2024年9月7日土曜日

カンテがピッチ外でも「いい人」すぎる シャイでいじられキャラに…

■2018/09/21 カンテがピッチ外でも「いい人」すぎる シャイでいじられキャラに…
■2018/06/22 タレント揃い豪華すぎるフランス、フォーメーションが読めない
■2018/06/22 アンリ2世ムバッペはよりテクニカルでトリッキーなプレーが好き?
■2018/06/27 なんとスコアレスドローは今大会初!意外にゴールがある理由は?
■2018/07/01 エムバペのスピードと加速力がすごすぎて笑えてくるほど速い
■2018/07/07 グリーズマンの1アシスト1ゴールで堅守を粉砕
■2018/07/12 足裏を使ったエムバペのものすごいパスに驚き
■2018/07/16 ベルギーより弱かった…クロアチアに4得点で快勝したフランス
■2018/11/07 21歳のときのワールドカップでもすごかったポグバ



■2018/09/21 カンテがピッチ外でも「いい人」すぎる シャイでいじられキャラに…

 ロシアワールドカップで最も気に入った選手の一人であるフランス代表のエヌゴロ・カンテ。中盤で守備を本当に献身的に持続しており、ただひたすら周囲のために働くという「いい人」な感じのプレーをしていたのが、印象に残りました。

 で、このカンテ、ピッチ上のイメージそのままに「いい人」っぽいと感じるエピソードがありました。いい人というか、すっごいシャイなんだそうな。

 フランスの選手たちが、我先にワールドカップトロフィーを掲げ、思い思いのポーズを取るなか、とてもシャイな性格の持ち主であるカンテはトロフィーを手にできなかったといいます。 27歳ということで、若手じゃないんですけどね。フランスは若い選手が多いですから、余計若手じゃないわけなんですけど…。
  この話は、この後いい話になります。カンテより2つ年上で、ポジションを争うような使われ方をしていたエヌゾンジが、フロリアン・トバンに声を掛けてトロフィーを受け取って手渡しし、ポーズを取るように促したのだそうです。
 また、シャイなせいか、いじられキャラで、その後の移動バス内では、「こいつはチビ、こいつは素敵、こいつはリオネル・メッシを止める! だけど、みんなが知ってる、こいつはペテン師なのさ」というチャント・応援歌が歌われたという話も。なんかこれはいじめっぽいんですけど…。
(フランスの“いじられキャラ”カンテ、シャイすぎて優勝トロフィー持てず…仲間は面白チャントを大熱唱 | サッカーダイジェストWebより)





■2018/06/22 タレント揃い豪華すぎるフランス、フォーメーションが読めない

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー

 今日の3試合は全部特に見たいゲームではなかったので、初戦を見なかったフランスを見ておこうということでやっと見ました。メンバーはやはり豪華ですね。
 試合開始前にメンバー発表されたのをメモしたものの、3つ見たページが全部違う並びで迷いました。4-1-2-3としているところもあったものの、4-2-3-1のような感じでした。トップの真ん中が誰かというのも全部違っていて、ムバッペやグリーズマンの予想もあったもののジルー。WGと聞いていたムバッペはやはりサイド(右)で、グリーズマンがトップ下のような雰囲気でジルーと縦関係になっていました。左のマテュイディはムバッペより守備重視。ポグバは前という予想もあったものの、カンテと並んで攻撃のときには上がってくるやり方でした。
 立ち上がりはむしろペルーペースでしたが、徐々にペースをつかんで先制。後半は受けに回ったものの、カウンターや前線からの激しいプレスを時折見せるなどで、守り一辺倒ではありません。
 ペルーを応援していないということもあって、フランスを応援。見ていて普通に楽しいチームでもありますね。これで感想書き終えている試合の私の応援チーム戦績は、5勝8敗3分けと少し星を戻してきました。

■2018/06/22 アンリ2世ムバッペはよりテクニカルでトリッキーなプレーが好き?

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC第2節 フランス 1-0 ペルー
【フランス】ムバッペ(前34)
GK
1 ロリス 6.0
 前半ピンチの場面でシュートを足に当てました。正面のシュートだったものの、低くて股下を通る可能性があったもの。良いセーブと言って良いです。
 後半長いシュートを見送るような素振りしましたが、角に当りました。実際枠内ではないとはいえ、この判断はちょっと危うく感じました。
DF
2 パヴァール 6.0
 22歳。本来センターバックだそうな。代表ではこのポジションと言っていた他、サイドバックはけが人が多いとのことで、急遽なのかもともとなのかよくわからず。
 本職ではないということもあり、攻撃では目立たなかったものの、このサイドの守備は非常に良かったです。スピードも悪くはないように見えました。
4 ヴァラン 6.0
 25歳。守備も問題なかったですけど、CKで高いヘディングのシュートでも見せ場。タイミング的に、入った!と思ったのですけど、枠外でした。
5 サミュエル・ユムティティ6.0
 24歳。ウムティティとも。サイドからのボール、ゲレーロにすっと前に入られてしまい1点もの。他は問題なかったんですけど。
21 リュカ・エルナンデス 5.5
 22歳。放送ではエルナンデス、ウェブではリュカの表記。けが人が出ての登場という説明でした。目に見えて悪いプレーがあったわけではないものの、右と比べてこちらサイドは苦戦していました。
MF
10 ムバッペ 6.5
 19歳。エムバペと書いているサイトもあって、最初わかりませんでしたわ。2年くらい前から話題になっていて、見たいと思っていた選手。アンリ2世といった言い方もされており、やはりスピードがすごいです。ただ、アンリよりテクニカルなプレーヤーな感じ。トリッキーなプレーがかなり好きなようです。
 序盤はチーム自体がチャンスなく目立ちませんでしたが、15分に持ち味のスピードでワンツーを狙うプレーで最初の良いところ。
 中央に入ってきたところで、浮いた裏へのボールが出ました。ただ、難しいボールではあり、これを後ろを向いたまま空中でヒールに当てて狙おうというおもしろい選択。ただ、さすがに難しすぎました。
 ジルーのシュートがDFに当たって跳ねたボールがちょうど来たので難なく押し込んで先制。ごっつぁんゴールですけど、右からスピードで良いところ走り込んでいたからこそのゴールでもあります。
 前半は、右サイドのスペースに、さあ、走って勝負しろ!というボールが出て、そこでも見せ場。後半はフランスが受けに回ったということもあり、そこまで多くチャンスがありませんでしたが、左に流れたときに切り返してボールを入れてチャンスを作るプレーをしていました。
(→デンベレ 5.5)
13 カンテ 6.5
 27歳。運動量ある注目選手と聞いていました。やはり彼の守備は効いていますね。ちょっと高いところまで取りに行ったプレーでもきちんとカットしていました。
7 グリーズマン 6.0
 27歳。利き足ではない右足でのシュートが2本あったものの、それよりチャンスメイクで存在感。カウンターでDFが前にいて非常に難しい場面で、ギリギリ触って通してきたプレーはハイレベルでした。
(→フェキル -)
6 ポール・ポグバ 6.5
 25歳。有名選手ですけど彼も初見。もっと攻撃的なところの方が良いのでしょうけど、守備をきちんとこなして、攻撃にも加わるという運動量あるプレーを続けていました。
 枠内ではないものの、強さのある長めのシュート。やはりパワーを感じさせます。また、テクニックもしっかりしていますね。
 攻めたあと奪われたのを再び取り返した彼のプレーから先制点に繋がりました。攻守の良さが出たプレーです。
 ただ、後半手で後ろの選手の顔をはたいてイエローカードもらっていたのはいらないプレー。2枚めを気にしたのか、その後すぐ交代になっていました。
(→エンゾンジ -)
14 マテュイディ 6.0
  31歳。攻撃では目立ちませんでしたが、右の攻撃的なムバッペとのバランスの他、ペルーの右がストロングポイントということもあり、守備面も期待されたのではないかと思われます。その右はやはり攻められていたものの、左サイドバックを助けて、本当に危ない場面は作らせなかったので悪くなかったです。
FW
9 ジルー 6.5
 31歳。192cmと長身で体の強さがめだちます。良かったですね。前半は後ろからのボールを胸で受けて、DF背にターンしてくるプレーがありました。また、彼のシュートがDFに当り跳ねて先制点に繋がりました。
(メンバー・採点は、レーティング:フランス 1-0 ペルー《ロシアW杯》【超ワールドサッカー】より)


■2018/06/27 なんとスコアレスドローは今大会初!意外にゴールがある理由は?
 ロシア・ワールドカップ(W杯)グループC最終節 デンマーク 0-0 フランス

 決勝トーナメント進出が決まっているフランスは6人も交代。デンマークも大敗しなければ2位通過ということで、いつも通りしっかり守るということで、ちょっとつまらない試合に。
 メンバーを落としてもフランスがやはり支配してきましたが、これはむしろデンマークの形。後半もそういった感じで、デンマークにむしろチャンス。また、デンマークが普通に押し込むといった展開もありましたが、スコアレスドローで終わります。
 今大会引き分け自体が少ないと思っていたのですけど、0-0はなんと初めてだとのこと。守備組織が固くなって流れの中でのゴールが難しい一方で、VARがあってPKが多い他、セットプレーの守りでファールがしづらくなっていますので、そういったところが出ているのかもしれません。
GK
16 ステーブ・マンダンダ 6
 33歳。カウンターのピンチを止める場面。大事には至らなかったものの、FKのシュートを前に落としてちょっとヒヤリとするプレーも。もっとセーフティで良いと思います。
 DF
19 ジブリル・シディベ 5.5
4 ラファエル・ヴァランヌ 6
3 プレスネル・キンペンベ 5.5
21 リュカ・エルナンデス 6(50分OUT)
MF
13 エヌゴロ・カンテ 6.5
15 ステベン・エヌゾンジ 5.5
11 ウスマンヌ・デンベレ 5.5(78分OUT)
 RSH。21歳。楽しみにしていた若手でやっと長い時間もらえました。前半に左足のシュートフェイントから切り返しての右足シュートは良いものがありました。ただ、それ以外はあまり良いところを見せられませんでした。
7 アントワーヌ・グリエーズマン 6(68分OUT)
 27歳。サイドチェンジのボールが長くなってしまう場面。全体としてはそこまで良いとは言えない感じでしたが、少なかった裏への動きを見せて、オフサイドでも可能性を感じるプレーをやっと。さらにカウンターで素晴らしいスピードを見せてのドリブルがあり、相手はファールで止めるより仕方ありませんでした。
8 トマ・ルマール 5
 22歳。レマルとも。左から左足のFK、DFライン裏でDFがミスるとオウンゴールになりかねない 良いボールを入れていておっと思いました。ただ、流れの中ではだいぶひどいミスキックをするなど、安定感はあまりないのかもしれません。
FW
9 オリビエ・ジルー 6
 交代選手
DF22 バンジャマン・メンディ 5.5(50分IN)
 MF18 ナビル・フェキル 6.5(68分IN)
 24歳。感想書きませんでしたが、2試合目も彼が入ってバリエーションが増えるところがあった記憶。ちょっと空いたところでシュートまで行くプレーが2本。スペースを見つけるのがうまい選手なのかもしれません。
 FW10 キリアン・エムバペ ―(78分IN)
 19歳。今日は温存するつもりだったのでしょうけど、あまりにチームが良くないためか使ってきました。彼は他の選手と違って、残り時間が少なくなっても攻める気満々。
 まあ、彼が持つと何かありそうだという感じで、ワクワク感もあり、良いことでしょう。彼がボールを持ってドリブルすると、チームのリズムも変わって上がってくる感じ。別格ですね。短い出場時間でも、失いかけながらも1人で抜いてきてチャンスを作るプレーも見られました。
 (メンバー・採点は、【デンマーク 0-0 フランス|W杯選手採点】ともに決勝T進出も、膠着状態の多い一戦のプレー内容は… | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/01 エムバペのスピードと加速力がすごすぎて笑えてくるほど速い

ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦 フランス 4-3 アルゼンチン
【フランス】グリーズマン(前13[PK])パヴァール(後12)ムバッペ(後19)ムバッペ(後23)
【アルゼンチン】ディ・マリア(前41)メルカド(後3)アグエロ(後48)

 ノックアウトステージ初戦から豪華な対決!とテレビでは紹介していたものの、今回のアルゼンチンは全く強くありません。予選で苦労しても本大会では活躍するといったこともあるにはあるものの、グループリーグ初戦を見てこりゃダメなチームだなと。メッシ頼りを抜け出せず、チームとしてのまとまりがありません。フランスは若くて乗りそうだということもあり、大量得点差すら私は予想していました。
 フランスは若すぎるので、がたっと崩れる可能性もあるだろう と思いますが、アルゼンチンは持ってくれるのでカウンターが狙えてやりやすいチーム。相性もバッチリです。得点入る前から、アルゼンチンがキープしてなんとなく攻めるものの、チャンスは全然でカウンター狙われるという予想通りの悪い形になっていました。
 ただ、予想外だったことに、ほとんどチャンスがない中でアルゼンチンが決めてきて同点。さらに逆転まで行きます。こうなってから、やっとフランスが持って攻める形がデてきました。若いですけど、崩れることはなく、あっさり同点。さらにカウンターが効きまくって4-2。そのままのスコアで終われないところはやはりちょっと脆いですけど、順当にフランスが勝ちました。
 両チーム特に好きではないものの、フランスの方を応援。応援チーム戦績は、14勝12敗6分けとなりました。フランスは若いですし、乗ってくるかもしれませんね。
[GK]
1 ユーゴ・ロリス 5.5
[DF]
2 バンジャマン・パバール 7
 22歳。RSB。本職センターバックですけど、前半に右からダイレクトで低いクロスは良いものでした。さらに後半、左から流れてきたボールをダイレクトボレーで逆サイドにすごいミドルシュートを決めてみせます。また、右からドリブルで前へ行くプレーもあり、意外に攻撃が良かった日です。
 一方で、本来得意の守備では2点リードなのに、アフターで軽率なイエローカード。また、ゴールする前の逆転ゴールのシーンではサイドで残っており、オフサイドを取れなかったという残念なプレーも。
4 ラファエル・ヴァランヌ 6
5 サミュエル・ウンティティ 5.5
21 リュカ・エルナンデズ 6.5
 22歳。LSB。左からのクロスが流れて、RSBのゴールに。左右のサイドバックで1点取りました。
[MF]
13 エヌゴロ・カンテ 7
 27歳。DH。メッシが冴えないということもありますけど、メッシをよく見ていてほとんど良いところを出させませんでした。今日は特にすごかったですね。こぼれ球でもそれ拾うのかというすごいスピードを見せていました。後半は奪ってのカウンター攻撃でも、一度すごいスピードを見せていました。6 ポール・ポグバ 7
 25歳。DH。サイドの裏へ浮かして良いボールを入れていました。2年前くらいですかね、すごい注目を浴びていたものの、今大会はそもそも放送でもあまりすごいと言われないというやや地味な感じに。
14 ブレーズ・マテュイディ 6.5(75分OUT)
  31歳。LSH。ただ、守備で活躍。かなりしぼって守備している場面も多いですね。エムバペが攻撃的ということもあって守備に重きをおいており、縁の下の力持ち的な働きをしています。
 [FW]
7 アントワーヌ・グリエーズマン 7(83分OUT)
 27歳。Gkが動いたものの反応できない非常に早いFKのボールをバーに当てる惜しいプレー。スピードがあったのでぐっとは落ちなかったが、わずかに落ちていました。その後のPKはGKだけ外した感じで、正面に近いやや左に冷静に。前半は他に、カウンターで右からすっとうまく抜いて中へボールを入れるところがありました。
9 オリビエ・ジルー 6
 31歳。低い位置からきれいにつないだカウンターで裏のエムバペに出してアシスト。悪かったという初戦は見ていないのですけど、彼とグリーズマンで縦関係の2トップにしてから非常に良くなったとのこと。ゴールはありませんが、守備も非常に頑張っていました。本来、CFって花形なんですけど、縁の下の力持ち的な活躍の仕方をしています。
10 キリアン・エムバペ 9(89分OUT)
 19歳。4人相手に抜いてきて狙える位置でFKをとり、グリーズマンの惜しいキックに。さらにこぼれ球を2人の間からものすごいスピードで奪って、1人でエリア内まで行ってPK。早すぎるがために相手はファール覚悟で止めたくても追いつけないというほど。私はこの2プレーだけでフランスが負けてもマン・オブ・ザ・マッチだと思いました。
 カウンター一発ロングボールを完璧にコントロールし、少し体を当てられてペナルティーエリアすぐ外でファールをもらうプレー。後半含めて3枚も相手にイエローカードを与えていました。また、左や中央に行くなど、結構自由に動いていました。
 後半、ペナルティーエリア内でこぼれたボール、前に相手が2人いたのですけど、自分で縦にボールを出してすごい加速でフリーになり、GKの股下シュートでゴール。DFからすると一瞬で消えたように見えるのではというほど、ありえない加速。
 さらにスペースある絶好の形で縦のボールが出て、 やはりすごいスピードで走ってきてダイレクトで低いシュートで自身の2点目。文句なしのマン・オブ・ザ・マッチとなりました。
 そう言えば、今日は初めて見たときのようなトリッキーなプレーはなし。存分にスピードが生かされた日でした。ただ、彼はスピードだけの選手じゃないので、これからもっといろいろ見せてくれるでしょう。今日のプレーを見てだいぶ好きになりました。
2018/07/07追記:ノックアウトステージでの10代の2ゴールってすごい珍しいみたいですね。なんとあのペレ以来で60年ぶりだとのこと。ペレさんもSNSで褒めていたそうな。
[交代出場]
MF12 コランタン・トリソ 5.5 (75分IN)
FW18 ナビル・フェキル - (83分IN)
FW20 フロリアン・トバン - (89分IN)
(【フランス4-3アルゼンチン|採点・寸評】 1998年大会のオーウェンを想起させたエムバペの衝撃。文句なしのMOMに! | サッカーダイジェストWebより)


■2018/07/07 グリーズマンの1アシスト1ゴールで堅守を粉砕
ロシア・ワールドカップ(W杯)準々決勝 ウルグアイ 0-2 フランス
【フランス】ヴァラン(前39)グリーズマン(後16)

 あまりチャンスを作れていないというのは気になったものの、ウルグアイが堅守速攻のうちの「堅守」は見せており、ウルグアイペースでした。攻撃してくれるチームはむしろやりやすいと思われます。ところが、先に失点しまうという誤算。こうなると、攻めなくてはいけないのですけど、先に点を取れなかったことも含めて、カバーニがいなかったというのは痛かったですね。 スアレス単独だとそこまでの破壊力はありませんでした。
 ウルグアイを応援しておらず、フランスが楽しいサッカーということもあって、フランスを応援。次のベルギー戦はベルギーを応援するので困るのですけど、チームとして乗っていけそうですね。これで応援チームは、19勝17敗6分け(1試合応援なし)で、勝ち越しが見えてきました。
GK
1 ユーゴ・ロリス 7
 31歳。左隅へのシュートへ反応して触る素晴らしいプレーが前半に。続けてシュートというところだったのですけど、すぐ立ち上がったためにコースが少なくなり、相手のミスを誘いました。
 後半キックフェイントで相手をかわしてからボールを出してつなぐという落ち着いたプレーも。
 DF
2 バンジャマン・パバール 6
4 ラファエル・ヴァランヌ 7
 25歳。CB.。ヴァランとも。パスミスでちょっとピンチがあったものの、大事な先制点を記録。FKは一度蹴るのをやめており、その次のタイミングでマークを外して走っていき、手間でコースだけ変えて先制。
5 サミュエル・ウンティティ 7
21 リュカ・エルナンデス 6.5
 22歳。LSB。判断ミスで取られそうになってイエローカードをもらってしまう反則。また、超ワールドサッカーでは、上がった裏を使われてしまっていたことを指摘していました。
MF
13 エヌゴロ・カンテ 7
  27歳。DH。前でとる良い守備、カットするボールなど、今日もすごいですわ。危ないところによく顔を出しています。ちょっとしたミスをしただけで、ものすごいスピードでやってきて防いでしまいます。今大会初めて見た選手ですけど、かなり好きに。小柄ってのもいいですね。
12 コランタン・トリソ 6.5(80分OUT)
6 ポール・ポグバ 6
 25歳。カウンターを防ぐ良い守備など、守備で貢献。良いカットから上がっていったプレーでは、再び使ってもらえればというところだったのですけど、ここからゴールに繋がっています。
FW
7 アントワーヌ・グリエーズマン 7.5(90+3分OUT)
 27歳。FK一度蹴るふりをしてやめてからもう一度というところで、完全にフリーになったバランに合わせてアシスト。サインプレー、トリックプレー的な感じなのかもしれません。
 さらにちょっとゴールから離れたところでしたが、左足シュートでゴール。GKはきちんと正面にポジショニングしたものの、ブレ球だったので弾くのにミスして失点。
 また、戻っての良い守備など、ボールを奪うプレーもかなり多く、守備でも貢献しました。大げさに言われすぎていると思うものの、良い選手であることは間違いないと私も思います。
9 オリビエ・ジルー 6.5
10 キリアン・エムバペ 6.5(88分OUT)
  19歳。前の試合がすごすぎたために警戒されて、スペースはあまりありませんでした。ただ、彼はテクニックがあり、スピード一辺倒のプレーヤーではありません。低めの位置からでもドリブルで抜いてきて、守備のバランスが崩れるようなプレーを前半から何度か見せていました。
 後半は珍しくFKを蹴っていましたが、DF裏へのなかなか良いボール。 ペナルティエリア内で数人抜いて、というプレーも見られました。
交代選手
MF15 ステベン・エヌゾンジ ―(80分IN)
FW11 ウスマンヌ・デンベレ ―(88分IN)
FW18 ナビル・フェキル ―(90+3分IN)
(採点・メンバーは、【ウルグアイ 0-2 フランス|W杯選手採点】安定感抜群のフランス! 最高殊勲者には1G1Aの万能FWを選出 | サッカーダイジェストWebより)




■2018/07/12 足裏を使ったエムバペのものすごいパスに驚き

ロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝 フランス 1-0 ベルギー
【フランス】ユムティティ(後6)

 互いに慎重で、観客含めて重苦しい雰囲気の好ゲーム。両チームとも単純に攻撃力があるのではなく、カウンターも早いですからね。失点は絶対したくないと思ったのでしょうね。テクニックで勝るベルギーが次第にペースをつかみましたが、互いにチャンスがある一進一退の攻防でした。
 そして、後半、その大事な1点がフランスの方に。CKからです。ベルギーは前の試合のブラジル戦からやっと集中力が良くなったんですけど、やっぱりセットプレーの守りは穴ですね。ややフリーにしてしまいました。こうなるとカウンターが怖くても攻めるしかないベルギーは猛攻を見せ、これ以上の失点もしなかったものの、大切な1点目以上の得点はこの試合記録されず。どの試合でも最初の1点がどちらに入るかでガラッと変わるものですけど、この試合は特にそんな感じ。実力的には拮抗していたと思われます。
 ベルギーはブラジル戦で見せたやり方をどうするか?と気になっていました。結果、守備のときは4バック、攻撃のときは3バックという変則的なやり方は継続。ただ、フランスは途中からマテュイディを、RSB兼RSHという捕まえにくい仕事をしていたシャドリに対応させて見事でした。また、後半メルテンスが出てきて、サイドから何度か良いクロスを上げられていたのにも修正して対応してきた感じ。ここらへんの攻防も見どころでした。
4-2-3-1
[GK]
1 ユーゴ・ロリス 7
 31歳。それほど見せ場は多くなかったのですけど、アルデルワイレルドがCKから振り向きざまに放ったシュートを防いだのは見事でした。難しいプレーです。
[DF]
2 バンジャマン・パバール 6
4 ラファエル・ヴァランヌ 6.5
5 サミュエル・ウンティティ 7.5
  24歳。CKでややフリーになって、ヘディングシュート。貴重な貴重なゴールとなりました。21 リュカ・エルナンデズ 6
[MF]
6 ポール・ポグバ 7
 25歳。DHですけど、やや攻撃的で微妙なところ。良いパスが出ているのでベルギーはかなり警戒していました。それでも良いプレーはしていますし、守備でもかなりボールを奪っていました。またドリブルで良い位置でFKもらう場面も。
13 エヌゴロ・カンテ 6.5
  27歳。DH。今大会最高のDHでしょう。今日も守りがよく、良いカットからカウンターになる場面も。
14 ブレーズ・マテュイディ 7(86分OUT)
FW]
7 アントワーヌ・グリエーズマン 6
9 オリビエ・ジルー 6(85分OUT)
10 キリアン・エムバペ 7.5
  19歳。RSH。スタートしてすぐ、右から縦に行って低いクロスでチャンスに。持つと怖さありますね。右でワンタッチで中のジルーへというプレーも。また、仕掛けてからRSBへスルーパス出してビッグチャンス。
 それから、中央でものすごいヒールパスでまたビッグチャンス…と思ったら、VTR見るとヒールではなくなんと足裏でしたわ。右足で左足に持っていき、足裏で出すというプレーを流れるような動きでやっていました。やはりアンリよりテクニカルなプレーですね。また、仲間を使うプレーも非常にうまいです。
[交代出場]
MF15 ステベン・エヌゾンジ -(85分IN)
MF12 コランタン・トリソ -(86分IN)
(採点・メンバーは、【フランス1-0ベルギー|採点・寸評】 随所でクオリティーの高いプレーを披露したエムバペがMOMに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/07/16 ベルギーより弱かった…クロアチアに4得点で快勝したフランス

ロシア・ワールドカップ(W杯)決勝  フランス 4-2 クロアチア
【フランス】OG(前18)グリーズマン(前38[PK])ポグバ(後14)ムバッペ(後20)
【クロアチア】ペリシッチ(前28)マンジュキッチ(後24)

 ともに攻撃できるチームですけど、フランスの方がカウンターが得意。クロアチアの方が前からのプレスも良く、クロアチアペース。さらに先にクロアチアが失点したので、よりそういった形に。ただ、フランスは得意のカウンターを狙いつつも抑え込まれていました。前からの守備がめちゃくちゃ良かったですね。前半は素晴らしかったです。クロアチアが追いついて1-1にした30分までシュート0本という極端なデータに。フランスの1点もオウンゴールなので、シュート0本だったのです。
 ただ、クロアチアは守備、特にセットプレーでの守備がまずかったですね。前半の2失点はセットプレーのオウンゴールと、セットプレーでのハンドリングからのPKで自滅の格好。フランスはほとんど攻め手がなかっただけにラッキーでした。
 クロアチアはグループリーグで見て、優勝まであるチームだと思っていたものの、 組み合わせに恵まれたブロックなのに延長戦120分続きでずっと苦戦。これは意外でした。私の買いかぶりすぎで、そこまで強くありませんでしたね。そして、初めて当たった強い相手で、延長戦の疲労でかつ中3日であり、フランスよりきついスケジュール。後半になるとフランスのカウンターの良さが出てきて、最後は力負けの格好。決勝戦らしからぬゴールの多い試合になっちゃいましたね。スケジュール的な問題はあるものの、フランスが破ったベルギーや、ベルギーが破ったブラジルの方がずっと強かったと思われます。
 今回のワールドカップは、開幕戦の録画を失敗した悔しさもあり、自重せずにかなり見ました。64試合中49試合見ました。特に確実に好きな選手がいないだろうと思ったチーム以外は初戦ほとんど見て、忙しかったですね。嬉しい悲鳴ですけど、最初はめちゃくちゃしんどかったです。前回大会の応援チームは負けまくり、全然は勝ちまくりと極端でしたが、今回は22勝20敗6分け(1試合応援なし)となり、五分に近いところで終了。まずまずの大会でした。
4-4-1-1
[GK]
1 ウーゴ・ロリス 5.5
 31歳。ペナルティーエリア外まで出てきて、DFが触って難しいボールを問題なく処理する場面など、良さは見られていました。しかし、かわそうとして相手の足に当てて失点するという今大会でも珍しい失点の仕方。なかなかないレベルのミスで、これはかなり悪かったです。
[DF]
2 バンジャマン・パバール 6
 22歳。RSB。右の深いところから裏への良いボールがありました。一方で、このサイドはかなり攻撃されていましたものの、彼自身の問題とも言えないでしょう。
4 ラファエル・ヴァランヌ 6.5
 25歳。CB.。フランスのDF陣では最も良いかなと思っていたものの、ボール取られて少し危ないところ。大ごとにはなっていなかったものの、以前もそういったところがあり、ベスト11には迷う選手です。
5 サミュエル・ウンティティ 6.5
21 リュカ・エルナンデズ 6.5
[MF]
6 ポール・ポグバ 7.5
 25歳。DH。前半エムバペへの素晴らしいスルーパス。後半にもダイレクトでエムバペへ良い裏へのボール。この後走ってペナルティーエリア前まで来て、右足シュート。さらに跳ね返りを左足シュートでゴール。
 アディショナルタイム、誰もが時間稼ぎだろうと思うところ、ペナルティーエリア内どフリーで入ってきてボールをもらうという狡猾なプレーも見せたものの、シュートできずにミスはありました。ただ、守備面でもしっかりやっており、素晴らしいプレーを見せた日でした。
10 キリアン・エムバペ 7
 19歳。前半から彼のところはカウンターで狙っていたものの、チャンスにはならず。怖さはあり、彼のせいではなかったんですけどね。後半の方がずっとチームが良くなりました。
 DFがいたのに、得意のすごいスピードを見せて前にボールを運ぶプレー。さらにマークが緩かったとはいえ、結構距離があったところで、中央から左への低いシュートでゴール。GKはパスだと思ったのか、体重のかかり方がおかしくて反応できていませんでした。
 さらに最後は滑ってしまったものの、たった1人で数人相手にドリブルを仕掛けてくる怖さのあるプレー。また、アディショナルタイムのFK、誰もが時間稼ぎだろうと思うところ、ペナルティーエリア内どフリーだったポグバに。ポグバはミスしましたが、もう1点というところでした。そういえば、他の試合でも若い選手らしく、時間稼ぎせずにつっかけていくプレーも見せていました。
13 エヌゴロ・カンテ 6(55分OUT)
   27歳。DH。モドリッチにしっかりついて仕事をさせませんでした。危なそうなところでのスピードが素晴らしいものがあります。しかし、まさかの途中交代。
 一つはそれでイエローカード?というプレーだったものの、警告を受けていたというところでしょうか。また、非常に良かったクロアチアからの前からの守備で狙われていたので、ここを変更したということが指摘されていました。
 カンテがいなくなってどうかと思ったものの、モドリッチの元気なプレーは短時間でお疲れの様子。サイドからのクロスが多くてそちらの対応は長身選手の方が良かったですし、 中盤での短いパスを減らしたことも当たりでむしろ良い交代だったようです。
14 ブレーズ・マテュイディ 6(73分OUT)
  31歳。LSH。ベスト11になるようなプレーヤーではないものの、縁の下の力持ち的なタイプですね。今日も守備を頑張っていて、素晴らしいスピードを見せてボールを奪い、チャンスになりそうなところ。
[FW]
7 アントワーヌ・グリーズマン 7
 27歳。言うほどずば抜けてすごいとは感じなかったものの、ベスト11級でしょう。今大会、安定してコンスタントに活躍していました。試合展開に合わせたプレーなど、消えている時間があっても、ポイント、ポイントで仕事をしてきました。27歳ですけど、ベテランという感じのプレーですね。守備もよくやる一方で、スピードがあるのでカウンター用で前に残るプレーもするなど、幅も広いです。
 今日もポイントで仕事。うまい体の向きで、ちょっとボールを動かして良い位置でファールをもらいます。このFKでゴールに向かっていく素晴らしいボールでオウンゴールを誘いました。さらにPKを決めてもうひと仕事。今大会たぶん全部PK決めましたね。難しいことだと思います。
9 オリビエ・ジルー 6.5(81分OUT)
[交代出場]
MF15 ステベン・エヌゾンジ 6.5(55分IN)
 29歳。DH。早めにカンテと交代してどうかと思いました。実際、モドリッチのフェイントには苦労。ただ、そのモドリッチは疲れが見えていて、それほど脅威にはならず。DFラインにまで入るところがあり、クロアチアでより多い攻撃だった横からのクロスで高さが出ました。また、カンテが苦しんでいたボールを失うところでは、彼の方に分があり、結果として良い交代だったようです。
MF12 コランタン・トリソ 6(73分IN)
FW18 ナビル・フェキル -(81分IN)
[監督]ディディエ・デシャン 7
 カンテが好きだったので交代はどうかと思いましたが、前述の通り、当たり。また、苦しんでいたという初戦は見ていなかったものの、ジルーとグリーズマンの縦関係のコンビは非常に良く、チームを変えました。若いチームは乗りやすい一方で脆く、その若いチームを優勝させました。今大会の監督でベストだったと思います。
(採点・メンバーは、【フランス4-2クロアチア|採点・寸評】MOMは攻守両面でフランスの優勝に貢献したポグバに! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/11/07 21歳のときのワールドカップでもすごかったポグバ

2014年ブラジル・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦
フランス 2-0 ナイジェリア
【フランス】ポグバ(後34)OG(後46)

 フランスはキックオフの後すごいプレス。ダイレクト多く、パス回し早くてスピード感があります。ナイジェリアのカウンターにもうまく対処。ただ、途中からペースを奪われて苦戦。とはいえ、それでも先制。この失点でナイジェリアは気持ちが切れた感じがあったし、機能していなかったベンゼマのポジションを変えた采配も良かったです。

GK
1 ロリス 6.0
DF
2 ドビュッシー 5.5
4 ヴァラン 6.0
21 コシエルニー 6.0
3 エブラ 5.0
MF
19 ポグバ 6.5
 てっきりポール・ポグバは、2018年ワールドカップで初見だと思っていたら、2014年にも見ていましたわ! 全く記憶になし。ただ、プレーが悪かったわけではなく、むしろメモの印象は良かった選手。
 3枚の中盤で右のやや攻撃的なところ。前半、ドリブルでスピードで持ち上がり右に出して、リターンのクロスをボレーするプレーでおっ!と思いました。
 後半になり、U20で優勝してMVPとなった若い選手だと知ります。今調べると当時は21歳ですね。その後半は左からのCK、GKのクリアが小さかったのを逆サイドで落ち着いて決めて先制点。前にDFがいて、戻りながらだったのですけど、きれいに決めていました。
6 キャバイエ(カバイエ、キャバイェ) 5.5
 28歳。中盤3枚の真ん中で最も守備的にプレー。このポジションらしい運動量が多いタイプの選手に見えました。ただ、後半は左からのCKのこぼれをミドルシュートして、攻撃でも見せ場。入った!と思いましたが、クロスバーでした。
14 マテュイディ 6.0
FW
8 ヴァルブエナ(バルビュエナ) 6.5
 29歳。右のWG。小柄な選手。右でカウンター、ややゆるい感じでもらう。中は空いていなくて、後ろから来た選手をよく見て使う良いプレー。後半はメモしていなかったものの、2ゴールに絡んだそうで上々でしょう。
(→M・シッソコ -)
9 ジルー 5.0
(→グリーズマン(グリエスマン) 5.5)
 狭いところで、ベンゼマとワンツーする場面。そこまで目立ったわけじゃないのですけど、彼が左に入り、ベンゼマが中に入ったことで攻撃の形ができるようになりました。それ以前は、注目のベンゼマは当初機能していませんでした。
10 ベンゼマ 5.5
 26歳。注目の選手だと確か言っていましたが、全然わからず。左でプレーしていたものの、CFタイプじゃないかと。中に入ってしまい、左サイドで人が足りなくなり、ナイジェリアに使われてしまって、むしろチームの足を引っ張ることに。
 後半、グリーズマンが入って、彼が中に入り、やっと良くなってきました。そのグリーズマンと狭いところでワンツー決める場面も。ただし、決めきれず、この試合では結局良さがわかりませんでした。
(選手名とレーティングは、レーティング:フランス 2-0 ナイジェリア《ブラジル・ワールドカップ》【超ワールドサッカー】より)