印象に残っていませんでした。ただ、今日は良くってびっくり。
 左サイドでハメスからもらったボールをダイレクトでDFがライン裏の良い狙いのクロス。好判断であり、1点もののチャンスになりました。 その他、サイド側を向いていたのに、ターンして股抜きしてチャンスを作る意表を突いたプレーも前半にはあります。
 後半も長いドリブルからビッグチャンスを作っていました。攻撃では2人主力を欠いており、物足りないだろうと思ったら、今日は素晴らしいパフォーマンス。
 ワールドカップはプレー時間が短めでしたし、コンディションも合わなかったのかもしれません。年齢的に次のワールドカップも普通に狙えます。ポジションが反対側で今怪我しているクアドラードは素晴らしい選手ではあるものの、3歳年上ですので世代交代しても良いのかも。今日のコロンビアには他にも良い動きの選手が何人もいて、層の厚さを感じさせました。
FW  21  セバスティアン・ビジャ
 22歳。テレビではRWGではなくRSHで紹介。ワールドカップでは確実に見なかった選手。大きく目立ったのはワンプレーのみでしたけど、スピードがあって良さそうな感じ。年齢考えると、まだまだ伸びる可能性があり、怖い選手になるかもしれません。名門ボカ・ジュニオルスに所属しているそうです。
 カウンターでDFの裏、左からのボールに飛び込んで合わせて1点ものというプレー。惜しくもバーでした。難しかったのでミスという感じではなく良いプレーでしたね。

 交代
11  ドゥバン・サパタ▲57分 IN
  27歳。FW。ワールドカップでは見なかった覚え。実際、セリエA・アタランタで大活躍して1年ぶりの代表復帰ということで出ていなかったようです。でも、こんなに良い選手いたのか!という感じの選手。
  交代で登場し、2トップ、もしくは4トップで中央の位置に。身長186cmでがっしりとして強さがあり、なおかつ動きが良かったです。調子いいんだなという感じ。先制点のPKも彼のシュートからでした。ワールドカップではレギュラークラスと交代選手に差を感じたのですけど、この試合は高いレベルの選手だらけといった感じでした。
14  ルイス・ディアス▲79分 IN
 22歳。 国内組。SHかWGかな。テレビの紹介によると、コロンビア国内で最も期待されている選手だとのこと。
 日本戦ではごちゃついたところからバーに当たる惜しいシュート。次の韓国戦では1-2で内容的には完敗だったらしいですが、彼が1ゴール決めています。特徴はよくわからなかったものの、まだ若いですし将来中心選手になるかもしれません。
15  マテウス・ウリベ▲82分 IN 
7  アルフレド・モレロス▲87分 IN

2025年10月18日土曜日

レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り

■2016/12/16 レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り
■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?



■2016/12/16 レアル・マドリード、人気ではバルセロナに負けている?スペインでも日本でも見劣り

 ジダン監督が現役だった頃のレアル・マドリードが一番好きな選手多かったんですが、最近見ていないので選手もよくわかりません。レアル・マドリードについて、以下のような記事を見かけて気になりました。

-----引用 ここから-----
Cロナ登場も目立つ空席。レアルとバルサの人気差大きく フットボールチャンネル 12/15(木) 21:38配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161215-00010038-footballc-socc

 とりわけスタジアム2階席は空席が目立ち観客動員数は50,117人に留まった。前年度の欧州王者バルセロナが同大会準決勝を戦った際の63,870人とは対照的な雰囲気に。現在世界のサッカー界を牽引する2つのスペインビッグクラブだが、日本での人気には少なくない差が生まれているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----

 古いデータですが、本国スペインに関しても以下のような記事が。

-----引用 ここから-----
ファン人気もバルサがレアルを圧倒!?スペインの人気調査がついに逆転。 - 海外サッカー - Number Web - ナンバー 横井伸幸Nobuyuki Yokoi posted2011/10/19 10:30

 スペインのスポーツ紙ASがマーケット調査のイケルフェル社に依頼した人気調査アンケートの結果である。イケルフェルは第4節から第6節まで1部で使用されている20のスタジアムに赴き、それぞれ70人、計1400人に回答を求めた。問いは幾つかあったが、注目すべきは断然これだ。

――自分が応援しているチーム(即ちアンケートが行なわれたスタジアムのホームチーム)を除いて、好きなチームと嫌いなチームを順に3つずつ挙げて下さい。

 スペインでは昔からバルセロナとレアル・マドリーが様々な側面で覇権を争ってきた。それ故ほとんどのサッカーファンが「自分にとって第2のチーム」としていずれかを応援している。つまり、この問いではバルサとマドリーのどちらが全国的に支持されているのかわかるのだ。(中略)

「好きなチームを3つ挙げよ」という問いに対する全回答(1400人×3チーム=4200チーム)を集計したところ、勝者は44%を占めたバルサであった。37%で屈辱の首位転落を味わったマドリーには、「嫌いなチーム」で最多の51%というダメ押しも待っていた。
http://number.bunshun.jp/articles/-/165816?page=2
-----引用 ここまで-----

 日本人には馴染みないですが、バルセロナのあるカタルーニャは独立を目論むほど、中央との心理的な乖離があります。カタルーニャともう一つ独立運動のあったバスクは特殊な感じがありました。
 これは逆に言うと、バルセロナに他地域の愛着が集まりにくいとも言えそうなので意外です。実際、過去は以下のようにレアル・マドリードが人気でした。

-----引用 ここから-----
 2002年にカタルーニャ州政府が州単位で行なった人気調査では、マドリーが全17州中8つの州で人気ナンバーワンとなった。得票率は全サンプルの38%だった。バルサは2位ながら18%、州別では地元カタルーニャしか押さえられず、大きく水をあけられた。ちなみに3位はアトレティコ・マドリーだったが、得票率はわずか5%である。

 その後、'07年5月にもスペイン内閣官房に従属する社会学調査センターがアンケートを行ない、国内の人気ナンバーワンがマドリーであることを再び証明した。全国で18歳以上の男女2473人に「サッカーが好きか」と問い、イエスと答えた66.8%に好きなチームを挙げてもらったところ、回答者の32.8%がマドリーを支持したのだ。またもや苦汁を嘗めたバルサは25.7%の2位。3位はアスレティック・ビルバオで一桁少ない5.1%だった。
-----引用 ここまで-----

 ちなみに3位になっているアスレティック・ビルバオがバスクのクラブです。ここは反中央なので親バルサというのはわかります。このアンケートでもはっきり政治色が出ていました。

-----引用 ここから-----
 今回のアンケートが面白かったのは、どのチームのファンがバルサを好み、マドリーを支持しているのかわかった点だ。

“親バルサかつ反マドリー”の傾向は、バスク地方のアスレティック、レアル・ソシエダ、オサスナで強かった。一番の理由は政治的なものだろう。事実、以前レアル・ソシエダを取材した際、クラブの広報に「うちは、バルサは好きだ」と言われたことがある。マドリー戦の最中、スタンドから湧き起こるバルサコールを耳にしたこともある。
-----引用 ここまで-----

 他のクラブでもバルサ派、マドリード派というのがあるようです。ただし、"バルサとマドリーの全国的な人気は相対的で、少なくともここ20年ばかりは、シーソーのように上下している"とのこと。
 スペインでの人気は普通に強さに比例しているのではないかとのことでした。



■2017/04/04 世界一の人気クラブはバルセロナかレアル・マドリーか?

 最近はバルセロナの方が人気だとも言われていたものの、フェイスブックのいいね!数では、レアル・マドリーが勝利しました。

  バルサとマドリーのフェイスブックアカウントでは「いいね!」の数が1億件に迫り、どちらが先に達成するかに注目が集まっていたそうです。
 そして、現地時間の1日深夜、ついにスポーツクラブとして世界初となるフェイスブックでの「いいね!」1億件達成を記録。先に達成したのは、レアル・マドリーの方でした。
 バルサはこの時点で、約9980万件。その後、約9時間遅れで1億件の達成を発表しました。

 バルサにとって格好悪いのが、クラブから送信されたとされるメッセージが公開されており、ファンにダイレクトメッセージも送って協力を呼びかけていたことが、判明していること。
 ちょっと反則と思えるような呼びかけを行って介入したにも関わらず、負けてしまいました。レアル・マドリーのファンはまだまだ健在であるようです。
(バルサとレアルがSNSで場外バトル。「いいね!」1億件を先に達成したのは… U フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月03日より)



2025年10月17日金曜日

サッカーは安易に監督を変えすぎ 名古屋、チェルシー、大宮など

■2014/8/31 サッカーのクラブは安易に監督を変えすぎではないか?
■2022/01/19 名古屋が優勝&5位のフィッカデンティから9位長谷川健太に交代…
■2019/09/25 17年で20人!あのチェルシーも監督を安易に変えすぎという批判 
■2017/01/29 監督変えすぎ!1シーズンで8回の監督交代、今シーズンも3回目のパレルモ
■2017/02/17 15年で何と39回!監督変えすぎたクラブの会長がついに変わる


■2014/8/31 サッカーのクラブは安易に監督を変えすぎではないか?

 大宮が「21試合負けなしのJリーグ記録を樹立」ってのも未だに信じられないんですが、その後の低迷もすごいですね。<大宮、大熊監督ついに解任!10戦勝ちなし 鈴木統括部長も辞任へ- スポニチアネックス>(2014年8月31日12時48分)という記事が出ていました。

<大宮は12年シーズン終盤から昨季にかけて21試合負けなしのJリーグ記録を樹立。昨季リーグ戦前半戦を首位で折り返しながら、鈴木茂社長は「チーム内の一体感が保てなくなりつつある」として当時のベルデニック監督を8月に電撃解任>
http://news.infoseek.co.jp/article/sponichin_20140831_0091

 "その後、岡本武行GMの暫定監督を挟み、小倉勉TDが後任監督に就任"。しかし、"成績は上向くことなく、シーズン終盤には小倉監督、岡本GM、古矢強化部長の退任"することに。前半で首位だったのに、結局14位で終了するという悲惨な結果になります。
 今季は心機一転、大熊清監督、鈴木徳彦チーム統括本部長が就任、スカウトだった松本大樹氏が強化部長に抜てきという体制だったそうです。ところが、"現在10試合勝ちなしで18チーム中17位"という無残な結果に。降格目前です。

 結果出しているチームで監督(ベルデニック監督時代)を交代させるからこうなるんだ…と思いましたが、Wikipediaを読むと"第16節から第20節まで5連敗を喫すると、第20節の翌日の8月11日に監督を解任された"ということで、負けていた時期ではあったんですね。
 じゃあ、ファンも納得だったのかな?とも思いましたが、Wikipediaを読むとサポーターからフロント批判があったようです。また、<未だ謎多きベルデニック監督解任劇。“一体感”なき大宮が問われるクラブとしての資質>(フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2013年08月18日 text by 上野直彦)という、批判的な記事も見つかりました。

<監督交代となったベルデニック氏は、昨年6月に成績不振で解任された鈴木淳監督の後任として就任。守備を立て直し残留争いからチームを救った。また今季は7連勝と勝ち点を重ね、チームを初の首位へと導く。今年5月には64歳を迎えたJリーグ最年長の名将、サポーターや記者から誕生日をお祝いされるなど、人気の高い監督でもあった。
 13日、大宮アルディージャの鈴木茂社長は会見を行った。連敗中とはいえリーグ上位の成績で、しかもシーズン中の監督交代は異例。クラブのHPでは「一体感が保てなくなった」と語った鈴木社長、その言葉の真意とは何だったのだろうか>
http://www.footballchannel.jp/2013/08/18/post8204/

 会見を終えても 説明不足は否めず、多くの記者から不満が漏れたそうです。フロントの責任問題も指摘されました。そして、<いま最も問われているのは大宮のマネジメント力なのかもしれない。05年の昇格以降、毎年のように残留争い繰り返してきた大宮。組織として、次の段階への脱皮が急がれる>と海底んですよ。
 でも、結局この後もう1回また監督解任して、翌年もまた交代したわけですからね。どうしようもないですわ…。




■2022/01/19 名古屋が優勝&5位のフィッカデンティから9位長谷川健太に交代…

 名古屋グランパスが、カップ戦とはいえ優勝していたフィッカデンティ監督と契約延長せず長谷川健太監督に。リーグ戦も5位ですので悪かったわけではありません。なので、私は批判的な人事です。
 しかも、後任が結果出している監督だというのならまだしも、同じシーズンに成績不振でFC東京を辞任した長谷川健太監督ですから、余計説明ができません。FC東京はリーグ戦で9位で、名古屋の方がずっと良かったです。

 ただ、私がこの反応を見た2つのヤフーニュースの記事はどちらも好意的なコメント。今消えちゃったのであれですが、「守備的だから」みたいな感じだった記憶。バルセロナなど海外のビッグクラブの場合は守備的だと結果を出しても解任はありますが、名古屋はどうなの?という感じです。
 また、「これ以上は望めないから」というのもあった記憶ですが、それこそ戦績が悪かった長谷川健太監督ってのは説明できません。ほとぼりが冷めてからならわかったんですが、速攻で就任ですからね。最後は不振でしたが、長谷川健太監督は過去の実績があるので、間を空けての就任であれば納得してもらいやすい可能性がありました。

 私がこの反応を見た2つのヤフーニュースの記事はどちらも好意的なコメント…と書いたのですが、今見た<J1名古屋のフィッカ監督退任 長谷川監督が後任>(共同通信2021/12/9(木) 19:53配信)では批判的でした。

<この前フィッカデンティを連れてきた大森SDがクビになって今回の監督解任劇・・・・・・・・。いつもの事だが親会社の介入で内紛が起こってるのかもね>
<この成績で解任はないな。金払ってタイトル目指せば良いのに>
<この監督は名将ですよ 勿体ない>
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16dfc1fc4339556e817b40a563aae9ff917297b/comments

 記事としては、<急転直下だったJ1名古屋・フィッカデンティ監督の交代劇…いささかの戸惑いも【記者の目】>(2021/12/10(金) 5:01配信)が批判的なコメントながらも、最後には理解を示す内容。やはり「これ以上は望めないから」といったところですね。

<20年に3位、21年に5位とリーグ戦で安定した成績を残し、ルヴァン杯も制した監督の交代は、常識を外れた動き。(中略)その顚末(てんまつ)にはいささかの戸惑いが残る。
 安定感の一方で、手詰まりの空気もどこかにあった。今季、ドロー覚悟で引いて守る相手に、手をこまねく場面も多かった。クラブ内部にも、局面を打開しきれない状態を危惧する向きは、見え隠れしていた>(グランパス担当・渡辺拓海)

 私が見た記事は例外だったのですが、今見ると、<フィッカデンティ監督電撃退任…J1名古屋、山口GMが“異例人事”の経緯説明 「成長しなければいけない」>(2021/12/9(木) 17:48配信 Football ZONE web)の反応もネガティブが優勢。いくつか賛同するものがあったものの、少なめでした。

<交渉が決裂したのなら仕方がない。ただファンの意見としては、理由が知りたい。実はお金がなく大赤字とか、マッシモ監督が高年俸を要求したとか、コロナで入場料収入が激減して大変を通り過ぎているとか、
納得はすべてにおいて優先する。ファンをファミリーと言うのなら発信すべき>
<マッシモでは川崎より上に行けないと判断したというのはわかる。ただ長谷川健太でそれがなし得るのかは甚だ疑問>
<成長しなければならないのは分かるけど長谷川監督へ交代することで「具体的に」どういった面で成長が促されるのか、についても話してくれないと不信感を抱えてしまうサポが多く出てしまうのではないかな?>
<山口GMの言う事は、まぁ勝負の世界では納得。しかしルヴァン杯取った監督を契約満了で手放す理由には少し無理があるかなぁ?それに加えて、次が長谷川健太さんでしょ?!まあ、悪くないとは思うけど、本音を教えて欲しいな!契約延長の条件が厳しかったとか、、、、。>




■2019/09/25 17年で20人!あのチェルシーも監督を安易に変えすぎという批判

  開幕から1分3敗のタイミングで、ワトフォードはハビ・グラシア監督を解任。オーナーのポッツォ・グループは2012年6月にワトフォードを買収した後、監督の首を次々に挿げ替え、7年でのべ10人の監督を使っています。
  2002年、チェルシーを買収したオーナーのロマン・アブラモヴィッチも、この点では負けず劣らずひどいです。17年で20人もの監督を起用しています。カルロ・アンチェロッティ(現ナポリ監督)のようにタイトルを獲っても、守備的すぎるとの理由で解雇の憂き目に遭った者もいるとのこと。
(チェルシーは愚策すぎる監督人事を反省せよ。早期解任に抱く疑問、真のビッグクラブになるためには?【粕谷秀樹のプレミア一刀両断】 フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年09月20日 粕谷秀樹より)
https://pex.jp/point_news/991c8e70a6bedce4e1b13dda38de65b8

 作者は現在評価されているチームや監督の過去の成績について、以下のように最初から良かったわけではなく悪かった時期があったことを指摘していました。ロマン・アブラモヴィッチさんは、忍耐力がなさすぎるということでしょう。

・ユルゲン・クロップ監督(リバプール)の一年目は8位、ジョゼップ・グアルディオラ監督(シティ)は3位に食い込んだものの、首位チェルシーには15ポイントもの大差をつけられている。
・トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も、チャンピオンズリーグの出場権を得るまでに2年かかった。
・ボーンマスのエディ・ハウ、バーンリーのショーン・ダイシ両監督は、ともに8シーズン目を迎えた。両クラブの上層部は負けが込んでも妙なプレッシャーをかけず、現場を温かく見守ってきた。その結果、ボーンマスはボールを捨てないフットボールで一定の地位を築き、バーンリーのブレイブハートはビッグ6が手を焼くほどだ。


■2017/01/29 監督変えすぎ!1シーズンで8回の監督交代、今シーズンも3回目のパレルモ

 記事そのものは、セリエAのパレルモが、新監督にウルグアイ人のディエゴ・ロペス氏が就任したことを発表した、というもの。パレルモ、恒例行事の監督交代。過去2シーズンで11回目 2,001 YOU フットボールチャンネル | 2017年01月27日というタイトルの記事です。
 ただ、問題なのは、マウリツィオ・ザンパリーニ会長が短期間でたびたび監督の首をすげ替えることで有名なこと。パレルモは、今季も3度目の監督交代となっています。
 もっとひどかった昨シーズンは、実に8度の監督交代が行われました。計6人の監督が、復帰も含めて短期間で目まぐるしく入れ替わったという、めちゃくちゃなことになっていました。

 戦績が悪くて監督を変えているわけなのですが、監督を頻繁に変えることでまた戦績が悪くなるという面もあります。やり方をやっと理解したところでまた変更となるためです。
 なので、パレルモの1シーズンで8回の監督交代ってのは、驚異的な数ですね。あまりにも変えすぎです。パレルモは降格圏なわけですが、「鶏が先か、卵が先か」になっています。


■2017/02/17 15年で何と39回!監督変えすぎたクラブの会長がついに変わる

 …と書いていたら、パレルモの会長さんが変わるんだそうな。15年で39回監督を交代した名物会長がクラブ売却へ。最高記録は1季で8回交代 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月16日という記事が出ていました。
  イタリア『フットボール・イタリア』が報じたところによると、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は3月3日をもってクラブを売却する見通しだといいます。

 ザンパリーニ会長は2002年にパレルモを買収して以来、何と15年で39回の監督交代を行なっているんだそうな。2015/2016シーズン以外でも交代が多かったんですね。
 ザンパリーニ会長は当シーズンに解任した指揮官を再び呼び戻すことでも有名で、2015/2016シーズンにはジュゼッペ・イアキーニ監督とダビデ・バッラルディーニ監督、ジョバンニ・ボージ監督(下部組織監督)が1シーズンで2回監督に就任していたそうです。

 どう考えても良い会長さんには見えないものの、イタリア3部が主戦場だったクラブをセリエA常連チームに引き上げたという功績はあるとのことでした。


2025年10月15日水曜日

27人中14人が監督になったユベントスの2000/01シーズンプレーヤーたち

■2017/03/23 27人中14人が監督になったユベントスの2000/01シーズンプレーヤーたち





■2017/03/23 27人中14人が監督になったユベントスの2000/01シーズンプレーヤーたち

 2000/01シーズンというのは、ユベントスの黄金世代というわけではなく、ローマと争って優勝できなかったシーズン だそうです。
 ところが、このシーズンにプレーした27人中14人、実に半分以上が監督になっているといるというすごい年になりました。しかも、ジダンやコンテといった大成功している監督も輩出しています。

ジネディーヌ・ジダン レアル・マドリーで昨季チャンピオンズリーグ優勝
アントニオ・コンテ ユーベを率いてセリエAで3年連続優勝、チェルシーで現在1位
フィリッポ・インザーギ ミラン監督
イゴール・トゥドール 母国クロアチアやギリシャの名門クラブ、トルコのガラタサライ
パオロ・モンテーロ アルゼンチンのロサリオ・セントラル
フアン・エスナイデル スペインのコルドバやヘタフェ、J2のジェフユナイテッド市原・千葉
ジャンルカ・ザンブロッタ インドのデリー・ディナモス
チロ・フェッラーラ 中国の武漢卓爾
マルク・ユリアーノ、レッシオ・タッキナルディ、ミケランジェロ・ランプッラ、マルコ・ザンキ イタリアの下部リーグやユースチームなど
エドガー・ダーヴッツ 現役引退前にイングランド下部で選手兼監督
アチルソン 母国ブラジルで監督

 ついでに言うと、当時の監督は、カルロ・アンチェロッティ。現在もバイエルン・ミュンヘンというビッグチームを率いています。
 逆に、現時点でまだ監督の道に進んでいない大物選手としては、アレッサンドロ・デル・ピエーロやダビド・トレゼゲ、エドウィン・ファン・デル・サールが挙げられていました。

監督"14人"を輩出したユーベの2000/01シーズン組。日本で指揮を執る監督も フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月22日

 探せばこれ以上の例が出てくるかもしれませんが、これはなかなか象徴的だと思います。
  というのも、現在では落ちぶれたセリエAですが、当時は世界最高の呼び声が高い豪華なリーグでした。そして、その中でも特に豪華なメンバーを揃えていたクラブの一つが、ユベントスです。
 したがって、監督輩出の多さは、当時のリーグやクラブのレベルの高さを示しているものと思われます。

2025年10月14日火曜日

JリーグのJ1昇格プレーオフが日本サッカーの質を下げている

■2017/06/29 JリーグのJ1昇格プレーオフが日本サッカーの質を下げている
■2017/06/29 入れ替え戦復活検討とそもそもJ1参入プレーオフができた理由

■2017/06/29 JリーグのJ1昇格プレーオフが日本サッカーの質を下げている

 Jリーグの問題点としては、 J1昇格プレーオフの存在が指摘されていました。なぜ問題か?というと、プレーオフでJ1で昇格したクラブは、のきなみ翌年降格しているため。
 つまり、本来昇格すべきではないレベルの低いクラブが昇格していると考えられるのです。これはリーグでハイレベルな戦いを維持するためには、明らかにマイナス。長期的には日本サッカーにマイナスに働いてきます。

<2013シーズンの大分トリニータを皮切りに、徳島ヴォルティス、モンテディオ山形、そしてアビスパとすべてJ1の最下位に沈み、1年でのJ2降格を余儀なくされてきた。
 入れ替え戦が廃止された2009シーズン以降の3年間における、J2の3位チームも傾向は変わらない。湘南ベルマーレ、アビスパ、北海道コンサドーレ札幌といずれも1年でJ2へUターンしている>
(Jリーグ、“入れ替え戦”復活の背景。上限クラブ数を「60」と想定した構造改革の視座 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月28日 より)

 また、本来J2に落ちるべきではないチームが落ちているというデータもありました。これは考えていませんでしたわ…。

<一方でJ1の16位でJ2へ降格したクラブの翌シーズンの成績を振り返ると、昨シーズンの松本山雅FCを除いて、6つのクラブがすべて2位以内に入ってJ1への返り咲きを果たしている。 しかも2013シーズンのヴィッセル神戸を除いた、5つのクラブが2位に大差をつけて優勝。なかには2014シーズンのベルマーレのように勝ち点を3桁に乗せ、2位に勝ち点差18をつけた独走劇もある>


■2017/06/29 入れ替え戦復活検討とそもそもJ1参入プレーオフができた理由

 この対策として、入れ替え戦の復活というのがあったようです。
  "J1昇格プレーオフを廃止し、従来のJ1の16位とJ2の3位が対戦する入れ替え戦に戻すべきでは、という声がJクラブの代表取締役で構成される実行委員会内であがっていた"とのことでした。

  ただ、J1昇格プレーオフという悪習を作ってしまったことで、既得権益ができてしまいました。

<J2勢としては、可能性が大きく開いたJ1への扉はそのままにしておきたい。ある意味で綱引きの末に生まれたJ1参入プレーオフだったと、Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は振り返る>

 こうした入れ替え戦や昇格・参入プレーオフ というのは、個人的には好きでした。独特のハラハラ・ドキドキ感があり、すごく盛り上がります。
 記事では、なぜこうしたことをやっているかはほとんど触れておらず、"予測不能のドラマとしては面白いものの"と書いていた程度。これは要するに、「マスコミなどに注目されるから」といった理由でした。これはこれでメリットとも考えられなくはありません。

 ただ、個人的な好みを抜きにして冷静に考えた場合、リーグの質向上の方が日本サッカーのためになると言えるでしょう。このやり方で終わりではなく、より改善していく必要がありそうです。

2025年10月13日月曜日

「モラス雅輝」を「ラモス瑠偉」と空目!ハーフ?帰化?

■2021/08/19 「モラス雅輝」を「ラモス瑠偉」と空目!ハーフ?帰化?



■2021/08/19 「モラス雅輝」を「ラモス瑠偉」と空目!ハーフ?帰化?

 他のところで書いたのですが、あるサッカー記事で出ていた「モラス雅輝さん(42歳)」を「ラモス瑠偉」と空目して、42歳って年齢おかしくね?と思ってよく確かめたら、「ス」しか合っていませんでした。ラモス瑠偉さんは今64歳だそうで、全然違いますね。ラモス瑠偉さんのWikipediaの説明は以下の通りです。

<ラモス 瑠偉(ラモス るい、Ramos Ruy、1957年2月9日 - )は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の元サッカー選手、サッカー指導者(JFA 公認S級コーチ)、フットサル選手、タレントである。1989年に日本に帰化>
<ブラジル名はRuy Gonçalves Ramos Sobrinho(ルイ(フイ)・ゴンサゥヴェス・ラモス(ハモス)・ソブリニョ)[注 1]。愛称の「カリオカ」は「リオっ子」という意味で出身地に由来する。「36歳85日」の日本代表最年長得点記録(2018年時点)を持つ>

 では、モラス雅輝さんは、どういう人なのでしょう? こちらもWikipediaがありました。

<モラス 雅輝(モラス マサキ、Masaki Morass、1979年1月8日 - )は、日本のサッカー指導者。20年以上に渡りヨーロッパで指導者としての実績を積んでいる>

 Wikipediaによると、モラス雅輝さんの場合は、日本出身。出身地は、東京都調布市です。そもそも「生粋の日本人」なんだそうですが、名前のせいで誤報されることが多いとされています。
 では、なぜ海外っぽい名前なの?というのが、不思議なところ。別に両親ともに日本人出身でもカタカナ名にしたって構わないのですが、DQNネームとかキラキラネームとか言われそうです。ただ、そもそも「モラス」は苗字なんですよね。Wikipediaでは、オーストリア出身の剥製技師である継父(ままちち、血のつながっていない父)のペーター・モラスさんの姓を名乗っていると説明されていました。

 こうした育ちの関係なのか、英語、ドイツ語(標準)、南部ドイツ語(アレマン語・バイエルン語)に堪能。小学校は、東京都調布市立深大寺小学校であったものの、中学の時点で東京・横浜独逸学園に行っています。漢字だらけでパッと見だと誤解しそうですが、「独逸」というのは、ドイツの漢字表記。神奈川県横浜市都筑区にあるドイツ人学校なんです。さらに、16歳でドイツへ単身留学しています。単身ってのがすごいですね。
 このドイツ留学時代に背骨の怪我とドイツの名将クリストフ・ダウムに出会ったことがきっかけで1997年に18歳でサッカー選手から指導者に転身したとのこと。プロサッカー選手経験がなく、サッカー選手経験も短いという、プロサッカー指導者ではあまりいない珍しいタイプですね。
 これまでにオーストリア女子ブンデスリーガ1部、ドイツ女子3部、オーストリア男子2部に属するクラブで監督やヘッドコーチを務め、6度のリーグ優勝、5度のリーグ昇格経験を持ちます。また、前述の語学の関係で通訳もこなすというマルチぶり。こりゃあ重宝されますわ~。

2025年10月12日日曜日

ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?

■2017/02/19 スペインでついにスタメン11人が全員別の国籍に!自国の選手はいた?
■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?
■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり
■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス


■2017/02/19 スペインでついにスタメン11人が全員別の国籍に!自国の選手はいた?

 リーガで究極の"多国籍軍"が実現。グラナダが11ヶ国の選手を先発起用 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月18日によると、2017/2/17、グラナダがリーガエスパニョーラ第23節の試合でベティスと対戦で起用したのは、11の異なる国籍を持つ11人の選手たちでした。スペインでは初めてのことだそう。
 以前は、先発11人が全て外国人選手という試合がニュースになったものの、これはもう日常茶飯事。ただ、今回のような例はまだ珍しいのでしょう。先発で出場した選手らの国籍は以下。幸い、地元スペインの選手もいました。

スペイン
メキシコ
コロンビア
アイスランド
ウルグアイ
カメルーン
ガーナ
ブラジル
フランス
ナイジェリア
モロッコ

  ちなみに、交代選手としては2人のスペイン人と1人のギリシャ人。よって、計12ヶ国の選手がプレーすることになったということで、これもまたすごいです。なお、試合には4-1で大勝。多国籍軍でもうまく行っています。
 あと、この多国籍さに関しては、かつてよく言われたように自国の選手育成としてどうか?という問題はあります。
 最近は、高学年俸での移籍が目立つ中国ばかりが、選手育成に問題があると叩かれていますが、 実際にはヨーロッパは他国のことをとやかく言えないのです。さっき書いた先発11人が全て外国人選手という試合が珍しくないというのも、そういう話ですね。


■2017/03/08 ヨーロッパの外国人選手の割合 最多と最小のリーグはどこ?

 さて、ヨーロッパの外国人選手の割合が最多のリーグはどこか?という話です。前半の話の流れからすればスペインのリーガ・エスパニョーラと思うかもしれませんが、実はスペインが最小なんですよ。むしろ外国人選手は少ないようです。
  一方の最多は、私が予想した通りにプレミアリーグでした。イギリスってそういうところあるんですよね。
 海外勢が席巻してしまう現象を「ウィンブルドン現象」といいますが、これはイギリスのテニスのウィンブルドンが元ネタ。また、 金融都市ロンドンなど、企業のウィンブルドン現象もイギリスは進んでいて、世界の代表例であり、成功例でした。
 ところが、そのイギリスでEU離脱が決まっちゃったんですけどね。本当は利益を得ていたのに…。

 サッカーの話に戻して、 外国人選手の割合ランキングです。

<ヨーロッパのリーグの外国人選手割合ランキング>
1位 プレミアリーグ(64%):イングランド
2位 ジュピラー・プロ・リーグ(60.1%):ベルギー
3位 ファースト・ディビジョン(56.4%):キプロス
4位 プリメイラ・リーガ(56.1%)ポルトガル
5位 プレミア・ディビジョン(55.8%):ジブラルタル
6位 スコティッシュ・プレミアシップ(53.2%):スコットランド
7位 ブンデスリーガ(53%):ドイツ
8位 セリエA(52%):イタリア
9位 スュペル・リグ(51.8%):トルコ
10位 スーパーリーグ(49.2%):スイス
11位 マルタ・プレミアリーグ(44.9%):マルタ
12位 リーグアン(43.4%):フランス
13位 リーガエスパニョーラ(42.8%):スペイン
(6日にスペイン紙『マルカ』が報じたもの)
リーガ、欧州で最も外国人選手の割合が少ないリーグに。一方で最多のリーグは? フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月07日

 リーガ・エスパニョーラは、バルセロナなど外国人選手が多く在籍しているクラブの印象が強いです。しかし、アスレティック・ビルバオのようなバスク人に限定するというクラブ方針を守っているクラブもあるんるんですよね。
 また政治的な話になってしまうのですが、このバスクはスペインからの独立運動が盛んな地域。そういう事情もあって、バスク人重視という傾向があるのです。ただ、最近はこのバスク地方以上に、バルセロナを抱えるカタルーニャ地方の独立機運が高まっており、驚いています。
 イギリスにおけるスコットランドと違って、スペインの場合は独立の枠組みはなさそうなので簡単には行かないでしょうが、ここらへんもきな臭いですね。


■2021/11/27 Jリーグの外国人枠撤廃に反対!だった元Jリーガーが心変わり

 Jリーグの外国人枠に関する話も…と思って検索。<【スカサカ!ライブ】賛成? 反対? Jリーグの外国人枠撤廃について識者が激論 | サッカーキング>(2018.08.14)という記事が出てきました。

・下村東美(セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉でプレー) 反対
「選手をやっていた身からすると、Jリーグは日本人選手を育てるためのリーグという前提があると思っているので、撤廃してしまうと極端な話、日本人選手が1シーズン全くプレーできないチームも出てくると思う。そうなると、果たしてそれがJリーグ、日本人のためになるのかというリスクは間違いなくあるのかなと思っています」
https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20180814/812587.html

 予想外なことに、議論を進めていく中で、外国人枠撤廃に反対派だった下村東美さんも外国人枠撤廃のメリットを認めるような形になってきたとのことです。
 「世界が先に進んでいるかもしれないですけど、そこに追いつき、追い越すためには、刺激も間違いなく必要」「一発で試合を決めちゃう選手がいる。そういう選手たちと触れる機会が自国のリーグであるのはメリットですね」といった話をしていたそうです。
 最後には「(外国人枠撤廃)は社会全体的に見ても、何かを取り入れるチャンスかなと思いました。反対派だったんですけど、なんかちょっと肯定派になってきつつあります」としていて、だいぶ意見が変わってしまいました。


■2021/11/27 オーストラリアは自国選手を出すクラブにお金を払ってバランス

 一方、最初から賛成意見だったのは、河治良幸(サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で日本代表を担当)さんです。

「理由としては、W杯の時の主力が海外組中心で、国内組のレギュラーが昌子(源/鹿島アントラーズ)1人だけだった。その理由は、(選手の)レベルじゃないんです。耐性というか、外国人に対する慣れがものすごく大きくて。もちろん海外に行ってそこの環境に揉まれるという、オフ・ザ・ピッチも含めたところも大事なんですけど、一方で外国人の選手たち、特徴の違う選手たちを受け入れた中で勝負をしていって、その中で経験を積むのはすごくメリットが大きいと思うので」

 ただし、河治良幸さんはバランスを取っていくのが大事としています。「実際にヨーロッパで撤廃しているところでも、何人まで自国の選手を入れなければならないとか、アカデミーやユースを含め、ホームタウンで育った選手を何人以上入れなさいとか、そういうホームグロウン制度を条件つきでやっている」としていました。完全撤廃のイメージとはちょっと違いますね。

 おもしろいと思ったが、オーストラリアの例です。「基本的に外国人枠がないんですけど、自国の選手を一定時間以上出すと、放映権料が入ってくるんですね。22歳以下の選手だと、出場時間が2倍に換算されてその分入ってくるとか。だから自国の選手を出せば出すほど得することになるんですが、勝たなきゃいけないので、そこのバランスを考えながらやっている」としていました。
 これ、強豪チームや人気チームなど資金的に強いチームだったら、自国の選手を気にせず使える…ということになります。資金的にはバランスが取れますね。また、自国の選手が少ないと不人気になって資金面に影響する可能性もあり、これもリーグ全体の資金的なバランスを取る要素になるかもしれません。本当おもしろいですね。