2025年9月14日日曜日

松木安太郎氏のサッカー解説は好き?嫌い?意外な調査結果に

■2021/02/24 松木安太郎氏のサッカー解説は好き?嫌い?意外な調査結果に
■2017/02/16 一番うまい解説者は岡田武史、岡野俊一郎元JFA会長が語る


■2021/02/24 松木安太郎氏のサッカー解説は好き?嫌い?意外な調査結果に

 うまい解説者で検索したら、“居酒屋応援スタイル”の松木安太郎さん 「ふざけたロスタイム」は心の叫び - スポーツナビ(2020年8月13日)という記事がヒットしました。
 松木安太郎さんは、同じ読売(ヴェルディ川崎、東京ヴェルディ)の後輩・都並敏史さんがラジオ番組で「自分の前の読売クラブの宴会部長」といった発言をしていた明るいキャラクター。都並敏史さんはラジオと違って、サッカー解説ではむしろ他の人より生真面目な固い解説で驚いたのですが、松木安太郎さんは解説でもおちゃらけたキャラ。そのキャラがわかっているので私は許せますが、サッカーファンにはむしろ嫌われている解説だろうと思いました。私も正直好きではないですね。どちらかと言われれば、嫌い…といったくらいです。ただ、地上波とそうじゃないところである程度解説スタイルを変えているというファンの評価を聞いたことがあるので、一般の視聴者には好かれるかもしれませんけどね。
 …とタイトルを見た時点でここまで思ったのですが、本文読んでびっくり仰天。サッカーファンが選ぶ「好きなサッカー解説者ランキング」で2位に輝いたのこと。えっ、マジで!? むしろサッカーファンにも人気なのか…と驚きました。ちなみにスポーツナビでは1位が明記されておらず、探しても発見できない状態。無料では見せていないのかもしれませんが、見つけたら追記しますね。

 さて、記事の内容ですが、やはりアンチが多いという私の理解による質問がされていました。<松木さんの解説は視聴者の代弁と言いますか、“応援スタイル”と言われています。2位という結果からも分かるように、多くの方から支持されていますが、一方で、「あんなの、解説じゃない」という声を耳にすることもあるのでは?>とインタビューアーが質問しています。
 松木安太郎さんも「もちろん、いっぱいありますよ(笑)」とこれを肯定。「ただ、僕は常々思っているんですけど、世の中、10人が10人、良いと言ったら、疑ったほうがいい。4人くらいは嘘をついているんじゃないかと。評価してくれるのは嬉しいですけど、アンチの人も必要。僕は5対5くらいがちょうどいいと思っているんです」とのことでした。

 解説スタイル的には、もともと書いていた話(後述)の岡野俊一郎さんが登場。岡野さんは偉大でしたね。<子どもの頃にダイヤモンドサッカーで岡野俊一郎さん(故人)の解説を聞いていたので、サッカー解説がどんなものかはイメージ>していたといいます。ただし、何しろサッカー後進国の日本は、解説もそもそも手探り状態。当時はJリーグが誕生したばかりで、サッカーについて詳しい人が少なかったですから、こんなに素晴らしい競技があるんですよ、みなさんも楽しんでください、という気持ちだった…といいます。そして、今も「万人に伝わるように」というのがベースだとのこと。なので、ああいう賛否両論あるスタイルになったようです。
■2017/02/16 一番うまい解説者は岡田武史、岡野俊一郎元JFA会長が語る

  元JFA会長の岡野俊一郎さんは、レベルの低い解説者に対して苦言を呈していました。

 岡野俊一郎と金子勝彦が語る日本サッカー(その3)TV中継に何が必要で、何が欠けているのか? | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
2014年07月23日(Wed)10時46分配信
text by 藤江直人

 一方で、ブラジルW杯で「さまざまな解説者が日本の試合に登場していましたけれども、一番上手かったのは岡田武史ですね」と評価していました。

「Jリーグも20年を超えて、中継数に比例するように解説者の数も増えてきた。各々に個性があり、語り上手な人も多い。その中でも岡田は圧巻だった。監督の心情やチームの雰囲気といった点を実に的確に解説していた。W杯のベスト16を戦った監督のものの見方の素晴らしさと言えばいいのか。本質的な部分を勉強して、経験を積むことで、成果というものが出てくる」

 金子勝彦アナウンサーは、「韓国の洪明甫監督の心中に触れた言葉には、思わず胸を熱くさせられました」としていました。
 その前の部分で、岡野さんは、「自分がどのような経緯で解説者を務めているのかということを、いま一度考えて欲しい」「自身の立場を十分に理解していれば、体験に基づいた解説もまた違ってくる」と言っていました。
 なので、監督経験者としての気持ちを伝えられるってのが良いという意味かな?と。必ずしもテクニカルなことを求めているわけではないようです。
 ちなみに、初めてサッカーの解説を務めたときに、デットマール・クラマーから試合前にもらったアドバイスは、「センテンスは短く、しゃべりはチャーミングに」だそうです。

2025年9月13日土曜日

Cロナウド名言「なぜ笑うんだい?」の子、高校サッカーで優勝

■2021/01/22 Cロナウド名言「なぜ笑うんだい?」、ネットでネタになる
■2021/01/22 「なぜ笑うんだい?」の子、高校サッカー山梨学院で優勝



■2021/01/22 Cロナウド名言「なぜ笑うんだい?」、ネットでネタになる

 名言というかネタ扱いっぽかったのですけど、なぜ笑うんだい?とは (ナゼワラウンダイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科では、2014年7月22日、美容機器メーカーMTGの新商品発表イベントで、憧れのクリスティアーノ・ロナウドを前にして極度に緊張しながらも一生懸命にカンぺを読んで質問しようとする一般のサッカー少年の拙いポルトガル語に、会場から失笑が漏れる中、以下の発言をして話題になったとしていました。

「どうしてクスクス笑ってるんだい? 少年のポルトガル語は立派だよ、とっても! 素直に喜べばいいじゃないか、少年が果敢に挑戦してくれてるのをさ。そうだろ?」

 「会場から失笑」とされていたものの、悪意ある笑いだったかは不明。ただ、クリスティアーノ・ロナウドはそう捉えて、真面目に対応したということですね。ニコニコ大百科によると、以上のことが聖人エピソードとして取り上げられ、少ししてから何故かなんJでも話題となったものの、主に全力を尽くしているが結果がついてこない人間への煽りなどに使われるとのことで、ネガティブな使われ方をしていたようです。



■2021/01/22 「なぜ笑うんだい?」の子、高校サッカー山梨学院で優勝

 で、その子・岩岡遼太が成長して、山梨学院メンバーとして高校サッカーで優勝したというのですから、できすぎた話です。

 「なぜ笑う?」Cロナウドが神対応した少年が高校サッカーで優勝し、誓った恩返し(安藤隆人) - 個人 - Yahoo!ニュースによると、ロナウドファンだった息子のために父が応募。3人いて、質問はポルトガル語である必要はなかったそうですが、父の提案でポルトガル語に。「ロナウド選手のことが大好きで、一緒にプレーしたいので、どうやったらプロなれますか?」を、当時通っていたフットサルのスクールにいた日系ブラジル人のコーチに翻訳してもらったそうです。

 選ばれた時点ですでに緊張していたそうで、本番は当然大緊張。そのときの様子を記事では「前の2人の質問は全く頭に入ってこず、足が震えながらもただ目の前にいるカッコ良くて、いい匂いのするロナウドを見つめていた」と書いていて笑いました。ロナウドはいい匂いがするんですね。

言葉に詰まってしまったという書き方。そこで笑いが起こり、「どうして笑うんだい?彼のポルトガル語は素晴らしいよ。一生懸命やっているのに笑うことはないだろう」と言ったとのこと。この書き方だと、暗記していたのが途中で止まった感じですかね。

 緊張しすぎて当時はなぜみんなが笑っているかもわからず。その後の大きな拍手が起きた時も「ロナウド選手が何か面白いことを言ったのかな?」と思っていたそうです。

 なお、ロナウドの回答は「信念を持ち、努力を重ねて、チャンスを逃さないことだよ」というもの。岩岡遼太も苦労をしていて、中学時代は強豪として知られるFC多摩ジュニアユースでプレーしたものの、プロが見えてくる市立船橋と流通経済大柏のセレクションを受けて不合格に。山梨学院でも2年でやっとAクラス、3年では最初レギュラーだったところから陥落。選手権の25人の登録メンバー入りもギリギリ。さらに本番もレギュラーの怪我があっての出場でした。ここでやっとスタメンになるも、今度は自身が怪我をしてそこから脱落し、準々決勝以降はメンバー外。大活躍で優勝となると、さらにドラマチックでしたが、そこまではうまくいかず。ただ、山梨学院大に進学し、4年後のプロ入りを目指しているそうです。

 

2025年9月12日金曜日

サッカー平均年齢と強さの関係は?ワールドカップで調べると…

■2018/10/18 サッカー平均年齢と強さの関係は?高齢チームはボロクソ
■2018/10/18 ベスト4や下位4チームを見ても、悲惨なほど平均年齢が違う
■2018/10/18 ワールドカップで相関係数を調べるとわかりやすい結果に…
■2018/10/18 チームが最高の力を発揮するベストな平均年齢は?
■2020/05/29 Jリーグの場合、平均年齢はどれくらい関係する?J1で調査



■2018/10/18 サッカー平均年齢と強さの関係は?高齢チームはボロクソ

 私は高齢の選手が多いチームを評価しません。ただ、若ければ若いほど良いという考えでもなく、ベテランと若手のバランスが取れたチームが理想的だと考えています。
  ただ、先の2018年ロシアワールドカップの場合は、若手チームが活躍し、高齢のチームが苦戦した印象。この後相関係数を見ますけど、パッと見はそんな感じ。
 例えば、平均年齢の高い上位5チームのワールドカップでの順位は、平均24.2位とふるわなかったのに対し、平均年齢の低い若い5チームは、 14.6位と明らかに良くなっています。
 高齢チームは、予選敗退組の中でも悪く、パナマ・エジプト・コスタリカはなんとワースト3でした。一方、若手チームには優勝のフランスと4位のイングランドが含まれています。
 ちなみに、日本は年齢が高い方から8番目で、ワールドカップ総合順位は15位というほぼ真ん中になっていました。ベスト16チーム同士でも、FIFAは勝ち点や得失点差などで差をつけているため、日本はイメージよりもかなり低くなっています。
 また、単純に勝ち点などだけで見ると日本の順位はさらに1つ下がり、16位になります。抜くのは同じグループのセネガルですから変な話ですけどね。

平均年齢上位5チーム(高齢のチーム)            W杯平均順位    24.2位
年齢順    国名    平均年齢    勝ち点    W杯順位
1位    コスタリカ    29.6    1    30位
2位    メキシコ    29.4    6    12位
3位    アルゼンチン    29.3    4    16位
3位    パナマ    29.3    0    32位
5位    エジプト    29.0    0    31位
              
平均年齢下位5チーム(若いチーム)            W杯平均順位    14.6位
年齢順    国名    平均年齢    勝ち点    W杯順位
32位    ナイジェリア    25.9    3    21位
31位    フランス    26.0    19    1位
30位    イングランド    26.0    10    4位
29位    チュニジア    26.5    3    24位
28位    セルビア    26.8    3    23位
(2018 FIFAワールドカップ - Wikipedia日本の「平均年齢28.6歳」は何位? W杯出場32か国の“23人”を5つのカテゴリーで徹底比較! | サッカーダイジェストWebより)



■2018/10/18 ベスト4や下位4チームを見ても、悲惨なほど平均年齢が違う

 上記を見た時点で明らかなのですけど、上位の5チーム、下位の5チームを見ても当然上位チームの年齢が若く、下位チームの年齢が高いということになっていました。上位5チームの平均年齢は27.1歳、下位5チームの平均年齢は28.9歳となっています。
 ちなみにベスト4と下位4チームで比較した場合は、26.9歳と29.0歳となり、さらに差が開きました。

ワールドカップ上位5チーム            平均年齢    27.1
W杯順位    国名    勝ち点    年齢順    平均年齢
1位    フランス    19    31位    26.0
2位    クロアチア    14    18位    27.9
3位    ベルギー    18    20位    27.6
4位    イングランド    10    30位    26.0
5位    ウルグアイ    12    15位    28.1
              
ワールドカップ下位5チーム            平均年齢    28.9
W杯順位    国名    勝ち点    年齢順    平均年齢
32位    パナマ    0    3位    29.3
31位    エジプト    0    5位    29.0
30位    コスタリカ    1    1位    29.6
29位    オーストラリア    1    15位    28.1
28位    アイスランド    1    8位    28.6


■2018/10/18 ワールドカップで相関係数を調べるとわかりやすい結果に…

 さて、相関係数を見てみましょう。平均年齢と勝ち点を比べてみたところ、-0.27となりました。これは、平均年齢と勝ち点に負の相関があるという意味。わかりやすく言うと、年齢の高さと勝ち点の低さが相関しているということ。逆に言えば、年齢の若さと勝ち点の高さが相関しているわけです。
 同様に平均年齢とワールドカップ順位で見ると、相関係数は0.23となりました。平均年齢の低さと、ワールドカップ順位の低さが相関しているということ。やはり要するに、若さと順位の高さが相関しているということですね。
 ただ、数字がやや小さいので、平均年齢の若さは、順位よりも勝ち点の方との相関関係が強い模様。むしろ勝ち点の方が信頼できると思いますので、年齢が若いほど良さそうな感じです。

■2018/10/18 チームが最高の力を発揮するベストな平均年齢は?

 個人的には平均年齢27歳くらいのチームがベストと思っていたので、ちょっと残念な結果に。
 一応この27歳に近い年齢のチームと勝ち点の相関関係についても調べてみました。 すると、27歳と平均年齢の差と勝ち点の相関係数が-0.13で負の相関。27歳に近いほど強いということになったものの、さっきより低い相関でした。
 今大会の全チームの平均年齢は27.9歳だったので、同様にこれでやってみると、相関係数は-0.09でさらに相関が低くなりました。

 じゃあ、年齢が若ければ若いほど良いか?と言うと、そうではないでしょう。それなら、ワールドカップ代表より五輪代表が強く、ユース代表がさらに強いという、おかしなことになってしまいます。
 今大会最も若いチームは26歳あたりであり、上位だったフランスとイングランドがこの平均年齢。26歳で同様に相関係数を調べると-0.28と良くなりましたし、26歳くらいがベストなのではないかと思われます。
 前述の通り、私は平均年齢27歳最強説を唱えていたのですけど、今度から平均年齢26歳最強説に鞍替えしなくちゃいけませんね。


■2020/05/29 Jリーグの場合、平均年齢はどれくらい関係する?J1で調査

 前々から思っていたJリーグでも平均年齢と順位の関係についてもやっとこさ見てみました。データがあったのは、Jリーグチーム別平均年齢ランキング | FootballGEISTというところ。2016年までしかないので、2016年のJ1順位とで計算してみます。
 すると、驚いたことに平均年齢と順位は相関係数0.05、勝ち点に至っては0.00ということで、全く相関が取れませんでした。2016年のJリーグの場合は全然平均年齢に関係ないようです。
 このデータでは、最も平均年齢が若い柏レイソルが25.58歳であり、ワールドカップでは最強だった26歳に近い数字。なので、上記で相関がとれなかったということは、26歳最強説も全然です。一応26歳の近さで相関係数を計算したものの、先程と同じで低い数字。また、私が推している27歳に近いかどうかでも同様でした。
 Jリーグはここのところ実力差が小さく、順位がガラリと変わることが多いため、あまり当てにならない…という理由は思いつきました。ただ、単純な平均年齢では、チームの強さと相関のあるデータがないのかもしれません。要するに前回のワールドカップの数字はたまたまという可能性です。がっくりですわ。また、今度違うデータも見てみようと思いますけどね。


2025年9月11日木曜日

ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため

■2014/9/27  セレッソ大阪の方針・岡野雅夫社長 香川真司など海外移籍は積極的?
■2014/9/18 セレッソ大阪のフォルラン獲得は儲けるため 資金回収は順調すぎるほど
■2014/12/2  セレッソ大阪降格の原因は岡野雅夫社長 強化に口出しして崩壊
■2014/12/4 ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため
■2014/12/6 セレッソ岡野雅夫社長「Jリーグではほとんどデータを使っていない」


■2014/9/27  セレッソ大阪の方針・岡野雅夫社長 香川真司など海外移籍は積極的?

 セレッソを運営する大阪サッカークラブの岡野雅夫社長へのインタビューから。
 もともとタイトルになっている海外移籍の話を知りたくて読んだのですが、めちゃくちゃその部分は短かったです。

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――選手の移籍に関してはどう考えていますか。

世界で通用する選手を育てる、というのが私たちの育成の方針です。なので、世界で勝負できる選手の移籍を止めることはしたくないと思っています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 どんどん外に出す…ってことか。すごいなぁ…と思ったら、次の部分では違う感じ。

-----引用 ここから-----
しかし、育成には当然お金がかかります。アカデミー出身選手が移籍する際は、それなりのお金を残していく必要があると考えますし、選手たちもそれは分かっていると思います。
-----引用 ここまで-----

 これ、どういう意味なんですかね? 規定以外にお金を積ませるってのは、何らかの違反になるのでは? 気になりますが、具体的に何を想定しているかは不明でした。
 次も海外移籍について、むしろ消極的なのでは?という発言。

-----引用 ここから-----
また、一度海外に移籍して、通用しなかったからすぐに戻って来るということは認めていません。自分が世界で活躍できるかどうかをしっかり考え、移籍をする際はそれなりの覚悟を持って望んでほしいと思います。
-----引用 ここまで-----

 さっきの「それなりのお金を残していく」の話、規定されているクラブに入るお金は移籍金しか思いつきません。
 しかし、契約満了時には普通移籍金は発生しないはずです。Wikipediaでもその問題が書かれていました。

-----引用 ここから-----
近年、日本の場合、本田や長谷部、岡崎など有力選手がJクラブと長期契約(複数年契約)を結ばず、契約満了後に移籍金なしで海外のクラブに国際移籍をするケースが相次ぎ、Jクラブ経営への打撃を懸念する声が出ている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E7%B1%8D%E9%87%91
-----引用 ここまで-----

 クラブへの打撃は問題であるのはわかるんですが、違反するようなものはやはりダメです。岡野雅夫社長は何を想定していたのでしょうか?




■2014/9/18 セレッソ大阪のフォルラン獲得は儲けるため 資金回収は順調すぎるほど

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――今年、セレッソ大阪は、2010年ワールドカップで最優秀選手に選ばれたウルグアイのディエゴ・フォルラン選手を獲得して話題になりました。フォルラン選手の獲得には、経営者としてどのような戦略がありましたか。

(略)フォルラン選手を獲得する上で考えたのは、「獲得にかかった資金を回収できるかどうか」ということです。彼がセレッソに加入すれば、観客が入り、グッズが売れる。スポンサー企業が増えることも予想できました。回収の見込みがない投資は行いません。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 チームが勝つことによる儲けも増加するのですが、それよりは周辺のものを意識していたような言い方です。

-----引用 ここから-----
――実際に回収はできていますか。

現状では順調です。観客が増えることで入場料が増え、それに比例して物販も増える。これだけで6~7割は回収できる計算です。
-----引用 ここまで-----

 これだけでもすごいです。しかし、もっとすごいのはスポンサーです。

-----引用 ここから-----
残りの3割を占めるのはスポンサーです。スポンサーは金額が大きく、非常に重要な収入源です。フォルラン選手が加入してから、スイスの高級時計メーカーであるタグ・ホイヤーなどスポンサーが10社以上も増えました。
-----引用 ここまで-----

 しかし、フォルラン効果は岡野雅夫社長の想定以上でした。

-----引用 ここから-----
さらに凄いのは金額です。フォルラン選手が加入してからスポンサーの金額が、それまでと1桁変わることもあります。これには私も驚きました。

既存のスポンサーの出資額も増えています。もしかすると私たちフロントは、「まだフォルラン選手をビジネス的にうまく活用できていないのかもしれない」と思うほど、彼のインパクトは大きいのです。
-----引用 ここまで-----

 よく日本選手の海外移籍はジャパンマネー獲得だと言われます。しかし、それを否定する情報も多く、そちらの方を信頼していました。
 しかし、日本のクラブが海外の有名選手を獲得する際のメリットは確実にあるようです。これは意外でした。

 一方、岡野雅夫社長は東南アジアの選手について以下のように言っています。

-----引用 ここから-----
――東南アジアの選手がJリーグに加入していますが、セレッソ大阪は選手の獲得にも前向きなのでしょうか。

正直に申し上げると、今は獲得するつもりはありません。レコンビン選手やイルファン選手が日本でプレーしていますが、セレッソではスタメンとして出場できないと思います。

また、ビジネスとして獲得し、トップチームに入れるのは選手に対して失礼だと考えます。
-----引用 ここまで-----

 上の話からすると、意外ですね。完全に金だけでもないようです。




■2014/12/2  セレッソ大阪降格の原因は岡野雅夫社長 強化に口出しして崩壊

 インタビューを受けていた岡野社長ですけど、セレッソ大阪降格の原因とされていました。

-----引用 ここから-----
C大阪、J2降格を斬る(2)強化に口出し…体制崩壊させた社長 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー

 常に記者に囲まれ、自信満々に語っている姿を見ながら、C大阪のクラブ関係者は不満を漏らした。「ウチの社長は、社長兼GM兼強化部長だから…」。本来の業務である経営だけでなく、強化にも携わった岡野雅夫社長(61)。(略)
 レヴィー・クルピ監督らブラジル人のスタッフや選手と契約を延長せず、強化費を捻出してウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)を獲得。超大物の補強成功に世間から称賛を浴びたことで、これを追い風に自ら手腕を振るう行動が目立つようになる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/02/kiji/K20141202009383410.html
-----引用 ここまで-----

 フォルラン獲得に関しては、上記で出ています。やはり自信満々でした。
 安易な監督交代に私は批判的ですが、この後、さらに監督交代もします。

-----引用 ここから-----
 ポポヴィッチ監督を6月に解任すると、社長は世界の主流であるドイツ流を植え付けるため、親しい代理人にリストアップを依頼。推薦されたペッツァイオリ監督を招へいした。これまでのC大阪とまるで違う戦術は機能せず、解任されるまでの通算成績は0勝4分け5敗と不振を極め、ピッチ外では信じられない事件まで発生した。
-----引用 ここまで-----

 そして、さらに素人っぷりを発揮。

-----引用 ここから-----
 メディアが試合前に報じる先発メンバーは公開練習を見て予想しているのだが、指揮官は日本人スタッフが情報を漏らしていると勘違い。「スパイじゃないのか」と疑いをかけたのだ。外国人スタッフと日本人スタッフの関係に亀裂が走り、決定的な溝ができた。
-----引用 ここまで-----

 "岡野社長が元ドイツ代表FWカカウの獲得に乗り出していた8月"には、勝矢寿延強化部長(53)が"同じFWの川又(現名古屋)にオファー"するなど、強化体制は崩壊していたようです。




■2014/12/4 ヤンマーの影響の強いセレッソ大阪の経営 アジア進出はヤンマーのため

 再びセレッソを運営する大阪サッカークラブの岡野雅夫社長へのインタビューからの話を。

-----引用 ここから-----
香川、柿谷、山口を輩出のセレッソ大阪社長に聞く 「海外移籍で通用しなくても、帰って来させない」|『ダイヤモンド・オンライン 2014年6月19日

――アジア市場への進出を考えていますか。

セレッソ大阪は12年9月にタイのバンコク・グラスFCとパートナーシップ契約を結んでいます。主に育成部門や指導部門での人材交流が目的です。

この契約の締結により、セレッソもアジア進出を果たしたわけですが、私たちのアジア進出は、スポンサーであり母体企業であるヤンマーのためです。(略)

ヤンマーはアジアを重要な市場だと考えています。しかし、アジア進出に関しては、ライバル企業のクボタに遅れをとってしまっています。その差を埋めるために、セレッソ大阪というブランドを活用しようと考えたわけです。

今の時代、商品力で他の企業と大きな差をつけるのは難しくなっています。特に、アジア市場では企業の名前を知ってもらうことが重要なので、サッカーチームを利用するのは効果的な戦略だと考えています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 これは前時代的で驚きました。未だに企業の広告塔としてのサッカーチームという形が残っているようです。

-----引用 ここから-----
――具体的にどのようにヤンマーをPRしているのですか。

(略)私たちは、販売数を伸ばしたい地域の農協の方に声をかけ、ヤンマー主催のサッカースクールを開催しました。

すると地域の子どもたちが集まります。そこで優秀な子どもがいるとバンコクに連れて行き、バンコク・グラスFCのユースと試合をさせます。地方の子どもたちが、タイのプロチームのグラウンドで試合ができるのです。

さらに上手な子どもには、ヤンマーの創業者である山岡孫吉が創設した山岡育英会の奨学金を寄付し、より良い環境でプレーさせます。実はその中から、タイのユースに選出された選手もいて、取り組みは成功しています。
http://diamond.jp/articles/-/54478
-----引用 ここまで-----

 企業ありきのサッカー経営で困るのは、スポンサーの方針ありきで採算の合わないことをやってしまうことです。
 放漫経営になってしまうと、不況時などお金がなくなったときに途端にダメになります。普段からきちんと採算を考えながらやっていないといけません。何か心配になりますわ。


■2014/12/6 セレッソ岡野雅夫社長「Jリーグではほとんどデータを使っていない」 

 ダイヤモンド・オンラインでは、選手を放出する質問だけでなく、「逆に選手を補強する際は、どのように獲得していますか」という質問も出ていました。おもしろかったのが、これに加えて「データに基づく指標などは使われていますか」という質問もしていたことです。
 これについて、セレッソ岡野雅夫社長は「データを使うことはほとんどありません」との回答。ただ、他のJリーグのチームでも、「データを使っているチームはほとんどないのではないでしょうか」としていました。多くのクラブはスカウトマンの感覚で選手を獲得しているだろうといった予想です。
 さらに、試合中の戦術に関してもあまりデータは使っていないといいます。例えば、セレッソの戦術の中で、両サイドバックが高い位置をとって、ボールを持ったらできるだけ早くニアサイドにクロスを入れる、というものがありますが、これも、何回蹴ったら1回入る、などと統計的に分析はなし。監督は肌感覚でやっていると思いますとしていました。
 ただ、昔ながらで、えらく前時代的な感じがします。本当に「Jリーグのチームでデータを使っているチームはほとんどない」んですかね。データを使いこなせていないだけじゃないですかね、これって? 信じられませんわ。

2025年9月10日水曜日

ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…

■2020/06/22 ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…



■2020/06/22 ラ・コルーニャだけじゃない!デポルティーボつくクラブ多すぎ…

 私がリーガ・エスパニョーラを見ていた頃強かったデポルティーボ・ラ・コルーニャ。私は「ラ・コルーニャ」という名前のイメージが強かったのですけど、確か映像で使われている現地映像では、「デポルティーボ」を略称に使っていた気がするんですよね。
  本拠地は、スペイン・ガリシア州・ア・コルーニャであり、「Deportivo(デポルティーボ)」はスペイン語で「スポーツの」という意味を持つため、Deportivoの名を冠したスポーツクラブは世界各地に多数存在するということで、やはり略称は「ラ・コルーニャ」の方が良さそうな感じ。
 ただ、ウィキペディアによると、 一般的にこのクラブが「デポル」、「デポルティーボ」の略称で呼ばれるとされていました。やっぱり「デポルティーボ」の方が使われる感じです。

 世界各地の「デポルティーボ」が列記されているデポルティーボ - Wikipediaでは、スペインが特に数が多く、17クラブもありました。有名クラブも多数ありますね。

デポルティーボ・ラ・コルーニャ
CDアルコヤーノ - Club Deportivo Alcoyano
デポルティーボ・アラベス
RCDエスパニョール - Reial Club Deportiu Espanyol de Barcelona
レバンテUD - Levante Unión Deportiva
RCDマヨルカ - Real Club Deportivo Mallorca
ヘレスCD - Xerez Club Deportivo
CDヌマンシア - Club Deportivo Numancia de Soria
UDラス・パルマス - Unión Deportiva Las Palmas
ロルカ・デポルティーバCF
UDサラマンカ - Unión Deportiva Salamanca
CDテネリフェ - Club Deportivo Tenerife
UDベシンダリオ - Unión Deportiva Vecindario
SDポンフェラディーナ - Sociedad Deportiva Ponferradina
UDアルメリア - Unión Deportiva Almería
CDカステリョン - Club Deportivo Castellón
CDクエンカ (スペイン) - Club Deportivo Cuenca

 ただ、こちらでは、先程以上に明確にデポルティーボ・ラ・コルーニャが「デポルティーボ」と呼ばれるという話を明記していました。

<これら全てのスペインのチームはデポルティーボ(あるいはデポルティーバ)の名が付けられているが、レアル・クルブ・デポルティーボ・ラ・コルーニャのみがデポルティーボの略称で知られており、愛称のデポル (Depor) やスーペルデポル (SuperDepor) でも呼ばれている>


2025年9月9日火曜日

青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる

■2021/02/18 青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる



■2021/02/18 青森県出身のサッカー選手は少ないが、柴崎岳がいる

 Wikipediaの青森県出身選手を見ると、少なすぎてびっくり。だいぶ漏れているんじゃないですかね。私が想定していた有名選手は、日本代表の柴崎岳。柴崎岳と同じく鹿島にいて、タイプは全然違いますがポジションもほぼ同じ熊谷浩二も青森県出身だったみたいですね。熊谷浩二はすごく期待した選手でかなり好きでした。
 ベスト11を作ろうとすると困るポジションはたいていGKなのですが、なぜか青森県は余裕。最初、目についた櫛引政敏を持ってこようとしたのですが、もっともっと活躍した飯倉 大樹もいました! ただ、飯倉 大樹のページを見ると、出身地は神奈川県横浜市となっており、青森県とも青森市とも記載がありません。検索してみると、公式情報などで青森市出身の記述が見られます。キャリアの最初の小学生時点ですでに神奈川なので、神奈川県出身と言っているときもあるのかもしれません。「出身地」というのは、このように解釈の幅がありますからね。
(2023/06/14:一部選手の情報を追加)

GK    飯倉大樹(ヴィッセル神戸、青森市) J1     255
LSB    佐藤昌吉(元大宮アルディージャ)J     24 JFL     30 J2     13
DH    熊谷浩二(鹿島アントラーズコーチ、十和田市)J1     116     日本代表候補
DH、SH    柴崎岳(鹿島アントラーズ、野辺地町)J1     174 スペイン     29 代表49


GK    櫛引政敏(モンテディオ山形、青森市) J1     59
MF    手倉森誠(V・ファーレン長崎監督、サッカーU-23日本代表監督、五戸町)JSL1部     15 JFL     47
    手倉森浩(元モンテディオ山形コーチ、五戸町)
    下平隆宏(横浜FC監督、元日本代表、五戸町)
    古川毅(横浜FCコーチ、五戸町)
    原崎政人(V・ファーレン長崎ヘッドコーチ、藤崎町)
    田端秀規(元ジュビロ磐田、現ソニー仙台FC監督、十和田市)
    小原由梨愛(アルビレックス新潟レディース、十和田市)
    小林悠(川崎フロンターレ)
    高橋勇菊(元東京ヴェルディ、現カターレ富山U15監督、五戸町)
    成田星矢(コバルトーレ女川、七戸町)
 DF   繁田康平(ラインメール青森、弘前市) JFL    0
MF    石ヶ森荘真(ヴァンラーレ八戸、八戸市)J3     3
MF   中村有(大分トリニータヘッドコーチ、ベルマーレ平塚)J    0
不明    武藤覚(アビスパ福岡アシスタントコーチ、選手としては筑波大学)

2025年9月8日月曜日

15歳でゴール、森本貴幸は早熟?大成しなかった理由として考えられるもの

■2020/03/14  15歳でJリーグ最年少デビューと最年少ゴールの森本貴幸
■2020/03/14 セリエA・カターニアでも結果を出したのは計算通りだった
■2020/03/14 森本貴幸は早熟?大成しなかった理由として考えられるもの
■2021/03/17 森本貴幸がパラグアイで飲酒運転でひき逃げし逮捕される



■2020/03/14  15歳でJリーグ最年少デビューと最年少ゴールの森本貴幸

   川崎フロンターレの試合のテレビの解説で、三好康児について10代でこれだけできるってすごい!といった感じで、褒められていたことがありました。これに異存はなかったのですけど、複雑な気持ちになったのが、同じ試合のフロンターレのベンチに森本貴幸がいたこと。彼はもっと若いうちから活躍していた選手でした。それがその後は…といった感じで、伸びずに消えてしまいましたからね。日本ではよくあります。ただ、森本貴幸の場合はそれが海外で起きました。

  Wikipediaによると、神奈川県川崎市宮前区出身でヴェルディジュニアユースに所属していた森本貴幸は2004年、オズワルド・アルディレス監督(当時)によってトップチーム帯同へ。そして、中学卒業直前の3月13日、Jリーグ公式戦のジュビロ磐田戦(アウェイ)に後半6分から出場し、当時Jリーグ史上最年少の15歳10ヶ月6日で公式戦出場を果たしました。
 さらに5月5日の第8節のジェフ市原戦で途中出場から決勝点を決め、15歳11カ月28日というJ1最年少得点の記録保持者(当時)となりました。
 その後、シーズン終了までに計4得点を挙げ、同年のJリーグ最優秀新人賞を獲得。これも史上最年少(16歳)での受賞となっています。


■2020/03/14 セリエA・カターニアでも結果を出したのは計算通りだった

 その後すぐダメになったわけではなく、セリエAのカターニア移籍後も良かった時期がありました。代表にはほとんど呼ばれなかったものの、私はもっと評価されて良い選手だと思っていました。好きなタイプではないんですよ、正直。ただ、前線でも体を張るなどしてしっかりとしたプレーができて、シュートの場面でも年に似合わない落ち着きも感じられました。
 Wikipediaによると、カターニアへの移籍後しばらくの間はユースチームでプレーしていて、そこでゴールを量産したことが認められ初出場。いきなりゴールを決めています。
 06年、森本貴幸。完璧だった怪物への道、突如暗転…若き天才の芽はなぜ潰えたのか | フットボールチャンネル(2019年07月05日(Fri)10時56分配信)によると、クラブが久々にセリエAに復帰して戦う中、急成長を続け主力にもなる彼は、地元出身の選手であるかのように人気を集めたとのことでした。

 また、実績を挙げた選手が海外に移籍する、というこれまでの日本人選手のヨーロッパ移籍パターンと森本貴幸が異なっていたのには、カターニア側の狙いがありました。
「今まで来た日本人選手は、日本のサッカーのルールの中で研鑽を積み、完成された状態でやってきた選手たちだ。それはリスペクトすべきものだが、そこから全く違うイタリアサッカーに順応するのは難しくなる。ならば才能のある選手を若いうちに獲得し、順応への時間を与えることが成功の道につながると我われは考えた」(入団会見で、ピエトロ・ロ・モナコGM)



■2020/03/14 森本貴幸は早熟?大成しなかった理由として考えられるもの

 では、なぜ森本貴幸はダメになったのでしょう。記事では、 <度重なるケガに泣かされたこと、またエースの重圧に苦しんだことなどに左右された>としていました。
 ただ、怪我に関して言えば、1回目も2回目もの怪我復帰後は良い結果を残しています。まず問題だったのは、後者の精神面のようでした。

<監督は森本をエースとして使うが、チームとして結果が出なくなる。すると、その責任を森本が背負いこむようになってしまった。実際彼自身もシュートチャンスを外してしまい、試合に勝ちきれない原因となってしまう。すると試合後地元メディアに対して「勝てなかったのは僕のせいだ」と言い出した。自責の念が強いのは日本人として自然なところではあるが、イタリア人にとっては衝撃と取られた。。チームもクラブもメディアも、森本のことを心配するようになってくる>

  そこでチームは「森本を休ませるため(ロ・モナコGM)」として、マキシ・ロペスを獲。ところが、マキシ・ロペスが活躍しすぎて、森本貴幸の居場所がなくなってしまいました。
 さらにその後は 再び故障にも悩まされるようになってきます。怪我はここからが問題でしたね。靭帯のケガは筋力のバランスを崩し、様々なところに影響を及ぼすといわれるそうですが、その通りのことが森本に起こったとのこと。2011年1月には膝を手術しましたが、その後、キレが戻ることもありませんでした。
 また、「ケガをしても痛いと言わない。だからこちらから止めないと彼はプレーをやめない」と監督をはじめクラブ関係者は常々心配していた時代もあったとのこと。これは再び精神面の話ですね。本人の責任感の強さが裏目にでるような顛末になったことを、カターニアの人々は今も残念がっているとされていました。



■2021/03/17 森本貴幸がパラグアイで飲酒運転でひき逃げし逮捕される

 32歳となった森本貴幸選手は今、サッカーのパラグアイ1部スポルティボ・ルケーニョに所属しているみたいですね。で、そのパラグアイの首都アスンシオン市内で車を運転中にひき逃げ事件を起こし、警察に逮捕されたとのこと。アルコールも検出されており、飲酒運転だったようです。

 地元メディアは森本選手側が医療費などの賠償を申し出ていると報じたものの、そもそもひき逃げ事件ですので、最初から潔い態度であったわけではありません。森本選手の車はバイクと衝突し、バイクの運転手は負傷したものの、森本選手は救護せずに現場を去り、その後、目撃情報などで逮捕された…という経緯だとのこと。なお、在パラグアイ日本大使館によると、保釈金を支払ってすでに釈放されたそうです。
(サッカーの森本選手、ひき逃げ容疑で逮捕 パラグアイ: 日本経済新聞 2021年3月17日 より)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHC1721N0X10C21A3000000/

 日本のサッカー選手では交通事故を起こした後、以前の輝きを取り戻せなかった選手が何人かいたことも気にかかります。とはいえ、下手すれば相手を死なせていた可能性があり、反省なしでケロッと良いプレーを続けられてもそれはそれで複雑な気持ちになりますけどね。日本のクラブでは、こうした不祥事というのは解雇となるのですが、パラグアイの場合はどうなのでしょうか。

2025年9月7日日曜日

ワールドカップの賞金の金額はいくら?日本のワールドカップ賞金の使い道

■2018/01/05 ワールドカップの賞金の金額はいくら?
■2018/01/05 日本のワールドカップ賞金の使い道



■2018/01/05 ワールドカップの賞金の金額はいくら?

  そもそもワールドカップで賞金が出ていると知りませんでした。Wikipediaによれば、実際、以前はFIFAからの優勝賞金は0円であり、各国のサッカー協会が個々に協賛スポンサーを募り成績に応じて自国のチームに贈ることが多かったそうです。
 しかし、 現在は、FIFAがワールドカップ本大会出場国に成績に準ずる賞金を支給しています。2014年ブラジル大会では、賞金総額が5億7600万ドル(約586億4000万円)と前回大会より37パーセントの増額となっていました。

優勝国3500万ドル(約35億6000万円)
準優勝国2500万ドル(約25億5000万円)
3位2200万ドル(約22億4000万円)
4位2000万ドル(約20億4000万円)
グループステージで敗退した国に対する賞金800万ドル(約8億1000万円)
賞金とは別に支給される準備金150万ドル(約1億5000万円)



■2018/01/05 日本のワールドカップ賞金の使い道

  ヤフー知恵袋情報であり、事実かどうか不明ですが、賞金の使い道についての説明も見かけました。

・選手や監督、コーチなどのスタッフに給与として支払われる。
・残りの賞金はサッカー協会がもらい、全国の小学校の校庭の芝生化やJリーグの発展などのためにこの賞金を使う。

 この校庭の芝生化というのは、サッカーだけのためではなく、日本のすべてのスポーツの発展を願ってのことだそうな。土よりも芝生のほうが転がることに恐怖が少ないため子供のころから、でんぐり返りやスライディングができるので、運動能力が向上するといわれているため、と説明されていました。
 サッカー関連では 、サッカーくじtotoの収益もスポーツ全般に使われているということで、日本のスポーツに貢献していますね。競技別だと使い道は野球関係が多いらしいとも聞いたことがあります。

2025年9月6日土曜日

バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に

■2021/07/15 バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に
■2021/10/24 楽天がバルセロナのスポンサー契約終了 差別問題は関係ある?
■2019/10/20 日本代表から追放を!人種差別された鈴木武蔵「小さい頃から…」



■2021/07/15 バルセロナのデンベレとグリーズマンの日本人差別発言が問題に

 よりによって日本の楽天がスポンサーであるバルセロナ所属で、ともにサッカー・フランス代表でもあるFWウスマン・デンベレとFWアントワーヌ・グリーズマンによる日本人への差別発言が問題に。楽天が最初に抗議し、コナミデジタルエンタテインメントも、グリーズマンとのアンバサダー契約解除を発表する…という事態になっています。アホですね。

 発言内容はわかりづらい記事もあったのですが、 東京都在住のフランス人YouTuber・オレちゃんによる解説が一番わかりやすかったです。発言そのものはデンベレなのですが、グリーズマンも笑って聞いていたため、共犯と考えられるでしょう。

<問題となっている動画は、2019年夏にバルセロナのプレシーズンツアーで来日した両選手が滞在中のホテルで撮影したもの。PEP(ウイニングイレブン)をプレイできるよう、セッティングにやってきた日本人スタッフの容姿や言語に対し侮辱的な発言をしたとして、批判が集まっている>
<「ああ、 "酷い顔"って(編注:デンベレが)はっきり言ってますね。意味もそのままです」と説明。続けて「"ウイイレやるためにこの酷い顔を呼ぶなんて恥ずかしいと思わないのかよ"って言ってますね。この"恥ずかしいと思わないのかよ"っていうのは、グリーズマンに対して言っていて、日本人に対してではないです。まぁでも、"酷い顔"っていう表現がかなり人種差別的なのは間違いありません」と解説した。また、動画で現地スタッフの顔にズームしていることにも触れ、「わざわざ顔にズームして笑ってますね。これは酷い」と呆れていた。
 さらにオレちゃんは、「"なんだよこの言語"って言ってるので、日本語のことをバカにしてるのが分かります」「スタッフがプレイステーションをインストールするのに苦労しているみたいですね。フランス人は日本が技術的にかなり進歩した国だと知っているので、今回、"先進国なんじゃないのかよ"って言っているんだと思います」と語った。そして、「こんな感じで、訳によって多少の解釈の差はあるけど、かなり人種差別的だと捉えて間違いないと思います」と結論付けた>
(「完全に一線を越えてしまっている」 デンベレ差別発言、日本在住フランス人YouTuberが糾弾: J-CAST ニュース【全文表示】 2021年07月07日より)
https://www.j-cast.com/2021/07/07415619.html?p=all

 あと、この件ではなぜか2ちゃんねるのひろゆきさんが「差別ではない」と擁護するという不思議なことになっていました。他のフランス語が分かる人たちも訳には違いがあるものの、差別だと判断している中で、なぜか全く違う主張。どちらかと言うと、右派に近い立ち位置の人なので「許せん!」と言う方がわかるのですが、逆に日本人差別を擁護。なんでなんでしょうね?



■2021/10/24 楽天がバルセロナのスポンサー契約終了 差別問題は関係ある?

 2021年9月9日の話ですけど、バルセロナが楽天とのメインスポンサー契約を今季限りで終了する可能性が高いと、スペインの地元紙が報じて、日本でも各紙が紹介していました。

<同紙によると、楽天はこの数年間、バルセロナが自分たちのニーズに応えてくれず軽視されたと感じることがあり、契約当初に設定されて目標も達成されていないと考え、不満を持っているとのこと。その状況下、今年3月にジョアン・ラポルタ氏が新会長に就任したタイミングで、バルセロナ首脳陣は2022年以降の契約延長を求め、楽天と会合を実施し、契約当初の金額に戻すことを望んだが、楽天に拒否され、折り合いがつかなかったとのことだ>
<バルセロナ今季限りで楽天とのメインスポンサー契約終了濃厚に 地元紙 - スペインリーグ : 日刊スポーツ>より
https://www.nikkansports.com/soccer/world/news/202109090001182.html

 さらに楽天が契約延長を望まない理由として、最初に契約を結んだ時に所属していたメッシ、ネイマール、スアレスといったスター選手が1人も残っていないことも影響しているとみられている…とされていました。私が最初に読んだ記事では、確か「メッシ退団の影響が大きい」という書き方だった記憶で、特にメッシ説を推していた感じですね。
 ただ、これを伝えたヤフーニュースの反応では、前述の日本人差別問題に触れるものが人気に。バルセロナが差別発言に対してまともな対応を取らなかったことも言われています。日本のスポンサーをバカにした対応でしたし、スポンサー解除でも当然でしょう。理由になっておかしくありません。

 ただ、実際、ビジネス的な問題として、バルセロナスポンサーに価格分の価値があったのか?というのは疑問。「契約当初に設定されて目標も達成されていない」とあったように、ビジネス的な理由が大きいのかも。以下のようにたいへん高額でした。

<楽天はバルセロナと最初に契約を結んだ2017-18シーズンから昨季にかけ、年間5500万ユーロ(約71億5000万円)プラス出来高ボーナスを支払っていた。一方、来年6月30日まで契約延長した今季のメインスポンサー料は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、3000万ユーロ(約39億円)プラス出来高ボーナスと、大幅に減額されている>

 楽天が携帯電話に近年新規参入して資金を大量に溶かしており、資金不足のためでは?との声もありました。これもわからなくはない話。とはいえ、楽天は2019年9月に台湾でプロ野球チームを買収をしており、資金力は衰えていないようにも見えます。



■2019/10/20 日本代表から追放を!人種差別された鈴木武蔵「小さい頃から…」

  J1・北海道コンサドーレ札幌で日本代表の鈴木武蔵選手(25)に、人種差別コメントが出ていたという話。紹介が遅くなったのですけど、今やっているラグビー日本代表でも「外国出身者が多すぎて日本代表じゃない」と叩いている人がいるので重なる話です。
 具体的には、「あの見た目で日本代表なんてインチキじゃない?」「代表から追放しなさい」と容姿に言及した差別的な内容の投稿をしていたとのこと。鈴木選手はジャマイカ人の父と日本人の母の間に生まれた選手です。
(J1札幌鈴木武蔵選手に「あの見た目で日本代表なんて」 自称大分サポーターが差別的投稿 毎日新聞2019年9月13日 19時55分(最終更新 9月13日 21時30分)より)

 自称大分サポーターなどと報じられていましたが、ツイッターで普段から活動していたサポーターならほぼ間違いないでしょう。ただ、そこらへんまでツッコんだ話はなし。また、差別的投稿を行ったアカウントはツイッターにより凍結されたとのこと。右派系アカウントも凍結されているように、ヘイトスピーチは規約違反ですからね。
 それから、この問題を受けて大分は、「大分トリニータとしては、このような差別発言を絶対に許すつもりはありません」とし、「我々は、今後とも、差別や暴力のない社会の実現に向けて、多くの仲間とともに努力していくことを誓います」と差別根絶の姿勢を強調したとのこと。
(大分サポを名乗る人間が鈴木武蔵に差別的投稿…大分が声明「絶対に許すつもりはない」 | Goal.comより)

 鈴木武蔵選手の反応としては、「お父さんの血がなかったら日本代表になれてなかったと思いますし、ハーフである事、日本という素晴らしい国で育った事に感謝してます」の部分が強調されて報じられていました。
 ただ、私は「サッカーで見返すしかないですからね。そうやって小さい頃からやってきたので」のところが、小さい頃から偏見があったという含みがあるのかもしれない、と気になりました。そうだとすれば、辛い話ですね。
(「絶対に許すつもりはありません」日本代表FW・鈴木武蔵選手への差別的な発言、大分トリニータが声明 | ハフポストより)

 追記:もう少し調べたら、大分サポーターの人、やっぱり以前から活動していたのがわかりました。その前にも 「イニエスタ選手って最終学歴はどうなってるのですか ...」とか、高卒は野蛮とかいった話をして話題になっていました。対戦相手となった他チームをバカにする発言を繰り返していた模様です。
 あと、2ちゃんねるまとめサイトでは差別している方への共感コメントも結構あって、さらにやばいことに。この人だけの問題じゃありませんね…。
 


2025年9月5日金曜日

反則覚悟ファール上等の喧嘩サッカーのパナマ、W杯では通用せず

■2018/06/25 反則覚悟ファール上等の喧嘩サッカーのパナマ、W杯では通用せず



■2018/06/25 反則覚悟ファール上等の喧嘩サッカーのパナマ、W杯では通用せず

ロシア・ワールドカップ(W杯)グループG イングランド 6-1 パナマ
【イングランド】ストーンズ(前8)ケイン(前22[PK])リンガード(前36)ストーンズ(前40)ケイン(前46[PK])ケイン(後17)
【パナマ】バロイ(後33)

 パナマは初戦ベルギー戦でメモしていなかったので項目を作っていませんでした。見ているときは忘れていたのですけど、ここはファール上等のサッカーをするところなんだそうな。その解説ではラフとは言われていなかったものの、けが人が心配でした。ただ、幸いベルギー戦は大丈夫。5,6人かな、やっぱりイエローカードたくさん出ていましたね。今日のスタメンの横が真っ黄色になっていました。あと、ベテランが多すぎるというのも好みではないチームです。
 紹介を見ても見たいタイプの選手がいない イングランドは初戦を見送りました。2戦目もパナマなので見るつもりなかったので途中経過も見ちゃったのですけど、前半終了時点で5-0、さらに後半もう1点というところ。そこまで行ってから、暫定ベスト11を決める上でも見ておかないといけないかと思い、いつもより多く早送りしながら見ました。その後は1点しか決まらなかったんですね。
 パナマは失点後もがたっと崩れたわけではなく、シュートまで行けており悪くはありません。ただ、セットプレーの守備が悪いんですよね。そして、ファール上等のプレーをするチームとはいえ、やっちゃいけないところでファールしまくって失点。PKが2本もありました。この喧嘩サッカー(?)だと審判の相性が大事だと言われていたように、取られる審判だとこうしてボロクソになります。予選は得失点差マイナスなのに3位になったというのも、試合によって差が大きかったのかもしれません。ちなみにゴールラインを割っていないという疑惑のゴールもあったそうな。
 イングランドは6点差だとベルギーを得失点差で上回るというところだったのですけど、そこで失点。ベルギーと総得点含めて全くいっしょになり、守りに入りました。
 一方のパナマは初出場で初ゴールが決まり、観客大盛り上がり。チームとしても満足した感じで、敗退が決まったのに両方いいムードになっていました。
GK
1 ハイメ・ペネド 6
 DF
2 マイケル・ムリージョ 6
5 ロマン・トーレス 6
4 フィデル・エスコバル 5.5
15 エリク・デイビス 5.5
 MF
6 ガブリエル・ゴメス 5.5(69分OUT)
8 エドガル・バルセナス 6(69分OUT)
11 アルマンド・クーパー 5.5
20 アニバル・ゴドイ 5.5(62分OUT)
21 ホセ・ルイス・ロドリゲス 6
 FW
7 ブラス・ペレス 5.5
 交代選手
FW19 リカルド・アビラ 5.5(62分IN)
 DF23 フェリペ・バロイ 6(69分IN)
 途中交代で出た彼も37歳という大ベテラン。フリーだったとは言え、FKでよく滑り込んでいき泥臭いゴール。パナマの歴史に刻む記念すべき初ゴールとなりました。
 FW16 アブディエル・アロヨ 5.5(69分IN)
(メンバー・採点は、【イングランド 6-1 パナマ|W杯選手採点】歴史的大勝を飾ったイングランドは軒並み高評価! | サッカーダイジェストWebより)


2025年9月4日木曜日

シンデレラボーイ布部陽功、ブラジルのアマチュアから逆輸入でプロに

■2021/01/26 シンデレラボーイ布部陽功、ブラジルのアマチュアから逆輸入でプロに



■2021/01/26 シンデレラボーイ布部陽功、ブラジルのアマチュアから逆輸入でプロに

 布部 陽功(ぬのべ たかのり)のWikipediaを読んでいて、そうだったっけ、忘れたな?と思ったのが、アマチュアからプロへとなるに至ったシンデレラストーリーの話です。まず、以下は大学までの話。プロ注目という選手ではなかったようですが、いきなり目覚めてブラジルに行っています。

<1989年北陽高校(引用者注:大阪市にある学校。現:関西大学北陽高校)サッカー部に入部。1年生から3年生までレギュラーとして全国大会に5回出場した。卒業後、1992年近畿大学サッカー部に入部。翌年の1993年大学2年時にプロになることを決意し、単身ブラジルに留学を決める>

 1994年ブラジルのアマチュアチーム(経歴では「ヒョーゴFC」との記載)に所属。このときは全然プロではありませんでした。ただ、このブラジルのアマチュアチームが大会で優勝して来日。ここで当時は超強豪だったヴェルディ川崎のコーチの目に留まったことが転機になります。本当、ドラマチックなものがありますね。

<来日し日本のチームと対戦した際に、ヴェルディのコーチに声をかけられ練習生としてチームに参加。当時ヴェルディ川崎の監督であったネルシーニョに発掘される。1995年全盛期のヴェルディ川崎に逆輸入選手として入団。シンデレラボーイと報道された。同年ゼロックススーパーカップでデビューし、同点ゴールを奪いプロ初ゴールを決める>

 ただし、ヴェルディ川崎にいたのは3年のみ。最後の1997年シーズン途中でジュビロ磐田にレンタル移籍しています。その後、ヴィッセル神戸に行っており、私はこのイメージが強かったのですが、こちらも4年のみでまた移籍。次のセレッソ大阪の5年の方が長いですね。ついでにいうと、FW、MF、DFとオールラウンドプレーヤーとして出場していたというのも忘れていましたわ。

 ちょこちょこ移籍していたとはいえ、J1     234試合出場は立派な戦績。多くのチームで主力となっていたことを示しています。あと、布部 陽功を見出したネルシーニョ監督と再会してまたともに戦うことになった…というのも、ドラマチックなものがありました。

<2006年アビスパ福岡に完全移籍。翌年の2007年からキャプテンとして2年間チームを牽引した。2009年指導者の道を選びアンバサダー兼コーチとして、アビスパ福岡に残りS級ライセンスを取得。同年8月、レイソルカップでアビスパ福岡U-14を引率した際、当時柏レイソルの監督であったネルシーニョと再会。
 翌年の2010年1月からネルシーニョのコーチとして柏レイソルに移る。2010年J2リーグ優勝、1年でJ1リーグに復帰。2011年Jリーグ初となるJ1昇格1年目でのJ1初優勝。2012年天皇杯優勝。2013年ナビスコカップ優勝。5年間ネルシーニョのコーチとしてチームに貢献した。
(中略)2019年シーズン、師と仰ぐネルシーニョを再度監督に招いてJ2優勝。1年でJ1復帰を達成する>


2025年9月3日水曜日

意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など

■2020/12/09 意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など



■2020/12/09 意外に有名選手が多い滋賀県出身のサッカー選手 井原正巳など

 サッカーで滋賀県と言えば、野洲市の野洲(やす)高校。で、この野洲高校の乾貴士が最も有名な選手かと思ったら違いました。なんとあの井原正巳がいましたわ! かつての日本代表最多記録保持者であったくらいなので、彼がナンバーワンですね。

 この井原正巳という大物の他、パッと見た感じ、意外に有名な選手が多いです。これは滋賀県がそもそもイメージ以上に人口が多いためかな?と思って調べてみると、47都道府県中26位。人口はそんなに多くありませんでしたね。


CB 井原正巳(元日本代表)守山高校-筑波大卒 代表122 J1 297
CB、LSB、DH 中田浩二(元鹿島アントラーズ)帝京高校卒 代表57 J1 266
CB  高木和道(MIOびわこ滋賀)草津東高校卒 代表5 J1 252
OH、DH、FW 望月聡(元日本代表、北京五輪-W杯ドイツ2011女子代表コーチ) 代表7 J43 JSL1 70
MF 楠神順平(清水エスパルス)野洲高校-同志社大卒 J1 129
MF 倉貫一毅(元ヴァンフォーレ甲府)静岡学園高校卒 J1 10 J2 435
MF、FW 乾貴士(SDエイバル)野洲高校卒 近江八幡市出身 代表36 リーガ138 ブンデス75
MF、FW 坂本紘司(元湘南ベルマーレ)静岡学園高校卒
FW 青木孝太(元ザスパクサツ群馬)野洲高校卒 J1 35 J2 170

DF 東崇史(元横浜F・マリノス)J1 0
MF、DF 荒堀謙次(カマタマーレ讃岐)野洲高校 J1 2 J2 144
 上野展裕(前ヴァンフォーレ甲府監督)膳所高校-早稲田大卒
 上山熊之助(県初の日本代表)
 内野貴志(AC長野パルセイロ)野洲高校-びわスポ大卒
 内林広高(元ガンバ大阪)草津東高校卒
 江川慶城 
 大本祐槻(アルビレックス新潟)野洲高校-阪南大卒
 岡谷良 草津東高校卒
 垣根拓也(藤枝MYFC)立命館大卒
 神崎亮佑(元川崎フロンターレ、カマタマーレ讃岐)草津東高校卒
 河野高宏(水戸ホーリーホックGKコーチ)膳所高校-筑波大卒
 河本明人(ヴァンフォーレ甲府)甲南中学校-流通経済大柏高校-流通経済大卒
 北村春吉(県初の日本代表・日本代表初得点者):現野洲市
 國領一平(ヴァンラーレ八戸)
 酒井将史(元ラインメール青森)大阪体育大学卒
 酒井隆介(FC町田ゼルビア)名古屋U-18-駒澤大卒
 坂本一輝(MIOびわこ滋賀)野洲高校-立命館大卒
 里内猛(鹿島アントラーズフィジカルコーチ)甲賀高校(現水口高校)卒
 瀬尾清(元柏レイソル)守山高校卒
 高橋祐治(柏レイソル)
 田中大輔(元清水エスパルス)野洲高卒
 田中雄大(ブラウブリッツ秋田)野洲高校-関大卒
 陳明俊(ヴォルカ鹿児島)鹿児島実業高等学校卒
 鍔田有馬(元MIOびわこ滋賀)伊吹高校-大阪産業大卒
 中井昇吾(元柏レイソル)野洲高校卒
 中川英之(元ファジアーノ岡山)草津東高校-佛教大卒
 中村聖(元清水エスパルス)守山高校卒
 西村仁志(ヴィアティン三重)野洲高校-中京大卒
 橋本和(FC岐阜)青森山田高校-大体大卒
 前田高孝(元清水エスパルス)草津東高校卒
 前田雅文(元ガンバ大阪)野洲高校卒
 松尾元太(元名古屋グランパス)野洲高校-大阪体育大卒
 松田保(びわこ成蹊スポーツ大学教授。元U-17代表監督)彦根東高校-金沢大学卒
 水野隼人(ヴィアティン三重)野洲高校-中京大卒
 美濃部直彦(AC長野パルセイロGM)守山高卒 元G大阪-京都
 宮吉拓実(京都サンガF.C.)(生まれは福井県)
 村瀬和隆(元ヴィッセル神戸)守山北高校卒
 村田和哉(清水エスパルス)野洲高校-大体大卒
 望月嶺臣(京都サンガF.C.)野洲高校卒
 矢島卓郎(元京都サンガF.C.)膳所高校-早稲田大卒
 山田楓喜(京都サンガF.C.)京都翔英高校卒
 山田真夏斗(松本山雅FC)立正大淞南高校卒
 山本悠樹(関西学院大学体育会サッカー部)草津東高卒
 吉川健太(元カターレ富山)守山北高校-京都産業大卒
 吉川拓也(元鈴鹿アンリミテッドFC)守山北高校-阪南大卒
 吉田実成都(MIOびわこ滋賀)草津東高-大阪学院大卒
 渡邉悠介(元MIOびわこ滋賀)流経大付属柏高-大阪体育大卒


2025年9月2日火曜日

鹿島の強さの秘密を発見?小笠原が優勝カップを掲げさせた人たち

■2020/08/02 真面目で人が良いレオ・シルバ、日本人より早く「大丈夫?」
■2017/01/02 鹿島の強さの秘密を発見?小笠原が優勝カップを掲げさせた人たち
■2016/12/16 日本初どころかアジア初!クラブワールドカップ2016準決勝
■2009/3/16 久しぶりに鹿島を見たら、好きな選手がことごとくいない…



■2020/08/02 真面目で人が良いレオ・シルバ、日本人より早く「大丈夫?」

 鹿島で初めて見て良い選手だなと思ったレオ・シルバ。その前は新潟にいたんですね。プレーぶりを見ても真面目なように感じたのですが、真面目だと紹介する記事がありました。
 来日してから長いためか、かなり日本語を理解している感じで、 質問を聞く通訳の横で、「うん、うん」というしぐさや足の状態について、直接日本語で訊いてみると、“問題ないよ!”といった感じで笑顔を見せてくれたこともあるとのこと。
 ただし、ミックスゾーンで通訳を伴っていない時に話を訊こうとしたら、ジェスチャーで断られたとのこと。取材拒否ではなく、正確性の問題だと思われます。別の試合では、わざわざ自分で通訳を呼びに行ってくれたこともあるそうです。
 また、脚立を使って撮影しようとしたカメラマンが、バランスを崩して倒れそうになったときに、誰よりも早く日本語で「ダイジョウブ?」と心配してくれたのは、レオ・シルバだったといいます。人柄がにじみ出る話ですね。
(【取材こぼれ話】レオ・シルバの人柄がにじみ出る、とっさの「ダイジョウブ?」 | サッカーダイジェストWeb 2020年05月03日 広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)より)


■2017/01/02 鹿島の強さの秘密を発見?小笠原が優勝カップを掲げさせた人たち

2017/01/01 天皇杯決勝 川崎1-2鹿島

21 曽ヶ端 準
22 西 大伍
23 植田 直通
3 昌子 源
16 山本 脩斗
6 永木 亮太
40 小笠原 満男
25 遠藤 康
10 柴崎 岳
8 土居 聖真
18 赤﨑 秀平

14 DF/ファン ソッコ
11 MF/ファブリシオ
34 FW/鈴木 優磨

1 チョン ソンリョン
6 田坂 祐介
5 谷口 彰悟
23 エドゥアルド
20 車屋 紳太郎
10 大島 僚太
14 中村 憲剛
18 エウシーニョ
2 登里 享平
11 小林 悠
13 大久保 嘉人

26 MF/三好 康児
19 MF/森谷 賢太郎
9 FW/森本 貴幸

 連戦で体力的には鹿島の方がキツイと思ったのですが、延長線で2-1で川崎に勝利。見事です。
 12月だけで7試合って言っていたかな? 他のクラブにない目一杯きついスケジュールでした。

-----引用 ここから-----
明治安田生命2016Jリーグチャンピオンシップ
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
準決勝     11/23(水・祝)     14:00     等々力     A     川崎フロンターレ     ○1-0
決勝 第1戦     11/29(火)     19:25     カシマ     H     浦和レッズ     ●0-1
決勝 第2戦     12/3(土)     19:35     埼玉     A     浦和レッズ     ○2-1

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
第1ラウンド     12/8(木)     19:30     横浜国際     H     オークランド・シティーFC     ○2-1
第2ラウンド     12/11(日)     19:30     吹田S     A     マメロディ・サンダウンズ     ○2-0
準決勝     12/14(水)     19:30     吹田S     A     アトレティコ・ナシオナル     ○3-0
決勝     12/18(日)     19:30     横浜国際     A     レアル・マドリード     ●2-4

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
節     日程     キックオフ     会場     H/A     対戦相手     試合結果
準々決勝     12/24(土)     13:04     カシマ     H     サンフレッチェ広島     ○1-0
準決勝     12/29(木)     13:05     ヤンマー     A     横浜F・マリノス     ○2-0
決勝     1/1(日・祝)     14:04     吹田S     H     川崎フロンターレ     ○2-1
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games
-----引用 ここまで-----

 実際、万全でない選手は多かったです。前線でキープできるエース金崎夢生が控えにすら入れなかったというのが一番痛いところ。
 先発の西、遠藤も病み上がり。二人とも準決勝は休んだんでしたっけ?
 この日先制点の山本も何と前半だけで交代。これだけ万全でない選手多い中で、1枚使ったのは痛すぎると思っていました。


 テレビでは山本も体調不良の様子があったとしていましたが、交代理由ははっきり言われず。マスコミの報道ではこの交代が失敗であったかのように書いているところもありました。
 ただ、たぶんアクシデントだろうと思っていたら、そういう報道もありました。

-----引用 ここから-----
鹿島山本が先制弾「優勝は何度味わってもいい」 - 天皇杯 : 日刊スポーツ[2017年1月1日19時0分]
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1759834.html

 左膝の状態が万全ではなく、自ら監督に申し出て前半だけで退いた。

 優勝の瞬間はベンチで見届けたが、リーグ戦との2冠に貢献し「優勝は何度味わってもいい。1年間やってきたものが実を結んで良かった」と実感を込めた。
-----引用 ここまで-----

 クラブワールドカップで初めて見たので若いのかと思ったら、山本脩斗は31歳のベテランなんだそうな。正直あまりよくわからなかった選手。特に攻撃では目立たないものの、かと言って守備で光っているとも感じませんでした。
 ただ、先制点の場面は見事。別記事でヘディングは結構得意だが、まだバレていないと言っていたように技アリのヘディング。
 うまくマークを外せたとも言っておりその通りではあったんですが、何しろ戻りながらのヘディングでした。あの体勢では普通なら頭に当てるので精一杯というところ、叩きつけるようなヘディングにできたのには脱帽。コースも悪くなかったのはさすがにまぐれかと思うものの、十分すぎるほど素晴らしいプレーでした。

 経歴見ると、大学出身で、ジュビロにいた選手なんですね。攻撃で印象ないと書いたのに攻撃の選手でした。

-----引用 ここから-----
生年月日     1985年6月1日(31歳)
出身地     岩手県盛岡市
身長     180cm
体重     69kg

高校時代は岩手の盛岡商業高校で、2年生から背番号「10」を背負いレギュラーとして選手権に出場した。早稲田大学では、2006年に北京オリンピック日本代表候補にも選出されている。2008年シーズンよりJリーグのジュビロ磐田に加入することが内定していたが、入団前のメディカルチェックにおいて、原発性左鎖骨下静脈血栓症(ページェット・シュレッター症候群)であることが判明。契約社員として磐田に籍のみを置き、完治後の正式契約を目指して治療に専念していたが完治し、2008年6月7日付で正式にチームと契約を結んだ。

2009年、シーズン序盤は左サイドバックのレギュラーとして試合に出場するも、上記の原発性左鎖骨下静脈血栓症の再発により、シーズン後半は試合に出場することはできなかった。

2010年、シーズン中盤のパク・チュホの負傷による長期離脱により、左サイドバックでレギュラーとして出場した。

2011年11月、日本代表のワールドカップアジア予選予備登録メンバーに追加登録された。

2013年12月14日、鹿島アントラーズへ完全移籍[1]。(中略)

 プレースタイル

元々はFWやトップ下でプレーする攻撃的な選手であったが磐田加入後、サイドバックにコンバートされ守備のスキルを身につけていった。元来、運動量には自信を持っているが、鹿島移籍後、まず守備から入り一対一で負けないこと、90分間体力を切らさず、センターバックの裏のケアなどを意識していると語る。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%84%A9%E6%96%97
-----引用 ここまで-----

 エピソードで"早稲田大学ア式蹴球部のチームメイトだった鈴木修人とは高校時代に選手権で対戦し、同じ名前(シュウト)でポジションも同じだった事もあり(シュウト)対決とアナウンサーに触れられた"とありました。
 私の中で「しゅうと」と言うとこの鈴木修人。市立船橋時代に気に入った選手。彼も鹿島に入ったんですが、プレーは一度も見ていません。もう引退しちゃったみたいですね。

 もう一つ紹介したいと思った天皇杯関係の記事。タイトルになっていたのは以下の話。テレビ解説でも言っていたように、演技かなと思うところがありました。

-----引用 ここから-----
鹿島小笠原ファウルに激高は「あえての部分もある」 - 天皇杯 : 日刊スポーツ[2017年1月1日22時46分]
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1759869.html

 試合序盤から、川崎Fの初タイトルへの気持ちに、押し込まれる展開も多かった。だが、その流れを一瞬で替えたのも小笠原の経験だった。前半19分、相手のファウルに激高。川崎FのMF中村憲剛(36)に対して闘志をむき出しにした。両軍入り乱れる、騒然とした雰囲気。空気は張り詰めた。37歳のベテランの熱い姿勢に、選手らは気持ちがさらに引き締まる。勝利のために、何をすればいいのかを、ピッチの中で伝授する1場面だった。

 「あれも、あえての部分もある。細かいところにこだわって、流れを引き寄せることも大事なこと。そういう駆け引きもチームには必要」。【鎌田直秀】
-----引用 ここまで-----

 それより以下のところがいい話です。

-----引用 ここから-----
 後半43分、MFファブリシオ(26)と途中交代には、もちろん納得していない。120分間ピッチに立てなかった悔しさはある。だが、延長前半4分、ファブリシオの試合を決めた勝ち越し弾には、自分が決めた以上に喜びを感じ、感謝した。

 「自分たちは11人だけでプレーしているわけじゃない。ファブリシオもそうだし、同じスタメンでは、ずっと戦ってこなかった。普段の紅白戦をみても、競争があったからこそ、今日2冠を決められた。試合に出られなくても、一生懸命やることを彼が示してくれた」。

 表彰式では天皇杯を日本協会の田嶋幸三会長から受け取った。だが、自身が掲げるのではなく、まずは石井正忠監督を指名。次には今季限りでチームを離れるスタッフ、期限付き移籍の契約が満了するファブリシオらにも中央でカップを掲げさせた。
-----引用 ここまで-----

 途中交代の2試合しか見ていませんが、ファブリシオは良さそうな選手でしたけどね。運動量が落ちて間延びした中でも体が強くて前で頑張ってくれているのがファブリシオと鈴木優磨でした。何かやってくれそうな期待感があります。
 試合後のテレビのインタビューで、ファブリシオは日本に慣れないという話をしていたので、そういうところでの問題があったんですかね?
 それはいいとして小笠原の上記エピソードは、こういうところがチームの強さに繋がるのかもしれないと思った話でした。


■2016/12/16 日本初どころかアジア初!クラブワールドカップ2016準決勝

  最近サッカー見ていなかったんですが、好きなクラブである鹿島がクラブワールドカップ準決勝ということで久しぶりに見ました。そしたら、やりましたよ。堪らないです。クラブワールドカップ決勝進出は日本初というだけでなく、アジア初という快挙。これはファンとしては誇っても、バチは当たらないと思います。

-----引用 ここから-----
鹿島がアジア初の決勝進出=南米王者に3-0-クラブW杯サッカー:時事ドットコム

サッカーのクラブ世界一を争うクラブ・ワールドカップ(W杯)第3日は14日、大阪府の市立吹田サッカースタジアムで準決勝が行われ、開催国代表でJ1王者の鹿島が南米代表のアトレチコ・ナシオナル(コロンビア)に3-0で勝ち、アジア勢初の決勝進出を果たした。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121400804&g=scr
-----引用 ここまで-----

 しかも、スタメン途中交代、監督とすべて日本人だったんですかね? 国際的には名前だけで国籍を判断するのは良くないんでしょうが、全員日本人風の名前でした。

-----引用 ここから-----
【鹿島×ナシオナル|スタメン発表】永木に代わり小笠原! 金崎は再びスーパーサブ
SOCCER DIGEST Web 12/14(水) 18:44配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00021198-sdigestw-socc

GK
21 曽ヶ端準
 
DF
3 昌子 源
16 山本脩斗
22 西 大伍
23 植田直道
 
MF
10 柴崎 岳
13 中村充孝
25 遠藤 康
40 小笠原満男
 
FW
8 土居聖真
18 赤崎秀平

監督
石井正忠

GK
34  フランコ・アルマーニ
 
DF
2 ダニエル・ボカネグラ
3 フェリペ・アギラール
12 アレクシス・チャラレス
19 ファリド・ディアス
 
MF
6 マテウス・ウリベ
8 ディエゴ・アリアス
10 マクネリー・トーレス
 
FW
9 ミゲル・ボルハ
21 ジョン・モスケラ
28 オルランド・ベリオ

監督
レイナルド・ルエダ
-----引用 ここまで-----

 久しぶりに見た鹿島は、正直個々の能力的には物足りなく感じました。好きな選手としては、小笠原満男がいますが37歳ですからね。優勝するチームでスタメンって方が驚き。ただ、さすがに衰えを感じます。
 全体に疲れているのかな?という感じもしました。日程もよくわからず見始めたものの、ここまでクラブワールドカップだけで2戦。最も試合数が多いです。
 日程がよくわからんのですが、その前にはJリーグチャンピオンシップがありましたよね。しかも、これは下克上で年間3位から勝ち上がってきたので、これまた試合数が多いです。
 というか、リーグの後半は状態が悪かったんですね。ここぞというところで、うまく調整してくるのは鹿島らしいんですが。

-----引用 ここから-----
これぞ“鹿島らしさ”。相手の良さを消しゲームを支配。タイトルを獲ってこその「常勝」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載! 2016年11月24日(Thu)11時30分配信 text by 舩木渉 photo Getty Images
http://www.footballchannel.jp/2016/11/24/post186764/

11月23日、Jリーグチャンピオンシップ準決勝が等々力陸上競技場で行われ、川崎フロンターレを1-0で破った鹿島アントラーズが決勝進出を決めた。引き分けでは敗退となる状況で、まさに勝負強さを発揮した「常勝軍団」には、やはり“勝者のメンタリティ”が脈々と受け継がれている。(中略)

 最初から最後まで鹿島が思い通りに試合をコントロールしていた。ゴールを重ねて主導権を握るのではなく、守備で相手の力を奪う。そして最少得点で勝ち切る。まさに「鹿島らしさ」が表れたゲームだった。

 鹿島がリーグ戦終盤で4連敗していたチームとは全く「別物」だったことにも触れておきたい。これぞ勝利の文化を長年積み上げてきた“常勝軍団”の姿だろう。

「(今週は)マンさんから言葉じゃなく何かが出ていた。怖かった。ただいるだけでちょっとピリピリしているというか。それが監督にも伝わるし、監督から俺らにも伝わるし。この1週間というのは本当にピリピリしていた」

 昌子が「マンさん」と呼ぶのは、鹿島を前身の住友金属工業時代から知る鈴木満常務取締役強化部長だ。クラブのトップがこれまでに築いてきた文化を象徴し、無言でも選手たちに伝わっていく。そんなメンタリティがここぞで生きた。
-----引用 ここまで-----

 あと、この試合で歴史的だったのが、今大会FIFA主催退会で初めて導入されたビデオアシスタントレフェリーが初適用されたという話。

-----引用 ここから-----
クラブW杯準決勝で歴史的なジャッジ! FIFA主催大会初導入のビデオ判定で鹿島がPK獲得
Football ZONE web 12/14(水) 20:12配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161214-00010021-soccermzw-socc

鹿島アントラーズがFIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝アトレティコ・ナシオナル戦でFIFA主催大会初導入のVAR(ビデオアシスタントレフェリー)でPKを獲得し、先制点を奪った。

前半28分のことだった。鹿島は左サイドで直接FKを獲得、キックは一度クリアされてプレーは続けられたものの、この際、DF西大伍が相手DFに足を引っかけられていた。これがPKなどの判定をビデオで確認するVARの対象となり、同30分にPK判定が下った。
-----引用 ここまで-----

 鹿島の選手が強く抗議したわけではなく、普通に試合が流れていて何?何?という感じ。テレビでスローが放映されたときも正直私はファールには見えませんでした。最初、ボール来る前に体が当たってバランス崩したことを言っているのかとも思いました。
 でも、実際に副審が使った映像、違う角度でのビデオを見ると、本当だ!という。たぶんわざと足を出したわけではなく、西大伍の後を追っかけていてたまたま後ろ足、カカトのあたりを踏んでしまった形だと思うものの、確かに足が当たってバランスを崩しています。こりゃ、普通の審判なら見逃すわ、という。
 このPKをまさかの24歳の土居聖真が蹴りましたが、きっちりGKの逆に決めます。歴史的な判定とゴールになりました。
 この1点が効いて、正直ラッキーな面がありましたね。

 あとは、個々の選手の感想。

GK 21 曽ヶ端準
 高桑大二朗派だったので、正直、曽ヶ端が好きではないんですが、良いプレーをすることはもちろん多く、この日は本当に神がかっていました。これまたラッキーなポストなどに助けられる場面もあったものの、結果的には無失点に抑えます。
 枠に来ていたボールに当てていただけでなく、裏へのボールも対応していましたし、ハイボールもキャッチもしくは相手のファールとなっていて、ほぼ完璧。前述の通り、好きじゃない選手ですが、マン・オブ・ザ・マッチかな?という。

CB 3 昌子 源
 解説の岡田さんか、都並さんかがMVPだと言っていたのが昌子源。私も今回最も気に入った選手です。

-----引用 ここから-----
生年月日     1992年12月11日(24歳)
出身地     兵庫県神戸市
身長     182cm
体重     74kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8C%E5%AD%90%E6%BA%90
-----引用 ここまで-----

  実は先にニュースを読んでいて、見る前から気になっていた選手。「しょうじ」ではなく「まさこ」だと思っていました。(実際に「まさこ」と読む人もいます。他に「しょうご」など)
 気になった記事というのは以下。

-----引用 ここから-----
鹿島・昌子源も困惑した2S制。「やってる方はもういい」。勝ち点差15のCS優勝に感じた戸惑い | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/04/post188254/

 “常勝軍団”と称される鹿島にして、実に7年ぶりのリーグタイトルだが、昌子源の表情はどこか晴れやかではないように見てとれた。

「浦和さんの肩を持つわけじゃないけど、僕らが浦和さんの立場だったら考えたくもないくらい悔しいと思うし、それは文句も言いたくなると思う。僕らは年間3位から下剋上に成功したというけど、こういうチャンピオンの決め方っていうのはあんまりこう、僕的にはどうかなっていう…。

 そりゃチャンピオンになって嬉しいですけど、年間で(勝ち点が)15も離れてますし、そういうところはアレだなとは思う。まぁでもルールはルールですし、勝った者がチャンピオンですし。チャンピオンになれたことを誇りに思いたい」

 23歳のセンターバックは、勝ち点差で浦和に大きく上回られていながらもJリーグ優勝という結果に、完全には満足していないようだった。事実、「優勝の実感は正直ないですね」とも言い切っている。(中略)

 昌子は「見ている方は楽しかったり、CSという制度は確かにお客さんが入って面白いですけど、やってる方はもういいかな」と笑いながら話していた。だが、これはある意味で核心をつく言葉ではないだろうか。
-----引用 ここまで-----

 鹿島ファンなのでもちろん嬉しいですし、これがクラブワールドカップでの快挙に繋がったわけですが、私もこの制度はどうかと思います。しかも、スポンサー収入が増えた途端に廃止って、理念がなさすぎ。
 ついでに言うと、J2の昇格プレーオフもやめて3位のクラブを自動的に入れ替え戦に回すべきでしょう。

 それは良いとして、昌子の話。相手の前に出てボールを先に触るプレーが目立ちました。リスクあるのですが、積極的です。普通はそこで前出ないだろう、相手に持たせるだろうというところでも、相手を押しのけて前に出て先に触るところもありました。私は積極的な選手が好きなので、めっちゃ好みです。
 チームとしては危ない場面多かったのですが、精神的に守備を引っ張っていて、これはかなり効いたと思われます。

2016/12/19:決勝もかなり良かったですね。クリスティアーノ・ロナウドは途中まで乗り切っていない感じでしたが、一歩も引かずに対応。押さえ込んでいる場面も多かったです。


CB 23 植田直道
 年代別代表など、CBでは彼の方が昌子源より有名なんですかね? ただ、正直見ていてヒヤヒヤ。対応がゆるいところが多く、曽ヶ端に救われる場面も。上背があるものの、足元だと辛いタイプに見えちゃいました。ファンの方、すんません。
 Wikipediaで身長見ると、やはり結構高いですね。
 
-----引用 ここから-----
生年月日     1994年10月24日(22歳)
出身地     熊本県宇土市
身長     186cm
体重     77kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E7%94%B0%E7%9B%B4%E9%80%9A
-----引用 ここまで-----

25 遠藤 康
 デビュー直後に見て気に入った選手ですが、年取ったかなぁ。プレーが弱気になりました。私、若い子好きなんですよね、基本的に。

-----引用 ここから-----
生年月日     1988年4月7日(28歳)
出身地     日本の旗 宮城県仙台市
身長     168cm[1]
体重     69kg[1]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%BA%B7
-----引用 ここまで-----

 左利きで右サイドに入りました。雑なキックや淡白なプレーがあって物足りず。
 でも、後半の追加点はやりました!

-----引用 ここから-----
ゴールに背を向けた!鹿島MF遠藤康のおしゃれヒールが勝利を決定づける | ゲキサカ[講談社]

 左サイドからMF柴崎岳のクロスに飛び込むと、ゴール前でGKと交錯。ここで遠藤はゴールに背を向けてボールをキープ。DFにも詰められてどうするのかと思ったその瞬間、右足かかとでゴールに流し込んだ。これ以上ない落ち着きが生んだゴールだった。
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205435-205435-fl
-----引用 ここまで-----

 ターンしても間に合うかもというところでしたが、確かにヒールの方が確実。余裕ありましたね。この後ダメ押しの3点目がありましたが、試合を決定づけた1点でした。


途中出場 25 金崎夢生
 金崎夢生は実を言うと、滝川第二高等学校時代に見て、好きじゃなかった選手。ベタ褒めされていたものの、良さがあまりわからず、プロなんか通用しないと思っていました。それが今鹿島のエースだとのこと。見る目ないです。

-----引用 ここから-----
生年月日     1989年2月16日(27歳)
出身地     三重県津市
身長     180cm
体重     70kg
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B4%8E%E5%A4%A2%E7%94%9F
-----引用 ここまで-----

 うろ覚えですが、高校時代はスピードが持ち味でドリブルもあった記憶。怪我抱えているせいか、そこまで抜けた感じはないものの、今日もスピードを感じました。
 繋がらないパスなど失うところも多かったものの、鹿島の攻撃陣では彼に入ると一番溜めができて助かります。後半は彼以外はすぐに取られて終わりといった感じでした。
 また、驚いたのがフィジカルの強さとバランス。体が当たるプレーでもバランスを崩さずにプレーを続けられます。3点目のアシストはまさにそういうプレーでした。

-----引用 ここから-----
直後の後半39分、中村に代わって鈴木がピッチに入ると、その1分後に金崎の右クロスをファーサイドの鈴木が左足で押し込み、3-0とダメを押した。
-----引用 ここまで-----

 右サイドでやり合ったDFを置き去りにして右からの低いクロス。GKが出れないDFとの間をまっすぐ。
 ここで外したら外したで日本人らしいといところだったものの、若い鈴木優磨がきっちり押し込んで、決勝の相手となるレアル・マドリードのエースであるクリスティアーノ・ロナウドの雄叫びパフォーマンス。好きな選手なんだそうな。
 その前からアトレチコ・ナシオナルは精神的に参って諦めムードでしたが、本当にこれで完全に終わりになりました。




■2016/12/19:クラブワールドカップ2016決勝

 決勝も見ました。面倒なのでここ10年ほどはビデオでばかり見ていたのですが、めちゃくちゃ久しぶりに生で見ました。

-----引用 ここから-----
レアル対鹿島、クラブW杯決勝のスタメン発表…S・ラモス復帰、鹿島は金崎ら先発 | サッカーキング

□レアル・マドリード

▽GK
ケイロル・ナバス

▽DF
ダニエル・カルバハル
ラファエル・ヴァラン
セルヒオ・ラモス
マルセロ

▽MF
カゼミーロ
トニ・クロース
ルカ・モドリッチ

▽FW
クリスティアーノ・ロナウド
カリム・ベンゼマ
ルーカス・バスケス

■鹿島アントラーズ

▼GK
曽ヶ端準

▼DF
西大伍
昌子源
植田直通
山本脩斗

▼MF
永木亮太
小笠原満男
遠藤康
土居聖真(引用者注:たぶん2トップです)
柴崎岳

▼FW
金崎夢生
https://www.soccer-king.jp/news/world/cwc/20161218/529067.html
-----引用 ここまで-----

 初戦も思ったのですが、とにかくパスミスが多いです。連戦で疲れているのか、攻撃のときの運動量も物足りなく感じました。全力疾走しなくてもちょっと動くだけでパスコースができるんですけどね。
 この攻撃のときの孤立は、準決勝の後半、決勝の後半で顕著で、延長線はさらにという感じでした。正直強いチームに見えないのですが、でも粘る粘る。試合巧者なんでしょうね。
 前半の同点ゴールのときからですが、ずっと涙目で見ていました。物足りないと言いつつ、感動しまくり。特にリードしたときは泣きたくなりました。

-----引用 ここから-----
鹿島の大健闘退けレアルがクラブ世界一に。延長にもつれた死闘をCロナのハットで制す | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/18/post190586/

 前半9分には早くもマドリーに先制点が生まれる。ヘディングでのクロスが小さくなったボールをモドリッチが拾い、ペナルティーエリア手前での胸トラップからボレーシュート。GK曽ヶ端の弾いたボールをベンゼマが押し込み、準決勝に続いての2試合連続ゴールを記録した。

(中略)そのまま前半を終えようとしていた44分、鹿島に歴史的なゴールが生まれる。左サイドでボールを受けた土居が切り返して縦へ持ち込み、左足でクロス。エリア内で受けた柴崎はトラップがやや大きくなったが、そのまま左足でゴール右側へ低いシュートを蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 1-1で迎えた後半立ち上がり、世界のサッカーファンをさらに驚かせる展開が待っていた。52分、マドリーのクリアボールをゴール正面で拾った柴崎は、囲まれながらもボースを失わずシュートレンジへ持ち込む。エリア手前から放った左足シュートがゴール左下隅へと突き刺さり、マドリーを逆転する2点目のゴールを奪った。

 予期していなかったであろう展開に焦りも見せつつ、マドリーは攻撃の手を強めていく。59分にはルーカス・バスケスがエリア内へ突破を図ったところで、止めに入った山本がファウルを取られてPKの判定。エースのC・ロナウドがこれをゴール左隅へと強烈に蹴り込みスコアは2-2に。

(中略)延長前半の98分、勝利を大きく引き寄せるゴールを奪ったのはマドリー。鹿島の守備の一瞬の隙を突き、ベンゼマのスルーパスを受けて抜け出したC・ロナウドがこの試合2点目となるゴールを叩き込んだ。さらに延長前半終了間際の104分、クロースからのパスをエリア内で受けたC・ロナウドがまたしても豪快に蹴り込み、ハットトリックを達成。マドリーがリードを2点に広げる。

 最後まで諦めず攻める姿勢を見せ続けた鹿島だが、疲労もありそれ以上の反撃はならず。鹿島の大健闘を退けたマドリーが2年ぶりにクラブ世界王者のタイトルを獲得した。

【得点者】
9分 1-0 ベンゼマ(レアル・マドリー)
44分 1-1 柴崎岳(鹿島)
52分 1-2 柴崎岳(鹿島)
60分 2-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
98分 3-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
104分 4-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
-----引用 ここまで-----

 正直勝てた試合ですよね。岡田さんは油断して気持ちが入っていないと言っていましたが、私は雰囲気に飲まれたのかな?という感じで、何か本調子ではありません。焦りのようなものも感じました。
 レアル・マドリードがやっと本調子になったのは、PKでの同点ゴールから。仕方ないっちゃ仕方ないんですが、もったいないPKでした。
 ただ、その後の猛攻を凌ぎましたし、その時間帯の後も前半よりは良い状態のレアル・マドリード相手に延長までは耐えきりました。
 リスクをかけてポジションチェンジしたのと、疲れとで間延びしてしまい、鹿島にもチャンス。というか、1点ものというシーンが鹿島にも何度もありましたので、もったいなかったです。

 また、これがおかしくなければ勝っていただろうという疑惑の判定がありました。イエローカードだと思われるプレーなのに出なかっただけでも揉めるのに、カードに手を伸ばす仕草をしたのにやめたというめちゃくちゃ怪しい動きでした。

-----引用 ここから-----
なぜラモスは退場にならなかった? 決勝での判定にスペイン紙も疑問 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月19日

 2-2で迎えた後半終了間際に、マドリーのDFセルヒオ・ラモスが鹿島の金崎夢生を後方からのチャージで転倒させたプレーがあった。ザンビアのジャニー・シカズウェ主審はファウルを取った上で、胸ポケットに手をかけ、カードを提示するかのような動きを見せた。

 すでにこの試合で1枚のイエローカードを受けていたラモスは、もう1枚カードを受ければ退場となるところだった。だが結局主審はカードを出すことはなく、試合は11人対11人のまま延長戦へ。マドリーが延長前半に2点を奪って勝利を収めたが、退場者が出ていれば結果は違っていた可能性もあったかもしれない。

 レアル・マドリー寄りのスペイン紙である『アス』や『マルカ』なども、この判定には疑問を呈している。「主審はラモスを赦した」「なぜかカードを出さなかった」という論調でシカズウェ主審の判断について伝えた。

『ラジオ・マルカ』の解説を務める審判のアンドゥハル・オリベル氏は、「明らかにレッドだった。ラモスは(プレー後の時点で)すでにドレッシングルーム内にいるべきだった」という主張を述べている。
http://pex.jp/point_news/6b09280b34222cbb5d53ad46354d0373/#reaction-result
-----引用 ここまで-----

 勝てなかったのは残念でしたが、それでも誇って良い結果。私も好きだったレオナルドさんもそういった湖面をしていました。

-----引用 ここから-----
元鹿島のレオナルド氏、レアルに大健闘した古巣を称賛「すでに歴史を書き換えた」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月19日
http://pex.jp/point_news/e11d485c08f705755b1b80f537ef1d08/#reaction-result

1994年から3年間鹿島でプレーしたレオナルド氏は、古巣の大健闘を称賛。「みんなはすでに歴史を書き換えました!」とレオナルド氏は述べると、「その偉業の一部に自分が関われたことに誇りを感じます。よくやった」と古巣の健闘を讃えている。
-----引用 ここまで-----


2016/12/21追記:ジーコさんの話もありました。


-----引用 ここから-----
ジーコ氏、クラブW杯で健闘した古巣に言及「鹿島のことを誇りに思う」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月20日

 元ブラジル代表で鹿島アントラーズのOBでもある63歳のジーコ氏が、クラブW杯で”ジーコ・スピリット”の横断幕を見た感想を19日に自身のインスタグラムに投稿した。(中略)

 ジーコ氏は自身のインスタグラムにその画像を投稿すると共に「鹿島アントラーズのファンの皆さんの愛情に感謝したい。私は鹿島のことを誇りに思っており、クラブに貢献したブラジル人もみんな、それを思っている」とのコメントを載せた。
http://pex.jp/point_news/8db01c103b3d0afbf857194b5fcff6d2
-----引用 ここまで-----

 この”ジーコ・スピリット”に関連し、他の日本のクラブにないものだという指摘記事がありました。

-----引用 ここから-----
本気でレアルに勝つつもりだった鹿島の善戦で、突きつけられた日本サッカーの問題点
週プレNEWS / 2016年12月20日 19時0分 中山 淳
http://news.infoseek.co.jp/article/shupure_77121/

何よりも驚かされたのは、敗れ去った後の選手たちの表情である。

鹿島というクラブに脈々と受け継がれてきた「勝者のメンタリティ」については、これまでも散々語られてきた。(中略)

しかし、さすがにクラブ世界一を決める舞台で、世界中からワールドクラスを集めたレアルを延長戦にまで追い込んだ後は、鹿島の選手も達成感のある表情を見せるはずと予想していた。ところが、いざ蓋を開けてみれば、キャプテンの小笠原満男を筆頭に、誰ひとり笑顔を見せる選手はいなかった。

もし浦和や川崎がCWC決勝でレアルと対戦していたら、鹿島と同じように大健闘したかもしれない。年間勝ち点で1位の浦和と2位の川崎は3位の鹿島を上回ったのだから、実力という部分で劣っているとは言えないからだ。しかし、敗戦後にこの2チームの選手たちが同じような態度と表情を見せていたかとなると、おそらく違っていただろう。

試合後、負けた鹿島の選手たちは口々に「勝てるチャンスはあったのに負けてしまって悔しい」と言ったが、それが口先だけではないことは十分に伝わってきた。彼らは、本気でレアルに勝つために準備をして、試合終了のホイッスルが鳴るまで戦い続けた。そして敗戦後は本気で悔しがり、そこには「善戦」か「大敗」かの違いは存在していなかった。
-----引用 ここまで-----

 ただ、このメンタリティでも、レアル・マドリードは「次元が違っていた」といいます。

-----引用 ここから-----
「自分たちが苦しめられることはわかっていたし、簡単なファイナルにはならないと思っていた」とは、レアルのジヌディーン・ジダン監督のコメントだが、その表情は日本のメディアが期待するような優勝直後の高揚感、あるいはタイトルを手にできた安堵感を微塵(みじん)も感じさせない、実に穏やかなものだった。

冷静に考えてみれば、彼らにとってこのような試合展開は日常茶飯事。たとえば直近のスペインリーグ戦では、ホームでデポルティーボ・ラ・コルーニャに1-2と追い込まれながら、終了間際に2ゴールを立て続けに奪い、最終的に逆転勝利を収めたばかりだった。(中略)

では、どうすれば鹿島、ひいては日本のクラブが世界に追いつくことができるのか?

この問いに対して、石井監督は「こういうテンションの試合を続けないと、世界との差は縮まらない。そうしないと、今回チャンピオンになったレアル・マドリードには近づけない」と答えている。

確かに、今年の鹿島や昨年3位のサンフレッチェ広島も、CWCを戦う中で選手個々やチームは目を見張るような成長を遂げた。しかし悲しいかな、日常のJリーグに戻ると、CWCと同じテンション、レベルで戦える環境がないというのが現実だ。

それはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも変わらない。石井監督の言葉は、自分たちが成長したくても、現状の日本サッカーの環境では限界があるという悲痛な叫びにも聞こえてしまう。

もっとも、これは日本だけの問題ではなく、北中米カリブ、アフリカ、そして南米のクラブにとっても共通した悩みでもある。もしかしたら、ヨーロッパ一極集中化が加速する現在のサッカー界では、ヨーロッパ以外の地域が手を取り合い、お互いを切磋琢磨できる舞台を新たに作ることが求められているのかもしれない。
-----引用 ここまで-----

 話は変わりますが、今大会の賞金が気になっていました。結構貰えるんじゃないの?と思っていたんですよ。4.5億円だそうです。良い補強ができますね。

-----引用 ここから-----
【クラブW杯2016】賞金や賞品情報まとめ!他の大会と比較してみた |
http://goddy-layout.com/cwc-2016-money/

クラブW杯2016の優勝賞金はどれくらいになるでしょうか?

    優勝→500万ドル
    準優勝→400万ドル
    3位→250万ドル
    4位→200万ドル
    5位→150万ドル
    6位→100万ドル
    7位→50万ドル

以上のようになっています。

日本円に直すとこんな感じ。

    優勝→5億6000万円
    準優勝→4億5000万円
    3位→2億8000万円
    4位→2億2000万円
    5位→1億1700万円
    6位→1億1000万円
    7位→5000万円
-----引用 ここまで-----

 あと、上で書いた審判関連での批判が続々。

-----引用 ここから-----
スペイン有識者がCWC決勝の主審を批判。「ロシアW杯にはふさわしくない」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
http://www.footballchannel.jp/2016/12/19/post190679/

 19日付のスペイン『アス』紙はこの試合のジャッジについて、元審判のイルデフォンソ・ウリサール氏による意見記事を掲載している。

 ウリサール氏はシカズウェ主審について、「技術面では悪くなかった」「どの判断も正しく、副審もよく助けていた」と総評。山本脩斗のファウルによりマドリーにPKが与えられた判定や、クリスティアーノ・ロナウドのゴールがオフサイドで無効とされた判定も妥当だったと見解を述べている。

 だがやはり、後半終了間際のプレーに対する対応には批判的な見方だ。セルヒオ・ラモスが金崎夢生を倒した場面は「ファウルであり、明らかに警告だった」とウリサール氏。「手を胸ポケットにかけたのは正しかったが、そこから不可解な形で後戻りした。マドリーを有利にし、パーソナリティーの欠如を示した」と述べている。

「FIFA(国際サッカー連盟)にとっては、間違いなくジャニー・シカズウェ氏は次回のロシアW杯の審判のひとりなのだろう」とウリサール氏は述べつつ、「W杯に行くようなパーソナリティーを持ってはいないことを強く示した」とザンビア人主審の資質に疑問を呈している。
-----引用 ここまで-----

 なお、ビデオアシスタントのせいだと書いている人が多かったですが、カードの判定はビデオアシスタントの役割ではありません。ルールにないものです。
 審判も別の言い訳をしています。

-----引用 ここから-----
CWC決勝主審の“言い訳”。疑惑の判定は「副審との伝達不良」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2016年12月20日
http://pex.jp/point_news/0ea93dfcfeb3f71104e940010ec5eaac

 クラブW杯決勝の鹿島アントラーズ対レアル・マドリーで主審を務めたザンビア人のジャニー・シカズウェ氏が、疑惑の判定についてコメントした。同氏は、「副審とのコミュニケーションがうまくいかなかった」と主張している。スペイン紙『マルカ』が伝えた。(中略)

 このシーンについて鹿島の石井正忠監督は「レフェリーが勇気を持てなかった場面が1つあったと思う」と苦言を呈し、MF永木亮太は「レフェリーが一番レアルをリスペクトしていると感じた」と不満げだった。

 鹿島陣営だけでなく、この判定は世界的に疑惑のジャッジとして取り上げられている。

 だが、シカズウェ氏は、「私と副審の間の伝達不良だった」と主張。カードに手をかけたのは、「(副審から)イヤホンでファウルだと言われ、彼は『カードじゃない』と言った。それが私には『カードだ』と聞こえてしまったんだ」と説明している。
-----引用 ここまで-----

 実際カードに値するプレーではなかったのでは?という見方もあり、それは別に構わないと思います。しかし、ポケットに手をやって出さないという紛らわしいアクションは絶対やっちゃいけないことでした。



■2009/3/16 久しぶりに鹿島を見たら、好きな選手がことごとくいない…

(2009年に久しぶりにサッカーを見るのを再開しよう…と調べていたときの話を転載)

 まず、1週間の番組チェック。テレビ見るの久し振りです。サッカー以外でテレビ見ない=見ることがない、ということで、テレビ自体設置していません。前も線は抜いてたんですけど、引越ししてからはテレビも設置していなかったんで、いろいろ繋がないといけません。めんどくさいなー。
 調べると、<3/22 (Sun) 2:55 ~ 4:35 (100分)  テレビ朝日 AFCチャンピオンズリーグ>というのを発見。番組表では、不親切に何も書いてないんですけど、調べてみたら水曜日の「鹿島アントラーズ×上海申花」の録画放送っぽい。これならいいなー。いきなり好きな鹿島が見れます。というか、サッカーって夜中の放送多いですよね。普段5時に起きてるんですけど、これからどうしましょ?

 とりあえず、鹿島の選手を確認しておきます。
 GK 高桑いないんですね。好きだったのに。小澤英明がちゃっかり戻ってきてて、笑った。しかもたまに出てるし。
 DF あれ?好きな選手がごっそりいないです。好みの選手ほど放出される傾向があるとはいえ、全滅とは・・・。相馬直樹は川崎行った様な記憶があったんですけど、石川竜也とか羽田憲司とか金古聖司とか。まあ、ここらへんはチームのためには入れ替えるべきでしょうけど。控えと思われる選手は、全くわかりません。内田篤人もよく知らないです。1回見ただけです。
 MF なんで中田浩二いるの?海外行かなかったっけ?まあ、好きだからいいんですど。若手知らないと思いつつ、鈴木修人じゃん!興奮。プロ入れたんですね。しかも、好きな鹿島。市立船橋で好きだった選手。でも、まだ1回も出てないみたいです・・・。増田誓志は覚えてます。2004年デビューなので、このころはまだちょっと見てたのかな。センス良くて将来期待できると思った気がします。あ、忘れてたけど、中後雅喜もいない。駒沢の3年のときに気に入って、鹿島入り決まって嬉しかったのに。1回も見ないうちに・・・。あと、本田泰人はさすがに引退したか。私見ていたころは、まだ引退させてあげられないってチームだった。そういや名良橋晃もいないんだ。
 FW なんかここも好きな選手が・・・。興梠慎三も見ました。ドリブル良かったし、プレー全体に良かったし、荒かったけど伸びそうな感じを受けました。FW登録だけど、1.5列目なタイプっぽかった覚えが。大迫勇也。名前聞いたような気がしてたけど、流通経済大学付属柏の大前元紀と勘違いしてました。「大」しか合っていませんけど。全く見たこと無いですわ。あと、深井正樹大好きだったのに。いないだなんて・・・。ドリームチーム(好きな選手ベスト22)に入れた鹿島の選手1人もいないじゃないですか。鹿島を好きなチームに挙げながら、ベスト22に入る選手が1人もいないという事態に。あと、富山第一から来た中島裕希もいない。1度見たときに個性的なタイミングでシュートしていて、もっと見たいと思ったのに。
 っていうか、大丈夫かな。このチーム好きでいられるかな?心配になってきました・・・。

2025年9月1日月曜日

ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由 いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司

■2017/03/17 なぜ本田圭佑を代表に?自らの選考基準を破るハリルホジッチ監督
■2017/03/25  いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司
■2017/06/15 自信喪失で迷い?なぜか本番で不可解な「テスト」を連発して自滅
■2017/06/23 ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由
■ 2017/09/04 ワールドカップ出場決定は本田と香川を外したおかげ?
■2017/09/06 本田圭佑が守備を壊す 香川真司とともに守備面を考えるといらない選手?
■2017/11/01 本田・香川・岡崎らが代表漏れ「本来のパフォーマンスではない」
■2015/10/16  本田圭佑カッコ悪い 結果出せなかった癖にサポーターやイタリア批判


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■2017/03/17 なぜ本田圭佑を代表に?自らの選考基準を破るハリルホジッチ監督

 言ってることがコロコロ変わったり、自分のやっていることに自信が持てなかったりという監督は駄目です。
 前任のザッケローニ監督のブラジルワールドカップは完全に後者のタイプで、自信をなくしてしまって、自分でも何をやっているのかわかっていない感じの、選手起用でした。

 ハリルホジッチ監督も昨年は自信をなくした感じで、ついに本田圭佑らをスタメンから外しました。
 これはもともとうまく行っていない起用でしたので、いい方向に向いた感じがあったものの、本田の招集そのものに疑問があります。過去の発言と異なるためです。

本田招集、「ブレる」ハリルの選考基準。一貫性なき発言への疑問 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月17日

  2-1で勝利した11月のサウジアラビア戦後、ハリルホジッチ監督は以下のように言っていました。

「何人かはトップパフォーマンスではなかった」「本田、香川、岡崎、(川島)永嗣が厳しい状況にあるのは知っている。先発を獲りなさい、獲れるクラブに行きなさいと言った」
「我々のチームの強みは海外組のプレー回数が多いことによって決まる」
「確実に席が用意されている人間は誰もいない」

 出場機会を重視する発言は以前からしており、これは一貫したものです。
 ところが、今回はまるで違った発言をしています。

 「本田や長友はイタリア、ヨーロッパの中でもビッグクラブにいる。そこでトレーニングするだけでも異なる」

 ザッケローニ監督も一部の選手を特別扱いして失敗しましたが、ハリルホジッチ監督もそんな感じですね。
 私は必ずしも出場機会を重視しなくて良いと思うものの、一部の選手の特別扱いは、若手の経験する機会を奪いますし、何よりも戦意を喪失させるという問題があります。

 これ、ビジネスで考えればわかりやすいと思いますよ。言っていることがコロコロ変わって、一部の部下をえこひいきしている上司の元で、「頑張ろう」と思えます?
 こうした職場は優れたパフォーマンスを発揮することができません。当然のことです。

 「私は若い選手も使ってきたが、精神面、メンタル面の準備をしていかないといけない」「少し敬意を持ちすぎて相手選手を恐れている」といった発言をしているものの、若手を潰しているのは、ハリルホジッチ監督自身でしょう。


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■2017/03/25 いらない日本代表 本田圭佑、香川真司、長友佑都、岡崎慎司

 ワールドカップ予選のUAE戦、ハリルホジッチ監督のベテラン重視の起用では、今野と川島が大当たりで絶賛されていました。
 ただ、その影で「いらない」と言われていたベテランたちもいたようです。特に本田圭佑は、予想通りボロクソに言われていました。

「本田圭佑、マジでいらないな」ネットで酷評 W杯予選UAEに勝利も「時代の終わり」 J-CASTニュース / 2017年3月24日 13時19分

 幸いスタメンではなかった本田圭佑ですが、大活躍の新星久保裕也に変わって途中出場。
 数的不利の状況で単独ドリブル突破を試みて奪われるという、リードして修了が近いという場面を考えないプレーを見せました。

 ただ、本当にひどかったのが、アディショナルタイムの後半48分。40メートルほどの距離でFK、パスをつないで試合終了に持ち込むのがセオリーであろうこの状況で、本田はすかさず直接ゴールを狙うシュートを選択し、簡単に跳ね返されるということをやっています。
 あまりにも身勝手です。

    「最後のあのFKなんだよ 時間使えよ ベテランとは思えんプレーだった」
    「あのFKはないわ 壁どんしてカウンターになるだろうに 本田は本当にチームのことを考えてないんだなと思ったわ」
    「本田がゴミすぎて勝ったのに怒りが収まらない」
    「本田、マジでいらないな」

 本田圭佑とともに散漫なプレーだったとされていた岡崎は、採点サイトでは出場時間が短すぎるとして評価なし。

 左サイドバックで先発フル出場のDF長友佑都(30)も、持ち味だった豊富な運動量は鳴りを潜め、「長友いたの?全然わからんかった」「長友が全然走らなくなったのが地味に衝撃だった」といったネガティブな反応が多く出たそう。
 私が見た採点記事では、右サイドの酒井宏樹と比較して、攻撃での働きのなさを指摘したものの、守備は評価されていました。

 インサイドハーフで先発したMF香川真司(28)も球離れが悪く、ボールロストする場面が複数回見られたとの指摘。
 採点記事では、パスの精度が悪いとしつつも、一応一定の脅威はあったという評価でした。

 なので、評価しているところもあるのですが、世代交代というコメントも目立ったようです。

    「これでアタッカー陣は世代交代確実、ということで喜ばしいですね。本田は生き残れないかもしれませんね」
    「本田、香川、長友、岡崎 ひとつの時代が終わるんだな そんな試合だったわ」

 香川などについては、別記事の評価も紹介。

英国人が見たUAE戦「MVPは今野。本当のプロで信頼できる選手」「香川は何と言えばいいのか…」 フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年03月24日

 イングランド人ライターのショーン・キャロルさんは、前半、「UAEのゲームメーカーのオマルはチャンスを作っているけど、香川はまだ印象に残るプレーは見せていない」と後半に注文。
 しかし、終わってみても「香川、ね…。何と言えば良いか分かりません。今日も印象は無かった」と言わざるを得ないことになりました。

 最後にポジティブな話もしておくと、やはり今野です。

「ダレン・フレッチャーみたいじゃない? 誰にとっても一番好きな選手じゃなくても、毎試合100%出して、常にチームに貢献してる。そのような選手はチームメイトも大好きだと思う」
「やっぱり今ちゃんね。守備は完璧だったし、大事な2点目のゴールも決まった。2年ぶりの代表だったけど、そう見えなかったね。本当にプロフェッショナルで、信頼できる選手。ハリルも良い仕事したね。今ちゃんを選んでくれたから」

 ハリルホジッチ監督は今回盛んにベテランと強調していて、実際、今野は大活躍だったのですが、一方で23歳と若い久保も大当たりしました。
 ここらへん変にこだわらずに、柔軟に選んだ方が良いと思われます。

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■2017/06/15 自信喪失で迷い?なぜか本番で不可解な「テスト」を連発して自滅

 UAE戦で開眼したかに思えたハリルホジッチ監督ですが、そうでもなかったようです。一部のメンバーに固執するべきではないと書いたものの、やたらとやり方を変えれば良いというものではありません。
 ザッケローニ監督がワールドカップでそうだったように、自信がなくなって迷っているのかもしれません。 最終予選のイラク戦では、「謎の奇策連発で自滅」という厳しい見方が出ていました。

ハリル、謎の奇策連発で自滅。シリア戦の“テスト”は全く生かされず フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年06月14日

  "香川真司が負傷離脱し、山口蛍も出場は難しい状態"という事情はありました。が、あまりにも多くを一気に変えすぎでした。
 まず、システムは3月から直前のシリア戦まで採用していた4-3-3ではなく、従来通りの4-2-3-1に戻しました。
 シリア戦で後半途中から4-3-3の中盤インサイドハーフに入り、好パフォーマンスを披露していた本田はイラク戦でも同じポジションで起用されるのではないかと見られていましたが、結局は一度失ったポジションである右ウィングにしてしまいました。

 一方で、シリア戦ではテストしていない上に、それ以前の試合でも見られなかった形だった原口のトップ下や久保の左サイド起用を断行。
 "特に久保は左サイドバックの長友佑都と初めてコンビを組み、低調なベテランDFと連携が合わず窮屈そうにプレーしていた"とされています。
 原口もなれないポジションに苦労していたものの、それ以外にも問題が指摘されていました。"酷暑の影響が出てくることが考えられる中で、まだ走れる原口を下げた采配には疑問が残った"ともいう指摘です。結果論ですが、"交代枠を使い切った後も足を痛めた久保をピッチに残しておかなければならなく"なりました。

 ベテランにこだわらずに若手をと言ったものの、シリア戦まで一度も試したことがなかった、遠藤航と井手口陽介の若いボランチコンビという選択もリスキーでした。"破綻することはなかったが、W杯最終予選のアウェイゲームで、あまりにリスクの大きすぎる決断だった"とされています。

 そして、"ハリルホジッチ監督はこれまでの積み上げを自ら捨て、シリア戦の“テスト”を無駄にしてしまった。先制しながら追いつかれて引き分けたのは、指揮官の采配による自滅と言えるかもしれない"とまとめられていました。ボロクソです。

 ただ、この前のUAE戦もある意味ぶっつけ本番で当たったところがありましたからね。自信喪失ではなく、逆に本番でテストするというところに味をしめて、自信を持ってしまったのかもしれません。
 となると、次回もやばいんじゃ…?


■2017/06/23 ビッグマウス本田圭佑がW杯優勝と言わなくなった理由

 2014年ブラジルW杯の前は「優勝しか考えていない」と言っていた本田圭佑が、18年ロシアW杯に向けては“お約束”の「優勝」宣言を言わないことを約束したそうです。
 本田は現在レギュラーの座が危うくなっており、それどころじゃないからだと思ったら、逆なんだそうな。

 "本田は自らの代名詞でもあるビッグマウスを発するタイミングについて「うまくいかない時ほどビッグマウスに。うまくいっている時ほど謙虚に」と"語っていたそうな。
 で、"自身がハリルジャパンで“復権”を果たした"ためとしていました。
本田「W杯V宣言」なぜ封印?  (東スポ 2017年06月21日 16時30分)より
でも、この説明はしっくり来ません。そもそも過去のワールドカップの方が本田は良い状態でしたので、 「うまくいかない時ほどビッグマウスに。うまくいっている時ほど謙虚に」という説明自体が嘘なんじゃないですかね。
 「うまくいっている時ほどビッグマウスに。うまくいかない時ほど謙虚に」と説明する方が、ピタリと来る感じです。


■ 2017/09/04 ワールドカップ出場決定は本田と香川を外したおかげ?

 かなり危なかった日本代表ですが、オーストラリア代表に2-0で勝利し、6大会連続6回目のW杯出場を決めました。

  本田、香川外しの大胆采配的中…ハリル号泣、絶叫「日本国民みなさんの勝利」 ゲキサカ / 2017年9月1日 5時22分では、"ハリルホジッチ監督は、これまで代表を支えたFW本田圭佑やMF香川真司らのベンチスタートを決断"したことを強調。
 "結果、抜擢したFW浅野拓磨とMF井手口陽介が得点して、勝利をもぎ取った"としていました。活躍とはいかなかったものの、乾貴士も抜擢的な使い方でした。

 ただし、本田や香川が外れた本当の理由は怪我でしょう。私にとっては残念なことですけど、意識して外したものではなさそうです。
 また、私はベテラン選手を特別扱いすべきじゃないとしていると同時に、ぶっつけ本番でいじりまくるのにも危うさを感じています。

 このままメンバーを固定しないやり方を続けていくのは全く構わないと思います。そのときどきで調子の良い選手、相手関係で最適な選手を選ぶというのは、手法の一つとして当然ありえます。
 ただ、それならそれで普段からそういった戦い方で 貫き通して、ある程度経験を積むようにして、いきなり本番のギャンブルを続けないようにしてほしいです。
 当たりを引きすぎてしまったせいで、ハリルホジッチ監督がギャンブル依存症になっていないと良いのですけど…。


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■2017/09/06 本田圭佑が守備を壊す 香川真司とともに守備面を考えるといらない選手?

  上記で本田圭佑を外したのは残念ながら勝つためではなく、怪我のためだろうと書きました。で、実際、次のサウジアラビア戦では先発しています。
 ただ、その評価はさんざんなものでした。

  前半45分間のみのプレーでピットを退いたものの、これはハリルホジッチ監督は予定通りという説明。
 「本田がトップコンディションでないことはわかっていた。ゲーム勘が欠けていたこともわかっていたので、45分限定で使った。リズムの面でトップレベルにない」と、しています。
(本田圭佑の守備がチームを壊す。“自分勝手”なポジショニングで全体に大きなズレ フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年09月06日 )

 トップコンディションでない状態で使おうというのが、まさに私が嫌う特別扱いそのものです。
 消化試合ですので新しい選手を試すというのはアリですが、本田は試してみたい選手ではありませんので、今回無理して使う必要はありませんでした。
 メンバーを固定しないやり方でやるのなら、そのときどきで調子の良い選手、相手関係で最適な選手を…と前回書きました。ハリルホジッチ監督はやはり何をしたいのかわかりません。

 ところで、先の記事によると、本田のプレーは確かに精彩を欠いていました。持ち味であるパス精度や巧みなボールキープは鳴りを潜め、ピッチ上での存在感は希薄だったといいます。
 ところが、それ以上に問題だったのが守備面。「守備面ではある意味で大きな存在感を発揮していた」とのこと。これは悪い意味での目立ち方でした。

 守備時のポジショニングが悪く、自分で守らなければならないエリアを放棄してチームから逸脱して動いてしまうことが多かったそうです。
 対面している選手が高い位置を取ろうとすると、マークを他の選手に受け渡すことなく最終ライン付近までついていってしまっていました。 すると当然、本田が埋めるはずだったエリアで、相手選手に完全フリーでのプレーを許してしまうことになります。
 これを右インサイドハーフとしてプレーした柴崎岳が埋めていたのですが、そこからズレが少しずつチーム全体に波及し、ピンチを招いたこともあったとのこと。

 香川も以前見たときは守備が悪すぎてびっくりしましたので、香川にも守備面の問題は言えるかもしれません。

 なお、記事によると、オーストラリア戦で左ウィングで先発した乾貴士は、複数の相手を同時に牽制する絶妙なポジショニングと的確なタイミングで適切な相手に猛プレッシャーをかけて守備に大きく貢献したとのこと。
 私が高校時代やセレッソ大阪時代に見たときは、そういう印象がなかったので意外でした。

 ツイッターで反応を見ていたら似たような感想がありました。
 一方、本田自身は反省もなく、相変わらず偉そうです。
 本田はもう代表から外した方が良いくらいじゃないかと。いずれにせよ、特別扱いは他の選手のモチベーションを下げて、成長の機会を奪います。えこひいきはやめましょう。


■2017/11/01 本田・香川・岡崎らが代表漏れ「本来のパフォーマンスではない」

 "本田・香川・岡崎を待ち受ける茨の道。海外組は来年3月がラストチャンス、W杯への道険しく"(フットボールチャンネル | スポーツ | 2017年10月31日)という記事がありました。
https://pex.jp/point_news/1ed8b79a427f0211e3fe581127195c1c

 ハリルホジッチ監督は31日、来月日のブラジル戦とベルギー戦に向けた招集メンバーを発表しました。しかし、 本田圭佑、香川真司、岡崎慎司という長きにわたって日本代表を支えてきた中心選手3人が代表漏れしています。
 私は、今はテスト期間で外しているだけなんじゃないかと思いました。ただ、本田らの落選に関して「本来のパフォーマンスを見せることが出来ていない。そして、他の選手よりも良いパフォーマンスを出し続けてくれればここにもちろんいることになる」と、説明。

 本田なんかはメキシコから良いニュースが届いていますけどね。岡崎も監督交代前はむしろ絶好調でした。

 記事では、「最近の試合での出場時間が多い、いわゆる“主力”と見なしていい選手たちは今回も呼ばれている」と書いていたものの、以前書いたように、このルールを監督は破っています。
 なんだかんだで特別扱いするんじゃないかと思うのですが、 記事では、11月の欧州遠征メンバーから漏れた本田や香川、岡崎にとっては来年3月がラストチャンスで、「ロシアへの道は想像以上に険しい」と締めくくっていました。


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■2015/10/16(2018/04/01再投稿)  本田圭佑カッコ悪い 結果出せなかった癖にサポーターやイタリア批判

 結果出して言うならともかく、結果出せてない状況ですからね。

-----引用 ここから-----
本田「監督、サポーター批判」「伊サッカー文化否定」でミランどころか欧州追放も
2015年10月6日 16時0分 東スポWeb

日本代表FW本田圭佑(29=ACミラン)は4日のナポリ戦後、クラブや首脳陣に対して過激な批判を展開。(略)

出番が巡ってこない本田がついにブチ切れた。

「なんで出られなくなったのか分からない。選手に責任があると語っている時点でナンセンス」とまずはシニシャ・ミハイロビッチ監督(46)を真っ向批判。さらに「(マンチェスター)シティーやパリ・サンジェルマンくらいお金を使うか、ストラクチャー(構造)の部分で見直していかないといけない」とアドリアーノ・ガリアーニ副会長(71)やバルバラ・ベルルスコーニCEO(31)らクラブ幹部もヤリ玉に挙げた。

 返す刀で「イタリアのメディアも大問題。この試合で誰がいいとか誰が悪いとか話し合う時点でナンセンス。誰がやってもダメというのはこの3年で分かったと思う」と辛口で移り気なイタリアメディアも切り捨てた。まさに言いたい放題だ。

 本田の“舌禍癖”は今に始まったことではないが「クラブやメディアへの批判はともかく、一番まずいのはサポーターへの言葉だろう。しかも実績があるわけでもないから説得力もない。この手の話に敏感な欧州のクラブは敬遠するだろうし(今後は)かなり厳しいのでは」と欧州事情に精通する代理人事務所関係者は指摘する。

 本田は「僕はファンの拍手のタイミングを見ても、勝つことだけに左右されているんだなと気づく。内容など見ない。勝てば拍手する」とサポーターとファンの見識を“低レベル”と断罪し、勝敗を重視するイタリアのサッカー文化まで完全否定した。イタリア人にとってこれ以上の侮辱はないだろう。(略)

 すでに実力的には戦力外に近いが、クラブイメージの低下などスポンサーへの影響も懸念されるため1月の移籍市場での放出は決定的。だが戦力にならない問題児を欧州クラブが引き取る可能性は限りなく低い。「寛容でカネもある中東くらいではないか」と同関係者は見ている。
http://news.livedoor.com/article/detail/10675283/
-----引用 ここまで-----

 ただ、幸いなことに現地メディアは好意的です。一番問題となる部分が、正確に伝わっていないのかもしれません。

-----引用 ここから-----
ミラン本田のクラブ批判 イタリアメディアが正論と紹介 「あまりに核心を突いている」
Soccer Magazine ZONE web 10月6日(火)17時51分配信

イタリアメディアはこの発言について「異常行動」としながらも、内容自体は「正論」と大きく紹介している。地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「ミラン危機、9000万ユーロはどこへ?」と報じている。(略)

 記事では「今回の本田圭佑は”禅”よりも”サムライ”だった。ミランの転落は、彼にも突然の異常行動を引き起こした。落ち着いて、冷静なライフスタイルを持つ人にも。(略)穏やかで、よく考える人が話せば効果がある(略)」とレポートしている。

 練習場などでの模範行動を歴代の指揮官に高く評価されてきた本田のコメントは、真摯な提言として受け止められている。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151006-00010015-soccermzw-socc
-----引用 ここまで-----

 興味深いのは、"本田の“舌禍癖”は今に始まったことではない"という日本メディアとは全く逆の反応をしているということです。現地では寡黙という評価だったんですね。
 ただ、これ、裏を返すと、現地では今まで本田圭佑の発言が十分に伝わっていなかった、それだけ注目されてこなかったということかもしれません。


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