2024年9月5日木曜日

中村俊輔が絶賛、パスセンスを磨いてもらった一番のFWとは誰?

■2019/05/13 中村俊輔が絶賛、パスセンスを磨いてもらった一番のFWとは誰?
■2019/05/13 好き嫌いが激しく、評価が大きく分かれるFW柳沢敦



■2019/05/13 中村俊輔が絶賛、パスセンスを磨いてもらった一番のFWとは誰?

  「自分のパスセンスを磨いてもらった一番の選手はヤナギさん。あの人は、いつも数手先を考えて動いていた」ということで、中村俊輔がパスセンスを磨いてもらった一番のFWとしていたのは、柳沢敦でした。
 78年生まれの中村にとって、77年生まれの柳沢は一学年上の先輩。A代表候補に初めて入ったのも同じタイミングで、たぶん1998年の初めだったと思われます。
 その前年の97年にマレーシアで開催されたワールドユース選手権(現・U-20ワールドカップ)に揃って出場。山本昌邦監督率いるチームで、中村は懐かしのMF大野敏隆とダブル司令塔を形成。今は壊滅状態なのですが、この頃はゲームメーカータイプが豊富でした。
 柳沢の方はFW永井雄一郎が2トップだったそうです。日本は、2大会連続ベスト8の結果を残しています。
 その後、2000年のシドニー五輪(ベスト8)をはじめ、00年から06年まで日本代表で長年共闘した間柄と記事ではしていました。
(「パスセンスを磨いてもらった」 中村俊輔が絶賛、今も感謝する唯一無二の選手とは? | Football ZONE WEB/フットボールゾーンウェブ 2017.11.16より)


■2019/05/13 好き嫌いが激しく、評価が大きく分かれるFW柳沢敦

 柳沢敦って、 好き嫌いが激しく、評価が大きく分かれるFWだと思います。実は得点を量産していた時期がありましたし、鹿島では全然悪くなかったのですけど、一番良いのが、ボールをもらう前の動きの良さであるため、わかりづらい選手。通好みです。
 素人というわけではなく、子供の頃からサッカーをやって結構うまかった友達も「FWじゃなくてMF。意味がわからない。MFやればいいのに」と酷評でした。
 ただ、柳沢敦の動きの良さって、FWだからこそなんだと思いますけどね。

 記事では、ボールを持っていない時のオフ・ザ・ボールのプレーに定評があり、巧みな動き出しと周りを生かす術は群を抜いていた、と評価。
 中村が「自分が20歳の時、ヤナギさんの動きに衝撃を受けました」として、自分から味方に一本の横パスを入れた場合のFWの動きとして、以下のような説明をしていました。

<普通のFW> 中村俊輔の横パスを受けた選手から、ダイレクトのパスが前線に出てくるタイミングを狙って動き出す。
<柳沢敦>
(1)中村俊輔が味方に横パスを出すのと同じタイミングで、もうDFから離れるような動き出しを始めている。普通なら早すぎる。
(2) さらに動き出しながら、ボールを持っていない状態にも関わらず、最初にパスを出した中村俊輔の方の名前を呼ぶ。
(3)これにより、柳沢に意識が向き動きを確認しているので、味方からリターンパスが戻ってくると同時に、スムーズにパスを出せる。
(4)その間に柳沢は、カットインして相手の逆を巧みに突いて、パスを受けられる状態にしている。