■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?
■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録
■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける
■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?
■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任
■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任
■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する
■2019/04/25 豪華選手がいるのに、ヴィッセル神戸はなぜ弱いのか?
イニエスタ、ポドルスキ、ビジャなど外国人選手に加えて、山口蛍、西大伍など日本代表クラスのすごい選手を集めているのに相変わらずパッとしない神戸。リージョ監督がスピード交代となりました。
これに関し、交代発表の7カ月前には、三木谷浩史会長が「ポゼッションサッカーの開拓者」と称賛すれば、三浦淳寛スポーツダイレクターも「ステップアップの時期に来ている。時代の最先端を行く人」と言っていたのになぜ?とする記事が出ていました。(疑問残る神戸の監督交代劇 首をかしげる選手も― スポニチ Sponichi Annex [ 2019年4月18日 09:36 ]より)
やはりサッカークラブの強さは選手の年俸と関係します。ただ、年俸のわりに健闘するクラブと、年俸の割に活躍できないというクラブはあるのも事実。
研究によると、この違いはフロントの違いだとのこと。どうもフロントがトラブルなどを起こさずどっしりとしていて安定しているクラブの方が年俸以上の力を発揮し、その逆が力を発揮できないということ。神戸は明らかに後者でしょう。
神戸には、過去に「最高の人材」としてシーズン途中に迎えられた西野朗監督でさえ、半年間も持たずに成績不振で解任されたという「実績」も指摘されていました。
ただし、今回は 自身の意向で契約解除とされており、これが建前でなくマジで自分でやめた可能性もありそうでした。今回ばかりは三木谷浩史さんのせいじゃないかもしれませんね。
■2019/05/18 史上最高のメンバーでチーム史上最悪の7連敗を記録
神戸の弱さを客観的に示すデータが出てしまいました。しかも、チーム史上最悪の記録ということで、ますますひどいですね。チーム史上最高のメンバーを揃えて、チーム史上最悪の記録を出しているという状態です。
まず、リーグ戦の6連敗。これは14年ぶりであり新記録ではありませんでした。とはいえ、これはわずか4勝しか挙げられずにJ2降格を味わった2005年に記録したものであり、チーム史上最も豪華なメンバーである現在とは比較にならなかった戦力の時代。ぶっちぎり降格相当の弱さとも言えるでしょうか。
この状況からさらに鹿島に0-1のスコア以上の内容で完敗し、公式戦7連敗を記録。はっきり書いていないんですけど、他を見ると、03年の延長Vゴール廃止以降のクラブ ワースト記録を更新した模様です。マジでひどいですね。
なお、記事で、イニエスタも「答えを知りたい」という未知の領域だとしていたのは、 イニエスタがいたバルセロナではこんなに負けたことがないため。そりゃそうだという話であり、こういう状況はイニエスタ向きとは言えそうにありませんでした。
(7連敗はイニエスタも「答えを知りたい」未知の領域。ビジョンなき神戸はどこに向かうのか? フットボールチャンネル | スポーツ | 2019年05月16日より)
https://pex.jp/point_news/78d3a866f4d8c585bc4b5c3df5cf6871
■2022/05/12 豪華選手なのに弱い神戸が戻っきた!連続未勝利が伸び続ける
2021年の神戸はリーグ3位。「このメンバーなら優勝しろよ!」と思う人もいるかもしれませんが、良い成績であることは間違いありません。なので、このページに「ついに神戸は弱くなくなった」と追記しようと思っていました。しかし、すっかり書くのを忘れていたんですね。
で、書くのを忘れているうちに、2022年リーグが開幕。2022年は我らの「豪華選手なのに弱い神戸」が戻ってきてました!
・ヴィッセル神戸9戦未勝利(2) 再起を図るロティーナ体制「J1での最多失点」と「J1ワースト3位の得点数」の優先度と「イニエスタ」 | サッカー批評Web(サッカー批評編集部 2022.04.07)
<味の素スタジアムで3-1の完敗を喫したことで、神戸は9戦未勝利となった。(中略)昨季のJ1を3位でフィニッシュした神戸は、今季、Jリーグで優勝争いに加わる存在との下馬評もあった。しかし、蓋を開けてみれば開幕からJリーグは9試合未勝利。3月15日のACLプレーオフ・メルボルンV戦で挙げた勝利が今季唯一の白星となっている>
https://soccerhihyo.futabanet.jp/articles/-/92795?page=2
今回はマジで成績が悪すぎるので、監督交代も理解できなくはないです。ただ、以前から何度も書いているように、監督をコロコロ変えるというのは、失敗するクラブの王道パターン。良い選手を揃えても結果が出ないということが多いです。世界的な共通点であり、日本だけの話でもありません。クラブ経営陣が悪いから勝てない…という典型的なものですね。
<3月20日には、その時点で4分3敗とJリーグ7戦未勝利の結果を受けて、三浦淳寛監督との契約を解除。その後はリュイス・プラナグマ監督が指揮を執っているが、その後任も2戦未勝利と状況を打破できていない状況だ。
そんな神戸は、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏の監督就任が内定している。東京V、C大阪、清水エスパルスとJクラブを歴任したスペイン人戦術家は早くも次節・C大阪戦で指揮を執る可能性がある>
バルセロナ化は諦めたのかと思ったら、記事では以下のように、まだ「バルサ化を目指していた」という書き方。ただ、次の監督は守備型であり、バルサ化を一旦中断する感じ。これまでの戦績を見ても、バルサ化を目指さない守備型のタイプの方が比較的結果が出ているように感じますね。
なので、バルサ化にこだわるべきではないでしょう。楽天はバルセロナのスポンサーから降りるとも噂されていますし、ちょうど良い機会だと思うのですけど…。
<神戸はここまでバルサ化を目指してきたが、守備構築に定評のあるロティーナ氏のもとで再起を図ることとなる。実際、神戸は失点数がここまでの9試合で「15」とJ1で最多失点。9試合での得点も「5」とJ1でワースト3位だが、まずは守備の整備からテコ入れするものとみられる>
上記は少し古い記事でまた書くタイミングが遅れてしまいました。最新の戦績は?と検索してみると、順調に連続未勝利を更新中。4連敗で今季開幕から4分7敗と11戦未勝利で最下位に低迷。<「神戸、降格の危機」 まさかの11戦未勝利に海外注目、スター選手を擁するも「最悪のシーズンに」>(5/9(月) 7:10配信)などの記事が出ていました。
<ヴィッセル神戸は5月8日のJ1リーグ第12節でガンバ大阪に0-2と敗れて4連敗を喫し、今季開幕から4分7敗と泥沼の11戦未勝利で最下位に沈んでいる。海外メディアが「ヴィッセル神戸、降格の危機」「最悪のシーズンになっている」と報じた>
<開幕から唯一未勝利となりJ2降格圏の18位に沈む神戸について「ヴィッセル神戸、降格の危機」と報じたのがマレーシアメディア「MAKAN BOLA」だ。今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では、マレーシアのジョホール・ダルル・タクジムが躍進。川崎フロンターレを上回りグループ1位通過を決め、ラウンド16で浦和レッズと対戦する。マレーシアクラブの急成長ぶりが脚光を浴びており、勝ち上がれば神戸と今後対戦の可能性もある。
そんななか「神戸は今季、11試合で勝利を挙げることができず、J2降格の危機に瀕している。スター選手を擁するチームは、今シーズンのJ1リーグで4分7敗の成績となっている」と報じ、「神戸はJリーグの中で最もチームの市場価値が高いクラブである。しかし今季はチームにとって最悪のシーズンとなっている」と動向を伝えた。
ACLでは2勝2分の無敗でグループ首位通過を決めた神戸だったが、リーグ戦では苦戦を強いられており、その落差は海外メディアの目も引いたようだ>
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a460f0dc05e1308fd0e4ea1439bdb57fae48420
■2022/05/12 確かに神戸は豪華…でも、過去の実績だけ立派なベテランばかり補強?
ヤフーニュースのコメント欄では過去に実績を見ると確かに豪華ではあるものの、旬落ちしている選手を集めすぎたのではないか?というものが比較的多め。ネームバリューばっかり見ているということですね。ここらへんは近年成功している上位クラブと補強方針での違いが大きいかもしれません。どちらにせよ「フロントのせい」ということで、結論はいっしょなんですけど…。
私はベテランと若手のバランスが良いチームが良いという考え。また、代替わりを考えると、まだ使える良い選手でも外して強制的に放出して過激に世代交代を進めるというのも有効な手です。長期的に成功しているチームと、一時期に強くてもだめになって降格争いというクラブでは、こうした差が出ることがあります。そもそも神戸は大成功した黄金期すらないだろ!という感じで、問題外ですけどね。
<フル、アンダー含め代表経験者が大半だが、代表経験がない汰木が日本人で一番良かった。もっと汰木を周りが使うべきだった>
<そもそもチームとして全体が連動するような攻撃をここ数年構築出来て無かった。古橋選手のようなストライカーがいてイニエスタのような飛び抜けたパサーがいたから勝ててたが、新戦力がことごとく機能せず、旬の過ぎたアタッカーを2人もとって過去の実績でなんとかなるなんて。近年のサッカーは攻守の切り替えがとてつもなく早くて激しい。鳥栖や清水、柏など前線に若手を起用してプレスかけて素早く攻撃出来ないチームはJでもかなり厳しい>
<資金を選手獲得に注ぐことが必ずしも成功する訳じゃないってことですね。
資金力あるならまず下部組織に力注いでほしい、環境、コーチ、スカウト等。ピーク過ぎたベテランよりも勢いある若手を積極的に資金で確保するべき。
実績あるベテランはチームに1〜2人で十分。それ以上は若手が伸び悩む環境にしかならないと思います。ドイツのライプツィヒ見習ってほしい>
<今シーズンも結局、郷家、小田、佐々木、山川、小林あたりの主力に成長しなければならない世代が泣かず飛ばずの活躍しかできず、山口蛍、酒井、武藤と昨年主力だった選手達はベテランの域に差し掛かったプラスACL参加でね過密日程により怪我、コンディション不良が続いている。イニエスタ頼みだが当然、毎試合使える年齢ではない。大迫はさらに輪をかけて悲惨な状態。。全くフィットする気がしない>
<同じく浦和も今年は上がってこないが、ここは若手中堅メインで補強、退団したからここから上がって行きそうだけど、神戸は逆にベテラン集めたせいで落ちてく一方だと思う>
<そもそも、神戸のチームは、以前所属チームから契約解除になったスター選手が多い。海外でプレーしていたが、延長あるいは再契約出来ず、戻って来た選手とか、海外で1流でしたが、そのレベルを維持出来ず、無理してプレーしている選手とか、Jリーグで昔は名が通っていたが、若手の台頭で控えに回る時間が増えた選手とか、チームから契約解除になった(お払い箱)選手とか。そんな選手を、市場価値の数倍から10倍以上の値段で獲得しちゃうヴィッセル神戸。大体30超えると市場価値がほぼゼロとなるサッカー選手。それを考えると、市場価値がゼロの選手が多くない??>
■2019/07/27 また監督交代!バルセロナスタイルとは程遠いフィンク監督が就任
また、監督が変わりましたね。まず、吉田孝行監督の話から。リージョ監督はやむを得ない交代なのかなと思っていたのですが、4-2-3-1のフォーメーションを3-4-2-1に変更。バルサ化という方針も右往左往していた感じです。
ところが、理念より結果を重視したこの変更でも前述のような7連敗をやってしまい、1勝1分5敗でトルステン・フィンク監督に交代。吉田監督としては5連敗の後に、1勝1敗としたところでの交代みたいですから、我慢してほしかったでしょうけど…。
フィンク新監督について、クラブ関係者はバルサ化を進めるのは変わらないとしていました。しかし、 4-4-2のオーソドックスなフォーメーションで堅守がベース。「バルサ化」の象徴たるポゼッションが優先されることがないどころか、放棄するようになったとの評価でした。
そもそも監督のタイプが全然違うようで、やはりフロントが駄目な感じですね…。
(「バルサ化」の夢はいずこへ……。新監督でも止まらない神戸の混迷。(4/4) - Jリーグ - Number Web - ナンバー 佐藤俊 019/07/18 11:40より)
■2021/09/27 コメントがいきなり豹変…天皇杯優勝のフィンク監督も辞任
最近の話じゃないのですが、下の方の<タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する>で天皇杯優勝について書いていたフィンク監督もまたすぐに退任した件を書いていなかったので追記。結果を出していた監督がまた続かない…という神戸らしいパターンです。
一応、フィンク監督の退任も前の前の監督だったリージョ監督と同じで、「我慢できないフロントが切ったわけではない」「家族の問題」と説明されています。ただ、本当なの…?と信じられませんね。
<今年元日の天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝を制し、ヴィッセル神戸に悲願の初タイトルをもたらしたトルステン・フィンク監督(52)の電撃退団が、(引用者注:2020年9月)22日にヴィッセルから発表された。
退団はフィンク監督本人が辞意を申し入れた21日付で、神戸市西区のいぶきの森球技場で22日午後4時から行われた練習前に選手たちへ挨拶>
(なぜヴィッセル神戸のフィンク監督は電撃退任したのか…4年連続監督交代の異常事態の背景にある問題点 2020/9/23(水) 5:10配信 THE PAGEより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d00b9a4f0035b6ac2b599cfdc46cb115d39ec4e
「私は家族の下に戻るという決断をしました」と説明されていたものの、怪しいんですよね。というのも、当初、母国ドイツの複数のメディアが「家族などの問題で今シーズンをもって日本を去り、ドイツに戻る意向をもっている」と報じた直後はこれを否定するような発言をしていました。
それは「向こうに帰りたいというよりも、家族に会いたい。(中略)この先も神戸に残るのであれば、家族に日本へ引っ越してきてほしい。私は神戸の町が大好きで、クラブの未来像ももっている」というコメント。記事でも「来シーズン以降の続投にも一時は意欲を見せていた」「フィンク監督の電撃退任には、離れて暮らす家族に対するコメントが180度変わっている点を含めて、どうしても不可解な点が残ると言わざるをえない」と書いています。
また、セバスチャン・ハーンヘッドコーチ、モラス雅輝アシスタントコーチ、ニコラ・ヴィドヴィッチフィジカルコーチも同時に契約解除。これはフィンク監督個人の家族に関する問題…という説明と符合しづらいものがあります。
それよりわかりやすいのは、(降格がないシーズンなのにも関わらず)成績不振に我慢できなかったフロントが監督・コーチをまとめて入れ替えた…という説明でしょう。天皇杯優勝後も悪くない成績だったヴィッセル神戸ですが、公式戦が新型コロナウイルスによる長期中断に入った後は一転して不振。前述の退任報道が出たのは、このタイミングでした。
<7月の再開後は過密日程のなかで選手のやり繰りに苦労し、リーグ戦では19試合を終えて4勝8分け7敗の12位。最近の7試合では4分け3敗とひとつも勝てず、特にホームでは7月18日の清水エスパルス戦でしか勝利していない状況>
<チームの成績が低迷するたびに監督が代わる流れは、神戸市出身の三木谷浩史氏がクラブの経営権を取得した2004シーズン以降で、特に顕著になっていると言っていい。今シーズンまでの17年間で延べ17人の監督が指揮を執り、途中で監督が交代したシーズンも10度を数えている>
<チームの総合力が問われるリーグ戦の最高位は、ブラジル出身のネルシーニョ監督に率いられた2016シーズンの7位。指揮官の人選を含めてチームの強化に一貫性や哲学の類が、もっと言えばフロント上層部の我慢が感じられないがゆえに、常に中途半端な戦い方に終始してきた。
例えば元スペイン代表のレジェンド、司令塔のアンドレス・イニエスタに続いてリージョ監督が招聘された、2018シーズンの後半以降は「バルセロナ化」という言葉が何度も飛び出した。イニエスタの前所属クラブになぞらえた目標は、今シーズンに入ってからはほとんど聞かれていない>
■2020/01/12 タイプが全然違うフィンク監督で神戸がついに本格化する
優勝争いした後に降格とか、昇格した途端に優勝争いなど、 このところずっとJリーグは戦力差が少ない状態が続いていますからわからないんですけど、フィンク監督で神戸が本格化した感じ。前述の通り、守備的なタイプの監督だと思ったので予想外でした。
鹿島ファンなので、天皇杯の神戸優勝のゲームは辛かったんですけど、めちゃくちゃ強かったですね。また、思ったより守備的ではありません。もともとイニエスタなどが守備に重点を置くということはあり得ませんし、守備的な監督でちょうど良かったんでしょうか。守備陣、特にDFのフェルマーレンも大きかったように思えます。
課題だった守備が安定し、攻撃力をいかんなく発揮…というところでは、イニエスタではない日本人の攻撃選手の守備への貢献は、敵ながら感動するほど。古橋亨梧や以前の鹿島戦で活躍したという藤本憲明は、最後まで前線から守備していました。完敗でしたね。
あとは選手の感想。メモはせずに軽く見ていましたし、間が空いたので結構うろ覚えです。
GK 18 飯倉大樹
マリノス時代も見たと思いますが、記憶には残らず。攻撃的なGKで神戸に合ったという紹介。2019年に来たんですね。サッカーライターの人は推していた前川黛也からポジションを奪った模様。前川はむしろ弱点とされていて、あんまり評判よくなさそうでした。鹿島が不甲斐なく、飯倉は目立つ機会なし。攻撃的と言われるだけあって、結構前には出てきますね。現代的なGKです。
DF 4 トーマス・フェルマーレン
DF 25 大崎玲央
187cmと大きく、迫力あるDF。ただ、正直よく覚えていません。
DF 33 ダンクレー
MF 5 山口蛍
MF 8 アンドレス・イニエスタ
囲まれてとられるところもあり、さすがに年。ただ、やっぱりいちいち良いボールが来ますし、特にセットプレーでは鹿島と大きすぎる差。キックの可能性の怖さが雲泥の差です。
MF 22 西大伍
元は鹿島の中心だった西。対面した町田浩樹は本職CBということもあり、圧勝。けちょんけちょんにやられていました。
MF 24 酒井高徳
新潟で若い頃に攻撃的なところで見たことありますが、注目選手と紹介された以上のことは記憶にナシ。代表で見たことがあるかも思い出せません。ただ、今日は良かったですね。相手が本職ではない永木亮太ということもあるでしょうが、こちらのサイドが特にやられていました。
相手との関係で言うと、特にポジショニングの良さは印象的。うまく空いているところに入り込んでいました。また、ワンタッチでの良いプレーをするなど、判断も抜群。やりたい放題やられました。
FW 9 藤本憲明
前回の鹿島戦で良かったとのことで、中央で起用されたそうですが当たり。2ゴール目を決めていますし、1点目も彼が絡んでオウンゴールを誘っています。ただ、本当によく守備をしていたというのが、一番印象的でした。
FW 10 ルーカス・ポドルスキ
FW 16 古橋亨梧
彼も本当によく走って守備していましたね。あそこまで走ってくれたら、チームは助かります。神戸の前かあの守備が最後まで衰えなくて鹿島は打つ手なし。完敗でした。
2025年3月30日日曜日
2025年3月29日土曜日
J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?
■2019/11/22 J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?
■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?
■2019/11/22 弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう
■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?
■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁など
■2019/11/22 J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?
2019年シーズンのJ2降格はまだ決まっていませんが、自動残留は消えて自動降格もほぼ決定というジュビロ磐田。一時は強すぎってほど強かったのに!という驚きがあります。
で、2013年に降格が決定したときのジュビロ、J2降格。王者転落を招いた「三大要素」| web Sportivaという記事をブックマークしていました。
まず、驚いたのが、ジュビロ磐田がそれほど多く優勝していないこと。 1997年、1999年、2002年の3回だけ。ライバルの鹿島とタイトルを分け合っていた印象があるものの、思ったより少ないですね。
ただ、黄金期のメンバーがほぼ同じであったこと考えると、そう長く強い時代が続いたわけではないというのは意外ではないかもしれません。世代交代で失敗するチームはむしろ当たり前といった感じで、うまくメンバーを変えながら戦っている鹿島の方が例外的でしょう。鹿島は主力選手ですら放出して、世代交代を進める極めて稀なクラブです。
降格するレベルまで…といった話でなければ、強いチームが世代交代に失敗して強くなくなること自体はよくあることだと言えます。
■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?
ただ、この2013年の記事では世代交代失敗の話は全然なし。10年前のリーグ優勝の話をしつつも、大きな問題はここ最近のものだけのものだと見ていたようです。
1つは、2013年時点で就任2年目を迎えた森下仁志監督の戦術変更。強かったときは3バックでしたが、このときは定着していた4バックを3バックに変えての失敗。攻守とも崩壊しています。ただ、これは短期的な問題でしょうね。
また、クラブ関係者は「リーダー不在が原因」と断言して、個人の問題とも見ている模様。ピッチを仕切っていた元ブラジル代表主将の闘将ドゥンガや、日本代表の10番を背負っていた名波浩といった存在感のあるリーダーが不在。それが終盤の失点の多さに繋がっていたとされていました。しかし、これは個人に責任を求めるもので、賛同しかねます。そのような人材が必要なら、クラブが計画的に補強すべきだったでしょう。本質的にはクラブの責任です。
その次に出ていたのが、外部から来た強化スタッフが、ジュビロ在籍わずか1年の森下監督を指揮官に任命したことということ。一方で、ヤマハ発動機時代や黄金期の人材は遠ざけられたとされています。トレーニングでは、ジュビロらしい自由さが消滅しました。
同じ建物内に同居していた記者スペースが別になった、非公開練習が増えたという変わったものも理由に。精神論くさいですが、 批判されなくなってぬるま湯に浸かっているという説明でした。
ここらへんは「ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因」といった感じです。
■2019/11/22 弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう
なんか今見るとイマイチな説明ばかりですね。2013年と違い、2019年シーズンの場合は、ちょうど名前が出ていた、かつてのジュビロをよく知る名波浩さんが監督をやった末に崩壊しました。ジュビロの伝統うんぬんの問題ではないように思えます。
ただ、外部からタッフが来たこと、伝統が変わったなどに関しては、重要なポイントとなりそうです。これは、伝統を守るべきだったという表面的な理由ではなく、もっと根本的な問題。ある研究で指摘されているポイントが、ジュビロも良くなかったのではないかと思われます。
この研究というのは、選手が良いのに苦戦するクラブと、選手が悪いのに健闘するクラブの違いについて見た研究。基本的には、やはり良い選手、高給取りの選手がいるクラブの方が強いものの、選手のコストパフォーマンスの良いクラブと悪いクラブという違いがあるのです。そのコストパフォーマンスの違いはどこから来ているか?というのを調べたんですね。
そして、その答えはクラブ側の安定性でした。こうした視点で見ると、いきなりやり方を変えてしまったジュビロは良くなかったとわかります。そうじゃなければ成功したとは思いませんが、また伝統に戻そうとした…というのも一貫性のなさの現れだと言えそうです。
先のクラブ関係者は個人に責任を求めるようなことも言っていたものの、本質的には クラブ自身が悪いのだと考えられます。これは結局、鹿島のような計画的な世代交代をしなかったから説に基づいても言えることですけどね。
■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?
2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモ。広島がとにかく豪華だと思っていた世代ですが、メモを見るとジュビロ磐田もJリーグ入り・プロ入りしている人が結構多そうです。
GK 八田直樹 磐田(移籍なし)
プロ内定。実は静岡県選抜でも見ていたが、そのときよりも良いと思った。解説のセルジオ越後さんが褒めすぎなくらいに褒めていたけど、かなり"当たって"いて、ナイスセーブがありました。
彼のメモだと思うのだけど、「CKだけでなく、流れの中でも上がっていた。そういう性格っぽい」ってのがあります。たぶん負けていたので、最後に上がっていたんじゃないかと。でも、流れの中は危ないなぁ…。
所属は上記の通り磐田一筋。というか、広島で調べた人は全員移籍ありだったので、何気に初です。
DF
森下俊 磐田 → 京都 → 川崎 → (中略) → 磐田
彼も内定していた選手。左利きのリベロで落ち着いてプレー。1VS1はなかなかで、わりとキックも良いかなと思いました。
ラインコントロールは積極的な感じ。ですが、オフサイドにならない場面多く、だいぶ失敗していました。
萩原洪拓 YKK AP → カターレ富山 → 田原フットサルクラブ / アグレミーナ浜松
飯田祐 静岡産業大学 → 不明
上記二人はメモなしだった選手。萩原洪拓は、カターレ富山でJ2でプレー。プロ入りしています。
MF
上田康太 磐田 → 大宮 → (岡山) → 磐田
左利きでキャプテン。プロ内定。ひょっとしたら静岡県選抜でもいたかな?と思った選手。記憶が曖昧なように、そっちでは出ていたとしても目につかなかったのだと思います。ただ、この試合はシュートもセンタリングも良くて、好印象でした。
中村豪 磐田 → 愛媛 → FC岐阜SECOND
彼も内定。10番つけて司令塔みたいな感じ。背が小さいので、ちょこまかと動くイメージ。よく動いていて、なかなか積極的でした。メモの感じからすると、大好きになって良さそうなものですが、そういうコメントはなし。
彼はたぶん確実に静岡県選抜で見たと思います。ただ、ディフェンシブな中盤でジュビロのときとは違った気がするというメモ。このメモではジュビロのポジションが書いていないものの、トップ下でしょうか?
増田真士 愛知学院大学 → 不明
石神啓 静岡産業大学 → falco岐阜(フットサル)
右サイドハーフ。よく走るものの、技術の高さは感じなかった選手なのでフットサル入りは予想外でした。相変わらず見る目ないです。
徳増欣也 静岡産業大学 → 不明
FW
岡本達也 磐田 → 順天堂大学 → 水戸 → 鳥取 → Criacao(東京都社会人サッカーリーグ1部)
静岡県選抜でプロ内定。目標が中山雅史だというようによく走っていたのは目立ちました。が、パスミスなどもあり、粗さも感じてしまった選手。
Wikipediaを見てびっくり。プロ入りしたあとに、順天堂大学に行っています。また、その後、再びプロ入りして、"日本プロサッカー選手会副会長に就任"という経歴も。
-----引用 ここから-----
トップチームへの昇格を果たした。しかし優れた得点力とオールマイティな能力を持つ反面、突出した特徴のアピールができず、またスピードに欠ける弱点を克服できずに出場機会を得ることがなかなかできなかった。
本人が大学への進学を希望した事により(クラブ側から監督の構想外であることから進学を勧められた、という報道もある。ちなみに岡本は進学校である磐田南高校の出身である)、2006年シーズンの契約をもってチームを退団した。2007年3月8日、本人より順天堂大学への入学が決定したとジュビロ磐田会員専用サイト内にて発表。(中略)
1年生で出場した天皇杯では、3回戦でベガルタ仙台を相手に延長後半に2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。また、4回戦で古巣のジュビロ磐田と対戦し、チーム唯一の得点をマーク。試合には負けたものの、試合前、および試合後にはジュビロサポーターからも大きな声援を受け、人気の高さがうかがえた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E9%81%94%E4%B9%9F
-----引用 ここまで-----
藤井貴 磐田 → (愛媛) → 磐田 → 静岡FC(東海1部) → 岩手八幡平(岩手県4部) → 長野(JFL) → 秋田 → 琉球
同じく静岡県選抜でプロ内定。ただ、メモはそれ以外になく、印象に残りませんでした。
プロ入り後はJリーグから離れたものの、Jリーグ(J3)に復帰。岩手県4部という下部でプレーしてからの復活って、かなり珍しいパターンじゃないですかね?
以下は途中出場だった選手。
中島良輔 磐田 → 静岡産業大学 → 不明
1年生でU-16代表。小柄な選手。左サイドハーフに入りました。思い切ったシュートの場面もあり、良い印象でした。
宮本裕太郎 静岡産業大学 → 不明
以上、スタメンからは7人がプロ入り(Jリーグ入り)、出場選手13人からは8人。やはりかなり豪華なメンバーでしたね。
■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁な
磐田 0-0 鹿島
久しぶりにジュビロ磐田を見ました。中村俊輔がいるって違和感ありますね…。
今の磐田は守備意識が高く、リーグで最も失点が少ないとのこと。3バック、4バック併用で今日は3バックを採用してきました。そして、終盤には4バック…というフレキシブルなやり方。おもしろいですね。
NHKの紹介では、とりあえず最初は以下のような3-4-2-1になっていました。
GK 21カミンスキー
DF 3大井 健太郎
DF 35森下 俊
DF 41高橋 祥平
MF 24小川 大貴
初見。中盤の4枚並べたうちの右。後半は選手交代もあって左に回ります。守備で頑張るところもあったのですが、スピードあるドリブルあって、 攻撃で良さ感じた選手です。
で、攻撃で良さ感じた選手だったので、ポジション見たらDFであれ?と驚き。もともとDFが本職のようですね。検索してみると、スピードはあるものの、ドリブルはイマイチとの評価でした。
ジュビロ磐田U-18出身で、明治大学に行って戻ってきて26歳の選手。左に回っていたように、両足使えるのがポイントみたいですね。こういう選手が1人いると便利です。
MF 40川辺 駿
初見。中盤で4枚並べたうちの右の真ん中。フォーメーションからして守備を期待されているのんじゃないかと思いますが、運動量が多く前線まで何度も上がってきていました。
ドリブルはすごい!って感じではないものの、よく仕掛けているのは良いところですね。気持ちは強そうだし、若いなら伸びそうなタイプ。若くなかったら、もうこれ以上伸びないでしょうけど…。
経歴見ると、サンフレッチェユース時代にプロ契約。なので、もちろんサンフレッチェには昇格できたのですが、レンタルでジュビロに。ジュビロではもう3年やっているらしいです。結局、22歳とまだ若い選手でした。各年代の代表経験はあり。やはり守備的な中盤が本職だが、トップ下の経験もしたそうです。
MF 8ムサエフ
MF 13宮崎 智彦
MF 10中村 俊輔
紹介見ると、3-4-2-1で、3トップにも見えなくはないんですが、見ていると1トップって感じですかね。中村俊輔は中盤6枚で攻撃的な2枚の右という紹介。ただ、やはり下がってくるなど、フリー的に動いています。
長く一番好きな選手だったし、高校以来途切れることなく好きな選手。スピードや運動量で勝負するタイプではないなので、長持ちするんじゃないかと思います。
チームの中心という感じで、俊輔のところに入ると落ち着くし、相手としては怖いな…という。鹿島も人かけて守っていたが、そうなるとマークがずれてくるのでそれも嫌。鹿島ファンとしては怖かったです。
あと、なんと言ってもセットプレーがいちいち怖い…という。中央でもサイドでもCKでも、全部気をつけなくちゃいけません。 見ていて、嫌で嫌で仕方なかったです。
これらは以前からなのですが、変わったなと思ったのが、守備意識の高さ。しかも、泥臭い守備や、スライディングで取りに行くプレーを何度も見せていました。日本でトップクラスの実績あるベテランがこれだけやると、こりゃ若い選手も頑張らなくちゃ!と思うでしょう。良いプレーでした。
MF 15アダイウトン
3-4-2-1でFWの下の左。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、1トップのような感じでアダイウトンはMFのイメージ。途中から右にもいました。
前半早い時間に左にスペースあって、スピードを見せるプレー。テクニックもあるようで、ターンしながらというおもしろいドリブル。ほとんどスピードを落とさずにターンしながら抜いてくるというめちゃくちゃなことしていました。
Wikipedia見ると、ドリブルはやはり特徴とのこと。ブラジル時代はいろいろなクラブでプレー、レンタル多いし、中心選手ではなかったのかもしれません。代表歴もないようです。でも、怖さ感じさせるすごく良い選手だと思いました。
FW 20川又 堅碁
3-4-2-1のトップ。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、川又の1トップのように思えました。
特別印象に残るプレーはなかったんですけど、体張って頑張っていたし、スピードもあるし良いセンターフォワードという印象。背もまずまずあるのかな?
Wikipediaを見ると、184cmで日本人としてはやはり大きいですね。高校時代に特別指定選手でJ2愛媛FCでJデビュー。新潟でプロ入り、名古屋を経て、磐田は今年からだそうな。代表経験もあるとのこと。
今日の試合では体張って頑張っているように見えたのですけど、ポストプレーはむしろすごい苦手との評価を検索で発見。一方、スピードは持ち味みたい。じゃあ、そもそもセンターフォワードタイプじゃないのかもしれませんね…。
■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?
■2019/11/22 弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう
■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?
■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁など
■2019/11/22 J2降格も…なぜジュビロ磐田は弱くなったのか?世代交代の失敗?
2019年シーズンのJ2降格はまだ決まっていませんが、自動残留は消えて自動降格もほぼ決定というジュビロ磐田。一時は強すぎってほど強かったのに!という驚きがあります。
で、2013年に降格が決定したときのジュビロ、J2降格。王者転落を招いた「三大要素」| web Sportivaという記事をブックマークしていました。
まず、驚いたのが、ジュビロ磐田がそれほど多く優勝していないこと。 1997年、1999年、2002年の3回だけ。ライバルの鹿島とタイトルを分け合っていた印象があるものの、思ったより少ないですね。
ただ、黄金期のメンバーがほぼ同じであったこと考えると、そう長く強い時代が続いたわけではないというのは意外ではないかもしれません。世代交代で失敗するチームはむしろ当たり前といった感じで、うまくメンバーを変えながら戦っている鹿島の方が例外的でしょう。鹿島は主力選手ですら放出して、世代交代を進める極めて稀なクラブです。
降格するレベルまで…といった話でなければ、強いチームが世代交代に失敗して強くなくなること自体はよくあることだと言えます。
■2019/11/22 ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因?
ただ、この2013年の記事では世代交代失敗の話は全然なし。10年前のリーグ優勝の話をしつつも、大きな問題はここ最近のものだけのものだと見ていたようです。
1つは、2013年時点で就任2年目を迎えた森下仁志監督の戦術変更。強かったときは3バックでしたが、このときは定着していた4バックを3バックに変えての失敗。攻守とも崩壊しています。ただ、これは短期的な問題でしょうね。
また、クラブ関係者は「リーダー不在が原因」と断言して、個人の問題とも見ている模様。ピッチを仕切っていた元ブラジル代表主将の闘将ドゥンガや、日本代表の10番を背負っていた名波浩といった存在感のあるリーダーが不在。それが終盤の失点の多さに繋がっていたとされていました。しかし、これは個人に責任を求めるもので、賛同しかねます。そのような人材が必要なら、クラブが計画的に補強すべきだったでしょう。本質的にはクラブの責任です。
その次に出ていたのが、外部から来た強化スタッフが、ジュビロ在籍わずか1年の森下監督を指揮官に任命したことということ。一方で、ヤマハ発動機時代や黄金期の人材は遠ざけられたとされています。トレーニングでは、ジュビロらしい自由さが消滅しました。
同じ建物内に同居していた記者スペースが別になった、非公開練習が増えたという変わったものも理由に。精神論くさいですが、 批判されなくなってぬるま湯に浸かっているという説明でした。
ここらへんは「ジュビロの伝統的な良さを変えてしまったのが原因」といった感じです。
■2019/11/22 弱くなった本当の理由は選手や監督の問題ではなさそう
なんか今見るとイマイチな説明ばかりですね。2013年と違い、2019年シーズンの場合は、ちょうど名前が出ていた、かつてのジュビロをよく知る名波浩さんが監督をやった末に崩壊しました。ジュビロの伝統うんぬんの問題ではないように思えます。
ただ、外部からタッフが来たこと、伝統が変わったなどに関しては、重要なポイントとなりそうです。これは、伝統を守るべきだったという表面的な理由ではなく、もっと根本的な問題。ある研究で指摘されているポイントが、ジュビロも良くなかったのではないかと思われます。
この研究というのは、選手が良いのに苦戦するクラブと、選手が悪いのに健闘するクラブの違いについて見た研究。基本的には、やはり良い選手、高給取りの選手がいるクラブの方が強いものの、選手のコストパフォーマンスの良いクラブと悪いクラブという違いがあるのです。そのコストパフォーマンスの違いはどこから来ているか?というのを調べたんですね。
そして、その答えはクラブ側の安定性でした。こうした視点で見ると、いきなりやり方を変えてしまったジュビロは良くなかったとわかります。そうじゃなければ成功したとは思いませんが、また伝統に戻そうとした…というのも一貫性のなさの現れだと言えそうです。
先のクラブ関係者は個人に責任を求めるようなことも言っていたものの、本質的には クラブ自身が悪いのだと考えられます。これは結局、鹿島のような計画的な世代交代をしなかったから説に基づいても言えることですけどね。
■2016/11/17 高円宮杯から8人がプロ入り、ジュビロ磐田ユースの黄金時代?
2004年10月の高円宮杯(U-18) サンフレッチェ広島1-0ジュビロ磐田のメモ。広島がとにかく豪華だと思っていた世代ですが、メモを見るとジュビロ磐田もJリーグ入り・プロ入りしている人が結構多そうです。
GK 八田直樹 磐田(移籍なし)
プロ内定。実は静岡県選抜でも見ていたが、そのときよりも良いと思った。解説のセルジオ越後さんが褒めすぎなくらいに褒めていたけど、かなり"当たって"いて、ナイスセーブがありました。
彼のメモだと思うのだけど、「CKだけでなく、流れの中でも上がっていた。そういう性格っぽい」ってのがあります。たぶん負けていたので、最後に上がっていたんじゃないかと。でも、流れの中は危ないなぁ…。
所属は上記の通り磐田一筋。というか、広島で調べた人は全員移籍ありだったので、何気に初です。
DF
森下俊 磐田 → 京都 → 川崎 → (中略) → 磐田
彼も内定していた選手。左利きのリベロで落ち着いてプレー。1VS1はなかなかで、わりとキックも良いかなと思いました。
ラインコントロールは積極的な感じ。ですが、オフサイドにならない場面多く、だいぶ失敗していました。
萩原洪拓 YKK AP → カターレ富山 → 田原フットサルクラブ / アグレミーナ浜松
飯田祐 静岡産業大学 → 不明
上記二人はメモなしだった選手。萩原洪拓は、カターレ富山でJ2でプレー。プロ入りしています。
MF
上田康太 磐田 → 大宮 → (岡山) → 磐田
左利きでキャプテン。プロ内定。ひょっとしたら静岡県選抜でもいたかな?と思った選手。記憶が曖昧なように、そっちでは出ていたとしても目につかなかったのだと思います。ただ、この試合はシュートもセンタリングも良くて、好印象でした。
中村豪 磐田 → 愛媛 → FC岐阜SECOND
彼も内定。10番つけて司令塔みたいな感じ。背が小さいので、ちょこまかと動くイメージ。よく動いていて、なかなか積極的でした。メモの感じからすると、大好きになって良さそうなものですが、そういうコメントはなし。
彼はたぶん確実に静岡県選抜で見たと思います。ただ、ディフェンシブな中盤でジュビロのときとは違った気がするというメモ。このメモではジュビロのポジションが書いていないものの、トップ下でしょうか?
増田真士 愛知学院大学 → 不明
石神啓 静岡産業大学 → falco岐阜(フットサル)
右サイドハーフ。よく走るものの、技術の高さは感じなかった選手なのでフットサル入りは予想外でした。相変わらず見る目ないです。
徳増欣也 静岡産業大学 → 不明
FW
岡本達也 磐田 → 順天堂大学 → 水戸 → 鳥取 → Criacao(東京都社会人サッカーリーグ1部)
静岡県選抜でプロ内定。目標が中山雅史だというようによく走っていたのは目立ちました。が、パスミスなどもあり、粗さも感じてしまった選手。
Wikipediaを見てびっくり。プロ入りしたあとに、順天堂大学に行っています。また、その後、再びプロ入りして、"日本プロサッカー選手会副会長に就任"という経歴も。
-----引用 ここから-----
トップチームへの昇格を果たした。しかし優れた得点力とオールマイティな能力を持つ反面、突出した特徴のアピールができず、またスピードに欠ける弱点を克服できずに出場機会を得ることがなかなかできなかった。
本人が大学への進学を希望した事により(クラブ側から監督の構想外であることから進学を勧められた、という報道もある。ちなみに岡本は進学校である磐田南高校の出身である)、2006年シーズンの契約をもってチームを退団した。2007年3月8日、本人より順天堂大学への入学が決定したとジュビロ磐田会員専用サイト内にて発表。(中略)
1年生で出場した天皇杯では、3回戦でベガルタ仙台を相手に延長後半に2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。また、4回戦で古巣のジュビロ磐田と対戦し、チーム唯一の得点をマーク。試合には負けたものの、試合前、および試合後にはジュビロサポーターからも大きな声援を受け、人気の高さがうかがえた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E9%81%94%E4%B9%9F
-----引用 ここまで-----
藤井貴 磐田 → (愛媛) → 磐田 → 静岡FC(東海1部) → 岩手八幡平(岩手県4部) → 長野(JFL) → 秋田 → 琉球
同じく静岡県選抜でプロ内定。ただ、メモはそれ以外になく、印象に残りませんでした。
プロ入り後はJリーグから離れたものの、Jリーグ(J3)に復帰。岩手県4部という下部でプレーしてからの復活って、かなり珍しいパターンじゃないですかね?
以下は途中出場だった選手。
中島良輔 磐田 → 静岡産業大学 → 不明
1年生でU-16代表。小柄な選手。左サイドハーフに入りました。思い切ったシュートの場面もあり、良い印象でした。
宮本裕太郎 静岡産業大学 → 不明
以上、スタメンからは7人がプロ入り(Jリーグ入り)、出場選手13人からは8人。やはりかなり豪華なメンバーでしたね。
■2017/12/02 ジュビロ磐田の感想 小川 大貴、アダイウトン、中村俊輔、川又 堅碁な
磐田 0-0 鹿島
久しぶりにジュビロ磐田を見ました。中村俊輔がいるって違和感ありますね…。
今の磐田は守備意識が高く、リーグで最も失点が少ないとのこと。3バック、4バック併用で今日は3バックを採用してきました。そして、終盤には4バック…というフレキシブルなやり方。おもしろいですね。
NHKの紹介では、とりあえず最初は以下のような3-4-2-1になっていました。
GK 21カミンスキー
DF 3大井 健太郎
DF 35森下 俊
DF 41高橋 祥平
MF 24小川 大貴
初見。中盤の4枚並べたうちの右。後半は選手交代もあって左に回ります。守備で頑張るところもあったのですが、スピードあるドリブルあって、 攻撃で良さ感じた選手です。
で、攻撃で良さ感じた選手だったので、ポジション見たらDFであれ?と驚き。もともとDFが本職のようですね。検索してみると、スピードはあるものの、ドリブルはイマイチとの評価でした。
ジュビロ磐田U-18出身で、明治大学に行って戻ってきて26歳の選手。左に回っていたように、両足使えるのがポイントみたいですね。こういう選手が1人いると便利です。
MF 40川辺 駿
初見。中盤で4枚並べたうちの右の真ん中。フォーメーションからして守備を期待されているのんじゃないかと思いますが、運動量が多く前線まで何度も上がってきていました。
ドリブルはすごい!って感じではないものの、よく仕掛けているのは良いところですね。気持ちは強そうだし、若いなら伸びそうなタイプ。若くなかったら、もうこれ以上伸びないでしょうけど…。
経歴見ると、サンフレッチェユース時代にプロ契約。なので、もちろんサンフレッチェには昇格できたのですが、レンタルでジュビロに。ジュビロではもう3年やっているらしいです。結局、22歳とまだ若い選手でした。各年代の代表経験はあり。やはり守備的な中盤が本職だが、トップ下の経験もしたそうです。
MF 8ムサエフ
MF 13宮崎 智彦
MF 10中村 俊輔
紹介見ると、3-4-2-1で、3トップにも見えなくはないんですが、見ていると1トップって感じですかね。中村俊輔は中盤6枚で攻撃的な2枚の右という紹介。ただ、やはり下がってくるなど、フリー的に動いています。
長く一番好きな選手だったし、高校以来途切れることなく好きな選手。スピードや運動量で勝負するタイプではないなので、長持ちするんじゃないかと思います。
チームの中心という感じで、俊輔のところに入ると落ち着くし、相手としては怖いな…という。鹿島も人かけて守っていたが、そうなるとマークがずれてくるのでそれも嫌。鹿島ファンとしては怖かったです。
あと、なんと言ってもセットプレーがいちいち怖い…という。中央でもサイドでもCKでも、全部気をつけなくちゃいけません。 見ていて、嫌で嫌で仕方なかったです。
これらは以前からなのですが、変わったなと思ったのが、守備意識の高さ。しかも、泥臭い守備や、スライディングで取りに行くプレーを何度も見せていました。日本でトップクラスの実績あるベテランがこれだけやると、こりゃ若い選手も頑張らなくちゃ!と思うでしょう。良いプレーでした。
MF 15アダイウトン
3-4-2-1でFWの下の左。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、1トップのような感じでアダイウトンはMFのイメージ。途中から右にもいました。
前半早い時間に左にスペースあって、スピードを見せるプレー。テクニックもあるようで、ターンしながらというおもしろいドリブル。ほとんどスピードを落とさずにターンしながら抜いてくるというめちゃくちゃなことしていました。
Wikipedia見ると、ドリブルはやはり特徴とのこと。ブラジル時代はいろいろなクラブでプレー、レンタル多いし、中心選手ではなかったのかもしれません。代表歴もないようです。でも、怖さ感じさせるすごく良い選手だと思いました。
FW 20川又 堅碁
3-4-2-1のトップ。紹介見ると、3トップにも見えなくはないが、川又の1トップのように思えました。
特別印象に残るプレーはなかったんですけど、体張って頑張っていたし、スピードもあるし良いセンターフォワードという印象。背もまずまずあるのかな?
Wikipediaを見ると、184cmで日本人としてはやはり大きいですね。高校時代に特別指定選手でJ2愛媛FCでJデビュー。新潟でプロ入り、名古屋を経て、磐田は今年からだそうな。代表経験もあるとのこと。
今日の試合では体張って頑張っているように見えたのですけど、ポストプレーはむしろすごい苦手との評価を検索で発見。一方、スピードは持ち味みたい。じゃあ、そもそもセンターフォワードタイプじゃないのかもしれませんね…。
2025年3月26日水曜日
FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)
■2014/9/7 FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)
■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較
■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング
■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?
■2018/06/19 2018ロシアワールドカップのELOレーティング
■2014/9/7 FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)
ワールドカップ2014でドイツが優勝したのは運の良さが半分以上?で印象的だったのは、FIFAのランキングよりもELOレーティングの方が試合の勝敗をより正確に予測できるというものです。
FIFAランキングの当てにならなさは実感があります。とはいえ、それより正確だというレーティングがあるというのですから、興味あるところです。 このELOレーティングとはどんなレーティングなのでしょう?
まず、読み方の話ですが、ELOレーティングは「エロレーティング」ではないようです。Wikipediaでは「イロレーティング」という日本語表記を用いていました。"ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(Arpad Emrick Elo)に由来する"そうです。
ただし、Wikipediaの編集者によると、呼び名は暫定的なもののようです。"音訳している適切な資料がウェブ上に見つからなかったので、仮に「アルパド・イロ」としてしまったのですが、このまま定着しそうで少し不安があります"としていました。
"ハンガリー語の項目では「é [eː] eの長音だが、eよりもやや狭い。イとエの中間のような音。」"などから、「イェロ」を提案している方もいます。"英語の発音を重視するなら「イロ」だと思いますが…"ということで、やはり難しそうな感じです。
ところで、このELOレーティングはサッカー専門のレーティングではないです。それどころかサッカーでは有名じゃないみたいですね。有名なのはチェス。"チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法"と説明されています。
Wikipediaでは、以下のようにも説明がありました。
-----引用 ここから-----
チェスでは国際チェス連盟の公式レーティングに採用されるなど、強さを示す指標として用いられている。日本では、将棋倶楽部24などで、イロレーティングを簡素化した算出法を採用している。
-----引用 ここまで-----
ELOレーティングのポイントは以下の3点です。
-----引用 ここから-----
ゲームの結果は一方の勝ち、一方の負けのみとし、引き分けは考慮しない(0.5勝0.5敗と扱うものとする)。
200点のレート差がある対局者間では、レートの高い側が約76パーセントの確率で勝利する。
平均的な対局者のレートを1500とする。
-----引用 ここまで-----
ただ、"FIDE(引用者注:国際チェス連盟)の公式レーティングは1985年ごろから年に数点づつインフレを起こしており、これがグランドマスターをはじめタイトル保持者の増加につながっている"とありますので、問題点もあるのかもしれません。
■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較
2018年のワールドカップのときはELOレーティングの記録が遅れてしまったので、2022年のワールドカップ前の順位をメモ。手間がかかるのですが、ついでにFIFAランキングと日本のtotoオッズもいっしょに調べて比較してみました。
この紹介の前に、ざっくりと雑感を。3つの指標でブラジルはすべて1位という安定感。アルゼンチンも2~3位で安定していますが、スペインがELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズでそれぞれ3位、7位、6位とやや乖離が見られます。オランダも同型で4位、8位、8位です。
逆にベルギー、フランスはFIFAの方が良いタイプ。ドイツは10位、11位、5位とtotoだけ良いという変わったタイプです。
ベスト10では唯一、私が好きなイタリアがそれぞれ8位、6位と順位が良いのに出場できず。悲しさを通り越して笑えてきます。他に14位、17位のコロンビアやEROでベスト20のペルー、ウクライナ、ハンガリーあ出場できず。いずれも欧州・南米という激戦区で、アジアやアフリカの枠をあげたくなるかわいそうな地域です。
あと、この予選突破国で見ると、むしろFIFAランキングの方が正確に予想できている感じですね。試しに出場32カ国の平均順位を見てみると、EROは23.3、FIFAは21.8でFIFAの平均順位の方が高いです。EROレーティングの方が正確説に疑問を持ってしまいました…。
では、本題。この後、ELOレーティングとFIFAランキングで乖離が大きい国ランキングもやりますが、とりあえず、ベスト50とワールドカップ出場国について、ELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズの順位を紹介します。
全部は見ておらず、上記の中から…という不完全なランキングですが、ELOの順位が極端に良かったのは以下。ワールドカップにも出場しているエクアドルがトップでした。他にちゃんとワールドカップに出場しているのは、カナダだけですね。
逆にFIFAの順位が極端に良かったのは、以下のあたり。セネガル、カメルーン、チュニジア、メキシコといったちゃんとワールドカップに出場している国を評価しています。やっぱりFIFAランキングの方がいいんじゃねーか?って感じしてきちゃいますね…。予想外の結果です。
■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング
サッカーについてのELOレーティングですが、これもWikipediaに「ワールドフットボールイロレーティング」の項目がありました。
-----引用 ここから-----
トップ60ランキング 2014年7月13日更新。
イロランク チーム ポイント FIFAランク
1 ドイツ 2200 2
2 オランダ 2132 15
3 アルゼンチン 2040 5
4 コロンビア 1999 8
5 スペイン 1971 1
6 ブラジル 1958 3
7 チリ 1957 14
8 フランス 1932 17
9 ポルトガル 1895 4
10 ベルギー 1886 11
11 メキシコ 1868 20
12 ウルグアイ 1859 7
13 イングランド 1835 10
14 イタリア 1831 9
15 コスタリカ 1825 28
16 スイス 1819 6
17 アメリカ合衆国 1817 13
18 ウクライナ 1815 16
18 エクアドル 1815 26
20 ギリシャ 1794 12
21 クロアチア 1773 18
21 ロシア 1773 19
23 スウェーデン 1768 32
24 ボスニア・ヘルツェゴビナ 1759 21
25 コートジボワール 1758 23
26 セルビア 1741 30
27 デンマーク 1735 23
28 トルコ 1726 35
29 日本 1718 46
30 ナイジェリア 1715 44
31 チェコ 1713 34
32 エジプト 1705 36
33 ガーナ 1694 37
34 パラグアイ 1689 50
35 ペルー 1685 45
36 スコットランド 1684 27
37 パナマ 1683 31
38 ルーマニア 1679 29
39 ベネズエラ 1677 40
40 アルジェリア 1665 22
41 アイルランド 1661 70
42 オーストリア 1652 42
42 イラン 1652 43
44 オーストラリア 1647 62
45 フィンランド 1645 61
46 ハンガリー 1644 47
47 アラブ首長国連邦 1640 72
48 ポーランド 1628 69
49 スロベニア 1615 25
49 ブルガリア 1615 78
51 イスラエル 1610 75
52 スロバキア 1608 49
53 韓国 1605 57
53 ウズベキスタン 1605 59
55 ボリビア 1597 67
56 ノルウェー 1593 55
57 南アフリカ共和国 1590 65
58 オマーン 1589 79
59 セネガル 1586 74
60 ホンジュラス 1583 33
■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?
FIFAだと15位止まりのオランダが2位で納得感があります。一方、日本はFIFAの46位より良い29位であるのは、違和感がありますね。
乖離の大きいものを上げてみましょう。まず、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上良い国。
チーム 差 イロランク FIFAランク
アイルランド 29 41 70
ブルガリア 29 49 78
アラブ首長国連邦 25 47 72
イスラエル 24 51 75
ポーランド 21 48 69
オマーン 21 58 79
オーストラリア 18 44 62
日本 17 29 46
パラグアイ 16 34 50
フィンランド 16 45 61
セネガル 15 59 74
ナイジェリア 14 30 44
オランダ 13 2 15
コスタリカ 13 15 28
ボリビア 12 55 67
ペルー 10 35 45
逆に、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上悪い国。
ホンジュラス -27 60 33
スロベニア -24 49 25
アルジェリア -18 40 22
スイス -10 16 6
スイスの6位は過剰評価だと思ったので、こちらの方がまだマシですね。注目したいランキングです。
■2018/06/19 2018ロシアワールドカップ、ELOレーティングだと日本は強い!
本当はワールドカップ前に見ておくと良かったんですけど、忘れていました。すでにワールドカップの結果が一部入ってしまっていますけど、 2018/06/19現在のELOレーティングは以下でした。(World Football Elo Ratingsより)
過剰評価と言われるポーランドは19位で、FIFAランキングの8位よりはだいぶマシ。それでも高いですけどね。
一方、日本は44位で、日本より下のワールドカップ出場国が多いというのは意外。 FIFAランキングの61位よりかなりの高評価になっています。まあ、同じ組では最下位なんですけど。
1ブラジル
2スペイン
3ドイツ
4フランス
5ポルトガル
6アルゼンチン
7イングランド
8ベルギー
9コロンビア
10スイス
11オランダ
12ウルグアイ
13メキシコ
14デンマーク
15イタリア
16ペルー
17クロアチア
18チリ
19ポーランド
20スウェーデン
21イラン
22セルビア
23アイスランド
24ウェールズ
25米国
26スロバキア
27ウクライナ
28セネガル
29エクアドル
30ボスニア・ヘルツェゴビナ
31オーストリア
32ベネズエラ
33オーストラリア
34アイルランド
35パラグアイ
36トルコ
37ルーマニア
38コスタリカ
39チェコ共和国
40スコットランド
41ロシア
42モロッコ
43韓国
44日本
45北アイルランド
46ボリビア
47ナイジェリア
48チュニジア
49ギリシャ
50ガーナ
51カメルーン
52パナマ
53ノルウェー
54エジプト
55スロベニア
56ブルガリア
57シリア
58フィンランド
59アイボリーコースト
60ウズベキスタン
61モンテネグロ
62ブルキナファソ
63ホンジュラス
64コンゴ民主共和国
65ハンガリー
66ジャマイカ
67南アフリカ
68サウジアラビア
69アルバニア
70イラク
71オマーン
72カナダ
73中国
74アラブ首長国連邦
75イスラエル
76ベラルーシ
77マリ
78マケドニア
79グアテマラ
80アルジェリア
81ニュージーランド
82ジョージア
83ハイチ
84エストニア
85カタール
86リビア
87エルサルバドル
88ヨルダン
89ジンバブエ
90レバノン
91北朝鮮
92北キプロス
93ギニア
94アルメニア
95ザンビア
96マルティニーク
97ガボン
98カーボベルデ
99コソボ
100クウェート
■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較
■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング
■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?
■2018/06/19 2018ロシアワールドカップのELOレーティング
■2014/9/7 FIFAランキングより正確なELOレーティング(イロレーティング)
ワールドカップ2014でドイツが優勝したのは運の良さが半分以上?で印象的だったのは、FIFAのランキングよりもELOレーティングの方が試合の勝敗をより正確に予測できるというものです。
FIFAランキングの当てにならなさは実感があります。とはいえ、それより正確だというレーティングがあるというのですから、興味あるところです。 このELOレーティングとはどんなレーティングなのでしょう?
まず、読み方の話ですが、ELOレーティングは「エロレーティング」ではないようです。Wikipediaでは「イロレーティング」という日本語表記を用いていました。"ハンガリー生まれでアメリカの物理学者であるアルパド・イロ(Arpad Emrick Elo)に由来する"そうです。
ただし、Wikipediaの編集者によると、呼び名は暫定的なもののようです。"音訳している適切な資料がウェブ上に見つからなかったので、仮に「アルパド・イロ」としてしまったのですが、このまま定着しそうで少し不安があります"としていました。
"ハンガリー語の項目では「é [eː] eの長音だが、eよりもやや狭い。イとエの中間のような音。」"などから、「イェロ」を提案している方もいます。"英語の発音を重視するなら「イロ」だと思いますが…"ということで、やはり難しそうな感じです。
ところで、このELOレーティングはサッカー専門のレーティングではないです。それどころかサッカーでは有名じゃないみたいですね。有名なのはチェス。"チェスなどの2人制ゲームにおける実力の測定値(レーティング)の算出法"と説明されています。
Wikipediaでは、以下のようにも説明がありました。
-----引用 ここから-----
チェスでは国際チェス連盟の公式レーティングに採用されるなど、強さを示す指標として用いられている。日本では、将棋倶楽部24などで、イロレーティングを簡素化した算出法を採用している。
-----引用 ここまで-----
ELOレーティングのポイントは以下の3点です。
-----引用 ここから-----
ゲームの結果は一方の勝ち、一方の負けのみとし、引き分けは考慮しない(0.5勝0.5敗と扱うものとする)。
200点のレート差がある対局者間では、レートの高い側が約76パーセントの確率で勝利する。
平均的な対局者のレートを1500とする。
-----引用 ここまで-----
ただ、"FIDE(引用者注:国際チェス連盟)の公式レーティングは1985年ごろから年に数点づつインフレを起こしており、これがグランドマスターをはじめタイトル保持者の増加につながっている"とありますので、問題点もあるのかもしれません。
■2022/11/19 W杯前にELOレーティングをチェック FIFAランキングやtotoオッズと比較
2018年のワールドカップのときはELOレーティングの記録が遅れてしまったので、2022年のワールドカップ前の順位をメモ。手間がかかるのですが、ついでにFIFAランキングと日本のtotoオッズもいっしょに調べて比較してみました。
この紹介の前に、ざっくりと雑感を。3つの指標でブラジルはすべて1位という安定感。アルゼンチンも2~3位で安定していますが、スペインがELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズでそれぞれ3位、7位、6位とやや乖離が見られます。オランダも同型で4位、8位、8位です。
逆にベルギー、フランスはFIFAの方が良いタイプ。ドイツは10位、11位、5位とtotoだけ良いという変わったタイプです。
ベスト10では唯一、私が好きなイタリアがそれぞれ8位、6位と順位が良いのに出場できず。悲しさを通り越して笑えてきます。他に14位、17位のコロンビアやEROでベスト20のペルー、ウクライナ、ハンガリーあ出場できず。いずれも欧州・南米という激戦区で、アジアやアフリカの枠をあげたくなるかわいそうな地域です。
あと、この予選突破国で見ると、むしろFIFAランキングの方が正確に予想できている感じですね。試しに出場32カ国の平均順位を見てみると、EROは23.3、FIFAは21.8でFIFAの平均順位の方が高いです。EROレーティングの方が正確説に疑問を持ってしまいました…。
では、本題。この後、ELOレーティングとFIFAランキングで乖離が大きい国ランキングもやりますが、とりあえず、ベスト50とワールドカップ出場国について、ELOレーティング、FIFAランキング、totoオッズの順位を紹介します。
| ELO | 国名 | FIFA | 差 | toto | オッズ |
| 1 | ブラジル | 1 | 0 | 1 | 2.7 |
| 2 | アルゼンチン | 3 | 1 | 2 | 3.7 |
| 3 | スペイン | 7 | 4 | 6 | 7.7 |
| 4 | オランダ | 8 | 4 | 8 | 8.6 |
| 5 | ベルギー | 2 | -3 | 7 | 8 |
| 6 | ポルトガル | 9 | 3 | 9 | 10.6 |
| 7 | フランス | 4 | -3 | 3 | 4.2 |
| 8 | イタリア | 6 | -2 | ||
| 9 | デンマーク | 10 | 1 | 11 | 25.8 |
| 10 | ドイツ | 11 | 1 | 5 | 5.5 |
| 11 | ウルグアイ | 14 | 3 | 12 | 26.5 |
| 12 | クロアチア | 12 | 0 | 10 | 25.3 |
| 13 | イングランド | 5 | -8 | 4 | 5.1 |
| 14 | コロンビア | 17 | 3 | ||
| 15 | スイス | 15 | 0 | 16 | 63.3 |
| 16 | セルビア | 21 | 5 | 14 | 48.3 |
| 17 | ペルー | 23 | 6 | ||
| 18 | エクアドル | 44 | 26 | 24 | 227.9 |
| 19 | ウクライナ | 27 | 8 | ||
| 20 | ハンガリー | 36 | 16 | ||
| 21 | ポーランド | 26 | 5 | 17 | 81.2 |
| 22 | メキシコ | 13 | -9 | 15 | 48.7 |
| 23 | アメリカ | 16 | -7 | 21 | 115.8 |
| 24 | イラン | 20 | -4 | 25 | 240.4 |
| 25 | ウェールズ | 19 | -6 | 20 | 114.3 |
| 26 | チェコ | 35 | 9 | ||
| 27 | 日本 | 24 | -3 | 13 | 33.5 |
| 28 | 韓国 | 28 | 0 | 28 | 242.1 |
| 29 | カナダ | 41 | 12 | 31 | 252.6 |
| 30 | モロッコ | 22 | -8 | 30 | 252.6 |
| 31 | ノルウェー | 42 | 11 | ||
| 32 | ロシア | 33 | 1 | ||
| 33 | スコットランド | 40 | 7 | ||
| 34 | スウェーデン | 25 | -9 | ||
| 35 | コスタリカ | 31 | -4 | 23 | 221.3 |
| 36 | パラグアイ | 47 | 11 | ||
| 37 | オーストリア | 34 | -3 | ||
| 38 | オーストラリア | 38 | 0 | 27 | 242.1 |
| 39 | アルジェリア | 37 | -2 | ||
| 40 | チュニジア | 30 | -10 | 26 | 241.3 |
| 41 | トルコ | 45 | 4 | ||
| 42 | チリ | 29 | -13 | ||
| 43 | ギリシャ | 52 | 9 | ||
| 44 | セネガル | 18 | -26 | 18 | 82.6 |
| 45 | フィンランド | 56 | 11 | ||
| 46 | コートジボワール | 48 | 2 | ||
| 47 | カタール | 50 | 3 | 19 | 104.7 |
| 48 | ベネズエラ | 57 | 9 | ||
| 49 | アイルランド | 49 | 0 | ||
| 50 | スロベニア | 63 | 13 | ||
| 55 | サウジアラビア | 51 | -4 | 32 | 273.4 |
| 60 | カメルーン | 43 | -17 | 22 | 196.4 |
| 67 | ガーナ | 61 | -6 | 29 | 242.9 |
全部は見ておらず、上記の中から…という不完全なランキングですが、ELOの順位が極端に良かったのは以下。ワールドカップにも出場しているエクアドルがトップでした。他にちゃんとワールドカップに出場しているのは、カナダだけですね。
| 順位 | 国名 | ELO | FIFA | 差 |
| 1位 | エクアドル | 18 | 44 | 26 |
| 2位 | ハンガリー | 20 | 36 | 16 |
| 3位 | スロベニア | 50 | 63 | 13 |
| 4位 | カナダ | 29 | 41 | 12 |
| 5位 | ノルウェー | 31 | 42 | 11 |
| 5位 | パラグアイ | 36 | 47 | 11 |
| 5位 | フィンランド | 45 | 56 | 11 |
逆にFIFAの順位が極端に良かったのは、以下のあたり。セネガル、カメルーン、チュニジア、メキシコといったちゃんとワールドカップに出場している国を評価しています。やっぱりFIFAランキングの方がいいんじゃねーか?って感じしてきちゃいますね…。予想外の結果です。
| 順位 | 国名 | ELO | FIFA | 差 |
| 1位 | セネガル | 44 | 18 | -26 |
| 2位 | カメルーン | 60 | 43 | -17 |
| 3位 | チリ | 42 | 29 | -13 |
| 4位 | チュニジア | 40 | 30 | -10 |
| 5位 | メキシコ | 22 | 13 | -9 |
| 5位 | スウェーデン | 34 | 25 | -9 |
■2014/9/7 2014ブラジルワールドカップ後のELOレーティング
サッカーについてのELOレーティングですが、これもWikipediaに「ワールドフットボールイロレーティング」の項目がありました。
-----引用 ここから-----
トップ60ランキング 2014年7月13日更新。
イロランク チーム ポイント FIFAランク
1 ドイツ 2200 2
2 オランダ 2132 15
3 アルゼンチン 2040 5
4 コロンビア 1999 8
5 スペイン 1971 1
6 ブラジル 1958 3
7 チリ 1957 14
8 フランス 1932 17
9 ポルトガル 1895 4
10 ベルギー 1886 11
11 メキシコ 1868 20
12 ウルグアイ 1859 7
13 イングランド 1835 10
14 イタリア 1831 9
15 コスタリカ 1825 28
16 スイス 1819 6
17 アメリカ合衆国 1817 13
18 ウクライナ 1815 16
18 エクアドル 1815 26
20 ギリシャ 1794 12
21 クロアチア 1773 18
21 ロシア 1773 19
23 スウェーデン 1768 32
24 ボスニア・ヘルツェゴビナ 1759 21
25 コートジボワール 1758 23
26 セルビア 1741 30
27 デンマーク 1735 23
28 トルコ 1726 35
29 日本 1718 46
30 ナイジェリア 1715 44
31 チェコ 1713 34
32 エジプト 1705 36
33 ガーナ 1694 37
34 パラグアイ 1689 50
35 ペルー 1685 45
36 スコットランド 1684 27
37 パナマ 1683 31
38 ルーマニア 1679 29
39 ベネズエラ 1677 40
40 アルジェリア 1665 22
41 アイルランド 1661 70
42 オーストリア 1652 42
42 イラン 1652 43
44 オーストラリア 1647 62
45 フィンランド 1645 61
46 ハンガリー 1644 47
47 アラブ首長国連邦 1640 72
48 ポーランド 1628 69
49 スロベニア 1615 25
49 ブルガリア 1615 78
51 イスラエル 1610 75
52 スロバキア 1608 49
53 韓国 1605 57
53 ウズベキスタン 1605 59
55 ボリビア 1597 67
56 ノルウェー 1593 55
57 南アフリカ共和国 1590 65
58 オマーン 1589 79
59 セネガル 1586 74
60 ホンジュラス 1583 33
■2014/9/7 FIFAランキングとの差が大きい国は?
FIFAだと15位止まりのオランダが2位で納得感があります。一方、日本はFIFAの46位より良い29位であるのは、違和感がありますね。
乖離の大きいものを上げてみましょう。まず、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上良い国。
チーム 差 イロランク FIFAランク
アイルランド 29 41 70
ブルガリア 29 49 78
アラブ首長国連邦 25 47 72
イスラエル 24 51 75
ポーランド 21 48 69
オマーン 21 58 79
オーストラリア 18 44 62
日本 17 29 46
パラグアイ 16 34 50
フィンランド 16 45 61
セネガル 15 59 74
ナイジェリア 14 30 44
オランダ 13 2 15
コスタリカ 13 15 28
ボリビア 12 55 67
ペルー 10 35 45
逆に、ELOランキングがFIFAランキングより10位以上悪い国。
ホンジュラス -27 60 33
スロベニア -24 49 25
アルジェリア -18 40 22
スイス -10 16 6
スイスの6位は過剰評価だと思ったので、こちらの方がまだマシですね。注目したいランキングです。
■2018/06/19 2018ロシアワールドカップ、ELOレーティングだと日本は強い!
本当はワールドカップ前に見ておくと良かったんですけど、忘れていました。すでにワールドカップの結果が一部入ってしまっていますけど、 2018/06/19現在のELOレーティングは以下でした。(World Football Elo Ratingsより)
過剰評価と言われるポーランドは19位で、FIFAランキングの8位よりはだいぶマシ。それでも高いですけどね。
一方、日本は44位で、日本より下のワールドカップ出場国が多いというのは意外。 FIFAランキングの61位よりかなりの高評価になっています。まあ、同じ組では最下位なんですけど。
1ブラジル
2スペイン
3ドイツ
4フランス
5ポルトガル
6アルゼンチン
7イングランド
8ベルギー
9コロンビア
10スイス
11オランダ
12ウルグアイ
13メキシコ
14デンマーク
15イタリア
16ペルー
17クロアチア
18チリ
19ポーランド
20スウェーデン
21イラン
22セルビア
23アイスランド
24ウェールズ
25米国
26スロバキア
27ウクライナ
28セネガル
29エクアドル
30ボスニア・ヘルツェゴビナ
31オーストリア
32ベネズエラ
33オーストラリア
34アイルランド
35パラグアイ
36トルコ
37ルーマニア
38コスタリカ
39チェコ共和国
40スコットランド
41ロシア
42モロッコ
43韓国
44日本
45北アイルランド
46ボリビア
47ナイジェリア
48チュニジア
49ギリシャ
50ガーナ
51カメルーン
52パナマ
53ノルウェー
54エジプト
55スロベニア
56ブルガリア
57シリア
58フィンランド
59アイボリーコースト
60ウズベキスタン
61モンテネグロ
62ブルキナファソ
63ホンジュラス
64コンゴ民主共和国
65ハンガリー
66ジャマイカ
67南アフリカ
68サウジアラビア
69アルバニア
70イラク
71オマーン
72カナダ
73中国
74アラブ首長国連邦
75イスラエル
76ベラルーシ
77マリ
78マケドニア
79グアテマラ
80アルジェリア
81ニュージーランド
82ジョージア
83ハイチ
84エストニア
85カタール
86リビア
87エルサルバドル
88ヨルダン
89ジンバブエ
90レバノン
91北朝鮮
92北キプロス
93ギニア
94アルメニア
95ザンビア
96マルティニーク
97ガボン
98カーボベルデ
99コソボ
100クウェート
2025年3月15日土曜日
ダメだった親子サッカー選手 ジーコの息子は日本で2試合のみ
■2019/08/23 ダメだった親子サッカー選手 ジーコの息子は日本で2試合のみ
■2022/09/30 Jリーグなにそれ…?だったのが、開幕後は日本中で大ブームに
■2022/09/30 笑いを取る選手が多い番組の中、ジーコだけ空気読まずにクソ真面目
■2019/08/23 ダメだった親子サッカー選手 ジーコの息子は日本で2試合のみ
親子サッカー選手では、結構息子がダメダメってことありますね。Wikipediaのジュニオールの項目見ていたら、あのジーコの息子がジュニオールという名前でプロだったとわかりました。ただ、まるでダメだったようです。
Wikipediaの項目が短いので不明ですが、代表歴どころかユース代表経験もない模様。フルミネンセでプロ選手としてのキャリアをスタートさせたのですけど、父ジーコが創設したクラブCFZ・ド・リオに長く在籍。親の七光りな感じです。
2000年には、かつて父ジーコが在籍したセリエA・ウディネーゼ・カルチョの入団テストを受けたが、契約には至らず。その後はUSAのニューイングランド・レヴォリューション、2003年はJ2のサガン鳥栖へとそれぞれCFZ・ド・リオからの期限付き移籍で在籍ということで、日本にも来ています。しかし、J2です。
しかも、J2のサガン鳥栖では開幕の一週間前にようやく来日したものの、低調なパフォーマンスが続き6月に契約解除されたとのこと。「J2通算 2試合出場0得点」とのことで、まるでダメです。
引退後はCFZの社長を務めているということで、最後まで親の七光りな感じでした。
■2022/09/30 Jリーグなにそれ…?だったのが、開幕後は日本中で大ブームに
ジーコの話をどこかに追記…と思ってここに追記することにしたんですが、読み直してみるとあんまりいい話じゃなかったですね…。「でも、まあ、いいや」ということで、そのままここに書きます。
昔のビデオテープを整理していたら、Jリーグ A GOGO!!のスペシャルのときの映像が出てきました。タイトル見て民放のサッカー番組じゃなかったっけ?と思っていたのですが、司会を見てあれ?と。NHKの番組だったようです。
…と書いてからウィキペディア見たら、やっぱり民放でした。でも、司会は以下と全然違うんですよね。テープのメモが間違っていた可能性もありそう。飛ばし飛ばしで見ていますし、思い込みで見ていて、きちんと確認していませんでした。
<『Jリーグ A GOGO!!』(ジェイリーグ・ア・ゴーゴー)は、1993年4月から1996年9月までテレビ朝日で放送されていた生放送のサッカー関連の情報番組である>
<Jリーグ開幕直前の時期にスタート。番組は週末のJリーグの試合結果や海外のサッカー情報などを伝えていた。また、選手を生出演させてインタビューをする企画もあった>
<司会
うじきつよし(1993年4月 - 1994年9月) → 朝岡聡(当時テレビ朝日アナウンサー、1994年10月 - 1996年9月)
鈴木杏樹(1993年4月 - 1995年3月) → 山内木の実(1995年4月 - 1996年9月)>
https://ja.wikipedia.org/wiki/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0_A_GOGO!!
ちなみにNHKのサッカー番組としては、「Jリーグタイム」が該当。NHK BS1で放送されているJリーグの試合結果の詳細を放送するダイジェスト番組です。ただし、放送開始は2006年4月から。前番組である『速報Jリーグ』も2001年から2005年シーズンの試合終了直後にNHK-BS1で放送されていた30分のダイジェスト番組です。
一方、私が見たのは、1993年のJリーグ開幕した年のもの。当時は2期制でチャンピオンシップがあり、2ndステージが終わって、チャンピオンシップの前でした。
<1993年のJリーグは、リーグ戦が5月15日に開幕、12月15日に日程を終了し、翌1994年1月9日、1月16日にチャンピオンシップを行った。リーグの優勝クラブはサントリーシリーズが鹿島アントラーズ、NICOSシリーズがヴェルディ川崎で、チャンピオンシップにより決定された年間総合優勝はV川崎である>
https://ja.wikipedia.org/wiki/1993%E5%B9%B4%E3%81%AEJ%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0
Jリーグ開幕でいきなり大ブームになり、日本で最もJリーグが盛り上がった年でした。番組内でも開幕前と開幕後の街頭インタビューの違いを放映。「Jリーグ?ちょっとわからないですね…」というのが、「知ってます!知ってます!」といった感じに変化。私もサッカーは全然だったのにいきなり夢中になりましたね。懐かしいです。
■2022/09/30 笑いを取る選手が多い番組の中、ジーコだけ空気読まずにクソ真面目
ジーコの話に行く前に長くなってしまったのですが、まだまだジーコの話に行けません。
このJリーグ A GOGO!!…だと思われる番組のスペシャルはいつもと全然違う内容で、ホテルの結婚式風の形式。当時10チームあったクラブ(ただし、フリューゲルスだけ遅刻。森敦彦とモネールともう1人は忘れました)から3人もしくは2人の選手が来ており、その他に、芸能人サポーターが1人ずつつくという豪華さでした。
この芸能人サポーターは、アイドルやきれい系の女性芸能人が結構いた感じですが、鹿島アントラーズはなぜか怪談家の稲川淳二さんで笑いました。番組では聞き取れなかったんですが、何かが鹿島の近くにあるという話をしていました。ウィキペディアを見ると、出身は東京都であり、茨城県ではありません。ただ、「東京都中野区に在住。自身の工房は茨城県にある」とのことで、それが縁みたいですね。
さて、肝心のジーコの話。番組やVTRでは笑いを取る選手が多い中、唯一クソ真面目で空気を読んでいなかったのがジーコだったんですよ。外国人選手だから…ということもなく、他の外国人選手ともノリが違う感じです。
ジーコは鹿島枠以外に、日本とブラジルの国交かなにかを記念してチャリティを行ったこきにも壇上に呼ばれて挨拶。内容がお固いものであったので当然と言えば当然なのですが、とにかくクソ真面目にコメントしていたのが、印象に残りました。
この場面の前に、フリューゲルスの前園真聖が担当だったと思うのですが、寮の案内VTRがあったときに、寮は汚いですよね…という話に。川淵三郎チェアマンは「むしろ寮がきれいだと落ち着かないですよね」と言っていたのですが、そのときに稲川淳二さんが「ジーコさんはそういうのはないです。きちんとします」みたいな話をしていました。
このときは冗談かな?と思っていたのですが、その後の上記のコメントなんか見ると、本当クソ真面目なのかも。スター選手って感じじゃないですね。
もともとジーコさんは鹿島アントラーズにプロ精神を植え付けた人と言われていました。それまでの日本のサッカーで遠征というと、「夜は現地の食事が楽しみ」みたいな感じがあったそう。それが楽しみでも別にいいじゃないと私は思うのですが、ジーコさんは「そうじゃない。プロなんだから遊びに行くんじゃない。サッカーするために行くんだ」といったことを教えたそうです。
番組で出ていた他のチームが笑いを取っていたように、自由な雰囲気が強いチームが多かった感じ。ただ、当時の鹿島はそうじゃなかったのかもしれません。こういうやり方が必ずしも良いとも思わないのですし、研究でも楽しむことの大切さが指摘されています。
ただ、2部相当だった鹿島アントラーズがいきなり最初のリーグ戦で優勝しており、結果を見ると大成功。初期のJリーグでは他にも世界的な選手がかなりいたので、有名選手加入だけでは説明できない結果。ジーコの教えが効果あったのかもしれません。
■2022/09/30 Jリーグなにそれ…?だったのが、開幕後は日本中で大ブームに
■2022/09/30 笑いを取る選手が多い番組の中、ジーコだけ空気読まずにクソ真面目
■2019/08/23 ダメだった親子サッカー選手 ジーコの息子は日本で2試合のみ
親子サッカー選手では、結構息子がダメダメってことありますね。Wikipediaのジュニオールの項目見ていたら、あのジーコの息子がジュニオールという名前でプロだったとわかりました。ただ、まるでダメだったようです。
Wikipediaの項目が短いので不明ですが、代表歴どころかユース代表経験もない模様。フルミネンセでプロ選手としてのキャリアをスタートさせたのですけど、父ジーコが創設したクラブCFZ・ド・リオに長く在籍。親の七光りな感じです。
2000年には、かつて父ジーコが在籍したセリエA・ウディネーゼ・カルチョの入団テストを受けたが、契約には至らず。その後はUSAのニューイングランド・レヴォリューション、2003年はJ2のサガン鳥栖へとそれぞれCFZ・ド・リオからの期限付き移籍で在籍ということで、日本にも来ています。しかし、J2です。
しかも、J2のサガン鳥栖では開幕の一週間前にようやく来日したものの、低調なパフォーマンスが続き6月に契約解除されたとのこと。「J2通算 2試合出場0得点」とのことで、まるでダメです。
引退後はCFZの社長を務めているということで、最後まで親の七光りな感じでした。
■2022/09/30 Jリーグなにそれ…?だったのが、開幕後は日本中で大ブームに
ジーコの話をどこかに追記…と思ってここに追記することにしたんですが、読み直してみるとあんまりいい話じゃなかったですね…。「でも、まあ、いいや」ということで、そのままここに書きます。
昔のビデオテープを整理していたら、Jリーグ A GOGO!!のスペシャルのときの映像が出てきました。タイトル見て民放のサッカー番組じゃなかったっけ?と思っていたのですが、司会を見てあれ?と。NHKの番組だったようです。
…と書いてからウィキペディア見たら、やっぱり民放でした。でも、司会は以下と全然違うんですよね。テープのメモが間違っていた可能性もありそう。飛ばし飛ばしで見ていますし、思い込みで見ていて、きちんと確認していませんでした。
<『Jリーグ A GOGO!!』(ジェイリーグ・ア・ゴーゴー)は、1993年4月から1996年9月までテレビ朝日で放送されていた生放送のサッカー関連の情報番組である>
<Jリーグ開幕直前の時期にスタート。番組は週末のJリーグの試合結果や海外のサッカー情報などを伝えていた。また、選手を生出演させてインタビューをする企画もあった>
<司会
うじきつよし(1993年4月 - 1994年9月) → 朝岡聡(当時テレビ朝日アナウンサー、1994年10月 - 1996年9月)
鈴木杏樹(1993年4月 - 1995年3月) → 山内木の実(1995年4月 - 1996年9月)>
https://ja.wikipedia.org/wiki/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0_A_GOGO!!
ちなみにNHKのサッカー番組としては、「Jリーグタイム」が該当。NHK BS1で放送されているJリーグの試合結果の詳細を放送するダイジェスト番組です。ただし、放送開始は2006年4月から。前番組である『速報Jリーグ』も2001年から2005年シーズンの試合終了直後にNHK-BS1で放送されていた30分のダイジェスト番組です。
一方、私が見たのは、1993年のJリーグ開幕した年のもの。当時は2期制でチャンピオンシップがあり、2ndステージが終わって、チャンピオンシップの前でした。
<1993年のJリーグは、リーグ戦が5月15日に開幕、12月15日に日程を終了し、翌1994年1月9日、1月16日にチャンピオンシップを行った。リーグの優勝クラブはサントリーシリーズが鹿島アントラーズ、NICOSシリーズがヴェルディ川崎で、チャンピオンシップにより決定された年間総合優勝はV川崎である>
https://ja.wikipedia.org/wiki/1993%E5%B9%B4%E3%81%AEJ%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0
Jリーグ開幕でいきなり大ブームになり、日本で最もJリーグが盛り上がった年でした。番組内でも開幕前と開幕後の街頭インタビューの違いを放映。「Jリーグ?ちょっとわからないですね…」というのが、「知ってます!知ってます!」といった感じに変化。私もサッカーは全然だったのにいきなり夢中になりましたね。懐かしいです。
■2022/09/30 笑いを取る選手が多い番組の中、ジーコだけ空気読まずにクソ真面目
ジーコの話に行く前に長くなってしまったのですが、まだまだジーコの話に行けません。
このJリーグ A GOGO!!…だと思われる番組のスペシャルはいつもと全然違う内容で、ホテルの結婚式風の形式。当時10チームあったクラブ(ただし、フリューゲルスだけ遅刻。森敦彦とモネールともう1人は忘れました)から3人もしくは2人の選手が来ており、その他に、芸能人サポーターが1人ずつつくという豪華さでした。
この芸能人サポーターは、アイドルやきれい系の女性芸能人が結構いた感じですが、鹿島アントラーズはなぜか怪談家の稲川淳二さんで笑いました。番組では聞き取れなかったんですが、何かが鹿島の近くにあるという話をしていました。ウィキペディアを見ると、出身は東京都であり、茨城県ではありません。ただ、「東京都中野区に在住。自身の工房は茨城県にある」とのことで、それが縁みたいですね。
さて、肝心のジーコの話。番組やVTRでは笑いを取る選手が多い中、唯一クソ真面目で空気を読んでいなかったのがジーコだったんですよ。外国人選手だから…ということもなく、他の外国人選手ともノリが違う感じです。
ジーコは鹿島枠以外に、日本とブラジルの国交かなにかを記念してチャリティを行ったこきにも壇上に呼ばれて挨拶。内容がお固いものであったので当然と言えば当然なのですが、とにかくクソ真面目にコメントしていたのが、印象に残りました。
この場面の前に、フリューゲルスの前園真聖が担当だったと思うのですが、寮の案内VTRがあったときに、寮は汚いですよね…という話に。川淵三郎チェアマンは「むしろ寮がきれいだと落ち着かないですよね」と言っていたのですが、そのときに稲川淳二さんが「ジーコさんはそういうのはないです。きちんとします」みたいな話をしていました。
このときは冗談かな?と思っていたのですが、その後の上記のコメントなんか見ると、本当クソ真面目なのかも。スター選手って感じじゃないですね。
もともとジーコさんは鹿島アントラーズにプロ精神を植え付けた人と言われていました。それまでの日本のサッカーで遠征というと、「夜は現地の食事が楽しみ」みたいな感じがあったそう。それが楽しみでも別にいいじゃないと私は思うのですが、ジーコさんは「そうじゃない。プロなんだから遊びに行くんじゃない。サッカーするために行くんだ」といったことを教えたそうです。
番組で出ていた他のチームが笑いを取っていたように、自由な雰囲気が強いチームが多かった感じ。ただ、当時の鹿島はそうじゃなかったのかもしれません。こういうやり方が必ずしも良いとも思わないのですし、研究でも楽しむことの大切さが指摘されています。
ただ、2部相当だった鹿島アントラーズがいきなり最初のリーグ戦で優勝しており、結果を見ると大成功。初期のJリーグでは他にも世界的な選手がかなりいたので、有名選手加入だけでは説明できない結果。ジーコの教えが効果あったのかもしれません。
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