2023年5月9日火曜日

ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!

■2020/07/19 ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!
■2017/02/26 サッカーは下手でも詐欺は天才!騙して20年間プロだったFWカルロス・カイザー
■2017/08/02 契約→引退→撤回→引退のお騒がせカッサーノ
■2017/08/02 カッサーノの引退騒動は美談?
■2017/08/02 カッサーノ「引退するとは一度も言わなかった」




■2020/07/19 ボールじゃなくて鶏をキックで蹴り殺して退場処分に!

 犬や猫がサッカーの試合に乱入するという話はよくあります。そういった話で「蹴り殺した」という話は聞いたことがないのですけど、鶏を蹴り殺した選手がいるようです。
 これはプロの試合ではなくセミプロの試合。クロアチア東部で2019年11月3日に行われたゲームで、ニワトリを追いかけていたNKイェレングラド(NK Jelengrad)に所属するイヴァン・ガズデク(Ivan Gazdek)選手はこのうちの1羽を足で蹴ると、羽根をまき散らしながらフェンスの向こうに放り投げました。
  23歳のガズデク選手は1匹が死んだことを認めるも、「意図的ではなかった」と主張。また、ペットを何匹か飼っているほどの動物好きだとも主張しています。また、「ニワトリはしばしばピッチに入ってきて、試合を中断させていた。ピッチはふんまみれで、非衛生的な状態だった」という話もしていました。
 これだけでもすごいのですけど、反スポーツ的行為によりレッドカードが提示されたという主審の判断がまた特徴的。言われてみればそりゃそうだなと思いましたが、すぐには結びつきませんでした。
 また、クロアチアの動物愛護団体は彼を告訴予定だったとのこと。こうした動物愛護団体が大嫌いな人が多いですけど、こういうのは日本でも普通に犯罪の可能性があるんですよね。クロアチアの場合は、「動物の殺傷や虐待に当たる犯罪行為」で最大で禁錮1年の刑に服す可能性があるということでした。
(サッカー選手が試合中にニワトリ蹴って死なせる、愛護団体が告訴へ 国際ニュース:AFPBB Newsより)

■2017/02/26 サッカーは下手でも詐欺は天才!騙して20年間プロだったFWカルロス・カイザー

 ジョークニュースじゃないかと思うんですが、本当なんですかね? FWのくせに僅か1ゴール、それでいて、20年間もプロだったというブラジル人FWがいたそうな。

現役20年でたった1ゴール…下手なのにプロで稼ぎ続けた“詐欺師FW”の手口がすごい | ゲキサカ

 米『アトラス・オブスキュラ』によると、カルロス・カイザーさんは、ボタフォゴの下部組織を経て1979年にメキシコのプエブラFCに入団したが、実力が足りずに数か月で退団しました。
 ただ、その後も20年間もプロであり続けました。(20年とありましたが、1990年代初めまで現役とあるので、十数年な気がします)
 どのような詐欺を行っていたのか?というと、以下のような話。

・当時は過去のプレー映像を見ることはできず、クラブのスカウトは有名選手のアドバイスを信じていた。そのため、有名選手たちに取り入り、彼らに気に入られることで他クラブに推薦してもらっていた。
・入団後は、嘘の怪我を申告して調整という名目のもとで時間の引き伸ばしを行い、そのまま数か月の契約期間を満了し、次のクラブに移籍するというパターンを繰り返していた。
・記者に賄賂を渡して自分を良く見せる記事を書かせた。
・当時は高価とされていた携帯電話を手にチームスタッフの理解できない英語で話し、世界的に名が知れていることを装った。
・フランスのアジャクシオに移籍した際、現地で「ブラジルの有名選手が来た」と話題になり、クラブは公開練習を実施してファンの前でテクニックを披露してもらう事態に陥った。ただ、ここでも機転を利かせて、ファンサービスのふりをしてボールを全て客席に蹴り込んだ。最後にユニフォームのエンブレムにキスをすると、ファンは粋なパフォーマンスに大興奮。


 不正を行う人ってみんなそうなのですが、この人も以下のように正当化しています。

「全く後悔はしていない。クラブは多くの選手たちをだましてる。誰かが仕返ししなければいけなかったんだよ」

 ただ、もちろんそんな言い訳は通りませんね。




■2017/08/02 契約→引退→撤回→引退のお騒がせカッサーノ

 カッサーノの引退騒動。フットボールチャンネルは、一時美談にしていたのですよ。引退決めたカッサーノの家族愛。妻は「中国でも行くつもりだったけど…」 | フットボールチャンネル(2017年07月27日(Thu)8時21分配信)なんて記事を書いていました。

 この時点でもうめちゃくちゃカオスなんですよ。
 まず、35歳のカッサーノは7月10日に、新シーズンからセリエAに昇格するエラス・ヴェローナと契約。
 しかし、そのわずか8日後の18日に現役引退を宣言。
 ところが、その日の夕方の会見にはもう「引退なんてバカなことを考えてしまった。考え直さなかったら、人生最悪の決断になった。ただ家族が恋しかった」と撤回。
 そして、 24日に再び2度めの引退の発表を行いました。
(一部は、元伊代表カッサーノが2度目の引退表明、家族を優先 - 海外サッカー : 日刊スポーツより)


■2017/08/02 カッサーノの引退騒動は美談?

 で、これをどう美談にしたのか?と言う話。

  家族はカッサーノが昨季まで在籍したサンプドリアの本拠地ジェノバの近郊に住み、子供たちはそれぞれ学校や幼稚園に通っています。水球選手であった妻であるカロリーナ・マルチャリスさんも、ジェノバに近いチームでの現役復帰を目指していました。
 そして、引退を決めたのは、カロリーナさんや子供たちと離れて暮らすことも、ヴェローナに呼ぶことも選べなかったためとしていました。「アントニオは単純に、私や子供たちが生活を変えることを望まなかったの」とカロリーナさんは語っています。
 カッサーノが18日朝に最初に引退を考えた時には、カロリーナさんは子供たちと一緒に450kmの距離を車で駆けつけ、その日のうちに考え直すよう説得したという。お互いがお互いを支えようとした家族は、最終的にカッサーノの引退という結論に至ることになったとしていました。

 ずいぶんと美しい話にまとめましたね。


■2017/08/02 カッサーノ「引退するとは一度も言わなかった」

 で、その美しい話を彼が1週間後にぶち壊しにします。なんと契約解除にかんするヴェローナとの話し合いでは、「引退するとは一度も言わなかった。違うことが書かれたけど、それが真実だ」と主張しだしました。

 ヴェローナが自分の環境ではないと悟ったとも書かれていましたが、それは勝手な話。
 騒動に付き合わされたヴェローナが違約金を設定したことについても、「(引退するとは一度も言わなかった) だからヴェローナは、ほかのクラブに加入した場合の違約金を設定してきたんだ」と、ヴェローナを悪く言っています。
 クラブに迷惑をかけたという思いは、微塵もないようです。
(お騒がせカッサーノ、やっぱり現役引退否定。「辞めるなんて一度も言ってない」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年08月01日 より)

 こんなクズ男の話を美談にしちゃいけませんよ。