■2017/02/18 メンタル弱い柴崎岳、テネリフェで不安障害に
■2017/02/18 才能はあるが、周囲に良い選手がいると消えてしまう柴崎岳
■2017/06/22 テネリフェで愛されまくる柴崎岳、チームメイトにもファンにも人気
■2017/06/22 聖人と呼ばれるほど真面目 でも追い込みすぎは心理学的にダメ
■2017/02/18 メンタル弱い柴崎岳、テネリフェで不安障害に
鹿島ファンなので、正直柴崎岳の移籍は痛いです。でも、通用しないかもしれないけど、スペインでチャレンジしてほしいと思っていた選手。(本当は1部に行ってほしかったんですが)
ところが、通用する・しないという話以前の問題になってきました。
柴崎、練習復帰の目処立たず。不安障害の可能性に専門家が対処。ホテルの部屋にこもる日々【現地レポート】 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年02月17日
これまで、クラブは練習欠席の理由について、胃腸の問題だとしてきました。ところが、滞在するホテルの部屋を5回も替えたという柴崎について、ホテルの従業員たちは、食事以外では全くホテルの部屋を出ることがないと証言しています。
食事はごく普通であり、クラブが練習欠席の理由だとしていた胃腸の問題に対応するような特別な食生活を送っているわけではなかったのです。
ただ、これは柴崎に問題がないという意味ではありません。テネリフェ島で過ごした最初の2週間で6kgも体重を減らしています。
慣れない環境ですっかり途方に暮れて神経をすり減らし、ある種の不安状態に陥ってしまったようです。
日を重ねても彼の抱える不安が解消されることはなく、代理人であるマネル・フェレールとロベルト佃の2人が13日月曜日にテネリフェ入りしました。
そして、テネリフェも、ついに柴崎の本当の問題を公表します。クラブはその声明の中で、柴崎が適応に問題を抱えていたことを認め、「精神と肉体の症状」を引き起こしたものが不安障害である可能性について専門家が対処すると述べたそうです。
■2017/02/18 才能はあるが、周囲に良い選手がいると消えてしまう柴崎岳
鹿島ファンであり、チャレンジを応援したいとは思うものの、柴崎岳は第一印象が良くなく、正直好きな選手ではありませんでした。
最初に見たのは、史上最強と言われたユース世代のワールドカップ。宇佐美貴史らタレントを抱えたチームでした。
テレビを見た感じ、このとき柴崎岳は宇佐美貴史に次ぐ扱いを受けた超注目選手。ところが、私は見ていて、さっぱり良さを感じませんでした。
ただ、すごいな!と見直したのは、青森山田での試合。ここでは、周りのレベルが低いということもあり、完全に抜けた存在。中盤の底でゲームを作り、パスセンスなどを存分に発揮していました。
当時、彼はまだ2年生でしたが、既に鹿島入りが内定していました。
その後はサッカーをほとんど見ていなかったこともあり、 久しぶりに見たのが昨年末のクラブワールドカップ準決勝。
柴崎岳は、セットプレーを蹴る機会が多く、最初に見た試合では金崎夢生が欠場していたこともあり、チームの中心選手のように見えました。
特に攻撃的なところで使われても、守備に戻り奔走している様子は素晴らしいと感じました。
ただ、攻撃面では物足りなさを感じました。才能的にはもっともっとできるはずです。
なので、決勝のレアル・マドリー戦での2ゴールは驚きました。1点目はラッキーなところもあったものの、それでも文句なしに立派です。
ところが、次に見た天皇杯の決勝ではまた全然。物足りなすぎて仕方なかったです。
普通ならこれはムラっ気があるタイプとなるのですが、彼の場合は精神的なところが大きいのかな?と。
青森山田時代のように、周囲から見て完全に中心選手であれば、その良さが生きてきます。ところが、周りの選手が良い場合、遠慮してしまうのか、十分に自分の良さを発揮できなくなるのではないかと感じていました。
ところが、今回のテネリフェの件は、チームの中心と期待される中で起きたことでした。
彼の精神面の弱さは、注目されすぎても悪い方向に働いてしまうと考えられます。
かなり扱いが難しい選手ですね。
■2017/06/22 テネリフェで愛されまくる柴崎岳、チームメイトにもファンにも人気
特別好きな選手じゃないというか、むしろかなり好きではない部類の選手だったのですが、上記の件があったので、なんかもう応援したくなってしまい、その後も逐一ニュースをチェックしていました。
全然取り上げてなかったものの、涙目になる話も多く、例えば、 「ガクにはファンが多い」。テネリフェ同僚MF、柴崎の近況を明かす | フットボールチャンネル | ワンランク上のサッカーサイト(2017年05月26日(Fri)11時20分配信)という記事。
チームメイトのホンジュラス代表のMFダリクソン・フエルトは、「ガクとはいい関係を築けているし、本当にいいやつだよ」と語っていました。
また、すでに地元での人気も確立しているようで「ファンがすごくたくさんいる」と明かしていました。
他の記事でも、現地で苦しむ柴崎を気にして優しいコメントをしているものがたくさんありました。
応援したくなるんでしょうね。私もそうなったので気持ちはわかります。でも、めちゃくちゃいい人たちだなと、彼らにも感動しました。
当初はベンチ入りだけでも大ニュースで、出場時間を気にしていたのですが、すっかりレギュラーに定着。そして、さらに終盤調子を上げて、 初ゴールを決めました。
その上、1部昇格をかけたプレーオフでは、チームで最も活躍していると言って良い状態になっています。
柴崎岳、2戦連続で勝利貢献。スペイン紙も高評価「決定的な重要性持つ」「プレーオフの主人公」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月22日 によると、プレーオフ準決勝では、ホームの2ndレグでの柴崎のゴールで決勝進出が決定。
さらに勝戦の1stレグではサンスの得点をアシストし1-0の勝利に貢献。スペイン紙『マルカ』は、「プレーオフの主人公になっている」とコメントしていました。
■2017/06/22 聖人と呼ばれるほど真面目 でも追い込みすぎは心理学的にダメ
また、"テネリフェでは”セイント(聖人)シバサキ”というニックネームを付けられるほど、ファンに愛される存在となった"とのこと。
「聖人」というのが、真面目すぎる柴崎に似合うネーミングとなっています。
なお、柴崎はインタビューなどでは自分に厳しいコメントを出しています。こういったコメントはスポーツ界で良いものだと広く信じられています。
ただ、科学的な研究では、このように自分を追い込むことは、パフォーマンスを上げる上で有利ではないと結論するものが多いです。「迷信」の可能性が高いと思われます。
なので、楽しんでスポーツをやる、仕事をやるのが良いということが、もっと知られれば良いなと思っています。
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