2024年12月31日火曜日

実はGK王国?岐阜県出身のサッカー選手には下川健一・荻晃太・髙原寿康

■2021/07/05 実はGK王国?岐阜県出身のサッカー選手には下川健一・荻晃太・髙原寿康
■2021/10/02 強気でプロ向きとされた片桐淳至、最初から遅刻しまくりで謹慎



■2021/07/05 実はGK王国?岐阜県出身のサッカー選手には下川健一・荻晃太・髙原寿康

 Wikipediaで岐阜県出身のサッカー選手一覧をパッと見たら、他では少ないことが多いJリーグで出場経験が多いGKが多いのでは…?と思いました。一番実績があるのは、ジェフ市原で長く正GKを努めた下川健一。日本代表経験もあり、9試合に出場しています。
 他に目についてのは、荻晃太と髙原寿康。ともにJ1で出場経験があり、J2では長くレギュラーとして出場経験がある選手。そこまでたくさんいる!といった感じではないですし、豪華!というほどではないものの、選手数に比べると目立っている感じがしました。選手数が少ない上に交代出場が少なく固定されやすいポジションなので、珍しいと思います。

GK 下川健一 J222、JSL57 代表9 ジェフ市原など
GK 髙原寿康 J1 12 J2 161 札幌、町田など
 「ああ、いたいた!最初ヴェルディにいたよね!」と思ったら全く違いました。記憶力ザコ。高原としてはFWの方が有名なジュビロ入りしていました。「髙原寿康」と「高原直泰」ですから名前もかなり似ています。その後は札幌で一時期正GKに。札幌は地元なので試合見たはずですが、こっちも全然記憶にないですね~。マジで記憶力ザコ。試合出場としてはその後の町田が最も多く、J3の他昇格のJ2でも多く試合に出ていました。
GK 荻晃太(おぎ こうた) J1     75 J2     159 甲府など
 このページを作ったのは、この荻晃太のため。名前は記憶になかったのですが、2002年高校選手権の岐阜工業のメモが出てきました。準決勝の方だと思うのですが、高校選手権では「今日は非常に良い」とのメモ。たぶん天皇杯の水戸戦で大健闘した試合ではそれほど良いと思わなかった…という意味だと思われます。
 私のトータル評価としては「まずまず」という感想でしたが、神戸入りは当時すでに決まっており、その後、神戸で一時期レギュラーだった他、甲府で長く活躍。相変わらずの見る目のなさを発揮してしまいました。


■2021/10/02 強気でプロ向きとされた片桐淳至、最初から遅刻しまくりで謹慎

FW    片桐淳至 J1     34 J2     101
(2021/10/02) 高校総体のときのメモでは、「抜群のゴールセンス」「キープ力もものすごい」「CKもいいキック」「思い切りの良いシュートも」とベタ褒め。もう1人土屋も気に入った記憶あり、実際、土屋もすごいううまかったと書いているものの、「特に片桐」と書いていました。そんなに入れ込んでたっけな…記憶にありません。
 高校総体では得点王になっただけでなく、強気の発言は「プロ向き」とも言われていた記憶。Wikipediaによると、高校時代に全国高校サッカー選手権大会でインタビュアーの質問に対して「この大会は僕にとって就職活動の場」と発言していたとのこと。私の推した土屋はプロ入りできず、実際、差が出ました。
 しかし、片桐もプロ入りした名古屋グランパスではなかなか試合に出れず意外に苦労。Wikipediaによると、1年目から寝坊などで練習への遅刻を5回してしまい、度重なる規律違反に2年目にはクラブから謹慎処分を受けたことがあるなど、強気キャラが裏目に出た部分もあったようです。
 一方、FC岐阜時代は絶対的エースであり2008年にはチーム内得点王に輝いただけでなく、かつてとは異なるピッチ内外での規範的な態度でチームを引っ張るチームの顔でもあったそうです。

DF 岩田卓也(出身は愛知県で高校が岐阜工業) NZFC     66
(2021/10/02) 荻晃太のところに岐阜工業の同級生とあり、また良い選手を見逃したのか!とメモを見ましたが、準決勝も決勝も出ていなかった感じ。Wikipediaによると、浜松大学を経て、2006年にFC岐阜に入団。ただ、記録の記載がないので、出場がなかったのかもしれません。
 その後、オーストラリアに渡るなどしてサッカーを続け、ニュージーランドのリーグで66試合に出場。オークランド・シティで何度もFIFAクラブワールドカップに出場する…という、ある意味普通のプロ選手よりすごい経歴。昔は少なかった海外でサッカーする人、今はめちゃくちゃ増えましたね。

<その他の岐阜県出身のサッカー選手>
    三島頌平
    松波正信
    小井土正亮
    杉本太郎
    森山泰行
    益山司
    貝﨑佳祐
    加藤韻
    梅田高志
    中村豪
    津田知宏
    新川織部
    西脇良平
    後藤裕司
    小島弘已
    中島良輔
    冨成慎司
    沼田圭悟
    清本拓己
    山田元気
    山田大地
    佐藤和弘
    遠藤純輝
    青井健
    大澤一俊
    小原一展
    佐光塁
    曽我部巧
    土屋貴啓
    東明有美
    林俊介
    林隆太
    比嘉諒人
    細江敏矢
    松田英樹
    清本拓己
    志知孝明
    松井宏太
    澤藤広和
    髙橋優希
    池庭諒耶
    藤井智也

2024年12月29日日曜日

GKがナイスキャッチ…のはずが、立ち上がる際にゴールラインを割ってオウンゴール

■2017/03/02 GKがナイスキャッチ…のはずが、立ち上がる際にゴールラインを割ってオウンゴール
■2015/6/30 スナイデルのゴールで八百長疑惑 トルコのガラタサライ



■2017/03/02 GKがナイスキャッチ…のはずが、立ち上がる際にゴールラインを割ってオウンゴール

 珍しいオウンゴールが生まれたのは、2月26日、PSVがフェイエノールトと対戦した試合。
 問題のゴールは1-1で迎えた82分、フェイエノールトのコーナーキックで起きました。PSVのGKイェルーン・ズートは、相手のヘディングシュートをゴールライン上で見事にキャッチ。実は、これは問題ありませんでした。
 ところが、キャッチした後に立ち上がる際、何気なくボールを体の方に引き寄せたところ、これがゴールラインを割ってしまいました。
 よくそんなのわかったなと思いますが、最近はここらへんを機械で判定しますからね。 ゴールラインテクノロジーの判定によって、ゴールラインを割っていたのがバレてしまいました。
 しかも、この「オウンゴール」が決勝点。イェルーン・ズートは、これ一生言われちゃいますよ…。

GKが”気の緩み”でオウンゴール…。一度はセーブ見せるも立ち上がる瞬間に失点 フットボールチャンネル | 2017年03月01日



■2015/6/30 スナイデルのゴールで八百長疑惑 トルコのガラタサライ


-----引用 ここから-----
スナイデルのゴールに「疑惑」が浮上。GKの違和感ある動きが話題に…
フットボールチャンネル5月18日(月)21時0分

 ゲンチレルビルリィ戦で決めたFWヴェスレイ・スナイデルのゴールが話題となっている。17日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じた。

 トルコ1部リーグ第32節が現地時間の16日行なわれ、スナイデルが所属するガラタサライはホームでゲンチレルビルリィと対戦した。試合は66分に同選手のゴールによってガラタサライが1-0で勝利している。

 しかし、そのゴールシーンでGKフェルハト・カプランがみせた違和感ある動きが話題となっている。スナイデルのミドルシュートに反応したGKはボールを目の前にして腕を縮めた。結果、そのままシュートは防がれることなくゴールネットに吸い込まれた。

 この対応に不満を抱いたのはガラタサライと優勝争い中のベジクタシュとフェネルバフチェだ。ベジクタシュのFWデンバ・バは自身のツイッターで「この世界には真に恥ずべき人たちがいる」と暗にカプランを批判するような呟きを行なっている。
http://news.biglobe.ne.jp/sports/0518/fot_150518_0158135103.html
-----引用 ここまで-----

 動画は以下。
<iframe src="https://vine.co/v/eKY0guA6WIx/embed/simple" width="300" height="300" frameborder="0"></iframe><script src="https://platform.vine.co/static/scripts/embed.js"></script>
 確かにちょっと変ですね。

 ただ、結局、問題にはならなかった模様。
-----引用 ここから-----
トルコのクラブに八百長疑惑が浮上 失点シーンでのGKの手の動きが議論に
2015年5月19日 20時44分 Sports Watch

トルコ・スーパーリーグのゲンチレルビルリSKに所属するゴールキーパー、ファーハット・カプランに、八百長疑惑が浮上している。(中略)

ネット上では「これは怪しいな」「胡散くさいな」といった八百長を疑う意見がでている。

ただ一方で、「ボールに届かなかったから踏ん張っただけじゃないか」「ガラタサライのようなビッククラブが八百長する必要はない」「単純にキーパーの守備が酷いだけだよ」など、八百長説を否定する声もあり、意見は真っ二つだ。

現在のところ、八百長騒動はあくまでもネット上でのファンの間での議論にすぎない。
http://news.livedoor.com/article/detail/10130748/
-----引用 ここまで-----

 どうもスッキリしません。

2024年12月28日土曜日

バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に

■2021/07/15 バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に
■2021/10/24 楽天がバルセロナのスポンサー契約終了 差別問題は関係ある?
■2019/10/20 日本代表から追放を!人種差別された鈴木武蔵「小さい頃から…」



■2021/07/15 バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に

 よりによって日本の楽天がスポンサーであるバルセロナ所属で、ともにサッカー・フランス代表でもあるFWウスマン・デンベレとFWアントワーヌ・グリーズマンによる日本人への差別発言が問題に。楽天が最初に抗議し、コナミデジタルエンタテインメントも、グリーズマンとのアンバサダー契約解除を発表する…という事態になっています。アホですね。

 発言内容はわかりづらい記事もあったのですが、 東京都在住のフランス人YouTuber・オレちゃんによる解説が一番わかりやすかったです。発言そのものはデンベレなのですが、グリーズマンも笑って聞いていたため、共犯と考えられるでしょう。

<問題となっている動画は、2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した両選手が滞在中のホテルで撮影したもの。PEP(ウイニングイレブン)をプレイできるよう、セッティングにやってきた日本人スタッフの容姿や言語に対し侮辱的な発言をしたとして、批判が集まっている>
<「ああ、 "酷い顔"って(編注:デンベレが)はっきり言ってますね。意味もそのままです」と説明。続けて「"ウイイレやるためにこの酷い顔を呼ぶなんて恥ずかしいと思わないのかよ"って言ってますね。この"恥ずかしいと思わないのかよ"っていうのは、グリーズマンに対して言っていて、日本人に対してではないです。まぁでも、"酷い顔"っていう表現がかなり人種差別的なのは間違いありません」と解説した。また、動画で現地スタッフの顔にズームしていることにも触れ、「わざわざ顔にズームして笑ってますね。これは酷い」と呆れていた。
 さらにオレちゃんは、「"なんだよこの言語"って言ってるので、日本語のことをバカにしてるのが分かります」「スタッフがプレイステーションをインストールするのに苦労しているみたいですね。フランス人は日本が技術的にかなり進歩した国だと知っているので、今回、"先進国なんじゃないのかよ"って言っているんだと思います」と語った。そして、「こんな感じで、訳によって多少の解釈の差はあるけど、かなり人種差別的だと捉えて間違いないと思います」と結論付けた>
(「完全に一線を越えてしまっている」 デンベレ差別発言、日本在住フランス人YouTuberが糾弾: J-CAST ニュース【全文表示】 2021年07月07日より)
https://www.j-cast.com/2021/07/07415619.html?p=all

 あと、この件ではなぜか2ちゃんねるのひろゆきさんが「差別ではない」と擁護するという不思議なことになっていました。他のフランス語が分かる人たちも訳には違いがあるものの、差別だと判断している中で、なぜか全く違う主張。どちらかと言うと、右派に近い立ち位置の人なので「許せん!」と言う方がわかるのですが、逆に日本人差別を擁護。なんでなんでしょうね?



■2021/10/24 楽天がバルセロナのスポンサー契約終了 差別問題は関係ある?

 2021年9月9日の話ですけど、バルセロナが楽天とのメインスポンサー契約を今季限りで終了する可能性が高いと、スペインの地元紙が報じて、日本でも各紙が紹介していました。

<同紙によると、楽天はこの数年間、バルセロナが自分たちのニーズに応えてくれず軽視されたと感じることがあり、契約当初に設定されて目標も達成されていないと考え、不満を持っているとのこと。その状況下、今年3月にジョアン・ラポルタ氏が新会長に就任したタイミングで、バルセロナ首脳陣は2022年以降の契約延長を求め、楽天と会合を実施し、契約当初の金額に戻すことを望んだが、楽天に拒否され、折り合いがつかなかったとのことだ>
<バルセロナ今季限りで楽天とのメインスポンサー契約終了濃厚に 地元紙 - スペインリーグ : 日刊スポーツ>より
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202109090001182.html

 さらに楽天が契約延長を望まない理由として、最初に契約を結んだ時に所属していたメッシ、ネイマール、スアレスといったスター選手が1人も残っていないことも影響しているとみられている…とされていました。私が最初に読んだ記事では、確か「メッシ退団の影響が大きい」という書き方だった記憶で、特にメッシ説を推していた感じですね。
 ただ、これを伝えたヤフーニュースの反応では、前述の日本人差別問題に触れるものが人気に。バルセロナが差別発言に対してまともな対応を取らなかったことも言われています。日本のスポンサーをバカにした対応でしたし、スポンサー解除でも当然でしょう。理由になっておかしくありません。

 ただ、実際、ビジネス的な問題として、バルセロナスポンサーに価格分の価値があったのか?というのは疑問。「契約当初に設定されて目標も達成されていない」とあったように、ビジネス的な理由が大きいのかも。以下のようにたいへん高額でした。

<楽天はバルセロナと最初に契約を結んだ2017-18シーズンから昨季にかけ、年間5500万ユーロ(約71億5000万円)プラス出来高ボーナスを支払っていた。一方、来年6月30日まで契約延長した今季のメインスポンサー料は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、3000万ユーロ(約39億円)プラス出来高ボーナスと、大幅に減額されている>

 楽天が携帯電話に近年新規参入して資金を大量に溶かしており、資金不足のためでは?との声もありました。これもわからなくはない話。とはいえ、楽天は2019年9月に台湾でプロ野球チームを買収をしており、資金力は衰えていないようにも見えます。



■2019/10/20 日本代表から追放を!人種差別された鈴木武蔵「小さい頃から…」

  J1・北海道コンサドーレ札幌で日本代表の鈴木武蔵選手(25)に、人種差別コメントが出ていたという話。紹介が遅くなったのですけど、今やっているラグビー日本代表でも「外国出身者が多すぎて日本代表じゃない」と叩いている人がいるので重なる話です。
 具体的には、「あの見た目で日本代表なんてインチキじゃない?」「代表から追放しなさい」と容姿に言及した差別的な内容の投稿をしていたとのこと。鈴木選手はジャマイカ人の父と日本人の母の間に生まれた選手です。
(J1札幌鈴木武蔵選手に「あの見た目で日本代表なんて」 自称大分サポーターが差別的投稿 毎日新聞2019年9月13日 19時55分(最終更新 9月13日 21時30分)より)

 自称大分サポーターなどと報じられていましたが、ツイッターで普段から活動していたサポーターならほぼ間違いないでしょう。ただ、そこらへんまでツッコんだ話はなし。また、差別的投稿を行ったアカウントはツイッターにより凍結されたとのこと。右派系アカウントも凍結されているように、ヘイトスピーチは規約違反ですからね。
 それから、この問題を受けて大分は、「大分トリニータとしては、このような差別発言を絶対に許すつもりはありません」とし、「我々は、今後とも、差別や暴力のない社会の実現に向けて、多くの仲間とともに努力していくことを誓います」と差別根絶の姿勢を強調したとのこと。
(大分サポを名乗る人間が鈴木武蔵に差別的投稿…大分が声明「絶対に許すつもりはない」 | Goal.comより)

 鈴木武蔵選手の反応としては、「お父さんの血がなかったら日本代表になれてなかったと思いますし、ハーフである事、日本という素晴らしい国で育った事に感謝してます」の部分が強調されて報じられていました。
 ただ、私は「サッカーで見返すしかないですからね。そうやって小さい頃からやってきたので」のところが、小さい頃から偏見があったという含みがあるのかもしれない、と気になりました。そうだとすれば、辛い話ですね。
(「絶対に許すつもりはありません」日本代表FW・鈴木武蔵選手への差別的な発言、大分トリニータが声明 | ハフポストより)

 追記:もう少し調べたら、大分サポーターの人、やっぱり以前から活動していたのがわかりました。その前にも 「イニエスタ選手って最終学歴はどうなってるのですか ...」とか、高卒は野蛮とかいった話をして話題になっていました。対戦相手となった他チームをバカにする発言を繰り返していた模様です。
 あと、2ちゃんねるまとめサイトでは差別している方への共感コメントも結構あって、さらにやばいことに。この人だけの問題じゃありませんね…。
 


2024年12月26日木曜日

真面目で人が良いレオ・シルバ、日本人より早く「大丈夫?」

■2020/08/02 真面目で人が良いレオ・シルバ、日本人より早く「大丈夫?」
■2017/01/02 鹿島の強さの秘密を発見?小笠原が優勝カップを掲げさせた人たち
■2016/12/16 日本初どころかアジア初!クラブワールドカップ2016準決勝
■2009/3/16 久しぶりに鹿島を見たら、好きな選手がことごとくいない…



■2020/08/02 真面目で人が良いレオ・シルバ、日本人より早く「大丈夫?」

 鹿島で初めて見て良い選手だなと思ったレオ・シルバ。その前は新潟にいたんですね。プレーぶりを見ても真面目なように感じたのですが、真面目だと紹介する記事がありました。
 来日してから長いためか、かなり日本語を理解している感じで、 質問を聞く通訳の横で、「うん、うん」というしぐさや足の状態について、直接日本語で訊いてみると、“問題ないよ!”といった感じで笑顔を見せてくれたこともあるとのこと。
 ただし、ミックスゾーンで通訳を伴っていない時に話を訊こうとしたら、ジェスチャーで断られたとのこと。取材拒否ではなく、正確性の問題だと思われます。別の試合では、わざわざ自分で通訳を呼びに行ってくれたこともあるそうです。
 また、脚立を使って撮影しようとしたカメラマンが、バランスを崩して倒れそうになったときに、誰よりも早く日本語で「ダイジョウブ?」と心配してくれたのは、レオ・シルバだったといいます。人柄がにじみ出る話ですね。
(【取材こぼれ話】レオ・シルバの人柄がにじみ出る、とっさの「ダイジョウブ?」 | サッカーダイジェストWeb 2020年05月03日 広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)より)


■2017/01/02 鹿島の強さの秘密を発見?小笠原が優勝カップを掲げさせた人たち

2017/01/01 天皇杯決勝 川崎1-2鹿島

21 曽ヶ端 準
22 西 大伍
23 植田 直通
3 昌子 源
16 山本 脩斗
6 永木 亮太
40 小笠原 満男
25 遠藤 康
10 柴崎 岳
8 土居 聖真
18 赤﨑 秀平

14 DF/ファン ソッコ
11 MF/ファブリシオ
34 FW/鈴木 優磨

1 チョン ソンリョン
6 田坂 祐介
5 谷口 彰悟
23 エドゥアルド
20 車屋 紳太郎
10 大島 僚太
14 中村 憲剛
18 エウシーニョ
2 登里 享平
11 小林 悠
13 大久保 嘉人

26 MF/三好 康児
19 MF/森谷 賢太郎
9 FW/森本 貴幸

 連戦で体力的には鹿島の方がキツイと思ったのですが、延長線で2-1で川崎に勝利。見事です。
 12月だけで7試合って言っていたかな? 他のクラブにない目一杯きついスケジュールでした。

-----引用 ここから-----
明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
準決勝     11/23(水・祝)     14:00     等々力     A     川崎フロンターレ     ○1-0
決勝 第1戦     11/29(火)     19:25     カシマ     H     浦和レッズ     ●0-1
決勝 第2戦     12/3(土)     19:35     埼玉     A     浦和レッズ     ○2-1

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
第1ラウンド     12/8(木)     19:30     横浜国際     H     オークランド・シティーFC     ○2-1
第2ラウンド     12/11(日)     19:30     吹田S     A     マメロディ・サンダウンズ     ○2-0
準決勝     12/14(水)     19:30     吹田S     A     アトレティコ・ナシオナル     ○3-0
決勝     12/18(日)     19:30     横浜国際     A     レアル・マドリード     ●2-4

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
準々決勝     12/24(土)     13:04     カシマ     H     サンフレッチェ広島     ○1-0
準決勝     12/29(木)     13:05     ヤンマー     A     横浜F・マリノス     ○2-0
決勝     1/1(日・祝)     14:04     吹田S     H     川崎フロンターレ     ○2-1
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games
-----引用 ここまで-----

 実際、万全でない選手は多かったです。前線でキープできるエース金崎夢生が控えにすら入れなかったというのが一番痛いところ。
 先発の西、遠藤も病み上がり。二人とも準決勝は休んだんでしたっけ?
 この日先制点の山本も何と前半だけで交代。これだけ万全でない選手多い中で、1枚使ったのは痛すぎると思っていました。


 テレビでは山本も体調不良の様子があったとしていましたが、交代理由ははっきり言われず。マスコミの報道ではこの交代が失敗であったかのように書いているところもありました。
 ただ、たぶんアクシデントだろうと思っていたら、そういう報道もありました。

-----引用 ここから-----
鹿島山本が先制弾「優勝は何度味わってもいい」 - 天皇杯 : 日刊スポーツ[2017年1月1日19時0分]
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1759834.html

 左膝の状態が万全ではなく、自ら監督に申し出て前半だけで退いた。

 優勝の瞬間はベンチで見届けたが、リーグ戦との2冠に貢献し「優勝は何度味わってもいい。1年間やってきたものが実を結んで良かった」と実感を込めた。
-----引用 ここまで-----

 クラブワールドカップで初めて見たので若いのかと思ったら、山本脩斗は31歳のベテランなんだそうな。正直あまりよくわからなかった選手。特に攻撃では目立たないものの、かと言って守備で光っているとも感じませんでした。
 ただ、先制点の場面は見事。別記事でヘディングは結構得意だが、まだバレていないと言っていたように技アリのヘディング。
 うまくマークを外せたとも言っておりその通りではあったんですが、何しろ戻りながらのヘディングでした。あの体勢では普通なら頭に当てるので精一杯というところ、叩きつけるようなヘディングにできたのには脱帽。コースも悪くなかったのはさすがにまぐれかと思うものの、十分すぎるほど素晴らしいプレーでした。

 経歴見ると、大学出身で、ジュビロにいた選手なんですね。攻撃で印象ないと書いたのに攻撃の選手でした。

-----引用 ここから-----
生年月日     1985年6月1日(31歳)
出身地     岩手県盛岡市
身長     180cm
体重     69kg

高校時代は岩手の盛岡商業高校で、2年生から背番号「10」を背負いレギュラーとして選手権に出場した。早稲田大学では、2006年に北京オリンピック日本代表候補にも選出されている。2008年シーズンよりJリーグのジュビロ磐田に加入することが内定していたが、入団前のメディカルチェックにおいて、原発性左鎖骨下静脈血栓症(ページェット・シュレッター症候群)であることが判明。契約社員として磐田に籍のみを置き、完治後の正式契約を目指して治療に専念していたが完治し、2008年6月7日付で正式にチームと契約を結んだ。

2009年、シーズン序盤は左サイドバックのレギュラーとして試合に出場するも、上記の原発性左鎖骨下静脈血栓症の再発により、シーズン後半は試合に出場することはできなかった。

2010年、シーズン中盤のパク・チュホの負傷による長期離脱により、左サイドバックでレギュラーとして出場した。

2011年11月、日本代表のワールドカップアジア予選予備登録メンバーに追加登録された。

2013年12月14日、鹿島アントラーズへ完全移籍[1]。(中略)

 プレースタイル

元々はFWやトップ下でプレーする攻撃的な選手であったが磐田加入後、サイドバックにコンバートされ守備のスキルを身につけていった。元来、運動量には自信を持っているが、鹿島移籍後、まず守備から入り一対一で負けないこと、90分間体力を切らさず、センターバックの裏のケアなどを意識していると語る。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%84%A9%E6%96%97
-----引用 ここまで-----

 エピソードで"早稲田大学ア式蹴球部のチームメイトだった鈴木修人とは高校時代に選手権で対戦し、同じ名前(シュウト)でポジションも同じだった事もあり(シュウト)対決とアナウンサーに触れられた"とありました。
 私の中で「しゅうと」と言うとこの鈴木修人。市立船橋時代に気に入った選手。彼も鹿島に入ったんですが、プレーは一度も見ていません。もう引退しちゃったみたいですね。

 もう一つ紹介したいと思った天皇杯関係の記事。タイトルになっていたのは以下の話。テレビ解説でも言っていたように、演技かなと思うところがありました。

-----引用 ここから-----
鹿島小笠原ファウルに激高は「あえての部分もある」 - 天皇杯 : 日刊スポーツ[2017年1月1日22時46分]
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1759869.html

 試合序盤から、川崎Fの初タイトルへの気持ちに、押し込まれる展開も多かった。だが、その流れを一瞬で替えたのも小笠原の経験だった。前半19分、相手のファウルに激高。川崎FのMF中村憲剛(36)に対して闘志をむき出しにした。両軍入り乱れる、騒然とした雰囲気。空気は張り詰めた。37歳のベテランの熱い姿勢に、選手らは気持ちがさらに引き締まる。勝利のために、何をすればいいのかを、ピッチの中で伝授する1場面だった。

 「あれも、あえての部分もある。細かいところにこだわって、流れを引き寄せることも大事なこと。そういう駆け引きもチームには必要」。【鎌田直秀】
-----引用 ここまで-----

 それより以下のところがいい話です。

-----引用 ここから-----
 後半43分、MFファブリシオ(26)と途中交代には、もちろん納得していない。120分間ピッチに立てなかった悔しさはある。だが、延長前半4分、ファブリシオの試合を決めた勝ち越し弾には、自分が決めた以上に喜びを感じ、感謝した。

 「自分たちは11人だけでプレーしているわけじゃない。ファブリシオもそうだし、同じスタメンでは、ずっと戦ってこなかった。普段の紅白戦をみても、競争があったからこそ、今日2冠を決められた。試合に出られなくても、一生懸命やることを彼が示してくれた」。

 表彰式では天皇杯を日本協会の田嶋幸三会長から受け取った。だが、自身が掲げるのではなく、まずは石井正忠監督を指名。次には今季限りでチームを離れるスタッフ、期限付き移籍の契約が満了するファブリシオらにも中央でカップを掲げさせた。
-----引用 ここまで-----

 途中交代の2試合しか見ていませんが、ファブリシオは良さそうな選手でしたけどね。運動量が落ちて間延びした中でも体が強くて前で頑張ってくれているのがファブリシオと鈴木優磨でした。何かやってくれそうな期待感があります。
 試合後のテレビのインタビューで、ファブリシオは日本に慣れないという話をしていたので、そういうところでの問題があったんですかね?
 それはいいとして小笠原の上記エピソードは、こういうところがチームの強さに繋がるのかもしれないと思った話でした。


■2016/12/16 日本初どころかアジア初!クラブワールドカップ2016準決勝

  最近サッカー見ていなかったんですが、好きなクラブである鹿島がクラブワールドカップ準決勝ということで久しぶりに見ました。そしたら、やりましたよ。堪らないです。クラブワールドカップ決勝進出は日本初というだけでなく、アジア初という快挙。これはファンとしては誇っても、バチは当たらないと思います。

-----引用 ここから-----
鹿島がアジア初の決勝進出=南米王者に3-0-クラブW杯サッカー:時事ドットコム

サッカーのクラブ世界一を争うクラブ・ワールドカップ(W杯)第3日は14日、大阪府の市立吹田サッカースタジアムで準決勝が行われ、開催国代表でJ1王者の鹿島が南米代表のアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)に3-0で勝ち、アジア勢初の決勝進出を果たした。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121400804&g=scr
-----引用 ここまで-----

 しかも、スタメン途中交代、監督とすべて日本人だったんですかね? 国際的には名前だけで国籍を判断するのは良くないんでしょうが、全員日本人風の名前でした。

-----引用 ここから-----
【鹿島×ナシオナル|スタメン発表】永木に代わり小笠原! 金崎は再びスーパーサブ
SOCCER DIGEST Web 12/14(水) 18:44配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00021198-sdigestw-socc

GK
21 曽ヶ端準
 
DF
3 昌子 源
16 山本脩斗
22 西 大伍
23 植田直道
 
MF
10 柴崎 岳
13 中村充孝
25 遠藤 康
40 小笠原満男
 
FW
8 土居聖真
18 赤崎秀平

監督
石井正忠

GK
34  フランコ・アルマーニ
 
DF
2 ダニエル・ボカネグラ
3 フェリペ・アギラール
12 アレクシス・チャラレス
19 ファリド・ディアス
 
MF
6 マテウス・ウリベ
8 ディエゴ・アリアス
10 マクネリー・トーレス
 
FW
9 ミゲル・ボルハ
21 ジョン・モスケラ
28 オルランド・ベリオ

監督
レイナルド・ルエダ
-----引用 ここまで-----

 久しぶりに見た鹿島は、正直個々の能力的には物足りなく感じました。好きな選手としては、小笠原満男がいますが37歳ですからね。優勝するチームでスタメンって方が驚き。ただ、さすがに衰えを感じます。
 全体に疲れているのかな?という感じもしました。日程もよくわからず見始めたものの、ここまでクラブワールドカップだけで2戦。最も試合数が多いです。
 日程がよくわからんのですが、その前にはJリーグチャンピオンシップがありましたよね。しかも、これは下克上で年間3位から勝ち上がってきたので、これまた試合数が多いです。
 というか、リーグの後半は状態が悪かったんですね。ここぞというところで、うまく調整してくるのは鹿島らしいんですが。

-----引用 ここから-----
これぞ“鹿島らしさ”。相手の良さを消しゲームを支配。タイトルを獲ってこその「常勝」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年11月24日(Thu)11時30分配信 text by 舩木渉 photo Getty Images
http://www.footballchannel.jp/2016/11/24/post186764/

11月23日、Jリーグチャンピオンシップ準決勝が等々力陸上競技場で行われ、川崎フロンターレを1-0で破った鹿島アントラーズが決勝進出を決めた。引き分けでは敗退となる状況で、まさに勝負強さを発揮した「常勝軍団」には、やはり“勝者のメンタリティ”が脈々と受け継がれている。(中略)

 最初から最後まで鹿島が思い通りに試合をコントロールしていた。ゴールを重ねて主導権を握るのではなく、守備で相手の力を奪う。そして最少得点で勝ち切る。まさに「鹿島らしさ」が表れたゲームだった。

 鹿島がリーグ戦終盤で4連敗していたチームとは全く「別物」だったことにも触れておきたい。これぞ勝利の文化を長年積み上げてきた“常勝軍団”の姿だろう。

「(今週は)マンさんから言葉じゃなく何かが出ていた。怖かった。ただいるだけでちょっとピリピリしているというか。それが監督にも伝わるし、監督から俺らにも伝わるし。この1週間というのは本当にピリピリしていた」

 昌子が「マンさん」と呼ぶのは、鹿島を前身の住友金属工業時代から知る鈴木満常務取締役強化部長だ。クラブのトップがこれまでに築いてきた文化を象徴し、無言でも選手たちに伝わっていく。そんなメンタリティがここぞで生きた。
-----引用 ここまで-----

 あと、この試合で歴史的だったのが、今大会FIFA主催退会で初めて導入されたビデオアシスタントレフェリーが初適用されたという話。

-----引用 ここから-----
クラブW杯準決勝で歴史的なジャッジ! FIFA主催大会初導入のビデオ判定で鹿島がPK獲得
Football ZONE web 12/14(水) 20:12配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00010021-soccermzw-socc

鹿島アントラーズがFIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝アトレティコ・ナシオナル戦でFIFA主催大会初導入のVAR(ビデオアシスタントレフェリー)でPKを獲得し、先制点を奪った。

前半28分のことだった。鹿島は左サイドで直接FKを獲得、キックは一度クリアされてプレーは続けられたものの、この際、DF西大伍が相手DFに足を引っかけられていた。これがPKなどの判定をビデオで確認するVARの対象となり、同30分にPK判定が下った。
-----引用 ここまで-----

 鹿島の選手が強く抗議したわけではなく、普通に試合が流れていて何?何?という感じ。テレビでスローが放映されたときも正直私はファールには見えませんでした。最初、ボール来る前に体が当たってバランス崩したことを言っているのかとも思いました。
 でも、実際に副審が使った映像、違う角度でのビデオを見ると、本当だ!という。たぶんわざと足を出したわけではなく、西大伍の後を追っかけていてたまたま後ろ足、カカトのあたりを踏んでしまった形だと思うものの、確かに足が当たってバランスを崩しています。こりゃ、普通の審判なら見逃すわ、という。
 このPKをまさかの24歳の土居聖真が蹴りましたが、きっちりGKの逆に決めます。歴史的な判定とゴールになりました。
 この1点が効いて、正直ラッキーな面がありましたね。

 あとは、個々の選手の感想。

GK 21 曽ヶ端準
 高桑大二朗派だったので、正直、曽ヶ端が好きではないんですが、良いプレーをすることはもちろん多く、この日は本当に神がかっていました。これまたラッキーなポストなどに助けられる場面もあったものの、結果的には無失点に抑えます。
 枠に来ていたボールに当てていただけでなく、裏へのボールも対応していましたし、ハイボールもキャッチもしくは相手のファールとなっていて、ほぼ完璧。前述の通り、好きじゃない選手ですが、マン・オブ・ザ・マッチかな?という。

CB 3 昌子 源
 解説の岡田さんか、都並さんかがMVPだと言っていたのが昌子源。私も今回最も気に入った選手です。

-----引用 ここから-----
生年月日     1992年12月11日(24歳)
出身地     兵庫県神戸市
身長     182cm
体重     74kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8C%E5%AD%90%E6%BA%90
-----引用 ここまで-----

  実は先にニュースを読んでいて、見る前から気になっていた選手。「しょうじ」ではなく「まさこ」だと思っていました。(実際に「まさこ」と読む人もいます。他に「しょうご」など)
 気になった記事というのは以下。

-----引用 ここから-----
鹿島・昌子源も困惑した2S制。「やってる方はもういい」。勝ち点差15のCS優勝に感じた戸惑い | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/04/post188254/

 “常勝軍団”と称される鹿島にして、実に7年ぶりのリーグタイトルだが、昌子源の表情はどこか晴れやかではないように見てとれた。

「浦和さんの肩を持つわけじゃないけど、僕らが浦和さんの立場だったら考えたくもないくらい悔しいと思うし、それは文句も言いたくなると思う。僕らは年間3位から下剋上に成功したというけど、こういうチャンピオンの決め方っていうのはあんまりこう、僕的にはどうかなっていう…。

 そりゃチャンピオンになって嬉しいですけど、年間で(勝ち点が)15も離れてますし、そういうところはアレだなとは思う。まぁでもルールはルールですし、勝った者がチャンピオンですし。チャンピオンになれたことを誇りに思いたい」

 23歳のセンターバックは、勝ち点差で浦和に大きく上回られていながらもJリーグ優勝という結果に、完全には満足していないようだった。事実、「優勝の実感は正直ないですね」とも言い切っている。(中略)

 昌子は「見ている方は楽しかったり、CSという制度は確かにお客さんが入って面白いですけど、やってる方はもういいかな」と笑いながら話していた。だが、これはある意味で核心をつく言葉ではないだろうか。
-----引用 ここまで-----

 鹿島ファンなのでもちろん嬉しいですし、これがクラブワールドカップでの快挙に繋がったわけですが、私もこの制度はどうかと思います。しかも、スポンサー収入が増えた途端に廃止って、理念がなさすぎ。
 ついでに言うと、J2の昇格プレーオフもやめて3位のクラブを自動的に入れ替え戦に回すべきでしょう。

 それは良いとして、昌子の話。相手の前に出てボールを先に触るプレーが目立ちました。リスクあるのですが、積極的です。普通はそこで前出ないだろう、相手に持たせるだろうというところでも、相手を押しのけて前に出て先に触るところもありました。私は積極的な選手が好きなので、めっちゃ好みです。
 チームとしては危ない場面多かったのですが、精神的に守備を引っ張っていて、これはかなり効いたと思われます。

2016/12/19:決勝もかなり良かったですね。クリスティアーノ・ロナウドは途中まで乗り切っていない感じでしたが、一歩も引かずに対応。押さえ込んでいる場面も多かったです。


CB 23 植田直道
 年代別代表など、CBでは彼の方が昌子源より有名なんですかね? ただ、正直見ていてヒヤヒヤ。対応がゆるいところが多く、曽ヶ端に救われる場面も。上背があるものの、足元だと辛いタイプに見えちゃいました。ファンの方、すんません。
 Wikipediaで身長見ると、やはり結構高いですね。
 
-----引用 ここから-----
生年月日     1994年10月24日(22歳)
出身地     熊本県宇土市
身長     186cm
体重     77kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%94%B0%E7%9B%B4%E9%80%9A
-----引用 ここまで-----

25 遠藤 康
 デビュー直後に見て気に入った選手ですが、年取ったかなぁ。プレーが弱気になりました。私、若い子好きなんですよね、基本的に。

-----引用 ここから-----
生年月日     1988年4月7日(28歳)
出身地     日本の旗 宮城県仙台市
身長     168cm[1]
体重     69kg[1]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%BA%B7
-----引用 ここまで-----

 左利きで右サイドに入りました。雑なキックや淡白なプレーがあって物足りず。
 でも、後半の追加点はやりました!

-----引用 ここから-----
ゴールに背を向けた!鹿島MF遠藤康のおしゃれヒールが勝利を決定づける | ゲキサカ[講談社]

 左サイドからMF柴崎岳のクロスに飛び込むと、ゴール前でGKと交錯。ここで遠藤はゴールに背を向けてボールをキープ。DFにも詰められてどうするのかと思ったその瞬間、右足かかとでゴールに流し込んだ。これ以上ない落ち着きが生んだゴールだった。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205435-205435-fl
-----引用 ここまで-----

 ターンしても間に合うかもというところでしたが、確かにヒールの方が確実。余裕ありましたね。この後ダメ押しの3点目がありましたが、試合を決定づけた1点でした。


途中出場 25 金崎夢生
 金崎夢生は実を言うと、滝川第二高等学校時代に見て、好きじゃなかった選手。ベタ褒めされていたものの、良さがあまりわからず、プロなんか通用しないと思っていました。それが今鹿島のエースだとのこと。見る目ないです。

-----引用 ここから-----
生年月日     1989年2月16日(27歳)
出身地     三重県津市
身長     180cm
体重     70kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B4%8E%E5%A4%A2%E7%94%9F
-----引用 ここまで-----

 うろ覚えですが、高校時代はスピードが持ち味でドリブルもあった記憶。怪我抱えているせいか、そこまで抜けた感じはないものの、今日もスピードを感じました。
 繋がらないパスなど失うところも多かったものの、鹿島の攻撃陣では彼に入ると一番溜めができて助かります。後半は彼以外はすぐに取られて終わりといった感じでした。
 また、驚いたのがフィジカルの強さとバランス。体が当たるプレーでもバランスを崩さずにプレーを続けられます。3点目のアシストはまさにそういうプレーでした。

-----引用 ここから-----
直後の後半39分、中村に代わって鈴木がピッチに入ると、その1分後に金崎の右クロスをファーサイドの鈴木が左足で押し込み、3-0とダメを押した。
-----引用 ここまで-----

 右サイドでやり合ったDFを置き去りにして右からの低いクロス。GKが出れないDFとの間をまっすぐ。
 ここで外したら外したで日本人らしいといところだったものの、若い鈴木優磨がきっちり押し込んで、決勝の相手となるレアル・マドリードのエースであるクリスティアーノ・ロナウドの雄叫びパフォーマンス。好きな選手なんだそうな。
 その前からアトレチコ・ナシオナルは精神的に参って諦めムードでしたが、本当にこれで完全に終わりになりました。




■2016/12/19:クラブワールドカップ2016決勝

 決勝も見ました。面倒なのでここ10年ほどはビデオでばかり見ていたのですが、めちゃくちゃ久しぶりに生で見ました。

-----引用 ここから-----
レアル対鹿島、クラブW杯決勝のスタメン発表…S・ラモス復帰、鹿島は金崎ら先発 | サッカーキング

□レアル・マドリード

▽GK
ケイロル・ナバス

▽DF
ダニエル・カルバハル
ラファエル・ヴァラン
セルヒオ・ラモス
マルセロ

▽MF
カゼミーロ
トニ・クロース
ルカ・モドリッチ

▽FW
クリスティアーノ・ロナウド
カリム・ベンゼマ
ルーカス・バスケス

■鹿島アントラーズ

▼GK
曽ヶ端準

▼DF
西大伍
昌子源
植田直通
山本脩斗

▼MF
永木亮太
小笠原満男
遠藤康
土居聖真(引用者注:たぶん2トップです)
柴崎岳

▼FW
金崎夢生
https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161218/529067.html
-----引用 ここまで-----

 初戦も思ったのですが、とにかくパスミスが多いです。連戦で疲れているのか、攻撃のときの運動量も物足りなく感じました。全力疾走しなくてもちょっと動くだけでパスコースができるんですけどね。
 この攻撃のときの孤立は、準決勝の後半、決勝の後半で顕著で、延長線はさらにという感じでした。正直強いチームに見えないのですが、でも粘る粘る。試合巧者なんでしょうね。
 前半の同点ゴールのときからですが、ずっと涙目で見ていました。物足りないと言いつつ、感動しまくり。特にリードしたときは泣きたくなりました。

-----引用 ここから-----
鹿島の大健闘退けレアルがクラブ世界一に。延長にもつれた死闘をCロナのハットで制す | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/18/post190586/

 前半9分には早くもマドリーに先制点が生まれる。ヘディングでのクロスが小さくなったボールをモドリッチが拾い、ペナルティーエリア手前での胸トラップからボレーシュート。GK曽ヶ端の弾いたボールをベンゼマが押し込み、準決勝に続いての2試合連続ゴールを記録した。

(中略)そのまま前半を終えようとしていた44分、鹿島に歴史的なゴールが生まれる。左サイドでボールを受けた土居が切り返して縦へ持ち込み、左足でクロス。エリア内で受けた柴崎はトラップがやや大きくなったが、そのまま左足でゴール右側へ低いシュートを蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1で迎えた後半立ち上がり、世界のサッカーファンをさらに驚かせる展開が待っていた。52分、マドリーのクリアボールをゴール正面で拾った柴崎は、囲まれながらもボースを失わずシュートレンジへ持ち込む。エリア手前から放った左足シュートがゴール左下隅へと突き刺さり、マドリーを逆転する2点目のゴールを奪った。

 予期していなかったであろう展開に焦りも見せつつ、マドリーは攻撃の手を強めていく。59分にはルーカス・バスケスがエリア内へ突破を図ったところで、止めに入った山本がファウルを取られてPKの判定。エースのC・ロナウドがこれをゴール左隅へと強烈に蹴り込みスコアは2-2に。

(中略)延長前半の98分、勝利を大きく引き寄せるゴールを奪ったのはマドリー。鹿島の守備の一瞬の隙を突き、ベンゼマのスルーパスを受けて抜け出したC・ロナウドがこの試合2点目となるゴールを叩き込んだ。さらに延長前半終了間際の104分、クロースからのパスをエリア内で受けたC・ロナウドがまたしても豪快に蹴り込み、ハットトリックを達成。マドリーがリードを2点に広げる。

 最後まで諦めず攻める姿勢を見せ続けた鹿島だが、疲労もありそれ以上の反撃はならず。鹿島の大健闘を退けたマドリーが2年ぶりにクラブ世界王者のタイトルを獲得した。

【得点者】
9分 1-0 ベンゼマ(レアル・マドリー)
44分 1-1 柴崎岳(鹿島)
52分 1-2 柴崎岳(鹿島)
60分 2-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
98分 3-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
104分 4-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
-----引用 ここまで-----

 正直勝てた試合ですよね。岡田さんは油断して気持ちが入っていないと言っていましたが、私は雰囲気に飲まれたのかな?という感じで、何か本調子ではありません。焦りのようなものも感じました。
 レアル・マドリードがやっと本調子になったのは、PKでの同点ゴールから。仕方ないっちゃ仕方ないんですが、もったいないPKでした。
 ただ、その後の猛攻を凌ぎましたし、その時間帯の後も前半よりは良い状態のレアル・マドリード相手に延長までは耐えきりました。
 リスクをかけてポジションチェンジしたのと、疲れとで間延びしてしまい、鹿島にもチャンス。というか、1点ものというシーンが鹿島にも何度もありましたので、もったいなかったです。

 また、これがおかしくなければ勝っていただろうという疑惑の判定がありました。イエローカードだと思われるプレーなのに出なかっただけでも揉めるのに、カードに手を伸ばす仕草をしたのにやめたというめちゃくちゃ怪しい動きでした。

-----引用 ここから-----
なぜラモスは退場にならなかった? 決勝での判定にスペイン紙も疑問 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月19日

 2-2で迎えた後半終了間際に、マドリーのDFセルヒオ・ラモスが鹿島の金崎夢生を後方からのチャージで転倒させたプレーがあった。ザンビアのジャニー・シカズウェ主審はファウルを取った上で、胸ポケットに手をかけ、カードを提示するかのような動きを見せた。

 すでにこの試合で1枚のイエローカードを受けていたラモスは、もう1枚カードを受ければ退場となるところだった。だが結局主審はカードを出すことはなく、試合は11人対11人のまま延長戦へ。マドリーが延長前半に2点を奪って勝利を収めたが、退場者が出ていれば結果は違っていた可能性もあったかもしれない。

 レアル・マドリー寄りのスペイン紙である『アス』や『マルカ』なども、この判定には疑問を呈している。「主審はラモスを赦した」「なぜかカードを出さなかった」という論調でシカズウェ主審の判断について伝えた。

『ラジオ・マルカ』の解説を務める審判のアンドゥハル・オリベル氏は、「明らかにレッドだった。ラモスは(プレー後の時点で)すでにドレッシングルーム内にいるべきだった」という主張を述べている。
http://pex.jp/point_news/6b09280b34222cbb5d53ad46354d0373/#reaction-result
-----引用 ここまで-----

 勝てなかったのは残念でしたが、それでも誇って良い結果。私も好きだったレオナルドさんもそういった湖面をしていました。

-----引用 ここから-----
元鹿島のレオナルド氏、レアルに大健闘した古巣を称賛「すでに歴史を書き換えた」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月19日
http://pex.jp/point_news/e11d485c08f705755b1b80f537ef1d08/#reaction-result

1994年から3年間鹿島でプレーしたレオナルド氏は、古巣の大健闘を称賛。「みんなはすでに歴史を書き換えました!」とレオナルド氏は述べると、「その偉業の一部に自分が関われたことに誇りを感じます。よくやった」と古巣の健闘を讃えている。
-----引用 ここまで-----


2016/12/21追記:ジーコさんの話もありました。


-----引用 ここから-----
ジーコ氏、クラブW杯で健闘した古巣に言及「鹿島のことを誇りに思う」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月20日

 元ブラジル代表で鹿島アントラーズのOBでもある63歳のジーコ氏が、クラブW杯で”ジーコ・スピリット”の横断幕を見た感想を19日に自身のインスタグラムに投稿した。(中略)

 ジーコ氏は自身のインスタグラムにその画像を投稿すると共に「鹿島アントラーズのファンの皆さんの愛情に感謝したい。私は鹿島のことを誇りに思っており、クラブに貢献したブラジル人もみんな、それを思っている」とのコメントを載せた。
http://pex.jp/point_news/8db01c103b3d0afbf857194b5fcff6d2
-----引用 ここまで-----

 この”ジーコ・スピリット”に関連し、他の日本のクラブにないものだという指摘記事がありました。

-----引用 ここから-----
本気でレアルに勝つつもりだった鹿島の善戦で、突きつけられた日本サッカーの問題点
週プレNEWS / 2016年12月20日 19時0分 中山 淳
http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_77121/

何よりも驚かされたのは、敗れ去った後の選手たちの表情である。

鹿島というクラブに脈々と受け継がれてきた「勝者のメンタリティ」については、これまでも散々語られてきた。(中略)

しかし、さすがにクラブ世界一を決める舞台で、世界中からワールドクラスを集めたレアルを延長戦にまで追い込んだ後は、鹿島の選手も達成感のある表情を見せるはずと予想していた。ところが、いざ蓋を開けてみれば、キャプテンの小笠原満男を筆頭に、誰ひとり笑顔を見せる選手はいなかった。

もし浦和や川崎がCWC決勝でレアルと対戦していたら、鹿島と同じように大健闘したかもしれない。年間勝ち点で1位の浦和と2位の川崎は3位の鹿島を上回ったのだから、実力という部分で劣っているとは言えないからだ。しかし、敗戦後にこの2チームの選手たちが同じような態度と表情を見せていたかとなると、おそらく違っていただろう。

試合後、負けた鹿島の選手たちは口々に「勝てるチャンスはあったのに負けてしまって悔しい」と言ったが、それが口先だけではないことは十分に伝わってきた。彼らは、本気でレアルに勝つために準備をして、試合終了のホイッスルが鳴るまで戦い続けた。そして敗戦後は本気で悔しがり、そこには「善戦」か「大敗」かの違いは存在していなかった。
-----引用 ここまで-----

 ただ、このメンタリティでも、レアル・マドリードは「次元が違っていた」といいます。

-----引用 ここから-----
「自分たちが苦しめられることはわかっていたし、簡単なファイナルにはならないと思っていた」とは、レアルのジヌディーン・ジダン監督のコメントだが、その表情は日本のメディアが期待するような優勝直後の高揚感、あるいはタイトルを手にできた安堵感を微塵(みじん)も感じさせない、実に穏やかなものだった。

冷静に考えてみれば、彼らにとってこのような試合展開は日常茶飯事。たとえば直近のスペインリーグ戦では、ホームでデポルティーボ・ラ・コルーニャに1-2と追い込まれながら、終了間際に2ゴールを立て続けに奪い、最終的に逆転勝利を収めたばかりだった。(中略)

では、どうすれば鹿島、ひいては日本のクラブが世界に追いつくことができるのか?

この問いに対して、石井監督は「こういうテンションの試合を続けないと、世界との差は縮まらない。そうしないと、今回チャンピオンになったレアル・マドリードには近づけない」と答えている。

確かに、今年の鹿島や昨年3位のサンフレッチェ広島も、CWCを戦う中で選手個々やチームは目を見張るような成長を遂げた。しかし悲しいかな、日常のJリーグに戻ると、CWCと同じテンション、レベルで戦える環境がないというのが現実だ。

それはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも変わらない。石井監督の言葉は、自分たちが成長したくても、現状の日本サッカーの環境では限界があるという悲痛な叫びにも聞こえてしまう。

もっとも、これは日本だけの問題ではなく、北中米カリブ、アフリカ、そして南米のクラブにとっても共通した悩みでもある。もしかしたら、ヨーロッパ一極集中化が加速する現在のサッカー界では、ヨーロッパ以外の地域が手を取り合い、お互いを切磋琢磨できる舞台を新たに作ることが求められているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----

 話は変わりますが、今大会の賞金が気になっていました。結構貰えるんじゃないの?と思っていたんですよ。4.5億円だそうです。良い補強ができますね。

-----引用 ここから-----
【クラブW杯2016】賞金や賞品情報まとめ!他の大会と比較してみた |
http://goddy-layout.com/cwc-2016-money/

クラブW杯2016の優勝賞金はどれくらいになるでしょうか?

    優勝→500万ドル
    準優勝→400万ドル
    3位→250万ドル
    4位→200万ドル
    5位→150万ドル
    6位→100万ドル
    7位→50万ドル

以上のようになっています。

日本円に直すとこんな感じ。

    優勝→5億6000万円
    準優勝→4億5000万円
    3位→2億8000万円
    4位→2億2000万円
    5位→1億1700万円
    6位→1億1000万円
    7位→5000万円
-----引用 ここまで-----

 あと、上で書いた審判関連での批判が続々。

-----引用 ここから-----
スペイン有識者がCWC決勝の主審を批判。「ロシアW杯にはふさわしくない」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/19/post190679/

 19日付のスペイン『アス』紙はこの試合のジャッジについて、元審判のイルデフォンソ・ウリサール氏による意見記事を掲載している。

 ウリサール氏はシカズウェ主審について、「技術面では悪くなかった」「どの判断も正しく、副審もよく助けていた」と総評。山本脩斗のファウルによりマドリーにPKが与えられた判定や、クリスティアーノ・ロナウドのゴールがオフサイドで無効とされた判定も妥当だったと見解を述べている。

 だがやはり、後半終了間際のプレーに対する対応には批判的な見方だ。セルヒオ・ラモスが金崎夢生を倒した場面は「ファウルであり、明らかに警告だった」とウリサール氏。「手を胸ポケットにかけたのは正しかったが、そこから不可解な形で後戻りした。マドリーを有利にし、パーソナリティーの欠如を示した」と述べている。

「FIFA(国際サッカー連盟)にとっては、間違いなくジャニー・シカズウェ氏は次回のロシアW杯の審判のひとりなのだろう」とウリサール氏は述べつつ、「W杯に行くようなパーソナリティーを持ってはいないことを強く示した」とザンビア人主審の資質に疑問を呈している。
-----引用 ここまで-----

 なお、ビデオアシスタントのせいだと書いている人が多かったですが、カードの判定はビデオアシスタントの役割ではありません。ルールにないものです。
 審判も別の言い訳をしています。

-----引用 ここから-----
CWC決勝主審の“言い訳”。疑惑の判定は「副審との伝達不良」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月20日
http://pex.jp/point_news/0ea93dfcfeb3f71104e940010ec5eaac

 クラブW杯決勝の鹿島アントラーズ対レアル・マドリーで主審を務めたザンビア人のジャニー・シカズウェ氏が、疑惑の判定についてコメントした。同氏は、「副審とのコミュニケーションがうまくいかなかった」と主張している。スペイン紙『マルカ』が伝えた。(中略)

 このシーンについて鹿島の石井正忠監督は「レフェリーが勇気を持てなかった場面が1つあったと思う」と苦言を呈し、MF永木亮太は「レフェリーが一番レアルをリスペクトしていると感じた」と不満げだった。

 鹿島陣営だけでなく、この判定は世界的に疑惑のジャッジとして取り上げられている。

 だが、シカズウェ氏は、「私と副審の間の伝達不良だった」と主張。カードに手をかけたのは、「(副審から)イヤホンでファウルだと言われ、彼は『カードじゃない』と言った。それが私には『カードだ』と聞こえてしまったんだ」と説明している。
-----引用 ここまで-----

 実際カードに値するプレーではなかったのでは?という見方もあり、それは別に構わないと思います。しかし、ポケットに手をやって出さないという紛らわしいアクションは絶対やっちゃいけないことでした。



■2009/3/16 久しぶりに鹿島を見たら、好きな選手がことごとくいない…

(2009年に久しぶりにサッカーを見るのを再開しよう…と調べていたときの話を転載)

 まず、1週間の番組チェック。テレビ見るの久し振りです。サッカー以外でテレビ見ない=見ることがない、ということで、テレビ自体設置していません。前も線は抜いてたんですけど、引越ししてからはテレビも設置していなかったんで、いろいろ繋がないといけません。めんどくさいなー。
 調べると、<3/22 (Sun) 2:55 ~ 4:35 (100分)  テレビ朝日 AFCチャンピオンズリーグ>というのを発見。番組表では、不親切に何も書いてないんですけど、調べてみたら水曜日の「鹿島アントラーズ×上海申花」の録画放送っぽい。これならいいなー。いきなり好きな鹿島が見れます。というか、サッカーって夜中の放送多いですよね。普段5時に起きてるんですけど、これからどうしましょ?

 とりあえず、鹿島の選手を確認しておきます。
 GK 高桑いないんですね。好きだったのに。小澤英明がちゃっかり戻ってきてて、笑った。しかもたまに出てるし。
 DF あれ?好きな選手がごっそりいないです。好みの選手ほど放出される傾向があるとはいえ、全滅とは・・・。相馬直樹は川崎行った様な記憶があったんですけど、石川竜也とか羽田憲司とか金古聖司とか。まあ、ここらへんはチームのためには入れ替えるべきでしょうけど。控えと思われる選手は、全くわかりません。内田篤人もよく知らないです。1回見ただけです。
 MF なんで中田浩二いるの?海外行かなかったっけ?まあ、好きだからいいんですど。若手知らないと思いつつ、鈴木修人じゃん!興奮。プロ入れたんですね。しかも、好きな鹿島。市立船橋で好きだった選手。でも、まだ1回も出てないみたいです・・・。増田誓志は覚えてます。2004年デビューなので、このころはまだちょっと見てたのかな。センス良くて将来期待できると思った気がします。あ、忘れてたけど、中後雅喜もいない。駒沢の3年のときに気に入って、鹿島入り決まって嬉しかったのに。1回も見ないうちに・・・。あと、本田泰人はさすがに引退したか。私見ていたころは、まだ引退させてあげられないってチームだった。そういや名良橋晃もいないんだ。
 FW なんかここも好きな選手が・・・。興梠慎三も見ました。ドリブル良かったし、プレー全体に良かったし、荒かったけど伸びそうな感じを受けました。FW登録だけど、1.5列目なタイプっぽかった覚えが。大迫勇也。名前聞いたような気がしてたけど、流通経済大学付属柏の大前元紀と勘違いしてました。「大」しか合っていませんけど。全く見たこと無いですわ。あと、深井正樹大好きだったのに。いないだなんて・・・。ドリームチーム(好きな選手ベスト22)に入れた鹿島の選手1人もいないじゃないですか。鹿島を好きなチームに挙げながら、ベスト22に入る選手が1人もいないという事態に。あと、富山第一から来た中島裕希もいない。1度見たときに個性的なタイミングでシュートしていて、もっと見たいと思ったのに。
 っていうか、大丈夫かな。このチーム好きでいられるかな?心配になってきました・・・。

2024年12月23日月曜日

岩手県出身には小笠原満男の他にも日本代表経験者がいる

■2021/01/04 岩手県出身には小笠原満男の他にも日本代表経験者がいる



■2021/01/04 岩手県出身には小笠原満男の他にも日本代表経験者がいる

 岩手県のWikipediaでは、引退選手と現役選手で分けてくれていたので、とりあえず、引退選手だけパッと見て有名そうな選手だけでピックアップしました。一番は鹿島にいた小笠原満男な感じ。代表に50試合以上出ています。6歳と結構年齢差のある菊池新吉・菊池利三兄弟もいますね。GKの兄は代表歴ありますし、ヴェルディの強かった時代に出ていた選手です。
 その後、何人かデータを追加。少しずつ追加していってます。


GK  菊池新吉(川崎フロンターレGKコーチ) 代表7 J/J1     199 JSL1部     77
CB、RSB 五十嵐和也(元ジェフユナイテッド市原) J1 76  JSL1部 115
LSB、RSB 山本脩斗(鹿島アントラーズ):盛岡市 代表1 J1     271
SB、CB、DH、LSH 菊池利三(元東京ヴェルディ1969) J1     85
MF 小笠原満男(元鹿島アントラーズ) 代表55 J1 525
MF 今野章(川崎フロンターレU-18監督) J1     42 J2     121
FW、MF 飯尾一慶(元東京ヴェルディ1969) J1     114 J2     201

Jリーグ
 藤村慶太(ツエーゲン金沢):盛岡市
 菊池流帆(ヴィッセル神戸):釜石市
 原田岳(SC相模原):
 清水敦貴(いわてグルージャ盛岡):盛岡市
 田中勘太(カターレ富山):大船渡市

元選手・指導者・関係者
 工藤孝一(元サッカー日本代表監督):岩手町
 八重樫茂生(元古河電気工業サッカー部):花巻市
 斎藤重信(盛岡商業高等学校サッカー部監督):盛岡市
 古前田充(元ベルマーレ平塚監督):盛岡市
 瀬田竜彦(元日立製作所サッカー部):盛岡市
 千田善(元サッカー日本代表監督イビチャ・オシム通訳):奥州市
 三浦俊也(元ヴァンフォーレ甲府監督):釜石市
 吉田暢(元グルージャ盛岡監督):紫波町
 岩渕弘幹(元川崎フロンターレユース監督):釜石市
 奥友敏朗(元鹿島アントラーズ)
 藤原寿徳(前ジェフユナイテッド市原・千葉GKコーチ)
 菊池忍(名古屋グランパスフィジカルコーチ):奥州市
 平聡(元ベガルタ仙台):花巻市
 千葉恵二(元清水エスパルス)
 根子達也(元横浜FC):花巻市
 菊池直喜(元ジュビロ磐田):遠野市
 佐々木仁(元ベルマーレ平塚)
 鳴尾直軌(アルビレックス新潟シンガポール監督):岩泉町
 佐藤大実(元サガン鳥栖):紫波町
 斉藤乙(元水戸ホーリーホック):盛岡市
 中村学(元ベガルタ仙台):盛岡市
 照井篤(元湘南ベルマーレ):遠野市
 中田洋介(元ベガルタ仙台):大船渡市
 松田賢太(元グルージャ盛岡):大船渡市
 福士徳文(元ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ):盛岡市
 藤嶋洸(元グルージャ盛岡):八幡平市
 森本華江(元TEPCOマリーゼ):滝沢市
 林勇介(元浦和レッドダイヤモンズ):盛岡市
 赤塚京介(元FC大阪):
 久保海都(元グルージャ盛岡):盛岡市
 MF 谷村憲一(元モンテディオ山形):盛岡市 J3     93
 ? 中村司(元日立製作所・RENUOVENS OGASA FC):岩手町
 DF、FW 佐々木航(元ヴァンラーレ八戸):盛岡市 JFL90

JFL・地域リーグ・日本女子サッカーリーグ
 大谷哲也(塩釜FCヴィーゼ):盛岡市
 下屋敷恒太郎(SC鳥取ドリームス):
 高橋臣徳(TDK親和会):北上市
 宮川葉月(伊賀フットボールクラブくノ一):
 山形雄介(東京23FC):盛岡市
 岩清水梓(日テレ・ベレーザ):滝沢市
 宮川美乃(福岡J・アンクラス):
 橋場貴之(アローレ八王子):久慈市
 吉田吏玖(ソニー仙台FC):
 中村楓(アルビレックス新潟レディース):岩手町
 熊谷紋司(コバルトーレ女川):
 鈴木一朗(いわきFC):盛岡市
 古舘知都(AC長野パルセイロ・レディース)

2024年12月22日日曜日

ワールドカップを見たいなら出頭せよ!犯人が続々と投降

■2021/05/27 ワールドカップを見たいなら出頭せよ!犯人が続々と投降
■2019/08/29 FC東京が前代未聞のアウェイ8連戦、ラグビーW杯のせい…
■2018/04/03 突然5分間消えたセルヒオ・ラモス、トイレが理由だった



■2021/05/27 ワールドカップを見たいなら出頭せよ!犯人が続々と投降

 2002年ワールドカップが始まる少し前の2002.05.19に出た<W杯えさに出頭のお薦め、犯人誘惑に負け 英国 CNN.co.jp>という記事。どのようにワールドカップをえさにしたのか?というと、以下のようなものでした。一定の成果を挙げているとされていました。

・刑務所などでは当然、テレビのサッカー放映はないため、警察が軽犯罪を犯し、逃走中の犯人に「ワールドカップ(W杯)をテレビ観戦したかったら、早めに短期間の収監を済ませなさい」と手紙を出して出頭を促す。
・手紙を送り付けた結果、窃盗罪などに問われている犯人296人のうち、17人が最寄りの警察署に投降、10人が法廷に臨んだ。中には、迅速な収監に備え、身の回り品を詰めたバッグ持参の人間もいた。
http://www.cnn.co.jp/fringe/K2002051801191.html

 手紙を出すには、犯人の居場所がわかる必要があります。逃走中なのに不思議な話であり、ここはわかりづらかったです。おそらく元住んでいた住居や関係先・潜伏先と思われる場所に手紙を出すことで、本人にも伝わったということじゃないかと想像。日本でもそうですが、家族や知人が匿っていて、警察がそこにいるという証拠を固めきれない…ということがありますからね。

 また、普通に手紙作戦が良かった可能性もあります。というのも、サッカーに全然興味のない犯人の居場所特定にも効果があったらしく、手紙を送付した先などから60件の情報提供があったという話も書かれていたため。これもやはり関係先と警察が目星をつけたところに送ったということで、結果的にそこの人たちがむしろ警察の方に協力してくれた…ということじゃないかと思います。


■2019/08/29 FC東京が前代未聞のアウェイ8連戦、ラグビーW杯のせい…

  FC東京が前代未聞のアウェイ8連戦だと今頃知って驚き。その記事では理由が書かれていなかったので検索して、ラグビーワールドカップのせいだと知りました。
 F C東京の本拠地である味の素スタジアムは今秋のラグビーワールドカップで試合会場として使用。同大会期間付近に行われる24~31節の8試合は全てアウェイ開催となりました。
 当然ながらホーム開催も偏ります。ホームゲーム全17試合中15試合が8月中旬までの間に行われるという変則開催です。
(FC東京、8月下旬から“アウェイ8連戦”が決定…ラグビーW杯開催の影響で | サッカーキング 2019/1/23より)

 2連覇中の川崎フロンターレはホームで引き分けが多く、やや出遅れており、ホームだから勝てるとは限りません。ただ、この話を聞くと、目下トップで今年東京が好調だったのは、ホーム開催が多かったからかな…と思ってしまいます。この前代未聞の連続アウェイでどれだけ勝てるかは注目でしょう。


■2018/04/03 突然5分間消えたセルヒオ・ラモス、トイレが理由だった

 レアル・マドリーのDFセルヒオラモスが、エイバル戦の後半38分、ロッカールームへ消えて5分間出てきませんでした。審判からのカードはなく、何が起きたかのかは謎でした。
 これは後にジダン監督の「少しトイレに行っていた」との説明で判明。マルセロも取材エリアで「便意があったら記者だって行くだろ。普通のことだ」と擁護しました。まあ、仕方ないですけどね。たまにあるだけで普段は起きないことなので、なぜ?とは思います。
(セルヒオラモスのトイレに仲間かばう「普通のこと」 - スペイン : 日刊スポーツ[2018年3月11日19時39分]より)

 記事にはありませんけど、これでもチームは勝っちゃいました。2-1の勝利です。あと、別記事によると、小便じゃなくて、大便だった模様。5分だと、小便にしては時間かかってましたものね。



2024年12月21日土曜日

若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?

■2019/01/24 若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?



■2019/01/24 若くして50キャップのイランの天才ホセイン・カエビが突然消えた理由とは?

 2006年W杯ドイツ大会グループステージで、イランがポルトガル代表に0-2で負けた試合。ポルトガル代表を中心にしていたため、スタメンすらメモしていませんでした。ただ、1人だけメモが残っています。
 イランの右サイドバックのカービという選手。20歳と若く、若さゆえか熱くなるプレーが見られたものの、スピードを感じる良さそうなプレーヤーでした。
 検索すると、ホセイン・カエビ、H・カエビなどの表記が一般的なようです。Wikipediaによると、僅か16歳半でイラン代表デビューを果たしたイランの天才選手。 2007年、21歳にして50キャップを達成しました。

 イングランド・フットボールリーグのレスター・シティでもプレーしていたものの、活躍できなかったのかイランに戻っています。また、Wikipediaのデータが古いためか、87キャップとその後はあまり増えておらず、伸び悩んだのかもしれません。
 …と思って続きを読んだら、2009年6月、ワールドカップ予選の韓国戦で緑色のリストバンドをつけて試合に出場したため、代表からの無期出場停止処分を受けたとのこと。その後処分が解除されたかは不明ですが、伸び悩みの原因になったのかも。なお、ほかにアリ・カリミら3選手が処分されています。
 緑色はイラン大統領選挙で敗れ、現大統領アフマディーネジャードによる不正があったと主張している改革派のシンボルカラーであり、改革派を支持していると受け止められた模様。
 政府当局から強要や圧力があったかどうかは不明とされていましたが、スポーツに政治的な主張を持ち込むのはそもそも厳禁なんですよ。日本では、このことをわかっておらず、時折変な主張が見られるものの、ここはもっとしっかりやらないとたいへんなことになります。

 なお、他のサイトでは、右サイドハーフやセンターハーフもこなすという情報もありました。


2024年12月19日木曜日

ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由 いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司

■2017/03/17 なぜ本田圭佑を代表に?自らの選考基準を破るハリルホジッチ監督
■2017/03/25  いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司
■2017/06/15 自信喪失で迷い?なぜか本番で不可解な「テスト」を連発して自滅
■2017/06/23 ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由
■ 2017/09/04 ワールドカップ出場決定は本田と香川を外したおかげ?
■2017/09/06 本田圭佑が守備を壊す 香川真司とともに守備面を考えるといらない選手?
■2017/11/01 本田・香川・岡崎らが代表漏れ「本来のパフォーマンスではない」
■2015/10/16  本田圭佑カッコ悪い 結果出せなかった癖にサポーターやイタリア批判


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■2017/03/17 なぜ本田圭佑を代表に?自らの選考基準を破るハリルホジッチ監督

 言ってることがコロコロ変わったり、自分のやっていることに自信が持てなかったりという監督は駄目です。
 前任のザッケローニ監督のブラジルワールドカップは完全に後者のタイプで、自信をなくしてしまって、自分でも何をやっているのかわかっていない感じの、選手起用でした。

 ハリルホジッチ監督も昨年は自信をなくした感じで、ついに本田圭佑らをスタメンから外しました。
 これはもともとうまく行っていない起用でしたので、いい方向に向いた感じがあったものの、本田の招集そのものに疑問があります。過去の発言と異なるためです。

本田招集、「ブレる」ハリルの選考基準。一貫性なき発言への疑問 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月17日

  2-1で勝利した11月のサウジアラビア戦後、ハリルホジッチ監督は以下のように言っていました。

「何人かはトップパフォーマンスではなかった」「本田、香川、岡崎、(川島)永嗣が厳しい状況にあるのは知っている。先発を獲りなさい、獲れるクラブに行きなさいと言った」
「我々のチームの強みは海外組のプレー回数が多いことによって決まる」
「確実に席が用意されている人間は誰もいない」

 出場機会を重視する発言は以前からしており、これは一貫したものです。
 ところが、今回はまるで違った発言をしています。

 「本田や長友はイタリア、ヨーロッパの中でもビッグクラブにいる。そこでトレーニングするだけでも異なる」

 ザッケローニ監督も一部の選手を特別扱いして失敗しましたが、ハリルホジッチ監督もそんな感じですね。
 私は必ずしも出場機会を重視しなくて良いと思うものの、一部の選手の特別扱いは、若手の経験する機会を奪いますし、何よりも戦意を喪失させるという問題があります。

 これ、ビジネスで考えればわかりやすいと思いますよ。言っていることがコロコロ変わって、一部の部下をえこひいきしている上司の元で、「頑張ろう」と思えます?
 こうした職場は優れたパフォーマンスを発揮することができません。当然のことです。

 「私は若い選手も使ってきたが、精神面、メンタル面の準備をしていかないといけない」「少し敬意を持ちすぎて相手選手を恐れている」といった発言をしているものの、若手を潰しているのは、ハリルホジッチ監督自身でしょう。


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■2017/03/25 いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司

 ワールドカップ予選のUAE戦、ハリルホジッチ監督のベテラン重視の起用では、今野と川島が大当たりで絶賛されていました。
 ただ、その影で「いらない」と言われていたベテランたちもいたようです。特に本田圭佑は、予想通りボロクソに言われていました。

「本田圭佑、マジでいらないな」ネットで酷評 W杯予選UAEに勝利も「時代の終わり」 J-CASTニュース / 2017年3月24日 13時19分

 幸いスタメンではなかった本田圭佑ですが、大活躍の新星久保裕也に変わって途中出場。
 数的不利の状況で単独ドリブル突破を試みて奪われるという、リードして修了が近いという場面を考えないプレーを見せました。

 ただ、本当にひどかったのが、アディショナルタイムの後半48分。40メートルほどの距離でFK、パスをつないで試合終了に持ち込むのがセオリーであろうこの状況で、本田はすかさず直接ゴールを狙うシュートを選択し、簡単に跳ね返されるということをやっています。
 あまりにも身勝手です。

    「最後のあのFKなんだよ 時間使えよ ベテランとは思えんプレーだった」
    「あのFKはないわ 壁どんしてカウンターになるだろうに 本田は本当にチームのことを考えてないんだなと思ったわ」
    「本田がゴミすぎて勝ったのに怒りが収まらない」
    「本田、マジでいらないな」

 本田圭佑とともに散漫なプレーだったとされていた岡崎は、採点サイトでは出場時間が短すぎるとして評価なし。

 左サイドバックで先発フル出場のDF長友佑都(30)も、持ち味だった豊富な運動量は鳴りを潜め、「長友いたの?全然わからんかった」「長友が全然走らなくなったのが地味に衝撃だった」といったネガティブな反応が多く出たそう。
 私が見た採点記事では、右サイドの酒井宏樹と比較して、攻撃での働きのなさを指摘したものの、守備は評価されていました。

 インサイドハーフで先発したMF香川真司(28)も球離れが悪く、ボールロストする場面が複数回見られたとの指摘。
 採点記事では、パスの精度が悪いとしつつも、一応一定の脅威はあったという評価でした。

 なので、評価しているところもあるのですが、世代交代というコメントも目立ったようです。

    「これでアタッカー陣は世代交代確実、ということで喜ばしいですね。本田は生き残れないかもしれませんね」
    「本田、香川、長友、岡崎 ひとつの時代が終わるんだな そんな試合だったわ」

 香川などについては、別記事の評価も紹介。

英国人が見たUAE戦「MVPは今野。本当のプロで信頼できる選手」「香川は何と言えばいいのか…」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月24日

 イングランド人ライターのショーン・キャロルさんは、前半、「UAEのゲームメーカーのオマルはチャンスを作っているけど、香川はまだ印象に残るプレーは見せていない」と後半に注文。
 しかし、終わってみても「香川、ね…。何と言えば良いか分かりません。今日も印象は無かった」と言わざるを得ないことになりました。

 最後にポジティブな話もしておくと、やはり今野です。

「ダレン・フレッチャーみたいじゃない? 誰にとっても一番好きな選手じゃなくても、毎試合100%出して、常にチームに貢献してる。そのような選手はチームメイトも大好きだと思う」
「やっぱり今ちゃんね。守備は完璧だったし、大事な2点目のゴールも決まった。2年ぶりの代表だったけど、そう見えなかったね。本当にプロフェッショナルで、信頼できる選手。ハリルも良い仕事したね。今ちゃんを選んでくれたから」

 ハリルホジッチ監督は今回盛んにベテランと強調していて、実際、今野は大活躍だったのですが、一方で23歳と若い久保も大当たりしました。
 ここらへん変にこだわらずに、柔軟に選んだ方が良いと思われます。

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■2017/06/15 自信喪失で迷い?なぜか本番で不可解な「テスト」を連発して自滅

 UAE戦で開眼したかに思えたハリルホジッチ監督ですが、そうでもなかったようです。一部のメンバーに固執するべきではないと書いたものの、やたらとやり方を変えれば良いというものではありません。
 ザッケローニ監督がワールドカップでそうだったように、自信がなくなって迷っているのかもしれません。 最終予選のイラク戦では、「謎の奇策連発で自滅」という厳しい見方が出ていました。

ハリル、謎の奇策連発で自滅。シリア戦の“テスト”は全く生かされず フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月14日

  "香川真司が負傷離脱し、山口蛍も出場は難しい状態"という事情はありました。が、あまりにも多くを一気に変えすぎでした。
 まず、システムは3月から直前のシリア戦まで採用していた4-3-3ではなく、従来通りの4-2-3-1に戻しました。
 シリア戦で後半途中から4-3-3の中盤インサイドハーフに入り、好パフォーマンスを披露していた本田はイラク戦でも同じポジションで起用されるのではないかと見られていましたが、結局は一度失ったポジションである右ウィングにしてしまいました。

 一方で、シリア戦ではテストしていない上に、それ以前の試合でも見られなかった形だった原口のトップ下や久保の左サイド起用を断行。
 "特に久保は左サイドバックの長友佑都と初めてコンビを組み、低調なベテランDFと連携が合わず窮屈そうにプレーしていた"とされています。
 原口もなれないポジションに苦労していたものの、それ以外にも問題が指摘されていました。"酷暑の影響が出てくることが考えられる中で、まだ走れる原口を下げた采配には疑問が残った"ともいう指摘です。結果論ですが、"交代枠を使い切った後も足を痛めた久保をピッチに残しておかなければならなく"なりました。

 ベテランにこだわらずに若手をと言ったものの、シリア戦まで一度も試したことがなかった、遠藤航と井手口陽介の若いボランチコンビという選択もリスキーでした。"破綻することはなかったが、W杯最終予選のアウェイゲームで、あまりにリスクの大きすぎる決断だった"とされています。

 そして、"ハリルホジッチ監督はこれまでの積み上げを自ら捨て、シリア戦の“テスト”を無駄にしてしまった。先制しながら追いつかれて引き分けたのは、指揮官の采配による自滅と言えるかもしれない"とまとめられていました。ボロクソです。

 ただ、この前のUAE戦もある意味ぶっつけ本番で当たったところがありましたからね。自信喪失ではなく、逆に本番でテストするというところに味をしめて、自信を持ってしまったのかもしれません。
 となると、次回もやばいんじゃ…?


■2017/06/23 ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由

 2014年ブラジルW杯の前は「優勝しか考えていない」と言っていた本田圭佑が、18年ロシアW杯に向けては“お約束”の「優勝」宣言を言わないことを約束したそうです。
 本田は現在レギュラーの座が危うくなっており、それどころじゃないからだと思ったら、逆なんだそうな。

 "本田は自らの代名詞でもあるビッグマウスを発するタイミングについて「うまくいかない時ほどビッグマウスに。うまくいっている時ほど謙虚に」と"語っていたそうな。
 で、"自身がハリルジャパンで“復権”を果たした"ためとしていました。
本田「W杯V宣言」なぜ封印?  (東スポ 2017年06月21日 16時30分)より
でも、この説明はしっくり来ません。そもそも過去のワールドカップの方が本田は良い状態でしたので、 「うまくいかない時ほどビッグマウスに。うまくいっている時ほど謙虚に」という説明自体が嘘なんじゃないですかね。
 「うまくいっている時ほどビッグマウスに。うまくいかない時ほど謙虚に」と説明する方が、ピタリと来る感じです。


■ 2017/09/04 ワールドカップ出場決定は本田と香川を外したおかげ?

 かなり危なかった日本代表ですが、オーストラリア代表に2-0で勝利し、6大会連続6回目のW杯出場を決めました。

  本田、香川外しの大胆采配的中…ハリル号泣、絶叫「日本国民みなさんの勝利」 ゲキサカ / 2017年9月1日 5時22分では、"ハリルホジッチ監督は、これまで代表を支えたFW本田圭佑やMF香川真司らのベンチスタートを決断"したことを強調。
 "結果、抜擢したFW浅野拓磨とMF井手口陽介が得点して、勝利をもぎ取った"としていました。活躍とはいかなかったものの、乾貴士も抜擢的な使い方でした。

 ただし、本田や香川が外れた本当の理由は怪我でしょう。私にとっては残念なことですけど、意識して外したものではなさそうです。
 また、私はベテラン選手を特別扱いすべきじゃないとしていると同時に、ぶっつけ本番でいじりまくるのにも危うさを感じています。

 このままメンバーを固定しないやり方を続けていくのは全く構わないと思います。そのときどきで調子の良い選手、相手関係で最適な選手を選ぶというのは、手法の一つとして当然ありえます。
 ただ、それならそれで普段からそういった戦い方で 貫き通して、ある程度経験を積むようにして、いきなり本番のギャンブルを続けないようにしてほしいです。
 当たりを引きすぎてしまったせいで、ハリルホジッチ監督がギャンブル依存症になっていないと良いのですけど…。


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■2017/09/06 本田圭佑が守備を壊す 香川真司とともに守備面を考えるといらない選手?

  上記で本田圭佑を外したのは残念ながら勝つためではなく、怪我のためだろうと書きました。で、実際、次のサウジアラビア戦では先発しています。
 ただ、その評価はさんざんなものでした。

  前半45分間のみのプレーでピットを退いたものの、これはハリルホジッチ監督は予定通りという説明。
 「本田がトップコンディションでないことはわかっていた。ゲーム勘が欠けていたこともわかっていたので、45分限定で使った。リズムの面でトップレベルにない」と、しています。
(本田圭佑の守備がチームを壊す。“自分勝手”なポジショニングで全体に大きなズレ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年09月06日 )

 トップコンディションでない状態で使おうというのが、まさに私が嫌う特別扱いそのものです。
 消化試合ですので新しい選手を試すというのはアリですが、本田は試してみたい選手ではありませんので、今回無理して使う必要はありませんでした。
 メンバーを固定しないやり方でやるのなら、そのときどきで調子の良い選手、相手関係で最適な選手を…と前回書きました。ハリルホジッチ監督はやはり何をしたいのかわかりません。

 ところで、先の記事によると、本田のプレーは確かに精彩を欠いていました。持ち味であるパス精度や巧みなボールキープは鳴りを潜め、ピッチ上での存在感は希薄だったといいます。
 ところが、それ以上に問題だったのが守備面。「守備面ではある意味で大きな存在感を発揮していた」とのこと。これは悪い意味での目立ち方でした。

 守備時のポジショニングが悪く、自分で守らなければならないエリアを放棄してチームから逸脱して動いてしまうことが多かったそうです。
 対面している選手が高い位置を取ろうとすると、マークを他の選手に受け渡すことなく最終ライン付近までついていってしまっていました。 すると当然、本田が埋めるはずだったエリアで、相手選手に完全フリーでのプレーを許してしまうことになります。
 これを右インサイドハーフとしてプレーした柴崎岳が埋めていたのですが、そこからズレが少しずつチーム全体に波及し、ピンチを招いたこともあったとのこと。

 香川も以前見たときは守備が悪すぎてびっくりしましたので、香川にも守備面の問題は言えるかもしれません。

 なお、記事によると、オーストラリア戦で左ウィングで先発した乾貴士は、複数の相手を同時に牽制する絶妙なポジショニングと的確なタイミングで適切な相手に猛プレッシャーをかけて守備に大きく貢献したとのこと。
 私が高校時代やセレッソ大阪時代に見たときは、そういう印象がなかったので意外でした。

 ツイッターで反応を見ていたら似たような感想がありました。
 一方、本田自身は反省もなく、相変わらず偉そうです。
 本田はもう代表から外した方が良いくらいじゃないかと。いずれにせよ、特別扱いは他の選手のモチベーションを下げて、成長の機会を奪います。えこひいきはやめましょう。


■2017/11/01 本田・香川・岡崎らが代表漏れ「本来のパフォーマンスではない」

 "本田・香川・岡崎を待ち受ける茨の道。海外組は来年3月がラストチャンス、W杯への道険しく"(フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月31日)という記事がありました。
https://pex.jp/point_news/1ed8b79a427f0211e3fe581127195c1c

 ハリルホジッチ監督は31日、来月日のブラジル戦とベルギー戦に向けた招集メンバーを発表しました。しかし、 本田圭佑、香川真司、岡崎慎司という長きにわたって日本代表を支えてきた中心選手3人が代表漏れしています。
 私は、今はテスト期間で外しているだけなんじゃないかと思いました。ただ、本田らの落選に関して「本来のパフォーマンスを見せることが出来ていない。そして、他の選手よりも良いパフォーマンスを出し続けてくれればここにもちろんいることになる」と、説明。

 本田なんかはメキシコから良いニュースが届いていますけどね。岡崎も監督交代前はむしろ絶好調でした。

 記事では、「最近の試合での出場時間が多い、いわゆる“主力”と見なしていい選手たちは今回も呼ばれている」と書いていたものの、以前書いたように、このルールを監督は破っています。
 なんだかんだで特別扱いするんじゃないかと思うのですが、 記事では、11月の欧州遠征メンバーから漏れた本田や香川、岡崎にとっては来年3月がラストチャンスで、「ロシアへの道は想像以上に険しい」と締めくくっていました。


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■2015/10/16(2018/04/01再投稿)  本田圭佑カッコ悪い 結果出せなかった癖にサポーターやイタリア批判

 結果出して言うならともかく、結果出せてない状況ですからね。

-----引用 ここから-----
本田「監督、サポーター批判」「伊サッカー文化否定」でミランどころか欧州追放も
2015年10月6日 16時0分 東スポWeb

日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)は4日のナポリ戦後、クラブや首脳陣に対して過激な批判を展開。(略)

出番が巡ってこない本田がついにブチ切れた。

「なんで出られなくなったのか分からない。選手に責任があると語っている時点でナンセンス」とまずはシニシャ・ミハイロビッチ監督(46)を真っ向批判。さらに「(マンチェスター)シティーやパリ・サンジェルマンくらいお金を使うか、ストラクチャー(構造)の部分で見直していかないといけない」とアドリアーノ・ガリアーニ副会長(71)やバルバラ・ベルルスコーニCEO(31)らクラブ幹部もヤリ玉に挙げた。

 返す刀で「イタリアのメディアも大問題。この試合で誰がいいとか誰が悪いとか話し合う時点でナンセンス。誰がやってもダメというのはこの3年で分かったと思う」と辛口で移り気なイタリアメディアも切り捨てた。まさに言いたい放題だ。

 本田の“舌禍癖”は今に始まったことではないが「クラブやメディアへの批判はともかく、一番まずいのはサポーターへの言葉だろう。しかも実績があるわけでもないから説得力もない。この手の話に敏感な欧州のクラブは敬遠するだろうし(今後は)かなり厳しいのでは」と欧州事情に精通する代理人事務所関係者は指摘する。

 本田は「僕はファンの拍手のタイミングを見ても、勝つことだけに左右されているんだなと気づく。内容など見ない。勝てば拍手する」とサポーターとファンの見識を“低レベル”と断罪し、勝敗を重視するイタリアのサッカー文化まで完全否定した。イタリア人にとってこれ以上の侮辱はないだろう。(略)

 すでに実力的には戦力外に近いが、クラブイメージの低下などスポンサーへの影響も懸念されるため1月の移籍市場での放出は決定的。だが戦力にならない問題児を欧州クラブが引き取る可能性は限りなく低い。「寛容でカネもある中東くらいではないか」と同関係者は見ている。
http://news.livedoor.com/article/detail/10675283/
-----引用 ここまで-----

 ただ、幸いなことに現地メディアは好意的です。一番問題となる部分が、正確に伝わっていないのかもしれません。

-----引用 ここから-----
ミラン本田のクラブ批判 イタリアメディアが正論と紹介 「あまりに核心を突いている」
Soccer Magazine ZONE web 10月6日(火)17時51分配信

イタリアメディアはこの発言について「異常行動」としながらも、内容自体は「正論」と大きく紹介している。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「ミラン危機、9000万ユーロはどこへ?」と報じている。(略)

 記事では「今回の本田圭佑は”禅”よりも”サムライ”だった。ミランの転落は、彼にも突然の異常行動を引き起こした。落ち着いて、冷静なライフスタイルを持つ人にも。(略)穏やかで、よく考える人が話せば効果がある(略)」とレポートしている。

 練習場などでの模範行動を歴代の指揮官に高く評価されてきた本田のコメントは、真摯な提言として受け止められている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151006-00010015-soccermzw-socc
-----引用 ここまで-----

 興味深いのは、"本田の“舌禍癖”は今に始まったことではない"という日本メディアとは全く逆の反応をしているということです。現地では寡黙という評価だったんですね。
 ただ、これ、裏を返すと、現地では今まで本田圭佑の発言が十分に伝わっていなかった、それだけ注目されてこなかったということかもしれません。


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2024年12月17日火曜日

ハメス・ロドリゲスは父も継父もプロサッカー選手だった

■2018/05/23 ハメス・ロドリゲスは父も継父もプロサッカー選手だった
■2018/05/23 継父が好待遇の強豪2クラブのオファーを断った理由
■2018/05/18 日本戦のハメス・ロドリゲスは楽しそうにプレーしていた
■2018/11/16 2018年にはなかった2014年のハメス・ロドリゲスの輝き




■2018/05/23 ハメス・ロドリゲスは父も継父もプロサッカー選手だった

 コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの実父はプロサッカー選手。しかし、3歳で両親が離婚しており、彼を育てたのは実父ではありません。
 母ピラールさんは同じく元プロ選手のファンカルロス・レストレポさんと再婚。左足で器用にボールを扱う才能に気づいき、才能を伸ばそうと力を注いだことが彼の才能を開花させました。
「普通3歳の子供はつま先でボールを蹴るが、ハメスは足の甲や足の内側、外側も使って蹴っていた。ダイヤモンドの原石だと感じ、天から与えられた才能を伸ばしてあげたいと思ったんです」
  6歳のときに、多方面から育成を図る「ハメス・ロドリゲス・プロジェクト」を立ち上げます。
 ハメスは地元チームでプレーしていたが、ファンカルロスさんはコーチ2人と契約し、チーム練習のない週3日、苦手の右足キックやヘディングのレッスンを受けさせました。さらに、自身も栄養学やスポーツ医学、心理学などを勉強し、徹底的にサポート。すごい熱の入れようですね。
(コロンビアの至宝ハメスはいかに「つくられたか」 - サッカー : 日刊スポーツ[2018年5月1日6時52分 ]より)

  なお、苗字がどうなっているのか気になったので、検索で調べて並べてみました。実父と母の名前がハメスに入っていますね。オリジナルなのは「ダビド」だけで、「ハメス」は実父から来ているようです。

本人 ハメス・ダビド・ロドリゲス・ルビオ
実父 ウィルソン・ハメス・ロドリゲス・ベドヤ
母 マリア・デル・ピラル・ルビオ
継父 ファンカルロス・レストレポ


■ 2018/05/23 継父が好待遇の強豪2クラブのオファーを断った理由

 先の記事によると、ハメスが12歳のとき、全国大会で優勝してMVPと得点王に輝き、プロからオファーが届きました。第2の都市メデジンの強豪2クラブ、アトレチコ・ナシオナル、インデペンディエンテ・メデジンと、2部のエンビガドです。
 強豪2クラブは仕事を用意し、家族への手厚いサポートも約束という至れり尽くせりだというもの。
 ところが、ファンカルロスさんは、唯一「プロジェクト」継続を容認してくれたエンビガドとの契約を選びました。
 その後、アルゼンチン、ポルトガルに渡ってプレーした際も一緒に住み、21歳まで生活を支えたといいます。ちょっと入れ込みすぎですね。

  ファンカルロスさんが頑張ったのは事実で、その行為を否定するわけではありません。 ただ、日本では子供のスポーツに夢中になるあまり、家庭崩壊したり、子供に負担をかけて追い込んだりということが起きています。また、情熱を傾けても、ハメス・ロドリゲスのような選手となれる人はほとんどいません。
 さらに、実父がプロサッカー選手(ククタ・デポルティーボFC所属)であったことでわかるように、遺伝の影響というのもまた大きいでしょう。
 あまりのめり込みすぎないようにしてもらいたいです。
 

■2018/05/18 日本戦のハメス・ロドリゲスは楽しそうにプレーしていた

2014/6/25 ワールドカップグループリーグ 日本  1-4 コロンビア
(メンバーは日本 対 コロンビア - スコア速報 | ブラジルW杯 : nikkansports.comより)

 8人も変えてきたということで、2軍のようなメンバー。しかも、確か注目の選手は、ワールドカップに来れなかったと聞いたような。
 後半にハメス・ロドリゲス入れてきてからガラリ一変。ボールを持てるようになって大勝。
 終盤GKのモンドラゴンを入れたのには笑ってしまった。トラブルなしでのGK交代はほぼありえず、43歳9ヶ月の最年長記録のためにだけに出したのだろう。 余裕すぎ。日本にとっては屈辱の交代。

GK    1    オスピナ    先発
 後半低いシュート をしっかりキャッチしていた場面だけ印象に残る。
GK    22    ⇒モンドラゴン    5

DF    4    アリアス    先発
DF    7    アルメロ    先発
DF    16    バランタ    先発
DF    23    バルデス    先発
MF    13    グアリン    先発
  守備的なところ。後半キープ力高いところ見せるプレーがあった。フェイント入れながら守備を外して、シュートを狙う。
MF    15    メヒア    先発
MF    20    キンテロ    先発
 テレビではキンテーロと紹介。左利きの21歳。ボールの持ち方見ていると良さそうな選手。ドリブルがすごく良いと感じた。
 検索すると、ポルトが持っていて、CAリーベル・プレートなどにレンタル。伸び悩んでいるようだ。
MF    10    ⇒ハメス・ロドリゲス    45
 後半頭から登場。入ってガラリとリズムが変わる。収まるので良い。圧倒的にうまい。
 キックの質も良く、FKでGKが出れない良いところに送る場面も。2点めのアシストも彼かな?とメモっていたが、今確認するとそうだった模様。
 一時目立っていなかったが、ゴール前ドリブルで揺さぶって、ふわっと浮かせて余裕の4点目。すごいリラックスしていて、サッカーを 楽しんでいる感じ。日本を応援すべきなんだろうけど、楽しそうにサッカーやっていて、見ていても楽しかった。この大会で一番大好きになった選手。
MF    11    クアドラード    先発
 スピードある選手。PKで先制。
 ドリブル仕掛けて、左に走るような動きでそのままパスを出したプレーが印象に残った。
MF    5    ⇒カルボネロ    45
FW    19    ラモス    先発
FW    21    マルティネス    先発
 前半印象に残ったのは、足の裏使ってターンしてくるプレー。
 ただ、後半の方が目立つ。カウンターからのパスパスで、完全にがら空きに。きっちり逆サイドに流し込んで、チームの2点目。さらにカウンターで3点目。




■2018/11/16 2018年にはなかった2014年のハメス・ロドリゲスの輝き

2014ブラジルワールドカップ ベスト16
コロンビア 2-0 ウルグアイ

4-4-2(サイトによっては3-5-1)
GK ダビド・オスピナ 25歳
 その前にも良いセーブを何度か見せていたけど、後半右から勢いよく入ってきた選手のシュートを体で止めるプレー。前に出ながらコースをなくしていました。
DF
マリオ・ジェペス 38歳
 CB。キャプテン。危ないところ危ないところに入ってきていて、良いDFだなぁという印象。今計算してみると38歳。めちゃくちゃベテランですね。大会の最年長フィールドプレイヤーだったそうな。
クリスティアン・サパタ 28歳
 CB。カウンターで、人を見ながらコースを潰してうまくインターセプトするプレーが前半に。
パブロ・アルメロ 28歳
 LSB。左でフリーでもらって、ファーのフリーの選手へ。ここからアシストが入り、ゴールに繋がりました。
フアン・スニガ 28歳
 RSB。右めから斜めに入ってくる迫力あるドリブル。また、スペースあった中央に走り込んでシュート。GK正面ではあったが、GK前で落ちる低いシュートで悪くない。右サイドでも存在感があります。
MF
カルロス・サンチェス
アベル・アギラール
ハメス・ロドリゲス 22歳
 LSHだが、クアドラードとの左右の入れ替わり多い。3-5-1のトップ下というサイトも。
 マークは厳しかったものの、ペナルティーエリア外の中央で振り向きながらきれいに胸トラップ。足元に落ちるボールをボレーでクロスバーギリギリの半端ないゴール。すごすぎ。
 後半、左からのクロスでもらえなかったものの、中央で動き直して下がったことでフリーに。逆サイドからの折返しを、右足でDFの股下に入れて決めました。GKが不在だったのはファーへのボールに対応していたため。とにかく動きが良かったですね。
 2018年になって感想を打ち込んでますけど、怪我上がりだったロシアワールドカップ2018では、1ゴール目のようなキレキレのプレーも、2ゴール目のような巧みな動きも見られませんでしたね。2014年は神がかっていました。
フアン・クアドラード 26歳
 RSH。低いところから人をかわしていくドリブルで、最後もファールもらうプレー。ハメス・ロドリゲスと入れ替わって左に行くことがかなり多く、左に流れるドリブルでもファールをもらっていました。
 スピードが武器であり、やはりスピードに乗ったドリブルが魅力。ただ、左右に振るようなリズムがおもしろい持ち方しており、止まったところからのドリブルでも十分威力があります。
 後半は右のファー一番奥でフリーでもらい、折り返してマーク外したハメス・ロドリゲスにアシストするプレー。
FW
ジャクソン・マルティネス 28歳
 3-5-1のLSHというサイトも。中央に引いてきて触り、サイドでフリーな選手に気づき使うプレーだけ印象に。
テオフィロ・グティエレス 29歳
 トラップミスで抜けてきたボールを振り向いてのダイレクトシュート。股を抜くパスも。




新潟県出身で最高のサッカー選手、酒井高徳で決まり?

■2020/10/07 新潟県出身で最高のサッカー選手、酒井高徳で決まり?
■2021/05/24 多重債務による金銭問題で解雇された日本人サッカー選手がいた


■2020/10/07 新潟県出身で最高のサッカー選手、酒井高徳で決まり?

 都道府県の出身シリーズの話で、新潟県出身の選手を。とりあえず、10人くらい出場試合数を調べてみました。ちょっと見た感じ、新潟県最高の選手と言えそうなのは、酒井高徳ですね。日本代表42試合で、ブンデスリーガで出場経験も多く、たぶんこれ以上の選手はいないのではないかと思われます。

 あと、同じく軽く見た感じだと私が一番好きな選手としては、FWの川口信男。私はジュビロ磐田黄金期にライバルだった鹿島の方のファンですが、足の早い選手が好きで、川口は当時の好きな選手ベスト22級で好きでした。まあ、他にも結構当時の磐田の選手では好きな選手がいて、例外ってことはないんですけどね。

GK    相澤貴志(元徳島ヴォルティス):新潟市 J1 91
CB    大野和成(湘南ベルマーレ):上越市  J1     243
SB、MF    酒井高徳(ヴィッセル神戸):三条市 代表42 J1 86 ブンデス168
LSB、FW    神田勝夫(元アルビレックス新潟):新潟市 代表1 J1 130
RLWB、RLSB    飯野七聖(ヴィッセル神戸):上越市 J1 59
DH    古俣健次(元アルビレックス新潟):新潟市 J27
FW、SH    川口信男(元FC東京):三条市(出生地は加茂市) J1 184

DF    秋山隆之(元名古屋グランパスエイト) J 0
GK    阿部航斗(アルビレックス新潟) J 0
FW    有田光希(愛媛FC):新潟市 J1 11 J2 227
MF    有田光成 (元藤枝MYFC):新潟市 JFL 9
GK    石川慧(ガンバ大阪):新潟市 J1 7 J2 2
    川口尚紀(柏レイソル):長岡市
    小塚和季(大分トリニータ):見附市
    小林浩孝(元ジェフユナイテッド市原):新潟市
    酒井高聖(元アルビレックス新潟):三条市
    酒井宣福(大宮アルディージャ):三条市
    齋藤恭志(元グルージャ盛岡):新潟市
    斉藤匠(元FC琉球):長岡市(旧・三島郡与板町)
    清野智秋(元コンサドーレ札幌):阿賀野市(旧・北蒲原郡水原町)
    高橋聡(元横浜FC)
    田中亜土夢(HJKヘルシンキ):新潟市
    近嵐大地(元コバルトーレ女川)
    弦巻健人(元松本山雅FC)
    長谷川巧(ツエーゲン金沢):新潟市
    長谷部彩翔(元アルビレックス新潟):新潟市
    早川史哉(アルビレックス新潟):新潟市
    藤田和輝(アルビレックス新潟):新潟市
    本田圭佑(東京武蔵野シティFC):新潟市
    本間勲(元アルビレックス新潟):胎内市(旧・北蒲原郡中条町)
    本間至恩(アルビレックス新潟):村上市
    中村亮太朗(ヴァンフォーレ甲府):新潟市
    野本安啓(元V・ファーレン長崎):新潟市
    丸山晃生(ブリオベッカ浦安)
    谷内田哲平(京都サンガF.C.):長岡市
    柳雄太郎(Y.S.C.C.横浜)
    山崎亮平(柏レイソル):南魚沼市(旧・南魚沼郡大和町)(幼時に千葉県へ転居)
    吉田正樹(元横浜FC):新潟市(旧・中蒲原郡横越町)
    吉田晴稀(愛媛FC):南魚沼市
    渡邉新太(アルビレックス新潟):新潟市
    渡邊泰基(アルビレックス新潟):新潟市
GK    渡辺泰広(ブラウブリッツ秋田):新潟市 J1 0


■2021/05/24 多重債務による金銭問題で解雇された日本人サッカー選手がいた

 サッカー関連のHTMLファイルの整理中。で、なんでこんなの保存していたんだろう?と思ったのが、2006年のジュビロ磐田オフィシャルサイトのニュースページ。以下のように、多重債務による清野智秋選手を金銭問題で解雇するというのを伝える内容でした。前代未聞な理由であり、それで保存していたんですかね?

"清野智秋選手の解雇について
ジュビロ磐田は、清野智秋選手(FW)を、下記の事由により、平成14年6月26日付けを以って解雇することと致しましたので、ご報告致します。
<解雇事由>
本年3月より、生活規範(多重債務による金銭問題)に問題ありとして、再三注意をし、改善に向けた指導をしてきましたが、一向に生活態度の改善が見られず、解雇することと致しました"

 私は特に好きではなくて、評価してもなかった選手ですが、ユース代表ではいつも選ばれていた有望選手だったんですよね。出身地は、新潟県阿賀野市(旧水原町)。ジュビロ磐田黄金期のスタメンは静岡県出身選手ばかりでしたが、新人ではこうやって静岡県出身以外の注目選手を入れていました。
 清野智秋は新潟県水原町の水原中学校卒業後秋田市立秋田商業高等学校に単身スポーツ留学しており、高校はなんと秋田県。さらに、Wikipediaでは、<高校時代からコンビを組んでいたMF熊林親吾と共に、2000年にジュビロ磐田へ入団>と書いています。熊林親吾も当然静岡県出身でなく、秋田県出身(北海道旭川市生まれ)でした。彼もユース代表だった記憶ですが、検索しても出てこないので記憶違いかもしれません。

 ジュビロ磐田の後は記憶になかったんですが、かなり変わった経歴で個性的です。解雇されて5ヶ月後の2002年11月からは東海リーグの静岡FCに在籍し、2003年は11ゴールでリーグ得点王というのは、事情が事情だけにわかります。
 ただ、2004年からはコンサドーレ札幌でJリーグに復帰。地元札幌なのによく覚えていません。逆パターンですが、そういや札幌だと2004年8月に酒気帯び運転から人身事故を起こして逮捕され、クラブから解雇処分を受けた新居辰基がいましたね。FWという同じポジションで、高卒でプロ3年目というのも同じでした。

 この札幌で2005年にはチーム一といわれたシュート技術でチーム2位の10得点を叩き出すなどして、華麗に復活した感じです。ところが、2006年10月から12月まで静岡FCに期限付き移籍。どうも札幌の2年目から突然出番がなくなってしまったようです。リーグ戦終了とともに札幌に復帰したがこのシーズン限りでの戦力外通告を受けています。
 2007年シーズンは再び静岡FCに在籍し、キャプテンに。ただ、静岡も翌2008限りで退団。引退かと思いきや、なんと2009年は香港でプレーしたそうです。それ以降は不明でした。かなり個性的です。

2024年12月15日日曜日

リフティングは意味ある?意味ない?才能を潰す日本のコーチ

■2021/02/21 意味ある?意味ない?リフティングが下手でも代表の中心に
■2021/02/21 リフティングができない子は除外…才能を潰す日本のコーチ
■2021/07/18 コーチに叱られる指導は日本だけ?アルゼンチン選手が語る

■2021/02/21 意味ある?意味ない?リフティングが下手でも代表の中心に

 <サッカーにリフティングはいらない? 下手でも日本代表になった選手の考え>(スポルティーバ 公式サイト web Sportiva)というタイトルを見た時点で思ったのは、「リフティングがうまい方がサッカーでは有利だけど、飽くまでリフティングはサッカーの一部でしかないのでできなくても大丈夫」という穏当なものでした。
 現代サッカーではGKでも足元の技術が求められるためにリフティングのうまさは役立つところがあるでしょう。しかし、リフティングのうまさが求められるプレーは90分間の中では短く、ポジションによっても差があります。正直言ってリフティングがうまくても他が駄目なら使い物になりません。
 「有機栽培野菜はいい野菜」という誤解みたいなものですかね。そもそも「有機栽培がいい」という考えそのものが誤解ですが、有機栽培は野菜の品質を決める一つの要素でしかありません。様々な条件によって決まってくるために、有機栽培かどうかというのは、ほとんど影響しないことがわかっています。
 あと、ビジネスにおける英語みたいなのもそうでしょうか。英語がうまい方がそりゃ良いですが、他が駄目なら困ります。一時期ネットでは英語社内公用語化を叩いていたものの、実際の導入企業は「英語だけできれば良い」という考えではありませんでした。

 で、先の記事<サッカーにリフティングはいらない? 下手でも日本代表になった選手の考え>ですが、てっきりちょっと日本代表に選ばれたことあるよ…くらいの選手だと思ったら福西崇史でびっくり。ジュビロ磐田の黄金期の中心メンバーであり、日本代表でも64試合7ゴールの戦績の守備的なMFでした。記事でも、2002年の日韓W杯、06年のドイツW杯に出場し、4度のJリーグベストイレブンという書き方です。
 守備的なポジションということで、やはりうまさはそれほど求められないところ。福西崇史は高い身体能力が売りというタイプでしたね。ただ、ジュビロ磐田でも当初はFWだったそうなので、それまでのサッカー人生ではリフティング技術を求められることがあったのかもしれません。


■2021/02/21 リフティングができない子は除外…才能を潰す日本のコーチ

<「リフティングが苦手」で、子どもの頃は「100回もできなかった」と話す。
「小学生の頃から、チームのなかで(リフティングは)上手なほうではなかったですね。だからイベントなどで『リフティングをやってください』と言われると、めちゃくちゃ緊張します。リフティングで、足をくるくる回したりするサッカー選手は多いけど、僕はできないので(笑)」
福西氏がサッカーを始めたのは、小学4年生の時。いまどきの子に比べると、はるかに遅いスタートである>

 日本の少年サッカーには「リフティングが○回できないと、練習に参加させない」といった決まりがあるチームも少なくないとのこと。福西も「僕もそのような場面に遭遇したことがあります」としていました。福西さんの息子がまさにそういうチームだったので、いっしょに練習したそうです。リフティングにこだわってしまうことで、サッカーの才能発揮を阻害している感じがあります。

<リフティングが上手だからといって、ピッチ上のプレーに直結するかというと、そうとも限らない。サッカーには足でのボールコントロール以外にも、蹴ったり、走ったり、ヘディングしたり、相手とぶつかったりと、たくさんのすべきことがある。
「リフティングはシュート練習、パス練習と同じで、サッカーの練習のひとつですよね。リフティングができなくても、ほかの部分に特長のある選手はいます。指導者目線で言うと、『リフティングができないから、この選手はダメだ』というジャッジはしないほうがいいですよね。リフティングだけが、サッカーの上手い、下手をはかる基準ではないですから」>

 あと、足先でボールを細かく突く、福西崇史が名付けた「ちょんちょんリフティング」が多い…と言われて、ハッとしました。これは本当にサッカーの試合で使われることは極めてまれ。なので、福西崇史は、インサイドでボールを突く「とんとんリフティング」もやるように勧めているそうです。


■2021/07/18 コーチに叱られる指導は日本だけ?アルゼンチン選手が語る

 日本のサッカー指導に関する話があったのでここに追記。ただ、その話はちょっとでしたし、当初の中心であるリフティングは一切関係なし。もともとは、<アルゼンチン代表が28年ぶりにタイトル獲得。メッシ34歳にして、ついに初栄冠!>(林壮一 | ノンフィクションライター 2021/7/12(月) 0:01)という話でした。
 これは、埼玉県のジュニアユース、トリコロールFCのコーチとして指揮を執っている、元アルゼンチンユース代表&ビーチサッカーアルゼンチン代表であるセルヒオ・エスクデロさんに、コパアメリカでVを飾った祖国代表チームについて聞いたというものなので、大半はそういった内容です。ただ、最後でコーチに関する話が少し出てきました。

<サッカーって楽しいものです。でも、日本人は小学生の頃から監督やコーチにガミガミ言われ、怒鳴られ、時には暴力まで振るわれている子がいっぱいいます。
 メッシもネイマールも、今回のコパアメリカに出場した選手たちも、そんな妙な指導は受けていません。日本で、誰もが心底サッカーを好きになれる指導をしなければと、改めて感じました>
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20210712-00247465/

 「体罰」に関して言えば、サッカーは野球より少ないという調査結果を見たことがあります。ただ、少なかったとしても、「ある」という時点で海外から見ると異常なんでしょうね。セルヒオ・エスクデロさんから見ると、スポーツ以外でも日本人が多用する「叱る」すら異常に見える模様。実際、研究結果でも叱る教育は効果が高いわけではないとわかっているので、この理解で良いと思われます。

2024年12月14日土曜日

チャンピオンズリーグ廃止でスーパーリーグって本当?バルサ,レアル,バイヤン,マンUなどが参加

■2014/10/4 メガクラブ(バルサ,レアル,バイヤン,マンU)が強い理由は金があるから
■2018/11/05 チャンピオンズリーグ廃止でスーパーリーグって本当?バルサ,レアル,バイヤン,マンUなどが参加
■2021/05/21 強欲スーパーリーグ構想、猛批判で速攻で崩壊し失敗
■2017/11/20 開幕12連敗の欧州ワースト記録、マンチェスター・ユナイテッドが持っていた
■2017/10/24 育成で輩出選手が多いのはバルサよりマドリーで欧州一




■2014/10/4 メガクラブ(バルサ,レアル,バイヤン,マンU)が強い理由は金があるから

  身も蓋もない話ですが、まあ、事実なら仕方ありません。

  元は長い話ですけど、セリエAが最強だった頃から流れで見ていっていてわかりやすいですし、おもしろいです。

-----引用 ここから-----
欧州サッカーのビジネス化、それに伴う格差の拡大の話 - pal-9999のサッカーレポート

 最近ではメガクラブ(売上高が4億ユーロを超えているバルサ、レアル、バイヤン、マンU)や中東のオイルマネーをバックにつけたクラブが、他のCL出場クラブからスターを引き抜いていくような事が頻繁に起こるようになってます。身も蓋もないライバル潰しですけど、これが一番効果的なんです。
http://pal-9999.hatenablog.com/entry/2014/09/21/062758
-----引用 ここまで-----

 自分のクラブを強くするだけでなく、相手の弱体化をはかれる。これはポイントです。

-----引用 ここから-----
ボスマン判決後の欧州サッカーの世界は将棋に喩えれば、相手の大駒を買い取って自分の持ち駒にできるようなモノです。プロ同士の対局が始まる前に、大駒全部買い取られたら、勝負になりません。現在、サッカーで起きているのはそういう事でなんですね。CLでもそうですが、メガクラブがCLのライバルクラブのエースを片っ端から引き抜いてしまう事なんて珍しくも何ともなくなってます。(略)

金の無いクラブでも、1年に限っていえばCLで勝てるかもしれない。

しかし、2年目、3年目は勝てなくなる。なぜなら、メガクラブ、ビッグクラブ、オイルマネーによって、根こそぎスターを引き抜かれてしまうからです。
-----引用 ここまで-----

 ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンの動きを見ると、特にわかりやすいようです。

-----引用 ここから-----
昨今、バイエルンはグアルディオラの招聘から色々やっていますが、欧州の舞台でレアルとバルサの売上の伸びをみていれば、このまま行けば、彼らとバイエルンの差は開く一方です。(中略)

バイエルンは今後、スーパー化しなければならないんです。そうならなければ、どうなるかは、彼らが一番よくわかっているんです。何故なら、彼らこそ、ブンデスで、ライバルのエースを根こそぎ引き抜いて潰して回るクラブなんですからね。
-----引用 ここまで-----

 ただ、こうした動きはどうしようもないでしょう。防ぎようがありません。現在ビッグクラブは負債まみれになっているようですけど、それで破綻するようなこともあるでしょう。それを含めて仕方ないことだと思います。



■2018/11/05 チャンピオンズリーグ廃止でスーパーリーグって本当?バルサ,レアル,バイヤン,マンUなどが参加

  ヨーロッパの強豪クラブが、各国リーグや各国サッカー協会からも離脱して新リーグを設立する検討をしているというニュース。チャンピオンズリーグ(CL)の代わりとなるといいます。
 「創設者」と「ゲスト」があり、創設者クラブは20年間リーグ参加。ゲストクラブについては、昇格・降格を行う2部リーグの設置も想定。創設者クラブはメガクラブを中心とした超一流クラブ、ゲストはリーグ内で一段落ちるクラブとなっていました。

 「創設者」11クラブ
バルセロナ、レアル・マドリー(以上スペイン)、アーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド(以上イングランド)、ユベントス、ミラン(以上イタリア)、パリ・サンジェルマン(フランス)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
「初回ゲスト」5クラブ
アトレティコ・マドリー(スペイン)、ボルシア・ドルトムント(ドイツ)、インテル、ローマ(以上イタリア)、マルセイユ(フランス)
(CLに代わる新大会「スーパーリーグ」構想がリーク。参加見込みの16クラブは…    フットボールチャンネル |  2018年11月03日 より)
https://pex.jp/point_news/f3f95682e671e6b21d93791eea4aff37

 前述の通り、リーグ内の実力差が開いています。消化試合のように格下相手の試合が多くなることは、興行的に問題があり、選手のモチベーションにもマイナスになっているでしょう。観客収入やテレビ放映収入の上昇など、力量差の少ないクラブ同士の対戦にはメリットがありそうです。
 ただし、リーグ内で圧倒的な力を見せつけることは、前述の通り、富の独占に役立っていました。それを失うリスクを考えると、メガクラブにはそこまで大きなメリットがないように見えます。
 また、お金持ちメガクラブにこてんぱんにされる2番手以降のグループにとっては、国内リーグのように勝てないことによって人気低下を招くなど、今まで以上に選手を奪われるリスクもありそうな感じ。ガセネタじゃないですかね?



■2021/05/21 強欲スーパーリーグ構想、猛批判で速攻で崩壊し失敗

 立ち消えになったと思っていたスーパーリーグ構想が、2021年になって突如復活。しかし、猛批判を浴びて、構想発表からわずか48時間で計画が「ほぼ終了」という状態になったそうです。ただし、<ビッグクラブは以前から過密日程や金銭面の配分を巡ってUEFAやFIFAと対立しており、今回もその一環と見る向きもある。同じような騒動は、今後も繰り返されるかもしれない>とも書かれていました。これで懲りる可能性もありそうなんですが…。

<4月19日、欧州トップ12クラブが連名で「ヨーロッパ・スーパーリーグ構想」を発表すると、欧州サッカー界は大きな話題となった。イタリア、スペイン、そしてイングランドの3カ国のトップクラブが、2024年から始まるUEFAチャンピオンズリーグの新フォーマット発表に合わせて動いたものだ。ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長らの顔がメディアに頻繁に取り上げられた>
(スーパーリーグ構想とは何だったのか…ドイツのUEFA運営委員が語る背景 | footballista | フットボリスタ  鈴木 達朗 2021.04.21 より)

 ヨーロピアン・スーパーリーグは「ヨーロッパを代表する12クラブは本日、週半ばに行われる新たな大会、スーパーリーグの設立に合意したことを、共同で発表する。このリーグは、ACミラン、アーセナルFC、アトレティコ・デ・マドリー、チェルシーFC、FCバルセロナ、FCインテル・ミラノ、ユベントスFC、リバプールFC、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーCF、トッテナム・ホットスパーの創設クラブによって統治される」と声明を出しました。
 上記12クラブと合わせて創設15クラブまでは降格なし。そこに5つの招待クラブを加え、各10チームずつのリーグ戦を行い、上位3チームずつが決勝トーナメントに進出し、それぞれの4位、5位チームが残る2つの8強の座を争うことになるという構想だったそうです。
 しかし、サッカー発祥の地イギリスでは多くの人が激怒。国会まで取り上げられて、あっという間にイングランドのクラブは離脱しました。
 なお、バイエルン・ミュンヘンとボルシア・ドルトムント、パリ・サンジェルマンは勧誘を断ったそうで、ドイツとフランスのクラブは同調しませんでした。
(【非難の嵐でプレミア勢が即脱退】参加すれば260~390億円ボーナス 強欲な欧州スーパーリーグ構想は「フットボール界の内戦」 ナンバーウェブより)

 記事では、「昇降格ナシ、プレーオフの充実、派手な対戦の連続」というのは、アメリカ的なフォーマットと指摘。この案の首謀者として、マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長(ヨーロピアン・スーパーリーグの初代会長)、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長(同副会長)だけでなく、ユナイテッドのアメリカ人オーナー、ジョエル・グレイザー(同副会長)がいることが指摘されていました。グレイザーさんはマンUファンに忌み嫌われている人ですね。
 今回物議を醸した12クラブのオーナーのなかには、出生地のアメフトクラブを買収した後に利益が少ないとみるや、フランチャイズを他所に移して地元民の強烈な怒りを買った人物や、ハゲタカファンドの頭領などもいるとのこと。彼らにとって、すべての基準はカネ。この案への批判はほぼ全部「あまりにも強欲すぎる」というものでした。


■2017/11/20 開幕12連敗の欧州ワースト記録、マンチェスター・ユナイテッドが持っていた

 マンチェスター・ユナイテッドの記録が塗り替えられたというニュースであり、今はワーストではありません。しかし、それでも十分意外でしょう。あのマンUが、 開幕12連敗というヨーロッパ主要リーグワースト記録を持っていたんだそうです。
 ただし、これは 87年前という大昔。昔過ぎて、今とは全然違って仕方ないでしょうね。

 で、この度この記録を更新した不名誉なクラブなんですが、 ベネベントという聞いたことが無いクラブ。昨シーズン2部で昇格プレーオフを制して初めてセリエAに挑戦しているとのことで、聞いたことが無いのは当然という感じ。
  昇格プレーオフのクラブは弱すぎると日本でも指摘されていますが、そんな感じになっていますね。ユベントス相手に健闘した試合や、試合終了間際まで同点だった試合もあるものの、新記録を作ってしまいました。
("87年前のマンUを抜いて欧州主要リーグのワースト記録を更新…。伊1部ベネベントが開幕13連敗 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年11月20日"より)
 https://pex.jp/point_news/1cc08c4e8bbed4b6e76855f9fcb819d5

■2017/10/24 育成で輩出選手が多いのはバルサよりマドリーで欧州一

 私は海外だと好きな選手が多いときにクラブも好きという感じで、固定して一つのクラブが好きというわけではありません。
 で、そんな私が一時期レアル・マドリーが好きだった時期がありました。このときは、結構生え抜きの選手もいたんですよ。お金でスター選手を集めている印象があるものの、実は育成でも良いクラブです。
 ただ、豪華選手が多すぎて、他クラブへの供給機関となってしまっています。これがデータ的にも裏付けられる話がありました。大手リサーチ会社『football-observatory』の調査です。

 <ヨーロッパ31ヶ国に最も多くの選手を輩出しているクラブ>
1位 アヤックス(オランダ)71人(7人)
2位 ディナモ・ザグレブ(クロアチア)67人(10人)
3位 パルチザン(セルビア)61人(4人)
4位 レアル・マドリー(スペイン)58人(8人)
5位 スポルティングCP(ポルトガル)55人(7人)
5位 シャフタール・ドネツク(ウクライナ)55人(9人)
FIFA(国際サッカー連盟)は15歳から21歳までの間に少なくとも3年以上在籍しているチームを所属クラブと定義付けしている

  レアル・マドリーより上は ビッグクラブじゃないのがおもしろいですね。ただし、 欧州5大リーグ(スペイン・イングランド・ドイツ・イタリア・フランス)だけに限定した場合は、だいぶ変わります。これだとマドリーが1位でした。

 <欧州5大リーグに最も多くの選手を輩出しているクラブ>
1位 レアル・マドリー(スペイン)41人(8人)
2位 バルセロナ(スペイン)34人(7人)
3位 リヨン(フランス)31人(11人)
4位 アスレティック・ビルバオ(スペイン)29人(20人)
5位 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)28人(5人)
欧州5大リーグ(スペイン・イングランド・ドイツ・イタリア・フランス)

 私はクラブ出身選手をもっと大事にしたレアル・マドリーが見たいです。






2024年12月12日木曜日

意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など

■2020/12/09 意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など



■2020/12/09 意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など

 サッカーで滋賀県と言えば、野洲市の野洲(やす)高校。で、この野洲高校の乾貴士が最も有名な選手かと思ったら違いました。なんとあの井原正巳がいましたわ! かつての日本代表最多記録保持者であったくらいなので、彼がナンバーワンですね。

 この井原正巳という大物の他、パッと見た感じ、意外に有名な選手が多いです。これは滋賀県がそもそもイメージ以上に人口が多いためかな?と思って調べてみると、47都道府県中26位。人口はそんなに多くありませんでしたね。


CB 井原正巳(元日本代表)守山高校-筑波大卒 代表122 J1 297
CB、LSB、DH 中田浩二(元鹿島アントラーズ)帝京高校卒 代表57 J1 266
CB  高木和道(MIOびわこ滋賀)草津東高校卒 代表5 J1 252
OH、DH、FW 望月聡(元日本代表、北京五輪-W杯ドイツ2011女子代表コーチ) 代表7 J43 JSL1 70
MF 楠神順平(清水エスパルス)野洲高校-同志社大卒 J1 129
MF 倉貫一毅(元ヴァンフォーレ甲府)静岡学園高校卒 J1 10 J2 435
MF、FW 乾貴士(SDエイバル)野洲高校卒 近江八幡市出身 代表36 リーガ138 ブンデス75
MF、FW 坂本紘司(元湘南ベルマーレ)静岡学園高校卒
FW 青木孝太(元ザスパクサツ群馬)野洲高校卒 J1 35 J2 170

DF 東崇史(元横浜F・マリノス)J1 0
MF、DF 荒堀謙次(カマタマーレ讃岐)野洲高校 J1 2 J2 144
 上野展裕(前ヴァンフォーレ甲府監督)膳所高校-早稲田大卒
 上山熊之助(県初の日本代表)
 内野貴志(AC長野パルセイロ)野洲高校-びわスポ大卒
 内林広高(元ガンバ大阪)草津東高校卒
 江川慶城 
 大本祐槻(アルビレックス新潟)野洲高校-阪南大卒
 岡谷良 草津東高校卒
 垣根拓也(藤枝MYFC)立命館大卒
 神崎亮佑(元川崎フロンターレ、カマタマーレ讃岐)草津東高校卒
 河野高宏(水戸ホーリーホックGKコーチ)膳所高校-筑波大卒
 河本明人(ヴァンフォーレ甲府)甲南中学校-流通経済大柏高校-流通経済大卒
 北村春吉(県初の日本代表・日本代表初得点者):現野洲市
 國領一平(ヴァンラーレ八戸)
 酒井将史(元ラインメール青森)大阪体育大学卒
 酒井隆介(FC町田ゼルビア)名古屋U-18-駒澤大卒
 坂本一輝(MIOびわこ滋賀)野洲高校-立命館大卒
 里内猛(鹿島アントラーズフィジカルコーチ)甲賀高校(現水口高校)卒
 瀬尾清(元柏レイソル)守山高校卒
 高橋祐治(柏レイソル)
 田中大輔(元清水エスパルス)野洲高卒
 田中雄大(ブラウブリッツ秋田)野洲高校-関大卒
 陳明俊(ヴォルカ鹿児島)鹿児島実業高等学校卒
 鍔田有馬(元MIOびわこ滋賀)伊吹高校-大阪産業大卒
 中井昇吾(元柏レイソル)野洲高校卒
 中川英之(元ファジアーノ岡山)草津東高校-佛教大卒
 中村聖(元清水エスパルス)守山高校卒
 西村仁志(ヴィアティン三重)野洲高校-中京大卒
 橋本和(FC岐阜)青森山田高校-大体大卒
 前田高孝(元清水エスパルス)草津東高校卒
 前田雅文(元ガンバ大阪)野洲高校卒
 松尾元太(元名古屋グランパス)野洲高校-大阪体育大卒
 松田保(びわこ成蹊スポーツ大学教授。元U-17代表監督)彦根東高校-金沢大学卒
 水野隼人(ヴィアティン三重)野洲高校-中京大卒
 美濃部直彦(AC長野パルセイロGM)守山高卒 元G大阪-京都
 宮吉拓実(京都サンガF.C.)(生まれは福井県)
 村瀬和隆(元ヴィッセル神戸)守山北高校卒
 村田和哉(清水エスパルス)野洲高校-大体大卒
 望月嶺臣(京都サンガF.C.)野洲高校卒
 矢島卓郎(元京都サンガF.C.)膳所高校-早稲田大卒
 山田楓喜(京都サンガF.C.)京都翔英高校卒
 山田真夏斗(松本山雅FC)立正大淞南高校卒
 山本悠樹(関西学院大学体育会サッカー部)草津東高卒
 吉川健太(元カターレ富山)守山北高校-京都産業大卒
 吉川拓也(元鈴鹿アンリミテッドFC)守山北高校-阪南大卒
 吉田実成都(MIOびわこ滋賀)草津東高-大阪学院大卒
 渡邉悠介(元MIOびわこ滋賀)流経大付属柏高-大阪体育大卒


2024年12月10日火曜日

ユスティン・クライファートは父パトリックを超えられるのか?

■2017/03/21 ユスティン・クライファートは父パトリックを超えられるのか?
■2023/02/23 オランダ代表で好きな選手 ディルク・カイト、エリア、ロッベンなど
■2018/05/19 FWなのにDFやらされてこなしていたディルク・カイト
■2018/12/15 後半もスピード落ちずにキレキレだったロッベン
■2020/03/06 ワールドカップデビューで強烈な印象を残したロッベン







■2017/03/21 ユスティン・クライファートは父パトリックを超えられるのか?

 元オランダ代表のFWパトリック・クライファートが最後にエールディビジ(オランダ1部)でゴールを挙げた日から10年と1日…と聞いて、時の経つことの早さにショックを受けましたが、息子であるアヤックスのFWユスティン・クライファートが、3月19日にプロ初ゴールを記録したそうです。

 ユスティン・クライファートはまだ17歳みたいですね。アヤックスの下部組織で育った選手で、今年1月にトップチームデビュー。
 彼はそこまで注目選手だと盛り上がっているという話は聞かないものの、父は18歳のときにアヤックスのトップチームでデビューですから、デビューやゴールは父より早いようです。
元オランダ代表FWの息子がプロ初ゴール。父の最後の得点から約10年… フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月20日

2018/05/20追記:2018年3月26日のオランダ代表とポルトガル代表の試合(3-0)で、パトリック・クライファート氏の次男であるFWユスティン・クライファート(18歳、アヤックス)が78分に途中出場で代表デビュー。
 オランダメディア『NU.nl』によると、親子でオランダ代表での試合出場を果たしたのは、パトリックとユスティンが10組目ということで珍しくないようですけど、父親は伝説的なストライカーでしたし、話題性は抜群ですね。
(クライファート氏次男、18歳でオランダ代表デビュー! “親子で代表”は10組目 | サッカーキング 2018.03.27より)


■2023/02/23 オランダ代表で好きな選手 ディルク・カイト、エリア、ロッベンなど

2018/05/20:それほど好きじゃない選手も入れてなるべく増やす…という方向性でオランダの好きな選手というのを選びました。オランダはサイド攻撃が好きなので、サイドの選手が多めに。複数のポジションをこなせるユーティリティなタイプも比較的多いかなと思いました。ただ、好きな選手を選んでみると左ばっかりで困りました。

2023/02/23:その後何人か入れ替え。オランダ代表は好きな選手が比較的多いので、無理なく選べますね。

     ファンペルシ

エリア         ロッベン

      ガクポ

ゼンデン セードルフ カイト

  アケ Fデブール コクー

    ファンデルサール

GK ファン・デル・サール(エトヴィン・ファン・デル・サール) 5 28歳(1998年ワールドカップ) 1970/10/29 197cm
 1998年ワールドカップで非常に気に入ったGK。ただ、その後はポンコツ呼ばわりされるほど評価を落としたと聞いていたので今検索したら、「世界最高のGK」と呼ばれていて逆に最高評価となっており、どういうこと?と思います。
 Wikipediaをちょっと見てみると、ワールドカップの翌年の1999年に移籍したユヴェントスで不調で本来の実力を発揮できずにイージーミスを連発したそうです。私が聞いていた悪い評判はこの頃のものでしょうね。
 ただ、2001年にプレミアリーグのフラムFCに移籍すると、アヤックス時代の輝きを取り戻すかのような活躍。ここでの活躍が認められて、2005年には彼の前に「世界最高のGK」と呼ばれていたピーター・シュマイケルの退団後、長きに渡り深刻なGK不足に悩まされていたマンチェスター・ユナイテッドFCに移籍。ここでは引退まで活躍し続けており、「世界最高のGK」と呼ばれた所以なんでしょうね。

LCB、LSB アケ(ナタン・アケ) 6 27歳(2022年ワールドカップ)  1995/2/18 180cm

CB、LSB フランク・デ・ブール 4 1970/5/15 180cm

MF、CB、FW フィリップ・コクー 4 1970/10/29 184cm

LSH、RSH、LSB ボウデヴィン・ゼンデン 5 1976/8/15 174cm

FW、WG、SH、LWB、LSB ディルク・カイト 9 1980/7/22 184cm

CH、OH セードルフ(クラレンス・セードルフ) 4 1976/4/1 176cm
 最初、ダービッツを好きな選手ベスト11に入れていて、「あれ?セードルフの方が好きじゃなかったっけ?」と心配になって入れ替えました。同じ時期にふたりとも高評価だったのに片方だけ好きだったんですよね。うーん、どっちだったかなぁ…?
 セードルフの評価を見直してみると、イメージと違いますね。守備的なプレーヤーだと思っていましたが、むしろ攻撃で才能がすごいと言われていた選手で万能型。記憶と違うものの、それでも好きだったのはセードルフの方だった気がします…。
 あと、ACミランでは、ピルロとガットゥーゾといっしょだったようで、どちらも大好きだったので夢のような中盤。セードルフが好きになったのは、オランダ代表での試合でしたけど…。

(CH、DH エドガー・ダーヴィッツ 1973/3/13 168cm)

(MF ヴェスレイ・スナイデル 2)

SH、WG エルイェロ・エリア 7 1987/2/13 176cm
 右サイドの選手だったような記憶も。

CF、RWG、SH アリエン・ロッベン 6 1984/1/23 180cm

FW、OH、SH ガクポ(コディ・ガクポ) 3 23歳(2022年ワールドカップ) 1999/5/7 193cm
 ドリブル効いていて、他の選手と違って持つタイプ。FKで中に入れるボールも可能性感じさせていた。

FW ファン・ペルシ 3 1983/8/6 186cm

(FW デニス・ベルカンプ 3 1969/5/10 183cm)


■2018/05/19 FWなのにDFやらされてこなしていたディルク・カイト

2014/6/24  ブラジルワールドカップ グループリーグ オランダ 2-0 チリ
(メンバーと採点は【W杯・試合採点】オランダ対チリ(グループB) | フットボールチャンネルより)

 テレビではDF4枚の予想だったが、実際は5枚だったようだ。今確認したフットボールチャンネルでも5バックとの見方。
GK 1 ヤスパー・シレッセン 6.5点
DF 2 ロン・フラール 6.5点
DF 3 ステファン・デ・フライ 7点
DF 5 ダレイ・ブリント 6.5点
DF 7 ダリル・ヤンマート 7点
DF 15 ディルク・カイト 6.5点
 この試合はよく守備しているところが印象に残った。オランダで最も好きな選手。本来FWなのだけど、左のウイングバックで出場し対応。覚えていなかったがウィキペディア見ると、この大会ではFWの他に、右サイドバックも経験したとのこと。すごい選手だ。
MF 6 ナイジェル・デ・ヨング 6.5点
MF 10 ヴェスレイ・スナイデル 6点
MF 20 ジョルジニオ・ワイナルドゥム 6.5点
FW 11 アリエン・ロッベン 8点
 本当寄られてもバランス崩さず、スピードあるドリブルがすごく、あわやゴールかというシュートまで持っていってすごい。
 右から斜めに入っていき、左半分まで行く。もう1人いたのだけど、ほぼ1人で崩してしまった。怖すぎる選手。
 後半もカウンターでずっと狙っていて、左サイドに流れてアシスト。(「流れて」だと思うが字が汚くてよく読めない)
FW 17 イェレマイン・レンス 6点
交代選手
FW 21 メンフィス・デパイ 7.5点
 エリア外で、ドリブルで守備陣を揺さぶり、中央だったが枠に飛ぶ強いシュートを見せる。
 さらにカウンターでロッペン1人という場面で、走っていってダイレクトで合わせて2点目。メモはこれだけだったけど、こういうときにちゃんと走るってのがえらい。
MF 18 レロイ・フェル 7.5点
DF 14 テレンス・コンゴロ 6.5点



■2018/12/15 後半もスピード落ちずにキレキレだったロッベン

2014年ブラジルW杯3位決定戦 ブラジル 0-3 オランダ
【オランダ】ファン・ペルシ(前2[PK])ブリント(前17)ワイナルドゥム(後46)
(《ブラジルW杯》ブラジル vs オランダ - 超WORLDサッカー!より)
3-5-2
GK 1 シレッセン 6.0
(→フォルム -)
 3点目が決まって出場し、これでメンバー全員の出場が決定。ブラジルにとっては屈辱的な交代。
DF
3 デ・フライ 6.0
 RCB。ドリブルで2人抜いて、右からクロスまで入れるプレー。守備面でも良い。ぐっと戻ってきて好対応したプレーが特に良かった。
2 フラール 6.5
4 マルティンス・インディ 5.5
MF
15 カイト 5.5
 RWB。危なそうなところ走って戻ってすぐにカバーする良いプレー。守備からカウンターで最前線まで行くプレーを後半なのに見せており、すごい。他、また守備で粘り強くついて、クロスを上げさせないプレー。その後、LWBにも回り、ユーティリティさを再確認。16 クラジー 6.0
(→フェルトマン -)
8 デ・グズマン 5.5
20 ワイナルドゥム 6.5
5 ブリント 6.5
 LWB。上がってきてペナルティーエリア内完全にフリーに。余裕がある中でボールを落として、落ち着いて角に決めて2点目に。利き足でない足でのシュートだったそうだが、それを感じさせなかった。(→ヤンマート 6.0)
FW
9 ファン・ペルシ 6.0
 開始直後で最初のカウンターをうまく受ける。さらに上がってきたロッベンにターンしてパス。PKとなり、これを彼が決めて先制。開始わずか3分のゴール。
 その後も良いポストプレーから左に流れて、リターンをもらうといったプレー。
11 ロッベン 6.0
 開始すぐのカウンターでGKと1VS1に。完全に手を出されてPKになり、これが先制点に。
 今日は最初から持たせてもらって、怖いプレーを見せる。オフサイドくさかったが、2点目も彼がアシスト。深いところから切り返したボール。
 また、前半アディショナルタイム、出そうだったボールをスライディングで残すプレー。こういうプレーは地味だが助かる良いプレー。
 後半もスピード落ちずに、すごいドリブル見せていた。キレキレだった。



■2020/03/06 ワールドカップデビューで強烈な印象を残したロッベン

 2006 FIFAワールドカップ ドイツ大会のグループリーグ、オランダが1-0でセルビア・モンテネグロに勝ったゲームのメモ。

GK ファン・デル・サール
CB オーイヤー
CB マタイセン
LSB ファン・ブロンクホルスト セルビア・モンテネグロのコロマンにやられ気味であまりよくありませんでした。
RSB ハイティンハ
MF コク
MF スナイデル この大会でも見ていたんですね。全然印象になく、メモもありません。
MF ファン・ボメル
RWG ファン・ペルシー
LWG ロッベン レフティ。左で再三仕掛けていて気になる。スピードも結構あるなぁという感じ。だんだんと乗ってきて、ノリノリに。足の裏で触りながら、タイミングとスピードで狙ったり、中に切り込んでいったりというところ。こちらサイドではスペースを突破しまくっていて、オランダのベストプレーヤーという感じ。計算すると、当時は22歳だったのかな。若手時代であり、この日が初ワールドカップだった模様。あと、メモしていませんでしたが、この日唯一のゴールも彼だったようです。
FW ファン・ニステルローイ
(カイト)  後に大好きになった選手ですが、ここでは覚えがなく、メモもありませんでした。

2024年12月8日日曜日

戦術的ファウルだけじゃないアンチフットボールの問題点

■2017/07/13 オフサイドトラップとアンチフットボールを発明したエストゥディアンテス・ラ・プラタ
■2017/07/13  戦術的ファウルだけじゃないアンチフットボールの問題点
■2017/06/05  セルティックが無敗で国内全タイトル制覇の一方、レンジャーズは…
■2017/06/05  スコットランドの名門レンジャーズ、破産して4部落ちしていた



■2017/07/13 オフサイドトラップとアンチフットボールを発明したエストゥディアンテス・ラ・プラタ

 ベロン親子が所属していたことで有名なアルゼンチンのエストゥディアンテス・ラ・プラタ。2009年には39年ぶり4回目の優勝を果たし、親子二代での南米制覇となっています。
 オフサイドトラップを発明したとのもエストゥディアンテスだと言われています。エストゥディアンテス・デ・ラ・プラタ - Wikipediaにも"1965年にオスバルド・スベルディア監督が就任すると、スベルディア監督は当時としては革新的な戦術(オフサイドトラップの使用や戦術的ファールの遂行など)を用い、傑出した才能を持つ選手たちを率いて黄金期を作り上げた"と書かれていました。
 クレバーだという非常に良いイメージの クラブでした。

 ところが、このエストゥディアンテスは、「アンチフットボール」をも発明したという非常にイメージの悪いクラブだったと知り、ショックを受けました。

  「アンチフットボール」とは何か。知られざる語の起源。勝利第一主義で生まれた“戦術”【サッカー用語の基礎知識】 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年07月12日 (文:実川元子)にアンチフットボールの話がありました。
  作者は、EURO2016で優勝したポルトガルというのが、アンチフットボールのように見えたと言います。準々決勝までの5試合すべて引き分け、決勝も109分にようやく1点という戦いぶりで、どの試合も正直、見ていておもしろくはなかったそうです。

 こちらによると、アンチフットボールとは、以下のような意味です。

・パスのためのパスしかしない、ストライカー以外の全員が後方に引いて徹底して守るだけ、またはフィジカルを生かして激しく当たって相手を封じるスタイル。試合に勝つことより、相手のゴールを阻止するほうを重視する。(ウィキペディア(英語版))
・とりあえずボールを前に蹴り出す、意図的にダイビングする、ピッチに倒れこんでなかなか起き上がらない、セットプレーに手間取るなどして時間稼ぎをする、などが「アンチフットボール」的行為としてあげられている。
・勝つことを何よりも優先し、観客を楽しませることは二の次とすること。

 初出は2001年のゲイリー・アームストロングとリチャード・ジュリアノッティ著”Fear and Loathing in World Football”。ただ、著者たちはアルゼンチンのサッカークラブ、エストゥディアンテス・ラ・プラタのスタイルが始まりだった、としているのです。


■2017/07/13  戦術的ファウルだけじゃないアンチフットボールの問題点

  ただ、ジョナサン・ウィルソンさんの”Angels with Dirty Faces”で書かれたエストゥディアンテス・ラ・プラタのやり方はもっとショックが大きいかもしれません。
   スベルディア監督は、レフェリーを講師として呼んで、どこまでならファウルを取らないか、オフサイドをとるのはどういう場合かを選手に教えるための講習会まで開きました。
 オフサイドトラップだけでなく、アンチフットボールにあたる戦術的ファウルをも発明したのです。とはいえ、ここまではまだまだマシな話なのです。

  "相手を怪我させることも恐れないほど暴力的だったし、レフェリーの目をごまかしてファウルを重ね、戦意をくじくような侮辱を相手選手の耳元でささやき、露骨な時間稼ぎも平気だった"と言われています。これはさすがにひどすぎでしょう。
  さらに、 インターコンチネンタルカップで"マンチェスター・ユナイテッドと対戦したときには、ピンを仕込んで相手選手を刺したとことをのちに(半分自慢げに)告白した選手もいた"とのこと。
  こうした暴力となると、擁護のしようがありません。

 なお、この投稿に追記したのは、単に 個別クラブの話という意味でだったのですが、ちょうどもともと書いていた投稿ではレンジャーズの話が出ていました。
  2007年チャンピオンズリーグで対戦したレンジャーズとのスコアレスドローについて、バルセロナのメッシが「アンチフットボール」と批判していたそうです。



■2017/06/05  セルティックが無敗で国内全タイトル制覇の一方、レンジャーズは…

 中村俊輔がかつて所属していたスコットランドの名門セルティックが、今季の国内で全タイトルを無敗で獲得するという初の偉業を達成したというニュースがありました。
 4月初頭に早々と6連覇を決定し、8試合を残しての優勝決定は過去88年間で最速。優勝決定後も無敗で、最終的な成績は38試合で34勝4分け。リーグ戦が18試合で行われていた1898/99シーズンのレンジャーズ以来、実に「118年ぶり」となる無敗優勝を達成。最多勝ち点、最多得点のリーグ記録も更新したとのこと。圧倒的でした。

 が、私が一番このニュースで驚いたのが、もう一つの名門でライバルであるレンジャーズの話。"クラブ破産による降格を強いられていたこともあって近年は国内でより圧倒的な存在"となったという説明があったことです。
(中村俊輔古巣のセルティックが歴史的偉業。全公式戦無敗で国内“完全制覇” フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年05月28日 より)


■2017/06/05  スコットランドの名門レンジャーズ、破産して4部落ちしていた

 気になってWikipediaを見てみたのですが、詳しい話はありません。
 "2012年2月14日、会社更生法の適用申請を行い、クラブの経営権が管財人の手に渡った"としているだけで、理由は不明でした。

 とりあえず、  破産により、リーグ規定で勝ち点10を剥奪。同年7月には、リーグ所属クラブによる投票によって4部に相当するスコティッシュ・フットボールリーグ3部への所属が決定しました。
 ただ、2015-2016シーズン(とあったが、正確には2016-17シーズンか?下記参照)にはすでにトップリーグ復帰を果たしていました。

 Wikipediaでは、このトップ復帰後の戦績が未更新なのですが、降格した後の成績は以下。ストレートに勝ち上がってきたわけではなく、一度足踏みしています。(トップリーグは、スコティッシュ・プレミアシップという名前)

2012-13    スコティッシュ・サードディビジョン    1位
2013-14    スコティッシュ・リーグ1    1位
2014-15    スコティッシュ・チャンピオンシップ    3位
2015-16    スコティッシュ・チャンピオンシップ    1位

 Jリーグでも財政に問題を抱えたクラブがいるというか、慢性的な問題になっています。ショッキングな話でした。