2025年8月31日日曜日

カンボジア独裁政権幹部と仲良しの本田圭佑に人権団体が懸念

■2019/01/21 カンボジア独裁政権幹部と仲良しの本田圭佑に人権団体が懸念
■2017/07/08 旭日旗持ち込みの理由はサッカーの応援ではなく別の理由が大きい
■2017/09/04 サッカーファンが乱暴者なのでなく、乱暴者がフーリガンになる
■2017/09/04 彼らはサッカーファンではない 旭日旗・ナチス旗で誰を応援するのか?
■2017/05/11 旭日旗は世界のサッカーでは完全にダメ
■2017/05/11 差別に寛容な日本サッカー 森脇事件で激甘処分
■2017/08/04 上西小百合殺害予告の浦和サポーターは逮捕されるべき
■2017/03/31 安倍首相らの歓迎会で乾貴士が欠場 エイバル不快感、ファン激怒
■2017/04/02 日本政府のせいで、乾貴士が主力から外れる可能性




■2019/01/21 カンボジア独裁政権幹部と仲良しの本田圭佑に人権団体が懸念

 この前、世界最大の人権団体が本田圭佑に“懸念”声明(2018年12月18日 12時00分 東スポ)という記事が出ていました。他のケースに比べて、本田圭佑が明確に悪いというケースではなく、「こじつけだ」という批判もあったのですけど、神経を使う問題ではあります。以下のような話でした。

・世界最大級の国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(以下、HRW)」が書簡の中で、本田がカンボジアサッカー協会と手を結び、GM兼実質的な代表監督を務めている状況に重大な懸念を表明。
・カンボジアサッカー協会のサオ・ソカ会長は、独裁が続き人権侵害が指摘されるフン・セン政権の幹部で、処刑や拷問、違法逮捕など人権弾圧に携わってきた人物。その人物と本田圭佑は並んで会見している他、「カンボジアの素晴らしいところを世界に伝える」と明言しているため、 独裁政権の正当化に広告塔として利用されるおそれがある。

 ほとんどの人は知らないと思うのですけど、カンボジアは結構注意が必要な国です。
 新興宗教団体では、カンボジアから表彰されているから良い宗教だと宣伝しているところがあるんですけど、賄賂が多くて問題になる国でもあり、額面通りには受け取れません。今は中国の支援が多いので、カンボジアは中国に味方し日本と対立することも多いです。
 …と、こうやって中国の話をすると、今回の件を「海外のイチャモンだ」と感じた人も納得してくれるんじゃないかと思います。

 なお、有名人を広告塔にして宣伝…というやり方は、詐欺や悪徳商法の企業が好む手法。豊田商事事件・円天事件など、過去に何度も関与が発覚する事件が起きています。
 今回とはちょっと違う方向性の話ですけど、サッカー選手の方々にも十二分に気をつけておいてほしいところ。マジで頼みますよ…。


■2017/07/08 旭日旗持ち込みの理由はサッカーの応援ではなく別の理由が大きい

 tasukeLサポーター研究所が、サッカースタジアムへの旭日旗の持ち込みについてのアンケート調査を実施しました。
 で、「サッカースタジアムへ旭日旗を持ち込むことを支持もしくは容認する人 」の調査結果が不思議なことに。そもそも旭日旗持ち込みは、あまり応援とは関係ないみたいですね。
 最も多かったのは、 「日本人として旭日旗を使用することは当然だから」でした。

1位「日本人として旭日旗を使用することは当然だから」42.5%

 多くの日本人は「旭日旗を使用することは当然」とは考えていないので戸惑うでしょうが、そういう人たちは「非国民」「半日野郎」「日本人じゃない」と叩かれそうです。
 また、2位も妙なもので、 「旭日旗は日本国旗だから」。これは選択肢が悪いと言えば悪いのですけど、日本国旗じゃないですから、それ。
 「きみたちは日本国旗を知らないの?」という話で、むしろこの人たちこそ実は日本人じゃないのかもしれません。

2位「旭日旗は日本国旗だから」34.9%

 応援に関する理由は、これらよりもぐっと比率が減った3位。そもそも応援のために使う意図が弱いわけで、何のために持ってきているの?と聞きたくなります。

3位 「応援するクラブの日本人選手の後押し(応援)になるから」26.4%

 ただ、上記も日本人選手のみの応援という限定的なもの。クラブの応援ではないのです。
 外国籍選手を含めた応援となるとさらに減るものの、彼らが日本国旗と理解する旗で外国籍選手を応援するというのも変な話。
 やはりそもそも応援は主な目的ではないと考えた方が良さそうです。

5位「応援するクラブの外国籍選手を含む全選手の後押し(応援)になるから」17%

 なお、これら二つの間に入ったのは、 「禁止される理由がないなどのその他(22.6%)でした。
 自由回答でも「禁止される理由がない」というものが多かったそうですけど、禁止されないからが理由というのは小学生みたいですね。彼らは叱られたときによく「ダメって言ってなかったからー」と言って、正当化します。
 また、逆に禁止される理由があれば納得するのか?というと、こうして禁止されたくないと反発しているわけで、そうでもないのでしょう。
 これを説得して…というのは難しいですので、Jリーグ側が毅然とした対応を取るべきなのですが、Jリーグが腰砕けですからね…。


■2017/09/04 サッカーファンが乱暴者なのでなく、乱暴者がフーリガンになる

 10年以上前の話ですが、ヨーロッパでサッカーファンが乱暴だと思われているのは誤解だという擁護がありました。サッカーファンが乱暴なのではなく、暴れたい人が身近な暴れられる場であるサッカー場でフーリガンになっているという説明でした。順番が逆なんですね。

 こうした乱暴者たちが殺人者集団にまでなった例があります。
 ユーゴスラビアの内戦では、民族主義武装集団の軍歌の替え歌を歌っていたサポーターらクラブが母体となり、「愛国者」して大虐殺を行いました。
 サッカー好きとしては、こんな人たちといっしょにされれはたまらないと思うものの、サッカーが政治に利用されて、多くの人々を殺してしまったというのは事実です。
(ユーゴ内戦時に現れた異常な指導者「アルカン」。ごくふつうの市民による「愛国」の名のもとの虐殺[橘玲の世界投資見聞録]|橘玲の世界投資見聞録 | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン 2015年10月8日より)


■2017/09/04 彼らはサッカーファンではない 旭日旗・ナチス旗で誰を応援するのか?
ナチス」旗

 前述の "旭日旗持ち込みの理由はサッカーの応援ではなく別の理由が大きい"では納得できない人も多いでしょうが、ナチスの旗で応援していたというわけわからんことも起きていたそうです。
 記事によると、サッカーJ1・ガンバ大阪のサポーターが4月16日のリーグ戦で、ナチス・ドイツの親衛隊のマークに酷似した応援旗を掲げていました。
 ガ大阪は数年前にも、試合中に今回と同様の応援旗をサポーターが掲げていたことを確認しており、「その時は二度と掲げないよう指導し、その後使用されていなかった」としています。
サッカーJ1・ガンバ大阪のサポーターが16日のリーグ戦で、ナチス・ドイツの親衛隊のマークに酷似した応援旗を掲げていた
 (ガンバ大阪のサポーターがナチス旗酷似の応援旗 毎日新聞2017年4月20日 21時01分(より)
 
 こうなると、旭日旗と違って、もう日本の国旗と勘違いしているという言い訳すらできません。誰を応援しているのか?という話です。
 やっぱり彼らはサッカーの応援なんてしていないんですよ。サッカーファンでもサポーターでもない人たちなのです。
解散したガンバサポーター「スレッジハンマー・ブロス」
解散したガンバサポーター「スレッジハンマー・ブロス」





■2017/05/11 旭日旗はサッカーの世界では完全にダメ

 日本はどうもスポーツと政治の問題への取り組みについて、真剣ではないようです。菅官房長官が8日午前の記者会見で、世界のサッカーの常識からすると非常識なことを言っていました。
 菅官房長官は、「旭日旗は、大漁旗や、出産・節句の祝い旗など、日本国内で現在も広く使用されている」と述べ、旭日旗が政治的立場を象徴するとは限らないとの考えを示したそうです。

 この発言は、アジア・サッカー連盟が日本人観客の掲げた 旭日旗 を差別的象徴として認定、処分した問題についてのものです。
 問題が起きたのは、韓国で4月に行われたアジアチャンピオンズリーグの 水原 (韓国)―川崎戦。川崎サポーターが旭日旗を掲げて没収されていましたた。その後、アジア・サッカー連盟を、旭日旗を政治的主張に関連する差別的象徴と認定し、罰金などを川崎に科すと発表しています。
( 旭日旗、政治的立場の象徴を認めず…菅官房長官 読売新聞 / 2017年5月8日 23時38分より)

 この事件に関して、旭日旗はなぜサッカースタジアムで禁止なのか? 関係ない日本側の主張、知るべき国際ルール | フットボールチャンネル | 2017年04月27日(Thu)11時14分配信 text by 清義明 という解説記事が出ています。
 "結論からいえば、各種FIFA管轄のサッカー組織にあるルールから判断すれば旭日旗は明らかにNG"なのだそうです。

 まず、FIFAの規約のひとつ「スタジアム安全警備規定」第60条二項「挑発・攻撃的行為の禁止」。水原対川崎戦を管轄したAFCの規約第38条「挑発的・差別的行為の禁止」にもほぼ同様の規定があるそうです。

a)試合主催者は、地元の警察当局と連携しながら、スタジアムやその近辺で、サポーターが挑発や攻撃的行為を行わないようにしなければならない。例えば、選手や審判、相手チームのサポーターが許容できないレベルの挑発や攻撃的なヤジや差別行為、さらには攻撃的、<b>挑発的な内容を含んだ横断幕や旗などもこれに含まれる</b>。もしこのような行為が行われたならば、試合主催者または警備は場内放送でこれに警告しやめさせなければならない。もしこれらが、差別行為などの深刻なケースは警察に通報しスタジアムから排除しなければならない。
b)さらにFIFA加盟の全協会とクラブはこれに関連する規定や規約を遵守し、あらゆる手段をもってこれを未然に防止しなければならない。

 "旭日旗は「国際的に認められた旗」で「軍事的なシンボルではない」ので問題はないはずだという主張もみられるが、この意見が妥当かどうかは関係なく、それ以前に相手に対する挑発的行為ということになる"としています。
 日本の軍国主義を象徴すると東アジアでみなされる時点でアウトなのです。
 「いや、そうじゃない」というのは政治の話。スポーツの中に、政治の話を持ち込んではいけません。

 日本サッカー協会も、その主管試合(代表戦)においては「政治・思想・宗教・軍事・差別的な主義、主張、観念を表示、若しくは連想させるような」旗や横断幕を禁止しているというのもあります。 戦前に日本海軍の軍艦旗、また陸軍の連隊旗として使われており、また現在では海上自衛隊の旗として使われている旭日旗は明らかに規約違反となると考えられます。

 ナチスのハーケンクロイツ(鍵十字)ならともかく、旭日旗は自衛隊も使っているもので問題はないはずだという意見もあるようですが、これも国際的には非常識。
 例えば、内田篤人選手が所属するシャルケ04のスタジアムの禁止意匠規定では、ナチスのハーケンクロイツではない、現在のドイツ軍が使用している軍事標章である鉄十字も禁止されていることがわかります。日本の理屈の方がおかしいのです。

 また、なぜか韓国アウェイの試合ではやらなかったようですが、そもそも川崎フロンターレも対中国の試合では、過去に旭日旗は禁止されているということを公式サイトで明確に注意を促していました。川崎も問題あることはわかっていたはずなのです。


■2017/05/11 差別に寛容な日本サッカー 森脇事件で激甘処分

 このような非常識なことになっているというのは、サポーターというよりは主催者側やクラブなどの問題が大きそうです。既に書いたように、川崎は中途半端な対応をしていました。
 また、日本サッカー協会も中途半端で、中国と韓国の試合のときは事前チェックなどで露出することを防ぎ、ほかの国との試合では放置。サポーターが誤解するのも無理はありません。
 さらに、Jリーグでは野放しで、ほぼ日常の応援風景。やはり誤解するのも無理はないという状況です。

 また、この直後に、日本サッカーの差別への対応の悪さが顕著に現れた事件が起きます。浦和レッズの森脇事件です。
 私が最初に読んだ記事は、さらっとしたものであり、事実はどちらかわからないというものでした。ただ、後述するように、これは浦和のDF森脇良太(31)が嘘をついている可能性の方が高いです。

 まず、私が最初に読んだのと同じようなさらっとした記事から。
 侮辱的発言で浦和・森脇を処分 鹿島選手に「臭い」(朝日新聞 勝見壮史 2017年5月9日20時18分)によると、Jリーグは9日、相手選手に侮辱的な発言をしたとして浦和のDF森脇良太(31)に2試合の出場停止処分を科したと発表しました。

  Jリーグの規律委員会は、小笠原と森脇から聞き取り調査を行い、森脇が誰に対して発言したかは確認できなかったが、鹿島の選手に対して「臭い」と言った点では一致したので、その発言を侮辱的だと判断し、前述の処分を課したそうです。
 食い違っていたという言い分は以下の通り。

鹿島の小笠原満男 ブラジル出身の鹿島MFレオシルバに向けられたと主張
浦和の森脇 口論でつばがかかったので小笠原に言ったとし、侮辱するような意図はなかった

 これだけ読むと真相は藪の中といった感じなのですが、実は森脇の主張は明らかに無理があったのです。
 どこで読んだ話か忘れてしまったので、ひょっとしたら不正確な情報かもしれないのですが、そもそも小笠原と森脇の間には距離にいなかったというのを見たんですよね。

 また、以下のような話もあります。
 
「森脇が、鼻をつまみながらレオ・シルバに『臭えな』と言ったことが発端です。森脇の近くにいた浦和DF那須が『おまえが悪い』と話している画像(引用者注:画像ではなく動画)がネット上で出回っており、森脇にとっては旗色の悪い方向に進むでしょう」(サッカー関係者)
(厳罰かお咎めなしか 浦和DF森脇“差別発言”の落としどころ|2017年5月8日|日刊ゲンダイDIGITALより)

 それから、すっかり忘れていたのですが、浦和というクラブもまた差別の常習犯なところでした。そして、このことがなぜか逆に、Jリーグが差別撲滅に熱心にならない理由となっているのでは?という話がありました。

「これまで浦和は多くの問題を起こしてきた。2010年、仙台の元北朝鮮代表MFに浦和サポーターが人種差別的発言を行って制裁金500万円。14年には、浦和の本拠地に『日本人専用』を意味する英語が書かれた横断幕を掲出。
Jリーグの村井チェアマンは『体質改善がなされなかったら勝ち点減免やJ2への強制降格もある』と明言しているだけに、森脇が人種差別的な言動を犯した――ことになると厳罰に処さないと格好がつかない。
しかし、人気クラブの勝ち点を剥奪すれば、優勝争いから脱落してリーグが盛り上がらなくなるし、今季から10年総額2100億円の巨額放映権料を払ってくれるDAZNにも顔向けができない。ウヤムヤにしたいというのが本音でしょう」(サッカー記者)

 記事では、「森脇に人種差別の意図はないが、侮蔑発言として3試合の出場停止」という憶測が出ていましたが、現実はそれより甘い2試合の出場停止。
 日本サッカーで差別や政治の問題が出てしまうのは、サポーター以上に主催者側などの問題が大きいと思われます。




■2017/08/04 上西小百合殺害予告の浦和サポーターは逮捕されるべき

 正直上西小百合衆院議員は好きじゃありませんけど、殺害予告は明らかに駄目です。

 問題の発端は、上西議員の7月15日に行われたサッカー・浦和―ドルトムント戦についてのコメントである「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」というもの。
 正直意味がわからないもので、浦和のサポーターが怒るのもわかります。

 ただ、この反応は上西議員にとってはしめたもので、「なんかブーブー言ってる」「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねよ」と挑発しました。

 この安い挑発にのったのか、議員事務所などにファクスとメールで計10通、「ぶっ殺す」「刺し殺す」などの殺害予告が届いているとのことでした。

(上西小百合議員にJ浦和サポから殺害予告 直接話し合いへ|社会|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL 2017年7月18日より)

 上西議員にとっては宣伝材料でしかないので気に留めていない感じですが、殺害予告は明らかに一線を越えています。挑発されたから殺害予告して良いというものではありません。
 過去にも逮捕例がありますし、普段から問題を起こしている浦和サポには制裁をきちんと与えた方が良いと思うのですけどね。
 すべてのサッカーファンが浦和サポのようだと思われるのは心外です。


■2017/03/31 安倍首相らの歓迎会で乾貴士が欠場 エイバル不快感、ファン激怒

 誤報かもしれませんが、あり得ないひどすぎる話。。30日付のスペイン紙『マルカ』や『アス』によると、エイバルに所属するMF乾貴士が、スペイン国王夫妻の来日に合わせて帰国するため、リーガエスパニョーラの2試合を2試合欠場することになるそうです。
 スペイン国王のフェリペ6世夫妻は、来月の4月4日から7日にかけて国賓として来日。乾は、安倍首相による国王夫妻の歓迎会に出席するため帰国するとのこと。

 クラブと本人が決めることで口出しするな!という擁護も出ていましたが、『マルカ』によれば、エイバルは「この乾の突然の不在を快くは受け止めていない」とのこと。そりゃそうです。


乾、スペイン国王夫妻来日に伴い帰国へ。リーガ2試合を欠場の見通し フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月30日より

 エイバルファンも怒っており、地元紙『エル・ディアリオ・バスコ』は、「乾の離脱に許可をしたクラブに対して、エイバル・ファンがSNS上で不満を拡散させている」と、憤るファンの様子を伝えているそうです。
 前述の通り、クラブにとっても不本意なんですけどね。

乾の緊急帰国をスペイン紙が疑問視…「エイバル・ファンが怒り」、「喜ばしいものではない」 カテゴリ:ワールド サッカーダイジェストWeb編集部 2017年03月31日より

 先ほど日本の擁護を紹介したものの、ネットでは当然批判が優勢でした。

 また、"外務省は「報道に困惑」"という記事を見かけたので、やっぱり誤報なのかと、マジで招待状を出しているんだそう。頭おかしいです。
 
「乾貴士選手には、スペイン国王訪日に伴うレセプション参加の招待状はお送りしておりますが、参加はまだ正式決定ではなく調整中の段階です」
「ご参加の候補者は乾選手含め数十名おり、参加を断ることも可能となっています」
「(スペインメディアの報道について)困惑しています」
(安倍晋三のニュース - サッカー乾「スペイン国王訪日のため帰国」報道 ネットは「断れ」、外務省は「報道に困惑」 - 2017/03/31 16:52 より)

 お前が困惑するところじゃないだろう!という話。なぜ被害者ぶっているんでしょう?


■2017/04/02 日本政府のせいで、乾貴士が主力から外れる可能性

 乾貴士の件は本当腹たちますが、乾本人は試合優先を希望、監督らスタッフも拒否を希望。ただ、先にフロント側が承諾してしまった模様です。
 エイバルは小さな町であり、そんなところに栄誉ある招待状が来たということで、舞い上がってしまったっぽいんですよ。

 監督が嫌がっていたということに関しては、乾貴士が今回の件で主力から脱落することも示唆していました。

  エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は、「これは外交上の決定」としつつ、「これ以上私から言えることは何もない。それぞれが意見を言い、決断が下された」と不満を示しました。
 さらに以下のように述べています。

「彼は我々の戦力として数えられない一人の選手になった。代わりに出場する選手が良ければ、タカは苦しむことになる。もう一度チームに戻ってこなければならないからだ」

「タカは苦しむ」。乾の帰国に不満のエイバル監督、復帰後の立場を約束せず フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年04月01日

 政府はこの責任をどう取るつもりですかね? 本当クソすぎて、腹が立ちます。


2025年8月30日土曜日

コンサドーレ札幌降格 ミシャ・サッカーの限界が露呈した

■2024/12/03 コンサドーレ札幌降格 ミシャ・サッカーの限界が露呈した



■2024/12/03 コンサドーレ札幌降格 ミシャ・サッカーの限界が露呈した

 私の地元北海道のコンサドーレ札幌ファンの友達が「コンサドーレはJ2優勝回数が多い」と自慢していたのですけど、「それはJ1で成績が悪くて、J2降格が多いからこそでしょ」とツッコミたくなりました。あまり自慢できません。
 そんな風にJ2降格が定番で、J1昇格とJ2降格を繰り返していたコンサドーレ札幌が、ミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督になってから優勝争いするほど強くなった!と思っていました。ただ、改めて戦績を見てみると、良かったのは一年だけで、あとは普通に全部二桁順位。私の勘違いでした。かつてのことを考えると、すぐ降格しなかっただけで好成績ですけどね。

年度    順位
2018    4位(18)
2019    10位(18)
2020    12位(18)
2021    10位(20)
2022    10位(18)
2023    12位(18)

 ということで、なかなか降格しなかったコンサドーレですけど、2024年は久しぶりに序盤から「今年は降格間違いなし」という弱さを発揮。早々に降格決定を予期していたために、思ったより粘りましたが、最終的にはこの予想を覆す復活を見せることもなく、無事に降格が決まっています。やはり強いチームに変わったわけではありませんでしたね。

 この降格に関して、<コンサドーレ札幌が降格したのはなぜか 「ミシャらしい」サッカーの「光と闇」 | web Sportiva (スポルティーバ)>(2024年12月02日 13:52 更新    小宮良之)という記事が目に入りました。
 タイトルの時点で思ったのは、「おもしろいサッカーと勝てるサッカーは違う」ということと、「結局、ミシャサッカーは良い選手を集めないと成立しない」ということでした。

 本文を読んでみると、例えば、以下の部分は、「結局、ミシャサッカーは良い選手を集めないと成立しない」にあたりそうです。

<1点目の失点と得点に札幌の"闇と光"が見えた。
 前半8分、札幌は岡村大八がトルガイ・アルスランをマンツーマンで潰しに行っているが、果断さに欠け、ファウルを取られる。(中略)素早いリスタートから左に展開されると、どフリーからのクロスに、大外の加藤陸次樹のマークも見失い、簡単に合わされていた。
 ミシャが信奉するマンツーマンは、ひとつの綻びで他に混乱が生まれる。対面する選手に負けないことが、戦術運用の絶対条件だが、広島戦の札幌は、各所で個人として負けていた。その局面は敗北に直結したと言える。>
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2024/12/02/post_117/

 一方、以下の光の部分は、ミシャサッカーのおもしろさにあたるでしょう。

<一方、ミシャサッカーの真髄も見せた。
 前半42分、鈴木武蔵の一撃で1-1に追いついたシーンは象徴的だろう。やや勢いが止まった広島を押し込むと、手を緩めない。スローインから短いパスをつなぎ、間合いを測ったパスを、3人目として近藤友喜が裏に走って受け、そのクロスをニアで鈴木が合わせた。攻撃の連続性が感じられ、人とボールが動き、流れがあった。
〈スペースの占拠と撹乱〉
 それをトレーニングから繰り返しているのだろう。(中略)
 ミシャのサッカーは、常にボールにチャレンジし、ボールを運び、イニシアチブをとって相手を凌駕する。それをシステム化し、選手を啓発、覚醒させた。その結果、J1に6シーズンも定着させたのだ。>

 すでに降格が決まったモチベーションを保てない試合であるのと、広島との今季のパフォーマンスの差があり、1-5で大敗。負けて当然ではあります。
 ただ、他の失点も、パスをとられて失点を繰り返していたことが指摘されていました。パスを繋ぐことにこだわったミシャサッカーらしい失点だと感じます。失点が多いサッカーをするという印象がありますね。

 また、記事では今シーズンは選手の離脱が多かった割に補強が弱く、「戦力ダウンは否めず」「37節終了時点で66失点は2番目に多い数字で、守備の脆さは目立つ。しかし、目を引くのは、3番目に少ない42得点のほうだろう。攻撃的スタイルを標榜するチームとしては致命的だ(全34節の昨シーズンは61失点も、56得点だった)。」「極論すれば、得点力のある選手の欠如が響いたか」といったまとめに。
 これは私が書いた「結局、ミシャサッカーは良い選手を集めないと成立しない」ですね。おもしろい魅力的なサッカーではあるものの、弱いチームを劇的に活躍させるようなサッカーではなかったと思われます。
 まあ、前述の通り、なかなか降格しなかった時点で、コンサドーレ札幌の歴代成績としては「史上最高」で「史上最強」でしたので、十分弱いチームを活躍させた気もしますけど…。

2025年8月29日金曜日

よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格

■2019/12/21 よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格
■2019/12/21 スポンサーから補強を渋ったと批判!でも本当の問題は…



■2019/12/21 よくある過去最大の補強でむしろ低迷…FC岐阜の場合は降格

 短期的には活躍や不振に陥ることがあるのですけど、長期的に見た場合、最も重要なのはフロントではないか?という見方に最近注目しています。岐阜のJ2降格について書いた"
<緑の落城 FC岐阜 12年目の降格> (中)選手獲得の手腕弱く "という記事も、そういった話を思わせるものでした。
https://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20191118/CK2019111802000003.html

 2019年のFC岐阜はむしろ過去最大の補強に成功していたとのこと。J1経験が豊富な元日本代表のFW前田遼一選手、ガボン代表のMFフレデリック選手らを獲得しました。
 ただ、私は大きく選手を 入れ替えるクラブもダメだという見方。岐阜はこの点でも問題があった感じで、大木武前監督の体制で昨季飛車角級の活躍をした選手はクラブを離れていました。

 しかも、彼らは新天地で活躍。昨季8ゴールを挙げたMF田中パウロ淳一選手は、今季レノファ山口で活躍。昨季最終戦で「来季は岐阜のエースとして活躍したい」と決意を語ったものの、「新人選手よりも年俸が安い。立場がなく、移籍するしかなかった」と告白して移籍しています。フロントに問題を感じる話でもありますね。


■2019/12/21 スポンサーから補強を渋ったと批判!でも本当の問題は…

 また、補強した外国人選手も大外れ。近年、また今季途中義父が獲得した外国人選手はほとんどが未活躍ということで、これまたクラブの問題を感じます。良い選手でも合わないということがあるので、他のクラブで活躍しているかどうかだけではわかりません。壊滅的に見る目がないようです。
 スポンサー企業からは、投資を渋ったと苦言を呈された模様。一方、クラブ側は反論していますし、実際に補強には使われていました。予算規模の小さなクラブにも負けています。補強にかけたお金の大小は、本質的な問題ではないでしょう。

 より問題なのは、チームに合う選手を手放し、合わない選手をつれてくるフロントです。記事では、 投資しようにも適切に資金を投入できないと指摘。選手獲得を担う強化担当のスタッフはわずか二人で、林幹広地域振興グループリーダーも「J2では少ない」「将来を見通した補強は難しい」と認めていました。
 また、良い指摘だと思ったのが、継続性に欠けるという指摘ですね。十二シーズンで、監督を務めたのは実に九人。監督の変えすぎも悪いクラブの特徴です。さらに、フロントも数年で入れ替わる県と地銀二社の出向組が部長級でいる一方、プロパーの部長は一人にとどまっており、中長期的なビジョンは描けないと指摘していました。
 


2025年8月28日木曜日

弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収

■2022/01/18 弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収
■2022/08/12 心配をよそに好調スタートの新生鹿島だが、一時不調ですぐ監督交代

■2022/02/03 終盤にJリーグ月間優秀監督賞で高順位の相馬直樹監督を変える謎
■2018/11/28 控え2軍以下でキルギス代表に勝利、もう鹿島が日本代表でいいのでは?
■2019/01/06 レオ・シルバ不在の影響の大きさを感じた鹿島のスコアレスドロー
■2019/01/06 2年でレギュラーがガラリと変わった鹿島、クラブW杯に戻ってくる
■2019/01/06  鹿島の2年ぶりのレアル・マドリー戦は全く違う試合展開に… 



■2022/01/18 弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収

 ここ数年鹿島アントラーズはパッとせず、何度も降格争いに巻き込まれています。とはいえ、途中で立て直して終わってみるとむしろ上位…というのがパターン。「強い鹿島」は戻ってきていませんが、「弱い鹿島」ではありません。とはいえ、鹿島ファン的には、弱くなりそうな予兆的なものは感じており、心配なところです。
 とりあえず、現在、鹿島アントラーズは変革の時期にあたるのは確か。企業でも変革が必要な時期というのはあり、それ自体は悪くありません。世代交代的なものは絶対に必要であり、むしろ遅らせるとダメなこともあります。ただし、手段が目的化して変革ありきとなって失敗…ということもよくある話。ちょっと鹿島はこの悪いパターンくささがあって、心配なんですよね。

 変革のキーワードとしては3つ。直近のキーワードである「脱ブラジル」と「鈴木満氏退任」でふたつ。そして、ちょっと古い話になりますが、「メルカリ買収」というのも私は当時から不安だったものでした。

 このうち「脱ブラジル」ですが、ネットの反応を見ると好意的。そもそもブラジルが今最高のサッカーじゃないのだからブラジルを目指しても仕方ない…というコメントには、私も納得してしまいました。一理あります。
 ただ、鹿島が強かった理由の大きな一つが、ブラジルカラーがはっきりしていたことだったんですよね。どういうことか?と言のは、チームカラーのはっきりしないチームを思い浮かべると良いでしょう。こうしたチームは、監督交代などでガラッと変わってしまうことがるため、主力メンバーが突如変わるなどしてしまいます。
 これの何が悪いか?と言うと、選手としても不安定なので魅力あるチームだと思われないということ。海外の日本人選手でも移籍したら監督交代で条件が全く変わり合わなくなる…というのはあるあるでしょう。継続性があるということは、それだけで魅力があるのです。
 そういう意味では、近年の鹿島は主力メンバーが安定していないですし、以前うまく行っていた移籍選手も使いこなせずに放出…という失敗例が多くなっています。大量補強した時期もあり、この大量補強のデメリットももろに出た感じ。選手層を厚くしてアジアでも勝つ…という目標があったので仕方ないところがあり、私も理解できたやり方だったのですが、こういうリスクがあるんですよね。海外のビッグクラブですら失敗することがあります。

 上記らへんは鈴木満さんの責任も大きいところですが、強化責任者である鈴木満フットボールダイレクター(64)が退任というのもキーポイント。鹿島が強かった理由のひとつは、強化担当者が長年変わらなかったというのも言われています。これも結局さっきのと同じで、継続性・安定性の問題ですね。
 いつかは変わらなくてはいけませんし、年齢的にも良いところではあります。企業のカリスマ経営者なんかは後継者を作るのがむしろ下手で80歳とか90歳とかになってから「良い後継者がいない」なんてアホ丸出しなこと言っているので、鈴木満さんの引き際は素晴らしいですね。
 ただ、やはりリスクであることは間違いないですし、担当者が変わると前述したような「手段が目的化して変革ありきとなって失敗」が起きがち。「何か新しいことをしなくちゃいけない」とか「自分の権力を示すために前任者のカラーを消さなきゃいけない」とか思っちゃう人が、社長や上司でもよくいますよね。良い後任を選べていると良いんですけど…。

 あと、これらよりは古い話である「メルカリ買収」もやはり「変化」という共通点がありますね。資金力があるクラブの方が普通に強いため、メルカリ買収そのものはプラス面も大きいです。ただ、お金があってもあまり強くないクラブやお金がなくてもかなり強いクラブがあり、その原因はクラブ運営者の安定性だと指摘されていたんですよ。鹿島はむしろ買収前にうまくいっていたところなので、この変化そのものがリスクになります。
 メルカリはあまり口出さないみたいなことを言っていたので、私は安心したのですが、下手にお金があったせいで失敗…ってこともありますからね。前述した大量補強による失敗がまさにそのパターン。資金力が増してしまうのはデメリットもあるな…と心配だったのですが、今のところあまりうまく行っているようには見えませんね…。

 以上のようにキーワードの「脱ブラジル」「鈴木満氏退任」「メルカリ買収」はすべて変化するというもの。途中でも書いたように変わらなくちゃいけない時期ではあるものの、鹿島が強かった理由がことごとく変わってしまうため、後から見ると「弱い鹿島へ変化するキーポイントだった」なんてことになりかねません。
 鹿島ファンとしてはもちろん、そうならないことを願っています。



■2022/08/12 心配をよそに好調スタートの新生鹿島だが、一時不調ですぐ監督交代

 初のヨーロッパ人監督を迎えるなど、変化の見られた2022年の鹿島アントラーズは、私の心配をよそに一時は首位になるなど好調スタート。しかし、その勢いがかげると早くも監督交代。以下の記事の解説によれば、「好転の兆しが見えないため」という説得力ある理由です。
 ただ、監督交代が多い・やることを次々変えて安定しないというのは、不調に陥るクラブの黄金パターンであり、心配ですね。ファンとしては、やはり弱くなる予兆ではないか?と心配になります。

・鹿島ヴァイラー監督の更迭はなぜ起きた? 広島スキッベ体制と“共通項”も、「好転のきっかけ」を掴めなかった訳(2022/8/8(月) 12:40配信 FOOTBALL ZONE)

<鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が解任された。一時は首位だったのが第24節では5位まで後退してしまっている。
 鹿島では初のヨーロッパ人監督ということで注目されていた。今季のJ1はサンフレッチェ広島がミヒャエル・スキッベ監督、FC東京はアルベル監督を招聘して、ちょっとしたヨーロッパ人監督ブームだったわけだが、シーズン初めから指揮を執っていな中ではヴァイラー監督が解任第1号となったわけだ。
 ヨーロッパの監督といっても三人三様。ただ、ヴァイラー監督とスキッベ監督はハイプレスと縦に速い攻撃を掲げていた点で共通している。ドイツを中心に流行しているプレースタイルだ。
 スキッベ監督の広島は開幕から躓いていた。ビルドアップの上手いチームとの対戦が続いたこともあり、ハイプレスが空回りしていたのだ。しかし、その後は持ち直して第24節時点では6位。好転のきっかけになったのはボールポゼッションだった。
 後方からしっかりボールをつないで押し込むことで、その後の敵陣でのプレスが効くようになり、奪ったら速く攻め込むこともできるようになった。本来はあまり後方のパスワークに時間をかけたくないはずなのだが、そこである種の妥協をしたことでやりたいプレースタイルを実現できている。
 鹿島の場合は、プレースタイルを実現するためのカギが見つからないままだった気がする。もともと球際に強く、シンプルな攻め込みにも迫力があり、新監督の戦術的な指向性は相性が良さそうだった。ところが、飛躍的に好転するきっかけは遂に掴めないままヴァイラー監督解任となっている。特に夏場で気温と湿度が上がってくると、強度を重視したプレースタイルは厳しいものがある。ヨーロッパで70~80分ぐらいまで維持できる強度が、Jリーグだと15分ぐらいしかもたない。体力差もあるかもしれないが、気候の問題が大きいのではないかと思う>
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9918ba7d9e6088b64938a15b48ad858a94d727e

 ヤフーニュースのコメント欄では、選手からの手腕への信頼が失われたためでは?というのが一番人気でした。たしかに不可解な監督交代であり、可能性を感じるものです。

<鈴木優磨の試合後コメントとか、ヴァイラーの鹿島は好んで住みたい街ではない発言とか、噂話の類まで含めると、広島のスキッベが見せてる求心力の様なものは出せてないと感じてはいた。
 順位や成績は悪くないし、チーム状況がいいのならば、信じて任せられる段階だったはず。なのに解任したのは、戦術とか結果とか、そう言う話以前にチーム状況の悪化があったのでは?と想像してる>

 2番人気以降は本題から外れた話もちらほら。ただ、私の心配と似たフロントにも問題あり…というものもありました。その他の方向性のコメントを含めて、人気ベスト10の中から、いくつか気になったところを引用しておきます。

<新監督を連れて来て、1年で優勝出来る算段でいた。まず、そこを思い違い。鹿島はもう5年間リーグ優勝から遠ざかっている。それだけ力が落ちているクラブをチームの基盤を1年で突貫工事して優勝させるのは簡単では無い。
 1年目は土台作り、2年目にはあわよくば優勝を狙い、3年目は勝負のシーズン。そんな風にフロントが考えていれば、こんな失敗は無かった。半年でヴァイラーを解任したのは、あまりにも我慢が足りないと言わざるを得ない。
 欧州のトレンドというか常識を持ち込んで、鹿島のサッカーを世界基準に新しく作り変えてくれる折角の機会を、ヴァイラーを招聘したフロントが自ら台無しにした。岩政監督に代えて今シーズンの結果が6位より下だった場合、辞めるのは岩政監督ではなく、フットボールディレクターの吉岡宗重さん、あなた達です>

<解任にはビックリはしたけど、決して良い状況には見えなかった。(中略)
 ただ、公認が岩政の内部昇格ってのは短絡的すぎる気がする。ヨーロッパ化するんじゃなかったの? ってか、クラブにとっての「ヨーロッパ化」とは何なのだろうか?>

<そもそもヴァイラーの合流が遅れている間の岩政体制が調子良かったから「このままで良くね?」という風潮はあったよね。通常今の順位であればシーズン後の解任でも不思議ではないけど、比較的早めに切れたのは序盤の岩政アントラーズがあったからだね>

<1シーズン通して好調を維持するのは難しい
だからといって一ヶ月勝ててないから解任というのは元々クラブも監督を信用していない証だろうし、監督も途中でCFいなくなるようなクラブに愛想が尽きたのかもね
鹿島にはドイツ語の通訳もいないらしいし…>



■2023/04/25 「メルカリになってから弱くなった」 不当な安値で買って売却か?

 以前書いた「弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収」の最後、メルカリに関連する記事を発見。<J1鹿島また敗戦でファンから痛烈ツッコミ「メルカリになってから弱くなってるな」>(23/4/19(水) 22:31配信 東スポWEB)という記事が出ていたんですよ。
 鹿島アントラーズが序盤につまずくのはこのところ恒例行事であり、メルカリ買収以前ですらちらほらあったので、挽回は十分あり得るのですけど、2023年も猛烈にコケました。リーグ戦では4連敗で15位と低迷した上に、ルヴァンカップでも敗戦しています。

<ネット上では「この30年間で、これ程迄に弱い鹿島は初めて見るぞ。したたかさ、勝負強さは何処に行った? 今の鹿島にジーコ御大何を想う」「鹿島はメルカリになってから弱くなってるな」と悲痛な声が出ている>
https://news.yahoo.co.jp/articles/1fc6c5c731a289ba11e989544484a87e0bc10f66

 もう一つメルカリがタイトルに入った記事を見かけたのでアクセス。アクセスするまで全体タイトルは見えなかったのですけど、<神様ジーコが激怒した!メルカリが鹿島アントラーズを「買い値の3倍超」で売却情報 | アサ芸プラス>(2023年4月23日 09:58)という記事でした。ただ、タイトルは「釣り」っぽく、ジーコが売却に怒ったわけではないようです。

<鹿島の小泉文明社長は、メルカリの会長でもある。(中略)クラブの成績低迷については具体的な改善策を示さず、試合後に自身のツイッターで「申し訳ない」と配信するばかり。チーム強化より「いかに稼ぐか」に心血を注ぐ日々のようだ。
 コーチやテクニカルディレクターとしてチーム強化を支えきたジーコとはコミュケーションが上手くいかず、ジーコは「もう鹿島から離れる」と激怒。慌てたクラブ側が「アドバイザー」という名誉職のオファーを出す形で、なんとか引き留めている。
 そんな鹿島には、水面下で「クラブ売却」の噂が絶えない。多くのJリーグ関係者が「耳にしている」と話すのだ。
 メルカリは16億円で鹿島を購入しているが、Jクラブの売値は少なくとも40~50億円が相場。元日本代表監督の岡田武史氏などは「あまりに不可解な値段」と首をひねっていた。しかし今、その売値については「50億円」との情報が。「16億円で買っておいて、なぜそんな金額が出てくるのか」と、ファンのみならず、サッカー関係者の間でも、鹿島に対する不信感は募っている>
https://www.asagei.com/excerpt/257106

 私はメルカリ買収は資金的にはプラスに一方、他の面ではマイナスの可能性あり…と私は書いていました。が、そもそも激安の価格で買っていたというのは知らなかったので驚き。こうなると、金儲けありきだった可能性があり、豊富な資金力うんぬんという話になりません。
 また、不正があったとは断定しないものの、適正な価格での売買ではなかったとなると、少なくともコンプライアンスの面でも問題があった可能性は出てくるでしょう。こうしたクラブの不安定さは、以前も書いたように、失敗するクラブの特徴です。
 うーん、鹿島の強さの秘訣はクラブの安定感だったのですが、それが失われてしまっていたのかもしれません。



■2022/02/03 終盤にJリーグ月間優秀監督賞で高順位の相馬直樹監督を変える謎

 私は他のクラブでも「監督変えすぎ」「結果出している監督を変えるのはおかしい」といった話を繰り返し書いています。そういう意味でも鹿島アントラーズの相馬直樹監督退任も違和感がありました。
 正直過去はそれほど実績なかったので期待していなかったのですが、鹿島での成績はめちゃくちゃ良かったですからね。降格の可能性があったチームを立て直して、上位争いの4位まで持ってきました。

<20年から鹿島のトップチームのコーチに就任。今年4月に前監督のザーゴ氏が解任され、相馬氏が監督に昇格していた。(中略)
 一方、Jリーグは同日、11月・12月の月間優秀監督賞を発表。相馬監督は5月に一度受賞しており、今月2度目の受賞となった>
(鹿島が相馬直樹監督の退任を発表、11月・12月はJリーグ月間優秀監督賞を受賞も…今季は無冠で終了 2021/12/5(日) 17:47配信 ゲキサカより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7007caeb6586a2f559fae93ca3161c84090eae5c

 ここらへんは<弱い鹿島の予兆どれ?脱ブラジル・鈴木満氏退任・メルカリ買収>のところで書いた変革ありき…ってところがあるのかもしれません。
 同じ記事によると、鹿島はトップチームの奥野僚右コーチ、パシェココーチ、テクニカルスタッフのウェリントン氏の契約満了も発表しているということでした。とにかくメンバーを変えようって感じですね。社長が変わった途端に旧幹部を排除する…みたいな感じで、感じ悪いんですけど…。

 ただし、ヤフーニュースコメント欄での反応は好意的なものもあるようで、<4位に上げてもタイトルをとれなかったらダメというのが鹿島らしいプライドだろう。他の記事でも相馬退任を支持しタイトルを獲れる新監督を望むサポが意外なほど多い>というコメントもありました。
 この記事そのものではあまりそういったものがなく、<こんな名将を切る鹿島が理解できない…>といったものや、感謝や手腕を褒めるものばかり。ただ、私も消えちゃった別記事では「退任で当然」みたいな反応をかなり見たんですよね。
 うろ覚えですが、「メンバー固定しすぎ」とか「攻撃の形が見えない」とかだったような気がします。だからと言って結果出している監督を変える理由にはなりませんけどね。とりあえず、終盤5試合でスタメン出場数が多かったメンバーを載せておきます。

GK 1 クォン スンテ
DF 32 常本 佳吾
DF 33 関川 郁万
DF 28 町田 浩樹
DF 2 安西 幸輝
MF 20 三竿 健斗
MF 21 ディエゴ ピトゥカ
MF 7 ファン アラーノ
MF 11 和泉 竜司  (アルトゥール カイキ)
FW 18 上田 綺世
FW 13 荒木 遼太郎 (土居 聖真)



■2018/11/28 控え2軍以下でキルギス代表に勝利、もう鹿島が日本代表でいいのでは?

 スタメン全員日本人でレアル・マドリーを追い詰めたときにも言われていましたが、鹿島が日本代表でいいのでは?とまた言われそうな試合が。
 国際親善試合で日本代表と対戦する予定だったキルギス代表が、控え組中心の鹿島と練習試合を行い、0―2で敗れたとのこと。ただ、内容的に「控え組中心」というレベルですらないのです。

 まず、前半は、ACL決勝・ペルセポリス戦に先発出場したメンバーを全員ベンチ外。これは「控え組中心」というレベルでした。しかし、キルギス代表はボールをはね返すことで精いっぱい。前半だけで13本のシュートを浴び、セットプレーから失点。DFの小田逸稀がゴールしています。

▽鹿島前半 GK川俣慎一郎、DF小田逸稀、犬飼智也、町田浩樹、安西幸輝(C)、MF永木亮太、久保田和音、遠藤康、田中稔也、山口一真、FW金森健志

 問題は後半。鹿島は、ユース所属の高校生5人が出場。実質“2・5軍”だったにも関わらず、得点を奪えず、逆に追加点を取られてしまいました。しかも、鹿島ユースのMF前田泰良に決められています。

▽鹿島後半 GK沖悠哉、DF小田逸稀、MF久保田和音、田中稔也、前田泰良、ユース所属5人
(キルギス、鹿島控え組に完敗…組織的な攻めなく実力に疑問符 : スポーツ報知
https://www.hochi.co.jp/soccer/world/20181117-OHT1T50265.html
、【鹿島】キルギス代表に容赦なき完勝!DF安西「鹿島が強くなるためには若手が頑張らないと」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181118-00000074-sph-socc
より)

 これで日本代表が苦戦したらおもしろかったのですけど、結果4-0で控え組の鹿島より良いスコアでした。鹿島アントラーズとの直接対決が望まれますね。




■2019/01/06 レオ・シルバ不在の影響の大きさを感じた鹿島のスコアレスドロー

明治安田生命J1リーグ 第34節 2018年12月1日 鹿島 0-0 鳥栖
    GK 1 クォン スンテ 34歳
前半良い位置のFKで、日光で見づらいところをよく反応。このプレーでポストに激突してしばらくその後気にしている。また、直後のCKは出ていって触れない危ういプレーに。ヘディングが高く浮いてバー。危なかった。
 検索しても褒められていないが、バックパスからのダイレクトキック含めてキックミスがあまりなく、しっかりしている印象。今日の解説では、攻撃に繋がっていると少し褒められていた。
    DF 22 西 大伍
    DF 5 チョン スンヒョン
    DF 3 昌子 源
    DF 16 山本 脩斗
    MF 6 永木 亮太
    MF 40 小笠原 満男 90+4' 39歳
久々に見ました。レオ・シルバ・三竿健斗ともに怪我のために出たみたい。立ち上がりにファール気味にガツンと行くというらしいプレーあり。さらにフェルナンド・トーレスからうまく奪い取るプレーをして、イラッとしたのかトーレスが後ろから行くプレーも。
 鹿島の20冠のうち、17冠に関与しているとのこと。すごすぎますね。そんなに早くからいたという覚えはありませんでした。
 後半、低いところからやわらかく浮かせてサイドに出したボールが通って、前へと繋げていきました。しびれるボール。
 ただ、ミスも多かったですね。もともとミスのないタイプではないものの、チャレンジするパス以外でもミスが多くありました。さすがに年齢を感じさせます。
 また、レオ・シルバ不在は痛いなぁというところを感じました。レオ・シルバは守備で良いところに顔を出しますし、奪うプレーがうまく、さらに攻撃も得意。キープ力があり、前への推進力があり、良い仕事もできます。また、ファールのもらい方がうまく、流れの悪いときなどは痛がって時間を稼ぐこともよくやってくれていました。
 今日の鹿島は、カウンターが出ず、パスがとにかく繋がらずで、長く押し込まれる時間帯があり、流れを全然変えられず。レオ・シルバの存在の大きさを思わせる試合になりました。
    MF 25 遠藤 康 65'
    MF 32 安西 幸輝 82'
    FW 18 セルジーニョ
    FW 9 鈴木 優磨
    交代
    MF 11 レアンドロ 82'
    MF 30 安部 裕葵 90+4'
    MF 8 土居 聖真 65'



■2019/01/06 2年でレギュラーがガラリと変わった鹿島、クラブW杯に戻ってくる

  2018/12/15 クラブワールドカップ準々決勝 鹿島アントラーズ(日本)3 - 2グアダラハラ(メキシコ)
    【49分】MF 6 永木 亮太    【69分】MF 18 セルジーニョ    【84分】FW 30 安部 裕葵
    【3分】FW 14 サルディバル    【94分】MF 4 レオ シルバ(オウンゴール)

 グアダラハラはメキシコにしては、守備に重きがあるチームとのこと。前半は囲まれて取られるところが多く、ほとんど良い形が作れず。また攻撃陣に代表選手が多く、ドリブルも効いていました。鹿島がプレスをかけるものの、かいくぐられて崩されるという形が何度も。前半開始3分の早々の失点もそういった形。
 鹿島はリーグ最終戦勝てずに3位でフィニッシュ、天皇杯も準決勝敗退と冴えない中でしたが、グアダラハラは前期後期制の前期を11位で終えており、鹿島の方がマシだと思ったのが予想外。
 ただ、後半選手交代で鹿島がやり方に対応。交代で入った安部は個人としてもドリブルが効いていました。グアダラハラは浮足立ち崩壊し、さらに2点。最後に1点返されて1点差ですけど、スコア以上に差がありました。
 あと、鹿島は2年前のクラブワールドカップとはガラッとメンバーが変わりましたね。同じスタメンは、昌子・山本・永木・土居・遠藤のみ。本来は西や鈴木がレギュラーなので2人増えますが、それを言い出すと永木・遠藤のところは、本来三竿健斗と安部が入ります。鈴木も2年前は確かサブでしたよね。安西も非常に良い選手ですし、獲得した選手がうまく機能しています。

    GK1クォン スンテ
 前回キックを褒めたら、今日はキックミスがいくつか。ただ、全体としてはむしろ素晴らしかったですね。テレビやメディアが言うビッグセーブ連発とは思わなかったものの、ビッグセーブと言えるものがあった他、枠へのシュートによく対応していました。弾いたボールを詰められて味方が触ってオウンゴールとなったものの、2失点目のPKも反応しています。見事でした。
 私が一番良いと思ったのは、キックミスもあったというキックのところ。FWまで一気に渡す素晴らしいフィードでカウンターに。これだけで賞賛に値するのですけど、このカウンターから同点ゴール。マン・オブ・ザ・マッチ級でした。
    DF2内田 篤人
 好きな選手でしたが、長い怪我が痛かったですね。鹿島復帰後私が見た試合はいつもイマイチです。立ち上がりの失点は鹿島の上がった左サイドを完全に崩されており、サイドバックの彼がFWに対応しなくちゃいけない状況となったわけで、彼だけの責任ではありません。ただ、ファーに流れた相手FWとは対照的に、前に進んでいってジャンプ。おそらくボールの高さを見誤ったのでしょう。届かなかったのと逆方向に動いたせいで、どフリーにしてしまい失点します。
 一度中に入ってから開いて裏を狙う攻撃も見せたのは良かったです。ただ、攻撃でも物足りなさを感じました。やはり怪我と年齢の問題でしょう。仕方ないですね。
     3昌子 源
     16山本 脩斗
     35チョン スンヒョン 24歳
 今日もよくヘディングで跳ね返していました。危ないところで足を出すプレーも。特に後半アディショナルタイムに見せたスライディングは素晴らしかったもの。彼も最も良かった選手の1人です。
    MF4レオ シルバ
     6永木 亮太
     11レアンドロ
→FW 30 安部 裕葵 19歳
 ドリブルに良いもの感じますが、そこまですごいとは思っていなかった選手。しかし、今日は後半開始に入ってからいきなり良いドリブルを見せてチームのリズムを変えました。その後も良いドリブルを見せていた他、守備でも貢献。中へ入ったり、右まで流れるプレーなどもありました。1点目には直接関わっていないものの、この時点で最高クラスの活躍をしていました。
 さらに土居が下がってFWへ。FWでは初めて見たのですけど、素晴らしいポストプレーでカウンターにつなぐところ。さらに左サイドで安西とともにパス交換しながら上がっていき、2人だけで完全に崩した上、右上狙いすまして完璧なゴールで3点目をゲット。他の選手も良かったのですけど、普通に選ぶと彼がマン・オブ・ザ・マッチでしょうか。
     25遠藤 康
→DF 22 西 大伍
FW 8土居 聖真
 あと一歩なにかほしいなと思っていた選手ですけど、代表入り。ただ、最近は若い選手が出てきてうかうかしていられない感じですね。守備ができるので、使いやすい選手ではあります。
 後半、左の裏カウンターで受けてから少し迷ってしまい、シュートチャンスをふいに。ただ、これが結果的に良い方に転びます。結果的に2人をひきつけて、逆サイド長く走った永木に合わせてアシスト。さらにペナルティーエリア内で足がかかったプレーでPKももらい、2点目にも絡みました。
→DF 32 安西 幸輝 23歳
 ユーティリティなプレーヤーでいろんなポジションをこなせるためか、私が見た試合では、便利屋的な感じで途中出場が多いです。ただ、ドリブルは安部とともに非常に良いものを持っているように見えて、個人的にはすごく期待している選手です。
 今日はLSHに入り、その安部と2人だけでパス交換で上がりながら、左サイドを完全に崩して3点目に。アシストを記録しています。またあわや4点目というシュートも見せていました。
     18セルジーニョ 23歳
 彼はCKがいつもイマイチなのが気になってしまいます。テクニックは感じるものの、ずば抜けたものでもありません。ただ、結果的には仕事をすることが多い不思議な選手。今日も非常に重要な仕事をしました。
 GKからの素晴らしいフィードを、相手をひきつけて、振り返りながら出した裏へのボールが素晴らしかったです。同点ゴールのアシストの1つ前のプレーになりました。また、PKもきっちり決めて逆転に成功しています。



■2019/01/06  鹿島の2年ぶりのレアル・マドリー戦は全く違う試合展開に…

FIFAクラブワールドカップ UAE 2018 準決勝 2018年12月19日(水)
鹿島アントラーズ 1-3 レアル・マドリード
78分     土居 聖真 44分     53分     55分     ガレス ベイル

 だいぶ日にち経ってうろ覚え…。スロースターターのレアル・マドリーは相変わらずゆるいスタート。ミスパスも取れているし、やらせてもらっている。この時間帯に1点ほしいと思ったが取り切れず。特にコーナーキックでのビッグチャンスは決めておきたかった…。
 逆に凌ぎきったレアル・マドリーは、30分すぎからワンタッチプレーが出てきて良くなってきた。さらに前半の終盤に先制点まで。1-0スタートは確か2年前と同じですが、2年前はすぐに点が入りだらけてしまった形。今回は悪い時間帯を耐えてからのペースアップでゴールまで。全く意味合いの違う1-0。鹿島にとっては苦しい形に。
 そして、後半は精神的に影響が大きいバックパスのミスからの失点。その後追加点を取られたあとやっと1点返したものの、2点目の時点で勝負がありました。
GK     1     クォン スンテ
DF     22     西 大伍
56分     → 安西 幸輝
DF     35     チョン スンヒョン
 裏の危ないところ。間に合わないかと思ったが、ギリギリのところスライディングで素晴らしい守備。昌子がワールドカップの後怪我をしてパフォーマンス戻らない中、守備ではずっと彼の頑張りが効いている感じです。
DF     3     昌子 源
DF     16     山本 脩斗
 決定的なところカバーに入って、失点を防ぐ場面あり。ただ、その後すぐイエローカードをもらってしまう。さらにDFライン裏への素晴らしいパスのような質のバックパスを出してしまって失点。ミスからの失点であり、チームにとっては精神的にきついもの。これで試合が決まってしまった。
MF     4     レオ シルバ
MF     6     永木 亮太
46分      → 内田 篤人
MF     25     遠藤 康
81分     → レアンドロ
MF     30     安部 裕葵
 ジョーカーとしての使い方と迷うかと思ったが先発。レアル・マドリーがゆるかったせいもあり、今日も最初はいい感じ。落ち着いていて堂々とプレーして、ドリブルが通用していた。ただ、流れが悪くなった中では、それを覆すところまでの個の力はなかった。
FW     8     土居 聖真 26歳
 ヘディングでの折返しに飛び込んでドリブルしながらシュート。やっと1点返したと思ったらまさかのオフサイド判定。だが、VARでゴール認められる。パスを出したところではなく、どうも最後に逆サイドにいた選手をプレーに関与したと誤解したっぽい感じ。最後に旗が上がっていた。
 守備ができて運動量が多くポジショニングが良くて、戦術理解度が高そうな選手。攻撃も水準以上。監督に重宝されそうなタイプ。一方、爆発的な良さは感じなく、個人的には物足りなく思っていた。でも、今日のゴールは低くてGK取りづらい良いものだった。コンスタントにこれを出せるとありがたいんだけど…。
FW     18     セルジーニョ

2025年8月27日水曜日

若手最高選手は16歳のライアン・チェルキ、久保建英は何位?

■2020/10/26 若手最高選手は16歳のライアン・チェルキ、久保建英は何位?
■2017/06/15 有望若手選手 久保建英、ソランケ、イ・スンウ、バルベルデ、オルソリーニ、エレーラなど
■2017/06/21 フットボールチャンネル選出のベスト11でもソランケ、バルベルデ、オルソリーニ、エレーラなど 



■2020/10/26 若手最高選手は16歳のライアン・チェルキ、久保建英は何位?

  2020年05月10日の記事なのですが、ベルギーの『Football Talent Scout』は「2001年1月以降に生まれた10代プレイヤーTOP50」を紹介した何と16歳が“現10代最高”プレイヤー 久保、ロドリゴらより上と評される才能[映像アリ]|theWORLD(ザ・ワールド)という記事について。

 日本が気にするMF久保建英は27位にランクイン。ファンのアンケート調査では、同年齢で世界一だったので、かなり評価が違う感じですね。同年齢のみの調査ですからあれですが、それで1位なら全体でのベスト10クラスだったはずです。

 上位は普通に有名プレーヤーが多く、は8位にバルセロナFWアンス・ファティ(17歳)、6位アーセナルFWガブリエウ・マルティネッリ(18歳)、5位レアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエス(19歳)、3位マンチェスター・ユナイテッドFWメイソン・グリーンウッド(18歳)、2位レンヌMFエドゥアルド・カマビンガ(17歳)などといった感じでした。

 ただ、1位は当時リヨンのトップチームで結果を残し始めているにすぎなかったリヨンに所属する16歳のMFライアン・チェルキでした。16歳という年齢とともに驚きがあります。攻撃的MFからウイングまでこなすプレイヤーで、左右両足を巧みに使ったドリブルが最大の持ち味で、フットサル選手のようなボールの触り方をするとのこと。おもしろそうな選手で、私が好きそうなタイプ。ただ、この説明だけを見ていると、他のプレーも要求される現代サッカーではどうか?って感じもしちゃいますが…。



■2017/06/15 有望若手選手 久保建英、ソランケ、イ・スンウ、バルベルデ、オルソリーニ、エレーラなど

スペイン紙『マルカ』が、「U−20ワールドカップの“宝石”20選手」とのタイトルで、FIFA U−20ワールドカップ韓国2017に出場した将来有望な20選手を選出。日本人では、FC東京U−18のFW久保建英が選ばれました。
 ただ、「今大会の最年少(15歳)だった。TAS(スポーツ仲裁裁判所)の処分によりバルセロナを去った。純粋な魔法だ。1アシストを記録。だが、日本のMVPはもちろんドーアン(堂安律)だった」とのコメント。その堂安律は入っていないという妙なことになっています。将来性の問題でしょうか?
 あと、久保が最年少というのは誤解で、もっと若い選手が出ていたというニュースも見た気がします。

 さて、選出の20選手の紹介。どうやって見るかはいろいろ考えられ、ポジションごとでも良いのですけど、地域ごとに見ていくことにしました。でも、順番も関係あるかもしれませんので、とりあえず、そのまんまのものを最初に。

FWジャン・ケヴィン・オギュスタン(フランス/パリ・サンジェルマン)
FWニコラス・デ・ラ・クルーズ(ウルグアイ/リベルプールFC)
MFルカ・デ・ラ・トーレ(アメリカ/フルアム)
FWディオゴ・ゴンサウヴェス(ポルトガル/ベンフィカ)
MFキーラン・ダウエル(イングランド/エヴァートン)
DFエドソン・アルバレス(メキシコ/クラブ・アメリカ)
GKウイケル・ファリニェス(ベネズエラ/カラカス)
FWアンドレア・ファヴィッリ(イタリア/アスコリ)
MFヤンヘル・エレーラ(ベネズエラ/ニューヨーク・シティ)
FW久保建英(日本/FC東京)
FWラウタロ・マルティネス(アルゼンチン/ラシン・クラブ)
FWイ・スンウ(韓国/バルセロナ)
FWアデモラ・ルックマン(イングランド/エヴァートン)
MFロナルド・ルセナ(ベネズエラ/サモラ)
FWリッカルド・オルソリーニ(イタリア/アスコリ)
MFアダルベルト・ペニャランダ(ベネズエラ/マラガ)
FWファッション・サカラ(ザンビア/スパルタク・モスクワ)
FWジョッシュ・サージェント(アメリカ/セント・ルイス・スコット・ギャラガー)
FWドミニク・ソランケ(イングランド/チェルシー)
MFフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ/レアル・マドリード)
(久保建英、U20W杯で輝いた“宝石”20選手に選出…スペイン紙「純粋な魔法」 06月14日 06:00 SOCCER KINGより)

 では、地域ごとに。まず、アジアからですが、2人のみでした。

<アジア>
FW久保建英(日本/FC東京)
FWイ・スンウ(韓国/バルセロナ)

 初優勝のイングランドが3名など、やはりヨーロッパが多くなっています。特にフランスやイタリアは主力をかなり温存してのメンバーでしたからね。それでも、注目選手がいるということです。
 イングランドのドミニク・ソランケは、4得点を挙げて大会MVPのゴールデンボールを受賞しています。
 記事にはなかったものの、同ゴール数の場合アシスト数が加味される、アシスト数も同じ場合はプレー時間が加味されるという、得点王にあたる賞として、ゴールデンブート賞があります。
 今大会は、5ゴール0アシストで、イタリアのリッカルド・オルソリーニが該当しています。
 同じヨーロッパでは、 ジャン・ケヴィン・オギュスタンが、4ゴール0アシスト218分プレーでブロンズブートでした。
 最優秀GKであるゴールデングローブ賞は、イングランドのフレディー・ウッドマンですが、選外。GKはベネズエラのウイケル・ファリニェスのみですね。

<ヨーロッパ>
MFキーラン・ダウエル(イングランド/エヴァートン)
FWアデモラ・ルックマン(イングランド/エヴァートン)
FWドミニク・ソランケ(イングランド/チェルシー)
FWアンドレア・ファヴィッリ(イタリア/アスコリ)
FWリッカルド・オルソリーニ(イタリア/アスコリ)
FWジャン・ケヴィン・オギュスタン(フランス/パリ・サンジェルマン)
FWディオゴ・ゴンサウヴェス(ポルトガル/ベンフィカ)

 もう一つサッカーが強いのは、何と言っても南米。準優勝のベネズエラからは今大会最多の4名が選ばれるということで、南米としてはお馴染みではないベネズエラが多くなりました。
 あと、記事にはなかったものの、ウルグアイのフェデリコ・バルベルデがシルバーボール、ベネズエラのヤンヘル・エレーラがブロンズボールに選ばれています。

<南米>
GKウイケル・ファリニェス(ベネズエラ/カラカス)
MFヤンヘル・エレーラ(ベネズエラ/ニューヨーク・シティ)
MFロナルド・ルセナ(ベネズエラ/サモラ)
MFアダルベルト・ペニャランダ(ベネズエラ/マラガ)
FWニコラス・デ・ラ・クルーズ(ウルグアイ/リベルプールFC)
FWラウタロ・マルティネス(アルゼンチン/ラシン・クラブ)
MFフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ/レアル・マドリード)

 最近力をつけている印象の中南米からは3人。アメリカのジョッシュ・サージェントは、4ゴール1アシストでシルバーブートでした。

<中南米>
FWジョッシュ・サージェント(アメリカ/セント・ルイス・スコット・ギャラガー)
MFルカ・デ・ラ・トーレ(アメリカ/フルアム)
DFエドソン・アルバレス(メキシコ/クラブ・アメリカ)

 アジアとともに最弱を競うアフリカは1人ということで、この選出ですとアジアが勝ちました。

<アフリカ>
FWファッション・サカラ(ザンビア/スパルタク・モスクワ)




■2017/06/21 フットボールチャンネル選出のベスト11でもソランケ、バルベルデ、オルソリーニ、エレーラなど

 フットボールチャンネルがU-20ワールドカップのベスト11を選んでいました。
 スペイン紙『マルカ』の「U−20ワールドカップの“宝石”20選手」にも選ばれている選手には、「※」をつけておきます。
 また、何らかの賞を受賞している場合にも注記します。

 <U-20W杯のベストイレブン>

▽GK
ウイルケル・ファリニェス(ベネズエラ)※

▽DF
ジョンジョ・ケニー(イングランド)
フィカヨ・トモリ(イングランド)
サンティアゴ・ブエノ(ウルグアイ)
マシアス・オリベラ(ウルグアイ)

▽MF
ルイス・クック(イングランド)
フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ)※ シルバーボール
ヤンヘル・エレーラ(ベネズエラ)※ ブロンズボール

▽FW
リカルド・オルソリーニ(イタリア)※ ゴールデンブート(得点王)
ドミニク・ソランケ(イングランド)※ ゴールデンボール(MVP)
アンドレア・ファヴィッリ(イタリア)※

 U-20W杯ベストイレブン。世界の舞台で輝いたスーパースターの卵たち[ftp_del]【編集部フォーカス】[/ftp_del] フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月18日
 ※…スペイン紙『マルカ』の「U−20ワールドカップの“宝石”20選手」

 マルカは攻撃の選手ばかりでしたので、DFは全員向こうでは選外でした。というか、DFは1人も選出されていなかったんですね。かなり偏っていました。

 ジョンジョ・ケニーは、イングランドの右サイドバック。全試合フル出場で、なおかつ「恐るべき運動量」。しかも、"決勝のベネズエラ戦で周りの選手たちが連戦の疲労を見せる中、そんなものどこ吹く風と涼しい顔で走り回ったタフさ"を発揮したそうです。
 左サイドバックからは、 マシアス・オリベラ(ウルグアイ)。ただ、あまり具体的な説明はなく、タイプがよくわからず。"3位決定戦まで全7試合にフル出場し、2度の延長戦も走り抜いた"ということで、やはりタフさが魅力でしょうか。

  センターバックは、フィカヨ・トモリ(イングランド)とサンティアゴ・ブエノ(ウルグアイ)。DFの4人は、2カ国で半々ですね。
 ブエノはバルセロナU-19で、プレースタイルはバルセロナの先輩ジェラール・ピケに似ているとのこと。高さと強さだけでなく正確なフィード能力も武器にしています。
 トモリは、屈強な肉体で、空中戦でも地上戦でも無類の強さを誇る選手。いかにもイングランドのセンターバックらしいタイプです。

 MF・FWでは、ルイス・クック(イングランド)のみがマルカで未選出。イングランドのキャプテンで、目立たないと言いつつ、以下のような点が褒められていました。

"常に体を張った守備で中盤を引き締め、安定したパスワークで攻撃を組み立てる。周りの選手たちを鼓舞する姿は頼もしかった。小柄でも当たり負けしない強さと、根性は特筆に値する"

 FWでは、主力を何人も外されていたイタリアから2人。層の厚さを感じさせます。オルソリーニなんかは、得点王に輝きました。
 また、 MVPだったソランケも、実は"U-21欧州選手権に出場するU-21イングランド代表から外れ、U-20代表で戦うことになった"という経緯だとのこと。
 やっぱり世界の強豪国は、レベルが桁違いですね。


2025年8月26日火曜日

有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン

■2023/03/30 有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン
■2023/03/30 選手実績ない異色の監督ナーゲルスマン、有力選手の反乱で解任か?
■2018/06/12 フランス紙、本田圭佑がハリル監督解任の原因と報道 香川真司も日本メディアで名前




■2023/03/30 有力選手と確執・選手内で派閥争い…チーム崩壊・監督解任のパターン

 監督と有力選手の確執・選手内で派閥争いといったものは、チーム崩壊のよくあるパターン。ただ、必ずしもチームが悪い結果となるわけではなく、それでも良い成績を出すことはあるにはあります。
 また、この成績の関係では、有力選手を優先し、「戦績はそれほど悪くないのになぜ?」といった不可解な解任になるというのも、またよくあるパターンのひとつです。
 ということで、それ専用に1ページ用意することにしました。

■2023/03/30 選手実績ない異色の監督ナーゲルスマン、有力選手の反乱で解任か?

 ユリアン・ナーゲルスマン監督は異色の監督。選手で結果を残して監督へ…というパターンではなく、結果を出しまくって成り上がってきた監督であり、すでに現在の結果だけでも素晴らしい監督であることは間違いないでしょう。

<現在35歳のナーゲルスマン監督は若くしてドイツで指導者キャリアをスタートさせた。2016年2月にはブンデスリーガ史上最年少となる28歳でホッフェンハイムの指揮官に就任。2015-16シーズンはチームを17位から15位に押し上げて奇跡の残留を達成しただけでなく、翌2016-17シーズンはブンデスリーガで4位、2017-18シーズンはブンデスリーガ3位とチームの大躍進を演出し、クラブを史上初のCL出場にも導いた。2019年夏にライプツィヒの監督に就任すると、初年度の2019-20シーズンはブンデスリーガ3位とクラブ史上初のCLベスト4入りを達成。翌2020-21シーズンは2位でブンデスリーガを終えていた。2021年夏にバイエルンの指揮官に就任。初年度となった2021-21シーズンはクラブをブンデスリーガ10連覇へと導き、自身は史上2番目の若さでブンデスリーガを制覇した指揮官となった。一方、DFBポカールは2回戦、CLは準々決勝で敗れていた>
(“3冠”狙うバイエルン、指揮官を電撃交代 ナーゲルスマン解任とトゥヘル就任を発表 | サッカーキングより)
https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20230325/1751330.html

 ただ、今回は選手としての実績がないことが悪く響いた模様。元名選手の監督が有力選手と揉めるのもよくある話ですが、元名選手がカリスマ性で個性派選手を掌握したらうまく行く…ということもサッカーではよくあります。特にナーゲルスマン監督は若いために、舐められたのかもしれません。

 <名門バイエルンの「政治」に敗れた稀代の戦術家…ナーゲルスマン解任の10の理由 - footballista | フットボリスタ>( 木崎 伸也2023.03.28 )は、有料記事で読める理由はふたつだけ。第一の理由は、良いときは良いが、悪いときは悪すぎるという不安定さの問題。しかし、第二の理由が選手との確執。「要因の大半はピッチの外にあり」としており、さもありなんといった感じです。

2.選手たちからの不信感
<(引用者注:バイエルンスポーツディレクターの)サリハミジッチが会見で「ナーゲルスマンはロッカールームの掌握を失った」と語ったように、選手たちから信頼を失ったことが解任の最大の理由とされている。『ビルト』紙によれば、特に「幹部クラス」の選手が戦術に不信感を抱いていたという。
 ただ、ヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカは「(引用者注:監督の)ユリアンとは何の問題もなかった」とサリハミジッチの発言に反論しており、不満を抱えていたのはセルジュ・ニャブリ、レロイ・ザネ、そしてトーマス・ミュラーというのが有力な説だ>
https://www.footballista.jp/special/156881

 上記では名前がなかったものの、別記事<バイエルンFWマネ、チームの前で指揮官怒り爆発…ナーゲルスマンの対応も解任理由の一つか>(GOAL)では、マネの名前が出ていました。若くて選手実績のない監督が舐められた…という印象を強くするエピソードでもあります。

<昨夏にリヴァプールから加入したセネガル代表FWマネは昨秋に右腓骨を負傷し、カタール・ワールドカップ欠場が決定。今年2月末に復帰を果たし、3月8日のチャンピオンズリーグ・16ラウンドでのパリSGとの2戦目(2-0でバイエルンが勝利)までリーグ戦2試合に途中出場していた。
 しかし、そのパリSG戦ではナーゲルスマン前監督はマネを82分からしか起用せず。そしてドイツ誌『シュポルト・ビルト』によると、アタッカーはその試合直後に怒りが爆発し、チームの前で監督を怒鳴りつけたという。ナーゲルスマン監督が動揺している様子を目にしたチームメイトたちは、次のリーグ戦でマネが先発起用されたことでその弱気な印象がさらに固まったと伝えられている>

 記事では、<前監督の下では対立派と擁護派と派閥ができていたと伝えられる>ともされており、派閥争いもあった模様。チームがうまく行かないパターンの典型となっています。

 ところで、パフォーマンスが不安定…という話があったものの、不安定というだけで悪かったわけではないんですよ。先程の<名門バイエルンの「政治」に敗れた稀代の戦術家…ナーゲルスマン解任の10の理由 - footballista | フットボリスタ>( 木崎 伸也2023.03.28 )では、以下のように解任の不可解さを指摘していました。

<あまりにも不可解な解任劇だった。(中略)
 バイエルンは決してスランプだったわけではなく、3月19日にアウェイでレバークーゼンに2-1で敗れてブンデスリーガ2位に転落したとはいえ、CLベスト16ではパリ・サンジェルマン(PSG)に勝利して準々決勝へ駒を進めていたのだ。通常ではあり得ないタイミングの解任だろう。
 『ビルトTV』の取材に応じたサポーターのひと言がすべてを表している。
 「4月1日のドルトムント戦で勝利すれば再び首位に戻れるのに、なぜこのタイミングなのか? まったく馬鹿げている!」>

 このため、バイエルンスポーツディレクターのサリハミジッチさんが「戦績が理由の解任」と説明した<ナーゲルスマン解任はなぜ?招聘は失敗だったのか…バイエルンSDが徹底説明>(3/27(月) 16:00配信 GOAL)では、逆にスポーツ以外の理由が原因となったのでは?というヤフーニュースの反応になっていました。

<少なくともこの記事を読む限り,説明(言い訳?)の内容がものすご~くフワフワしているような…?
もちろんメディアに語る情報が全てではないんでしょうが,あの成績かつあのタイミングでの解任となると,どうしたって周囲の理解は得られないでしょうね>
<ビッグクラブって基本的にレジェンド選手みたいなのと上手くやるのが1番の仕事だからね
戦術云々とかはその次よ
それをナーゲルスマンは出来なかった(選手時代の実績も監督としてのカリスマ性も皆無)
年齢も若いし選手に舐められてもしょうがないっちゃしょうがないよな>
<まだ3冠の可能性残ってるんだし、説明聞けば聞くほど続投でいいじゃんて思うけどw>
<青年監督。もう少し我慢すればよかったのに。どうせラップトップ監督に対するミュラーやノイアーの反乱でしょ。監督より発言権のある選手がいるのは問題>
<ナーゲルスマン監督が不憫でならない>




■2018/06/12 フランス紙、本田圭佑がハリル監督解任の原因と報道 香川真司も日本メディアで名前

 フランス紙『レキップ』は、ハリルホジッチ前監督の解任騒動に言及。本田圭佑の名前を出しつつ、「JFAは監督と選手の狭間で後者を選んだ」と指摘。「日本のスターMFであるケイスケ・ホンダは、ボスニア人を追い込んだ」とまで書いていたそうです。

 なお、ハリルホジッチ監督は、解任されたあとに行った会見で「(1-0と勝利し、W杯本大会出場を決めた)オーストラリア戦のあと、2人の選手が落胆していた。試合に出れず、そのことで落胆していること自体悲しくなった」と話しており、これが憶測を読んでいました。
 本来チームがW杯本大会出場なら喜ぶべきところを、自分のことだけ考えて落胆しているのですから、違和感は当然あるでしょう。わかります。
 この発言を受けて一部メディアが「2人」に関する報道を展開。選手たちがJFA(日本サッカー協会)に解任を直訴したのではないかとの憶測も流れたとのこと。本田圭佑と香川真司の2人のことですかね?
(仏紙、日本代表紹介でハリル解任騒動に言及「ホンダはボスニア人指揮官を追い込んだ」 | Goal.comより)

 ああ、検索してみると、やはり日本のメディアは本田圭佑と香川真司って報じていますね。
 日本サッカー協会はスポンサーの影響も認めていましたし、「忖度ジャパン」と呼ばれてしまっているのも、こういう流れあってのことだと思われます。


2025年8月24日日曜日

マンチェスター・ユナイテッドのパクリクラブが6部所属…FCユナイテッド・オブ・マンチェスターという名前

■2020/12/03 マンチェスター・ユナイテッドのパクリクラブが6部所属…FCユナイテッド・オブ・マンチェスターという名前
■2020/12/03 マルコム・グレーザー一家が買収、経営失敗でマンUの財政悪化…



■2020/12/03 マンチェスター・ユナイテッドのパクリクラブが6部所属…FCユナイテッド・オブ・マンチェスターという名前

 マンチェスター・ユナイテッドFC - Wikipediaを見ていて、パクリみたいなクラブがあると知ってびっくり。ただ、むしろマンチェスター・ユナイテッドの熱心なサポーターが関わった真面目そうなものみたいなんですよ。アメリカ・NFLのタンパベイ・バッカニアーズのオーナーであるマルコム・グレーザーさんによって買収されたとき、グレーザーさんによるクラブ支配に反対するサポーターの一部が、クラブの負債が3億2,000万ポンドに達していることを懸念し、新クラブFCユナイテッド・オブ・マンチェスターを結成したと書かれていました。

 FCユナイテッド・オブ・マンチェスター - Wikipediaという単独のページも存在。ここらへんの経緯がこっちだともっと詳しいかと思って読んでみたのですが、期待に反して全然。むしろこっちの方が説明がありません。ただ、「2005年にマンチェスター・ユナイテッドFCから独立」という記述があります。これだとサポーターが勝手に作ったのではなく、正式に分離したということみたいですね。本当なんでしょうか。また、2015-2016シーズンはカンファレンス・ノース(6部相当)に所属しているという情報もありました。過去の成績を見ると、結成から3年連続で降格した後は7部で停滞し、2014-2015シーズンに1位となって6部に上がった…というところでした。それ以降のデータはありません。



■2020/12/03 マルコム・グレーザー一家が買収、経営失敗でマンUの財政悪化…

 情報が少ないので、嫌われていたというマルコム・グレーザー - Wikipediaも見てみました。アメリカの実業家でユダヤ人みたいですね。父の宝石販売業を継いだ後、1970年代になりフロリダを中心に複数のトレーラーパークを所有する事業を皮切りに事業を拡大させ、食品加工、船舶用品、ヘルスケア、不動産、資源探査、放送業など様々な事業を行う企業の最高経営責任者になっていました。

 マルコム・グレーザーの話については、結果的にはここが一番詳しかったです。マンチェスターユナイテッドについても以下のような話がありました。 

<2003年から2005年にかけて、グレーザーは英プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッドFCの株式買収を徐々に進め、約14億7000万ドルで支配権を獲得した。しかし、クラブ買収資金の大半はクラブ資産を担保に入れて高利息の借金をしたものであり、そこへ金融危機(サブプライム住宅ローン危機)で資金繰りが悪化した結果、買収前に財政状況が優良であったマンチェスター・ユナイテッドFCは一転、多額の負債を抱えるクラブとなった。
 そのため、グレーザー一家によるクラブ支配に反対する声は多く、マンチェスター・ユナイテッドFCの買戻し運動、別チーム(FCユナイテッド・オブ・マンチェスター)の独立、マンチェスター・ユナイテッドFC設立当時のチームカラーである緑と黄色のマフラーを身につけて観戦するなど、多くの反グレーザー運動が引き起こされている>

 グレーザーさん自身は、別チームFCユナイテッド・オブ・マンチェスターの独立した翌年である2006年、脳卒中に見舞われています。ただし、亡くなった(86歳でした)のは、2014年5月28日であり、そこまではオーナーであった感じ。また、「グレーザー一家によるクラブ支配」とあったので、オーナー1人の問題でもなかったようですね。実際、マンチェスター・ユナイテッドのWikipediaの方でも代表者は、ヴラム・グレーザーとなっており、「グレーザー一家によるクラブ支配」は続いているようでした。

2025年8月23日土曜日

Jリーグクラブ1位川崎フロンターレでも世界評価は150位程度

■2016/1/17 Jリーグクラブ1位川崎フロンターレでも世界評価は150位程度



■2016/1/17 Jリーグクラブ1位川崎フロンターレでも世界評価は150位程度

 国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が採点し発表するクラブランキングは、毎年1月に前年の成績を採点して発表されるものとのこと。ということで、かなりゆっくりとしたランキングですが、全世界で格付けしたものとしては一番良さそうなものです。2015年のベスト10は以下のとおりでした。

 1位 レアル・マドリード
 2位 バイエルン・ミュンヘン
 3位 アトレティコ・マドリード
 4位 バルセロナ
 5位 アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)
 6位 ユヴェントス
 7位 アーセナル
 7位 ナポリ(イタリア)
 9位 リバープレート
 9位 レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)
(サンフレッチェは世界何位?クラブランキングで見るJの実力|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン  相沢光一 [スポーツライター] 【第376回】 2015年12月15日 )より
http://diamond.jp/articles/-/83231?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

 南米は、5位 アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と9位 リバープレートだけ。また、ヨーロッパであっても、「9位 レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)」も変わっていますね。そして、気になる日本のトップクラブは、150~200位くらいといったところです。

<157位に川崎フロンターレ、175位にサンフレッチェ広島、182位にガンバ大阪、204位に横浜Fマリノス。現在、世界で最も高く評価されているクラブは川崎。昨年のACLでベスト16に入ったのが効いたのか。ともあれ世界的に見れば日本のトップクラブの位置づけは100位台といったところになるのだろう>

 これは低評価と見るか、高評価と見るか。どうでしょうね。記事執筆当時の国別のFIFAランキングは53位だったそうですから、それから見たらかなり高いのではないかな?と、個人的には思います。

2025年8月22日金曜日

実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表
■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督
■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問
■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった
■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?



■2019/05/04 実績ない監督で失敗 日本代表のザッケローニやイングランド代表

 代表監督は、クラブの監督とは違う戦い方をしなくてはならず、同じ能力ではいけないとの指摘があります。
  ただ、一般論で言えば、代表監督は通常のクラブでの監督よりレベルが高くなるでしょう。ビッグクラブの監督であれば、代表監督以上のレベルということはよくあるものの、クラブでは実績のない監督も多数います。全体で見ると、代表監督の方が高くなり、代表監督はおろかクラブレベルで実績のない人が選ばれるということは珍しいと思われます。そういった監督が選ばれるのは、不可解なところがあります。
 ただ、そういった不可解なケースというのはいくつかあり、日本で言えばザッケローニ監督、イングランド代表監督の ロイ・ホジソンやサム・アラダイスがそうじゃないかと思っています。失敗すべくして失敗した感じですね。
 以下、ザッケローニさんに関しては他のページでも載せているものですけど、話の流れこちらも載せておきます。


■2014/7/5 本番になって完全に自信を失ったザッケローニ監督

  前回のワールドカップ以来見ていなかった日本代表。2014年のブラジルワールドカップがザッケローニになって初めてのゲームです。
 前回大会は本番になってしぶとく守るサッカーに切り替えて成功。今まで通りパスサッカーで行くのか、我慢強く守るチームで行くのか?と楽しみにしていましたが、攻撃的なパスサッカーとのことで期待が高まりました。
 しかし、先発メンバーを見た瞬間から違和感を覚えました。

6月15日(日) グループC
キックオフ:10時00分/ 試合会場:アレナ ペルナンブーコ / 主審:エンリケ オセス

コートジボワール     2-1     日本
 得点
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)  

日本
GK    1    川島 永嗣
RSB    2    内田 篤人  
RCB    6    森重 真人  
LCB    22    吉田 麻也  
LSB    5    長友 佑都  
RDH    17    長谷部 誠    後半9分
LDH    16    山口 蛍    
RSH    9    岡崎 慎司
OH    4    本田 圭佑  
LSH    10    香川 真司    後半41分
FW    18    大迫 勇也    後半22分
 交代
MF    7    遠藤 保仁    後半9分
FW    13    大久保 嘉人    後半22分
FW    11    柿谷 曜一朗    後半41分

グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
 ポジションはテレビ由来。

 どうもあまり使われていなかったらしい森重、山口、大迫というところをスタメンに起用。私は世代交代できないチームは苦しむというのが持論なんですけど、それは長いスパンをかけて世代交代という意味で。本番前にいきなり変更という意味ではありません。誰が入っても大丈夫なチーム作りというのもあるんですが、ザッケローニさんはそういうやり方でもしてこなかったと聞いています。
 この試合以降の選手起用、選手交代を見ても、ことごとく違和感がありました。数人変わった選手を入れた以外は、むしろ不調でも使い続けて「レギュラー選手との心中」といった批判もありました。続けるべきところをいじって壊して、変えるべきところを変えられずに泥沼にハマった感じ。
 典型的だったのが、3戦目のコロンビア戦で抜擢したボランチ青山敏弘。攻撃ではある程度見るところがあったのに交代。守備が崩れてそちらを気にしたのでは?と言われていましたが、やることなすこと裏目に。自分の采配に自身が持てない印象を受けました。


■2014/7/5 日本はなぜザッケローニを代表監督にしたのか?経歴を見た疑問

 不思議だったのは私はザッケローニ監督が代表監督に選ばれたときに、セリエAで優勝経験のある実績ある監督だと聞いていたため。にもかかわらず、あまりにも未熟に見えます。で、Wikipediaで経歴を見てみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%83%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B

 "1983年、30歳で当時セリエC2のチェゼナティコの監督に就任。その後、指導者として経験を積み、ウディネーゼ"の監督になります。

●1995年 ウディネーゼ
 "1995年から1998年まで率いたウディネーゼでは、大胆な攻撃サッカーを展開。得点王となったビアホフやアモローゾを擁して1997-1998シーズンを3位という好成績で終え、UEFAカップ出場権を獲得した。この実績が認められ、翌シーズンからACミランの監督に就任することになった"

●1999年 ACミラン
 "ウディネーゼから移籍させた教え子のビアホフやヘルヴェグに加え、ズボニミール・ボバンらを中核として優勝争いを展開。終盤に失速したラツィオを逆転しスクデットを獲得する"

 Wikipediaを読むと、確かにここまでは素晴らしいです。しかし、この後がひどいのです。

 "しかし、翌1999-2000シーズンのCLでは最終節でガラタサライに逆転負けを喫し1次リーグで敗退。選手層の薄さもあってリーグ戦も3位に終わる。翌シーズンは自らのシステム3-4-3を貫こうとしたことで、4バックを標榜するベルルスコーニ会長と対立。チームも低迷(CL2次リーグ敗退)したことにより、シーズン途中で更迭され、後任にチェーザレ・マルディーニが就任した"

●2001年 SSラツィオ
 "2001-2002シーズン序盤にCLでの敗戦により解任されたディノ・ゾフの後任としてSSラツィオの監督に就任。ミラン時代とは異なり4バックも用いる柔軟な采配を見せたものの、CLではグループリーグの突破に失敗。ローマダービーで1-5の惨敗を喫するなどリーグ戦も6位と低迷。最終節にインテルの優勝を阻止する勝利(4-2)を挙げ意地を見せたが、シーズン終了後に解任された"

●2003年 インテル
 "2003-2004シーズンの途中、エクトル・ラウル・クーペルの解任を受けてインテルの監督に就任。当初は無敗で快進撃を続けたが、CLはグループステージで早々に敗退。ホームのアーセナル戦では1-5の大敗を喫した。リーグ戦も4位に終わり、翌シーズンのCL出場権は確保したものの、モラッティ会長の信頼を得られずシーズン終了後に辞任。後任候補にロベルト・マンチーニが浮上していた中での実質的な解任であった"

●2006年 トリノFC
 "2006年9月、セリエAに昇格したシーズン開幕3日前にカイロ会長と対立したジャンニ・デ・ビアージが退任したトリノFCの監督に急遽就任する。
チームは下位に低迷、2007年2月のACキエーヴォ・ヴェローナ戦では、エースのアレッサンドロ・ロジーナを外して惨敗するなどリーグ6連敗し、途中解任された"

●2009年 ユヴェントス
"2009-2010シーズン途中より、成績不振で解任されたチーロ・フェラーラの後任としてユヴェントスの監督に就任した。契約期間はシーズン終了までの4ヶ月。しかし、チーム状態の改善に失敗し、ELでは、決勝トーナメント2回戦の第2戦でフラムFCに1-4と大敗を喫して敗退。また、リーグ戦は7位に終り、CL出場権も逃した。率いたリーグ戦17試合の成績は6勝4分7敗と負け越しであった"

 優勝した後は全く結果を残していないんですよね。優勝どころか、好成績すらありません。きつい言い方してしまうと、過去の栄光にすがっているような戦績です。
 日本代表監督就任後は結果を出していたようですけど、そもそもなぜ日本サッカー協会がザッケローニさんを選んだのか?というのは不思議になる経歴でした。




■2016/7/21 イングランド代表監督、また実績ないサム・アラダイスに ロイ・ホジソンで懲りなかった

 懲りませんね…。
 ロイ・ホジソン監督が史上最低のイングランド代表監督と言われて、過去の戦績を見たものの、そもそもこれといった実績がなく、驚きました。
 日本代表監督のザッケローニもセリエAで大昔に一度成功した程度で、過去の実績はひどかったので、なぜ?と思ったのでよく似ています。

 で、イングランドは今度はビッグサムことサム・アラダイス監督にしたらしいのですが、これまたこれといってぱっとしないんですよ。
 イングランド人どうのこうのと言っていたので、国籍を重視したのかもしれません。EU離脱の国民投票同様に、民族意識重視で理性を欠いた決定です。

 以下は紹介ですけど、長く監督をやっているというだけ。降格ギリギリといった戦いをしています。以前のウェスト・ハムでも二桁順位でした。

-----引用 ここから-----
次期英代指揮官は“ビッグ・サム”へ。英メディア、24時間以内に正式発表と報道 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年07月21日(Thu)8時11分配信
http://www.footballchannel.jp/2016/07/21/post164879/

 かつてボルトンやニューカッスル、ウェスト・ハムなどのクラブを率いた経験があるアラダイス監督は、昨季に指揮官へ就任したサンダーランドで残留争いに巻き込まれながらも残留圏内となる17位に導いた。同クラブは先週、公式サイトでFAとの交渉の場を設けることを許可している。(中略)
 現在61歳のアラダイス監督は、これまでプレミアリーグでアレックス・ファーガソン氏、アーセン・ヴェンゲル監督、ハリー・レドナップ監督に次ぐ4番目に多い試合数となる467試合で指揮を執って来た監督だ。
-----引用 ここまで-----

 ウェスト・ハムなんかはアライダス監督が退任した途端に活躍していますからね。

 最近では2015-2016のプレミア7位が最高ですが、アライダス監督が退任した後の話。理解できない人選です。


■2019/05/04 イングランドが成功の年代別代表監督の昇格、日本の森保一監督も?

 アライダス監督は、戦績以外の理由で解任されてしまい、良し悪しはよくわからないことに。ロイ・ホジソン前監督やイギリス王室を侮辱したこと、加えて選手の移籍で架空契約を結ぼうとしていた事などが明るみに出て、わずか2か月で解任されています。
 その後、 U-21代表監督だったガレス・サウスゲート監督に。クラブ監督と代表監督では求められるものが異なるということを考えると、こうした人事は悪くない人選でしょう。日本でも森保一監督が近いパターンです。
 そして、サウスゲート監督の場合、結果的には大成功。期待が高くなかった若手中心のチームを、組み合わせに恵まれたとはいえ、ワールドカップベスト4に導いています。

 ユース代表経験のある代表監督としては、アルゼンチンU-20で3度優勝しているホセ・ペケルマン監督を思い出します。アルゼンチン代表監督としては2006年のワールドカップ準々決勝敗退で批判されたものの、死の組を1位突破し、最終的に3位となったドイツにPKで敗退というもので悪い内容ではないでしょう。協会側も留任を説得していました。
 さらに、その後のコロンビア代表監督ではブラジル大会でチーム初のベスト8、ロシア大会でも連続でベスト8に導いています。



2025年8月21日木曜日

ヴェルディ社長らが辞任、今後ゼビオ批判をしないという宣誓取り付け

■2020/12/24 東京ヴェルディ、今度は経営危機で株主のゼビオと対立
■2021/01/16 ヴェルディ社長らが辞任、今後批判をしないという宣誓取り付け
■2021/01/16 「過剰な経費利用」「不透明な取引」…経営陣の闇を指摘



■2020/12/24 東京ヴェルディ、今度は経営危機で株主のゼビオと対立

 読売時代は強く名門だった東京ヴェルディですが、強くなくなってからは、何かとごたごたの多いクラブというイメージ。新型コロナウイルス問題で経営危機になり、なおかつ株主と対立ということになっています。ヴェルディ側としては増資したいものの、株主のスポーツ専門店のゼビオがこれを拒否するということになっているそうです。

<J2の東京ヴェルディが来年1月にも資金繰りが立ち行かなくなる可能性があることが15日、分かった。コロナ禍もあって経営が苦しくなり、クラブは約10億円の増資を目指して投資企業を募り、増資のめどが立った。しかし、影響力のある株主のゼビオホールディングス(本社・福島県郡山市、以下ゼビオ)が、新たな投資家の出現を望まないとして、クラブと対立していることが判明した>(東京V来月資金ショートも 株主ゼビオが増資に難色 - J2 : 日刊スポーツ[2020年12月16日5時1分]より)

 今季だけで約5億円の赤字の見通しであり、来年である2021年1月末までに運転資金が底をつく可能性が出てきいるとのこと。しかし、株式の保有割合に合わせて交付を受けられる新株予約権などの権利を持つゼビオ側が増資には否定的。Jリーグ幹部も「今の体制を一新して、ゼビオが経営するのがスムーズ」とし、ゼビオが新株予約権を行使して、経営の主体となって東京Vを立て直すしかないのではないかと指摘しているそうです。

 ただし、ゼビオの株価にはマイナスの影響があり、こちらも険しい道。「より現実的な選択はゼビオが新株予約権を行使して東京Vの現経営陣を一掃した上で、タイミングを計り、他の企業へ転売することだろう」と指摘する声もあるそうです。なお、記事では企業による私物化は、Jリーグの理念に反するという指摘もしています。




■2021/01/16 ヴェルディ社長らが辞任、今後批判をしないという宣誓取り付け

 上記を書いたすぐ後、 12月25日に東京ヴェルディは、6人いる取締役のうち、羽生英之社長を含めた3人の取締役の辞任を発表。羽生英之社長らにより、東京ヴェルディは、増資を目的とした臨時株主総会の開催を12月27日に予定していたのですが、直前になって突然の辞任です。そして、大株主のゼビオホールディングス(HD)が東京ヴェルディの子会社化に踏み切り、臨時株主総会も急遽取りやめとなりました。

 また、辞任発表では、辞任した取締役3名から「弊クラブの信用や評価を毀損する行為を辞任以降行わないことの宣誓」を取り付けている、との異例の注意書きがあるという異例のものでした。ゼビオは何も悪いことをしておらず、羽生社長らやサポーターがおかしいという反論もあるのですが、ここらへん異様さはあります。

 ただ、 Jリーグ事務局長から就任したという異例の社長だった羽生英之体制が失敗だったというのも事実でしょう。1度もJ1に昇格できなかっただけでなく、10年間の観客動員数は伸びずに平均以下。経営状況も良くなかった中での、新型コロナウイルス問題直撃でした。

 

■2021/01/16 「過剰な経費利用」「不透明な取引」…経営陣の闇を指摘

 社長やサポーターなどからゼビオ批判があった件ですが、東京ヴェルディを子会社化した「ゼビオ」の深謀 (東洋経済オンライン 遠山 綾乃 緒方 欽一 : 東洋経済 記者 2020/12/27 6:00)はこれに反論する内容。信じてよいのかわかりませんが、羽生社長が「元凶」と批判した新株予約権のスキームはもともと経営陣を守り、買収から守るものだとのこと。ゼビオが買い叩いたということもなく、むしろ支援し続けてきたとされていました。東京ヴェルディにこれまで投じてきた金額は、スポンサー料や新株予約権、人的支援も含めると10億円程度だといいますから、これについては確かに安くないと感じます。

 ところで、ゼビオは、今までの経営方針も批判しています。有望なユース選手を放出し大物選手を獲得していたため、短絡的だったと批判。また、経営が悪化した要因として、「過剰な経費利用等が常態化」「複数の不透明な商取引」があったとも指摘しています。これらが事実ならかなりヤバイところですね。黒いところがあります。

 また、中長期的には、女子チームやヴェルディの抱えるバスケットボールなどを含めた総合型スポーツクラブとしての強化を進めるとのこと。これが事実なら最初書いたときに予想されていたような短期の売却はなく長期保持ということになりますが、果たしてどうなるでしょうか?

2025年8月20日水曜日

広島ユース黄金世代、高円宮杯出場メンバーから13人がJリーグ入り・プロ入り

■2016/11/9 広島ユース黄金世代、高円宮杯出場メンバーから13人がJリーグ入り・プロ入り



■2016/11/9 広島ユース黄金世代、高円宮杯出場メンバーから13人がJリーグ入り・プロ入り

  2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモを見ながら、このサンフレッチェユースの優勝メンバーから何人プロ入りしたかな?と気になりました。

GK
佐藤昭大 広島 → (中略) → 鹿島 → 熊本
DF
槙野智章 広島 → ケルン → 浦和 【日本代表】
藤井大輔 新潟 → 草津 → 長崎 → 讃岐 
大屋翼 関西大学 → 神戸 → (岡山) → 神戸 →  大宮 
森脇良太 広島 → (愛媛) → 広島 → 浦和

 ここまでパーフェクトですが、森山佳郎監督をして「同世代には絶対に破れない」と言わしめるほどの絶大な信頼を置かれていた藤井大輔選手が広島入りせずにストレートに新潟入りしていました。
 たまにクラブユースから別のクラブに行くことはあるものの、こういう評価高い選手が行っちゃうってのは珍しいですね。ユースの監督とフロントで評価が異なったのかもしれません。

MF
柏木陽介 → 広島 → 浦和 【日本代表】
田中祐樹 → 桃山学院大学 → 日立笠戸 → 広島インターナショナル
https://www.facebook.com/786025071509723/photos/a.787397704705793.1073741828.786025071509723/850567465055483/?type=3&theater

 生年月日:1986年4月28日 出身地:山口県とのこと。
 初めてJリーグ入りしていないっぽい選手。決勝ではいいCK2本蹴っていたとメモしてありました。

木原正和 阪南大学 → 大宮 → 福岡 → カンボジア・リーグのトライアジア プノンペンFC

 メモにはありませんでしたが、当時2年生だったみたいですね。右から突破しての良いセンタリングが印象だった選手。上記のようにストレートにプロ入りはせずに大学を経てJリーグへ。
 その後はカンボジアに行っていますが、何と"2015年、経営危機に陥っているプノンペンFCの存続を条件として、選手兼任監督に就任"という珍しいことに。当時は28歳か29歳ですから結構若いです。

FW
桒田慎一朗(桑田慎一朗) 広島 → 岡山 → タイ・ディヴィジョン1リーグ(2部)のナコーンラーチャシーマーFC

 感想メモしていなかった選手ですがストレートで昇格。

平繁龍一 広島 → (中略) → ザスパクサツ群馬 → 熊本

 チャンスで外したりとさっぱり良いと思わなかった選手。U-19とメモしていましたが、当時1年生だったんですね。すごい選手でした。相変わらず見る目ないです。

前田俊介 広島 → 大分 → (中略) → 札幌 → 鳥取

 各大会で得点王で、(高円宮杯でも?)3大会連続得点王。ユース代表で見ていた選手なので、知っていました。ところが、代表では全然良さがわからず、なぜみんなベタ褒めなのだろうと不思議だった選手。
 この日はすごく強引で個人技で抜いていく場面が目立ちました。テクニックはしっかりしています。この試合は代表よりも良さがわかったものの、やっぱり私はイマイチお気に入りにならず。

 スタメンは11人10人がJリーグ入り。恐ろしいですね。

 以上がスタメンだったものの、U-19の高柳選手は前日10時帰国でベンチスタート。後半登場でした。本当豪華だった広島ユース黄金世代です。
 高柳選手もまあ正直好きではないのですが、この日は一番良いと思った選手。球際強いですし、ここでは身体能力も抜けていました。

MF
高柳一誠 広島 → 札幌 → 神戸 → 熊本

 あと、メモしていなかったものの、他にも途中出場でプロ入りの選手が。どんだけいるのよ? 遊佐克美選手は当時1年生ですね。

遊佐克美 広島 → 金沢 → (中略) → インドのノースイースト・ユナイテッド

 冨成選手は3年生。

冨成慎司 福岡大学 → 岐阜 → 藤枝MYFC → 鹿児島ユナイテッドFC

 高柳ともう一人高何とかって良い選手いたじゃん!と検索したら、高萩でした。当時から有名だったので、怪我だったのかも…ああ、違った。「クラブ史上初のプロの高校生Jリーガー」ということで、それが理由かも。

高萩洋次郎 広島 → 愛媛 → 広島 → オーストラリア・ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC → 韓国・FCソウル 【日本代表】

 以上。すごいですね。ここらへんだけで14人がJリーグ・プロ入りしています。

2025年8月19日火曜日

FIFA最優秀監督、CLなど5冠フリックが謎の落選でクロップになって波紋

■2020/12/21 FIFA最優秀監督、CLなど5冠フリックが謎の落選でクロップになって波紋



■2020/12/21 FIFA最優秀監督、CLなど5冠フリックが謎の落選でクロップになって波紋

 FIFA(国際サッカー連盟)は年間表彰式『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2020』を開催し、年間最優秀監督賞にリヴァプールを30年ぶり戴冠へと導いたユルゲン・クロップ監督を選出。現在トッテナムの監督であるモウリーニョさんはこれに「(引用者注:バイエルン監督のハンジ・フ)フリックが戴冠するものと思っていたがね。彼が勝つ唯一のチャンスは、バイエルンはあと2~3の新たなコンペティションを見つけて、それに勝つことだと思う」と皮肉を言っていました。(モウリーニョ、クロップのFIFA最優秀監督賞に皮肉「フリックは2~3の新大会を見つけるしかない」 | Goal.comより)

 モウリーニョ監督は口が悪いので、本来でしたらいちいち気にしてはいられません。ただ、今回の受賞は確かに不可解。というのも、バイエルンのハンジ・フリック監督は国内2冠、国内外スーパーカップ2冠、チャンピオンズリーグ王者となっていたため。国内タイトルだけでなく、最高峰のCL王者となりながら受賞できないというのは、かなり不可解で不自然でした。

 ここらへんを疑う声は、3冠達成もFIFA最優秀監督賞を逃したフリック「少し失望した…でも人生は続いていく」(GOAL)のコメント一覧 - Yahoo!ニュースでも出ていました。私は本来、陰謀論的なことは支持しないものの、今回の選出はおかしすぎ。弱小クラブでのプレミア制覇ならそちらを優先評価するのはまだ少しは理解できたのですが、リヴァプールの場合はそうでもありませんしね…。

<リヴァプールもしくはクロップ贔屓としか思えないわ(中略)最低だね、腐りきってるよ>
<フリックが選ばれない謎だよな>
<取れるタイトルは全部取ったのにこれ以上どうすりゃいいんだよって感じだろうなフリックからすれば>
<プレミア制覇が最優秀監督なら今までどれだけの人が受賞できたんだよ>


2025年8月18日月曜日

日本にはかつてFCニッポンというクラブが存在…日本代表って意味?

■2020/11/16 日本にはかつてFCニッポンというクラブが存在…日本代表って意味?



■2020/11/16 日本にはかつてFCニッポンというクラブが存在…日本代表って意味?

 「FCニッポン」というクラブがあったと、知ってびっくり。これは「日本代表」という意味ではありません。東京ヴェルディ1969 - Wikipediaを見ていて、知った話なんですよ。つまり、ヴェルディがFCニッポンと名乗っいた時代があったのです。マスコミでもそういう表記はなかったんですけどね。Wikipediaによると、チーム名(正式名称)は、Jリーグ加盟から1999年1月31日までは「読売日本サッカークラブ」、同年2月1日より2009年10月20日までは「FCニッポン」、2009年10月21日以降は現名称の「東京ヴェルディ1969」だといいます。「読売日本サッカークラブ」の「日本」が残った形ですかね。

 ただ、1クラブが「FCニッポン」と名乗るというのは、問題を感じるもの。おこがましい…図々しくでしゃばっている感じもあります。ちなみにかつての読売クラブには「日本代表に選ばれるより読売でレギュラーを取る方が難しい」とも言われた、すごすぎる黄金期がありました。ただ、前述の通り、1999~2009年に名乗っていた名前であり、全然強くなかった時代。最後の優勝は1994年というはるか昔。しかも、FCニッポン時代の最高成績は名乗りだした1999年の7位というひどさ。2006年にはJ2に降格。最高7位、二桁常連、J2降格のくせして、「FCニッポン」とは、マジで図々しいです。

 なお、「FCニッポン」時代に実際に言われていた呼称は、その前の「読売日本サッカークラブ」と変わらず、「ヴェルディ川崎」でした。ヴェルディは絶えず、ホームタウンを川崎から東京へ移すという話も出ていたところですから、川崎愛のなさも感じる話ですね。ヴェルディは日本最高のクラブとしてJリーグに参加し、全国的な知名度も高かったにも関わらず、サポーター愛の弱いクラブとしても有名だったことも思い出します。本拠地である地元川崎への愛がなかったせいかもしれません。


2025年8月17日日曜日

ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!

■2020/07/19 ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!
■2017/02/26 サッカーは下手でも詐欺は天才!騙して20年間プロだったFWカルロス・カイザー
■2017/08/02 契約→引退→撤回→引退のお騒がせカッサーノ
■2017/08/02 カッサーノの引退騒動は美談?
■2017/08/02 カッサーノ「引退するとは一度も言わなかった」




■2020/07/19 ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!

 犬や猫がサッカーの試合に乱入するという話はよくあります。そういった話で「蹴り殺した」という話は聞いたことがないのですけど、鶏を蹴り殺した選手がいるようです。
 これはプロの試合ではなくセミプロの試合。クロアチア東部で2019年11月3日に行われたゲームで、ニワトリを追いかけていたNKイェレングラド(NK Jelengrad)に所属するイヴァン・ガズデク(Ivan Gazdek)選手はこのうちの1羽を足で蹴ると、羽根をまき散らしながらフェンスの向こうに放り投げました。
  23歳のガズデク選手は1匹が死んだことを認めるも、「意図的ではなかった」と主張。また、ペットを何匹か飼っているほどの動物好きだとも主張しています。また、「ニワトリはしばしばピッチに入ってきて、試合を中断させていた。ピッチはふんまみれで、非衛生的な状態だった」という話もしていました。
 これだけでもすごいのですけど、反スポーツ的行為によりレッドカードが提示されたという主審の判断がまた特徴的。言われてみればそりゃそうだなと思いましたが、すぐには結びつきませんでした。
 また、クロアチアの動物愛護団体は彼を告訴予定だったとのこと。こうした動物愛護団体が大嫌いな人が多いですけど、こういうのは日本でも普通に犯罪の可能性があるんですよね。クロアチアの場合は、「動物の殺傷や虐待に当たる犯罪行為」で最大で禁錮1年の刑に服す可能性があるということでした。
(サッカー選手が試合中にニワトリ蹴って死なせる、愛護団体が告訴へ 国際ニュース:AFPBB Newsより)

■2017/02/26 サッカーは下手でも詐欺は天才!騙して20年間プロだったFWカルロス・カイザー

 ジョークニュースじゃないかと思うんですが、本当なんですかね? FWのくせに僅か1ゴール、それでいて、20年間もプロだったというブラジル人FWがいたそうな。

現役20年でたった1ゴール…下手なのにプロで稼ぎ続けた“詐欺師FW”の手口がすごい | ゲキサカ

 米『アトラス・オブスキュラ』によると、カルロス・カイザーさんは、ボタフォゴの下部組織を経て1979年にメキシコのプエブラFCに入団したが、実力が足りずに数か月で退団しました。
 ただ、その後も20年間もプロであり続けました。(20年とありましたが、1990年代初めまで現役とあるので、十数年な気がします)
 どのような詐欺を行っていたのか?というと、以下のような話。

・当時は過去のプレー映像を見ることはできず、クラブのスカウトは有名選手のアドバイスを信じていた。そのため、有名選手たちに取り入り、彼らに気に入られることで他クラブに推薦してもらっていた。
・入団後は、嘘の怪我を申告して調整という名目のもとで時間の引き伸ばしを行い、そのまま数か月の契約期間を満了し、次のクラブに移籍するというパターンを繰り返していた。
・記者に賄賂を渡して自分を良く見せる記事を書かせた。
・当時は高価とされていた携帯電話を手にチームスタッフの理解できない英語で話し、世界的に名が知れていることを装った。
・フランスのアジャクシオに移籍した際、現地で「ブラジルの有名選手が来た」と話題になり、クラブは公開練習を実施してファンの前でテクニックを披露してもらう事態に陥った。ただ、ここでも機転を利かせて、ファンサービスのふりをしてボールを全て客席に蹴り込んだ。最後にユニフォームのエンブレムにキスをすると、ファンは粋なパフォーマンスに大興奮。


 不正を行う人ってみんなそうなのですが、この人も以下のように正当化しています。

「全く後悔はしていない。クラブは多くの選手たちをだましてる。誰かが仕返ししなければいけなかったんだよ」

 ただ、もちろんそんな言い訳は通りませんね。




■2017/08/02 契約→引退→撤回→引退のお騒がせカッサーノ

 カッサーノの引退騒動。フットボールチャンネルは、一時美談にしていたのですよ。引退決めたカッサーノの家族愛。妻は「中国でも行くつもりだったけど…」 | フットボールチャンネル(2017年07月27日(Thu)8時21分配信)なんて記事を書いていました。

 この時点でもうめちゃくちゃカオスなんですよ。
 まず、35歳のカッサーノは7月10日に、新シーズンからセリエAに昇格するエラス・ヴェローナと契約。
 しかし、そのわずか8日後の18日に現役引退を宣言。
 ところが、その日の夕方の会見にはもう「引退なんてバカなことを考えてしまった。考え直さなかったら、人生最悪の決断になった。ただ家族が恋しかった」と撤回。
 そして、 24日に再び2度めの引退の発表を行いました。
(一部は、元伊代表カッサーノが2度目の引退表明、家族を優先 - 海外サッカー : 日刊スポーツより)


■2017/08/02 カッサーノの引退騒動は美談?

 で、これをどう美談にしたのか?と言う話。

  家族はカッサーノが昨季まで在籍したサンプドリアの本拠地ジェノバの近郊に住み、子供たちはそれぞれ学校や幼稚園に通っています。水球選手であった妻であるカロリーナ・マルチャリスさんも、ジェノバに近いチームでの現役復帰を目指していました。
 そして、引退を決めたのは、カロリーナさんや子供たちと離れて暮らすことも、ヴェローナに呼ぶことも選べなかったためとしていました。「アントニオは単純に、私や子供たちが生活を変えることを望まなかったの」とカロリーナさんは語っています。
 カッサーノが18日朝に最初に引退を考えた時には、カロリーナさんは子供たちと一緒に450kmの距離を車で駆けつけ、その日のうちに考え直すよう説得したという。お互いがお互いを支えようとした家族は、最終的にカッサーノの引退という結論に至ることになったとしていました。

 ずいぶんと美しい話にまとめましたね。


■2017/08/02 カッサーノ「引退するとは一度も言わなかった」

 で、その美しい話を彼が1週間後にぶち壊しにします。なんと契約解除にかんするヴェローナとの話し合いでは、「引退するとは一度も言わなかった。違うことが書かれたけど、それが真実だ」と主張しだしました。

 ヴェローナが自分の環境ではないと悟ったとも書かれていましたが、それは勝手な話。
 騒動に付き合わされたヴェローナが違約金を設定したことについても、「(引退するとは一度も言わなかった) だからヴェローナは、ほかのクラブに加入した場合の違約金を設定してきたんだ」と、ヴェローナを悪く言っています。
 クラブに迷惑をかけたという思いは、微塵もないようです。
(お騒がせカッサーノ、やっぱり現役引退否定。「辞めるなんて一度も言ってない」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年08月01日 より)

 こんなクズ男の話を美談にしちゃいけませんよ。


2025年8月16日土曜日

日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している

■2017/02/16 NHKのサッカー映像制作は下手 専門ではなく外注だから
■2017/02/16 日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している
■2017/11/04 ハットトリックの語源は同じイギリス発祥のクリケットに由来って本当?


■2017/02/16 NHKのサッカー映像制作は下手 専門ではなく外注だから

 元JFA会長の岡野俊一郎さんによると、サッカーの試合における映像制作が最も上手いのは文句なしでイギリスのBBC。なぜかと言えば、サッカー専門のクルーを擁しているから。日本ではNHKでもサッカー専門クルーを持っておらず、すべて外注だそうです。
 例えば、日本の映像でおかしいのは、選手個人のアップが長すぎること。シュートを外した選手を、ずっと追っていることが珍しくないが、すでに試合は動き出していて画面がそれを捉えていない、といった具合です。
(岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その2)TV中継で誤用が多い「ゴールマウス」と「ボランチ」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2014年07月22日(Tue)10時33分配信 text by 藤江直人より)


■2017/02/16 日本人はゴールマウスとボランチの意味を誤解している

 驚いたのは、ゴールマウスは完全に元の意味と違っているという話。現在のゴールマウスは、ゴールの枠内を差しており、これを超えるとゴールになるという面のことを指して使われています。アナウンサーが「シュートがゴールマウスを外れました」と言うことがあると、岡野さんは指摘しています。
 ところが、これ、本当は間違いなんだそうな。ゴールマウスとはかつてはゴールエリアを意味して、それが徐々に変化してきて、いまではゴール前の危険な地域を指すようになったのだそうです。

 一方、ボランチの方は、一応役割だというのは理解していました。「ハンドル」といった意味だと聞いたことがあります。守備的な中盤ではなく、全体をコントロールするようなイメージで捉えていました。
 ただ、岡野さんは、以下のように言っていて、またちょっと違う指摘ですかね。

「ボランチというポルトガル語をポジションの意味で普通に使う。ボランチとは役割を指すのであって、決してポジションではない。FIFAの公式記録を見れば一目瞭然です。サッカーにおけるポジションはGK、DF、MF、FWの4つしかないんです」

 インタビューアーは、"「舵取り役」や「ハンドル」を意味するボランチという言葉は、1993年のJリーグ創設以降に来日したブラジル人選手が広く浸透させたと言われています"と、補足していました。



■2017/11/04 ハットトリックの語源は同じイギリス発祥のクリケットに由来って本当?

 サッカー用語関連で「ハットトリック」の語源について。ただ、クリケット由来という説明は、有名ですよね。ところが、日本サッカー協会のページでは、「語源は諸説あります」と書いていたので、一瞬ドキッとしました。
 ただし、続けて 「イギリス発祥のクリケットに由来しているといわれています」とのことでやはり有力とのこと。
 クリケットは日本では全く馴染みがないものの、実はインドでは今でも大人気なスポーツ。日本サッカー協会では、「クリケットは野球の元になったスポーツ」としていました。

 さらにクリケットで3人の打者を連続でアウトにするのは、野球以上に難しいと説明した上で、その偉業を成し遂げた選手には高級な帽子が贈られ、大変な名誉なこととされた、と紹介しています。
 ここまで書くともうおわかりですね。これがサッカーでも使われるようになり、1試合で3得点した場合をハットトリックというようになったというのが有力なようです。

 ちなみに異説としては、「「選手の功績を称えて観客が帽子を投げ入れたから」というのがあるそうな。初めて聞きました。
 また、6得点をダブルハットトリック、9得点をトリプルハットトリックというとも説明されていてびっくり。俗な言い方だと思っていましたわ。
(ハットトリックの語源は?|お問い合わせ|日本サッカー協会より)



2025年8月15日金曜日

【クイズ】1989年のコロンビアリーグで優勝チームがいなかった驚きの理由とは?

■2020/08/10 【クイズ】1989年のコロンビアリーグで優勝チームがいなかった驚きの理由とは?
■2016/12/16 コロンビアのアトレティコ・ナシオナル、クラブワールドカップで来日
■2020/08/10 【答え】1989年のコロンビアリーグで優勝チームがいなかった驚きの理由とは?



■2020/08/10 【クイズ】1989年のコロンビアリーグで優勝チームがいなかった驚きの理由とは?

 コロンビアのリーグで何かおもしろい話をなにか一つは…と探して、最初にクイズを入れることに。おもしろいというよりは、物騒な感じのクイズになってしまいました。私のおもしろくないサッカーの感想の後にクイズの答えがあります。

【クイズ】コロンビアにおけるサッカーの最上位リーグであるカテゴリア・プリメーラAですが、1989年にはポストシーズンが中止され、優勝チームを決定できなかったそうです。その理由として正しいものはどれでしょう?

(1)政情不安によって中止されたため。
(2)審判が暗殺されたため。
(3)麻薬取引にほとんどのクラブが関わっていたため。


■2016/12/16 コロンビアのアトレティコ・ナシオナル、クラブワールドカップで来日

 あんまり南米のチームって見る機会ないですよね。鹿島が3-0で勝った2016年のクラブワールドカップ準決勝ですが、内容的にはコロンビアのアトレチコ・ナシオナルがむしろ優勢でした。


GK 34  フランコ・アルマーニ
DF
2 ダニエル・ボカネグラ
3 フェリペ・アギラール
12 アレクシス・チャラレス
19 ファリド・ディアス
MF
6 マテウス・ウリベ
8 ディエゴ・アリアス
10 マクネリー・トーレス
FW
9 ミゲル・ボルハ
21 ジョン・モスケラ
28 オルランド・ベリオ
監督 レイナルド・ルエダ
(【鹿島×ナシオナル|スタメン発表】永木に代わり小笠原! 金崎は再びスーパーサブ
SOCCER DIGEST Web 12/14(水) 18:44配信 より)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00021198-sdigestw-socc

GK 34  フランコ・アルマーニ
 3失点ですけど、アルマーニも別に悪くはなかったですよね。むしろ前半はよく当たっていて、裏へのボールも飛び出していて守備範囲広くよく守っていて良いゴールキーパーだと思いました。
 1点目はPK、3点目は完全に崩されて。2点目は競り合ってこぼれてではあるものの、ミスだとは感じませんでした。アルゼンチン人って紹介されていた記憶。

MF 10 マクネリー・トーレス
 ゲームメイクしていた選手。スルーパスを通してきていて、怖かった選手の一人。いい選手です。Wikipediaもありました。ワールドカップで見た記憶はないですし、情報もありません。

FW 9 ミゲル・ボルハ
 センターフォワードみたいな感じ。ポストプレーが良かったものの、体の強さというよりはうまさで収まる選手。相手に最初に体を当てておいて、距離を開けてボールをコントロールするプレイが目立っていました。
 ただ、ワンタッチでボールを意外な方向に動かしてターンするプレイも何度もやっていて、印象的です。ここらへんもあって点取り屋という紹介のイメージとは異なるものの、シュートセンスは感じました。ゴリゴリってイメージではなく、うまさが前面に出ているFWですね。
 しかし、後半は焦りがあったのか、シュートなど力みのあるプレイが増えてしまいました。ああ、まだ23歳なんだ。後半の焦りは確かに若さなのかもしれませんけど、前半の老練さも感じさせるプレーからしてベテランなんだと思って見ていましたわ。

 なお、その後、アトレティコ・ナシオナルは、飛行機事故が起きて決勝で戦えなかったシャペコエンセに、コパ・スダメリカーナの優勝を譲り、受理されました。アトレティコ・ナシオナルは、夏にコパ・リベルタドーレスを制していましたので、コパ・リベルタドーレス優勝でコパ・スダメリカーナ準優勝ということになります。



■2020/08/10 【答え】1989年のコロンビアリーグで優勝チームがいなかった驚きの理由とは?

【クイズ】コロンビアにおけるサッカーの最上位リーグであるカテゴリア・プリメーラAですが、1989年にはポストシーズンが中止され、優勝チームを決定できなかったそうです。その理由として正しいものはどれでしょう?

(1)政情不安によって中止されたため。
(2)審判が暗殺されたため。
(3)麻薬取引にほとんどのクラブが関わっていたため。

【答え】 (2)審判が暗殺されたため。

 コロンビアは治安の悪い国というイメージがあり、サッカー選手の暗殺事件も起きています。Wikipediaには詳しい話がなかったのですけど、審判が暗殺されたことが原因で1989年にはポストシーズンが中止され、優勝チームを決定できなかったそうです。
 なお、 政情不安によって中止されたというのは、1947年から1948年にかけてのリーグ。実はこれリーグ創設の年であり、いきなり最初からつまずいたようです。
  「(3)麻薬取引にほとんどのクラブが関わっていたため」は完全に一から作った選択肢でしたが、コロンビアは麻薬取引のイメージも強いため、「あり得る」と思った方もいたかもしれません。


2025年8月14日木曜日

アルビレックス新潟シンガポールは成功しているのか?

■2020/11/14 シンガポールでプレーする「アルビレックス新潟シンガポール」
■2020/11/14 アルビレックス新潟シンガポールは成功しているのか?



■2020/11/14  シンガポールでプレーする「アルビレックス新潟シンガポール」

 作られたときにおもしろいな!と思っていた「アルビレックス新潟シンガポール」。今頃ですが、Wikipediaを読んでみました。2004年からシンガポールプレミアリーグ(旧称:Sリーグ)に参加しているということで、もうかなり昔からですね。

 そもそもどういった目的なのか?と言うと、チームの目的として、同国でのサッカーのレベルアップへの貢献と、選手の国際経験の充実化を図ることを目指している、との説明。第一にシンガポールのサッカーへの貢献を謳っているようです。ただ、私は若手の育成がメインだと思っていました。こちらも「選手の国際経験の充実化」というひねった書き方をしていますね。

 Wikipediaによると、選手は日本でスカウト・採用された選手と、アルビレックス新潟のスポンサーの1社であるNSGグループが運営する「JAPANサッカーカレッジ」(JSC)の在学者や卒業生から選抜されたメンバーが主体となったとのこと。この説明は「最初は…」という意味ですかね。この説明の後、「アルビレックス新潟や、それ以外のJリーグチームから若手の育成先として選手の派遣を受け入れつつ、Jリーグクラブを契約満了となった若手選手、前述のJSCの履歴を持つ選手などで構成される」と続いています。

 おもしろいのは、選手だけでなく若手の指導者をチーム首脳に登用したり、Jリーグのベテラン選手をコーチ兼任で派遣または現地採用するなど、選手育成だけでなく指導者の育成も行っているということ。こちらは若手の育成だけでなく、シンガポールサッカーへの貢献という目的に合う活動もしているんですね。



■2020/11/14 アルビレックス新潟シンガポールは成功しているのか?

 ズバリ「アルビレックス新潟シンガポール」は成功しているのか?というのが気になっていたのですが、Wikipediaでは成功していると思わせる書き方をしている部分があります。これは、Jリーグで活躍している人を輩出…といったものではなく、「選手の国際経験の充実化」と掲げていた目的に合うものです。きれいごと言っているだけじゃなく、ちゃんと目標に沿ってやっているみたいですね。

<近年はアルビレックス新潟シンガポールから移籍後に東南アジアを中心で活躍する選手たちを次々と輩出しており、2010年11月のポルトガル2部リーグのCFベレネンセスとのパートナーシップ契約締結や、アジア諸国の代理人とのコンタクトを密にすることで、戦略的に海外で活躍する日本人選手を生み続けようとしている>

 また、当初はアルビレックス新潟からの財政援助を受けてきたのですが、現在は単体で黒字を確保しているとのことで、ビジネス的にも成功。私はこういった面も重視します。

 なお、2016年、シンガポールで史上初となる四冠を達成し、翌年も四冠を達成するなど、チームとしても活躍。ここらへんはシンガポール側としてはどうなんですかね? その後は、レギュレーションが改定されるなどしています。この改定により、シンガポール人選手を登録が可能となって、シンガポール人下部組織を作るなどしており、シンガポール側には良さげな方向性。シンガポールのサッカーへの貢献というお題目の方も、結果的には、かなりしっかりやられることになっていそうでした。



2025年8月13日水曜日

サッカー・コートジボワール代表はドログバのチーム 好きなのはジェルビーニョ

■2014/7/5:サッカー・コートジボワール代表はドログバのチーム
■2023/05/16 コートジボワール好きな選手ベスト11 ジェルビーニョ、コロ・トゥーレ、ヤヤ・トゥーレなど
■2014/7/5:コートジボワール代表ドログバ、アフリカ最高のフォワード
■2014/7/5:コートジボワール代表ボランチ、ヤヤ・トゥーレ 兄弟2人もサッカー選手
■2014/7/5:ジェルビーニョがコートジボワール代表で一番好き ボールタッチが好み
■2014/7/5:日本戦で活躍したセルジュ・オーリエ、ウィルフリード・ボニーなど



■2014/7/5:サッカー・コートジボワール代表はドログバのチーム

 ワールドカップ2014 日本VSコートジボワール のときのメモです。ワールドカップ2014で日本と対戦したコートジボワール。アフリカ最強のチームなどと言われていましたが、選手が誰も浮かびませんでした。メンバー見て何となく思い出したものの、あまり好きな選手のいないチーム…と思っていたら、いました、いました!

6月15日(日) グループC コートジボワール     2-1     日本
0(前半)1
2(後半)0
本田 圭佑(前半16分)
ウィルフリード ボニー(後半19分)
ジェルビーニョ(後半21分)  

コートジボワール

GK    1    ブバカル バリー    
RSB    17    セルジュ オーリエ
RCB    5    ディディエ ゾコラ  
LCB    22    スレイマヌ バンバ
LSB    3    アルトゥール ボカ    後半30分  
RDH    9    イスマエル ティオテ  
LDH    20    セレイ ディエ    後半17分
OH    19    ヤヤ トゥレ  
RSH    10    ジェルビーニョ
LSH    8    サロモン カルー    
FW    12    ウィルフリード ボニー    後半33分
 交代
FW    11    ディディエ ドログバ    後半17分
DF    18    コンスタン ジャクパ    後半30分
MF    13    ヤ コナン    後半33分

グループC第1節 コートジボワール vs. 日本 - 試合詳細 - ブラジルワールドカップ特集 - スポーツナビ
<a href="http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403" target="_blank">http://brazil2014.yahoo.co.jp/game/result/?gid=2014061403</a>
ポジションはテレビから。

 特に覚えていませんでしたが、ドログバなどを見て思い出します。カルーはプレミアリーグかどこかでも見ましたし、ヤヤ・トゥーレは結構好きな選手。兄弟のコロ・トゥーレはもっと好きだった気がしますが、今回はいません。
 それより何より一番好きだったのがジェルビーニョ。画面が小さくて紹介じゃ名前がよく見えなかったんですが、あっ、このブラジル系の名前の選手好きだったはず!と思いました。ボールタッチがすごく好みです。

 前半はヤヤ・トゥーレが中心なのかなぁ?という感じでしたが、うまく周囲と合わず力を出し切れていない印象。後半になると、ドログバが出てきてチームが一変。ドログバを止められると打つ手なしなんて言われていましたが、やはりドログバのチームですね。すごい選手ですわ。


■2023/05/16 コートジボワール好きな選手ベスト11 ジェルビーニョ、コロ・トゥーレ、ヤヤ・トゥーレなど

 コートジボワールは好きでもない…と書いていたときもあったものの、見返してみるとかなり好きなチームの一つといった感じで好きな選手がかなりいます。特にジェルビーニョはアフリカベスト11クラスで大好き。ただ、全盛期が終わり、今後はなかなか苦しいかもしれません。

  ドログバ

カルー  ジェルビーニョ

  ヤヤトゥレ

 ディエ ティオテ

ボカ     オーリエ

 バンバ コロトゥレ

   バリー

GK    ブバカル バリー 1    34歳(2014年ワールドカップ) 1979/12/30 180cm

RSB     セルジュ オーリエ 2 21歳(2014年ワールドカップ) 1992/12/24 174cm
 日本戦で2本クロスからアシストしていた選手。

CB、RSB    コロ・トゥーレ 8  29歳(2010年ワールドカップ) 1981/3/19 183cm

LCB    スレイマヌ バンバ 1 29歳(2014年ワールドカップ) 1985/1/13 190cm

LSB    アルトゥール ボカ  1 31歳(2014年ワールドカップ) 1983/4/2 166cm

RDH    シェイク・イスマエル・ティオテ 1  28歳(2014年ワールドカップ) 1986/6/21 180cm

LDH    セレイ ディエ 2 29歳(2014年ワールドカップ) 1984/11/7 179cm
 前半カウンターでドリブル。良い位置でフリーキックを貰っていた選手。

CH、OH、CB    ヤヤ・トゥレ(トゥーレ) 7  歳(2010年ワールドカップ) 1983/5/13 191cm

RSH    ジェルビーニョ(ジェルヴィーニョ) 9 23歳(2010年ワールドカップ) 1987年5月27日 179cm
 ミスプレーも多いんですけど、ボールタッチが好き。私は攻撃なら結構ミス多い選手も好きですね。どんどんと仕掛けていて楽しい選手です。

LSH    サロモン カルー 1    28歳(2014年ワールドカップ)  1985年8月5日 186cm

FW    ディディエ ドログバ 2 36歳(2014年ワールドカップ) 1978/3/11 189cm
 ドログバが入ってがらっと流れが変わります。やはりドログバのチーム。低い位置でもドログバが持つと取られないですので、チームも楽。安心感、安定感が出てきました。
 競り合いも強く、長いボールでも収めたり、味方に出したりできるので非常に助かるプレイヤー。逆にドログバを止められると打つ手が無いと言われていましたが、当面ドログバ頼りからは抜けられなそうです。良い選手だなぁ。


■2014/7/5:コートジボワール代表ドログバ、アフリカ最高のフォワード

 好きか?っていうと別に全然好きではないんですが、ドログバは本当すごい選手ですね。アフリカ最高のフォワードと言われるのもわかります。
 前半はちょっとピリッとしなかったコートジボワール。もう少ししっかりしていれば数点入っただろうなというゲームでしたが、うまいこと行きません。アフリカのチームはムラッ気あるしなぁと思います。

FW    11    ディディエ ドログバ    後半17分IN

 しかし、ドログバが入ってがらっと流れが変わります。やはりドログバのチーム。低い位置でもドログバが持つと取られないですので、チームも楽。安心感、安定感が出てきました。
 競り合いも強く、長いボールでも収めたり、味方に出したりできるので非常に助かるプレイヤー。逆にドログバを止められると打つ手が無いと言われていましたが、当面ドログバ頼りからは抜けられなそうです。良い選手だなぁ。

 交代で入ってすぐ右サイドドリブルで入っていてヒール。チャンスに。この入り方がまた良かったんですね。
 日本が戻れず中央で4VS4の場面。よりによってドログバのマークを外しちゃいましたが、DFに当たってCKで済みました。

生年月日     1978年3月11日
身長     189cm
体重     91kg
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%90

 コートジボワールってどんなチームだっけ?とわからなかったんですが、ドログバと聞いて何となく「あー」と。でも、もうすごい年齢じゃない?今回はもういないと思っていた…と感じたので、確かめてみると36歳の大ベテラン。これで代表のFWでレギュラー(本当はレギュラーだったんですよね、たぶん)、しかも、チームの中でもずば抜けたパフォーマンスってのはすごいですね。
 古い選手で私も見たことはないんですが、アフリカではロジェ・ミラというカメルーンの伝説のFWがいました。彼が大活躍した1990年イタリアW杯ではたぶん38歳。アフリカはすごいFWを輩出しますね。




■2014/7/5:コートジボワール代表ボランチ、ヤヤ・トゥーレ 兄弟2人もサッカー選手

 ワールドカップ2014で日本と対戦したコートジボワール。コートジボワールって誰いたっけ?と思いましたが、ヤヤ・トゥーレはバルセロナ時代に結構好きでした。

OH    19    ヤヤ トゥレ
 DHが本職だと思っていましたが、今回は一つ高い位置。今シーズンはマンチェスター・シティでも大活躍したそうな。チームでも前半は中心といった感じでした。

 でも、病み上がりみたいなことを言っていましたね。本人の試合勘やコンディション以上に、解説の岡田武史さんは周囲の動きが一つ遅いのでは?という指摘。中心となっているものの、今日は大きな活躍はできませんでした。後半も途中出場のドログバに持って行かれた感じ。

 兄弟のセンターバックのコロ・トゥーレの方がどちらかと言うと好きだった気がしましたが、今回は出ていません。ヤヤ・トゥーレもセンターバックできると私は思っていました。メンバーの欠員や途中交代によってバルセロナ時代はセンターバックもやり、パフォーマンスも良かった覚えがあるためです。
 しかし、Wikipediaを見ると飽くまでポジションは中盤。こなせるものの、頻繁ではないってことみたいですね。
 コロ・トゥーレの他にイブラヒム・トゥーレという兄弟もいたそうです。ワールドカップ期間中に亡くなってしまい、トゥーレ兄弟がブラジルを後にする…というニュースで初めて知りました。
 ただ、今になってニュースを探してみると、違ったみたいです。

-----引用 ここから-----
トゥーレ兄弟、弟の悲報にもチームに残留 - Goal.com 2014/06/22 3:27:00

弟の死という悲しい知らせを受け取ったコートジボワール代表のDFコロ・トゥーレとMFヤヤ・トゥーレの兄弟だが、ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント進出が懸かるギリシャ戦に向け、チームにとどまることを決断したようだ。イギリス『BBC』や『ESPN』などが伝えている。(略)

この訃報を受けて、コロとヤヤの両選手が、代表チームを離脱するとも伝えられていた。だが、『BBC』などによると、コートジボワール代表のスポークスマンは、「彼らはチームにとどまることを決めた。ブラジルを離れない」と話したそうだ。
http://www.goal.com/jp/news/5256/2014%E5%B9%B4w%E6%9D%AF/2014/06/22/4902124/%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%E5%85%84%E5%BC%9F%E5%BC%9F%E3%81%AE%E6%82%B2%E5%A0%B1%E3%81%AB%E3%82%82%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AB%E6%AE%8B%E7%95%99
-----引用 ここまで-----

 トゥーレ兄弟にとっては、たいへんな大会になってしまいました。


■2014/7/5:ジェルビーニョがコートジボワール代表で一番好き ボールタッチが好み

 ワールドカップ2014で日本と対戦したコートジボワール。あまり好きな選手のいないチーム…と思っていたら、大好きな選手がいましたわ。ジェルビーニョです。

 確かボールタッチがすごく好みだったはずと思って見てみると、やはりそういうタイプでした。いるんですよね、ボールタッチ見ているだけで幸せになれる選手って。

 4年前にもブラジル人っぽい名前だと思っていたものの、特に調べず。ブラジルからアフリカへの帰化というパターンなら珍しいなと思っていたんですが、違いました。あだ名みたいです。
 Wikipediaはジェルヴィーニョ(Gervinho)と表記。本名はジェルヴェ・ヤオ・クアッシ(Gervais Yao Kouassi)。 ロウナドがロナウジーニョという要領ですね。「かわいい」という意味で「~ちゃん」という感じの愛称。1987年5月27日生まれ、     179cm、80kg。
 Wikipediaによれば、普通にコートジボワール・アニャマ出身であるものの、コートジボワールの都市アビジャンを本拠地とする"ASECミモザの下部組織に5年間所属し、ブラジル人監督からポルトガル語のジェルヴィーニョというニックネームを授かった"そうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A7

RSH    10    ジェルビーニョ

 この日見ていてもやはりうまいという選手。ミスプレーも多いんですけど、ボールタッチが好き。私は攻撃なら結構ミス多い選手も好きですね。彼は4年前もこんな感じだったと思いますが、どんどんと仕掛けていて楽しかった記憶があります。

 右という紹介でしたが、左利きですし左右は流れの中でカルーと変わりながら。4年前よりは無茶な仕掛けは減ったかな?
 後半中央で完全にマークが外れました。足のプレーではなく、ヘッドで得点。




■2014/7/5:日本戦で活躍したセルジュ・オーリエ、ウィルフリード・ボニーなど

RSB    17    セルジュ オーリエ

 日本の悪い奪われ方が多かったところ。右の守備の枚数足りない中で、距離も詰められなかったので、落ち着いてクロス。ゴールが決まったのでアシストを記録。

 直後にまた右からのクロスで2点目もアシスト。

 何となく聞いたことありそうな名前と思いましたが、初見でしたね。Wikipedia見ると若い選手でした。

生年月日     1992年12月24日(21歳)
身長     174cm
体重     76kg

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A8

 フランスのRCランスでキャリアをスタートさせて、現在もトゥールーズFCに所属。フランスとの二重国籍です。

LDH    20    セレイ ディエ    後半17分OUT

 ワンプレー記憶に残っただけで、ほとんどメモなし。Wikipediaもまだありませんでした。

 前半カウンターでドリブル。良い位置でフリーキックを貰った場面が心に残ったくらい。よく覚えていませんけど、今後のためにメモ。

FW    12    ウィルフリード ボニー    後半33分OUT

 後半右からのクロスで森重のマークをうまく外して、同点ゴール。得点取ったのもそうですし、マークを外せたのも良かったです。
 ただ、他のプレーでは特に印象に残らず。
 Wikipediaはありました。

生年月日     1988年12月10日
身長     182cm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8B%E3%83%BC

 現在はプレミアリーグのスウォンジ・シティAFCというところでプレーだそうな。初めて聞いたクラブ。ここで活躍したようです。


2025年8月12日火曜日

やたら多い広島ユース優勝組の浦和入り 森脇良太、柏木陽介、槙野智章

■2016/11/4 広島ユース時代全く良さを見抜けなかった将来の日本代表・槙野智章

■2016/11/4 やたら多い広島ユース優勝組の浦和入り 森脇良太、柏木陽介、槙野智章


■2016/11/4 広島ユース時代全く良さを見抜けなかった将来の日本代表・槙野智章

 2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモより。

 注目選手とも紹介されていなくって全く感想もなかったのですが、メンバー見ていてあれ、槙野って日本代表の槙野じゃね?と気付きました。全く良さを見抜けませんでしたわ。まあ、しょっちゅうですから良いんですけど。
 当時は2年生だったみたいですね。

-----引用 ここから-----
槙野 智章(まきの ともあき、1987年5月11日 - )は、広島県広島市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・浦和レッドダイヤモンズ所属。ポジションはディフェンダー。広島県立吉田高等学校卒業。日本代表。(中略)

2003年にユースチームに昇格。ユース時代からの同期には柏木陽介、木原正和、福本尚純がいる。2年次からセンターバックとしてレギュラーを獲得し、ユースレベルでの3大大会の全てで決勝に進出し2冠達成に貢献した。一学年上の藤井大輔と組んだセンターバックは森山佳郎監督から「同世代には絶対に破れない」と賞賛された。3
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%99%E9%87%8E%E6%99%BA%E7%AB%A0
-----引用 ここまで-----

 ほとんど最近試合を見ておらず、代表招集で名前があるのを覚えていたというだけで、一度も試合を見たことがありません。今は浦和なんですね。
 私はサイドバックもこなせると聞いていたので、そのイメージでした。
 ただ、"ミハイロ・ペトロヴィッチ曰く「DFらしいDF」。コーチングに優れ、高い身体能力と闘争心を持ち、1対1の局面での強さに定評がある"といった評価。
 サイドという記述もWikipediaにはほとんどなく、プロ入り前の以下が1つ。

-----引用 ここから-----
2000年にサンフレッチェ広島ジュニアユースに入団。同期には森重真人、左山晋平などがいる。当初はFWのポジションでプレーし、森重や平繁龍一と2トップを組んでいたが、トップ下、サイド、ボランチなど様々なポジションを経て、中学3年次にコーチの月岡利明によりセンターバックにコンバートされた[2]。
-----引用 ここまで-----

 もう一つは以下。

-----引用 ここから-----
2010年12月、ドイツへ渡り、ボルシア・ドルトムントとホッフェンハイムの練習に参加。独誌キッカーからは「1対1の弱さがあり、右サイドバック向き。獲得は現実的ではない」と評され、契約には至らず、日本へ帰国。しかし、2010年12月30日、当時ケルンのスポーツディレクターを務めていたフォルカー・フィンケの誘いでドイツ・ブンデスリーガの1.FCケルンへ完全移籍加入することで合意したと発表された[8][9]。契約期間は2013年6月30日まで。代理人は長谷部誠、香川真司らと同じトーマス・クロート。
-----引用 ここまで-----

 身長は182cmで、これは背の低い日本人選手としては大柄な部類です。ただ、ヨーロッパ、特にドイツとなると見劣りするでしょうね。で、出場機会に恵まれず、浦和入りってことみたいでした。
 センターバックの日本人選手のトップリーグでの活躍は、なかなか難しそうです。



 ■2016/11/4 やたら多い広島ユース優勝組の浦和入り 森脇良太、柏木陽介、槙野智章

 2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモより。
 森脇 良太は右サイドバックで登場。トップ入りが決まっていて、攻撃な得意な選手という紹介。ただ、その得意とされる攻め上がりはあまり目立たず。メモでは「体格ではこの中では上。身体的に上」とあった。Wikipediaのプロフィールを見ると、177cm。高校クラスならそうだろうなという数字ですね。

-----引用 ここから-----
森脇 良太(もりわき りょうた、1986年4月6日 - )は、日本のプロサッカー選手。広島県福山市幕山台出身。Jリーグの浦和レッドダイヤモンズ所属。ポジションはディフェンダー。広島県立吉田高等学校卒業。元日本代表。

生年月日     1986年4月6日(30歳)
出身地     広島県福山市
身長     177cm
体重     75kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E8%84%87%E8%89%AF%E5%A4%AA
-----引用 ここまで-----

 海外リーグじゃなくて日本でもCBならちょっと小さいくらいの感じだと思ったら、プロ入り後にCBに転向したそうな。

-----引用 ここから-----
強引な突破とシュートが特徴の右アウトサイド。本職はサイドバックだが、ミハイロ・ペトロヴィッチは攻撃参加や楔のパスを評価し[1] 広島ではセンターバックとしてプレーする[2][3]。
-----引用 ここまで-----

 エピソードでは以下が印象的。

-----引用 ここから-----
2014年3月15日Jリーグ第3節サンフレッチェ広島戦で交代後ロスタイムに原口元気の追加点が決まると、ゴールを決めた原口元気、槙野智章とゴールパフォーマンスに参加。ところがベンチに戻ろうとした際ピッチに入ってしまい、これがサッカー競技規則第12条ファウルと不正行為に抵触し、すでにイエローカードを受けていたためレッドカードで退場となり、交代選手が退場になる珍事が起きた。しかしルールを把握しておらず、この判定に激高し主審に詰め寄ろうとしてしまうが、いち早く気付いたピッチサイドリポーターを務めていた朝井夏海がなだめロッカールームに戻った。興奮が収まらなかったが、チームスタッフがルールを教え、ここでようやく自分の犯したミスに気がついた。
-----引用 ここまで-----

 Wikipediaでは説明がないものの、この後浦和入りしています。今回広島ユースのメンバーを見ていて思ったのですが、このときのユースメンバーの浦和入り多くないです?  同じ優勝メンバーの柏木陽介や槙野智章も浦和入りしています。スタメンの中で3人が浦和入り。プロ入り選手に限るとさらに確率が上がりそうです。うーん、このことは広島ファンはどう思っているんでしょうね?